JP4576685B2 - 情報通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、集合地への経路案内を行う情報通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の情報通信装置、例えばナビゲーション装置において、地図上に自車位置のみならず他車位置も表示するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した装置によれば、自車位置のみならず他車位置も表示されるため、共に行動する場合に便利である。しかしながら、それぞれが別々に行動するのではなく、どこかに集合してから共に行動する場合には、上記した装置による他車位置表示では不十分である。
【0004】
本発明は上記問題に鑑みたもので、容易に集合地に集まることができるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、現在地を検出する手段と、
他の情報通信装置からその現在地を入手する手段と、
前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地に基づいて集合地を設定する手段と、
前記設定された集合地を前記他の情報通信装置に連絡する手段とを備えた情報通信装置を特徴としている。
【0006】
この発明によれば、設定された集合地を他の情報通信装置に連絡することによって、その集合地に容易に集まることができる。
【0007】
この場合、請求項2に記載の発明のように、前記設定された集合地への経路案内を行う手段を備えれば、設定された集合地に確実にたどり着くことができる。
【0008】
設定する集合地としては、請求項3に記載の発明のように、前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地から所定地点を特定し、その所定地点に近接する施設とすることができる。施設を集合地とすることによって、集合場所を任意の場所とした場合に比べて適切なものとすることができる。
【0009】
また、請求項4に記載の発明のように、前記集合地を所定タイミングで自動更新する手段を備えれば、時々刻々と変化する各情報通信装置の位置に対して集合地を適切なものとすることができる。
【0010】
請求項5に記載の発明では、現在地を検出する手段を備え、設定された目的地への経路案内を行う情報通信装置において、
他の情報通信装置からその現在地を入手する手段と、
前記設定された目的地、前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地に基づいて集合地を設定する手段と、
前記設定された集合地を前記他の情報通信装置に連絡する手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
この発明によれば、目的地を考慮して設定された集合地に容易に集まることができる。
【0012】
この場合、請求項6に記載の発明のように、前記設定された集合地への経路案内を行う手段を備えれば、設定された集合地に確実にたどり着くことができる。
【0013】
設定する集合地としては、請求項7に記載の発明のように、前記設定された目的地、前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地から所定地点を特定し、その所定地点に近接する施設とすることができる。施設を集合地とすることによって、集合場所を任意の場所とした場合に比べて適切なものとすることができる。
【0014】
また、請求項8に記載の発明のように、前記集合地をユーザ指示によって更新する手段を備えれば、時々刻々と変化する各情報通信装置の位置に対して集合地を適切なものとすることができる。
【0015】
また、請求項1、5に記載の発明では、さらに、前記他の情報通信装置のうち集合地の設定に用いる情報通信装置を特定するモードがユーザによって設定されているときに、ユーザの操作によって前記集合地の設定に用いる情報通信装置を特定する手段を備え、前記集合地を設定する手段は、前記モードが設定されているときには、前記特定された情報通信装置の現在地を用いて前記集合地を設定することを特徴としている。これによれば、一部の情報通信装置が他の情報通信装置より遠くに離れている場合でも、適切なる集合地を設定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態に係る車両用のナビゲーション装置(情報通信装置)の全体構成を示す。
【0017】
