JP4582318B2 - 共振型電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、共振型電源装置に関し、特に、フルブリッジ動作とハーフブリッジ動作との両方の動作を切り替えて行えるフルブリッジ共振型電源装置に関する。
この技術分野において周知のように、共振型電源装置は、フルブリッジ共振型電源装置とハーフブリッジ共振型電源装置とに分類される。一般的に共振型電源装置を実現する場合、入力電源電圧が低い場合には、フルブリッジ共振型電源装置を採用することが多い。一方、入力電源電圧が高い場合には、部品点数を減らすためにも、ハーフブリッジ共振型電源装置を採用することが多い。具体的には、交流電圧が100V系の場合にはフルブリッジ共振型電源装置が採用され、交流電圧が240V系の場合にはハーフブリッジ共振型電源装置が採用される。フルブリッジ共振型電源装置は、例えば、特許文献1に開示され、ハーフブリッジ共振型電源装置は、例えば、特許文献2に開示されている。
図1にフルブリッジ共振型電源装置を示し、図2にハーフブリッジ共振型電源装置を示す。
先ず図1を参照して、フルブリッジ共振型電源装置について説明する。交流電源(図示せず)からの交流電圧を全波整流器(図示せず)で全波整流し、それを平滑コンデンサ(図示せず)で平滑して入力電源電圧Vinが得られる。すなわち、全波整流器と平滑コンデンサとによって直流電源が構成される。
入力電源電圧Vinは第1及び第2の入力端子11、12間に供給される。第1の入力端子11は電源入力端子と呼ばれ、第2の入力端子12は接地端子と呼ばれる。第1及び第2の入力端子11,12間には、第1及び第2のスイッチQ1、Q2から成る第1の直列回路と、第3及び第4のスイッチQ3、Q4から成る第2の直列回路が接続されている。第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4の各々は、Nチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(FET)からなる。第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4には、逆方向並列に第1乃至第4のクランプ用ダイオードD1、D2、D3、D4が接続されている。尚、第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4は、纏めてスイッチング手段と呼ばれる。
第1及び第2のスイッチQ1、Q2の第1の接続点21と第3及び第4のスイッチQ3、Q4の第2の接続点22との間に、トランスTの1次巻線N1と共振用コンデンサCrとのLC直列共振回路が接続されている。尚、LC直列共振回路は単に共振回路とも呼ばれる。トランスTは2次巻線N2を持つ。この2次巻線N2は、出力整流ダイオード(図示せず)を介して出力平滑コンデンサ(図示せず)に接続されている。すなわち、出力整流ダイオードと出力平滑コンデンサとによって出力整流平滑回路が構成される。尚、出力整流平滑回路は単に出力回路とも呼ばれる。
第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4のゲートにはコントローラ(図示せず)が接続される。コントローラは、第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4のオン/オフを制御する。
このような構成のフルブリッジ共振型電源回路では、コントローラは、斜めに対向するスイッチ(例えば、第1及び第4のスイッチQ1、Q4或いは第2及び第3のスイッチQ2、Q3)を同時にオンするように制御して、共振回路に電流を流すようにする。従って、共振回路の両端21、22は、交互に電源入力端子11と接地端子12に接続されることになる。その結果、共振回路は入力電源電圧Vinの2倍の電圧2Vinで駆動される。
次に図2を参照して、ハーフブリッジ共振型電源装置について説明する。ハーフブリッジ共振型電源装置は、図1における第3及び第4のスイッチQ3、Q4が削除されている点を除いて、図1に示したフルブリッジ共振型電源装置と同様の構成を有する。すなわち、電源入力端子11と第2の接続点22との間がオープンにされると共に、第2の接続点22と接地端子12との間がショートされている。
このような構成のハーフブリッジ共振型電源装置では、コントローラは、第1及び第2のトランジスタQ1、Q2を交互にオン/オフ、オフ/オンするように制御して、共振回路を駆動する。そのため、共振回路の片端21は、交互に電源入力端子11と接地端子12に接続されることになる。その結果、共振回路は入力電源電圧Vinで駆動される。
