JP4575556B2 - 浄水機能付きシャワーヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、台所または厨房、洗面所あるいは風呂場等で用いられ、使用時に吐出する水及び/又は湯を浄化する能力を具備した浄水機能付きシャワーヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、洗面所あるいは風呂場等で用いられる洗面装置やシャワー装置等に取り付けられ、水、湯、または湯水混合水(以下、単に混合水という)の水質浄化能力を具備したシャワーヘッドには、例えば特開平11−9485号記載の浄水シャワーがあった。
この浄水シャワーでは、把持部内に保湿剤充填部と脱塩素剤充填部とを設けて切り換え装置により脱塩素剤充填部のみを通過して塩素除去するか、または保湿剤充填部と脱塩素剤充填部の両方を通過して塩素除去するとともに保湿成分を含む水とすることができる。
【0003】
〔問題点〕
このような従来の浄水シャワーでは脱塩素剤充填部のみを通過して塩素除去するか、または保湿剤充填部と脱塩素剤充填部の両方を通過して塩素除去するとともに保湿成分を含むようにすることができるようにしているが、原水をそのまま吐出することができるような構成にはなっていないため、保湿剤および脱塩素剤の消耗が激しく、また、原水を直に使用したい場合には、他の蛇口を使用しなければならない不便さがあって、原水吐出もできるものが望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の技術における前記問題点に鑑みて成されたものであり、これを解決するため具体的に設定された課題は、原水と浄水との流路の切換が容易であり、取扱いおよび製造が容易で、安価な浄水機能付きシャワーヘッドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を効果的に解決できるように構成した手段としての、本発明における請求項1に係る浄水機能付きシャワーヘッドは、シャワー吐出口およびストレート吐出口を有するシャワープレートを着脱自在に設けるとともに水質浄化材を交換可能に収容した頭部と、この頭部に一体的に形成した把持部と、この把持部に内蔵するとともに操作部を外部に突出して外部より操作可能に形成した流路切換弁と、前記シャワープレートの上流側に配置するとともに前記流路切換弁とは独立に機能してシャワー吐出とストレート吐出とを切り換える吐出切換弁とを備えた浄水機能付きシャワーヘッドであって、前記流路切換弁が、前記把持部に固定されて内部を延設方向に2分割する板状部材に前記把持部の延設方向に平行で前記水質浄化材に接続される浄水用流路および前記水質浄化材に接続されない原水用流路をそれぞれ穿設した弁座と、この弁座に回動自在に取り付けられた板状回動部材に前記回動の軸心からの距離が前記浄水用流路および原水用流路に等しい貫通孔を穿設した弁体とからなり、この弁体を前記操作部によって流路に対して平行な軸の軸回りに回動して浄水と原水とを切り換えるとともに、前記吐出切換弁が、前記シャワープレートを貫通する弁軸と、流路に対して略垂直な板状に形成され前記シャワープレートの上流側でこの弁軸から離間して取り付けられた吐出弁体と、前記弁軸の前記シャワープレート下流側に取り付けられた切換レバーとからなり、この切換レバーの操作により前記吐出弁体を流路に対して交差方向に移動して前記ストレート吐出口を開閉し、かつ、前記吐出弁体の上流側の面を浅い凹面に形成し、下流側の面を凸面に形成したことを特徴とする。
【0006】
また、請求項に係る浄水機能付きシャワーヘッドは、シャワー吐出口およびストレート吐出口を有するシャワープレートを着脱自在に設けるとともに水質浄化材を交換可能に収容した頭部と、この頭部に一体的に形成した把持部と、この把持部に内蔵するとともに操作部を外部に突出して外部より操作可能に形成した浄水と原水とを切り換える流路切換弁と、前記シャワープレートの上流側に配置するとともに前記流路切換弁とは独立に機能してシャワー吐出とストレート吐出とを切り換える吐出切換弁とを備えた浄水機能付きシャワーヘッドであって、前記流路切換弁が、前記把持部に固定されて内部を延設方向に2分割する板状部材に前記把持部の延設方向に平行で前記水質浄化材に接続される浄水用流路および前記水質浄化材に接続されない原水用流路をそれぞれ穿設した弁座と、この弁座に回動自在に取り付けられた板状回動部材に前記回動の軸心からの距離が前記浄水用流路および原水用流路に等しい貫通孔を穿設した弁体とからなり、この弁体を前記操作部によって流路に対して平行な軸の軸回りに回動して浄水と原水とを切り換えるとともに、前記吐出切換弁が、前記シャワープレートを貫通する弁軸と、流路に対して略垂直な板状に形成され前記シャワープレートの上流側でこの弁軸から離間して取り付けられた吐出弁体と、前記弁軸の前記シャワープレート下流側に取り付けられた切換レバーとからなり、この切換レバーの操作により前記吐出弁体を流路に対して交差方向に移動して前記ストレート吐出口を開閉し、かつ、前記吐出切換弁の上流側直近には、流路を上流側と下流側とに2分割する板状部材に下流側へ次第に縮径する嵌合孔を穿設した仕切部材と、この嵌合孔に嵌め込まれるとともに下流端面を閉鎖して上流側の開口から側面の開口へ連通する内部通水路を形成した集合通過部材とを配置したことを特徴とする。
【0007】
た、請求項に係る浄水機能付きシャワーヘッドは、前記水質浄化材が軸方向へ流路が形成された蓋付き有底円筒形状状の浄化材ケースにフィルタおよび浄化材を軸方向に層状に収容したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明における以下の実施の形態では、把持部の外面に沿わせた切換部材を有する流路切換弁を設けた場合について、具体的に説明する。
なお、この実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるため具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、発明内容を限定するものではない。
【0009】
〔第1実施形態〕
〔構成〕
ここで用いられる浄水機能付きシャワーヘッドは、通常、台所の流しで湯と水とを混合して流す混合水栓に直接または間接的に接続され、水質切換弁としての流路切換弁に備えられた切換操作部材を把持部の外面に沿わせて周方向に移動操作することによって、混合水を浄化して使用することができるシャワーヘッドを構成する。
【0010】
このため、図1〜2の外観図に示すように、浄水機能付きシャワーヘッド100は、図示しない混合水栓または混合水栓に設けられたホースに取付けできる端部を有する略円筒形状に形成された把持部110と、この把持部110の混合水栓取付側とは反対側の端部に直結されて浄化材収容部を設けた有蓋円筒状に形成された頭部120と、頭部120の下端部に着脱自在に取り付けられてシャワー吐出できるようにしたシャワープレート130とを備えた。
【0011】
そして、図3〜5の全体断面図に示すように、浄水機能付きシャワーヘッド100には、把持部110の内部を空洞のままとし、把持部110の頭部120に近接した位置に流路切換弁(水質切換弁)140を内蔵して水質を切り換えることができるように形成し、また、頭部120の内部には水質浄化材150と、水質浄化材150の下流に配置した仕切部材160を介して下流側に配置された吐出切換弁170とを内蔵し、さらに、頭部120の下端部に取り付けたシャワープレート130の中央部にはプレート上流側の面にストレート吐出用流路形成部材180を立設してシャワー吐出とストレート吐出との流路を隔離する。
