JP2010239846A - 非接触型電力伝送装置、及び関節補助装置 - Google Patents

非接触型電力伝送装置、及び関節補助装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の給電系の内、必要に応じて選択される系統のみを用いる非接触型電力伝送装置等に対応可能な非接触型電力伝送装置、及び関節補助装置を提供する。
【解決手段】本発明の非接触型電力伝送装置Sは、電力の給電動作を制御する制御部60を収容した本体ケーシング80と、前記本体ケーシング80の外部に固定して取り付けられ、ケーブル75を介して前記制御部80と接続されて前記電力を非接触の電磁誘導作用により給電する給電ヘッド37を収容した複数の給電ハウジング31と、前記各給電ハウジング31に対応して着脱可能に組みつけられ、前記給電ヘッド37と同軸上で対向配置されて前記電磁誘導作用により電力を受電する受電ヘッド47を収容した複数の受電ハウジング32と、を具備し、前記制御部60は、前記受電ヘッド47に給電可能か否かを判断し、判断の結果、前記受電ヘッド47に給電できないと判断した場合に、前記給電動作を停止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触で電力を伝送可能な非接触電力伝送装置に関し、特に、当該非接触電力伝送装置を用いた関節補助装置等に関する。
近年、筋力の衰えた老人や傷病者の、歩行動作、階段の昇降動作、着座姿勢からの起立動作、起立姿勢からの着座動作等の各種動作を補助することで、筋力の低下を補助するための歩行補助装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような歩行補助装置は、利用者の関節部にリンク機構部を設け、駆動部によって当該リンク機構部を駆動して前記関節部の動作を補助する関節補助装置であって、前記駆動部に対して非接触で電力を伝送する非接触電力伝送装置を備えている。
上記非接触電力伝送装置は、給電器の給電ヘッド基板に給電コイルを有する給電コアを取り付け、受電器の受電ヘッド基板に受電コイルを有する受電コアを取り付け、給電コイル及び給電コアと受電コイル及び受電コアとが同軸上で対向するように給電器と受電器とを結合することで、電磁誘導作用により非接触で給電することができるようにし、また、給電ヘッド基板と受電ヘッド基板とに送信部及び受信部をそれぞれ取り付けて、給電器と受電器とを結合して上述したように給電可能にすると同時に、各種データのやり取りも非接触で行うことができるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−325732号公報 特開2007−143315号公報
ところで、上記関節補助装置に用いられる非接触電力伝送装置では、2つの給電系を有しており、例えば、必要に応じて片方の給電系を選択して使用するような場合には、使用されない給電ヘッド及び給電ヘッドに接続されているケーブルの収納又は固定処理が必要となるものの、ケーブルは多芯ケーブルのため曲げにくく、関節補助装置の使用に際して容易に給電ヘッド及びケーブルが邪魔にならないように処理することが難しい。
また、このような給電ヘッド及びケーブルの処理対策を講じるにあたり、装置の大型化、構造変更などは極力避けたいという要望がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、複数の給電系の内、必要に応じて選択される系統のみを用いる非接触型電力伝送装置等に対応可能な非接触型電力伝送装置、及び関節補助装置を提供しようというものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の非接触型電力伝送装置は、電力の給電動作を制御する制御部を収容した本体ケーシングと、前記本体ケーシングの外部に固定して取り付けられ、ケーブルを介して前記制御部と接続されて前記電力を非接触の電磁誘導作用により給電する給電ヘッドを収容した複数の給電ハウジングと、前記各給電ハウジングに対応して着脱可能に組みつけられ、前記給電ヘッドと同軸上で対向配置されて前記電磁誘導作用により電力を受電する受電ヘッドを収容した複数の受電ハウジングと、を具備し、前記制御部は、前記受電ヘッドに給電可能か否かを判断し、判断の結果、前記受電ヘッドに給電できないと判断した場合に、前記給電動作を停止することを特徴とする。
