JP7488155B2 - ヘッドユニット - Google Patents
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Description
図7に示すように、浄水器内蔵水栓60は、壁部80上に固定される水栓本体61と、水栓本体61から斜め上方に延びる把持部62と、把持部62の先端部分に連設されたシャワーヘッド63とを有している。把持部62とシャワーヘッド63とによってヘッドユニット70が構成されている。把持部62には可撓性ホース(図示省略)が接続されており、把持部62を手で握って引っ張ることにより、ヘッドユニット70を水栓本体61から引き出して使用することができる。把持部62は円筒形で、内部に浄水カートリッジ65が収納されている。
図1に示すように、水栓10は、キッチンキャビネットのカウンタである壁部11に設置されている。水栓10は、壁部11上に固定される水栓本体12と、水栓本体12の上部に取り付けられたレバー13と、水栓本体12の軸方向の中央部から斜め上方に突出するヘッドユニット20とを備える。
以下、ヘッドユニット20について説明する。
図1~3に示すように、グリップ部30は円筒状に構成されている。グリップ部30の軸方向における水栓本体12側の端部である基端部30bに、ホース14が接続されている。グリップ部30の軸方向における基端部30bとは反対側の端部である先端部30aは、ヘッド部40と一体になっている。グリップ部30の内部には湯水の流路が設けられている。グリップ部30内の流路は、後述のように、ヘッド部40内の浄水カートリッジ15を収容する収納スペースS(図4参照)に連通している。
図2、3に示すように、ヘッド部40は円筒状に構成されている。ヘッド部40は、グリップ部30の先端部30aにおいてグリップ部30と一体になって設けられている。ヘッド部40の軸方向は、グリップ部30の軸方向と交差する方向に延びている。具体的には、水栓10を正面から見た際に、グリップ部30の軸方向が手前側斜め上方に延びているのに対し、ヘッド部40の軸方向は、手前側斜め下方となるように延びており、グリップ部30の軸とヘッド部40の軸とが交差するように形成されている。
収納スペースSの内径は、浄水カートリッジ15の外径よりも大きく構成されており、収納スペースSに浄水カートリッジ15を収納した状態で、ヘッド本体41の内周面41eと、浄水カートリッジ15の外周面15aとの間には全周に亘って隙間を有している。この隙間は、原水を流通させる流路として機能する。
図4に示すように、ヘッド部40は、ヘッド部40の軸方向における先端部とは反対側の端部である基端部に開口部41cを有している。具体的には、ヘッド本体41は、湯水(液体)の吐出方向(矢印T)に沿う先端部41aとは反対側の端部である基端部41bに開口部41cを有している。この開口部41cは、浄水カートリッジ15を出し入れするために用いられる。開口部41cの内径は、収納スペースSの内径と略等しく構成されている。開口部41cにはネジ溝41dが形成されている。
図4に示すように、蓋部材45の本体部45aには、本体部45aの一部が径方向外側に向かって山形に突出した係合凸部45dを有している。
図4に示すように、まず、ヘッドユニット20が水栓本体12に取り付けられた状態において、ヘッド部40のヘッド本体41から蓋部材45を取り外す。この際、蓋部材45の係合凸部45dに指を係合させると蓋部材45を取り外しやすくなる。
従来技術のように、グリップ部62からヘッド部63を取り外して浄水カートリッジ65を交換する態様では、ヘッド部63を取り外す際に、ヘッド部63に設けられたシャワーフェイスや切替操作部等に誤って手が触れて、切替操作部を操作してしまう虞がある。これに対し、本実施形態のヘッドユニット20によれば、蓋部材45を取り外すという簡易な操作によって浄水カートリッジ15を交換することが可能になるため、誤って切替操作部44aを操作してしまうことを抑制することができる。
(1)浄水カートリッジ15を交換する際は、蓋部材45を取り外して、ヘッド本体41の開口部41cを通じて浄水カートリッジ15を出し入れする。したがって、グリップ部30からヘッド部40を取り外して浄水カートリッジ15の交換を行う態様に比べて、浄水カートリッジ15の交換を容易に行うことができる。また、浄水カートリッジ15の交換の際に作業者が誤って切替操作部44aを操作してしまうことを抑制することができる。
