JP4575529B2 - 添加剤製剤およびその使用方法 - Google Patents

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    • G01N2333/988Lyases (4.), e.g. aldolases, heparinase, enolases, fumarase

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、添加剤調製品、該添加剤調製品の製造方法、および該添加剤調製品の使用方法に関する。添加剤調製品は、その血液収集装置内で添加剤調製品が予めヘパリンで処置された血液試料と接触するという、血液収集装置に特に用いられる。この添加剤調製品は望ましくは、ヘパリナーゼおよび炭水化物を含有する製剤を含む。この添加剤製剤は、望ましくは血液収集装置の内壁に噴霧乾燥される。特に、本発明の添加剤製剤はガンマ線照射した時でさえ安定性を示す。
【0002】
【従来の技術】
ヘパリンは、静脈内のラインでの凝固を防ぐために外科的手順および透析治療において、ならびに血栓崩壊性疾患の処置において用いられる抗凝固因子である。抗トロンビンIII(ATIII)の作用を触媒することによってトロンビン活性に影響をきたし、それによってフィブリノーゲンのフィブリンへの転換を防ぎ、凝血を抑制する結果となる。
【0003】
ヘパリンはまた、抗凝血剤としての使用に加えて、種々の臨床状況に適用される。
ヘパリンは、透析の間に血液が凝血するのを防ぐための血液透析に用いられたり、深刻な静脈血栓症の処置および整形外科の手術における抗血栓剤として用いられる。血栓症の予防薬として、ヘパリンは薬剤および液体の長くされた間欠性の静脈内投与に関連して用いられる。近年、ヘパリンはまた、組織プラスミノーゲンアクチベーター、スプレプトキナーゼまたはウロキナーゼのようなフィブリン分解のプロモーターとともに投与されるフィブリン溶解的治療に用いられいる。従って、様々な量のヘパリンが多くの入院患者の血液中に見つけられる。
【0004】
ヘパリン治療を受けた患者または静脈内のラインを通してヘパリンにさらされた患者は、血液学状態の評価の種々の方法によって、ヘパリン治療自体のモニターのため、または生化学検定のためしばしば試験される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ヘパリン投与された患者から収集した血液試料中にヘパリンが存在することによって、いくつかの問題を生じる。その理由は、ヘパリンが凝固を妨げ、そのため不明瞭で入手できない結果を得るからである。生化学検定において、係る問題とは、凝固が長びくおよびフィブリンの不適当な除去が含まれ、そのため、追加の抗凝固因子のない試料での連続で予測できない血塊形成を生じる。
【0006】
さらに、同定可能な拡張された凝固時間を有する試料は、ヘパリン干渉を取り除くまたは制御するために追加の処理およびより長い調製時間を必要とする。加えて、血塊が自動分析器で試料を検定する前に認識されないと、機器内で形成される血塊によって不完全な試験結果および/または機器を詰まらせることになるだろう。したがって、試験の精度は最小化され、不必要な装置の中断時間が装置を詰まらせないために必要となり、追加の試料が試験を繰り返すために得られる必要があり、技術操作時間が増加する。
【0007】
したがって、血液収集した直後に、血液サンプルから迅速にそして特異的にヘパリンを取り除くことのできる方法によって、ヘパリン干渉問題を解決することが望ましい。このことを達成するために必要とされる添加剤は、広範囲の条件にわたって機能しなければならない。係る条件とは、限定されないが、ヘパリンを素早く中和するが、添加剤自身が長い露光時間にわたって血液成分になんの影響も与えないものを含む。さらに、ヘパリンを含む処理されたサンプルは、ヘパリンに曝されていない未処理の試料と同一の結果を与えなければならない。
【0008】
