JP2002251586A - ポイント管理システムおよびそのポイント管理システムの動作方法 - Google Patents

ポイント管理システムおよびそのポイント管理システムの動作方法

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JP2002251586A
JP2002251586A JP2001049634A JP2001049634A JP2002251586A JP 2002251586 A JP2002251586 A JP 2002251586A JP 2001049634 A JP2001049634 A JP 2001049634A JP 2001049634 A JP2001049634 A JP 2001049634A JP 2002251586 A JP2002251586 A JP 2002251586A
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Yasuhiro Mikami
康博 三上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがポイント取得を積極的に試みるよう
なインセンティブのあるポイントサービスを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 ポイント管理システムの処理手段23
は、変換元の第一のトレードポイントの銘柄とその変換
を希望する変換希望ポイント数及び変換先の第二のトレ
ードポイントの銘柄を受け付け、受け付けた情報及び第
一及び第二のトレードポイント間の変換レートを記憶す
るポイント変換レート記憶領域21bから取得した変換
レートに基づき、第二のトレードポイントの変換応答ポ
イント数を算出し、第一及び第二のトレードポイントの
総数を記憶したユーザポイント記憶領域21aから変換
前の総数を取得して、変換希望ポイント数と変換応答ポ
イント数に基づき総数に対して加減算処理して、第一お
よび第二のトレードポイントの銘柄の総数を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの行為に応
じてポイントを付与するポイント管理システム等に係
り、特に、ユーザのアンケート回答内容に応じてポイン
トを付与するポイント管理システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多様な事業者が顧客囲い込みを目
的として、購入商品などをPOS端末において処理する
場合に、顧客の購入額に応じて所定のポイントを付与
し、次回、顧客が別の商品を購入する際にそのポイント
に応じた割引を行ったり、所定ポイントに達した際に金
券と交換したりするポイントカードシステムを採用して
いた。すなわち、ポイントを発行した店舗に対して顧客
がリピーターとなるように意図したものである。そし
て、ポイントには有効期限を設けることにより、リピー
トを促進させる手法もよく用いられる。
【0003】上述したサービスから派生して、特開平1
0−171880号公報に開示された発明では、顧客の
購入に対してだけでなく、アンケートへの回答に対して
もポイントを付与するシステムとし、顧客からの需要情
報を取得できる構成を採用している。
【0004】また、特開平11−73457号公報に開
示された発明では、顧客へのアンケート手法として電子
メールを利用し、電子メールの回答に対してポイントを
加算する構成を採用する。同様に、特開平11−337
2号公報に開示された発明では、アンケートの回答につ
いてポイントを付与するシステム構成を採用しており、
また、自己の別システムのポイントを所定率で交換する
発想を開示する。
【0005】そして、特開2000−222475号公
報に開示された発明では、アンケートへの回答に対して
ポイントを付与する構成において、顧客が回答し難い質
問についてはより多くのポイントを付与する構成を採用
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、購入等に応じて得られるポイントとア
ンケート回答により得られるポイントは同じ性質のもの
であり、加えて、顧客であるユーザ間での譲渡またはト
レード(取引)が認められない。そのため、ポイントを
得たユーザは、ポイントによるサービスを受けるために
一定サイクルで購入等をしなければならないし、何らか
の形で取得したポイントを一定期間内に消費しなければ
ポイントサービスの実益を得られない。したがって、ユ
ーザの観点からするとサービスの提供は受けたいがため
にポイントサービスプログラムに縛られるような形にな
ってしまう。ユーザからすれば、本来ポイントに縛られ
ることなく、その都度、最善の財やサービスの提供を受
けたいと願うのは当然であり、ポイントサービスプログ
ラムの存在により、その最善の選択を断念するような事
態は避けたいと願うものである。
【0007】ゆえに、自らがよく利用するサービス以外
についてはポイントサービスが存在しても最終的には活
用することをあきらめ、ポイント取得に対する意欲が消
極的なものになってしまうことがあり、事業者が期待す
るポイント取得へのインセンティブ、ひいては事業者の
財やサービスへの関心を十分につなぎ止めることができ
ないという不都合があった。
【0008】また、サービスを提供する事業者側から見
れば、ポイントサービスプログラムに依存して売上を確
保している側面は否定できない。一方で、ユーザが本当
に望んでいるサービスを提供できているのか、それとも
ポイントサービスプログラムに拘束されたユーザが単に
顧客となっているのかという点は、今後の事業発展を考
える上で重大な関心事である。しかし、従前のポイント
サービスプログラムではユーザのニーズを把握すること
ができないという不都合があった。
【0009】そして、特開平10−171880号公
報、特開平11−3372号公報および特開平11−7
3457号公報に開示されたように、ユーザニーズの把
握のため、ユーザにアンケートを行い、そのアンケート
の回答に応じてポイントを付加するサービスを行ったと
しても、アンケート回答を得られるのは、価値があるポ
イントがアンケート回答により得られる場合だけであ
る。したがって、ユーザにとって魅力的でないポイント
が加算されるアンケートに対してまでユーザが回答する
ことを期待できない。このため、前述したようなポイン
ト取得に対するインセンティブが働かないという課題が
同様に生じ、ユーザが取得を希望しないポイントが得ら
れるアンケートに対する回答を取得するのが難しいとい
う不都合があった。
【0010】加えて、特開平11−3372号公報に開
示されたサービスポイントプログラムでは、参加する事
業者すべてに共通のポイントが用いられるものであり、
別システムのポイントとの交換は、通常のシステム単位
でユーザが自己のポイントの移動を行うものである。す
なわち、ユーザにとって多少の利便性はあるものの、ポ
イントの他者への移譲または譲渡は認めないシステムで
あるため、ユーザのポイント取得へのインセンティブは
各システムに参加する各事業者の提供サービスの改善に
よらざるを得ないが、そのためのアンケート回収には上
述した課題が依然として存在する。
【0011】
【発明の目的】本発明は、かかる従来技術の有する不都
合を改善し、特に、ユーザがポイント取得を積極的に試
みるようなインセンティブのあるポイントサービスを提
供することを目的とする。また、ユーザ側からみて自由
度の高いポイントサービスを提供するとともに、事業者
側からみてアンケートを媒体としたユーザニーズの的確
な把握を可能とするポイントサービスを提供することを
目的とする。
【0012】そして、取引価値のあるポイントを用いた
マーケットを提供できる新しいポイントサービスを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、情報の記憶手段、外部
装置との通信手段、およびこれら各手段の動作を制御す
る情報の処理手段を備え、記憶手段が、第一および第二
のトレードポイントを記憶するユーザポイント記憶領域
と、第一のトレードポイントと第二のトレードポイント
の変換レートを記憶するポイント変換レート記憶領域と
を備えたポイント管理システムを採用する。そして、そ
の処理手段は、通信手段を介して、少なくとも、変換元
となる第一のトレードポイントの銘柄とその変換を希望
する変換希望ポイント数、および変換先となる第二のト
レードポイントの銘柄を受け付けるステップ、受け付け
た第一および第二のトレードポイントの銘柄、変換希望
ポイント数およびポイント変換レート記憶領域から取得
した変換レートに基づき、第二のトレードポイントの変
換応答ポイント数を算出するステップ、取得した銘柄に
基づき、変換前の第一および第二のトレードポイントの
総数を、ユーザポイント記憶領域から取得するステッ
プ、を有する。また、取得した第一のトレードポイント
の総数に対し変換希望ポイント数に基づき減算処理し、
取得した第二のトレードポイントの総数に対し変換応答
ポイント数に基づき加算処理するステップ、これらの処
理結果に基づき、ユーザポイント記憶領域に格納され
た、第一および第二のトレードポイントの銘柄の総数を
更新するステップ、を有する。
【0014】ここで、「トレードポイント」とは、他の
ポイントとの間で取引が可能なポイントをいう。
【0015】「変換レート」とは、第一のトレードポイ
ントを第二のトレードポイントに変換する場合、変換元
となる第一のトレードポイントのポイント数が、変換先
となる第二のトレードポイントのポイント数のいくつと
変換されるのかを導出するための変換率を規定する指標
である。ただし、第一のトレードポイント1ポイントあ
たりいくつの第二のトレードポイントのポイント数と等
価なのかを直接的に規定する数値や比率のみに限られる
ものではなく、変換元となるポイントのポイント数と変
換先となるポイントのポイント数とにより変換率を特定
するものであってもよい。また、ポイント変換に際して
手数料のように変換対象から差し引く所定の料率を含む
ものであってもよい。
【0016】本発明によると、ユーザに付与されるポイ
ントを他のポイントに変換可能なトレードポイントとす
ることにより、ユーザが希望するポイントを入手しやす
くすることができ、これにより、ユーザのポイント取得
へのインセンティブをより高いものとすることができ
る。
【0017】また、請求項2に記載の発明では、請求項
1に記載のポイント管理システムにおいて、第一のトレ
ードポイントと第二のトレードポイントとの変換は、所
有者の異なるトレードポイント間で行われる交換により
実現されるものであって、処理手段は、さらに、ユーザ
ポイント記憶領域に格納された第一および第二のトレー
ドポイント数の更新前に第二のトレードポイントの所有
者から交換認証を受け付けるステップを有する。
【0018】ここで、「交換」とは、異なる価値のポイ
ントについて所有者間で取引することをいい、「認証」
とは所定の行為、ここでは交換であるが、これを正当な
ものであると所有者が認め、証明することをいう。
【0019】本発明によると、ポイント管理システムの
ユーザ間でのトレードポイント交換を認めるとともに、
交換に際して認証することにより、信頼性を備えた上で
流通性を高めることができ、より一層ユーザのポイント
取得へのインセンティブを効果的なものとできる。
【0020】また、請求項3に記載の発明では、請求項
1乃至請求項2に記載のポイント管理システムにおい
て、トレードポイントは、ユーザのアンケートへの回答
に応じて付与される回答ポイントを含むものとする構成
を採用する。そして、処理手段は、さらに、アンケート
に対するユーザの回答情報を外部装置から通信手段を介
して受信するステップと、受信した回答情報に基づき、
ユーザに付与する回答ポイントの付与ポイント数を決定
し、その付与ポイント数に応じてユーザポイント記憶領
域に記憶された回答ポイントを加算するステップと、を
有する。
【0021】本発明によると、アンケート回答に応じて
付与される回答ポイントをポイント管理システム内で流
動化させる構成を採用することにより、回答ポイント取
得へのインセンティブを強いものとでき、アンケートに
対するユーザの回答意欲が一段と増すことになる。
【0022】また、請求項4に記載の発明では、請求項
1に記載のポイント管理システムにおいて、第一のトレ
ードポイントは複数の事業者が発行する個別の事業者個
別ポイントであり、第二のトレードポイントは当該複数
の事業者に共通の事業者共通ポイントである構成を採用
する。
