JP2002083202A - 顧客紹介方法、顧客紹介システム、及び紹介報酬管理サーバ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客紹介システムにおいて、販売者の紹介報
酬の管理負担を低減する。 【解決手段】 代理店サーバ１４０を設け、販売者はそ
のサーバ１４０に紹介報酬管理を委託する。販売ウェブ
ページ１１２の紹介者として登録された者は、代理店サ
ーバから、そのページ１１２のＵＲＬとその紹介者のＩ
Ｄとを含んだ紹介リンクを受け取る。紹介者は自分の紹
介ウェブページ１０２にその紹介リンクを組み込む。顧
客が紹介ウェブページ１０２にアクセスしてその紹介リ
ンクをクリックすると、販売者サーバ１１０にその紹介
者のＩＤが伝達される。販売者サーバ１１０は、その顧
客が商品を購入すると、その購入額に応じて定めた紹介
報酬、その紹介者ＩＤ及び当該販売者のＩＤを代理店サ
ーバ１４０に送信する。代理店サーバ１４０は、その報
酬をその紹介者ＩＤ及び販売者ＩＤと関連付けて記録す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、電子商取引に関
し、特に電子商取引における顧客の紹介とその紹介報酬
の管理のための方法及びシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】インターネット上での電子商取引が盛ん
になるにつれて、インターネットの特性を利用した様々
な宣伝広告の方法が提案されている。

【０００３】その中の著名なものに、米国アマゾン・ド
ット・コム（Amazon.com）社による米国特許第６，０２
９，１４１号に示される方法がある。この方法は、アソ
シエイト（associate）システム又はアフィリエイト（a
ffiliate）システムとも呼ばれている。この方法では、
販売者が、自己の運営する販売者ウェブサイトを紹介す
る紹介者をＷＷＷ（World Wide Web）上で募り、その紹
介者の運営するウェブサイトにその商品ウェブサイトへ
のリンク情報を掲載してもらう。そして、このリンク情
報に、その紹介者に割り当てた紹介者ＩＤと、紹介する
商品のＩＤとを埋め込んでおく。顧客が、紹介者のウェ
ブサイトから取得したウェブページ上でそのリンク情報
をクリックし、販売者の販売者ウェブサイトにアクセス
すると、販売者ウェブサイトは、リンク情報の解析によ
り、その顧客がどの紹介者のウェブページを経由して販
売者ウェブサイトに到達したか、そのリンク元の紹介者
を特定することができる。販売者は、顧客が販売者ウェ
ブサイト上で商品を購入した場合、そのリンク元の紹介
者に対して所定の紹介報酬を計上することができる。

【０００４】この方法は、紹介報酬というインセンティ
ブにより多数の紹介者を得ることが期待できると共に、
紹介報酬が顧客の購入に応じた成功報酬となるため、販
売者は無駄な広告費（紹介報酬）を支払わずに済むとい
う利点がある。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ア
マゾン・ドット・コム社の手法は、紹介者の受け付け
や、各紹介者に対する紹介報酬の管理を、販売者が自ら
行わなければならないため、販売者にとって負担が大き
いという問題があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の課題に鑑みなされたものであり、紹介者の受け付け
や、各紹介者に対する紹介報酬の管理を販売者に代わっ
て行うシステム及び方法を提供することを目的とする。

【０００７】本発明のある態様では、販売ウェブページ
へのリンク情報を含んだ販売者からの申込みメッセージ
を受信し、その販売者に販売者ＩＤを付与して販売者デ
ータベースに登録する。また、販売者データベースに登
録された販売者の販売ウェブページを顧客に紹介する旨
の申込みメッセージを紹介者から受信し、その紹介者に
対して紹介者ＩＤを付与して紹介者データベースに登録
する。そして、前記紹介者が紹介を申し込んだ販売ウェ
ブページへのリンク情報とその紹介者に付与した紹介者
ＩＤとを含んだ紹介リンクを、当該紹介者のウェブペー
ジに組み込むためにその紹介者に対してオンラインで提
供する。また、販売者から、前記紹介者のウェブページ
の紹介リンクを介して当該販売者の販売ウェブページに
アクセスした顧客に関する紹介報酬情報と、その紹介リ
ンクに対応する紹介者ＩＤと、当該販売者の販売者ＩＤ
とを受信し、前記紹介報酬情報から求められる報酬ポイ
ントを、前記販売者ＩＤに対応づけて前記販売者データ
ベースに、前記紹介者ＩＤに対応づけて前記紹介者デー
タベースに、それぞれ記録する。

【０００８】別の態様では、販売ウェブページへのリン
ク情報を含んだ販売者からの申込みメッセージを受信
し、その販売者に販売者ＩＤを付与して販売者データベ
ースに登録する。また、販売者データベースに登録され
た販売者の販売ウェブページを顧客に紹介する旨の申込
みメッセージを紹介者から受信し、その紹介者に対して
紹介者ＩＤを付与して紹介者データベースに登録し、そ
の紹介者の紹介者ＩＤとその申し込み対象の販売ウェブ
ページの販売者ＩＤを含んだ電子クーポン券を作成し、
その電子クーポン券とその販売ウェブページへのリンク
情報を含んだクーポン配布ウェブページを作成し、その
配布ウェブページへのリンク情報をその紹介者に提供す
る。そして、販売者から、当該販売者の販売ウェブペー
ジにおいて前記電子クーポン券を用いて購入を行った顧
客に関する紹介報酬情報と、その電子クーポン券とを受
信し、前記紹介報酬情報から求められる報酬ポイント
を、前記電子クーポン券から抽出した前記販売者ＩＤに
対応づけて前記販売者データベースに、前記電子クーポ
ン券から抽出した前記紹介者ＩＤに対応づけて前記紹介
者データベースに、それぞれ記録する。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態（以下
実施形態という）について、図面に基づいて説明する。

【００１０】図１は、本発明に係る顧客紹介システムの
第１の実施形態の全体構成を示す図である。

【００１１】図１に示すように、この顧客紹介システム
は、インターネット１６０に接続された紹介者サーバ１
００、販売者サーバ１１０、顧客コンピュータ１３０、
及び代理店サーバ１４０から構成される。このシステム
と前述したアマゾン・ドット・コム社のシステムとの相
違点は、本発明に係るシステムには紹介報酬の管理を行
う代理店サーバ１４０が存在する点である。代理店サー
バ１４０は、販売者から依頼を受けてその販売者が紹介
者に支払う紹介報酬の管理業務を行う広告代理店のサー
バ装置である。なお、本明細書では、「顧客」とは、各
販売者からみた顧客を意味するものとする。

【００１２】販売者サーバ１１０は、販売者が商品やサ
ービスのオンライン販売のために運用しているサーバ装
置である。販売者サーバ１１０は、販売ウェブページ１
１２（当該販売者ウェブサイトのトップページや商品カ
タログのページなど）を保持すると共に、その販売ウェ
ブページ１１２を用いた顧客との間の取引のための処理
を実行する販売処理部１１４を備えている。

【００１３】紹介者サーバ１００は、ある販売者の販売
ウェブサイトや商品を紹介しようとするユーザ（すなわ
ち紹介者）のサーバ装置である。紹介者サーバ１００
は、紹介ウェブページ１０２を保持している。紹介ウェ
ブページ１０２は、紹介者の運営するウェブページであ
り、販売ウェブページ１１２へリンクしたバナー広告や
リンク表示（紹介リンクと呼ぶ）などを掲載している。
紹介ウェブページ１０２の本体コンテンツ自体には何等
の限定もなく、紹介者の個人の趣味のウェブページであ
ってもよいし、ある紹介者たる企業のホームページでも
よい。

【００１４】図１では簡単のため紹介者サーバ１００及
び販売者サーバ１１０をそれぞれ１つずつしか示してい
ないが、実際のシステムでは、１つの代理店サーバ１４
０が複数の販売者についての管理を行うことが一般的で
あり、紹介者サーバ１００及び販売者サーバ１１０はそ
れぞれ複数存在することが一般的である。

