JP4579809B2 - 非接触給電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイ等に非接触で給電する装置に関する。
本発明者は非接触で給電することができる小型軽量の装置を開発した。この装置の給電器又は受電器は、給電制御回路部又は受電制御回路部を有する回路基板と、回路基板に接続された給電コイル又は受電コイルを有する給電コア又は受電コアとが、放熱板と被覆板との間に挿入され、回路基板が放熱板に固定され、給電コア又は受電コアが放熱板と被覆板との双方に固定され、放熱板と被覆板との間が非導電性の充填材で満たされた構成となっている。
給電する場合は、給電器と受電器の双方の被覆板を対向させ、接近させることで給電コアを受電コアと対向させ、給電コイルに電流を流し、電磁誘導によって受電コイルに電流を発生させる。これにより例えば薄型のディスプレイに非接触で給電することができる。
本発明者が先に開発した非接触給電装置の給電器又は受電器は、それらの給電又は受電制御回路部に発熱しやすい部品を含んでいるのであるが、その放熱を円滑に行い難いという問題がある。
また、給電器又は受電器における放熱板と被覆板との間に充填材を流し込む際、被覆板に撓み等の変形が生じたり、被覆板の外面に充填材が漏れ出て付着したりするという問題がある。このように被覆板が変形したり被覆板の外面に充填材が付着したりすると、給電コアと受電コアとが正確に対向しないことになるので、給電効率が低下する。
従って、本発明は上記問題点を解決することができる手段を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は次のような構成を採用する。
すなわち、請求項1に係る発明は、給電制御回路部を有する回路基板(14)と、回路基板(14)に接続された給電コイル(4)を有する給電コア(5)とが、放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、上記回路基板(14)が上記放熱板(13)に固定され、上記給電コア(5)が上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との双方に固定された給電器(2)において、上記給電制御回路部のFET(15)が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し、伝熱材よりなるスペーサ(18)が放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、このスペーサ(18)の一端が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し他端が上記被覆板(17)に接触し、上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との間が非導電性の充填材(19)で満たされていることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、受電制御回路部を有する回路基板(14)と、回路基板(14)に接続された受電コイル(10)を有する受電コア(8)とが、放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、上記回路基板(14)が上記放熱板(13)に固定され、上記受電コア(8)が上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との双方に固定された受電器において、上記受電制御回路部のスイッチングレギュレータ(23)が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し、伝熱材よりなるスペーサ(18)が放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、このスペーサ(18)の一端が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し他端が上記被覆板(17)に接触し、上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との間が非導電性の充填材(19)で満たされていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、給電制御回路部を有する回路基板(14)と、回路基板(14)に接続された給電コイル(4)を有する給電コア(5)とが、放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、上記回路基板(14)が上記放熱板(13)に固定され、上記給電コア(5)が上