JP4567526B2 - 表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に設けられる投光源を表示状態に維持する表示装置に関し、特に、自動二輪車やオープンカーなど、表示スイッチが外部から操作可能に配置される車両におけるハザードランプの点滅回路技術に適用して有効なものである。
自動車や自動二輪車等の車両には、故障等により路上に非常停止することを他車等に知られるために、ハザード表示装置が設けられている。ハザード表示装置は車両に装着されるターンシグナルランプを左右同時に点滅表示させるものであり、通常、その制御回路は車両の進行方向を表示する方向指示器を兼ねた構成となっている。
このようなハザード表示装置としては、たとえば特許文献1に示されるようなものがあり、この場合、車両に搭載されるバッテリとターンシグナルランプとの間には左右のいずれか一方のターンシグナルランプを点滅表示させるためのターンシグナルスイッチと左右のターンシグナルランプを同時に点滅表示つまりハザード表示させるためのハザードスイッチとが設けられ、バッテリと各スイッチとの間には表示回路としてのターンシグナルリレーが設けられている。ターンシグナルスイッチが左右のいずれかに投入されると、これに対応した側のターンシグナルランプがターンシグナルスイッチを介してバッテリに接続されるとともにターンシグナルリレーが開閉動作し、所望の方向のターンシグナルランプが点滅表示される。一方、ハザードスイッチが投入されると、左右のターンシグナルランプがハザードスイッチを介してバッテリに接続されるとともにターンシグナルリレーが開閉動作し、左右両方のターンシグナルランプが同時に点滅表示される。
特開平8−239072号公報
しかしながら、特許文献1に示されるハザード表示装置では、ハザードスイッチは車両を始動させるためのイグニッションスイッチを介してバッテリに接続されているので、イグニッションスイッチが切られたときには、ハザードスイッチを投入してもターンシグナルランプには電流が供給されず、緊急時であってもターンシグナルランプをハザード表示させることができなかった。
本発明の目的は、車両のメインスイッチが切られても投光源を表示状態に維持することができる表示装置を提供することにある。
本発明の表示装置は、車両に設けられる投光源を表示状態に維持する表示装置であって、前記車両を始動させるメインスイッチと、電源と前記投光源との間に接続される表示スイッチと、前記電源と前記投光源との間に接続されるとともに前記メインスイッチを介して前記電源から制御電流が供給され、前記表示スイッチが投入されたときに作動して前記投光源を点滅表示させる点滅表示回路と、前記電源と前記投光源との間に接続される前記投光源の断線検出用の抵抗と、前記抵抗の前後の電圧値に基づいて前記投光源の表示状態を検出する比較測定器を備え、前記電源と前記投光源との間に接続され前記投光源が表示状態となったことを検出する表示状態検出回路と、前記電源と前記点滅表示回路との間に前記メインスイッチと並列に接続され、前記表示状態検出回路により前記投光源が表示状態となったことが検出されたときに前記電源から前記点滅表示回路へ制御電流を供給する制御電流維持回路とを有し、前記投光源が表示状態のときに前記メインスイッチが開かれても前記投光源を表示状態に維持することを特徴とする。
本発明の表示装置は、前記投光源は前記車両に設けられる右側のターンシグナルランプと左側のターンシグナルランプであり、前記右側のターンシグナルランプと前記左側のターンシグナルランプとを前記点滅表示回路により同時に点滅表示させることを特徴とする。
本発明の表示装置は、前記制御電流維持回路は、前記電源と前記点滅表示回路との間に接続され前記表示状態検出回路からの検出信号により通電状態に切り替えられるスイッチング素子と、前記表示状態検出回路からの検出信号により充電されるコンデンサと前記コンデンサに並列に接続される抵抗とから構成されるRCタイマ回路を備えることを特徴とする。
本発明の表示装置は、前記制御電流維持回路は、前記表示状態検出回路からの検出信号により通電状態に切り替えられる論理回路からなることを特徴とする。
本発明の表示装置は、点滅表示される前記投光源が滅状態となったときに前記表示状態検出回路の作動を停止させる省電力回路を有することを特徴とする。
