JP4571211B2 - 車両用発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の走行時に発生する振動を利用して発電する車両用発電装置に関する。
例えば自動車などの車両の走行時に発生する振動を利用して発電する車両用発電装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この車両用発電装置は、車両に搭載されたショックアブソーバと、ショックアブソーバからの作動油により駆動される発電機と、ショックアブソーバからの作動油を発電機を通して循環させるための作動油循環手段と、を備えている。
ショックアブソーバは、シリンダと、シリンダの内部に上下動自在に設けられたピストンと、を有している。シリンダの内部はピストンによってシリンダ上室及びシリンダ下室に上下に仕切られ、これらシリンダ上室及びシリンダ下室にはそれぞれ作動油が収容されている。また、作動油循環手段は、シリンダ上室及びシリンダ下室からの作動油をそれぞれ発電機に送給するための作動油送給ラインと、発電機からの作動油をシリンダ上室及びシリンダ下室にそれぞれ戻すための作動油戻しラインとから構成されている。
車両が凹凸を有する路面を走行することによって、ピストンがシリンダの内部を作動油の抵抗を受けながら上下動する。ピストンが上昇すると、シリンダ上室内の作動油が圧縮されて作動油送給ラインを通して発電機に送給されるとともに、発電機からの作動油が作動油戻しラインを通してシリンダ下室に送給される。また、ピストンが下降すると、シリンダ下室内の作動油が圧縮されて作動油送給ラインを通して発電機に送給されるとともに、発電機からの作動油が作動油戻しラインを通してシリンダ上室に送給される。このようにシリンダ上室及びシリンダ下室からの作動油がそれぞれ発電機に送給されることによって、発電機が駆動されて発電が行われる。
特開平11−125174号公報
一般に、ショックアブソーバでは、ピストンが上昇する際には、ピストンに作用する抵抗の大きさを小さく、またピストンが下降する際には、ピストンに作用する抵抗の大きさを大きくすることによって、車両の走行時に発生する振動を効率良く吸収することができる。
しかしながら、上述のような従来の車両用発電装置では、シリンダ上室には作動油が収容されているので、ピストンが上昇する際には、ピストンに作用する作動油の抵抗の大きさが大きくなる。それ故に、ピストンの上昇時にピストンに作用する抵抗は車両の走行抵抗となり、車両の走行時に発生する振動を効率良く吸収することができず、車両の乗り心地及び走行安定性が低下してしまうという問題がある。
本発明の目的は、車両の走行時に発生する振動を効率良く吸収することができる車両用発電装置を提供することである。
本発明の請求項1に記載の車両用発電装置では、車両に搭載されたショックアブソーバと、前記ショックアブソーバからの作動油により駆動される発電機と、作動油を貯めるための貯油タンクと、前記ショックアブソーバからの作動油を前記発電機及び前記貯油タンクを通して循環させるための作動油循環手段と、を備え、
前記ショックアブソーバは、シリンダと、前記シリンダの内部に上下動自在に設けられたピストンと、を有し、前記シリンダの内部は前記ピストンによって上下に仕切られ、前記ピストンの上側には空気が収容されたシリンダ上室が形成され、前記ピストンの下側には作動油が収容されたシリンダ下室が形成され、また、前記シリンダ上室内の空気を外部に排出するための排出機構が設けられており、
前記作動油循環手段は、前記シリンダ下室からの作動油を前記発電機に送給するための作動油送給ラインと、前記発電機からの作動油を前記貯油タンクを通して前記シリンダ下室に戻すための作動油戻しラインとから構成され、
前記ピストンが上昇すると、前記シリンダ上室内の空気が圧縮されて前記排出機構によって外部に排出されるとともに、前記貯油タンクからの作動油が前記作動油戻しラインを通して前記シリンダ下室に送給され、また前記ピストンが下降すると、前記シリンダ下室内の作動油が圧縮されて前記作動油送給ラインを通して前記発電機に送給されることを特徴とする。
