JP5217315B2 - 水陸両用車 - Google Patents

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Description

本発明は、水上航行機能及び陸上走行機能を備えた水陸両用車に関する。
水陸両用車には種々のものが開発されているが、例えば下記特許文献1には、簡単な構成で軽量・小型の水陸両用車のパワートレイン構造を提供することを目的とし、水陸両用車両の前部にエンジンを横置きに配置し、エンジンの動力を前輪駆動軸またはこれに直交するスクリュー駆動軸に選択的あるいは同時に伝達するための切替機構をトランスミッションに設けることにより上記目的を達成する発明が開示されている。
また、水陸両用車については、このような特許文献1に開示されたものの他に、下記特許文献2〜7に種々の目的に即したものが開示されている。
特開平05−208605号公報 特開平09−136519号公報 特開平05−008621号公報 特開平05−024420号公報 特開2000−071704号公報 特開2004−306953号公報 特開2002−211223号公報
しかしながら、上記従来の各種水陸両用車は、パワートレインの動力としての効率向上を目的(技術課題)とするものではなく、パワートレインの効率向上という技術課題について何らかの解決策を提供するものではない。
従来の水陸両用車は、レジャー用あるいは軍事用のものが多く、パワートレインの動力としての効率は、技術開発上、重要なテーマではなかった。しかしながら、例えば産業用途において、あるときには荷物の陸上運搬車両として使用し、また必要に応じて陸上運搬から切り替えて川や海等の水上運搬車両として水陸両用車を利用しようとした場合、パワートレインの効率は、極めて重要な開発テーマとなる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、動力の効率を従来よりも向上させることが可能な水陸両用車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、第1の解決手段として、発電機と、該発電機が発生した電力を充電するバッテリと、該バッテリの端子電圧が所定のしきい値を下回ると、発電機を駆動するエンジンと、発電機が発生する電力あるいは/及びバッテリから供給される電力を陸上走行用駆動電力に変換する陸上走行用駆動装置と、該陸上走行用駆動装置によって駆動される陸上走行用電動機と、該陸上走行用電動機によって回転駆動される車輪と、発電機が発生する電力あるいはバッテリから供給される電力によって水上航行用電動機を駆動することにより推力を発生する推力発生器と、陸上走行時の走行方向を設定する陸上走行用操舵装置と、水上航行時の走行方向を設定する水上航行用操舵装置とを具備する、という手段を採用する。
第2の解決手段として、上記第1の手段において、推力発生器はポッド推進器である、という手段を採用する。
第3の解決手段として、上記第2の手段において、ポッド推進器は二重反転方式のポッド推進器である、という手段を採用する。
第4の解決手段として、上記第1〜第3いずれかの手段において、単一の電動機を前記水上航行用電動機あるいは前記陸上走行用電動機として共用する、という手段を採用する。
第5の解決手段として、上記第1〜第4いずれかの手段において、共通の操作ハンドルによって陸上走行用操舵装置と水上航行用操舵装置とを択一的に操作する、という手段を採用する。
本発明によれば、バッテリの端子電圧が所定のしきい値を上回る場合はバッテリの電力によって陸上走行用電動機あるいは水上航行用電動機を駆動し、一方、バッテリの端子電圧が所定のしきい値を下回る場合には、エンジンで発電機を駆動してバッテリに充電すると共に発電機の電力によって陸上走行用電動機あるいは水上航行用電動機を駆動するので、エンジンの動力のみによって陸上走行及び水上航行する従来のパワートレイン構造よりも動力の効率を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の各実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係る水陸両用車Aの要部機能構成を示すブロック図である。
