JP4720691B2 - 駆動伝達機構、現像装置および画像形成装置 - Google Patents

駆動伝達機構、現像装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、回転駆動する駆動ギアと駆動ギアに噛合う従動ギアとを有する駆動伝達機構
、前記駆動伝達機構を備えた現像装置および前記現像装置を備えた複写機、プリンタ、ス
キャナ、またはこれら複数の機能を有する複合機等の画像形成装置に関し、特に、駆動ギ
アと従動ギアとの位置を規制する部材(いわゆるトラッキング部材)を有する前記駆動伝
達機構、現像装置および画像形成装置に関する。
従来の複写機、プリンタ、スキャナ、複合機等の画像形成装置では、回転するローラや
ベルト等を駆動させるために、モータと複数のギアを有する駆動伝達機構を使用して回転
を伝達している。前記駆動伝達機構では、噛合うギアどうしにより駆動が伝達されるが、
ギアどうしの噛合い量は、駆動力の伝達に最適な噛合い量に設定されている。前記噛み合
い量は、ギアどうしの位置が固定されている場合、すなわち、ギアの回転軸が固定されて
いる場合には問題にならないが、ギアが移動する場合には、噛合い量を最適にすることが
問題となる。
例えば、回転式(ロータリ式)の現像装置のように、複数の現像器が現像位置に順次移
動し、現像位置の現像器内の現像ロールのみが駆動される場合、現像位置に移動する現像
器のギア(従動ギア)が駆動ギアに対して、順次、噛合い、離間を繰り返す。したがって
、現像位置に移動した従動ギアが駆動ギアに適切な噛合い量で噛合うようにする必要があ
る。
このような技術として下記の従来技術(J01),(J02)が公知である。
(J01)特許文献1(特開2002−14501号公報)記載の技術
特許文献1には、駆動ギアを揺動可能な構成とし、駆動ギアと従動ギアとが噛合う際に
、駆動ギアが揺動して、駆動ギアと従動ギアが衝突して噛合わない事態を防止すると共に
、駆動ギアのベアリングと駆動伝達ギア(従動ギア)のベアリングとを突き当てて、ギア
の噛合う位置が最適となるようにする技術が記載されている。
(J02)特許文献2(特開2000−231240号公報)記載の技術
特許文献2には、駆動ギアを揺動可能な構成として、駆動ギアと従動ギアとが噛合う際
に、駆動ギアが揺動して、駆動ギアと従動ギアが衝突して噛合わない事態を防止すると共
に、駆動ギアの軸をスプリング(圧接部材)で所定の位置に押付け、揺動後、所定の位置
に戻ることで、噛合い量が最適になるようにする技術が記載されている。
前記従来技術(J01)、(J02)のように、噛合い量を調整する際には、ベアリングど
うしや軸のような、いわゆる、トラッキング部材を使用して、ギアの軸間を所定の間隔に
し、ギアの噛み合い量を最適にすることが広く行われている。このようなトラッキング部
材は、噛合わせる場所にできるだけ近い位置に設ける方が、噛合い量の精度が高くなるが
、装置の構成により、配置できる場所が限定されることがある。
ギアの近傍にトラッキング部材を配置した従来技術として、下記の従来技術(J03)が
従来公知である。
(J03)図11に示す技術
図11は従来の駆動伝達機構の説明図である。
図11において、従来の駆動伝達機構01では、回転駆動する駆動軸02は、前記従来
技術(J01)と同様に揺動可能に支持されており、駆動軸02には、駆動ギア03とトラ
ッキングロール04とが支持されている。前記駆動ギア03に対向して、従動軸06が配
置されており、従動軸06は壁面07に固定支持されている。前記従動軸06には、従動
ギア08が回転可能に支持されており、従動ギア08には、先端部から順に、駆動ギア0
3を噛合う被駆動ギア部08aと、前記トラッキングロール04が突き当てられる被突き
当て部08bと、回転が伝達される被回転伝達ギア09に噛合う回転伝達ギア部08cと
を有する。
前記従来の駆動伝達機構01では、トラッキングロール04が被突き当て部08bに突
き当てられて、駆動軸02と従動軸06との軸間距離が所定の間隔に設定され、駆動ギア
03と従動ギア08とが所定の噛合い量で噛合う。なお、前記駆動ギア03の回転のトル
クにより、駆動ギア03を揺動させる力が作用するが、駆動ギア03が従動ギア08から
離隔する方向の力が作用すると駆動の伝達が不安定になる恐れがあるため、通常は、駆動
ギア03側から従動ギア08側へ向かう方向の力が作用するように駆動ギア03の回転方
向が設定される。
特開2002−14501号公報(「0055」、図3) 特開2000−231240号公報(「0029」、「0033」、図3)
(従来技術の問題点)
前記従来技術(J03)では、トラッキングロール04が被突き当て部08bに所定のト
ラッキング荷重で突き当てられる。このとき、トラッキングロール04が突き当てられた
従動ギア08は被突き当て部08bを中心として撓みが発生したり、局部的な接触圧力の
増加により従動ギア08の局部磨耗が発生することがある。このような状態になった場合
、回転する従動ギア08と回転不能な従動軸06との間の摩擦力が大きくなり、磨耗によ
る寿命の低下や、従動ギア08の回転抵抗が大きくなる問題がある。大きくなった回転抵
抗に応じてトルクを増大させると、増大したトルクにより、駆動ギア03から従動ギア0
8に向かう方向の力が大きくなるため、更に摩擦力が大きくなり、更にトルクを増大させ
てしまうという悪循環に陥ってしまう問題がある。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01)を技術的課題とする。
(O01)ギアどうしの位置を適切な位置に調整しつつ、トルクの増大を低減すること。
(本発明)
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態
の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲
んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、
本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために、第1発明の駆動伝達機構(47)は、
回転駆動する駆動ギア(43)と、
前記駆動ギア(43)を、前記駆動ギア(43)と噛合う従動ギア(32,32′)側
に付勢する付勢部材(44)と、
前記駆動ギア(43)の前記従動ギア(32,32′)に対する位置を規制するギア位
置規制用係合部材(46)と、
回転不能な従動ギア軸(31,31′)と、
前記従動ギア軸(31,31′)に回転可能に支持された前記従動ギア(32,32′
)であって、前記駆動ギア(43)に噛合う被駆動ギア部(32a,32a′)と、前記
ギア位置規制用係合部材(46)が押圧された状態で接触するギア位置規制用被係合部(
32b,32b′)と、を有する前記従動ギア(32,32′)と、
前記ギア位置規制用被係合部(32b,32b′)に対応して、前記従動ギア軸(31