また、本発明の請求項2に記載の車両用発電装置では、前記排出機構は、前記シリンダ上室と前記貯油タンク内とを連通する空気送給ラインから構成されており、
前記ピストンが上昇すると、前記シリンダ上室内の空気が圧縮されて前記空気送給ラインを通して前記貯油タンクに送給されるとともに、前記貯油タンクからの作動油が前記作動油戻しラインを通して前記シリンダ下室に送給され、また前記ピストンが下降すると、前記貯油タンク内の空気が前記空気送給ラインを通して前記シリンダ上室に送給されるとともに、前記シリンダ下室内の作動油が圧縮されて前記作動油送給ラインを通して前記発電機に送給されることを特徴とする。
また、本発明の請求項3に記載の車両用発電装置では、前記貯油タンクは前記シリンダよりも上方に配設されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に記載の車両用発電装置では、前記車両には、駆動輪と、前記駆動輪に駆動連結されたプロペラシャフトとが搭載され、また、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された作動油を前記発電機及び前記貯油タンクを通して循環される作動油に供給するための作動油供給手段と、前記プロペラシャフトの回転駆動力を前記油圧ポンプの駆動軸に伝達させるためのクラッチ機構とが更に設けられ、
前記クラッチ機構は、前記プロペラシャフトの回転駆動力を前記油圧ポンプの前記駆動軸に伝達させる駆動伝達状態と、前記プロペラシャフトから前記油圧ポンプの前記駆動軸への回転駆動力の伝達を解除する駆動伝達解除状態と、に保持され、前記クラッチ機構が前記駆動伝達状態に保持されると、前記油圧ポンプから吐出された作動油は、前記作動油供給手段によって前記発電機及び前記貯油タンクを通して循環される作動油に供給されることを特徴とする。
本発明の請求項1に記載の車両用発電装置によれば、シリンダ上室には空気が収容され、シリンダ下室には作動油が収容されているので、ピストンが上昇する際にピストンに作用する抵抗の大きさが小さくなり、またピストンが下降する際にピストンに作用する抵抗の大きさが大きくなる。従って、ピストンの上昇時における車両の走行抵抗を小さくすることができ、また、懸架装置のスプリングの反発力を利用して、従来では捨てられていたエネルギーを再生しながら、車両の走行時に発生する振動を効率良く吸収することができ、車両の乗り心地及び走行安定性を向上させることができる。
また、本発明の請求項2に記載の車両用発電装置によれば、ピストンが上昇すると、シリンダ上室内の空気が圧縮されて空気送給ラインを通して貯油タンクに送給されるので、この空気の圧力が貯油タンクに貯められた作動油の油面に作用するようになり、これにより貯油タンク内の作動油をシリンダ下室に効率良く送給することができる。
また、本発明の請求項3に記載の車両用発電装置によれば、貯油タンクはシリンダよりも上方に配設されているので、貯油タンク内の作動油とシリンダ下室内の作動油との間に重力差が生じるようになり、これにより貯油タンク内の作動油をシリンダ下室に効率良く送給することができる。
また、本発明の請求項4に記載の車両用発電装置によれば、クラッチ機構が駆動伝達状態に保持されると、油圧ポンプから吐出された作動油は発電機及び貯油タンクを通して循環される作動油に供給されるので、発電機に送給される作動油の流量が増大され、これにより発電機の発電効率を高めることができる。また、プロペラシャフトの回転駆動力が油圧ポンプの駆動軸に伝達されることによって、プロペラシャフトの回転に制動力(負荷)が作用し、車両の走行状態が減速走行(所謂、エンジンブレーキ走行)となり、エンジンブレーキ効果を得ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に従う車両用発電装置の各種実施形態について説明する。
[第1の実施形態]
まず、図1及び図2を参照して、第1の実施形態の車両用発電装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態による車両用発電装置の構成を示す概略断面図であり、図2は、図1の車両用発電装置を車両に搭載した状態を示す概略斜視図である。