本水陸両用車Aは、この図に示すように車両本体A1、ポッド(POD)推進器A2及び当該ポッド推進器A2を車両本体A1の底に旋回自在に固定する旋回機構A3から構成されている。車両本体A1は、動力発生機能と陸上走行機能と主な機能とし、車体1、エンジン2、発電機3、整流器4、バッテリ5、本体用インバータ6、本体用モータ7、ディファレンシャルギヤ8、後輪9、ハンドル10、連結機構11a,11b、前輪12及び車両制御装置17を備えている。一方、ポッド推進器A2は、水上を航行するための機能部(推力発生器)であり、POD筐体13、POD用インバータ14、POD用モータ15及びプロペラ16を備えている。
車体1は、本水陸両用車Aの基本的な支持構造体であり、他の各機能構成要素、つまりエンジン2、発電機3、整流器4、バッテリ5、本体用インバータ6、本体用モータ7、ディファレンシャルギヤ8、後輪9、ハンドル10、連結機構スイッチ11a,11b及び前輪12を支持するためのものである。エンジン2は、車両制御装置17による制御の下で発電機3を駆動する動力源であり、いわゆる「自動車」として道路上を走行する車両が備えている内燃機関(例えばガソリンエンジンあるいはディーゼルエンジン)である。
発電機3は、上記エンジン2によって駆動されることにより所定周波数の交流電力を発生させるものであり、当該交流電力を整流器4に出力する。整流器4は、上記交流電力を整流して直流電力に変換してバッテリ5及び本体用インバータ6に出力する。バッテリ5は、負荷として接続された本体用インバータ6及びPOD用インバータ13の負荷状況に応じて上記直流電力を蓄電/放電するものであり、例えば鉛蓄電池、ニッケル水素電池あるいはリチウムイオン電池である。
本体用インバータ6は、車両制御装置17による制御の下で上記整流器4から供給される直流電力あるいは/及びバッテリ5から供給される直流電力を交流の陸上走行用駆動電力に変換し、当該駆動電力によって本体用モータ7を駆動する駆動装置である。本体用モータ7は、本体用インバータ6から供給される陸上走行用駆動電力によって後輪9(ディファレンシャルギヤ8をを介して)を回転駆動する陸上走行用電動機であり、例えば三相ブラシレスDCモータである。
ディファレンシャルギヤ8は、複数の歯車を組み合わせて構成された動力伝達機構(差動歯車)であり、本体用モータ7の駆動力を左右の後輪9に個別に伝達する。後輪9は、左右一対からなる駆動輪であ、ディファレンシャルギヤ8を介して本体用モータ7から伝達される動力によって回転する。ハンドル10は、本水陸両用車Aの陸上走行方向及び水上航行方向を設定するために運転者によって操作されるものであり、連結機構11aを介して前輪12に接続されると共に、連結機構11bを介して旋回機構A3に接続される。
連結機構11aは、ハンドル10と前輪12との機械的な接続をON/OFFするものであり、車両制御装置17によって制御される。すなわち、連結機構11aは、本水陸両用車Aが陸上を走行する場合は、ON状態、つまりハンドル10と前輪12とを機械的に接続する状態に設定され、本水陸両用車Aが水上を航行する場合には、OFF状態、つまりハンドル10と前輪12との機械的な接続を乖離する状態に設定される。
連結機構11bは、ハンドル10と旋回機構A3との機械的な接続をON/OFFするものであり、上記連結機構11aと同様に車両制御装置17によって制御される。すなわち、連結機構11aは、上記連結機構11aとは逆に制御されるものであり、本水陸両用車Aが陸上を走行する場合は、OFF状態、つまりハンドル10と旋回機構A3との機械的な接続を乖離する状態に設定され、本水陸両用車Aが水上を航行する場合には、ON状態、つまりハンドル10と旋回機構A3とを機械的に接続する状態に設定される。
前輪12は、車体1に回転自在に取り付けられると共に、上記ハンドル10の操作に応じて車体1に対する向きが変更される。
なお、本水陸両用車Aは、フロントエンジン・リヤドライブ方式(FR方式)を採用しており、つまり重量物である上記エンジン2は車体1の前部に配置され、かつ後輪9を駆動輪とするように構成されている。
続いて、POD筐体13は、水上航行時において喫水線下に位置するポッド推進器A2の推進抵抗を極力低減する形状、例えば円筒状かつ先端部及び後端部が緩やかに縮径する形状に形状設定されており、旋回機構A3を介して車体1の底部に収納自在に取り付けられている。また、このようなPOD筐体13の先端部には、図示するようにプロペラ16が取り付けられている。