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との双方に固定され、上記給電制御回路部のFET(15)が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し、伝熱材よりなるスペーサ(18)が放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、このスペーサ(18)の一端が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し他端が上記被覆板(17)に接触し、上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との間が充填材(19)で満たされている給電器(2)を備え、受電制御回路部を有する回路基板(14)と、回路基板(14)に接続された受電コイル(10)を有する受電コア(8)とが、放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、上記回路基板(14)が上記放熱板(13)に固定され、上記受電コア(8)が上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との双方に固定され、上記受電制御回路部のスイッチングレギュレータ(23)が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し、伝熱材よりなるスペーサ(18)が放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、このスペーサ(18)の一端が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し他端が上記被覆板(17)に接触し、上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との間が非導電性の充填材(19)で満たされている受電器とを備えた非接触給電装置であることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の給電器、受電器又は非接触給電装置において、上記スペーサ(18)が、放熱板(13)及び被覆板(17)の角部に配置されたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の給電器、受電器又は非接触給電装置において、上記スペーサ(18)が上記FET(15)又はスイッチングレギュレータ(23)の近傍に配置されたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、給電制御回路部又は受電制御回路部を有する回路基板(14)と、回路基板(14)に接続された給電コイル(4)又は受電コイル(10)を有する給電コア(5)又は受電コア(8)と、スペーサ(18)とを、放熱板(13)と被覆板(17)との間に挟み込むと共に、上記回路基板(14)を上記放熱板(13)に各々固定し、上記給電制御回路部のFET(15)又は受電制御回路部のスイッチングレギュレータ(23)を、上記回路基板(14)を各々貫通させて上記放熱板(13)に各々接触させ、上記給電コア(5)又は受電コア(8)と上記スペーサ(18)とを上記放熱板(13)と被覆板(17)の双方に接着して一体化し、次にこの一体化されたものを上記放熱板(13)と被覆板(17)とが充填用型(24)の内面に接するように充填用型(24)内に収納し、しかる後に充填材(19)を充填用型(24)内に充填し上記放熱板(13)と被覆板(17)との間を非導電性の充填材(19)で満たす製造方法であることを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項6に記載の給電器又は受電器の製造方法において、上記被覆板(17)の充填用型(24)に接する面に保護シートを剥離可能に貼着することを特徴とする。
本発明の非接触給電装置における給電器は、給電制御回路部を有する回路基板(14)と、回路基板(14)に接続された給電コイル(4)を有する給電コア(5)とが、放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、上記回路基板(14)が上記放熱板(13)に固定され、上記給電コア(5)が上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との双方に固定され、上記給電制御回路部のFET(15)が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し、伝熱材よりなるスペーサ(18)が放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