図1及び図2を参照して、図示の車両用発電装置2は、例えば自動車などの車両4に搭載されたショックアブソーバ6と、ショックアブソーバ6からの作動油により駆動される発電機8と、発電機8に送給される作動油の圧力を調節するためのアキュムレータ10と、作動油を貯めるための貯油タンク12と、ショックアブソーバ6からの作動油をアキュムレータ10、発電機8及び貯油タンク12を通して循環させるための作動油循環手段14と、を備えている。以下、この車両用発電装置2の構成について詳細に説明する。
ショックアブソーバ6は、シリンダ16と、シリンダ16の内部に上下動自在に設けられたピストン18と、を有しており、車両4の4つのタイヤ20にそれぞれ対応して配設されている。ピストン18の下面にはピストンロッド22が接続され、このピストンロッド22はシリンダ16の下端部に設けられた挿通孔24を通して外部に延びている。ピストンロッド22の下端部は、タイヤ20に設けられた支持プレート26に連結されている。ピストンロッド22の外周部にはコイル状のスプリング28が伸縮自在に装着され、スプリング28の上端部は車両4のシャーシ(図示せず)に設けられた支持プレート30に支持され、その下端部は支持プレート26に支持されている。また、シリンダ16の内部はピストン18によって上下に気密的に仕切られ、ピストン18の上側にはシリンダ上室32が形成され、その下側にはシリンダ下室34が形成されている。シリンダ上室32には空気が収容され、シリンダ下室34には作動油が収容されている。また、シリンダ16の上端部には、外部の空気をシリンダ上室32内に取り入れるための空気取り入れ弁35が設けられている。
発電機8は、油圧式のモータ発電機から構成されている。後述するように、ショックアブソーバ6からの作動油が発電機8に送給されることによって、発電機8が駆動され発電が行われる。発電機8からの駆動電力は、車両4の各電気系統に送給される。
貯油タンク12は、シリンダ16よりも上方に配設されている。貯油タンク12の内部には、作動油が貯められる貯油空間36と、空気が収容された空気空間38とが形成されている。貯油タンク12の空気空間38は、空気送給ライン40(排出機構を構成する)を介してシリンダ16のシリンダ上室32に連通されている。また、貯油タンク12の上端部には、空気空間38内の空気の圧力を調節するための圧力調節弁41が設けられている。
アキュムレータ10は、シェル42と、シェル42の内部に収縮自在に配設されたブラダ44と、を備えている。シェル42の内部はブラダ44によってガス室46と油室48とに仕切られ、ガス室46には窒素ガスが封入され、油室48には作動油が貯められている。また、アキュムレータ10の油室48は、圧力調節ライン50を介して後述する第1作動油戻しライン58に連通され、この圧力調節ライン50には圧力調節弁52が配設されている。
作動油循環手段14は、ショックアブソーバ6のシリンダ下室34からの作動油をアキュムレータ10に送給するための第1作動油送給ライン54と、アキュムレータ10からの作動油を発電機8に送給するための第2作動油送給ライン56と、発電機8からの作動油を貯油タンク12に戻すための第1作動油戻しライン58と、貯油タンク12に貯められた作動油をシリンダ下室34に戻すための第2作動油戻しライン60とから構成されている。
第1作動油送給ライン54の一端部はシリンダ下室34に接続され、その他端部はアキュムレータ10の油室48に接続されている。第1作動油送給ライン54の一端部には圧力調節弁62が配設され、その他端部には逆止弁64が配設されている。第2作動油送給ライン56の一端部はアキュムレータ10の油室48に接続され、その他端部は発電機8に接続されている。第1作動油戻しライン58の一端部は発電機8に接続され、その他端部は貯油タンク12の空気空間38に接続されている。第2作動油戻しライン60の一端部は貯油タンク12の貯油空間36に接続され、その他端部はシリンダ下室34に接続されている。第2作動油戻しライン60の他端部には逆止弁66が配設されている。
次に、上述した車両用発電装置2による発電方法について説明する。車両4が凹凸を有する路面を走行すると、タイヤ20が路面から受ける衝撃によってスプリング28が伸縮し、これに伴ってピストン18がシリンダ16の内部において上下動する。スプリング28が収縮するときには、ピストン18は空気の抵抗を受けながら上昇し、スプリング28が伸張するときには、ピストン18は作動油の抵抗を受けながら下降する。
