JP2012033069A - 通信システム、サーバ、通信方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
通信システム、サーバ、通信方法及びコンピュータプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】特定人物とファンとの間に新たな交流手段を提供すること。
【解決手段】特定人物のファンによって操作される端末装置と、サーバとを備える通信システムであって、前記サーバは、所定の手続きによって前記ファンが取得したポイントを記憶するファンデータ記憶部と、前記端末装置からの指示に応じて、前記特定人物に利益をもたらす応援ポイントを、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して付与するポイント消費部と、前記特定人物ごとに、付与された前記応援ポイントを記憶するデータ記憶部と、を備え、前記端末装置は、前記ファンの操作に応じて、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して前記応援ポイントを付与することを前記サーバに要求する要求部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3
【解決手段】特定人物のファンによって操作される端末装置と、サーバとを備える通信システムであって、前記サーバは、所定の手続きによって前記ファンが取得したポイントを記憶するファンデータ記憶部と、前記端末装置からの指示に応じて、前記特定人物に利益をもたらす応援ポイントを、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して付与するポイント消費部と、前記特定人物ごとに、付与された前記応援ポイントを記憶するデータ記憶部と、を備え、前記端末装置は、前記ファンの操作に応じて、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して前記応援ポイントを付与することを前記サーバに要求する要求部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、芸能人や著名人などの人物と、その人物のファンとの間で交流を図るための技術に関する。
従来、芸能人(アイドルやモデルやグループ等を含む。)のファンは、自身が好んでいる芸能人のコンサートへ参加したり、芸能人に関連する商品を購入したり、芸能人に関連するウェブサイトを閲覧すること等によって、ファンとしての欲求を満たしていた。近年では特に、インターネットや携帯電話機の普及により、芸能人に関連するウェブサイトが数多く構築されている。例えば、楽曲の提供を行う芸能人のウェブサイトでは、提供される楽曲に関するスケジュールや、楽曲に対する芸能人のコメントなどが公表される。また、ブログを用いて、芸能人によって撮影された画像や日記などを公表するウェブサイトも提供されている。
このようなファンに向けた芸能人のウェブサイトの構築に関しては、関連する技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載の技術では、ファンクラブ事務局に構築されたコンピュータシステムと、会員(ファン)が所有する携帯電話と、を使った双方向通信によるシステムが開示されている。
しかしながら、従来の芸能人とファンとの関係性は、あくまでも芸能人の所属する事務所や芸能人本人によって提供される商品や、サービスや、情報を、ファンが享受するという関係性が続いている。すなわち、ファンは一方的にこれらの商品等を受けることのみが可能であり、芸能人とファンとの関係性はさほど進歩してこなかった。そのため、ファンにとっては、自身が好んでいる芸能人に対する思い入れを強くすることが難しく、他の新しい芸能人へ心が移ってしまうことも珍しくはなかった。このようなファンの心移りは、コンサートチケットや商品の販売数の減少に結びつくため、芸能人の所属する事務所にとっては問題となる。このような問題は、芸能人に限ったものではなく、スポーツ選手や文化人(画家や漫画家など)や競技を行うチーム等にとっても同様の問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、芸能人やスポーツ選手や文化人やチーム(以下、これらをまとめて「特定人物」という。)とファンとの間に新たな交流手段を提供することを目的としている。
上記事情に鑑み、本発明は、芸能人やスポーツ選手や文化人やチーム(以下、これらをまとめて「特定人物」という。)とファンとの間に新たな交流手段を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、特定人物のファンによって操作される端末装置と、サーバとを備える通信システムであって、前記サーバは、所定の手続きによって前記ファンが取得したポイントを記憶するファンデータ記憶部と、前記端末装置からの指示に応じて、前記特定人物に利益をもたらす応援ポイントを、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して付与するポイント消費部と、前記特定人物ごとに、付与された前記応援ポイントを記憶するデータ記憶部と、を備え、前記端末装置は、前記ファンの操作に応じて、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して前記応援ポイントを付与することを前記サーバに要求する要求部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様は、特定人物のファンによって操作される端末装置と通信を行うサーバであって、所定の手続きによって前記ファンが取得したポイントを記憶するファンデータ記憶部と、前記端末装置からの指示に応じて、前記特定人物に利益をもたらす応援ポイントを、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して付与するポイント消費部と、前記特定人物ごとに、付与された前記応援ポイントを記憶するデータ記憶部と、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様は、特定人物のファンによって操作される端末装置と、サーバとを備える通信システムが行う通信方法であって、前記サーバが、所定の手続きによって前記ファンが取得したポイントを記憶するステップと、前記端末装置が、前記ファンの操作に応じて、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して前記応援ポイントを付与することを前記サーバに要求するステップと、前記サーバが、前記端末装置からの指示に応じて、前記特定人物に利益をもたらす応援ポイントを、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して付与するステップと、前記サーバが、前記特定人物ごとに、付与された前記応援ポイントを記憶するステップと、を備えることを特徴とする。
本発明の一態様は、特定人物のファンによって操作される端末装置と、サーバとを備える通信システムにおいて、前記サーバに対し、所定の手続きによって前記ファンが取得したポイントを記憶するステップと、前記端末装置からの指示に応じて、前記特定人物に利益をもたらす応援ポイントを、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して付与するステップと、前記特定人物ごとに、付与された前記応援ポイントを記憶するステップと、を実行させ、前記端末装置に対し、前記ファンの操作に応じて、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して前記応援ポイントを付与することを前記サーバに要求するステップを実行させるためのコンピュータプログラムである。
本発明により、特定人物とファンとの間に新たな交流手段を提供することが可能となる。
図1は、ファン交流システム1のシステム構成を表すシステム構成図である。ファン交流システム1は、複数台の端末装置10、ネットワーク20、サーバ30を備える。端末装置10、サーバ30はそれぞれネットワーク20を介して互いに通信可能に接続されている。端末装置10は、アイドルのファンによって操作される。サーバ30は、アイドルが所属する事務所によって設置され管理される。
アイドルのファン(以下、単に「ファン」という。)は、端末装置10を操作することによって、アイドルに関与するためのウェブサイト(以下、「ファン個人サイト」という。)にアクセスする。ファン個人サイトは、ファンID毎に構築される。ファンIDとは、ファンを一意に識別するための識別情報である。ファン個人サイトは、サーバ30によって管理され運用される。ファンは、自身に付与されたファンIDに対応するファン個人サイトにアクセスすることによって、種々の処理を行う。
ファンは、複数のアイドルの中から一人を推しメンとして選択することができる。即ち、推しメンとは、ファンにとって最も応援したいと希望するアイドルである。ファン個人サイトには、そのファンが選択した推しメンに関する情報が表示される。そのため、ファンは個人サイトにアクセスすることによって、推しメンに関する情報を即座に取得することができる。