【0012】
把持部110は、頭部120側に直結した筒部111と混合水栓取付側の筒部112とに中間部で分け、この中間部は両筒部111,112が着脱自在かつ一体的に組合せ可能にするねじ結合部を有する中継部113を形成し、この中継部113の螺合を解除して筒部111と筒部112を分離することにより、把持部110を容易に2分割できるようにして流路切換弁140を組み込むことができるように形成する。
そして、把持部110の頭部120側に直結した筒部111における頭部直近の端部には、流路切換弁140を組み込み、流路切換弁140に設けられた切換操作部材141の突出部142を放射方向の外方に突き出して、把持部110の外部から流路切換弁140を操作できるように形成する。
さらに、把持部110の混合水栓取付側の端部には厚肉円筒状のホース接続部114を設け、その先端部にホース取付ねじ115を形成して、ホースとの着脱を容易にし、そして、ホース接続部114の外周側には軸方向に沿って突出した板状の突起部114aを突出し、図示しない水栓本体のホルダ部に嵌め込んで、台所の流しの定位置で浄水機能付きシャワーヘッド100を支持する際の位置決めリブとする。
【0013】
頭部120は、頂部が曲面に形成され、主要部が略円筒状に形成され、下端部が開口した形状に形成され、内部に特別な突出部が設けられていない空間(空洞)120aを形成している頭部外皮120bからなり、形成された空間120aには水質浄化材150、仕切部材160を取り付け、吐出切換弁170を組み付けたシャワープレート130によって下端部を閉鎖して形状を維持する。
頭部120の下端部に取り付けられたシャワープレート130の中央部にはストレート吐出口131を形成し、このストレート吐出口131の上流側にストレート吐出用流路形成部材180を立設してストレート吐出用の流路をシャワー吐出用の流路から隔離し、ストレート吐出口131の周囲にはストレート吐出口131を囲むように小孔を多数穿設したシャワー吐出口132を形成する。
【0014】
ストレート吐出とシャワー吐出とを切り換える吐出切換弁170は、シャワー吐出口132の形成面を一部変更して貫通孔を穿設し、この貫通孔に吐出切換弁170の軸部を貫通して軸支し、弁体側をシャワープレート内部に収容するのに対して操作部側をシャワープレート外部に配置して、操作部としての切換レバー171をシャワープレート130の外部から操作できるようにする。
水質浄化材150を収容した頭部120では、把持部110から流入した混合水が流路切換弁140によって水質浄化材150を介して浄化されるか、または水質浄化材150の外部を通過して直接に仕切部材160から流出するかの二手に流路が分かれ、仕切部材160の上流側で合流し、仕切部材160の中央部から吐出切換弁170の選択によりシャワープレート130の上流側に形成されたストレート吐出用またはシャワー吐出用の流路のいずれかに流出するように形成される。
【0015】
この頭部120は、図6〜8に示すように、頭部外皮120bにより一側周面側から筒部111を突出し、頂部が曲面に形成され、下端部が開口された略有蓋円筒形状に形成されて、内部が特別な突出部が設けられていない空間120aを形成する。この空間120aには、水質浄化材、仕切板および吐出切換弁等が収容できる容積を有し、シャワープレート130によって下端部を閉鎖できるように雌ねじ120cを下端部内面側に形成する。
また、直結された筒部111の先端部には筒部112との嵌合用の円筒部113aと雌ねじ113bとを内面側に形成して中継部113の雌側を形成し、筒部112とのねじ結合ができるようにする。そして、雌ねじ113bの奥には流路切換弁140を内嵌する嵌合用内面として必要な径を有する円筒内面113dを形成し、この円筒内面113dの最奥部には段差部113eを設けて、流路切換弁140の挿入時に挿入位置規制ができるようにする。
そして、円筒内面113dを形成した箇所の軸方向中央部には、流路切換弁140に形成された切換操作部材141を貫通させる周方向に長辺を向けた平面展開形状が長方形の孔111aを穿設し、この長方形の孔111aの長辺の長さは流路切換弁140の操作角に従い移動する切換操作部材141から突出した突出部142の最大移動角に合わせて規定する。
【0016】
流路切換弁140は、図3〜5に示すように、弁開閉動作を行うための操作部材となる突出部142を設けた切換操作部材141と、筒部111に固定される弁座形成部材143と、突出部142により動かされて弁座形成部材143との相対位置を軸回りに変更する弁体形成部材144とからなる。
弁座形成部材143は、図9〜12に示すように、筒部111に形成された円筒内面113dに内嵌する外径を有する短円筒143aを形成し、この短円筒の内側に頭部120の空間120aと円筒部110の筒部111との間を仕切る仕切板を形成する円板部143bを設け、短円筒143aよりも小径の円筒形に形成して弁体形成部材144を内嵌する弁体嵌合部143cを形成し、円板部143bの中心と周辺との中間位置に浄水側流路へ連通する貫通孔143dを穿設し、この貫通孔143dと同じ中心から同じ半径の位置で、把持部110側から頭部120側を見て貫通孔143dの位置から中心角で約 90 度離れた位置に貫通孔143eを穿設し、円板部143bの頭部120側に位置した面には水質浄化材150に連通する筒状に形成された導水路143fを形成し、この導水路143fの先端には接続部143gを設ける。
この接続部143gは、水質浄化材150のケースの蓋側に突設された入口部に外嵌できる大きさの径を有する円筒形状に形成され、水質浄化材150との接続に必要な角度を導水路143fに設けて、弁座形成部材143に穿設された貫通孔143dの向きと水質浄化材150の蓋側に設けられた入口部の向きとの間を調整する。
【0017】
弁体形成部材144は、図13〜15に示すように、弁座形成部材143の円板部143bに当接する面を有する厚肉円板部144aを形成し、その厚肉円板部144aの一面側を弁座形成部材143の円板部143bに当接する面とし、他面側には平面を形成し、厚肉円板部144aの周縁部に円筒状の外筒部144bを同心的に突出して弁座形成部材143との当接面側が閉じられた有底円筒形に形成する。
この有底円筒形の外筒部144bの端縁部には、筒部111に内嵌するために必要な外形寸法を有して外周側に厚みが厚くなるように形成された厚肉部144cを設け、この厚肉部144cの外周面にOリング溝144dを刻設する。
そして、厚肉円板部144aの中心と周辺との中間位置に1つの流路となる貫通孔144eを穿設し、その貫通孔144eの穿設位置の弁座形成部材143との当接面側には貫通孔144eの周囲にOリング溝144fを刻設する。
さらに、外筒部144bの外周側には、厚肉部144cの厚肉円板部配置側に向いた端面を背にして逆T字形の溝144gを形成する互いに突出側を向き合わせた鍵形部材144h,144iを突出して、切換操作部材141に形成された突出部142の内側に突出した部分を係合可能かつ弁体形成部材144の軸方向に出入自在に形成する。
また、厚肉円板部144aの弁座形成部材当接側の面には外周縁部にOリングを嵌め込むことができるように形成した段差部144jを設ける。ここで使用されるOリング(図3,4参照)はNBR(アクリロニトリルブタジエンゴム)等の熱湯から冷水までの範囲で利用できるゴム製のものを使用する。
【0018】