ピストン18が上昇すると、シリンダ上室32内の空気が圧縮されて空気送給ライン40を通して貯油タンク12の空気空間38に送給されるとともに、貯油タンク12の貯油空間36からの作動油が第2作動油戻しライン60を通してシリンダ下室34に送給される。このように貯油タンク12の空気空間38に空気が送給されると、この空気の圧力が貯油空間36に貯められた作動油の油面に作用するとともに、貯油タンク12内の作動油とシリンダ下室34内の作動油との間に重力差が生じることによって、シリンダ下室34に作動油を効率良く送給することができる。
また、ピストン18が下降すると、貯油タンク12の空気空間38内の空気が空気送給ライン40を通してシリンダ上室32に送給されるとともに、シリンダ下室34内の作動油が圧縮されて第1作動油送給ライン54を通してアキュムレータ10の油室48に送給される。アキュムレータ10にて作動油の圧力が所定値に調節された後に、アキュムレータ10の油室48からの作動油が第2作動油送給ライン56を通して発電機8に送給され、これにより発電機8が駆動され発電が行われる。発電機8からの作動油は、第1作動油戻しライン58を通して貯油タンク12の貯油空間36に送給される。
例えば、車重1000kgの車両4が1mにつき約2.1cmの凹凸を有する路面を時速30kmで走行すると、ピストン18は1分間に約2.1cmの上下動を500回繰り返すようになる。シリンダ16の直径が10cmである場合には、ピストン18が2.1cm下降すると、シリンダ下室34から吐出される作動油は0.21リットルであり、その押出圧力は250kg(=車重1000kg÷4)となる。従って、1分間に420リットル(=0.21リットル×500回×4)の作動油が100kg(=250kg×10mm/100mm×4、但し、シリンダ16の直径を100mm、第1作動油送給ライン54の直径を10mmとする。)の押出圧力でもって発電機8に送給される。
本実施形態の車両用発電装置2では、シリンダ上室32には空気が収容され、シリンダ下室34には作動油が収容されているので、ピストン18が上昇する際にピストン18に作用する抵抗の大きさが小さくなり、またピストン18が下降する際にピストン18に作用する抵抗の大きさが大きくなる。従って、車両4の走行時に発生する振動を効率良く吸収することができ、車両4の乗り心地及び走行安定性を向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、図3を参照して、第2の実施形態の車両用発電装置について説明する。図3は、本発明の第2の実施形態による車両用発電装置の構成を示す概略断面図である。なお、以下の実施形態において、上記第1の実施形態の構成要素と実質上同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態の車両用発電装置2Aでは、貯油タンク12Aはショックアブソーバ6Aのシリンダ16Aに隣接して設けられている。シリンダ下室34Aの下端部と貯油タンク12Aの下端部とは第2作動油戻しライン60Aを介して連通され、第2作動油戻しライン60Aとシリンダ下室34Aとの接続部には逆止弁66Aが配設されている。本実施形態の車両用発電装置2Aにおいても、上述したのと同様の作用効果が達成される。
[第3の実施形態]
次に、図4及び図5を参照して、第3の実施形態の車両用発電装置について説明する。図4は、本発明の第3の実施形態による車両用発電装置の構成を示す概略断面図であり、図5は、図4の車両用発電装置を車両に搭載した状態を示す概略斜視図である。
本実施形態の車両用発電装置2Bは、作動油を吐出するギヤ式の油圧ポンプ68を更に備えている。この油圧ポンプ68の吐出部70には、アキュムレータ10Bの油室48Bから延びる作動油供給ライン72(作動油供給手段を構成する)の一端部が接続され、またその吸込部74には、第2作動油戻しライン60Bから分岐して延びる作動油吸込ライン76の一端部が接続されている。油圧ポンプ68の駆動軸78が回転されると、油圧ポンプ68が作動されて吐出部70から作動油が吐出される。