<ファン交流システムの概略>
以下、ファン交流システム1の概略について説明する。ファンは、まずキーコードを取得する。キーコードとは、重複しないように生成される識別情報であり、アイドルに関連する商品やイベントのチケットを購入することによって取得される。商品の具体例としては、文具や写真集や本やCDやDVDなどのアイドル関連グッズや、アイドルの画像の電子データや、アイドルの楽曲の電子データや、端末装置10用のスキンデータなどである。
以下、ファン交流システム1の概略について説明する。ファンは、まずキーコードを取得する。キーコードとは、重複しないように生成される識別情報であり、アイドルに関連する商品やイベントのチケットを購入することによって取得される。商品の具体例としては、文具や写真集や本やCDやDVDなどのアイドル関連グッズや、アイドルの画像の電子データや、アイドルの楽曲の電子データや、端末装置10用のスキンデータなどである。
キーコードを取得したファンは、キーコードと引き替えにポイントを取得する。具体的には、ファンは、取得したキーコードを端末装置10へ入力し、サーバ30へ送信する。そして、ファンは、キーコードと引き替えにサーバ30からポイントを受け取る。ファンが取得したポイントはサーバ30に蓄積され、様々な用途で用いられる。例えば、ファンは、自身のポイントと引き替えに、所望のアイドルに対して応援ポイントを付与することができる。ファンが応援ポイントを付与することができるアイドルは、推しメンであっても良いし、他のアイドルであっても良い。また、ファンが応援ポイントを付与することができるアイドルは、推しメンに限定されていても良い。
応援ポイントは、複数の項目毎に付与される。例えば、歌唱力、ルックス、ダンス、サービス精神、声量、カリスマの6種の項目個々に対して応援ポイントが付与されても良い。この場合、ファンは応援ポイントを付与する項目と、応援ポイント数とを選択し、応援ポイントの付与を行う。
アイドルは、ファンから応援ポイントを取得して蓄積することによって、その項目に応じた種々の利益を受けることができる。例えば、歌唱力の応援ポイントを多く獲得したアイドルは、次回のイベント時にソロパートを歌うことが可能となっても良い。また、ルックスの応援ポイントを多く獲得することによって、写真や動画像の撮影時に立つ位置又は座る位置がより良い位置になっても良い。また、全体の合計応援ポイント数を多く獲得することによって、ソロでの活動や普段よりも少ない人数での活動を行うことが可能となっても良い。
このようにアイドルの応援ポイントがアイドルの活動に影響を与えるため、ファンはポイントを応援ポイントとして付与することによって、自身が望むアイドルの活動を直接応援することが可能となる。言い換えれば、ファンは応援ポイントを付与することによって、自身が望むアイドルの育成を行うことができる。そして、自身が望むアイドルの活動に良い影響が出た際に、ファンは自身の活動に基づいた結果であると認識して満足を得ることが可能となる。そのため、ファンに対して、キーコードの取得、すなわち商品やイベントのチケットの購入のインセンティブを与えることが可能となる。
また、ファンは、自身のポイントと引き替えに、リアルインセンティブを取得することもできる。リアルインセンティブとは、例えば商品やイベントのチケットなどである。この商品は、ポイントの引き替えによってのみ取得できるような商品であっても良い。また、このイベントは、特殊なイベントであって、ポイントの引き替えによってのみチケットが取得できるようなイベントであっても良い。
また、ファンは、自身のポイントと引き替えに、自身のレベルアップポイントを取得することもできる。レベルアップポイントとは、自身のユーザーレベルを上げるためのポイントである。ユーザーレベルには、マネージメント、宣伝、製作の三種類の値がある。マネージメント、宣伝、製作、それぞれに対してユーザーレベルが設定される。ファンは、レベルアップポイントを取得する際に、上記三種類のユーザーレベルのうちどれに関するレベルアップポイントを取得するか選択する。ファンがレベルアップポイントを所定数取得すると、ファンのユーザーレベルが上昇する。例えば、ファンがマネージメントのレベルアップポイントの値を所定数取得すると、マネージメントのユーザーレベルが一つ上昇する。ファンのユーザーレベルが上昇することに応じて、ファンの肩書きが変化する。例えば、製作のユーザーレベルが所定値以上となると、ファンの肩書きが「敏腕プロデューサー」となる。ファンの肩書きは、ユーザーレベルの種類と値とで決定される。
ファンのユーザーレベルが所定値以上になると、そのユーザーレベルの項目に応じてファンは実際の現場に関与することが可能となる。マネージメントのユーザーレベルが所定値以上になると、そのファンはアイドルのマネージメントに関して関与することができる。例えば、ファンはマネージメントに関する会議に参加し自身の意見を述べることが可能となる。宣伝のユーザーレベルが所定値以上になると、そのファンはアイドルの宣伝に関して関与することができる。例えば、ファンは宣伝に関する会議に参加し自身の意見を述べることが可能となる。製作のユーザーレベルが所定値以上になると、そのファンはアイドルの商品やイベントの製作に関して関与することができる。例えば、ファンは商品やイベントの製作に関する会議に参加し自身の意見を述べることが可能となる。
上述した内容では、ファンはキーコードを取得することによってポイントを取得しているが、ファンはキーコード以外の手段によってポイントを取得することも可能である。例えば、ファン個人サイトを介して通知されるミッションを達成することによっても、ポイントを取得することができる。また、ファンは、ファン個人サイトから、所望のアイドルの関連ウェブサイトへのリンクをクリックすることによっても、ポイントを取得することができる。
<各装置の構成>
次に、ウェブシステム1に含まれる各装置について説明する。
端末装置10は、携帯電話機やPHS(Personal Handy-phone System)やスマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)やタブレット型マシン等の携帯型情報処理装置である。端末装置10は、携帯電話通信網やインターネット等のネットワークを介して通信する。例えば、端末装置10は、携帯電話通信網に設けられた基地局と無線通信を行う。また、端末装置10は、ホットスポット等に設けられた無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントと無線通信を行っても良い。また、端末装置10は、有線LANの中継装置(ルータやスイッチングハブ等)に対してケーブルで接続されることによって有線通信を行っても良い。端末装置10は、その他どのような形態でサーバ30と通信を行っても良い。
次に、ウェブシステム1に含まれる各装置について説明する。
端末装置10は、携帯電話機やPHS(Personal Handy-phone System)やスマートフォンやPDA(Personal Digital Assistant)やタブレット型マシン等の携帯型情報処理装置である。端末装置10は、携帯電話通信網やインターネット等のネットワークを介して通信する。例えば、端末装置10は、携帯電話通信網に設けられた基地局と無線通信を行う。また、端末装置10は、ホットスポット等に設けられた無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントと無線通信を行っても良い。また、端末装置10は、有線LANの中継装置(ルータやスイッチングハブ等)に対してケーブルで接続されることによって有線通信を行っても良い。端末装置10は、その他どのような形態でサーバ30と通信を行っても良い。
端末装置10は、入力装置、画像表示装置、演算装置、通信装置を備える。入力装置は、例えばボタンやキーボードやポインティングデバイスやタッチパネル等の装置である。画像出力装置は、例えば液晶ディスプレイ装置や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ装置などである。演算装置は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサである。通信装置は、上述したような無線通信又は有線通信を行う装置である。入力装置が使用者によって操作されることによって、データや命令が端末装置10に入力される。演算装置は、端末装置10に入力されたデータや命令に応じて処理を行う。また、演算装置は、サーバ30から受信されたデータ等に応じて処理を行う。画像出力装置は、演算装置によって行われた処理に応じて、文字や画像などを表示する。端末装置10は、音声出力装置を備えても良い。音声出力装置は、例えば内蔵スピーカーやイヤフォン等である。音声出力装置は、演算装置によって行われた処理に応じて音声を出力する。
次に、端末装置10の詳細について説明する。図2は、端末装置10の機能構成を表す概略ブロック図である。端末装置10は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、所定のプログラムを実行する。端末装置10は、プログラムの実行により、入力部101、画像表示部102、現在位置取得部103、ウェブサイトアクセス部104を備える。なお、端末装置10の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。