【0023】本発明によると、事業者に共通のポイント
と事業者に個別のポイントを設けることにより、一つの
システムで異なる価値のポイントサービスを提供でき
る。
【0024】また、請求項5に記載の発明では、請求項
1乃至請求項3に記載のポイント管理システムにおい
て、第一のトレードポイントは、第二のトレードポイン
トに変換できないフィックスポイントの一部に代えて当
該第一のトレードポイントとした。
【0025】本発明によると、変換先となる第二のトレ
ードポイントに変換できないフィックスポイントの一部
を変換元となり得る第一のトレードポイントとしたの
で、トレードポイントとは価値の異なるフィックスポイ
ントの取得に対するインセンティブも相乗的に高めるこ
とができる。
【0026】また、請求項6に記載の発明では、情報の
記憶手段、外部装置との通信手段、およびこれら各手段
の動作を制御する情報の処理手段を備え、記憶手段が、
ユーザが所有する第一および第二のトレードポイントを
記憶するユーザポイント記憶領域を備えたポイント管理
システムを採用する。そして、その処理手段は、通信手
段を介して、変換を希望するユーザが設定した変換元と
なる第一のトレードポイントの銘柄とその変換を希望す
る変換希望ポイント数、および変換先となる第二のトレ
ードポイントの銘柄を受け付けるステップ、通信手段を
介して、変換に応じるユーザが設定した前記第二のトレ
ードポイントの変換応答ポイント数を受け付けるステッ
プ、取得した銘柄に基づき、変換を希望するユーザが所
有する変換前の第一および第二のトレードポイントの総
数を、ユーザポイント記憶領域から取得するステップ、
取得した第一のトレードポイントの総数に対し変換希望
ポイント数に基づき減算処理し、取得した第二のトレー
ドポイントの総数に対し変換応答ポイント数に基づき加
算処理するステップ、それらの処理結果に基づき、ユー
ザポイント記憶領域に格納された、第一および第二のト
レードポイントの銘柄の総数を更新するステップ、を有
する。
【0027】本発明によると、トレードポイントの変換
に応じるユーザが変換応答ポイント数を設定するように
したので、トレードポイントの変換レートが変動するト
レードポイントのマーケットを提供することができ、よ
り一層ユーザのトレードポイント取得へのインセンティ
ブを強くすることができる。
【0028】また、請求項7に記載の発明では、情報の
記憶手段、外部装置との通信手段、およびこれら各手段
の動作を制御する情報の処理手段を備え、記憶手段が、
ユーザが所有する第一および第二のトレードポイントを
記憶するユーザポイント記憶領域と、変換元となる第一
のトレードポイントの変換希望ポイント数と変換先とな
る第二のトレードポイントの変換応答ポイント数とを記
憶する変換ポイント数記憶領域とを備えたポイント管理
システムを採用する。そして、その処理手段は、通信手
段を介して、変換元となる第一のトレードポイントの銘
柄と変換希望ポイント数、および変換先となる第二のト
レードポイントの銘柄を受け付けるステップ、受け付け
た変換希望ポイント数を変換ポイント数記憶領域に格納
するステップ、当該第二のトレードポイントを有する複
数のユーザが提示する変換応答ポイント数を受け付ける
ステップ、受け付けた複数の変換応答ポイント数を変換
ポイント数記憶領域に格納するステップ、受け付けた銘
柄に基づき、ユーザポイント記憶領域から第一および第
二のトレードポイントの総数を読み出すとともに、最も
高いポイント数の変換応答ポイント数と変換希望ポイン
ト数とを変換ポイント数記憶領域から読み出すステッ
プ、読み出した第一のトレードポイントの総数に対し読
み出した変換希望ポイントに基づき減算処理し、読み出
した第二のトレードポイントの総数に対し変換応答ポイ
ントに基づき加算処理するステップ、これらの処理結果
に基づき、ユーザポイント記憶領域に格納された、第一
および第二のトレードポイントの総数を更新するステッ
プ、を有する。
【0029】本発明によると、トレードポイントの変換
に応じるユーザを、複数の中から最も高い変換応答ポイ
ント数を設定したユーザにできるので、変換を希望した
ユーザにとって有利なトレードポイントの取引が可能と
なり、トレードポイントのマーケットをより取引性の強
いものとでき、ひいてはユーザのトレードポイント取得
への意欲を高めることができる。
【0030】以上により、前述した目的を達成しようと
するものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図6に基づいて説明する。
【0032】〔ポイント管理システムの構成〕
【0033】図1は本発明を適用したポイント管理シス
テムの構成を示すブロック図である。図1に示したポイ
ント管理システムでは、ポイント管理サーバ装置20、
ユーザ側端末装置30および事業者側サーバ装置40
を、インターネット等のネットワーク10を介して接続
する。なお、この図1では、便宜上、ネットワーク10
に接続されたポイント管理サーバ装置20、ユーザ側端
末装置30および事業者側サーバ装置40とを各々1つ
として示しているが、ポイント管理サーバ装置20、ユ
ーザ側端末装置30および事業者側サーバ装置40の数
は特に制約を受けるものではない。
【0034】ポイント管理サーバ装置20、ユーザ側端
末装置30および事業者側サーバ装置40を各々説明す
る。
【0035】ポイント管理システムの主要部をなすポイ
ント管理サーバ装置20は、情報の記憶手段21、外部
装置との通信手段22、およびこれら各手段の動作を制
御する情報の処理手段23を備える。
【0036】これをさらに詳述すると、ポイント管理サ
ーバ装置20の処理手段23は、例えばCPU等の演算
処理装置を含むものであり、記憶手段21へのデータの
記憶(格納)処理や記憶手段21からのデータ読み出し
(取得)処理、通信手段22へのデータの出力処理、ま
たは通信手段22からのデータの取得処理など、各種処
理を行う。なお、これらの処理は、例えば単一のCPU
により実行されるものであってもよいし、複数のCPU
による分散処理がなされるものであってもよい。
【0037】そして、記憶手段21は、例えばRAM、
ROM、HDD等のデータを格納することができる媒体
を備えるものである。特定の一の媒体に限られるもので
はなく、複数の媒体により構成されていてもよい。
【0038】また、記憶手段21は、第一および第二の
トレードポイントを記憶するユーザポイント記憶領域2
1aと、第一のトレードポイントと第二のトレードポイ
ントの変換レートを記憶するポイント変換レート記憶領
域21bとを備える。
【0039】ユーザポイント記憶領域21aは、少なく
ともユーザとそのユーザが所有するポイントの銘柄およ
びその銘柄のポイント数を関連付けて記憶する領域であ
る。そして、トレードポイント以外のポイントがユーザ
に付与される場合には、それらのポイントについての情
報もユーザポイント記憶領域21aに記憶される。
【0040】ここで、「トレードポイント」とは、他の
ポイントとの間で取引が可能なポイントをいう。そし
て、「第一のトレードポイント」とは、取引単位の異な
る2種類のポイントのうち変換元となるトレードポイン
トをいい、「第二のトレードポイント」とは取引単位の
異なる2種類のポイントのうち変換先となるトレードポ
イントをいう。
【0041】また、ポイント変換レート記憶領域21b
は、少なくとも取引単位の異なる2種類のポイント間で
の変換レートを記憶する領域である。ここで、「変換レ
ート」とは、第一のトレードポイントを第二のトレード
ポイントに変換する場合、変換元となる第一のトレード
ポイントのポイント数が、変換先となる第二のトレード
ポイントのポイント数のいくつと変換されるのかを導出
するための変換率を規定する指標である。
【0042】ただし、第一のトレードポイント1ポイン
トあたりいくつの第二のトレードポイントのポイント数
と等価なのかを直接的に規定する数値や比率のみに限ら
れるものではなく、変換元となるポイントのポイント数
と変換先となるポイントのポイント数とにより変換率を
特定するものであってもよい。なお、この変換率は固定
率に限られるものではなく、変動率としてもよい。ま
た、ポイント変換に際して手数料のように変換対象から
差し引く所定の料率を含むものであってもよい。
【0043】さらに、記憶手段21は、上述したユーザ
ポイント記憶領域21aとポイント変換レート記憶領域
21b以外に、ユーザ登録情報記憶領域21c、項目内
容対応関係記憶領域21dおよび回答ポイント設定情報
記憶領域21eを備える。
【0044】ユーザ登録情報記憶領域21cは、ポイン
ト管理サーバ装置20により提供されるポイント管理シ
ステムを利用することができるユーザの個人情報などを
記憶する領域である。例えば、ユーザの氏名、年齢、生
年月日、住所、TEL、メールアドレスやユーザに固有
のユーザ識別情報などを関連付けて記憶する。
【0045】これらの登録情報は、ネットワーク10を
介してユーザ側端末装置30からオンライン登録するな
どの形態によりポイント管理サーバ装置20へ送信され
る。このとき、処理手段23は、送信された登録情報を
通信手段22を介して受信し、受信した登録情報をユー
ザ登録情報記憶領域21cに記憶する。
【0046】なお、ユーザ側端末装置30から直接的に
ポイント管理サーバ装置20が登録情報を受け付ける構
成に限られるものではなく、ユーザ側端末装置30から
のオンライン登録または店頭における会員登録などによ
りユーザ登録情報を蓄積した事業者側サーバ装置40か
らポイント管理サーバ装置20が登録情報を受け付ける
構成としてもよい。
【0047】項目内容対応関係記憶領域21dは、ポイ
ント管理サーバ装置20において自動的にユーザへのア
ンケートを作成するための情報を記憶する領域であり、
事業者側サーバ装置40から取得するユーザの利用情報
の内容に応じたアンケート項目を決定するために、利用
情報とアンケート項目との対応関係を規定している。
【0048】回答ポイント設定情報記憶領域21eは、
アンケート項目に対する回答が何ポイント獲得すること
ができるかを設定した回答ポイント設定情報を記憶する
領域である。したがって、項目内容対応関係記憶領域2
1dに格納されたアンケート項目と関連づけて回答ポイ
ント設定情報が記憶される。回答ポイント設定情報の例
として、共通的なアンケート項目と事業者の商品展開に
対して参考となるアンケート項目では、後者のほうに重
みをつけた配分でポイントを取得できるように設定する
ことなどが挙げられる。
【0049】ここで、上述したユーザポイント記憶領域
21a、ポイント変換レート記憶領域21b、ユーザ登
録情報記憶領域21c、項目内容対応関係記憶領域21
dおよび回答ポイント設定情報記憶領域21eは、記憶
手段21の所定の領域に設けられるが、それぞれが独立
したファイルであってもよいし、データベースなどであ
ってもよい。
【0050】また、通信手段22は、ポイント管理サー
バ装置20をネットワーク10に接続し、このネットワ
ーク10を介してユーザ側端末装置30や事業者側サー
バ装置40などとの間でデータの送信処理および受信処
理を可能にするものであり、例えばルータなどが挙げら
れる。
【0051】なお、ポイント管理サーバ装置20は、W
WWサービスを提供するISP(Internet Service Pro
vider)などが提供するサーバ装置としての機能をさら
に備えるものであり、ポイント管理システムに参加する
事業者の宣伝用Webページ、各種情報提供Webペー
ジやポータルサイトなど、ネットワーク10を介してユ
ーザ側端末装置30等に提供するものである。
【0052】上述したサーバ装置としての機能を実現す
るために、ポイント管理サーバ装置20は、オペレーテ
ィングシステム(OS)やHTTPサーバ等のサーバソ
フトウェアを備え、処理手段23はそれらのソフトウェ
アを実行することによりサーバ機能を実現する。なお、
複数のポイント管理サーバ装置を備える構成のシステム
を用いた場合などには、前述したユーザポイント記憶領
域21a、ポイント変換レート記憶領域21bを各サー
バ装置に分散または提供する情報の種別に分けて設ける
構成としてもよい。
【0053】また、ユーザ側端末装置30は、情報の記
憶手段31、情報の表示手段32、外部装置との送受信
手段33、情報の入力手段34およびこれら各手段の動
作を制御する情報の端末処理手段35を備える。
【0054】より詳細には、ユーザ側端末装置30の端
末処理手段35は、例えばCPU等の演算処理装置を含
むものであり、記憶手段31へのデータの記憶処理や記
憶手段31からのデータ読み出し処理、送受信手段33
