JP2007200580A - バッテリ装置および電動自転車 - Google Patents

バッテリ装置および電動自転車 Download PDF

Info

Publication number
JP2007200580A
JP2007200580A JP2006014490A JP2006014490A JP2007200580A JP 2007200580 A JP2007200580 A JP 2007200580A JP 2006014490 A JP2006014490 A JP 2006014490A JP 2006014490 A JP2006014490 A JP 2006014490A JP 2007200580 A JP2007200580 A JP 2007200580A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
battery case
battery
outside
battery device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006014490A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Fukuoka
裕二 福岡
Masato Tanida
正人 谷田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006014490A priority Critical patent/JP2007200580A/ja
Publication of JP2007200580A publication Critical patent/JP2007200580A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

【課題】小型軽量化を図るとともに安全性を確保した上で、さらに放熱効率を向上させることが可能なバッテリ装置を提供する。
【解決手段】バッテリケース6に、二次電池と、FET20(発熱を伴う部品)とが内蔵されているバッテリ装置であって、樹脂製のバッテリケース6の内部に、FET20の熱をバッテリケース6の外部へ逃がすための金属製の放熱部材26が設けられ、放熱部材26は、放熱フィン27bを有する放熱板27と、熱伝導板28とで構成され、放熱フィン27bがバッテリケース6の外部に露出し、熱伝導板28がFET20と放熱板27とに当接し、露出した放熱フィン27bを覆うカバー33がバッテリケース6の外面に設けられ、カバー33に、空気を取込む取込口33aと、取込まれた空気を排出する排出口33bとが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂製のバッテリケースの内部に、二次電池と、発熱を伴う部品とが設けられているバッテリ装置、および、このバッテリ装置を搭載した電動自転車に関する。
従来、ペダルからの人の踏力による人力駆動力に、二次電池を電源とした電動モータの補助駆動力を加えることで、坂道などでも楽に走行できる電動自転車は既に知られている。この電動自転車では、複数の二次電池を接続してなる電池パックを内蔵したバッテリ装置を、電動自転車本体に着脱自在に取り付けている。
この種のバッテリ装置においては、二次電池の放電機能や充電機能などを安定して発揮すべく、二次電池の充放電に関する制御を行う制御基板をバッテリケース内に配設したものがあり、制御基板にはFET(電界効果トランジスタ)などの負荷により発熱を伴なう半導体素子(発熱を伴なう部品)を有している。
前記のようなFET等の発熱を伴なう部品の熱の放散を良好にするために、例えば、下記特許文献1では、バッテリケースを金属製とし、バッテリケース内に金属製の放熱部材を取付け、この放熱部材をバッテリケース内に設けられた発熱を伴なう部品(負荷素子)に当接した構成を有するバッテリ装置が提案されている。
これによると、前記部品(負荷素子)から発生した熱は、放熱部材を経てバッテリケースに伝えられ、バッテリケースの表面から外部へ放散される。
しかしながら、このようなバッテリ装置では、バッテリケースを金属製にすることで放熱効率を向上させている反面、バッテリケースが重くなるため、軽量化が困難であった。また、バッテリケースが雨水等よって錆びる虞れや、或いは、万一、バッテリケース内で漏電が発生した場合、外部からバッテリケースに接触した人が感電する虞れもある。
また、前記部品(負荷素子)から発生した熱がバッテリケースに伝わった際、バッテリケースの一部分(放熱部材が取付けられている部分)が局所的に高温になり、外部からバッテリケースに接触した人が高温により火傷を負う虞れもある。
このような問題の対策としては、例えば、バッテリケースをプラスチック等の樹脂製にしたバッテリ装置が提案されている(下記特許文献2参照)。すなわち、図13に示すように、樹脂製のバッテリケース71の内壁面に金属製の放熱板72が取付けられ、金属製のヒートシンク73が放熱板72とバッテリケース71内のFET74(発熱を伴なう部品)とに当接して設けられている。
