JP4569871B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する映像表示装置を備えた遊技機に関するものである。
従来より、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する映像表示装置を備えた遊技機に関して種々提案されている。
例えば、遊技盤表面側より視認可能な位置に配設され、可変表示機能を有して複数の図柄を可変表示する映像表示装置と、遊技盤の特定位置への打球の入賞を検出する特定入賞検出手段と、複数の数字等を所定間隔で無作為に生成する乱数発生手段と、上記特定入賞信号に基づき上記映像表示装置の可変表示を制御する可変表示制御手段と、上記特定入賞信号に基づき上記乱数発生手段から乱数を抽出する乱数抽出手段と、上記映像表示装置の可変表示を開始させる特定入賞信号に対応する乱数値に基づき上記特定入賞検出手段への入賞に対する遊技結果の判定を行う遊技結果判定手段と、所定間隔で上記映像表示装置の可変表示用の停止図柄を無作為に生成する停止図柄発生手段と、上記遊技結果判定手段からの判定信号に基づき、上記停止図柄発生手段から、上記映像表示装置の可変表示を開始させた特定入賞信号に基づく、映像表示装置の停止図柄を抽出する図柄抽出手段と、上記図柄抽出手段からの停止図柄信号を判定し特別停止図柄信号を発する特別停止図柄判定手段と、上記図柄抽出手段からの停止図柄信号を判定し特定停止図柄信号を発する特定停止図柄判定手段と、上記映像表示器へ表示する情報を送信するデータ送信手段と、上記データ送信手段からの映像制御情報を受信するデータ受信手段と、上記データ受信手段の受信情報を記憶する受信データ記憶手段と、表示映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、上記映像制御情報中のリーチ動作制御情報に基づき上記映像情報記憶手段から抽出する表示映像情報を設定し、上記映像情報記憶手段から所定の表示映像情報の抽出を指示する画面選択手段と、上記表示映像情報を上記映像表示器へ表示することにてリーチ動作を開始し進行させる表示制御手段と、を具備するように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平6−63230号公報(段落(0006)〜(0209)、図1〜図72)
しかしながら、上述の遊技機の構成では、変動図柄が変動後、所定の態様で停止する一つ手前の変動状態から最終停止図柄が停止する状態までのリーチ状態においては、複数個の停止図柄が表示されると共に、最終停止図柄が一定速度でスクロール方向に変動するリーチ表示パターンのみの表示であり、興趣に欠けるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、リーチ表示パターンの表示時に、各最終変動図柄の移動速度が変化するようにスクロール表示を行って多様なリーチ表示パターンを確実に表示でき、遊技者の興趣を増大させることができる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技領域に設けられて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備え、前記変動図柄が変動後、所定の態様で停止する一つ手前の変動状態から最終停止図柄が停止する状態までにリーチ表示パターンを表示する遊技機において、遊技機の動作状態を制御する主制御手段と、前記特別図柄表示装置を制御する表示制御手段と、前記主制御手段から入力された指示情報に基づいて前記表示制御手段に対して該指示情報に対応するリーチ表示指示情報を出力するサブ制御手段と、を備え、前記リーチ表示パターンは、前記所定の態様で停止する一つ手前の変動状態から最終停止図柄が停止する状態までに、該一つ手前の変動状態の各最終変動図柄の移動速度が変化するようにスクロール表示する特定リーチ表示パターンを含み、前記リーチ表示指示情報は、前記特定リーチ表示パターンを表示するように指示する特定リーチ表示指示情報を含み、前記表示制御手段は、前記各最終変動図柄が移動する表示画面を複数の移動領域に分けて、前記各移動領域の境界情報を記憶する境界情報記憶手段と、前記各移動領域に対して予め設定されている所定増減速度を記憶する増減速度記憶手段と、前記各最終変動図柄が移動する図柄移動経路を予め記憶する図柄移動経路記憶手段と、前記各最終変動図柄が移動する最小移動速度を記憶する最小移動速度記憶手段と、前記各最終変動図柄が移動する最大移動速度を記憶する最大移動速度記憶手段と、を有し、該表示制御手段は、前記特定リーチ表示指示情報が入力された場合には、前記図柄移動経路上を移動する前記各最終変動図柄の表示画面上の移動領域を検出する移動領域検出制御と、前記各最終変動図柄の移動速度を所定単位時間毎に該各最終変動図柄が移動する移動領域に対応する前記所定増減速度だけ変更して再設定する移動速度設定制御と、該各最終変動図柄の表示画面上の表示開始から前記移動速度設定制御において設定された移動速度で前記図柄移動経路上を移動するように表示するスクロール表示制御と、を行い、前記移動速度設定制御は、前記各最終変動図柄の再設定した移動速度が前記最小移動速度よりも遅いか否かを判定する第1判定制御と、前記第1判定制御によって該最小移動速度よりも遅いと判定された場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を最小移動速度に再度変更し、該前記判定制御によって該最小移動速度よりも遅くないと判定された場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を変更しないように制御する最小移動速度設定制御と、前記各最終変動図柄の再設定した移動速度が前記最大移動速度よりも速いか否かを判定する第2判定制御と、前記第2判定制御によって該最大移動速度よりも速いと判定された場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を最大移動速度に再度変更し、該前記判定制御によって該最大移動速度よりも速くないと判定された場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を変更しないように制御する最大移動速度設定制御と、を行うことを特徴とする。
請求項1に係る遊技機では、各最終変動図柄が移動する表示画面を複数の移動領域に分けて、各移動領域に対して予め所定増減速度が設定されている。そして、表示制御手段は、特定リーチ表示指示情報が入力された場合には、各最終変動図柄の表示画面上の表示開始から各最終変動図柄が移動している移動領域を検出する。そして、表示制御手段は、各最終変動図柄の移動速度を所定単位時間毎に該各最終変動図柄が移動する移動領域に対応する所定増減速度だけ変更して再設定し、この移動速度で各最終変動図柄が図柄移動経路上を移動するように表示する。