,31′)と前記従動ギア(32,32′)との間に形成されたトルク上昇低減用空間(
33,33′)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の駆動伝達機構(47)では、付勢部材(44)は、回
転駆動する駆動ギア(43)を、前記駆動ギア(43)と噛合う従動ギア(32,32′
)側に付勢する。回転不能な従動ギア軸(31,31′)には、従動ギア(32,32′
)が回転可能に支持されている。前記従動ギア(32,32′)の被駆動ギア部(32a
,32a′)は、前記駆動ギア(43)に噛合う。前記従動ギア(32,32′)のギア
位置規制用被係合部(32b,32b′)には、ギア位置規制用係合部材(46)が押圧
された状態で接触する。したがって、前記ギア位置規制用係合部材(46)により、前記
駆動ギア(43)の前記従動ギア(32,32′)に対する位置が規制される。トルク上
昇低減用空間(33,33′)は、前記ギア位置規制用被係合部(32b,32b′)に
対応して、前記従動ギア軸(31,31′)と前記従動ギア(32,32′)との間に形
成されている。
よって、第1発明の駆動伝達機構(47)は、前記ギア位置規制用係合部材(46)に
押圧される前記ギア位置規制用被係合部(32b,32b′)に対応して前記トルク上昇
低減用空間(33,33′)が形成されているので、前記駆動ギア(43)と前記従動ギ
ア(32,32′)との位置を適切な位置に調整しつつ、トルクの増大を低減することが
できる。
(第1発明の形態1)
第1発明の形態1の駆動伝達機構(47)は、前記第1発明において、
前記駆動ギア(43)を揺動中心(42a)を中心として揺動させる揺動部材(41)
と、
前記揺動部材(41)を付勢することにより、前記駆動ギア(43)を前記従動ギア(
32,32′)側に付勢する付勢部材(44)と、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態1の駆動伝達機構(47)では、付勢部材(44
)は、揺動部材(41)を付勢することにより、前記揺動部材(41)の揺動中心(42
a)を中心として揺動する前記駆動ギア(43)を前記従動ギア(32,32′)側に付
勢する。
(第1発明の形態2)
第1発明の形態2の駆動伝達機構(47)は、前記第1発明または前記第1発明の形態
1において、
前記従動ギア軸(31,31′)および前記従動ギア(32,32′)を支持し且つ、
前記駆動ギア(43)に噛合って駆動が伝達される駆動伝達位置(GP1)と、駆動ギア
(43)から離脱した離脱位置(GP2,GP3,GP4)との間を移動する従動ギア支
持部材(11a,27c1)、
を備えたことを特徴とする。
(第1発明の形態2の作用)
前記構成要件を備えた第1発明の形態2の駆動伝達機構(47)では、従動ギア支持部
材(11a,27c1)は、前記従動ギア軸(31,31′)および前記従動ギア(32,
32′)を支持し且つ、前記駆動ギア(43)に噛合って駆動が伝達される駆動伝達位置
(GP1)と、駆動ギア(43)から離脱した離脱位置(GP2,GP3,GP4)との
間を移動する。したがって、従動ギア支持部材(11a,27c1)が前記離脱位置(GP
2,GP3,GP4)から前記駆動伝達位置(GP1)に移動したときに、ギア位置規制
用被係合部(32b,32b′)にギア位置規制用係合部材(46)が押圧され、前記被
駆動ギア部(32a,32a′)が前記駆動ギア(43)に噛合う。この結果、第1発明
の形態2の駆動伝達機構(47)では、噛合い/離脱可能な前記駆動ギア(43)と前記
従動ギア(32,32′)との位置を適切な位置に調整しつつ、トルクの増大を低減する
ことができる。
(第2発明)
第2発明の現像装置(G)は、
表面に現像剤を担持して回転可能且つ現像ロール用ギア(G0)を有する現像ロール(
GRk,GRy,GRm,GRc)と、
回転駆動する駆動ギア(43)と、
前記駆動ギア(43)を、前記駆動ギア(43)と噛合う従動ギア(32,32′)側
に付勢する付勢部材(44)と、
前記駆動ギア(43)の前記従動ギア(32,32′)に対する位置を規制するギア位
置規制用係合部材(46)と、
回転不能な従動ギア軸(31,31′)と、
前記従動ギア軸(31,31′)に回転可能に支持された前記従動ギア(32,32′
)であって、前記駆動ギア(43)に噛合う被駆動ギア部(32a,32a′)と、前記
ギア位置規制用係合部材(46)が押圧された状態で接触するギア位置規制用被係合部(
32b,32b′)と、前記現像ロール用ギア(G0)と噛合うギア部(32c,32c
′)と、を有する前記従動ギア(32,32′)と、
前記ギア位置規制用被係合部(32b,32b′)に対応して、前記従動ギア軸(31
,31′)と前記従動ギア(32,32′)との間に形成されたトルク上昇低減用空間(
33,33′)と、
を備えたことを特徴とする。
(第2発明の作用)
前記構成要件を備えた第2発明の現像装置(G)では、現像ロール(GRk,GRy,
GRm,GRc)は、表面に現像剤を担持して回転可能である。付勢部材(44)は、回
転駆動する駆動ギア(43)を、前記駆動ギア(43)と噛合う従動ギア(32,32′
)側に付勢する。回転不能な従動ギア軸(31,31′)には、前記従動ギア(32,3
2′)が回転可能に支持されている。前記従動ギア(32,32′)の被駆動ギア部(3
2a,32a′)は、前記駆動ギア(43)に噛合う。前記従動ギア(32,32′)の
ギア位置規制用被係合部(32b,32b′)は、ギア位置規制用係合部材(46)が押
圧された状態で接触する。したがって、前記ギア位置規制用係合部材(46)により、前
記駆動ギア(43)の前記従動ギア(32,32′)に対する位置が規制される。前記従
動ギア(32,32′)のギア部(32c,32c′)は、前記現像ロール(GRk,G
Ry,GRm,GRc)の現像ロール用ギア(G0)と噛合う。トルク上昇低減用空間(
33,33′)は、前記ギア位置規制用被係合部(32b,32b′)に対応して、前記
従動ギア軸(31,31′)と前記従動ギア(32,32′)との間に形成されている。
よって、第2発明の現像装置(G)は、前記ギア位置規制用係合部材(46)に押圧さ
れる前記ギア位置規制用被係合部(32b,32b′)に対応して前記トルク上昇低減用
空間(33,33′)が形成されているので、前記駆動ギア(43)と前記従動ギア(3
2,32′)との位置を適切な位置に調整しつつ、トルクの増大を低減することができる
(第2発明の形態1)
第2発明の形態1の現像装置(G)は、第2発明において、
前記現像ロール(GRk,GRy,GRm,GRc)、前記従動ギア軸(31,31′
)および前記従動ギア(32,32′)を支持し且つ、現像剤を収容する現像容器(11
)を有する現像器(GK,GY,GM,GC)を、複数有し、
前記駆動ギア(43)と前記従動ギア(32,32′)とが噛合って静電潜像をトナー