これによると、FET74から発生した熱は、ヒートシンク73を経て、放熱板72に伝えられ、バッテリケース71を介して外部へ放散される。
特開2001−6639 特開2004−79219
しかしながら前記図13に示したバッテリ装置では、一般に、樹脂の熱伝導率は金属の熱伝導率に比べて大幅に低いため、放熱板72の熱を樹脂製のバッテリケース71の外部へ放散させる際、バッテリケース71の内側から外側への熱の伝導率が低下し、放熱効率を向上させることは難しいといった課題がある。特に、電動自転車を低速で走行させている場合、空冷による冷却効果が低下するため、放熱効率の低下が顕著になるといった課題がある。
本発明は、小型軽量化を図るとともに安全性を確保した上で、さらに放熱効率を向上させることが可能なバッテリ装置および電動自転車を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本第1発明は、バッテリケースの内部に、二次電池と、発熱を伴う部品とが設けられているバッテリ装置であって、
樹脂製のバッテリケースの内部に、発熱を伴う部品に当接する金属製の放熱部材が設けられ、
放熱部材はバッテリケースの外部に露出する外部露出部を有し、
外部露出部は安全保護手段によってバッテリケースの外部からの人の接触が阻止され、
安全保護手段は放熱部材の外部露出部の熱をバッテリケースの外部へ放散させる放散空間を有し、
放散空間は放熱部材の外部露出部からバッテリケースの外部に開放されているものである。
これによると、バッテリケースを樹脂製にすることで、小型軽量化を図ることができる。また、発熱を伴う部品から発生した熱は、放熱部材に伝達し、外部露出部から放散空間を経てバッテリケースの外部に放散される。この際、放熱部材の外部露出部はバッテリケースの外部に露出して空冷されるため、バッテリケースの内部から外部への放熱効率が向上する。
さらに、人が放熱部材の外部露出部に接触することは、安全保護手段によって阻止される。これにより、人が高温になった外部露出部に誤って接触して火傷する虞れはなく、安全性が確保される。
本第2発明は、安全保護手段として、放熱部材の外部露出部を覆うカバーがバッテリケースの外面に設けられ、
放散空間はカバー内に形成され、
カバーに、空気を放散空間に取り込む取込口と、取り込まれた空気を放散空間から排出する排出口とが形成され、
取込口から排出口に至る空気の流路上に外部露出部が位置しているものである。
これによると、発熱を伴う部品から発生した熱は、放熱部材に伝達し、外部露出部から放散空間を経てバッテリケースの外部に放散される。この際、取込口からカバー内に取り込まれた空気は放散空間を流れて排出口からカバーの外部へ排出され、このようなカバー内の空気の流れによって、放熱部材の外部露出部が空冷されるため、バッテリケースの内部から外部への放熱効率が向上する。
さらに、人が放熱部材の外部露出部に接触することは、カバーによって阻止される。これにより、人が高温になった外部露出部に誤って接触して火傷する虞れはなく、安全性が確保される。
本第3発明は、カバー内の流路断面積は取込口から排出口へ向かうほど縮小するものである。
これによると、取込口からカバー内に取り込まれた空気の流速は排出口に向かうほど増速して高速になる。これにより、このバッテリ装置を電動自転車に搭載した場合、電動自転車を低速で走行させている時でも、空冷による冷却効果の低下を抑制することが可能となり、放熱効率を良好に保つことができる。
本第4発明は、放熱部材は外部露出部として金属製の放熱フィンを有し、
放熱フィンはバッテリケースを貫通して内部から外部へ露出しているものである。
これによると、発熱を伴う部品から発生した熱は、放熱部材に伝達し、放熱フィンから放散空間を経てバッテリケースの外部に放散される。この際、放熱フィンはバッテリケースの外部に露出して空冷されるため、バッテリケースの内部から外部への放熱効率が向上する。
本第5発明は、放熱部材は、放熱フィンを有する放熱板と、熱伝導部材とで構成され、
放熱板がバッテリケースの内面に装着され、
熱伝導部材が発熱を伴う部品と放熱板とに当接するものである。
これによると、発熱を伴う部品から発生した熱は、熱伝導部材を伝わって放熱板に達し、放熱板の放熱フィンから放散空間を経てバッテリケースの外部に放散される。この際、放熱フィンはバッテリケースの外部に露出して空冷されるため、バッテリケースの内部から外部への放熱効率が向上する。
本第6発明は、バッテリケースに、内外両側に開口する開口部が形成され、
放熱部材は開口部に嵌め込まれ、
放熱部材の外端面が外部露出部として開口部からバッテリケースの外部に露出しているものである。
これによると、発熱を伴う部品から発生した熱は、放熱部材に伝達し、放熱部材の外端面から放散空間を経てバッテリケースの外部に放散される。この際、放熱部材の外端面はバッテリケースの外部に露出して空冷されるため、バッテリケースの内部から外部への放熱効率が向上する。
さらに、人が放熱部材の外端面に接触することは、安全保護手段によって、阻止される。これにより、人が高温になった放熱部材の外端面に誤って接触して火傷する虞れはなく、安全性が確保される。
