JP4577674B2 - 商品企画開発システム、商品企画開発方法および商品企画開発プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

商品企画開発システム、商品企画開発方法および商品企画開発プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットまたは雑誌等の媒体(メディア)を用いて意見を交換することで新商品の企画/開発を行う商品企画開発システム、商品企画開発方法および商品企画開発プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものであり、特に、商品の企画からプライスの設定に至るまでのすべての工程を、生活者、前記メディアを所有する企業、メーカ間の意見交換で実施可能な商品企画開発システム、商品企画開発方法および商品企画開発プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、「顧客のニーズが多種多様にわたっていること」、また、「自分自身にとって本当に必要なものだけを取捨選択して商品を購入するようになってきていること」から、新商品の開発にたずさわる各企業においては、個々の顧客のニーズを十分に満たすことが段々と難しくなってきている。
【0003】
そのため、各企業においては、商品の差別化を図るために、商品やサービスを生産者から消費者へ合理的かつ能率的に流すための活動を行い、すなわち、市場調査等の手段を用いて顧客の潜在的ニーズの調査を行い、それを商品に反映することが、大変重要となってきている。
【0004】
一方、顧客の潜在的ニーズの調査を既存のインターネットを利用して行い、その結果を、新商品の開発に反映しようとする試みが、各企業の間で検討されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、商品の企画/開発から販売に至るまでの新商品の開発に関するすべての工程を、インターネットまたは雑誌等のメディアを用いた意見交換、すなわち、生活者、前記メディアを所有する企業、およびメーカ間の意見交換、に基づいて実施する、というシステム自体が存在しない。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、商品の企画/開発から販売に至るまでのすべての工程を、「インターネットまたは雑誌等のメディアを用いた、生活者、メディア、メーカ間の意見交換」、に基づいて実施することにより、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映可能な商品企画開発システム、商品企画開発方法および商品企画開発プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに、複数の顧客の端末からの意見情報に基づいて開発された新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示手段と、前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付手段と、受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを格納する記憶手段と、前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時するタイマと、所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、新商品の企画/開発に関する商品企画開発情報がネットワークを介して不特定多数の顧客に告知される。これにより、顧客は、商品企画開発情報を閲覧し、新商品に関する意見を持つ。この意見は、意見情報収集手段により意見情報として収集され、新商品を企画、開発する企業では、意見情報に基づいて顧客のニーズを把握する。さらに、該企業では、ニーズに沿った商品情報をネットワークを介して告知する。
【0009】
このように、この発明によれば、ネットワークを介して顧客の意見情報をインタラクティブに収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った商品情報を告知するようにしたので、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映することができる。
また、この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0010】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の商品企画開発システムにおいて、新商品の企画/開発に関する商品企画開発情報を、ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な前記ホームページに表示する商品企画情報告知手段と、前記ホームページで前記商品企画開発情報を閲覧した顧客の端末から前記意見情報を前記ネットワークを介して受信する意見情報収集手段と、前記意見情報に基づく試作品情報を、前記ネットワークを介して前記ホームページに表示する試作品情報告知手段とを備え、前記意見情報収集手段は、前記商品企画情報に加えて、前記ホームページで前記試作品情報を閲覧した顧客の端末から前記意見情報を受信することを特徴とする。
【0011】
この発明によれば、意見情報に基づく顧客のニーズに沿って試作品情報をネットワークを介して告知するようにしたので、試作品を複数回に亘って製作することが可能となり、的確に顧客のニーズを新商品開発に反映させることができる。
【0012】
また、請求項3にかかる発明は、請求項2に記載の商品企画開発システムにおいて、前記試作品情報が複数存在する場合、複数の試作品情報を、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なアンケート画面を表示して、前記複数の顧客端末から前記アンケート画面に所望の試作品情報の指定を行わせ、指定された前記試作品情報の数を集計し、指定された数が大きい程、前記試作品情報の人気度が高いと判定する試作品人気度調査手段を備えたことを特徴とする。
【0013】
この発明によれば、企画/開発段階で複数の試作品の人気度を電子的手法により調査するようにしたので、この調査結果に基づいて顧客のニーズを迅速かつ容易に把握することができる。
【0014】
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の商品企画開発システムにおいて、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な人気度調査結果画面に、調査結果としての前記人気度を表示する試作品人気度調査結果告知手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
この発明によれば、企画/開発段階で複数の試作品の人気度の調査結果を不特定多数の顧客に対して告知するようにしたので、企画/開発の方向性を早期に確定させることができる。
【0016】
また、請求項5にかかる発明は、請求項〜4のいずれか一つに記載の商品企画開発システムにおいて、前記意見情報収集手段は、電子掲示板システムであることを特徴とする。
【0017】
この発明によれば、インタラクティブ性に優れた電子掲示板システムにより顧客の意見情報を収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った商品情報を告知するようにしたので、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映することができる。
【0018】
また、請求項6にかかる発明は、請求項2〜4のいずれか一つに記載の商品企画開発システムにおいて、前記意見情報収集手段は、電子メールシステムであることを特徴とする。
【0019】
この発明によれば、インタラクティブ性に優れた電子メールシステムにより顧客の意見情報を収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った商品情報を告知するようにしたので、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映することができる。
【0020】
また、請求項7にかかる発明は、請求項〜6のいずれか一つに記載の商品企画開発システムにおいて、前記意見情報収集手段は、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なアンケート入力画面を表示し、前記アンケート入力画面から前記意見情報を受信することを特徴とする。
【0021】
この発明によれば、インタラクティブ性に優れた電子的なアンケートを実施した結果に基づいて顧客の意見情報を収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った商品情報を告知するようにしたので、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映することができる。
【0022】
また、請求項8にかかる発明は、請求項1〜7のいずれか一つに記載の商品企画開発システムにおいて、前記販売価格決定手段は、さらに、販売予約数の範囲ごとに、販売予約数が増加するほど安価な販売価格を定めた販売価格帯が予め設定され、前記記憶手段に格納された前記新商品の販売予約数を読み出して、読み出した販売予約数を、前記販売価格帯における販売予約数の範囲それぞれの閾値と比較することにより、前記販売予約数が前記販売価格帯の前記販売予約数の範囲のいずれかに属するかを判断し、前記新商品の販売予約数が属する前記販売予約数の範囲に対応する価格に、前記新商品の販売価格を決定することを特徴とする。
【0023】
この発明によれば、販売予約を採り、しかも販売予約数の増加に連動して安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、過剰な在庫を抱える必要がなくなり、顧客に対する価格面でのサービスの質を高めることができる。
【0034】
また、請求項9にかかる発明は、請求項1〜8のいずれか一つに記載の商品企画開発システムにおいて、前記販売価格決定手段は、予め前記時間範囲に対応して定価に対する割引率が、前記時間範囲の予約完了時間が早いほど高くなるように段階的に設定され、前記計時された前記完了時間が前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する前記割引率を決定し、決定された割引率を前記新商品の販売価格の定価に乗じた額を、前記新商品の販売価格の定価から差し引いた額として前記新商品の販売価格を決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納することを特徴とする。
【0035】
この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、定価に対する割引率が高くなるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0036】
また、請求項10にかかる発明は、請求項1〜9のいずれか一つに記載の商品企画開発システムにおいて、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な入札フォーム画面を表示し、前記複数の顧客の端末から前記入札フォームに前記商品情報に対応する新商品の入札価格を入力させ、入力された入札価格を受信する入札価格収集手段、をさらに備え、前記記憶手段は、さらに、入力された前記入札価格の新商品を、入札価格帯ごとに分類して格納し、前記販売価格決定手段は、前記記憶手段において、最も入札件数が多い入札価格帯に基づいて、前記新商品の販売価格を決定することを特徴とする。
【0037】
この発明によれば、入札件数が最も多い入札価格帯に基づいて新商品の販売価格を決定するという入札方式を採るようにしたので、顧客主導の販売価格設定を行うことができ、しかも適正な販売価格で顧客に新商品を提供することができる。
【0040】
また、請求項11にかかる発明は、請求項1〜9のいずれか一つに記載の商品企画開発システムにおいて、販売代理店に設けられ、前記ネットワークに接続された販売代理店クライアントを備え、前記販売予約受付手段は、予約に関する情報を前記ネットワークを介して前記販売代理店クライアントへ送信し、前記販売代理店クライアントは、前記予約に関する情報を受信することを特徴とする。
【0041】
この発明によれば、販売代理店に販売代理店クライアントを設けてネットワークを介して予約に関する情報を販売代理店クライアントへ送信するようにしたので、顧客の購入方法の選択肢を増やすことができ、顧客の利便性を向上させることができる。
【0042】
また、請求項12にかかる発明は、請求項1〜9、11のいずれか一つに記載の商品企画開発システムにおいて、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なカスタマイズ部品選択画面に、前記新商品を構成する部品に関して、デザインが異なる複数種類のカスタマイズ部品を表示するカスタマイズ部品表示手段と、前記前記販売予約時に、前記カスタマイズ部品選択画面に表示された前記複数種類のカスタマイズ部品の中から所望のカスタマイズ部品を顧客の端末から前記カスタマイズ部品選択画面を介して選択させるカスタマイズ部品選択手段とを備え、前記販売予約受付手段は、前記カスタマイズ部品選択画面を介して選択されたカスタマイズ部品から構成される商品をカスタマイズされた新商品として予約の受信を行うことを特徴とする。
【0043】
この発明によれば、販売予約時に複数のカスタマイズ部品の中から顧客が所望するカスタマイズ部品を選択させ、カスタマイズされた新商品を販売するようにしたので、顧客の好みにさらにきめ細かく対応することができ、顧客に「自分だけのオリジナル商品」という愛着心を持たせることができる。
【0044】
また、請求項13にかかる発明は、請求項1〜12のいずれか一つに記載の商品企画開発システムにおいて、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なネーミング募集フォーム画面を表示し、前記複数の顧客の端末から前記ネーミング募集フォーム画面に前記新商品のネーミングを入力させ、入力された前記ネーミングを受信して前記記憶手段に格納するネーミング募集手段と、前記記憶手段に格納された前記ネーミングの中から決定されたネーミングを、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末に送信するネーミング告知手段とを備えたことを特徴とする。
【0045】
この発明によれば、ネーミング募集手段により新商品のネーミングを募集した後、決定されたネーミングを不特定多数の顧客に対して告知し、商品の名付け親も顧客とするようにしたので、商品企画/開発に関する顧客の参加意識を高めることができるとともに、新商品と顧客との心理的な距離を縮めることができる。
【0046】
また、請求項14にかかる発明は、複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに、一つのコンセプトに基づく複数の新商品の企画/開発に関する商品企画開発情報に対する複数の顧客からの意見情報に基づいて開発された新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示手段と、前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付手段と、受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを格納する記憶手段と、前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時するタイマと、所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0047】
この発明によれば、一つのコンセプトに基づく複数の新商品(例えば、靴、カバン、ベルト等)の企画/開発に関する商品企画開発情報がネットワークを介して不特定多数の顧客に告知される。これにより、顧客は、商品企画開発情報を閲覧し、一つのコンセプトをキーとして、複数の新商品に関する意見を持つ。この意見は、意見情報収集手段により意見情報として収集され、複数の新商品を企画、開発する企業では、意見情報に基づいて顧客のニーズを把握する。さらに、該企業では、ニーズに沿った商品情報をネットワークを介して告知する。
【0048】
このように、この発明によれば、ネットワークを介して、一つのコンセプトに基づく複数の新商品に関する顧客の意見情報をインタラクティブに収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った複数の商品情報を告知するようにしたので、トータルコーディネートされた複数の新商品に関する顧客のニーズを新商品開発に反映することができる。
また、この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0049】
また、請求項15にかかる発明は、コンピュータで実行される商品企画開発方法であって、前記コンピュータは、記憶手段を備え、販売予約画面表示手段が、複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに、複数の顧客の端末からの意見情報に基づいて開発された新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示工程と、販売予約受付手段が、前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付工程と、格納手段が、受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを前記記憶手段に格納する格納工程と、タイマが、前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時する計時工程と、販売価格決定手段が、所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定工程と、を含むことを特徴とする。
【0050】
この発明によれば、新商品の企画/開発に関する商品企画開発情報がネットワークを介して不特定多数の顧客に告知される。これにより、顧客は、商品企画開発情報を閲覧し、新商品に関する意見を持つ。この意見は、意見情報収集工程で意見情報として収集され、新商品を企画、開発する企業では、意見情報に基づいて顧客のニーズを把握する。さらに、該企業では、ニーズに沿った商品情報をネットワークを介して告知する。
【0051】
このように、この発明によれば、ネットワークを介して顧客の意見情報をインタラクティブに収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った商品情報を告知するようにしたので、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映することができる。
また、この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0052】
また、請求項16にかかる発明は、請求項15に記載の商品企画開発方法において、商品企画情報告知手段が、新商品の企画/開発に関する商品企画開発情報を、ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な前記ホームページに表示する商品企画情報告知工程と、意見情報収集手段が、前記ホームページで前記商品企画開発情報を閲覧した顧客の端末から前記意見情報を前記ネットワークを介して受信する意見情報収集工程と、試作品情報告知手段が、前記意見情報に基づく試作品情報を、前記ネットワークを介して前記ホームページに表示する試作品情報告知工程とを含み、前記意見情報収集工程は、前記商品企画情報に加えて、前記ホームページで前記試作品情報を閲覧した顧客の端末から前記意見情報を受信することを特徴とする。
【0053】
この発明によれば、意見情報に基づく顧客のニーズに沿って試作品情報をネットワークを介して告知するようにしたので、試作品を複数回に亘って製作することが可能となり、的確に顧客のニーズを新商品開発に反映させることができる。