像に現像する現像位置(GP1)に、前記複数の現像器(GK,GY,GM,GC)の中
のいずれか一つを順次移動させることを特徴とする。
(第2発明の形態1の作用)
前記構成要件を備えた第2発明の形態1の現像装置(G)は、複数の現像器を有し、各
現像器(GK,GY,GM,GC)は、前記現像ロール(GRk,GRy,GRm,GR
c)、前記従動ギア軸(31,31′)および前記従動ギア(32,32′)を支持する
。現像器(GK,GY,GM,GC)の現像容器(11)は、現像剤を収容する。前記駆
動ギア(43)と前記従動ギア(32,32′)とが噛合って静電潜像をトナー像に現像
する現像位置(GP1)に各現像器(GK,GY,GM,GC)が順次移動される。
したがって、現像位置(GP1)に移動した現像器(GK,GY,GM,GC)の従動
ギア(32,32′)のギア位置規制用被係合部(32b,32b′)にはギア位置規制
用係合部材(46)が押圧され、前記被駆動ギア部(32a,32a′)が前記駆動ギア
(43)に噛合う。この結果、第2発明の形態1の現像装置(G)では、噛合い/離脱可
能な前記駆動ギア(43)と前記従動ギア(32,32′)との位置を適切な位置に調整
しつつ、トルクの増大を低減することができる。
(第3発明)
第3発明の画像形成装置(U)は、第2発明または第2発明の形態1のいずれかの現像
装置(G)を備えたことを特徴とする。
(第3発明の作用)
前記構成要件を備えた第3発明の画像形成装置では、前記第2発明または第2発明の形
態1のいずれかの現像装置(G)を備えているので、前記駆動ギア(43)と前記従動ギ
ア(32,32′)との位置を適切な位置に調整しつつ、トルクの増大を低減することが
できる。
前述の本発明は、下記の効果(E01)を奏する。
(E01)ギアどうしの位置を適切な位置に調整しつつ、トルクの増大を低減することがで
きる。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発
明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左
右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す
方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後
側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意
味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するも
のとする。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置としてのプリンタUでは、プリンタ本
体U1の上面に排出トレイTRhが設けられ、プリンタ本体U1の下部には画像が記録さ
れる記録シートSが収容される給紙カセットTR1が収容される。前記プリンタ本体U1
は、フロント回転中心U2aを中心として通常位置(図1の実線参照)と開放位置(図1
の破線参照)との間を回転可能に支持されたフロントカバーU2を有し、紙詰まり(ジャ
ム)が発生した場合等に、ユーザがフロントカバーU2を開放位置に回動させて紙詰まり
を解消できる。前記フロントカバーU2の上面には、ユーザが入力操作を行うためのUI
(ユーザインタフェース)が設けられている。
図2は実施例1の画像形成装置の説明図である。
図2において、プリンタ本体U1はマイクロコンピュータにより構成されたコントロー
ラCと、コントローラCにより作動を制御されるIPS(イメージプロセッシングシステ
ム)、レーザ駆動回路DL、および電源装置E等を有している。電源装置Eは、後述の帯
電ローラCR、現像ローラGRy〜GRkおよび転写ローラ(Rt1,T2b)等にバイア
ス電圧を印加する。
前記IPS(イメージプロセッシングシステム)は、外部のホストコンピュータ等から
入力された印字データを潜像形成用の画像データに変換して所定のタイミングでレーザ駆
動回路DLに出力する。レーザ駆動回路DLは、入力された画像データに応じてレーザ駆
動信号を潜像形成装置ROS(光走査装置)に出力する。前記ROSは、レーザ駆動信号
に応じて画像書き込み用のレーザビーム(画像書込光)Lを照射する。
前記ROSの上方に配置された回転駆動する像担持体PRは、その表面が帯電ロールC
Rにより一様に帯電された後、潜像書込位置Q1において前記ROS(潜像形成装置)の
レーザビームLにより露光走査されて静電潜像が形成される。フルカラー画像を形成する
場合は、K(黒),Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の画像に対応
した静電潜像が順次形成され、モノクロ画像の場合はK(黒)画像に対応した静電潜像の
みが形成される。
前記静電潜像が形成された像担持体PR表面は回転移動して現像領域Q2、1次転写領
域Q3を順次通過する。
前記ROSの上方には、ロータリ式の現像装置Gが配置されている。前記ロータリ式の
現像装置Gは、回転軸Gaの回転に伴って前記現像領域Q2に順次回転移動するK(黒)
,Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の4色の現像器GK,GY,GM,G
Cを有している。前記各色の現像器GK,GY,GM,GCは、前記現像領域Q2に現像
剤を搬送する現像ロール(現像剤担持体)GRk,GRy,GRm,GRcを有しており
、現像領域Q2を通過する像担持体PR上の静電潜像をトナー像に現像する。
画像形成装置Uの動作時には、前記現像装置Gの回転にともなって、前記各現像器GK
〜GCは前記像担持体PRと対向する現像位置(第1停止位置、駆動伝達位置)GP1、
前記現像位置GP1から時計回り方向に90°回転した第2停止位置(離脱位置)GP2
、180°回転した第3停止位置(離脱位置)GP3、および270°回転した第4停止
位置(離脱位置)GP4に順次回転し、停止する。
前記現像位置GP1に停止した現像器GK,GY,GM,GCの現像ロールGRy〜G
Rkには回転力が伝達され、現像動作の実行が可能となる。また、前記現像位置GP1に
停止した現像器GK,GY,GM,GCには、トナー補給用カートリッジTCk,TCy
,TCm,TCcから新しい現像剤の補給が行われ、また、劣化した現像剤が排出される
。なお、ロータリ式の現像装置Gの詳細な構成については後述する。
前記像担持体PRの前方には像担持体PRに巻き付けられた中間転写ベルトBと、複数
の従動ロールRj、巻き付き開始位置に配置されたラップインロールRw1、1次転写バ
イアスが印加される1次バイアスロール(1次転写ロール)Rt1、巻き付き終了位置に
配置されたラップアウトロールRw2およびバックアップロールT2aを含む複数のベル
ト支持ロール(Rj,Rw1,Rw2,Rt1,T2a)と、それらを支持するベルトフ
レーム(図示せず)とを有している。