、このスペーサ(18)の一端が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し他端が上記被覆板(17)に接触し、上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との間が充填材(19)で満たされた構成であり、また、受電器は、受電制御回路部を有する回路基板(14)と、回路基板(14)に接続された受電コイル(10)を有する受電コア(8)とが、放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、上記回路基板(14)が上記放熱板(13)に固定され、上記受電コア(8)が上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との双方に固定され、上記受電制御回路部のスイッチングレギュレータ(23)が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し、伝熱材よりなるスペーサ(18)が放熱板(13)と被覆板(17)との間に挿入され、このスペーサ(18)の一端が上記回路基板(14)を貫通して上記放熱板(13)に接触し他端が上記被覆板(17)に接触し、上記放熱板(13)と上記被覆板(17)との間が非導電性の充填材(19)で満たされた構成であることから、給電又は受電制御回路部等で発生した熱を放熱板(13)のほか、スペーサ(18)からも外部に放出することができる。従って、給電器又は受電器の過熱を防止し、給電効率の低下、給電又は受電制御回路部の誤動作を防止することができる。また、給電コア(5)又は受電コア(8)のほかスペーサ(18)によって被覆板(17)が放熱板(13)上に支えられるので、被覆板(17)の平坦性が保持される。従って、給電器(2)と受電器(3)の被覆板(17)同士を正確に密着させて給電効率を高めることができる。
また、本発明の給電器又は受電器の製造方法は、給電制御回路部又は受電制御回路部を有する回路基板(14)と、回路基板(14)に接続された給電コイル(4)又は受電コイル(10)を有する給電コア(5)又は受電コア(8)と、スペーサ(18)とを、放熱板(13)と被覆板(17)との間に挟み込むと共に、上記回路基板(14)を上記放熱板(13)に各々固定し、上記給電制御回路部のFET(15)又は受電制御回路部のスイッチングレギュレータ(23)を、上記回路基板(14)を各々貫通させて上記放熱板(13)に各々接触させ、上記給電コア(5)又は受電コア(8)と上記スペーサ(18)とを上記放熱板(13)と被覆板(17)の双方に接着して一体化し、次にこの一体化されたものを上記放熱板(13)と被覆板(17)とが充填用型(24)の内面に接するように充填用型(24)内に収納し、しかる後に充填材(19)を充填用型(24)内に充填し上記放熱板(13)と被覆板(17)との間を非導電性の充填材(19)で満たすという手順を採用するので、給電器又は受電器における放熱板(13)と被覆板(17)との間に充填材(19)を流し込む際、給電コア(5)又は受電コア(8)によるほかスペーサ(18)によっても被覆板(17)が放熱板(13)上の適正位置に平坦に保持される。従って、被覆板(17)に撓み等の変形が生じたり、被覆板(17)の外面に充填材(19)が漏れ出て付着したりするという不具合を生じることがなく、給電器(2)又は受電器(3)の被覆板(17)を平坦に仕上げることができ、給電効率の低下を防止することができる。また、放熱板(13)と被覆板(17)は給電コア(5)又は受電コア(8)のほかスペーサ(18)によって一体化されているので、充填用型(24)内に簡易かつ正確に収納することができ、給電器又は受電器の製造効率が向上する。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1に示すように、この非接触給電装置は、例えば平面ディスプレイ1への給電に使用される。
平面ディスプレイ1は、具体的には有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置であり、例えば大きさ30cm×20cm、厚さ2mm程度のシート状に形成される。
この平面ディスプレイ1の非接触給電装置は、給電器2から受電器3へと非接触で電力を供給するようになっており、例えば給電器2が平面ディスプレイ1の貼り付けられる図示しない壁面に取り付けられ、受電器3が平面ディスプレイ1の裏面に貼り付けられる。
図1に示すように、給電器2は、給電コイル4と、給電コア5と、外部の電源部6から電力を受け取り給電コイル4に送る給電部7と、給電コア5が受電器3の受電コア8に正対したことを検知する検出部9とを具備する。