このような構成の共振型電源装置は入力電圧範囲を広く取ることが難しい。その理由は次の通りである。共振回路を流れる共振電流は、入力電源電圧Vinと共振回路のインピーダンス(共振用コンデンサCr、トランスTの1次巻線N1)により決まる。したがって、この共振電流に合わせて、共振用コンデンサCrの耐圧やトランスTの飽和電流の設計を行うからである。
共振型電源装置の一種として、100V系、240V系双方に対応するワールドワイド対応電源装置がある。すなわち、ワールドワイド対応電源装置では、入力電源電圧Vinが100V程度から240Vと2倍以上広い。従って、共振電流も2倍の範囲があることになる。しかしながら、従来の共振型電源装置では、240VでトランスTが飽和しないように設計を行うと、100V系では十分な性能を引き出せなかったり、動作不良になったりする。すなわち、従来の共振型電源装置をそのままワールドワイド対応電源装置とするには難がある。
このため、従来の共振型電源装置では、入力電源電圧Vinが一定になるような特別な回路を前段に付加したり、共振用コンデンサCrの容量値やトランスTの1次巻線N1のインダクタンス値を切り替えることによって対処している。
特開平9−163735号公報(図4) 特開平8−66025号公報
上述したように、従来の共振型電源装置では、入力電源電圧が広い範囲で変動する場合には、十分な性能を発揮できなかったり、動作不良になってしまうという問題がある。そのため、特別な回路を前段に付加したり、共振回路を構成する部品を交換する必要がある。
したがって、本発明の課題は、入力電源電圧が広い範囲で変動しても十分な性能を発揮でき、動作不良になることがない、共振型電源装置を提供することにある。
本発明の他の課題は、特別な回路を前段に付加したり、部品を交換することなしに、入力電源電圧が変動しても自動的に対応可能な、共振型電源装置を提供することにある。
本発明によれば、入力電源電圧(Vin)が印加される電源入力端子(11)と接地端子(12)を持つ共振型電源装置であって、共振回路(Cr、N1)と、前記電源入力端子と前記共振回路の一端(21)との間に接続された第1のスイッチ(Q1)と、前記共振回路の一端と前記接地端子との間に接続された第2のスイッチ(Q2)と、前記電源入力端子と前記共振回路の他端(22)との間に接続された第3のスイッチ(Q3)と、前記共振回路の他端と前記接地端子との間に接続された第4のスイッチ(Q4)とから成るスイッチング手段と、前記入力電源電圧を検出して検出信号(E)を出力する入力電圧検出回路(40)と、前記検出信号に応じて、前記スイッチング手段のオン/オフを制御することにより、前記共振型電源装置をフルブリッジ動作させるか又はハーフブリッジ動作させるかを切り替える制御手段(35,45)とを備え、
前記入力電圧検出回路(40)は、前記入力電源電圧を分圧して分圧電圧を発生する分圧手段(R1,R2)と、基準電圧を発生する基準電圧発生手段(41)と、前記分圧電圧と前記基準電圧とを比較して、前記検出信号を出力するコンパレータ(42)とから構成され、
前記制御手段は、前記第1乃至前記第4のスイッチ用の第1乃至第4の制御信号(A,B,C,D)をそれぞれ発生して、前記共振型電源装置を前記フルブリッジ動作させるように制御するコントローラ(35)と、前記検出信号(E)に基いて、前記第3及び前記第4の制御信号を変更して、変更した第3及び第4の制御信号(C′,D′)を前記第3及び前記第4のスイッチへ供給することにより、前記共振型電源装置を前記フルブリッジ動作させるか前記ハーフブリッジ動作させるかを切り替えるモード切替回路(45)と、から構成され、
前記第1乃至前記第4のスイッチ(Q1〜Q4)の各々は、前記第1乃至第4の制御信号が論理ハイレベルのときにオンするスイッチから構成され、前記入力電圧検出回路(40)は、前記入力電源電圧(Vin)が前記所定の電圧よりも低いときに前記検出信号として論理ローレベルの信号を出力し、前記入力電源電圧(Vin)が前記所定の電圧よりも高いときに前記検出信号として論理ハイレベルの信号を出力するように構成され、
前記モード切替回路(45)は、前記検出信号(E)が論理ローレベルのときは、前記第3及び第4の制御信号(C、D)をそのまま前記変更した第3及び第4の制御信号(C′、D′)として出力し、前記検出信号(E)が論理ハイレベルのときは、前記変更した第3及び第4の制御信号(C′、D′)としてそれぞれ論理ローレベル及び論理ハイレベルの信号を出力し、