【００１５】代理店サーバ１４０は、紹介報酬管理を依
頼した各販売者についての情報を管理する販売者データ
ベース（ＤＢ）１５０と、応募した各紹介者についての
情報を管理する紹介者ＤＢ１５２を備える。また、代理
店サーバ１４０は、販売者からの報酬管理依頼をオンラ
インで受け付け販売者ＤＢ１５０に登録する販売者登録
システム１４２と、紹介者からの紹介申込みをオンライ
ンで受け付け紹介者ＤＢ１５２に登録する紹介者登録シ
ステム１４４を備える。更に代理店サーバ１４０は、紹
介ウェブページ１０２を介して販売ウェブページ１１２
にアクセスした顧客のアクションに応じ、当該販売者か
ら当該紹介者に支払う紹介報酬を各ＤＢ１５０，１５２
に記録する紹介報酬管理システム１４６を備える。ここ
で、紹介報酬の発生原因となる顧客アクションは、例え
ば販売ウェブページでの商品の購入や、販売ウェブペー
ジへの単なるアクセスなどがある。

【００１６】顧客は、自分のコンピュータ（顧客コンピ
ュータ１３０）のウェブブラウザ１３２により、様々な
ウェブページにアクセスする。顧客が、紹介ウェブペー
ジ１０２に示された紹介リンクを用いて販売ウェブペー
ジ１１２にアクセスし、そのページ１１２にて所定のア
クションを行うと、当該販売者から当該紹介者への紹介
報酬が発生する。代理店サーバ１４０は、この紹介報酬
の発生を検知し、販売者ＤＢ１５０及び紹介者ＤＢ１５
２にその紹介報酬を記録する。

【００１７】図２は、販売者が広告代理店に対して、紹
介報酬管理の申込みを行うためのシステム構成及びその
手順を示した図である。ここに図示したシステムは、図
１のシステムのサブシステムであり、図１に示した構成
要素と同一の構成要素には同一の符号を付す。この図２
では、各サーバが持つ機能要素のうち、この報酬管理の
申込みと、代理店側でのその受け付けのために必要なも
のを示す。

【００１８】広告代理店が運営する代理店サーバ１４０
は、販売者から紹介報酬管理の依頼を受け付けるための
ウェブページ（販売者登録ページ１４２ａ）を有し、イ
ンターネットを介した販売者のブラウザ１１６からの登
録ページ１４２ａの取得要求（Ａ）に応じてそのページ
１４２ａのデータを送信（Ｂ）するウェブサーバなど
（図示省略）を備える。販売者登録ページ１４２ａは、
ＣＧＩ（Common GatewayInterface）やＪａｖａなどを
用いてブラウザ１１６側の入力値を取得できるよう構成
されている。販売者登録ページ１４２ａは、販売者の名
前（法人名など）や住所・所在地、連絡先（担当者名や
電話番号、電子メールアドレスなど）などの販売者を特
定するための固有情報を入力する欄、紹介して欲しい販
売ウェブページ１１２のＵＲＬを入力する欄、紹介者の
ウェブページに表示してほしいリンク（例えばバナー形
式）の画像を指定する欄、などを含んでいる。

【００１９】報酬管理の依頼をしようとする販売者は、
ブラウザ１１６を用いて代理店サーバ１４０の販売者登
録ページ１４２ａにアクセスし、そのページ１４２ａに
必要な事項を記入し、そのページ１４２ａに表示された
「送信」ボタンをクリックすると、販売者が入力した登
録情報（Ｃ）が販売者登録システム１４２のウェブサー
バに対して送信される。ウェブサーバは、この登録情報
を受け取って、販売者ＤＢ登録プログラム１４２ｃに渡
す。

【００２０】販売者ＤＢ登録プログラム１４２ｃは、こ
の登録情報を受け取ると、まずこの販売者に対する一意
なＩＤ（販売者ＩＤ）の付与を、販売者ＩＤ付与プログ
ラム１４２ｂに行わせる。そして、この販売者ＩＤに対
応するエントリを販売者ＤＢ１５０に作成し、販売者か
ら受け取った情報をそのエントリに登録する。

【００２１】図３は、この販売者ＤＢ１５０で管理する
販売者のデータの一例を示す。この例では、報酬管理に
関係の深いデータ項目のみを示し、販売者ごとの連絡先
などの固有情報については表示を省略している。この図
に示すように、ＤＢ１５０では、各販売者ごとに、販売
者ＩＤ、販売者名（法人名など）、バナー広告の画像
（ここではファイル名を示すが、実体の画像データがこ
れに関連付けてＤＢ１５０に登録されていることは言う
までもない）、当該販売者の販売ウェブページ１１２の
ＵＲＬを保持し、管理している。また、図３の例では、
ＤＢ１５０は更に各販売者の「支払報酬累計」の情報も
販売者ＤＢ１５０にて管理している。この支払報酬累計
は、紹介者が当該販売者の販売ウェブページを紹介する
ことにより発生した紹介報酬ポイントの、ある所定の期
間ごと（週ごと、月ごとなど）の累計を示す。いずれか
の紹介者が当該販売者のページを紹介するごとに、その
紹介によって発生した紹介報酬が、この支払報酬累計値
に加算されることになる。代理店は、その期間の期末ご
とにその期間の報酬累計額を当該販売者に請求し、各紹
介者に対してその紹介の実績に応じて分配する。報酬累
計表示の単位は特に限定されない。例えば「円」などの
通貨単位でもよいし、もっと抽象化した「報酬ポイン
ト」などの単位でもよい。後者の場合、実際の請求の際
には、ポイントから通貨単位への換算を行えばよい。

【００２２】なお、図３の例では、支払報酬の期間累計
額を管理しているが、これは代理店が、紹介者への報酬
支払いの代行業務を行う上で最低限必要な情報であり、
この他に個別の紹介に対する報酬をＤＢ１５０に記録す
るようにもできる。この場合、紹介の日時や紹介者名、
その紹介に関する報酬ポイントなどを、個々の紹介ごと
に記録することになる。もちろん、代理店サーバ１４０
では、紹介が発生するごとに、紹介者、販売者、及び報
酬ポイント（及び日時など）を取得するので、それらの
情報をトランザクションデータとして蓄積しておき、そ
のトランザクションデータから個々の販売者の所定期間
の紹介に関する情報を抽出して提供できるようにしても
よい。

【００２３】また、以上では「紹介」に対する報酬とい
う説明をしたが、どのような場合を「紹介」と判断する
かには、いくつかの考え方がある。例えば、顧客が紹介
者のウェブページのリンクを介して販売ウェブページに
アクセスしただけで「紹介」と考えることもできるし、
その販売ウェブページで実際に商品を購入した場合に初
めて「紹介」があったと判断するという考え方もある。
前者は既存のクリック広告に近い考え方であり、後者は
成功報酬の考え方と言える。一般に、成功報酬の方が１
回の紹介に対する報酬ポイントが高い。本実施形態のシ
ステムは、これらいずれの方式にも対応できるように構
成しており、販売者の希望に応じていずれかの方式を用
いたり、あるいは両者を併用したりすることができる。