本発明の表示装置は、前記車両の外部から操作可能に前記メインスイッチを配置することを特徴とする。
本発明によれば、投光源が表示状態のときには、メインスイッチと並列に設けられた制御電流維持回路を介して点滅表示回路に制御電流が供給されるので、投光源が表示状態のときにメインスイッチが開かれても投光源を表示状態に維持することができる。また、メインスイッチが開かれた状態のもとでは表示スイッチが投入されても点滅表示回路は作動しないので、表示スイッチを外部から操作可能に配置しても、悪戯等により表示スイッチが操作されて投光源が不要に表示されることを防止することができる。さらに、表示状態検出回路により投光源の表示状態を検出して制御電流維持回路を作動させるようにしたので、汎用性が高く、本発明を表示装置に容易に適用することができる。
また、本発明によれば、投光源の断線を検出する断線検出用の抵抗の電圧値に基づいて投光源の表示状態を検出するようにしたので、この表示装置の部品点数を減らしてコストを低減させることができる。
さらに、本発明を車両に装着される左右のターンシグナルランプを同時に点滅表示させるハザード表示装置に適用すると、非常時等にターンシグナルランプをハザード点滅表示させた状態のもとでイグニッションスイッチを切ってもハザード点滅表示を維持することができる。
さらに、本発明によれば、点滅表示される投光源が滅状態となったときには表示状態検出回路の作動を停止させるようにしたので、表示状態検出回路の消費電力を抑制して電源の負担を低減させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は自動二輪車の概略を示す上面図であり、車両である自動二輪車11の車体12には前輪12aと後輪12bが設けられており、車体12の中央部に設けられた座席13に着座した運転者はハンドル14を操作して走行する。
車体12の前方および後方の右側には投光源としての右側のターンシグナルランプ15aが設けられ、車体12の前方および後方の左側には投光源としての左側のターンシグナルランプ15bが設けられており、左右のターンシグナルランプ15a,15bのいずれか一方を点滅表示させることにより自動二輪車11の進行方向を他車等に知らせることができる。また、左右のターンシグナルランプ15a,15bを同時に点滅表示つまりハザード表示させることにより、故障等により路上に非常停止することを他車等に知られることができる。
図2は本発明の一実施の形態である表示装置を示す回路図であり、この自動二輪車11には、これらのターンシグナルランプ15a,15bを表示状態に維持するために、表示装置21が設けられている。この表示装置21は自動二輪車11の方向指示器を兼ねており、図2に示すように、制御ユニット22とスイッチユニット23とを有している。
制御ユニット22のケース24には駆動用電源端子25と駆動用出力端子26とが設けられ、駆動用電源端子25は車体12に搭載された電源つまりバッテリ27に接続されており、バッテリ27から駆動用電源端子25に入力された駆動電流は駆動用出力端子26から出力される。また、制御ユニット22には制御用電源端子28が設けられ、この制御用電源端子28はメインスイッチ29を介してバッテリ27に接続されており、メインスイッチ29が投入つまりオンされるとバッテリ27から制御用電源端子28に制御電流が供給される。なお、符号31〜33は、それぞれ過電流を遮断するためのフューズである。
ここで、図示する場合では、メインスイッチ29はイグニッションスイッチを兼ねており、このメインスイッチ29を投入することにより自動二輪車11つまり自動二輪車11の図示しないエンジンを始動させることができる。また、図1に示すように、スイッチユニット23は車体12のハンドル14の部分に自動二輪車11の外部から操作可能に配置されている。