本第7発明は、放熱部材は、開口部に嵌め込まれる放熱板と、熱伝導部材とで構成され、
放熱板の外端面がバッテリケースの外部に露出し、
熱伝導部材が発熱を伴う部品と放熱板とに当接するものである。
これによると、発熱を伴う部品から発生した熱は、熱伝導部材を伝わって放熱板に達し、放熱板の外端面から放散空間を経てバッテリケースの外部に放散される。この際、放熱板の外端面はバッテリケースの外部に露出して空冷されるため、バッテリケースの内部から外部への放熱効率が向上する。
本第8発明は、電動自転車用であることを特徴とするバッテリ装置である。
本第9発明は、前記第8発明に記載のバッテリ装置を搭載したことを特徴とする電動自転車である。
以上のように本発明によると、バッテリケースを樹脂製にすることで、小型軽量化を図ることができる。また、放熱部材の外部露出部がバッテリケースの外部に露出して空冷されるため、バッテリケースの内部から外部への放熱効率が向上する。さらに、人が放熱部材の外部露出部に接触することは安全保護手段によって阻止されるため、安全性が確保される。
以下、本発明における実施の形態を図面に基いて説明する。
(実施の形態1)
先ず、本発明における実施の形態1を図1〜図6に基いて説明する。
図6に示すように、1は電動自転車であり、補助駆動装置である電動モータ(図示せず)と、この電動モータに駆動電力を供給するバッテリ装置2とが搭載されている。バッテリ装置2はバッテリ搭載部3に取り外し可能に装着されており、バッテリ装置2の電力が消耗した場合には、バッテリ装置2をバッテリ搭載部3から取り外し、充電装置(図示せず)で充電した後、バッテリ装置2をバッテリ搭載部3に装着する。
以下に、バッテリ装置2の構成を説明する。
図1に示すように、バッテリ装置2は、プラスチック等の樹脂製のバッテリケース6と、バッテリケース6に内蔵された電池パック7と中蓋8と制御基板9とを有している。
前記バッテリケース6は左右に2分割可能な半割りケース部材11,12で構成されており、両半割りケース部材11,12はねじ(図示せず)等によって接合されている。また、前記電池パック7は複数のリチウムイオン二次電池14を重ねて接続したものである。
図2に示すように、一方の半割りケース部材11の側壁11aの内面には、内側に突出する枠状の突出縁片15と取付片19とがそれぞれ一体に形成されている。前記中蓋8は突出縁片15に嵌め込まれて取付けられている。バッテリケース6の内部には、電池収納部17と基板収納部18とが形成されており、これら電池収納部17と基板収納部18とは中蓋8によって仕切られている。尚、前記電池パック7は電池収納部17に配置されている。
また、図1中に示した制御基板9は、リチウムイオン二次電池14の放電および充電機能等が安定して発揮されるようにリチウムイオン二次電池14の充放電に関する制御を行うためのものであり、前記取付片19に装着されて基板収納部18に配置されている。この制御基板9には、負荷により発熱を伴う半導体素子、例えばFET20(電界効果トランジスタ:発熱を伴う部品の一例)が複数設けられている。制御基板9には複数の貫通孔22が形成されており、これら貫通孔22に各FET20が嵌め込まれて装着されている。各FET20はその裏面側に放熱部20aを有しており、これら放熱部20aは制御基板9の裏側すなわち中蓋8に対向する側に突出している。尚、FET20は高温になるとオープンになって放電が遮断され、電動モータへの給電が不用意に遮断される虞れがあるため、FET20の熱を放熱するための放熱部材26が設けられている。
図4に示すように、前記放熱部材26は、金属製(例えばアルミニウム合金製等)の放熱板27と金属製(例えばアルミニウム合金製等)の熱伝導板28(熱伝導部材の一例)とで構成されている。
図4(a)に示すように、前記放熱板27は、四角平板状の本体板部27aと、本体板部27aの表側面に立設された複数の放熱フィン27b(外部露出部の一例)とで構成されている。図2,図3に示すように、本体板部27aは一方の半割りケース部材11の側壁11aの内面に密着するように両面粘着テープ等により貼着されている。また、各放熱フィン27bは、一方の半割りケース部材11の側壁11aに形成された複数の貫通孔30に挿入されて、前記半割りケース部材11の内部から外部へ露出している。尚、各放熱フィン27bと一方の半割りケース部材11の側壁11aとの間には防水液(図示省略)が塗布されており、これによって、雨水等がバッテリケース6の外部から放熱フィン27bを伝って内部へ侵入することを防止している。
図4(b)に示すように、前記熱伝導板28は、平板をコ字形状に折曲してクリップ状に形成したものであって、折曲部28aと、折曲部28aの両側から連設された一対の相対向する長挟持片28bおよび短挟持片28cとを有している。図2,図3に示すように、前記制御基板9の上端部は熱伝導板28の長挟持片28bと短挟持片28cとの間に挿入され、長挟持片28bが放熱板27の本体板部27aの裏側面に面接触し、短挟持片28cが各FET20の放熱部20aに面接触している。
