JP2009065759A - 非接触伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に接続可能であって、電気的な不具合が生じにくい非接触伝送装置を提供する。
【解決手段】本願の非接触伝送装置Sは、電磁誘導作用によって電力を伝送する電磁誘導回路23、33と、電磁誘導回路23、33に接続されるケーブルW1と、を備えた装置本体51、61を具備し、非接触で電力を伝送する非接触伝送装置であって、装置本体51、61は、ケーブルW1と接続される電子機器が収容されるケース本体80に取り付けられ、装置本体51、61及びケース本体80には、ケーブルW1が貫通する貫通孔64、81を有しており、貫通孔64、81の周囲であって、装置本体51、61とケース本体80の間に、環状のシール部材85が配置される。
【選択図】図1

Description

本願は、非接触で電力を給電する非接触伝送装置等に関する。
近年、筋力の衰えた老人や傷病者の、歩行動作、階段の昇降動作、着座姿勢からの起立動作、起立姿勢からの着座動作などを補助することで、筋力低下の抑制を図る歩行補助装置が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の歩行補助装置は、利用者の腹部に巻きつけられる腹帯の側面に固定される第一リンクと、利用者の大腿部に巻きつけられる脚当ての側面に固定される第二リンクとを、電気アクチュエータにより連結し、当該電気アクチュエータで第一リンクに対して第二リンクを前後方向に揺動させることで、利用者の大腿部の動きを補助するものである。なお、当該歩行補助装置における電気アクチュエータなど電気部品に電気を供給するための蓄電池などは、背中に背負うようになっている。
また、当該歩行補助装置は、電気アクチュエータなどの電気部品を使用するため、当該電気部品に電気を供給する必要があり、そのための配線が必ず必要となる。通常、この種の装置は、外部に露出した接点を有するコネクタなどによって接続されている。
特開2002−301124号公報
しかしながら、コネクタなど電気的な接点を介して接続されている場合、利用者にとっては、接続も容易でなく、また、何度も着脱を繰り返すことで電気的な接触度が低下(接点における抵抗値が増大)し、これにより電気の供給が非効率になる場合や、接触不良になる場合があるという問題がある。
また、電気的な接点の場合、金属部分が外気に露出することとなり、腐食又は錆などの問題がある。
また、人体に装着するものであるため、長期間(時間)に渡り使用すれば、埃、汗などで脚当てが汚れ、洗濯したい場合があるが、一般に洗濯などすることについては考慮されておらず、且つコネクタを利用している場合には、そのまま洗えないという問題がある。
また、利用者にあっては、手軽に使用可能であって、安価な装置が要求されている。
そこで、このような課題の一例を解消するために、本願は、容易に接続可能であって、電気的な不具合が生じにくい非接触伝送装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の非接触伝送装置は、電磁誘導作用によって電力を伝送する電磁誘導回路(23、33)と、当該電磁誘導回路に接続されるケーブル(W1)と、を備えた装置本体(51、61)を具備し、非接触で電力を伝送する非接触伝送装置であって、前記装置本体は、前記ケーブルと接続される電子機器が収容されるケース本体(80)に取り付けられ、前記装置本体及びケース本体には、前記ケーブルが貫通する貫通孔(64、81)を有しており、前記貫通孔の周囲であって、前記装置本体とケース本体の間に、環状のシール部材(85)が配置されることを特徴とする。
このように本願の非接触式伝送装置は、装置本体とケース本体との間であって、貫通孔の周囲にシール部材が配置されているため、ケース本体と装置本体とが接触している部分からケース本体の内部へと水などが浸入することによって基板や電子機器が接触不良などを起こすことを容易に防止することが可能となっている。
また、請求項2に記載の非接触伝送装置は、請求項1に記載の非接触伝送装置において、前記装置本体は、前記ケース本体を貫通する固定具(83)によって取り付けられ、前記シール部材は、前記固定具及び前記貫通孔の周囲であって、前記装置本体と前記ケース本体の間に配置されることを特徴とする。
このように本願の非接触伝送装置は、装置本体とケース本体との間であって、貫通孔及び固定具の周囲にシール部材が配置されているため、ケース本体と装置本体とが接触している部分からケース本体の内部へと水などが浸入することによって基板や電子機器が接触不良などを起こすことを容易に防止することが可能となっている。
