JP2001344455A

JP2001344455A - キャラクター評価システム、そのためのキャラクター評価方法、および、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Info

Publication number: JP2001344455A
Application number: JP2000163500A
Authority: JP
Inventors: Takashi Asami; 敬浅見
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-05-31
Filing date: 2000-05-31
Publication date: 2001-12-14

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明は、多数の第三者からキャラクターの
評価を容易かつ迅速に得ることができる全く新規なキャ
ラクター評価システム等を提供する。【解決手段】本発明にかかるキャラクター評価システ
ムは、サーバ装置１は、クライアント装置２を介して提
供されたキャラクター情報を当該サーバ装置１に格納す
る登録処理部２０ａと、キャラクター情報をクライアン
ト装置２からの閲覧要求に応じて送信する閲覧処理部２
０ｂと、クライアント装置２から送信されたキャラクタ
ーに対する投票情報をサーバ装置１に格納する投票処理
部２０ｃとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のネットワークを介して各種のキャラクターの評価等を
行うことのできるキャラクター評価システムに関する。
また、本発明は、このようなキャラクター評価システム
を実現するための、キャラクター評価方法、および、プ
ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、各種のキャラクターに関連し
たビジネスが展開されている。このキャラクタービジネ
スにおいては、子供を中心とする様々な人々を引き付け
るような魅力のあるキャラクターが生み出され、このキ
ャラクターを模した人形や、キャラクターを付した各種
商品が販売されている。また、近年では、キャラクター
の持つ魅力が玩具以外の分野にも広く認められており、
各種企業のイメージを端的に表現するためのイメージキ
ャラクターやマスコットが創り出され、企業の宣伝等に
活用されている。

【０００３】このような従来のキャラクタービジネスに
おいては、デザイン会社に所属するデザイナーそれぞれ
が、自由なテーマで、あるいは、クライアント企業から
与えられたテーマに沿ってキャラクターを創造してい
る。そして、創造されたキャラクターは、デザイン会社
やクライアント企業の企画審査にかけられ、この企画審
査に合格したキャラクターのみが実際に利用されること
になる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のキャラクタービジネスは、一般に、リスクビ
ジネスの先兵と言われている。すなわち、キャラクター
の持つ魅力は客観的に評価することが困難であり、実際
に世の中に登場させてみないことには、その価値を判断
することができない。また、キャラクターを商品化して
宣伝等を行うためには、高額な費用が必要になる。その
一方、一つのキャラクターが人気を呼ぶと、このキャラ
クターを付加した商品には高い付加価値が生まれ、ま
た、一つのキャラクターを様々な商品に応用して利益を
得ることができるため、その利潤は大きなものとなる。
これらのことから、キャラクタービジネスは、ハイリス
クハイリターンの性格を持つものである。

【０００５】ここで、このようなハイリスクハイリター
ンのキャラクタービジネスにおいて、リスクを低減する
こと、すなわち、キャラクターの客観的な評価を容易に
行うことができれば、そのビジネスチャンスは飛躍的に
増大することが明らかである。例えば、キャラクターを
商品化に先立って多数の第三者に見てもらい、その評価
を得ることができれば、人気の出る可能性が高いキャラ
クターのみを選別して商品化することができる。

【０００６】このようにキャラクターに対する第三者か
らの評価を得るためには、例えば、ポスター等の媒体を
用いたアンケート等を行うことが考えられる。しかしな
がら、ポスター等を大勢の人に見てもらうためにはその
費用も高額になるため、全てのキャラクターについてこ
のような方法を行うことは現実的には不可能である。ま
た、このような方法では、ポスター等の準備や評価結果
の集計等に時間を要するためリアルタイム性に欠け、新
規なキャラクターを即座に評価してもらうことができな
い。

【０００７】このことから本発明の一つの目的は、従来
では行うことのできなかったキャラクターの評価形態、
すなわち、多数の第三者からキャラクターの評価を容易
かつ迅速に得ることができる、全く新規なキャラクター
評価システム等を提供することである。

【０００８】また、従来から、商品化されながらも結果
として人気が出なかったキャラクターは多数存在してい
る。その原因の一つとして、キャラクターの選択過程に
おいて、一般消費者の意見が反映される機会がほとんど
なかったということが挙げられる。また、このことに関
連して、消費者側から見れば、世の中に登場して間もな
いキャラクターは、当該消費者自身の意志とは全く無関
係に生み出されたものであると感じられ、愛着が生まれ
難いという原因も挙げられる。

【０００９】そこで、キャラクターの選択過程において
消費者の意見を反映することができ、あるいは、消費者
の意図を反映したキャラクターを登場させることができ
れば、キャラクターに対する愛着心が消費者に自然に芽
生え、キャラクターを一層確実に定着させることができ
る。例えば、かわいいイメージで創造されたキャラクタ
ーに適当なネーミングを付けて消費者に見せた結果、ネ
ーミングが悪いためにかわいいと評価されなかった場合
には、新たなネーミングを付けて再評価を得ることがで
きれば理想的である。しかしながら、上記のようなポス
ター等によるアンケートでは、消費者の最初の評価を得
ることはできても、その意見に基づいて直ちにネーミン
グを付け直して再評価を得るようなことは困難である。

【００１０】これらのことから本発明の他の目的は、必
要に応じて消費者の意見を反映させること等のできる、
全く新規なキャラクター評価システム等を提供すること
である。

【００１１】その他、従来のアンケートによる評価で
は、アンケートの回答者にとって、当該アンケートに真
剣に回答することのインセンティブが低いという問題が
あった。例えば、アンケートの回答者に景品等をプレゼ
ントする場合であっても、真剣に回答したか否かに関わ
らず景品等がプレゼントされるため、いい加減に回答す
る回答者が存在し、有効な回答率が低くなるという問題
があった。

【００１２】これらのことから本発明の他の目的は、キ
ャラクターを評価する者に適切なインセンティブを付与
し、信頼性の高いキャラクター評価を得ることのでき
る、全く新規なキャラクター評価システム等を提供する
ことである。

【００１３】

【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項１に記載のキャラクター評価システム
は、サーバ装置にネットワークを介して接続された複数
のクライアント装置を用いて、キャラクターに対する評
価を行うキャラクター評価システムであって、サーバ装
置は、クライアント装置を介して提供されたキャラクタ
ー情報を、当該サーバ装置に格納する登録処理手段と、
当該サーバ装置に格納されたキャラクター情報を、クラ
イアント装置からの閲覧要求に応じて当該クライアント
装置に送信する閲覧処理手段と、クライアント装置から
送信されたキャラクターに対する投票情報を、当該サー
バ装置に格納する投票処理手段とを備えることを特徴と
する。

【００１４】このシステムによれば、キャラクター情報
がサーバ装置に格納され、この情報が必要に応じてクラ
イアント装置に送信されて閲覧される。また、投票者か
ら投票が行われると、この投票情報がサーバ装置に格納
される。そして、この投票情報を利用することによっ
て、キャラクターに対する評価を把握することができ
る。すなわち、ネットワークを介した投票という形態を
利用して、キャラクターに対する評価を多数の投票者か
ら得ることができる。この場合には、ポスターやアンケ
ートにて評価を得る場合に比べて、費用が安価であると
共に、リアルタイム性に優れることが明らかであり、多
数の第三者からキャラクターの評価を容易かつ迅速に得
ることができる。

【００１５】また、請求項２に記載のキャラクター評価
システムは、請求項１に記載のキャラクター評価システ
ムにおいて、上記キャラクター情報は、キャラクター
と、当該キャラクターに対するネーミングまたは当該キ
ャラクターに対するコンセプトとを、相互に組み合わせ
た情報を含んで構成されることを特徴とする。

【００１６】このシステムによれば、キャラクターのみ
ならず、ネーミングやコンセプトといった付随的なアイ
デアもサーバ装置に格納され、それらを含めた内容に対
する投票がサーバ装置に格納される。したがって、包括
的なデザインについての評価を受けることができる。な
お、ネーミングやコンセプトの具体的内容については後
述する。

【００１７】また、請求項３に記載のキャラクター評価
システムは、請求項１または２に記載のキャラクター評
価システムにおいて、キャラクターへの投票情報は、キ
ャラクターに対する投票数と、各キャラクターが保有し
得る複数種のイメージについての印象値とを含んで構成
されることを特徴とする。

【００１８】このシステムによれば、単なる投票数に加
えて、各キャラクターに対して投票者が受けるイメージ
の程度を示す印象値がサーバ装置に格納され、この印象
値を参照することによって各キャラクターのイメージを
客観的に把握することができる。したがって、企業イメ
ージに合ったキャラクターを選択等することを、容易か
つ的確に行うことができる。なお、イメージや印象値の
具体的内容については後述する。

【００１９】また、請求項４に記載のキャラクター評価
システムは、請求項１〜３のいずれか一つに記載のキャ
ラクター評価システムにおいて、サーバ装置は、各キャ
ラクターに対して仮想的に設定された株に対するクライ
アント装置からの購入要求に応じて、当該株の購入者お
よび購入数を示す情報を当該サーバ装置に格納する株購
入処理手段と、所定時に、当該サーバ装置に格納された
株の購入者および購入数を示す情報に基づいて、当該株
の購入数に応じて当該株の購入者に与えられる利益を計
算し、この利益に関する情報を当該サーバ装置に格納す
る清算処理手段とを備えることを特徴とする。

【００２０】このシステムによれば、クライアント装置
から株の購入要求があった場合には、株購入処理手段に
よって株の購入者および購入数を示す情報がサーバ装置
に格納され、キャラクターの契約が成立した時等の所定
時には、清算処理手段によって、株の購入数に応じて株
の購入者に与えられる利益が計算され、この利益に関す
る情報がサーバ装置に格納される。したがって、この株
の購入を投票者に認めることで、各投票者は、キャラク
ターの価値を株という概念にて評価して利益を得ること
ができ、一層真剣な評価を行うことが期待されるので、
評価の信頼性を向上させることができる。なお、株によ
って与えられる利益の内容は任意であり、例えば、商品
券や現金に還元することができる。

【００２１】また、請求項５に記載のキャラクター評価
システムは、請求項４に記載のキャラクター評価システ
ムにおいて、サーバ装置の投票処理手段は、当該サーバ
装置に格納された投票情報に基づいて、上記株の株価を
設定することを特徴とする。

【００２２】このシステムによれば、投票情報に基づい
て株価が設定される。したがって、投票者は人気の出そ
うなキャラクターを選択して投票したり、あるいは、自
分が株を購入したキャラクターの評価を上げるためにサ
ポートアイデアを提供する等、投票者が本システムに参
加することについてのインセンティブを向上させること
ができる。

【００２３】また、請求項６に記載のキャラクター評価
システムは、請求項１〜５のいずれか一つに記載のキャ
ラクター評価システムにおいて、サーバ装置は、各キャ
ラクターを競売するための競売情報を、クライアント装
置からの閲覧要求に応じて当該クライアント装置に送信
し、クライアント装置から送信された入札情報を、当該
サーバ装置に格納する競売処理手段を備えることを特徴
とする。

【００２４】このシステムによれば、各キャラクターを
競売するための競売情報が必要に応じてクライアント装
置に送信され、クライアント装置からの入札情報が競売
処理手段によってサーバ装置に格納されるので、この入
札情報に基づいて開札を手動または自動で行うことによ
って、キャラクターの競売を行うことができる。このよ
うに、競売という、従来には存在しなかったキャラクタ
ーの販売方法を採用することにより、キャラクター販売
の成約率の向上や販売利益の向上等を図ることができ
る。

【００２５】また、請求項７に記載のキャラクター評価
システムは、請求項６に記載のキャラクター評価システ
ムにおいて、サーバ装置の競売処理手段は、当該サーバ
装置に格納された投票情報に基づいて、各キャラクター
を競売する際の最低落札価格を設定することを特徴とす
る。

【００２６】このシステムによれば、サーバ装置に格納
された投票情報に基づいて、競売の最低落札価格が設定
されるので、人気のあるキャラクターについては自動的
に最低落札価格が高額に設定される等、キャラクターの
価値と連動した価格で競売を行うことができ、適切な価
格設定を行うことができる。

【００２７】また、請求項８に記載のキャラクター評価
システムは、請求項１〜７のいずれか一つに記載のキャ
ラクター評価システムにおいて、サーバ装置は、クライ
アント装置から送信されたキャラクターに対するサポー
トアイデアを、当該サーバ装置に格納するサポートアイ
デア処理手段を備え、サーバ装置の閲覧処理手段は、当
該サーバ装置に格納されたサポートアイデアを、クライ
アント装置からの閲覧要求に応じて当該クライアント装
置に送信することを特徴とする。

【００２８】このシステムによれば、投票者から提示さ
れたサポートアイデアがサポートアイデア処理手段にて
サーバ装置に格納され、このサポートアイデアが必要に
応じてクライアント装置に送信される。したがって、サ
ポートアイデアを投票者に参照してもらうことによって
キャラクターの評価が向上する可能性が生じる。したが
って、投票者のアイデアを反映しつつ投票等が行われる
ので、投票者にとってはキャラクターに対する愛着が自
然に生じ、一層受け入れられ易いキャラクターを誕生さ
せることができる。