尚、前記長挟持片28bと本体板部27aとの接触部および短挟持片28cとFET20の放熱部20aとの接触部にはそれぞれ熱伝導性シリコンが塗布されており、熱伝導板28と放熱板27および熱伝導板28とFET20とはそれぞれ前記熱伝導性シリコンによって接着されている。
図1,図6に示すように、バッテリケース6の一方の半割りケース部材11の側壁11aの外面には、人が外部から放熱フィン27bに接触するのを阻止するためのカバー33(安全保護手段の一例)が設けられている。図2,図3,図5に示すように、カバー33は放熱フィン27bの外側を覆っており、カバー33の内部には、放熱フィン27bの熱をバッテリケース6の外部へ放散させる放散空間34が形成されている。カバー33の前部には、空気を放散空間34に取り込む取込口33aが形成されている。また、カバー33の後部には、取り込まれた空気を放散空間34から排出する排出口33bが形成されている。これにより、放散空間34は、放熱フィン27bから取込口33aと排出口33bとを通じて外部に開放されている。
尚、各放熱フィン27bは取込口33aから排出口33bに至る空気の流路上に位置している。また、排出口33bの開口面積は取込口33aの開口面積よりも小さく設定されており、カバー33内の流路断面積は取込口33aから排出口33bへ向かうほど次第に縮小している。
以下、上記構成における作用を説明する。
バッテリケース6を樹脂製にすることで、小型軽量化を図ることができる。
また、電動自転車1を走行させて電動モータが駆動している際、FET20から発生した熱は、熱伝導板28を伝わって放熱板27に達し、放熱板27の各放熱フィン27bから放散空間34を経てバッテリケース6の外部に放散される。この際、放熱フィン27bは、バッテリケース6の外部に露出しており、取込口33aからカバー33内の放散空間34を流れて排出口33bから排出される空気によって空冷される。これにより、バッテリケース6の内部から外部への放熱効率が大幅に向上する。
また、カバー33内の流路断面積は取込口33aから排出口33bへ向かうほど次第に縮小しているため、取込口33aからカバー33内に取り込まれた空気の流速は排出口33bに向かうほど増速して高速になる。これにより、電動自転車1の走行速度が低速であっても、前記空冷による冷却効果の低下を抑制することが可能となり、放熱効率を良好に保つことができる。特に、上り坂を走行している場合、電動モータに大電流が供給されるためFET20の温度が上昇するにもかかわらず、電動自転車1の走行速度は低速となるが、このような状況においても前記のように空冷による冷却効果の低下を抑制することが可能となるため、放熱効率を良好に保つことができる。
さらに、各放熱フィン27bはカバー33によって覆われているため、運転者が放熱フィン27bに接触することはカバー33によって阻止される。これにより、運転者が高温になった放熱フィン27bに誤って接触して火傷する虞れはなく、安全性が確保される。
前記実施の形態1では、放熱部材26を放熱板27と熱伝導板28との2個の部材で構成しているが、放熱板27と熱伝導板28とを一体物にしてもよい。
(実施の形態2)
次に説明する実施の形態2は、先述した実施の形態1の放熱板の形状を変えたものである。すなわち、図7〜図9に示すように、一方の半割りケース部材11の側壁11aには、内外両側に開口する開口部45が形成されている。この開口部45の内周面には、段差のついた嵌込部45aが形成されている。
また、放熱部材46は、金属製(例えばアルミニウム合金製等)の放熱板47と金属製(例えばアルミニウム合金製等)の熱伝導板28(熱伝導部材の一例)とで構成されている。放熱板47は、四角平板状に形成されており、開口部45の嵌込部45aに嵌め込まれている。放熱板47の外端面47a(外部露出部の一例)が開口部45から一方の半割りケース部材11の外部へ露出している。放熱板47の周縁部は両面粘着テープ等により嵌込部45aに貼着されている。尚、放熱板47の周縁部と一方の半割りケース部材11の側壁11aとの間には防水液(図示省略)が塗布されており、これによって、雨水等がバッテリケース6の外部から放熱板47の周縁部を伝って内部へ侵入することを防止している。
また、前記熱伝導板28は実施の形態1のものと同一であり、熱伝導板28の長挟持片28bが放熱板47の裏側面に面接触し、短挟持片28cが各FET20の放熱部20aに面接触している。
また、バッテリケース6の一方の半割りケース部材11の外面には、人が外部から放熱板47の外端面47aに接触するのを阻止するためのカバー33(安全保護手段の一例)が設けられている。このカバー33は、実施の形態1のものと同一であり、放熱板47の外端面47aの外側を覆っている。カバー33内に形成された放散空間34は、放熱板47の外端面47aから取込口33aと排出口33bとを通じて外部に開放されている。尚、放熱板47の外端面47aは取込口33aから排出口33bに至る空気の流路上に位置している。
以下、上記構成における作用を説明する。