また、請求項3に記載の非接触伝送装置は、請求項1、又は2に記載の非接触伝送装置において、前記装置本体は、電力が供給され、前記電磁誘導作用による給電を行う給電ヘッドを収容する給電ハウジングと、前記給電ハウジングに着脱可能に組み付けられ、前記給電ヘッドと同軸上に対向配置されて前記電磁誘導作用による受電を行う受電ヘッドを収容する受電ハウジングと、を具備し、少なくとも前記給電ハウジング、又は前記受電ハウジングのどちらか一方が、前記ケース本体に取り付けられ、前記受電ヘッド及び給電ヘッドは、前記給電ハウジング及び前記受電ハウジングの内部で樹脂により覆われていることを特徴とする。
このように本願の非接触伝送装置は、給電ヘッド及び受電ヘッドが樹脂により覆われているため、外部から給電及び受電ヘッドへの水の侵入を容易に防止することが可能となっている。
また、請求項4に記載の非接触伝送装置は、請求項3に記載の非接触伝送装置において、前記給電ヘッド及び受電ヘッドは、それぞれ互いに所定の波長により通信可能な通信端子(27、37)を備え、前記受電ヘッド及び給電ヘッドには、可視光を遮断し、且つ通信可能な波長のみを透過させるカバーシート(55)が配置されていることを特徴とする。
このように本願の非接触伝送装置は、給電及び受電ヘッドにはカバーシートが配置されているので、外部から内部の部品を見えなくし、且つ給電及び受電ヘッド間で通信を行うことが可能となる。
また、請求項5に記載の非接触伝送装置は、請求項4に記載の非接触伝送装置において、前記給電ヘッド又は前記受電ヘッドを位置決めするための第1の段差(52a、62a)と、カバーシートを位置決めするための第2の段差(52b、62b)と、が前記受電ハウジング及び給電ハウジングの内部に形成されていることを特徴とする。
このようにすれば、容易に給電ヘッド、受電ヘッド、及びカバーシートを給電又は受電ハウジングの内部に位置決めすることができる。よって、製造者の負担を軽減し、製造時間を短縮することが可能となっている。
また、請求項6に記載の非接触伝送装置は、請求項5に記載の非接触伝送装置において、前記カバーシートは、ドット状に配置された接着シートを用いて前記第2の段差に貼着されることを特徴とする。
このようにすれば、容易にカバーシートを所定の個所に貼着することが可能となる。
また、請求項7に記載の非接触伝送装置の装置本体を製造する製造方法は、請求項4に記載の非接触伝送装置の装置本体を製造する製造方法であって、前記給電ハウジングに給電ヘッドを取り付け、その上部に前記カバーシートを取り付ける工程と、前記給電ハウジングを位置決めする凹部を有する下金型(92)に前記カバーシートが凹部側に配置されるように前記給電ハウジングを載置する工程と、前記給電ハウジングの上部に上金型(91)を配置する工程と、前記上金型を前記下金型側に押圧し、前記給電ハウジングを前記下金型に密着させる押圧部材(93)を前記上金型及び下金型に取り付ける工程と、前記カバーシートと前記給電ハウジングによって形成される空間に樹脂を注入する工程と、を備えたことを特徴とする。
このようにすれば、カバーシートと給電ハウジングによって形成される空間に容易に樹脂を注入することが可能となり、簡易な金型で装置本体として機能する給電ヘッドを含む給電ハウジングを製造することが可能となっている。
また、請求項8に記載の非接触伝送装置の装置本体を製造する製造方法は、請求項4に記載の非接触伝送装置の装置本体を製造する製造方法であって、前記受電ハウジングに受電ヘッドを取り付け、その上部に前記カバーシートを取り付ける工程と、前記受電ハウジングを位置決めする凹部を有する下金型(97)に前記カバーシートが凹部側に配置されるように前記受電ハウジングを載置する工程と、前記受電ハウジングの上部に上金型(96)を配置する工程と、前記上金型を前記下金型側に押圧し、前記受電ハウジングを前記下金型に密着させる押圧部材(98)を前記上金型及び下金型に取り付ける工程と、前記カバーシートと前記受電ハウジングによって形成される空間に樹脂を注入する工程と、を備えたことを特徴とする。
このようにすれば、カバーシートと受電ハウジングによって形成される空間に容易に樹脂を注入することが可能となり、簡易な金型で装置本体として機能する受電ヘッドを含む受電ハウジングを製造することが可能となっている。
以下、本願の最良の実施形態について添付図面に基づいて説明する。図1は利用者の膝部に関節補助装置を装着した際の状態図、図2は関節補助装置の構成図である。なお、以下に説明する実施の形態は、人体の膝部における関節の動きを補助する関節補助装置に対して本願を適用したものである。
―関節補助装置の構成及び機能の概要―
関節補助装置Sは、図1及び図2に示すように、利用者2の両足の膝部の関節部分2aに取り付けられるリンク機構部5と、当該利用者2の膝部の動作に応じてリンク機構部5を駆動する駆動部7と、蓄電池などの電源部9と、電磁誘導作用により非接触で駆動部7に対して当該電源部9の電力を伝送し、且つ駆動部7を駆動制御するための駆動信号Shを伝送する通信機能付きの電力伝送部10と、各部を統括的に制御する制御部15と、を含んで構成されている。
電力伝送部10は、電源部9と接続される給電部20と、駆動部7(例えば、DCモータ)と接続される受電部30と、を備え、制御部15による制御によって非接触にて給電部20から受電部30へと電力を供給、及び駆動信号Shを送信可能になっている。