また、請求項2に記載の非接触型電力伝送装置は、請求項1に記載の非接触型電力伝送装置において、前記給電ハウジングに対して前記受電ハウジングが組みつけられているか否かを検知する検知手段を更に備え、前記制御部は、前記検知の結果、前記給電ハウジングに対して前記受電ハウジングが組みつけられていない場合に、前記受電ヘッドに給電できないと判断することを特徴とする。
また、請求項3に記載の非接触型電力伝送装置は、請求項1又は2に記載の非接触型電力伝送装置において、前記給電ハウジング及び前記本体ケーシングには、前記ケーブルが貫通する貫通孔を有しており、当該貫通孔の周囲であって、前記給電ハウジングと本体ケーシングの間に、環状のシール部材が配置され、前記本体ケーシングと前記給電ハウジングは、前記シール部材の内側に配置される固定具によって固定されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の非接触型電力伝送装置は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置において、前記本体ケーシングの一部には、内側の熱を外部に放熱するための放熱板が設けられ、当該放熱板には、複数の孔部が形成された放熱板カバーが外側に設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の非接触型電力伝送装置は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置において、前記本体ケーシングと、給電ハウジングと、受電ハウジングは気密に保たれていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の関節補助装置は、利用者の関節部に取り付けられるリンク機構部と、前記リンク機構部を駆動して前記関節部の動作を補助する駆動部と、前記駆動部に非接触で電力を伝送する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、着脱可能な給電部と受電部を備える複数の非接触電力伝送装置の給電動作において、必要に応じて受電部が取り外された場合に対処可能である。また、このような非接触電力伝送装置が関節補助装置に取り付けられた場合にも、装置の大型化や複雑な構造変更、プログラム変更などを伴わずに対処することができる。
本発明に係る非接触型電力伝送装置の一実施形態を備えた関節補助装置の構成を示すブロック図である。 一実施形態の非接触型電力伝送装置を備えた関節補助装置が利用者に装着された状態を示す説明図である。 給電ヘッドと受電ヘッドの組み付け状態を示し、図3(a)は給電ハウジングと受電ハウジングが分離している状態図、図3(b)は給電ハウジングに受電ハウジングを組み付けた状態図である。 一実施形態における蓄電ユニット、制御ユニット、及び電力供給ユニットを収容するハウジングの構成例を示す正面図である。 図4のA部分を拡大した断面図である。 図5のB−B断面を示す図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明に係る非接触型電力伝送装置の一実施形態を備えた関節補助装置の構成を示すブロック図、図2は一実施形態の非接触型電力伝送装置を備えた関節補助装置が利用者に装着された状態を示す説明図、図3は給電ヘッドと受電ヘッドの組み付け状態を示し、図3(a)は給電ハウジングと受電ハウジングが分離している状態図、図3(b)は給電ハウジングに受電ハウジングを組み付けた状態図、図4は一実施形態における蓄電ユニット、制御ユニット、及び電力供給ユニットを収容するハウジングの構成例を示す正面図、図5は図4のA部分を拡大した断面図、図6は図5のB−B断面を示す図である。
なお、以下に説明する実施形態は、人体の膝部における関節の動きを補助する関節補助装置Sとして本発明を適用した場合の実施形態である。また、以下の説明において前方及び後方とは、利用者にとって前方及び後方である場合のことである。
−関節補助装置の構成及び機能の概要−
本実施形態の関節補助装置Sは、図1及び図2に示すように、利用者2の両足に取り付けられる駆動ユニット10と、蓄電池を備える蓄電ユニット20と、電磁誘導作用により非接触で駆動ユニット10に対して蓄電ユニット20からの電力を伝送し、かつ駆動ユニット10を駆動制御するための駆動信号を伝送する通信機能付きの電力伝送ユニット30と、各ユニット10、20、30を統括的に制御する制御ユニット60と、を備えている。ここで、上記電力伝送ユニット30は、本発明の非接触型電力伝送装置を構成する。