前記モード切替回路(45)は、前記検出信号を反転して、反転した信号を出力するインバータゲート(G1)と、前記第3の制御信号と前記反転した信号との論理積をとって、論理積結果信号を前記変更した第3の制御信号として出力するアンドゲート(G2)と、前記第4の制御信号と前記検出信号との論理和をとって、論理和結果信号を前記変更した第4の制御信号として出力するオアゲート(G3)とから構成されることを特徴とする共振型電源装置が得られる。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、入力電源電圧が所定の電圧より低い場合は、フルブリッジ共振型電源装置をフルブリッジ動作させ、入力電源電圧が所定の電圧より高い場合は、フルブリッジ共振型電源装置をハーフブリッジ動作させるので、入力電源電圧が広い範囲で変動しても十分な性能を発揮でき、動作不良になることがない。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図3を参照して、本発明の共振型電源装置について説明する。図示の共振型電源装置は、回路構成自体は、フルブリッジ共振型電源装置であるが、後述するように、入力電源電圧Vinに応じて、フルブリッジ動作とハーフブリッジ動作とを自動的に切り替えて動作することが可能である。また、共振型電源装置は、交流電源(図示せず)の交流電圧として、100Vと240Vのいずれでも動作できるように構成されている。
交流電源からの交流電圧は全波整流器30で全波整流される。図示の全波整流器30は4個の整流ブリッジダイオードD6、D7,D8,D9で構成されている。この全波整流器30で全波整流された電圧は平滑コンデンサCiで平滑され、入力電源電圧Vinが得られる。すなわち、全波整流器30と平滑コンデンサCiとによって直流電源が構成される。
入力電源電圧Vinは第1及び第2の入力端子11、12間に供給される。第1の入力端子11は電源入力端子と呼ばれ、第2の入力端子12は接地端子と呼ばれる。第1及び第2の入力端子11,12間には、第1及び第2のスイッチQ1、Q2から成る第1の直列回路と、第3及び第4のスイッチQ3、Q4から成る第2の直列回路とが接続されている。第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4の各々は、Nチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(FET)からなる。第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4には、それぞれ、逆方向並列に第1乃至第4のクランプ用ダイオードD1、D2、D3、D4が接続されている。尚、第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4は、纏めてスイッチング手段と呼ばれる。
第1及び第2のスイッチQ1、Q2の第1の接続点21と第3及び第4のスイッチQ3、Q4の第2の接続点22との間に、トランスTの1次巻線N1と共振用コンデンサCrとのLC直列共振回路が接続されている。尚、LC直列共振回路は単に共振回路とも呼ばれる。トランスTは2次巻線N2a,N2bを持つ。これら2次巻線N2a、N2bの一端は、それぞれ第1及び第2の出力整流ダイオードD11、D12を介して出力平滑コンデンサCoに接続されている。すなわち、第1及び第3の出力整流ダイオードD11、D12と出力平滑コンデンサCoとによって出力整流平滑回路が構成される。尚、出力整流平滑回路は単に出力回路とも呼ばれる。
第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4のゲートにはコントローラ35が接続される。コントローラ35は、入力電源電圧Vinに応じて、後述するように、第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4のオン/オフを制御する。コントローラ35は、後述するように、第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4をそれぞれ制御するための第1乃至第4の制御信号A、B、C、およびDを発生する。
尚、前述したように、第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4は、Nチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタから構成されているので、それらの制御電極(ゲート)に供給される第1乃至第4の制御信号A、B、C、およびDが論理ハイレベルのときにオン状態となる。
図示の共振型電源装置は、入力電圧検出回路40と、モード切替回路45とを更に備えている。
入力電圧検出回路40は、入力電源電圧Vinを検出する回路である。入力電源電圧Vinが所定の電圧より低いとき、入力電圧検出回路40は論理ローレベルの検出信号Eを出力する。入力電源電圧Vinが所定の電圧より高いとき、入力電圧検出回路40は論理ハイレベルの検出信号Eを出力する。