切換操作部材141は、図16,17に示すように、筒部111の外周に沿って湾曲させて、操作時の動作範囲全域について筒部111に穿設された長方形の孔111aを覆うことができる湾曲板141aを形成し、湾曲板141aの中央部に指掛け可能に形成された突出部142を放射方向の外方に突設し、この突出部142の突設側とは反対側の位置(湾曲面の内側中央部)に弁体形成部材144に形成された鍵形部材144h,144iによって形作られた逆T字形の溝144gに係合する係止部141bを突設する。
これにより、弁体形成部材144の鍵形部材144h,144i間に形成された逆T字形の溝144gに切換操作部材141の係止部141bを係合し、弁座形成部材143の把持部側の面にOリングを取り付けた弁体形成部材144の厚肉円板部144aを密着して、厚肉円板部144aの中心軸回りに 90 度時計回りまたは反時計回りに回動すると、弁座形成部材143に設けられた貫通孔143dまたは143eに弁体形成部材144に設けられた貫通孔144eが同一中心軸上に揃うことにより、それぞれ浄水または原水の流路に対する弁開状態となり、浄水または原水が吐出できるようになる。
【0019】
水質浄化材150は、図3,4に示すように、粒状、顆粒状あるいは繊維状等の活性炭を主成分とする吸着物質を円柱状に成形した浄化材151と、その両端面に不織布、スポンジまたは網等からなるフィルタ152を配置したものを蓋付き有底円筒からなる浄化材ケース153内に収容したものである。浄化材ケース153は、蓋部154と浄化材収容部本体155とに分離できるようにする。
蓋部154は、図18,19に示すように、円板部154aの一面側の中央部に円筒形状の継手部154bを突設し、その継手部154bの外周面にOリング溝154cを刻設し、他面側の周縁には短円筒154dを突設して浄化材収容部本体155の開口側の端部に外嵌できるようにする。
【0020】
浄化材収容部本体155は、図20,21に示すように、有底円筒の側周壁155aは透過性のない壁面を形成し、平面を形成する底面155bには他数個の孔155c,…,155cを穿設して浄化された混合水を通過しやすくする。
これにより、混合水は浄化材ケース153の蓋部154に設けられた継手部154bより水質浄化材150の内部に流入して、フィルタ152および浄化材151によって浄化され、浄化材収容部本体155の底面155bに穿設された孔155c,…,155cから仕切部材160の上流側に流出する。
【0021】
このような水質浄化材150が頭部120の空間120aに収容され、浄化材ケース153の蓋部154に設けられた継手部154bが弁座形成部材143の導水路143fの先端に設けられた接続部143gに接続されると、導水路143fを通過する混合水を水質浄化材150の内部に導入して浄化することができる浄水流路となり、また、その水質浄化材150の外周側は、弁座形成部材143に設けられた貫通孔143eと連通して原水流路となる。
【0022】
頭部120の内部で水質浄化材150の下流側に組み込まれる仕切部材160は、図22,23に示すように、円盤状仕切板160aの各面側の外周縁に短い円筒形状の環状部材160b,160cを突設し、円盤状仕切板160aの中央部にシャワー吐出側またはストレート吐出側への入口部へ移行するための集合通過部材161(図25参照)を嵌合する嵌合孔160dを穿設し、その嵌合孔160dの周囲に水質浄化材150を載置するための浄化材ケース153の外径に近い外径を有する湾曲した突出部160eを周上等間隔に4個突設する。
そして、外周縁の上側の環状部材160bには頭部に形成された雌ねじ120cに螺合できる雄ねじ160fを形成し、その雄ねじ形成部の下部にOリング溝160gを刻設して頭部120との間の漏止めができるようにし、また、外周縁の下側の環状部材160cには外周面に条数2の多条雄ねじ160hを形成してシャワープレート130を螺合できるようにし、多条雄ねじ形成箇所の上部にはOリング溝160iを形成してシャワープレート130との間の漏止めができるようにする。
さらに、嵌合孔160dは、径が2段に分けられて、上部には円形の軸方向に対して同一径の孔が形成され、下部には軸方向下方に向けて縮径される孔に形成され、それらの中間には段差を設けて上方から集合通過部材161を嵌め込めるように形成する。
【0023】
集合通過部材161は、図24〜26に示すように、鍔側の端面を浅く削り込んで外縁付き平面形にした有鍔円柱の円柱部161aに、環状の溝161bを鍔側の浅く削り込んだ端面から軸方向に深くかつ貫通しない程度に刻設し、環状の溝161bの外周に外側の先端部が鍔部161cにまで達する多数の光芒161dを刻設し、この光芒161dを有する環状の溝161bを設けた円柱部161aの外径を鍔部161cの外径よりも小さくして、光芒161dの外側の下端部が側方に開口した形状に形成する。
この集合通過部材161は円柱部161aと鍔部161cの外形寸法を仕切部材160の嵌合孔160dに嵌め込むことができる外径にし、円柱部161aの側面に形成された開口が仕切部材160の嵌合孔160dに形成された下方に縮径される孔の位置に達するように軸方向の寸法を調節して、開口から径方向外側下方へ流出する混合水を縮径される孔により中心部下方に集中するように流出させる。
【0024】
仕切部材160の下流側に位置する吐出面形成部材としてのシャワープレート130は、図27〜30に示すように、平板状の円板部130aとその外周縁を立ち上げて形成した張出部130bとを形成し、円板部130aの中央部にストレート吐出口131を穿設し、このストレート吐出口131に隣接して吐出切換弁170の弁軸172(図33参照)を貫通させて軸支する軸孔130cを穿設し、ストレート吐出口131と軸孔130cとを除いた面のストレート吐出口131の周囲にシャワー吐出口132となる小孔を多数個につき略均等な間隔で穿設する。
このシャワープレート130は、各孔を穿設した円板部130aの張出部形成側を混合水の流入側(上流側)とし、張出部130bの内周面側には条数が2の多条雌ねじ130dを形成して、仕切部材160に設けた多条雄ねじ160hに螺合できるようにする。また、張出部130bの上端部の内側には拡径した段差部130eを設け、その内周面をOリング用押圧面に形成し、仕切部材160のOリング溝160iに取り付けたOリング(図3参照)を外側から押圧して仕切部材160との螺合時に漏止めができるようにする。
【0025】
さらに、ストレート吐出口131の上部には、ストレート吐出用流路形成部材180(図32参照)を嵌合させる凹部130jを設け、シャワープレート中央部にストレート吐出用流路形成部材180を立設して、ストレート吐出側の流路(ストレート吐出流路181)とシャワー吐出側の流路(シャワー吐出面上流側空間133)とを仕切ることができるようにする。
また、張出部130bの外周面には、軸孔130cを設けた位置の外周側に、軸孔穿設位置の外周面を挟むように2つの突出部130f,130fを突設し、吐出切換弁170の切換レバー171が2つの突出部130f,130fの間に配置されたとき、切換レバー171の操作範囲を2つの突出部130f,130fの間隔によって与えられた回動角に規制できるようにする。
【0026】
シャワープレート中央部に立設するストレート吐出用流路形成部材180は、図31,32に示すように、上端縁が内面側に縮径された端部を有する円筒形状に形成され、円筒部の内部がストレート吐出流路181として利用される。
上端に形成された開口180aの開口径が円筒部分の内径よりも小さくなるように形成して、吐出切換弁170の弁体173(図34参照)により開口180aを閉鎖し易くし、また、下端部の外径はシャワープレート130の中央部に形成された凹部130jに内嵌できる大きさを有し、嵌合後には嵌合状態が緊密でシャワープレート130の中央部に自立できるように形成する。