【００２９】また、請求項９に記載のキャラクター評価
システムは、請求項８に記載のキャラクター評価システ
ムにおいて、サーバ装置のサポートアイデア処理手段
は、投票者のクライアント装置からサポートアイデアが
提示された場合に、各キャラクターに対して仮想的に設
定された株を購入するための所定数の株購入ポイント
を、当該投票者の株購入ポイントとして当該サーバ装置
に格納することを特徴とする。

【００３０】このシステムによれば、投票者には、提出
したサポートアイデアの数等に応じて株購入ポイントが
付与され、サポートアイデアを出す程、株を購入するこ
とができる。したがって、投票者がサポートアイデアを
提出することについてのインセンティブを一層向上させ
ることができる。

【００３１】また、請求項１０に記載のキャラクター評
価システムは、請求項１〜９のいずれか一つに記載のキ
ャラクター評価システムにおいて、サーバ装置は、当該
サーバ装置に格納された各キャラクター毎の複数種のイ
メージの印象値を相互に比較可能に集計し、この集計結
果に関する情報を、クライアント装置からの閲覧要求に
応じて、当該クライアント装置に送信する投票結果分析
処理手段を備えたことを特徴とする。

【００３２】このシステムによれば、サーバ装置に格納
された印象値が投票結果分析処理手段にて集計され、必
要に応じてクライアント装置に送信される。したがっ
て、購入者は、各キャラクターの印象値の集計結果をク
ライアント装置を介して閲覧することができ、自己のニ
ーズに合致したキャラクターを容易に探し出すことがで
きる。

【００３３】また、請求項１１に記載のキャラクター評
価システムは、請求項１〜１０のいずれか一つに記載の
キャラクター評価システムにおいて、サーバ装置は、当
該サーバ装置に格納された投票情報と、任意の方法にて
取得された投票者の属性情報とに基づいて、投票者の属
性を各キャラクター毎に集計し、この集計結果を、クラ
イアント装置からの閲覧要求に応じて、当該クライアン
ト装置に送信する投票結果分析処理手段を備えたことを
特徴とする。

【００３４】このシステムによれば、投票者の属性が投
票結果分析処理手段にて各キャラクター毎に集計され、
必要に応じてクライアント装置に送信される。したがっ
て、購入者は、投票を行った投票者の属性を参照するこ
とで、各キャラクターを好む人の傾向を容易に把握する
ことができ、自己のニーズに合致したキャラクターを容
易に探し出すことができる。

【００３５】また、本発明は、キャラクター評価方法に
かかるものであり、請求項１２に記載のキャラクター評
価方法は、サーバ装置にネットワークを介して接続され
た複数のクライアント装置を用いて、キャラクターに対
する評価を行うキャラクター評価方法であって、サーバ
装置において、クライアント装置を介して提供されたキ
ャラクター情報を、当該サーバ装置に格納する登録処理
手順と、当該サーバ装置に格納されたキャラクター情報
を、クライアント装置からの閲覧要求に応じて当該クラ
イアント装置に送信する閲覧処理手順と、クライアント
装置から送信されたキャラクターに対する投票情報を、
当該サーバ装置に格納する投票処理手順とを順次行うこ
とを特徴とする。

【００３６】この方法によれば、キャラクター情報がサ
ーバ装置に格納され、この情報が必要に応じてクライア
ント装置に送信されて閲覧される。また、投票者から投
票が行われると、この投票情報がサーバ装置に格納され
る。そして、この投票情報を利用することによって、キ
ャラクターに対する評価を把握することができる。した
がって、多数の第三者からキャラクターの評価を容易か
つ迅速に得ることができる。

【００３７】また、請求項１３に記載のキャラクター評
価方法は、請求項１２に記載のキャラクター評価方法に
おいて、上記キャラクター情報は、キャラクターと、当
該キャラクターに対するネーミングまたは当該キャラク
ターに対するコンセプトとを、相互に組み合わせた情報
を含んで構成されることを特徴とする。

【００３８】この方法によれば、キャラクターのみなら
ず、ネーミングやコンセプトといった付随的なアイデア
もサーバ装置に格納され、それらを含めた内容に対する
投票がサーバ装置に格納される。したがって、包括的な
デザインについての評価を受けることができる。

【００３９】また、請求項１４に記載のキャラクター評
価方法は、請求項１２または１３に記載のキャラクター
評価方法において、上記投票情報は、キャラクターに対
する投票数と、各キャラクターが保有し得る複数種のイ
メージについての印象値とを含んで構成されることを特
徴とする。

【００４０】この方法によれば、単なる投票数に加え
て、各キャラクターに対して投票者が受けるイメージの
程度を示す印象値がサーバ装置に格納され、この印象値
を参照することによって各キャラクターのイメージを客
観的に把握することができる。したがって、企業イメー
ジに合ったキャラクターを選択等することを、容易かつ
的確に行うことができる。

【００４１】また、請求項１５に記載のキャラクター評
価方法は、請求項１２〜１４のいずれか一つに記載のキ
ャラクター評価方法において、サーバ装置において、各
キャラクターに対して仮想的に設定された株に対するク
ライアント装置からの購入要求に応じて、当該株の購入
者および購入数を示す情報を当該サーバ装置に格納する
株購入処理手順と、所定時に、サーバ装置に格納された
株の購入者および購入数を示す情報に基づいて、当該株
の購入数に応じて当該株の購入者に与えられる利益を計
算し、この利益に関する情報を当該サーバ装置に格納す
る清算処理手順と、を備えることを特徴とする。

【００４２】この方法によれば、クライアント装置から
株の購入要求があった場合には、株の購入者および購入
数を示す情報がサーバ装置に格納され、キャラクターの
契約が成立した時等の所定時には、株の購入数に応じて
株の購入者に与えられる利益が計算され、この利益に関
する情報がサーバ装置に格納される。したがって、各投
票者は、一層真剣な評価を行うことが期待されるので、
評価の信頼性を向上させることができる。

【００４３】また、請求項１６に記載のキャラクター評
価方法は、請求項１５に記載のキャラクター評価方法に
おいて、投票処理手順において、当該サーバ装置に格納
された投票情報に基づいて、上記株の株価を設定するこ
とを特徴とする。

【００４４】この方法によれば、投票情報に基づいて株
価が設定される。したがって、投票者が本システムに参
加することについてのインセンティブを向上させること
ができる。

【００４５】また、請求項１７に記載のキャラクター評
価方法は、請求項１２〜１６のいずれか一つに記載のキ
ャラクター評価方法において、サーバ装置において、各
キャラクターを競売するための競売情報を、クライアン
ト装置からの閲覧要求に応じて当該クライアント装置に
送信し、クライアント装置から送信された入札情報を、
当該サーバ装置に格納する競売処理手順を備えることを
特徴とする。

【００４６】この方法によれば、各キャラクターを競売
するための競売情報が必要に応じてクライアント装置に
送信され、クライアント装置からの入札情報がサーバ装
置に格納されるので、この入札情報に基づいて開札を手
動または自動で行うことによって、キャラクターの競売
を行うことができ、キャラクター販売の成約率の向上や
販売利益の向上等を図ることができる。

【００４７】また、請求項１８に記載のキャラクター評
価方法は、請求項１７に記載のキャラクター評価方法に
おいて、競売処理手順において、当該サーバ装置に格納
された投票情報に基づいて、各キャラクターを競売する
際の最低落札価格を設定することを特徴とする。

【００４８】この方法によれば、サーバ装置に格納され
た投票情報に基づいて、競売の最低落札価格が設定され
るので、キャラクターの価値と連動した価格で競売を行
うことができ、適切な価格設定を行うことができる。

【００４９】また、請求項１９に記載のキャラクター評
価方法は、請求項１２〜１８のいずれか一つに記載のキ
ャラクター評価方法において、サーバ装置において、ク
ライアント装置から送信されたキャラクターに対するサ
ポートアイデアを、当該サーバ装置に格納するサポート
アイデア処理手順を備え、閲覧処理手順において、当該
サーバ装置に格納されたサポートアイデアを、クライア
ント装置からの閲覧要求に応じて当該クライアント装置
に送信することを特徴とする。

【００５０】この方法によれば、投票者から提示された
サポートアイデアがサーバ装置に格納され、このサポー
トアイデアが必要に応じてクライアント装置に送信され
る。したがって、サポートアイデアを投票者に参照して
もらうことによってキャラクターの評価が向上する可能
性が生じ、一層受け入れられ易いキャラクターを誕生さ
せることができる。

【００５１】また、請求項２０に記載のキャラクター評
価方法は、請求項１９に記載のキャラクター評価方法に
おいて、サポートアイデア処理手順において、投票者の
クライアント装置からサポートアイデアが提示された場
合に、各キャラクターに対して仮想的に設定された株を
購入するための所定数の株購入ポイントを、当該投票者
の株購入ポイントとして当該サーバ装置に格納すること
を特徴とする。

【００５２】この方法によれば、投票者には、提出した
サポートアイデアの数等に応じて株購入ポイントが付与
され、サポートアイデアを出す程、株を購入することが
できる。したがって、投票者がサポートアイデアを提出
することについてのインセンティブを一層向上させるこ
とができる。

【００５３】また、請求項２１に記載のキャラクター評
価方法は、請求項１２〜２０のいずれか一つに記載のキ
ャラクター評価方法において、サーバ装置において、当
該サーバ装置に格納された各キャラクター毎の複数種の
イメージの印象値を相互に比較可能に集計し、この集計
結果に関する情報を、クライアント装置からの閲覧要求
に応じて、当該クライアント装置に送信する投票結果分
析処理手順を備えたことを特徴とする。

【００５４】この方法によれば、サーバ装置に格納され
た印象値が集計され、必要に応じてクライアント装置に
送信される。したがって、購入者は、各キャラクターの
印象値の集計結果をクライアント装置を介して閲覧する
ことができ、自己のニーズに合致したキャラクターを容
易に探し出すことができる。

【００５５】また、請求項２２に記載のキャラクター評
価方法は、請求項１２〜２１のいずれか一つに記載のキ
ャラクター評価方法において、サーバ装置において、当
該サーバ装置に格納された投票情報と、任意の方法にて
取得された投票者の属性情報とに基づいて、投票者の属
性を各キャラクター毎に集計し、この集計結果を、クラ
イアント装置からの閲覧要求に応じて、当該クライアン
ト装置に送信する投票結果分析処理手順を備えたことを
特徴とする。

【００５６】この方法によれば、投票者の属性が各キャ
ラクター毎に集計され、必要に応じてクライアント装置
に送信される。したがって、購入者は、投票を行った投
票者の属性を参照することで、各キャラクターを好む人
の傾向を容易に把握することができ、自己のニーズに合
致したキャラクターを容易に探し出すことができる。

【００５７】また、本発明は、プログラムを記録したコ
ンピュータ読み取り可能な記録媒体にかかるものであ
り、請求項２３に記載の記録媒体は、サーバ装置にネッ
トワークを介して接続された複数のクライアント装置を
用いて、キャラクターに対する評価を行うためのプログ
ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あって、サーバ装置において、クライアント装置を介し
て提供されたキャラクター情報を、当該サーバ装置に格
納する登録処理手順と、当該サーバ装置に格納されたキ
ャラクター情報を、クライアント装置からの閲覧要求に
応じて当該クライアント装置に送信する閲覧処理手順
と、クライアント装置から送信されたキャラクターに対
する投票情報を、当該サーバ装置に格納する投票処理手
順と、を順次実行するためのプログラムを記録したこと
を特徴とする。

【００５８】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、キャラクター情報がサーバ装置に格納され、
この情報が必要に応じてクライアント装置に送信されて
閲覧される。また、投票者から投票が行われると、この
投票情報がサーバ装置に格納される。そして、この投票
情報を利用することによって、キャラクターに対する評
価を把握することができる。したがって、多数の第三者
からキャラクターの評価を容易かつ迅速に得ることがで
きる。

【００５９】ここで、「コンピュータ読み取り可能な記
録媒体」とは、フロッピー（登録商標）ディスク、光磁
気ディスク、ＲＯＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、ＣＤ
−ＲＯＭ、ＤＶＤ等の任意の「可搬用の物理媒体」や、
各種コンピュータシステムに内蔵されるＲＯＭ、ＲＡ
Ｍ、ハードディスク（ＨＤ）等の任意の「固定用の物理
媒体」、あるいは、ＬＡＮ、ＷＡＮ、インターネットに
代表されるネットワークを介してプログラムを送信する
場合の通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを
保持する「通信媒体」を含むものとする。また、「プロ
グラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデ
ータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等
の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単
一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールや
ライブラリとして分散構成されるものや、ＯＳに代表さ
れる別個のプログラムと協働してその機能を達成するも
のをも含む。

【００６０】また、請求項２４に記載の記録媒体は、請
求項２３に記載の記録媒体において、上記キャラクター
情報は、キャラクターと、当該キャラクターに対するネ
ーミングまたは当該キャラクターに対するコンセプトと
を、相互に組み合わせた情報を含んで構成されることを
特徴とする。

