JPH01305036A - 血漿蛋白成分の加熱処理方法および血漿蛋白成分製剤 - Google Patents

血漿蛋白成分の加熱処理方法および血漿蛋白成分製剤

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JPH01305036A
JPH01305036A JP63135281A JP13528188A JPH01305036A JP H01305036 A JPH01305036 A JP H01305036A JP 63135281 A JP63135281 A JP 63135281A JP 13528188 A JP13528188 A JP 13528188A JP H01305036 A JPH01305036 A JP H01305036A
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protein component
aqueous solution
factor
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Kazuo Takechi
武智 和男
Yoshiro Iga
伊賀 善郎
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、血漿蛋白成分の加熱処理方法および血漿蛋白
成分製剤に関する。
(従来技術〕 血漿蛋白成分を血漿分画から得る場合には、肝炎ウィル
ス等の夾雑ウィルスの混在を否定することができない。
従って、血漿蛋白成分製剤は血液製剤化技術において、
夾雑ウィルスの不活化方法として広く知られている60
℃110時間の液状加熱処理を施されていることが極め
て重要である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで本発明者らは、上記の60゛Cで10時間の条
件下での加熱処理によってはウィルスの種類によっては
充分に不活化できないのではないかという危惧を持って
いる。
そこで、本発明者らは血漿蛋白成分を殆ど不活化させる
ことなく、夾雑ウィルスを実質的に不活化させることを
目的として液状加熱処理条件について検討を重て来たと
ころ、50〜70℃で15〜30時間という従来より過
酷な加熱処理条件でも所期の目的が達成できることを見
出した。
また、その際、少なくとも垢の存在下に加熱処理を行う
ことが、効果の発現に大いに寄与することを見出した。
本発明は以上の新知見に基づいて完成されたものである
〔課題を解決するための手段] 即ち、本発明は下記(1)〜(3)に関するものである
(1)血漿蛋白成分含有水溶液を50〜70℃で15〜
30時間加熱処理することを特徴とする血漿蛋白成分の
加熱処理方法。
(2)少なくとも糖の存在下に加熱処理を行う請求項(
1)記載の加熱処理方法。
(3)血漿蛋白成分含有水溶液の状態において50〜7
0℃で15〜30時間加熱処理してなることを特徴と1
−る血漿蛋白成分製剤。
本発明・′)血漿蛋白成分はヒト血漿に由来するもので
あれば特に限定されない、具体的には、血液凝固因子(
例えば、第■因子、第■因子、第■因子複合体、第XI
[[因子など)、フィブロネクチン、プラスミノゲン、
アンチトロンビン■、アルブミン、ハプトグロビン、コ
ロニー形成刺激因子などが挙げられる。
この血漿蛋白成分は未精製、部分精製、高度精製のいず
れの段階にあってもよい。
また、水溶液中における血漿蛋白成分の含量としては、
0.1〜30 w/v%、好ましくは1〜10w / 
v%程度が例示される。当該水溶液のpHは一般に4〜
10であり、好ましくは適当な緩衝液によってp116
〜8程度に調製される。
血漿蛋白成分含有水溶液を加熱処理する際には、従来公
知の安定化剤を加えることが好ましい。安定化剤として
は塘(単#M類、二I!類、糖アルコールなど)、アミ
ノ酸、有機酸塩、無機塩、界面活性剤、アルブミンなど
が挙げられ、これらは2種以上を併用してもよい。特に
好ましい安定化剤は糖である。
単糖類としてはグルコース、マンノース、ガラクトース
、果糖などが、二tJ![としてはシg糖、麦芽糖、乳
糖などが、糖アルコールとしてはマンニント、ツルピン
ト、キシリットなどが好適なものとして例示されるが、
これらに限定されるものではない。糖類の添加量は、血
漿蛋白成分含有水溶液100d当たり10〜200gで
ある。
中性塩としては塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カ
ルシウム、塩化マグネシウムなどのアルカリ金属または
アルカリ土類金属のハロゲン酸塩などが例示され、その
添加量は、血漿蛋白成分含有水溶液loom当たり0.