そして、前記中間転写ベルトBは前記ベルト支持ロール(Rj,Rw1,Rw2,Rt
1,T2a)により回転移動可能に支持されており、画像形成動作時には像担持体PRの
回転に従動して矢印Yb方向に回転する。
フルカラー画像を形成する場合、潜像書込位置Q1において第1色目の静電潜像が形成
され、現像領域Q2において1色目のトナー像が形成される。このトナー像は、ラップイ
ンロールRw1からラップアウトロールRw2の間の1次転写領域Q3を通過する際に、
1次バイアスロールRt1によって中間転写ベルトB上に静電的に1次転写される。その
後同様にして、第1色目のトナー像を担持した中間転写ベルトB上に、第2色目、第3色
目、第4色目のトナー像が順次重ねて1次転写され、最終的にフルカラーの多重トナー像
が中間転写ベルトB上に形成される。
単色のモノカラー画像を形成する場合には1個の現像器のみを使用し、単色トナー像が
中間転写ベルトB上に1次転写される。
1次転写後、像担持体PR表面は、像担持体クリーナCL1によりクリーニングされる
前記バックアップロールT2aに対向する位置には、2次転写ロールT2bが前記バッ
クアップロールT2aに対して離隔した位置と接触した位置との間で移動可能に配置され
ている。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bにより2次転写器T
2が構成されている。前記バックアップロールT2aおよび2次転写ロールT2bの接触
領域により2次転写領域Q4が形成されている。前記2次転写ロールT2bに付着したト
ナーは、2次転写ロールクリーナCLtによりクリーニングされる。
前記2次転写ロールT2bには、現像装置Gで使用するトナーの帯電極性と逆極性の2
次転写電圧が電源回路Eから供給され、前記電源回路EはコントローラCにより制御され
る。
プリンタ本体U1の下部には、記録シートSを収容する給紙トレイ(手差し給紙トレイ
)TR1が配置されており、給紙トレイTR1内の記録シートSはシート載置プレートT
R1aにより、シート最上面がピックアップロールRpに当接する給紙位置に保持されて
いる。給紙トレイTR1に収容された記録シートSは、所定のタイミングでピックアップ
ロールRpにより取り出され、フィードロールRs1およびリタードロールRs2を有す
るさばきロールRsで1枚づつ分離されて、シート搬送路SHの搬送ロールRaによりレ
ジロールRrに搬送される。また、手差しトレイTR0から給紙されたシートSは、手差
し給紙ロールRp0によりレジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrに搬送された記録シートSは、前記1次転写された多重トナー像ま
たは単色トナー像が2次転写領域Q4に移動するのにタイミングを合わせて、転写前シー
トガイドSG1から2次転写領域Q4に搬送される。
前記2次転写領域Q4において前記2次転写器T2は、中間転写ベルトB上のトナー像
を記録シートSに静電的に2次転写する。2次転写後の中間転写ベルトBはベルトクリー
ナCL2により残留トナーが除去される。
なお、前記2次転写ロールT2bおよびベルトクリーナCL2は、中間転写ベルトBと
離接(離隔および接触)自在に配設されており、カラー画像が形成される場合には最終色
の未定着トナー像が中間転写ベルトBに1次転写されるまで、中間転写ベルトBから離隔
している。
前記像担持体PR、帯電ロールCR、現像装置G、1次転写ロールRt1、中間転写ベ
ルトB、2次転写器T2等により、記録シートSにトナー像を転写して形成するするトナ
ー像形成装置(PR+CR+G+Rt1+B+T2)が構成されている。
トナー像が2次転写された前記記録シートSは、定着装置Fの加熱ロールFhと加圧ロ
ールFpとが圧接する領域(ニップ)により構成された定着領域Q5に搬送される。定着
領域Q5を通過する記録シートSは、定着装置Fによりトナー像が加熱定着される。トナ
ー像が加熱定着された記録シートSは、シート排出ロールRhに搬送され、プリンタ本体
U1の上端部に形成されたシート排出口Kaから排紙トレイTRhに排出される。
また、両面印刷を行う場合、片面記録済みの記録シートSは、シート排出ローラRhに
よりスイッチバックされてシート反転路SH2に搬送され表裏が反転した状態でレジロー
ルRrに再送される。
(ロータリ式現像装置)
図3は実施例1の現像装置部分の要部拡大説明図であり、図3Aは要部断面図、図3B
は要部側面説明図である。
図4は実施例1の像担持体および現像器の要部説明図である。
図2〜図4において、ロータリ式の現像装置Gは、各現像器GK,GY,GM,GCの
左右両端を支持する一対のサイドフレーム(現像器支持部材)1,2(図3、図4参照、
図3には左側のサイドフレームのみ図示)と、前記サイドフレーム1,2を連結し回転軸
Gaの軸方向に沿って延びる軸方向連結部材3(図2,図3A、図4参照)を有している
。図3において、前記軸方向連結部材3は現像装置Gの回転軸Gaとしての軸部3aと、
前記軸部3aの外周の90°ずつ位相がずれた位置から接線方向に延びる4つの仕切壁3
bとを有する。図3において、前記各仕切壁3bの基端部には、現像器押圧バネ支持部3
cが形成されている。前記4つの仕切壁3bどうしの間には、各現像器GK,GY,GM
,GCが収容される4つの現像器収容室が形成されている。
次に現像器GK,GY,GM,GCの説明を行うが、各現像器の構成は同様であるので
、K(黒)色の現像器GKについてのみ説明を行い、その他の現像器GY,GM,GCに
ついての詳細な説明は省略する。
図3において、現像器GKは、左右方向に延びる現像容器11を有する。図3Aにおい
て、前記現像容器11内には、現像ロールGRkが収容される現像ロール収容室12と、
現像ロール12に隣接する第1現像剤撹拌室13と、第1現像剤撹拌室13に隣接する第
2現像剤撹拌室14とが形成されている。前記現像ロールGRkは、磁石ロールの外側に
スリーブを設けた従来公知のものである。図4において、現像ロールGRkの軸の左右両
端部には現像ロールGRkよりも大径のトラッキングロール(現像器側被係合部材)15
が支持されている。
図4において、前記像担持体PRの表面のトラッキングロール15が当接する領域によ
りトラッキング部PR1(像担持体側係合部材)が構成されており、前記トラッキングロ
ール15およびトラッキング部PR1により現像器位置規制部材(15+PR1)が構成
されている。
図3Aにおいて、前記現像ロール収容室12には、現像ロールGRk表面の現像剤の層
厚を規制するための層厚規制部材16が支持されている。また、前記第1現像剤撹拌室1
3には第1撹拌搬送部材R1が配置され、第2現像剤撹拌室14には第2撹拌搬送部材R
2が配置されている。前記第1撹拌室13と第2撹拌室14は左右両端部に形成された図
示しない連通孔で連通しており、現像剤撹拌室13,14内の現像剤は前記撹拌搬送部材
R1、R2によってそれぞれ逆方向に搬送され、現像剤撹拌室13,14内を循環する。