外部の電源部6は、平面ディスプレイ1が取り付けられる壁面の背後等人目に付かない箇所に設けられ、給電器2の給電部7にリード線により電気的に連結される。
また、図1に示すように、受電器3は、給電コイル4及び給電コア5に近接した位置で正対することにより電磁誘導回路を形成する受電コイル10及び受電コア8と、受電コイル10から来る電力を受け取り電流及び電圧を処理する受電部11と、受電部11からの信号を受けて平面ディスプレイ1に駆動信号を出力する駆動部12とを具備する。
図2(A)(B)に示すように、給電器2は、放熱板13を備え、この放熱板13の上に回路基板14が乗せられる。
放熱板13は、熱伝導性の良い例えば金属材料であるアルミニウム等により、ある程度剛性のある薄い長方形の板に形成される。
回路基板14は、例えばガラスエポキシ樹脂、ポリイミド樹脂により、放熱板13よりやや短い長方形の薄板状に形成され、放熱板13の中央部に接着剤、両面粘着シート等により貼着される。回路基板14は、給電制御回路部と非制御回路部とに左右二分される。
給電制御回路部には、図1に示した給電部7、検出部9等のほか、発熱しやすい部品としてFET15等が設けられる。回路基板14にはFET15に対応する箇所に貫通孔14aが形成され、FET15はこの貫通孔14aを通して放熱板13に直に接触する。FET15は放熱板13に接着剤、両面粘着テープ等により固定される。これにより、FET15で発生した熱は放熱板13から効率よく除去される。給電制御回路部の右端からは、給電器2外へとリード線16が引き出される。
回路基板14の非制御回路部には、給電コア5の保持部が位置決め孔14bとして形成される。給電コア5は、この位置決め孔14bを通して放熱板13に接着剤、両面粘着テープ等により固定される。
給電コア5は扁平な板状に形成され、その下部が上記位置決め孔14bに挿入されることで回路基板14上の定位置に位置決めされ、そのうえで上述したように放熱板13に貼着される。給電コア5の上部には給電コイル保持部が環状溝5aとして形成され、この環状溝5a内に給電コイル4が嵌め込まれ固定される。給電コイル4からは給電制御回路部に向って二本の導線4aが伸び、給電制御回路部の所定箇所に結線される。
図2(A)(B)に示すように、給電コア5の上から上記回路基板14と略同形同大の被覆板17が被せられ接着剤、両面粘着テープ等により給電コア5の上面に貼着される。これにより、給電コア5は放熱板13と被覆板17との双方に固定されることになり、放熱板13と被覆板17は給電コア5の厚さ分だけ離間することになる。また、伝熱材よりなるスペーサ18が放熱板13と被覆板17との間に挿入され、このスペーサ18の一端が上記回路基板14を貫通して放熱板13に接触し他端が被覆板17に接触する。具体的には、スペーサ18はアルミニウム製の細い円柱体であり、二本のスペーサ18が、放熱板13及び被覆板17の給電コア5とは反対側の二つの角部にそれぞれ配置され、接着剤、両面粘着テープ等により放熱板13と被覆板17に接着される。これにより、給電制御回路部で発生した熱は、放熱板13のほかスペーサ18からも外部に放出される。また、給電コア5のほかスペーサ18によっても被覆板17が放熱板13上に支えられ、被覆板17の平坦性が保持される。
被覆板17は、例えばガラスエポキシ樹脂により形成された薄い板であり、その表面には図示しないが給電コア5の位置を示す記号等所望の事項が印刷等により表示されている。
スペーサ18は、上記放熱板13及び被覆板17の二つの角部に限らず、上記発熱しやすいFET15等の部品に近接した箇所に増設することにより、放熱効果を高めることも可能である。
図2(B)に示すように、放熱板13と被覆板17との間の空間は非導電性の充填材19で満たされている。充填材19としてはウレタン樹脂を使用することができ、このウレタン樹脂をモールドによって放熱板13と被覆板17との間の空間内に充填することができる。この充填材19により放熱板13と被覆板17とが結合され、両板13,17間の給電コイル4、給電コア5、給電制御回路部等が保護される。
受電器3は、給電時に図3に示すように平坦な被覆板17同士が合致するように重ね合わされ、これにより、上記給電器2の給電コア5に受電器3の受電コア8が正対する。受電器3には、給電器2と同様な構成の受電コイル10、受電コア8等が設けられる。回路基板14には、受電制御回路部が設けられる。この受電制御回路部には発熱しやすいスイッチングレギュレータ23が設けられ、このスイッチングレギュレータ23が回路基板14の孔14cを貫通し放熱板13に直に取り付けられている。その他、受電器3は給電器2と略同じ構成であるから、受電器3の各構成部分において給電器2と同様な構成部分については同じ符号を用いて示すこととし、それらの詳細な説明は省略する。給電器2と受電器3との重畳により、受電コア8と給電コア5との間の距離は例えば2mm程度となる。このように受電コア8と給電コア5とが近接して正対することにより、給電効率が高められる。