1〜10gである。
アミノ酸としては、グリシン、アラニン、バリン、ロイ
シン、イソロイシン、リジン、アルギニンなどが例示さ
れ、その添加量は血漿蛋白成分台を水溶液100a+!
当たり1〜30gである。
有機酸としては、有機カルボン酸(炭化水素残基にカル
ボキシル基が置換したもの)であることが好ましく、炭
化水素残基は飽和されていても不飽和であってもよ(、
また鎖状(直鎖状または分枝状)、環状のいずれでもよ
い、当該炭化水素残基としてはアルキル基、アリール基
(たとえばフェニル基)などが例示される。当該有機酸
におけるカルボキシル基は複数個であってもよいが、1
または2個が好ましい、また当該有機酸は、水酸基で置
換されていてもよい、有機酸塩における塩としては、生
理的に許容されるものであれば特に制限はなく、好まし
いものとしては、アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリ
ウム塩など)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩など
)、特に好ましくは、ナトリウム塩、カリウム塩が挙げ
られる。
かかる有機酸の好ましい炭素数は、3〜15程度である
有機酸塩の具体例としては、プロパン酸、ブタン酸、ペ
ンタン酸、カプリン酸、カプロン酸、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、クエン酸、マンデル酸な
どの生理的に許容される塩、特にアルカリ金属塩(ナト
リウム塩、カリウム塩)が挙げられる。
有機カルボン酸塩の添加量は、血漿蛋白成分含有水溶液
100−当たり1〜30gである。
界面活性剤としては、アルキルフェニルポリオキシエチ
レン〔たとえば、トリトン(Tri ton ” )、
ノニデント(Nonidet@) )のような非イオン
性剤、胆汁酸塩(例えばナトリウムタウロコラート)の
ようなアニオン性剤、またヘンズアルコニウムクロライ
ドのようなカチオン性剤、プロピレンオキシドの高分子
量共重合体のような界面活性を持つ多価アルコール〔プ
ルロニック(Pluronic”)  F68]などが
例示され、その添加量は、当該水溶液100d当たり0
.002〜0.05 g程度が好ましい、アルブミンは
ヒト血清由来または遺伝子組喚えによって得られたもの
が好ましい。添加量としては当該水溶液10C1dI′
、l:=’・l′IQ、I−Log程度が好ましい。
加熱処理は、50’Cへ一10゛C好ましくは約60℃
にて15〜30時間、好まし±す0時間行われる。
かくして得られた製剤は溶液状であり、高度精製血漿蛋
白成分を出発材料とした場合はそのまま、粗製品を用い
た場合は公知の精製法に準じて処理を行った後、必要な
らば、透析、除菌濾過を行った後、包装単位に従って分
注されて。その貯蔵方法は、高温を避ければ特に限定さ
れるものではないが、30℃以下に保存することが好ま
しい。また、当該血漿蛋白成分製剤は所望により凍結乾
燥製剤としてもよい。
当該処理を経た血漿蛋白成分は、そのまま、または自体
公知の製剤化処理を行って、たとえば注射用蒸留水で溶
解または希釈して投与される。投与量は各々の血漿蛋白
成分が通常用いられる量である。
〔効果〕
本発明によれば、血漿蛋白成分の生理活性をあまり損失
することなく、各種ウィルスを実質的に完全に不活性化
できる。
従って、本発明により得られた血漿蛍白成分製剤は、医
療上極めて安全性が高く、また有効性にも優れたものと
言える。
〔実施例〕
本発明をより詳細に説明するために実施例を挙げて説明
するが、本発明はこれらによって何ら限定されるもので
はない。
実施例1(血液凝固筒■因子) 部分精製した第■因子溶液la1にシボ#a2.0gを
加え、37℃に加温して溶解させる。この溶液をpH1
,0に調製したのち、60℃の温浴中で20時間加熱す
る。次に限外濾過装置を用いてシボ゛・−を除去し、第