旋回機構A3は、ハンドル10の操作に基づいてポッド推進器A2の車体1に対する向き、つまりプロペラ16の回転面に直行する向きでPOD筐体13の中心軸線方向(推進方向)を設定する。
POD用インバータ14は、車両制御装置17による制御の下で上記整流器4から供給される直流電力あるいは/及びバッテリ5から供給される直流電力を交流の水上航行用駆動電力に変換し、当該水上航行用駆動電力によってPOD用モータ15を駆動する駆動装置である。POD用モータ15は、上記POD用インバータ14から供給される水上航行用駆動電力によってプロペラ16を回転駆動する水上航行用電動機であり、例えば三相ブラシレスDCモータである。プロペラ16は、回転によって推力を発生させて水上において本水陸両用車Aを推進させる。
車両制御装置17は、本水陸両用車Aの全体動作を制御するものである。本水陸両用車Aは、例えばバッテリ5の端子電圧に基づくエンジン2の起動/停止制御、運転員の操作指示に基づく連結機構11a,11bの切替制御、運転員の操作指示に基づく本体用インバータ6及び本体用インバータ6の動作制御及び同じく運転員の操作指示に基づくポッド推進器A2の車体1内への収納制御等を行う。
次に、このように構成された本水陸両用車Aの動作について詳しく説明する。
本水陸両用車Aが陸上走行する場合、上記車両制御装置17は、ポッド推進器A2を車体1内に収納させ、また連結機構11aをON状態かつ連結機構11bをOFF状態に設定し、また本体用インバータ6のみを作動させる。この結果、本水陸両用車Aは、ポッド推進器A2が後輪9及び前輪12の地面に対する接地を阻害しない状態となり、運転者によるハンドル10の操作によって走行方向が設定され、また後輪9に動力が伝達される状態となる。
そして、車両制御装置17は、バッテリ5の端子電圧が所定のしきい値を上回る場合、エンジン2を停止状態とし、バッテリ5から本体用インバータ6に供給される直流電力によって当該本体用インバータ6を駆動させる。そして、本体用インバータ6は、このようにしてバッテリ5から供給される直流電力を交流の陸上走行用駆動電力に変換して本体用モータ7に供給することにより、当該本体用モータ7を駆動して回転動力を発生させる。そして、この本体用モータ7の回転動力によって後輪9が回転することにより、本水陸両用車Aは陸上を走行する。
一方、車両制御装置17は、バッテリ5の端子電圧が所定のしきい値を下回る場合には、エンジン2を起動して発電機3を駆動することにより、整流器4を介してバッテリ5に直流電力を供給(充電)すると共に本体用インバータ6に直流電力を供給して本体用モータ7を駆動させる。この結果、後輪9は、エンジン2によって駆動される発電機3の電力に基づいて回転する。
すなわち、本水陸両用車Aは、バッテリ5の端子電圧が所定のしきい値を上回る場合は、バッテリ5から本体用インバータ6に供給される直流電力に基づいて走行し、一方、バッテリ5の端子電圧が上記所定のしきい値を下回る場合には、エンジン2によって駆動される発電機3の電力に基づいて走行する。
ところで、本水陸両用車Aが水上航行する場合、上記車両制御装置17は、ポッド推進器A2を車体1の底部から下方に突出させ、また連結機構11aをOFF状態かつ連結機構11bをON状態に設定し、またPOD用インバータ14のみを作動させる。この結果、本水陸両用車Aは、水上航行が可能な状態となり、運転者によるハンドル10の操作によって航行方向が設定され、またプロペラ16に動力が伝達される状態となる。
そして、車両制御装置17は、バッテリ5の端子電圧が所定のしきい値を上回る場合、エンジン2を停止状態とし、バッテリ5からPOD用インバータ14に供給される直流電力によって当該POD用インバータ14を駆動させる。そして、POD用インバータ14は、このようにしてバッテリ5から供給される直流電力を交流の陸上走行用駆動電力に変換してPOD用モータ15に供給することにより、当該POD用モータ15を駆動して回転動力を発生させる。そして、このPOD用モータ15の回転動力によってプロペラ16が回転することにより、本水陸両用車Aは水上を航行する。