・本実施形態において、ヘッドユニット20のグリップ部30は、水栓本体12から斜め上方に突出していたが、この態様に限定されない。ヘッドユニット20のグリップ部30は、水栓本体12から任意の方向に突出していてもよい。任意の方向としては、例えば、水平方向や、斜め下方であってもよい。
・蓋部材45の係合凸部45dは省略されていてもよい。係合凸部45dに代えて、作業者の指が係合する係合凹部が設けられていてもよい。例えば、蓋部材45の本体部45aに、本体部45aの厚さ方向に窪んだ凹部を設け、この凹部に作業者の指が係合するように構成されていてもよい。
Claims (4)
- 水栓本体に対して引き出し可能に取り付けられるヘッドユニットであって、
前記水栓本体から延びるグリップ部と、前記グリップ部の先端に設けられたヘッド部とを有し、
前記ヘッド部は、浄水カートリッジを収納するための収納スペースを有するとともに、前記ヘッド部から吐出される浄水と原水とを切り替える切替操作部を有しており、
さらに、前記ヘッド部は、前記浄水カートリッジを出し入れするための開口部と、当該開口部を閉鎖する蓋部材とを有し、
前記ヘッド部は、先端部に吐水口を有するとともに、前記吐水口から吐出される液体の吐出方向とは反対側の端部である基端部に前記開口部を有しており、
前記切替操作部は、前記ヘッド部の先端部に設けられていることを特徴とするヘッドユニット。 - 前記ヘッド部の先端部には、シャワーフェイスが取り付けられており、
前記切替操作部は、前記シャワーフェイスに設けられている請求項1に記載のヘッドユニット。 - 水栓本体に対して引き出し可能に取り付けられるヘッドユニットであって、
前記水栓本体から延びるグリップ部と、前記グリップ部の先端に設けられたヘッド部とを有し、
前記ヘッド部は、浄水カートリッジを収納するための収納スペースを有するとともに、前記ヘッド部から吐出される浄水と原水とを切り替える切替操作部を有しており、
さらに、前記ヘッド部は、前記浄水カートリッジを出し入れするための開口部と、当該開口部を閉鎖する蓋部材とを有し、
前記収納スペースは、前記浄水カートリッジを出し入れする方向に沿って延びる前記ヘッド部の内周面によって囲まれており、
前記収納スペースに前記浄水カートリッジが収納された状態において、前記内周面と前記浄水カートリッジとの間には、前記原水を流通させるための隙間を有することを特徴とするヘッドユニット。 - 水栓本体に対して引き出し可能に取り付けられるヘッドユニットであって、
前記水栓本体から延びるグリップ部と、前記グリップ部の先端に設けられたヘッド部とを有し、
前記ヘッド部は、浄水カートリッジを収納するための収納スペースを有するとともに、前記ヘッド部から吐出される浄水と原水とを切り替える切替操作部を有しており、
さらに、前記ヘッド部は、前記浄水カートリッジを出し入れするための開口部と、当該開口部を閉鎖する蓋部材とを有し、
前記蓋部材は、前記開口部に螺合した状態で取り付けられ、
前記開口部に取り付ける際、もしくは前記開口部から取り外す際に、作業者の指が係合する係合凸部を有しており、
前記蓋部材が前記開口部に取り付けられた状態において、前記係合凸部は、前記ヘッド部における前記グリップ部側に位置することを特徴とするヘッドユニット。
Priority Applications (1)
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JP2002102847A (ja) | 2000-09-28 | 2002-04-09 | Inax Corp | 浄水器付水栓 |
JP2015085255A (ja) | 2013-10-30 | 2015-05-07 | 東レ株式会社 | 浄水器 |
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2020
- 2020-09-04 JP JP2020149074A patent/JP7488155B2/ja active Active
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