これにより、サブ制御手段が主制御手段から入力された指示情報に基づいて、表示制御手段に対して特定リーチ表示パターンを表示するように指示する特定リーチ表示指示情報を出力した場合には、各最終変動図柄は図柄移動経路上を各移動領域毎に予め設定された所定増減速度に従って、所定単位時間毎に減速されつつ又は増速されつつ移動するように表示される。このため、変動図柄が変動後、所定の態様で停止する一つ手前の変動状態から最終停止図柄が停止する状態までに該一つ手前の変動状態の各最終変動図柄の移動速度が変化するようにスクロール表示する特定リーチ表示パターンを確実に表示でき、遊技者の興趣を増大させることができる。
また、表示制御手段は、図柄移動経路上を移動する各最終変動図柄の再設定した移動速度が最小移動速度よりも遅いと判定した場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を最小移動速度に再度変更し、一方、この再設定した移動速度が最小移動速度よりも速いと判定した場合には、各最終変動図柄の再設定した移動速度を変更しないため、各最終変動図柄の移動速度が負になって、図柄移動経路上を逆向き方向に進むように表示することを確実に防止することができる。
また、表示制御手段は、図柄移動経路上を移動する各最終変動図柄の再設定した移動速度が最大移動速度よりも速いと判定した場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を最大移動速度に再度変更し、一方、この再設定した移動速度が最大移動速度よりも遅いと判定した場合には、各最終変動図柄の再設定した移動速度を変更しないため、各最終変動図柄の移動速度を最大移動速度以下に確実に制御できる。例えば、各最終変動図柄が図柄移動経路上を移動する様子を確認することが可能な移動速度以下等に確実に設定することができる。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した一実施例を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6が取付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイド(不図示)や発射勢装置として機能する発射制御基板30等から構成され、該発射制御基板30は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器(不図示)を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。これにより、遊技者が操作ハンドル10における回動操作部材10Aの回動量を調節することによって、該操作ハンドル10内に取り付けられた可変抵抗器の抵抗値が増減され、発射ソレノイドによるパチンコ球の発射勢の加減を適宜行
うことができるように構成されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、この内枠3のほぼ中央部には遊技盤41が着脱自在なように鉄板等の金属製や合成樹脂製又は合成樹脂の一体成形により形成される機構盤18に取り付けられている。そして、この機構盤18の裏側には合成樹脂製の機構セット盤20が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータが内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示器(LCD)52(図3参照)等を制御する演出表示基板260(図4参照)が内蔵される演出表示基板ケース26が配設されている。また、演出表示基板ケース26の横側には普通役物等を駆動制御する役物駆動制御基板が内蔵される役物駆動制御基板ケース27が配設されている。また、演出表示基板ケース26の下側には、各スピーカ7、スピーカ筐体11に内蔵されるスピーカ、エラー表示電飾ランプ6等のフルカラーダイオード等を駆動制御するサブ統合制御基板280(図4参照)が内蔵されるサブ統合制御基板ケース28が配設されている。また、このサブ統合制御基板ケース28の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板290(図4参照)が内蔵される主制御基板ケース29が配設されている。そして、この主制御基板ケース29の遊技者側前面部には、操作ハンドル10の操作によって発射装置を駆動制御する発射制御基板が内蔵される発射制御基板ケース30が配設されている。また、主制御基板ケース29の横側には、賞球払出装置22を駆動制御する払出制御基板が内蔵される払出制御基板ケース31が配設されている。更に、この払出制御基板ケース31の下側には、AC24Vの供給電源からDC5VやDC12V等の各種駆動電源を生成して供給する電源基板が内蔵される電源基板ケース32が配設されている。
次に、遊技盤41上の遊技領域42の構成について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
一方、特別図柄表示装置48の左側にはゲート54が配設されている。また、このゲート54にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54A(図4参照)が備えられている。また、特別図柄表示装置48の左右の下角部の外側には、通常の風車55、56が設けられている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMに記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、ゲート54のパチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部50の普通図柄が変動する。そして、このゲート54にパチンコ球が入って、普通図柄表示部50の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口57の上部に設けられるチューリップ式役物57Bが所定時間(本実施例では、約1秒間)開かれ、この始動口57にパチンコ球が入賞する確率が増加する。また、普通図柄が変動中にゲート54をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主制御基板290に設けられるRAMに記憶されて普通図柄の変動確定回数として保留される。