図1に示すように、電源部9、制御部15、給電部20は電気的に接続された状態で所定のケーシング86に収容されて利用者の腹部に装着され、受電部30、駆動部7は電気的に接続された状態でケーシング80に収容されて利用者の大腿部に装着されるようになっている。なお、当該ケーシング86、80同士は、所定の連結部材87により着脱可能に接続されている。
駆動部7は、図示しないが、例えば、回転機構を有するDCモータと、駆動信号に基づいて当該DCモータを所定の回転方向及び速度で駆動制御する駆動制御部と、を含んで構成されている。DCモータは、回転軸が所定の歯車群を含んで構成されるギアボックスを介してリンク機構部5と接続され、回転軸が回転することによって得られる回転駆動力が前記歯車群を介して直線運動に変換されてリンク機構部5に伝達されるようになっている。そして、リンク機構部5が所定の動作を行うことによって利用者の膝部における関節の動きを補助するようになっている。
制御部15は、主として演算機能を有するCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM、及び各種データやプログラムを記憶するROMを備えて構成されている。当該CPUが、例えばROMに記憶された各種プログラムを実行することにより、各部を制御するとともに関節補助装置S全体を統括制御する。具体的には、制御部15は、図2に示すように、例えば、DCモータの回転方向や速度など当該DCモータを駆動制御するための駆動信号Shを給電部20に出力するようになっている。また、制御部15は、給電する電力を制御するための電力制御信号Sbを給電部20に出力するようになっている。
このように構成された関節補助装置Sは、制御部15によって出力される電力制御信号Sbに基づいて電磁誘導作用により非接触で駆動部7に蓄電池の電力が供給されるとともに、駆動信号Shに基づいてDCモータ7aを所定の回転数で駆動させリンク機構部5を動作させて利用者の膝部の動きを補助するようになっている。
よって、本実施形態の関節補助装置Sでは、非接触で電源部9の電力を駆動部7に伝送、及び制御部15から出力される駆動信号Shを駆動部7に伝送し、リンク機構部5を動作させることが可能となっている。
次に、電力伝送部の具体的な構成及び機能について図3乃至図5を用いて説明する。図3は給電及び受電部の構成図、図4は給電及び受電ユニットの外観斜視図、図5は給電部と受電部を組み付けた時の断面図である。
電力伝送部10の給電部20は、図3に示すように、受電部30に電力を供給するための給電回路21aを含む給電基板21と給電ヘッド23を備え、一方、受電部30は、給電部20から電力を受電するための受電回路31aを含む受電基板31と受電ヘッド33を備えている。給電基板21と給電ヘッド23とは別体として構成されており、それぞれがケーブルW1により電気的に接続されている。一方、受電基板31と受電ヘッド33も別体として構成されており、それぞれがケーブルW1により電気的に接続されている。なお、当該給電又は受電基板21、31はそれぞれ接続ケーブルW2を介して電源部9、制御部15、又は駆動部7と接続されている。
当該給電ヘッド23と受電ヘッド33は連結部材55に設けられており、電磁誘導作用により給電ヘッド23から受電ヘッド33に非接触で電力を伝送可能であって、且つ所定の情報(例えば、駆動信号Sh)を伝送可能になっている。
給電ヘッド23は、給電ユニット25と、情報の送受信を行う通信端子27と、を備え、当該給電ユニット25及び通信端子27は、例えば、ガラスエポキシ基板上に固定されている。一方、受電ヘッド33は、受電ユニット35と、情報の送受信を行う通信端子37と、を備え、当該受電ユニット35及び通信端子37は、例えば、ガラスエポキシ基板上に固定されている。この通信端子27、37は、例えば、IR−フォトトランジスタやIR−LEDを用い、所定の波長による通信(赤外線通信など)によって、所定の情報を送受信可能になっている。
給電及び受電ユニット25、35は、図3及び図4に示すように、環状の給電及び受電コイル41、46と、当該給電及び受電コイル41、46が取り付けられるフェライトなどの磁性体からなる給電及び受電コア42、47と、を備えている。給電及び受電コア42、47は、図4に示すように、それぞれ環状の凹部42a、47aを有し、当該凹部42a、47aの中央には円柱状の突起42b、47bを有している。そして、給電及び受電コイル41、46が当該突起42b、47bの周りであって凹部42a、47aに配置されている。
このように構成された給電及び受電ヘッド23、33は、図5に示すように、それぞれを近接させ重ね合わせるように配置した状態で、当該給電ヘッド23の給電コイル41に電圧を印加することによって受電コイル46が電磁誘導作用により誘電起電力を発生し、受電ヘッド33が当該給電ヘッド23から電力を受電することが可能になっている。