へのデータの出力処理や送受信手段33からのデータの
取得処理、CRTまたは液晶ディスプレイなどの表示手
段32への表示情報の出力・制御処理、入力手段34か
らの入力情報の取得処理など、各種処理を行う。なお、
これらの処理は、例えば単一のCPUにより実行される
ものであってもよいし、複数のCPUによる分散処理が
なされるものであってもよい。
【0055】また、記憶手段31は、例えばRAM、R
OM等のデータを格納することができる媒体を備えるも
のであり、複数の媒体により構成されていてもよいし、
着脱自在なメディアであってもよい。また、記憶手段3
1は、WWWサービスの提供を受けるためのWebペー
ジ閲覧用Webブラウザを実行するためのプログラムを
有する。そして、記憶手段31の所定の領域に、表示制
御情報記憶領域31aおよびアンケート回答情報記憶領
域31bが設けられる。
【0056】表示制御情報記憶領域31aは、HTML
ファイル形式などの表示制御情報を格納する領域であ
る。この表示制御情報に基づいて、上述したWebブラ
ウザの機能と協動して表示手段32に情報表示画面や情
報入力画面などが構成される。
【0057】アンケート回答情報記憶領域31bは、入
力手段34を介して端末処理手段35が受け付けたアン
ケート回答情報を格納する領域である。
【0058】送受信手段33は、例えばターミナルアダ
プタやモデムなどの通信装置を介してネットワーク10
にユーザ側端末装置30を接続させるシリアルポートな
どの入出力ポートであり、ポイント管理サーバ装置20
などとの間でデータの送信や受信を可能にするものであ
る。
【0059】入力手段34は、例えばキーボード、マウ
スやグライドポイントなどのポインティングデバイスな
どである。
【0060】なお、ユーザ側端末装置30は、いわゆる
デスクトップパソコンやノートパソコンに限られるもの
ではなく、PDA(携帯情報端末)などであってもよ
い。
【0061】そして、事業者側サーバ装置40は、情報
の記憶手段41、外部装置との通信手段42およびこれ
ら各手段の動作を制御する情報の処理手段43を備え
る。
【0062】より詳細には、事業者側サーバ装置40の
処理手段43は、例えばCPU等の演算処理装置を含む
ものであり、記憶手段41へのデータの記憶処理や記憶
手段41からのデータ読み出し処理、通信手段42への
データの出力処理や通信手段42からのデータの取得処
理など、各種処理を行う。なお、これらの処理は、例え
ば単一のCPUにより実行されるものであってもよい
し、複数のCPUによる分散処理がなされるものであっ
てもよい。
【0063】また、記憶手段41は、例えばRAM、R
OM等のデータを格納することができる媒体を備えるも
のである。特定の一の媒体に限られるものではなく、複
数の媒体により構成されていてもよい。この記憶手段4
1の所定の領域に利用情報記憶領域41aが設けられ
る。
【0064】利用情報記憶領域41aは、ユーザの利用
情報を記憶する領域であり、そのユーザが利用した加盟
店(場所)、サービスの内容、期間(日時)、金額等の
利用情報が格納される。
【0065】通信手段42は、事業者側サーバ装置40
をネットワーク10に接続し、このネットワーク10を
介してポイント管理サーバ装置20などとの間でデータ
の送信処理および受信処理を可能にするものであり、例
えばルータなどが挙げられる。
【0066】なお、事業者側サーバ装置40は、いわゆ
るPOSシステムなどを統括するサーバ装置など、事業
者の各店舗などにおけるユーザの利用状況を把握するこ
とができるホスト機能を備えるものである。他の例とし
ては、ユーザが利用した決済ネットワークのホストサー
バ装置から決済情報の提供を受けることなどが挙げられ
る。
【0067】なお、説明の容易のため「サーバ装置」と
いう表現を用いたものであり、事業者の各店舗を専用回
線でつないだLANなどのネットワークを統括するサー
バ装置に限られるものではなく、ユーザの利用情報をポ
イント管理サーバ装置20側へ送信可能な構成であれば
よい。例えば、単独店舗などの場合には、いわゆるデス
クトップパソコンなど、独立した端末装置とした構成を
採用してもよい。
【0068】図2は、図1に示したポイント管理システ
ムの具体的なネットワーク接続の一例を示す概略図であ
る。図2に示したように、複数の事業者側サーバ装置4
0a,40b,40cと複数のユーザ側端末装置30
d,30e,30fとをネットワーク10を介してポイ
ント管理サーバ装置20に接続する構成を採用する。こ
こで、以下の説明の容易のため、ポイント管理システム
に参加する複数の事業者は、事業者Aを航空会社である
A航空、事業者Bを小売り業者であるB百貨店、事業者
Cを旅行業者であるC旅行とする。それぞれ、事業者A
はサーバ装置40aにより、事業者Bはサーバ装置40
bにより、事業者Cはサーバ装置40cにより利用者た
るユーザの利用情報を管理する。
【0069】また、図2において、事業者の提供するサ
ービスを享受するユーザがネットワーク10を利用する
際に用いるユーザ側端末装置30d,30e,30f
は、ネットワーク10を介してポイント管理サーバ装置
20に接続される。ここで、各ユーザ側端末装置30
d,30e,30fは、ユーザの所有物に限られるもの
ではなく、単にユーザがネットワーク10を利用する際
に使用する端末装置であれば足りる。
【0070】〔ポイント管理システムの動作〕
【0071】以下、本発明にかかるポイント管理システ
ムの動作を中心に説明する。本実施形態では、ポイント
管理システムにより管理するトレードポイントをアンケ
ート回答に応じて得ることができるアンケート回答ポイ
ントとした。
【0072】〔アンケート回答ポイントの付与〕
【0073】まず、本実施形態の前提として、ユーザへ
のアンケート回答ポイントの付与にともなう処理につい
て図1乃至図4を用いて説明する。図3は、利用情報に
基づいたアンケートをユーザに提供するまでのアンケー
ト提供工程を示すフローチャートである。図4は、アン
ケート回答送信工程とアンケート回答ポイント付与工程
を示すフローチャートである。
【0074】最初に、ユーザの利用情報に基づきアンケ
ートを作成し、そのユーザにアンケートの回答を依頼す
るまでのアンケート作成・回答依頼工程について図1乃
至図3に基づき詳述する。
【0075】各事業者は、ユーザが事業者の提供するサ
ービスを利用した際に、不図示の各事業者のPOS端末
などのネットワーク端末にそのユーザが利用した加盟
店、サービスの内容、期間(日時)、金額等の利用情報
を蓄積する。これらの利用情報は、その端末からサーバ
装置40a,40b,40cに送信される。ここで、送
信された利用情報は、サーバ装置40の処理手段43に
よって、記憶手段41の利用情報記憶領域41aに格納
される(S1)。この利用情報記憶領域41aに格納さ
れる利用情報は、ユーザを識別するユーザ識別情報とそ
のユーザの利用情報とを関連付けて格納する構成を採
る。なお、ユーザ識別情報は、ユーザを特定できるよう
なユーザに固有の識別コードなどであればよく、シリア
ルナンバーなどに限られるものではない。例えば、メー
ルアドレスなどのユーザ固有の情報を用いて特定しても
よい。
【0076】サーバ装置40の処理手段43は、利用情
報記憶領域41aに格納されたユーザ識別情報と、対応
する利用情報とを関連付けてポイント管理サーバ装置2
0へ通信手段42を介して送信する(S2)。
【0077】ポイント管理サーバ装置20の処理手段2
3は、通信手段22を介して送信されたユーザ識別情報
および利用情報を受信する(S3)。そして、処理手段
23は、この利用情報の受信をトリガーとして、受信し
た利用情報に応じてアンケートを作成するステップへ移
行する。具体的には、ユーザがA航空を利用した場合に
は、利用の総合満足度、接客姿勢、サービス料金などに
ついて5段階や7段階の評価のいずれに該当するか、意
見や要望はないかなどについてのアンケートを作成す
る。なお、アンケートの自動作成のために、事業者側サ
ーバ装置40から送信されるユーザの利用情報は所定の
書式やフォーマットに統一する。
【0078】処理手段23は、ユーザに閲覧させるアン
ケート表示画面の作成を次のように行う。まず、利用情
報を解析し、記憶手段21の項目内容対応関係記憶領域
21dに格納された利用情報とアンケート項目との対応
関係情報にしたがってカスタマイズされたアンケート項
目を選定し、記憶手段21の所定の領域に格納する(S
4)。対応関係情報の例としては、利用情報が百貨店に
おける贈答品の利用を表す場合には贈答品の品揃え、値
段設定、贈答品売場における接客態度、配送などの項目
をアンケート質問項目とし、利用情報が福岡への旅行パ
ックの利用を表す場合には観光内容の満足度、宿泊先の
満足度、添乗員の対応、パック料金などの項目をアンケ
ート質問項目とするなどのアンケート内容を指示するも
のが挙げられる。
【0079】続いて、処理手段23は、項目内容対応関
係情報にしたがって抽出したアンケート項目に基づい
て、HTML(ハイパーテキスト記述言語)ファイル形
式のアンケート表示画面の表示制御情報を作成し、アン
ケート表示制御情報として記憶手段21の所定の領域に
格納する(S5)。これにより、格納されたアンケート
表示制御情報は、Webページとして機能し、ネットワ
ーク上でのURL(Uniform Resource Locator)などに
よるアドレスを備えるものとなる。ただし、ファイル形
式はHTMLファイル形式に限られるものではなく、X
ML形式やASP形式など、ユーザ側端末装置30の表
示手段32に表示される画面の表示制御を行う表示制御
情報であればよい。
【0080】なお、アンケート表示画面の構成として、
ユーザ側端末装置30の端末処理手段35が、表示手段
32にアンケート画面を構成したときに、アンケート項
目について回答した場合に回答ポイントがいくつもらえ
るのかを表示するように、表示制御情報に規定する。付
与される回答ポイントの表示は、回答ポイント設定情報
記憶領域21eに格納された回答ポイント設定情報を参
照することにより作成することが可能である。そして、
回答の入力を受け付けた場合に、ユーザの獲得予定ポイ
ント数もリアルタイムで表示する表示制御情報も備える
構成とする。
【0081】また、どのユーザに対して作成したアンケ
ートであるかというユーザ識別情報との対応について
も、処理手段23は記憶手段21の所定の領域に格納す
る。ここで、ポイント管理サーバ装置20で用いるユー
ザ識別情報と事業者側サーバ装置40で用いるユーザ識
別情報とは、データ管理を容易にするという観点からは
同一であることが望ましいが、これに限られるものでは
なく、両者が異なっていてもその対応関係が明らかであ
ればよい。
【0082】次に、処理手段23は、アンケート作成に
際し用いた利用情報を提供したユーザのユーザ識別情報
に基づき、ユーザ登録情報記憶領域21cに記憶された
ユーザ登録情報を参照してメールアドレスを取得し、ア
ドレスの送り先を特定する(S6)。
【0083】そして、処理手段23は、取得したメール
アドレスにしたがってユーザに対してサービス利用御礼
などの電子メールを通信手段22を介して送信するとと
もに、アンケートへの協力依頼およびアンケート表示制
御情報のアドレス情報もあわせてその電子メールに記載
することによりユーザに送信する(S7)。
【0084】送信されたアドレス情報等を含む電子メー
ルは、送信先のメールアドレスを管理する不図示のメー
ルサーバ装置により保管され、ユーザによるメールの閲
覧要求を受けた場合に、ユーザ宛の電子メールを送信す
る。
【0085】メールサーバ装置に対して電子メールの送
信要求をしたユーザ側端末装置30の端末処理手段35
は、ネットワーク10およびメールサーバ装置を介して
ポイント管理サーバ装置20が送信した電子メールを受
信することにより、アンケート表示制御情報のアドレス
情報を取得する(S8)。
【0086】以上が、アンケート作成・回答依頼工程で
ある。そして、アンケートの回答依頼を受けたユーザ
が、アンケート表示制御情報をユーザ側端末装置30の
表示手段32に展開するまでのアンケート表示工程は以
下のようになる。
【0087】ユーザ側端末装置30の端末処理手段35
は、Webブラウザなどの機能を用いて、通知されたア
ドレスに基づいたアンケート表示制御情報の送信要求
を、ポイント管理サーバ装置20へ送受信手段33を介
して送信する(S9)。
【0088】この送信要求を受けたポイント管理サーバ
装置20の処理手段23は、前述したHTMLファイル
形式のアンケート表示制御情報を記憶手段21のURL