そして、始動口57の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉59で前面部を覆われる大入賞口60が形成された特別入賞装置61が配設されている。また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4乃至図7に基づいて説明する。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路(I/O)294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A等が接続されている。また、この入出力回路(I/O)294には、開閉扉59を開閉する開閉扉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から199まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値199の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ293Aが設けられている。かかるリーチカウンタ293Aのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られる。尚、リーチカウンタ293Aのカウント値は、液晶表示器52の3列の変動図柄の変動が開始されるタイミングで読み取るように構成してもよい。また、このリーチカウンタ293Aのカウント値に基づいて選択される各リーチ変動パターンは、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を表示するパターンであり、本実施例においては、表示演出時間としてはリーチハズレの変動パターンX、Y、Zとして「30秒間」、「20秒間」、「15秒間」の3種類のものが設定されている。また、各大当たりの変動パターンとして「22秒間」、「32秒間」の2種類のものが設定されている。
また、図4に示すように、サブ統合制御基板280には、CPU281、スピーカ7や電飾ランプ6等の駆動制御プログラム等を格納するROM282、主制御基板290からの各種制御信号を格納するRAM283、主制御基板290から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)284、スピーカ7を駆動制御する駆動回路71、エラー表示電飾ランプ6等を駆動制御する駆動回路72等が配設されている。そして、このCPU281、ROM282、RAM283、及び入出力回路(I/O)284は、バス線により相互に接続されている。また、CPU281にはクロック回路285が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)284には、主制御基板290の入出力回路(I/O)294が接続されている。また、この入出力回路(I/O)284には、各駆動回路71、72が接続されている。
また、図4に示すように、演出表示基板260には、CPU261、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM262、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM263、サブ統合制御基板280から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)264、及びCPU261から送られた表示情報を受けて液晶表示器(LCD)52に対して画像を加工して表示するVDP(VideoDisplay Processor)265等が配設されている。そして、このCPU261、ROM262、RAM263、入出力回路(I/O)264、及びVDP(VideoDisplay Processor)265は、バス線により相互に接続されている。また、CPU261にはクロック回路266が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU261は、サブ統合制御基板280から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器52に所定の演出表示を行う。
また、図5に示すように、ROM262には、後述の増減速度テーブル75(図6参照)が格納される増減速度テーブル記憶エリア262Aが設けられている。また、ROM262には、後述の家キャラクタ77(図10〜図12参照)の画像データが格納される家キャラクタデータ記憶エリア262Bが設けられている。また、ROM262には、液晶表示器52の表示画面上にリーチ図柄を停止表示する後述の第1図柄表示領域81(図11参照)と第2図柄表示領域82(図11参照)とのそれぞれの表示画面上の座標データが格納されるリーチ図柄表示領域記憶エリア262Cが設けられている。また、ROM262には、リーチ状態において各最終変動図柄が図柄移動経路78(図12参照)上を移動する最も遅い最小速度が格納される最小速度記憶エリア262Dが設けられている。また、ROM262には、リーチ状態において各最終変動図柄が図柄移動経路78(図12参照)上を移動する最も速い最大速度が格納される最大速度記憶エリア262Eが設けられている。また、ROM262には、リーチ状態において各最終変動図柄が移動する図柄移動経路78(図12参照)の表示画面上の座標データが格納される図柄移動経路記憶エリア262Fが設けられている。
尚、リーチ状態とは、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、左列と右列との変動図柄が各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「9」、「0」のうちのいずれかで揃って停止し、中列の変動図柄が変動する状態をいう(例えば、「1↓1」、「2↓2」、・・・、「7↓7」等の状態である。)。また、左、中、右の3列の変動図柄のうち左列と右列に停止する特別図柄をリーチ図柄という。また、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「9」、「0」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、・・・、「999」、「000」と揃って確定停止した場合には、大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して、毎回30秒間又は30秒以内に10個入賞するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出される
いわゆる大当たり遊技を行うことができる。
次に、演出表示基板260のROM262の増減速度テーブル記憶エリア262Aに格納される増減速度テーブル75について図6及び図7に基づいて説明する。ここで、増減速度テーブル75は、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281からリーチ表示指示情報として「特定リーチ表示指示情報」が入力された際に、この特定リーチ表示指示情報に対応して、中列の各最終変動図柄が移動する各「移動領域」及び該各「移動領域」に対して予め設定されている各「増減速度」を決定する際に使用するものである(図9参照)。
尚、CPU261は、CPU281からリーチ表示指示情報として「特定リーチ表示指示情報」が入力された場合には、後述のように中列の各最終変動図柄の移動速度が変化するようにスクロール表示する(図9参照)。
図6に示すように、増減速度テーブル75は、中列の各最終変動図柄が移動する表示画面を図柄移動経路78(図12参照)に沿って複数の移動領域に分けた場合の各移動領域を表す「移動領域」と、各「移動領域」に対して予め設定された増減速度を表す「増減速度」とから構成されている。
また、図6に示すように、増減速度テーブル75の「移動領域」には、第1移動領域52Aを表す「第1移動領域」と、第2移動領域52Bを表す「第2移動領域」とが予め格納されている。