また、給電及び受電ヘッド23、33は、それぞれ給電及び受電ハウジング51、61に収容されている。なお、給電及び受電ハウジング51、61は図1に示す連結部材55として機能するものである。また、図5に示すように、給電ハウジング51は受電ハウジング61の全体を覆うようにして着脱可能に取り付けられている。
そして、受電ハウジング61に対して給電ハウジング51を取り付けた状態において、給電時には、受電コイル46及び給電コイル41が互いに近接し、且つ同軸上で平行に対向するように配置され、これにより給電コイル41と受電コイル46との間に電磁誘導回路が構成される。
一方、双方の通信端子27、37も、互いに近接し、且つ同軸上で平行に対向するように配置され、これにより双方の通信端子27、37との間で所定の情報を通信可能になっている。
なお、給電及び受電ユニット25、35、通信端子27、37、給電基板21、及び受電基板31は、基板上においてそれぞれ樹脂等で覆われ(モールドされ)、上部にカバーシート55を配置して一体化された板状に形成されており、接点などが露出しないようになっている。これにより、外部から水などの浸入を容易に防止でき、腐食又は錆などによる接点不良を防止することが可能となっている。
次に、給電及び受電ハウジングの構造について、図6乃至図10を用いて詳述する。図6は給電及び受電ハウジングの組み付け構造を示し、図6(a)は取付部材の斜視図、図6(b)は給電ハウジングの斜視図、図6(c)は受電ハウジングの斜視図、図7は給電ハウジングの内部を示す斜視図、図8は受電ハウジングの底面を示す斜視図、図9は溝部に設けられる蓋部の構造を示し、図9(a)は給電ハウジングの斜視図、図9(b)は蓋部の正面拡大図、図10は給電及び受電ハウジングの他の実施形態を示し、図10(a)は給電ハウジングの内部構造図、図10(b)は受電ハウジングの内部構造図である。
図6に示すように、給電ハウジング51と受電ハウジング61は取付部材70によって着脱可能に取り付けられる。
給電ハウジング51は、図6(b)に示すように、略卵型形状の端部壁51aと、その端部壁51aの外周から略垂直方向に延ばされた側部壁51bとを有する円筒型のケース本体52を有している。よって、ケース本体52の一端は開口を有している。当該側部壁51bの外壁は、端部壁51aから開口に向かって外側に張り出すように湾曲して形成される。
ケース本体52の内部は、図7に示すように、端部壁51aの一部として機能する底部を有し、この底部には、段差を形成することによって給電ヘッド23の基板がはめ込まれる平面矩形状の凹部52aを有している。当該凹部52aに給電ヘッド23の基板が取り付けられることによって、給電コイル41、給電コア42、及び通信端子27が位置決めされる。
また、当該凹部52aの上部に形成されている平滑面には、外部から給電ヘッド23が遮蔽されるようにカバーシート55が配置される。当該カバーシート55は、可視光を遮断し、所定の波長(例えば、赤外線)のみを透過する材料が好適に用いられる。さらに好適には、耐熱性を重視し、例えば、ポリカーボネイト(PC)系の材料が用いられ、給電ヘッド23側と対向する面に黒色の赤外線を透過する着色剤(IRインキ)が塗布されて形成される。これにより給電ヘッド23上にカバーシート55を配置した状態で、当該給電ヘッド23上に樹脂を注入する上で、耐熱性を考慮することなく、樹脂を注入することが可能となる。また、着色剤は外部に露出しないため、経年劣化などによる剥がれなどが防止され、その耐久性にも優れる。
また、カバーシート55を取り付ける際には、凹部52aが形成されている関係上接着剤を塗布しにくいため、一般にドットライナーと称される貼着シートを用意し、カバーシート55を取り付けたい所定部に当該貼着シートを押し付けドット状の両面接着体をその所定部に貼着し、その接着体によってカバーシート55を貼り付けるようにすることが好ましい。当該ドットライナーとは、シート面上にドット状の両面接着体が配置されたシートであって、当該シートを所定部に押し付けることにより押し付けられた箇所に対応する各ドット状の両面接着体が剥がれるようになっているものである。これにより、接着したい個所に対応させてカバーシート55を取り付けるための接着シートを切断するなどの作業がなくなるため、作業者の負担を軽減し、作業工程を短縮化することが可能となる。
また、側部壁51b及び底部52の一部は切り欠かれて溝部53が形成されており、当該溝部53は、凹部52aと通じており、当該ケース本体52のカバーシート55と凹部52aとで形成される空間内に樹脂を埋め込む際の入口として用いられる。
当該溝部53は、図9に示すように、ヒンジ機能を有するように蓋部51cを端部壁51aに形成し、当該溝部53からの樹脂の注入が終了したら、当該蓋部51cを折り曲げて溝部53を閉じるようにしても構わない。このようにすれば、見栄えが良くなるとともに外部から空気や水の浸入による侵食を容易に防ぐことが可能となる。