【００２４】さて、このように販売者ＤＢ１５０に新た
な販売者のエントリが作成され、必要なデータが登録さ
れると、次にこの販売者のウェブページ１１２に対する
紹介者を募るために、販売者情報ページ登録プログラム
１４２ｄにより、この販売者の情報を所定の販売者情報
ページ１４４ａに登録する。販売者情報ページ１４４ａ
は、販売者ＤＢ１５０に登録された各販売者の情報を、
一般ユーザに提供するウェブページであり、紹介者登録
システム１４４によって管理されている。ユーザは、こ
の販売者情報ページ１４４ａ上で、紹介したいと思う販
売者や商品などを見つけると、紹介者登録システム１４
４に対して、その販売者や商品に対する紹介者となる旨
の申込みを行う。そして、代理店側による所定の審査に
合格すると、そのユーザは、その販売者等に対する紹介
者となることができる。販売者情報ページ１４４ａは、
各販売者ごとに、その業務内容や取扱商品などについて
の説明、当該販売者の紹介報酬の算定基準（単なる広告
報酬か成功報酬かの別。１回の報酬ポイントや、成功報
酬の場合の売上げに対する報酬率など）、販売ウェブペ
ージ１１２のＵＲＬなどの情報を表示する、これらの情
報は、販売者からの管理依頼申込みの際に取得しておけ
ばよい。なお、販売者情報ページ１４４ａでは、ユーザ
（潜在紹介者）が自分の希望する販売者や商品を探しや
すくするために、各販売者の情報を階層的にいくつかの
カテゴリに分類しておくことも好適である。

【００２５】このように販売者の販売者ＤＢ１５０及び
販売者情報ページ１４４ａへの登録が完了すると、代理
店サーバ１４０にて当該販売者の紹介報酬の管理サービ
スが実行可能になる。なお、販売者登録システム１４２
は、ＤＢ１５０等の登録が完了した旨を報せる電子メー
ルなどにおいて、販売者に対してその販売者ＩＤ（Ｄ）
を報せるようにすることも好適である。ただし、販売者
ＩＤを販売者に対して明示的に通知することは、本実施
形態のシステムにとって必ずしも必須のことではない。

【００２６】次に、図４を参照して、ユーザが、希望の
商品等の紹介者になる旨の登録を行うためのシステムを
説明する。ここに図示したシステムは、図１のシステム
のサブシステムであり、図１に示した構成要素と同一の
構成要素には同一の符号を付す。この図４では、各サー
バの持つ各種の機能のうち、紹介者の登録のために必要
なもののみを表示する。

【００２７】代理店サーバ１４０の紹介者登録システム
１４４は、ユーザ（潜在紹介者）からの登録申込みを受
け付けるためのウェブページ（紹介者登録ページ１４４
ｂ）を有し、ユーザからの要求に応じてこのページのデ
ータを提供するウェブサーバ機能を備える。このページ
１４４ｂも、販売者登録ページ１４２ａと同様、ユーザ
からの登録情報の入力を受け付けるために、ＣＧＩやＪ
ａｖａなどの技術を利用している。紹介者登録ページ１
４４ｂは、氏名（個人名）や名称（法人名など）、住所
・所在地、連絡先（電話番号や電子メールアドレスな
ど）など、紹介者を特定するための固有情報を入力する
欄、その紹介者が紹介したい販売ウェブページを示す情
報（販売者ＩＤやＵＲＬなど）を入力する欄、紹介のた
めの紹介リンク（バナー広告など）を掲載することにな
る当該紹介者のウェブページ（すなわち紹介ウェブペー
ジ１０２）のＵＲＬを入力する欄、及び紹介報酬の受け
取り口座の口座番号の入力欄などを備えている。

【００２８】また、前述したように、紹介者登録システ
ム１４４には、販売者が紹介者を募集している販売者の
情報を提供する販売者情報ページ１４４ａを備えてい
る。申込者（潜在紹介者）は、この販売者情報ページ１
４４ａを閲覧して、どの販売ウェブページ１１２を紹介
するか、判断することができる。販売者情報ページ１４
４ａは紹介者登録ページ１４４ｂから参照できるように
してもよいし、この逆に販売者情報ページ１４４ａで申
込者が紹介しようと思う販売ウェブページ１１２を見つ
けると、その販売ウェブページ１１２の説明に対応づけ
て表示されたリンクをクリックして紹介者登録ページ１
４４ｂを呼び出せるようにしてもよい。後者の場合、ク
リック操作により申込者が紹介したいと希望している販
売ウェブページ１１２が分かるので、申込者に送信する
紹介者登録ページ１４４ｂには、そのページ１１２を表
す情報を紹介希望の販売ページの情報としてセットして
おくことができる。

【００２９】紹介者となることを希望する申込者が紹介
者サーバ１００上のブラウザ１０４から、紹介者登録ペ
ージ１４４ｂや販売者情報ページ１４４ａを要求する
（Ａ）と、それに応じて紹介者登録システム１４４がそ
れらページのデータをブラウザ１０４に返す（Ｂ）。申
込者は、受け取ったページを閲覧して自分が紹介しよう
とする販売ウェブページ１１２を決定し、登録ページ１
４４ｂに対して前述した各種の登録情報を入力した上で
紹介者登録システム１４４（ウェブサーバ機能）に対し
て送信する（Ｃ）。これを受けた紹介者登録システム１
４４では、紹介者ＤＢ登録プログラム１４４ｄが、その
申込者の情報を紹介者ＤＢ１５２に登録する。この登録
処理の際、まず紹介者ＩＤ付与プログラム１４４ｃによ
り、その申込者に対して一意な紹介者ＩＤを付与する。
そして、紹介者ＤＢ登録プログラム１４４ｄは、この紹
介者ＩＤに対応するエントリを紹介者ＤＢ１５２に作成
し、そこに申込者から受け取った前述の登録情報を登録
する。

【００３０】図５は、紹介者ＤＢ１５２で管理するデー
タの一例を示している。この例は、報酬管理に関係の深
いデータ項目のみを示しており、紹介者の名前や連絡先
などの情報は表示を省略している。この図に示すよう
に、紹介者ＤＢ１５２では、各紹介者ごとに、紹介者Ｉ
Ｄ、報酬振込先の口座番号、及び当該紹介者の所定期間
ごとの獲得紹介報酬の累計が管理されている。顧客が、
この紹介者の紹介ウェブページ１０２に掲載した紹介リ
ンクを介してある販売ウェブページ１１２にアクセス
し、そこで商品購入などの紹介報酬発生要件を満たすア
クションを行うと、それに応じて発生した紹介報酬のポ
イントが、その紹介者の獲得報酬累計値に加算される。
そして、前記所定期間ごとに、その期間の獲得報酬の累
計額が、代理店から、ＤＢ１５２に登録された当該紹介
者の口座番号宛に振り込まれることになる。なお、獲得
報酬の累計だけでなく、個々の紹介ごとの明細（日時、
販売者、報酬ポイントなど）をＤＢ１５２に記録した
り、あるいは代理店サーバ１４０のトランザクションデ
ータから抽出できるようにすることも可能である。

【００３１】さて、紹介者ＤＢ１５２への情報の登録が
終わると、紹介リンク通知プログラム１４４ｅが、その
申込者宛に紹介リンクの情報を送信する（Ｄ）。ここで
いう「紹介リンク」とは、紹介ウェブページ１０２に掲
載する紹介先販売ウェブページへのリンク情報のことで
ある。紹介リンクは、例えば、その申込者が紹介を希望
した販売ウェブページ１１２のＵＲＬに、パラメータと
して当該申込者に付与した紹介者ＩＤとその販売ウェブ
ページ１１２の販売者ＩＤとをパラメータとして組み込
んだものなどが考えられる。例えば、図６に示すよう
に、紹介者ＩＤと販売者ＩＤとのペアに対して一意な
「広告ＩＤ」を付与するようにすれば、この広告ＩＤを
販売ウェブページ１１２のＵＲＬに組み込むことによ
り、紹介リンクに対し紹介者ＩＤと販売者ＩＤの両方を
組み込むことができる。広告ＩＤを用いた場合、紹介者
ＩＤと販売者ＩＤがＨＴＭＬのソースコード上に直接現
れないため、不正行為に対する抑制効果が期待できる。
例えば、販売ウェブページ１１２のＵＲＬが“http://
a.com”であり、広告ＩＤが“123abc”であれば、紹介
リンクの記述は、“http://a.com/123abc/”となる。販
売者サーバ１１０のウェブサーバ機能は、このＵＲＬ記
述から広告ＩＤの部分を切り出す機能を備える。