【００６１】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、キャラクターのみならず、ネーミングやコン
セプトといった付随的なアイデアもサーバ装置に格納さ
れ、それらを含めた内容に対する投票がサーバ装置に格
納される。したがって、包括的なデザインについての評
価を受けることができる。

【００６２】また、請求項２５に記載の記録媒体は、請
求項２３または２４に記載の記録媒体において、上記投
票情報は、キャラクターに対する投票数と、各キャラク
ターが保有し得る複数種のイメージについての印象値と
を含んで構成されることを特徴とする。

【００６３】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、単なる投票数に加えて、各キャラクターに対
して投票者が受けるイメージの程度を示す印象値がサー
バ装置に格納され、この印象値を参照することによって
各キャラクターのイメージを客観的に把握することがで
きる。したがって、企業イメージに合ったキャラクター
を選択等することを、容易かつ的確に行うことができ
る。

【００６４】また、請求項２６に記載の記録媒体は、請
求項２３〜２５のいずれか一つに記載の記録媒体におい
て、サーバ装置において、各キャラクターに対して仮想
的に設定された株に対するクライアント装置からの購入
要求に応じて、当該株の購入者および購入数を示す情報
を当該サーバ装置に格納する株購入処理手順と、所定時
に、サーバ装置に格納された株の購入者および購入数を
示す情報に基づいて、当該株の購入数に応じて当該株の
購入者に与えられる利益を計算し、この利益に関する情
報を当該サーバ装置に格納する清算処理手順とを備える
ことを特徴とする。

【００６５】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、クライアント装置から株の購入要求があった
場合には、株の購入者および購入数を示す情報がサーバ
装置に格納され、キャラクターの契約が成立した時等の
所定時には、株の購入数に応じて株の購入者に与えられ
る利益が計算され、この利益に関する情報がサーバ装置
に格納される。したがって、各投票者は、一層真剣な評
価を行うことが期待されるので、評価の信頼性を向上さ
せることができる。

【００６６】また、請求項２７に記載の記録媒体は、請
求項２６に記載の記録媒体において、投票処理手順にお
いて、当該サーバ装置に格納された投票情報に基づい
て、上記株の株価を設定することを特徴とする。

【００６７】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、投票情報に基づいて株価が設定される。した
がって、投票者が本システムに参加することについての
インセンティブを向上させることができる。

【００６８】また、請求項２８に記載の記録媒体は、請
求項２３〜２７のいずれか一つに記載の記録媒体におい
て、サーバ装置において、各キャラクターを競売するた
めの競売情報を、クライアント装置からの閲覧要求に応
じて当該クライアント装置に送信し、クライアント装置
から送信された入札情報を、当該サーバ装置に格納する
競売処理手順を備えることを特徴とする。

【００６９】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、各キャラクターを競売するための競売情報が
必要に応じてクライアント装置に送信され、クライアン
ト装置からの入札情報がサーバ装置に格納されるので、
この入札情報に基づいて開札を手動または自動で行うこ
とによって、キャラクターの競売を行うことができ、キ
ャラクター販売の成約率の向上や販売利益の向上等を図
ることができる。

【００７０】また、請求項２９に記載の記録媒体は、請
求項２８に記載の記録媒体において、競売処理手順にお
いて、当該サーバ装置に格納された投票情報に基づい
て、各キャラクターを競売する際の最低落札価格を設定
することを特徴とする。

【００７１】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、サーバ装置に格納された投票情報に基づい
て、競売の最低落札価格が設定されるので、キャラクタ
ーの価値と連動した価格で競売を行うことができ、適切
な価格設定を行うことができる。

【００７２】また、請求項３０に記載の記録媒体は、請
求項２３〜２９のいずれか一つに記載の記録媒体におい
て、サーバ装置において、クライアント装置から送信さ
れたキャラクターに対するサポートアイデアを、当該サ
ーバ装置に格納するサポートアイデア処理手順を備え、
閲覧処理手順において、当該サーバ装置に格納されたサ
ポートアイデアを、クライアント装置からの閲覧要求に
応じて当該クライアント装置に送信することを特徴とす
る。

【００７３】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、投票者から提示されたサポートアイデアがサ
ーバ装置に格納され、このサポートアイデアが必要に応
じてクライアント装置に送信される。したがって、サポ
ートアイデアを投票者に参照してもらうことによってキ
ャラクターの評価が向上する可能性が生じ、一層受け入
れられ易いキャラクターを誕生させることができる。

【００７４】また、請求項３１に記載の記録媒体は、請
求項３０に記載の記録媒体において、サポートアイデア
処理手順において、投票者のクライアント装置からサポ
ートアイデアが提示された場合に、各キャラクターに対
して仮想的に設定された株を購入するための所定数の株
購入ポイントを、当該投票者の株購入ポイントとして当
該サーバ装置に格納することを特徴とする。

【００７５】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、投票者には、提出したサポートアイデアの数
等に応じて株購入ポイントが付与され、サポートアイデ
アを出す程、株を購入することができる。したがって、
投票者がサポートアイデアを提出することについてのイ
ンセンティブを一層向上させることができる。

【００７６】また、請求項３２に記載の記録媒体は、請
求項２３〜３１のいずれか一つに記載の記録媒体におい
て、サーバ装置において、当該サーバ装置に格納された
各キャラクター毎の複数種のイメージの印象値を相互に
比較可能に集計し、この集計結果に関する情報を、クラ
イアント装置からの閲覧要求に応じて、当該クライアン
ト装置に送信する投票結果分析処理手順を備えたことを
特徴とする。

【００７７】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、サーバ装置に格納された印象値が集計され、
必要に応じてクライアント装置に送信される。したがっ
て、購入者は、各キャラクターの印象値の集計結果をク
ライアント装置を介して閲覧することができ、自己のニ
ーズに合致したキャラクターを容易に探し出すことがで
きる。

【００７８】また、請求項３３に記載の記録媒体は、請
求項２３〜３２のいずれか一つに記載の記録媒体におい
て、サーバ装置において、当該サーバ装置に格納された
投票情報と、任意の方法にて取得された投票者の属性情
報とに基づいて、投票者の属性を各キャラクター毎に集
計し、この集計結果を、クライアント装置からの閲覧要
求に応じて、当該クライアント装置に送信する投票結果
分析処理手順を備えたことを特徴とする。

【００７９】この記録媒体によれば、当該記録媒体に記
録されたプログラムをコンピュータに読み取らせること
によって、投票者の属性が各キャラクター毎に集計さ
れ、必要に応じてクライアント装置に送信される。した
がって、購入者は、投票を行った投票者の属性を参照す
ることで、各キャラクターを好む人の傾向を容易に把握
することができ、自己のニーズに合致したキャラクター
を容易に探し出すことができる。

【００８０】

【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるキャラクタ
ー評価システム（以下、本システム）、そのためのキャ
ラクター評価方法（以下、本方法）、および、プログラ
ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体（以
下、本媒体）の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明
する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定され
るものではない。

【００８１】図１はこの実施の形態にかかる本システム
全体のブロック図である。本システムは、図１に示すよ
うに、サーバ装置１と、複数のクライアント装置２と
を、インターネット３を介して通信可能に接続して構成
されている。以下、本システムにて提供されるサービス
の概要について説明し、その後、本システムの構成およ
び処理等の詳細について説明する。

【００８２】（サービスの概要）本システムは、デザイ
ナーが創作したキャラクター等を登録し、投票者が人気
投票を行い、この人気投票の結果を参考にして、購入者
がキャラクター等を購入等することができるものである
（これらデザイナー、投票者、および、購入者を、必要
に応じて「利用者」と総称する）。

【００８３】ここで、デザイナーには、プロのデザイナ
ーや、デザイナー学校の生徒等のアマチュアのデザイナ
ー等、キャラクター等を創造し得る全ての人や企業を含
めることができる。また、投票者には、一般の消費者の
他、各種の企業等を含めることができる。また、購入者
には、キャラクターの版権の売買等を仲介する仲介業者
や、キャラクターを自ら商品等として利用する各種の企
業を含めることができる。

【００８４】また、本システムで人気投票等の対象とな
る「キャラクター等」とは、基本的には、２次元または
３次元のデザインとしての「キャラクター」（人間や動
植物のデザイン、物品のデザイン、抽象デザイン、マス
コット等を含む）である。また、このキャラクターを補
完するための付随的なものとして、キャラクターの名前
や愛称である「ネーミング」、および、このキャラクタ
ーが創作された際の前提的概念や背景的概念、当該キャ
ラクターを活用する際の状況設定、あるいは、デザイナ
ーの意図した当該キャラクターのイメージ等を含む「コ
ンセプト」が含まれる。

【００８５】このような前提の下、各利用者は本システ
ムに参加するため、、それぞれ自己の端末を介してサー
バ装置１にアクセスし、自己の登録を行うことができ
る。登録を行なったデザイナーは、自己の創作したキャ
ラクター等に関する情報をサーバ装置１に登録すること
ができる。このキャラクター等の登録の際にデザイナー
は、少なくとも一つのキャラクターを登録し、さらに当
該キャラクターに対する任意の数のネーミングおよび任
意の数のコンセプトを併せて登録することができる。そ
して、一つのキャラクターに対してネーミングやコンセ
プトが複数登録された場合には、全ての組み合わせが人
気投票の対象となる（このようなキャラクター、ネーミ
ング、および、コンセプトのそれぞれの組み合わせを
「キャラクターチーム」と称する）。

【００８６】このようにデザイナーにて登録された情報
は、基本的にはＷＷＷを介して一般に公開される。ここ
で、投票者には、予め一定の投票ポイントと株購入ポイ
ントが付与されており、投票ポイントを用いて自己の好
きなキャラクターチームに投票することができると共
に、株購入ポイントを用いて各キャラクターチームの株
を取得することができる。この株は、各キャラクターチ
ーム毎に仮想的に設定されるものであり、その価値（株
価）は、各キャラクターチームに対する累計得票数に応
じて変動する。

【００８７】また、投票者は、投票と同時に、サポート
アイデアを提供することができる。このサポートアイデ
アとは、キャラクターチームの評価を向上させるために
寄与し得る全ての情報を意図しており、例えば、当該キ
ャラクターチームの内容を改変するための提案や、当該
キャラクターチームが実際に使用される状況設定の提案
等を含めることができる。

【００８８】また、投票者は、投票と同時に、各キャラ
クターチームに対する印象値を入力する。この印象値と
は、各キャラクターチームを見た際に受けた各種のイメ
ージの度合いを数値表現したものであり、例えば、「ク
リーン」、「ダーティー」、「ソフト」、「パワフ
ル」、「あたたかい」、「クール」等の任意のイメージ
をパーセンテージ等の任意の方法で表現することができ
る。

【００８９】このような投票者による投票等の結果は、
ＷＷＷにて購入者に公開される。そして、購入者はこの
結果を参考にして、キャラクターチームの人気度を判断
することができる。また、購入者は、人気投票を行なっ
た投票者の属性に関する情報についても閲覧することが
できる。また、キャラクターチームはネットワーク上で
競売の対象になり、購入者は競売で落札することによっ
て各キャラクターチームを利用するための権利を購入す
ることができる（このような権利の購入を、単に「キャ
ラクターチームを購入する」と称する）。この競売にお
いて、金額の初期値（最低落札価格）は、各キャラクタ
ーチームの累計得票数に応じて決定される。なお、購入
者は、購入時に、投票者からのサポートアイデアを採用
するか否かを決定する。

【００９０】この競売においてキャラクターチームを落
札した購入者は、落札価格を本システムに対して支払
う。この落札価格の一部は、当該落札されたキャラクタ
ーチームのデザイナーに支払われる。また、このキャラ
クターチームの株を保有している投票者がいる場合、こ
の投票者に対して、取得した株の株数に応じた商品券が
提供される。さらに、自己のサポートアイデアが採用さ
れた投票者に対しても、商品券が提供される。

【００９１】（システム構成―サーバ装置）このような
キャラクター評価を行うための本システムの構成につい
て説明する。まず、サーバ装置１について説明する。図
１においてサーバ装置１は、概略的に、デザイナー情報
ＤＢ（ＤＢ＝データベース）１０、投票者情報ＤＢ１
１、投票者属性情報ＤＢ１２、購入者情報ＤＢ１３、キ
ャラクター情報ＤＢ１４、投票情報ＤＢ１５、株価情報
ＤＢ１６、競売情報ＤＢ１７、Ｗｅｂページ情報ＤＢ１
８、通信制御ＩＦ（ＩＦ＝インターフェース）１９、お
よび、制御部２０を備えて構成されており、これら各部
はバス等の通信路を介して通信可能に接続されている。
さらに、このサーバ装置１は、ルータ等の図示しない通
信装置および専用線を介して、インターネット３に通信
可能に接続されている。

【００９２】このサーバ装置１の構成要素のうち、デザ
イナー情報ＤＢ１０には、本システムの会員となった各
デザイナーに関する情報（デザイナー情報）が格納され
る。このデザイナー情報は、例えば、図２に示すよう
に、各デザイナーを一意に識別するためのデザイナーＩ
Ｄ、各デザイナーが正当なデザイナーであるか否かを認
証するためのパスワード、氏名、住所、e-mailアドレ
ス、および、各デザイナーが本システムにおいて取得し
た金額の累計である累計取得金額（初期値＝０円）、を
相互に関連付けて構成される。