また、端部壁51aには、溝部53が形成された内側に給電ヘッド23からケーブルW1を引き出すための貫通孔54が形成され、当該貫通孔54は端部壁51aから突出して形成されるパイプ状の突出部に連通している。
一方、受電ハウジング61は、図6(c)に示すように略卵型形状の端部壁61aと、その端部壁61aの外周から略垂直方向に延ばされた側部壁61bとを有する円筒型のケース本体62を有している。よって、ケース本体62の一端は開口を有している。当該側部壁61bの外壁は、当該給電ハウジング51の側部壁51bと同様に、端部壁61aから開口に向かって外側に張り出すように湾曲して形成される。
ケース本体62の内部は、端部壁61aの一部として機能する底部を有し、この底部には、段差を形成することによって受電ヘッド33の基板がはめ込まれる平面矩形状の凹部62aを有している。当該凹部62aに受電ヘッド33の基板が取り付けられることによって、受電コイル46、受電コア52、及び通信端子37が位置決めされる。
また、当該凹部62aの上部に形成されている平滑面には、給電ハウジング51と同様に、カバーシート55が貼着シートによって取り付けられる。また、側部壁61b及び底部62の一部は切り欠かれて溝部63が形成されており、当該溝部63は、凹部62aと通じており、当該ケース本体62のカバーシート55と凹部62aで形成される空間内に樹脂を埋め込む際の入口として用いられる。
また、端部壁61aには、溝部63が形成された内側に受電ヘッドからリード線を引き出すための貫通孔64が形成され、当該貫通孔64は端部壁61aから突出して形成されるパイプ状の突出部に連通している。
当該受電ハウジング61のケース本体62は、給電ハウジング51のケース本体52よりも一回り小さく形成されており、受電ハウジング61の側部壁61bの外周面が給電ハウジング51のケース本体52に形成されている側部壁51bの内周面に当接するようになっている。そして、受電ハウジング61のケース本体62の外周はその全周に亘って給電ハウジング51のケース本体52に形成されている側部壁51bの内周面に気密に取り付けられる。
また、図8に示すように、端部壁61aの下端面には、端部壁61a外周の内側に沿ってシール部材として機能するゴムなどの弾性体(例えば、Oリング85)が配置される溝65が形成されているとともに、その溝65の内側の4隅には、所定のケーシングに取り付けるためのネジ部材83が取り付けられるねじ孔66が形成されている。さらに端部壁61aの側部には、取付部材70のフック72aと係合する係合部67が形成されている。
また、他の実施形態として、図10に示すように、給電ハウジング51及び受電ハウジング61の凹部52a、62aに新たにカバーシート配置用の段差52b、62bを設けるようにしても構わない。このようにすることで、カバーシート55の位置決めが容易にできるとともに、カバーシート55の周縁がその段差52b、62bによって保持されるため当該カバーシート55の端部を剥がれ難くすることが可能となる。
また、給電ハウジング51及び受電ハウジング61のケース本体52、62は、図6(a)に示すように、取付部材70により一体的に取り付けられる。取付部材70は、例えば、樹脂製の部材であって、水平部71と、その水平部71の両端に対向するように取り付けられる垂直部72と、を含む略H状に形成されている。当該垂直部72の一端側には、フック72aが形成されている。そして、互いのケース本体52、62を嵌合させた状態で、水平部71を給電ハウジング51の端部壁51aに沿って配置し、当該フック72aを受電ハウジング61の両側部に形成された係合部65と係合させることで、互いのケース本体52、62を着脱可能に取り付けることが可能となっている。
このように給電ハウジング51及び受電ハウジング51は、その側面形状が湾曲して形成されているため、利用者は手にフィットし易く、且つ両者を嵌め易くなっており、給電ハウジング51と受電ハウジング61の嵌合を容易に行うことが可能となっている。
次に、給電及び受電ハウジングの取付状態について、図11及び図12を用いて詳述する。図11は受電ハウジングが所定のケーシングに取り付けられ、当該受電ハウジングに給電ハウジングが取付部材によって取り付けられる状態を示す図、図12は図11のA−A断面図である。なお、本実施形態では受電ハウジング61を所定のケーシング80に取り付ける取付例を示すこととするが、給電ハウジング51を所定のケーシング80に取り付ける場合に適用することも可能である。
図11に示すように、受電ヘッド33を収容する受電ハウジング61は、所定のケーシング80に取り付けられる。ケーシング80は、例えば、略矩形状の端部壁80aと、その端部壁80aの外周から下方垂直方向へ延ばされた4枚の側部壁80bと、その側部壁80bにより形成された開口部を塞ぐ蓋(図示なし)と、を備え、内部には当該受電ヘッド33とケーブルW1を介して電気的に接続される図示しない受電基板31及び駆動部7(駆動モータなど)が収容される。