詳述すると、入力電圧検出回路40は、第1及び第2の入力端子11、12間に直列に接続されて、分圧電圧Vdivを発生する2個の分圧抵抗器R1、R2と、基準電圧Vrefを発生する基準電圧発生源41と、分圧電圧Vdivと基準電圧Vrefとを比較するコンパレータ42とから構成されている。コンパレータ42の非反転入力端子には分圧電圧Vdivが供給され、反転入力端子には基準電圧Vrefが供給されている。コンパレータ42は、分圧電圧Vdivが基準電圧Vrefより低い場合、交流電源が100Vの交流電圧を発生していると判断して、論理ローレベルの検出信号Eを出力する。一方、分圧電圧Vdivが基準電圧Vrefより高いとき、コンパレータ42は、交流電源が240Vの交流電圧を発生していると判断して、論理ハイレベルの検出信号Eを出力する。この検出信号Eはモード切替回路45に供給される。
モード切替回路45は、この検出信号Eに応じて、コントローラ35と協働して、当該共振型電源装置をフルブリッジ動作させるかハーフブリッジ動作させるかを切り替える回路である。換言すれば、モード切替回路45は、コントローラ35から出力される第3及び第4の制御信号C、Dを検出信号Eに応じて変更して、変更した第3及び第4の制御信号C′、D′を出力する。変更した第3及び第4の制御信号C′、D′は、それぞれ、第3及び第4のスイッチQ3、Q4の制御電極(ゲート)へ供給される。
詳述すると、モード切替回路45は、インバータゲートG1と、アンドゲートG2と、オアゲートG3とから構成されている。インバータゲートG1は、検出信号Eを反転して、反転した信号を出力する。アンドゲートG2は、コントローラ35から出力される第3の制御信号Cと反転した信号との論理積をとって、論理積結果信号を変更した第3の制御信号C′として出力する。オアゲートG3は、コントローラ35から出力される第4の制御信号Dと検出信号Eとの論理和をとって、論理和結果信号を変更した第4の制御信号D′として出力する。
とにかく、コントローラ35とモード切替回路45との組合わせは、検出信号Eに応じて、スイッチング手段のオン/オフを制御することにより、共振型電源装置をフルブリッジ動作させるか又はハーフブリッジ動作させるかを切り替える制御手段として働く。
次に、図3に加えて図4をも参照して、本実施の形態に係る共振型電源装置の動作について説明する。図4は、第1及び第2の制御信号A、Bと、論理積結果信号(変更した第3の制御信号)C′と、論理和結果信号(変更した第4の制御信号)D′と、検出信号Eの波形を示すタイムチャートである。
最初に、交流電源から100Vの交流電圧が本共振型電源装置に印加されたときの動作について説明する。この場合、入力電源電圧Vinの分圧電圧Vdivが基準電圧Vrefよりも低いので、入力電圧検出回路40は、論理ローレベルの検出信号Eを出力する。この場合、モード切替回路45は、コントローラ35から出力される第3及び第4の制御信号C、Dをそのまま論理積結果信号(変更した第3の制御信号)C′及び論理和結果信号(変更した第4の制御信号)D′として出力する。換言すれば、共振型電源装置は、付加されたモード切替回路45がないのと同様に動作する。その結果、コントローラ35から出力される第1乃至第4の制御信号A、B、C、Dがそのまま第1乃至第4のスイッチQ1〜Q4のゲートに導かれる。
従って、共振型電源装置は、通常の(本来の)フルブリッジ動作を行うことになる。すなわち、コントローラ35は、斜めに対向するスイッチ(例えば、第1及び第4のスイッチQ1、Q4或いは第2及び第3のスイッチQ2、Q3)を同時にオンするように制御して、共振回路に電流を流すようにする。従って、共振回路の両端21、22は、交互に電源入力端子11と接地端子12に接続されることになる。その結果、共振回路は入力電源電圧Vinの2倍の電圧2Vinで駆動される。
次に、交流電源から240Vの交流電圧が本共振型電源装置に印加されたときの動作について説明する。この場合、入力電源電圧Vinの分圧電圧Vdivが基準電圧Vrefよりも高くなるので、入力電圧検出回路40は、論理ハイレベルの検出信号Eを出力する。この場合、モード切替回路45は、コントローラ35から出力される第3及び第4の制御信号C、Dの代わりに、それぞれ、論理ローレベルの論理積結果信号(変更した第3の制御信号)C′及び論理ハイレベルの論理和結果信号(変更した第4の制御信号)D′を出力する。この結果、第3のスイッチQ3はオフ状態を維持し、第4のスイッチQ4はオン状態を維持する。従って、電源入力端子11と第2の接続点22との間がオープンにされると共に、第2の接続点22と接地端子12との間がショートされる。
その結果、共振型電源装置は、ハーフブリッジ動作を行うことになる。すなわち、コントローラ35は、第1及び第2のトランジスタQ1、Q2を交互にオン/オフ、オフ/オンするように制御して、共振回路を駆動する。そのため、共振回路の片端21は、交互に電源入力端子11と接地端子12に接続されることになる。その結果、共振回路は入力電源電圧Vinで駆動される。