【００９３】また、投票者情報ＤＢ１１には、本システ
ムの会員となった各投票者に関する情報（投票者情報）
が格納される。この投票者情報は、例えば、図３に示す
ように、各投票者を一意に識別するための投票者ＩＤ、
各投票者が正当な投票者であるか否かを認証するための
パスワード、氏名、住所、e-mailアドレス、および、各
投票者に対して付与されている投票ポイントの累計であ
る累計投票ポイント、各投票者に対して付与されている
株購入ポイントの累計である累計株購入ポイント、各投
票者が本システムにおいて取得した株に関するキャラク
ターチームのチームＩＤ（後述）および株数、各投票者
が本システムにおいて取得した商品券の累積枚数、を相
互に関連付けて構成される。

【００９４】また、投票者属性情報ＤＢ１２には、本シ
ステムの会員となった各投票者の属性に関する情報（投
票者属性情報）が格納される。この投票者属性情報は、
例えば、図４に示すように、各投票者の投票者ＩＤ、年
齢、性別、最終学歴、職業、趣味、を相互に関連付けて
構成される。このような投票者属性情報は、本システム
の会員となる際に各投票者に所定のアンケートに回答し
てもらうことによって収集することができる。あるい
は、既に投票者属性情報が任意の目的で収集されている
場合にはこれを流用することができる。例えば、インタ
ーネットサービスプロバイダー自身やその関連企業が本
システムの開設者となるような場合には、各投票者がプ
ロバイダー契約を行う際に提示した情報を利用すること
ができる。

【００９５】また、購入者情報ＤＢ１３には、本システ
ムの会員となった各購入者に関する情報（購入者情報）
が格納される。この購入者情報は、例えば、図５に示す
ように、各購入者を一意に識別するための購入者ＩＤ、
各購入者が正当な購入者であるか否かを認証するための
パスワード、氏名、住所、e-mailアドレス、および、各
購入者が本システムに対して支払うべき金額の累計であ
る累計支払金額、を相互に関連付けて構成される。

【００９６】また、キャラクター情報ＤＢ１４には、本
システムに登録されたキャラクターチームに関する情報
（キャラクター情報）が格納される。このキャラクター
情報は、例えば、図６に示すように、キャラクターチー
ムを一意に識別するためのチームＩＤ、当該キャラクタ
ーチームに属するキャラクターを一意に識別するための
キャラクターＩＤ、当該キャラクターのデータ（または
キャラクターのデータを特定するためのデータＩＤやフ
ァイル名）、各キャラクターチームを創作したデザイナ
ーのデザイナーＩＤ、を相互に関連付けて構成される。

【００９７】さらに、キャラクター情報ＤＢ１４には、
当該キャラクターチームに属するネーミングのデータ
（またはネーミングのデータを特定するためのデータＩ
Ｄやファイル名）、当該キャラクターチームに属するコ
ンセプトのデータ（またはコンセプトのデータを特定す
るためのデータＩＤやファイル名）、当該キャラクター
チームに対するサポートアイデアのデータ（またはサポ
ートアイデアのデータを特定するためのデータＩＤやフ
ァイル名）、各サポートアイデアを登録した投票者の投
票者ＩＤ、当該キャラクターチームが購入された場合に
はその購入者の購入者ＩＤ、を相互に関連付けて構成さ
れる。

【００９８】なお、キャラクターのデータは、例えば、
ビットマップ形式やＪＰＥＧ形式等の画像ファイルにて
格納することができる。また、ネーミングのデータやコ
ンセプトのデータ、あるいは、サポートアイデアのデー
タは、例えば、テキスト形式にて格納することができ
る。

【００９９】また、投票情報ＤＢ１５には、各キャラク
ターチームに対する投票の状況に関する情報（投票情
報）が格納される。この投票情報は、例えば、図７に示
すように、チームＩＤ、当該キャラクターチームが獲得
した累計得票数、当該キャラクターチームに投票した投
票者の投票者ＩＤ、当該キャラクターチームから受ける
イメージであるとして入力された各イメージの累計印象
値、を相互に関連付けて構成される。

【０１００】また、株価情報ＤＢ１６には、各キャラク
ターチームの株価の状況に関する情報（株価情報）が格
納される。この株価情報は、例えば、図８に示すよう
に、キャラクターチームのチームＩＤ、当該キャラクタ
ーチームの株に対する現在の株価、を相互に関連付けて
構成される。

【０１０１】また、競売情報ＤＢ１７には、キャラクタ
ーチームの競売の状況に関する情報（競売情報）が格納
される。この競売情報は、例えば、図９に示すように、
競売にかけられているキャラクターチームのチームＩ
Ｄ、最低落札価格、現在の最高価格、現在の最高価格を
提示した購入者の購入者ＩＤ、競売開始日時、競売終了
日時、を相互に関連付けて構成される。

【０１０２】また、Ｗｅｂページ情報ＤＢ１８には、ク
ライアント装置２に対して送信される各種のＷｅｂペー
ジデータが格納されている。このＷｅｂページデータと
しては、デザイナー等が本システムに登録を行う際の登
録画面や投票者が投票を行う際の投票画面を表示するた
めのＷｅｂページデータがある。このＷｅｂページデー
タは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)やXM
L(Extensible MarkupLanguage)にて記述され格納されて
いる。このＷｅｂページデータに対しては、後述するＷ
ｅｂページ生成部にて必要に応じて様々な情報が付加さ
れて、クライアント装置２に送信される。なお、Ｗｅｂ
ページ情報ＤＢ１８に格納されるデータ内容については
図示を省略する。また、図１において、サーバ装置１の
通信制御ＩＦ１９は、当該サーバ装置１とインターネッ
ト３（またはルータ等の通信装置）との間における通信
制御を行う。

【０１０３】次に、制御部２０について説明する。この
制御部２０は、サーバ装置１の各部を制御するもので、
登録処理部２０ａ、閲覧処理部２０ｂ、投票処理部２０
ｃ、株購入処理部２０ｄ、サポートアイデア処理部２０
ｅ、投票結果分析処理部２０ｆ、競売処理部２０ｇ、お
よび、清算処理部２０ｈを備えて構成されている。ここ
では、これら各部の機能を概説するに留め、各部にて行
なわれる処理の詳細は後述する。

【０１０４】このうち、登録処理部２０ａは、デザイナ
ー等を本システムに登録する際の登録処理や、キャラク
ター情報を本システムに登録する際の登録処理、あるい
は、デザイナー等が本システムを利用する際の認証処理
を行う登録処理手段である。また、閲覧処理部２０ｂ
は、キャラクターチームを投票者や購入者に閲覧させる
際の処理を行う閲覧処理手段である。また、投票処理部
２０ｃは、投票全般を制御するもので、投票数や投票者
に関する情報の格納等を行う投票処理手段である。

【０１０５】また、株購入処理部２０ｄは、投票者が株
を購入する際に、当該投票者および購入数に関する情報
の格納等を行う株購入処理手段である。また、サポート
アイデア処理部２０ｅは、投票者から寄せられたサポー
トアイデアの登録等を行うサポートアイデア処理手段で
ある。また、投票結果分析処理部２０ｆは、投票結果を
所定方法にて集計・分析し、イメージポートフォリオや
属性ポートフォリオを生成する投票結果分析処理手段で
ある。また、競売処理部２０ｇは、キャラクターチーム
の競売情報の送信や入札情報の格納等の競売処理を行う
競売処理手段である。そして、清算処理部２０ｈは、競
売後に、株を保有している投票者へ利益計算や、その利
益情報の格納等を行う清算処理手段である。

【０１０６】さて、これまでにサーバ装置１の構成につ
いて説明したが、図示の各構成要素は機能概念的なもの
であり、必ずしも物理的に図示の如く構成されているこ
とを要しない。例えば、サーバ装置１が備える制御機能
のうち、全部または任意の一部は、ＣＰＵ(Central Pro
cessing Unit)および当該ＣＰＵにて解釈実行されるプ
ログラムにて実現することができ、あるいは、ワイヤー
ドロジックによるハードウェアとして実現することも可
能である。

【０１０７】さらに、サーバ装置１の分散・結合の具合
的形態は図示のものに限られず、その全部または一部
を、各種の負荷等に応じた任意の単位で、機能的または
物理的に分散・結合して構成することができる。例え
ば、投票者情報ＤＢ１１および投票者属性情報ＤＢ１２
を一つのデータベースとして結合することも可能であ
る。あるいは、サーバ装置１の各ＤＢを、データベース
サーバとして独立させ集中管理してもよい。なお、実際
のサーバ装置１の構成機能としては、さらにファイアウ
ォールサーバやＤＮＳ（Domain Name System）サーバの
機能を付加することができるが、これらについては従来
と同様に構成することができるためにその説明を省略す
る。

【０１０８】（システム構成−クライアント装置）次
に、クライアント装置２の構成について説明する。この
クライアント装置２は、図１に示すように、概略的に
は、制御部２１、ＲＡＭ２２、ＨＤ２３、入力装置２
４、出力装置２５、入出力制御ＩＦ２６、および、通信
制御ＩＦ２７を備えて構成されており、これら各部がバ
ス等にてデータ通信可能に接続されている。このクライ
アント装置２は、具体的には、パーソナルコンピュー
タ、家庭用ゲーム機、あるいは、移動体通信端末として
構成することができる。

【０１０９】このうち、制御部２１は、当該クライアン
ト装置２の各部を制御するもので、Ｗｅｂブラウザ２１
ａを備えて構成されている。このＷｅｂブラウザ２１ａ
は、入力されたＵＲＬ (Uniform Resource Locator)に
基づいて、インターネット３を介してサーバ装置１に対
するデータ送信の要求を行ない、サーバ装置１から送信
されたデータを解釈して出力装置２５にＷｅｂページを
表示させる表示制御を行うプログラムである。

【０１１０】この制御部２１は、その全部または任意の
一部を、ＣＰＵおよび当該ＣＰＵにて解釈実行されるプ
ログラムにて実現することができる。すなわち、ＨＤ２
３には、ＯＳ（Operating System）と協動してＣＰＵに
命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログ
ラムが格納されている。このコンピュータプログラム
は、ＲＡＭ２２にロードされることによって実行され、
ＣＰＵと協動して制御部２１を構成する。しかしなが
ら、このコンピュータプログラムは、クライアント装置
２に対して任意のネットワークを介して接続されたアプ
リケーションプログラムサーバ装置１に格納されてもよ
く、必要に応じてその全部または一部をダウンロードす
ることも可能である。あるいは、制御部２１の全部また
は任意の一部を、ワイヤードロジック等によるハードウ
ェアとして実現することも可能である。

【０１１１】また、入力装置２４としては、キーボー
ド、マウス、および、マイク等を用いることができる。
また、後述するモニタも、マウスと協働してポインティ
ングディバイス機能を実現する。この他、クライアント
装置２が家庭用ゲーム機として実現された場合の入力装
置２４としては、キーボードやマウスに代えて、ゲーム
機用のコントローラを用いることができる。また、出力
装置２５としては、モニタ（家庭用テレビを含む）の
他、スピーカを用いることができる（なお、以下におい
ては出力装置２５をモニタ２５として記載する）。これ
ら入力装置２４および出力装置２５は、入出力制御ＩＦ
２６を介して制御部２１等に接続される。

【０１１２】このように構成されたクライアント装置２
は、通信制御ＩＦ２７を介してインターネット３に接続
されており、所定の通信規約（例えば、ＴＣＰ／ＩＰ(t
ransport control protocol/internet protocol)に従っ
てサーバ装置１にアクセスすることができる。

【０１１３】（キャラクター評価処理）次に、このよう
に構成された本システムにおけるキャラクター評価処理
について説明する。このキャラクター評価処理は、利用
者の登録処理、キャラクターチームの登録処理、キャラ
クターチームの閲覧処理、投票処理、株購入処理、サポ
ートアイデアの登録処理、投票結果分析処理、競売処
理、清算処理に大別される。

【０１１４】（初期画面）これら各処理の開始タイミン
グは任意であるが、本実施の形態においては、利用者の
登録処理、キャラクターチームの閲覧処理、および、競
売処理は、クライアント装置２のモニタ２５に表示され
る初期画面を起点として行われる。また、他の処理は、
一部を除いて、キャラクターチームの閲覧処理にて表示
される画面からのハイパーリンクにて行われる。

【０１１５】初期画面を表示するため、利用者は、クラ
イアント装置２のブラウザにおいて、ダイヤルアップ接
続等によってインターネット３に接続した後、本システ
ムの初期画面に対応する所定のＵＲＬを入力する。する
と、このＵＲＬに基づく公知のルーティングによってサ
ーバ装置１に対する初期画面の送信要求が行われる。サ
ーバ装置１では、クライアント装置２からの送信の要求
の有無が監視されており、送信要求を受けると、この送
信要求の内容が制御部２０にて解析され、その結果に応
じて制御部２０内の各部に処理が移される（この点は以
下の処理において同様であるため、その説明を省略す
る）。