で特定された領域から読み出す(S10)。ここで、ア
ンケート表示制御情報とユーザとの対応関係は、前述し
たように処理手段23がアンケート表示制御情報を格納
する際に記憶している。したがって、その記憶した対応
関係に基づき、処理手段23は送信要求をしたユーザを
特定する。なお、送信要求を送信したユーザの特定は、
これに限られるものではなく、送信要求の際にユーザ識
別情報を送信する構成を採用してもよい。
【0089】そして、処理手段23は、読み出したアン
ケート表示制御情報を通信手段22を介して送信要求を
したユーザ側端末装置30へ送信する(S11)。
【0090】ユーザ側端末装置30の端末処理手段35
は、送信されたアンケート表示制御情報を送受信手段3
3を介して受信し、受信したアンケート表示制御情報を
記憶手段31の表示制御情報記憶領域31aに格納する
(S12)。そして、端末処理手段35は、格納したア
ンケート表示制御情報を読み出し、読み出した表示制御
情報に基づいて表示手段32にアンケート画面を構成す
る(S13)。
【0091】以上が、アンケート表示工程である。続い
て、送信されたアンケートに対するアンケート回答をポ
イント管理サーバ装置20側へ送信するアンケート回答
送信工程およびアンケート回答ポイント付与工程につい
て図1、図2および図4に基づき説明する。
【0092】最初に、アンケート回答送信工程について
詳述する。
【0093】ユーザ側端末装置30の端末処理手段35
は、表示手段32に構成されたアンケート画面に対する
アンケート回答情報を入力手段34を介して受け付ける
(S14)。前述したように、アンケート質問事項が、
満足度などを7段階で評価してもらう場合には、数値情
報または2バイトの文字コードとして受け付けることに
なる。また、アンケートにユーザの自由回答欄がある場
合には、文字列などのテキスト情報として受け付ける。
受け付けたアンケート回答情報は、記憶手段31のアン
ケート回答情報記憶領域31bに格納される(S1
5)。
【0094】そして、端末処理手段35は、入力手段3
4を介して送信指示を受け付けた場合に、格納したアン
ケート回答情報を読み出し、送受信手段33を介してポ
イント管理サーバ装置20へ送信する(S16)。ここ
で、送信指示の受け付けは、端末処理手段35が、入力
手段34の操作により表示手段32に構成されたアンケ
ート画面に設けられたアンケート回答完了ボタンが選択
されたことを受け付けるなどの形態が採用される。
【0095】なお、アンケート回答情報がどのユーザの
ものであるかを識別させるために、アンケート回答情報
とともにユーザ識別番号もあわせて、端末処理手段35
は送受信手段33を介してポイント管理サーバ装置20
へ送信する。ただし、前述したアンケート表示工程と上
述したアンケート回答送信工程、およびポイント管理サ
ーバ装置20の処理手段23が通信手段22を介してア
ンケート回答情報を受信するステップ(S17)とが一
連のシーケンスで行われる場合には、ジョブ管理番号と
前述したアンケート表示制御情報とユーザ識別情報との
対応関係からユーザを間接的に特定する構成としてもよ
い。
【0096】続いて、アンケート回答情報を受け付けた
ポイント管理サーバ装置20がアンケート回答情報に応
じた回答ポイントをユーザに付与する回答ポイント付与
工程について詳述する。
【0097】ポイント管理サーバ装置20の処理手段2
3は、アンケートに対するユーザの回答情報を外部装置
であるユーザ側端末装置30から通信手段22を介して
受信するステップ(S17)と、受信した回答情報に基
づき、ユーザに付与する回答ポイントの付与ポイント数
を決定し(S21)、その付与ポイント数に応じてユー
ザポイント記憶領域21aに記憶された回答ポイントを
加算するステップ(S24)と、を有する。
【0098】より具体的には、処理手段23は、ユーザ
側端末装置30から送信されたアンケート回答情報を通
信手段22を介して受信し(S17)、受信したアンケ
ート回答情報を記憶手段21の所定の領域に格納する
(S18)。また、アンケート回答情報と関連付けられ
てユーザ識別情報もあわせて送信された場合には、アン
ケート回答情報とユーザ識別情報との対応関係について
もあわせて格納する。
【0099】そして、処理手段23は、格納したアンケ
ート回答情報が送信したアンケート情報に含まれるアン
ケート項目に対応した回答を備えるか否かを解析する
(S19)。また、処理手段23は、回答ポイント設定
情報記憶領域21eに格納された回答ポイント設定情報
を読み出し(S20)、読み出した回答ポイント設定情
報に基づき付与する回答ポイントを決定する(S2
1)。具体的には、回答ポイント設定情報が、1つのア
ンケート回答に対して回答ポイントを10ポイント付与
するように設定するものである場合には、処理手段23
は、アンケート回答情報に含まれるアンケート回答の数
を検出し、検出したアンケート回答の数が8であれば乗
算処理または累積加算処理を行いユーザに付与する回答
ポイントを80と算出する。
【0100】続いて、処理手段23は、対応するユーザ
の回答ポイントの総数を記憶手段21のユーザポイント
記憶領域21aから読み出す(S22)。読み出した回
答ポイントの総数に対して、処理手段23は算出したポ
イント数に基づき加算処理を行う(S23)。そしてそ
の処理結果に基づき、処理手段23は新しい回答ポイン
トの総数をユーザポイント記憶領域21aに書き込み、
ユーザポイント記憶領域21aの更新処理を完了する
(S24)。
【0101】以上がアンケート回答ポイントの付与にと
もなう処理である。なお、ユーザがアンケート回答ポイ
ントの即時変換を希望する場合などは、前述したアンケ
ート回答の送信指示に代えて、ポイント変更希望ボタン
などによる変換要求指示をユーザ側端末装置30からア
ンケート回答情報とともに送信する構成も採用し得る。
このような場合には、アンケート回答ポイントの付与処
理に引き続き、以下に説明するアンケート回答ポイント
を変換する工程へと自動的に移行することになる。
【0102】〔アンケート回答ポイントの変換〕
【0103】次に、トレードポイントであるアンケート
回答ポイントの変換にともなうポイント管理システムの
処理について図1、図2、図5および図6に基づいて説
明する。アンケート回答ポイントの変換の具体的な形態
としては、異なるユーザ間で回答ポイントの変換を行う
ポイント交換やユーザが自己の所有する回答ポイントを
他の回答ポイントに振り替えるユーザとサービス提供者
との間でのポイント変換などが挙げられる。
【0104】ここで、図5は、トレードポイントの変換
にともなう処理を示したフローチャートである。また、
図6は記憶手段21に格納される情報の構成図であり、
図6(a)はユーザポイント記憶領域21aに格納され
るユーザポイントの構成図であり、図6(b)はポイン
ト変換レート記憶領域21bに格納されるポイント変換
レートの構成図である。
【0105】図6(a)において、基本ポイントとは、
ユーザが事業者のサービス提供を受け、そのサービスに
対して支払った金額に応じて付与されるポイントであ
る。具体的には、事業者がA航空であれば飛行機の搭乗
距離(例えば、マイル数など)に応じてユーザに付与さ
れ、所定のポイントになると無料航空券がもらえるマイ
レージサービスのポイントや、事業者がC旅行であれば
所定の旅行企画についてオンライン決済を行った場合に
そのユーザのオンライン決済額に応じて付与され、所定
のポイントになると旅行券がもらえるポイントサービス
のポイントなどが挙げられる。
【0106】また、図6(a)において回答ポイントと
は、ユーザがアンケートに答えた場合に、その回答に対
する謝礼としてユーザに付与するポイントであり、前述
した取引可能なトレードポイントである。
【0107】ここで、基本ポイントと回答ポイントとの
関係は、事業者の提供する財・サービスを利用した場合
に受け取る基本ポイントに対し、アンケート回答の謝礼
として追加的に付与されるものではあるが、同じ事業者
のポイントサービスにおいては等価値なものである。例
えば、A航空では、基本ポイント25,000と回答ポ
イント800とを合わせた25,800ポイントがマイ
レージサービスの対象となる。ただし、他の事業者のポ
イントに変換できるのは回答ポイントに限られる。した
がって、基本ポイントは、トレードポイントである回答
ポイントに変換できないフィックスポイントであるとい
える。また、等価値ゆえ、フィックスポイントの一部に
代えて変換対象となるトレードポイントとしたものであ
るともいえる。
【0108】そして、図6(b)は、所有する回答ポイ
ント1ポイントを変換したときに得られる他の回答ポイ
ント(換算ポイント)を規定するものである。例えば、
B百貨店の回答ポイント1ポイントは、A航空の回答ポ
イント5ポイントの価値があるということになる。本実
施形態では、ポイント管理システムを運用するサービス
提供者側が変換レートを規定する。なお、この変換レー
トは必要に応じてサービス提供者により更新され得るも
のとする。
【0109】以下、トレードポイントであるアンケート
回答ポイントの変換にともなうポイント管理サーバ装置
20の動作を図5に基づいて説明する。
【0110】ポイント管理サーバ装置20の処理手段2
3は、通信手段22を介して、少なくとも、変換元とな
る第一のトレードポイントの銘柄とその変換を希望する
変換希望ポイント数、および変換先となる第二のトレー
ドポイントの銘柄を受け付けるステップ(S31〜S3
2)、受け付けた第一および第二のトレードポイントの
銘柄、変換希望ポイント数およびポイント変換レート記
憶領域21bから取得した変換レートに基づき、第二の
トレードポイントの変換応答ポイント数を算出するステ
ップ(S35)、取得した銘柄に基づき、変換前の第一
および第二のトレードポイントの総数を、ユーザポイン
ト記憶領域21aから取得するステップ(S37)、取
得した第一のトレードポイントの総数に対し変換希望ポ
イント数に基づき減算処理し、取得した第二のトレード
ポイントの総数に対し変換応答ポイント数に基づき加算
処理するステップ(S38)、そして、その処理結果に
基づき、ユーザポイント記憶領域21aに格納された、
第一および第二のトレードポイントの銘柄の総数を更新
するステップ(S39)、を有する。
【0111】より詳細にトレードポイントの変換にとも
なう処理を説明すると、前提として、ポイントの変換を
希望するユーザの操作するユーザ側端末装置30は、ポ
イント変換を希望する旨およびユーザ識別情報の通知を
ポイント管理サーバ装置20へ送信する。この通知を受
けて、最初に、ポイント管理サーバ装置20の処理手段
23は、ユーザ識別情報に基づいてポイントの変換を希
望するユーザを特定する(S30)。
【0112】また、処理手段23は、そのユーザが変換
を希望するトレードポイント、ここではアンケート回答
ポイントであるが、その銘柄を通信手段22を介して受
け付ける(S31)。受け付ける銘柄は、ユーザが変換
する対象とする変換元の回答ポイントの銘柄とユーザが
変換により獲得したい変換先の回答ポイントの銘柄の双
方である。具体的には、ユーザDが回答ポイント変換を
希望する旨を受け付け、加えてユーザDの所有するA航
空の回答ポイントを変換元のポイントとし、B百貨店の
回答ポイントにそれを変換する旨も受け付ける。すなわ
ち、変換元の銘柄はA航空であり、変換後の銘柄はB百
貨店という情報を処理手段23が受け付ける。
【0113】ただし、ユーザ特定の後に銘柄を特定する
シーケンスに限られるものではなく、少なくとも変換対
象となる回答ポイントを特定できればよいので、変換元
の銘柄がユーザの情報まで含む場合には銘柄を指定する
情報を受け付ければよい。
【0114】さらに、処理手段23は、ユーザが変換を
希望するトレードポイントのポイント数として変換希望
ポイント数を受け付ける(S32)。具体的には、ユー
ザDが所有するA航空の回答ポイントのすべてである8
00ポイントを変換希望ポイント数として受け付ける。
【0115】ここで、処理手段23は、変換の確実を期
すため、受け付けた変換希望ポイント数を満足するだけ
の回答ポイントをユーザが有しているか否かを判別する
(S33)。処理手段23は、ユーザポイント記憶領域
21aから変換を希望する変換元の銘柄に対応する回答
ポイント総数を取得し、記憶手段21の所定の領域に格
納する。そして、処理手段23は、格納した回答ポイン
ト総数を読み出し、変換希望ポイント数と比較し、次の
ように判断する。ユーザが所有する回答ポイント数が指
定した変換希望ポイント数に満たない場合には、再度変