【0027】
吐出切換弁170は、図33,34に示すように、シャワープレート130の円板部130aを貫通して軸回りに回動自在に支持される弁軸172を一体に設けた切換レバー171と、集合通過部材161とストレート吐出用流路形成部材180との間に設けられた隙間に配置できるように上面を浅い凹面に形成した薄い皿状に形成した弁体173とに分割される。
切換レバー171は、図33に示すように、弁軸172に対して垂直な方向にレバー部171aを延設し、その操作片である切換レバー171の先端にレバー回動方向に対して略垂直な面を形成する指掛け部171bには両面側にそれぞれ凹部171cを形成して指の係止を容易にする。弁軸172の先端には、弁体側に形成された嵌合孔173c(図34参照)に挿入して弁体173と結合し、結合後の抜けを防止するための拡張側に付勢されている断面が矩形に形成された弾性係止部172a,172aを突出させる。
【0028】
弁体173は、図34,35に示すように、上面を浅い凹面に形成した薄い皿状に形成し、下面を板厚分長くした曲率半径で湾曲した凸面に形成した皿部173aと、この皿部173aから放射方向の一方向へ延設したアーム部173bと、このアーム部173bの先端部に弁軸側の弾性係止部172a,172aを挿入して内嵌する矩形断面の嵌合孔173cを穿設した軸結合部173dとからなる。
【0029】
弁軸172側の弾性係止部172a,172aを軸結合部173dの嵌合孔173cに挿入する際、シャワープレート130に形成された軸孔130cに外方(下流側)から弾性係止部172a,172aを挿入して、軸孔130cに弁軸172を嵌合し、その後、弁体173側の嵌合孔173cに弾性係止部172a,172aを抜け防止可能になるまで挿入して、弁体173と切換レバー171とをシャワープレート130に組み付けるとともに吐出切換弁170の可動部材を結合して、軸孔130cにより回動自在に支持された弁軸172の軸回りに弁体173と切換レバー171とを一体に回動できるようにする。
【0030】
〔作用効果〕
このように構成した第1実施形態では、流路切換弁140の突出部142を把持部110の外周面に沿って回動することによって浄水吐出と原水吐出とを切り換えることができ、また、浄水吐出と原水吐出の切換えとは独立に、吐出切換弁170の切換レバー171を操作することによってストレート吐出とシャワー吐出とを切り換えることができるようになる。
【0031】
いま、流路切換弁140の設定位置を図3〜5に示すように浄水吐出状態にすると、把持部110のホース接続部114側から流入した混合水は、流路切換弁140の貫通孔144eおよび143dを通過して導水路143fを通り、水質浄化材150の蓋部154に設けられた継手部154bを介して浄化材ケース153の内部へ流入し、フィルタ152、浄化材151、フィルタ152を透過して浄化された混合水が浄化材収容部本体155の底面155bに穿設された孔155c,…,155cを通過して仕切部材160の上流側に流出し、ここから仕切部材160の中央部に設けられた集合通過部材161を介して仕切部材160の下流側に流出し、吐出切換弁170の設定に従い、ストレート吐出流路181またはシャワー吐出面上流側空間133に流入し、その流入方向に従ってストレート吐出かまたはシャワー吐出する。
【0032】
次に、この浄水吐出をしている場合に、流路切換弁140の切換操作部材141に設けられた突出部142に指をかけて切換操作部材141を把持部110の外周面に沿い所定方向へ必要角度回動して、流路切換弁140を図36〜38に示すように原水吐出状態に切り換えると、混合水は流路切換弁140の貫通孔144eおよび143eを通過して水質浄化材150の内部に入らずに、水質浄化材150が収容された頭部120の空間120aを通過して、水質浄化材150の底面の下流側と仕切部材160の上流側との間に形成された空間に流入し、この空間から仕切部材160の中央部に設けられた集合通過部材161を介して仕切部材160の下流側に流出し、吐出切換弁170の設定に従い、ストレート吐出流路181またはシャワー吐出面上流側空間133に流入し、その流入方向に従ってストレート吐出かまたはシャワー吐出する。
原水吐出状態に切り換えた後、再度、流路切換弁140の切換操作部材141に設けられた突出部142に指をかけて切換操作部材141を把持部110の外周面に沿って、原水吐出の場合と逆方向へ同じ角度回動すると、図3〜5に示すような浄水吐出の場合に戻り、浄水を吐出できるようになる。
【0033】
また、吐出切換弁170の操作については、流路切換弁140の操作とは独立に実行でき、ストレート吐出とシャワー吐出との設定を任意に切換えることができる。
まず、切換レバー171を操作して弁軸172の軸心を中心にしてストレート吐出側に回動すると、弁体173の皿部173aがストレート吐出用流路形成部材180の開口180aの位置から外れ、集合通過部材161から流出する混合水がストレート吐出用流路形成部材180の開口180aへ流入し、ストレート吐出流路181の内部を通過してストレート吐出口131から吐出するようになる。
【0034】
そして、切換レバー171がストレート吐出側に設定されている場合に、切換レバー171を反対方向へ操作して、弁軸172の軸心を中心にしてシャワー吐出側に回動すると、弁体173の皿部173aがストレート吐出用流路形成部材180の開口180aの上部に位置して開口180aを塞ぎ、集合通過部材161から流出する混合水が弁体173の皿部173aに阻まれてストレート吐出用流路形成部材180の周囲に流出し、仕切部材160とシャワープレート130によって形成されたシャワー吐出面上流側空間133を介してシャワー吐出口132から吐出するようになる。
その後、再度、切換レバー171を操作して弁軸172の軸心を中心にしてストレート吐出側に回動すると、前述のように、ストレート吐出口131から吐出するようになる。
【0035】
これにより、流路切換弁140の切換操作部材141に設けられた突出部142に指をかけて切換操作部材141を把持部110の中心軸回りかつ外周面に沿って回動することにより、浄水吐出と原水吐出とを容易に切り換えることができ、浄水吐出時には、混合水が水質浄化材150の浄化材ケース153の内部に流入して、浄化材151を通過する際に浄化されるようになり、また、原水吐出時には、水質浄化材150の浄化材ケース153の外部を通過して浄化せずに吐出するようになり、操作が容易な浄水機能付きシャワーヘッドを実現できる。
これに加えて、吐出切換弁170が流路切換弁140と完全に独立しているため、原水と浄水のどちらが吐出される場合であっても、ストレート吐出またはシャワー吐出のいずれかを選択して吐出させることができ、浄水と原水とに対してそれぞれストレート吐出とシャワー吐出のいずれかを組み合わせた4種類の利用可能な形態が選択できるようになる。
【0036】
〔第2実施形態〕
前記第1実施形態は浄水と原水との水質の切換およびストレートとシャワーとの吐出形態の切換が両切換ともに独立に選択できるように形成されたが、この第2実施形態では、水質の切換のみを選択できるようにした場合について具体的に説明する。
以下の説明では、各部材の符号は200番台の番号にして第1実施形態と識別することにし、また、流路の構成に係る部材以外の部材については、第1実施形態と同じ構成にするとともに符号を200番台の下2桁の番号を同じにして説明を省略する。
【0037】
〔構成〕