図12に示すように、端部壁80aには、受電ヘッド33と受電基板31とを接続するケーブルW1が挿入されるケーブル挿入用孔部81と、受電ハウジング61に形成されたネジ孔66に取り付けられるネジ部材83が挿入されるネジ部材挿入用孔部82と、が形成されており、当該ケーブル挿入用孔部81と受電ハウジング61から突出している突出部とを位置あわせした状態で、ネジ部材83がケーシング80の内部から受電ハウジング61のネジ孔66に取り付けられて当該受電ハウジング61が当該ケーシング80の端部壁80a上に取り付けられるようになっている。また、受電ハウジング61の溝65にはOリング85が装着される。これにより受電ハウジング61をケーシング80の端部壁80aに気密に取り付けることが可能となる。
このOリング85は当該ケーブル挿入用孔部81及びネジ部材挿入用孔部82の外側に設けられるため、受電ハウジング61をケーシング80の端部壁80aに取り付けた状態において、受電ハウジング61と端部壁80aとが接触している部分からケーブル挿入用孔部81及びネジ部材挿入用孔部82を介してケーシング80の内部に外部から水などが浸入するのを完全に遮断することが可能となっている。
このように構成された関節補助装置Sは、コネクタなど外部に露出した接点を用いる必要性がなくなるとともに、容易に着脱可能であって、防水処理が施されているため、例えば、脚当てをそのまま洗っても、従来のように当該接点に腐食や錆などが発生し、電力の供給が減少、及びリークなどの発生を防止できるので、不具合を生じないようにすることが可能となっている。
次に、給電及び受電ヘッドの製造方法について、図13、及び図14を用いて詳述する。図13は給電ハウジング用の金型を示し、図13(a)は断面図、図13(b)は平面図、図14は受電ハウジング用の金型を示し、図14(a)は断面図、図14(b)は平面図である。
給電ヘッド23及び受電ヘッド33は、一端に開口を有する容器状の給電及び受電ハウジング(樹脂成形体)51、61の内部に給電ヘッド23及び受電ヘッド33の基板を実装し、当該基板上を樹脂で封止して、水分や振動などから基板上に設けられた各種部品(給電及び受電ユニット25、35、通信端子27、37)を保護する。また、樹脂上にはカバーシート55が設けられる。
このような給電ヘッド及び受電ヘッド23、33は、以下に説明する金型によって製造することが可能となっている。以下、給電ハウジング用の金型と受電ハウジング用の金型とに分けて説明を行なう。まず、給電ハウジング用の金型について説明する。
図13に示すように、給電ハウジング用の金型90は、上金型91、下金型92、及び押圧部材93を含んで構成されている。
下金型92は、給電ハウジング51と協同してキャビティ空間Sを形成する。下金型92は、給電ハウジング51の開口部外周を覆う略卵状の底面を有する凹部92aが形成されている。この凹部92aは、給電ハウジング51の溝部53と連絡し、且つ外部と連絡する連絡路92bが形成されている。
上金型91は、下金型92と略同じ幅を有する板状体で形成されている。この板状体は、給電ハウジング51に形成されている突出部を露出した状態で当該下金型92の上部に配置される。
押圧部材93は、下金型92の幅方向に掛け渡される基体93aと、その基体93aの両端部から垂直方向に曲折して形成され下金型92及び上金型91の側面部を支持する側壁93bと、その側壁93bの両端部から内側に曲折して形成される突出体93cと、含んで構成されている。当該突出体93cには、螺旋状のネジ孔93dが形成され、当該ネジ孔93dにはネジ孔93dと螺合するネジ部材94が設けられている。そして、当該ネジ部材94の締付力によって、上金型91を下金型92に密着させるように押圧するようになっている。
次に、上記金型を用いて給電ヘッドとカバーシートの間に樹脂を注入する方法について説明する。
まず、給電ハウジング51に給電ヘッド23を取り付けるともに、その上部にカバーシート55を取り付けて、このカバーシート55が凹部側に配置されるように、下金型92の凹部92aに給電ハウジング51を載置する。
次に、下金型92及び給電ハウジング51の上部に上金型91を配置するとともに、押圧部材93を下金型92及び上金型91に取り付け、当該押圧部材93に設けられたネジ部材94の締付力を調整し、上金型91を下金型92に密着させ、給電ハウジング51を下金型92に密着させる。
次に、連絡路92bを介してキャビティ空間S内にウレタン樹脂を注入する。つまり、キャビティ空間Sに樹脂を流し込み、樹脂を固化させてカバーシート55と給電ヘッド23の基板との間を樹脂封止する。
最後に、ネジ部材94を緩め、押圧部材93を上下金型91、92から取り外し、下金型92から上金型91を解放させて、給電ハウジング51を取り外し、処理を終了する。
次に、受電ハウジング用の金型について説明する。図14に示すように、受電ハウジング用の金型95は、上金型96、下金型97、及び押圧部材98を含んで構成されている。