換するトレードポイントを指定するステップに戻る(S
31)。満足する場合には次のステップへと移行する。
【0116】具体的には、ユーザDが交換希望ポイント
を800ポイントとする情報がユーザ側端末装置30か
ら送信され、この情報を受け付けた場合には、処理手段
23は、ユーザポイント記憶領域21aからユーザDの
A航空の回答ポイント総数が800ポイントであるとい
う数値情報を取得する。さらに、処理手段23は、この
総数800ポイントが変更希望ポイント数800ポイン
トという数値以上であることを検出し、条件を満たして
いるという判別を行う。これにより、次のステップを実
現するプログラムシーケンスへと移行する。
【0117】続いて、処理手段23は変換に応じるユー
ザを特定する(S34)。このユーザの特定はユーザ識
別情報などに基づいて行われる。変換に応じるユーザの
募集については、記憶手段21の所定の領域にポイント
変換を取り扱うWebページなどを開設し、一般公募す
る構成としてもよいし、ポイントサービスを提供するサ
ービス提供者が変換に応じる構成としてもよい。
【0118】一方、変換元の回答ポイントを有するユー
ザが変換により獲得することができる変換応答ポイント
数を把握する必要がある。この変換応答ポイント数は、
変換に応じるユーザが必要とするポイント数でもある。
処理手段23は、変換希望ポイント数を変換レートに基
づいて変換応答ポイント数に換算する(S35)。例え
ば、変換希望ポイント数が800ポイントである場合に
は、変換応答ポイント数は160ポイントとなる。
【0119】ここで、変換に際して、変換手数料として
取引対象となるトレードポイント数の何%かを差し引い
たり、一定の割合を発行者への還元をするという構成を
採用する場合には、その料率についても変換レートの一
部をなすものとして取り扱い、ポイント変換レート記憶
領域21bに記憶する。この場合でも、前述したよう
に、処理手段23は、変換希望ポイント数と変換レート
に基づいて変換応答ポイント数を算出する。
【0120】例えば、ポイント発行事業者への還元率が
20%であり、サービス提供者への変更手数料が5%で
ある場合には、変換希望ポイント数800ポイントに対
して20%の160ポイントがポイント発行事業者へ、
5%の40ポイントがサービス提供者へ振り分けられ、
残りの600ポイントが変換対象ポイント数となる。し
たがって、B百貨店の回答ポイントへ変換する場合に
は、変換応答ポイント数が120ポイントとなる。
【0121】ここで、処理手段23は、そのユーザが変
換に応じられるだけのポイント数である変換応答ポイン
ト数を有しているか否かを確認的に判別する(S3
6)。処理手段23は、ユーザポイント記憶領域21a
から変換への応答を希望するユーザが所有する変換先の
銘柄に対応する回答ポイント総数を取得し、記憶手段2
1の所定の領域に格納する。そして、処理手段23は、
格納した回答ポイント総数を読み出し、変換応答ポイン
ト数と比較し、次のように判断する。ユーザが所有する
回答ポイント数が指定した変換応答ポイント数に満たな
い場合には、再度変換に応じるユーザを受け付けるステ
ップに戻る(S34)。満足する場合には次のステップ
へと移行する。なお、ポイントサービス提供者が回収ポ
イントの変換に応じる場合には、この確認工程(S3
6)を設ける必要はない。
【0122】具体的には、処理手段23は、ユーザEか
らポイント変換に応じる旨の情報を受け付けたとする。
その場合、処理手段23は、ユーザポイント記憶領域2
1aからユーザEのB百貨店の回答ポイント総数が10
00であるという情報を取得する。そして、このときの
変換応答ポイント数が120ポイントとすると、ユーザ
Eが所有するB百貨店の回答ポイントの総数は1000
ポイントであるから、処理手段23は、ユーザEがユー
ザDの変換に応答するに足りると判別し、次の更新処理
工程(プログラム)へと移行する。
【0123】続いて、ユーザポイント記憶領域21aに
格納されたトレードポイントの更新処理を行う工程とな
る。ただし、ポイントサービスシステムを利用するユー
ザ間で回答ポイントの取引をする場合には、前述した変
換応答ポイント数確認工程(S36)の後、処理手段2
3は、第二のトレードポイントの所有者から交換認証を
受け付ける。この交換認証を受け付けることができなか
った場合には、回答ポイントを変換する取引は成立しな
かったものとなる。交換認証を受け付けるようにしたの
は、サービスポイントは金券的な価値を有するものであ
るから、その取引交渉の信頼性を向上させることが、ポ
イントサービスシステムをユーザに利用させるインセン
ティブとなるからである。
【0124】以下、トレードポイントの更新処理の工程
を図5に基づいて説明する。
【0125】まず、処理手段23は、ユーザポイント記
憶領域21aから変換を希望するユーザが所有する変換
元の銘柄の回答ポイント総数と変換先の銘柄の回答ポイ
ント総数を取得する(S37)。なお、第一のトレード
ポイントである変換元の回答ポイントの総数を、前述し
た変換希望ポイント数確認ステップ(S33)でユーザ
ポイント記憶領域21aから取得している場合には、所
定の領域を介して変換元の回答ポイント数を読み込むこ
とになる。具体的には、処理手段23は、ユーザDのA
航空の回答ポイント総数800ポイントとB百貨店の回
答ポイント総数600ポイントとを取得する。
【0126】そして、処理手段23は、取得した第一の
トレードポイントである変換元の回答ポイントの総数に
対し変換希望ポイント数に基づき減算処理する(S3
8)。具体的には、ユーザDが変換希望ポイントを80
0ポイントとしている場合には、A航空の回答ポイント
総数800ポイントから800ポイントを減算するの
で、減算処理結果は0ポイントとなる。
【0127】また、処理手段23は、取得した第二のト
レードポイントである変換先の回答ポイントの総数に対
し変換応答ポイント数に基づき加算処理する(S3
8)。具体的には、ユーザDの変換応答ポイントが12
0ポイントである場合には、B百貨店の回答ポイント総
数600ポイントに120ポイントを加算処理するの
で、加算処理結果は720ポイントとなる。
【0128】そして、上述した加減算処理に基づき、処
理手段23は、ユーザポイント記憶領域21aに格納さ
れた、変更を希望したユーザの変更元の銘柄の回答ポイ
ントの総数と変更先の回答ポイントの総数を更新する
(S39)。具体的には、ユーザDのA航空の回答ポイ
ント総数を0ポイントに置換し、B百貨店の回答ポイン
ト総数を720ポイントに置換する。
【0129】このようにしてユーザポイントの数値更新
処理の工程が完了する。
【0130】以上説明したように、ポイント管理サーバ
装置20が動作するので、トレードポイントを他のトレ
ードポイントに変換可能とすることにより、ユーザが希
望するポイントを入手しやすくすることができ、これに
より、ユーザのポイント取得へのインセンティブをより
高いものとすることができる。
【0131】また、ユーザの所有するポイントをすべて
基本ポイントとしないで、所有ポイントの一部を回答ポ
イントとするような、変換先となる第二のトレードポイ
ントに変換できないフィックスポイントの一部を変換元
となり得る第一のトレードポイントとした構成を採用す
ることにより、トレードポイントとは価値の異なるフィ
ックスポイントの取得に対するインセンティブも相乗的
に高めることができる。加えて、フィックスポイントは
各事業者毎に固有のポイントであることから、各事業者
の個性的なポイントサービスを可能にし、トレードポイ
ントのインセンティブとあいまってより一層ユーザのサ
ービス利用を促進することが可能である。
【0132】そして、アンケート回答に応じて付与され
る回答ポイントをポイントサービスシステム内で流動化
させる構成を採用することにより、回答ポイント取得へ
のインセンティブを強いものとでき、アンケートに対す
るユーザの回答意欲が一段と増すことになる。
【0133】なお、上述した例においては、ユーザDの
回収ポイント変換に応じたのはユーザEであったので、
処理手段23はユーザDのユーザポイント更新処理と同
様にユーザEの更新処理を行う。
【0134】具体的には、処理手段23は、変換応答ポ
イント数確認ステップ(S36)などで間接的に、また
は直接的にユーザポイント記憶領域21aから、変換に
応じたユーザEの第一のトレードポイントである変換元
の銘柄の回収ポイント総数と、第二のトレードポイント
である変換先の銘柄の回収ポイント総数を取得する。
【0135】そして処理手段23は、変換応答ポイント
数への換算処理(S35)における処理結果に基づい
て、回収ポイント総数に対して加減算処理を行う。すな
わち、前述した手数料等の差し引きがない場合には、変
換希望ポイント数と変換応答ポイント数に基づいて加減
算処理が行われる。一方、差し引きがある場合には、前
述の換算時(S35)に変換希望ポイント数とポイント
変換レートから導出された変換対象ポイント数と変換応
答ポイント数に基づいて加減算処理が行われる。
【0136】具体的には、処理手段23は、ユーザEの
A航空の回答ポイント総数500ポイントに対し、前述
した手数料等の25%が差し引かれる場合には、変換希
望ポイント数800ポイントではなく変換対象ポイント
数600ポイントに基づいて加算処理する。そして、処
理手段23は、ユーザEのB百貨店の回答ポイント総数
1000ポイントに対し、前述した手数料等の25%が
差し引かれる場合には、変換応答ポイント数120ポイ
ントに基づいて減算処理する。
【0137】そして、処理手段23は、ユーザEの回答
ポイントについて、ユーザポイント記憶領域21aに格
納されている回答ポイント総数の更新を行う。具体的に
は、前述の加減算処理も基づいて、ユーザEのA航空の
回答ポイント総数は1100ポイントに更新され、ユー
ザEのB百貨店の回答ポイント総数は880ポイントに
更新される。
【0138】ただし、ユーザがサービス提供者との間で
トレードポイントの変換を行う場合には、サービス提供
者側において上述したような変換に応じた側の更新処理
は行われない。
【0139】〔変形例〕
【0140】次に、本発明を従来のポイントサービスシ
ステムに適用した場合の変形例を図1乃至図5および図
7に基づき説明する。ここで、図7は、記憶手段21に
格納される情報の構成図であり、図7(a)は、本発明
の変形例である、ユーザポイント記憶領域21aに格納
されるユーザポイントの構成図であり、図7(b)は、
本発明の変形例である、ポイント変換レート記憶領域2
1bに格納されるポイント変換レートの構成図である。
【0141】本変形例においても、アンケートによるユ
ーザのサービスへの評価情報の回収を行う。そして、前
述した実施形態と同様に、ユーザの利用情報に基づき自
動的にアンケートが作成される。しかし、本変形例の項
目内容対応関係記憶領域21dには、業種別に相対評価
するための共通設問用項目や事業者が独自に取得したい
と考える情報を得るための事業者独自設問用項目などと
利用情報との対応関係が格納される点が異なる。
【0142】また、本変形例では、変換元とすることが
できない、すなわち変換先のトレードポイントを指定し
ても変換することができないフィックスポイントではあ
るが、変換先のトレードポイントとして指定することが
できるトレードポイントとしての性格も備えた事業者共
通ポイントと、変換元または変換先とできるトレードポ
イントとして事業者に固有のフェイバリットポイントと
を採用する点で前述の実施形態と異なる。
【0143】ここで、事業者共通ポイントとは、ユーザ
が事業者の異なるサービス提供を受け、そのサービスに
対して支払った金額に応じて付与されるポイントであ
る。例えば、ポイントサービス加盟店である事業者Hの
服飾店で洋服を購入したり、事業者Iの飲食店で食事を
したり、事業者Jのホテルに宿泊したりしたときに、そ
の金額に応じて利用したユーザに付与される共通のポイ
ントである。また、アンケートの共通設問セクションに
答えた場合に、その回答に対する謝礼としてユーザに付
与してもよい。
【0144】また、フェイバリットポイントとは、事業
者に固有のポイントであり、ユーザがアンケートの独自
設問セクションに答えた場合に、その回答に対する謝礼
としてユーザに付与するポイントであり、前述した取引
可能なトレードポイントである。
【0145】本変形例では、ユーザポイント記憶領域2
1aおよびポイント変換レート記憶領域21bに格納さ
れる情報は、図7に示した構成を採用する。また、回答
ポイント設定情報記憶領域21eに格納される回答ポイ
ント設定情報は、アンケート項目に応じて付与するポイ