【0054】
また、請求項17にかかる発明は、請求項16に記載の商品企画開発方法において、試作品人気度調査手段が、前記試作品情報が複数存在する場合、複数の試作品情報を、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なアンケート画面を表示して、前記複数の顧客端末から前記アンケート画面に所望の試作品情報の指定を行わせ、指定された前記試作品情報の数を集計し、指定された数が大きい程、前記試作品情報の人気度が高いと判定する試作品人気度調査工程を含むことを特徴とする。
【0055】
この発明によれば、企画/開発段階で複数の試作品の人気度を電子的手法により調査するようにしたので、この調査結果に基づいて顧客のニーズを迅速かつ容易に把握することができる。
【0056】
また、請求項18にかかる発明は、請求項17に記載の商品企画開発方法において、試作品人気度調査結果告知手段が、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な人気度調査結果画面に、調査結果としての前記人気度を表示する試作品人気度調査結果告知工程を含むことを特徴とする。
【0057】
この発明によれば、企画/開発段階で複数の試作品の人気度の調査結果を不特定多数の顧客に対して告知するようにしたので、企画/開発の方向性を早期に確定させることができる。
【0070】
また、請求項19にかかる発明は、請求項15〜18のいずれか一つに記載の商品企画開発方法において、前記販売価格決定工程はさらに、販売予約数の範囲ごとに、販売予約数が増加するほど安価な販売価格を定めた販売価格帯が予め設定され、前記記憶手段に格納された前記新商品の販売予約数を読み出して、読み出した販売予約数を、前記販売価格帯における販売予約数の範囲それぞれの閾値と比較することにより、前記販売予約数が前記販売価格帯の前記販売予約数の範囲のいずれかに属するかを判断し、前記新商品の販売予約数が属する前記販売予約数の範囲に対応する価格に、前記新商品の販売価格を決定することを特徴とする。
【0071】
この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、定価に対する割引率が高くなるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0072】
また、請求項20にかかる発明は、請求項15〜18のいずれか一つに記載の商品企画開発方法において、入札価格収集手段が、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な入札フォーム画面を表示し、前記複数の顧客の端末から前記入札フォームに前記商品情報に対応する新商品の入札価格を入力させ、入力された入札価格を受信する入札価格収集工程、をさらに備え、前記格納手段は、さらに、入力された前記入札価格の新商品を、入札価格帯ごとに分類して前記記憶手段に格納し、前記販売価格決定工程は、前記記憶手段において、最も入札件数が多い入札価格帯に基づいて、前記新商品の販売価格を決定することを特徴とする。
【0073】
この発明によれば、入札件数が最も多い入札価格帯に基づいて新商品の販売価格を決定するという入札方式を採るようにしたので、顧客主導の販売価格設定を行うことができ、しかも適正な販売価格で顧客に新商品を提供することができる。
【0076】
また、請求項21にかかる発明は、請求項15〜19のいずれか一つに記載の商品企画開発方法において、前記販売予約受付工程は、販売代理店に設けられた販売代理店クライアントへ予約に関する情報を前記ネットワークを介して送信し、前記販売代理店クライアントは、前記予約に関する情報を受信することを特徴とする。
【0077】
この発明によれば、販売代理店に販売代理店クライアントを設けてネットワークを介して予約に関する情報を販売代理店クライアントへ送信するようにしたので、顧客の購入方法の選択肢を増やすことができ、顧客の利便性を向上させることができる。
【0078】
また、請求項22にかかる発明は、請求項15〜19、21のいずれか一つに記載の商品企画開発方法において、カスタマイズ部品表示手段が、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なカスタマイズ部品選択画面に、前記新商品を構成する部品に関して、デザインが異なる複数種類のカスタマイズ部品を表示するカスタマイズ部品表示工程と、カスタマイズ部品選択手段が、前記前記販売予約時に、前記カスタマイズ部品選択画面に表示された前記複数種類のカスタマイズ部品の中から所望のカスタマイズ部品を顧客の端末から前記カスタマイズ部品選択画面を介して選択させるカスタマイズ部品選択工程とを含み、前記販売予約受付工程では、前記カスタマイズ部品選択画面を介して選択されたカスタマイズ部品から構成される商品をカスタマイズされた新商品として予約の受信を行うことを特徴とする。
【0079】
この発明によれば、販売予約時に複数のカスタマイズ部品の中から顧客が所望するカスタマイズ部品を選択させ、カスタマイズされた新商品を販売するようにしたので、顧客の好みにさらにきめ細かく対応することができ、顧客に「自分だけのオリジナル商品」という愛着心を持たせることができる。
【0080】
また、請求項23にかかる発明は、請求項15〜22のいずれか一つに記載の商品企画開発方法において、ネーミング募集手段が、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なネーミング募集フォーム画面を表示し、前記複数の顧客の端末から前記ネーミング募集フォーム画面に前記新商品のネーミングを入力させ、入力された前記ネーミングを受信して前記記憶手段に格納するネーミング募集工程と、ネーミング告知手段が、前記記憶手段に格納された前記ネーミングの中から決定されたネーミングを、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末に送信するネーミング告知工程とを含むことを特徴とする。
【0081】
この発明によれば、ネーミング募集手段により新商品のネーミングを募集した後、決定されたネーミングを不特定多数の顧客に対して告知し、商品の名付け親も顧客とするようにしたので、商品企画/開発に関する顧客の参加意識を高めることができるとともに、新商品と顧客との心理的な距離を縮めることができる。
【0082】
また、請求項24にかかる発明は、コンピュータで実行される商品企画開発方法であって、前記コンピュータは、記憶手段を備え、販売予約画面表示手段が、複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに、一つのコンセプトに基づく複数の新商品の企画/開発に関する商品企画開発情報に対する複数の顧客からの意見情報に基づいて開発された新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示工程と、販売予約受付手段が、前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付工程と、格納手段が、受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを前記記憶手段に格納する格納工程と、タイマが、前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時する計時工程と、販売価格決定手段が、所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定工程と、を含むことを特徴とする。
【0083】
この発明によれば、一つのコンセプトに基づく複数の新商品(例えば、靴、カバン、ベルト等)の企画/開発に関する商品企画開発情報がネットワークを介して不特定多数の顧客に告知される。これにより、顧客は、商品企画開発情報を閲覧し、一つのコンセプトをキーとして、複数の新商品に関する意見を持つ。この意見は、意見情報収集手段により意見情報として収集され、複数の新商品を企画、開発する企業では、意見情報に基づいて顧客のニーズを把握する。さらに、該企業では、ニーズに沿った商品情報をネットワークを介して告知する。
【0084】
このように、この発明によれば、ネットワークを介して、一つのコンセプトに基づく複数の新商品に関する顧客の意見情報をインタラクティブに収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った複数の商品情報を告知するようにしたので、トータルコーディネートされた複数の新商品に関する顧客のニーズを新商品開発に反映することができる。
また、この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0085】
また、請求項25にかかる発明は、前記請求項15〜24のいずれか一つに記載された商品企画開発方法をコンピュータに実行させるための商品企画開発プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0086】
この発明によれば、前述した請求項15〜24のいずれか一つに記載された商品企画開発方法をコンピュータを利用して実現することができる。
【0087】
また、請求項26にかかる発明は、複数の試作品または商品に関する試作品・商品情報を、ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに表示する試作品/商品情報告知手段と、複数の試作品・商品情報を、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なアンケート画面を表示して、前記複数の顧客端末から前記アンケート画面に所望の試作品・商品情報の指定を行わせ、指定された前記試作品・商品情報の数を集計し、指定された数が大きい程、前記試作品・商品情報の人気度が高いと判定する人気度調査手段と、前記複数の顧客の端末からアクセス可能な前記ホームページに、前記試作品・商品情報に対応する新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示手段と、前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付手段と、受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを格納する記憶手段と、前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時するタイマと、所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0088】
この発明によれば、複数の試作品または商品情報を告知した後、これらの人気度を電子的手法により調査するようにしたので、この調査結果に基づいて顧客のニーズを迅速かつ容易に把握することができる。
また、この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0089】
また、請求項27にかかる発明は、請求項26に記載の商品企画開発システムにおいて、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な人気度調査結果画面に、調査結果としての前記人気度を表示する人気度調査結果告知手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0090】
この発明によれば、複数の試作品または商品情報にそれぞれ対応する人気度の調査結果を不特定多数の顧客に対して告知するようにしたので、企画/開発の方向性を早期に確定させることができる。
また、この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0101】
また、請求項28にかかる発明は、請求項26または27に記載の商品企画開発システムにおいて、前記販売価格決定手段は、予め前記時間範囲に対応して定価に対する割引率が、前記時間範囲の予約完了時間が早いほど高くなるように段階的に設定され、前記計時された前記完了時間が前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する前記割引率を決定し、決定された割引率を前記新商品の販売価格の定価に乗じた額を、前記新商品の販売価格の定価から差し引いた額として前記新商品の販売価格を決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納することを特徴とする。
【0102】
この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、定価に対する割引率が高くなるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0103】
また、請求項29にかかる発明は、請求項26〜28のいずれか一つに記載の商品企画開発システムにおいて、前記記憶手段は、さらに、前記顧客の端末とプロフィール情報を対応付けて格納し、前記販売予約受付手段は、前記複数の顧客の端末に、前記販売予約を受信した前記顧客の端末に対応するプロフィール情報を前記記憶手段から読み出して、読み出したプロフィール情報を前記ネットワークを介して送信すること、を特徴とする。
【0104】
この発明によれば、予約者に関するプロフィール情報を告知するようにしたので、当該新商品を既に予約している予約者の傾向を顧客に認識させることができるため、当該顧客に対して購入すべきか否かの判断時の材料を提供することができる。
【0107】
また、請求項30にかかる発明は、コンピュータで実行される商品企画開発方法であって、前記コンピュータは、記憶手段を備え、試作品/商品情報告知手段が、複数の試作品または商品に関する試作品・商品情報を、ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに表示する試作品/商品情報告知工程と、人気度調査手段が、複数の試作品・商品情報を、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なアンケート画面を表示して、前記複数の顧客端末から前記アンケート画面に所望の試作品・商品情報の指定を行わせ、指定された前記試作品・商品情報の数を集計し、指定された数が大きい程、前記試作品・商品情報の人気度が高いと判定する人気度調査工程と、販売予約画面表示手段が、前記複数の顧客の端末からアクセス可能な前記ホームページに、前記試作品・商品情報に対応する新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示工程と、販売予約受付手段が、前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付工程と、格納手段が、受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを前記記憶手段に格納する格納工程と、タイマが、前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時する計時工程と、販売価格決定手段が、所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定工程と、を含むことを特徴とする。
【0108】
この発明によれば、複数の試作品または商品情報を告知した後、これらの人気度を電子的手法により調査するようにしたので、この調査結果に基づいて顧客のニーズを迅速かつ容易に把握することができる。
また、この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0109】
また、請求項31にかかる発明は、請求項30に記載の商品企画開発方法において、人気度調査結果告知手段が、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な人気度調査結果画面に、調査結果としての前記人気度を表示する人気度調査結果告知工程をさらに含むことを特徴とする。
【0110】
この発明によれば、複数の試作品または商品情報にそれぞれ対応する人気度の調査結果を不特定多数の顧客に対して告知するようにしたので、企画/開発の方向性を早期に確定させることができる。
また、この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0121】
また、請求項32にかかる発明は、請求項30または31に記載の商品企画開発方法において、前記販売価格決定工程では、予め前記時間範囲に対応して定価に対する割引率が、前記時間範囲の予約完了時間が早いほど高くなるように段階的に設定され、前記計時された前記完了時間が前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する前記割引率を決定し、決定された割引率を前記新商品の販売価格の定価に乗じた額を、前記新商品の販売価格の定価から差し引いた額として前記新商品の販売価格を決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納することを特徴とする。
【0122】
この発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、定価に対する割引率が高くなるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0123】
また、請求項33にかかる発明は、請求項30〜32のいずれか一つに記載の商品企画開発方法において、前記記憶手段は、さらに、前記顧客の端末とプロフィール情報を対応付けて格納し、前記販売予約受付工程では、前記複数の顧客の端末に、前記販売予約を受信した前記顧客の端末に対応するプロフィール情報を前記記憶手段から読み出して、読み出したプロフィール情報を前記ネットワークを介して送信すること、を特徴とする。
【0124】
この発明によれば、予約者に関するプロフィール情報を告知するようにしたので、当該新商品を既に予約している予約者の傾向を顧客に認識させることができるため、当該顧客に対して購入すべきか否かの判断時の材料を提供することができる。
【0127】
また、請求項34にかかる発明は、請求項30〜33のいずれか一つに記載された商品企画開発方法をコンピュータに実行させるための商品企画開発プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0128】
この発明によれば、前述した請求項30〜33のいずれか一つに記載された商品企画開発方法をコンピュータを利用して実現することができる。
【0129】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかる商品企画開発システム、商品企画開発方法および商品企画開発プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の実施の形態1および2について詳細に説明する。
【0130】
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる実施の形態1の概要を説明する図であり、図2は、実施の形態1における商品企画/開発〜販売までのスケジュールを示す図である。本実施の形態1では、図1に示した商品メーカ1と出版社2とが業務提携し、顧客31 〜3n の意見を出版物4およびホームページ5を介してインタラクティブに商品企画開発に反映させることにより、顧客31 〜3n のニーズに沿った商品を提供する。ここでいう業務提携とは、商品の企画/開発や販売、マーケティング等に関する提携をいう。また、実施の形態1では、「時計」を商品の一例として説明する。
【0131】
同図に示した商品メーカ1は、時計を製造する企業であり、業務提携先の出版社2に対して商品情報や製造技術等を提供する。出版社2は、ファッション雑誌、生活情報誌等の出版物4を出版する企業であり、顧客31 〜3n に対してトレンド、ファッション、コミュニケーション、感性等の情報を発信する。また、出版社2は、業務提携先の商品メーカ1に対してマーケティング情報等を提供する。顧客31 〜3n は、出版物4の読者やインターネットユーザであり、商品に関するニーズを発信したり、商品情報を口コミにより伝達する役目をしている。
【0132】
