JP4570503B2 - 成形品の取出し方法 - Google Patents

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本発明は、例えばインストルメントパネル等の薄肉樹脂成形品を真空成形型によって成形した後、成形型から取出す技術に関する。
従来、例えば真空成形によって成形した薄肉樹脂成形品を取出す技術として、第1、第2成形型の間で昇降自在な枠ラムに、成形品の周縁をクランプする把持手段を設け、第1、第2成形型を型締めして成形品を成形した後、第2成形型を上昇させて型開きする際、第2成形型の上昇速度より遅い速度で枠ラムを上昇させることにより成形品を第2成形型から離脱させるようにした技術(特許文献1参照。)や、図4に示すような吸盤等を使用した取出し技術などが知られている。
特許第2664762号公報
ここで、図4に示す取出し技術を説明すると、図4(a)に示すような第1成形型51と第2成形型52の間に、周縁が把持枠で保持される樹脂シート素材Wを加熱軟化させて位置決めし、(b)に示すように、第1成形型51を上昇させて樹脂シート素材Wを型面に当接させると同時に、第2成形型52で上方から押え付け、第1成形型51側に真空引きすることで樹脂シート素材Wを所望の形状に成形する。
次いで、第1成形型51を降下させて離型する場合、成形品Wの周縁を保持する把持枠53で把持していただけでは、成形品Wの中間部が下方に撓んで離型が不安定になるため、第2成形型52の中間部の当接部t等を吸盤等で吸着保持しておき、第1成形型51が離脱すると、(c)に示すように、成形品Wの下方に製品取出し機54を挿入し、当接部tの吸着保持を解いて、製品取出し機54の上に成形品Wを載置して取出すようにしている。
ところが、前記特許文献1の技術の場合、成形装置の構造や、型の上昇制御等が複雑で設備費用もかかるという問題があり、また、図4に示す技術の場合、樹脂シートからなる成形品Wが薄いため吸着保持が不安定で中間部が撓み易く、常に安定した状態で成形品Wを取出すことができないという問題があった。
そこで本発明は、設備費用もかからず簡易な構成で、しかも、成形品を常に安定した状態で取出すことができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、薄肉樹脂成形品を真空成形型によって成形した後、該成形型から成形品を取出す方法において、前記成形品の非製品部に成形型の突起により成形された成形品取出し用の取出し部を成形品の成形と同時に成形し、その後、前記突起から離脱した取出し部を把持部材によって把持して成形型から取出すようにした。
そして、成形品を成形後、成形型を離脱させる際に、把持部材で取出し部を把持することにより、確実に成形品を成形型から離脱させるようにするが、ここで、取出し部としては、例えば突起などが好適である。そして、製品形状等によって、取出し部を複数箇所に設けるようにすれば、一層安定した状態で取出すことができる。
また、取出し部を把持する把持部材としては、真空引きする成形型の真空引き方向とは反対側に設けるようにし、真空引き方向とは反対側に別の成形型がある場合は、この別の成形型に設けるようにしてもよく、成形品の周縁部を把持しておく部材があれば、この部材に設けるようにしてもよく、あるいは、これらとは別体に独立して設けるようにしてもよい。
そして、成形品を取出した後、非製品部をトリミング等で除去すれば、製品部の外観を悪化させることがない。
薄肉樹脂成形品を真空成形型によって成形する際、成形品の非製品部に成形型の突起により成形された成形品取出し用の取出し部を同時に成形し、その後、突起から離脱した取出し部を把持部材によって把持して成形型から取出すようにすれば、薄肉樹脂成形品を安定した状態で取出すことができ、しかも、設備費用等もかからず安価に構成できる。
本発明の実施の形態について添付した図面に基づき説明する。
ここで、図1は本発明に係る真空成形型の第1成形型の平面図、図2は成形品に取出し部を成形するための成形型の突部を示し、(a)は図1のA−A線断面図、(b)は図1のB−B線断面図、図3は成形品の取出し要領を示す説明図である。
本発明に係る成形品の取出し方法は、車両用インストルメントパネルを同時に二個成形する二個取りの真空成形型の成形品の取出しに適用され、この真空成形型は、基本的に、図4に示すような真空引きする側の下側の第1成形型1と、不図示の上側の第2成形型と、第1、第2成形型の間で熱可塑性樹脂シートの周縁を把持する不図示の把持枠を備えている。