【０１１６】この送信の内容が初期画面の送信要求であ
る場合には、制御部２０の制御下において、Ｗｅｂペー
ジ情報ＤＢ１８から初期画面を表示するためのＷｅｂペ
ージデータが取得され、このＷｅｂページデータが通信
制御ＩＦ１９を介してクライアント装置２に送信され
る。なお、サーバ装置１からクライアント装置２へデー
タ送信を行う際のクライアント装置２の特定は、クライ
アント装置２から送信要求と共に送信されたＩＰアドレ
スを用いて行うことができる（以下、サーバ装置１から
クライアント装置２へデータ送信を行う際には、同様の
方法によってクライアント装置２を特定するものとし、
その説明を省略する）。

【０１１７】クライアント装置２では、サーバ装置１か
らのＷｅｂページデータが通信ＩＦおよび送受信部を介
して受信され、Ｗｅｂブラウザ２１ａにて解釈されて、
モニタ２５に初期画面が表示される（以下、Ｗｅｂペー
ジデータの受信〜表示については同様の方法によって行
うものとし、その説明を省略する）。この初期画面は、
利用者の利用するサービスを特定するための画面であ
り、例えば、図１８に示すように、「利用者の登録」、
「キャラクターチームの閲覧や投票」、または、「競売
参加」を選択するための選択ボタン１８−１〜１８−３
が表示される。

【０１１８】これら選択ボタンのいずれかが入力装置２
４を介して選択されると、要求内容を特定するための識
別子が所定のＵＲＬに付加されてサーバ装置１に送信さ
れる。この識別子は、サーバ装置１の通信制御ＩＦ１９
を介して受信され、制御部２０にて識別子が解析される
ことによって、クライアント装置２からの要求の内容が
解析される（以下、クライアント装置２からサーバ装置
１へデータ送信を行う際には、同様の方法によって送信
内容を特定するものとし、その説明を省略する）。

【０１１９】（利用者の登録処理）初期画面を介して行
われた要求の内容が利用者の登録である場合には、登録
処理部２０ａの制御下において、登録処理が行われる。
この登録処理のフローチャートを図１０に示す。この処
理では、まず、登録用画面を表示するためのＷｅｂペー
ジデータがＷｅｂページ情報ＤＢ１８から取得されてク
ライアント装置２に送信され（ステップＳ１０−１）、
モニタ２５に表示される（ステップＳ１０−２、Ｓ１０
−３）。この登録用画面は、利用者の希望する登録種別
を特定するための画面であり、例えば、図１９に示すよ
うに、「デザイナー登録」、「投票者登録」、または、
「購入者登録」を選択するための選択ボタン１９−１〜
１９−３が表示される。

【０１２０】これら選択ボタン１９−１〜１９−３のい
ずれかが入力装置２４を介して選択されると、その選択
内容がサーバ装置１に送信される（ステップＳ１０−
４）。そして、選択内容に応じた登録用フォーム画面の
Ｗｅｂページデータがサーバ装置１からクライアント装
置２に送信され（ステップＳ１０−５、Ｓ１０−６）、
登録用フォーム画面がモニタ２５に表示される（ステッ
プＳ１０−７、Ｓ１０−８）。

【０１２１】この登録用フォーム画面は、利用者に自己
の情報を入力させるための画面であり、例えば、図２０
に示すように、投票者情報および投票者属性情報（サー
バ装置１側で設定される情報を除く）を入力するための
複数の入力欄２０−１と、送信を指示する送信ボタン２
０−２とを含んで構成されている。なお、投票者属性情
報を上述のように他の手段にて入手できる場合には、こ
の投票者属性情報の入力欄を省略することができる。ま
た、同様に、図示は省略するが、デザイナー登録用の登
録用フォーム画面は、デザイナー情報を入力するための
入力欄と送信ボタンとを含んで構成され、購入者登録用
の登録用フォーム画面は、購入者情報を入力するための
入力欄と送信ボタンとを含んで構成されている。

【０１２２】そして、利用者が、登録用フォーム画面の
入力欄に必要な情報を入力し、送信ボタンを選択する
と、入力された情報がサーバ装置１に送信される（ステ
ップＳ１０−９）。サーバ装置１の登録処理部２０ａ
は、このように登録情報が入力されると、利用者の種別
に応じてＩＤおよびパスワードを任意の方法（例えば、
ランダム生成）にて発行し、これらＩＤおよびパスワー
ドを通知するＷｅｂ画面のデータを生成して、クライア
ント装置２に送信する（ステップＳ１０−１０、Ｓ１０
−１１）。このデータの生成は、例えば、ＣＧＩ(Commo
n Gateway Interface)を用いて動的に行うことができ
る。これによって各利用者は、自己のＩＤおよびパスワ
ードを知ることができる（ステップＳ１０−１２、Ｓ１
０−１３）。

【０１２３】また、サーバ装置１は、このように発行し
たＩＤおよびパスワードと、先にクライアント装置２か
ら送信された情報とを相互に関連付けて、デザイナー情
報ＤＢ１０、投票者情報ＤＢ１１、あるいは、購入者情
報ＤＢ１３に格納する（ステップＳ１０−１４）。ここ
で、投票者の登録が行われた場合には、この登録を行っ
た投票者に対して初期の投票ポイント（例えば、２０ポ
イント）が付与され、この投票ポイントが累計投票ポイ
ントとして投票者情報ＤＢ１１に格納される。これによ
って登録処理が終了する。

【０１２４】（キャラクター等の登録処理）このように
登録を行ったデザイナーは、自己の創作したキャラクタ
ー等を登録することができる。この登録は任意の方法で
行うことができ、例えば、任意のＦＴＰ(File Transfer
Protocol)ソフトウェアを用いて、ＦＴＰに従って転送
することができる（本処理のフローチャートは省略す
る）。具体的には、デザイナーは、ＦＴＰソフトウェア
にてインターネット３に接続し、自己のデザイナーＩＤ
およびパスワードを送信して本システムへのログインを
行う。

【０１２５】この時、サーバ装置１の登録処理部２０ａ
によって、入力されたＩＤおよびパスワードと、デザイ
ナー情報ＤＢ１０に格納されたデザイナーＩＤおよびパ
スワードとが、相互に一致するか否かが判断される。そ
して、一致する場合にのみログインが許可される。その
後、デザイナーは、少なくとも一つのキャラクターのデ
ータと、このキャラクターに付加するネーミングのデー
タやコンセプトのデータとを転送する。なお、転送され
たデータの種別の識別は、例えば、デザイナー側でデー
タ名に一定の識別子を付しておくことで、サーバ装置１
側で区別することができる。

【０１２６】サーバ装置１では、このように転送された
データに基づいてキャラクターチームを編成し、各キャ
ラクタチームにチームＩＤを付す。そして、各データ
は、図６に示すように、相互に関連付けてキャラクター
情報ＤＢ１４に格納される。これにてキャラクター等の
登録処理が終了する。

【０１２７】（キャラクターチームの閲覧処理）次に、
初期画面を介して行われた要求の内容がキャラクターチ
ームの閲覧および投票である場合について説明する。こ
の場合には、登録処理部２０ａおよび閲覧処理部２０ｂ
の制御下において、キャラクターチームの閲覧処理が行
われる。このキャラクターチームの閲覧処理のフローチ
ャートを図１１に示す。この処理では、まず、登録処理
部２０ａの制御下において、ログオン用画面を表示する
ためのＷｅｂページデータが、Ｗｅｂページ情報ＤＢ１
８から取得されてクライアント装置２に送信され（ステ
ップＳ１１−１）、このログオン用画面がモニタ２５に
表示される（ステップＳ１１−２、Ｓ１１−３）。この
ログオン用画面は少なくとも利用者のＩＤおよびパスワ
ードを入力するための入力欄を備えて構成されている。

【０１２８】そして、利用者がＩＤおよびパスワードを
入力して送信すると（ステップＳ１１−４）、これらＩ
Ｄおよびパスワードを用いて利用者の認証が行われる。
すなわち、これらＩＤおよびパスワードと、デザイナー
情報ＤＢ１０、投票者情報ＤＢ１１、または、購入者情
報ＤＢ１３のいずれかに格納されているＩＤおよびパス
ワードとが相互に一致するか否かが確認される（ステッ
プＳ１１−５、Ｓ１１−６）。そして、一致しない場合
には認証不可と判断され、エラー画面のＷｅｂページデ
ータがＷｅｂページ情報ＤＢ１８から取得されてクライ
アント装置２に送信され（ステップＳ１１−７）、この
エラー画面がモニタ２５に表示される（ステップＳ１１
−８、Ｓ１１−９）。

【０１２９】一方、一致する場合には、認証可と判断さ
れ、キャラクターチーム閲覧画面の生成が開始される。
このキャラクターチーム閲覧画面は、少なくとも、全部
または一部のキャラクターチームの内容（キャラクタ
ー、ネーミング、および、コンセプト）を表示する画面
である。また、キャラクターチーム閲覧画面には、投票
の参考になる情報を含めることが好ましい。例えば、キ
ャラクターチーム閲覧画面は、図２１に示すように、キ
ャラクターチームの内容２１−１、当該キャラクターチ
ームに対して寄せられたサポートアイデアの内容２１−
２、２１−３、当該キャラクターチームに対する累計得
票数２１−４、投票する旨を送信する投票ボタン２１−
５、当該キャラクターチームの現在の株価２１−６、株
を購入する旨を送信する株購入ボタン２１−７、サポー
トアイデアを登録する旨を送信するサポートアイデア登
録ボタン２１−８、および、投票結果分析用画面を閲覧
する旨を送信する投票結果分析ボタン２１−９を含んで
構成される。

【０１３０】このようなキャラクターチーム閲覧画面を
モニタ２５に表示するため、閲覧処理部２０ｂの制御下
において、キャラクター情報ＤＢ１４に格納されたキャ
ラクターチームのうち、未だ購入されていない全てのキ
ャラクターチームのデータと、当該キャラクターチーム
に対して寄せられたサポートアイデアとが呼び出され
る。また、投票情報ＤＢ１５から、各キャラクターチー
ムに対する累計投票数が呼び出され、株価情報ＤＢ１６
から、各キャラクターチームの現在株価が呼び出される
（ステップＳ１１−１０）。

【０１３１】そして、閲覧処理部２０ｂによって、各キ
ャラクターチームの累計得票数が相互に比較され、各キ
ャラクターチームの暫定的な順位が決定されて、累計得
票数の多い順に各キャラクターチームが配置されると共
に、各キャラクターチームの順位を示す表示２１−１
０、２１−１１が付加される（ステップＳ１１−１
１）。また、Ｗｅｂページ情報ＤＢ１８から、キャラク
ターチーム閲覧画面のベースとなるＷｅｂページデータ
が呼び出され、このＷｅｂページデータに対して、上記
各ＤＢから呼び出した情報を付加することによって、キ
ャラクターチーム閲覧画面のＷｅｂページデータが生成
される。そして、このように生成されたＷｅｂページデ
ータがクライアント装置２に送信され（ステップＳ１１
−１２）、キャラクターチーム閲覧画面がモニタ２５に
表示される（ステップＳ１１−８、Ｓ１１−９）。これ
にて、キャラクターの閲覧処理が終了する。

【０１３２】このようにして、投票者は、キャラクター
チーム閲覧画面を参照して、各キャラクターチームの内
容やサポートアイデアの内容を把握することができる。
さらに、投票者は、投票ボタンを選択することによって
投票用画面に移行することができ、株購入ボタンを選択
することによって株購入用画面に移行することができ、
あるいは、サポートアイデアを入力することによってサ
ポートアイデア登録用画面に移行することができる。一
方、購入者は、各キャラクターチームの人気投票の結果
の概要（各キャラクターチームの累計得票数と順位）を
見ることができる。また、購入者は、投票分析ボタンを
選択することによって、投票結果分析用画面に移行する
ことができる。

【０１３３】（投票処理）次に、図２０のキャラクター
チーム閲覧画面において投票ボタン２１−５が選択され
た場合について説明する。この場合には、投票処理部２
０ｃの制御下において、投票処理が行なわれる。この投
票処理のフローチャートを図１２に示す。この処理で
は、まず、投票ボタン２１−５を選択した利用者が投票
者であるか否かが確認され（ステップＳ１２−１）、投
票者でない場合には、エラー画面のＷｅｂページデータ
がＷｅｂページ情報ＤＢ１８から取得されてクライアン
ト装置２に送信され（ステップＳ１２−２）、このエラ
ー画面がモニタ２５に表示される（ステップＳ１２−
３、Ｓ１２−４）。

【０１３４】一方、利用者が投票者である場合には、投
票用画面の生成が開始される。この投票用画面は、少な
くとも、投票数および印象値を入力するための画面であ
り、好ましくは、投票する際の参考となる情報をさらに
提供する画面である。例えば、投票用画面は、図２２に
示すように、投票の対象となるキャラクターチームの内
容２２−１、当該キャラクターチームに対する投票数を
入力するための入力欄２２−２、当該キャラクターチー
ムに対する印象値を入力するための入力欄２２−３、お
よび、送信を指示する送信ボタン２２−４とを含んで構
成される。