ナビゲーション装置は、車両の現在地を検出するための信号を出力するGPS受信機などの位置検出装置1と、地図記憶媒体から地図データを読み取る地図データ読取装置(地図データ読取手段)2と、ナビゲーションに必要な各種操作を行うための操作スイッチ群3と、ナビゲーションに必要な各種処理を実行する制御回路(制御手段)4と、地図等の表示を行う表示装置(表示手段)5と、音声を車室内に発声する音声発声装置(音声発声手段)6と、リモコン7からの信号を受信するリモコンセンサ8と、他車と通信を行うための通信装置(通信手段)9などを備えている。この通信装置9としては、電話回線等を用いて他車と通信するものを用いることができる。なお、操作スイッチ群3、リモコン7およびリモコンセンサ8は、ユーザの操作を検出する操作検出手段を構成しており、操作スイッチ群3あるいはリモコン7をユーザが操作したとき、その操作に伴った操作信号が制御回路4に入力される。また、制御回路4は、位置検出装置1からの信号に基づいて現在地を検出する現在地検出手段を備えている。
【0018】
このナビゲーション装置における制御回路4は、従来のものと同様、位置検出装置1からの信号および地図データ読取装置2にて読み取った地図データに基づき、地図および現在位置を表示装置5に表示させる処理を実行することの他、ユーザ操作により目的地への経路案内を行う場合には、表示装置5に目的地への経路を表示させ、案内交差点等において走行すべき方向を音声発声装置6から音声発声させる経路案内処理を実行する。
【0019】
また、制御回路4は、複数の他車とどこかで集合する場合の集合地案内処理を実行する。この場合、図示しないが表示装置5の画面選択を用いて集合地案内処理の実行を選択し、他車の登録情報(ユーザ名およびその通信アドレスなど)を用いて集合する他車を選択する。この選択操作が終了すると、選択された全ての他車のナビゲーション装置に通信装置を用いて集合連絡する。そして、集合する全ての車両のナビゲーション装置の中で、ホストとなるナビゲーション装置(以下、ホストナビという)およびゲストとなるナビゲーション装置(以下、ゲストナビという)を決定する。この場合、通信装置を用いユーザ操作による相互通信によってホストナビを決定するか、あるいは最初に集合連絡を行ったナビゲーション装置をホストナビとする。なお、ホストナビおよびゲストナビとも図1に示す構成を備えている。
【0020】
この後、ホストナビにおける制御回路4では、図2に示す集合地案内処理を実行する。まず、ゲストナビの全てに位置データの送信を要求し(ステップ101)、ゲストナビから送信された位置データを受信する(ステップ102)。このことによってゲストナビの現在地を示す位置データを入手することができる。そして、ゲストナビの全てに自車を含む各車の位置データを送信する(ステップ103)。位置データは、各ナビゲーション装置において位置検出装置1からの信号に基づいて得ることができる。そして、受信したゲストナビからの位置データに基づいて表示装置5に他車位置を表示させる(ステップ104)。例えば、図3(a)に示すように、△印の自車位置に対し、a〜dに示す他車位置を表示装置5の地図上に表示させる。
【0021】
次に、1回目あるいは集合地再設定(すなわち集合地の更新)タイミングになったか否かを判定するステップ105に進み、1回目の到来時であるため、その判定がYESになる。そして、全ての車両(自車および他車)を内包する最小円を作成する(ステップ106)。例えば、図4(a)に示すように自車および他車a〜dに対し、全ての車両を内包する最小円(図の場合、自車および他車b、dの3点により特定される円)を作成する。この場合、具体的には、円の式の中心座標、半径によって円を特定する。
【0022】
次に、その円を特定するのに用いられた3点によって形成される三角形のうち最も長い辺の対角θが90°以内か否かを判定する(ステップ107)。その判定がYESの場合は、円の中心(中心座標)に最も近い施設(コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなど地図上のランドマークとして示される施設)を検索し、その施設を集合地として設定する(ステップ108)。例えば、図4(a)の×印が円の中心で、その近くのコンビニエンスストアAが集合地として設定される。また、図4(b)に示すように、上記した三角形のうち最も長い辺の対角θが90°を超える場合には、最も長い辺の中点に最も近い施設を検索し、その地点を集合地として設定する(ステップ109)。図4(b)の場合、自車とb点を結ぶ線が三角形の最も長い辺で×印がその辺の中点で、その近くのコンビニエンスストアBが集合地として設定される。従って、ステップ108、109の処理により、最小円の中心あるいは最も長い辺の中点が所定地点として特定され、その所定地点に近接する施設が集合地として設定される。
【0023】
このようにして設定された集合地をゲストナビの全てに連絡する(ステップ110)。この後、その集合地を目的地として経路案内を行う(ステップ111)。この経路案内自体は、従来のものと同様であり、自車を集合地に誘導するよう案内経路を表示装置5に表示させ(図3(b)参照)、また案内交差点において進むべき方向を音声発声装置6から音声発声させる。
【0024】