一方、車両制御装置17は、バッテリ5の端子電圧が所定のしきい値を下回る場合には、エンジン2を起動して発電機3を駆動することにより、整流器4を介してバッテリ5に直流電力を供給(充電)すると共にPOD用インバータ14に直流電力を供給してPOD用モータ15を駆動させる。この結果、プロペラ16は、エンジン2によって駆動される発電機3の電力に基づいて回転する。
すなわち、本水陸両用車Aは、バッテリ5の端子電圧が所定のしきい値を上回る場合は、バッテリ5からPOD用インバータ14に供給される直流電力に基づいて水上を航行し、一方、バッテリ5の端子電圧が上記所定のしきい値を下回る場合には、エンジン2によって駆動される発電機3の電力に基づいて航行する。
このような第1実施形態によれば、バッテリ5の端子電圧が所定のしきい値を上回る場合は、エンジン2を停止させてバッテリ5の電力によって本体用モータ7あるいはPOD用モータ15を駆動し、一方、バッテリ5の端子電圧が所定のしきい値を下回る場合には、エンジン2で発電機を駆動してバッテリ5に充電すると共に発電機3の電力によって本体用モータ7あるいはPOD用モータ15を駆動するので、エンジン2の動力のみによって陸上走行及び水上航行する従来の水陸両用車のパワートレイン構造よりも動力の効率を向上させることが可能であり、よって燃費を向上させることができる。
また、推進器としてポッド推進器A2を採用しているので、水上での旋回が容易である。
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について説明する。
図2は、第2実施形態に係る水陸両用車Bの要部機能構成を示すブロック図である。
本水陸両用車Bは、二重反転方式のポッド推進器B2を備えた点において上記第1実施形態の水陸両用車Aと相違する。したがって、本水陸両用車Bにおいて第1実施形態の水陸両用車Aと同一の機能構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。
本水陸両用車Bの車両本体B1は、車体1、エンジン2、発電機3、整流器4、バッテリ5、本体用インバータ6、本体用モータ7、ディファレンシャルギヤ8、後輪9、ハンドル10、連結機構11a,11b、前輪12に加え、クラッチ18,19及びプロペラ20を備えている。
追加構成要素であるクラッチ18,19及びプロペラ20のうち、クラッチ18は、本体用モータ7とディファレンシャルギヤ8との間に設けられ、車両制御装置による制御に基づいて両者の連結/乖離を行う。クラッチ19は、本体用モータ7とプロペラ20との間に設けられ、車両制御装置による制御に基づいて両者の連結/乖離を行う。プロペラ20(主プロペラ)は、プロペラ16(副プロペラ)の前方かつ同一回転中心となるように車両本体B1の底部に収納自在に設けられており、本体用モータ7の回転動力によって回転する。
本水陸両用車Bのポッド推進器B2は、POD筐体13、POD用インバータ14、POD用モータ15及びプロペラ16に加え、上記車両本体B1に備えられたプロペラ20によって構成される二重反転方式であり、同一回転中心となるように併設された一対のプロペラ16,20は、お互いの回転方向が異なるように回転駆動される。
すなわち、陸上走行する場合、車両制御装置は、ポッド推進器A2を車体1内に収納させ、また連結機構11aをON状態かつ連結機構11bをOFF状態に設定し、整流器4及びバッテリ5に本体用インバータ6のみを接続させ、さらにクラッチ18を接続状態かつクラッチ19を乖離状態とする。この結果、本水陸両用車Bは、ポッド推進器b2が後輪9及び前輪12の地面に対する接地を阻害しない状態となり、運転者によるハンドル10の操作によって走行方向が設定され、また一対のプロペラ16,20には動力が伝達されず後輪9のみに動力が伝達される。
一方、水上航行する場合、車両制御装置は、ポッド推進器B2及びプロペラ20を車体1の底部から下方に突出させ、また連結機構11aをOFF状態かつ連結機構11bをON状態に設定し、また整流器4及びバッテリ5に本体用インバータ6及びPOD用インバータ14を接続させ、さらにクラッチ18を乖離状態かつクラッチ19を接続状態とする。この結果、本水陸両用車Bは、水上航行が可能な状態となり、運転者によるハンドル10の操作によって航行方向が設定され、またプロペラ16,20に動力が伝達される。