また、「増減速度」には、「移動領域」の「第1移動領域」に対応して「−10(ドット/秒)」、「移動領域」の「第2移動領域」に対応して「10(ドット/秒)」が予め格納されている。
ここで、図7に示すように、液晶表示器52の表示画面は略横長四角形に形成され、横方向640ドット、縦方向480ドットのマットリックス表示になっている。また、中列の各最終変動図柄が移動する液晶表示器52の表示画面は、該表示画面を上下方向に2分割した縦方向座標P0(本実施例では、P0=0(ドット)である。)〜P1(本実施例では、P1=240(ドット)である。)の略横長四角形の第1移動領域52Aと、縦方向座標P1〜P2(本実施例では、P2=480(ドット)である。)の略横長四角形の第2移動領域52Bとから構成されている。また、後述のように中列の各最終変動図柄が移動する図柄移動経路78は、表示画面の上端縁部の略中央位置から下端縁部の略中央位置まで移動する経路に構成されている(図12参照)。
尚、第1移動領域52Aと第2移動領域52Bとの境目の縦方向座標P1(本実施例では、P1=240(ドット)である。)は、各移動領域52A、52Bの境界情報として予めROM262に記憶されている。また、第2移動領域52Bの下端縁部の縦方向座標P2(本実施例では、P2=480(ドット)である。)は、第2移動領域52Bの下端縁部の境界情報として予めROM262に記憶されている。
次に、上記のように構成された演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281からリーチ表示指示情報として「特定リーチ表示指示情報」が入力された場合に実行する制御処理について図8乃至図12に基づいて説明する。
ここで、「特定リーチ表示指示情報」は、特定リーチパターンの種類と、リーチ図柄等の情報データから構成されている。
また、サブ統合制御基板280のCPU281は、主基板290のCPU291からリーチ表示指示情報として「特定リーチ表示指示情報」が入力された場合には、この「特定リーチ表示指示情報」に対応する複数種類の特定リーチパターンから一の特定リーチパターンを選択して、該特定リーチパターンの種類(例えば、「特定リーチパターンX1」等である。)と、CPU291から指示されたリーチ図柄データ(例えば、特別図柄「7」等である。)等をCPU261に「特定リーチ表示指示情報」として出力する。尚、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から49まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値49の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチ図柄選択カウンタ293Bが設けられている。そして、CPU291は、始動口スイッチ54Aからの入賞検出信号が入力されたタイミングで、このリーチ図柄選択カウンタ293Bのカウント値を読み取り、該カウント値に基づきリーチ図柄を決定する。
図8に示すように、先ずステップ(以下、Sという)1において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281からリーチ表示指示情報として「特定リーチ表示指示情報」が入力されると、該「特定リーチ表示指示情報」を構成する各情報データをRAM263に記憶後、「全図柄変動処理」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
この「全図柄変動処理」のサブ処理は、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から「「特定リーチ表示指示情報」が入力されて、主制御基板290のCPU291から該CPU281を介して変動開始信号が入力された場合には、液晶表示器52に、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄の変動表示を開始する。
そして、S2において、CPU261は、「第1停止図柄と第2停止図柄の停止表示処理」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
この「第1停止図柄と第2停止図柄の停止表示処理」のサブ処理は、CPU261は、「特定リーチ表示指示情報」を構成する「リーチ図柄データ」に対応するリーチ図柄(例えば、特別図柄「7」等である。)をRAM263から読み出し、先ず、左列の変動図柄を高速変動表示から低速変動表示に変更して所定時間後(例えば、約2秒後である。)に、第1図柄表示領域81(図10参照)内に該リーチ図柄(例えば、特別図柄「7」等である。)を停止表示すると共に、中列及び右列の変動図柄を高速変動表示する。
続いて、CPU261は、第1図柄表示領域81(図10参照)内に該リーチ図柄を停止表示した状態で、右列の変動図柄を高速変動表示から低速変動表示に変更して所定時間後(例えば、約2秒後である。)に、第2図柄表示領域82(図10参照)内に該リーチ図柄(例えば、特別図柄「7」等である。)を停止表示すると共に、中列の変動図柄を高速変動表示する。
また、S3において、CPU261は、液晶表示器52の表示画面に障害物キャラクタとしての家キャラクタ77(図10参照)を表示する。
ここで、図11に示すように、家キャラクタ77は、液晶表示器(LCD)52の表示画面の左右方向略中央部で、中列の変動図柄の図柄移動経路78(図12参照)上に表示される。また、この家キャラクタ77の屋根部は、移動領域52Aの上下方向略中央位置に配置されている。また、第1図柄表示領域81と第2図柄表示領域82は、液晶表示器52の表示画面の上下方向略中央位置に配置されている。
続いて、S4において、CPU261は、中列の最終変動図柄を高速変動表示から低速変動表示に変更した後、後述の「移動表示処理」(図9参照)のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
その後、S5において、CPU261は、「確定表示処理」のサブ処理を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻り、当該処理を終了する。
この「確定表示処理」のサブ処理は、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。尚、CPU281は、CPU291から確定信号を入力された場合には、CPU261に対して確定信号を出力する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には、CPU261は、上記S4の処理を続行する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には、CPU261は、特定リーチパターン(例えば、「特定リーチパターンX1」等である。)の液晶表示器52への表示を停止し、該特定リーチパターンの動画表示を確定停止する。そして、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