また、商品メーカ1と出版社2との間では、業務提携に基づいて、商品企画を推進するための意見交換や、商品のデザイン案の検討が行われる。ホームページ5は、インターネット上のWEBであり、商品の企画/開発や販売に関する情報を顧客31 〜3n に対して発信したり、顧客31 〜3n から企画/開発等に関する意見等を収集したりするための電子媒体である。すなわち、ホームページ5は、インターネットのインタラクティブ性を利用して、商品メーカ1、出版社2および顧客31 〜3n という三者間を結ぶためのものである。このホームページ5は、出版社2により管理・運営されている。
【0133】
また、商品メーカ1と出版社2との業務提携では、図2に示したスケジュールで商品の企画/開発〜販売までが実行される。同図に示したスケジュールでは、企画期間、開発期間(顧客ニーズ調査期間、商品(量産モデル)確定期間)、予約受付期間および製造期間(商品情報告知期間、販売期間)が設定されている。企画期間では、企画/開発商品(この場合、「時計」)の決定、商品販売のターゲットの決定、コンセプトの策定、ホームページ5を開設するためのシステム構築、出版物4の制作等が行われる。この企画期間が終了すると、企画内容が出版物4およびホームページ5を媒体として顧客31 〜3n に告知される。
【0134】
開発期間は、主にホームページ5を媒体として、顧客31 〜3n のニーズを調査する顧客ニーズ調査期間と、上記ニーズを反映させた商品(量産モデル)を確定させるための商品(量産モデル)確定期間とからなる。顧客ニーズ調査期間では、試作品の情報がホームページ5に掲載され、電子掲示板等を介して顧客31 〜3n の意見等が収集されることによりニーズの調査が行われる。この調査結果を受けて、出版社2と商品メーカ1との間では、意見交換、デザイン案の検討等が密に行われる。そして、開発期間が終了すると、商品(量産モデル)に関する情報(デザイン、スペック、価格等)が出版物4およびホームページ5を媒体として顧客31 〜3n に告知される。
【0135】
予約受付期間では、顧客31 〜3n から商品(量産モデル)の購入予約が受け付けられる。この予約受付期間が終了すると、商品情報告知期間では、最終的な販売価格や予約数が出版物4およびホームページ5を媒体として予約者(顧客31 〜3n )に対して告知される。この商品情報告知期間と並行して、製造期間では、予約数分の商品が順次製造される。そして、商品情報告知期間が終了すると、販売期間では、予約順に商品が販売され、最終予約者に対して商品が販売された時点で完売となる。
【0136】
つぎに、上述した商品企画/開発〜販売までを実現するための具体的な構成について図3を参照して説明する。図3においては、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。この図において、顧客クライアント101 〜10n のそれぞれは、顧客31 〜3n (図1参照)側に設けられており、インターネット20に接続されている。これらの顧客クライアント101 〜10n は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従ってインターネットアクセスを行うためのコンピュータ端末である。
【0137】
顧客クライアント101 は、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボード、マウス等から構成されており、顧客31 により操作される。この顧客クライアント101 は、WWW(World Wide Web)ブラウザ111 およびメーラ121 によりインターネット20上の各種サービスの提供を受ける。WWWブラウザ111 は、後述するWWWサーバ33にアクセスし、ホームページ5を閲覧するためのコンピュータプログラムである。
【0138】
メーラ121 は、電子メールの作成や、POP3(Post Office Protocol version3)等に従って電子メールの送受信を行うためのコンピュータプログラムである。また、顧客クライアント101 は、モデム131 を介してインターネット20に接続される。
【0139】
顧客クライアント102 は、顧客クライアント101 と同様にして、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボード、マウス等から構成されており、顧客32 により操作される。この顧客クライアント102 は、顧客クライアント101 と同様にして、WWWブラウザ112 およびメーラ122 によりインターネット20上の各種サービスの提供を受ける。また、顧客クライアント102 は、モデム132 を介してインターネット20に接続される。
【0140】
顧客クライアント10n も、顧客クライアント101 と同様にして、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボード、マウス等から構成されており、顧客3n により操作される。この顧客クライアント10n も、顧客クライアント101 と同様にして、WWWブラウザ11n およびメーラ12n によりインターネット20上の各種サービスの提供を受ける。また、顧客クライアント10n は、モデム13n を介してインターネット20に接続される。
【0141】
出版社2において、ルータ30は、インターネット20上に転送されるパケットをIPアドレスに従って、ルーティング(中継経路設定)を行う装置であり、インターネット20とLAN(Local Area Network)32との間に介挿されている。LAN32は、出版社2の社内ネットワークである。ファイアウォール31は、ルータ30とLAN32との間に介挿されており、LAN32を外部からの不正侵入から保護するものである。
【0142】
このファイアウォール31を実現する方法としては、パケットのIPアドレスを識別することにより、特定のパケットのみを通過させるという単純な方法から、プロキシサーバを用いる方法、非常に複雑な認証機構を利用した方法まで様々なものがある。WWWサーバ33は、LAN32に接続されており、WWWサーバプログラムに従って、マルチメディア情報(通常のテキスト、静止画、動画および音声)からなるHTML(HyperText Markup Language)により記述された情報(この場合、ホームページ5)を提供するサーバである。
【0143】
このWWWサーバ33には、HTMLファイルや外部データベースを記憶する記憶装置34が接続されている。ここで、WWWサーバ33は、CGI(Common Gateway Interface)と呼ばれるアプリケーションプログラムに従って外部データベースとの連係を図っている。ニュースサーバ35は、LAN32に接続されており、INN(InterNet News)36と呼ばれるアプリケーションプログラムに従って電子掲示板を実現するサーバである。
【0144】
このニュースサーバ35は、投稿された記事をニューススプール37に格納する機能や、ニューススプール37から記事を読み出す機能、記事を削除する機能、記事を中継する機能等を備えている。電子掲示板は、商品企画/開発〜販売までの間で、商品メーカ1、出版社2、顧客31 〜3n 間における情報共有に利用される。この電子掲示板の利用形態については、具体例を挙げて後述する。
【0145】
業務サーバ38は、LAN32に接続されており、出版社2内の各種業務に用いられるサーバである。この業務サーバ38には、業務の遂行により生じた各種データを記憶する記憶装置39が接続されている。出版社クライアント40は、LAN32に接続されており、WWWブラウザ41およびメーラ42によりLAN32上およびインターネット20上の各種サービスの提供を受ける。この出版社クライアント40は、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボード、マウス等から構成されている。管理端末43は、LAN32に接続されており、WWWサーバ33のメンテナンス、ホームページ5の更新等を行うための端末である。
【0146】
商品メーカ1において、ルータ50は、インターネット20上に転送されるパケットをIPアドレスに従って、ルーティング(中継経路設定)を行う装置であり、インターネット20とLAN52との間に介挿されている。LAN52は、商品メーカ1の社内ネットワークである。ファイアウォール51は、ルータ50とLAN52との間に介挿されており、LAN52を外部からの不正侵入から保護するものである。このファイアウォール51を実現する方法としては、上述したファイアウォール31を実現する様々な方法と同様の方法が用いられる。
【0147】
商品メーカクライアント53は、LAN52に接続されており、WWWブラウザ54およびメーラ55によりLAN52上およびインターネット20上の各種サービスの提供を受ける。この商品メーカクライアント53は、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボード、マウス等から構成されている。
【0148】
CAD(Computer Aided Design)装置56は、LAN52に接続されており、コンピュータグラフィックス技術を駆使して商品のデザイン等を製作する装置である。業務サーバ57は、LAN52に接続されており、商品メーカ1内の各種業務に用いられるサーバである。この業務サーバ57には、業務の遂行により生じた各種データを記憶する記憶装置58が接続されている。
【0149】
メールサーバ61は、ルーティング用のルータ60を介してインターネット20に接続されており、電子メールシステムを実現するためのサーバである。このメールサーバ61は、MTA(Mail Transfer Agent)62と呼ばれるアプリケーションプログラムに従って、クライアントとの間で電子メールの送受信、他のメールサーバ(図示略)への電子メールの転送を行う。また、メールサーバ61は、受信した電子メールをメールスプール63に一時的に格納する。
【0150】
つぎに、図4〜図12にそれぞれ示したフローチャートを参照しつつ実施の形態1の動作について詳述する。ここで、図4および図5にそれぞれ示した企画期間、・・・、販売期間は、図2に示した各期間に対応している。図4に示したステップSA1では、商品メーカ1および出版社2は、両者協議の上で企画/開発商品(この場合、「時計」)を決定する。ステップSA2では、商品メーカ1および出版社2は、商品の特性、マーケティング結果を考慮して、商品を販売するターゲットを決定する。この場合には、25歳〜35歳までの若手サラリーマンであって、個性的で感性溢れる者がターゲットとして決定されたものとする。
【0151】
ステップSA3では、商品メーカ1および出版社2は、商品のコンセプトを策定する。この場合には、若手サラリーマンを特徴付ける「創造力」、「積極的」、「向こう見ず」、「自由」等という言葉に基づいて、「元気」というコンセプトが策定されたものとする。ステップSA4では、商品メーカ1および出版社2は、商品、ターゲット、コンセプト等に基づいて、顧客31 〜3n への告知方法、たたき台としての商品のデザイン、スペック、価格設定、販売方法等の企画内容を決定する。
【0152】
ステップSA5では、出版社2は、ステップSA4で決定された企画を遂行するためのシステムを構築する。具体的には、出版社2では、WWWサーバ33、ニュースサーバ35等の設定、ホームページ5を実現するためのプログラム開発が行われる。一方、商品メーカ1では、たたき台となるデザインがCAD装置56により製作される。このデザインのデータは、インターネット20を介して転送され、WWWサーバ33上で動作するHTMLファイルに組み込まれる。
【0153】
また、ステップSA5のシステム構築に並行して、ステップSA6では、企画を告知するための記事を含む出版物4が出版社2により制作される。この記事には、商品のコンセプト、企画の進め方、スケジュール、たたき台となるデザイン、ホームページ5のURL(Uniform Resource Locator)等の情報が含まれる。
そして、ステップSA7では、顧客31 〜3n に対して企画が告知される。
【0154】
具体的には、出版物4の発売、ホームページ5の公開により企画の告知が行われる。このホームページ5には、商品のコンセプト、企画の進め方、スケジュール、たたき台となるデザイン等が表示される。ここで、出版物4の記事を閲読した読者は、ホームページ5のURLを認識することにより、ホームページ5へのアクセスが可能となる。
【0155】
ステップSA8では、WWWサーバ33(商品メーカ1および出版社2)は、予め設定される顧客ニーズ調査期間(図2参照)が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。これにより、ステップSA9〜ステップSA11の処理が並列的に実行される。
【0156】
ここで、ステップSA9のアンケート処理は、ホームページ5にアクセスしてきた顧客に対して、商品開発の情報としてのアンケートを実施する処理である。ステップSA10の電子掲示板処理は、ニュースサーバ35により開設される電子掲示板に対する書き込み、閲覧を実施するための処理である。また、ステップSA11のメール処理は、メールサーバ61の機能を利用して、顧客31 〜3n 、商品メーカ1、出版社2間で電子メールの送受信を実施する処理である。
【0157】
ここで、顧客31 によりホームページ5が閲覧されたものとする。すなわち、顧客クライアント101 は、WWWブラウザ111 が起動されると、顧客31 により入力されたURLに従って、モデム131 、インターネット20、ルータ30、ファイアウォール31およびLAN32を介してWWWサーバ33にアクセスする。これにより、顧客クライアント101 のディスプレイ(図示略)には、ホームページ5が表示される。
【0158】
この場合、ホームページ5には、商品のコンセプト、企画の進め方、スケジュールに加えて、例えば、図13(a)に示したたたき台となるX版試作品告知画面GXが表示されているものとする。このX版試作品告知画面GXには、二種類の試作品X1 およびX2(時計のデザイン)に関するX版試作品画像WX1 およびX版試作品画像WX2 が表示されている。これらのX版試作品画像WX1 およびX版試作品画像WX2 は、CAD装置56によりたたき台として製作されたものである。そして、顧客31 は、ホームページ5を閲覧することにより、商品のコンセプトや時計のデザインを認識し、デザインの評価等を行う。
【0159】
また、アンケート処理において、図6に示したステップSB1では、WWWサーバ33は、ホームページ5を閲覧した顧客に対するアンケートを入力するためのアンケート入力要求が有るか否かを判断する。具体的には、WWWサーバ33は、ホームページ5上のアンケート入力ボタン(図示略)が押下されたか否かを判断する。この判断結果が「No」である場合、WWWサーバ33は、図4に示したメインルーチンへ戻る。
【0160】
この場合、顧客31 の操作により、アンケート入力ボタン(図示略)が押下されたものとすると、ステップSB2では、WWWサーバ33は、アンケート入力フォーム、すなわち、図15および図16に示したアンケート入力画面G2 を顧客クライアント101 のディスプレイに表示させる。このアンケート入力画面G2 には、顧客の個人情報(「お名前」、・・・、「E−mail」)の他に、ホームページ5に表示されている試作品の画像(この場合、図13(a)に示したX版試作品画像WX1 およびX版試作品画像WX2 )に関するアンケート項目が選択形式で表示
されている。
【0161】
アンケート項目としては、図15に示した「1.気にいった商品はありますか(複数回答可)」、「2.どんな所が気に入りましたか(複数回答可)」や、図16に示した「3.気に入らなかった点は(複数回答可)」、「4.この商品にどんなイメージを感じますか(複数回答可)」および「5.どんな時につけたいですか(複数回答可)」がある。ここでいう商品とは、図13(a)に示した試作品X1 および試作品X2 をいう。そして、顧客31 は、上記アンケート項目毎に回答を順次選択または入力する。
【0162】
図6に戻り、ステップSB3では、WWWサーバ33は、図16に示したクリアボタン76が押下されたか否かを判断する。このクリアボタン76は、アンケート入力画面G2 の入力内容をクリアする場合に押下される。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSB6では、WWWサーバ33は、アンケート入力画面G2 の入力内容をクリアし、図4に示したメインルーチンへ戻る。
【0163】
この場合、ステップSB3の判断結果が「No」であるものとすると、ステップSB4では、WWWサーバ33は、図16に示した送信ボタン75が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。そして、アンケート入力画面G2 のアンケート項目の回答の入力が全て終えると、顧客31 は、マウス操作等により送信ボタン75を押下する。
【0164】
これにより、WWWサーバ33は、ステップSB4の判断結果を「Yes」とする。ステップSB5では、WWWサーバ33は、アンケートの回答結果を個人情報に対応付けて、記憶装置34内のアンケート回答結果データベースに格納する。以後、ステップSB1〜ステップSB5の処理が繰り返し実行されることにより、アンケート結果データベースには、商品に関する顧客のニーズ、評価等の情報が順次蓄積される。
【0165】
また、電子掲示板処理において、図7に示したステップSC1では、ニュースサーバ35は、ホームページ5を閲覧した顧客、商品メーカ1や出版社2から電子掲示板アクセス要求が有るか否かを判断する。このニュースサーバ35は、WWWサーバ33と連携して動作する。具体的には、ニュースサーバ35は、ホームページ5上の電子掲示板ボタン(図示略)が押下されたか否かを判断する。この判断結果が「No」である場合、ニュースサーバ35は、図4に示したメインルーチンへ戻る。
【0166】
ここで、商品に関する感想、質問等を電子掲示板に掲載する場合、顧客31 の操作により、電子掲示板ボタン(図示略)が押下される。これにより、ニュースサーバ35は、ステップSC1の判断結果を「Yes」とする。ステップSC2では、ニュースサーバ35は、ニューススプール37から電子掲示板データを読み出す。ステップSC3では、ニュースサーバ35は、図14に示した電子掲示板画面G1 を顧客クライアント101 のディスプレイに表示させる。この電子掲示板画面G1 には、投稿情報入力部70と、過去に投稿された電子掲示板データ73、電子掲示板データ74が表示されている。
【0167】
投稿情報入力部70は、投稿すべき電子掲示板データの「題名」、「カテゴリ」、投稿者の個人情報(「お名前」、・・・、「E−mail」)および意見を入力するためのものである。ここで「カテゴリ」は、質問、意見の対象を分類化するためのものであり、以下のものから選択される。
(1)デザイン全般
(2)文字板
(3)素材
(4)針
(5)ベルト
(6)機能
(7)色
(8)値段
(9)商品名
(10)好きな時計、嫌いな時計
(11)この時計が似合いそうな有名人
(12)その他
【0168】
そして、顧客31 は、投稿情報入力部70の各項目を順次、選択または入力する。ここで、電子掲示板画面G1 は、顧客31 からの問合せ(質問、意見)等の書き込みの他に、上記問合せに対する、商品メーカ1側または出版社2側の回答の書き込み等にも利用される。なお、電子掲示板画面G1 には、投稿の他に過去に投稿された電子掲示板データ73、電子掲示板データ74が表示されているため、電子掲示板画面G1 は、顧客の他に商品メーカ1、出版社2にも閲覧される。
【0169】
図7に戻り、ステップSC4では、ニュースサーバ35は、図14に示した投稿ボタン71が押下されたか否かを判断する。この場合、図14に示した投稿情報入力部70に関する入力を全て終えると、顧客31 の操作により投稿ボタン71が押下される。これにより、ニュースサーバ35は、ステップSC4の判断結果を「Yes」とする。
【0170】
ステップSC6では、ニュースサーバ35は、入力された電子掲示板データをニューススプール37に格納し、メインルーチンへ戻る。この格納された電子掲示板データは、新規の閲覧用のデータとして電子掲示板画面G1 に表示される。また、ステップSC1〜ステップSC4およびステップSC6の処理が繰り返し実行されることにより、ニューススプール37には、掲示板データが順次蓄積される。
【0171】
