JP2010258437A - 給電器、非接触型電力伝送装置、及び関節補助装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筐体内の放熱を良好に行うことのできる給電器、非接触型電力伝送装置、及び関節補助装置を提供する。
【解決手段】本発明の給電器は、非接触の電磁誘導作用により給電する給電部35を筐体31の内部に備えた給電器において、前記給電部35に一方の面が密着して設けられた放熱板33と、前記放熱板33と筐体31の間に設けられた規定温度で固体と液体に変化する性質を有する熱吸収体34と、を備える。
【選択図】図4
【解決手段】本発明の給電器は、非接触の電磁誘導作用により給電する給電部35を筐体31の内部に備えた給電器において、前記給電部35に一方の面が密着して設けられた放熱板33と、前記放熱板33と筐体31の間に設けられた規定温度で固体と液体に変化する性質を有する熱吸収体34と、を備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、非接触で電力を伝送可能な非接触電力伝送装置に関し、特に、非接触で受電器に電力を伝送する給電器、関節補助装置等に関する。
近年、筋力の衰えた老人や傷病者の、歩行動作、階段の昇降動作、着座姿勢からの起立動作、起立姿勢からの着座動作等の各種動作を補助することで、筋力の低下を補助するための歩行補助装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような歩行補助装置は、利用者の関節部にリンク機構部を設け、駆動部によって当該リンク機構部を駆動して前記関節部の動作を補助する関節補助装置であって、前記駆動部に対して非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置を備えている。
上記非接触電力伝送装置は、給電器の給電ヘッド基板に給電コイルを有する給電コアを取り付け、受電器の受電ヘッド基板に受電コイルを有する受電コアを取り付け、給電コイル及び給電コアと受電コイル及び受電コアとが同軸上で対向するように給電器と受電器とを結合することで、電磁誘導作用により非接触で給電することができるようにし、また、給電ヘッド基板と受電ヘッド基板とに送信部及び受信部をそれぞれ取り付けて、給電器と受電器とを結合して上述したように給電可能にすると同時に、各種データのやり取りも非接触で行うことができるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、上記のような非接触電力伝送装置では、給電量が多い場合には、給電部がかなり発熱するため、放熱する必要性がある。しかし、非接触電力伝送装置は、防水対策が必要な場合や、開口部を形成することができない場合は、一般的に放熱対策として用いられるファン等を使用することができないためその放熱が困難である。
また、放熱対策を講じるにあたり、装置の大型化、構造変更などは極力避けたいという要望がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、筐体内の放熱を良好に行うことのできる給電器、非接触型電力伝送装置、及び関節補助装置を提供しようというものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の給電器は、非接触の電磁誘導作用により給電する給電部を筐体の内部に備えた給電器において、前記給電部に一方の面が密着して設けられた放熱板と、前記放熱板と筐体の間に設けられた規定温度以上で固体から液体に変化する性質、規定温度以下で液体から固体に変化する性質を有する熱吸収体と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の非接触型電力伝送装置は、非接触の電磁誘導作用により給電する給電部を筐体の内部に備えた給電器と、当該非接触の電磁誘導作用により前記給電された電力を受電する受電部を備えた受電器と、を具備した非接触型電力伝送装置において、前記給電部に一方の面が密着して設けられた放熱板と、前記放熱板と筐体の間に設けられた規定温度以上で固体から液体に変化する性質、規定温度以下で液体から固体に変化する性質を有する熱吸収体と、を備えることを特徴とする。
また、請求項3に記載の非接触型電力伝送装置は、請求項2に記載の非接触型電力伝送装置において、前記熱吸収体は、前記筐体に設けられた保持手段によって常に前記放熱板に密着するように設けられていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の非接触型電力伝送装置は、請求項3に記載の非接触型電力伝送装置において、前記保持手段は、前記筐体に設けられた弾性体と、その弾性体に取り付けられる押し板と、を備え、前記熱吸収体は、前記押し板と放熱体によって挟みこまれ、前記弾性体の付勢力によって常に前記放熱板に密着して保持されることを特徴とする。