下金型97は、受電ハウジング61と協同してキャビティ空間Sを形成する。下金型97は、受電ハウジング61の開口部外周を覆う略卵状の底面を有する凹部97aが形成されている。この凹部97aは、受電ハウジング61の溝部63と連絡し、且つ外部と連絡する連絡路97bが形成されている。なお、本実施形態の下金型97における凹部97aの高さは、受電ハウジング61の高さ(深さ)よりも低く形成されている。
上金型96は、受電ハウジング61と略同形状の板状体で形成されている。この板状体は、受電ハウジング61に形成されている突出部を回避するように溝部96aが形成され、当該受電ハウジング61の上部に配置される。
押圧部材98は、上金型96の幅方向に掛け渡される基体98aと、その基体98aの両端部から垂直方向に曲折して形成され下金型97の側面部を支持する側壁98bと、その側壁98bの両端部から内側に曲折して形成される突出体98cと、含んで構成されている。当該基体98aの中央部には、螺旋状のネジ孔98dが形成され、当該ネジ孔98dにはネジ孔98dと螺合するネジ部材99が設けられている。そして、当該ネジ部材99の締付力によって、上金型96を介して受電ハウジング61を下金型97に密着させるように押圧するようになっている。
次に、上記金型を用いて受電ヘッドとカバーシートの間に樹脂を注入する方法について説明する。
まず、受電ハウジング61に受電ヘッド33を取り付けるともに、その上部にカバーシート55を取り付けて、このカバーシート55が凹部側に配置されるように下金型97の凹部97aに受電ハウジング61を載置する。
次に、受電ハウジング61の上部に上金型96を配置するとともに、押圧部材98を下金型97及び上金型96に取り付け、当該押圧部材98に設けられたネジ部材99の締付力を調整し、上金型96を下金型97側に押圧して受電ハウジング61を下金型97に密着させる。
次に、連絡路97bを介してキャビティ空間S内にウレタン樹脂を注入する。つまり、キャビティ空間Sに樹脂を流し込み、樹脂を固化させてカバーシート55と受電ヘッド33の基板との間を樹脂封止する。
最後に、ネジ部材99を緩め、押圧部材98を上下金型96、97から取り外し、下金型97から上金型96を解放させて、受電ハウジング61を取り外し、処理を終了する。
本実施形態の金型90、95によれば、カバーシート55と給電ハウジング51又は受電ハウジング61によって形成されるキャビティ空間Sに容易に樹脂を注入することが可能となり、簡易な金型で装置本体を構成する給電ヘッド23を含む給電ハウジング51及び受電ヘッド33を含む受電ハウジング61を製造することが可能となっている。また金型90、95は簡易な構成によって製造可能なため、金型にかかるコストを低減することができ、製造コストを低減できる。
また、カバーシート55は耐熱性を有した材料を用いるため、熱変形を考慮しなくてよいため、樹脂の注入工程において処理時間を短縮可能となっている。また、カバーシート55はインキ面が外部に露出しないため、経年劣化などによるインキ面の剥がれなどが防止され、その耐久性にも優れる。
なお、本実施形態は一形態であって、この形態に限定されるものではない。例えば、給電ヘッド23と受電ヘッド33が収容される給電及び受電ハウジング51、61の形状は、それぞれ逆の形状をしていても構わない。その場合には、給電ハウジング51が受電ハウジング61によって覆われることとなる。
また、ケーシング80に取り付けられる一例として受電ハウジング61の取付例を示したが、給電ハウジング51も受電ハウジング61と同様に所定のケーシングに取り付けることが可能である。
また、受電ハウジング61をケーシング80に取り付ける場合に、図示しないが、例えば、受電ハウジング61の側面を固定具によって保持するなど他の実施形態が考えられるが、そのような場合には、Oリング85は、ケーブル挿入用孔部81の外周に設けられていれば足りる。
また、本実施形態の給電ハウジング51、及び受電ハウジング61には、小型化を図るために、電磁誘導回路を構成するための一部である給電ヘッド23、受電ヘッド33のみがそれぞれのハウジングに取り付けられるようになっているが、給電ヘッド23に接続される給電回路21aを含む給電基板21、受電ヘッド33に接続される受電回路31aを含む受電基板31を給電ヘッド23、受電ヘッド33と一緒に給電ハウジング51、及び受電ハウジング61に取り付けるようにしても構わない。
利用者の膝部に関節補助装置を装着した際の状態図である。 関節補助装置の構成図である。 給電及び受電部の構成図である。 給電及び受電ユニットの外観斜視図である。 給電部と受電部を組み付けた時の断面図である。 給電及び受電ハウジングの組み付け構造を示し、図6(a)は取付部材の斜視図、図6(b)は給電ハウジングの斜視図、図6(c)は受電ハウジングの斜視図である。 給電ハウジングの内部を示す斜視図である。 受電ハウジングの底面を示す斜視図である。 溝部に設けられる蓋部の構造を示し、図9(a)は給電ハウジングの斜視図、図9(b)は蓋部の正面拡大図である。 給電及び受電ハウジングの他の実施形態を示し、図10(a)は給電ハウジングの内部構造図、図10(b)は受電ハウジングの内部構造図である。 受電ハウジングが所定のケーシングに取り付けられ、当該受電ハウジングに給電ハウジングが取付部材によって取り付けられる状態を示す図である。 図11のA−A断面図である。 給電ハウジング用の金型を示し、図13(a)は断面図、図13(b)は平面図である。 受電ハウジング用の金型を示し、図14(a)は断面図、図14(b)は平面図である。