また、車両4Bには、走行モータ80と、走行モータ80に変速機82を介して駆動連結されたプロペラシャフト86とが搭載され、このプロペラシャフト86は、一対のタイヤ20(本実施形態ではリアタイヤ)(駆動輪を構成する)にリアアクスル84を介して駆動連結されている。変速機82とプロペラシャフト86との接続部にはクラッチ機構88が設けられている。このクラッチ機構88は、例えば電磁式クラッチや機械式クラッチなどから構成され、駆動伝達ベルト90を介して油圧ポンプ68の駆動軸78に駆動連結されている。また、クラッチ機構88は、プロペラシャフト86の回転駆動力を油圧ポンプ68の駆動軸78に伝達させる駆動伝達状態と、プロペラシャフト86から油圧ポンプ68の駆動軸78への回転駆動力の伝達を解除する駆動伝達解除状態と、に保持される。
車両4Bに設けられたアクセルペダル(図示せず)を踏み込むと、走行モータ80の回転数が増大されるとともに、クラッチ機構88が駆動伝達解除状態に保持される。走行モータ80の回転駆動力が変速機82、プロペラシャフト86及びリアアクスル84を介して一対のタイヤ20に伝達されることによって、一対のタイヤ20が回転して車両4Bが走行され、上述したように発電機8が駆動され発電が行われる。
また、アクセルペダルを離すと、走行モータ80の回転数が減少されるとともに、クラッチ機構88が駆動伝達状態に保持される。一対のタイヤ20の回転駆動力がリアアクスル84、プロペラシャフト86、クラッチ機構88及び駆動伝達ベルト90を介して油圧ポンプ68の駆動軸78に伝達されることによって、駆動軸78が回転して油圧ポンプ68が作動される。油圧ポンプ68の吐出部70から吐出された作動油は、作動油供給ライン72を通してアキュムレータ10Bの油室48B内の作動油に供給される。また、貯油タンク12から第2作動油戻しライン60Bを通して流れる作動油の一部は、作動油吸込ライン76を通して油圧ポンプ68の吸込部74に送給される。
このように作動油が供給されると、アキュムレータ10Bの油室48Bから発電機8に送給される作動油の流量が増大され、これにより発電機8の発電効率を高めることができる。また、プロペラシャフト86の回転駆動力が油圧ポンプ68の駆動軸78に伝達されることによって、プロペラシャフト86の回転に制動力(負荷)が作用し、車両4Bの走行状態が減速走行(所謂、エンジンブレーキ走行)となり、エンジンブレーキ効果を得ることができる。
なお、本実施形態では、作動油供給ライン72の他端部をアキュムレータ10Bの油室48Bに接続し、作動油吸込ライン76の他端部を第2作動油戻しライン60Bに接続するように構成したが、これら作動油供給ライン72及び作動油吸込ライン76の各他端部はそれぞれ作動油の循環経路の適宜の箇所に接続することができる。また、本実施形態では、車両4Bに走行モータ80を搭載したが、この走行モータ80に代えてガソリンエンジンを搭載することもできる。
以上、本発明に従う種々の車両用発電装置の実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能である。
例えば、上記各実施形態では、車両用発電装置2(2A)(2B)が搭載される車両4(4B)を自動車(例えば、電気自動車やガソリン自動車、ディーゼル自動車など)から構成したが、オートバイから構成することもできる。
また例えば、上記各実施形態では、ショックアブソーバ6(6A)と発電機8との間にアキュムレータ10(10B)を配設したが、このアキュムレータ10(10B)を省略することもできる。
また例えば、上記各実施形態では、排出機構をシリンダ上室32(32A)と貯油タンク12(12A)の空気空間38(38A)とを連通する空気送給ライン40(40A)から構成したが、シリンダ上室32(32A)とシリンダ16(16A)の外部とを連通する空気送給ライン40(40A)から構成してもよい。
本発明の第1の実施形態による車両用発電装置の構成を示す概略断面図である。 図1の車両用発電装置を車両に搭載した状態を示す概略斜視図である。 本発明の第2の実施形態による車両用発電装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の第3の実施形態による車両用発電装置の構成を示す概略断面図である。 図4の車両用発電装置を車両に搭載した状態を示す概略斜視図である。
