JP4569527B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、FAX、複写機あるいはこれら全てまたは複数の機能を有する複合機等の画像形成装置に関し、特に、記録シート表面の未定着トナー像が加熱定着される定着装置を有する画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置では、記録シート表面にトナー像が転写され、定着装置でトナーが加熱、溶融されて記録シートに定着される。前記加熱定着されるトナーは、加熱により溶融する樹脂等の材料により構成されており、最近使用されている乳化重合トナーには、低融点のワックス(パラフィン)が内包されているものもある。
前記低融点のワックスが含まれたトナーでは、定着領域通過後、十分に冷却される前に、定着装置下流側のゴムロール(シート搬送部材)で搬送されると、液状のワックスがゴムロールに接触し、ゴム内部に浸透してしまうことがある。ワックスが浸透すると、ゴムロールが膨潤してしまい、ロール径が大きくなり、ゴムロールの周速が変動してしまう。この結果、ゴムロールの膨潤によって周速度、すなわち、シート搬送速度が変動し、紙詰まり等の障害が発生するという問題がある。
溶融したトナーによるゴムロールの膨潤とは異なるが、画像形成装置の技術分野において、液体が浸透して部材が膨潤することを防止するための技術として、下記の従来技術(J01),(J02)が公知である。
(J01)特許文献1(特開平11−219051号公報)記載の技術
特許文献1には、定着ベルト表面に離型剤としてのシリコンオイルを塗布するオイル塗布ユニットを有する定着装置において、定着ベルトがシリコンオイルにより膨潤することを防止するために、ベルトの弾性層を、第1弾性層、離型剤バリア層(フッ素ゴム)、第3弾性層を積層して形成する技術が記載されている。
(J02)特許文献2(特開2004−138743号公報)記載の技術
特許文献2には、液体現像剤(ジメチルポリシロキサンオイル等)を使用する現像装置において、現像剤収容タンクの液体現像剤をくみ上げる塗布ローラと現像ローラとの間に中間ローラを設け、中間ローラを芯金、弾性層、導電層(PTFE分散のコーティング層)の3層構造として、弾性層の材質を、現像剤の溶解度指数(SP値)から2以上離れたもの(ウレタンゴム等)とすることで、弾性層が液体現像剤で膨潤したり溶解したりすることを防止する技術が記載されている。
特開平11−219051号公報(「0035」〜「0036」、「0047」〜「0048」) 特開2004−138743号公報(「0006」、「0010」〜「0011」)
(従来技術の問題点)
前記従来技術(J01),(J02)では、ベルトやロールが複数層で構成されているため、構成が複雑であり、製造上、精度良く層の厚みをコントロールすることや、特性の違う材料を成型することが非常に困難であるという問題がある。また、特性の異なる材料の組み合わせで部品が構成されていることから、経時劣化、熱劣化、通紙による劣化時に、それぞれの層の劣化度合いの違いから、層間で剥離が発生したり、部品の形状が歪んでしまい、部品が故障してしまう問題があった。さらに、オイル類の浸透を防止するためのバリア層に使用されるフッ素ゴムやPTFEコーティングは高価であるという問題がある上に、これらの材料は他の材料との親和性が低いことから、特にベルト形状とする場合には他の材料との接着強度を保持することが難しいという問題があった。
本発明は前記事情に鑑み、次の記載内容(O01),(O02)を技術的課題とする。
(O01)シート搬送部材の膨潤によるシート搬送速度の変動を低減すること。
(O02)低コスト且つシンプルで経時的な故障に強い構成で、シート搬送速度の変動を抑えること。
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の構成要素には、後述の実施例の構成要素との対応を容易にするため、実施例の構成要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。
なお、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために第1発明の画像形成装置(U)は、
記録シート(S)表面の未定着トナー像を加熱定着する定着装置(F)と、
前記定着装置(F)のシート搬送方向下流側に配置され且つ前記定着装置(F)からの前記記録シート(S)を下流側に搬送するロール形状のシート搬送部材(Ra1)であって、前記トナーに含まれて前記定着装置(F)により加熱溶融されて液状になった液状成分が付着するシート搬送部材(Ra1)と、