入力部101は上述した入力装置によって構成され、ファンによって操作される。画像表示部102は上述した画像出力装置によって構成され、文字や画像などを表示する。具体的には、画像表示部102は、ファン個人サイト等を表示する。現在位置取得部103は、GPS(Global Positioning System)等の位置取得装置によって構成される。現在位置取得部103は、ファンが入力部101を操作することによって入力される指示に応じて、携帯端末10の現在位置を取得する。
ウェブサイトアクセス部104は、ファンが入力部101を操作することによって入力される指示に応じて、サーバ30と通信を行いデータの送受信を行う。例えば、ウェブサイトアクセス部104は、ファン個人サイト要求をサーバ30へ送信し、ファン個人サイトのウェブデータを受信する。また、例えばウェブサイトアクセス部104は、キーコード送信データをサーバ30へ送信し、ポイントの取得結果を表すデータ(ポイント取得通知データ)を受信する。
次に、サーバ30について説明する。サーバ30は、例えばコンピュータ・クラスタやワークステーションやブレード型サーバ装置などの情報処理装置である。図3は、サーバ30の機能構成を表す概略ブロック図である。なお、図3において図の簡略化のため、入力部3011と出力部3012とに接続されるデータ線は省略している。
サーバ30は、バスで接続されたCPUやメモリや補助記憶装置などを備え、所定のプログラムを実行する。サーバ30は、プログラムの実行により、入力部3011、出力部3012、キーコード管理部302、キーコード記憶部303、アクセス受付部304、ポイント消費部305、ファンデータ記憶部306、ウェブサイトデータ記憶部307、ウェブサイト送信部308、ミッション管理部309、ミッション記憶部310、ミッション達成判定部311、ポイント付与部312、アイドルデータ記憶部313を備える。なお、サーバ30の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。
入力部3011は、キーボード、ポインティングデバイス(マウス、タブレット等)、ボタン、タッチパネル等の既存の入力装置を用いて構成される。入力部3011は、サーバ30の管理者等によって操作される。出力部3012は、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の画像表示装置を用いて構成される。
キーコード管理部302は、キーコードを生成し、キーコード記憶部303に記録する。また、キーコード管理部302は、キーコードを管理するための画面を出力部3012に表示させ、入力部3011を介してキーコードに関する管理人の指示を受け付ける。例えば、キーコード管理部302は、アルファベットや数字を複数組み合わせることによってキーコードを生成する。より具体的な例としては、キーコードは、3桁のアルファベットと、9桁の数字とで構成されても良い。
キーコード記憶部303は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。キーコード記憶部303は、キーコードに関連する情報を記憶する。例えば、キーコード記憶部303は、過去に発行されたキーコードを、キーコードタイトル毎に対応付けて記憶する。キーコードタイトルとは、1又は複数のキーコードに対して付与される名称である。また、キーコード記憶部303は、各キーコードが既に使用されたか否かについて記憶する。キーコードの使用とは、そのキーコードを入手したファンによって、ポイントが取得されたか否かを表す。また、キーコード記憶部303は、既に使用された各キーコードに関しては、使用したファンのファンIDと、使用された日時とを対応付けて記憶する。
アクセス受付部304は、端末装置10からアクセスを受け付ける。すなわち、アクセス受付部304は、端末装置10からデータを受信する。アクセス受付部304は、受信したデータを、ポイント消費部305、ウェブサイト送信部308、ミッション達成判定部311、ポイント付与部312へ渡す。
ポイント消費部305は、端末装置10からポイント消費要求を受信すると、ポイント消費要求に応じたポイント数と引き替えに、要求された内容を実行する。ポイント消費要求によって要求される内容としては、以下のような具体例がある。商品やイベントのチケット(リアルインセンティブ)との引き替え、アイドルの応援ポイントの加算、自身のレベルアップポイントの加算。ポイント消費部305は、消費された分のポイント数を、ポイント消費要求の送信元のファンが所有しているポイントから差し引く。この処理は、ポイント消費部305がファンデータ記憶部306の内容を更新することによって行われる。
ファンデータ記憶部306は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。ファンデータ記憶部306は、ファンに関連する情報を記憶する。例えば、ファンデータ記憶部306は、ファンIDと、ファンが所有するポイントの値と、ファンの名称と、ファンの住所と、ファンの称号と、ファンが所有するトロフィと、ファンの推しメンのアイドルIDと、ファンが最後に推しメンのブログにアクセスした日時(最終推しメンブログアクセス日時)、ファンが過去にアイドルへ付与した応援ポイントの履歴と、ファンが過去に取得したレベルアップポイントと、最後にファン個人サイトにアクセスした日時(最終アクセス日時)と、自身のファン個人サイトにログインした日時の履歴及びログオフした日時の履歴と、を対応付けて記憶する。ファンデータ記憶部306は、上述した項目の他のデータをファンIDに対応付けて記憶しても良い。
ウェブサイトデータ記憶部307は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。端末装置10の画面に表示されるウェブサイトのデータを記憶する。例えば、ウェブサイト記憶部307は、ファン個人サイトのウェブデータを記憶する。また、ウェブサイト記憶部307は、複数のフォーマット毎に、ミッションを表示する際に表示されるウェブサイトのデータのテンプレートを記憶する。複数のフォーマットとは、例えば選択クイズ、選択アンケート、自由アンケート、キーコードである。
ウェブサイト送信部308は、アクセス受付部304によって受信されたデータ等に応じて、ファン個人サイトのウェブデータをウェブサイトデータ記憶部307から読み出す。また、ウェブサイト送信部308は、動的に設定する必要がある値をファンデータ記憶部306、ミッション記憶部310、アイドルデータ記憶部313から読み出す。動的に設定する必要がある値とは、例えばファンが最後にファン個人サイトにアクセスした日時や、ファンが所有するポイントの値や、ファンの称号や、ファンが所有するトロフィや、ファンの推しメンや、ファンが過去にアイドルへ付与した応援ポイントの履歴や、ファンが過去に取得したレベルアップポイントの値や、ファンに対して与えられたミッションの内容や、推しメンの現在の応援ポイントの値や、推しメンのステータス等である。ウェブサイト送信部308は、読み出したウェブデータに対し、ファンデータ記憶部306などから読み出した値を設定し、端末装置10へ送信する。端末装置10では、ウェブサイト送信部308から送信されたウェブデータに応じた画面が表示される。
ミッション管理部309は、ファンに対して与えられる通常ミッション及びシークレットミッション(以下、二つをまとめて単に「ミッション」とも言う。)の管理に関する処理を行う。ミッション管理部309は、管理者の操作に応じて新たなミッションを作成し、作成されたミッションに関する情報をミッション記憶部310に登録する。
ミッション記憶部310は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。ミッション記憶部310は、ミッション管理部309によって登録されたミッションに関する情報を記憶する。ミッションに関する情報とは、ミッションID、ミッションタイトル、対象ユーザー条件、ページテンプレート、達成条件、発動条件、出題期間、解答期間、報酬などである。ミッションIDは、各ミッションに重複しないように付与された識別情報である。ミッションタイトルは、各ミッションに付与された名称である。対象ユーザー条件とは、ミッションを課す対象となるファンの条件を表す。ページテンプレートとは、ミッションをファンに課す際に、ファンが操作している端末装置10の画面に表示される内容(ミッション表示内容)を表す。達成条件とは、シークレットミッションにおいて設定される項目であり、シークレットミッションを達成したと判定されるための条件を表す。発動条件とは、通常ミッションにおいて設定される項目であり、通常ミッションが実際に発動するための条件を表す。出題期間とは、ミッションをファンに対して通知する期間を表す。解答期間は、ミッションを遂行することが可能な期間を表す。報酬とは、ミッションの内容を達成したファンに対して付与される報酬の内容を表す。