尚、CPU291は、CPU281にリーチ表示指示情報として「特定リーチ表示指示情報」を出力した場合には、この指示した特定リーチパターンの表示時間をROM292に予め記憶しており、該特定リーチパターンの変動表示の開始信号をCPU281に出力後、特定リーチパターンの表示時間を計測し、該表示時間が経過した場合には、CPU281に対して確定信号を出力する。
次に、「移動表示処理」(S4)のサブ処理について図9、図11及び図12に基づいて説明する。
図9に示すように、S11において、CPU261は、上記S3の処理によって液晶表示器52の表示画面上に家キャラクタ77が表示されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、家キャラクタ77が表示されていない場合には(S11:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、家キャラクタ77が表示されている場合には(S11:YES)、S12において、CPU261は、RAM263から移動領域代数Fを読み出し、この移動移動代数Fに図柄移動経路78のスタートポイントである縦方向P0、即ち表示画面の上端縁部から0ドット目の位置が含まれる第1移動領域52Aを表す「1」を代入して、再度RAM263に記憶する。
また、CPU261は、ROM262から初期移動速度(本実施例では、初期移動速度は、60(ドット/秒)である。)を読み出すと共に、RAM263から移動速度代数Hを読み出し、この移動速度代数Hに該初期移動速度を代入してRAM263に記憶する。
尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、この移動領域代数F及び移動速度代数Hには、「0」が代入されてRAM263に記憶されている。
そして、S13において、CPU261は、RAM263から「移動速度」のデータとして移動速度代数Hを読み出し、該移動速度代数Hの値を中列の各最終変動図柄(第3図柄)が図柄移動経路78(図12参照)上を移動する「移動速度」として設定し、該「移動速度」で移動するように表示する。
また、S14において、CPU261は、中列の各最終変動図柄(第3図柄)がこの設定された「移動速度」で移動する移動時間の計測を開始し、所定の1単位時間(例えば、1単位時間は、0.1秒間、0.5秒間、1秒間等の短い時間である。)経過するのを待つ(S14:NO)。
そしてまた、所定の1単位時間が経過した場合には(S14:YES)、S15において、CPU261は、各最終変動図柄の移動速度を変更する、即ち、移動速度代数Hのデータの変更する処理を実行する。
この各最終変動図柄の移動速度を変更する処理は、先ず、この所定の1単位時間後における各最終変動図柄の図柄移動経路78上の位置座標を算出してRAM263に記憶すると共に、各移動領域52A、52Bの境界情報として予めROM262に記憶されている縦方向座標P1(本実施例では、P1=240(ドット)である。)を読み出し、この算出した各最終変動図柄の縦方向座標が縦方向座標P1よりも大きいか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この算出した各最終変動図柄の縦方向座標が縦方向座標P1以下の場合には、CPU261は、RAM263から移動領域代数Fを読み出し、この移動領域代数Fに「1」を代入して、再度RAM263に記憶する。一方、この算出した各最終変動図柄の縦方向座標が縦方向座標P1よりも大きい場合には、CPU261は、RAM263から移動領域代数Fを読み出し、この移動領域代数Fに「2」を代入して、再度RAM263に記憶する。
続いて、CPU261は、再度RAM263から移動領域代数Fを読み出す。そして、この移動領域代数Fが「1」の場合には、CPU261は、増減速度テーブル記憶エリア262Aに格納される増減速度テーブル75の「移動領域」の「第1移動領域」に対応する「増減速度」の「−10(ドット/秒)」読み出す。そして、RAM263から移動速度代数Hを読み出し、「−10(ドット/秒)」と所定の1単位時間とを積算した数値をこの移動速度代数Hの数値に加算して再度、RAM263に記憶する。従って、この移動領域代数Fが「1」の場合には、移動速度代数Hのデータは、減速される。
一方、この移動領域代数Fが「2」の場合には、CPU261は、増減速度テーブル記憶エリア262Aに格納される増減速度テーブル75の「移動領域」の「第2移動領域」に対応する「増減速度」の「10(ドット/秒)」読み出す。そして、RAM263から移動速度代数Hを読み出し、「10(ドット/秒)」と所定の1単位時間とを積算した数値をこの移動速度代数Hの数値に加算して再度、RAM263に記憶する。従って、この移動領域代数Fが「2」の場合には、移動速度代数Hのデータは、増速される。
そして、S16において、CPU261は、RAM263から移動速度代数Hを読み出すと共に、ROM262の最小速度記憶エリア262Dから最小速度(本実施例では、約10(ドット/秒)である。)を読み出し、この移動速度代数Hが最小速度以下か否かを判定する判定処理を実行する。そして、この移動速度代数Hが最小速度以下の場合には(S16:YES)、S17において、CPU261は、この移動速度代数Hに最小速度(本実施例では、約10(ドット/秒)である。)を代入して、再度RAMに記憶する。
一方、この移動速度代数Hが最小速度より大きい場合には(S16:NO)、S18において、CPU261は、ROM262の最大速度記憶エリア262Eから最大速度(本実施例では、約60(ドット/秒)である。)を読み出し、この移動速度代数Hが最大速度以上か否かを判定する判定処理を実行する。そして、この移動速度代数Hが最大速度以上の場合には(S18:YES)、S19において、CPU261は、この移動速度代数Hに最大速度(本実施例では、約60(ドット/秒)である。)を代入して、再度RAMに記憶する。
他方、この移動速度代数Hが最大速度より遅い場合には(S18:NO)、CPU261は、該移動速度代数Hを変更せず、再度RAM263に記憶する。
続いて、S20において、CPU261は、各最終変動図柄が最終ポイントを通過したか否か、即ち、第2移動領域52Bの下端縁部を通過したか否かを判定する判定処理を実行する。
具体的には、CPU261は、上記S15の処理で算出した各最終変動図柄の図柄移動経路78上の位置座標を再度RAM263から読み出すと共に、第2移動領域52Bの下端縁部の境界情報として予めROM262に記憶されている縦方向座標P2(本実施例では、P2=480(ドット)である。)を読み出し、この算出した各最終変動図柄の縦方向座標が縦方向座標P2よりも大きいか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、各最終変動図柄が最終ポイントを通過していない場合、即ち、各最終変動図柄の縦方向座標が縦方向座標P2以下の場合には(S20:NO)、CPU261は、再度S13以降の処理を実行する。