浄水機能付きシャワーヘッド200は、シャワープレート側に吐出切換弁の操作レバーが配設されていない構成となり、吐出側流路の変更を除き、その他の点では第1実施形態と同じ構成となる。
また、図39〜41の全体断面図に示すように、浄水機能付きシャワーヘッド200には、把持部210の内部を空洞のままとし、把持部210の頭部220に近接した位置に流路切換弁(水質切換弁)240を内蔵して水質を切り換えることができるように形成し、また、頭部220の内部には水質浄化材250と、水質浄化材250の下流に配置した仕切部材260を介して下流側にはシャワープレート230を着脱自在に頭部220の下端部に取り付け、仕切部材260の中央部にはストレート吐出用流路形成部材280を垂下し、シャワープレート230の中央部に開口したストレート吐出口231に接続し、浄水は水質浄化材250の内部を通過した後ストレート吐出し、原水は水質浄化材250とストレート吐出用流路形成部材280の外部を通過してシャワー吐出するように形成する。
【0038】
把持部210は、頭部220側に直結した筒部211と混合水栓取付側の筒部212とに中間部で分け、この中間部は両筒部211,212が着脱自在かつ一体的に組合せ可能にするねじ結合部を有する中継部213を形成し、この中継部213の螺合を解除して筒部211と筒部212を分離することにより、把持部210を容易に2分割できるようにして流路切換弁240を組み込むことができるように形成する。
そして、把持部210の頭部220側に直結した筒部211における頭部直近の端部には、流路切換弁240を組み込み、流路切換弁240に設けられた切換操作部材241の突出部242を放射方向の外方に突き出して、把持部210の外部から流路切換弁240を操作できるように形成する。
さらに、把持部210の混合水栓取付側の端部には厚肉円筒状のホース接続部214を設け、その先端部にホース取付ねじ215を形成して、ホースとの着脱を容易にし、そして、ホース接続部214の外周側には軸方向に沿って突出した板状の突起部214aを突出し、図示しない水栓本体のホルダ部に嵌め込んで、台所の流しの定位置で浄水機能付きシャワーヘッド200を支持する際の位置決めリブとする。
【0039】
頭部220は、頂部が曲面に形成され、主要部が略円筒状に形成され、下端部が開口した形状に形成され、内部に特別な突出部が設けられていない空間(空洞)220aを形成している頭部外皮220bからなり、形成された空間220aには水質浄化材250、仕切部材260、ストレート吐出用流路形成部材280等を収容し、中央部にストレート吐出口231を開口したシャワープレート230を取り付けることによって下端側を形成する。
頭部220の下端部に取り付けられる仕切部材260の中央部にはストレート吐出口231に接続するストレート吐出用流路形成部材280を垂下してストレート吐出流路281をシャワー吐出面上流側空間233から隔離し、シャワープレート230のストレート吐出口231の周囲にはストレート吐出口231を囲むように小孔を多数穿設したシャワー吐出口232を形成する。
【0040】
頭部220に水質浄化材250を収容すると、把持部210から流入した混合水が流路切換弁240によって流路を浄水側流路か原水側流路かのいずれか一方を選択し、浄水側を選択した場合には、水質浄化材250の内部を通過して浄化され、仕切部材260の中央部を通過してストレート吐出用流路形成部材280の内部を通過してストレート吐出口231から吐出し、また、原水側を設定すると、水質浄化材250の外部と仕切部材260の周辺部とを通過してシャワー吐出口232から吐出するように形成される。
【0041】
水質浄化材250は、粒状、顆粒状あるいは繊維状等の活性炭を主成分とする吸着物質を円柱状に成形した浄化材251と、その両端面に不織布、スポンジまたは網等からなるフィルタ252を配置したものを蓋付き有底円筒からなる浄化材ケース253内に収容したものである。浄化材ケース253は、蓋部254と浄化材収容部本体255とに分離できるようにする。
蓋部254は、第1実施形態と同様に、円板部の一面側の中央部に円筒形状の継手部を突設し、その継手部の外周面にOリング溝を刻設し、他面側の周縁には短円筒を突設して浄化材収容部本体255の開口側の端部に外嵌できるようにする。
【0042】
浄化材収容部本体255は、図42,43に示すように、有底円筒の側周壁255aは透過性のない壁面を形成し、底面255bは平面を形成して他数個の孔255c,…,255cを穿設して浄化された混合水を通過しやすくする。そして、他数個の孔255c,…,255cを穿設した底面255bの外面側には、仕切部材260の上面側に嵌合して浄水流路と原水流路とを分離するための環状に形成した嵌合用突出部255dを突出し、この嵌合用突出部255dの外周面にはOリング溝255eを刻設する。
これにより、混合水は浄化材ケース253の蓋部254に設けられた継手部より水質浄化材250の内部に流入して、フィルタ252および浄化材251によって浄化され、浄化材収容部本体255の底面255bに穿設された孔255c,…,255cから仕切部材260の上流側に流出する。
【0043】
このような水質浄化材250が頭部220の空間220aに収容され、浄化材ケース253の蓋部254に設けられた継手部254bが弁座形成部材243の導水路243fに接続される(図39参照)と、導水路243fを通過する混合水を水質浄化材250の内部に導入して浄化することができる浄水流路が形成され、また、その水質浄化材250の外周側は、弁座形成部材243に設けられた貫通孔243eと連通して原水流路が形成される。
【0044】
頭部220の内部で水質浄化材250の下流側に組み込まれる仕切部材260は、図44,45に示すように、円板状仕切板260aの各面側の外周縁に短い円筒形状の環状部材260b,260cを突設し、円板状仕切板260aの中央部にストレート吐出側への入口部へ移行するための集合通過部材261(図39参照)を嵌合する嵌合孔260dを穿設し、その嵌合孔260dの周囲の上面側に、浄化材ケース253の外径と同じ外径を有するとともに嵌合用突出部255dを内嵌できる内径を有する、水質浄化材250の下端部を立設するための円筒形状の突出部260eを突設する。さらに、円板状仕切板260aには突出部260eの外周側で周上等間隔に多数個の貫通孔260f,…,260fを穿設して、水質浄化材250の外周側を通過する混合水を仕切部材260の下流側に垂下されたストレート吐出用流路形成部材280の外周側に流出できるように形成する。
【0045】
そして、外周縁の上側の環状部材260bには頭部220に形成された雌ねじに螺合できる雄ねじ260gを形成し、その雄ねじ形成部の下部にOリング溝260hを刻設して頭部220との間の漏止めができるようにし、また、外周縁の下側の環状部材260cには外周面に条数2の多条雄ねじ260iを形成してシャワープレート230を螺合できるようにし、多条雄ねじ形成箇所の上部にはOリング溝260jを形成してシャワープレート230との間の漏止めができるようにする。
さらに、嵌合孔260dは、径が2段に分けられて、上部には円形の軸方向に対して同一径の孔が形成され、下部には軸方向下方に向けて縮径される孔に形成され、それらの中間には段差を設け、上方から集合通過部材261を嵌め込むことができるように形成する。
仕切部材260の中央部に一体的に垂下するストレート吐出用流路形成部材280は、上端部が嵌合孔260dに形成された円筒形状に形成され、嵌合孔260dの下方の内部がストレート吐出流路281として利用される。そして、下端部の外径はシャワープレート230の中央部に形成された凹部に緊密に内嵌できる外径を有する大きさに形成する。