ミッション達成判定部311は、ミッション記憶部310に記憶されている各ミッションのデータ等を参照し、ファンがミッションを達成したか否か判定する。このとき、ミッション達成判定部311は、必要に応じてファンデータ記憶部306に記憶されているデータも参照する。
ポイント付与部312は、所定の条件を満たしたファンに対してポイントを付与する。例えば、ポイント付与部312は、端末装置10からキーコード送信データが受信されると、受信されたキーコード送信データに含まれるキーコードの正当性を確認する。具体的には、ポイント付与部312は、受信されたキーコードが、キーコード記憶部303に記憶されたものであり、且つ、未使用である場合に、正当なキーコードであると判定する。正当なキーコードである場合には、ポイント付与部312は、キーコード送信データに含まれるファンIDをファンデータ記憶部306から検索する。そして、ポイント付与部312は、検索されたファンIDに対応するポイントの値に、所定のポイントを加算して更新する。なお、加算されるポイントの値は、キーコード毎に設定されていても良いし、全てのキーコードに対して一律に設定されていても良い。キーコード毎に設定される場合には、キーコード管理部302によって管理者の指示に応じてポイントが設定され、キーコード記憶部303に記録される。ポイント付与部312は、キーコード記憶部303に記録されている内容にしたがって、ファンのポイントを加算する。
アイドルデータ記憶部313は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置などの記憶装置を用いて構成される。アイドルデータ記憶部313は、アイドルに関する情報を記憶する。アイドルに関する情報とは、アイドルの名称、アイドルID、アイドルの顔画像データ、アイドルの応援ポイント、アイドルのステータス、アイドルのスケジュール登録履歴、アイドルのメッセージ、アイドルのブログのURLなどである。スケジュール登録履歴とは、過去に登録されたアイドルのスケジュールの履歴であり、その内容と登録日時とを含む。
<キーコード>
次に、キーコードについて詳細に説明する。3桁のアルファベットのうち、1桁目は、種別コードを表す。種別コードとは、そのキーコードが付与される対象を表す。例えば、種別コードがa〜lのいずれかである場合には、その種別コードは、イベントに対して付与されるキーコードであることを表す。このような種別コードを含むキーコードは、イベントのチケットや、イベント申込時にサーバ30から送信されるウェブページ等に表示される。また、種別コードがm〜xのいずれかである場合には、その種別コードは、商品に対して付与されるキーコードであることを表す。このような種別コードを含むキーコードは、販売された商品の包装や、商品の内容物等に表示される。商品が電子データである場合には、その商品を購入した際にサーバ30から送信されるウェブページ等に表示される。また、種別コードには、y及びzが予備のコードとして設定されても良い。種別コードの値は、入力部3011を介して管理者によって指定される。このとき、管理者は、種別コードの値そのものを指定しても良いし、イベントであるか商品であるかを指定しても良い。後者の場合は、キーコード管理部302は、指定された内容にしたがって、対応する種別コードを自動的に選択する。
次に、キーコードについて詳細に説明する。3桁のアルファベットのうち、1桁目は、種別コードを表す。種別コードとは、そのキーコードが付与される対象を表す。例えば、種別コードがa〜lのいずれかである場合には、その種別コードは、イベントに対して付与されるキーコードであることを表す。このような種別コードを含むキーコードは、イベントのチケットや、イベント申込時にサーバ30から送信されるウェブページ等に表示される。また、種別コードがm〜xのいずれかである場合には、その種別コードは、商品に対して付与されるキーコードであることを表す。このような種別コードを含むキーコードは、販売された商品の包装や、商品の内容物等に表示される。商品が電子データである場合には、その商品を購入した際にサーバ30から送信されるウェブページ等に表示される。また、種別コードには、y及びzが予備のコードとして設定されても良い。種別コードの値は、入力部3011を介して管理者によって指定される。このとき、管理者は、種別コードの値そのものを指定しても良いし、イベントであるか商品であるかを指定しても良い。後者の場合は、キーコード管理部302は、指定された内容にしたがって、対応する種別コードを自動的に選択する。
3桁のアルファベットのうち、2桁目は、種別サブコードを表す。種別サブコードとは、種別コードとの組み合わせによって、そのキーコードが付与される対象についてより詳細な情報を表す。種別サブコードの値は、入力部3011を介して管理者によって指定される。このとき、管理者は、種別サブコードの値そのものを指定しても良いし、キーコードが付与される対象についての詳細な情報を指定しても良い。後者の場合は、キーコード管理部302は、指定された内容にしたがって、対応する種別サブコードを自動的に選択する。
3桁のアルファベットのうち、3桁目は、対象コードを表す。対象コードとは、そのキーコードが付与されている対象のイベント又は商品が、どのアイドルに関連するのかを表す。例えば、対象コードがaである場合には、その対象コードは、アイドルAに関連するイベント又は商品に付与されるキーコードであることを表す。また、対象コードがbである場合には、その対象コードは、アイドルBに関連するイベント又は商品に付与されるキーコードであることを表す。また、対象コードがm〜zである場合には、その対象コードは、定義されているアイドル全員に関連するイベント又は商品に付与されるキーコードであることを表す。対象コードの値は、入力部3011を介して管理者によって指定される。このとき、管理者は、対象コードの値そのものを指定しても良いし、アイドルを指定しても良い。後者の場合は、キーコード管理部302は、指定された内容にしたがって、対応する対象コードを自動的に選択する。
9桁の数字は、ランダムに発行される。例えば、一度に一つのキーコードを発行する場合には、過去に発行されたキーコードに重複しないように9桁の数字が発行される。より具体的には、キーコード管理部302は、ランダムに9桁の数字を生成し、過去に既に発行された9桁の数字と重複するか否かについて判定する。また、過去に既に発行された9桁の数字の前後の数(1つ違いの数)であるか否かについても判定する。重複しておらず且つ前後の数でもない場合には、キーコード管理部302は、その9桁の数字を採用してキーコードを発行する。
また、一度に複数のキーコードを発行する場合には、キーコード管理部302は以下のように動作しても良い。まず、キーコード管理部302は、ランダムに9桁の数字を生成し、過去に既に発行された9桁の数字と重複するか否かについて判定する。また、過去に既に発行された9桁の数字の前後の数字(1つ違いの数)であるか否かについても判定する。重複しておらず且つ前後の数字でもない場合には、キーコード管理部302は、その9桁の数字を採用して1つ目のキーコードを発行する。次に、キーコード管理部302は、1つ目のキーコードの9桁の数字に対し、所定の数(例えば2又は3)を加算することによって新たな9桁の数字を生成する。キーコード管理部302は、新しく生成された9桁の数字についても、上記の判定を行う。重複しておらず且つ前後の数でもない場合には、キーコード管理部302は、その9桁の数字を採用して2つ目のキーコードを発行する。キーコード管理部302は、この処理を、キーコードの発行数に応じて繰り返し実行する。この処理の中で加算を行う場合に、キーコード管理部302は、所定の数ではなく、複数の所定の数の中から一つの数を選択し加算しても良い。例えば、キーコード管理部302は、加算を行う度に2、3、4の中からランダムに1つの数を選択し、選択した数を9桁の数字に加算しても良い。また、キーコード管理部302は、1〜9ののうちランダムに1つの数を選択し、加算を行っても良い。また、キーコード管理部302は、加算に代えて減算を行っても良い。
図4は、キーコード新規発行管理画面の具体例を表す図である。キーコード新規発行管理画面は、キーコード管理部302によって、出力部3012に表示される画面である。例えば、管理者が入力部3011を操作してキーコード新規発行管理画面を表示させることをサーバ30に指示した場合に、キーコード新規発行管理画面が表示される。キーコード新規発行管理画面には、キーコードタイトルと、詳細ボタンと、新規発行ボタンと、検索キーワード入力ボックスと、検索ボタンとが表示される。キーコードタイトルは、過去に発行されたキーコードの名称である。詳細ボタンは、各キーコードタイトルの詳細な内容を表示させることを指示するためのボタンである。新規発行ボタンは、キーコードを新規に発行することを指示するためのボタンである。
管理者が入力部3011を操作して詳細ボタンをクリックすると、キーコード管理部302は、クリックされた詳細ボタンに対応するキーコードタイトルの内容の詳細を表示する。図5は、キーコードタイトルの内容の詳細を表示するための画面の具体例を表す図である。この画面には、キーコードタイトルに対応付けられた1又は複数のキーコードの一覧が表示される。各キーコードには、使用の有無が表示される。図5の場合、バツ印“×”は、キーコードが未使用であることを表す。また、丸印“○”は、キーコードが既に使用されたことを表す。