一方、各最終変動図柄が最終ポイントを通過している場合、即ち、各最終変動図柄の縦方向座標が縦方向座標P2より大きい場合には(S20:YES)、S21において、CPU261は、この表示画面の下端縁部を通過した中列の各最終変動図柄(第3図柄)を該表示画面の下端縁部から外側に出たように表示し、表示画面への表示を終了して、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
尚、CPU261は、この「移動表示処理」(S4)のサブ処理を中列の各最終変動図
柄(第3図柄)のそれぞれについて順次実行する。
例えば、図11及び図12に示すように、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から入力された「特定リーチ表示指示情報」を構成する特定リーチパターンの種類が「特定リーチパターンX1」であり、「リーチ図柄データ」が特別図柄「7」であった場合には、上記S2の処理を実行して第1図柄表示領域81及び第2図柄表示領域82に特別図柄「7」を表示する。
また、CPU261は、上記S3の処理を実行して、液晶表示器52の表示画面の略中央部には家キャラクタ77を表示する。また、この家キャラクタ77の屋根の上端縁部は、移動領域52Aと移動領域52Bとの境目近傍、即ち、表示画面の上端縁部から上下方向約120ドット下側近傍の位置に表示されている。
また、CPU261は、上記S4の処理を実行して、中列の各最終変動図柄が図柄移動経路78上を第1移動領域52A〜第2移動領域52Bに渡って移動するように表示する。
ここで、この図柄移動経路78は、液晶表示器52の表示画面の上端縁部略中央位置から第1移動領域52Aの表示画面上を下方に進み、該第1移動領域52Aの下端縁部略中央部まで進む。従って、図柄移動経路78は、表示画面の上端縁部から縦方向座標P1(本実施例では、P1=240(ドット)である。)近傍の位置まで下方に進む。そして、図柄移動経路78は、該第1移動領域52Aの下端縁部略中央部で表示画面の上側方向に移動方向が変更された後、縦方向座標P3(本実施例では、P3=210(ドット)である。)の近傍位置で、再度下側方向に移動方向が変更されて、第1移動領域52A〜第2移動領域52Bの表示画面上を下方に進み、液晶表示器52の表示画面の下端縁部略中央位置、即ち、縦方向座標P2(本実施例では、P2=480(ドット)である。)の位置に達している。
このため、中列の各最終変動図柄「3」、「4」、「5」等は、順次図柄移動経路78上を移動して、液晶表示器52の表示画面の上端縁部略中央位置から入ってきて、表示画面の縦方向座標P3(本実施例では、P3=210(ドット)である。)に達するまで、移動速度60(ドット/秒)から毎秒10(ドット/秒)減速されて移動速度10(ドット/秒)(最小速度)になるまで減速されながら図柄移動経路78上を進む。
そして、中列の各最終変動図柄「3」、「4」、「5」等は、表示画面の縦方向座標P3(本実施例では、P3=210(ドット)である。)を通過して、表示画面の縦方向座標P1(本実施例では、P1=240(ドット)である。)近傍の位置まで下方に進んだ後、上側方向に移動方向が変更された後、縦方向座標P3(本実施例では、P3=210(ドット)である。)の近傍位置で、再度下側方向に移動方向が変更されて、表示画面の縦方向座標P1(本実施例では、P1=240(ドット)である。)、即ち、第1移動領域52Aと第2移動領域52Bの境目を通過するまで、移動速度10(ドット/秒)の一定移動速度で、図柄移動経路78上を進む。
その後、中列の各最終変動図柄「3」、「4」、「5」等は、表示画面の縦方向座標P1(本実施例では、P1=240(ドット)である。)を通過後、表示画面の縦方向座標P4(本実施例では、P4=450(ドット)である。)に達するまで、移動速度10(ドット/秒)から毎秒10(ドット/秒)増速されて移動速度60(ドット/秒)(最大速度)になるまで増速されながら図柄移動経路78上を進む。
そしてまた、中列の各最終変動図柄「3」、「4」、「5」等は、表示画面の縦方向座標P4(本実施例では、P4=450(ドット)である。)を通過後、液晶表示器52の表示画面の下端縁部略中央位置、即ち、縦方向座標P2(本実施例では、P2=480(ドット)である。)の位置に達するまで、移動速度60(ドット/秒)の一定移動速度で、図柄移動経路78上を進む。
更にその後、中列の各最終変動図柄「3」、「4」、「5」等は、第2移動領域52Bの下端縁部略中央位置に達した後、該表示画面から消えるように表示される。
これにより、遊技者は、中列の各最終変動図柄「3」、「4」、「5」等が液晶表示器52の表示画面の上端縁部略中央位置から落下してきて、家キャラクタ77の屋根に当たって、屋根が凹んだ後、跳ね返って、再度、屋根から落下して表示画面の下端縁部略中央位置から下側方向に落下していくように見え、中列の各最終変動図柄「3」、「4」、「5」等の移動速度が変化するようにスクロール表示する「特定リーチパターンX1」を確実に表示できる。
ここで、CPU291、ROM292、RAM293は、主制御手段を構成する。また、CPU261、ROM262、RAM263、VDP265は、表示制御手段を構成する。また、CPU281、ROM282、RAM283は、サブ制御手段を構成する。また、ROM262は、境界情報記憶手段として機能する。また、増減速度テーブル記憶エリア262Aは、増減速度記憶手段として機能する。また、図柄移動経路記憶エリア262Fは、図柄移動経路記憶手段として機能する。また、最小速度記憶エリア262Dは、最小移動速度記憶手段として機能する。また、最大速度記憶エリア262Eは、最大移動速度記憶手段として機能する。また、家キャラクタ77は、障害物キャラクタとして機能する。また、家キャラクタデータ記憶エリア262Bは、キャラクタ記憶手段として機能する。また、第1移動領域52Aは、所定第1移動領域として機能する。また、第2移動領域52Bは、最終移動領域として機能する。また、CPU261、ROM262、RAM263は、最終領域通過判定手段を構成する。また、S3の処理は、障害物表示制御として機能する。また、S14乃至15の処理は、移動領域検出制御として機能する。また、S12及びS14乃至S19の処理は、移動速度設定制御を構成する。また、S16の処理は、第1判定制御として機能する。また、S16乃至S17の処理は、最小移動速度設定制御として機能する。また、S18の処理は、第2判定制御として機能する。また、S18乃至S19の処理は、最大移動速度設定制御として機能する。また、S13乃至S20の処理は、スクロール表示制御として機能する。
従って、本実施例に係るパチンコ機1では、中列の各最終変動図柄が移動する液晶表示器52の表示画面は上下方向に各移動領域52A、52Bに分けられて、各移動領域52A、52Bに対して予め各増減速度−10(ドット/秒)、10(ドット/秒)が設定されている。そして、CPU261は、CPU281から「特定リーチ表示指示情報」が入力された場合には、中列の各最終変動図柄の表示画面上の表示開始から各最終変動図柄が移動している各移動領域52A、52Bを検出する。そして、CPU261は、中列の各最終変動図柄の移動速度を所定の1単位時間毎に該各最終変動図柄が移動する各移動領域52A、52Bに対応する各増減速度−10(ドット/秒)、10(ドット/秒)に所定の1単位時間を積算した速度だけ減速又は増速するように変更して再設定し、この移動速度で各最終変動図柄が図柄移動経路78上を移動するように表示する(S13〜S20:NO)。