したがって、前記現像剤撹拌室13,14により循環搬送室(13+14)が構成され、
撹拌搬送部材R1,R2により循環搬送部材(R1+R2)が構成されている。
図5は実施例1の現像装置に支持された現像器の斜視説明図である。
図3〜図5において、前記現像容器11の左部には、トナーカートリッジTCkが装着
される半円弧状のカートリッジ受け部21が形成されている。前記カートリッジ受け部2
1には、シャッタ22が半円弧状のカートリッジ受け部21の周方向に沿ってスライド可
能に支持されている。前記シャッタ22は、トナーカートリッジTCkをカートリッジ受
け部21に載置した状態で周方向に回転させることにより、スライド移動する。図4,図
5において、前記カートリッジ受け部21のシャッタ22の下側には、第2撹拌室14に
トナーカートリッジTCkの現像剤を補給する現像剤補給口(図示せず)と、劣化現像剤
をトナーカートリッジTCkに戻すための現像剤排出口(図示せず)とが形成されている

前記現像容器11の左右方向中央部には、第2撹拌室14に連通して第2撹拌室14へ
トナーカートリッジTCkからの現像剤を供給する現像剤供給部23が設けられている。
前記現像剤供給部23には、円筒状の現像剤搬送筒24が連結されており、現像剤搬送筒
24は前記現像剤補給部23まで延びている。前記現像剤搬送筒24には前記現像剤補給
口から現像剤供給部23に現像剤を搬送する現像剤搬送部材R3が収容されている。
図6は実施例1の現像器のギアの配置の説明図である。
図7は図6に対応する実施例1の現像器のギアおよび側壁の配置についての説明図であ
る。
図3、図6において、前記現像容器11の左端部後側面と前記現像器押圧バネ支持部3
cとの間には、現像器GKを像担持体PR側に付勢する現像器押圧バネ(現像器押圧部材
)26が連結されている。前記現像容器11の左右両端部には、側壁27,28が一体的
に形成されている。前記側壁27,28の外側には、回転中心27a(右側壁28の回転
中心は図示省略)が形成されている。前記側壁27,28は、前記現像装置Gのサイドフ
レーム1,2に回転中心27aを中心として回転可能に支持されている。前記左側壁27
の外側には、外方に突出し且つ像担持体PRの反対側に開口27bが形成された半円筒状
の被駆動ギア収容部27cが形成されている。前記被駆動ギア収容部27cは、左端部に
略半円板状の左端壁(従動ギア支持部材)27c1を有している(図3B、図5、図7参照
図8は実施例1の突き当て部が従動ギアに突き当てられた状態の説明図であり、図7の
VIII−VIII線断面図である。
図4〜図8において、前記被駆動ギア収容部27cの前記左端壁27c1および前記現像
容器11の左端壁(従動ギア支持部材)11aとの間には、被駆動ギア支持軸(従動ギア
軸)31が支持されている(図8参照)。前記被駆動ギア支持軸31は、大径の右端部3
1aおよび左端部31bと、前記右端部31aと前記左端部31bとの間に形成された小
径のトルク低減部31cとを有している。
また、前記被駆動ギア支持軸31の前記右端部31aおよび前記左端部31bには、従
動ギア32が回転可能に支持されている。前記従動ギア32の外周面には、左端部から順
に前記被駆動ギア部32aと、被突き当て部(ギア位置規制用被係合部)32bと、現像
ロール駆動用ギア部(ギア部)32cと、回転伝達用ギア部32dとが形成されている。
前記被突き当て部32bは、前記被駆動ギア支持軸31の前記トルク低減部31cに対応
する位置に配置されている。したがって、前記トルク低減部31cと前記被突き当て部3
2bとの間には、前記被突き当て部32bの内径(前記従動ギア32の内径)と前記トル
ク低減部31cの外径との差によってリング状のトルク低減空間(トルク上昇低減用空間
)33が形成されている。
前記現像ロールGRkの軸の左端には、前記現像ロール駆動用ギア部32cに噛み合う現
像ロールギア(現像ロール用ギア)G0が固着されている。前記第1撹拌搬送部材R1の
軸には前記回転伝達用ギア部32dに噛み合う第1撹拌用ギアG1が固着されており、第
1撹拌用ギアG1は中間ギア34に噛み合っている。記第2撹拌部材R2の軸には、中間
ギア34に噛み合う第2撹拌用ギアG2が固着されている。前記回転伝達用ギア部32d
には、トナーカートリッジTCk内の補給用搬送部材TC1k(図3A参照)を駆動する
ための補給用ギアG4が噛み合っている。前記現像剤搬送部材R3の軸には排出用ギアG
3が固着されており、画像形成装置本体U1から延びる現像剤搬送駆動ギアG5(図3B
参照)に噛み合っている。
図3B、図4、図7において、前記左側のサイドフレーム1には、各現像器GK,GY
,GM,GCに対応して、4つの板バネ支持部材(押圧力調整部材支持部材)36が支持
されている。前記各板バネ支持部材36には、前記被駆動ギア収容部27cの像担持体側
表面に当接して像担持体PRから離隔する方向に付勢する板バネ(押圧力調整部材)37
が支持されている。
前記画像形成装置本体U1のフレームU1a(図4参照)には、現像位置GP1に対応
する位置に配置された揺動部材41が支持されている。前記揺動部材41には、モータM
から駆動力が伝達される上流側ギア42と、前記上流側ギア42に噛み合い且つ現像位置
GP1に移動した現像器GK,GY,GM,GCの従動ギア32に噛み合う駆動ギア43
とが回転可能に支持されている。前記上流側ギア42の回転軸42aは、フレームU1a
に回転可能に支持されており、揺動部材41の揺動中心(42a)と共通化されている。
前記回転軸42aにはねじりバネ(付勢部材)44が装着されており、前記ねじりバネ4
4の上端部は、フレームU1aにより係止され、下端部は揺動部材41のバネ係止部41
aに係止される。したがって、前記揺動部材41は、ねじりバネ44により常時像担持体
PR側に付勢されている。なお、現像器GK,GY,GM,GCが現像位置GP1から移
動して従動ギア32と駆動ギア43とが離隔したときに、ねじりバネ44により駆動ギア
43の位置が像担持体PR側に移動しすぎて、次に現像位置GP1に移動する従動ギア3
2と駆動ギア43とが噛み合えなくならないように、図示しないストッパにより揺動部材
41の像担持体PR側の移動位置は規制されている。
図4において、前記駆動ギア43の回転軸(回転中心)43aの右部には、前記従動ギ
ア32の前記被突き当て部32bに突き当てて前記被駆動ギア部32aと駆動ギア43と
の噛み合い量を所定の噛み合い量に調整する突き当て部(ギア位置規制用係合部材)46
が支持されている。なお、前記駆動ギア43は、揺動部材41が像担持体PR側に移動さ
せるトルクT1が発生するように回転駆動する。
前記現像容器11の左端壁11aと、前記被駆動ギア収容部27cの左端壁27c1と、
前記被駆動ギア支持軸31と、前記従動ギア32と、前記トルク低減空間33と、前記揺
動部材41と、前記駆動ギア43と、前記ねじりバネ44と、前記突き当て部46等によ