使用の有無を表す印のうち、キーコードが既に使用されたことを表す印(図5の場合は“○”)は、キーコードを使用したファンの詳細を表す画面(ファン詳細画面)へのリンクとして構成されても良い。このように構成された場合のサーバ30の動作について説明する。管理者が入力部3011を操作して使用の有無を表す印をクリックすると、キーコード管理部302は、そのキーコードを使用したファンのファンIDを、キーコード記憶部303から検索する。キーコード管理部302は、検索して得られたファンIDに基づいてファンデータ記憶部306を検索し、ファンの詳細情報を取得する。そして、キーコード管理部302は、取得された詳細情報に基づいて、ファン詳細画面を生成し出力部3012に表示させる。
管理者が入力部3011を操作して新規発行ボタンをクリックすると、キーコード管理部302は、新規発行用画面を表示する。図6は、新規発行用画面の具体例を表す図である。新規発行用画面には、キーコードタイトル、キーコードの種別、キーコードの対象、発行するキーコードの数をそれぞれ入力するためのボックスが表示される。また、新規発行用画面には、発行ボタンが表示される。
新規発行用画面において、管理者は、入力部3011を操作して、キーコードタイトル、キーコードの種別、キーコードの対象、発行するキーコードの数をそれぞれ入力する。その後、管理者が発行ボタンをクリックすると、キーコード管理部302が入力された内容に応じたキーコードを発行する。具体的には、キーコード管理部302は、入力された種別に応じて種別コードの値及び種別サブコードの値を決定する。また、キーコード管理部302は、入力された対象に応じて対象コードの値を決定する。キーコード管理部302は、決定された各値を用いて、入力された数分のキーコードを発行する。このとき、キーコード管理部302は、上述した処理によってキーコードを発行する。キーコード管理部302は、発行した各キーコードと、入力されたキーコードタイトルとを対応付けて、キーコード記憶部303に記録する。
<ミッション>
次に、ミッションについて説明する。図7は、ミッションの管理を行うための画面(ミッション管理画面)の具体例を表す図である。ミッション管理画面は、ミッション管理部309によって、出力部3012に表示される画面である。例えば、管理者が入力部3011を操作してミッション管理画面を表示させることをサーバ30に指示した場合に、ミッション管理画面が表示される。ミッション管理画面には、ID、ミッション名、編集可否、結果閲覧可否、SP、コピーボタンが対応付けて表示される。IDは、各ミッションに付与されたミッションIDである。ミッション名は、各ミッションに付与されたミッションタイトルである。編集可否は、そのミッションの内容が編集可能であるか否かを表す。編集可能である場合には、編集可否の欄には、ミッション内容を編集するための画面(ミッション編集画面)へのリンクが表示される。管理者は、ミッション内容の編集を希望する場合、ミッション管理画面を表示させて内容を変更することによって、ミッションの内容を編集することができる。
次に、ミッションについて説明する。図7は、ミッションの管理を行うための画面(ミッション管理画面)の具体例を表す図である。ミッション管理画面は、ミッション管理部309によって、出力部3012に表示される画面である。例えば、管理者が入力部3011を操作してミッション管理画面を表示させることをサーバ30に指示した場合に、ミッション管理画面が表示される。ミッション管理画面には、ID、ミッション名、編集可否、結果閲覧可否、SP、コピーボタンが対応付けて表示される。IDは、各ミッションに付与されたミッションIDである。ミッション名は、各ミッションに付与されたミッションタイトルである。編集可否は、そのミッションの内容が編集可能であるか否かを表す。編集可能である場合には、編集可否の欄には、ミッション内容を編集するための画面(ミッション編集画面)へのリンクが表示される。管理者は、ミッション内容の編集を希望する場合、ミッション管理画面を表示させて内容を変更することによって、ミッションの内容を編集することができる。
結果閲覧可否は、各ミッションの結果を閲覧することが可能であるか否かを表す。結果の閲覧が可能である場合には、結果閲覧可否の欄には、ミッションの結果を閲覧するための画面(ミッション結果閲覧画面)へのリンクが表示される。管理者は、ミッションの結果の閲覧を希望する場合、ミッション結果閲覧画面を表示させ、ミッションの結果を閲覧することができる。
SPは、各ミッションに対して、一部手動での作業が必要なミッションの結果ページへの管理画面の編集を可能とするボタンである。コピーは、全てのミッションに対して設けられるボタンである。管理者は、コピーのボタンをクリックすることによって、希望するミッションの内容をコピーして新たなミッションを作成することが可能となる。
図8及び図9は、ミッション編集画面の具体例を表す図である。ミッション編集画面は、ミッション管理部309によって、出力部3012に表示される画面である。ミッション編集画面では、管理者は新たなミッションを作成することや、既に作成されたミッションの内容を編集することが可能となる。ミッション編集画面には、ミッションタイトル、ミッションの属性、ミッションの対象となるファン(ユーザー)の条件、ミッションの内容を入力するためのラジオボタンやテキストボックス等が表示される。以下、各項目について説明する。
まず、図8に表される項目について説明する。タイトルは、ミッション名を表す。対象ユーザー条件は、1又は複数の項目から構成される。図8の場合、対象ユーザー条件は、性別、年齢、推しメン、地域、ユーザーレベルの各項目から構成される。性別は、ファンの性別を表す。年齢は、ファンの年齢を表し、例えば一つ又は複数の数値で指定されても良いし、数値の範囲で指定されても良い。推しメンは、ファンが指定している推しメンを表す。地域は、ファンが自身の住所として登録している地域を表す。ユーザーレベルは、ファンの現在のユーザーレベルを表す。ユーザーレベルには、マネージメント、宣伝、製作の三種類の項目があるため、このうち一つの項目に関するユーザーレベルの値が対象ユーザー条件として設定される。ユーザーレベルの値は、一つ又は複数の数値で指定されても良いし、数値の範囲で指定されても良い。また、対象ユーザー条件として、登録しているファンの全てが対象とされても良い。このような設定を行うためのボタンとして、全員ボタンが設けられている。
ページテンプレートは、ミッション表示内容を表す。図8の場合、ページテンプレートは、フォーマット、お題、詳細、ファイルアップ、解答、正解の各項目から構成される。フォーマットは、予め構築されているミッション表示内容のテンプレートを設定するための欄である。フォーマットには、例えば、選択クイズ、選択アンケート、自由アンケート、キーコードの4種がある。選択クイズは、ファンに対して選択肢を有するクイズを出題し、正解したファンに対して報酬を付与するというミッションである。選択アンケートは、ファンに対して選択肢を有するアンケートを提示し、アンケートに回答したファンに対して報酬を付与するというミッションである。自由アンケートは、選択肢を有しておらず自由に回答することができるアンケートをファンに対して提示し、アンケートに回答したファンに対して報酬を付与するというミッションである。キーコードは、ファンに対して特定のキーコードの取得を指示し、指示されたキーコードを取得したファンに対して報酬を付与するというミッションである。
なお、ミッションの種類は上述した物には限定されず、他のミッションが生成されても良い。例えば、所定の場所においてGPS等の現在位置取得部によって取得された位置情報をサーバ30宛に送信することがミッションとして生成されても良い。
お題は、クイズ又はアンケートのタイトルを表す。詳細は、ミッションに関する詳細な内容を表す。ファイルアップは、ミッション表示内容に画像を表示させる際に、表示させる画像のファイルを設定するための欄である。解答は、選択クイズ又は選択アンケートにおける選択肢を設定するための欄である。選択肢を設定するための入力ボックスは複数表示され、管理者は少なくとも2つ以上の選択肢を設定する。なお、フォーマットとして自由アンケート又はキーコードが選択された場合には、解答の項目は他の項目と異なる色で表示され、選択肢を入力できないように制御される。なお、既に実行されたミッションの結果を表示する際には、“○人”の部分に、各選択肢を選択したファンの人数が表示される。正解は、選択クイズの正解の選択肢の番号を表す。
発動条件は、ミッションが実際に発動するための条件を表す。例えば、ミッションが発動する日時が発動条件として設定されても良い。また、他のミッションの達成が発動条件として設定されても良い。この場合、発動条件として設定されたミッションを達成したファンに対して、新たなミッションが与えられる。出題期間は、ミッションをファンに対して通知する期間を表す。解答期間は、ミッションを遂行することが可能な期間を表す。解答期間外にミッションが遂行されたとしても、そのファンに対して報酬は付与されない。キーコードは、ミッションとしてファンに取得することを指示するキーコードを表す。すなわち、キーコードの欄にキーコードが設定された場合、設定されたキーコードを取得することがミッションを達成するための条件となる。キーコードの欄には、キーコードの値が設定されても良いし、キーコードタイトルが設定されても良い。