【００３２】また、紹介リンク情報には、このような具
体的なリンクの記述の他に、そのリンクを表すバナー画
像の画像データを含むこともできる。

【００３３】紹介リンク通知プログラム１４４ｅは、広
告ＩＤをパラメータとして含む販売者ウェブページ１１
２へのリンク情報（ＵＲＬ）と、そのバナー画像データ
（もしあれば）を、例えば電子メールなどを用いて、申
込者宛に通知する。

【００３４】これを受けた申込者は、自分の紹介ウェブ
ページ１０２に、そのリンク情報やバナー画像を組み込
む。この一連の作業が終了すると、その紹介ウェブペー
ジ１０２に組み込んだ紹介リンクにより、顧客を販売ウ
ェブページ１１２に導くことができるようになり、この
時点で申込者は正式な紹介者として機能できるようにな
る。

【００３５】なお、以上の例では、申込みを行った者は
自動的に販売者又は紹介者として登録されるとして説明
したが、この申込み対して審査を行い、合格した者だけ
を登録するようにすることもできる。販売者の審査は基
本的に代理店が行えばよい。これに対し、紹介者の審査
は、その紹介者が紹介を希望している販売ウェブページ
１１２を運営する販売者も審査に関与できることが望ま
しい。このためには、代理店サーバ１４０は、紹介申込
みがあると、販売者に対してその申込をした潜在紹介者
の情報（例えば紹介ウェブページのＵＲＬ）を電子メー
ル等で通知し、販売者がその申込者を紹介者として認め
るかどうかの判断結果を待つようにする。

【００３６】以上の販売者登録及び紹介者登録により、
販売者と紹介者のペアができ、１つの顧客紹介のネット
ワークが完成する。

【００３７】次に、図７を参照して、本実施形態のシス
テムにおける販売者への顧客紹介とそれに伴う紹介報酬
に関する処理を説明する。

【００３８】まず、顧客は、自分のコンピュータ１３０
のウェブブラウザ１３２を用いたネットサーフィンにお
いて、紹介ウェブページ１０２に到達する。この場合ブ
ラウザ１３２からそのページ１０２を要求するメッセー
ジが発せられる（Ａ）。紹介者サーバ１００は、この要
求に応じて、紹介ウェブページ１０２のデータを顧客の
ブラウザ１３２に送信する（Ｂ）。ここで、その紹介ウ
ェブページ１０２には、ある特定の販売者の販売ウェブ
ページ１１２への紹介リンクの情報が組み込まれてい
る。顧客が、その紹介ウェブページ１０２を閲覧し、そ
の紹介リンクをクリックすると、ブラウザ１３２からは
販売ウェブページ１１２を要求するメッセージが発せら
れる（Ｃ）。なお、この要求メッセージは、前述した紹
介リンクの記述（すなわち販売ページ１１２のＵＲＬに
広告ＩＤをパラメータとして組み込んだもの）である。
これを受け取った販売者サーバ１１０は、要求された販
売ウェブページ１１２のデータを顧客のブラウザ１３２
に送信し（Ｄ）、そのページ１１２を介して顧客との間
で販売処理を実行する。

【００３９】図８は、販売者サーバ１１０の販売処理部
１１４におけるこの販売処理の手順の一例を示すフロー
チャートである。

【００４０】まず販売処理部１１４は、顧客ブラウザ１
３２からのページ要求メッセージ（すなわち紹介リンク
の記述）から広告ＩＤを抽出する（Ｓ１０）。この広告
ＩＤは、前述したように、紹介元の紹介ウェブページの
紹介者ＩＤと、当該販売ウェブページの販売者ＩＤと、
のペアに一意に対応する。次に、販売処理部１１４は、
当該顧客との間の取引処理のために、電子的なショッピ
ングカートを生成する（Ｓ１２）。ショッピングカート
方式による電子的な販売・購入処理の方法については周
知であるので、ここでは説明を省略する。次に、販売処
理部１１４は、顧客が要求した販売ウェブページ１１２
のデータを送信する（Ｓ１４）。このとき、販売処理部
１１４は、いわゆるｃｏｏｋｉｅ（クッキー）、又はＯ
ＰＳ（open profiling standard）規格に従った顧客個
人情報などを、販売ウェブページ１１２のデータと共に
顧客ブラウザ１３２に送ることにより、その顧客ブラウ
ザ１３２との間の取引処理の連続性を確保することがで
きる。

【００４１】さて、顧客は、送られてきた販売ウェブペ
ージ１１２にて、購入を希望する商品を選択してショッ
ピングカートに入れる等の操作を行う。販売処理部１１
４は、この顧客の操作に応じて、当該顧客のショッピン
グカートの情報を更新していく（Ｓ１６）。そして、顧
客が販売ウェブページにクレジットカード番号などの決
済方法を入力して購入の意思表示を行うと（Ｓ１８）、
販売処理部１１４は、その購入申込みを受け付け、クレ
ジット照会や商品発送の手配など、必要な処理を実行す
る。そして、販売処理部１１４は、この顧客の購入アク
ションに対する照会報酬情報を生成する（Ｓ２０）。前
述したように、単なるウェブページ１１２へのアクセス
だけで紹介報酬を発生させる場合もあるが、この手順で
は顧客の購入額に応じた成功報酬としての紹介報酬を採
用したケースを説明している。この時生成する紹介報酬
情報としては、実装に応じていくつかのものが考えられ
る。

【００４２】１つは、紹介者に与える報酬ポイント（報
酬額）そのものである。これは、販売者が自ら報酬額を
決定したいという意向の場合に有効である。この場合、
販売処理部１１４は、顧客の購入額に、予め設定されて
いる報酬率を乗じるなどの演算により、成功報酬として
の報酬ポイントを算出する。この方式では、販売者サー
バ１１０から代理店サーバ１４０には、紹介報酬情報と
して実際の報酬ポイントの情報しか渡されない。したが
って、顧客の購入額などの情報を営業秘密と考える販売
者にとっては、この方式が採用可能である。

【００４３】別の方式としては、顧客の購入額自体を紹
介報酬情報として代理店サーバ１４０に渡す方式が考え
られる。この方式では、代理店サーバ１４０に当該販売
者の報酬率が登録されており、代理店サーバ１４０がそ
の紹介報酬情報（すなわち購入額）にその報酬率を乗じ
ることにより、紹介者に与える報酬ポイントを計算す
る。この方式では、販売者サーバ１１０での紹介報酬に
関する処理が軽減できる。なお、この方式の場合、個々
の販売者の報酬率の情報は、代理店サーバ１４０の販売
者ＤＢ１５０に保持されることになる。図９に、報酬率
も管理する販売者ＤＢ１５０のデータ構造例を示す。

【００４４】更に別の方式としては、顧客の購入額によ
らず定額の報酬ポイントを紹介者に与える方式がある。
この方式では、紹介報酬情報として報酬ポイントや購入
額などの具体的な数値を用いる必要がなく、単に紹介報
酬が発生した旨を示すコード情報などを紹介報酬情報と
すればよい。この方式は、成功報酬方式の紹介報酬より
も、むしろ単なる販売ページへのアクセスに対する報酬
に馴染む方式と言える。なお、販売ウェブページ１１２
へのアクセスに対して紹介報酬を発生させる方式の場
合、販売者サーバ１１０から代理店サーバ１４０への紹
介発生通知は、顧客から紹介リンクを介してページ１１
２へアクセスがあった時点で行うことができる。

【００４５】紹介報酬情報を生成すると、次に販売処理
部１１４はこの紹介報酬情報と、Ｓ１０にて顧客のウェ
ブページ要求（すなわち紹介リンク記述）から抽出した
広告ＩＤとを含む紹介発生通知メッセージを代理店サー
バ１４０に送信する（Ｓ２２）。送信される広告ＩＤ
は、紹介者ＩＤと販売者ＩＤのペアと等価である。この
送信が終わると、顧客の購入アクションに対する販売処
理部１１４の一連の処理が完了する。