■因子を濃縮する。第■因子の活之残存率は56%であ
った6 実施例2(血液凝固筒■因子) クリオプレシビテイトの抽出液ll11にソルビトール
2.0gを加え、37℃の温浴中で加温して溶解させる
。この溶液をpH7,0に調製したのち、60℃の温浴
中で20時間加熱する。次に限外濾過装置を用いてソル
ビトールを除去し、第■因子を濃縮する。第■因子の活
性残存率は58%であった。
実施例3(血液凝固第■因子複合体) 正常人血漿からコーンの冷エタノール分画法により得ら
れた第1画分を用いて、DEAEセルロース カラム 
クロマトグラフィー法〔ダイク。
ジー、ダブル、アールら、ブリティッシュ ジャーナル
 オブ ヘマトロジー(Dike、 G、W、R,、e
tal、、 Br1tish Journal of 
Haematology)、第22巻、第469頁(1
972)3により第■因子含有粉末品(1■蛋白当たり
の第■囚子活性1stJ位)を調製した。この第■因子
含有製剤100gを6.5 I!、の水で溶解した後、
シa 糖(1g /ml)、グリシン(2,2M)およ
び塩化カルシウム(0,5M)を添加した。この第■因
子含有製剤溶液のpHを7.6に調整後、50d容バイ
アル瓶に20戚ずつ小分は分注した後、60℃で20時
間加熱処理した。
実施例4(血液凝固筒χ■因子) 1))17.0の0.05 M IJン酸緩衝液に溶解
した活性100単位/dの第X1ll因子を含有する水
溶液11にマンニトール150g、カプリル酸ナトリウ
ム150gを添加した。これをよく攪拌した後、60℃
で20時間加熱する。冷却後、沈澱を回収し、再びpH
1,0の0.05 Mリン酸緩衝液に熔解した。この溶
解液をpH7,2の0.005M  EDTA含有0.
05 Mリン酸緩衝液に対して透析して澄明な液を得る
。この液に上記と同様の緩衝液であらかじめ平衡とした
QAE・セファデックスを湿重量で500g加えて第X
I[l因子を吸着させ、これから0.5 Mの塩化ナト
リウムで溶出されてくる両分を集めて、2.25%グリ
シンを加えた0、5%塩化ナトリウム溶液に対して透析
し、除閉濾過、分注後凍結乾燥する(加熱処理時の活性
残存率は90%)。
実施例5(フィブロネクチン) プールした正常成人血漿よりコーンのエタノール分画に
よって得られる第1両分を0.055 Mクエン酸ナト
リウム緩衝液、pH6,0に溶解し、これに0.01M
のイプシロンアミノカプロン酸およびアプロチニン10
単位/lIr1を加え、更にリジン−セファロースによ
りプラスミンおよびプラスミノゲンを除去したのち、ヘ
パリン10単位/−を加えて0〜2℃に48時間静置し
て沈澱を集める。
沈澱は0.05 Mリン酸緩衝液、pns、oと1Mグ
リシンおよび6.5%エタノールを含む0.055 M
クエン酸緩衝液とでそれぞれ洗浄したのち、0.055
Mクエン酸緩衝液、pH6,35を加えて室温にもたら
し、沈澱を溶解させる。これを0〜2℃に放置後沈澱を
分けとりCIG(フィブロネクチン)を含有する両分タ
ライオフィブリノゲンを得る。
タライオフィブリノゲン(沈i#)を、0.05 Mト
リス−リン酸緩衝液、pH7,0に溶解し、これを同一
緩衝液で平衡化したDEAE−セファデックスに吸着さ
せ、同一緩衝液および0.09 M )リス−リン酸緩
衝液、pH7,0で洗浄したのち、0.2Mトリス−リ
ン酸緩衝液、pH7,0でCIGの溶出を行う。
0、05 M )リス−リン酸緩衝液、PH8,0に溶
解した30■/dのCIGを含存する水溶?1ilNに
ンヨv!1 kgを添加した。これをよく攪拌した後、
60℃で20時間加熱した。冷却後、0.9%塩化ナト
リウム溶液に対して透析し、遠心分離して澄明な液を得
た。
このようにして得られたCIGにつき一元免疫拡散法で
CIGを定量したところ、CIGの回収率は79%であ
った。
実施例6(プラスミノーゲン) コーンの冷エタノール分画法で得られた両分■+■をl