【0046】
仕切部材260の下流側に位置する吐出面形成部材としてのシャワープレート230は、図46〜47に示すように、平板状の円板部230aとその外周縁を立ち上げて形成した張出部230bとを形成し、円板部230aの中央部にストレート吐出口231を穿設し、このストレート吐出口231の周囲にシャワー吐出口232となる小孔を多数個につき略均等な間隔で穿設する。
このシャワープレート230は、各孔を穿設した円板部230aの張出部形成側を混合水の流入側(上流側)とし、張出部230bの内周面側には条数が2の多条雌ねじ230dを形成して、仕切部材260の下部外周側に設けた多条雄ねじ260iに螺合できるようにする。また、張出部230bの上端部の内側には拡径した段差部230eを設け、その内周面をOリング用押圧面に形成し、仕切部材260のOリング溝260jに取り付けたOリング(図39参照)を外側から押圧して仕切部材260との螺合時に漏止めができるようにする。
さらに、ストレート吐出口231の上部には、ストレート吐出用流路形成部材280を嵌合させる凹部230fを設け、シャワープレート中央部にストレート吐出用流路形成部材280を立設可能に形成し、シャワープレート230の上流側がストレート吐出用流路形成部材280により、ストレート吐出側の流路(ストレート吐出流路281)とシャワー吐出側の流路(シャワー吐出面上流側空間233)とが仕切られるようにする。
【0047】
〔作用効果〕
このように構成した第2実施形態では、流路切換弁240の切換操作部材241に設けられた突出部242を把持部210の外周面に沿って回動することによって浄水と原水とを切り換えることができる。
いま、流路切換弁240の設定位置を図39〜41に示すように浄水吐出状態にすると、把持部210のホース接続部214側から流入した混合水は、流路切換弁240の貫通孔244eおよび243dを通過して導水路243fを通り、水質浄化材250の蓋部254に設けられた継手部を介して浄化材ケース253の内部へ流入し、フィルタ252、浄化材251、フィルタ252を透過して浄化された混合水が浄化材収容部本体255の底面255bに穿設された孔255c,…,255cを通過して仕切部材260の上流側に流出し、ここから仕切部材260の中央部に設けられた集合通過部材261を介して仕切部材260の下流側に流出し、ストレート吐出流路281からストレート吐出口231に達してストレート吐出する。
【0048】
次に、この浄水吐出をしている場合に、流路切換弁240の突出部242に指をかけて切換操作部材241を把持部210の外周面に沿い所定方向へ必要角度回動して、流路切換弁240を図48〜50に示すように原水吐出状態に切り換えると、混合水は流路切換弁240の貫通孔244eおよび243eを通過して水質浄化材250が収容された頭部220の空間220aを水質浄化材250の内部に入らずに通過し、さらに仕切部材260の突出部260eの外周側に形成された貫通孔260f,…,260fを介して、仕切部材260の下流側のシャワー吐出面上流側空間133に流出し、シャワー吐出口232からシャワー吐出する。
原水吐出状態に切り換えた後、再度、流路切換弁240の突出部242に指をかけて切換操作部材241を把持部210の外周面に沿って、原水吐出の場合と逆方向へ同じ角度回動すると、図39〜41に示すような浄水吐出の場合に戻り、浄水を吐出できるようになる。
【0049】
これにより、流路切換弁240の切換操作部材241に設けられた突出部242に指をかけて切換操作部材241を把持部210の中心軸回りかつ外周面に沿って回動することにより、浄水吐出と原水吐出とを容易に切り換えることができ、浄水吐出時には、混合水が水質浄化材250の浄化材ケース253の内部に流入して、浄化材251を通過する際に浄化されるようになり、また、原水吐出時には、水質浄化材250の浄化材ケース253の外部を通過して原水のまま吐出するようになり、操作が容易な浄水機能付きシャワーヘッドを実現できる。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明では、請求項1に係る浄水機能付きシャワーヘッドは、シャワー吐出口を有するシャワープレートを着脱自在に設けるとともに水質浄化材を交換可能に収容した頭部と、この頭部に一体的に形成した把持部と、この把持部に内蔵するとともに操作部を外部に突出して外部より操作可能に形成した流路切換弁と、前記シャワープレートの上流側に配置するとともに前記流路切換弁とは独立に機能してシャワー吐出とストレート吐出とを切り換える吐出切換弁とを備えたことにより、頭部あるいはその周辺部にすべての部材を集中的に配設して、浄水と原水との切換およびシャワー吐出とストレート吐出との切換が容易で、取扱が簡単な、比較的コンパクトにまとめられて製造が容易で安価となる浄水機能付きシャワーヘッドを形成することができる。
また、前記流路切換弁が、前記把持部に固定されて内部を延設方向に2分割する板状部材に前記把持部の延設方向に平行で前記水質浄化材に接続される浄水用流路および前記水質浄化材に接続されない原水用流路をそれぞれ穿設した弁座と、この弁座に回動自在に取り付けられた板状回動部材に前記回動の軸心からの距離が前記浄水用流路および原水用流路に等しい貫通孔を穿設した弁体とからなり、この弁体を前記操作部によって流路に対して平行な軸の軸回りに回動して浄水と原水とを切り換えることにより、原水と浄水との流路の切換えが容易にでき、操作性が良く、構成も簡素化でき、製造も容易となり、しかも安価にできる。
さらに、前記吐出切換弁が、前記シャワープレートを貫通する弁軸と、流路に対して略垂直な板状に形成され前記シャワープレートの上流側でこの弁軸から離間して取り付けられた吐出弁体と、前記弁軸の前記シャワープレート下流側に取り付けられた切換レバーとからなり、この切換レバーの操作により前記吐出弁体を流路に対して交差方向に移動して前記ストレート吐出口を開閉することにより、弁体を薄板状に形成してシャワープレート内の収容空間を流路方向に圧縮することができ、頭部の大きさをより小さくすることができる。
また、前記吐出弁体の上流側の面を浅い凹面に形成し、下流側の面を凸面に形成したことにより、シャワー吐出時に、ストレート吐出口を良好に塞いで、水をシャワー吐出口から吐出させることができる。
【0051】
また、請求項に係る浄水機能付きシャワーヘッドは、前記吐出切換弁の上流側直近には、流路を上流側と下流側とに2分割する板状部材に下流側へ次第に縮径する嵌合孔を穿設した仕切部材と、この嵌合孔に嵌め込まれるとともに下流端面を閉鎖して上流側の開口から側面の開口へ連通する内部通水路を形成した集合通過部材とを配置したことにより、集合通過部材の内部通水路を通過して側面の開口から外側下方へ流出する浄水または原水を、縮径する嵌合孔により中心部下方の吐出切換弁に集中するように流出させることができる。
【0052】
た、請求項に係る浄水機能付きシャワーヘッドは、前記水質浄化材が軸方向へ流路が形成された蓋付き有底円筒形状の浄化材ケースにフィルタおよび浄化材を軸方向に層状に収容したことにより、水質浄化材をカートリッジ式に形成できて交換容易となり、しかも水質浄化材の内部を浄水流路とし外部を原水流路として利用することにより頭部内を効果的に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の浄水機能付きシャワーヘッドを示す側面図である。
【図2】同上浄水機能付きシャワーヘッドを示す平面図である。
【図3】同上浄水機能付きシャワーヘッドを浄水吐出時の状態で示す側面断面図(図2のC−C矢視図)である。