スイッチユニット23は、左右のターンシグナルランプ15a,15bのいずれか一方を点滅表示させるためのターンシグナルスイッチ34と、左右のターンシグナルランプ15a,15bを同時に点滅表示つまりハザード表示させるための表示スイッチとしてのハザードスイッチ35とを有しており、それぞれのスイッチ34,35は駆動用出力端子26と各ターンシグナルランプ15a,15bとの間(つまりバッテリ27と各ターンシグナルランプ15a,15bとの間)に互いに並列に接続されている。ターンシグナルスイッチ34は駆動用出力端子26に接続される共通接点34aと右側のターンシグナルランプ15aに接続される右側接点34bと左側のターンシグナルランプ15bに接続される左側接点34cとを有しており、運転者の操作により共通接点34aは右側接点34bあるいは左側接点34cのいずれか一方に選択的に接続される。つまり、ターンシグナルスイッチ34が投入つまりオンされたときには、右側あるいは左側のいずれか一方のターンシグナルランプ15a,15bが駆動用出力端子26に接続される。一方、ハザードスイッチ35は駆動用出力端子26に接続される共通接点35aと右側のターンシグナルランプ15aに接続される右側接点35bと左側のターンシグナルランプ15bに接続される左側接点35cとを有しており、運転者の操作により投入つまりオンされると、共通接点35aは右側接点35bと左側接点35cの両方に接続される。つまり、ハザードスイッチ35がオンされたときには、右側のターンシグナルランプ15aと左側のターンシグナルランプ15bの両方が駆動用出力端子26に接続される。
ここで、車体12の前後に配置される2つの右側のターンシグナルランプ15aは互いに並列に接続され、車体12の前後に配置される2つの左側のターンシグナルランプ15bは互いに並列に接続されており、また、それぞれのターンシグナルランプ15a,15bのスイッチユニット23とは反対側の端子は接地されている。また、符号36a,36bは、それぞれ図示しない計器板に設けられる右側および左側のパイロットランプであり、これらのパイロットランプ36a,36bによりターンシグナルランプ15a,15bの作動が運転者に表示される。
ターンシグナルスイッチ34あるいはハザードスイッチ35がオンされたときにターンシグナルランプ15a,15bを点滅表示させるために、制御ユニット22には点滅表示回路41が設けられており、この点滅表示回路41は駆動用電源端子25と駆動用出力端子26との間(つまりバッテリ27と各ターンシグナルランプ15a,15bとの間)に接続されるウインカリレー42とウインカリレー42を駆動するための集積回路43とを有している。ウインカリレー42は駆動用電源端子25と駆動用出力端子26との間を断続可能なリレースイッチ42aとリレースイッチ42aを開閉駆動するためのリレーコイル42bとを有しており、リレーコイル42bに電流が供給されるとリレースイッチ42aは接続状態に切り替えられる。つまり、リレーコイル42bに電流が供給されるとリレースイッチ42aが閉じてバッテリ27からの駆動電流が駆動用出力端子26に供給され、リレーコイル42bへの電流供給が停止されるとリレースイッチ42aが開いて駆動用出力端子26への駆動電流の供給が停止される。
集積回路43は、図示しない発振回路や入力検出回路、電圧検出回路などを内蔵しており、ターンシグナルスイッチ34あるいはハザードスイッチ35がオンされたときに起動動作および発振動作してウインカリレー42を駆動する。この集積回路43は端子である8つのピン43a〜43hを備えており、1番ピン43aは接地用となっており、抵抗44とケース24に設けられた接地用端子45とを介して接地されている。2番ピン43bは電圧入力用となっており、この2番ピン43bは駆動用電源端子25に接続され、バッテリ27から電圧が負荷されている。3番ピン43cは出力用となっており、ウインカリレー42のリレーコイル42bを介して接地用端子45に接続されている。集積回路43に内蔵された図示しない発振回路が起動すると、発振回路の発振周期に基づいて3番ピン43cは2番ピン43bに断続的に接続され、これによりリレーコイル42bに電流が断続的に供給されてリレースイッチ42aは開閉動作する。4番ピン43dと5番ピン43eはそれぞれ発振回路の時定数設定用となっており、4番ピン43dと5番ピン43eとの間に接続される抵抗46と、4番ピン43dと2番ピン43bとの間に接続されるコンデンサ47とにより時定数が設定され、コンデンサ47の充放電により発振回路の発振周期が設定される。6番ピン43fは電源用であり、抵抗48を介して制御用電源端子28に接続されており、制御用電源端子28とメインスイッチ29とを介してバッテリ27から集積回路43つまり点滅表示回路41を作動させるための制御電流が入力される。