符号の説明
2,2A,2B 車両用発電装置
4,4B 車両
6,6A ショックアブソーバ
8 発電機
12,12A 貯油タンク
14,14A 作動油循環手段
16,16A シリンダ
18 ピストン
32,32A シリンダ上室
34,34A シリンダ下室
40,40A 空気送給ライン
54 第1作動油送給ライン
56 第2作動油送給ライン
58,58A 第1作動油戻しライン
60,60A,60B 第2作動油戻しライン
68 油圧ポンプ
72 作動油供給ライン
78 駆動軸
86 プロペラシャフト
88 クラッチ機構

Claims (4)

  1. 車両に搭載されたショックアブソーバと、前記ショックアブソーバからの作動油により駆動される発電機と、作動油を貯めるための貯油タンクと、前記ショックアブソーバからの作動油を前記発電機及び前記貯油タンクを通して循環させるための作動油循環手段と、を備え、
    前記ショックアブソーバは、シリンダと、前記シリンダの内部に上下動自在に設けられたピストンと、を有し、前記シリンダの内部は前記ピストンによって上下に仕切られ、前記ピストンの上側には空気が収容されたシリンダ上室が形成され、前記ピストンの下側には作動油が収容されたシリンダ下室が形成され、また、前記シリンダ上室内の空気を外部に排出するための排出機構が設けられており、
    前記作動油循環手段は、前記シリンダ下室からの作動油を前記発電機に送給するための作動油送給ラインと、前記発電機からの作動油を前記貯油タンクを通して前記シリンダ下室に戻すための作動油戻しラインとから構成され、
    前記ピストンが上昇すると、前記シリンダ上室内の空気が圧縮されて前記排出機構によって外部に排出されるとともに、前記貯油タンクからの作動油が前記作動油戻しラインを通して前記シリンダ下室に送給され、また前記ピストンが下降すると、前記シリンダ下室内の作動油が圧縮されて前記作動油送給ラインを通して前記発電機に送給されることを特徴とする車両用発電装置。
  2. 前記排出機構は、前記シリンダ上室と前記貯油タンク内とを連通する空気送給ラインから構成されており、
    前記ピストンが上昇すると、前記シリンダ上室内の空気が圧縮されて前記空気送給ラインを通して前記貯油タンクに送給されるとともに、前記貯油タンクからの作動油が前記作動油戻しラインを通して前記シリンダ下室に送給され、また前記ピストンが下降すると、前記貯油タンク内の空気が前記空気送給ラインを通して前記シリンダ上室に送給されるとともに、前記シリンダ下室内の作動油が圧縮されて前記作動油送給ラインを通して前記発電機に送給されることを特徴とする請求項1に記載の車両用発電装置。
  3. 前記貯油タンクは前記シリンダよりも上方に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用発電装置。
  4. 前記車両には、駆動輪と、前記駆動輪に駆動連結されたプロペラシャフトとが搭載され、また、作動油を吐出する油圧ポンプと、前記油圧ポンプから吐出された作動油を前記発電機及び前記貯油タンクを通して循環される作動油に供給するための作動油供給手段と、前記プロペラシャフトの回転駆動力を前記油圧ポンプの駆動軸に伝達させるためのクラッチ機構とが更に設けられ、
    前記クラッチ機構は、前記プロペラシャフトの回転駆動力を前記油圧ポンプの前記駆動軸に伝達させる駆動伝達状態と、前記プロペラシャフトから前記油圧ポンプの前記駆動軸への回転駆動力の伝達を解除する駆動伝達解除状態と、に保持され、前記クラッチ機構が前記駆動伝達状態に保持されると、前記油圧ポンプから吐出された作動油は、前記作動油供給手段によって前記発電機及び前記貯油タンクを通して循環される作動油に供給されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車両用発電装置。
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