よって、減少する変換時間およびフィブリンのない血清試料への増大する要求とともに、ヘパリン投与した患者から収集した試料から残留ヘパリンを取り除く必要がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ヘパリンに特異的な分解性グルカナーゼ酵素および安定剤を含有するガンマ線照射に安定な添加剤製剤(以下、「製剤」とも称する)である。この製剤は、ヘパリン投与された患者から採集された試料中の残留ヘパリンを中和し、凝固を促進するために管内に添加剤として効果的に用いることができる。加えて、この製剤は、照射安定性である。添加剤製剤が、臨床分析を妨げることなく血液収集管内で用いられるとき、その添加剤製剤は、血液サンプル内のヘパリンからの干渉を効果的に最小にするのに有用である。
【0010】
添加剤製剤は、望ましくはヘパリナーゼのようなヘパリンに対して特異的な分解性グルカナーゼ酵素を含有する。
【0011】
望ましくは、添加剤製剤の安定剤は、製剤の調節された乾燥および昇温保存の間、ヘパリナーゼを安定にし、そのため、ヘパリナーゼは安定となる。
【0012】
添加剤製剤は、好ましくは、ヘパリナーゼおよび二糖を含有する。最も好ましくは、添加剤製剤はヘパリナーゼおよびトレハロースを含有する。
【0013】
ヘパリナーゼおよびトレハロースを含有する効果的な添加剤製剤は、管の壁に噴霧され、調節された乾燥および代わりのガスでバックフラッシュすることによってチューブ内の酸素を事前に取り除くことによって、管内の照射安定性を示す。
【0014】
添加剤製剤は、製剤がpHの変化に耐えるようにさらに緩衝液を含有してもよい。
【0015】
最も好ましくは、添加剤製剤は、
(a)約50IU/mL〜約80IU/mLの、ヘパリンに対し特異的な分解性グルカナーゼ酵素と、
(b)約8〜約12重量パーセントの安定剤と、
(c)約15mLの150ミリモル(mM)緩衝液と、
を含有している。
【0016】
ヘパリナーゼ単位とは、分解生成物に対し、約232nmにおいて約5.1のモル吸光係数を基にした分あたりに1ミクロモルの二重結合から不飽和ウロン酸形成させるためのヘパリナーゼの量を表す国際単位(IU)のことである。
【0017】
最も好ましくは、添加剤製剤は、製剤が管の内側に噴霧乾燥された血液収集管のような収集装置に用いられる。
【0018】
本発明の添加剤製剤は、ヘパリンの中和させ血液試料を凝固するのに有用である。
【0019】
この添加剤製剤の他の特性は、添加剤製剤を加熱し、乾燥し、照射したときに、安定であることである。
【0020】
添加剤の利点は、他の可能な方法より、より早くおよびより完全にヘパリン投与された患者の血液サンプルのヘパリン中和を達成することである。よって、添加剤製剤は、血液収集管内に用いられたとき、臨床分析を妨げることなく血液サンプルから本質的にヘパリンを取り除くのに有用である。適当な割合でのヘパリナーゼおよびトレハロースの組合せは、ヘパリンの存在のための凝固の干渉を取り除くのに有用である。したがって、添加剤製剤は、ヘパリン投与された患者から収集された試料中の残留ヘパリンを不活性化するのを助ける。この方法は、ヘパリン投与された患者からの試料の取り扱いを減少し、そのことによって、現在の取り扱いが、ゆっくりと凝固する試料から潜在的なフィブリンを手動で取り除く必要がある。したがって、この方法は、問題のある試料または患者の分類を識別する必要性を事前に除去する。
【0021】
ヘパリナーゼおよびトレハロースを含有し、酸素除去した添加剤製剤の利点は、特有の加熱および照射に安定な製剤である。この製剤は、照射後、約50%〜約60%の本質的な収量を付与する。
【0022】
本発明の製剤の重要な特性は、ガンマ線照射されたときでさえ安定性を示すことである。
【0023】
乾燥および照射の間の変性に対してヘパリナーゼを保護する方法は、有効量のトレハロースをヘパリナーゼに混合する工程を具える。従って、本発明において、噴霧乾燥するためにヘパリナーゼにトレハロースを混合することによって前述した環境の温度で、ヘパリナーゼを乾燥し、次いで照射する前に80:20の割合のCO2 /H2 気体混合物を用いて管をバックフラッシュすることによって酸素除去する方法を提供する。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明は、他の特別な形式にて実施でき、詳細に説明される特別な実施例に制限されるものではなく、これは単に例示されるだけのものである。種々の他の実施例が、本発明の範囲と精神と逸脱することなく当業者にとって明らかであり、かつ容易に実施できよう。本発明の範囲は添付の請求の範囲とその同等物によって決められよう。
【0025】
好ましい添加剤製剤は、