図2に示すように、駆動ユニット10は、利用者2の両足の大腿部に面接合テープやバンド等の固定具(図示せず)を用いてそれぞれ取り付けられる。
一方、蓄電ユニット20、電力伝送ユニット30、及び制御ユニット60は、図示しないがそれぞれがケーブル等を介して電気的に接続されているとともに、図2及び図3に示すように、それぞれが後述する所定のケーシング内に収容されて利用者2の腰部に装着されるベルト70に取り付けられる。
まず、駆動ユニット10の具体的な構成及び機能について説明する。
駆動ユニット10は、図1及び図2に示すように、利用者2の膝部2aの関節部分に取り付けられるリンク機構部3と、このリンク機構部3を駆動するための駆動部5を備えている。
リンク機構部3は、図2に示すように、例えば、利用者の大腿部に巻き付けられる上部脚当て6の側面に取り付けられる第一リンク3aと、利用者の下腿部に巻きつけられる下部脚当て7の側面に取り付けられる第二リンク3bと、モータ等で構成される駆動部5から動力を得て前記第一リンク3aに対して第二リンク3bを前後方向に揺動させる第三リンク3cと、を含んで構成される。
第一リンク3aは、利用者の大腿部から膝部2aに延びるように取り付けられ、第二リンク3bは利用者の膝部2aから足の先端(地面)方向に延びるように取り付けられており、第一リンク3aと第二リンク3bは、利用者の膝部2a近傍で互いに回動可能に連結されている。また、第三リンク3cの一端が、前記第二リンク3bの先端部に連結されている。
上部脚当て6及び下部脚当て7は、図示しないが、それぞれが一対の脚当て部材を含んで構成されており、利用者2の大腿部及び下腿部の周囲を覆うように巻き付けられ、上述した面接合テープやバンド等の固定具によって着脱可能に取り付けられる。
また、上部脚当て6及び下部脚当て7は、例えば、ポリプロピレン(PP)樹脂等を成形して形成されており、利用者の大腿部と接する部分には、伸縮自在のスポンジ等の緩衝部材が取り付けられている。
駆動部5は、図示しないが、回転機構を有するDCモータと、このDCモータを所定の回転方向及び速度で駆動制御する駆動制御部と、を含んで構成されている。また、駆動部5は、気密及び液密に保たれた筐体5aの内部に収納されており、そのため筐体5aは、内部への水の浸入が防止されている。
上記DCモータは、回転軸が所定の歯車群を含んで構成されるギアボックスを介して第三リンク3cの他端側と接続されている。そして、DCモータの回転軸が回転することによって得られる回転駆動力が上記歯車群を介して直線運動に変換されて第三リンク3cに伝達され、その駆動力が第二リンク3bに伝達される。そして、第二リンク3bが、DCモータの回転方向によって第一リンク3aに対して前後方向に揺動され、利用者2の膝部2aにおける関節の動きを補助するようになっている。
また、図1及び図2に示すように、駆動部5は、電力伝送ユニット30とケーブル11を介して電気的に接続され、蓄電ユニット20からの電力が伝送されるともに、制御ユニット50から送信される駆動信号に応じて駆動制御部がDCモータを駆動制御し、リンク機構部3を作動させる。
次に、非接触型電力伝送装置としての電力伝送ユニット30の具体的な構成及び機能について説明する。
電力伝送ユニット30は、図1に示すように、蓄電ユニット20と電気的に接続される給電部35と、駆動ユニット10と電気的に接続される受電部45と、を備え、制御ユニット60による制御によって給電部35から受電部45へと電力を伝送、及び駆動信号を送信可能である。
給電部35は、受電部45に電力を伝送するための給電回路を含む給電基板36と給電ヘッド37を備えている。一方、受電部45は、給電部35から電力を受電するための受電ヘッド47と、受電ヘッド47により受電した電力を駆動部5に供給するための受電回路を含む受電基板(図示せず)を備えている。給電ヘッド37と図示しない給電基板は、それぞれが別体として構成されており、ケーブル75(図5参照)を介して電気的に接続されている。一方、受電ヘッド47と図示しない受電基板は、それぞれが別体として構成されており、ケーブル11を介して電気的に接続されている。なお、受電基板は、駆動部5を収容する筐体5a内に収容される。
図3に示すように、給電ヘッド37は、給電ユニット38と、情報の送受信を行う通信端子39とを備え、この給電ユニット38及び通信端子39は、例えば、ガラスエポキシ製の基板40上に位置決めされて給電ハウジング31の内部に固定されている。