って駆動伝達機構47が構成されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の現像装置Gでは、現像器GK,GY,GM,GCが現像位
置GP1に移動する際に、駆動ギア43が揺動可能な揺動部材41に支持されているので
、従動ギア32が進入してくると従動ギア32に押されて駆動ギア43は一旦像担持体P
Rから離隔する方向に退避する。そして、現像器GK,GY,GM,GCが現像位置GP
1に移動すると、ねじりバネ44の力により駆動ギア43が従動ギア32の被駆動ギア部
32aに噛み合う。また、同時に、突き当て部46が従動ギア32の被突き当て部32b
に突き当てられ、ギアどうしの噛み合い量が調整される(ギアトラッキング)。
このとき、前記突き当て部46が前記被突き当て部32bを突き当てる押圧力によって
(前記上流側ギア42を経由して前記モータMの駆動力が伝達された前記駆動ギア43の
回転トルクT1によって)、前記従動ギア32全体が撓むため、前記従動ギア32が回転
駆動した時に、前記被駆動ギア支持軸31の外周面と前記従動ギア32の内周面との間の
摩擦力が前記押圧力を受けない時よりも大きくなり、前記従動ギア32の回転抵抗が大き
くなる。このため、前記従動ギア32を回転駆動するためのトルクが大きくなってしまう

しかし、本発明の実施例1の前記従動ギア32では、前記突き当て部46が前記従動ギ
ア32の前記被突き当て部32bに突き当たる位置である突き当て領域51(図8参照)
の内側には、前記トルク低減部31cと前記被突き当て部32bとの間に前記トルク低減
空間33が形成されている。
(実験例)
前記トルク低減空間33の有無が、前記突き当て部46を前記被突き当て部32bに突
き当てる力(トラッキング荷重)と前記駆動ギア43の回転トルクT1との関係にどのよ
うな影響を与えるかを調べるために、以下の条件で実験を行った。
(実験条件)
ロータリ式の前記現像装置Gについて、前記トラッキング荷重を、0Kg(トラッキン
グ荷重なし),1Kg,1.5Kg,2Kg,2.5Kg,3Kg,3.5Kg,4Kg
,4.5Kg,5Kg,5.5Kg,6Kgで作用させた時の、前記駆動ギア43の回転
トルクT1(単位:[N・m])を約10秒間測定し、測定した前記回転トルクT1につい
て、前記トラッキング荷重の値ごとに、測定されたトルクの平均値である平均トルクと、
測定されたトルクの最大値である最大トルクと、前記トラッキング荷重の値が0Kgのと
きの平均トルクに対する平均トルクの上昇分である平均トルク上昇値と、前記トラッキン
グ荷重の値が0Kgのときの最大トルクに対する最大トルクの上昇分である最大トルク上
昇値とを算出する。
(実験例1)
実験例1の現像装置は、本発明の実施例1の前記現像装置Gと同一の構成である。した
がって、前記突き当て領域51の内側には、前記トルク低減部31cと前記被突き当て部
32bとの間に前記トルク低減空間33が形成されている。
(比較例1)
比較例1の現像装置は、本発明の実施例1とは異なり、前記突き当て領域51の内側に
は、前記トルク低減空間33が形成されていない。すなわち、比較例1の前記被駆動ギア
支持軸では、実施例1の前記トルク低減部31cが形成されておらず、前記被駆動ギア支
持軸は同径の円柱状の軸で構成されている。
(実験結果)
図9は実験例の実験結果の説明図であり、図9Aは実験例の実験結果を示す図として、
実験例1および比較例1の現像装置について、トラッキング荷重を、0Kg,1Kg,1
.5Kg,2Kg,2.5Kg,3Kg,3.5Kg,4Kg,4.5Kg,5Kg,5
.5Kg,6Kgで作用させた時の平均トルク、最大トルク、平均トルク上昇値、最大ト
ルク上昇値をそれぞれ示す図であり、図9Bは図9Aの実験例の実験結果から、横軸にト
ラッキング荷重の値を取り、縦軸に最大トルク上昇値を取った折れ線グラフである。
図9Bから、実験例1および比較例1の現像装置は、共に前記トラッキング荷重が大き
くなるに従って、前記最大トルク上昇値も大きくなるが、実験例1の現像装置は、比較例
1の現像装置に比べ、前記トラッキング荷重に対する前記最大トルク上昇値が抑えられて
いることが分かる。さらに、図9Aから、前記平均トルク上昇値についても前記最大トル
ク上昇値と同様のことを読み取ることができる。
したがって、前記突き当て領域51の内側に前記トルク低減空間33が形成されている
実験例1の現像装置は、前記突き当て領域51の内側に前記トルク低減空間33が形成さ
れていない比較例1の現像装置に比べ、前記トラッキング荷重の上昇に対する前記回転ト
ルクT1の上昇が抑えられることが分かる。
前記実験結果に鑑み、前記トルク低減空間33によりトルクの上昇が抑えられたことに
ついて、以下のように考察される。すなわち、前記トルク低減空間33が形成されること
により、前記突き当て部46が突き当てられている前記突き当て領域51の内側の前記ト
ルク低減空間33部分では、前記被駆動ギア支持軸31(小径の前記トルク低減部31c
)と前記従動ギア32とは接触しないため、前記従動ギア32は、比較的撓みが大きい前
記突き当て領域51の内側で摩擦が発生しない。また、前記トルク低減空間33の両側の
前記右端部31aおよび前記左端部31bの外周面と前記従動ギア32の内周面とがそれ
ぞれ接触する位置である磨耗領域52,53が2箇所に分散しているため、前記従動ギア
32は、撓みが比較的小さい2箇所の前記磨耗領域52,53でそれぞれ前記摩擦力が発
生する(磨耗が発生する)。
したがって、前記従動ギア32では、比較的撓みが大きくなり易い前記突き当て領域5
1で前記被駆動ギア支持軸31に接触せず、比較的撓みが小さい前記磨耗領域52,53
で接触するので、発生する前記摩擦力が低減される。この結果、前記トルク低減空間33
が形成された本発明の実施例1の前記従動ギア32は、摩擦力が低減されるので、回転抵
抗が低減され、前記トルク低減空間33が形成されていない場合に比べ前記従動ギア32
を回転駆動するためのトルク上昇が低減されるものと考えられる。
よって、前記トルク低減空間33を備えた本発明の実施例1の現像装置Gでは、前記従
動ギア32を回転駆動するためのトルクである前記駆動ギア43の回転トルクT1の上昇
を低減することができる。
また、前記従動ギア32の回転に伴って、前記従動ギア32と前記被駆動ギア支持軸3
1とが擦れて、前記従動ギア32の内周面が磨耗し、磨耗粉が発生することがある。この
時に、前記磨耗領域52,53に磨耗粉が付着すると、前記従動ギア32の内径が見かけ
上小さくなり、前記被駆動ギア支持軸31との隙間(クリアランス)が減少してしまう。
前記従動ギア32の内径と前記被駆動ギア支持軸31の外径との前記隙間が減少するこ
とにより、前記磨耗領域52,53では、前記隙間を埋める前記磨耗粉によって摩擦抵抗
が大きくなり回転抵抗が上昇する。また、前記磨耗領域52,53においてグリスを塗布
している場合には、前記磨耗粉がグリスに混入することにより、グリスの流動性が悪化し
(潤滑性が悪化し)、回転抵抗が大きくなることも考えられる。