また、請求項5に記載の非接触型電力伝送装置は、請求項4に記載の非接触型電力伝送装置において、前記保持手段は、前記筐体に設けられた弾性体と、その弾性体に取り付け前記押し板には、前記熱吸収体に食い込ませるための突起が設けられていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の非接触型電力伝送装置は、請求項3乃至5のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置において、前記熱吸収体は、内部が区分けされた袋体を有し、当該袋体の内部には、規定温度以上で固体から液体に変化する性質、規定温度以下で液体から固体に変化する性質を有する溶液が収容されていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の非接触型電力伝送装置は、請求項2乃至6のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置において、前記筐体は気密に保たれていることを特徴とする。
また、請求項8に記載の関節補助装置は、利用者の関節部に取り付けられるリンク機構部と、前記リンク機構部を駆動して前記関節部の動作を補助する駆動部と、前記駆動部に非接触で電力を伝送する請求項2乃至7のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、給電部に放熱板の一方の面を密着させて設け、この放熱板の他方の面側に熱吸収体を取り付けるようにしたので、装置の形状を変えずに内部構造のみの小変更だけで特に給電部で発生した熱の放熱を良好に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
<実施形態1>
図1は本発明に係る非接触型電力伝送装置の一実施形態を備えた関節補助装置の構成を示すブロック図、図2は一実施形態の非接触型電力伝送装置を備えた関節補助装置が利用者に装着された状態を示す説明図、図3は一実施形態における蓄電ユニット、制御ユニット、及び電力伝送ユニットの設置例を示す概略図、図4は図3の電力伝送ユニットにおいて給電ユニットと受電ユニットを分離した状態を示す断面図、図5は図3の電力伝送ユニットにおいて給電ユニットと受電ユニットを組み付けた状態を示す断面図、図6は相変化材料を用いた時の給電ハウジング及び受電ハウジングの表面の温度変化を示す図、図7は放熱板の一例を示す平面図である。
図1は本発明に係る非接触型電力伝送装置の一実施形態を備えた関節補助装置の構成を示すブロック図、図2は一実施形態の非接触型電力伝送装置を備えた関節補助装置が利用者に装着された状態を示す説明図、図3は一実施形態における蓄電ユニット、制御ユニット、及び電力伝送ユニットの設置例を示す概略図、図4は図3の電力伝送ユニットにおいて給電ユニットと受電ユニットを分離した状態を示す断面図、図5は図3の電力伝送ユニットにおいて給電ユニットと受電ユニットを組み付けた状態を示す断面図、図6は相変化材料を用いた時の給電ハウジング及び受電ハウジングの表面の温度変化を示す図、図7は放熱板の一例を示す平面図である。
なお、以下に説明する実施形態は、人体の膝部における関節の動きを補助する関節補助装置Sとして本発明を適用した場合の実施形態である。また、以下の説明において前方及び後方とは、利用者にとって前方及び後方である場合のことである。
−関節補助装置の構成及び機能の概要−
本実施形態の関節補助装置Sは、図1及び図2に示すように、利用者2の両足に取り付けられる駆動ユニット10と、蓄電池を備える蓄電ユニット20と、電磁誘導作用により非接触で駆動ユニット10に対して蓄電ユニット20からの電力を伝送し、かつ駆動ユニット10を駆動制御するための信号を伝送する通信機能付きの電力伝送ユニット30と、各ユニット10、20、30を統括的に制御する制御ユニット60と、を備えている。ここで、上記電力伝送ユニット30は、本発明の非接触型電力伝送装置を構成する。
本実施形態の関節補助装置Sは、図1及び図2に示すように、利用者2の両足に取り付けられる駆動ユニット10と、蓄電池を備える蓄電ユニット20と、電磁誘導作用により非接触で駆動ユニット10に対して蓄電ユニット20からの電力を伝送し、かつ駆動ユニット10を駆動制御するための信号を伝送する通信機能付きの電力伝送ユニット30と、各ユニット10、20、30を統括的に制御する制御ユニット60と、を備えている。ここで、上記電力伝送ユニット30は、本発明の非接触型電力伝送装置を構成する。