【０１３５】このような投票用画面をモニタ２５に表示
するため、投票処理部２０ｃの制御下において、投票が
選択されたキャラクターチームのデータが、キャラクタ
ー情報ＤＢ１４から呼び出される（ステップＳ１２−
５）。そして、Ｗｅｂページ情報ＤＢ１８から、投票用
画面のベースとなるＷｅｂページデータが呼び出され、
このＷｅｂページデータに対して、上記キャラクター情
報ＤＢ１４から呼び出した情報を付加することによっ
て、投票用画面のＷｅｂページデータが生成される。そ
して、このように生成されたＷｅｂページデータがクラ
イアント装置２に送信され（ステップＳ１２−６）、投
票用画面がモニタ２５に表示される（ステップＳ１２−
３、Ｓ１２−４）。

【０１３６】そして、投票者が、投票数および印象値を
入力して送信ボタン２２−４を選択すると、入力された
投票数および印象値がサーバ装置１に送信される（ステ
ップＳ１２−７）。サーバ装置１の投票処理部２０ｃ
は、当該投票者の累計投票ポイントを投票者ＤＢから呼
び出し、この累計投票ポイントを、送信された投票数と
比較する（ステップＳ１２−８、Ｓ１２−９）。そし
て、投票数の方が多い場合には、投票を行うための投票
ポイントが不足していると判断して、エラー画面のＷｅ
ｂページデータがＷｅｂページ情報ＤＢ１８から取得さ
れてクライアント装置２に送信され（Ｓ１２−１０）、
このエラー画面がモニタ２５に表示される（Ｓ１２−１
１）。

【０１３７】一方、累計投票ポイントの方が多い場合に
は、投票を有効と判断して、投票情報ＤＢ１５を更新す
る（Ｓ１２−１２）。すなわち、投票されたキャラクタ
ーチームの累計得票数および累計印象値に対して、送信
された投票数および印象値をそれぞれ加算し、また、投
票を行なった投票者の投票者ＩＤを追加する。その後、
投票者情報ＤＢ１１を更新する（Ｓ１２−１３）。すな
わち、投票を行なった投票者の累計投票ポイントから、
投票に使用された投票数を減算する。

【０１３８】さらにその後、投票結果に応じて株価を再
設定する（Ｓ１２−１４）。すなわち、投票されたキャ
ラクターチームの現在の株価を株価情報ＤＢ１６から呼
び出し、この株価を再設定する。この再設定の方法は任
意であり、例えば、累計得票数の増加率に応じて株価を
増加させてもよく、あるいは、単純に累計得票数と株価
が常に同一の値となるように設定してもよい。

【０１３９】さらに、投票結果に応じて競売時の最低落
札価格を再設定する（Ｓ１２−１５）。すなわち、投票
されたキャラクターチームの現在の最低落札価格（初期
値は任意に設定される）を競売情報ＤＢ１７から呼び出
し、この最低落札価格を再設定する。この再設定の方法
は任意であり、例えば、累計得票数に所定の係数を乗算
することによって最低落札価格を設定してもよい。これ
にて投票処理が終了する。このようにして、投票者は、
キャラクターチームに対する投票を行うことができる。

【０１４０】（株購入処理）次に、図２１のキャラクタ
ーチーム閲覧画面において株購入ボタン２１−７が選択
された場合について説明する。この場合には、株購入処
理部２０ｄの制御下において、株購入処理が行なわれ
る。この株購入処理のフローチャートを図１３に示す。
この処理では、まず、株購入ボタン２１−７を選択した
利用者が投票者であるか否かが確認され（ステップＳ１
３−１）、投票者でない場合には、エラー画面のＷｅｂ
ページデータがＷｅｂページ情報ＤＢ１８から取得され
てクライアント装置２に送信され（ステップＳ１３−
２）、このエラー画面がモニタ２５に表示される（ステ
ップＳ１３−３、Ｓ１３−４）。

【０１４１】一方、利用者が投票者である場合には、株
購入用画面の生成が開始される。この株購入用画面は、
少なくとも、購入株数を入力するための画面であり、好
ましくは、株を購入する際の参考となる情報をさらに提
供する画面である。例えば、株購入用画面は、図２３に
示すように、株購入の対象となるキャラクターチームの
内容２３−１、当該キャラクターチームの現在の株価２
３−２、購入株数を入力するための入力欄２３−３、お
よび、送信を指示する送信ボタン２３−４を含んで構成
される。

【０１４２】このような株購入用画面をモニタ２５に表
示するため、株購入処理部２０ｄの制御下において、株
購入が選択されたキャラクターチームのデータが、キャ
ラクター情報ＤＢ１４から呼び出される。また、当該キ
ャラクターチームの現在の株価が、株価情報ＤＢ１６か
ら呼び出される（ステップＳ１３−５）。そして、Ｗｅ
ｂページ情報ＤＢ１８から、株購入用画面のベースとな
るＷｅｂページデータが呼び出され、このＷｅｂページ
データに対して、上記各ＤＢから呼び出した情報を付加
することによって、株購入用画面のＷｅｂページデータ
が生成される。そして、このように生成されたＷｅｂペ
ージデータがクライアント装置２に送信され（ステップ
Ｓ１３−６）、株購入用画面がモニタ２５に表示される
（ステップＳ１３−３、Ｓ１３−４）。

【０１４３】そして、投票者が、購入株数を入力して送
信ボタンを選択すると、入力された購入株数がサーバ装
置１に送信される（ステップＳ１３−７）。サーバ装置
１の株購入処理部２０ｄは、現在の株価と購入株数との
積（購入株価）を求めると共に、当該投票者の累計株購
入ポイントを投票者ＤＢから呼び出し、両者を比較する
（ステップＳ１３−８、Ｓ１３−９）。そして、購入株
価の方が多い場合には、購入を行うための株購入ポイン
トが不足していると判断して、エラー画面のＷｅｂペー
ジデータをＷｅｂページ情報ＤＢ１８から取得してクラ
イアント装置２に送信し（ステップＳ１３−１０）、こ
のエラー画面がモニタ２５に表示される（ステップＳ１
３−１１）。

【０１４４】一方、累計株購入ポイントの方が多い場合
には、購入を有効と判断して、投票者情報ＤＢ１１を更
新する（ステップＳ１３−１２）。すなわち、購入内容
に対応するチームＩＤおよび株数を追加すると共に、累
計株購入ポイントから使用された購入株価を減算する。
これにて株購入処理が終了する。このようにして、投票
者は、株の購入を行うことができる。

【０１４５】（サポートアイデア登録処理）次に、図２
１のキャラクターチーム閲覧画面においてサポートアイ
デア登録ボタン２１−８が選択された場合について説明
する。この場合には、サポートアイデア処理部２０ｅの
制御下において、サポートアイデア登録処理が行なわれ
る。このサポートアイデア登録処理のフローチャートを
図１４に示す。この処理では、まず、サポートアイデア
登録ボタン２１−８を選択した利用者が投票者であるか
否かが確認され（ステップＳ１４−１）、投票者でない
場合には、エラー画面のＷｅｂページデータがＷｅｂペ
ージ情報ＤＢ１８から取得されてクライアント装置２に
送信され（ステップＳ１４−２）、このエラー画面がモ
ニタ２５に表示される（ステップＳ１４−３、Ｓ１４−
４）。

【０１４６】一方、利用者が投票者である場合には、サ
ポートアイデア登録用画面の生成が開始される。このサ
ポートアイデア登録用画面は、少なくとも、サポートア
イデアを入力するための画面であり、好ましくは、サポ
ートアイデアを登録する際の参考となる情報をさらに提
供する画面である。例えば、サポートアイデア登録用画
面は、図２４に示すように、サポートアイデアの登録の
対象となるキャラクターチームの内容２４−１、サポー
トアイデアを入力するための入力欄２４−２、および、
送信を指示する送信ボタン２４−３を含んで構成され
る。

【０１４７】このようなサポートアイデア登録用画面を
モニタ２５に表示するため、サポートアイデア処理部２
０ｅの制御下において、サポートアイデア登録が選択さ
れたキャラクターチームのデータが、キャラクター情報
ＤＢ１４から呼び出される。そして、Ｗｅｂページ情報
ＤＢ１８から、サポートアイデア登録用画面のベースと
なるＷｅｂページデータが呼び出され、このＷｅｂペー
ジデータに対して、上記キャラクター情報ＤＢ１４から
呼び出した情報を付加することによって、サポートアイ
デア登録用画面のＷｅｂページデータが生成される。そ
して、このように生成されたＷｅｂページデータがクラ
イアント装置２に送信され（ステップＳ１４−５）、サ
ポートアイデア登録用画面がモニタ２５に表示される
（ステップＳ１４−３、Ｓ１４−４）。

【０１４８】そして、投票者が、サポートアイデアを入
力して送信ボタン２４−３を選択すると、入力されたサ
ポートアイデアがサーバ装置１に送信される（Ｓ１４−
６）。サーバ装置１のサポートアイデア処理部２０ｅ
は、送信されたサポートアイデアを、この送信を行なっ
た投票者の投票者ＩＤと共にキャラクター情報ＤＢ１４
に格納することにより、キャラクター情報ＤＢ１４を更
新する（Ｓ１４−７、Ｓ１４−８）。また、当該投票者
の累計株購入ポイントに、所定の株購入ポイントを加算
することにより、投票者情報ＤＢ１１を更新する（Ｓ１
４−９）。これにてサポートアイデア登録処理が終了す
る。このようにして、投票者は、サポートアイデアの登
録を行うことができ、また、その対価として新たな株購
入ポイントを得ることができる。

【０１４９】（投票結果分析処理）次に、図２１のキャ
ラクターチーム閲覧画面において投票結果分析ボタン２
１−９が選択された場合について説明する。この場合に
は、投票結果分析処理部２０ｆの制御下において、投票
結果分析処理が行なわれる。この投票結果分析処理のフ
ローチャートを図１５に示す。この処理では、投票結果
分析用画面の生成が開始される。

【０１５０】この投票結果分析用画面は、少なくとも、
各キャラクターチームに対して入力された印象値と、各
キャラクターチームに対して投票を行なった投票者の属
性を表示するための画面である。例えば、投票結果分析
用画面は、図２５に示すように、投票結果分析の対象と
なるキャラクターチームの内容２５−１、印象値の割合
を円グラフ形式で示すイメージポートフォリオ２５−
２、投票者の各属性の内容を円グラフ形式で示す属性ポ
ートフォリオ２５−３を含んで構成される（なお、図２
５には、「年齢」の属性ポートフォリオのみを示してい
るが、実際には、「性別」〜「趣味」についてもそれぞ
れ属性ポートフォリオが表示される）。ただし、これら
イメージポートフォリオや属性ポートフォリオは、円グ
ラフ以外の任意の形式で表示させることができる。

【０１５１】このような投票結果分析用画面をモニタ２
５に表示するため、投票結果分析処理部２０ｆの制御下
において、投票結果分析が選択されたキャラクターチー
ムのデータが、キャラクター情報ＤＢ１４から呼び出さ
れる（ステップＳ１５−１）。また、当該キャラクター
チームに投票を行なった複数の投票者の投票者ＩＤと、
当該キャラクターチームの累計印象値とが、投票情報Ｄ
Ｂ１５から呼び出される。さらに、呼び出された投票者
ＩＤに対応する複数の投票者の各属性が、投票者属性情
報ＤＢ１２から呼び出される。そして、呼び出された累
計印象値の相互の比率が算出され、イメージポートフォ
リオのデータが生成される（ステップＳ１５−２）。ま
た、呼び出された複数の投票者の各属性に基づいて、各
属性毎の相互の比率が所定の方法で算出され、属性ポー
トフォリオのデータが作成される（ステップＳ１５−
３）。ここでは、例えば、投票者の年齢については、１
０代、２０代…５０代というように、各年代毎の投票者
の人数が算出されると共に、各年代間の比率が算出され
る。

【０１５２】そして、Ｗｅｂページ情報ＤＢ１８から、
投票結果分析用画面のベースとなるＷｅｂページデータ
が呼び出され、このＷｅｂページデータに対して、上記
イメージポートフォリオのデータおよび属性ポートフォ
リオのデータを付加することによって、投票結果分析用
画面のＷｅｂページデータが生成される。そして、この
ように生成されたＷｅｂページデータがクライアント装
置２に送信され（ステップＳ１５−４）、投票結果分析
用画面がモニタ２５に表示される（ステップＳ１５−
５、Ｓ１５−６）。これにて、投票結果分析処理が終了
する。このようにして、利用者は、投票結果分析用画面
を見ることによって、各キャラクターから投票者が受け
たイメージを知ることができ、あるいは、投票した投票
者の属性を知ることができる。

【０１５３】なお、この投票結果分析用画面は、購入者
のみが閲覧できるようにしてもよく、あるいは、購入者
の中でも、閲覧のための追加料金を支払った購入者のみ
が閲覧できるようにしてもよい。この場合には、投票結
果分析処理の初期において、図１４のステップＳ１４−
１と同様の認証が行なわれる。