【図4】同上浄水機能付きシャワーヘッドを浄水吐出時の状態で示す平面断面図(図1のA−A矢視図)である。
【図5】同上浄水機能付きシャワーヘッドの浄水吐出時の状態における流路切換弁の位置で示す横断面図(図1のB−B矢視図)である。
【図6】同上浄水機能付きシャワーヘッドの頭部を示す下平面図である。
【図7】同上浄水機能付きシャワーヘッドの頭部を示す側面断面図(図6のD−D矢視図)である。
【図8】同上浄水機能付きシャワーヘッドの頭部に形成された流路切換弁配設位置における横断面図(図7のE−E矢視図)である。
【図9】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける流路切換弁の弁座形成部材を示す後ろ正面図である。
【図10】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける流路切換弁の弁座形成部材を示す下平面図である。
【図11】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける流路切換弁の弁座形成部材を示す側面断面図(図9のF−F矢視図)である。
【図12】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける流路切換弁の弁座形成部材を示す平面断面図(図9のG−G矢視図)である。
【図13】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける流路切換弁の弁体形成部材を示す正面図である。
【図14】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける流路切換弁の弁体形成部材を示す貫通孔を通る縦断面図(図13のH−H矢視図)である。
【図15】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける流路切換弁の弁体形成部材を示す切換操作部材との係合部を通る横断面図(図14のI−I矢視図)である。
【図16】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける流路切換弁の切換操作部材を示す説明図であり、(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は下平面図である。
【図17】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける流路切換弁の切換操作部材を示す側面断面図(図16(A)のJ−J矢視図)である。
【図18】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける浄化材ケースの蓋部を示す下平面図である。
【図19】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける浄化材ケースの蓋部を示す側面断面図(図18のK−K矢視図)である。
【図20】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける浄化材ケースの浄化材収容部本体を示す下平面図である。
【図21】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける浄化材ケースの浄化材収容部本体を示す側面断面図(図20のL−L矢視図)である。
【図22】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける仕切部材を示す上平面図である。
【図23】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける仕切部材を示す側面断面図(図22のM−M矢視図)である。
【図24】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける集合通過部材を示す上平面図である。
【図25】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける集合通過部材を示す側面断面図(図24のN−N矢視図)である。
【図26】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける集合通過部材を示す下平面図である。
【図27】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおけるシャワープレートを示す正面図である。
【図28】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおけるシャワープレートを示す上平面図である。
【図29】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおけるシャワープレートを示す下平面図である。
【図30】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおけるシャワープレートを示す側面断面図(図27のO−O矢視図)である。
【図31】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおけるストレート吐出用流路形成部材を示す平面図である。
【図32】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおけるストレート吐出用流路形成部材を示す側面断面図(図31のP−P矢視図)である。
【図33】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける吐出切換弁の切換レバーを示す説明図であり、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は後正面図、(D)は上平面図、(E)は下平面図である。
【図34】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける吐出切換弁の弁体を示す説明図であり、(A)は側面図、(B)は正面図、(C)は後正面図、(D)は上平面図、(E)は下平面図である。
【図35】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける吐出切換弁の弁体を示す側面断面図(図34(D)のQ−Q矢視図)である。
【図36】同上浄水機能付きシャワーヘッドを原水吐出時の状態で示す平面断面図(図1のA−A矢視相当図)である。
【図37】同上浄水機能付きシャワーヘッドを原水吐出時の状態で示す側面断面図(図36のC′−C′矢視図)である。
【図38】同上浄水機能付きシャワーヘッドを原水吐出時の状態で示す流路切換弁の位置における横断面図(図1のB−B矢視相当図)である。
【図39】本発明の第2実施形態の浄水機能付きシャワーヘッドにおける浄水吐出時の状態を示す側面断面図(図2のC−C矢視相当図)である。
【図40】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける浄水吐出時の状態を示す平面断面図(図1のA−A矢視相当図)である。
【図41】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける流路切換弁の位置で示す横断面図(図1のB−B矢視相当図)である。
【図42】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける浄化材収容部本体を示す下平面図である。