これにより、CPU281がCPU291から入力された指示情報に基づいて、CPU261に対して特定リーチパターンを表示するように指示する「特定リーチ表示指示情報」を出力した場合には、中列の各最終変動図柄は図柄移動経路78上を各移動領域52A、52B毎に予め設定された各増減速度−10(ドット/秒)、10(ドット/秒)に従って、所定の1単位時間毎に減速されつつ又は増速されつつ移動するように表示される。このため、左、中、右の3列の全変動図柄が変動後、リーチ状態になって中列の各最終変動図柄の移動速度が高速落下→低速落下→高速落下と変化するようにスクロール表示する特定リーチパターンを確実に表示でき、遊技者の興趣を増大させることができる。
また、CPU261は、移動領域52Aの図柄移動経路78上を移動する各最終変動図柄の再設定した移動速度が10(ドット/秒)(最小速度)よりも遅いと判定した場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を10(ドット/秒)(最小速度)に再度変更し、一方、この再設定した移動速度が10(ドット/秒)(最小速度)よりも速いと判定した場合には、各最終変動図柄の再設定した移動速度を変更しないため、各最終変動図柄の移動速度が負になって、図柄移動経路78上を逆向き方向に進むように表示することを確実に防止することができる。
また、CPU261は、移動領域52Bの図柄移動経路78上を移動する各最終変動図柄の再設定した移動速度が60(ドット/秒)(最大速度)よりも速いと判定した場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を60(ドット/秒)(最大速度)に再度変更し、一方、この再設定した移動速度が60(ドット/秒)(最大速度)よりも遅いと判定した場合には、各最終変動図柄の再設定した移動速度を変更しないため、各最終変動図柄の移動速度を移動速度を60(ドット/秒)(最大速度)以下に確実に制御できる。例えば、各最終変動図柄が図柄移動経路78上を移動する様子を確認することが可能な移動速度以下等に確実に設定することができる。
また、中列の各最終変動図柄が移動する図柄移動経路78は、液晶表示器52の表示画面の上端縁部略中央位置から第1移動領域52Aの表示画面上を下方に進み、該第1移動領域52Aの下端縁部略中央部まで進む。従って、図柄移動経路78は、表示画面の上端縁部から縦方向座標P1(本実施例では、P1=240(ドット)である。)近傍の位置まで下方に進む。そして、図柄移動経路78は、該第1移動領域52Aの下端縁部略中央部で表示画面の上側方向に移動方向が変更された後、縦方向座標P3(本実施例では、P3=210(ドット)である。)の近傍位置で、再度下側方向に移動方向が変更されて、第1移動領域52A〜第2移動領域52Bの表示画面上を下方に進み、液晶表示器52の表示画面の下端縁部略中央位置、即ち、縦方向座標P2(本実施例では、P2=480(ドット)である。)の位置に達している。これにより、中列の各最終変動図柄が家キャラクタ77の屋根部分に当たって、移動方向が上下に変更されるようにスクロール表示する特定リーチパターンを確実に表示でき、遊技者の興趣を更に増大させることができる。
また、中列の各最終変動図柄「3」、「4」、「5」等は、表示画面の縦方向座標P3を通過して、表示画面の縦方向座標P1近傍の位置まで下方に進んだ後、上側方向に移動方向が変更された後、縦方向座標P3の近傍位置で、再度下側方向に移動方向が変更されて、表示画面の縦方向座標P1、即ち、第1移動領域52Aと第2移動領域52Bの境目を通過するまで、移動速度10(ドット/秒)の一定移動速度で、図柄移動経路78上を進む。その後、中列の各最終変動図柄「3」、「4」、「5」等は、表示画面の縦方向座標P1を通過後、表示画面の縦方向座標P4に達するまで、移動速度10(ドット/秒)から毎秒10(ドット/秒)増速されながら図柄移動経路78上を進む。これにより、家キャラクタ77の屋根に当たった衝突状態や跳ね返った動作状態等をスクロール表示する特定リーチパターンを確実に表示でき、遊技者の興趣を更に増大させることができる。
更に、CPU261は、中列の各最終変動図柄(第3図柄)が図柄移動経路78上の液晶表示器52の表示画面の下端縁部、即ち縦方向座標P2を通過したと判定した場合には、中列の各最終変動図柄が表示画面から消えるように表示してスクロール表示を終了する(S20:YES、S21)。これにより、中列の各最終変動図柄が表示画面の下端縁部を通過するまで確実にスクロール表示し、また、該表示画面の下端縁部を通過した場合には、各最終変動図柄が表示画面から確実に消えるようにスクロール表示する特定リーチパターンを確実に表示でき、遊技者の興趣を更に増大させることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
(A)上記実施例では、液晶表示器52の表示画面を上下方向に2個の各移動領域52A、52Bに分割して設定したが、上下方向に3個、5個、7個、10個等、3個以上の移動領域に分割して設定してもよい。これにより、リーチ状態の中列の各最終変動図柄の移動速度をより複雑に変化させてスクロール表示する特定リーチ表示パターンを確実に表示でき、遊技者の興趣をより増大させることができる。
(B)上記実施例では、移動領域52Aの増減速度を−10(ドット/秒)、移動領域52Bの増減速度を10(ドット/秒)と設定し、高速→低速→高速となるように各移動領域52A、52Bを移動する各最終変動図柄の各移動速度を設定しているが、各移動領域52A、52Bの各増減速度の設定は任意に設定してもよい。
例えば、移動領域52Aの増減速度を10(ドット/秒)、移動領域52Bの移動速度を−10(ドット/秒)と設定し、各最終変動図柄の初期移動速度を初期移動速度を10(ドット/秒)と設定して、低速→高速→低速となるように各移動領域52A、52Bの各移動速度を設定してもよい。
(C)上記実施例では、移動領域52Aの初期移動速度と、移動領域52Bの最大速度をそれぞれ同じ移動速度60(ドット/秒)に設定したが、それぞれ相互に異なる移動速度にしてもよい。
例えば、移動領域52Aの初期移動速度を50(ドット/秒)、移動領域52Bの最大速度を70(ドット/秒)と設定してもよい。また、移動領域52Aの初期移動速度を70(ドット/秒)、移動領域52Bの最大速度を50(ドット/秒)と設定してもよい。
(D)上記実施例では、家キャラクタ77は、第1図柄表示領域81と第2図柄表示領域にリーチ図柄を表示した後、家キャラクタ77を表示し、その後、中列の各最終変動図柄の図柄移動経路78上の移動を表示したが、第1図柄表示領域81と第2図柄表示領域にリーチ図柄を表示し、続いて、中列の各最終変動図柄の図柄移動経路78上の移動表示を開始した後、この図柄移動経路78上を移動する最終変動図柄の移動方向が変更されたタイミングで家キャラクタ77等の障害物キャラクタを表示するように構成してもよい。