電動自転車1を走行させて電動モータが駆動している際、FET20から発生した熱は、熱伝導板28を伝わって放熱板47に達し、放熱板47の外端面47aから放散空間34を経てバッテリケース6の外部に放散される。この際、放熱板47の外端面47aは、バッテリケース6の外部に露出しており、取込口33aからカバー33内の放散空間34を流れて排出口33bから排出される空気によって空冷される。これにより、バッテリケース6の内部から外部への放熱効率が大幅に向上する。
また、放熱板47の外端面47aはカバー33によって覆われているため、運転者が放熱板47の外端面47aに接触することはカバー33によって阻止される。これにより、運転者が高温になった放熱板47の外端面47aに誤って接触して火傷する虞れはなく、安全性が確保される。
(実施の形態3)
次に説明する実施の形態3は、安全保護手段の別の例を示すものであり、安全保護手段以外の構成は先述した実施の形態2のものと同一である。
すなわち、図10〜図12に示すように、放熱板47の外端面47aには、外側へ突出する複数の保護突起部51(安全保護手段の一例)が設けられている。各保護突起部51は熱伝導率の低い樹脂(プラスチック等)で製作されている。各保護突起部51は、前後方向に長く形成されており、上下方向において所定間隔Aをあけて配列されている。
また、各保護突起部51の上下間には、放熱板47の外端面47aの熱をバッテリケース6の外部へ放散させる放散空間52が形成されている。これら放散空間52は放熱板47の外端面47aからバッテリケース6の外部に開放されている。
これによると、電動自転車1を走行させて電動モータが駆動している際、FET20から発生した熱は、熱伝導板28を伝わって放熱板47に達し、放熱板47の外端面47aから放散空間52を経てバッテリケース6の外部に放散される。この際、放熱板47の外端面47aは、バッテリケース6の外部に露出しており、各保護突起部51間を流れる空気によって空冷される。これにより、バッテリケース6の内部から外部への放熱効率が大幅に向上する。
また、放熱板47の外端面47aには複数の保護突起部51が設けられているため、運転者が放熱板47の外端面47aに接触することは保護突起部51によって阻止される。これにより、運転者が高温になった放熱板47の外端面47aに誤って接触して火傷する虞れはなく、安全性が確保される。
前記実施の形態2および実施の形態3では、放熱部材46を放熱板47と熱伝導板28との2個の部材で構成しているが、放熱板47と熱伝導板28とを一体物にしてもよい。
前記実施の形態3では、安全保護手段の一例として、複数の保護突起部51を放熱板47の外端面47aに設けているが、樹脂製の網部材をバッテリケース6の側壁11aの外面に設け、この網部材で放熱板47の外端面47aを覆ってもよい。
本発明におけるバッテリ装置は電動自転車に最適なものであるが、自転車以外の用途にも適用することが可能である。
本発明の実施の形態1におけるバッテリ装置の分解斜視図 図1におけるX−X矢視図 図1におけるY−Y矢視図 同、バッテリ装置の放熱板の斜視図(a)と熱伝導板の斜視図(b) 図3におけるZ−Z矢視図 同、バッテリ装置を搭載した電動自転車の側面図 本発明の実施の形態2におけるバッテリ装置の放熱部材とその周辺部分との横断面図 同、バッテリ装置の放熱部材とその周辺部分との縦断面図 図8におけるX−X矢視図 本発明の実施の形態3におけるバッテリ装置の放熱部材とその周辺部分との横断面図 同、バッテリ装置の放熱部材とその周辺部分との縦断面図 図11におけるX−X矢視図 従来のバッテリ装置の放熱部材とその周辺部分との断面図
符号の説明
1 電動自転車
2 バッテリ装置
6 バッテリケース
14 リチウムイオン二次電池
20 FET(発熱を伴う部品)
26 放熱部材
27 放熱板
27b 放熱フィン(外部露出部)
28 熱伝導板(熱伝導部材)
33 カバー(安全保護手段)
33a 取込口
33b 排出口
34 放散空間
45 開口部
46 放熱部材
47 放熱板
47a 外端面(外部露出部)
51 保護突起部(安全保護手段)
52 放散空間

Claims (9)

  1. バッテリケースの内部に、二次電池と、発熱を伴う部品とが設けられているバッテリ装置であって、
    樹脂製のバッテリケースの内部に、発熱を伴う部品に当接する金属製の放熱部材が設けられ、
    放熱部材はバッテリケースの外部に露出する外部露出部を有し、
    外部露出部は安全保護手段によってバッテリケースの外部からの人の接触が阻止され、
    安全保護手段は放熱部材の外部露出部の熱をバッテリケースの外部へ放散させる放散空間を有し、
    放散空間は放熱部材の外部露出部からバッテリケースの外部に開放されていることを特徴とするバッテリ装置。
  2. 安全保護手段として、放熱部材の外部露出部を覆うカバーがバッテリケースの外面に設けられ、
    放散空間はカバー内に形成され、
    カバーに、空気を放散空間に取り込む取込口と、取り込まれた空気を放散空間から排出する排出口とが形成され、
    取込口から排出口に至る空気の流路上に外部露出部が位置していることを特徴とする請求項1記載のバッテリ装置。
  3. カバー内の流路断面積は取込口から排出口へ向かうほど縮小することを特徴とする請求項2記載のバッテリ装置。
  4. 放熱部材は外部露出部として金属製の放熱フィンを有し、