【０１５４】（競売処理）次に、図１８の初期画面を介
して行われた要求の内容が競売参加である場合について
説明する。この場合には、競売処理部２０ｇの制御下に
おいて、競売処理が行われる。この競売処理のフローチ
ャートを図１６に示す。この処理では、まず、当該競売
参加を要求した利用者が購入者であるか否かが確認され
（ステップＳ１６−１）、購入者でない場合には、エラ
ー画面のＷｅｂページデータがＷｅｂページ情報ＤＢ１
８から取得されてクライアント装置２に送信され（ステ
ップＳ１６−２）、このエラー画面がモニタ２５に表示
される（ステップＳ１６−３、Ｓ１６−４）。

【０１５５】一方、利用者が購入者である場合には、競
売用画面の生成が開始される。この競売用画面は、少な
くとも、入札価格を入力するための画面であり、好まし
くは、入札を行う際の参考となる情報をさらに提供する
画面である。例えば、競売用画面は、図２６に示すよう
に、競売の対象となるキャラクターチームの内容２６−
１、競売開始日時２６−２、競売終了日時２６−３、最
低落札価格２６−４、現在の最高入札価格２６−５、入
札金額を入力するための入力欄２６−６、および、送信
を指示する送信ボタン２６−７を含んで構成される。

【０１５６】このような競売用画面をモニタ２５に表示
するため、競売処理部２０ｇの制御下において、競売の
対象となるキャラクターチームのデータが、キャラクタ
ー情報ＤＢ１４から呼び出される（ステップＳ１６−
５）。ここで、競売の対象となるキャラクターチームの
選定は任意であり、例えば、本システムに登録されてか
ら所定期間を経過したキャラクターチームであって、購
入者が決定していない全てのキャラクターチームを競売
対象にすることができる。あるいは、人気投票で１０位
以内に入っているキャラクターチームを競売対象とする
こともできる。

【０１５７】また、競売情報ＤＢ１７から、競売開始日
時、競売終了日時、最低落札価格、および、現在の最高
入札価格が取得される（再びステップＳ１６−５）。こ
こで、競売開始日時や競売終了日時は、デザイナーに予
め入力させてもよく、本システムの開設者が決定して入
力してもよく、あるいは、自動的に競売対象となるキャ
ラクターチームが選定される場合には所定基準に従って
自動的に決定することができる。

【０１５８】また、最低落札価格は、各キャラクターチ
ームが最初に競売用画面に掲載される際に、競売処理部
２０ｇによって自動的に決定される（ステップＳ１６−
６）。具体的には、当該キャラクターチームの累計得票
数が投票情報ＤＢ１５から呼び出され、この累計得票数
に応じた最低落札価格が設定される。例えば、累計得票
数に所定係数を乗じたり、累計得票数が１００〜２００
の場合には１０万円、２００〜３００の場合には２０万
円のように決定することができる。なお、最低落札価格
が一旦決定された後は変動しないようにする必要がある
ため、競売の対象として選定されたキャラクターチーム
は、この選定時点において、上述の投票処理における投
票対象から除外される。

【０１５９】その後、Ｗｅｂページ情報ＤＢ１８から、
競売用画面のベースとなるＷｅｂページデータが呼び出
され、このＷｅｂページデータに対して、上記各ＤＢか
ら呼び出した情報および決定された最低落札価格を付加
することによって、競売用画面のＷｅｂページデータが
生成される。そして、このように生成されたＷｅｂペー
ジデータがクライアント装置２に送信され（ステップＳ
１６−７）、競売用画面がモニタ２５に表示される（ス
テップＳ１６−３、Ｓ１６−４）。

【０１６０】そして、投票者が、入札したいキャラクタ
ーチームの入力欄２６−６に入札金額を入力して送信ボ
タン２６−７を選択すると、入力された入札金額がサー
バ装置１に送信される（ステップＳ１６−８）。サーバ
装置１の競売処理部２０ｇは、送信された入札金額と、
上記の最低落札価格および現在の最高価格とを比較する
（ステップＳ１６−９、Ｓ１６−１０）、入札金額の方
が安い場合には、入札が無効であると判断して、エラー
画面のＷｅｂページデータがＷｅｂページ情報ＤＢ１８
から取得されてクライアント装置２に送信され（ステッ
プＳ１６−１１）、このエラー画面がモニタ２５に表示
される（ステップＳ１６−１２）。

【０１６１】一方、入札金額の方が高い場合には、入札
が有効であると判断し、この入札金額に基づいて競売情
報を更新する。すなわち、入札金額を新たな最高価格と
して格納すると共に、この入札金額を提示した購入者の
購入者ＩＤを格納する（ステップＳ１６−１３）。これ
にて競売処理が終了する。このようにして、購入者は、
競売に参加してキャラクターチームを購入することがで
きる。

【０１６２】そして、競売終了日時が経過した後、自動
的または手動的に、その時点において最高価格を提示し
ている購入者を落札者として決定し、当該購入者に対し
て、Ｗｅｂページ上または電子メールにて落札の旨を通
知する。この購入者は、自己の提示した最高価格（落札
価格）を任意の方法で支払うことにより、キャラクター
チームを利用する権利を得る。また、この時、当該キャ
ラクターチームに対して提示されているサポートアイデ
アを採用するか否かを決定し、採用する場合には追加の
料金を支払う。

【０１６３】（清算処理）購入者による支払い終了後、
清算処理部２０ｈの制御下において、清算処理が行われ
る。この清算処理のフローチャートを図１７に示す。こ
の処理では、まず、落札価格に対して所定係数を乗じる
ことによってデザイナーへの支払い金額が算出され（ス
テップＳ１７−１）、この支払い金額を用いて、デザイ
ナー情報ＤＢ１０の累計取得金額が更新される（ステッ
プＳ１７−２）。これによってデザイナーは、自己の創
作活動に対する対価を得ることができる。

【０１６４】また、落札されたキャラクターチームの株
を保有している投票者とその株数が、投票者情報ＤＢ１
１から呼び出される。そして、落札時の株価に対して投
票者の保有する株数と所定係数を乗じることによって、
当該投票者に与えられる商品券の枚数が決定される（ス
テップＳ１７−３）。そして、この商品券の枚数を用い
て、投票者情報ＤＢ１１の商品券数が更新される（ステ
ップＳ１７−４）。これにて清算処理が終了する。この
ような処理によって、投票者は、自己が投票したり、サ
ポートアイデアを出すことによって応援した活動の対価
を得ることができ、投票のインセンティブを高めること
ができる。

【０１６５】さて、これまで本発明の一実施の形態につ
いて説明したが、本発明は、この実施の形態に示した内
容に限定されることなく、上述の特許請求の範囲に記載
した技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実
施されてよいものである。例えば、投票結果の全部また
は一部を、購入者にのみ閲覧可能としてもよく、この場
合には、購入者に対する課金処理を行うようにしてもよ
い。また、この場合には、通常の投票結果（累計得票数
および順位）を表示する画面と、投票結果分析用画面と
で、異なる料金設定にすることができる。

【０１６６】また、キャラクターの投票を複数の区分に
分割して行うこともでき、例えば、単に全てのキャラク
ターを対象として人気投票等が行なわれる「総合投票」
と、「悪役向けのキャラクター」、「マスコット用キャ
ラクター」、「銀行向けキャラクター」等のカテゴリー
別に区分されたキャラクターを対象として人気投票等が
行われる「カテゴリー別投票」とを行うようにしてもよ
い。

【０１６７】また、購入者からのオーダー内容（希望す
るキャラクターに対するイメージや色、コンセプト等）
をサーバ装置に格納し、この内容をデザイナーのクライ
アント装置に送信可能としてもよい。この場合には、創
作活動を行う上での方向性をデザイナーに与えることが
できる。あるいは、上述のように投票結果分析処理部に
よって分析された各キャラクターの印象値をサーバ装置
に格納する一方、購入者が希望する各キャラクターの印
象値をサーバ装置に格納し、両者の一致検索を行うこと
によって、企業が希望するキャラクターを一層容易に検
索することができる。

【０１６８】また、サーバ装置１とクライアント装置２
を相互に接続するネットワークとしては、上述したイン
ターネット３以外にも任意のネットワークを利用するこ
とができる。例えば、限定されたエリア内でＬＡＮ、Ｗ
ＡＮあるいはパソコン通信網を用いて、実施の形態と同
様のシステムを構築することができる。この他、文書中
や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、数
値等については、特記する場合を除いて任意に変更する
ことができる。

【０１６９】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１、１２、
または、２３記載の本発明によれば、ネットワークを介
した投票という形態を利用して、キャラクターに対する
評価を多数の投票者から得ることができ、多数の第三者
からキャラクターの評価を容易かつ迅速に得ることがで
きる。

【０１７０】また、請求項２、１３、または、２４記載
の本発明によれば、キャラクターのみならず、ネーミン
グやコンセプトといった付随的なアイデアもサーバ装置
に格納され、包括的なデザインについての評価を受ける
ことができる。

【０１７１】また、請求項３、１４、または、２５記載
の本発明によれば、印象値を参照することによって各キ
ャラクターのイメージを客観的に把握することができる
ので、企業イメージに合ったキャラクターを選択等する
ことを、容易かつ的確に行うことができる。

【０１７２】また、請求項４、１５、または、２６記載
の本発明によれば、例えば、各投票者は、キャラクター
の価値を株という概念にて評価して利益を得ることがで
き、一層真剣な評価を行うことが期待されるので、評価
の信頼性を向上させることができる。

【０１７３】また、請求項５、１６、または、２７記載
の本発明によれば、投票者は人気の出そうなキャラクタ
ーを選択して投票したり、あるいは、自分が株を購入し
たキャラクターの評価を上げるためにサポートアイデア
を提供する等、投票者が本システムに参加することにつ
いてのインセンティブを向上させることができる。

【０１７４】また、請求項６、１７、または、２８記載
の本発明によれば、競売という、従来には存在しなかっ
たキャラクターの販売方法を採用することにより、キャ
ラクター販売の成約率の向上や販売利益の向上等を図る
ことができる。

【０１７５】また、請求項７、１８、または、２９記載
の本発明によれば、競売の最低落札価格が設定されるの
で、人気のあるキャラクターについては自動的に最低落
札価格が高額に設定される等、キャラクターの価値と連
動した価格で競売を行うことができ、適切な価格設定を
行うことができる。

【０１７６】また、請求項８、１９、または、３０記載
の本発明によれば、投票者のアイデアを反映しつつ投票
等が行われるので、投票者にとってはキャラクターに対
する愛着が自然に生じ、一層受け入れられ易いキャラク
ターを誕生させることができる。

【０１７７】また、請求項９、２０、または、３１記載
の本発明によれば、提出したサポートアイデアの数等に
応じて株購入ポイントが付与され、サポートアイデアを
出す程、株を購入することができる。したがって、投票
者がサポートアイデアを提出することについてのインセ
ンティブを一層向上させることができる。

【０１７８】また、請求項１０、２１、または、３２記
載の本発明によれば、購入者は、各キャラクターの印象
値の集計結果をクライアント装置を介して閲覧すること
ができ、自己のニーズに合致したキャラクターを容易に
探し出すことができる。

【０１７９】また、請求項１１、２２、または、３３記
載の本発明によれば、購入者は、投票を行った投票者の
属性を参照することで、各キャラクターを好む人の傾向
を容易に把握することができ、自己のニーズに合致した
キャラクターを容易に探し出すことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態にかかる本システム全体の
ブロック図である。

【図２】デザイナー情報ＤＢに格納される情報の構成例
を示す図である。

【図３】投票者情報ＤＢに格納される情報の構成例を示
す図である。

【図４】投票者属性情報ＤＢに格納される情報の構成例
を示す図である。

【図５】購入者情報ＤＢに格納される情報の構成例を示
す図である。

【図６】キャラクター情報ＤＢに格納される情報の構成
例を示す図である。

【図７】投票情報ＤＢに格納される情報の構成例を示す
図である。

【図８】株価情報ＤＢに格納される情報の構成例を示す
図である。

【図９】競売情報ＤＢに格納される情報の構成例を示す
図である。

【図１０】登録処理のフローチャートである。

【図１１】キャラクターチームの閲覧処理のフローチャ
ートである。

【図１２】投票処理のフローチャートである。

【図１３】株購入処理のフローチャートである。

【図１４】サポートアイデア登録処理のフローチャート
である。

【図１５】投票結果分析処理のフローチャートである。

【図１６】競売処理のフローチャートである。

【図１７】清算処理のフローチャートである。

【図１８】初期画面の表示例を示す図である。

【図１９】登録用画面の表示例を示す図である。

【図２０】登録用フォーム画面の表示例を示す図であ
る。

【図２１】キャラクターチーム閲覧画面の表示例を示す
図である。

【図２２】投票用画面の表示例を示す図である。

【図２３】株購入用画面の表示例を示す図である。

【図２４】サポートアイデア登録用画面の表示例を示す
図である。

【図２５】投票結果分析用画面の表示例を示す図であ
る。

【図２６】競売用画面の表示例を示す図である。

【符号の説明】１サーバ装置１０デザイナー情報ＤＢ１１投票者情報ＤＢ１２投票者属性情報ＤＢ１３購入者情報ＤＢ１４キャラクター情報ＤＢ１５投票情報ＤＢ１６株価情報ＤＢ１７競売情報ＤＢ１８Ｗｅｂページ情報ＤＢ１９通信制御ＩＦ２０制御部２０ａ登録処理部２０ｂ閲覧処理部２０ｃ投票処理部２０ｄ株購入処理部２０ｅサポートアイデア処理部２０ｆ投票結果分析処理部２０ｇ競売処理部２０ｈ清算処理部２クライアント装置２１制御部２２ＲＡＭ２３ＨＤ２４入力装置２５出力装置２６入出力制御ＩＦ２７通信制御ＩＦ３インターネット