次に、集合地に到着したか否かを現在地の座標と集合地の座標の比較によって判定する(ステップ112)。集合地に到着していないときには、ステップ101に戻り、ステップ101〜104の処理によって時々刻々と変化する他車位置を表示装置5に表示させ、またステップ111の処理によって集合地への経路案内を行う。
【0025】
また、他車の進行状況によっては、集合地を再設定する必要が生じる。このため、この実施形態では、上記した最小円の直径が大きいほどタイミング間隔が長くなる(例えば、一次比例の関係になる)ように、集合地を再設定するタイミングを設定している。そして、ステップ105において、集合地再設定タイミングになったことを判定すると、ステップ106〜110の処理を行い、集合地の再設定を行い、ゲストナビの全てに新たな集合地を連絡する。このようにして、時々刻々と変化する自車および他車位置に応じて集合地を自動更新することができる。
【0026】
一方、ゲストナビにおける制御回路4では、図5に示す集合地案内処理を実行する。まず、ホストナビから位置データの送信要求があったか否かを判定し(ステップ201)、送信要求があった場合には位置データをホストナビに送信する(ステップ202)。次に、ホストナビから送信される各車の位置データを受信し、このゲストナビにおける表示装置5に他車位置を表示させる(ステップ203)。
【0027】
次に、ホストナビから集合地の連絡があったか否かを判定し(ステップ205)、集合地の連絡があったときには、集合地を設定し(ステップ206)、この後、集合地への経路案内を行う(ステップ207)。この経路案内は、ホストナビにおける経路案内(ステップ111)と同じである。また、ホストナビから集合地の連絡があったときのみ、集合地の設定を行い、それ以外は、ステップ205からステップ209に進む処理を行い、集合地への経路案内を行う。
【0028】
そして、集合地に到着したか否かを現在地の座標と集合地の座標の比較によって判定し(ステップ208)、集合地に到着するまでは、上記した処理を繰り返す。このようにして、ゲストナビにおいても集合地への経路案内が適切に行われる。
【0029】
なお、上記した実施形態においては、自車と他車合わせて3台以上の場合について説明したが、自車と他車が2台の場合には、両車を結ぶ線の中点近傍に集合地を設定すればよい。
【0030】
また、集合地に案内中に車が案内経路から外れて走行した場合には、集合地に至る経路を自動で再計算させるようにしてもよい。この再計算は、集合地の再設定後にも対応するようにすれば、各車は確実に設定された集合地にたどり着くことができる。
【0031】
(第2実施形態)
上記した第1実施形態では、複数の車両が集合地に集まるようにするものを示したが、複数の車両が同一の目的地に向けて走行する場合に、どこかで集合してから目的地に向かうようにすることもできる。以下、この実施形態について説明する。
【0032】
まず、いずれかのナビゲーション装置において、図示しないが表示装置5の画面選択を用いて集合地経由の目的地案内処理の実行を選択し、目的地を設定するとともに、他車の登録情報(ユーザ名およびその通信アドレスなど)を用いて他車を選択する。この選択操作が終了すると、選択された全ての他車のナビゲーション装置に通信装置を用いて目的地および集合の連絡を行う。そして、集合する全ての車両のナビゲーション装置の中で、ホストナビおよびゲストナビを決定する。この場合、通信装置を用いユーザ操作による相互通信によってホストナビを決定するか、あるいは最初に集合連絡を行ったナビゲーション装置をホストナビとするか、あるいは目的地に対して最も遠い位置にいるナビゲーション装置をホストナビとする。なお、ホストナビおよびゲストナビとも図1に示す構成を備えている。
【0033】
この後、ホストナビにおける制御回路4では、図6に示す目的地案内処理を実行する。この目的地案内処理において、ステップ305、306、311、312以外の処理は図2に示す集合地案内処理と同様である。すなわち、まずゲストナビの全てに位置データを送信要求し(ステップ301)、ゲストナビから送信された位置データを受信し(ステップ302)、ゲストナビの全てに自車を含む各車の位置データを送信する(ステップ303)。そして、受信したゲストナビからの位置データに基づいて表示装置5に他車位置を表示させる(ステップ304)。
【0034】
次に、1回目あるいは集合地再設定指示があったか否かを判定するステップ305に進み、1回目の到来時であるため、その判定がYESになる。そして、全ての車両(自車および他車)および目的地を内包する最小円を作成する(ステップ306)。次に、その円を特定するのに用いられた3点によって形成される三角形のうち最も長い辺の対角θが90°以内か否かを判定する(ステップ307)。その判定がYESの場合は、円の中心(中心座標)に最も近い施設(コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなど地図上のランドマークとして示される施設)を検索し、その施設を集合地として設定する(ステップ308)。また、上記した三角形のうち最も長い辺の対角θが90°を超える場合には、最も長い辺の中点に最も近い施設を検索し、その地点を集合地として設定する(ステップ309)。