    放熱フィンはバッテリケースを貫通して内部から外部へ露出していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバッテリ装置。
  5. 放熱部材は、放熱フィンを有する放熱板と、熱伝導部材とで構成され、
    放熱板がバッテリケースの内面に装着され、
    熱伝導部材が発熱を伴う部品と放熱板とに当接することを特徴とする請求項4記載のバッテリ装置。
  6. バッテリケースに、内外両側に開口する開口部が形成され、
    放熱部材は開口部に嵌め込まれ、
    放熱部材の外端面が外部露出部として開口部からバッテリケースの外部に露出していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のバッテリ装置。
  7. 放熱部材は、開口部に嵌め込まれる放熱板と、熱伝導部材とで構成され、
    放熱板の外端面がバッテリケースの外部に露出し、
    熱伝導部材が発熱を伴う部品と放熱板とに当接することを特徴とする請求項6記載のバッテリ装置。
  8. 電動自転車用であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のバッテリ装置。
  9. 上記請求項8に記載のバッテリ装置を搭載したことを特徴とする電動自転車。
JP2006014490A 2006-01-24 2006-01-24 バッテリ装置および電動自転車 Pending JP2007200580A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006014490A JP2007200580A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 バッテリ装置および電動自転車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006014490A JP2007200580A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 バッテリ装置および電動自転車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007200580A true JP2007200580A (ja) 2007-08-09

Family

ID=38454996

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006014490A Pending JP2007200580A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 バッテリ装置および電動自転車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007200580A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008251262A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Sanyo Electric Co Ltd パック電池
JP2010146774A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Sanyo Electric Co Ltd 電池パック
JP2010239846A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型電力伝送装置、及び関節補助装置
JP2012514445A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 ルノー・エス・アー・エス 特に電気自動車のバッテリの冷却装置およびそうした装置を有する車両
WO2013077205A1 (ja) * 2011-11-21 2013-05-30 三洋電機株式会社 電池パック
US8500150B2 (en) 2010-05-13 2013-08-06 Samsung Sdi Co., Ltd. Transport apparatus
JP2013219043A (ja) * 2008-06-27 2013-10-24 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置
JP2015026486A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 株式会社豊田自動織機 電池モジュールおよび電池モジュールを備えた電池パック
US9246156B2 (en) 2010-11-17 2016-01-26 Samsung Sdi Co., Ltd. Waterproof battery pack
JP2016018604A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 株式会社マキタ 電源装置