ントを事業者共通ポイントにするかフェイバリットポイ
ントにするかを設定する。
【0146】以下、前述した実施形態と本変形例とにお
いて、ポイント管理システムが異なる動作を行う点を中
心に説明を行う。
【0147】本変形例では、前述したようにアンケート
の構成が異なる。図3に示したアンケート作成・依頼工
程において、処理手段23は、事業者側サーバ装置40
から送信された利用情報を受信し(S3)、受信した利
用情報を記憶手段21の所定の領域に格納し、格納した
利用情報と項目内容対応関係記憶領域21dを参照して
アンケート項目を選定し、選定した項目を記憶手段21
の所定の領域に格納する(S4)。このとき、項目内容
対応関係記憶領域21dには、前述したように業種別に
相対評価するための共通設問用項目や事業者が独自に取
得したいと考える情報を得るための事業者独自設問用項
目などと利用情報との対応関係が格納されているため、
ユーザへのアンケート項目は共通設問と事業者独自設問
を含むものとなる。
【0148】そして、処理手段23は、共通設問セクシ
ョン、事業者独自設問セクションおよびユーザの自由回
答セクションを備えるアンケートの表示制御情報を作成
し、記憶手段21の所定の領域に格納する(S5)。こ
こで、表示制御情報は、ユーザ側端末装置30の端末処
理手段35が、表示手段32にアンケート画面を構成し
たときに、アンケート画面でセクション毎に配点された
ポイントをリアルタイムに表示するとともに、回答の入
力を受け付けた場合には事業者共通ポイントやフェイバ
リットポイントの獲得予定ポイント数もリアルタイムに
表示する制御を実現するものである。なお、これ以降の
アンケート作成・依頼工程は前述した実施形態に準じる
ものとなる。
【0149】そして、図4に示した回答ポイント付与工
程において、処理手段23は、格納したアンケート回答
情報が送信したアンケート情報に含まれるアンケート項
目に対応した回答を備えるか否かを解析する(S1
9)。また、処理手段23は、回答ポイント設定情報記
憶領域21eに格納された回答ポイント設定情報を読み
出し(S20)、読み出した回答ポイント設定情報に基
づき付与する回答ポイントを決定する(S21)。ここ
で、付与される回答ポイントは、事業者共通ポイントと
フェイバリットポイントとなる。具体的には、処理手段
23は、共通設問セクションと自由回答セクションへの
回答情報を受け付けた場合には事業者共通ポイントを付
与し、事業者Hの設定した独自設問セクションへの回答
情報を受け付けたが事業者Iの設定した独自設問セクシ
ョンへの回答情報を受け付けなかった場合には事業者H
のフェイバリットポイントのみを付与する。
【0150】以上説明したように、ユーザが所有するユ
ーザポイントは、事業者共通ポイントと各事業者毎のフ
ェイバリットポイントとなる。ここで、フェイバリット
ポイント相互の変換やフェイバリットポイントから事業
者共通ポイントへの変換は、図5に示した手順に準じて
行われる。
【0151】そして、本変形例のポイント管理システム
では、事業者に共通のポイントと事業者に個別のポイン
トを設けることにより、一つのシステムで異なる価値の
ポイントサービスを提供できる。そして、業種の異なる
事業者のサービス利用に対しても共通のポイントを付与
することにより得られるサービス利用へのインセンティ
ブを、ポイント変換可能なトレードポイントであるフェ
イバリットポイントの導入により、より一層向上させる
ことができる。
【0152】〔トレードポイントを用いたマーケットの
提供〕
【0153】前述した実施形態および変形例では、ポイ
ント管理システムを運用するサービス提供者側が変換レ
ートを規定する構成を採用したが、この変換レートをト
レードポイントを取り引きするユーザが定める構成も採
用し得る。
【0154】また、前述したようにポイント変換レート
記憶領域21bに一定の料率を記憶させる構成を採用し
得る。これにより、トレードポイントの変換に際して、
一定の料率をかけたり、手数料を課すことが可能とな
る。
【0155】したがって、トレードポイントのマーケッ
トを提供することをポイント管理システムにより実現で
きる。以下、ポイント提供システムによるマーケットの
提供について説明する。ここで、マーケットの提供形態
としては、例えば、オークション方式やマーケットメー
ク方式が挙げられる。
【0156】オークション方式とは、トレードポイント
を所有する異なる2人のユーザ間でポイント交換を行う
ものである。このときは、取引を行うユーザが主体性を
発揮して交換の際の変換レートを規定することになる。
具体的には、あるユーザによって提示されたポイント交
換オファーに対し、取引を希望する他の複数のユーザが
入札形式でオファーに応じる旨を宣言する。そして、最
高交換レートを提示したユーザと取引が成立したとする
ものである。
【0157】一方、マーケットメーク方式とは、ポイン
トサービスシステムを提供するサービス提供者がトレー
ドポイントの買値と売値を定め、それにしたがって取引
を成立させるものである。具体的には、一定のリスクを
負って、交換希望ポイントの買い気配と売り気配を察
し、買値と売値を常に提示して取引を成立させるもので
ある。前述した実施形態において、サービス提供者が変
換レートを規定するものとしたが、そのような取引形態
がこのマーケットメーク方式となる。
【0158】いずれの方式でも、最初にトレードポイン
トを発行する事業者がユーザに付与するポイントの原資
相当額をサービス提供者に拠出する。そして、トレード
ポイントの変換レートは変動するものとなり、事業者の
ポイントの人気が高ければ変換レートが上昇する。この
ときユーザがポイント変換に際して一定の料率でポイン
トを事業者に還元する構成であれば、事業者は利益を得
ることになる。また、ユーザがポイント利用時にサービ
ス提供者から変換レートに応じて払い戻しを受ける構成
であれば、ユーザはより多くの割引を受けることができ
る。逆に、人気を集めることができなかった事業者は、
還元される原資も目減りし、ユーザが得られる割引も低
くなる。したがって、人気を獲得し変換レートを上げる
ためには、前述したようなアンケートによるユーザの動
向調査が重要となる。
【0159】以下、取引を行うユーザがトレードポイン
トの変換レートを規定するトレードポイントの取引にお
けるポイント管理システムの動作を図8に基づいて説明
する。ここで、図8は、ユーザが変換レートを提示する
ポイント変換にともなう処理を示すフローチャートであ
る。なお、ポイント管理システムの構成は図1および図
2に示した構成を採用する。
【0160】ポイント管理サーバ装置20の処理手段2
3は、まず、通信手段22を介して、変換を希望するユ
ーザが設定した変換元となる第一のトレードポイントの
銘柄とその変換を希望する変換希望ポイント数、および
変換先となる第二のトレードポイントの銘柄を受け付け
るステップ(S41)、通信手段22を介して、変換に
応じるユーザが設定した前記第二のトレードポイントの
変換応答ポイント数を受け付けるステップ(S43)、
取得した銘柄に基づき、変換を希望するユーザが所有す
る変換前の第一および第二のトレードポイントの総数
を、前記ユーザポイント記憶領域から取得するステップ
(S45)、取得した第一のトレードポイントの総数に
対し前記変換希望ポイント数に基づき減算処理し、取得
した第二のトレードポイントの総数に対し前記変換応答
ポイント数に基づき加算処理するステップ(S48)、
処理結果に基づき、前記ユーザポイント記憶領域に格納
された、前記第一および第二のトレードポイントの銘柄
の総数を更新するステップ(S49)、を有する。
【0161】より詳細には、処理手段23は、まず、通
信手段22を介して、ユーザ側端末装置30から送信さ
れた、変換を希望するユーザが設定した変換元となる第
一のトレードポイントの銘柄とその変換を希望する変換
希望ポイント数、および変換先となる第二のトレードポ
イントの銘柄などの取引情報を受け付ける(S41)。
例えば、変換を希望するユーザがユーザDとすると、処
理手段23は、ユーザ側端末装置30dから送信された
前述の取引に関係する取引情報を通信手段22を介して
受信する。
【0162】そして、処理手段23は、受け付けた第一
のトレードポイントの銘柄とその変換を希望する変換希
望ポイント数、および変換先となる第二のトレードポイ
ントの銘柄などの取引情報を記憶手段21の所定の領域
に格納する(S42)。
【0163】なお、ここで、格納した取引情報に基づ
き、トレードポイントの変換に応じるユーザを公募する
場合には、掲示手数料やトレードポイント発行事業者へ
の還元料などを交換希望ポイント数から差し引いた取引
対象ポイント数を提示する。より具体的には、処理手段
23は、格納した交換希望ポイント数を読み出し、さら
に記憶手段21のポイント変換レート記憶領域21bな
ど所定の領域に格納された取引料率(例えば、手数料
率、還元料率など)または一定の手数料ポイント数(料
率ではなく固定のポイント数を手数料としたもの)を読
み出す。続いて、処理手段23は、読み出した取引料率
等に基づいて、乗算処理または減算処理を行い、当該処
理結果に基づき取引対象ポイント数を取得し、記憶手段
21の所定の領域に格納する。そして、処理手段23
は、格納した取引対象ポイント数を、他の取引情報とと
もにWebサイトなどに提示する。
【0164】また、処理手段23は、通信手段22を介
して、変換に応じるユーザが設定した第二のトレードポ
イントの変換応答ポイント数を受け付ける(S43)。
例えば、変換に応じるユーザがユーザEとすると、処理
手段23は、ユーザ側端末装置30eから送信された変
換応答ポイント数を通信手段22を介して受信する。
【0165】そして、処理手段23は、受け付けた変換
応答ポイント数を記憶手段21のポイント変換レート記
憶領域21bなど、所定の領域に格納する(S44)。
【0166】続いて、処理手段23は、変換を希望する
ユーザ、例えばユーザDから受け付けた第一および第二
のトレードポイントの銘柄を記憶手段21の所定の領域
から読み出し、読み出した銘柄に基づき、変換を希望す
るユーザ、例えばユーザDが所有する変換前の第一およ
び第二のトレードポイントの総数をユーザポイント記憶
領域21aから取得する(S45)。
【0167】そして、処理手段23は、取得したトレー
ドポイントの総数を記憶手段21の所定の領域に格納す
る(S46)。なお、受け付けた銘柄が特定のユーザの
特定の銘柄を表すものでない場合には、変換を希望する
ユーザから取引に関係する情報を受け付ける際に、ユー
ザに固有のユーザ識別情報をあわせて受け付け、ユーザ
識別情報と銘柄とにより対応するトレードポイントの総
数を読み出し、格納する。これにより、変換取引対象と
なる第一および第二のトレードポイントを確実に特定す
る。また、このとき、処理手段23は、変換に応じるユ
ーザの所有する第一および第二のトレードポイントの総
数も、同様の手法によりユーザポイント記憶領域21a
から取得する。
【0168】そして、処理手段23は、変換を希望する
ユーザの第一のトレードポイントの総数が変換希望ポイ
ント数以上あるか、および変換に応じるユーザの第二の
トレードポイントの総数が変換応答ポイント数以上ある
かを判別する(S47)。そして、変換を希望するユー
ザが条件を満たさない場合には再度最初のステップ(S
41)からやり直しとなり、変換に応じるユーザが条件
を満たさない場合には、変換応答ポイントの受け付け
(S43)からやり直しとなる。なお、ポイント数のチ
ェックは、変換希望ポイント数、または変換応答ポイン
ト数を受け付けたときにそれぞれ別個に行う構成として
もよい。また、後述する加減算処理の際に同時に負の値
にならないかどうかをチェックする構成としてもよい。
【0169】そして、処理手段23は、記憶手段21の
所定の領域に格納した第一のトレードポイントの総数と
変換希望ポイント数とを読み出し、読み出した総数に対
し読み出した変換希望ポイント数に基づき減算処理する
(S48)。また、処理手段23は、記憶手段21の所
定の領域に格納した第二のトレードポイントの総数と変
換応答ポイント数とを読み出し、読み出した第二のトレ
ードポイントの総数に対し読み出した変換応答ポイント
数に基づき加算処理する(S48)。
【0170】続いて、処理手段23は、これらの加減算
処理結果を記憶手段21の所定の領域に格納し、格納し
た処理結果に基づき、ユーザポイント記憶領域21aに
格納された、第一および第二のトレードポイントの銘柄
の総数を更新する(S49)。
【0171】また、このとき、処理手段23は、変換に