【００４６】代理店サーバ１４０では、この販売者サー
バ１１０からの紹介発生通知メッセージを受け取り、こ
のメッセージに従って、その紹介事象に該当する販売者
及び紹介者に対して報酬ポイントの記録を行う。この処
理を行うのが紹介報酬管理システム１４６である。図１
０を参照して、紹介報酬管理システム１４６の処理手順
を説明する。

【００４７】まず、紹介報酬管理システム１４６は、広
告ＩＤ及び紹介報酬情報を含むメッセージを受信すると
（Ｓ３０）、そのメッセージから広告ＩＤ及び紹介報酬
情報を抽出し、図６に示した対応表を参照してその広告
ＩＤに対応する紹介者ＩＤ及び販売者ＩＤを求める。更
に、紹介報酬管理システム１４６は、紹介報酬情報から
報酬ポイントを求める（Ｓ３２）。紹介報酬情報が報酬
ポイントそのものである構成の場合は、Ｓ３２では計算
処理は不要である。一方、紹介報酬情報に購入額を用い
る構成の場合、Ｓ３２では、広告ＩＤから求めた販売者
ＩＤから、販売者ＤＢ１５０に登録してある当該販売者
の報酬率を検索し、その購入額にその報酬率を乗じるこ
とにより、報酬ポイントを計算する。また、報酬が定
額、すなわち紹介報酬情報が紹介発生を表すコードであ
る構成の場合、Ｓ３２では、販売者ＤＢ１５０に登録さ
れている当該販売者の固定報酬ポイントを読み出す。そ
して、紹介報酬管理システム１４６は、Ｓ３２で求めた
報酬ポイントを、販売者ＤＢ１５０の該当販売者のエン
トリ、及び紹介者ＤＢ１５２の該当紹介者のエントリに
記録する（Ｓ３４）。この記録は、図３、図５に示した
支払報酬累計や獲得報酬累計にその報酬ポイントを加算
する処理でもよいし、その報酬ポイントを日時や紹介Ｉ
Ｄ、販売者ＩＤに対応づけて記録する処理でもよい。い
ずれにしても、所定の期日ごとに、各紹介者に支払う報
酬ポイントと各販売者に請求する報酬ポイントとが求め
られるような形で記録すればよい。

【００４８】このように、紹介報酬管理システム１４６
は、個々の紹介事象が発生するごとに、その紹介による
報酬ポイントを、紹介を行った紹介者の獲得ポイント、
紹介を受けた販売者の支払ポイントとして記録する。

【００４９】そして、代理店サーバ１４０は、所定の期
間ごとに、各紹介者に対して、その期間のその紹介者の
獲得報酬ポイントに対応する金額を口座振込や電子マネ
ーなどの手段で販売者に代わって支払う（Ｆ）。また代
理店サーバ１４０は、所定期間ごとに、各販売者に対し
て、その期間のその販売者の支払報酬ポイントに対応す
る金額を、その販売者に対して請求する（Ｇ）。販売者
からの支払報酬の受け取りは、口座引き落としや電子マ
ネー決済などの各種の電子決済方式を利用可能である。
このような代理店サーバ１４０の報酬支払い代行処理
は、販売者にとっては多数の紹介者に対する報酬を一括
して払い込めば済むという利点があり、紹介者にとって
も多数の販売者からの報酬を一括して受け取れるという
利点がある。

【００５０】以上説明したように、本実施形態のシステ
ムによれば、代理店サーバ１４０を設けたことにより、
販売者サーバ１１０で個々の紹介者の登録や報酬計算、
支払などの処理を管理する必要がなくなる。

【００５１】以上の例では、紹介ウェブページ１０２に
掲載する紹介リンクには、紹介者ＩＤと販売者ＩＤのペ
アに対応した広告ＩＤを用いたが、本実施形態の仕組み
が成立するには、紹介リンクには最低限紹介者ＩＤを一
意に導出できる情報（紹介者ＩＤ情報と呼ぶ）が含まれ
ていればよい。この場合、販売者サーバ１１０は、顧客
ブラウザ１３２から送られてきた紹介者リンクから紹介
者ＩＤ情報を抽出し、これを自分の販売者ＩＤ（登録時
に代理店サーバ１４０から通知を受けて記憶している）
と対応づけて代理店サーバ１４０に送ればよい。

【００５２】次に、図１１〜図１４を参照して、本発明
に係る第２の実施形態を説明する。

【００５３】図１１は、この第２の実施形態のシステム
の全体構成を示す図である。図１１において、図１に示
した第１実施形態の構成要素と同様の構成要素には、同
一の符号を付してその説明を省略する。

【００５４】第１の実施形態では、紹介者サーバ１００
の紹介ウェブページ１０２（図１）に、販売ウェブペー
ジ１１２のＵＲＬと当該紹介者のＩＤを含んだ紹介リン
クを掲載し、顧客が紹介リンクを選択すると、紹介者Ｉ
Ｄが販売者サーバ１１０に伝わるようになっていた。そ
れに対し、この第２の実施形態では、紹介者ＩＤの伝達
のために電子クーポン券を利用する。

【００５５】この実施形態では、代理店サーバ１４０
に、電子クーポン券を配布するためのクーポン管理シス
テム１４８を設ける。クーポン管理システム１４８は、
電子クーポン券の配布のためのクーポン配布ウェブペー
ジ１４９を保持する。このクーポン配布ウェブページ１
４９には、電子クーポン券のデータを顧客にダウンロー
ド可能にするための仕組みと、その電子クーポン券が利
用可能な販売ウェブページ１１２へのリンク情報（ＵＲ
Ｌ）が組み込まれている。電子クーポン券は、紹介者と
販売者のペアごとに作成される。すなわち、あるユーザ
がある販売者のウェブページ１１２の紹介者になる旨の
登録が代理店サーバ１４０になされると、その紹介者Ｉ
Ｄと販売者ＩＤのペアの情報を含んだ電子クーポン券が
代理店サーバ１４０にて作成される。なお、電子クーポ
ン券には、紹介者ＩＤと販売者ＩＤの値を直接組み込む
必要はなく、代理店サーバ１４０で紹介者ＩＤと販売者
ＩＤを求めることができる情報が組み込まれていればよ
い。例えば、各電子クーポン券に一意なクーポンＩＤを
付与してこのクーポンＩＤを電子クーポン券に組み込
み、代理店サーバ１４０には、クーポンＩＤと、紹介者
ＩＤ及び販売者ＩＤのペアとの対応関係を登録しておく
などの方式でもよい。電子クーポン券は、所定形式のフ
ァイルであってもよいし、ＩＤ情報等を表す文字列デー
タであってもよい。クーポン配布ウェブページ１４９に
は、電子クーポン券とそれに対応する販売ウェブページ
１１２へのリンクとが、相互に対応づけて表示される。
顧客は、このページ１４９上で電子クーポン券の表示を
クリックなどすることで、ブラウザ１３２にその電子ク
ーポン券をダウンロードできる。そして、そのクーポン
券に対応づけて表示されたリンクをクリックすること
で、その電子クーポン券が利用可能な販売ウェブページ
１１２に到達することができる。

【００５６】そして、紹介者サーバ１００の紹介ウェブ
ページ１０８には、販売ウェブページ１１２へのリンク
の代わりに、そのクーポン配布ウェブページ１４９への
紹介リンクを組み込む。

【００５７】クーポン配布ウェブページ１４９は、１つ
の電子クーポン券ごとに１ページ用意する。この場合、
紹介ウェブページ１０８に組み込む紹介リンクと電子ク
ーポン券とが１対１に対応し、結局その紹介リンクと紹
介先の販売ウェブページ１１２とが１対１に対応する。
したがって、紹介リンクに対して、当該販売ウェブペー
ジ１１２固有のバナー画像などを用いることができ、紹
介ウェブページ１０８上での宣伝効果が狙える。