図2に示すように、駆動ユニット10は、利用者2の両足の大腿部に面接合テープやバンド等の固定具(図示せず)を用いてそれぞれ取り付けられる。
蓄電ユニット20、電力伝送ユニット30、及び制御ユニット60は、図示しないがそれぞれがケーブル等を介して電気的に接続されているとともに、図2及び図3に示すように、それぞれ筐体内に収容されて利用者2の腰部に装着されるベルト70に取り付けられる。なお、蓄電ユニット20、及び制御ユニット60を収容する各筐体は、ベルト70に着脱可能に装着されている。
まず、駆動ユニット10の具体的な構成及び機能について説明する。
駆動ユニット10は、図1及び図2に示すように、利用者2の膝部2aの関節部分に取り付けられるリンク機構部3と、このリンク機構部3を駆動するための駆動部5を備えている。
リンク機構部3は、図2に示すように、例えば、利用者の大腿部に巻き付けられる上部脚当て6の側面に取り付けられる第一リンク3aと、利用者の下腿部に巻きつけられる下部脚当て7の側面に取り付けられる第二リンク3bと、モータ等で構成される駆動部5から動力を得て前記第一リンク3aに対して第二リンク3bを前後方向に揺動させる第三リンク3cと、を含んで構成される。
第一リンク3aは、利用者の大腿部から膝部2aに延びるように取り付けられ、第二リンク3bは利用者の膝部2aから足の先端(地面)方向に延びるように取り付けられており、第一リンク3aと第二リンク3bは、利用者の膝部2a近傍で互いに回動可能に連結されている。また、第三リンク3cの一端が、前記第二リンク3bの先端部に連結されている。
上部脚当て6及び下部脚当て7は、図示しないが、それぞれが一対の脚当て部材を含んで構成されており、利用者2の大腿部及び下腿部の周囲を覆うように巻き付けられ、上述した面接合テープやバンド等の固定具によって着脱可能に取り付けられる。
また、上部脚当て6及び下部脚当て7は、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂等を成形して形成されており、利用者の大腿部と接する部分には、伸縮自在のスポンジ等の緩衝部材が取り付けられている。
駆動部5は、図示しないが、回転機構を有するDCモータと、このDCモータを所定の回転方向及び速度で駆動制御する駆動制御部と、を含んで構成されている。また、駆動部5は、気密及び液密に保たれた筐体5aの内部に収納されており、そのため筐体5aは、内部への水の浸入が防止されている。
上記DCモータは、回転軸が所定の歯車群を含んで構成されるギアボックスを介して第三リンク3cの他端側と接続されている。そして、DCモータの回転軸が回転することによって得られる回転駆動力が上記歯車群を介して直線運動に変換されて第三リンク3cに伝達され、その駆動力が第二リンク3bに伝達される。そして、第二リンク3bが、DCモータの回転方向によって第一リンク3aに対して前後方向に揺動され、利用者2の膝部2aにおける関節の動きを補助するようになっている。
また、図2に示すように、駆動部5は、電力伝送ユニット30とケーブル11を介して電気的に接続され、蓄電ユニット20からの電力が伝送されるともに、制御ユニット50から送信される制御信号に応じて駆動制御部がDCモータを駆動制御し、リンク機構部3を作動させる。
次に、非接触型電力伝送装置としての電力伝送ユニット30の具体的な構成及び機能について説明する。
電力伝送ユニット30は、図4に示すように、本願の筐体として機能する給電ハウジング31と受電ハウジング32を備え、これらは嵌合手段によって着脱可能に組み付けられる。本実施形態では、図2に示すように、例えば、給電ハウジング31がベルト70に固定して取り付けられ、受電ハウジング32が給電ハウジング31に対して分離又は組み付け可能に構成されている。
図4に示すように、給電ハウジング31の内部には、蓄電ユニット20及び制御ユニット60と図示しないケーブル等の導線を介して電気的に接続される給電部35と、この給電部35から発生する熱を伝達する放熱板33と、この放熱板33の熱を吸収する熱吸収体34が収容されている。一方、受電ハウジング32の内部には、駆動部5(例えば、DCモータ)と図示しないケーブルを介して接続される受電部45が収容されている。
なお、本実施形態の給電ハウジング31、給電部35、放熱板33、及び熱吸収体34を含む機器は本願の給電器として機能する。
給電部35は、受電部45に電力を伝送するための給電回路を含む給電基板36と給電ヘッド37を備えている。一方、受電部45は、給電部35から電力を受電するための受電ヘッド47を備えている。なお、本実施形態では、受電ヘッド47により受電した電力を駆動部5に供給するための受電回路を含む受電基板(図示せず)が駆動部5とともに筐体5aの内部に収容されている。