7番ピン43gはターンシグナルランプ15a,15bの断線検出用であり、駆動用電源端子25と駆動用出力端子26との間(つまりバッテリ27とターンシグナルランプ15a,15bとの間)に接続されたターンシグナルランプ15a,15bの断線検出用の抵抗51を介して駆動用電源端子25に接続されている。7番ピン43gから入力される抵抗51の電圧値が規定範囲から外れると集積回路43に内蔵された図示しない電圧検出回路によりターンシグナルランプ15a,15bの断線が検出され、断線が検出されると発振回路の発振周期が早められ、これにより運転者に断線が通知される。8番ピン43hはスイッチユニット23の入力検出用となっており、抵抗52を介して駆動用出力端子26に接続されており、ターンシグナルスイッチ34あるいはハザードスイッチ35がオンされると、集積回路43に内蔵された図示しない入力検出回路によりスイッチ34,35がオンされたことが検出される。スイッチ34,35がオンされたことが検出されると、発振回路が起動してウインカリレー42の作動が開始され、ターンシグナルランプ15a,15bは点滅表示される。つまり、集積回路43はターンシグナルスイッチ34あるいはハザードスイッチ35がオンされたときに作動してターンシグナルランプ15a,15bを点滅表示させる。
図2に示すように、制御ユニット22にはメインスイッチ29が開かれてもターンシグナルランプ15a,15bを表示状態に維持するために、表示状態検出回路61と制御電流維持回路62とが設けられている。
表示状態検出回路61は駆動用電源端子25と駆動用出力端子26との間(つまりバッテリ27とターンシグナルランプ15a,15bとの間)に接続される比較測定器つまりコンパレータ63を有しており、このコンパレータ63の図示しない電源端子は駆動用電源端子25および接地用端子45に接続され、駆動用電源端子25を介してバッテリ27から供給される電流により作動する。コンパレータ63の正相端子63aは抵抗64と断線検出用の抵抗51とを介して駆動用電源端子25に接続され、反転端子63bは抵抗65を介して駆動用電源端子25に接続されており、正相端子63aと接地用端子45との間には抵抗66が接続され、反転端子63bと接地用端子45との間には抵抗67が接続されている。各抵抗64と抵抗65の抵抗値は同一に設定され、抵抗66と抵抗67の抵抗値は同一に設定されるとともに、これらの抵抗64〜67および断線検出用の抵抗51は、ハザードスイッチ35がオンされて左右のターンシグナルランプ15a,15bが同時に点灯したときにのみコンパレータ63の反転端子63bに負荷される電圧が正相端子63aに負荷される電圧より高くなるように設定されている。これにより、ターンシグナルランプ15a,15bが同時に点灯したときにのみコンパレータ63の出力端子63cからL信号つまり負の電圧が出力され、ターンシグナルスイッチ34がオンされて左右のいずれか一方のターンシグナルランプ15a,15bが点灯してもコンパレータ63の出力端子63cからL信号は出力されない。このように、コンパレータ63は断線検出用の抵抗51の前後の電圧値に基づいて左右のターンシグナルランプ15a,15bが同時に点灯したこと、つまりターンシグナルランプ15a,15bの表示状態を検出し、これを検出したときに検出信号としてL信号を出力する。
制御電流維持回路62はスイッチング素子であるPNP型のトランジスタ71とRCタイマ回路72とを有しており、トランジスタ71のコレクタは駆動用電源端子25に接続され、エミッタは抵抗48を介して集積回路43の6番ピン43fに接続されている。つまり、トランジスタ71はバッテリ27と点滅表示回路41との間にメインスイッチ29と並列に接続されている。また、トランジスタ71のベースは2つの抵抗73,74を介してコンパレータ63の出力端子63cに接続されており、トランジスタ71はコンパレータ63からのL信号により通電状態つまりオンに切り替えられる。一方、RCタイマ回路72は、トランジスタ71のベースと駆動用電源端子25との間に並列に接続されるコンデンサ75と抵抗76とを備えており、コンデンサ75はコンパレータ63からのL信号により充電され、コンパレータ63からL信号が出力されないとき、つまりターンシグナルランプ15a,15bが滅状態のときに放電してトランジスタ71を通電状態つまりオン状態に維持する。したがって、コンパレータ63からL信号が出力されたとき、つまりコンパレータ63によりターンシグナルランプ15a,15bが表示状態となったことが検出されたときにはトランジスタ71が通電状態に切り替えられ、集積回路43の電源用の6番ピン43fにはトランジスタ71を介してバッテリ27から制御電流が供給される。