前記シート搬送部材(Ra1)に当接して配置され且つ前記シート搬送部材(Ra1)表面に付着した液状成分を吸収する吸収部材(4)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の画像形成装置(U)では、定着装置(F)のシート搬送方向下流側に配置されたロール形状のシート搬送部材(Ra1)は、前記定着装置(F)からの前記記録シート(S)を下流側に搬送する。前記シート搬送部材(Ra1)には、前記トナーに含まれて前記定着装置(F)により加熱溶融されて液状になった液状成分が付着する。吸収部材(4)は、前記シート搬送部材(Ra1)に当接して配置され、前記シート搬送部材(Ra1)表面に付着した液状成分を吸収する。
このため、第1発明の画像形成装置(U)では、前記液状成分が、シート搬送部材(Ra1)内部に浸透することにより生じる前記シート搬送部材(Ra1)の膨潤を低減することができる。したがって、前記シート搬送部材(Ra1)の外径の変化を低減することができるため、シート搬送速度の変動を低減することができる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の画像形成装置(U)は、第1発明および第1発明の形態1において、
前記液状成分のSP値と前記吸収部材(4)のSP値との差が0.5以内である材料により構成された前記吸収部材(4)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成を備えた第1発明の形態1の画像形成装置(U)では、前記吸収部材(4)は、前記液状成分のSP値と前記吸収部材(4)のSP値との差が0.5以内である材料により構成されているので、前記液状成分を容易に吸収することができる。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の画像形成装置(U)は第1発明の形態2において、回転可能に支持されたシャフト(3a)と、前記シャフト(3a)に支持され且つ前記液状成分のSP値との差が0.5以上の材料により構成されたシート搬送用ゴムロール(3b)と、を有する前記シート搬送部材(Ra1)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成を備えた第1発明の形態2の画像形成装置(U)では、前記シート搬送部材(Ra1)のシート搬送用ゴムロール(3b)は、回転可能に支持されたシャフト(3a)に支持され且つ前記液状成分のSP値との差が0.5以上の材料により構成されているので、シート搬送用ゴムロール(3b)の膨潤を低減することができる。
(第1発明の形態3)
第1発明の形態1の画像形成装置(U)は、第1発明および第1発明の形態1または2において、
前記液状成分として、SP値が8のパラフィン系のワックスを使用したことを特徴とする。
(第1発明の形態3の作用)
前記構成を備えた第1発明の形態3の画像形成装置(U)では、前記液状成分としてSP値が8のパラフィン系のワックスが使用できる。
(第1発明の形態4)
第1発明の形態4の画像形成装置(U)は第1発明の形態1ないし形態3において、
エチレン・プロピレンゴム、イソプレンゴム、イソブチレン・イソプレンゴムおよびブタジエンゴムのいずれかの材料で構成された前記吸収部材(4)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態4の作用)
前記構成を備えた第1発明の形態4の画像形成装置(U)では、前記吸収部材(4)は、エチレン・プロピレンゴム、イソプレンゴム、イソブチレン・イソプレンゴムおよびブタジエンゴムのいずれかの材料で構成されているため、前記吸収部材(4)は前記液状成分を吸収することができる。
(第1発明の形態5)
第1発明の形態5の画像形成装置(U)は第1発明の形態3ないし形態4において、
スチレン・ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴムおよびシリコンゴムのいずれかの材料で構成された前記シート搬送部材(Ra1)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態5の作用)