(a)ヘパリナーゼと、
(b)トレハロースと、
を含有する。
【0026】
ヘパリナーゼは、通常の血液機能のヘパリン干渉を除去できる組成物である。
本発明の添加剤製剤中に存在するヘパリナーゼは、ヘパリン投与された患者から収集された試料中の残留ヘパリンを中和するのに選択される。
【0027】
ヘパリナーゼ1(EC4.2.2.7)はフラボバクテリウム属ヘパリナム(heparinum )、グラム陰性の非病原性のバクテリアから誘導された酵素である。ヘパリナーゼは、ATIII結合部位を含む11活性部位(アルファ−グリコシド結合)でヘパリンを開裂し、通常の血塊形成させるように試料中のヘパリンを不活性にする。
【0028】
添加剤製剤中の好ましいヘパリナーゼは、フラボバクテリウム属ヘパリナム(heparinum )から単離されたヘパリナーゼであり、約6.5〜約7.0のpHで、約0.1の塩化ナトリウム濃度および約37℃にて最適活性を有し、抗凝固因子成分は、約3〜約12mmhosの導電率で約pH7.0で多硫酸化した樹脂に結合せず、ヘパリナーゼは、3〜12mmhosの導電率でpH7.0の多硫酸化した樹脂に結合する。抗凝固因子を含まないヘパリナーゼの調製方法および使用方法は、米国特許第5,338,677号および同第5,262,325号に記載されており、これらを本発明に参照し、引用する。高精度のバクテリアヘパリナーゼは、IBEX テクノロジー社(St. Laurent, Quebec, カナダ)より入手可能である。
【0029】
好ましくは、ヘパリナーゼは、約50IU/mL〜約80IU/mLの量、最も好ましくは約65IU/mLの量で添加剤製剤中に存在する。
【0030】
安定剤は、乾燥の間、酵素およびタンパク質の高分子構造を保つことによって酵素およびタンパク質に保護を与えることのできる成分である。
【0031】
安定剤は、典型的に照射および昇温保存の間の化学分解に対する保護を提供する性能によって特徴付けられる。
【0032】
安定剤の特別な選択は、ヘパリナーゼの活性が、加熱、乾燥および/または照射後も保たれるように添加剤製剤に必要とされる。
【0033】
添加剤製剤に用いられる安定剤の種類は、限定されないが、炭水化物である。
【0034】
添加剤製剤に適した安定剤は、限定されないが、トレハロース、マンニトール、マンノース、および硫酸アンモニウムを含む。
【0035】
最も好ましくは、添加剤製剤中の安定剤は、トレハロースである。
【0036】
好ましくは、トレハロースは、約8重量パーセント〜約12重量パーセントの量で、最も好ましくは約10重量パーセントの量で添加剤製剤中に存在する。
【0037】
トレハロース、すなわちアルファ−D−グリコピラノシル−アルファ−D−グルコピラノシドは、典型的に細胞保護に関連した天然に生じる非還元二糖である。植物および動物の両方のうちのある生物体は、渇水状態で、体水分の非常に低いレベルに対して耐乾燥性である。これらの生物体は、ブラインシュリンプシスト(アルテミア−サリナ)、テマリカタヒバ(イワヒバ・レピドフィラ(lepidophylla))、およびパン酵母(サッカロミケス・セレビジアエ(cerevisiae))を含む。これらは全て、一般的特徴として、これらの細胞中に大量のトレハロースが存在することが同じである。
【0038】
いかにトレハロースが、細胞において保護の影響を持続するかの一致した見解はないが、一つの仮定として、トレハロースは生きている生物体の膜成分の結合水に代わり、そして結合(構造)水の損失による変質を防ぐということが挙げられる。この影響は、生きている細胞においてのみでなく、驚くことに、精製されて単離された状態の高分子自体にも示されることもわかってきている。
【0039】
トレハロースは、本発明において、ヘパリナーゼの安定性を保つのに用いられる。ヘパリナーゼは、短時間にわたって貯蔵可能であるのみであって、ヘパリナーゼの安定性は、加熱および照射によって減少する。トレハロースをヘパリナーゼと組み合わせることによって、ヘパリナーゼの安定性は、加熱および/または乾燥したときに保持され、そして酸素の除去によって、照射されたときにその安定性はさらに保たれる。
【0040】