一方、受電ヘッド47は、受電ユニット48と、情報の送受信を行う通信端子49とを備え、この受電ユニット48及び通信端子49は、例えばガラスエポキシ製の基板50上に位置決めされて受電ハウジング32の内部に固定されている。
また、給電ハウジング31及び受電ハウジング32の内部に設けられている通信端子39、49は、例えばIR−フォトトランジスタやIR−LEDを用い、所定の波長による通信(赤外線通信等)によって、所定の情報を送受信可能に構成されている。
給電ユニット38及び受電ユニット48は、それぞれ環状の給電コイル42及び受電コイル52と、これら給電コイル42及び受電コイル52が取り付けられるフェライト等の磁性体からなる給電コア43及び受電コア53とを備えている。給電コア43及び受電コア53は、それぞれ環状の凹部を有し、この凹部の中央には円柱状の突起を有している。そして、給電コイル42及び受電コイル52がその突起の周りに形成された凹部に収納配置される。
受電ハウジング32は、受電ヘッド47が収容された突起部32aを備えている。一方で給電ハウジング31には、当該突起部32aを受け入れ可能な開口部31aが形成されており、当該給電ハウジング31と受電ハウジング32は着脱可能に組み付けることが可能になっている。
そして、図3に示すように、給電ハウジング31と受電ハウジング32を組み付けた状態において、給電コイル42及び受電コイル52は、互いに近接し、かつ同軸上で対向するように配置される。
そして、給電時には、給電ヘッド37の給電コイル39に電圧を印加することによって、給電コイル42と受電コイル52との間に電磁誘導回路が形成されて、受電コイル52が電磁誘導作用により誘導起電力を発生し、受電部45が給電部35から非接触で電力を受電することが可能になっている。
同様に、給電ハウジング31及び受電ハウジング32の双方の通信端子39、49も、互いに近接し、かつ同軸上で平行に対向するように配置され、双方の通信端子39、49との間で所定の情報が通信可能になっている。
なお、給電ヘッド37及び受電ヘッド47は、基板上においてそれぞれ給電コア43及び受電コア53の高さを基準として樹脂等で覆われ(モールドされ)、給電ヘッド37、及び受電ヘッド47は、それぞれ互いに対向する面にカバーシート44、54を配置して一体化され板状に形成されており、接点等が外部に露出しないようになっている。これにより、給電ハウジング31及び受電ハウジング32は気密に保たれ、外部から給電ハウジング31内への水の浸入を容易に防止することができ、腐食又は錆等による接点不良を防止することが可能となる。
また、図4に示すように、蓄電ユニット20を構成する図示しない蓄電池は蓄電ケーシング100に収容され、制御ユニット60を構成する図示しない電力の給電動作を制御する制御基板や電力を伝達する電力伝達回路として機能する給電部35の給電基板は、電気的に接続された状態で本体ケーシング80に収容されている。蓄電ケーシング100は本体ケーシング80の上端部に着脱可能に取り付けられ、当該蓄電ケーシング100内に収容されている蓄電池と本体ケーシング80内に収容されている制御基板又は給電基板がケーブル60aを介して電気的に接続されている。
また、給電ハウジング31は、本体ケーシング80の下端部に固定して取り付けられる。
本体ケーシング80は、下端面として機能する矩形上の端部壁80aと、その端部壁80aの外周から垂直方向に延ばされた4枚の側部壁80bと、その側部壁80bにより形成される開口部を塞ぐ端部壁(符号なし)を備え、箱状に形成されている。
図5に示すように、本体ケーシング80の端部壁80aには、給電ヘッド37と受電基板とを接続するケーブル75が挿入されるケーブル挿入用孔部83と、給電ハウジング31に形成された4つのネジ孔31a(図6参照)に取り付けられるネジ部材85が挿入されるネジ部材挿入用孔部84と、が形成されており、固定具として機能するネジ部材85が本体ケーシング80の内部から給電ハウジング31のネジ孔31aに取り付けられて給電ハウジング31が本体ケーシング80の下端面に取り付けられる。
また、給電ハウジング31の溝31b(図6参照)には本願のシール部材として機能するゴムなどの弾性部材からなるOリング90が装着される。このOリング90は当該ケーブル挿入用孔部83及びネジ部材挿入用孔部84の外側に設けられており、給電ハウジング31を本体ケーシング80の下端部端部壁80aに取り付けた状態において、給電ハウジング31の周縁と端部壁80aとが接触している部分からケーブル挿入用孔部83及びネジ部材挿入用孔部84を介して本体ケーシング80の内部に外部から水が浸入するのを完全に遮断する。