【図43】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける浄化材収容部本体を示す側面断面図(図42のL−L矢視図)である。
【図44】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける仕切部材を示す平面図である。
【図45】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおける仕切部材を示す側面断面図(図44のM−M矢視図)である。
【図46】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおけるシャワープレートを示す平面図である。
【図47】同上浄水機能付きシャワーヘッドにおけるシャワープレートを示す側面断面図(図46のO−O矢視図)である。
【図48】同上浄水機能付きシャワーヘッドを原水吐出時の状態で示す平面断面図(図1のA−A矢視相当図)である。
【図49】同上浄水機能付きシャワーヘッドを原水吐出時の状態で示す側面断面図(図48のC″−C″矢視図)である。
【図50】同上浄水機能付きシャワーヘッドを原水吐出時の状態で示す流路切換弁の位置における横断面図(図1のB−B矢視相当図)である。
【符号の説明】
100,200 浄水機能付きシャワーヘッド
110,210 把持部
111,112,211,212 筒部
111a (長方形の)孔
113,213 中継部
113a 円筒部
113b 雌ねじ
113d 円筒内面
114,214 ホース接続部
114a,214a 突起部
115,215 ホース取付ねじ
120,220 頭部
120a,220a 空間(空洞)
120b,220b 頭部外皮
130,230 シャワープレート
130a 円板部
130b 張出部
130c 軸孔
130d 多条雌ねじ
130e 段差部
130f 突出部
130j 凹部
131,231 ストレート吐出口
132,232 シャワー吐出口
133,233 シャワー吐出面上流側空間
140,240 流路切換弁
141,241 切換操作部材
141a 湾曲板
141b 係止部
142,242 突出部
143,243 弁座形成部材
143a 短円筒
143b 円板部
143c 弁体嵌合部
143d,143e,243d,243e 貫通孔
143f,243f 導水路
143g 接続部
144,244 弁体形成部材
144a 厚肉円板部
144b 外筒部
144c 厚肉部
144d Oリング溝
144e,244e 貫通孔
144f Oリング溝
150,250 水質浄化材
151,251 浄化材
152,252 フィルタ
153,253 浄化材ケース
154,254 蓋部
154a 円板部
154b 継手部
154c Oリング溝
154d 短円筒
155,255 浄化材収容部本体
155a 側周壁
155b 底面
155c 孔
160,260 仕切部材
160a,260a 円板状仕切板
160b,160c,260b,260c 環状部材
160d,260d 嵌合孔
160e,260e 突出部
160f,260g 雄ねじ
160g,260h Oリング溝
160h,260i 多条雄ねじ
160i,260j Oリング溝
161,261 集合通過部材
161a 円柱部
161b 溝
161c 鍔部
161d 光芒
170 吐出切換弁
171 切換レバー
171a レバー部
171b 指掛け部
171c 凹部
172 弁軸
172a 弾性係止部
173 弁体
173a 皿部
173b アーム部
173c 嵌合孔
173d 軸結合部
180,280 ストレート吐出用流路形成部材
180a 開口
181,281 ストレート吐出流路

Claims (3)

  1. シャワー吐出口およびストレート吐出口を有するシャワープレートを着脱自在に設けるとともに水質浄化材を交換可能に収容した頭部と、
    この頭部に一体的に形成した把持部と、
    この把持部に内蔵するとともに操作部を外部に突出して外部より操作可能に形成した流路切換弁と
    前記シャワープレートの上流側に配置するとともに前記流路切換弁とは独立に機能してシャワー吐出とストレート吐出とを切り換える吐出切換弁とを備えた浄水機能付きシャワーヘッドであって、
    前記流路切換弁が、前記把持部に固定されて内部を延設方向に2分割する板状部材に前記把持部の延設方向に平行で前記水質浄化材に接続される浄水用流路および前記水質浄化材に接続されない原水用流路をそれぞれ穿設した弁座と、この弁座に回動自在に取り付けられた板状回動部材に前記回動の軸心からの距離が前記浄水用流路および原水用流路に等しい貫通孔を穿設した弁体とからなり、この弁体を前記操作部によって流路に対して平行な軸の軸回りに回動して浄水と原水とを切り換えるとともに、
    前記吐出切換弁が、前記シャワープレートを貫通する弁軸と、流路に対して略垂直な板状に形成され前記シャワープレートの上流側でこの弁軸から離間して取り付けられた吐出弁体と、前記弁軸の前記シャワープレート下流側に取り付けられた切換レバーとからなり、この切換レバーの操作により前記吐出弁体を流路に対して交差方向に移動して前記ストレート吐出口を開閉し、
    かつ、前記吐出弁体の上流側の面を浅い凹面に形成し、下流側の面を凸面に形成したことを特徴とする浄水機能付きシャワーヘッド。
  2. シャワー吐出口およびストレート吐出口を有するシャワープレートを着脱自在に設けるとともに水質浄化材を交換可能に収容した頭部と、
    この頭部に一体的に形成した把持部と、
    この把持部に内蔵するとともに操作部を外部に突出して外部より操作可能に形成した流路切換弁と
    前記シャワープレートの上流側に配置するとともに前記流路切換弁とは独立に機能してシャワー吐出とストレート吐出とを切り換える吐出切換弁とを備えた浄水機能付きシャワーヘッドであって、
    前記流路切換弁が、前記把持部に固定されて内部を延設方向に2分割する板状部材に前記把持部の延設方向に平行で前記水質浄化材に接続される浄水用流路および前記水質浄化材に接続されない原水用流路をそれぞれ穿設した弁座と、この弁座に回動自在に取り付けられた板状回動部材に前記回動の軸心からの距離が前記浄水用流路および原水用流路に等しい貫通孔を穿設した弁体とからなり、この弁体を前記操作部によって流路に対して平行な軸の軸回りに回動して浄水と原水とを切り換えるとともに、
    前記吐出切換弁が、前記シャワープレートを貫通する弁軸と、流路に対して略垂直な板状に形成され前記シャワープレートの上流側でこの弁軸から離間して取り付けられた吐出弁体と、前記弁軸の前記シャワープレート下流側に取り付けられた切換レバーとからなり、この切換レバーの操作により前記吐出弁体を流路に対して交差方向に移動して前記ストレート吐出口を開閉し、
    かつ、前記吐出切換弁の上流側直近には、流路を上流側と下流側とに2分割する板状部材に下流側へ次第に縮径する嵌合孔を穿設した仕切部材と、この嵌合孔に嵌め込まれるとともに下流端面を閉鎖して上流側の開口から側面の開口へ連通する内部通水路を形成した集合通過部材とを配置したことを特徴とする浄水機能付きシャワーヘッド。
  3. 前記水質浄化材が軸方向へ流路が形成された蓋付き有底円筒形状の浄化材ケースにフィルタおよび浄化材を軸方向に層状に収容したことを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の浄水機能付きシャワーヘッド。
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