報酬は、ミッションの内容を達成したファンに対して付与される報酬の内容を表す。すなわち、報酬は、選択クイズに正解したファンや、選択アンケート又は自由アンケートに回答したファンや、特定のキーコードを取得したファンに対して付与されるものである。管理者は、称号、ポイント、トロフィ、デジコン(デジタルコンテンツ)、メッセージ、スキン、ミッションのいずれか1つ又は複数を報酬として選択する。管理者は、称号、トロフィ、デジコン、メッセージ、スキンを選択する場合には、具体的にその内容を設定する。例えば、管理者は、称号を選択した場合には、具体的にどのような称号を報酬として付与するかを設定する。また、管理者は、ポイントを報酬として選択する場合には、報酬として付与されるポイントの値を設定する。また、管理者は、ミッションを報酬として選択する場合には、報酬として付与されるミッションのミッションIDやミッションタイトルを設定する。
管理者は、ミッション編集画面において、各内容を設定した後に登録ボタンをクリックすることによって、新たなミッションを生成することができる。ミッション管理部309は、登録ボタンがクリックされると、ミッション編集画面において設定された各項目に応じたミッションを生成し、その内容をミッション記憶部310に登録する。
<シークレットミッション>
管理者は、上述したような通常のミッションのみならず、シークレットミッションを設定しても良い。シークレットミッションとは、どのような内容のミッションであるかがファンに対して伝えられないミッションである。シークレットミッションでは、特定の条件を満たしたファンに対してミッションの達成が通知される。より具体的には、ミッション達成判定部311は、定期的にファンデータ記憶部306にアクセスする。そして、シークレットミッションの達成条件を満たしたファンについて、ミッション達成判定部311は、シークレットミッションを達成したと判定する。
管理者は、上述したような通常のミッションのみならず、シークレットミッションを設定しても良い。シークレットミッションとは、どのような内容のミッションであるかがファンに対して伝えられないミッションである。シークレットミッションでは、特定の条件を満たしたファンに対してミッションの達成が通知される。より具体的には、ミッション達成判定部311は、定期的にファンデータ記憶部306にアクセスする。そして、シークレットミッションの達成条件を満たしたファンについて、ミッション達成判定部311は、シークレットミッションを達成したと判定する。
シークレットミッションの達成条件として、例えば以下のようなものがある。ファン個人サイトにログインした合計回数、ファン個人サイトにアクセスし且つログインした連続回数、ファン個人サイトにアクセスし且つログインしない連続回数、ファン個人サイトにアクセスし且つログインしない合計回数、ファン個人サイトの開設を勧誘した回数、投票した回数などの投票に関する条件、推しメンの変更回数、トロフィの累計、キーコードの取得数、ミッションの達成回数、アイドルのブログにアクセスした回数。
管理者は、ミッション管理画面と同様のシークレットミッション管理画面において、各内容を設定した後に登録ボタンをクリックすることによって、新たなシークレットミッションを生成することができる。ミッション管理部309は、登録ボタンがクリックされると、シークレットミッション編集画面において設定された各項目に応じたシークレットミッションを生成し、その内容をミッション記憶部310に登録する。なお、シークレットミッション編集画面では、ページテンプレートの項目が表示されず、達成条件を設定するための入力ボックスが表示される。
<ファン個人サイト>
図10及び図11は、ファン個人サイトの画面の具体例を表す図である。ファン個人サイトのウェブデータは、端末装置10がサーバ30に対してファン個人サイト要求を送信すると、その応答としてサーバ30から端末装置10へ送信される。端末装置10は、受信したウェブデータを画像表示部102に表示する。
図10及び図11は、ファン個人サイトの画面の具体例を表す図である。ファン個人サイトのウェブデータは、端末装置10がサーバ30に対してファン個人サイト要求を送信すると、その応答としてサーバ30から端末装置10へ送信される。端末装置10は、受信したウェブデータを画像表示部102に表示する。
図10(A)、図10(B)、図11は縦に続いて構成されており、ファンが画面をスクロールさせることによって順次表示される。ファン個人サイトには、推しメンの新しいスケジュールの通知が表示される。図10(A)の場合、最上段には、2件の新着スケジュールがあるとの通知がなされている。以下、具体的に説明する。
ウェブサイト送信部308は、ファン個人サイト要求が受信されると、ファンデータ記憶部306を参照する。そして、ウェブサイト送信部308は、ファン個人サイト要求に含まれるファンIDに対応する最終アクセス日時と推しメンのアイドルIDとを読み出す。次に、ウェブサイト送信部308は、アイドルデータ記憶部313を参照し、読み出したアイドルIDに対応するスケジュール登録履歴を参照する。ウェブサイト送信部308は、スケジュール登録履歴のうち、最終アクセス日時よりも後に登録されたスケジュールを検索する。ウェブサイト送信部308は、検索されたスケジュールの件数を、新着スケジュールの件数として表示するためのデータを、ウェブデータに追加する。また、ウェブサイト送信部308は、新着スケジュールの件数の表示に対し、新着スケジュールの内容を表示するためのウェブサイトへのリンクを設定する。そして、ウェブサイト送信部308は、ウェブデータを端末装置10へ送信する。
図10(A)の新着スケジュールの下には、現在のファンのステータスが表示される。具体的には、ファンが最近獲得したトロフィの画像と、ファンの肩書きと、ファンが所有しているポイントの値とが表示される。また、キーコード入力画面へのリンクが表示される。ファンがキーコード入力画面へのリンクをクリックすると、キーコードを入力するための画面が表示される。キーコード入力画面において、ファンがキーコードの値を入力して送信指示を入力すると、ウェブサイトアクセス部104は、ファンID及びキーコードを含むキーコード送信データを生成し、サーバ30へ送信する。
図10(A)のファンのステータスの下には、推しメンの最近のメッセージが表示される。また、メッセージの下には、推しメンの顔画像、推しメンのブログのステータス、推しメンのブログへのリンクが表示される。推しメンのブログへのリンクがクリックされると、ウェブサイトアクセス部104は、ファンIDを含む推しメンブログクリック通知を生成する。ウェブサイトアクセス部104は、推しメンブログクリック通知をサーバ30に通知することによって、推しメンのブログへのリンクがクリックされたことをサーバ30に対し通知する。
サーバ30のアクセス受付部304は、この推しメンブログクリック通知を受信すると、ポイント付与部312に推しメンブログクリック通知を渡す。ポイント付与部312は、ファンデータ記憶部306を参照し、この通知に含まれるファンIDに対応する最終推しメンブログアクセス日時を取得する。ポイント付与部312は、推しメンブログクリック通知が受信された日時と、推しメンブログアクセス日時との差が、所定の時間以上であるか否か判定する。所定の時間以内である場合には、ポイント付与部312は、ポイント付与を行わない。一方、所定の時間以上である場合には、ポイント付与部312は、ファンIDに対応するポイントに対し所定のポイント数を加算し、ファンデータ記憶部306の内容を更新する。このような動作によって、推しメンのブログにアクセスすることに対するインセンティブをファンに対して与えることができる。
図10(B)には、推しメンの現在の応援ポイント数が項目毎にレーダーチャートで表示される。また、推しメンに対して応援ポイントを付与するための表示がなされる。ファンは、「投票項目の選択」のボックスにおいて、応援ポイントを付与する項目を選択する。また、ファンは、付与する応援ポイントの値を設定する。例えば、一日に10ポイントまでしか応援ポイントを付与することができないように構成されても良い。ファンは、項目及びポイントの値を選択した後に、「投票」のボタンをクリックすることによって、応援ポイントを付与することができる。
図11には、各サイトへのリンクが表示される。具体的には、ファンの現在のステータスを表示するサイトへのリンク(ステータス)、アイドルの情報を表示するサイトへのリンク(アイドル)、推しメンに対してメッセージを送信するためのサイトへのリンク(メッセージ)、推しメンのスケジュールを表示するサイトへのリンク(スケジュール)、自身が過去に獲得したトロフィを表示するサイトへのリンク(コレクション)、ミッションの内容を表示するサイト(ミッションサイト)へのリンク(ミッション)、ポイントをリアルインセンティブ又は自身のレベルアップポイントに取り替えるためのサイトへのリンク(ポイントショップ)が表示される。
<動作>