トレハロースは、高分子の適切な基に、トレハロースのヒドロキシル基を介してトレハロース分子の水素結合をするため、乾燥状態でヘパリナーゼの構造および機能を保つと信じられている。このようにして、トレハロースは、構造(結合)水分子の配置をとり、そのため製剤の噴霧乾燥により、およびその後の製剤が照射されたときに、高分子構造の崩壊はない。トレハロースは、ヘパリナーゼの構造的な完全性を保つ乾燥骨組みとして作用する。
【0041】
緩衝液は、pH変化をに耐える製剤に水性媒体を与えるために本発明の製剤中に用いられてもよい。
【0042】
本発明の製剤に用いられてもよい緩衝液は、TRIS、塩化ナトリウム、およびリン酸ナトリウムを含む。最も好ましい緩衝液は、そのpH緩衝能力からリン酸ナトリウムである。
【0043】
好ましくは、リン酸ナトリウムは、約15mLの量の150mM溶液で添加剤製剤に存在する。
【0044】
本発明の添加剤製剤は、以下のように噴霧乾燥用に調製され、
a)ヘパリナーゼの活性を測定する工程と、
b)約15mLの150mMのリン酸ナトリウム緩衝液をヘパリナーゼに加えることによって、約50IU/mL〜約80IU/mLにヘパリナーゼの活性を調節する工程と、
c)約8重量パーセント〜約12重量パーセントのトレハロースをヘパリナーゼに添加し、添加剤製剤を形成する工程と、
d)0.22μMのフィルターを通して製剤を濾過し、微小混入物を取り除く工程と、
e)約10〜約20μLの濾過した製剤を用いて管(6mL容量)の内側に噴霧コーティングする工程と、
を具える。
【0045】
凝血アクチベーターに関する種々の添加剤製剤に慣用または所望の他の組成成分は、添加剤製剤組成物の包括的特性に悪影響を与えない限り、製剤に添加してもよい。係る凝血アクチベーターとしては、制限されるわけではないが、シリカ、トロンビン、エラグ酸を挙げられる。
【0046】
所望するのなら、添加剤製剤はまた、ゲルおよび界面活性剤を含んでもよい。
【0047】
最も好ましくは、本発明の添加剤製剤は、血液収集装置内に用いられてもよい。最も注目するのは、血液収集管に用いられる。血液収集管は、排気された血液収集装置または排気されていない血液収集装置であってもよい。血液収集装置は、望ましくは、限定されるわけではないが、ポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレンのようなプラスチック、またはガラスからできている。
【0048】
図を説明するに、図面の幾つかの図にわたって同一の参照文字は同一の部分を示すものであり、図1は開放端16、閉鎖端18、及び低環状部またはスカート15を含む栓14を有する典型的血液収集管10を示しており、この低環状部またはスカート15は、栓14を適所に保持するために管の内壁12に延び、内壁12を押圧している。
【0049】
図2は、典型的な血液収集管内に本発明の添加剤製剤を使用したものを示す。
添加剤製剤20は、管の内壁上のものを示している。
【0050】
注目の血液試料サンプルは、添加剤製剤20を含有する管10に移動され、管の中で試料が添加剤製剤と接触し、製剤は試料に素早く溶解し、存在するいかなるヘパリンを中和する。次いで、管10は、遠心分離されると凝血され、サンプルの血清は分析する用意が整う。
【0051】
本発明の添加剤製剤を有する収集装置の製造方法は、次の工程を含有する:
(a)約6.95〜約7.05のpHで、150mMの硫酸ナトリウム緩衝液と、約50IU/mL〜約80IU/mLのヘパリナーゼと、約8重量パーセント〜約12重量パーセントのトレハロースとの混合物を含有する添加剤製剤を調製する工程と、
(b)0.22μMのフィルターを通して製剤を濾過する工程と、
(c)製剤を微細な霧状にする方法で収集装置の内壁面に、約10〜約20μLの添加剤製剤を塗布する工程と、
(d)約5〜約10分間にわたって約25〜30℃にて、コーティングされた装置の内壁にエアジェットまたは強制空気を用いて塗布された製剤を乾燥する工程と、
(e)約2時間にわたって約35℃にておよび約600mmHgで、収集装置を減圧乾燥する工程と、
(f)CO2 /H2 (80/20)の気体混合物を用いて装置をバックフラッシュすることによって装置から酸素を取り除く工程と、
(g)装置に栓をする工程と、
(h)約1.5Mradsで、工程(g)の装置を約2〜5時間以内でガンマ線照射することによって製剤を有する装置を照射する工程と、
を具える。
【0052】