一方、ステップSC4の判断結果が「No」である場合、ステップSC5では、ニュースサーバ35は、図14に示した削除ボタン72が押下されたか否かを判断する。この削除ボタン72は、投稿情報入力部70に入力された電子掲示板データを削除するためのボタンである。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSC7では、ニュースサーバ35は、電子掲示板データを削除し、図4に示したメインルーチンへ戻る。
【0172】
また、メール処理において、図8に示したステップSD1では、メールサーバ61は、電子メールを受信したか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、図4に示したメインルーチンへ戻る。ここで、ホームページ5を閲覧した顧客31 が商品企画/開発に関して問合せを行う場合、顧客31 は、図3に示したメーラ121 を起動させて、上記問合せの内容を含む問合せ電子メールQM を作成した後、これを商品メーカクライアント53宛(または出版社クライアント40宛)に送信する。これにより、問合せ電子メールQMは、モデム131 、インターネット20およびルータ60を介してメールサーバ61に受信される。
【0173】
図8に戻り、メールサーバ61は、ステップSD1の判断結果を「Yes」とする。ステップSD2では、メールサーバ61は、受信した電子メール(この場合、問合せ電子メールQM)をメールスプール63に格納する。ステップSD3では、メールサーバ61は、クライアントからメール転送要求が有るか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、図4に示したメインルーチンへ戻る。ここで、商品メーカクライアント53からメール転送要求が有ると、メールサーバ61は、ステップSD3の判断結果を「Yes」とする。
【0174】
ステップSD4では、メールサーバ61は、メールスプール63から商品メーカクライアント53宛の問合せ電子メールQMを読み出し、これを図3に示したルータ60、インターネット20、ルータ50、ファイアウォール51およびLAN52を介して商品メーカクライアント53に転送する。これにより、商品メーカクライアント53のディスプレイには、問合せ内容が表示される。
【0175】
図8に戻り、ステップSD5では、商品メーカ1の担当者は、問合せ内容に対して回答するか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、図4に示したメインルーチンへ戻る。この場合、回答が必要であるものとすると、担当者は、ステップSD5の判断結果を「Yes」とする。ステップSD6では、担当者は、メーラ55を起動させて、回答の内容を含む回答電子メールAM(図3参照)を作成する。
【0176】
ステップSD7では、商品メーカクライアント53は、LAN52、ファイアウォール51、ルータ50、インターネット20およびルータ60を介して顧客クライアント101 宛の回答電子メールAMをメールサーバ61へ送信し、メインルーチンへ戻る。そして、顧客クライアント101 は、回答電子メールAMを受信した後、商品メーカ1からの回答をディスプレイに表示させる。これにより、顧客31 は、回答を認識する。なお、他の顧客32 〜3n も、顧客31 の場合と同様にして、電子メールを介して、商品メーカ1(または出版社2)に対して商品に関する問合せを行うとともに、回答を受け取る。
【0177】
図4に戻り、ステップSA12では、アンケート結果データベース、電子掲示板データ、問合せ電子メールQM等の内容に基づいて、顧客のニーズが分析される。具体的には、商品メーカクライアント53および出版社クライアント40は、アンケート結果データベース、電子掲示版データ、問合せ電子メールQMを収集する。そして、商品メーカ1および出版社2は、図13(a)に示した試作品X1 およびX2 に対応する顧客のニーズ(反応)を分析する。
【0178】
ステップSA13では、商品メーカ1および出版社2は、ステップSA12のニーズ分析結果を受けて、図13(a)に示した試作品X1 およびX2 のデザイン/スペックを改善するための検討を行う。ステップSA14では、商品メーカ1および出版社2は、改善後の試作品のデザイン/スペックを決定する。この決定を受けて、ステップSA15では、商品メーカ1のデザイン担当者は、CAD装置56を用いて、改善後の試作品(デザイン)を製作する。このデザインのデータは、インターネット20を介して転送され、WWWサーバ33上で動作するHTMLファイルに組み込まれる。
【0179】
これにより、ステップSA16では、ホームページ5を介して、図13(b)に示したY版試作品告知画面GY(改善後の試作品)が顧客31 〜3n に対して告知される。Y版試作品告知画面GY には、改善後の二種類の試作品Y1 およびY2(時計のデザイン)に関するY版試作品画像WY1 およびY版試作品画像WY2 が表示されている。そして、顧客31 〜3n は、ホームページ5を閲覧することにより、改善後のデザインを認識し、上述したアンケート処理、電子掲示板処理、メール処理等によりデザインの評価等を行う。
【0180】
ステップSA17では、WWWサーバ33は、試作品に関する人気度を調査するための人気度調査処理を実施するか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。以後、顧客ニーズ調査期間が終了するまで、上述した動作が繰り返される。ここで、ステップSA16で、ホームページ5を介して、図13(c)に示したZ版試作品告知画面GZ(改善後の試作品)が顧客31 〜3n に対して告知されたものとする。このZ版試作品告知画面GZには、改善後の四種類の試作品Z1 〜Z4(時計のデザイン)に関するZ版試作品画像WZ1 〜Z版試作品画像WZ4 が表示されている。
【0181】
つぎのステップSA17では、WWWサーバ33は、試作品に関する人気度を調査するための人気度調査処理を実施するか否かを判断し、この場合、判断結果が「Yes」であるものとする。この人気度調査処理は、デザインの方向性が決まらない場合や顧客のニーズが掴めない場合に実行される。そして、ステップSA18では、人気度調査処理が実施される。
【0182】
すなわち、図9に示したステップSE1では、WWWサーバ33は、人気度調査用アンケートフォームを作成する。この人気度調査用アンケートフォームは、図15および図16に示したものと同様であり、図15に示したアンケート項目「1.気にいった商品はありますか」に対応する選択項目に図13(c)に示した試作品Z1 〜Z4 が入れられている。
【0183】
ステップSE2では、WWWサーバ33は、図13(c)に示した試作品Z1 〜Z4 に関して人気度調査を実施する旨、人気度調査期間、実施方法をホームページ5を介して顧客31 〜3n に対して告知する。この実施方法としては、人気度調査用アンケートフォームを用いて、当該顧客が最も気にいった商品を選択するという方法が採られる。ステップSE3では、WWWサーバ33は、人気度調査期間が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断を繰り返す。この人気度調査期間内では、アンケート処理(図6参照)と同様の手順により、人気度調査用アンケートフォームを用いた処理が実行される。
【0184】
そして、人気度調査期間が終了すると、WWWサーバ33は、ステップSE3の判断結果を「Yes」とする。ステップSE4では、WWWサーバ33は、人気調査アンケートの結果を集計する。ステップSE5では、WWWサーバ33は、人気度調査結果として図17に示した人気度調査結果告知画面G3 をホームページ5にアップする。顧客は、人気度調査結果告知画面G3 を閲覧することにより、図13(c)に示した試作品Z1 〜Z4 の人気度を認識する。
【0185】
この人気度調査結果告知画面G3 には、調査対象(この場合、試作品Z1 〜Z4 )に対応する得票数をグラフ化した人気度調査結果グラフ77と、順位に対応付けてZ版試作品画像WZ1 〜WZ4(図13(c)参照)が表示されている。この場合、人気度が一位は、試作品Z3(得票数667票)であり、4位は、試作品Z4(得票数491票)である。ここで、商品メーカ1および出版社2は、人気度調査結果から、顧客のニーズを的確に掴むことができる。
【0186】
そして、顧客ニーズ調査期間が終了すると、WWWサーバ33は、ステップSA8の判断結果を「Yes」とする。ステップSA19では、顧客ニーズ調査期間に対応するアンケート結果データベース、電子掲示板データ、問合せ電子メールQM、人気度調査結果等の内容に基づいて、顧客のニーズが総合的に分析される。具体的には、商品メーカクライアント53および出版社クライアント40は、アンケート結果データベース、電子掲示版データ、問合せ電子メールQM、人気度調査結果を収集する。そして、商品メーカ1および出版社2は、商品に関する総合的なニーズを総合的に分析する。
【0187】
ステップSA20では、商品メーカ1および出版社2は、ステップSA19のニーズ総合分析結果を受けて、商品(量産モデル)のデザイン/スペックを最終的に決定する。この決定を受けて、商品メーカ1のデザイン担当者は、CAD装置56を用いて、商品(量産モデル)のデザインを製作する。このデザインのデータは、インターネット20を介して転送され、WWWサーバ33上で動作するHTMLファイルに組み込まれる。
【0188】
ステップSA21では、商品メーカ1および出版社2は、ニーズを分析した結果に基づいて、商品の販売予測、製造コスト、販売コスト等に鑑みて、販売価格帯を決定する。この販売価格帯は、商品の予約数に応じて複数段階で決定され、WWWサーバ33に設定される。具体的には、図18および図19に示したように予約個数の増加に応じて販売価格が段階的に安くなるように設定される。
【0189】
図5に示したステップSA22では、WWWサーバ33は、図18に示した商品(量産モデル)告知画面G4 および図19に示した商品(量産モデル)告知画面G5 をホームページ5に表示させることにより、商品(量産モデル)を顧客31 〜3n に対して告知する。図18に示した商品(量産モデル)告知画面G4 には、一方の商品Aに関する色違いのデザインを示す、商品A(緑)画像WA1 〜商品A(青)画像WA3 、スペック、価格等が表示されている。
【0190】
同様にして、図19に示した商品(量産モデル)告知画面G5 には、他方の商品Bに関する色違いのデザインを示す、商品B(黒)画像WB1 〜商品B(白)画像WB3 、スペック、価格等が表示されている。これにより、商品Aまたは商品Bに関する販売予約の受付が開始される。ステップSA23では、WWWサーバ33は、予約受付期間が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。これにより、ステップSA24〜ステップSA27の処理が並列的に実行される。
【0191】
ここで、ステップSA26では、前述したステップSA11のメール処理と同様にして、商品AおよびB(図18および図19参照)に関するメール処理が実施される。また、ステップSA25では、前述したステップSA10の電子掲示板処理と同様にして、商品AおよびBに関する電子掲示板処理が実施される。
【0192】
また、ステップSA24の予約受付処理は、商品AまたはBに関する販売予約を顧客31 〜3n から受け付ける処理である。すなわち、予約受付処理において、図10に示したステップSF1では、WWWサーバ33は、予約状況確認ボタン78(図18参照)または予約状況確認ボタン79(図19参照)が商品(量産モデル)告知画面G4 または商品(量産モデル)告知画面G5 を閲覧している顧客の操作により押下されたか否かを判断する。予約状況確認ボタン78および予約状況確認ボタン79は、現時点での商品AおよびBの予約状況を確認するためのボタンである。
【0193】
ここで、例えば、顧客31 の操作により、図18に示した予約状況確認ボタン78が押下されたものとすると、WWWサーバ33は、ステップSF1の判断結果を「Yes」とする。なお、ステップSF1の判断結果が「No」である場合、WWWサーバ33は、図5に示したメインルーチンへ戻る。この場合、ステップSF2では、WWWサーバ33は、図20に示した予約状況確認画面G6 を顧客クライアント101 のディスプレイに表示させる。ステップSF3では、WWWサーバ33は、顧客の操作により、図20に示した予約ボタン81が押下されたか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、図5に示したメインルーチンへ戻る。
【0194】
図20に示した予約状況確認画面G6 の予約状況表示部80には、2月29日23:00現在の商品Aの予約数(=98本)および商品Bの予約数(=264本)が表示されている。ここで、顧客31 の操作により予約ボタン81が押下されると、WWWサーバ33は、ステップSF3の判断結果を「Yes」とする。ステップSF4では、WWWサーバ33は、図21に示した予約受付フォームである予約受付画面G7 を顧客クライアント101 のディスプレイに表示させる。
【0195】
この予約受付画面G7 には、顧客(予約者)の個人情報(「お名前」、・・・、「E−mail」)の他に、購入予約すべき商品(商品A(緑)、商品A(黄)、商品A(青):図18参照)を入力するための商品名表示部82、予約本数を入力するための予約個数表示部83が表示されている。さらに、予約受付画面G7 には、購入予約すべき商品(商品B(黒)、商品B(銀)、商品B(白):図19参照)を入力するための商品名表示部84、予約本数を入力するための予約個数表示部85が表示されている。そして、顧客31 は、商品名表示部82、予約個数表示部83、商品名表示部84、予約個数表示部85に予約に必要な情報を入力する。
【0196】
図10に戻り、ステップSF5では、WWWサーバ33は、図21に示したクリアボタン87が押下されたか否かを判断する。このクリアボタン87は、予約受付画面G7 の入力内容をクリアする場合に押下される。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSF8では、WWWサーバ33は、予約受付画面G7 の入力内容をクリアし、図5に示したメインルーチンへ戻る。
【0197】
この場合、ステップSF5の判断結果が「No」であるものとすると、ステップSF6では、WWWサーバ33は、図21に示した送信ボタン86が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。そして、顧客31 の操作により送信ボタン86が押下されると、WWWサーバ33は、ステップSF6の判断結果を「Yes」とする。ステップSF7では、WWWサーバ33は、予約数データRを1インクリメントし、メインルーチンへ戻る。この予約数データRは、商品A、Bの購入予約数を表すデータである。この予約数データRは、記憶装置34に格納される。
【0198】
また、図5に示したステップSA27のカタログ請求処理は、商品AまたはBに関する紙媒体のカタログ請求を受け付ける処理である。すなわち、カタログ請求処理において、図11に示したステップSG1では、WWWサーバ33は、ホームページ5に表示されているカタログ請求ボタン(図示略)が顧客の操作により押下されたか否かを判断する。この判断結果が「No」である場合、WWWサーバ33は、図5に示したメインルーチンへ戻る。
【0199】
この場合、顧客31 の操作により、上記カタログ請求ボタン(図示略)が押下されたものとすると、WWWサーバ33は、ステップSG1の判断結果を「Yes」とする。ステップSG2では、WWWサーバ33は、図22に示したカタログ請求画面G8 を顧客クライアント101 のディスプレイに表示させる。このカタログ請求画面G8 には、顧客31(カタログ請求者)の個人情報(「お名前」、・・・、「E−mail」)等が表示されている。そして、顧客31 は、個人情報を入力する。
【0200】
図11に戻り、ステップSG3では、WWWサーバ33は、図22に示したクリアボタン89が押下されたか否かを判断する。このクリアボタン89は、カタログ請求画面G8 の入力内容をクリアする場合に押下される。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSG6では、WWWサーバ33は、カタログ請求画面G8 の入力内容をクリアし、図5に示したメインルーチンへ戻る。
【0201】
この場合、ステップSG3の判断結果が「No」であるものとすると、ステップSG4では、WWWサーバ33は、図22に示した送信ボタン88が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。そして、顧客31 の操作により送信ボタン88が押下されると、WWWサーバ33は、ステップSG4の判断結果を「Yes」とする。これにより、ステップSG5では、紙媒体のカタログを顧客31 へ発送するための処理が実行される。以後、予約受付期間が終了するまで、上述した動作が繰り返される。
【0202】
そして、予約受付期間が終了すると、WWWサーバ33は、図5に示したステップSA23の判断結果を「Yes」とする。ステップSA28では、WWWサーバ33は、予約数に応じて販売価格を最終的に決定する販売価格最終決定処理を実行する。すなわち、図12に示したステップSH1では、WWWサーバ33は、予約受付終了時の予約数データRを読み出す。ステップSH2では、WWWサーバ33は、予約数データRがしきい値T1 (例えば、3000:図18および図19参照)以下であるか否かを判断する。
【0203】
この判断結果が「Yes」である場合、ステップSH5では、WWWサーバ33は、販売価格をV1 とする。例えば、図18に示した商品Aに関する予約数が3000個以下である場合、商品Aの販売価格V1 は、30000円となる。同様にして、図19に示した商品Bに関する予約数が3000個以下である場合、商品Bの販売価格V1 は、50000円となる。
【0204】
一方、ステップSH2の判断結果が「No」である場合、ステップSH3では、WWWサーバ33は、予約数データRがしきい値T1 (例えば、3000個)を超えしきい値T2 (例えば、6000個)以下であるか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSH6では、WWWサーバ33は、販売価格をV2 とする。
【0205】
例えば、図18に示した商品Aに関する予約数が5000個である場合、商品Aの販売価格V2 は、25000円という具合に3000個以下の場合に比して5000円、安価となる。同様にして、図19に示した商品Bに関する予約数が5500個である場合、商品Bの販売価格V2 は45000円という具合に3000個以下の場合に比して5000円、安価となる。
【0206】
一方、ステップSH3の判断結果が「No」である場合、WWWサーバ33は、予約数データRがしきい値T2 (例えば、6000個)を超えているものと判断する。ステップSH4では、WWWサーバ33は、販売価格をV3 とする。例えば、図18に示した商品Aに関する予約数が7000個である場合、商品Aの販売価格V3 は、20000円という具合に、さらに5000円、安価となる。同様にして、図19に示した商品Bに関する予約数が7500個である場合、商品Bの販売価格V3 は40000円という具合に、さらに5000円、安価となる。
【0207】
図5に戻り、ステップSA29では、WWWサーバ33は、予約者に対して商品情報(最終決定された価格、スペック、デザイン等)をホームページ5等を介して告知する。ステップSA30では、商品メーカ1は、商品AおよびBの製造を開始する。ステップSA31では、商品メーカ1は、商品AおよびBの発売日であるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断を繰り返す。そして、発売日になると、商品メーカ1は、ステップSA31の判断結果を「Yes」とする。
【0208】
ステップSA32では、商品メーカ1は、購入予約者に対して予約順に商品A、Bを配送する。ステップSA33では、商品メーカ1は、商品A、Bの製造数が予約数(予約数データR)と等しいか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSA35では、商品メーカ1は、販売期間が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。以後、商品A、Bが予約順に予約者へ配送される。
【0209】