以下、ファン交流システム1の複数の動作について説明する。図12は、ファンがキーコードを取得する際の処理の流れを表すシーケンス図である。まず、キーコード入力画面において、ファンがキーコードの値を入力して送信指示を入力する(ステップS101)。この送信指示に応じて、ウェブサイトアクセス部104は、ファンID及びキーコードを含むキーコード送信データを生成する(ステップS102)。そして、ウェブサイトアクセス部104は、生成したキーコード送信データをサーバ30へ送信する(ステップS103)。
以下、ファン交流システム1の複数の動作について説明する。図12は、ファンがキーコードを取得する際の処理の流れを表すシーケンス図である。まず、キーコード入力画面において、ファンがキーコードの値を入力して送信指示を入力する(ステップS101)。この送信指示に応じて、ウェブサイトアクセス部104は、ファンID及びキーコードを含むキーコード送信データを生成する(ステップS102)。そして、ウェブサイトアクセス部104は、生成したキーコード送信データをサーバ30へ送信する(ステップS103)。
アクセス受付部304は、キーコード送信データを受信すると、ポイント付与部312へキーコード送信データを渡す。ポイント付与部312は、受信されたキーコード送信データに含まれるキーコードの正当性を確認する(ステップS104)。正当なキーコードである場合には、ポイント付与部312は、キーコード送信データに含まれるファンIDをファンデータ記憶部306から検索する。ポイント付与部312は、検索されたファンIDに対応するポイントの値に、所定のポイントを加算して更新する(ステップS105)。
次に、ポイント付与部312は、ウェブサイト送信部308に対し、ポイントを付与したことを通知する。ウェブサイト送信部308は、ウェブサイトデータ記憶部307から、ポイントが付与された場合に表示されるウェブサイトのデータ(ポイント取得通知データ)を読み出す。そして、ウェブサイト送信部308は、読み出したポイント取得通知データを端末装置10へ送信する(ステップS106)。端末装置10のウェブサイトアクセス部104は、ポイント取得通知データを受信すると、このデータに基づいた表示を画像表示部102に実行させる。画像表示部102は、この指示にしたがって表示を行う(ステップS107)。
図13は、ファンがファン個人サイトを端末装置10に表示させる際の処理の流れを表すシーケンス図である。まず、ファンが端末装置10の入力部101を操作することによって、ファン個人サイトへのアクセス指示を入力する(ステップS201)。この指示に応じて、ウェブサイトアクセス部104は、ファンIDを含むファン個人サイト要求を生成する(ステップS202)。そして、ウェブサイトアクセス部104は、生成したファン個人サイト要求をサーバ30へ送信する(ステップS203)。
アクセス受付部304は、ファン個人サイト要求を受信すると、ウェブサイト送信部308へファン個人サイト要求を渡す。ウェブサイト送信部308は、ファン個人サイトのウェブデータをウェブサイトデータ記憶部307から読み出す。また、ウェブサイト送信部308は、動的に設定する必要がある値をファンデータ記憶部306、ミッション記憶部310、アイドルデータ記憶部313から読み出す。ウェブサイト送信部308は、読み出したウェブデータに対し、ファンデータ記憶部306などから読み出した値を設定することによって、ファン個人サイトのデータを生成する(ステップS204)。そして、ウェブサイト送信部308は、生成したファン個人サイトのデータを端末装置10へ送信する(ステップS205)。端末装置10のウェブサイトアクセス部104は、ファン個人サイトのデータを受信すると、このデータに基づいた表示を画像表示部102に実行させる。画像表示部102は、この指示にしたがってファン個人サイトを表示する(ステップS206)。
図14は、ファンがミッションを行う際の処理の流れを表すシーケンス図である。まず、ファンが端末装置10の入力部101を操作することによって、ファン個人サイトにおいて、ミッションサイトへのリンクをクリックする(ステップS301)。この指示に応じて、ウェブサイトアクセス部104は、ファンIDを含むミッションサイト要求を生成する(ステップS302)。そして、ウェブサイトアクセス部104は、生成したミッションサイト要求をサーバ30へ送信する(ステップS303)。
アクセス受付部304は、ミッションサイト要求を受信すると、ウェブサイト送信部308へミッションサイト要求を渡す。ウェブサイト送信部308は、ファンデータ記憶部306から、ミッションサイト要求に含まれるファンIDに対応するデータを読み出す。ウェブサイト送信部308は、ミッション記憶部310に記憶される各ミッションの対象ユーザー条件を参照する。ウェブサイト送信部308は、対象ユーザー条件と、ファンIDに対応するデータとを比較し、ミッションサイト要求の送信者であるファンが対象となっているミッションを検索する(ステップS304)。ウェブサイト送信部308は、検索されたミッションのページテンプレートに対応するデータをウェブサイトデータ記憶部307から読み出す。ウェブサイト送信部308は、検索されたミッションの内容をミッション記憶部310から読み出す。ウェブサイト送信部308は、読み出されたミッションの内容及びページテンプレートに基づいて、ミッションサイトのデータを生成する(ステップS305)。そして、ウェブサイト送信部308は、生成されたミッションサイトのデータを端末装置10へ送信する(ステップS306)。なお、ミッションサイトのデータには、ミッションIDが含まれている。
端末装置10のウェブサイトアクセス部104は、ミッションサイトのデータを受信すると、このデータに基づいた表示を画像表示部102に実行させる。画像表示部102は、この指示にしたがってミッションサイトを表示する(ステップS307)。ファンは、端末装置10の画像表示部102に表示されたミッションサイトの内容に従って、ミッションを遂行する。そして、ファンは入力部101を操作することによって、ミッションを遂行した結果を表すデータ(ミッション遂行データ)を生成する指示を入力する(ステップS308)。この指示に応じて、ウェブサイトアクセス部104は、ミッション遂行データを生成する(ステップS309)。そして、ウェブサイトアクセス部104は、生成したミッション遂行データをサーバ30へ送信する(ステップS310)。
ミッション遂行データについて説明する。例えば、ミッションが「コンサート会場から現在位置情報を送信せよ」という内容であった場合、ファンは端末装置10を携帯して所定のコンサート会場へ移動する。ファンは、コンサート会場に到着すると、ミッションサイトにおいて、現在位置取得部103による現在位置情報の取得を指示する。このミッションの場合、ミッションサイトには、現在位置情報の取得ボタンが設けられている。ファンは、このボタンをクリックすることによって、現在位置情報の取得を指示する。この指示に応じて、ウェブサイトアクセス部104は、現在位置情報取得部103に対して現在位置情報の取得を指示する。現在位置取得部103は、この指示に応じて、端末装置10の現在位置の座標を取得する。そして、現在位置取得部103は、取得した座標をウェブサイトアクセス部104へ通知する。ウェブサイトアクセス部104は、現在位置取得部103から通知された座標、ミッションID及びファンIDを含むミッション遂行データを生成する。このようなミッションが設定され遂行されることによって、ファンに対し特定の場所(例えばイベントの会場)へ足を運ぶインセンティブを与えることが可能となる。
また、ミッションが選択クイズである場合には、ミッションサイトにはクイズの問題及び選択肢が表示される。ファンは、選択肢の中から正解を選択する。ウェブサイトアクセス部104は、選択された選択肢の番号、ミッションID及びファンIDを含むミッション遂行データを生成する。
また、ミッションが選択アンケートである場合には、ミッションサイトにはアンケートの質問及び選択肢が表示される。ファンは、選択肢の中からアンケートの回答を選択する。ウェブサイトアクセス部104は、選択された選択肢の番号、ミッションID及びファンIDを含むミッション遂行データを生成する。
また、ミッションが特定のキーコードを取得することである場合には、ミッションサイトには取得すべきキーコードが記載された商品や場所が表示される。ファンは、表示された商品を購入したり、表示された場所に移動したりすることによって、特定のキーコードを取得する。このミッションの場合、ミッションサイトには、キーコードを入力する入力ボックスが設けられている。ファンは、この入力ボックスに対し、取得したキーコードを入力する。この入力に応じて、ウェブサイトアクセス部104は、入力されたキーコード、ミッションID及びファンIDを含むミッション遂行データを生成する。
アクセス受付部304は、ミッション遂行データを受信すると、ミッション達成判定部311へミッション遂行データを渡す。ミッション達成判定部311は、ミッション記憶部310から、ミッション遂行データに含まれるミッションIDに対応する達成条件及び解答期間を読み出す。ミッション達成判定部311は、現在の日時が解答期間内であるか否か判定する。さらに、ミッション達成判定部311は、ミッション遂行データに含まれるデータが達成条件を満たしているか否か判定する(ステップS311)。現在の日時が解答期間内であり、且つ、達成条件が満たされている場合、ミッション達成判定部311は、ミッションが達成されたと判定する。この場合、ミッション達成判定部311は、このミッションの報酬をミッション記憶部310から読み出す。そして、ミッション達成判定部311は、読み出した報酬をファンに付与する(ステップS312)。例えば報酬がポイントである場合には、報酬となるポイント数及びファンIDをポイント付与部312に通知する。ポイント付与部312は、通知されたファンIDのポイントに対しポイントを加算する。また、報酬がトロフィである場合には、ファンデータ記憶部306において、このファンIDに対応付けて報酬のトロフィを登録する。報酬が称号である場合も同様である。