【００５８】図１２は、第２実施形態における紹介者登
録処理を説明するための図である。図１２において図４
に示した第１実施形態の構成要素と同様の構成要素に
は、同一の符号を付してその説明を省略する。図１２と
図４とを比べれば分かるように、この第２実施形態の紹
介者登録システム１４４は、クーポンページ生成プログ
ラム１４４ｆが設けられている点と、紹介リンク通知プ
ログラム１４４ｇの処理動作とが第１実施形態と異な
る。

【００５９】クーポンページ生成プログラム１４４ｆ
は、紹介者ＤＢ登録プログラム１４４ｄにより紹介者が
紹介者ＤＢ１５２へ登録されると、その紹介者の紹介者
ＩＤと、その紹介者が紹介を希望した販売ウェブページ
１１２の販売者ＩＤとを含んだ電子クーポン券を作成す
る。そして、生成プログラム１４４ｆは、その電子クー
ポン券とその販売ウェブページ１１２のＵＲＬを表示し
たクーポン配布ウェブページ１４９（図１１参照）を作
成する。

【００６０】紹介リンク通知プログラム１４４ｇは、生
成されたクーポン配布ウェブページ１４９へのリンク情
報を、紹介リンク情報として紹介者に送信する。

【００６１】なお、代理店サーバ１４０への販売者の登
録について第１実施形態の場合と同じでよい。

【００６２】次に、図１３を参照して、第２実施形態に
おける顧客紹介及び紹介報酬に関する処理を説明する。

【００６３】顧客は、自分のコンピュータ１３０のウェ
ブブラウザ１３２を用いたネットサーフィンにおいて、
紹介ウェブページ１０２に到達する。この場合ブラウザ
１３２からそのページ１０２を要求するメッセージが発
せられる（Ａ）。紹介者サーバ１００は、この要求に応
じて、紹介ウェブページ１０２のデータを顧客のブラウ
ザ１３２に送信する（Ｂ）。ここで、その紹介ウェブペ
ージ１０２には、紹介者が紹介しようとする販売ウェブ
ページ１１２の電子クーポン券を組み込んだクーポン配
布ウェブページ１４９への紹介リンクの情報が組み込ま
れている。顧客が、その紹介ウェブページ１０２を閲覧
し、その紹介リンクをクリックすると、ブラウザ１３２
からはクーポン配布ウェブページ１４９を要求するメッ
セージが発せられる（Ｃ）。これを受け取った代理店サ
ーバ１４０は、要求されたウェブページ１４９のデータ
を顧客のブラウザ１３２に送信する（Ｄ）。これを受け
取った顧客は、そのウェブページ１４９上で電子クーポ
ン券をダウンロードすると共に、そのページ１４９に示
された販売ウェブページ１１２へのリンクを用いて、販
売者サーバ１１０へ販売ウェブページ１１２を要求する
（Ｅ）。販売者サーバ１１０は、要求された販売ウェブ
ページ１１２のデータを顧客のブラウザ１３２に送信し
（Ｆ）、そのページ１１２を介して顧客との間で販売処
理を実行する。この販売処理において、購入確認時点な
どに、電子クーポン券を販売者サーバ１１０にアップロ
ードするフェーズを設けることにより（Ｇ）、顧客を販
売ウェブページ１１２に導いた紹介者の情報（紹介者Ｉ
Ｄ）を販売者サーバ１１０に伝達することができる。

【００６４】なお、この電子クーポン券をアップロード
することにより、顧客が、紹介者を介さずに販売ウェブ
ページ１１２に直接アクセスした場合に比べて、商品価
格の割引が得られるようにする。この割引がインセンテ
ィブとなることで、クーポン配布ウェブページ１４９を
経由して販売ウェブページ１１２に至るという本実施形
態の仕組みがうまく機能するようになる。

【００６５】電子クーポン券がアップロードされ、購入
処理が完了すると、販売者サーバ１１０は、その電子ク
ーポン券とその購入処理に関する紹介報酬情報とを代理
店サーバ１４０に送信する（Ｈ）。すると、代理店サー
バ１４０は、その電子クーポン券から紹介者ＩＤと販売
者ＩＤを求め、紹介報酬情報から求めた報酬ポイント
を、それら各ＩＤに対応づけて記録する。そして、所定
の期間ごとに、各紹介者に獲得報酬を支払い（Ｉ）、各
販売者から支払報酬を徴収する（Ｊ）。

【００６６】第１実施形態のようにリンク情報自体に紹
介者ＩＤ等を組み込む方式の場合、販売者サーバ１１０
では、そのリンクによる販売ウェブページ１１２のアク
セスがあった後、売買が完了するまでその紹介者ＩＤ等
を記憶しておくための仕組みが必要であった。これに対
し、電子クーポン券を利用する方式では、購入処理の最
終段階（例えば購入確認のためのウェブページなど）で
クーポン券のアップロードを求めるように構成すること
により、そのような紹介者ＩＤ等の保持・管理の仕組み
が不要になる。また、電子クーポン券を用いる方式で
は、複数の販売ウェブページがタイアップして１つの電
子クーポン券を利用するようなことも可能である。この
場合、クーポン配布ウェブページには、１つの電子クー
ポン券と、それら複数の販売ウェブページへのリンク情
報とが表示されることになる。

【００６７】また、電子クーポン券に報酬率の情報を組
み込む仕組みとすることにより、クーポンごとに個別に
報酬率を変えることが可能になる。

【００６８】以上説明した各実施形態のシステムは、典
型的には、コンピュータシステムをベースにソフトウエ
ア的に構築される。販売者サーバ１１０を構築するに
は、既存のウェブ販売システムに対し、顧客からのウェ
ブページ要求（紹介リンク）から紹介者ＩＤ等の情報を
抽出し、それを紹介報酬情報とともに代理店サーバ１４
０に送信する処理を記述したプログラムを組み込めばよ
い。また、態様によっては、紹介報酬ポイントを計算す
るプログラムを組み込む必要がある場合もある。代理店
サーバ１４０は、販売者登録システム１４２、紹介者登
録システム１４４及び紹介報酬管理システム１４６の各
機能を記述したプログラムをコンピュータシステムにイ
ンストールすればよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 第１実施形態のシステムの概略構成を示す図
である。

【図２】 第１実施形態のシステムにおける販売者登録
の処理を説明するための図である。

【図３】 販売者ＤＢが管理するデータの一例を示す図
である。

【図４】 第１実施形態のシステムにおける紹介者登録
の処理を説明するための図である。

【図５】 紹介者ＤＢが管理するデータの一例を示す図
である。

【図６】 広告ＩＤを説明するための図である。

【図７】 第１実施形態のシステムにおける顧客紹介及
び紹介報酬に関する処理を説明するための図である。

【図８】 第１実施形態での販売者サーバの販売処理部
における販売処理の手順の一例を示すフローチャートで
ある。

【図９】 販売者ＤＢの管理するデータの別の例を示す
図である。

【図１０】 紹介報酬管理システムの処理手順の一例を
示すフローチャートである。

【図１１】 第２実施形態のシステムの概略構成を示す
図である。

【図１２】 第２実施形態のシステムにおける紹介者登
録の処理を説明するための図である。

【図１３】 第２実施形態のシステムにおける顧客紹介
及び紹介報酬に関する処理を説明するための図である。

【符号の説明】

１００ 紹介者サーバ、１０２ 紹介ウェブページ、１
１０ 販売者サーバ、１１２ 販売ウェブページ、１１
４ 販売処理部、１３０ 顧客コンピュータ、１３２
ウェブブラウザ、１４０ 代理店サーバ、１４２ 販売
者登録システム、１４４ 紹介者登録システム、１４６
紹介報酬管理システム、１５０ 販売者ＤＢ（データ
ベース）、１５２ 紹介者ＤＢ。