符号の説明
S 関節補助装置
W1 ケーブル
23 給電ヘッド
33 受電ヘッド
51 給電ハウジング
52a、62a 凹部
52b、62b 段差
55 カバーシート
61 受電ハウジング
64 貫通孔
80 ケーシング
81 ケーブル挿入用孔部
83 ネジ部材
85 Oリング
91、96 上金型
92、97 下金型
93、98 押圧部材

Claims (8)

  1. 電磁誘導作用によって電力を伝送する電磁誘導回路と、当該電磁誘導回路に接続されるケーブルと、を備えた装置本体を具備し、非接触で電力を伝送する非接触伝送装置であって、
    前記装置本体は、前記ケーブルと接続される電子機器が収容されるケース本体に取り付けられ、
    前記装置本体及びケース本体には、前記ケーブルが貫通する貫通孔を有しており、
    前記貫通孔の周囲であって、前記装置本体とケース本体の間に、環状のシール部材が配置されることを特徴とする非接触伝送装置。
  2. 前記装置本体は、前記ケース本体を貫通する固定具によって取り付けられ、
    前記シール部材は、前記固定具及び前記貫通孔の周囲であって、前記装置本体と前記ケース本体の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の非接触伝送装置。
  3. 前記装置本体は、電力が供給され、前記電磁誘導作用による給電を行う給電ヘッドを収容する給電ハウジングと、前記給電ハウジングに着脱可能に組み付けられ、前記給電ヘッドと同軸上に対向配置されて前記電磁誘導作用による受電を行う受電ヘッドを収容する受電ハウジングと、を具備し、
    少なくとも前記給電ハウジング、又は前記受電ハウジングのどちらか一方が、前記ケース本体に取り付けられ、
    前記受電ヘッド及び給電ヘッドは、前記給電ハウジング及び前記受電ハウジングの内部で樹脂により覆われていることを特徴とする請求項1、又は2に記載の非接触伝送装置。
  4. 前記給電ヘッド及び受電ヘッドは、それぞれ互いに所定の波長により通信可能な通信端子を備え、
    前記受電ヘッド及び給電ヘッドの上部には、可視光を遮断し、且つ通信可能な波長のみを透過させるカバーシートが配置されていることを特徴とする請求項3に記載の非接触伝送装置。
  5. 前記給電ヘッド又は前記受電ヘッドを位置決めするための第1の段差と、カバーシートを位置決めするための第2の段差と、が前記受電ハウジング及び給電ハウジングの内部に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の非接触伝送装置。
  6. 前記カバーシートは、ドット状に配置された接着シートを用いて前記第2の段差に貼着されることを特徴とする請求項5に記載の非接触伝送装置。
  7. 請求項4に記載の非接触伝送装置の装置本体を製造する製造方法であって、
    前記給電ハウジングに給電ヘッドを取り付け、その上部に前記カバーシートを取り付ける工程と、
    前記給電ハウジングを位置決めする凹部を有する下金型に前記カバーシートが凹部側に配置されるように前記給電ハウジングを載置する工程と、
    前記給電ハウジングの上部に上金型を配置する工程と、
    前記上金型を前記下金型側に押圧し、前記給電ハウジングを前記下金型に密着させる押圧部材を前記上金型及び下金型に取り付ける工程と、
    前記カバーシートと前記給電ハウジングによって形成される空間に樹脂を注入する工程と、
    を備えたことを特徴とする非接触伝送装置の装置本体を製造する製造方法。
  8. 請求項4に記載の非接触伝送装置の装置本体を製造する製造方法であって、
    前記受電ハウジングに受電ヘッドを取り付け、その上部に前記カバーシートを取り付ける工程と、
    前記受電ハウジングを位置決めする凹部を有する下金型に前記カバーシートが凹部側に配置されるように前記受電ハウジングを載置する工程と、
    前記受電ハウジングの上部に上金型を配置する工程と、
    前記上金型を前記下金型側に押圧し、前記受電ハウジングを前記下金型に密着させる押圧部材を前記上金型及び下金型に取り付ける工程と、
    前記カバーシートと前記受電ハウジングによって形成される空間に樹脂を注入する工程と、
    を備えたことを特徴とする非接触伝送装置の装置本体を製造する製造方法。
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