この結果、磨耗粉により前記駆動ギア32を回転するためのトルクがさらに上昇してしま
う。
しかし、本発明の実施例1の現像装置Gでは、前記磨耗領域52,53における摩擦力
が低減されて、発生する磨耗粉を少なくすることができるため、前記トルク低減空間33
が形成されていない場合に比べ磨耗粉の発生によるトルクの上昇を低減することができる

また、本発明の実施例1の前記現像装置Gでは、発生した磨耗粉は、前記トルク低減空
間33に流入でき、前記トルク低減空間33で前記磨耗粉を貯留することもできる。した
がって、本発明の実施例1の現像装置Gは、前記隙間を減少させる原因となる前記磨耗粉
が前記磨耗領域52,53から減少することが期待でき、前記トルク低減空間33が形成
されていない場合に比べ前記磨耗粉によるトルクの上昇を低減することが期待できる。
さらに、本発明の実施例1の前記現像装置Gでは、前記トルク低減空間33を形成する
ことで、前記磨耗領域52,53における摩擦力が低減されて、発生する磨耗粉が減少す
るため、前記従動ギア32の寿命を延ばすこともできる。
実施例1の現像装置Gでは、ロータリ式現像装置Gが回転して現像器GK,GY,GM
,GCが順次現像位置GP1に移動する。現像位置GP1に移動した現像器GK,GY,
GM,GCは、現像器押圧バネ26や揺動部材41、駆動ギア43による力により押圧さ
れてトラッキングロール15が像担持体表面PRに直接当接する。したがって、ダイレク
トトラッキングにより現像ロールGRと像担持体PRとの距離(ギャップ)が所定の距離
に設定される。
実施例1の現像装置Gでは、板バネ37により現像器GK,GY,GM,GCを像担持
体PRから離隔させる方向の力が作用するので、ギアトラッキング構造により現像器GK
,GY,GM,GCが像担持体PR側に押圧される力を調整できる。したがって、ギアト
ラッキングによる押圧力によってトラッキングロール15と像担持体PRとの接触圧力が
大きくなりすぎることを防止でき、トラッキングロール15や像担持体PRの磨耗を低減
できる。この結果、長期にわたって安定して所定の距離に保持することができ、寿命を延
ばすことができる。
また、実施例1の現像装置Gは、前記板バネ37を使用することにより、ダイレクトト
ラッキングとギアトラッキングの両方の構造を採用することができる。したがって、低コ
ストのダイレクトトラッキングにより安定してギャップを保持できるので、現像器を低コ
スト化することができる。
さらに、実施例1の現像装置Gでは、現像器GK,GY,GM,GCの左端部は駆動ギ
ア43等による押圧力で像担持体側に押圧されるので、現像器GK,GY,GM,GCの
右端部に現像器押圧バネ26のような現像器押圧部材を設ける必要がなくなる。したがっ
て、部品点数を減らすことができ、低コスト化することができる。
図10は実施例2の突き当て部が従動ギアに突き当てられた状態の説明図であり、実施
例1の図8に対応する図である。
なお、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には
同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例2は、下記の点で前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1
と同様に構成されている。
この実施例2の画像形成装置Uでは、実施例2の被駆動ギア支持軸31′には、実施例
1の被駆動ギア支持軸31のトルク低減部31cが形成されておらず、円柱状に形成され
ている。また、実施例2の従動ギア32′では、被突き当て部32b′の内周面には、リ
ング状のトルク低減溝32b1′が形成されている。したがって、前記突き当て部46が前
記被突き当て部32b′に突き当てられる位置である突き当て領域51′の内側には、前
記被駆動ギア支持軸31′の外周面と、前記トルク低減溝32b1′とで囲まれた空間によ
りリング状のトルク低減空間33′が形成されている。
(実施例2の作用)
前記構成を備えた実施例2の画像形成装置Uは、実施例1と同様に前記突き当て領域5
1′の内側に前記トルク低減空間33′が形成されており、前記被駆動ギア支持軸31′
と前記従動ギア32′とが接触する磨耗領域52′,53′がそれぞれ前記突き当て領域
51′から前記被駆動ギア支持軸31′の軸方向に対して離れている。この結果、実施例
1と同様に実施例2の画像形成装置Uでもトルクの上昇を低減することができる。
また、実施例2の画像形成装置Uは、その他についても前記実施例1と同様の作用効果
を有する。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく
、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能で
ある。本発明の変更例(H01)〜(H09)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としての複写機を例示したが、これに限定さ
れず、FAXやプリンタあるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とするこ
とも可能である。また、カラーの画像形成装置に限定されず、モノクロの画像形成装置に
より構成することも可能であり、いわゆるロータリ式の画像形成装置に限定されず、タン
デム式等の画像形成装置にも適用可能である。さらに、ロータリ式の現像装置の現像器の
数は4つに限定されず、3つや5つ以上とすることも可能である。
(H02)本発明は、カットシート用の画像形成装置に限定されず、連続用紙用の画像形成
装置にも適用可能である。
(H03)本発明の実施例1および実施例2の駆動伝達機構47は、前記画像形成装置Uの
前記現像装置Gに限定されず、前記画像形成装置Uが有するその他の装置にも適用可能で
ある。例えば、定着装置Fや2次転写ロールT2bがユニットとして画像形成装置Uから着
脱可能であれば、着脱可能なユニットと画像形成装置U本体の駆動源との間に本発明の駆
動伝達機構47を適用することも可能である。また、前記駆動伝達機構47は、画像形成
装置に限定されず、別の装置についても適用可能である。例えば、銀行ATMは、紙幣、
硬貨、通帳、カードおよび各種用紙をそれぞれ処理する複数の装置を有しており、これら
の装置は、それぞれ搬送ロールや搬送ベルト等の搬送部材を有している。したがって、前
記複数の装置のいずれかがユニットとしてATM本体から着脱可能であれば、着脱可能な
ユニットとATM本体の駆動源との間に本発明の駆動伝達機構47を適用することが可能
である。
(H04)本発明の実施例1および実施例2において、ダイレクトトラッキングとギアトラ
ッキングの両方を採用した構成を例示したが、これに限定されず、ダイレクトトラッキン
グを採用しない構成にすることも可能である。例えば、モノクロ画像形成装置やタンデム