Claims (23)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 販売ウェブページへのリンク情報を含ん
   だ販売者からの申込みメッセージを受信し、その販売者
   に販売者ＩＤを付与して販売者データベースに登録し、 販売者データベースに登録された販売者の販売ウェブペ
   ージを顧客に紹介する旨の申込みメッセージを紹介者か
   ら受信し、その紹介者に対して紹介者ＩＤを付与して紹
   介者データベースに登録し、 前記紹介者が紹介を申し込んだ販売ウェブページへのリ
   ンク情報とその紹介者に付与した紹介者ＩＤとを含んだ
   紹介リンクを、当該紹介者のウェブページに組み込むた
   めにその紹介者に対してオンラインで提供し、 販売者から、前記紹介者のウェブページの紹介リンクを
   介して当該販売者の販売ウェブページにアクセスした顧
   客に関する紹介報酬情報と、その紹介リンクに対応する
   紹介者ＩＤと、当該販売者の販売者ＩＤと、を受信し、 前記紹介報酬情報から求められる報酬ポイントを、前記
   販売者ＩＤに対応づけて前記販売者データベースに、前
   記紹介者ＩＤに対応づけて前記紹介者データベースに、
   それぞれ記録する、顧客紹介方法。
2. 【請求項２】 販売ウェブページへのリンク情報を含ん
   だ販売者からの申込みメッセージを受信し、その販売者
   に販売者ＩＤを付与して販売者データベースに登録し、 販売者データベースに登録された販売者の販売ウェブペ
   ージを顧客に紹介する旨の申込みメッセージを紹介者か
   ら受信し、その紹介者に対して紹介者ＩＤを付与して紹
   介者データベースに登録し、 その紹介者の紹介者ＩＤとその申し込み対象の販売ウェ
   ブページの販売者ＩＤを含んだ電子クーポン券を作成
   し、その電子クーポン券とその販売ウェブページへのリ
   ンク情報を含んだクーポン配布ウェブページを作成し、
   その配布ウェブページへのリンク情報をその紹介者に提
   供し、 販売者から、当該販売者の販売ウェブページにおいて前
   記電子クーポン券を用いて購入を行った顧客に関する紹
   介報酬情報と、その電子クーポン券とを受信し、 前記紹介報酬情報から求められる報酬ポイントを、前記
   電子クーポン券から抽出した前記販売者ＩＤに対応づけ
   て前記販売者データベースに、前記電子クーポン券から
   抽出した前記紹介者ＩＤに対応づけて前記紹介者データ
   ベースに、それぞれ記録する、 顧客紹介方法。
3. 【請求項３】 前記紹介者の紹介申込みのために、前記
   販売者データベースに登録された各販売者の販売ウェブ
   ページに関する情報を提示したウェブページを提供する
   ステップを更に含む請求項１又は２記載の顧客紹介方
   法。
4. 【請求項４】 前記紹介者データベースに記録した前記
   紹介者の受け取るべき報酬ポイントを、当該紹介者に対
   して電子的に支払うステップを更に含む請求項１又は２
   記載の顧客紹介方法。
5. 【請求項５】 前記販売者データベースに記録した前記
   販売者の支払うべき報酬ポイントを、当該販売者から電
   子的に徴収するステップを更に含む請求項１又は２記載
   の顧客紹介方法。
6. 【請求項６】 前記紹介報酬情報は前記販売者が決定し
   た報酬ポイントであることを特徴とする請求項１又は２
   記載の顧客紹介方法。
7. 【請求項７】 前記紹介報酬情報は前記販売ウェブペー
   ジにおける顧客の購入額であり、前記報酬ポイントは予
   め登録されている当該販売者の報酬率とその紹介報酬情
   報から求められることを特徴とする請求項１又は２記載
   の顧客紹介方法。
8. 【請求項８】 前記紹介報酬情報は紹介報酬の発生を報
   せる情報であり、前記販売者から前記紹介報酬情報を受
   け取ると、予め登録された固定の報酬ポイントを記録す
   ることを特徴とする請求項１又は２記載の顧客紹介方
   法。
9. 【請求項９】 販売ウェブページを有し、顧客に電子的
   な商品購入のサービスを提供する１以上の販売者サーバ
   と、 １以上の販売者サーバの販売ウェブページへの紹介リン
   クを表示した紹介ウェブページを有し、その紹介リンク
   により顧客を前記販売ウェブページに導く１以上の紹介
   者サーバと、 前記販売者サーバに対して一意な販売者ＩＤを、前記紹
   介者サーバに対して一意な紹介者ＩＤをそれぞれ付与
   し、いずれかの前記紹介者サーバの前記紹介リンクを介
   していずれかの前記販売者サーバの前記販売ウェブペー
   ジにアクセスした顧客のアクションに対する、当該販売
   者から当該紹介者の紹介報酬を管理する紹介報酬管理サ
   ーバと、 を含み、 前記紹介リンクは当該紹介者の紹介者ＩＤの情報を含
   み、 前記販売者サーバは、顧客から前記紹介者サーバの前記
   紹介リンクを用いて前記販売ウェブページにアクセスが
   あったときその紹介リンクから紹介者ＩＤを抽出し、当
   該カタログページに対する前記顧客のアクションに応じ
   た紹介報酬情報を、自己の販売者ＩＤ及び前記紹介リン
   クから抽出した前記紹介者ＩＤと共に前記紹介報酬管理
   サーバに送信し、 前記紹介報酬管理サーバは、前記販売者サーバから送信
   されてきた販売者ＩＤ、紹介者ＩＤ及び紹介報酬情報を
   受信し、前記紹介報酬情報から求めた報酬ポイントを、
   前記販売者ＩＤ及び前記紹介者ＩＤに対応づけて記録す
   る、 顧客紹介システム。
10. 【請求項１０】 前記紹介報酬管理サーバは、 前記販売者が支払う報酬ポイントを管理する販売者デー
    タベースと、 前記紹介者が受け取る報酬ポイントを管理する紹介者デ
    ータベースと、 前記販売者から前記販売ウェブページに関する紹介報酬
    管理サービスの申込みを受け付け、その販売者に販売者
    ＩＤを割り当てて前記販売者データベースに登録する販
    売者登録システムと、 前記販売者データベースに登録された各販売者の販売ウ
    ェブページに関する情報をユーザに提供し、ユーザから
    いずれかの販売者の販売ウェブページに対する紹介者と
    なる旨の申込みを受け付け、申込みを行ったユーザに紹
    介者ＩＤを割り当てて前記紹介者データベースに登録
    し、申し込み対象の販売ウェブページのＵＲＬと前記紹
    介者ＩＤに基づき前記紹介リンクを生成し、その紹介リ
    ンクをそのユーザに提供する紹介者登録システムと、 を備える請求項９記載の顧客紹介システム。
11. 【請求項１１】 前記紹介者リンクは、前記紹介者ＩＤ
    に加え、リンク先の販売ウェブページを提供する販売者
    サーバの販売者ＩＤの情報を含み、 前記販売者サーバは、前記紹介リンクから前記紹介者Ｉ
    Ｄと前記販売者ＩＤを抽出し、それらを前記紹介報酬情
    報と共に前記紹介報酬管理サーバに送信する、 請求項９記載の顧客紹介システム。
12. 【請求項１２】 販売ウェブページを有し、顧客に電子
    的な商品購入のサービスを提供する１以上の販売者サー
    バと、 前記販売ウェブページに対応する電子クーポン券を有す
    るクーポン配布ウェブページへの紹介リンクを表示した
    紹介ウェブページを有する１以上の紹介者サーバと、 前記紹介者サーバの紹介ウェブページの紹介リンクごと
    に、それに対応するクーポン配布ウェブページを管理す
    るとともに、前記販売者サーバに対して一意な販売者Ｉ
    Ｄを、前記紹介者サーバに対して一意な紹介者ＩＤをそ
    れぞれ付与し、いずれかの前記紹介者サーバの前記紹介
    リンクを介していずれかの前記販売者サーバの前記販売
    ウェブページにアクセスした顧客のアクションに対す