給電ヘッド37は、給電ユニット38と、情報の送受信を行う図示しない通信端子とを備え、この給電ユニット38及び通信端子は、例えば、ガラスエポキシ製の基板(図示せず)上に位置決めされて給電ハウジング31の内部に固定されている。
一方、受電ヘッド47は、受電ユニット48と、情報の送受信を行う図示しない通信端子とを備え、この受電ユニット48及び通信端子は、例えばガラスエポキシ製の基板上に位置決めされて受電ハウジング32の内部に固定されている。
また、給電ハウジング31及び受電ハウジング32の内部に設けられている通信端子は、例えばIR−フォトトランジスタやIR−LEDを用い、所定の波長による通信(赤外線通信等)によって、所定の情報を送受信可能に構成されている。
給電ユニット38及び受電ユニット48は、それぞれ環状の給電コイル39及び受電コイル49と、これら給電コイル39及び受電コイル49が取り付けられるフェライト等の磁性体からなる給電コア40及び受電コア50とを備えている。給電コア40及び受電コア50、それぞれ環状の凹部を有し、この凹部の中央には円柱状の突起を有している。そして、給電コイル39及び受電コイル49がその突起の周りに形成された凹部に収納配置される。
そして、図5に示すように、給電ハウジング31と受電ハウジング32を組み付けた状態において、給電コイル39及び受電コイル49は、互いに近接し、かつ同軸上で対向するように配置される。
そして、給電時には、給電ヘッド37の給電コイル39に電圧を印加することによって、給電コイル39と受電コイル49との間に電磁誘導回路が形成されて、受電コイル49が電磁誘導作用により誘導起電力を発生し、受電部45が給電部35から非接触で電力を受電することが可能になっている。
同様に、給電ハウジング31及び受電ハウジング32の双方の通信端子も、互いに近接し、かつ同軸上で平行に対向するように配置され、双方の通信端子との間で所定の情報が通信可能になっている。
なお、給電部35、受電部45、通信端子、及び給電基板36は、基板上においてそれぞれ給電コア40及び受電コア50の高さを基準として樹脂等で覆われ(モールドされ)、給電部35、受電部45は、それぞれ互いに対向する面にカバーシート41,51を配置して一体化され板状に形成されており、接点等が外部に露出しないようになっている。これにより、給電ハウジング31は気密に保たれ、外部から給電ハウジング31内への水の浸入を容易に防止することができ、腐食又は錆等による接点不良を防止することが可能となる。
また、給電ハウジング31の内部において、給電ユニット38が設けられた基板の裏側には、その基板と接触するように放熱板33が給電ハウジング31の内部に固定され、さらに給電ハウジング31と放熱板33とによって囲まれた空間部には、熱吸収体34が配置されている。
放熱板33は、例えばアルミニウム板が好適に用いられるが、その他、熱を伝達する機能を有する公知の金属材料が用いられても構わない。
熱吸収体34は、例えば、一般的にPCMと称される相変化材料を用いる。この相変化材料は、規定温度で固相(固体)と液相(液体)に変化する性質を有している。さらに、具体的には、規定温度以上で固体から液体に変化し、規定温度以下で液体から固体に変化する性質を有するものである。よって、熱吸収体34は、そのときの温度により液体または固体の状態となり、例えば、温度が低い場合は固体となっており、エネルギーが加わることによって温度が上昇し、規定温度(相変化温度)を超えると液体に変化する。この液体となるとき、大きなエネルギー(潜熱)を必要とし、周囲から熱エネルギーを奪うこととなるため、本実施形態のように給電ハウジング31の内部に当該熱吸収体34を配置することで、給電ユニット38から発生する熱が吸収されることとなる。
この相変化材料には、蓄熱性素材の種類と組成を選定したものが用いられる。蓄熱性素材としては、例えば、無機塩・水和物からなる水溶液を用いることができる。さらに具体的には、酢酸ナトリウム混合液が好適に用いられる。これは、酢酸ナトリウム混合液を用いた場合の相変化温度が約47℃であって、潜熱が150〜180kJ/kgであり、実験で用いた結果、最も有効であったからである。
また、蓄熱性素材として、例えば、n−パラフィンを主成分とする溶液を用いることができる。この溶液は、炭素鎖数に対応し広範な温度域をカバーできる。本実施形態では、相変化温度が47〜50℃であれば適用域であると考えられるため、炭素鎖数が20、22、若しくは24が好ましい。なお、この場合の潜熱は240kJ/kgであることが知られている。