ここで、ステップSA33の判断結果が「Yes」になると、ステップSA34では、商品メーカ1は、製造数が予約数に達したものとして、商品A、Bの製造を中止する。そして、ステップSA35の判断結果が「Yes」になると、ステップSA36では、商品メーカ1および出版社2は、一連の商品企画/開発〜販売に関する総合評価を行い、この総合評価の結果を次回の商品企画/開発にフィードバックする。
【0210】
以上説明したように、実施の形態1によれば、インターネット20を介して顧客の意見情報を電子掲示板、電子メール、アンケート等によりインタラクティブに収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った商品情報を告知するようにしたので、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映することができる。
【0211】
また、実施の形態1によれば、意見情報に基づく顧客のニーズに沿って試作品情報をインターネット20を介して告知するようにしたので、試作品を複数回に亘って製作することが可能となり、的確に顧客のニーズを新商品開発に反映させることができる。
【0212】
また、実施の形態1によれば、ステップSA18で、企画/開発段階で複数の試作品の人気度を電子的手法により調査するようにしたので、この調査結果に基づいて顧客のニーズを迅速かつ容易に把握することができる。
【0213】
また、実施の形態1によれば、ステップSA24で販売予約を採り、しかも販売予約数の増加に連動して安価となるような新商品の販売価格を決定(ステップSA28)するようにしたので、過剰な在庫を抱える必要がなくなり、顧客に対する価格面でのサービスの質を高めることができる。
【0214】
(実施の形態2)
図23は、本発明にかかる実施の形態2の概要を説明する図である。この図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。図23では、販売代理店901 〜90n が新たに設けられている。これらの販売代理店901 〜90n は、例えば、コンビニエンスストアであり、顧客31 〜3n (商品予約者)に対して、商品メーカ1から供給される商品を商品メーカ1に代わって販売する。
【0215】
また、販売代理店901 〜90n は、オンラインバンキング等により、顧客31 〜3n から受け取った代金を商品メーカ1の金融機関口座等へ入金する。商品メーカ1は、発売前に、開発された商品(量産モデル)を販売代理店901 〜90n へ発送し、発売後に商品の代金を販売代理店901 〜90n からオンラインバンキング等により回収する。なお、実施の形態2では、上述した販売代理店901 〜90n 経由の商品販売以外にも、代金引換便等を利用した直接販売も行われる。
【0216】
図25は、実施の形態2における商品企画/開発〜企画終了までのスケジュールを示す図である。この図において、図2の各部に対応する部分には同一の名称を付ける。図25においては、ネーミング募集期間および反響調査期間が新たに設定されている。
【0217】
ネーミング募集期間は、インターネット上のホームページを介して、商品(量産モデル)のネーミングを広く一般に募集し、ネーミングを決定する期間である。このネーミング募集期間が終了した時点で、決定されたネーミグがホームページ上で告知される。反響調査期間は、商品(量産モデル)が告知されてから企画が終了するまでの期間である。この反響調査期間では、ホームページを介して、商品(量産モデル)に関する顧客の反響が調査される。
【0218】
つぎに、上述した商品企画/開発〜企画終了までを実現するための具体的な構成について図24を参照して説明する。このにおいて、図3および図23の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。図24には、販売代理店クライアント1001 〜100n 、WWWブラウザ1011 〜101n 、メーラ1021 〜102n 、モデム1031 〜103n が新たに設けられている。なお、図示が省略されているが、同図には、実施の形態1の場合と同様にして、図3に示した顧客クライアント101 〜10n 、WWWブラウザ111 〜11n 、メーラ121 〜12n 、モデム131 〜13n が顧客31 〜3n 側にそれぞれ設けられている。
【0219】
販売代理店クライアント1001 〜100n のそれぞれは、販売代理店901 〜90n(図23参照)側に設けられており、インターネット20に接続されている。これらの販売代理店クライアント1001 〜100n は、TCP/IPに従ってインターネットアクセスを行うためのコンピュータ端末である。
【0220】
販売代理店クライアント1001 は、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボード、マウス等から構成されており、販売代理店901 の店員により操作される。この販売代理店クライアント1001は、WWWブラウザ1011 およびメーラ1021 によりインターネット20上の各種サービスの提供を受けるとともに、例えば、商品921 を顧客31 に販売するための予約情報を業務サーバ57より受領する。商品921 は、実施の形態1で説明した手法により開発されたものであり、顧客31 は、商品921 を予約した予約者である。また、販売代理店クライアント1001 は、モデム1031 を介してインターネット20に接続される。
【0221】
販売代理店クライアント1002 は、販売代理店クライアント1001 と同様にして、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボード、マウス等から構成されており、販売代理店902 の店員により操作される。この販売代理店クライアント1002 は、販売代理店クライアント1001 と同様にして、WWWブラウザ1012 およびメーラ1022 によりインターネット20上の各種サービスの提供を受けるとともに、商品を顧客(予約者)に販売するための予約情報を業務サーバ57より受領する。また、販売代理店クライアント1002 は、モデム1032 を介してインターネット20に接続される。
【0222】
販売代理店クライアント100n も、販売代理店クライアント1001と同様にして、コンピュータ本体、ディスプレイ、キーボード、マウス等から構成されており、販売代理店90n の店員により操作される。この販売代理店クライアント100n も、販売代理店クライアント1001 と同様にして、WWWブラウザ101n およびメーラ102n によりインターネット20上の各種サービスの提供を受けるとともに、商品を顧客(予約者)に販売するための予約情報を業務サーバ57より受領する。また、販売代理店クライアント100n は、モデム103n を介してインターネット20に接続される。
【0223】
つぎに、図26〜図29にそれぞれ示したフローチャートを参照しつつ実施の形態2の動作について詳述する。ここで、図26および図27にそれぞれ示した企画期間、・・・、反響調査期間は、図25に示した各期間に対応している。また、図26に示したステップSI1〜ステップSI21は、前述した図4に示したステップSA1〜ステップSA21と同様であるため、その詳細な説明を省略する。従って、以下では、図27に示したステップSI22以降について説明する。
【0224】
同図に示したステップSI22では、WWWサーバ33(図24参照)は、図30に示した商品(量産モデル)告知画面G9 および図34に示した商品(量産モデル)告知画面G13 をホームページ5に表示させることにより、商品(量産モデル)を顧客31 〜3n に対して告知する。図30に示した商品(量産モデル)告知画面G9 には、商品(量産モデル)告知画面G4 (図18参照)と同様にして、一方の商品Aに関する色違いのデザインを示す、商品A(緑)画像WA1 〜商品A(青)画像WA3 、スペック、価格等が表示されているとともに、新たにカスタマイズボタン110が表示されている。
【0225】
このカスタマイズボタン110は、商品Aを構成する部品(例えば、風防ガラス、リューズ等)のデザイン、機能等を顧客の好みに応じてカスタマイズするための画面を表示させるボタンである。すなわち、カスタマイズボタン110が押下されると、WWWサーバ33は、図31に示した商品A用カスタマイズ部品選択画面G10 をホームページ5に表示させる。
【0226】
この商品A用カスタマイズ部品選択画面G10 には、カスタマイズ用風防ガラス画像GAF1 〜GAF3 、カスタマイズ用リューズ画像GAR1 、GAR2 、カスタマイズ部品選択部111およびカスタマイズ画像ボタン112が表示されている。この商品A用カスタマイズ部品選択画面G10 は、商品Aのカスタマイズを希望する顧客に対して、デザインの異なる複数のカスタマイズ部品から所望のものを選択させるための画面である。
【0227】
カスタマイズ用風防ガラス画像GAF1 〜GAF3 は、商品A(図30参照)にカスタマイズ可能な3タイプの風防ガラスAF1 〜AF3 に関する画像である。これらの風防ガラスAF1 〜AF3 は、デザイン(色、機能も含む)が異なっているが、いずれも商品A用に成形されている。一方、カスタマイズ用リューズ画像GAR1 およびGAR2 は、商品Aにカスタマイズ可能な2タイプのリューズAR1 およびAR2 に関する画像である。これらのリューズAR1 およびAR2 は、頭部のデザインが異なっているが、いずれも商品A用に成形されている。ここで、風防ガラスAF1 〜AF3 、リューズAR1 およびAR2 のデザインは、ステップSI19(図26参照)のニーズ総合分析結果を受けて製作されている。
【0228】
カスタマイズ部品選択部111には、上述した3タイプの風防ガラス(AF1 〜AF3 )の中から一つ、2タイプのリューズ(AR1 およびAR2 )から一つ、3タイプの文字板色(緑、黄、青)の中から一つをそれぞれ顧客に選択させるためのチェックボックスが表示されている。ここで、顧客によりそれぞれのチェックボックスが選択された後にカスタマイズ画像ボタン112が押下されると、WWWサーバ33は、図32に示した商品Aカスタマイズ画面G11 をホームページ5に表示させる。
【0229】
この商品Aカスタマイズ画面G11 には、商品A用カスタマイズ部品選択画面G10(図31参照)で選択されたカスタマイズ部品(この場合、風防ガラスAF1 、リューズAR1 、文字板色:緑)を用いてカスタマイズされたカスタマイズ商品A1’に関する商品Aカスタマイズ画像CA1 が表示されている。これにより、顧客は、カスタマイズ後の商品のイメージを把握することができ、購入するか否かの判断の助けを受けることができる。また、商品Aカスタマイズ画面G11には、カスタマイズ商品A1’の購入予約を行うための予約ボタン113が表示されている。
【0230】
同様にして、図34に示した商品(量産モデル)告知画面G13 には、商品(量産モデル)告知画面G5(図19参照)と同様にして、他方の商品Bに関する色違いのデザインを示す、商品B(黒)画像WB1 〜商品B(白)画像WB3 、スペック、価格等が表示されているとともに、新たにカスタマイズボタン117が表示されている。
【0231】
このカスタマイズボタン117は、カスタマイズボタン110(図30参照)と同様にして、商品Bを構成する部品(例えば、風防ガラス、リューズ等)のデザイン、機能等を顧客の好みに応じてカスタマイズするための画面を表示させるボタンである。すなわち、カスタマイズボタン117が押下されると、WWWサーバ33は、図35に示した商品B用カスタマイズ部品選択画面G14 をホームページ5に表示させる。
【0232】
この商品B用カスタマイズ部品選択画面G14 には、カスタマイズ用風防ガラス画像GBF1 〜GBF3 、カスタマイズ用リューズ画像GBR1 、GBR2 、カスタマイズ部品選択部118およびカスタマイズ画像ボタン119が表示されている。この商品B用カスタマイズ部品選択画面G14 は、商品Bのカスタマイズを希望する顧客に対して、デザインの異なる複数のカスタマイズ部品から所望のものを選択させるための画面である。
【0233】
カスタマイズ用風防ガラス画像GBF1 〜GBF3 は、商品B(図34参照)にカスタマイズ可能な3タイプの風防ガラスBF1 〜BF3 に関する画像である。これらの風防ガラスBF1 〜BF3 は、デザイン(色、機能も含む)が異なっているが、いずれも商品B用に成形されている。
【0234】
一方、カスタマイズ用リューズ画像GBR1 およびGBR2 は、商品Bにカスタマイズ可能な2タイプのリューズBR1 およびBR2 に関する画像である。これらのリューズBR1 およびBR2 は、頭部のデザインが異なっているが、いずれも商品B用に成形されている。ここで、風防ガラスBF1 〜BF3 、リューズBR1 およびBR2 のデザインは、ステップSI19(図26参照)のニーズ総合分析結果を受けて製作されている。
【0235】
カスタマイズ部品選択部118には、上述した3タイプの風防ガラス(BF1 〜BF3 )の中から一つ、2タイプのリューズ(BR1 およびBR2 )から一つ、3タイプの文字板色(黒、銀、白)の中から一つをそれぞれ顧客に選択させるためのチェックボックスが表示されている。ここで、顧客によりそれぞれのチェックボックスが選択された後にカスタマイズ画像ボタン119が押下されると、WWWサーバ33は、図36に示した商品Bカスタマイズ画面G15 をホームページ5に表示させる。
【0236】
この商品Bカスタマイズ画面G15 には、商品B用カスタマイズ部品選択画面G14(図35参照)で選択されたカスタマイズ部品(この場合、風防ガラスBF2 、リューズBR2 、文字板色:黒)を用いてカスタマイズされたカスタマイズ商品B1’に関する商品Bカスタマイズ画像CB1 が表示されている。これにより、顧客は、カスタマイズ後の商品のイメージを把握することができ、購入するか否かの判断の助けを受けることができる。また、商品Bカスタマイズ画面G15には、カスタマイズ商品B1’の購入予約を行うための予約ボタン120が表示されている。このように、実施の形態2では、商品AおよびBを標準仕様のまま販売するのではなく、カスタマイズも可能とされている。
【0237】
ステップSI23では、WWWサーバ33は、ネーミグ募集期間(図25参照)が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSI24では、WWWサーバ33は、インターネット20を介して、前述した商品Aおよび商品Bのそれぞれに関するネーミングを募集するネーミング募集処理を実行する。
【0238】
すなわち、図28に示したステップSJ1では、WWWサーバ33は、商品Aおよび商品Bに関するネーミングのエントリを行うためのネーミング入力要求が有るか否かを判断する。具体的には、WWWサーバ33は、ホームページ5上のネーミングエントリボタン(図示略)が押下されたか否かを判断する。この判断結果が「No」である場合、WWWサーバ33は、図27に示したメインルーチンへ戻る。
【0239】
この場合、顧客31 の操作により、ネーミングエントリボタン(図示略)が押下されたものとすると、ステップSJ2では、WWWサーバ33は、ネーミング募集フォーム、すなわち、図37に示したネーミング募集フォーム画面G16 を顧客クライアント101 のディスプレイに表示させる。ネーミング募集フォーム画面G16 には、顧客の個人情報(「お名前」、・・・、「E−mail」)の他に、商品A(図30参照)および商品B(図34参照)のそれぞれに関するエントリすべきネーミングを入力するエントリネーミング入力項目121および122が表示されている。従って、顧客31 は、エントリネーミング入力項目121および122に、商品Aおよび商品Bのネーミングを入力する。
【0240】
ステップSJ3では、WWWサーバ33は、図37に示したクリアボタン124が押下されたか否かを判断する。このクリアボタン124は、ネーミング募集フォーム画面G16 の入力内容をクリアする場合に押下される。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSJ4では、WWWサーバ33は、ネーミング募集フォーム画面G16 の入力内容をクリアした後、図27に示したメインルーチンへ戻る。
【0241】
この場合、ステップSJ3の判断結果が「No」であるものとすると、ステップSJ5では、WWWサーバ33は、図37に示した送信ボタン123が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。そして、ネーミング募集フォーム画面G16 の入力が全て終えると、顧客31 は、マウス操作等により送信ボタン123を押下する。
【0242】
これにより、WWWサーバ33は、ステップSJ5の判断結果を「Yes」とする。ステップSJ6では、WWWサーバ33は、商品Aおよび商品Bのネーミングを個人情報に対応付けて、記憶装置34内のネーミング募集結果データベースに格納する。以後、ステップSJ1〜ステップSJ5ステップSJ6の処理が繰り返し実行されることにより、ネーミング募集結果データベースには、商品Aおよび商品Bのネーミングがエントリされる。
【0243】
そして、ネーミング募集期間が終了すると、WWWサーバ33は、ステップSI23の判断結果を「Yes」とする。ステップSI25では、記憶装置34内のネーミング募集結果データベースが参照され、複数のネーミングの中から商品Aおよび商品Bのそれぞれのネーミングが商品メーカ1、出版社2により決定される。なお、実施の形態2では、ネーミング募集結果をホームページ5に公開し、顧客31 〜3n による人気投票の結果を受けて、商品Aおよび商品Bのそれぞれのネーミングを決定するようにしてもよい。
【0244】
ステップSI26では、WWWサーバ33は、図38に示したネーミング告知画面G17 をホームページ5に表示させることにより、商品Aおよび商品Bに関して決定されたネーミングを告知する。これにより、商品Aおよび商品Bに加えて、これらがカスタマイズされたカスタマイズ商品に関する販売予約の受付が開始される。なお、ステップSI22以降では、ステップSA9(図4参照)で説明した手法により、商品告知後の顧客の反響が調査される。
【0245】
ステップSI27では、WWWサーバ33は、予約受付期間が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。これにより、ステップSI28〜ステップSI31の処理が並列的に実行される。なお、ステップSI29〜ステップSI31のそれぞれの処理は、実施の形態1におけるステップSA25〜ステップSA27(図5参照)のそれぞれの処理に対応しているため、詳細な説明を省略する。
【0246】
また、ステップSI28の予約受付処理は、商品A、商品Bに加えて、カスタマイズ商品に関する販売予約を顧客31 〜3n から受け付ける処理である。すなわち、予約受付処理において、図29に示したステップSK1では、WWWサーバ33は、予約状況確認ボタン78(図30参照)または予約状況確認ボタン79(図34参照)が、商品(量産モデル)告知画面G9 または商品(量産モデル)告知画面G13 を閲覧している顧客の操作により押下されたか否かを判断する。予約状況確認ボタン78および予約状況確認ボタン79は、現時点での商品A(商品Aがカスタマイズされたカスタマイズ商品も含む)および商品B(商品Bがカスタマイズされたカスタマイズ商品も含む)の予約状況を確認するためのボタンである。
【0247】
ここで、例えば、顧客31 の操作により、図30に示した予約状況確認ボタン78が押下されたものとすると、WWWサーバ33は、ステップSK1の判断結果を「Yes」とする。なお、ステップSK1の判断結果が「No」である場合、WWWサーバ33は、図27に示したメインルーチンへ戻る。この場合、ステップSK2では、WWWサーバ33は、図39に示した予約状況確認画面G18 を顧客クライアント101 のディスプレイに表示させる。ステップSK3では、WWWサーバ33は、顧客の操作により、予約ボタン126(図39参照)、予約ボタン120(図36参照)または予約ボタン113(図32参照)のうちいずれかのボタンが押下されたか否かを判断し、この判断結果が「No」である場合、図27に示したメインルーチンへ戻る。
【0248】
図39に示した予約状況確認画面G18 の予約状況表示部80には、2月29日23:00現在の商品A(カスタマイズ商品も含む)の予約数(=98本)および商品B(カスタマイズ商品も含む)の予約数(=264本)が表示されている。