ここで、給電器の製造方法について説明する。
(1)図4(A)に示すように、給電制御回路部を有する回路基板14と、回路基板14に接続された給電コイル4を有する給電コア5と、伝熱材よりなるスペーサ18とを、放熱板13と被覆板17との間に挟み込むと共に、給電コア5とスペーサ18とを放熱板13と被覆板17の双方に接着して一体化してなるアセンブリ20を用意する。
このアセンブリ20では、被覆板17は放熱板13と略同形同大に形成されている。
このアセンブリ20の外部に露出する箇所、すなわち放熱板13と被覆板17の表面にはあらかじめ保護シート21が剥離可能に貼着される。また、放熱板13と被覆板17との間のリード線16とは反対側の隙間内にはアルミニウム製の角材からなる中子22を嵌め込んでおく。この中子22の表面にも保護シート21が貼着される。保護シート21は必要に応じて設けられるもので、すべて省略してもよいし、あるいは被覆板17の表面にのみ貼着しておいてもよい。
(2)図4(B)に示すように、上記各種部品が一体化されたアセンブリ20を充填用型24内に収納する。充填用型24内においてアセンブリ20の放熱板13と、被覆板17と、中子22とが保護シート21を介して充填用型24の内面に密着する。充填用型24はアセンブリ20の入り込む四角筒形の穴を有した金型であり、アセンブリ20がこの穴内に挿入されると、アセンブリ20の回りの四面と底面との合わせて五面がそれぞれ充填用型24の穴の五つの内壁面に密着する。リード線16は充填用型24の開口から引き出しておく。放熱板13と被覆板17はスペーサ18等により結合されアセンブリ化されているので、充填用型24内に簡易に収納され、正確に位置決めされる。
(3)図4(C)に示すように、ウレタン樹脂からなる液状の充填材19をリード線16が引き出された充填用型24の開口から充填用型24内に充填する。液状の充填材19は放熱板13と被覆板17との間の隙間内に自重で流入し充満する。このとき放熱板13と被覆板17とは給電コア5とスペーサ18とにより一定間隔で保持されているので、充填材19は被覆板17の背後に回り込むことなく放熱板13と被覆板17との間の隙間内にのみ流入する。これにより、被覆板17の変形が防止され、平坦性が保持される。
(4)充填材19が硬化した後、図5(D)に示すように、アセンブリ20を充填用型24から取り出し、中子22を除去する。
(5)図5(E)に示すように、放熱板13及び被覆板17の表面から保護シート21を剥離除去し、被覆板17の余剰部17aを切除して図5(F)に示す給電器2を得る。被覆板17の余剰部17aを切除する箇所には図5(E)に示すようにあらかじめ切り込み25を入れておき、余剰部17aを切り込み25の箇所で折ることにより除去するようにしてもよい。
なお、受電器3は上記給電器2と同様にして製造されるので、その説明は省略する。
次に、上記構成の非接触給電装置の作用について説明する。
図3に示すように、給電に際し受電器3が給電器2に被覆板17同士が合致するように重ね合わされる。これにより、受電コア8が給電コア5に正対する。
図1に示すように、電源部6は、交流電流を例えば直流12ボルトの電源電流に変換し、電源信号として給電部7に出力する。
一方、検出部9は、給電コア5と受電コア8とが平行に正対しているか否かを検出し、正対位置にあることを示す検出信号を生成して給電部7に出力する。
給電部7は、電源信号を予め設定された周波数を有するパルス状の給電信号に変換し、検出部9から上記検出信号が出力されていることが確認されたときのみ上記給電信号を給電コイル4に供給する。
受電コイル10は受電コア8に固定され、給電コイル4は給電コア5に固定され、コア8,5同士が近接しかつ平行に対向する位置に来ると、給電コイル4と受電コイル10との間に電磁誘導回路が形成される。
この状態で給電コイル4に対して上記給電信号が供給されると、その大きさに対応した誘導起電力が受電コイル10に発生し、受電コイル10から受電部11に対して受電信号が出力される。
受電信号が入力された受電部11は、この受電信号における電流及び電圧を加工し、駆動部12に対して電源として出力する。
これにより、電源が駆動部12に出力され、平面ディスプレイ1を駆動する駆動信号を生成し、これを平面ディスプレイ1に出力し所望の表示を平面ディスプレイ1の画面上で行わせる。
給電中、制御回路におけるFET15、スイッチングレギュレータ23等の部品が発熱するが、その熱は放熱板13やスペーサ18を伝って外部に放熱される。
なお、上記実施の形態ではこの非接触給電装置を平面ディスプレイに適用した例を示したが、他の表示装置の給電に使用することも可能である。また、この非接触給電装置はディスプレイに限らず、車両、電灯等他の装置の給電にも適用可能である。