さらには、蓄熱性素材として、例えば、ポリエチレングリコールを主成分とする溶液を用いることができる。この溶液によれば、重合度に依存するものの、その相変化温度が40〜50℃であり、潜熱を170kJ/kgとすることができることが知られている。
ここで、本実施形態のようにコイルを用いて電力を伝送する方式の場合には、電力を伝送することにより熱が発生する。その熱は、電力の伝送効率を悪化させる要因ともなるため、放熱するための放熱対策を講じることが好ましい。
そこで本実施形態では、上述したように、給電部35に放熱板33の一方の面を密着させて設け、この放熱板33の他方の面に熱吸収体34を取り付けるようにしたので、電力の給電にともなって発生する熱は、放熱板33を介して熱吸収体34に伝達され放熱を高効率で行うことができる。
本実施形態において、熱吸収体としてPCMを用いる場合には、人体に接触可能な上限温度を40℃と仮定し、給電ハウジング31がベルト70に取り付けられていることを考慮すると、規定温度が48〜50℃程度のPCMを用いることが可能である。なお、規定温度が48℃のPCMでは、48℃以下では固体、それ以上では液体(ゲル状)になる。
このPCMは図示しないが袋体に収容されている。よって、温度変化に応じて固体から液体に変化するため、その形状が変化する。そこで、本実施形態では、図示しないが、例えば、給電ハウジング31側から放熱板33側に弾性体などを介在させ、当該弾性体によりPCMを放熱板33側に押圧させることで、常にPCMを伝導部材22に密着させ、熱伝導率を高めることが可能である。また、伝導部材22を箱型形状として、その内部にPCMを収容するようにしても構わない。
図6は本実施形態において相変化材料を用いた場合の、給電ハウジング及び受電ハウジングの表面の温度変化を示した図である。なお、図6は本実施形態の関節補助装置を3時間稼動させ、その後、放置した時の給電ハウジング31と受電ハウジング32の表面温度を測定したものである。
図6に示すように、給電ハウジング31の表面の温度は、二点鎖線で示すように、関節補助装置Sの稼動とともに、給電部35が発熱するため徐々に高くなり規定温度(48℃)に限りなく近づいた後、放置(関節補助装置の停止)によって徐々に低下する。一方、受電ハウジング32の表面の温度は、実線で示すように、給電ハウジング31の温度変化よりもその傾きが大きく変動し、放置によって迅速に低下する。
このようにPCMは、ある一定時間高温となり、それ以外は低温となる環境で、高温となる時間を先延ばしすることが可能である。本実施例のような関節補助装置は、ある一定時間稼動させるものの、それ以外は放置するため、危険な温度になる前に低温となるように規定温度、及び容量(大きさ)を設定することによって、何らエネルギーを用いないで冷却効果が期待できるので便利である。
一方、図4及び図7に示すように、受電ハウジング32の受電ヘッド47には、矩形のアルミニウム板から形成された放熱板52の一方の面が密着して配置されている。この放熱板52は、矩形枠状に形成された保持枠53により保持されている。また、放熱板52の他方の面には、空間部54を介してABS樹脂製の通気用カバー55が4本の樹脂ネジ等の固定具56により受電ハウジング32に取り付けられている。したがって、受電ヘッド47が放熱板52に予め接着されていることで、これら受電ヘッド47、放熱板52、保持枠53及び通気用カバー55が固定具56により一体化されている。これらは、一体となって樹脂ネジ等の固定具59(図7に示す)を用いて給電部35に固定される。
図7に示すように、通気用カバー55には、多数の通気孔55aが縦横に配列するように形成されている。これらの通気孔54aは、それぞれ放熱板52と通気用カバー55との間に形成された空間部54と連通している。また、多数の通気孔55aは、利用者2の指が挿入されない程度の径に設定されている。つまり、多数の通気孔55aの径は、利用者2の指より小径に形成されている。
次に、制御ユニットの具体的な構成及び機能について説明する。
制御ユニット60は、主として演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM、及び各種データやプログラムを記憶するROMを備えて構成されている。上記CPUが、例えばROMに記憶された各種プログラムを実行することにより、各部を制御するとともに関節補助装置S全体を統括制御する。具体的には、制御ユニット60は、図1に示すように、例えば、DCモータの回転方向や速度等、そのDCモータを駆動制御するための駆動信号を給電部35に出力するようになっている。また、制御ユニット60は、給電する電力を制御するための電力制御信号を給電部35に出力するようになっている。