このような二重反転方式のポッド推進器B2を備えた本水陸両用車Bによれば、上述した第1実施形態の効果に加えて、二重反転方式のポッド推進器B2を備えるので、第1実施形態の水陸両用車Aよりも推進抵抗を低減することができる。
〔第3実施形態〕
さらに、第3実施形態について説明する。
図3は、第3実施形態に係る水陸両用車Cの要部機能構成を示すブロック図である。この図に示すように、本水陸両用車Cは、上述した第2実施形態の水陸両用車Bからポッド推進器B2を削除する一方、プロペラ20に代えてプロペラ20Cを備え、また旋回機構A3に代えて舵21を連結機構11bに接続したものである。
プロペラ20Cは車体1の後端に設けられ、舵21はプロペラ20Cの後方に回動自在に設けられている。すなわち、本水陸両用車Cは、プロペラ20Cの推力のみにより水上を航行すると共に、舵21によって航行方向が設定される。
このような本水陸両用車Cによれば、上述した第1実施形態の効果に加えて、本体用モータ7が発生する動力のみによって陸上走行と水上航行を行うので構成が簡単であり、よって重量を軽減することができるので燃費の向上を図ることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記各実施形態では、フロントエンジン・リヤドライブ方式(FR方式)を採用しているが、これに代えてフロントエンジン・フロントドライブ方式(FF方式)を採用しても良い。
(2)上記各実施形態では、プロペラ16,20,20Cが発生する推力によって水上を航行するように構成したが、プロペラ16,20,20Cに代えてウォータージェット推進器を備える構成としても良い。
(3)上記各実施形態では、発電機3が発生した電力を蓄電あるいは放電する電源装置としてバッテリ5を用いたが、このバッテリ5に代えて大容量キャパシタを用いても良い。
(4)上記第2実施形態では、二重反転方式のポッド推進器B2を構成するプロペラ20(主プロペラ)を車体1に備える構成としたが、主プロペラをPOD筐体13に設けるようにして、2つの水中推進用モータで2つのプロペラを二重反転駆動してもよい。
(5)上記各実施形態では、モータとディファレンシャルギヤとを直接連結させたが、両者の間にトランスミッションを挿入することが好ましい。
本発明の第1実施形態に係わる水陸両用車の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係わる水陸両用車の機能構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係わる水陸両用車の機能構成を示すブロック図である。
符号の説明
A,B,C…水陸両用車、A1,B1,C1…車両本体、A2,B2…ポッド推進器、A3…旋回機構、1…車体、2…エンジン、3…発電機、4…整流器、5…バッテリ、6…本体用インバータ、7…本体用モータ、8…ディファレンシャルギヤ、9…後輪、10…ハンドル、11a,11b…連結機構、12…前輪、13…POD筐体、14…POD用インバータ、15…POD用モータ、16,20,20C…プロペラ、17…車両制御装置、18,19…クラッチ、21…舵

Claims (2)

  1. 発電機と、
    該発電機が発生した電力を充電するバッテリと、
    該バッテリの端子電圧が所定のしきい値を下回ると、前記発電機を駆動するエンジンと、
    前記発電機が発生する電力あるいは/及び前記バッテリから供給される電力を陸上走行用駆動電力に変換する陸上走行用駆動装置と、
    該陸上走行用駆動装置によって駆動される陸上走行用電動機と、
    該陸上走行用電動機によって回転駆動される車輪と、
    前記発電機が発生する電力あるいは前記バッテリから供給される電力によって前記陸上走行用電動機を駆動することにより主プロペラに推力を発生させると共に水上航行用電動機を駆動して副プロペラに推力を発生させる二重反転方式のポッド推進器と、
    陸上走行時の走行方向を設定する陸上走行用操舵装置と、
    水上航行時の走行方向を設定する水上航行用操舵装置と
    を具備することを特徴とする水陸両用車。
  2. 共通の操作ハンドルによって陸上走行用操舵装置と水上航行用操舵装置とを択一的に操作することを特徴とする請求項1記載の水陸両用車。
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