前記構成を備えた第1発明の形態5の画像形成装置(U)では、前記シート搬送部材(Ra1)は、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴムおよびシリコンゴムのいずれかの材料で構成されているので、前記シート搬送部材(Ra1)前記液状成分による膨潤を低減することができる。
前述の本発明は、下記の効果(E01),(E02)を奏する。
(E01)シート搬送部材の膨潤によるシート搬送速度の変動を防止することができる。
(E02)低コスト且つシンプルで経時的な故障に強い構成で、シート搬送速度の変動を抑えることができる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置としてのプリンタUでは、プリンタ本体U1の上面に排出トレイTRhが設けられ、プリンタ本体U1の下部には画像が記録される記録シートSが収容される給紙カセットTR1が収容される。前記プリンタ本体U1は、フロント回転中心U2aを中心として回転可能に支持されたフロントカバーU2を有し、紙詰まり(ジャム)が発生した場合等に、ユーザがフロントカバーU2を回動させて紙詰まりを解消できる。前記フロントカバーU2の上面には、ユーザが入力操作を行うためのUI(ユーザインタフェース)が設けられている。
図1において、プリンタ本体U1はマイクロコンピュータにより構成されたコントローラCと、コントローラCにより作動を制御されるIPS(イメージプロセッシングシステム)、レーザ駆動回路DL、および電源装置E等を有している。電源装置Eは、後述の帯電ローラCR、現像ローラGRy〜GRkおよび転写ローラ(T1,T2b)等にバイアス電圧を印加する。
前記IPS(イメージプロセッシングシステム)は、外部のホストコンピュータ等から入力された印字データを潜像形成用の画像データに変換して所定のタイミングでレーザ駆動回路DLに出力する。レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆動信号を潜像形成装置ROS(光走査装置)に出力する。前記ROSは、レーザ駆動信号に応じて画像書き込み用のレーザビーム(画像書込光)Lを照射する。
前記ROSの上方に配置された回転駆動する像担持体(感光体ドラム)PRは、その表面が帯電ロールCRにより一様に帯電された後、潜像書込位置Q1において前記ROS(潜像形成装置)のレーザビームLにより露光走査されて静電潜像が形成される。フルカラー画像を形成する場合は、K(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の画像に対応した静電潜像が順次形成され、モノクロ画像の場合はK(黒)画像に対応した静電潜像のみが形成される。
前記静電潜像が形成された像担持体PR表面は回転移動して現像領域Q2、1次転写領域Q3を順次通過する。
前記ROSの上方には、ロータリ式の現像装置Gが配置されている。前記ロータリ式の現像装置Gは、回転軸Gaの回転に伴って前記現像領域Q2に順次回転移動するK(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の現像器GK,GY,GM,GCを有している。前記各色の現像器GK,GY,GM,GCは、前記現像領域Q2に現像剤を搬送する現像ロール(現像剤担持体)GRk,GRy,GRm,GRcを有しており、現像領域Q2を通過する像担持体PR上の静電潜像をトナー像に現像する。
画像形成装置Uの動作時には、前記現像装置Gの回転に伴って、前記各現像器GK〜GCは前記像担持体PRと対向する現像位置(第1停止位置)GP1、前記現像位置GP1から時計回り方向に90°回転した第2停止位置GP2、180°回転した第3停止位置GP3、および270°回転した第4停止位置GP4に順次回転し、停止する。
前記現像位置GP1に停止した現像器GY〜GKの現像ロールGRy〜GRkには回転力が伝達され、現像動作の実行が可能となる。また、前記現像位置GP1に停止した現像器GK,GY,GM,GCには、トナー補給用カートリッジTCk,TCy,TCm,TCcから新しい現像剤の補給が行われる。なお、実施例1の現像装置Gでは、現像剤として、低融点のワックスであるパラフィンを内包する乳化重合トナーを使用している。
前記像担持体PRの前方には像担持体PRに巻き付けられた中間転写ベルトBと、複数の従動ロールRj、巻き付き開始位置に配置されたラップインロールRw1、1次転写バイアスが印加される1次バイアスロール(1次転写ロール)T1、巻き付き終了位置に配置されたラップアウトロールRw2およびバックアップロールT2aを含む複数のベルト支持ロール(Rj,Rw1,Rw2,T1,T2a)と、それらを支持するベルトフレーム(図示せず)とを有している。
そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rj,Rw1,Rw2,Rt1,T2a)により回転移動可能に支持されており、画像形成動作時には像担持体PRの回転に従動して矢印Yb方向に回転する。
フルカラー画像を形成する場合、潜像書込位置Q1において第1色目の静電潜像が形成され、現像領域Q2において1色目のトナー像が形成される。このトナー像は、ラップインロールRw1からラップアウトロールRw2の間の1次転写領域Q3を通過する際に、1次バイアスロールT1によって中間転写ベルトB上に静電的に1次転写される。その後同様にして、第1色目のトナー像を担持した中間転写ベルトB上に、第2色目、第3色目、第4色目のトナー像が順次重ねて1次転写され、最終的にフルカラーの多重トナー像が中間転写ベルトB上に形成される。
単色のモノカラー画像を形成する場合には1個の現像器のみを使用し、単色トナー像が中間転写ベルトB上に1次転写される。
1次転写後、像担持体PR表面は、像担持体クリーナCL1によりクリーニングされる。
前記バックアップロールT2aに対向する位置には、2次転写ロールT2bが前記バックアップロールT2aに対して離隔した位置と接触した位置との間で移動可能に配置されている。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより2次転写器T2が構成されている。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bの接触領域により2次転写領域Q4が形成されている。前記2次転写ロールT2bに付着しトナーは、2次転写ロールクリーナCLtによりクリーニングされる。
前記2次転写ロールT2bには、現像装置Gで使用するトナーの帯電極性と逆極性の2次転写電圧が電源回路Eから供給され、前記電源回路EはコントローラCにより制御される。
プリンタ本体U1の下部には、記録シートSを収容する給紙トレイ(手差し給紙トレイ)TR1が配置されており、給紙トレイTR1内の記録シートSはシート載置プレートTR1aにより、シート最上面がピックアップロールRpに当接する給紙位置に保持されている。給紙トレイTR1に収容された記録シートSは、所定のタイミングでピックアップロールRpにより取り出され、フィードロールRs1およびリタードロールRs2を有するさばきロールRsで1枚づつ分離されて、シート搬送路SHの搬送ロールRaによりレジロールRrに搬送される。また、手差しトレイTR0から給紙されたシートSは、手差し給紙ロールRp0によりレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送された記録シートSは、前記1次転写された多重トナー像または単色トナー像が2次転写領域Q4に移動するのにタイミングを合わせて、2次転写領域Q4に搬送される。
前記2次転写領域Q4において前記2次転写器T2は、中間転写ベルトB上のトナー像を記録シートSに静電的に2次転写する。2次転写後の中間転写ベルトBはベルトクリーナCL2により残留トナーが除去される。
なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCL2は、中間転写ベルトBと離接(離隔および接触)自在に配設されており、カラー画像が形成される場合には最終色の未定着トナー像が中間転写ベルトBに1次転写されるまで、中間転写ベルトBから離隔している。
前記像担持体PR、帯電ロールCR、現像装置G、1次転写ロールT1、中間転写ベルトB、2次転写器T2等により、記録シートSにトナー像を転写して形成するトナー像形成装置(PR+CR+G+T1+B+T2)が構成されている。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、定着装置Fの加熱ロールFhと加圧ロールFpとが圧接する領域(ニップ)により構成された定着領域Q5に搬送される。定着領域Q5を通過する記録シートSは、定着装置Fにより加熱定着される。トナー像が加熱定着された記録シートSは、定着装置Fのシート搬送方向下流側に配置された定着装置下流側搬送ロール(上流側シート搬送部材)Ra1により搬送される。前記定着装置下流側搬送ロールRa1により搬送された記録シートSは、定着装置下流側搬送ロールRa1のシート搬送方向下流側に配置されたシート排出ロール(下流側シート搬送部材)Rhにより、画像形成装置U1の上端部に形成されたシート排出口Kaから排紙トレイTRhに排出される。