    る、当該販売者から当該紹介者の紹介報酬を管理する紹
    介報酬管理サーバと、 を含み、 前記クーポン配布ウェブページは、前記紹介ウェブペー
    ジの紹介リンクに対応する電子クーポン券と、そのクー
    ポン券に対応する販売ウェブページへのリンク情報を有
    し、 前記電子クーポン券は、対応する販売ウェブページの販
    売者ＩＤと、対応する紹介ウェブページの紹介者ＩＤの
    情報を含み、 前記販売者サーバは、前記販売ウェブページにおける顧
    客の購入アクションの際に電子的に提出された電子クー
    ポン券を、当該購入アクションに応じた紹介報酬情報と
    対応づけて前記紹介報酬管理サーバに送信し、 前記紹介報酬管理サーバは、前記販売者サーバから電子
    クーポン券と紹介報酬情報を受信し、前記電子クーポン
    券から販売者ＩＤ及び紹介者ＩＤを抽出し、前記紹介報
    酬情報から求められる報酬ポイントを、前記販売者ＩＤ
    及び前記紹介者ＩＤに対応づけて記録する、 顧客紹介システム。
13. 【請求項１３】 前記紹介報酬管理サーバは、 前記販売者が支払う報酬ポイントを管理する販売者デー
    タベースと、 前記紹介者が受け取る報酬ポイントを管理する紹介者デ
    ータベースと、 前記販売者から前記販売ウェブページに関する紹介報酬
    管理サービスの申込みを受け付け、その販売者に販売者
    ＩＤを割り当てて前記販売者データベースに登録する販
    売者登録システムと、 前記販売者データベースに登録された各販売者の販売ウ
    ェブページに関する情報をユーザに提供し、ユーザから
    いずれかの販売者の販売ウェブページに対する紹介者と
    なる旨の申込みを受け付け、申込みを行ったユーザに紹
    介者ＩＤを割り当てて前記紹介者データベースに登録
    し、その紹介者ＩＤとその申し込み対象の販売ウェブペ
    ージの販売者ＩＤを含んだ電子クーポン券を作成し、そ
    の電子クーポン券とその販売ウェブページへのリンク情
    報を含んだクーポン配布ウェブページを作成し、その配
    布ウェブページへのリンク情報をその紹介者に提供する
    紹介者登録システムと、 を備える請求項１２記載の顧客紹介システム。
14. 【請求項１４】 前記電子クーポン券は報酬率情報を含
    み、前記紹介報酬管理サーバは、前記販売者サーバから
    前記紹介報酬情報として送信された購入額とその報酬率
    情報から報酬ポイントを求め、記録することを特徴とす
    る請求項１２記載の顧客紹介システム。
15. 【請求項１５】 前記紹介報酬情報は前記販売者サーバ
    が決定した報酬ポイントであることを特徴とする請求項
    ９又は１２に記載の顧客紹介システム。
16. 【請求項１６】 前記紹介報酬情報は前記販売ウェブペ
    ージにおける顧客の購入額であり、前記紹介報酬管理サ
    ーバは、予め登録されている当該販売者サーバの報酬率
    とその紹介報酬情報から、前記紹介者に与える報酬ポイ
    ントを計算することを特徴とする請求項９又は１２に記
    載の顧客紹介システム。
17. 【請求項１７】 前記紹介報酬情報は紹介報酬の発生を
    報せる情報であり、前記紹介報酬管理サーバは、前記販
    売者サーバから前記紹介報酬情報を受け取ると、当該販
    売者サーバが予め登録した固定報酬ポイントを記録する
    ことを特徴とする請求項９又は１２に記載の顧客紹介シ
    ステム。
18. 【請求項１８】 各販売者が支払う報酬ポイントを管理
    する販売者データベースと、 各紹介者が受け取る報酬ポイントを管理する紹介者デー
    タベースと、 販売者から販売ウェブページに関する紹介報酬管理サー
    ビスの申込みを受け付け、その販売者に販売者ＩＤを割
    り当てて前記販売者データベースに登録する販売者登録
    システムと、 前記販売者データベースに登録された各販売者の販売ウ
    ェブページに関する情報をユーザに提供し、ユーザから
    いずれかの販売者の販売ウェブページに対する紹介者と
    なる旨の申込みを受け付け、申込みを行ったユーザに紹
    介者ＩＤを割り当てて前記紹介者データベースに登録
    し、申し込み対象の販売ウェブページのＵＲＬと前記紹
    介者ＩＤに基づき前記紹介リンクを生成し、その紹介リ
    ンクをそのユーザに提供する紹介者登録システムと、 販売者から送信されてきた販売者ＩＤ、紹介者ＩＤ及び
    紹介報酬情報を受信し、その紹介報酬情報から求められ
    る報酬ポイントを、前記販売者データベースにて前記販
    売者ＩＤに対応づけて、前記紹介者データベースにて前
    記紹介者ＩＤに対応づけて、それぞれ記録する報酬管理
    システムと、 を備える紹介報酬管理サーバ。
19. 【請求項１９】 各販売者が支払う報酬ポイントを管理
    する販売者データベースと、 各紹介者が受け取る報酬ポイントを管理する紹介者デー
    タベースと、 販売者から販売ウェブページに関する紹介報酬管理サー
    ビスの申込みを受け付け、その販売者に販売者ＩＤを割
    り当てて前記販売者データベースに登録する販売者登録
    システムと、 前記販売者データベースに登録された各販売者の販売ウ
    ェブページに関する情報をユーザに提供し、ユーザから
    いずれかの販売者の販売ウェブページに対する紹介者と
    なる旨の申込みを受け付け、申込みを行ったユーザに紹
    介者ＩＤを割り当てて前記紹介者データベースに登録
    し、その紹介者ＩＤとその申し込み対象の販売ウェブペ
    ージの販売者ＩＤを含んだ電子クーポン券を作成し、そ
    の電子クーポン券とその販売ウェブページへのリンク情
    報を含んだクーポン配布ウェブページを作成し、その配
    布ウェブページへのリンク情報をその紹介者に提供する
    紹介者登録システムと、 販売者から送信されてきた電子クーポン券と紹介報酬情
    報を受信し、前記電子クーポン券から販売者ＩＤ及び紹
    介者ＩＤを抽出し、前記紹介報酬情報から求められる報
    酬ポイントを、前記販売者データベースにて前記販売者
    ＩＤに対応づけて、前記紹介者データベースにて前記紹
    介者ＩＤに対応づけて、それぞれ記録する報酬管理シス
    テムと、 を備える紹介報酬管理サーバ。
20. 【請求項２０】 前記電子クーポン券は報酬率情報を含
    み、前記報酬管理システムは、前記販売者から前記紹介
    報酬情報として送信された購入額とその報酬率情報から
    報酬ポイントを求め、記録することを特徴とする請求項
    １９記載の紹介報酬管理サーバ。
21. 【請求項２１】 前記紹介報酬情報は前記販売者サーバ
    が決定した報酬ポイントであり、前記報酬管理システム
    は、その報酬ポイントを前記販売者データベース及び前
    記紹介者データベースに記録することを特徴とする請求
    項１８又は１９記載の紹介報酬管理サーバ。
22. 【請求項２２】 前記紹介報酬情報は前記販売ウェブペ
    ージにおける顧客の購入額であり、前記報酬管理システ
    ムは、予め登録されている当該販売者の報酬率とその紹
    介報酬情報から、前記紹介者に与える報酬ポイントを計
    算することを特徴とする請求項１８又は１９に記載の紹
    介報酬管理サーバ。
23. 【請求項２３】 前記紹介報酬情報は紹介報酬の発生を
    報せる情報であり、前記報酬管理システムは、前記販売
    者から前記紹介報酬情報を受け取ると、あらかじめ登録
    された当該販売者の固定報酬ポイントを前記販売者デー
    タベース及び前記紹介者データベースに記録することを
    特徴とする請求項１８又は１９記載の紹介報酬管理サー
    バ。