そして、第1成形型1には、図1に示すように、成形品の製品部を形成するための一対の製品形状部1aが設けられ、それ以外の箇所が、成形品の非製品部に該当する非製品形状部1bとされている。そして、この非製品形状部1bのうち、一対の製品形状部1aに挟まれる中央部分には、所定間隔置きに複数の突起2が二列に設けられている。
この突起2は、図2に示すように、ある程度の幅を持った扁平な板状部材であり、本実施例では、幅方向、長さ方向とも先端側が先細りとなるテーパ状で、且つ突起2の横方向の平均長さxと、隣接する突起2の間隔yとの関係が、突起の横方向長さx≧突起の間隔yになるようにしている。
これは、突起2の横方向の平均長さxが突起の間隔yより小さくなると、安定した取出しが困難になるため、より安定した取出しを可能にするためである。
因みに、突起2の間隔yがゼロ、すなわち、間隔yがなくて突起2が一本の直線的な長い状態であれば、成形品を成形する際に、成形品の製品部にシワ等の悪影響が出やすくなる。
一方、実施例では、不図示の第2成形型に、第1成形型1の突起2の位置に対応して、図3に示すような把持部材3を設けている。この把持部材3は、エアチャック4の作動により開閉自在な爪5を備えており、第1成形型1の突起2により形成された成形品Wの取出し部Wtを把持することができるようにされている。
なお、この把持部材3は、熱可塑性樹脂シートの周縁を把持する不図示の把持枠に設けるようにしてもよく、またはこれらとは別個に独立の専用部材等に設けるようにしてもよい。
以上のような第1成形型1を使用した成形品の成形及び取出し方法について説明する。
TPO、PPシート等の熱可塑性シートで、凹凸模様や、皮模様や、幾何学模様等のシボ模様や、梨地仕上げ等で加飾された加飾シートを約180℃程度のシートが成形可能な温度に加温し、第1成形型1の成形面上に当接させた後真空引きする。なお、この時の第1成形型1の金型温度は約70℃程度のシートが固化可能な温度である。
すると、第1成形型1の製品形状部1aでは成形品Wの製品部が形成されると同時に、非製品形状部1bの突起2によって、図3に示すような取出し部Wtが凸状に形成される。
成形品Wが固化すると、成形品Wの取出しが行われる。すなわち、図3(a)に示す状態から、(b)に示すように、把持部材3のエアチャック4が作動して爪5が閉じ、取出し部Wtを把持すると、(c)に示すように、把持部材3が第1成形型1に対して相対的に離反方向に移動し、取出し部Wtが突起2から離脱する。
ここで、把持部材3を第1成形型1に対して相対的に離反方向に移動させるためには、把持部材3が不図示の第2成形型に設けられている場合は、型開きに伴って第2成形型を上昇させ、不図示の把持枠に設けられている場合は、把持枠を上昇させ、独立の専用部材に設けられている場合は、独立の専用部材を上昇させる。
そして、必要に応じて把持部材3の下方に製品取出し機が挿入され、把持部材3のエアチャック4が開放側に作動して爪5が開くと、成形品Wは下方に落下して取出される。
このような要領により、成形品Wの中間部が撓んだりするような事態が抑制され、安定した状態で取出すことができる。
そして、その後、成形品Wの非製品部をトリミングで除去すれば、見栄えが悪くなるような不具合はない。
なお、本発明は以上のような実施形態に限定されるものではない。本発明の特許請求の範囲に記載した事項と実質的に同一の構成を有し、同一の作用効果を奏するものは本発明の技術的範囲に属する。
例えば、上記実施例では、成形品を二個取りする真空成形型の例を示したが、成形型は必ずしも二個取りのタイプに限られるものではない。また、第2成形型も必須の要件ではない。
成形型によって成形品を成形した後、成形品を取出す際、成形品の非製品部に取出し部を形成し、この取出し部を把持部材で把持して取出すようにすることで、常に安定した状態で成形品を取出すことができる。
本発明に係る真空成形型の第1成形型の平面図 成形品に取出し部を成形するための成形型の突部を示し、(a)は図1のA−A線断面図、(b)は図1のB−B線断面図 成形品の取出し要領を示す説明図 従来の真空成形型(一個取り)による成形品取出しの説明図
符号の説明
1…第1成形型、1b…非製品部、2…突起、3…把持部材、W…成形品、Wt…取出し部。

Claims (1)

  1. 薄肉樹脂成形品を真空成形型によって成形した後、該成形型から成形品を取出す方法であって、前記成形品の非製品部に成形型の突起により成形された成形品取出し用の取出し部を成形品の成形と同時に成形する工程と、前記突起から離脱した取出し部を把持部材によって把持して成形型から取出す工程とを備えたことを特徴とする成形品の取出し方法。
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