また、図4に示すように、本体ケーシング80の下端部には、上記に示す給電ハウジング31が2組取り付けられており、受電ハウジング32を左右両側からそれぞれの給電ハウジング31に対して着脱可能に取り付けることが可能である。
また、本体ケーシング80の後方にあたる側部壁80bには、所定の情報を表示する表示パネル95と操作用のスイッチ類96が配置される。
また、本体ケーシング80の内部には複数の基板が配置されるため、その基板の発熱により熱が発生する。そこで、本体ケーシング80の左右方向にあたる側部壁80bの中央部(一部)には、内側の熱を外部に放熱するために、開口部を形成しその開口部にそれぞれアルミなどの材料からなる放熱板97を配置するとともに、その放熱板97の外部側(外側)には放熱板カバー98を側部壁80bに固定して取り付けている。この放熱板カバー98には、多数の通気孔98aが縦横に配列するように形成されており、当該放熱板97を介して放熱される熱が当該通気孔98aを介して外部に放出されるようになっている。
次に、制御ユニットの具体的な構成及び機能について説明する。
制御ユニット60は、主として演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM、及び各種データやプログラムを記憶するROMを備えて構成されている。上記CPUが、例えばROMに記憶された各種プログラムを実行することにより、検知部(検知手段の一例)、駆動制御部(駆動制御手段の一例)、として機能し、各部を制御するとともに関節補助装置S全体を統括制御する。具体的には、制御ユニット60は、例えば、DCモータの回転方向や速度等、そのDCモータを駆動制御するための駆動信号を給電部35に出力するとともに、給電する電力を制御するための電力制御信号を給電部35に出力し、電力の給電動作を統括的に制御するようになっている。
このように構成された関節補助装置Sは、制御ユニット60によって出力される電力制御信号に基づいて電磁誘導作用により非接触で駆動部5に蓄電池の電力が供給されるとともに、駆動信号に基づいてDCモータを所定の回転数で駆動させリンク機構部3を作動させて利用者2の膝部の動きを補助し、利用者2の歩行が補助されることとなる。
すなわち、本実施形態の関節補助装置Sでは、非接触で電源ユニット10の電力を駆動部5に伝送する一方、制御ユニット60から出力される駆動信号を駆動部5に伝送し、リンク機構部3を作動させて利用者2の膝部の動きを補助し、利用者2の歩行を補助することが可能となる。
また、制御ユニット60は、例えば、給電部35と受電部45の電気的又は機械的接続状態を検知し、受電ヘッド47に給電可能か否かを判断し、この判断の結果、受電ヘッド47に給電できないと判断した場合に、受電ヘッド47への給電動作を停止する。
なお、検知する手法としては、例えば、給電コイル42に電流を流したときの抵抗値を測るなどである。なお、その他公知の技術を用いて電気的な接続状態を検出しても構わない。また、検知する手法としては、例えば、給電ハウジング31の開口部31aに対する受電ハウジング32の突部32aの挿入状態をセンサを用いて検出するなどである。また、制御ユニット60は、この結果、給電ハウジング31に受電ハウジング32が適性に組み付けられていない場合に、受電ヘッド47に給電できないとみなせばよい。なお、その他の公知の技術を用いて機械的な接続状態を検出しても構わない。
このように構成された関節補助装置Sは、例えば、右足のみの関節補助動作を利用する場合に、左足に取り付けられる駆動ユニット10は不必要となるため取り外されるが、そのような場合に左足用の駆動ユニット10に電力を供給すべき給電部35への給電を防止することができる。
このように本実施形態によれば、本体ケーシング80に電力伝送ユニット30の給電部35が収容されている複数の給電ハウジング31を固定するようにして、関節補助装置Sにおけるケーブルの露出を最小限にするとともに、必要に応じて駆動ユニット10が取り外された場合に、本体ケーシング80からの余計なケーブルの露出をなくした。また、本実施形態の関節補助装置Sによれば、所定の駆動ユニット10が取り外された場合には、その駆動ユニット10に給電すべき給電動作が停止するようになっている。これにより、2つ駆動ユニット10のうちの1つが必要に応じて取り外される関節補助装置Sなどに対応することが可能である。