【0035】
このようにして設定された集合地をゲストナビの全てに連絡する(ステップ310)。この後、その集合地を通過点とした目的地への経路案内を行う(ステップ311)。
【0036】
次に、目的地に到着したか否かを現在地の座標と目的地の座標の比較によって判定する(ステップ312)。目的地に到着していないときには、ステップ101に戻り、ステップ101〜104の処理によって時々刻々と変化する他車位置を表示装置5に表示させ、またステップ311の処理によって集合地を通過点とした目的地への経路案内を行う。
【0037】
また、集合地を再設定する場合、この実施形態では目的地を含めて集合地を設定するようにしているため、第1実施形態のように時間によって自動的に集合地を再設定すると、集合地がその度にずれてしまうことになる。このため、この実施形態では、ホストナビのユーザが集合地の再設定が必要であると判断した場合に限り、ユーザの再設定指示操作で集合地の再設定、すなわち集合地の更新を行う。具体的には、その再設定指示操作が行われると、ステップ305において、集合地再設定指示を判定し、ステップ306〜310の処理を行って、集合地の再設定を行う。
【0038】
上記した処理を行うことによって自車および他車とも集合地に向かい、そこに集合する。そして、集合した後、目的地への経路案内によって、全車両が目的地に到着することができる。
【0039】
一方、ゲストナビにおける制御回路4では、図7に示す目的地案内処理を実行する。この目的地案内処理において、ステップ407、408以外の処理は図5に示す集合地案内処理と同様である。すなわち、ホストナビから位置データの送信要求があったか否かを判定し(ステップ401)、送信要求があった場合には位置データをホストナビに送信する(ステップ402)。次に、ホストナビから送信される各車の位置データを受信し、このゲストナビにおける表示装置5に他車位置を表示させる(ステップ404)。
【0040】
次に、ホストナビから集合地の連絡があったか否かを判定し(ステップ405)、集合地の連絡があると、集合地を設定し(ステップ406)、この後、集合地を通過点とした目的地への経路案内を行う(ステップ407)。そして、目的地に到着したか否かを現在地の座標と目的地の座標の比較によって判定し(ステップ408)、目的地に到着するまでは、上記した処理を繰り返す。このようにして、ゲストナビにおいても集合地を通過点として目的地への経路案内が適切に行われる。
【0041】
なお、この実施形態において、ゲストナビは集合地までの経路案内を行い、その後は、ホストナビによって目的地まで誘導されるようになっていてもよい。また、この実施形態においても、集合地に案内中に車が案内経路から外れて走行した場合には、集合地に至る経路を自動で再計算させるようにしてもよい。この再計算は、集合地の再設定後にも対応するようにすれば、各車は確実に設定された集合地にたどり着くことができる。
【0042】
(第3実施形態)
上記した第1、第2実施形態では、全ての車両の位置関係(第2実施形態では目的地を含む)により集合地を設定するものを示したが、一部の車両が他の車両に比して遠く離れている場合、例えば、図8に示すように、e、fで示す車両がg〜jで示す車両に対し遠く離れている場合に、全ての車両(第2実施形態では目的地を含む)を対象にして集合地を設定すると、多い方の車両g〜jが遠く離れた車両e、fに合わせて移動しなければならないことになる。また、第2実施形態のように目的地を含んで集合地を設定する場合には、多い方の車両g〜jが目的地と反対方向に移動しなければならないことになる可能性もある。そこで、この実施形態では、移動する車両(以下、移動車両という)と固定する車両(以下、固定車両という)を決め、固定車両を対象にして集合地を設定するようにしている。なお、この実施形態では、固定車両は、移動車両が所定距離範囲内に入ったときに、集合地に移動するものとしている。
【0043】
この実施形態を第1実施形態に適用した場合について説明する。この場合、ホストナビは、第1実施形態と同様にして決定されるか、あるいは最も遠く離れた移動車両のナビゲーション装置とされる。
【0044】
ホストナビにおける制御回路4では、図2に示す集合地案内処理において、A−B間の処理に対し図9に示す処理を実行する。すなわち、図2のステップ104の次に、固定車両選択モードであるか否かを判定する(ステップ113)。ホストナビにおいては、ユーザは図2に示す処理に先立って、表示装置5の画面により固定車両選択モードの選択をしておく。そして、固定車両選択モードであるときには、1回目あるいは集合地再設定タイミングになったか否かを判定する(ステップ114)。最初の到来時にはその判定がYESになり、次に固定車両の特定を行い、その登録を行う(ステップ115)。この場合、表示装置5に表示されている他車位置から固定車両を特定し、その登録を行う。なお、一回登録された後は、このステップ115に到来した時その処理をスキップするか、あるいは再登録できるようにしてもよい。