好ましくは、添加剤製剤は、容量形ポンプのような容量形装置を用いて計量され、血液収集管のような収集装置内に分散される。この製剤濃度(製剤の単位容量当たりのヘパリナーゼおよびトレハロースの量)は、分散容量で調節されているので、製剤の所望量が装置内に分散される。他の噴霧技術は、超音波噴霧を含む。
【0053】
本発明の添加剤製剤は、血液収集管中の血液成分とヘパリンの混合物中での血液成分においてヘパリンの生物学的影響を取り除くために用いることができ、その方法は、
(a)ヘパリナーゼ、トレハロース、および緩衝液を含有する添加剤製剤を調製する工程と、
(b)血液収集管の内側に添加剤製剤を噴霧コーティングする工程と、
(c)約5〜約10分間にわたり、約25〜30℃にてコーティングされた管の内壁にエアジェットまたは強制空気を用いて、塗布された製剤を乾燥する工程と、
(d)約2時間にわたって、塗布された製剤を減圧乾燥する工程と、
(e)CO2 /H2 (80/20)の気体混合物を用いて管をバックフラッシュすることによって管から酸素を取り除く工程と、
(f)管に栓をする工程と、
(g)約1.5Mredsで栓をした管を2〜5時間内照射する工程と、
(h)管内にヘパリンを含む血液試料を加える工程と、
(i)約5〜約10回、手動転換することによって添加剤製剤と管内の試料を混合する工程と、
(j)血液を凝固させる工程と、
を具える。
【0054】
以下の実施例は、本発明の特定の具体例に制限されるものではなく、単に代表例である。
【0055】
【実施例】
実施例1
添加剤製剤の調製方法
添加剤製剤は、適切なサイズの容器内で、下記の組成成分を有する製剤を形成するように、確かに均質化するのに十分な時間にわたって混合することによって、調製される。
【0056】
【表1】
Figure 0004575529
【0057】
ヘパリナーゼの活性を最初に測定した。次いで、ヘパリナーゼの活性を、約15mLの150mM硫酸ナトリウムを添加することによって、約50〜80IU/mLに調整した。
【0058】
次いで、約8〜12重量パーセントのトレハロースをヘパリナーゼに添加し、添加剤製剤を形成した。次いで、製剤を約0.22mMのフィルターを通して濾過し、微小混入物を取り除いた。
【0059】
実施例2
添加剤製剤を有する収集装置の製造方法
約15μLの実施例1で調製した製剤を各100本の管(VACUTAINER ブランドプラス血清(Brand Plus Serum)管、6mL容、カタログ番号367815、ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー(Becton、Dickinsona and Company)社製、ニュージャージー州フランクリン・レークス)に噴霧塗布した。次いで、各管を約25〜約30℃で空気乾燥した。次いで、管を約600mmHgで約35℃および約2時間にわたって減圧乾燥した。2時間後、管をCO2 /H2 (80/20)の気体混合物でバックフラッシュし、栓をして、栓をしたまま2〜5時間内で照射した。
【0060】
実施例3
添加剤製剤の安定性
実施例1で調製された添加剤製剤を、加熱および照射安定性に対して試験した。噴霧乾燥したヘパリナーゼのみ(トレハロースが含まれていない)を有する管、実施例1および2で製造されたように本発明の製剤を含む管(酸素除去およびバックフラッシュした)、および実施例1および2で製造されたように本発明の製剤を含むが、酸素除去していない(バックフラッシュを行っていない)管を熱安定性に対して試験した。表2に示したように、管を25℃および40℃で保存し、次いでヘパリナーゼのパーセント収量を活性によって測定した。結果を表2に示した。
【0061】
【表2】
Figure 0004575529
【0062】
表2に報告した結果からわかるように、トレハロースは、ヘパリナーゼ収量に対して温度安定性を表す。表2に報告された結果を基にして、照射の間のヘパリナーゼ分解が残留水分および/または酸素の存在に関係しているということが、信じられる。さらに、照射の間のヘパリナーゼ分解は、この実施例で説明されたように収集容器の乾燥およびバックフラッシュによる酸素除去の組合せで調節される。
【0063】
実施例4
ヘパリナーゼを有するおよび有さないヘパリン投与された血液の血漿の比較分析血液全体を処理したリチウムヘパリンのアリコートを、実施例1および2において製造されたように本発明の添加剤製剤を含む管#2と、添加剤製剤を含まない管#3に移した。血液全体を処理していない(ヘパリンなし)のアリコートを、ヘパリンまたはヘパリナーゼを含まない対照標準である管#1に加えた。各サンプルを評価して、血液サンプル中のヘパリンを中和したかどうかを決定した。