また、予約状況確認画面G18 には、商品A(カスタマイズ商品も含む)および商品B(カスタマイズ商品も含む)のそれぞれの予約者に関するプロフィールの構成比が円グラグ形式で表示されている。顧客は、これらのプロフィールを確認することで、商品Aおよび商品Bのそれぞれに関する販売ターゲットの傾向を知った上で、購入するか否かの判断を行うことができる。また、プロフィールに関する円グラフは、後述する予約情報テーブルJ(図40参照)のプロフィールに基づいて表示される。
【0249】
ここで、顧客31 の操作により予約ボタン126が押下されると、WWWサーバ33は、ステップSK3の判断結果を「Yes」とする。ステップSK4では、WWWサーバ33は、図33に示した予約受付フォームである予約受付画面G12 を顧客クライアント101 のディスプレイに表示させる。図33に示した予約受付画面G12 において、図21の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。
【0250】
予約受付画面G12 には、予約者のプロフィール(図39参照)を選択入力するためのプロフィール選択部125と、カスタマイズ商品(図32、図36参照)の名称(同図では、カスタマイズ商品A1’(緑))が表示されるカスタマイズ商品名表示部114、当該商品の予約本数を入力するための予約個数表示部115と、予約した商品の受け取り方法(販売代理店または代金引換便)を選択するための商品受取り方法選択部116が新たに表示されている。そして、顧客31 は、予約に必要な情報を入力する。
【0251】
図29に戻り、ステップSK5では、WWWサーバ33は、図33に示したクリアボタン87が押下されたか否かを判断する。このクリアボタン87は、予約受付画面G12 の入力内容をクリアする場合に押下される。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSK8では、WWWサーバ33は、予約受付画面G12 の入力内容をクリアし、図27に示したメインルーチンへ戻る。
【0252】
この場合、ステップSK5の判断結果が「No」であるものとすると、ステップSK6では、WWWサーバ33は、図33に示した送信ボタン86が押下されたか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。そして、顧客31 の操作により送信ボタン86が押下されると、WWWサーバ33は、ステップSK6の判断結果を「Yes」とする。ステップSK7では、WWWサーバ33は、予約受付画面G12 で入力された各種情報を図40に示した予約情報テーブルJとして記憶装置34に格納する。
【0253】
この予約情報テーブルJは、「予約数データ」、「予約日時」「予約者氏名」、「プロフィール」、「住所」、カスタマイズ商品であるか否かを表す「フラグ」、「カスタマイズ部品」、「商品名」、「数量」、「受取方法」、「販売代理店」、「販売価格」というフィールドを備えている。「販売代理店」のフィールドには、図33に示した商品受取り方法選択部116で「販売代理店」が選択された場合に、予め設定された販売代理店901 〜90n のうち、予約者の「住所」に最も近い販売代理店がWWWサーバ33により自動設定される。なお、商品受取り方法選択部116で「代引き」が選択された場合には、上記「販売代理店」のフィールドには、いずれの情報も格納されない。以後、予約受付期間が終了するまで、上述した動作が繰り返される。
【0254】
そして、予約受付期間が終了すると、WWWサーバ33は、図27に示したステップSI27の判断結果を「Yes」とする。ステップSI32では、WWWサーバ33は、実施の形態1で説明したステップSA28(図5参照)の処理と同様にして、予約数に応じて販売価格を最終的に決定する販売価格最終決定処理を実行する。この場合、WWWサーバ33は、決定された販売価格を予約情報テーブルJ(図40参照)に格納する。この場合、商品Aの販売価格は、25000円、商品Bの販売価格は、45000円である。
【0255】
ステップSI33では、WWWサーバ33は、予約者に対して商品情報(最終決定された価格、スペック、デザイン等)をホームページ5等を介して告知する。ステップSI34では、図24に示したWWWサーバ33は、記憶装置34に格納された予約情報テーブルJをインターネット20を介して、商品メーカ1側の業務サーバ57へ送信する。これにより、商品メーカ1では、予約情報テーブルJ(図40参照)に基づいて、商品Aおよび商品B(いずれもカスタマイズ商品も含む)の製造を開始する。カスタマイズ商品は、予約情報テーブルJにおけるカスタマイズ部品のフィールドが参照されることで、製造される。
【0256】
ステップSI35では、業務サーバ57は、インターネット20を介して、販売代理店クライアント1001 〜100n へ予約情報テーブルJ(図40参照)を送信する。これにより、販売代理店901 〜90n のそれぞれは、予約情報テーブルJの「販売代理店」のフィールドを参照することにより、自店で扱うべき商品の情報、顧客の情報を把握する。ステップSI36では、商品メーカ1は、予約情報テーブルJに基づいて、販売代理店901 〜90n へ商品を発送する。
【0257】
ステップSI37では、商品メーカ1および販売代理店901 〜90n は、商品Aおよび商品B(いずれもカスタマイズ商品も含む)の発売日であるか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」として同判断を繰り返す。そして、発売日になると、商品メーカ1および販売代理店901 〜90n は、ステップSI37の判断結果を「Yes」とする。これにより、ステップSI38およびステップSI39の処理が並列的に実行される。
【0258】
すなわち、ステップSI38では、商品メーカ1は、図40に示した予約情報テーブルJを参照して、「販売代理店」のフィールドにいずれの情報も格納されていない購入予約者に対して予約順に商品A、商品B(カスタマイズ商品も含む)を代金引換便で配送する。一方、販売代理店901 〜90n は、予約情報テーブルJを参照して、「販売代理店」のフィールドに自店の情報が格納されている購入予約者に対して、当該商品を販売した後、代金を商品メーカ1の金融機関口座に入金する。ステップSI39では、ステップSA9(図4参照)と同様の手法により、商品販売後の顧客の反響が調査される。
【0259】
ステップSI40では、商品メーカ1は、商品A、商品B(カスタマイズ商品も含む)の製造数が予約数と等しいか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。ステップSI42では、商品メーカ1は、販売期間が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。以後、商品A、商品B(カスタマイズ商品も含む)が販売される。
【0260】
ここで、ステップSI40の判断結果が「Yes」になると、ステップSI41では、商品メーカ1は、製造数が予約数に達したものとして、商品A、B(カスタマイズ商品も含む)の製造を中止する。そして、ステップSI42の判断結果が「Yes」になると、ステップSI43では、反響調査期間が終了したか否かが判断される。この判断結果が「No」である場合、ステップSI44では、ステップSI39と同様にして、反響調査処理が引き続き実行される。
【0261】
そして、ステップSI43の判断結果が「Yes」になると、ステップSI45では、商品メーカ1および出版社2は、反響調査結果を集計/分析し、一連の商品企画/開発〜販売に関する総合評価を行う。ステップSI46では、商品メーカ1および出版社2は、総合評価の結果を次回の商品企画/開発にフィードバックする。
【0262】
さて、前述した実施の形態2では、図27に示したステップSI32(販売価格最終決定処理)で、予約数に応じて段階的に販売価格を決定する例について説明したが、これに限定されることなく、例えば、以下に説明する4種類(変形例1〜変形例4)の販売価格最終決定ロジックに基づいて販売価格を決定するようにしてもよい。
【0263】
実施の形態2の変形例1では、図41(a)に示した販売価格最終決定ロジックH1 に基づいて、商品の販売価格が決定される。この販売価格最終決定ロジックH1 では、図27に示したステップSI27の予約受付期間中で、予約の先着順に段階的に販売価格が決定される。具体的には、先着1名〜3000名までは20000円、先着3001名〜6000名までは25000円、先着6001名以降は、30000円である。この変形例1において、ステップSI32(図27参照)では、図42に示した販売価格最終決定処理が実行される。
【0264】
すなわち、同図に示したステップSM1では、WWWサーバ33は、予約情報テーブルJ(図40参照)を参照して、1レコード目の予約数データrを読み出す。この予約数データrは、商品の予約先着順を示すデータである。ステップSM2では、WWWサーバ33は、予約数データrが1名〜3000名(図41(a)参照)の範囲内であるか否かを判断する。
【0265】
この判断結果が「Yes」である場合、ステップSM7では、WWWサーバ33は、販売価格を20000円(図41(a)参照)とする。ステップSM5では、WWWサーバ33は、上記販売価格(20000円)のデータを予約情報テーブルJの当該レコードに格納する。ステップSM6では、WWWサーバ33は、全ての予約商品に関する価格決定が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。以後、上述した動作が繰り返されることにより、価格が決定される。
【0266】
ここで、ステップSM2の判断結果が「No」である場合、ステップSM3では、WWWサーバ33は、予約数データrが3001名〜6000名の範囲内であるか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSM8では、WWWサーバ33は、販売価格を25000円(図41(a)参照)とする。また、ステップSM3の判断結果が「No」である場合、すなわち、予約数データrが6001以上である場合、ステップSM4では、WWWサーバ33は、販売価格を30000円とする。
【0267】
また、実施の形態2の変形例2では、図41(b)に示した販売価格最終決定ロジックH2 に基づいて、商品の販売価格が決定される。この販売価格最終決定ロジックH2 では、図27に示したステップSI27の予約受付期間中で、予約した時期に対応させて段階的に販売価格が決定される。具体的には、予約日時が3月1日(予約開始日)〜3月31日までは、20000円、予約日時が4月1日〜4月30日までは、25000円、予約日時が5月1日以降は、30000円である。この変形例2において、ステップSI32(図27参照)では、図43に示した販売価格最終決定処理が実行される。
【0268】
すなわち、同図に示したステップSL1では、WWWサーバ33は、予約情報テーブルJ(図40参照)を参照して、1レコード目の予約日時データtを読み出す。この予約日時データtは、商品が予約された日時を示すデータである。ステップSL2では、WWWサーバ33は、予約日時データtが3月1日〜3月31日の範囲内であるか否かを判断する。
【0269】
この判断結果が「Yes」である場合、ステップSL7では、WWWサーバ33は、販売価格を20000円(図41(b)参照)とする。ステップSL5では、WWWサーバ33は、上記販売価格(20000円)のデータを予約情報テーブルJの当該レコードに格納する。ステップSL6では、WWWサーバ33は、全ての予約商品に関する価格決定が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。以後、上述した動作が繰り返されることにより、価格が決定される。
【0270】
ここで、ステップSL2の判断結果が「No」である場合、ステップSL3では、WWWサーバ33は、予約日時データtが4月1日〜4月30日の範囲内であるか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSL8では、WWWサーバ33は、販売価格を25000円(図41(b)参照)とする。また、ステップSL3の判断結果が「No」である場合、すなわち、予約日時データtが5月1日以降である場合、ステップSL4では、WWWサーバ33は、販売価格を30000円とする。
【0271】
また、実施の形態2の変形例3では、図44(a)に示した販売価格最終決定ロジックH3 に基づいて、商品の販売価格が決定される。この販売価格最終決定ロジックH3 では、図27に示したステップSI27の予約受付期間中で、予約の先着順に段階的に、商品の定価に対する割引率が決定された後、この割引率に応じて販売価格が決定される。具体的には、先着1名〜3000名までは割引率30%、先着3001名〜6000名までは割引率20%、先着6001名以降は、割引率0%(定価)である。この変形例3において、ステップSI32(図27参照)では、図45に示した販売価格最終決定処理が実行される。
【0272】
すなわち、同図に示したステップSO1では、WWWサーバ33は、予約情報テーブルJ(図40参照)を参照して、1レコード目の予約数データrを読み出す。ステップSO2では、WWWサーバ33は、予約数データrが1名〜3000名(図44(a)参照)の範囲内であるか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSO8では、WWWサーバ33は、当該商品の割引率を30%(図44(a)参照)とする。ステップSO5では、WWWサーバ33は、商品の定価に割引率(=30%)を適用することにより、販売価格(定価×(1−0.3))を計算する。
【0273】
ステップSO6では、WWWサーバ33は、上記販売価格(割引率30%)のデータを予約情報テーブルJの当該レコードに格納する。ステップSO7では、WWWサーバ33は、全ての予約商品に関する価格決定が終了したか否かを判断し、この場合、判断結果を「No」とする。以後、上述した動作が繰り返されることにより、価格が決定される。
【0274】
ここで、ステップSO2の判断結果が「No」である場合、ステップSO3では、WWWサーバ33は、予約数データrが3001名〜6000名の範囲内であるか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSO9では、WWWサーバ33は、当該商品の割引率を20%とする。ステップSO5では、WWWサーバ33は、商品の定価に割引率(=20%)を適用することにより、販売価格(定価×(1−0.2))を計算する。ステップSO6では、WWWサーバ33は、上記販売価格(割引率20%)のデータを予約情報テーブルJの当該レコードに格納する。
【0275】
また、ステップSO3の判断結果が「No」である場合、すなわち、予約数データrが6001以上である場合、ステップSO4では、WWWサーバ33は、割引率を0%とする。ステップSO5では、WWWサーバ33は、商品の定価に割引率(=0%)を適用することにより、販売価格を計算する。この場合、販売価格は、定価である。ステップSO6では、WWWサーバ33は、上記販売価格(=定価)のデータを予約情報テーブルJの当該レコードに格納する。
【0276】
また、実施の形態2の変形例4では、図44(b)に示した販売価格最終決定ロジックH4 に基づいて、商品の販売価格が決定される。この販売価格最終決定ロジックH4 では、予約受付個数が例えば1000個という具合に限定されている場合に、図27に示したステップSI27の予約受付期間中で、予約受付が開始されてから、1000個分の予約が完了するまでの時間(予約完了時間)によって、段階的に販売価格が決定される。
【0277】
具体的には、予約完了時間が5分未満の場合には、販売価格が20000円、予約完了時間が5分以上〜10分未満である場合には、販売価格が25000円、予約完了時間が10分以上である場合には、販売価格が30000円である。この変形例4において、ステップSI32(図27参照)では、図46に示した販売価格最終決定処理が実行される。
【0278】
すなわち、この変形例4では、WWWサーバ33は、予約の受付が開始されるとタイマ(図示略)を起動させた後、予約受付個数(例えば、1000個)に関する全ての予約が完了した時点でタイマを停止させる。この場合、図46に示したステップSP1では、WWWサーバ33は、タイマの計時結果を予約完了時間TRとして読み出す。ステップSP2では、WWWサーバ33は、予約完了時間TRが5分未満であるか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSP5では、WWWサーバ33は、販売価格を一律に20000円(図44(b)参照)とする。
【0279】
一方、ステップSP2の判断結果が「No」である場合、ステップSP3では、WWWサーバ33は、予約完了時間TRが5分以上10分未満であるか否かを判断する。この判断結果が「Yes」である場合、ステップSP6では、WWWサーバ33は、販売価格を一律に25000円(図44(b)参照)とする。一方、ステップSP3の判断結果が「No」である場合、すなわち、予約完了時間TRが10分以上である場合、WWWサーバ33は、販売価格を一律に30000円とする。なお、WWWサーバ33は、決定された販売価格のデータを予約情報テーブルJ(図40参照)の各レコードに格納する。なお、変形例3で説明した割引率は、変形例1、2、4にも適用してもよい。
【0280】
また、実施の形態2では、商品AおよびBの販売価格を競売における入札方式により決定してもよい。以下では、この場合を実施の形態2の変形例5として説明する。この変形例5では、WWWサーバ33は、図47に示したオークション入札フォーム画面G19 を表示する。これにより、顧客は、それぞれのクライアント端末を用いて、個人情報(お名前、フリガナ等)を入力するとともに、入札金額入力欄127に商品Aの入札金額を入力し、さらに入札金額入力欄128に商品Bの入札金額を入力する。なお、クリアボタン130は、入力内容の変更時に押下される。つぎに、入札ボタン129が押下されると、上記入札金額のデータがWWWサーバ33により収集され、WWWサーバ33は、入札金額データを図48に示した入札テーブルACに格納する。
【0281】
また、WWWサーバ33は、商品Aおよび商品Bに関する入札件数のデータを入札がある毎に変更するとともに、各入札金額の価格帯(例えば、1000円から5000円)毎に入札金額の平均値を求める。そして、入札締め切り時刻になると、図49に示したステップSQ1では、WWWサーバ33は、入札テーブルACを読み出す。ステップSQ2では、WWWサーバ33は、入札テーブルAC内の入札件数が最大のレコードを検索する。例えば、この場合、商品Aに関して入札件数が317のレコード、商品Bに関して入札件数が462のレコードが検索される。
【0282】
ステップSQ3では、WWWサーバ33は、当該レコードの平均値を販売価格とする。この場合、商品Aの販売価格は、18000円であり、商品Bの販売価格は、17000円である。実施の形態2では、最高入札金額を販売価格としてもよい。
【0283】
また、実施の形態2では、一つのコンセプトに基づく複数の新商品(例えば、靴、カバン、ベルト等)の企画/開発に関する商品企画開発情報を、前述した手法によりインターネット20を介して不特定多数の顧客に告知し、顧客から意見情報を収集するようにしてもよい。この場合、複数の新商品を企画、開発する企業では、意見情報に基づいて顧客のニーズを把握する。
【0284】
また、実施の形態2では、予約数が多い新商品のみの製造を決定し、これ以外の新商品の製造を中止するようにしてもよく、この場合には、予約者に対してスリルや企画のおもしろさを提供することができる。
【0285】
以上説明したように、実施の形態2によれば、企画/開発段階で複数の試作品の人気度の調査結果を不特定多数の顧客に対して告知するようにしたので、企画/開発の方向性を早期に確定させることができる。
【0286】
また、実施の形態2によれば、販売予約を採り、しかも販売予約の先着順に安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができる。
【0287】
また、実施の形態2によれば、販売予約を採り、しかも販売予約の先着順に、定価に対する割引率が段階的に高くなるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができる。
【0288】