このように構成された関節補助装置Sは、制御ユニット60によって出力される電力制御信号に基づいて電磁誘導作用により非接触で駆動部5に蓄電池の電力が供給されるとともに、駆動信号に基づいてDCモータを所定の回転数で駆動させリンク機構部3を作動させて利用者2の膝部の動きを補助し、利用者2の歩行が補助されることとなる。
すなわち、本実施形態の関節補助装置Sでは、非接触で電源ユニット10の電力を駆動部5に伝送する一方、制御ユニット60から出力される駆動信号を駆動部5に伝送し、リンク機構部3を作動させて利用者2の膝部の動きを補助し、利用者2の歩行を補助することが可能となる。
このように本実施形態によれば、給電部35に放熱板33の一方の面を密着させて設け、この放熱板33の他方の面に熱吸収体34を取り付けるようにしたので、装置の形状を変えずに内部構造のみの小変更だけで、防水性を有する装置の特に給電部35で発生した熱の放熱を良好に行うことができる。
また、熱吸収体34が形状変化をしても放熱板に密着するように構成したので、放熱をより良好に行うことができる。
<実施形態2>
次に、図8を用いて、本実施形態における電力伝送ユニットについて説明する。なお、本実施形態において、実施形態1の部分と同じ部分には同一の符号を付して示しその詳しい説明を省略する。また、受電ハウジング32に収容される部品等については実施形態1と同様であるためその説明を省略する。
次に、図8を用いて、本実施形態における電力伝送ユニットについて説明する。なお、本実施形態において、実施形態1の部分と同じ部分には同一の符号を付して示しその詳しい説明を省略する。また、受電ハウジング32に収容される部品等については実施形態1と同様であるためその説明を省略する。
図8に示すように、給電ハウジング31の内部には、受電部45に対して電力を伝送するための給電基板36と給電ヘッド37を備えた給電部35と、この給電部35から発生する熱を伝達する放熱板33と、この放熱板33の熱を吸収する熱吸収体34が収容されている。
給電ヘッド37は、給電ユニット38と、情報の送受信を行う図示しない通信端子とを備え、この給電ユニット38及び通信端子は、例えば、ガラスエポキシ製の基板(図示せず)上に位置決めされて給電ハウジング31の内部に固定されている。
給電ユニット38は、環状の給電コイル39と、給電コイル39が取り付けられるフェライト等の磁性体からなる給電コア40と、を備えている。
給電ハウジング31の内部において、給電ユニット38が設けられた基板の裏側には、その基板と接触するように放熱板33が給電ハウジング31の内部に固定され、さらに給電ハウジング31と放熱板33とによって囲まれた空間部には、熱吸収体34と、当該熱吸収体34を放熱板33に密着させるための押し板101及びコイルスプリング102が配置されている。なお、この押し板101、及びコイルスプリング102は、本願の保持手段として機能するものである。
当該押し板101は、当該熱吸収体34よりも少し大きな形状を有し、当該押し板101と給電ハウジング31との間に介在するコイルスプリング102の付勢力によって熱吸収体34を放熱板33側に押し付ける。これにより、熱吸収体34が当該放熱板33に密着される。
また、図9に示すように、コイルスプリング102の代わりにゴムやウレタン樹脂などの弾性体102aを適用しても構わない。この場合、コイルスプリング102よりもその付勢力は弱まるため、熱吸収体34が位置ずれを起こさないようにすることが好ましい。例えば、図9に示すように、熱吸収体34は、その下方が垂れ下がらないように保持体106により保持され、上部がコイルスプリング107により保持されるようにすると良い。このコイルスプリング107は、熱吸収体34の上部位置決め用であるため、図示しないが、例えば、押し板101又は放熱板33に水平方向に延びる突起を設け、一方で熱吸収体34側に孔を設け、当該孔に突起を挿入するように構成しても良い。さらに、押し板101の表面に複数の突起108を設け、当該突起108を熱吸収体34に食い込ませるようにすると良い。このように突起108を押し板101の熱吸収体34と接触する側の面に設けることで、熱吸収体34に突起108が食い込むため、熱吸収体34の位置ずれを容易に防止できる。
なお、本願の保持手段は、本実施形態に示すように、押し板101、コイルスプリング102など弾性体102aの他に、保持体106、コイルスプリング107、突起108を含むものであっても構わない。