各管を5〜10分間隔で凝血の痕跡を調べ、最終凝血時間を表3に示した。
【0064】
本発明の製剤は、管#2に対しての報告結果に示されているように40分で通常の血塊形成を生じさせるまでヒトの血液中のヘパリンを中和した。ヘパリンを含むが本発明の製剤を含まない管#3において、血液サンプルは、凝血しなかったが、ヘパリンによって抗凝固性は保たれた。ヘパリンおよびヘパリナーゼを含まない管#1は、15分で血液を凝血した。
【0065】
【表3】
Figure 0004575529

【図面の簡単な説明】
【図1】栓を有する典型的血液収集管の斜視図である。
【図2】図1の2−2線に沿った本発明の噴霧乾燥した添加剤製剤を含有する管の縦断面図である。

Claims (6)

  1. (a)ヘパリナーゼと、
    (b)トレハロースと
    を含有することを特徴とする安定化されたヘパリナーゼ製剤
  2. (a)50IU/mL〜80IU/mLのヘパリナーゼと、
    (b)8重量パーセント〜12重量パーセントのトレハロースと、
    (c)15mLの150ミリモル(mM)の緩衝液と、
    を含有することを特徴とする製剤。
  3. 血液収集管中の血液成分とヘパリンとの混合物中の血液成分において、ヘパリンの生理学的影響を除去する方法であって、
    (a)ヘパリナーゼと、トレハロースとを含有する製剤を調製する工程と、
    (b)前記製剤を血液収集管の内壁に噴霧コーティングする工程と、
    (c)コーティングされた管の内壁に、25〜30℃にて5〜10分間にわたってエアージェットまたは強制空気を用いることによって、塗布された製剤を乾燥する工程と、
    (d)管の内壁を2時間にわたって減圧乾燥する工程と、
    (e)COとHとの気体混合物を用いて管をバックフラッシュすることによって、管の内壁から酸素を取り除く工程と、
    (f)管に栓をする工程と、
    (g)1.5Mradsで栓をしたまま2〜5時間内で管を照射する工程と、
    (h)管内にヘパリンを含む血液サンプルを加える工程と、
    (i)5〜10回の手動転換によって製剤と管内の試料を混合する工程と、
    (j)試料を凝固させる工程と、
    を具備することを特徴とする方法。
  4. 製剤の調製方法であって、
    (a)ヘパリナーゼの活性を測定する工程と、
    (b)ヘパリナーゼを150mmのリン酸ナトリウムと混合し、50〜80IU/mLにヘパリナーゼの活性を調整する工程と、
    (c)前記混合物に8〜12%のトレハロースを加える工程と、
    (d)0.22μMのフィルターを通して混合物を濾過する工程と、
    を具備することを特徴とする調製方法。
  5. 凝固するヘパリン試料を調製するための管であって、頂端部と、底端部と、前記頂端部から前記底端部まで延び、外面および内面を有する側壁と、前記管の前記内面上に緩衝液、ヘパリナーゼ、およびトレハロースの混合物を含有する噴霧コーティングされた製剤とを含有することを特徴とする管。
  6. 凝固するヘパリン試料を取り扱う管の製造方法であって、
    (a)開放端と、閉鎖端と、前記開放端と前記閉鎖端の間に延び、内壁面および外壁面を有する側壁とを有する容器を提供する工程と、
    (b)リン酸ナトリウムと、ヘパリナーゼと、トレハロースとの混合物を含有する製剤を調製する工程と、
    (c)前記管の内壁面に、微細な霧で前記製剤を小出しする工程と、
    (d)前記製剤を乾燥するのに十分な時間にわたって強制空気を用いて前記製剤を乾燥させ、乾燥製剤を残す工程と、
    (e)2時間にわたって35℃にて600mmHgで、管の内壁を減圧乾燥する工程と、
    (f)CO/Hの80:20の気体混合物を用いたバックフラッシュによって管から酸素を取り除く工程と、
    (g)管に栓をする工程と、
    (h)ガンマ線照射によって、前記管および製剤を照射する工程と、
    を具備することを特徴とする管の製造方法。
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