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】サーバ装置にネットワークを介して接続
された複数のクライアント装置を用いて、キャラクター
に対する評価を行うキャラクター評価システムであっ
て、サーバ装置は、クライアント装置を介して提供されたキャラクター情報
を、当該サーバ装置に格納する登録処理手段と、当該サーバ装置に格納されたキャラクター情報を、クラ
イアント装置からの閲覧要求に応じて当該クライアント
装置に送信する閲覧処理手段と、クライアント装置から送信されたキャラクターに対する
投票情報を、当該サーバ装置に格納する投票処理手段
と、を備えることを特徴とするキャラクター評価システム。
【請求項２】上記キャラクター情報は、キャラクター
と、当該キャラクターに対するネーミングまたは当該キ
ャラクターに対するコンセプトとを、相互に組み合わせ
た情報を含んで構成されることを特徴とする請求項１に
記載のキャラクター評価システム。
【請求項３】上記投票情報は、キャラクターに対する
投票数と、各キャラクターが保有し得る複数種のイメー
ジについての印象値とを含んで構成されることを特徴と
する請求項１または２に記載のキャラクター評価システ
ム。
【請求項４】サーバ装置は、各キャラクターに対して仮想的に設定された株に対する
クライアント装置からの購入要求に応じて、当該株の購
入者および購入数を示す情報を当該サーバ装置に格納す
る株購入処理手段と、所定時に、当該サーバ装置に格納された株の購入者およ
び購入数を示す情報に基づいて、当該株の購入数に応じ
て当該株の購入者に与えられる利益を計算し、この利益
に関する情報を当該サーバ装置に格納する清算処理手段
と、を備えることを特徴とする請求項１〜３のいずれか一つ
に記載のキャラクター評価システム。
【請求項５】サーバ装置の投票処理手段は、当該サー
バ装置に格納された投票情報に基づいて、上記株の株価
を設定することを特徴とする請求項４に記載のキャラク
ター評価システム。
【請求項６】サーバ装置は、各キャラクターを競売す
るための競売情報を、クライアント装置からの閲覧要求
に応じて当該クライアント装置に送信し、クライアント
装置から送信された入札情報を、当該サーバ装置に格納
する競売処理手段を備えることを特徴とする請求項１〜
５のいずれか一つに記載のキャラクター評価システム。
【請求項７】サーバ装置の競売処理手段は、当該サー
バ装置に格納された投票情報に基づいて、各キャラクタ
ーを競売する際の最低落札価格を設定することを特徴と
する請求項６に記載のキャラクター評価システム。
【請求項８】サーバ装置は、クライアント装置から送
信されたキャラクターに対するサポートアイデアを、当
該サーバ装置に格納するサポートアイデア処理手段を備
え、サーバ装置の閲覧処理手段は、当該サーバ装置に格納さ
れたサポートアイデアを、クライアント装置からの閲覧
要求に応じて当該クライアント装置に送信すること、を特徴とする請求項１〜７のいずれか一つに記載のキャ
ラクター評価システム。
【請求項９】サーバ装置のサポートアイデア処理手段
は、投票者のクライアント装置からサポートアイデアが
提示された場合に、各キャラクターに対して仮想的に設
定された株を購入するための所定数の株購入ポイント
を、当該投票者の株購入ポイントとして当該サーバ装置
に格納することを特徴とする請求項８に記載のキャラク
ター評価システム。
【請求項１０】サーバ装置は、当該サーバ装置に格納
された各キャラクター毎の複数種のイメージの印象値を
相互に比較可能に集計し、この集計結果に関する情報
を、クライアント装置からの閲覧要求に応じて、当該ク
ライアント装置に送信する投票結果分析処理手段を備え
たことを特徴とする請求項１〜９のいずれか一つに記載
のキャラクター評価システム。
【請求項１１】サーバ装置は、当該サーバ装置に格納
された投票情報と、任意の方法にて取得された投票者の
属性情報とに基づいて、投票者の属性を各キャラクター
毎に集計し、この集計結果を、クライアント装置からの
閲覧要求に応じて、当該クライアント装置に送信する投
票結果分析処理手段を備えたことを特徴とする請求項１
〜１０のいずれか一つに記載のキャラクター評価システ
ム。
【請求項１２】サーバ装置にネットワークを介して接
続された複数のクライアント装置を用いて、キャラクタ
ーに対する評価を行うキャラクター評価方法であって、サーバ装置において、クライアント装置を介して提供されたキャラクター情報
を、当該サーバ装置に格納する登録処理手順と、当該サーバ装置に格納されたキャラクター情報を、クラ
イアント装置からの閲覧要求に応じて当該クライアント
装置に送信する閲覧処理手順と、クライアント装置から送信されたキャラクターに対する
投票情報を、当該サーバ装置に格納する投票処理手順
と、を順次行うことを特徴とするキャラクター評価方法。
【請求項１３】上記キャラクター情報は、キャラクタ
ーと、当該キャラクターに対するネーミングまたは当該
キャラクターに対するコンセプトとを、相互に組み合わ
せた情報を含んで構成されることを特徴とする請求項１
２に記載のキャラクター評価方法。
【請求項１４】上記投票情報は、キャラクターに対す
る投票数と、各キャラクターが保有し得る複数種のイメ
ージについての印象値とを含んで構成されることを特徴
とする請求項１２または１３に記載のキャラクター評価
方法。
【請求項１５】サーバ装置において、各キャラクター
に対して仮想的に設定された株に対するクライアント装
置からの購入要求に応じて、当該株の購入者および購入
数を示す情報を当該サーバ装置に格納する株購入処理手
順と、所定時に、サーバ装置に格納された株の購入者および購
入数を示す情報に基づいて、当該株の購入数に応じて当
該株の購入者に与えられる利益を計算し、この利益に関
する情報を当該サーバ装置に格納する清算処理手順と、を備えることを特徴とする請求項１２〜１４のいずれか
一つに記載のキャラクター評価方法。
【請求項１６】投票処理手順において、当該サーバ装
置に格納された投票情報に基づいて、上記株の株価を設
定することを特徴とする請求項１５に記載のキャラクタ
ー評価方法。
【請求項１７】サーバ装置において、各キャラクター
を競売するための競売情報を、クライアント装置からの
閲覧要求に応じて当該クライアント装置に送信し、クラ
イアント装置から送信された入札情報を、当該サーバ装
置に格納する競売処理手順を備えることを特徴とする請
求項１２〜１６のいずれか一つに記載のキャラクター評
価方法。
【請求項１８】競売処理手順において、当該サーバ装
置に格納された投票情報に基づいて、各キャラクターを
競売する際の最低落札価格を設定することを特徴とする
請求項１７に記載のキャラクター評価方法。
【請求項１９】サーバ装置において、クライアント装
置から送信されたキャラクターに対するサポートアイデ
アを、当該サーバ装置に格納するサポートアイデア処理
手順を備え、閲覧処理手順において、当該サーバ装置に格納されたサ
ポートアイデアを、クライアント装置からの閲覧要求に
応じて当該クライアント装置に送信すること、を特徴と
する請求項１２〜１８のいずれか一つに記載のキャラク
ター評価方法。
【請求項２０】サポートアイデア処理手順において、
投票者のクライアント装置からサポートアイデアが提示
された場合に、各キャラクターに対して仮想的に設定さ
れた株を購入するための所定数の株購入ポイントを、当
該投票者の株購入ポイントとして当該サーバ装置に格納
することを特徴とする請求項１９に記載のキャラクター
評価方法。
【請求項２１】サーバ装置において、当該サーバ装置
に格納された各キャラクター毎の複数種のイメージの印
象値を相互に比較可能に集計し、この集計結果に関する
情報を、クライアント装置からの閲覧要求に応じて、当
該クライアント装置に送信する投票結果分析処理手順を
備えたことを特徴とする請求項１２〜２０のいずれか一
つに記載のキャラクター評価方法。
【請求項２２】サーバ装置において、当該サーバ装置
に格納された投票情報と、任意の方法にて取得された投
票者の属性情報とに基づいて、投票者の属性を各キャラ
クター毎に集計し、この集計結果を、クライアント装置
からの閲覧要求に応じて、当該クライアント装置に送信
する投票結果分析処理手順を備えたことを特徴とする請
求項１２〜２１のいずれか一つに記載のキャラクター評
価方法。
【請求項２３】サーバ装置にネットワークを介して接
続された複数のクライアント装置を用いて、キャラクタ
ーに対する評価を行うためのプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、サーバ装置において、クライアント装置を介して提供されたキャラクター情報
を、当該サーバ装置に格納する登録処理手順と、当該サーバ装置に格納されたキャラクター情報を、クラ
イアント装置からの閲覧要求に応じて当該クライアント
装置に送信する閲覧処理手順と、クライアント装置から送信されたキャラクターに対する
投票情報を、当該サーバ装置に格納する投票処理手順
と、を順次実行するためのプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体。
【請求項２４】上記キャラクター情報は、キャラクタ
ーと、当該キャラクターに対するネーミングまたは当該
キャラクターに対するコンセプトとを、相互に組み合わ
せた情報を含んで構成されることを特徴とする請求項２
３に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項２５】上記投票情報は、キャラクターに対す
る投票数と、各キャラクターが保有し得る複数種のイメ
ージについての印象値とを含んで構成されることを特徴
とする請求項２３または２４に記載のコンピュータ読み
取り可能な記録媒体。
【請求項２６】サーバ装置において、各キャラクター
に対して仮想的に設定された株に対するクライアント装
置からの購入要求に応じて、当該株の購入者および購入
数を示す情報を当該サーバ装置に格納する株購入処理手
順と、所定時に、サーバ装置に格納された株の購入者および購
入数を示す情報に基づいて、当該株の購入数に応じて当
該株の購入者に与えられる利益を計算し、この利益に関
する情報を当該サーバ装置に格納する清算処理手順と、を備えることを特徴とする請求項２３〜２５のいずれか
一つに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項２７】投票処理手順において、当該サーバ装
置に格納された投票情報に基づいて、上記株の株価を設
定することを特徴とする請求項２６に記載のコンピュー
タ読み取り可能な記録媒体。
【請求項２８】サーバ装置において、各キャラクター
を競売するための競売情報を、クライアント装置からの
閲覧要求に応じて当該クライアント装置に送信し、クラ
イアント装置から送信された入札情報を、当該サーバ装
置に格納する競売処理手順を備えることを特徴とする請
求項２３〜２７のいずれか一つに記載のコンピュータ読
み取り可能な記録媒体。
【請求項２９】競売処理手順において、当該サーバ装
置に格納された投票情報に基づいて、各キャラクターを
競売する際の最低落札価格を設定することを特徴とする
請求項２８に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒
体。
【請求項３０】サーバ装置において、クライアント装
置から送信されたキャラクターに対するサポートアイデ
アを、当該サーバ装置に格納するサポートアイデア処理
手順を備え、閲覧処理手順において、当該サーバ装置に格納されたサ
ポートアイデアを、クライアント装置からの閲覧要求に
応じて当該クライアント装置に送信すること、を特徴とする請求項２３〜２９のいずれか一つに記載の
コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項３１】サポートアイデア処理手順において、
投票者のクライアント装置からサポートアイデアが提示
された場合に、各キャラクターに対して仮想的に設定さ
れた株を購入するための所定数の株購入ポイントを、当
該投票者の株購入ポイントとして当該サーバ装置に格納
することを特徴とする請求項３０に記載のコンピュータ
読み取り可能な記録媒体。
【請求項３２】サーバ装置において、当該サーバ装置
に格納された各キャラクター毎の複数種のイメージの印
象値を相互に比較可能に集計し、この集計結果に関する
情報を、クライアント装置からの閲覧要求に応じて、当
該クライアント装置に送信する投票結果分析処理手順を
備えたことを特徴とする請求項２３〜３１のいずれか一
つに記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項３３】サーバ装置において、当該サーバ装置
に格納された投票情報と、任意の方法にて取得された投
票者の属性情報とに基づいて、投票者の属性を各キャラ
クター毎に集計し、この集計結果を、クライアント装置
からの閲覧要求に応じて、当該クライアント装置に送信
する投票結果分析処理手順を備えたことを特徴とする請
求項２３〜３２のいずれか一つに記載のコンピュータ読
み取り可能な記録媒体。