次に、ミッション達成判定部311は、ミッションが達成されたことをウェブサイト送信部308に通知する。ウェブサイト送信部308は、ミッションが達成されたことを通知するためのデータをウェブサイトデータ記憶部307から読み出す。ウェブサイト送信部308は、読み出されたデータに対し、達成されたミッションの内容や報酬などを設定し、達成通知データを生成する(ステップS313)。そして、ウェブサイト送信部308は、生成された達成通知データを端末装置10へ送信する(ステップS314)。端末装置10のウェブサイトアクセス部104は、達成通知データを受信すると、受信された達成通知データを画像表示部102において表示する(ステップS315)。なお、報酬がデジコン、メッセージ、スキンである場合には、達成通知データとともに、そのデータがサーバ30から端末装置10へ送信される。
このように構成されたファン交流システム1では、ファンは端末装置10を操作し自身のポイントを応援ポイントとして付与することによって、自身が望むアイドルの活動を直接応援することが可能となる。言い換えれば、ファンは応援ポイントを付与することによって、自身が望むアイドルの育成を行うことができる。そして、自身が望むアイドルの活動に良い影響が出た際に、ファンは自身の活動に基づいた結果であると認識して満足を得ることが可能となる。そのため、ファンに対して、キーコードの取得、すなわち商品やイベントのチケットの購入のインセンティブを与えることが可能となる。
<変形例>
端末装置10は、パーソナルコンピュータやゲーム機や通信機能付きテレビ受像機等の据え置き型の情報処理装置として構成されても良い。ただし、ファンはこのような端末装置10を用いた場合、現在位置取得部101の動作が必要となるミッションを達成することが困難となる場合がある。
端末装置10は、パーソナルコンピュータやゲーム機や通信機能付きテレビ受像機等の据え置き型の情報処理装置として構成されても良い。ただし、ファンはこのような端末装置10を用いた場合、現在位置取得部101の動作が必要となるミッションを達成することが困難となる場合がある。
キーコード管理部302は、複数のファンによって所定回数ずつ使用することが可能な一つのキーコード(以下、「複数ファン対応キーコード」という。)を生成することができるように構成されても良い。このように生成された複数ファン対応キーコードは、各ファンIDと、そのファンIDのファンによって使用された回数とを対応付けてキーコード記憶部303に記憶される。端末装置10から受信したキーコード送信データに含まれるキーコードが複数ファン対応キーコードであった場合、ポイント付与部312は、そのファンIDに対応する使用された回数を確認する。そして、使用された回数が使用可能回数未満である場合には、ポイント付与部312はそのキーコードに応じてポイントを付与する。そして、ポイント付与部312は、キーコード記憶部303において、使用された回数をインクリメントする。このように構成されることによって、発行されるキーコードの数を削減することが可能となる。また、ミッションの内容がキーコードの取得であるような場合に、人数分のキーコードを準備する必要が無く、一つの複数ファン対応キーコードを発行するのみで対応することが可能となる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…ファン交流システム, 10…端末装置, 20…ネットワーク, 30…サーバ, 101…入力部, 102…画像表示部, 103…現在位置取得部, 104…ウェブサイトアクセス部, 3011…入力部, 3012…出力部, 302…キーコード管理部, 303…キーコード記憶部, 304…アクセス受付部, 305…ポイント消費部, 306…ファンデータ記憶部, 307…ウェブサイトデータ記憶部, 308…ウェブサイト送信部, 309…ミッション管理部, 310…ミッション記憶部, 311…ミッション達成判定部, 312…ポイント付与部, 313…アイドルデータ記憶部
Claims (4)
- 特定人物のファンによって操作される端末装置と、サーバとを備える通信システムであって、
前記サーバは、
所定の手続きによって前記ファンが取得したポイントを記憶するファンデータ記憶部と、
前記端末装置からの指示に応じて、前記特定人物に利益をもたらす応援ポイントを、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して付与するポイント消費部と、
前記特定人物ごとに、付与された前記応援ポイントを記憶するデータ記憶部と、
を備え、
前記端末装置は、前記ファンの操作に応じて、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して前記応援ポイントを付与することを前記サーバに要求する要求部と、
を備えることを特徴とする通信システム。 - 特定人物のファンによって操作される端末装置と通信を行うサーバであって、
所定の手続きによって前記ファンが取得したポイントを記憶するファンデータ記憶部と、
前記端末装置からの指示に応じて、前記特定人物に利益をもたらす応援ポイントを、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して付与するポイント消費部と、
前記特定人物ごとに、付与された前記応援ポイントを記憶するデータ記憶部と、
を備えることを特徴とするサーバ。 - 特定人物のファンによって操作される端末装置と、サーバとを備える通信システムが行う通信方法であって、
前記サーバが、所定の手続きによって前記ファンが取得したポイントを記憶するステップと、
前記端末装置が、前記ファンの操作に応じて、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して前記応援ポイントを付与することを前記サーバに要求するステップと、
前記サーバが、前記端末装置からの指示に応じて、前記特定人物に利益をもたらす応援ポイントを、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して付与するステップと、
前記サーバが、前記特定人物ごとに、付与された前記応援ポイントを記憶するステップと、
を備えることを特徴とする通信方法。 - 特定人物のファンによって操作される端末装置と、サーバとを備える通信システムにおいて、
前記サーバに対し、
所定の手続きによって前記ファンが取得したポイントを記憶するステップと、
前記端末装置からの指示に応じて、前記特定人物に利益をもたらす応援ポイントを、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して付与するステップと、
前記特定人物ごとに、付与された前記応援ポイントを記憶するステップと、
を実行させ、
前記端末装置に対し、前記ファンの操作に応じて、前記ポイントと引き替えに前記特定人物に対して前記応援ポイントを付与することを前記サーバに要求するステップを実行させるためのコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010173068A JP2012033069A (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 通信システム、サーバ、通信方法及びコンピュータプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010173068A JP2012033069A (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 通信システム、サーバ、通信方法及びコンピュータプログラム |
Publications (1)
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JP2012033069A true JP2012033069A (ja) | 2012-02-16 |
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ID=45846377
Family Applications (1)
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JP2010173068A Pending JP2012033069A (ja) | 2010-07-30 | 2010-07-30 | 通信システム、サーバ、通信方法及びコンピュータプログラム |
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