これにより、リーチ状態になって中列の各最終変動図柄の移動速度が高速落下→低速落下→高速落下と変化するようにスクロール表示する特定リーチパターンを確実に表示できると共に、遊技者は、図柄移動経路78上を移動する最終変動図柄に家キャラクタ77等の障害物キャラクタが当たってきたように見え、遊技者の興趣を増大させることができる。
(E)上記実施例では、図柄移動経路78は、液晶表示器52の表示画面の上端縁部略中央位置から下側方向に進み、該表示画面の下端縁部略中央位置に達しているが、この図柄移動経路78の経路の設定は任意に設定してもよい。例えば、図柄移動経路78は、表示画面の下端縁部略中央位置から上側方向に進み、該表示画面の上端縁部略中央位置に達するようにしてもよい。また、図柄移動経路78は、表示画面の一方の側端縁部の中央位置から横方向に進み、他方の側端縁部の中央位置に達するようにしてもよい。また、図柄移動経路78は、表示画面の一方の下側角部から斜め上方向に進んで表示画面の上端縁部略中央位置近傍まで達した後、更に斜め下方向に進んで表示画面の他方の下側角部に達するようにしてもよい。また、図柄移動経路78は、表示画面の一方の上側角部から斜め下方向に進んで表示画面の下端縁部略中央位置近傍まで達した後、更に斜め上方向に進んで表示画面の他方の上側角部に達するようにしてもよい。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した背面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの速度切替ポイントテーブル記憶エリアに格納される速度切替ポイントテーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの移動速度テーブル記憶エリアに格納される移動速度テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の液晶表示器の表示画面の構成の一例を説明する図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、サブ統合制御基板のCPUからリーチ表示指示情報として「特定リーチ表示指示情報」が入力された場合に実行する制御処理を示すメインフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「移動表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、サブ統合制御基板のCPUからリーチ表示指示情報として「特定リーチ表示指示情報」が入力された場合に、「家キャラクタ」と各リーチ図柄を表示画面に表示する各表示領域を模式的に示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、サブ統合制御基板のCPUから特定リーチ表示指示情報として「特定リーチパターンX1」が入力された場合に、中列の各最終変動図柄が図柄移動経路上を移動する状態の一例を示す図である。
1 パチンコ機
41 遊技盤
42 遊技領域
48 特別図柄表示装置
52 液晶表示器(LCD)
52A、52B 移動領域
75 移動速度テーブル
77 家キャラクタ
78 図柄移動経路
81 第1図柄表示領域
82 第2図柄表示領域
260 演出表示基板
261、281、291 CPU
262、282、292 ROM
263、283、293 RAM
280 サブ統合制御基板
290 主制御基板

Claims (1)

  1. 遊技領域に設けられて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備え、前記変動図柄が変動後、所定の態様で停止する一つ手前の変動状態から最終停止図柄が停止する状態までにリーチ表示パターンを表示する遊技機において、
    遊技機の動作状態を制御する主制御手段と、
    前記特別図柄表示装置を制御する表示制御手段と、
    前記主制御手段から入力された指示情報に基づいて前記表示制御手段に対して該指示情報に対応するリーチ表示指示情報を出力するサブ制御手段と、
    を備え、
    前記リーチ表示パターンは、前記所定の態様で停止する一つ手前の変動状態から最終停止図柄が停止する状態までに、該一つ手前の変動状態の各最終変動図柄の移動速度が変化するようにスクロール表示する特定リーチ表示パターンを含み、
    前記リーチ表示指示情報は、前記特定リーチ表示パターンを表示するように指示する特定リーチ表示指示情報を含み、
    前記表示制御手段は、
    前記各最終変動図柄が移動する表示画面を複数の移動領域に分けて、前記各移動領域の境界情報を記憶する境界情報記憶手段と、
    前記各移動領域に対して予め設定されている所定増減速度を記憶する増減速度記憶手段と、
    前記各最終変動図柄が移動する図柄移動経路を予め記憶する図柄移動経路記憶手段と、
    前記各最終変動図柄が移動する最小移動速度を記憶する最小移動速度記憶手段と、
    前記各最終変動図柄が移動する最大移動速度を記憶する最大移動速度記憶手段と、
    を有し、
    該表示制御手段は、
    前記特定リーチ表示指示情報が入力された場合には、
    前記図柄移動経路上を移動する前記各最終変動図柄の表示画面上の移動領域を検出する移動領域検出制御と、
    前記各最終変動図柄の移動速度を所定単位時間毎に該各最終変動図柄が移動する移動領域に対応する前記所定増減速度だけ変更して再設定する移動速度設定制御と、
    該各最終変動図柄の表示画面上の表示開始から前記移動速度設定制御において設定された移動速度で前記図柄移動経路上を移動するように表示するスクロール表示制御と、を行い、
    前記移動速度設定制御は、
    前記各最終変動図柄の再設定した移動速度が前記最小移動速度よりも遅いか否かを判定する第1判定制御と、
    前記第1判定制御によって該最小移動速度よりも遅いと判定された場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を最小移動速度に再度変更し、該前記判定制御によって該最小移動速度よりも遅くないと判定された場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を変更しないように制御する最小移動速度設定制御と、
    前記各最終変動図柄の再設定した移動速度が前記最大移動速度よりも速いか否かを判定する第2判定制御と、
    前記第2判定制御によって該最大移動速度よりも速いと判定された場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を最大移動速度に再度変更し、該前記判定制御によって該最大移動速度よりも速くないと判定された場合には、該各最終変動図柄の再設定した移動速度を変更しないように制御する最大移動速度設定制御と、を行うことを特徴とする遊技機。
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