また、実施の形態2によれば、販売予約を採り、しかも販売予約の受付時期が早い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができる。
【0289】
また、実施の形態2によれば、販売予約を採り、しかも販売予約の受付時期が早い程、定価に対する割引率が高くなるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができる。
【0290】
また、実施の形態2によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0291】
また、実施の形態2によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、定価に対する割引率が高くなるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができる。
【0292】
また、実施の形態2によれば、入札件数が最も多い入札価格帯に基づいて新商品の販売価格を決定するという入札方式を採るようにしたので、顧客主導の販売価格設定を行うことができ、しかも適正な販売価格で顧客に新商品を提供することができる。
【0293】
また、実施の形態2によれば、競売により新商品の販売価格を決定するようにしたので、新商品の販売価格を決定する権限が顧客に与えられるため、商品企画/開発に対する顧客の参加意識を高めることができるとともに、競売による話題性、宣伝効果を高めることができる。
【0294】
また、実施の形態2によれば、販売代理店に販売代理店クライアントを設けてネットワークを介して予約に関する情報を販売代理店クライアントへ送信するようにしたので、顧客の購入方法の選択肢を増やすことができ、顧客の利便性を向上させることができる。
【0295】
また、実施の形態2によれば、販売予約時に複数のカスタマイズ部品の中から顧客が所望するカスタマイズ部品を選択させ、カスタマイズされた新商品を販売するようにしたので、顧客の好みにさらにきめ細かく対応することができ、顧客に「自分だけのオリジナル商品」という愛着心を持たせることができる。
【0296】
また、実施の形態2によれば、新商品のネーミングを募集した後、決定されたネーミングを不特定多数の顧客に対して告知し、商品の名付け親も顧客とするようにしたので、商品企画/開発に関する顧客の参加意識を高めることができるとともに、新商品と顧客との心理的な距離を縮めることができる。
【0297】
また、実施の形態2によれば、一つのコンセプトに基づく複数の新商品に関する顧客の意見情報をインタラクティブに収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った複数の商品情報を告知するようにしたので、トータルコーディネートされた複数の新商品に関する顧客のニーズを新商品開発に反映することができる。
【0298】
また、実施の形態2によれば、複数の試作品または商品情報にそれぞれ対応する人気度の調査結果を不特定多数の顧客に対して告知するようにしたので、企画/開発の方向性を早期に確定させることができる。
【0299】
また、実施の形態2によれば、予約者に関するプロフィール情報を告知するようにしたので、当該新商品を既に予約している予約者の傾向を顧客に認識させることができるため、当該顧客に対して購入すべきか否かの判断時の材料を提供することができる。
【0300】
以上本発明にかかる実施の形態1および2について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこれらの実施の形態1および2に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。たとえば、前述した実施の形態1および2においては、商品企画開発を実現するための商品企画開発プログラムを図50に示したコンピュータ読み取り可能な記録媒体300に記録して、この記録媒体300に記録された商品企画開発プログラムを同図に示したコンピュータ200に読み込ませ、実行することにより商品企画開発を行うようにしてもよい。
【0301】
図50に示したコンピュータ200は、上記商品企画開発プログラムを実行するCPU201と、キーボード、マウス等の入力装置202と、各種データを記憶するROM(Read Only Memory)203と、演算パラメータ等を記憶するRAM(Random Access Memory)204と、記録媒体300から商品企画開発プログラムを読み取る読取装置205と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置206と、装置各部を接続するバスBUとから構成されている。
【0302】
CPU201は、読取装置205を経由して記録媒体300に記録されている商品企画開発プログラムを読み込んだ後、この商品企画開発プログラムを実行することにより、前述した商品企画開発に必要な処理を実行する。なお、記録媒体300には、光ディスク、フロッピーディスク、ハードディスク等の可搬型の記録媒体が含まれることはもとより、ネットワークのようにデータを一時的に記録保持するような伝送媒体も含まれる。
【0303】
また、実施の形態1および2では、商品メーカ1と出版社2との業務提携により商品企画開発を行う例について説明したがいずれか一方のみで商品企画開発を行ってもよい。また、実施の形態1および2では、図3および図24に示したWWWサーバ33、ニュースサーバ35およびメールサーバ61のそれぞれの機能を一つのサーバで実現するようにしてもよい。さらに、実施の形態1および2では、時計の企画/開発について説明したが、適用商品は時計に限られるものではなく如何なる商品であっても本発明に含まれる。
【0304】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1、15にかかる発明によれば、ネットワークを介して顧客の意見情報をインタラクティブに収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った商品情報を告知するようにしたので、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映することができるという効果を奏する。
また、請求項1,15にかかる発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができるという効果を奏する。
【0305】
また、請求項2、16にかかる発明によれば、意見情報に基づく顧客のニーズに沿って試作品情報をネットワークを介して告知するようにしたので、試作品を複数回に亘って製作することが可能となり、的確に顧客のニーズを新商品開発に反映させることができるという効果を奏する。
【0306】
また、請求項3、17にかかる発明によれば、企画/開発段階で複数の試作品の人気度を電子的手法により調査するようにしたので、この調査結果に基づいて顧客のニーズを迅速かつ容易に把握することができるという効果を奏する。
【0307】
また、請求項4、18にかかる発明によれば、企画/開発段階で複数の試作品の人気度の調査結果を不特定多数の顧客に対して告知するようにしたので、企画/開発の方向性を早期に確定させることができるという効果を奏する。
【0308】
また、請求項5にかかる発明によれば、インタラクティブ性に優れた電子掲示板システムにより顧客の意見情報を収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った商品情報を告知するようにしたので、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映することができるという効果を奏する。
【0309】
また、請求項6にかかる発明によれば、インタラクティブ性に優れた電子メールシステムにより顧客の意見情報を収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った商品情報を告知するようにしたので、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映することができるという効果を奏する。
【0310】
また、請求項7にかかる発明によれば、インタラクティブ性に優れた電子的なアンケートを実施した結果に基づいて顧客の意見情報を収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った商品情報を告知するようにしたので、商品の差別化を実現し、さらに多種多様にわたる個々の顧客のニーズを新商品開発に反映することができるという効果を奏する。
【0311】
また、請求項8にかかる発明によれば、販売予約を採り、しかも販売予約数の増加に連動して安価となるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、過剰な在庫を抱える必要がなくなり、顧客に対する価格面でのサービスの質を高めることができるという効果を奏する。
【0317】
また、請求項9、192832にかかる発明によれば、販売予約を採り、販売予約の受付が開始されてから予約数が所定数に達するまでの予約完了時間が短い程、定価に対する割引率が高くなるような新商品の販売価格を決定するようにしたので、「予約数が限られている限定商品を購入したい」、「できるだけ低価格で新商品を購入したい」という顧客の欲求を刺激し、結果として早期に多数の予約を採ることができ、その分、新商品の製造に早期に着手することができるとともに、新商品にプレミアを付けることができるという効果を奏する。
【0318】
また、請求項10、20にかかる発明によれば、入札件数が最も多い入札価格帯に基づいて新商品の販売価格を決定するという入札方式を採るようにしたので、顧客主導の販売価格設定を行うことができ、しかも適正な販売価格で顧客に新商品を提供することができるという効果を奏する。
【0320】
また、請求項11、21にかかる発明によれば、販売代理店に販売代理店クライアントを設けてネットワークを介して予約に関する情報を販売代理店クライアントへ送信するようにしたので、顧客の購入方法の選択肢を増やすことができ、顧客の利便性を向上させることができるという効果を奏する。
【0321】
また、請求項12、22にかかる発明によれば、販売予約時に複数のカスタマイズ部品の中から顧客が所望するカスタマイズ部品を選択させ、カスタマイズされた新商品を販売するようにしたので、顧客の好みにさらにきめ細かく対応することができ、顧客に「自分だけのオリジナル商品」という愛着心を持たせることができるという効果を奏する。
【0322】
また、請求項13、23にかかる発明によれば、ネーミング募集手段により新商品のネーミングを募集した後、決定されたネーミングを不特定多数の顧客に対して告知し、商品の名付け親も顧客とするようにしたので、商品企画/開発に関する顧客の参加意識を高めることができるとともに、新商品と顧客との心理的な距離を縮めることができるという効果を奏する。
【0323】
また、請求項14、24にかかる発明によれば、ネットワークを介して、一つのコンセプトに基づく複数の新商品に関する顧客の意見情報をインタラクティブに収集し、この意見情報に基づく顧客のニーズに沿った複数の商品情報を告知するようにしたので、トータルコーディネートされた複数の新商品に関する顧客のニーズを新商品開発に反映することができるという効果を奏する。
【0324】
また、請求項25にかかる発明によれば、請求項15〜24のいずれか一つに記載の発明の効果と同様の効果が得られる。
【0325】
また、請求項26、30にかかる発明によれば、複数の試作品または商品情報を告知した後、これらの人気度を電子的手法により調査するようにしたので、この調査結果に基づいて顧客のニーズを迅速かつ容易に把握することができるという効果を奏する。
【0326】
また、請求項27、31にかかる発明によれば、複数の試作品または商品情報にそれぞれ対応する人気度の調査結果を不特定多数の顧客に対して告知するようにしたので、企画/開発の方向性を早期に確定させることができるという効果を奏する。
【0327】
また、請求項29、33にかかる発明によれば、予約者に関するプロフィール情報を告知するようにしたので、当該新商品を既に予約している予約者の傾向を顧客に認識させることができるため、当該顧客に対して購入すべきか否かの判断時の材料を提供することができるという効果を奏する。
【0329】
また、請求項34にかかる発明によれば、請求項30〜33のいずれか一つに記載の発明の効果と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施の形態1の概要を説明する図である。
【図2】同実施の形態1における商品企画/開発〜販売までのスケジュールを示す図である。
【図3】同実施の形態1の構成を示す図である。
【図4】同実施の形態1の動作を説明するフローチャートである。
【図5】同実施の形態1の動作を説明するフローチャートである。
【図6】図4に示したアンケート処理を説明するフローチャートである。
【図7】図4および図5に示した電子掲示板処理を説明するフローチャートである。
【図8】図4および図5に示したメール処理を説明するフローチャートである。
【図9】図4に示した人気度調査処理を説明するフローチャートである。
【図10】図5に示した予約受付処理を説明するフローチャートである。
【図11】図5に示したカタログ請求処理を説明するフローチャートである。
【図12】図5に示した販売価格最終決定処理を説明するフローチャートである。
【図13】同実施の形態1におけるX版試作品告知画面GX、Y版試作品告知画面GYおよびZ版試作品告知画面GZの一例を示す図である。
【図14】同実施の形態1における電子掲示板画面G1 の一例を示す図である。
【図15】同実施の形態1におけるアンケート入力画面G2 の一例を示す図である。
【図16】同実施の形態1におけるアンケート入力画面G2 の一例を示す図である。
【図17】同実施の形態1における人気度調査結果告知画面G3 の一例を示す図である。
【図18】同実施の形態1における商品(量産モデル)告知画面G4 の一例を示す図である。
【図19】同実施の形態1における商品(量産モデル)告知画面G5 の一例を示す図である。
【図20】同実施の形態1における予約状況確認画面G6 の一例を示す図である。
【図21】同実施の形態1における予約受付画面G7 の一例を示す図である。
【図22】同実施の形態1におけるカタログ請求画面G8 の一例を示す図である。
【図23】本発明にかかる実施の形態2の概要を説明する図である。
【図24】同実施の形態2の構成を示す図である。
【図25】同実施の形態2における商品企画/開発〜企画終了までのスケジュールを示す図である。
【図26】同実施の形態2の動作を説明するフローチャートである。
【図27】同実施の形態2の動作を説明するフローチャートである。
【図28】図27に示したネーミング募集処理を説明するフローチャートである。
【図29】図27に示した予約受付処理を説明するフローチャートである。
【図30】同実施の形態2における商品(量産モデル)告知画面G9 の一例を示す図である。
【図31】同実施の形態2における商品Aカスタマイズ部品選択画面G10 の一例を示す図である。
【図32】同実施の形態2における商品Aカスタマイズ画面G11 の一例を示す図である。
【図33】同実施の形態2における予約受付画面G12 の一例を示す図である。
【図34】同実施の形態2における商品(量産モデル)告知画面G13 の一例を示す図であ
【図35】同実施の形態2における商品Bカスタマイズ部品選択画面G14 の一例を示す図である。
【図36】同実施の形態2における商品Bカスタマイズ画面G15 の一例を示す図である。
【図37】同実施の形態2におけるネーミング募集フォーム画面G16 の一例を示す図である。
【図38】同実施の形態2におけるネーミング告知画面G17 の一例を示す図である。
【図39】同実施の形態2における予約状況確認画面G18 の一例を示す図である。
【図40】同実施の形態2における予約情報テーブルJの一例を示す図である。
【図41】同実施の形態2の変形例1および2における販売価格最終決定ロジックH1 およびH2 を示す図である。
【図42】同実施の形態2の変形例1における販売価格最終決定処理を説明するフローチャートである。
【図43】同実施の形態2の変形例2における販売価格最終決定処理を説明するフローチャートである。
【図44】同実施の形態2の変形例3および4における販売価格最終決定ロジックH3 およびH4 を示す図である。
【図45】同実施の形態2の変形例3における販売価格最終決定処理を説明するフローチャートである。
【図46】同実施の形態2の変形例4における販売価格最終決定処理を説明するフローチャートである。
【図47】同実施の形態2の変形例5におけるオークション入札フォーム画面G19 の一例を示す図である。
【図48】同実施の形態2の変形例5における入札テーブルACの一例を示す図である。
【図49】同実施の形態2の変形例5における販売価格最終決定処理を説明するフローチャートである。
【図50】同実施の形態1および2の変形例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
20 インターネット
33 WWWサーバ
35 ニュースサーバ
61 メールサーバ
901 〜90n 販売代理店
1001 〜100n 販売代理店クライアント
200 コンピュータ
201 CPU
300 記録媒体

Claims (34)

  1. 複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに、複数の顧客の端末からの意見情報に基づいて開発された新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示手段と、
    前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付手段と、
    受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを格納する記憶手段と、
    前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時するタイマと、
    所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定手段と、
    を備えたことを特徴とする商品企画開発システム。
  2. 新商品の企画/開発に関する商品企画開発情報を、ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な前記ホームページに表示する商品企画情報告知手段と、
    前記ホームページで前記商品企画開発情報を閲覧した顧客の端末から前記意見情報を前記ネットワークを介して受信する意見情報収集手段と、
    前記意見情報に基づく試作品情報を、前記ネットワークを介して前記ホームページに表示する試作品情報告知手段とを備え、
    前記意見情報収集手段は、前記商品企画情報に加えて、前記ホームページで前記試作品情報を閲覧した顧客の端末から前記意見情報を受信することを特徴とする請求項1に記載の商品企画開発システム。
  3. 前記試作品情報が複数存在する場合、複数の試作品情報を、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なアンケート画面を表示して、前記複数の顧客端末から前記アンケート画面に所望の試作品情報の指定を行わせ、指定された前記試作品情報の数を集計し、指定された数が大きい程、前記試作品情報の人気度が高いと判定する試作品人気度調査手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載の商品企画開発システム。
  4. 前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な人気度調査結果画面に、調査結果としての前記人気度を表示する試作品人気度調査結果告知手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の商品企画開発システム。
  5. 前記意見情報収集手段は、電子掲示板システムであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の商品企画開発システム。
  6. 前記意見情報収集手段は、電子メールシステムであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の商品企画開発システム。