なお、実施例1の定着装置下流側搬送ロールRa1およびシート排出ロールRhは、芯材の外周に材質がCR(クロロプレンゴム)製の弾性ゴムが被覆されたゴムロールにより構成されている。また、実施例1では、定着装置下流側搬送ロールRa1およびシート排出ロールRhの初期のロール径は同一のロール径に設定され、同一のシート搬送速度で搬送されるように設定されている。
また、両面印刷を行う場合、片面記録済みの記録シートSは、シート排出ローラRhによりスイッチバックされてシート反転路SH2に搬送され表裏が反転した状態でレジロールRrに再送される。
前記ピックアップロールRp、さばきロールRs、搬送ロールRa、定着領域下流側搬
送ロールRa1、シート排出ロールRh等により実施例1のシート搬送装置が構成されている。
図2は、本発明の実施例1の要部拡大図である。
図2において、定着装置Fのシート搬送方向下流側に配置された定着器下流側搬送ロールRa1は、互いに当接する前側(X側)の従動ローラ2及び後側(−X側)の駆動ローラ3を有している。前記駆動ローラ3は、図示しない駆動モータからの回転が伝達され回転駆動する。前記従動ローラ2は、前記駆動ローラ3の回転に従動して回転する。前記従動ローラ2と駆動ローラ3は、それぞれシャフト2a,3aを有している。
前記シャフト2a,3aの外周面には、それぞれ円筒状のゴムロール2b,3bが支持されている。実施例1のゴムロール2b,3bは、一層構造のCR(クロロプレンゴム、SP値8.71)により構成されている。前記駆動ローラ3のゴムロール3b左下側外周面の対向領域3cには、ワックス吸収ロール4(吸収部材)が当接している。実施例1の前記ワックス吸収ロール4のゴムロール4aは、一層構造のEPDM(エチレンプロピレンゴム、SP値8.00)により構成されている。
(実施例1の作用)
前記構成要件を備えた実施例1の画像形成装置Uでは、低融点(90℃程度)のパラフィンが含まれた乳化重合トナーが使用されており、未定着トナー像が転写された記録シートSが定着領域Q5を通過する際に、トナーが溶融されて、定着される。この時、低融点のパラフィンも溶融して液状となる。定着領域Q5(200℃程度)を通過した記録シートSが、十分に冷却される前に、定着装置下流側の定着器下流側搬送ロールRa1で搬送されると、液状のパラフィンが前記定着器下流側搬送ロールRa1に接触し、前記定着器下流側搬送ロールRa1の駆動ローラ3のシャフト3aの外周面に形成されたゴムロール3b表面に付着する。前記ゴムロール3b表面に付着したパラフィンは、ゴムロール3bの回転に伴ってワックス吸収ロール4との対向領域3c(液状成分吸収領域)に搬送される。対向領域3cにおいて、ゴムロール3b表面のパラフィンはゴムロール3bからワックス吸収ロール4に付着、吸収され、ゴムロール3b表面からパラフィンが除去される。
(実験例)
本実験例は、前記構成を備えた実施例1の画像形成装置のゴムロール2b,3b,4aで使用することのできるゴムロール材料を、パラフィンワックスに浸透させる際に生じる前記ゴムロールの外径の膨潤を検証するために行った。
本実験例では、加熱温度100℃(パラフィンワックスの融点は90℃)のパラフィン液中に、図3に示すSP値(極性値、溶解度パラメータ)を有する外径20mmのゴムロールを浸漬して、各ゴムロールの外形の変化を測定した。
図3は、本実験例で使用するパラフィンワックスと、前記パラフィンに浸漬するゴムロールのSP値(極性値、溶解度パラメータ値)を表す図である。
図3において、パラフィンワックスのSP値は8.00である。各ゴムのSP値は、シリコンゴムは、7.45である。IIR(イソブチレン・イソプレンゴム)は、7.85である。EPDM(エチレン・プロピレンゴム)は、8.00である。IR(イソプレンゴム)は、8.09である。BR(ブタジエンゴム)は、8.39である。SBR(スチレン・ブタジエンゴム)は、8.54である。CR(クロロプレンゴム)は、8.71である。NBR(ニトリルゴム)は、9.31である。U(ウレタンゴム)は、10.00である。
次に、前記図3に示したゴムにより構成されたゴムロールをそれぞれパラフィン液中に浸漬し、2,6,12,18時間経過した時に、前記ゴムロールに予め設定した3箇所の計測位置での外径変化量の平均値を計測した結果を図4に示す。
図4は、前記パラフィンに浸漬するゴムロールの浸漬時間に対する外径変化量を表したグラフであり、縦軸に前記ゴムロールの外径変化量を、横軸に前記パラフィンワックスに浸漬させた前記ゴムロールの浸漬時間を表している。