また、本体ケーシング80と給電ハウジング31は、その接続面に環状のシール部材として機能するOリング90を配置し、そのOリング90の内側で双方のケーシングを固定するように構成したので、簡易な構成で接続個所からの水の浸入を容易に防止することができる。
また、本体ケーシング80は水の進入などを防止すべく気密性又は密閉性を有しているため、開口部を設けることが困難な構造となっているため、本体ケーシング80内の放熱対策が問題となるが、本体ケーシング80の一部にアルミなどの材料からなる放熱板97を設け、その放熱板97に複数の通気孔98aを有する放熱板カバー98を配置することで、容易に放熱対策を講じることができる。
なお、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態では、給電ハウジング31に対して受電ハウジング32を挿入するような構造となっているが、例えば、給電ハウジング31を雄型とし、受電ハウジング32を雌型として、上下に重ね合わせるような構造であっても良い。また、各ハウジングは互いに逆の形状をしていても構わない。また、本実施形態では、非接触電力伝送装置を歩行補助装置に設けるものとして説明したが、歩行補助装置以外の他の装置に設けることも可能である。
この場合、電力伝送ユニット30の数は限定されるものではない。また、本体ケーシング80に対する給電ハウジング31、放熱板97、蓄電ケーシング100の設置位置は適宜変更することができる。
2…利用者
3…リンク機構部
5…駆動部
10…駆動ユニット
20…蓄電ユニット
30…電力伝送ユニット
31…給電ハウジング
32…受電ハウジング
35…給電部
45…受電部
37…給電ヘッド
48…受電ヘッド
60…制御ユニット
80…本体ケーシング

Claims (6)

  1. 電力の給電動作を制御する制御部を収容した本体ケーシングと、
    前記本体ケーシングの外部に固定して取り付けられ、ケーブルを介して前記制御部と接続されて前記電力を非接触の電磁誘導作用により給電する給電ヘッドを収容した複数の給電ハウジングと、
    前記各給電ハウジングに対応して着脱可能に組みつけられ、前記給電ヘッドと同軸上で対向配置されて前記電磁誘導作用により電力を受電する受電ヘッドを収容した複数の受電ハウジングと、を具備し、
    前記制御部は、
    前記受電ヘッドに給電可能か否かを判断し、判断の結果、前記受電ヘッドに給電できないと判断した場合に、前記給電動作を停止することを特徴とする非接触型電力伝送装置。
  2. 前記給電ハウジングに対して前記受電ハウジングが組みつけられているか否かを検知する検知手段を更に備え、
    前記制御部は、前記検知の結果、前記給電ハウジングに対して前記受電ハウジングが組みつけられていない場合に、前記受電ヘッドに給電できないと判断することを特徴とする請求項1に記載の非接触電力伝送装置。
  3. 前記給電ハウジング及び前記本体ケーシングには、前記ケーブルが貫通する貫通孔を有しており、
    当該貫通孔の周囲であって、前記給電ハウジングと本体ケーシングの間に、環状のシール部材が配置され、
    前記本体ケーシングと前記給電ハウジングは、前記シール部材の内側に配置される固定具によって固定されていることを特徴とする請求項1、又は2に記載の非接触電力伝送装置。
  4. 前記本体ケーシングの一部には、内側の熱を外部に放熱するための放熱板が設けられ、当該放熱板には、複数の孔部が形成された放熱板カバーが外側に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の非接触電力伝送装置。
  5. 前記本体ケーシングと、給電ハウジングと、受電ハウジングは気密に保たれていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置。
  6. 利用者の関節部に取り付けられるリンク機構部と、
    前記リンク機構部を駆動して前記関節部の動作を補助する駆動部と、
    前記駆動部に電力を伝送する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の非接触型電力伝送装置と、
    を備えることを特徴とする関節補助装置。
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