  7. 前記意見情報収集手段は、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なアンケート入力画面を表示し、前記アンケート入力画面から前記意見情報を受信することを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の商品企画開発システム。
  8. 前記販売価格決定手段は、さらに、販売予約数の範囲ごとに、販売予約数が増加するほど安価な販売価格を定めた販売価格帯が予め設定され、前記記憶手段に格納された前記新商品の販売予約数を読み出して、読み出した販売予約数を、前記販売価格帯における販売予約数の範囲それぞれの閾値と比較することにより、前記販売予約数が前記販売価格帯の前記販売予約数の範囲のいずれかに属するかを判断し、前記新商品の販売予約数が属する前記販売予約数の範囲に対応する価格に、前記新商品の販売価格を決定することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の商品企画開発システム。
  9. 前記販売価格決定手段は、予め前記時間範囲に対応して定価に対する割引率が、前記時間範囲の予約完了時間が早いほど高くなるように段階的に設定され、前記計時された前記完了時間が前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する前記割引率を決定し、決定された割引率を前記新商品の販売価格の定価に乗じた額を、前記新商品の販売価格の定価から差し引いた額として前記新商品の販売価格を決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の商品企画開発システム。
  10. 前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な入札フォーム画面を表示し、前記複数の顧客の端末から前記入札フォームに前記商品情報に対応する新商品の入札価格を入力させ、入力された入札価格を受信する入札価格収集手段、をさらに備え、
    前記記憶手段は、さらに、入力された前記入札価格の新商品を、入札価格帯ごとに分類して格納し、
    前記販売価格決定手段は、前記記憶手段において、最も入札件数が多い入札価格帯に基づいて、前記新商品の販売価格を決定することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の商品企画開発システム。
  11. 販売代理店に設けられ、前記ネットワークに接続された販売代理店クライアントを備え、前記販売予約受付手段は、予約に関する情報を前記ネットワークを介して前記販売代理店クライアントへ送信し、前記販売代理店クライアントは、前記予約に関する情報を受信することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の商品企画開発システム。
  12. 前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なカスタマイズ部品選択画面に、前記新商品を構成する部品に関して、デザインが異なる複数種類のカスタマイズ部品を表示するカスタマイズ部品表示手段と、
    前記前記販売予約時に、前記カスタマイズ部品選択画面に表示された前記複数種類のカスタマイズ部品の中から所望のカスタマイズ部品を、顧客の端末から前記カスタマイズ部品選択画面を介して選択させるカスタマイズ部品選択手段とを備え、
    前記販売予約受付手段は、前記カスタマイズ部品選択画面を介して選択されたカスタマイズ部品から構成される商品をカスタマイズされた新商品として予約の受信を行うことを特徴とする請求項1〜9、11のいずれか一つに記載の商品企画開発システム。
  13. 前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なネーミング募集フォーム画面を表示し、前記複数の顧客の端末から前記ネーミング募集フォーム画面に前記新商品のネーミングを入力させ、入力された前記ネーミングを受信して前記記憶手段に格納するネーミング募集手段と、
    前記記憶手段に格納された前記ネーミングの中から決定されたネーミングを、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末に送信するネーミング告知手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の商品企画開発システム。
  14. 複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに、一つのコンセプトに基づく複数の新商品の企画/開発に関する商品企画開発情報に対する複数の顧客からの意見情報に基づいて開発された新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示手段と、
    前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付手段と、
    受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを格納する記憶手段と、
    前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時するタイマと、
    所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定手段と、
    を備えたことを特徴とする商品企画開発システム。
  15. コンピュータで実行される商品企画開発方法であって、
    前記コンピュータは、記憶手段を備え、
    販売予約画面表示手段が、複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに、複数の顧客の端末からの意見情報に基づいて開発された新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示工程と、
    販売予約受付手段が、前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付工程と、
    格納手段が、受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを前記記憶手段に格納する格納工程と、
    タイマが、前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時する計時工程と、
    販売価格決定手段が、所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定工程と、
    を含むことを特徴とする商品企画開発方法。
  16. 商品企画情報告知手段が、新商品の企画/開発に関する商品企画開発情報を、ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な前記ホームページに表示する商品企画情報告知工程と、
    意見情報収集手段が、前記ホームページで前記商品企画開発情報を閲覧した顧客の端末から前記意見情報を前記ネットワークを介して受信する意見情報収集工程と、
    試作品情報告知手段が、前記意見情報に基づく試作品情報を、前記ネットワークを介して前記ホームページに表示する試作品情報告知工程とを含み、
    前記意見情報収集工程は、前記商品企画情報に加えて、前記ホームページで前記試作品情報を閲覧した顧客の端末から前記意見情報を受信することを特徴とする請求項15に記載の商品企画開発方法。
  17. 試作品人気度調査手段が、前記試作品情報が複数存在する場合、複数の試作品情報を、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なアンケート画面を表示して、前記複数の顧客端末から前記アンケート画面に所望の試作品情報の指定を行わせ、指定された前記試作品情報の数を集計し、指定された数が大きい程、前記試作品情報の人気度が高いと判定する試作品人気度調査工程を含むことを特徴とする請求項16に記載の商品企画開発方法。
  18. 試作品人気度調査結果告知手段が、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な人気度調査結果画面に、調査結果としての前記人気度を表示する試作品人気度調査結果告知工程を含むことを特徴とする請求項17に記載の商品企画開発方法。
  19. 前記販売価格決定工程は、さらに、販売予約数の範囲ごとに、販売予約数が増加するほど安価な販売価格を定めた販売価格帯が予め設定され、前記記憶手段に格納された前記新商品の販売予約数を読み出して、読み出した販売予約数を、前記販売価格帯における販売予約数の範囲それぞれの閾値と比較することにより、前記販売予約数が前記販売価格帯の前記販売予約数の範囲のいずれかに属するかを判断し、前記新商品の販売予約数が属する前記販売予約数の範囲に対応する価格に、前記新商品の販売価格を決定することを特徴とする請求項15〜18のいずれか一つに記載の商品企画開発方法。
  20. 入札価格収集手段が、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な入札フォーム画面を表示し、前記複数の顧客の端末から前記入札フォームに前記商品情報に対応する新商品の入札価格を入力させ、入力された入札価格を受信する入札価格収集工程、をさらに備え、
    前記格納手段は、さらに、入力された前記入札価格の新商品を、入札価格帯ごとに分類して前記記憶手段に格納し、
    前記販売価格決定工程は、前記記憶手段において、最も入札件数が多い入札価格帯に基づいて、前記新商品の販売価格を決定することを特徴とする請求項15〜18のいずれか一つに記載の商品企画開発方法。
  21. 前記販売予約受付工程は、販売代理店に設けられた販売代理店クライアントへ、予約に関する情報を前記ネットワークを介して送信し、前記販売代理店クライアントは、前記予約に関する情報を受信することを特徴とする請求項15〜19のいずれか一つに記載の商品企画開発方法。
  22. カスタマイズ部品表示手段が、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なカスタマイズ部品選択画面に、前記新商品を構成する部品に関して、デザインが異なる複数種類のカスタマイズ部品を表示するカスタマイズ部品表示工程と、
    カスタマイズ部品選択手段が、前記前記販売予約時に、前記カスタマイズ部品選択画面に表示された前記複数種類のカスタマイズ部品の中から所望のカスタマイズ部品を、顧客の端末から前記カスタマイズ部品選択画面を介して選択させるカスタマイズ部品選択工程とを含み、
    前記販売予約受付工程では、前記カスタマイズ部品選択画面を介して選択されたカスタマイズ部品から構成される商品をカスタマイズされた新商品として予約の受信を行うことを特徴とする請求項15〜19、21のいずれか一つに記載の商品企画開発方法。
  23. ネーミング募集手段が、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なネーミング募集フォーム画面を表示し、前記複数の顧客の端末から前記ネーミング募集フォーム画面に前記新商品のネーミングを入力させ、入力された前記ネーミングを受信して前記記憶手段に格納するネーミング募集工程と、
    ネーミング告知手段が、前記記憶手段に格納された前記ネーミングの中から決定されたネーミングを、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末に送信するネーミング告知工程と、
    を含むことを特徴とする請求項15〜22のいずれか一つに記載の商品企画開発方法。
  24. コンピュータで実行される商品企画開発方法であって、
    前記コンピュータは、記憶手段を備え、
    販売予約画面表示手段が、複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに、一つのコンセプトに基づく複数の新商品の企画/開発に関する商品企画開発情報に対する複数の顧客からの意見情報に基づいて開発された新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示工程と、
    販売予約受付手段が、前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付工程と、
    格納手段が、受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを前記記憶手段に格納する格納工程と、
    タイマが、前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時する計時工程と、
    販売価格決定手段が、所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定工程と、
    を含むことを特徴とする商品企画開発方法。
  25. 前記請求項15〜24のいずれか一つに記載された商品企画開発方法を前記コンピュータに実行させるための商品企画開発プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  26. 複数の試作品または商品に関する試作品・商品情報を、ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに表示する試作品/商品情報告知手段と、
    複数の試作品・商品情報を、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なアンケート画面を表示して、前記複数の顧客端末から前記アンケート画面に所望の試作品・商品情報の指定を行わせ、指定された前記試作品・商品情報の数を集計し、指定された数が大きい程、前記試作品・商品情報の人気度が高いと判定する人気度調査手段と、
    前記複数の顧客の端末からアクセス可能な前記ホームページに、前記試作品・商品情報に対応する新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示手段と、
    前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付手段と、
    受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを格納する記憶手段と、
    前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時するタイマと、
    所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定手段と、
    を備えたことを特徴とする商品企画開発システム。
  27. 前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な人気度調査結果画面に、調査結果としての前記人気度を表示する人気度調査結果告知手段をさらに備えた請求項26に記載の商品企画開発システム。
  28. 前記販売価格決定手段は、予め前記時間範囲に対応して定価に対する割引率が、前記時間範囲の予約完了時間が早いほど高くなるように段階的に設定され、前記計時された前記完了時間が前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する前記割引率を決定し、決定された割引率を前記新商品の販売価格の定価に乗じた額を、前記新商品の販売価格の定価から差し引いた額として前記新商品の販売価格を決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納することを特徴とする請求項26または27に記載の商品企画開発システム。
  29. 前記記憶手段は、さらに、前記顧客の端末とプロフィール情報を対応付けて格納し、
    前記販売予約受付手段は、前記複数の顧客の端末に、前記販売予約を受信した前記顧客の端末に対応するプロフィール情報を前記記憶手段から読み出して、読み出したプロフィール情報を前記ネットワークを介して送信すること、
    を特徴とする請求項26〜28のいずれか一つに記載の商品企画開発システム。
  30. コンピュータで実行される商品企画開発方法であって、
    前記コンピュータは、記憶手段を備え、
    試作品/商品情報告知手段が、複数の試作品または商品に関する試作品・商品情報を、ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なホームページに表示する試作品/商品情報告知工程と、
    人気度調査手段が、複数の試作品・商品情報を、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能なアンケート画面を表示して、前記複数の顧客端末から前記アンケート画面に所望の試作品・商品情報の指定を行わせ、指定された前記試作品・商品情報の数を集計し、指定された数が大きい程、前記試作品・商品情報の人気度が高いと判定する人気度調査工程と、
    販売予約画面表示手段が、前記複数の顧客の端末からアクセス可能な前記ホームページに、前記試作品・商品情報に対応する新商品の販売予約を入力可能な予約受付画面を表示する販売予約画面表示工程と、
    販売予約受付手段が、前記複数の顧客の端末により前記予約受付画面から入力された前記新商品の販売予約を前記ネットワークを介して受信する販売予約受付工程と、
    格納手段が、受信した前記新商品の販売予約の数である販売予約数を登録した予約情報テーブルを前記記憶手段に格納する格納工程と、
    タイマが、前記販売予約の受付が開始されてから前記販売予約数が所定数に達するまでの時間である予約完了時間を計時する計時工程と、
    販売価格決定手段が、所定の時間以上の時間範囲に対して所定の価格が予め設定され、前記所定の時間未満の時間範囲に対して前記所定の価格より安価な価格が予め設定され、前記タイマーによって計時された前記予約完了時間がいずれの前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記新商品の販売価格を、前記予約完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する価格に決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納する販売価格決定工程と、
    を含むことを特徴とする商品企画開発方法。
  31. 人気度調査結果告知手段が、前記ネットワークを介して前記複数の顧客の端末からアクセス可能な人気度調査結果画面に、調査結果としての前記人気度を表示する人気度調査結果告知工程をさらに含むことを特徴とする請求項30に記載の商品企画開発方法。
  32. 前記販売価格決定工程では、予め前記時間範囲に対応して定価に対する割引率が、前記時間範囲の予約完了時間が早いほど高くなるように段階的に設定され、前記計時された前記完了時間が前記時間範囲に含まれるか否かを判断し、前記完了時間が含まれる前記時間範囲に対応する前記割引率を決定し、決定された割引率を前記新商品の販売価格の定価に乗じた額を、前記新商品の販売価格の定価から差し引いた額として前記新商品の販売価格を決定し、決定した販売価格を前記記憶手段に格納された予約情報テーブルの前記販売予約と対応付けて格納することを特徴とする請求項30または31に記載の商品企画開発方法。
  33. 前記記憶手段は、さらに、前記顧客の端末とプロフィール情報を対応付けて格納し、
    前記販売予約受付工程では、前記複数の顧客の端末に、前記販売予約を受信した前記顧客の端末に対応するプロフィール情報を前記記憶手段から読み出して、読み出したプロフィール情報を前記ネットワークを介して送信すること、
    を特徴とする請求項30〜32のいずれか一つに記載の商品企画開発方法。
  34. 前記請求項30〜33のいずれか一つに記載された商品企画開発方法を前記コンピュータに実行させるための商品企画開発プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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