次に、前記図4のグラフから、パラフィン液中に18時間浸漬した各ゴムロールの外径変化量の平均値とSP値との対応関係を図5に示す。
図5は、前記図4に示したパラフィンワックスに浸漬開始してから18時間経過後の前記ゴムロールの外径変化量と、各ゴムロール材料のSP値との関係を示したグラフであり、縦軸にゴムロールの外径変化量を、横軸にゴムロール材料のSP値を表している。
図4、図5において、18時間浸漬後のゴムロール材料毎の前記ゴムロールの外径変化量は、下記の結果であった。
IIR(イソブチレン・イソプレンゴム、SP値:7.85)は、約1.75mmであった。EPDM(エチレン・プロピレンゴム、SP値:8.00)は、約3mmであった。IR(イソプレンゴム、SP値:8.09)は、約2.5mmであった。BR(ブタジエンゴム、SP値:8.39)は、約1.75mmであった。SBR(スチレン・ブタジエンゴム、SP値:8.54)であった。CR(クロロプレンゴム、SP値:8.71)、NBR(ニトリルゴム、SP値:9.31)、シリコンゴム(SP値:7.45)及びU(ウレタンゴム、SP値:10.00)は、殆ど変化がなかった。
本実験例では、図3〜図5より、パラフィンワックス(SP値:8.00)と同じSP値を有するEPDM(エチレン・プロピレンゴム)が最もロールの外径変化量が大きく、前記パラフィンワックスとのSP値の差が0.5以下の、IR(イソプレンゴム、SP値:8.09),IIR(イソブチレン・イソプレンゴム、SP値7.85),BR(ブタジエンゴム、SP値:8.39)もある程度のロールの外径変化量の膨潤が見られた。一方で、前記パラフィンワックスとのSP値の差が0.5より大きいCR(クロロプレン・ゴム、SP値:8.71),NBR(ニトリルゴム、SP値:9.31)、シリコンゴム(SP値:7.45)は、ロールの外形変化量が殆ど見られなかった。したがって、本実験例では、ゴムロールのSP値が前記パラフィンワックス(SP値:8.00)と同じ数値を持つEPDM(エチレン・プロピレンゴム)が最もゴムロール外径変化量が大きく、浸漬によるゴムロール膨潤が大きいことがわかった。また、パラフィンワックスのSP値(8.00)との差が大きくなるにつれて、外径変化量が小さくなる傾向があることがわかった。
実施例1の画像形成装置Uでは、液状のパラフィンのSP値とは定着器下流側搬送ロールRa1のゴムロール3bのCRのSP値との差に比べ、パラフィンのSP値とワックス吸収ロール4のゴムロール4aのEPDMのSP値との差の方がSP値の差が小さく、溶解度が大きくなる。このため、実施例1の画像形成装置Uでは、定着領域F下流側の定着器下流側搬送ロールRa1の前記ゴムロール3b表面に付着し、搬送されたパラフィンは、対向領域3cにおいて前記ゴムロール3bの外周面に当接するワックス吸収ロール4のゴムロール4aに付着、浸透し、吸収され易い。
したがって、実施例1の画像形成装置Uでは、前記パラフィンが、定着器下流側搬送ロールRa1内部に浸透することにより生じる前記定着器下流側搬送ロールRa1の膨潤を低減することができる。よって、前記定着器下流側搬送ロールRa1の外径の変化を低減することができるため、シート搬送速度の変動を低減することができる。
また、前記ワックス吸収ロール4のロール部分は、単一の材料で構成されているため、生産、加工が容易である。したがって、実施例1のワックス吸収ロール4では、低コスト且つシンプルで経時的な故障に強い構成で、シート搬送速度の変動を低減することができる。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としてのプリンタを例示したが、これに限定されず、FAXや複写機あるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。また、カラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置により構成することも可能であり、いわゆるロータリ式の画像形成装置に限定されず、タンデム式等の画像形成装置にも適用可能である。
(H02)前記実施例において、ワックス吸収ロール(吸収部材)4のゴムロール4bはEPDM(エチレンプロピレンゴム)により構成されていたが、イソプレンゴムやイソブチレンイソプレンゴム及びブタジエンゴム、あるいはこれらの混合ゴム等に変更可能である。また、定着期下流側搬送ロールRa1の駆動ロール3のゴムロール3bは、CR(クロロプレンゴム)により構成されていたが,これに限定されず、スチレンブタジエンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴムおよびシリコンゴムあるいは混合ゴム等に変更可能である。