非接触給電装置のブロック線図である。 給電器を示し、(A)は給電器の平面図、(B)は(A)中、B−B線矢視断面図である。 給電器に受電器を重ね合わせた状態の縦断面図である。 (A)(B)(C)はそれぞれ給電器の前半の製造工程を示す垂直断面図である。 (D)(E)(F)はそれぞれ給電器の後半の製造工程を示す垂直断面図である。
符号の説明
2…給電器
3…受電器
4…給電コイル
5…給電コア
8…受電コア
10…受電コイル
13…放熱板
14…回路基板
15…FET
17…被覆板
18…スペーサ
19…充填材
23…スイッチングレギュレータ
24…充填用型

Claims (7)

  1. 給電制御回路部を有する回路基板と、回路基板に接続された給電コイルを有する給電コアとが、放熱板と被覆板との間に挿入され、上記回路基板が上記放熱板に固定され、上記給電コアが上記放熱板と上記被覆板との双方に固定された給電器において、上記給電制御回路部のFETが上記回路基板を貫通して上記放熱板に接触し、伝熱材よりなるスペーサが放熱板と被覆板との間に挿入され、このスペーサの一端が上記回路基板を貫通して上記放熱板に接触し他端が上記被覆板に接触し、上記放熱板と上記被覆板との間が非導電性の充填材で満たされていることを特徴とする給電器。
  2. 受電制御回路部を有する回路基板と、回路基板に接続された受電コイルを有する受電コアとが、放熱板と被覆板との間に挿入され、上記回路基板が上記放熱板に固定され、上記受電コアが上記放熱板と上記被覆板との双方に固定された受電器において、上記受電制御回路部のスイッチングレギュレータが上記回路基板を貫通して上記放熱板に接触し、伝熱材よりなるスペーサが放熱板と被覆板との間に挿入され、このスペーサの一端が上記回路基板を貫通して上記放熱板に接触し他端が上記被覆板に接触し、上記放熱板と上記被覆板との間が非導電性の充填材で満たされていることを特徴とする受電器。
  3. 給電制御回路部を有する回路基板と、回路基板に接続された給電コイルを有する給電コアとが、放熱板と被覆板との間に挿入され、上記回路基板が上記放熱板に固定され、上記給電コアが上記放熱板と上記被覆板との双方に固定され、上記給電制御回路部のFETが上記回路基板を貫通して上記放熱板に接触し、伝熱材よりなるスペーサが放熱板と被覆板との間に挿入され、このスペーサの一端が上記回路基板を貫通して上記放熱板に接触し他端が上記被覆板に接触し、上記放熱板と上記被覆板との間が充填材で満たされている給電器を備え、受電制御回路部を有する回路基板と、回路基板に接続された受電コイルを有する受電コアとが、放熱板と被覆板との間に挿入され、上記回路基板が上記放熱板に固定され、上記受電コアが上記放熱板と上記被覆板との双方に固定され、上記受電制御回路部のスイッチングレギュレータが上記回路基板を貫通して上記放熱板に接触し、伝熱材よりなるスペーサが放熱板と被覆板との間に挿入され、このスペーサの一端が上記回路基板を貫通して上記放熱板に接触し他端が上記被覆板に接触し、上記放熱板と上記被覆板との間が非導電性の充填材で満たされている受電器とを備えたことを特徴とする非接触給電装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の給電器、受電器又は非接触給電装置において、上記スペーサが、放熱板及び被覆板の角部に配置されたことを特徴とする給電器、受電器又は非接触給電装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の給電器、受電器又は非接触給電装置において、上記スペーサが上記FET又はスイッチングレギュレータの近傍に配置されたことを特徴とする給電器、受電器又は非接触給電装置。
  6. 給電制御回路部又は受電制御回路部を有する回路基板と、回路基板に接続された給電コイル又は受電コイルを有する給電コア又は受電コアと、スペーサとを、放熱板と被覆板との間に挟み込むと共に、上記回路基板を上記放熱板に各々固定し、上記給電制御回路部のFET又は受電制御回路部のスイッチングレギュレータを、上記回路基板を各々貫通させて上記放熱板に各々接触させ、上記給電コア又は受電コアと上記スペーサとを上記放熱板と被覆板の双方に接着して一体化し、次にこの一体化されたものを上記放熱板と被覆板とが充填用型の内面に接するように充填用型内に収納し、しかる後に充填材を充填用型内に充填し上記放熱板と被覆板との間を非導電性の充填材で満たすことを特徴とする給電器又は受電器の製造方法。
  7. 請求項6に記載の給電器又は受電器の製造方法において、上記被覆板の充填用型に接する面に保護シートを剥離可能に貼着することを特徴とする給電器又は受電器の製造方法。
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