このように本実施の形態に係る共振型電源装置では、入力電源電圧Vinに応じて、フルブリッジ共振型電源装置をフルブリッジ動作させるかハーフブリッジ動作させるかを自動的に切り替えることができる。このため、たとえ入力電源電圧Vinが広い範囲で変動しても、十分な性能を発揮でき、動作不良になることがない。また、従来の共振型電源装置のように、前段に特別な回路を付加したり、部品を交換する必要もない。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、共振回路は上記実施の形態のLC直列共振回路に限定されず、種々の構成の共振回路を採用して良い。スイッチング手段を構成するスイッチも、上記実施の形態のNチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタに限定されず、種々の構成のスイッチを採用して良いのは勿論である。また、本発明は、交流電源系のみでなく、入力電源電圧の変動範囲が広い又は出力電圧の負荷変動が大きいような用途のDC/DCコンバータにも適用可能なのは勿論である。
従来のフルブリッジ共振型電源装置の主要部の構成を示すブロック図である。 従来のハーフブリッジ共振型電源装置の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る共振型電源装置の構成を示すブロック図である。 図3に示した共振型電源装置の動作を説明するためのタイムチャートである。
符号の説明
Ci 平滑コンデンサ
Q1〜Q4 スイッチ
T トランス
N1 1次巻線
N2a、N2b 2次巻線
Cr 共振用コンデンサ
30 全波整流器
35 コントローラ
40 入力電圧検出回路
45 モード切替回路

Claims (1)

  1. 入力電源電圧が印加される電源入力端子と接地端子を持つ共振型電源装置であって、
    共振回路と、
    前記電源入力端子と前記共振回路の一端との間に接続された第1のスイッチと、前記共振回路の一端と前記接地端子との間に接続された第2のスイッチと、前記電源入力端子と前記共振回路の他端との間に接続された第3のスイッチと、前記共振回路の他端と前記接地端子との間に接続された第4のスイッチとから成るスイッチング手段と、
    前記入力電源電圧を検出して検出信号を出力する入力電圧検出回路と、
    前記検出信号に応じて、前記スイッチング手段のオン/オフを制御することにより、前記共振型電源装置をフルブリッジ動作させるか又はハーフブリッジ動作させるかを切り替える制御手段と
    備え、
    前記入力電圧検出回路は、前記入力電源電圧を分圧して分圧電圧を発生する分圧手段と、基準電圧を発生する基準電圧発生手段と、前記分圧電圧と前記基準電圧とを比較して、前記検出信号を出力するコンパレータとを有し、
    前記制御手段は、
    前記第1乃至前記第4のスイッチ用の第1乃至第4の制御信号をそれぞれ発生して、前記共振型電源装置を前記フルブリッジ動作させるように制御するコントローラと、
    前記検出信号に基いて、前記第3及び前記第4の制御信号を変更して、変更した第3及び第4の制御信号を前記第3及び前記第4のスイッチへ供給することにより、前記共振型電源装置を前記フルブリッジ動作させるか前記ハーフブリッジ動作させるかを切り替えるモード切替回路と、
    から構成され、
    前記第1乃至前記第4のスイッチの各々は、前記第1乃至第4の制御信号が論理ハイレベルのときにオンするスイッチであり、前記入力電圧検出回路は、前記入力電源電圧が前記所定の電圧よりも低いときに前記検出信号として論理ローレベルの信号を出力し、前記入力電源電圧が前記所定の電圧よりも高いときに前記検出信号として論理ハイレベルの信号を出力するように構成されており、
    前記モード切替回路は、前記検出信号が論理ローレベルのときは、前記第3及び第4の制御信号をそのまま前記変更した第3及び第4の制御信号として出力し、前記検出信号が論理ハイレベルのときは、前記変更した第3及び第4の制御信号としてそれぞれ論理ローレベル及び論理ハイレベルの信号を出力し、
    前記モード切替回路は、
    前記検出信号を反転して、反転した信号を出力するインバータゲートと、
    前記第3の制御信号と前記反転した信号との論理積をとって、論理積結果信号を前記変更した第3の制御信号として出力するアンドゲートと、
    前記第4の制御信号と前記検出信号との論理和をとって、論理和結果信号を前記変更した第4の制御信号として出力するオアゲートと
    から構成されることを特徴とする共振型電源装置。
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