 w / v%塩化ナトリウム、l w / v%グリ
シン溶液に懸濁し、攪拌後、遠心分離により上澄を分離
した。この上澄をDeutsch、 D、 G、  ら
〔5cience、 」刊、 1095. (1970
))の方法に準じ、リジン−セファロースカラムに注入
し、プラスミノーゲンを吸着させ、次いで生理食塩溶液
で洗浄した後、0.25 Mリジンと0.9%グリシン
とを含む溶媒(pH7,2)を用いて吸着したプラスミ
ノーゲンを?容出せしめた。
この精製プラスミノーゲン液1dにシg塘1gおよびア
プロチニン50KIUを加え、60℃l2O時間加熱処
理を行い、残存プラスミノーゲンの力価を求めた。
プラスミノーゲンの力価は、Fribergerらの方
法(Churchill Ljvingston、 1
28+ 1979)に準じ発色合成基質S−2251を
用いて測定した。その結果、92%の残存率を示した。
実施例7(アンチトロンビン−■) コーンの冷アルコール分画法で得られた画分■−1のペ
ースト10kgを生理食塩水100Nに懸濁し、硫酸バ
リウムを5 w / v%になるように加え、室温で3
0分間攪拌した。この上清液をPH6,5に調整し、ポ
リエチレングリコール#4000を13w/V%になる
ように加え、生じた沈澱を遠心分離して除き、さらにポ
リエチレングリコール# 4000を30w/v%にな
るように加え、生じた沈澱を遠心分離して回収した。こ
の沈澱を冷生理食塩水約201に溶解し、予め生理食塩
水で調製されたヘパリンセファロースのカラムへ注入し
、アンチトロンビン−■をカラムに吸着させた。このカ
ラムを0.4Mの塩化ナトリウム溶液で洗浄したのち、
2.0Mの塩化ナトリウム溶液をカラムに流して溶出部
分を回収した。
このアンチトロンビン−■の水溶液にシstJ!i(溶
液1m当たりIg)およびグリシン(7容液1lt1当
たり0.3 g )を加え、PH7,8に調整した後6
0℃で20時間の加熱処理を施し、続いて0.9%塩化
ナトリウム溶液に対し1夜透析を行いつつ濃縮してアン
チトロンビン−■の1w/v%水溶液を得、必要に応じ
て濾過または遠心分離を行って澄明な液とした。
このアンチトロンビン−■の1w/v%水?容ン夜にマ
ンニトール2W/v%とクエン酸ナトリウム0.2W/
V%を加え、塩化ナトリウムが0.5%になるように少
量の冷蒸留水希釈し、INの水酸化ナトリウムでpH7
,6に調整した後、滅菌したミリポアフィルタ−で除菌
濾過し、500単位づつ分注し、凍結乾燥を行って乾燥
製剤とした。
実施例8(アルブミン) 正常人血漿からコーンの冷エタノール分画法により得ら
れた第V画分を精製して純度96%以上のアルブミン画
分を得た。これをアルブミン濃度5 w / v%温溶
液調製した後、60℃で20時間加熱処理した。
実施例9(ハプトグロビン) 大血漿よりコーンの低温エタノール分画法で得た両分I
V30kgにPH8,2の0.05モル酢酸アンモニウ
ム緩衝液1452を加え懸濁した。これに1%リバノー
ル水溶液1202を加え3時間かきまぜ、2時間静置後
、沈澱を分離し、得られた上清液に8kgの酸性白土を
加えて2時間攪拌後濾過して澄明な濾液を得た。濾液に
IN酢酸を加えてpHを7,0とした後、硫酸アンモニ
ウムを30%飽和となるまで加え、生じた沈澱を除去後
、硫酸アンモニウムを追加して40%飽和とじて、生じ
た沈澱を採取した。得られた沈澱を0.05 M酢酸ナ
トリウム溶液10i!、に溶解しくハプトグロビンとし
て4%)これに20%(W/V)となるようにマンニト
ールを加え、温浴中60℃で20時間の加熱処理を施し
た。加熱処理した液は0.05モルの酢酸緩衝液(pH
5,0)に対し、透析した後200gのQAE−セファ
デックスA−50をあらかじめ同−液で平衡化したもの
と混じ、ハプトグロビンを吸着させた。ハプトグロビン
を吸着した上記QAE−セファデックスA−50をイオ
ン強度0.05の緩衝液(組成:0.05M酢酸、0.