(H03)前記実施例において液状成分としてパラフィンを使用したが、パラフィンに限定されず、現像剤に含有され且つ定着器通過時に液状となる成分と、前記成分を吸収可能な吸収部材を使用可能である。例えばパラフィンの他には、低分子量ポリオレフィン類、シリコン類、脂肪酸アミド類、植物系ワックス、動物系ワックス、鉱物あるいは石油系ワックス等が挙げられる。なお、これらのSP値はほぼ8〜9である。この時、液状成分のSP値との差が小さい、SP値の材料により吸収部材を構成することが望ましく、SP値の差が0.5以下の材料を使用することが特に好ましい。この時シート搬送部材は、液状成分のSP値との差が大きいSP値の材料により構成することが望ましくSP値の差が0.5以上の材料を使用することが望ましい。
(H04)前記実施例において、吸収部材として、ゴムロールを例示したが、液状成分を吸収、保持可能な材料であれば任意の材料、構成を採用可能である。
例えば、高分子吸収体を内包する材料や発泡スポンジ等を採用可能である。
又、吸収部材としては、ロール形状でなく、ブレード形状のものを、搬送部材に当接させるように構成することも可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は、本発明の実施例1の要部拡大図である。 図3は、本実験例で使用するパラフィンワックスと、前記パラフィンに浸漬するゴムロールのSP値(極性値、溶解度パラメータ)を表す図である。 図4は、前記パラフィンに浸漬するゴムロールの浸漬時間に対する外径変化量を表したグラフであり、縦軸に前記ゴムロールの外径変化量を、横軸に前記パラフィンワックスに浸漬させた前記ゴムロールの浸漬時間を表している。 図5は、前記図4に示したパラフィンワックスに浸漬開始してから18時間経過後の前記ゴムロールの外径変化量と、各ゴムロール材料のSP値との関係を示したグラフであり、縦軸にゴムロールの外径変化量を、横軸にゴムロール材料のSP値を表している。
符号の説明
3b・・・シート搬送用ゴムロール、
4・・・吸収部材、
F・・・定着装置、
Ra1・・・シート搬送部材、
S・・・記録シート、
U・・・画像形成装置。

Claims (6)

  1. 記録シート表面の未定着トナー像を加熱定着する定着装置と、
    前記定着装置のシート搬送方向下流側に配置され且つ前記定着装置からの前記記録シートを下流側に搬送するロール形状のシート搬送部材であって、前記トナーに含まれて前記定着装置により加熱溶融されて液状になった液状成分が付着するシート搬送部材と、
    前記シート搬送部材に当接して配置され且つ前記シート搬送部材表面に付着した液状成分を吸収する吸収部材と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記液状成分のSP値と前記吸収部材のSP値との差が0.5以内である材料により構成された前記吸収部材、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 回転可能に支持されたシャフトと、前記シャフトに支持され且つ前記液状成分のSP値との差が0.5以上の材料により構成されたシート搬送用ゴムロールと、を有する前記シート搬送部材、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記液状成分として、SP値が8のパラフィン系のワックスを使用したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. エチレン・プロピレンゴム、イソプレンゴム、イソブチレン・イソプレンゴムおよびブタジエンゴムのいずれかの材料で構成された前記吸収部材、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. スチレン・ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴムおよびシリコンゴムのいずれかの材料で構成された前記シート搬送部材、
    を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
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