【0045】
この後、全ての固定車両を内包する最小円を作成し(ステップ116)。次に、その円を特定するのに用いられた3点によって形成される三角形のうち最も長い辺の対角θが90°以内か否かを判定する(ステップ117)。その判定がYESの場合は、円の中心(中心座標)に最も近い施設(コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなど地図上のランドマークとして示される施設)を検索し、その施設を集合地として設定する(ステップ118)。また、上記した三角形のうち最も長い辺の対角θが90°を超える場合には、最も長い辺の中点に最も近い施設を検索し、その地点を集合地として設定する(ステップ119)。このようにして設定された集合地、および固定車両であるか移動車両であるかをゲストナビの全てに連絡する(ステップ120)。
【0046】
上記した処理を繰り返すことにより、移動車両は、集合地に向けて移動する。
【0047】
この後、全ての車両が集合地から所定距離以内(例えばステップ116において作成された最小円の範囲内)になると、ステップ121に到来したとき、その判定がYESになり、固定車両に移動可の連絡を行い(ステップ122)、固定車両選択モードを解除する(ステップ123)。このことにより、全ての車両が集合地に向かうことになる。
【0048】
一方、移動車両とされたゲストナビにおける制御回路4では 図5に示す集合地案内処理を実行する。また、固定車両とされたゲストナビにおける制御回路4では、図5に示す集合地案内処理において、集合地への経路案内を行うステップ207の処理を図10に示すようにして行う。すなわち、ホストナビから固定車両である旨の連絡があったか否かを判定し(ステップ207a)、固定車両である旨の連絡があった場合には、次にホストナビから移動可の連絡があったか否かを判定する(ステップ207b)。固定車両の連絡を受け、その後に移動可の連絡を受けるまでは、集合地への経路案内処理を行わない。従って、固定車両は、集合地への移動を行わず、その場所で待機する状態になる。その後、ホストナビから移動可の連絡を受けると、集合地への経路案内が行われる(ステップ207c)。なお、ステップ207a、207bの判定は、ホストナビからその旨の連絡が一旦入ると、それ以後その判定がYESになる。
【0049】
なお、この実施形態では、全ての車両が集合地から所定距離以内に入るまで固定車両が待機するものを示したが、待機せずに直ぐに集合地に向かうようにしてもよい。
【0050】
また、この実施形態を第1実施形態に適用するものを示したが、第2実施形態にも同様に適用することができる。具体的には、ホストナビにおける制御回路4では、図6に示す目的地案内処理において、A−B間の処理に対し図9に示す処理を実行する。この場合、図9のステップ116において、全ての固定車両および目的地を内包する最小円の作成を行う点、およびステップ114において、1回目あるいはユーザによる集合地再設定指示を判定する点が異なる。また、固定車両とされたゲストナビにおける制御回路4では、図6に示す目的地案内処理において、目的地への経路案内を行うステップ407の処理が図10に示す処理に変更され、この図10中のステップ207cの処理が、第2実施形態と同様、集合地を通過した目的地への経路案内処理になる。
【0051】
なお、この実施形態においても、集合地に案内中に車が案内経路から外れて走行した場合には、集合地に至る経路を自動で再計算させるようにしてもよい。この再計算は、集合地の再設定後にも対応するようにすれば、各車は確実に設定された集合地にたどり着くことができる。
【0052】
また、上記したいずれの実施形態においても、車両に搭載されたナビゲーションを対象とするものを示したが、車両に限らず他の移動体(自転車、バイク、人等)、あるいはポータブルタイプのナビゲーション装置や位置情報の送受信が可能な携帯電話などの携帯端末においても同様に適用することができる。
【0053】
また、図2、図5乃至図10に示す制御回路4の処理ステップは、それぞれの機能を実現する手段として把握される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用のナビゲーション装置の全体構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態において、ホストナビの制御回路4によって実行される集合地案内処理を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1実施形態における表示装置5の表示例を示す図である。
【図4】本発明の第1実施形態において、全ての車両を内包する最小円の作成を説明するための説明図である。