WO2017026265A1 (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 株式会社豊田自動織機 電池パック
JP2017069033A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 富士重工業株式会社 車載用バッテリー
US9893329B2 (en) 2014-07-04 2018-02-13 Makita Corporation Electronic power supply device
JP2020198271A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 川崎重工業株式会社 乗物の電池パック
CN112752476A (zh) * 2020-11-25 2021-05-04 宁波联拓思维电子科技有限公司 控制器的散热结构及电动滑板车
CN113809459A (zh) * 2021-09-16 2021-12-17 江苏振乾机电科技有限公司 一种应用于电动挤胶枪的电池仓
FR3116328A1 (fr) * 2020-11-19 2022-05-20 Valeo Systemes Thermiques Compartiment pour un équipement susceptible de dégager de la chaleur

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04260886A (ja) * 1991-02-15 1992-09-16 Tokyo R & D:Kk 電動2輪車
JPH06340285A (ja) * 1993-05-31 1994-12-13 Suzuki Motor Corp 電動車両
JP2002104266A (ja) * 1993-07-26 2002-04-10 Yamaha Motor Co Ltd 電動自転車
JP2002216726A (ja) * 2001-01-17 2002-08-02 Sony Corp 電池及び電池素子収納ケース
JP2004079219A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd バッテリ装置及び電動自転車
JP2004111370A (ja) * 2002-08-29 2004-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池の熱制御装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04260886A (ja) * 1991-02-15 1992-09-16 Tokyo R & D:Kk 電動2輪車
JPH06340285A (ja) * 1993-05-31 1994-12-13 Suzuki Motor Corp 電動車両
JP2002104266A (ja) * 1993-07-26 2002-04-10 Yamaha Motor Co Ltd 電動自転車
JP2002216726A (ja) * 2001-01-17 2002-08-02 Sony Corp 電池及び電池素子収納ケース
JP2004079219A (ja) * 2002-08-12 2004-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd バッテリ装置及び電動自転車
JP2004111370A (ja) * 2002-08-29 2004-04-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池の熱制御装置

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008251262A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Sanyo Electric Co Ltd パック電池
JP2013219043A (ja) * 2008-06-27 2013-10-24 Sanyo Electric Co Ltd 電源装置
JP2010146774A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Sanyo Electric Co Ltd 電池パック
JP2012514445A (ja) * 2008-12-30 2012-06-21 ルノー・エス・アー・エス 特に電気自動車のバッテリの冷却装置およびそうした装置を有する車両
JP2010239846A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型電力伝送装置、及び関節補助装置
US8794649B2 (en) 2010-05-13 2014-08-05 Samsung Sdi Co., Ltd. Transport apparatus
US8500150B2 (en) 2010-05-13 2013-08-06 Samsung Sdi Co., Ltd. Transport apparatus