また、熱吸収体34は袋体34a、34b、34cを有し、その袋体34a〜34cの内部には、上述したように、ゲル状の溶液等が収容されているため、使用時には、重力によって溶液が下側に移動しやすくなる。そこで、例えば、図10(a)に示すように、袋体34aの内部を千鳥状に区分けするようにすると良い。このようにすれば、溶液が下側に移動するのを極力防止することができる。さらに、図10(b)に示すように、袋体34bの内部を上下に複数分割(図上では2分割)したり、図10(c)に示すように、袋体34cの内部を格子状(図上では上下左右に4分割)にしたりすることで溶液の移動を容易に防止できる。さらにまた、袋体34a〜34cの内部を、図示しないが、給電基板36上に配置される熱源となる素子(例えば、FETなど)に対応する位置の容積を大きくとり、その周囲を区分けするようにしても構わない。
このように袋体34a〜34cの内部を区分けし、前記溶液を収容することで、本実施形態の電力伝送ユニットを使用する際に、当該溶液が移動しにくくなるため、溶液の偏りを極力防止することができる。
このような構成によれば、熱吸収体34は、位置ずれすることなく保持され、且つ放熱板33と常に密着されることとなり、熱の伝導効率を最大限に高めることが可能である。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、受電器のケーシングが雄型であり給電器のケーシングが雌型であるが、各ケーシングは互いに逆の形状をしていても構わない。また、この電力伝送ユニットを関節補助装置に設けるものとして説明したが、関節補助装置以外の他の装置に設けることも可能である。
2…利用者
3…リンク機構部
5…駆動部
10…駆動ユニット
20…蓄電ユニット
30…電力伝送ユニット
31…給電ハウジング
32…受電ハウジング
35…給電部
45…受電部
33…放熱板
34…熱吸収体
3…リンク機構部
5…駆動部
10…駆動ユニット
20…蓄電ユニット
30…電力伝送ユニット
31…給電ハウジング
32…受電ハウジング
35…給電部
45…受電部
33…放熱板
34…熱吸収体
Claims (8)
- 非接触の電磁誘導作用により給電する給電部を筐体の内部に備えた給電器において、
前記給電部に一方の面が密着して設けられた放熱板と、
前記放熱板と筐体の間に設けられた規定温度以上で固体から液体に変化する性質、規定温度以下で液体から固体に変化する性質を有する熱吸収体、
を備えることを特徴とする給電器。 - 非接触の電磁誘導作用により給電する給電部を筐体の内部に備えた給電器と、
当該非接触の電磁誘導作用により前記給電された電力を受電する受電部を備えた受電器と、を具備した非接触型電力伝送装置において、
前記給電部に一方の面が密着して設けられた放熱板と、
前記放熱板と筐体の間に設けられた規定温度以上で固体から液体に変化する性質、規定温度以下で液体から固体に変化する性質を有する熱吸収体、
を備えることを特徴とする非接触型電力伝送装置。 - 請求項2に記載の非接触型電力伝送装置において、
前記熱吸収体は、前記筐体に設けられた保持手段によって常に前記放熱板に密着するように設けられていることを特徴とする非接触型電力伝送装置。 - 前記保持手段は、前記筐体に設けられた弾性体と、その弾性体に取り付けられる押し板と、を備え、
前記熱吸収体は、前記押し板と放熱体によって挟みこまれ、前記弾性体の付勢力によって常に前記放熱板に密着して保持されることを特徴とする請求項3に記載の非接触型電力伝送装置。 - 前記押し板には、前記熱吸収体と接触する側の面に突起が設けられていることを特徴とする請求項4に記載の非接触型電力伝送装置。
- 前記熱吸収体は、内部が区分けされた袋体を有し、当該袋体の内部には、規定温度以上で固体から液体に変化する性質、規定温度以下で液体から固体に変化する性質を有する溶液が収容されていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置。
- 請求項2乃至6のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置において、
前記筐体は気密に保たれていることを特徴とする給電器又は非接触型電力伝送装置。 - 利用者の関節部に取り付けられるリンク機構部と、
前記リンク機構部を駆動して前記関節部の動作を補助する駆動部と、
前記駆動部に非接触で電力を伝送する請求項2乃至7のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置と、
を備えることを特徴とする関節補助装置。
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JP2010079524A JP2010258437A (ja) | 2009-03-31 | 2010-03-30 | 給電器、非接触型電力伝送装置、及び関節補助装置 |
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