【図5】本発明の第1実施形態において、ゲストナビの制御回路4によって実行される集合地案内処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施形態において、ホストナビの制御回路4によって実行される目的地案内処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施形態において、ゲストナビの制御回路4によって実行される目的地案内処理を示すフローチャートである。
【図8】第3実施形態の説明に供する説明図である。
【図9】本発明の第3実施形態において、ホストナビの制御回路4によって実行される集合地案内処理の一部を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3実施形態において、固定車両とされたゲストナビの制御回路4によって実行される集合地案内処理の一部を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…位置検出装置、2…地図データ読取装置、3…操作スイッチ群、
4…制御回路、5…表示装置、6…音声発声装置、7…リモコン、
8…リモコンセンサ、9…通信装置。
Claims (8)
- 現在地を検出する手段と、
他の情報通信装置からその現在地を入手する手段と、
前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地に基づいて集合地を設定する手段と、
前記設定された集合地を前記他の情報通信装置に連絡する手段とを備えた情報通信装置であって、
さらに、前記他の情報通信装置のうち集合地の設定に用いる情報通信装置を特定するモードがユーザによって設定されているときに、ユーザの操作によって前記集合地の設定に用いる情報通信装置を特定する手段を備え、
前記集合地を設定する手段は、前記モードが設定されているときには、前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地に基づいて集合地を設定することに代えて、前記特定された情報通信装置の現在地を用いて前記集合地を設定することを特徴とする情報通信装置。 - 前記設定された集合地への経路案内を行う手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報通信装置。
- 前記集合地を設定する手段は、前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地に基づいて集合地を設定する場合、前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地から所定地点を特定し、その所定地点に近接する施設を集合地として設定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報通信装置。
- 前記集合地を所定タイミングで自動更新する手段を備えたこと特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の情報通信装置。
- 現在地を検出する手段を備え、設定された目的地への経路案内を行う情報通信装置において、
他の情報通信装置からその現在地を入手する手段と、
前記設定された目的地、前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地に基づいて集合地を設定する手段と、
前記設定された集合地を前記他の情報通信装置に連絡する手段とを備えた情報通信装置であって、
さらに、前記他の情報通信装置のうち集合地の設定に用いる情報通信装置を特定するモードがユーザによって設定されているときに、ユーザの操作によって前記集合地の設定に用いる情報通信装置を特定する手段を備え、
前記集合地を設定する手段は、前記モードが設定されているときには、前記設定された目的地、前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地に基づいて集合地を設定することに代えて、前記特定された情報通信装置の現在地を用いて前記集合地を設定することを特徴とする情報通信装置。 - 前記設定された集合地を通過点として前記目的地への経路案内を行う手段を備えたことを特徴とする請求項5に記載の情報通信装置。
- 前記集合地を設定する手段は、前記設定された目的地、前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地に基づいて集合地を設定する場合、前記設定された目的地、前記検出された現在地および前記入手された他の情報通信装置の現在地から所定地点を特定し、その所定地点に近接する施設を集合地として設定することを特徴とする請求項5または6に記載の情報通信装置。
- 前記集合地をユーザ指示によって更新する手段を備えたこと特徴とする請求項5ないし7のいずれか1つに記載の情報通信装置。
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