US9246156B2 (en) 2010-11-17 2016-01-26 Samsung Sdi Co., Ltd. Waterproof battery pack
JPWO2013077205A1 (ja) * 2011-11-21 2015-04-27 ヤマハ発動機株式会社 電池パック
WO2013077205A1 (ja) * 2011-11-21 2013-05-30 三洋電機株式会社 電池パック
JP2015026486A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 株式会社豊田自動織機 電池モジュールおよび電池モジュールを備えた電池パック
US9893329B2 (en) 2014-07-04 2018-02-13 Makita Corporation Electronic power supply device
JP2016018604A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 株式会社マキタ 電源装置
WO2017026265A1 (ja) * 2015-08-10 2017-02-16 株式会社豊田自動織機 電池パック
JP2017069033A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 富士重工業株式会社 車載用バッテリー
JP2020198271A (ja) * 2019-06-05 2020-12-10 川崎重工業株式会社 乗物の電池パック
JP7177752B2 (ja) 2019-06-05 2022-11-24 カワサキモータース株式会社 乗物の電池パック
FR3116328A1 (fr) * 2020-11-19 2022-05-20 Valeo Systemes Thermiques Compartiment pour un équipement susceptible de dégager de la chaleur
WO2022106247A1 (fr) * 2020-11-19 2022-05-27 Valeo Systemes Thermiques Compartiment pour un équipement susceptible de dégager de la chaleur
CN112752476A (zh) * 2020-11-25 2021-05-04 宁波联拓思维电子科技有限公司 控制器的散热结构及电动滑板车
CN112752476B (zh) * 2020-11-25 2022-08-05 宁波联拓思维电子科技有限公司 控制器的散热结构及电动滑板车
CN113809459A (zh) * 2021-09-16 2021-12-17 江苏振乾机电科技有限公司 一种应用于电动挤胶枪的电池仓
CN113809459B (zh) * 2021-09-16 2023-05-12 江苏振乾机电科技有限公司 一种应用于电动挤胶枪的电池仓

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007200580A (ja) バッテリ装置および電動自転車
EP2393139B1 (en) Battery pack
WO2017101679A1 (zh) 托盘、动力电池包及电动车
JP2005349955A (ja) 蓄電機構の冷却構造
JP2008251262A (ja) パック電池
JP2007220794A (ja) コンデンサ装置
JP2009099445A (ja) バッテリモジュール及びバッテリパック
JP2002056904A (ja) 電 池
KR20180054368A (ko) 배터리 팩
JP4483792B2 (ja) 冷却装置
JP2012028402A (ja) パワーユニット
JP3569451B2 (ja) 放熱装置を備える電子機器
JP2014192229A (ja) 車両用電子制御装置
JP2006339229A (ja) 電子部品の冷却に適した筐体
JP4225751B2 (ja) バッテリ装置
JP2003124661A (ja) ヒートインシュレーター一体型のアルミダイカストケース
JP5292524B1 (ja) 電気自動車のパワーコントロールユニット
KR20170112160A (ko) 전기자동차용 obc 모듈
JP2004253271A (ja) 電池パック及びそれを用いた電子機器
JP2008308112A (ja) 車両の電源搭載構造
JP2019169390A (ja) 電池モジュール
JP2005353880A (ja) 電力変換装置
CN218735700U (zh) 一种散热结构及电源
JP2004087368A (ja) 電池パック
JP7466105B2 (ja) 基板ユニット

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080430

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120515