応じるユーザの所有する第一および第二のトレードポイ
ントの総数についても、同様の手順で更新処理を行う。
この場合には、処理手段23は、記憶手段21の所定の
領域に格納された第一のトレードポイントの総数と変換
希望ポイント数とを読み出し、読み出した総数に対し読
み出した変換希望ポイント数に基づき加算処理する。こ
こで、前述したように手数料などトレードポイントの変
換に際し一定の料率をかけている場合には、変換希望ポ
イントに基づいて算出した取引対象ポイント数を記憶手
段21の所定の領域から読み出し、読み出した取引対象
ポイントに基づいて加算処理する。
【0172】また、処理手段23は、変更に応じるユー
ザについて、記憶手段21の所定の領域に格納された第
二のトレードポイントの総数と変換応答ポイント数とを
読み出し、読み出した第二のトレードポイントの総数に
対し読み出した変換応答ポイント数に基づき減算処理す
る。
【0173】そして、処理手段23は、これらの加減算
処理結果を記憶手段21の所定の領域に格納し、格納し
た処理結果に基づき、ユーザポイント記憶領域21aに
格納された、変更に応じるユーザの第一および第二のト
レードポイントの銘柄の総数を更新し、トレードポイン
トにともなうすべての取引処理を完了する。
【0174】以上説明したように、トレードポイントの
変換に応じるユーザが変換応答ポイント数を設定する構
成とすることにより、トレードポイントの変換レートが
変動するトレードポイントのマーケットを提供すること
ができ、より一層ユーザのトレードポイント取得へのイ
ンセンティブを強くすることができる。
【0175】〔オークション方式のマーケットの一実施
形態〕
【0176】次に、トレードポイントの取引を行うユー
ザがポイント変換レートを主導的に設定するマーケット
提供の他の一実施形態として、ユーザオークション方式
を採用した場合のポイント管理システムによるマーケッ
ト提供について図9に基づいて説明する。ここで、図9
は、オークション方式を用いたポイント変換にともなう
処理を示すフローチャートである。なお、ポイント管理
システムの構成は、図1および図2に示した構成を採用
する。
【0177】前提として、ポイント管理サーバ装置20
の記憶手段21は、ユーザによるオークションを行う際
に重要な、変換元となる第一のトレードポイントの変換
希望ポイント数と変換先となる第二のトレードポイント
の変換応答ポイント数とを記憶する変換ポイント数記憶
領域を備える。ただし、変換ポイント数記憶領域は、記
憶手段21の所定の領域に設けられるものであって、例
えば、ポイント変換レート記憶領域21bの一部を変換
ポイント数記憶領域とする。
【0178】また、事業者への還元率やサービス提供者
が取得する手数料率などの取引に関連して差し引かれる
取引料率をトレードポイントのオークションに課すこと
により、マーケット性を高める場合には、同様にポイン
ト変換レート記憶手段21bの一部にそれらの取引料率
を記憶する領域を備える。この場合には、トレードポイ
ントをユーザに付与するトレードポイント付与工程にお
いて、ポイント管理サーバ装置20の処理手段23は、
付与したトレードポイントのポイント数に基づき、ポイ
ント数を決定した際またはユーザポイントを更新した際
など所定のタイミングで、事業者に対して付与ポイント
の原資相当額の払い込みを要求する旨の通知を事業者側
サーバ装置40などの外部装置へ通信手段22を介して
送信する。
【0179】そして、本実施形態のポイント変換の前提
シーケンスとして、トレードポイントの変換を希望する
ユーザが操作するユーザ側端末装置30の端末処理手段
35は、変換を希望する(変換元となる)第一のトレー
ドポイントの銘柄と変更希望ポイント数、そして変換先
となる第二のトレードポイントの銘柄などの取引情報を
入力手段34を介して受け付け、記憶手段31の所定の
領域に格納する(S51)。そして、端末処理手段35
は、格納した取引情報を送受信手段33を介してポイン
ト管理サーバ装置20へ送信する(S52)。この後、
ポイント管理サーバ装置20側でポイント変換にともな
う処理が開始される。
【0180】上述した前提に基づき、マーケット運用時
のポイント変換にともなうポイント管理サーバ装置20
の動作を図9に基づいて説明する。
【0181】ポイント管理サーバ装置20の処理手段2
3は、通信手段22を介して、変換元となる第一のトレ
ードポイントの銘柄と変換希望ポイント数、および変換
先となる第二のトレードポイントの銘柄を受け付けるス
テップ(S53)、受け付けた変換希望ポイント数を変
換ポイント数記憶領域に格納するステップ(S54)、
第二のトレードポイントを有する複数のユーザが提示す
る変換応答ポイント数を受け付けるステップ(S5
7)、受け付けた複数の変換応答ポイント数を変換ポイ
ント数記憶領域に格納するステップ(S58)、受け付
けた銘柄に基づき、ユーザポイント記憶領域21aから
第一および第二のトレードポイントの総数を読み出す
(S59)とともに、最も高いポイント数の変換応答ポ
イント数と変換希望ポイント数とを変換ポイント数記憶
領域から読み出すステップ(S60)、読み出した第一
のトレードポイントの総数に対し読み出した変換希望ポ
イントに基づき減算処理し、読み出した第二のトレード
ポイントの総数に対し変換応答ポイントに基づき加算処
理するステップ(S61)、当該処理結果に基づき、ユ
ーザポイント記憶領域に格納された、第一および第二の
トレードポイントの総数を更新するステップ(S6
2)、を有する。
【0182】以下、ポイント管理サーバ装置20の動作
を図9に基づいて詳細に説明する。説明の容易のため、
トレードポイントをアンケート回答ポイントとし、本実
施形態のユーザポイント記憶領域21aには、図6
(a)に示したユーザポイントの情報が格納されている
ものとする。
【0183】ポイント管理サーバ装置20の処理手段2
3は、通信手段22を介して、変換元となる第一のトレ
ードポイントの銘柄と変換希望ポイント数、および変換
先となる第二のトレードポイントの銘柄を受け付ける
(S53)。具体的には、処理手段23は、通信手段2
2を介して、ユーザDがC旅行の回答ポイント2,00
0ポイントをA航空の回答ポイントに変換したい旨の情
報を受け付ける。そして、受け付けた変換希望ポイント
数を記憶手段21の所定の領域に設けられた変換ポイン
ト数記憶領域に格納する(S54)。なお、銘柄の情報
がユーザが所有する固有の銘柄を指す情報でない場合に
は、ユーザに固有のユーザ識別情報も受け付ける。
【0184】ここで、前述した取引料率を課す場合に
は、処理手段23は、記憶手段21の所定の領域に格納
した変換希望ポイント数およびポイント変換レート記憶
領域21bなどの所定の記憶領域から取得した取引料率
に基づき、取引対象ポイント数を算出する。具体的に
は、処理手段23は、ポイント変換レート記憶領域21
bから、事業者Cへの還元率が35%、サービス提供者
への手数料率が5%である、すなわち取引料率が40%
であるという情報を取得し、取得した取引料率に基づき
交換希望ポイント数2,000ポイントのうちの60%
である1,200ポイントが取引対象ポイント数となる
ことを算出する。
【0185】そして、処理手段23は、変換希望ポイン
ト数、または前述した取引料率を課す場合には算出した
取引対象ポイント数をWebサイトなどのユーザマーケ
ットに提示する(S55)。この提示に基づき、他のユ
ーザが指定された銘柄への変換レートを提示し、変換レ
ートのオークションとなる(S56)。
【0186】オークションでは、所定の期間にわたり、
複数のユーザから提示を受けることになる。処理手段2
3は、第二のトレードポイントを有する複数のユーザが
提示する変換応答ポイント数を受け付け(S57)、受
け付けた複数の変換応答ポイント数を変換ポイント数記
憶領域に格納する(S58)。ここで、変換応答ポイン
ト数の指定にともない、変換に応じるユーザのユーザポ
イント記憶領域21aに格納されたユーザポイントを特
定するために、ユーザに固有のユーザ識別情報も受け付
ける。なお、キャンセル等があった場合には、そのユー
ザが提示した変換応答ポイント数を変換ポイント数記憶
領域から削除する。
【0187】続いて、処理手段23は、記憶手段21の
所定の領域から格納した銘柄を読み出し、読み出した銘
柄に基づき、ユーザポイント記憶領域21aから第一お
よび第二のトレードポイントの総数を読み出す(S5
9)。具体的には、処理手段23は、ユーザDのA航空
の回答ポイントの総数が800ポイントであり、C旅行
の回答ポイントの総数が20,000ポイントであると
いう情報を取得する。
【0188】また、処理手段23は、最も高いポイント
数の変換応答ポイント数と変換希望ポイント数とを変換
ポイント数記憶領域から読み出す(S60)。すなわ
ち、最も高い変換応答ポイントを設定したユーザの変換
応答ポイントを選択する。具体的には、ユーザEがC旅
行のトレードポイント1,200ポイントをA航空のト
レードポイント500ポイントと交換すると提示し、ユ
ーザFがC旅行のトレードポイント1,200ポイント
をA航空のトレードポイント700ポイントと交換する
と提示した場合には、処理手段23は、ユーザFの提示
した700ポイントを変換応答ポイントとして選択す
る。
【0189】そして、処理手段23は、読み出した第一
のトレードポイントの総数に対し読み出した変換希望ポ
イントに基づき減算処理し、読み出した第二のトレード
ポイントの総数に対し前記変換応答ポイントに基づき加
算処理する(S61)。具体的には、処理手段23は、
C旅行の回答ポイント20,000ポイントから変換希
望ポイント数の2,000ポイントを減算し、A航空の
800ポイントに対して選択された変換応答ポイント数
700ポイントを加算する。
【0190】最後に、処理手段23は、上述の処理結果
に基づき、ユーザポイント記憶領域21aに格納され
た、第一および第二のトレードポイントの銘柄の総数を
更新する(S62)。具体的には、処理手段23は、加
算処理結果であるA旅行の回答ポイント1,200ポイ
ントと減算処理結果であるC旅行18,000ポイント
とに基づき、ユーザDのユーザポイントをそれぞれ更新
する。
【0191】同様に、オークションでトレードポイント
変換取引を競り落としたユーザのユーザポイントについ
ても更新処理がなされる。変換に応じたユーザ側の更新
処理の場合には、処理手段23は、必要に応じてそのユ
ーザに対応するユーザ識別情報と所定の領域に格納され
ている第一のトレードポイントの銘柄に基づき、記憶手
段21の所定の領域に格納された第一のトレードポイン
トの総数と変換希望ポイント数とを読み出し、読み出し
た総数に対し読み出した変換希望ポイント数に基づき加
算処理する。ここで、前述したように手数料などトレー
ドポイントの変換に際し一定の料率をかけている場合に
は、変換希望ポイントに基づいて算出した取引対象ポイ
ント数を記憶手段21の所定の領域から読み出し、読み
出した取引対象ポイントに基づいて加算処理する。
【0192】また、処理手段23は、変更に応じるユー
ザについて、必要に応じてそのユーザに対応するユーザ
識別情報と所定の領域に格納されている第二のトレード
ポイントの銘柄に基づき、記憶手段21の所定の領域に
格納された第二のトレードポイントの総数と変換応答ポ
イント数とを読み出し、読み出した第二のトレードポイ
ントの総数に対し読み出した変換応答ポイント数に基づ
き減算処理する。
【0193】そして、処理手段23は、これらの加減算
処理結果を記憶手段21の所定の領域に格納し、格納し
た処理結果に基づき、ユーザポイント記憶領域21aに
格納された、変更に応じるユーザの第一および第二のト
レードポイントの銘柄の総数を更新し、オークションに
よるトレードポイントの変換にともなうすべての取引処
理を完了する。
【0194】ここで、事業者へ還元したトレードポイン
トを原資換算する場合には、取引で用いられた変換レー
トに基づいて換算される。なお、取引が成立した場合に
は、マーケットにおける取引の公正および安定を期すべ
く、成立した変換レートを公表する。
【0195】以上説明したように、トレードポイントの
変換に応じるユーザを、複数の中から最も高い変換応答
ポイント数を設定したユーザにできるので、変換を希望
したユーザにとって有利なトレードポイントの取引が可
能となり、トレードポイントのマーケットをより取引性
の強いものとでき、ひいてはユーザのトレードポイント
取得への意欲を高めることができる。
【0196】また、トレードポイントによるマーケット
を提供することにより、トレードポイント自体の取引価