式のカラー画像形成装置の場合には、像担持体と現像ロールとの間が一定の距離(ギャッ
プ)となるように、像担持体を支持するフレームと現像ロールを支持するフレームとを精
度良く固定することにより、トラッキングロールを省略し、ダイレクトトラッキングを採
用しない構成とすることも可能である。
(H05)前記実施例1および前記実施例2において、前記トルク低減空間33;33′に
グリスを予め貯留しておくこともできる。前記トルク低減空間33;33′にグリスを貯
留しておくことで、貯留したグリスが前記磨耗領域52,53;52′,53′に流入で
きる。新たなグリス(貯留したグリス)が供給されることで前記磨耗領域52,53;5
2′,53′のグリスの劣化(潤滑性の低下)が低減される。したがって、前記磨耗領域
52,53;52′,53′のグリスの潤滑性が長期に渡って確保できるため、前記磨耗
領域52,53;52′,53′での磨耗が低減され、前記従動ギア32を長寿命化する
ことができる。
(H06)前記実施例1および前記実施例2において、トラッキングロール15と像担持体
PR表面とを当接させたが、像担持体PRの端部のフランジや端部に設けたトラッキング
用の部材にトラッキングロール15を当接させるよう構成することも可能である。
(H07)前記実施例1および前記実施例2において、押圧力調整部材として板バネ37を
例示したが、これに限定されず、コイル状のスプリングや弾性ゴム等の押圧力調整部材を
採用することも可能である。また、現像器押圧部材として現像器押圧バネ26を例示した
が、弾性ゴム等を採用することも可能である。
(H08)前記実施例1および前記実施例2において、揺動部材41を使用することが望ま
しいが、これに限定されず、揺動可能でなく像担持体側に付勢されたスライド移動可能な
駆動ギア支持部材を使用することも可能である。
(H09)前記実施例1および前記実施例2において、板バネ37や現像器押圧羽根26を
配置する位置は両端部に限定されず、設計に応じて任意に変更可能である。
図1は本発明の実施例1の画像形成装置の斜視説明図である。 図2は実施例1の画像形成装置の説明図である。 図3は実施例1の現像装置部分の要部拡大説明図であり、図3Aは要部断面図、図3Bは要部側面説明図である。 図4は実施例1の像担持体および現像器の要部説明図である。 図5は実施例1の現像装置に支持された現像器の斜視説明図である。 図6は実施例1の現像器のギアの配置の説明図である。 図7は図6に対応する実施例1の現像器のギアおよび側壁の配置についての説明図である。
図8は実施例1の突き当て部が従動ギアに突き当てられた状態の説明図であり、図7のVIII−VIII線断面図である。 図9は実験例の実験結果の説明図であり、図9Aは実験例の実験結果を示す図として、実験例1および比較例1の現像装置について、トラッキング荷重を、0Kg,1Kg,1.5Kg,2Kg,2.5Kg,3Kg,3.5Kg,4Kg,4.5Kg,5Kg,5.5Kg,6Kgで作用させた時の平均トルク、最大トルク、平均トルク上昇値、最大トルク上昇値をそれぞれ示す図であり、図9Bは図9Aの実験例の実験結果から、横軸にトラッキング荷重の値を取り、縦軸に最大トルク上昇値を取った折れ線グラフである。 図10は実施例2の突き当て部が従動ギアに突き当てられた状態の説明図であり、実施例1の図8に対応する図である。 図11は従来の駆動伝達機構の説明図である。
符号の説明
11…現像容器、11a,27c1…従動ギア支持部材、31,31′…従動ギア軸、32
,32′…従動ギア、32a,32a′…被駆動ギア部、32b,32b′…ギア位置規
制用被係合部、32c,32c′…ギア部、33,33′…トルク上昇低減用空間、41
…揺動部材、42a…揺動中心、43…駆動ギア、44…付勢部材、46…ギア位置規制
用係合部材、47…駆動伝達機構、G…現像装置、G0…現像ロール用ギア、GK,GY
,GM,GC…現像器、GP1…現像位置、駆動伝達位置、GP2,GP3,GP4…離
脱位置、GRk,GRy,GRm,GRc…現像ロール、U…画像形成装置。

Claims (6)

  1. 回転駆動する駆動ギアと、
    前記駆動ギアを、前記駆動ギアと噛合う従動ギア側に付勢する付勢部材と、
    前記駆動ギアの前記従動ギアに対する位置を規制するギア位置規制用係合部材と、
    回転不能な従動ギア軸と、
    前記従動ギア軸に回転可能に支持された前記従動ギアであって、前記駆動ギアに噛合う
    被駆動ギア部と、前記ギア位置規制用係合部材が押圧された状態で接触するギア位置規制
    用被係合部と、を有する前記従動ギアと、
    前記ギア位置規制用被係合部に対応して、前記従動ギア軸と前記従動ギアとの間に形成
    されたトルク上昇低減用空間と、
    を備えたことを特徴とする駆動伝達機構。
  2. 前記駆動ギアを揺動中心を中心として揺動させる揺動部材と、
    前記揺動部材を付勢することにより、前記駆動ギアを前記従動ギア側に付勢する付勢部
    材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の駆動伝達機構。
  3. 前記従動ギア軸および前記従動ギアを支持し且つ、前記駆動ギアに噛合って駆動が伝達
    される駆動伝達位置と、駆動ギアから離脱した離脱位置との間を移動する従動ギア支持部
    材、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の駆動伝達機構。
  4. 表面に現像剤を担持して回転可能且つ現像ロール用ギアを有する現像ロールと、
    回転駆動する駆動ギアと、
    前記駆動ギアを、前記駆動ギアと噛合う従動ギア側に付勢する付勢部材と、
    前記駆動ギアの前記従動ギアに対する位置を規制するギア位置規制用係合部材と、
    回転不能な従動ギア軸と、
    前記従動ギア軸に回転可能に支持された前記従動ギアであって、前記駆動ギアに噛合う
    被駆動ギア部と、前記ギア位置規制用係合部材が押圧された状態で接触するギア位置規制
    用被係合部と、前記現像ロール用ギアと噛合うギア部と、を有する前記従動ギアと、
    前記ギア位置規制用被係合部に対応して、前記従動ギア軸と前記従動ギアとの間に形成
    されたトルク上昇低減用空間と、
    を備えたことを特徴とする現像装置。
  5. 前記現像ロール、前記従動ギア軸および前記従動ギアを支持し且つ、現像剤を収容する
    現像容器を有する現像器を、複数有し、
    前記駆動ギアと前記従動ギアとが噛合って静電潜像をトナー像に現像する現像位置に、
    前記複数の現像器の中のいずれか一つを順次移動させることを特徴とする請求項4に記載
    の現像装置。
  6. 請求項4または5に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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