05 M酢酸ナトリウム3水和物)で洗った後、イオン
強度0.3の緩衝液(組成: 0.3 M酢酸+0.3
 M塩化ナトリウム)で洗い、ハプトグロビンを溶離し
た。l離液に硫酸アンモニウムを加えて50%飽和とし
て生じた沈澱を濾取し、得られた沈澱を生理食塩水1.
52に溶解し透析後0.2μのミリポアフィルタ−で除
菌濾過してハプトグロビン水溶液を得た。
加熱処理前後でハプトグロビンの機能を示すヘモグロビ
ン結合能を測定したところ、残存率は85%であった。
実験例1 (安定化効果) (1)血液凝固筒■因子の場合 実施例2に準じて60゛C130時間の液状加熱処理を
行い、加熱前の第■因子活性(■:C)を100とした
時の加熱後残存活性率(%)を経時的に求めた。第■因
子活性は活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT
)により測定した。結果を第1表に示す。
第1表 (2)血液凝固筒■因子(複合体)の場合実施例3に準
じて60℃125時間の液状加熱処理を行い、加熱前の
第■因子活性を100とした時の加熱後残存活性率(%
)を経時的に求めた。第■因子活性は一段法による凝血
測定法(New Engl。
Med、、 267 125−130 (1962))
により測定した。結果を第2表に示す。
第2表 実験例2(ウィルス不活化効果) (1)血液凝固筒■因子の場合 実施例2に準じて調製した第■因子含存水溶液に第3表
に記載のウィルスを懸濁させた50mMリン酸緩衝液(
pH7)を添加した。
60℃で20時間液状加熱処理を行い、経時的に残存す
る各ウィルスの感染性をプラーク形成法により測定した
。結果を第3表に示す。
〔以下余白〕
(2)血液凝固第■因子の場合 実施例3に準じて調製した第■因子含有水溶液に第4表
に記載のウィルスを!Q′/IAさせた50mMリン酸
緩衝液(pH7)を添加した。
60℃で20時間液状加熱処理を行い、経時的に残存す
る各ウィルスの感染性をプラーク形成法により測定した
。結果を第4表に示す。
〔以下余白〕

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)血漿蛋白成分含有水溶液を50〜70℃で15〜
    30時間加熱処理することを特徴とする血漿蛋白成分の
    加熱処理方法。
  2. (2)少なくとも糖の存在下に加熱処理を行う請求項(
    1)記載の加熱処理方法。
  3. (3)血漿蛋白成分含有水溶液の状態において50〜7
    0℃で15〜30時間加熱処理してなることを特徴とす
    る血漿蛋白成分製剤。
JP63135281A 1988-05-31 1988-05-31 血漿蛋白成分の加熱処理方法および血漿蛋白成分製剤 Pending JPH01305036A (ja)

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