値を高いものとできるので、ユーザのトレードポイント
取得へのインセンティブをより強いものとできる。
【0197】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、請求項1に記載の発明では、ユ
ーザに付与されるポイントを他のポイントに変換可能な
トレードポイントとすることにより、ユーザが希望する
ポイントを入手しやすくすることができ、これにより、
ユーザのポイント取得へのインセンティブをより高いも
のとすることができる。
【0198】また、請求項2に記載の発明では、ユーザ
間でのトレードポイント交換を認めるとともに、交換に
際して認証することにより、信頼性を備えた上で流通性
を高めることができ、より一層ユーザのポイント取得へ
のインセンティブを効果的なものとできる。
【0199】また、請求項3に記載の発明では、アンケ
ート回答に応じて付与される回答ポイントをポイントサ
ービスシステム内で流動化させることにより、回答ポイ
ント取得へのインセンティブを強いものとでき、アンケ
ートに対するユーザの回答意欲が一段と増すことにな
る。
【0200】また、請求項4に記載の発明では、事業者
に共通のポイントと事業者に個別のポイントを設けるこ
とにより、一つのシステムで異なる価値のポイントサー
ビスを提供できる。
【0201】また、請求項5に記載の発明では、変換先
となる第二のトレードポイントに変換できないフィック
スポイントの一部を変換元となり得る第一のトレードポ
イントとしたので、トレードポイントとは価値の異なる
フィックスポイントの取得に対するインセンティブも相
乗的に高めることができる。
【0202】また、請求項6に記載の発明では、トレー
ドポイントの変換に応じるユーザが変換応答ポイント数
を設定するようにしたので、トレードポイントの変換レ
ートが変動するトレードポイントのマーケットを提供す
ることができ、より一層ユーザのトレードポイント取得
へのインセンティブを強くすることができる。
【0203】また、請求項7に記載の発明では、トレー
ドポイントの変換に応じるユーザを、複数の中から最も
高い変換応答ポイント数を設定したユーザにできるの
で、変換を希望したユーザにとって有利なトレードポイ
ントの取引が可能となり、トレードポイントのマーケッ
トをより取引性の強いものとでき、ひいてはユーザのト
レードポイント取得への意欲を高めることができる。
【0204】以上のように、本発明は、従来にない優れ
たポイント管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したポイント管理システムの構成
を示すブロック図である。
【図2】図1に示したポイント管理システムの具体的な
ネットワーク接続の一例を示す概略図である。
【図3】利用情報に基づいたアンケートをユーザに提供
するまでのアンケート提供工程を示すフローチャートで
ある。
【図4】アンケート回答送信工程とアンケート回答ポイ
ント付与工程を示すフローチャートである。
【図5】トレードポイントを変換にともなう処理を示し
たフローチャートである。
【図6】ポイント管理サーバ装置の記憶手段に格納され
る情報の構成図であり、図6(a)はユーザポイント記
憶領域に格納されるユーザポイントの構成図であり、図
6(b)はポイント変換レート記憶領域に格納されるポ
イント変換レートの構成図である。
【図7】ポイント管理サーバ装置の記憶手段に格納され
る情報の構成図であり、図7(a)は、本発明の変形例
である、ユーザポイント記憶領域に格納されるユーザポ
イントの構成図であり、図7(b)は、本発明の変形例
である、ポイント変換レート記憶領域に格納されるポイ
ント変換レートの構成図である。
【図8】ユーザが変換レートを提示するポイント変換に
ともなう処理を示すフローチャートである。
【図9】オークション方式を用いたポイント変換にとも
なう処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ネットワーク 20 ポイント管理サーバ装置 21 記憶手段 21a ユーザポイント記憶領域 21b ポイント変換レート記憶領域 21c ユーザ登録情報記憶領域 21d 項目内容対応関係記憶領域 21e 回答ポイント設定情報記憶領域 22 通信手段 23 処理手段 30 ユーザ側端末装置 30d ユーザ側端末装置(ユーザD) 30e ユーザ側端末装置(ユーザE) 30f ユーザ側端末装置(ユーザF) 31 記憶手段 31a 表示制御情報記憶領域 31b アンケート回答情報記憶領域 32 表示手段 33 送受信手段 34 入力手段 35 端末処理手段 40 事業者側サーバ装置 40a サーバ装置(事業者A) 40b サーバ装置(事業者B) 40c サーバ装置(事業者C) 41 記憶手段 41a 利用情報記憶領域 42 通信手段 43 処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 324 G06F 17/60 324 330 330 17/40 310 17/40 310A G07G 1/12 321 G07G 1/12 321L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の記憶手段、外部装置との通信手
    段、およびこれら各手段の動作を制御する情報の処理手
    段を備え、 前記記憶手段が、第一および第二のトレードポイントを
    記憶するユーザポイント記憶領域と、第一のトレードポ
    イントと第二のトレードポイントの変換レートを記憶す
    るポイント変換レート記憶領域とを備えたポイント管理
    システムであって、 前記処理手段は、 a)前記通信手段を介して、少なくとも、変換元となる
    第一のトレードポイントの銘柄とその変換を希望する変
    換希望ポイント数、および変換先となる第二のトレード
    ポイントの銘柄を受け付けるステップ、 b)受け付けた第一および第二のトレードポイントの銘
    柄、変換希望ポイント数および前記ポイント変換レート
    記憶領域から取得した変換レートに基づき、第二のトレ
    ードポイントの変換応答ポイント数を算出するステッ
    プ、 c)取得した前記銘柄に基づき、変換前の第一および第
    二のトレードポイントの総数を、前記ユーザポイント記
    憶領域から取得するステップ、 d)取得した第一のトレードポイントの総数に対し前記
    変換希望ポイント数に基づき減算処理し、取得した第二
    のトレードポイントの総数に対し前記変換応答ポイント
    数に基づき加算処理するステップ、 e)当該処理結果に基づき、前記ユーザポイント記憶領
    域に格納された、前記第一および第二のトレードポイン
    トの銘柄の総数を更新するステップ、 を有することを特徴とするポイント管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のポイント管理システム
    において、 前記第一のトレードポイントと前記第二のトレードポイ
    ントとの変換は、所有者の異なるトレードポイント間で
    行われる交換により実現されるものであって、 前記処理手段は、さらに、前記ユーザポイント記憶領域
    に格納された第一および第二のトレードポイント数の更
    新前に第二のトレードポイントの所有者から交換認証を
    受け付けるステップを有することを特徴とするポイント
    管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至請求項2に記載のポイント
    管理システムにおいて、前記トレードポイントは、ユー
    ザのアンケートへの回答に応じて付与される回答ポイン
    トを含むものであり、 前記処理手段は、さらに、 アンケートに対するユーザの回答情報を前記外部装置か
    ら前記通信手段を介して受信するステップと、 受信した回答情報に基づき、ユーザに付与する回答ポイ
    ントの付与ポイント数を決定し、当該付与ポイント数に
    応じて前記ユーザポイント記憶領域に記憶された回答ポ
    イントを加算するステップと、 を有することを特徴とするポイント管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のポイント管理システム
    において、 前記第一のトレードポイントは複数の事業者が発行する
    個別の事業者個別ポイントであり、前記第二のトレード
    ポイントは当該複数の事業者に共通の事業者共通ポイン
    トであることを特徴とするポイント管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3に記載のポイント
    管理システムにおいて、前記第一のトレードポイント
    は、前記第二のトレードポイントに変換できないフィッ
    クスポイントの一部に代えて当該第一のトレードポイン
    トとした、ことを特徴とするポイント管理システム。
  6. 【請求項6】 情報の記憶手段、外部装置との通信手
    段、およびこれら各手段の動作を制御する情報の処理手
    段を備え、 前記記憶手段が、ユーザが所有する第一および第二のト
    レードポイントを記憶するユーザポイント記憶領域を備
    えたポイント管理システムであって、 前記処理手段は、 a)前記通信手段を介して、変換を希望するユーザが設
    定した変換元となる第一のトレードポイントの銘柄とそ
    の変換を希望する変換希望ポイント数、および変換先と
    なる第二のトレードポイントの銘柄を受け付けるステッ
    プ、 b)前記通信手段を介して、変換に応じるユーザが設定
    した前記第二のトレードポイントの変換応答ポイント数
    を受け付けるステップ、 c)取得した前記銘柄に基づき、変換を希望するユーザ
    が所有する変換前の第一および第二のトレードポイント
    の総数を、前記ユーザポイント記憶領域から取得するス
    テップ、 d)取得した第一のトレードポイントの総数に対し前記
    変換希望ポイント数に基づき減算処理し、取得した第二
    のトレードポイントの総数に対し前記変換応答ポイント
    数に基づき加算処理するステップ、 e)当該処理結果に基づき、前記ユーザポイント記憶領
    域に格納された、前記第一および第二のトレードポイン
    トの銘柄の総数を更新するステップ、 を有することを特徴とするポイント管理システム。
  7. 【請求項7】 情報の記憶手段、外部装置との通信手
    段、およびこれら各手段の動作を制御する情報の処理手
    段を備え、 前記記憶手段が、ユーザが所有する第一および第二のト
    レードポイントを記憶するユーザポイント記憶領域と、
    変換元となる第一のトレードポイントの変換希望ポイン
    ト数と変換先となる第二のトレードポイントの変換応答
    ポイント数とを記憶する変換ポイント数記憶領域とを備
    えたポイント管理システムの動作方法であって、 前記処理手段は、 a)前記通信手段を介して、変換元となる前記第一のト
    レードポイントの銘柄と変換希望ポイント数、および変
    換先となる第二のトレードポイントの銘柄を受け付ける
    ステップ、 b)受け付けた変換希望ポイント数を前記変換ポイント
    数記憶領域に格納するステップ、 c)当該第二のトレードポイントを有する複数のユーザ
    が提示する変換応答ポイント数を受け付けるステップ、 d)受け付けた複数の変換応答ポイント数を前記変換ポ
    イント数記憶領域に格納するステップ、 e)前記受け付けた銘柄に基づき、前記ユーザポイント
    記憶領域から第一および第二のトレードポイントの総数
    を読み出すとともに、最も高いポイント数の変換応答ポ
    イント数と前記変換希望ポイント数とを前記変換ポイン
    ト数記憶領域から読み出すステップ、 f)読み出した第一のトレードポイントの総数に対し読
    み出した変換希望ポイントに基づき減算処理し、読み出
    した第二のトレードポイントの総数に対し前記変換応答
    ポイントに基づき加算処理するステップ、 g)当該処理結果に基づき、前記ユーザポイント記憶領
    域に格納された、前記第一および第二のトレードポイン
    トの総数を更新するステップ、 を有することを特徴とするポイント管理システムの動作
    方法。
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