この制御ユニット22には、ハザードスイッチ35がオンされることにより同時に点滅表示されるターンシグナルランプ15a,15bが滅状態つまり消灯した状態となったときにコンパレータ63の作動を停止させて消費電力を抑制するために、省電力回路81が設けられている。この省電力回路81はNPN型のトランジスタ82を有しており、このトランジスタ82のベースは抵抗83を介して集積回路43の3番ピン43cに接続され、コレクタはコンパレータ63の図示しない電源端子に接続され、エミッタは接地用端子45に接続されている。また、トランジスタ82のベースと接地用端子45との間には抵抗86が接続されている。これにより、集積回路43の発振回路が起動すると、集積回路43の3番ピン43cからリレーコイル42bに加えてトランジスタ82に電流が供給され、これによりトランジスタ82が通電状態に切り替えられてコンパレータ63に電流が供給される。つまり、リレーコイル42bに電流が供給されてターンシグナルランプ15a,15bが点灯するときにのみコンパレータ63が作動し、リレーコイル42bへの電流供給が停止されてターンシグナルランプ15a,15bが滅状態となったときにはコンパレータ63の作動は停止する。
次に、このような構造の表示装置21の作動について説明する。
まず、メインスイッチ29がオフされているときには、制御用電源端子28に制御電流は供給されず、また、制御電流維持回路のトランジスタ71もオフ状態であるので、集積回路43の電源用の6番ピン43fに制御電流は供給されず、ターンシグナルスイッチ34やハザードスイッチ35がオンされてもターンシグナルランプ15a,15bは点滅表示されない。したがって、メインスイッチを切っておけば、この自動二輪車11の駐車中に悪戯等によりターンシグナルスイッチ34やハザードスイッチ35が操作されても、ターンシグナルランプ15a,15bが表示されることがない。なお、メインスイッチ29は、その操作に専用のキー等が必要な構造とされており、これによりメインスイッチ29の悪戯等による操作が防止される。
メインスイッチ29がオンされると、制御用電源端子28を介してバッテリ27から集積回路43の6番ピン43fに制御電流が供給され、集積回路43が起動する。集積回路43が起動した状態のもとでターンシグナルスイッチ34が右側あるいは左側にオンされると、右側あるいは左側のいずれか一方のターンシグナルランプ15a,15bがターンシグナルスイッチ34を介して駆動用出力端子26に接続されるとともに、ターンシグナルスイッチ34がオンされたことが集積回路43の図示しない入力検出回路により検出されて発振回路が起動し、ウインカリレー42の開閉動作が開始される。これにより、左右のいずれか一方のターンシグナルランプ15a,15bは断続的に駆動電流が供給されて点滅表示される。このように、ターンシグナルスイッチ34の右側あるいは左側をオンすることにより、右側あるいは左側のターンシグナルランプ15a,15bを点滅表示させて自動二輪車11の進行方向を他車や通行人等に表示することができる。
一方、メインスイッチ29がオンされた状態のもとでハザードスイッチ35がオンされると、左右のターンシグナルランプ15a,15bがハザードスイッチ35を介して駆動用出力端子26に接続されるとともに、ハザードスイッチ35がオンされたことが集積回路43の図示しない入力検出回路により検出されて発振回路が起動し、ウインカリレー42の開閉動作が開始される。これにより、左右のターンシグナルランプ15a,15bに断続的に駆動電流が供給され、左右のターンシグナルランプ15a,15bは同時に点滅表示つまりハザード表示される。このように、ハザードスイッチ35をオンすることにより、左右のターンシグナルランプ15a,15bをハザード表示させて、たとえば非常停車することを他車や通行人等に知らせることができる。
ここで、この表示装置21では、表示状態検出回路61と制御電流維持回路62とが設けられているので、ハザードスイッチ35がオンされて左右のターンシグナルランプ15a,15bがハザード表示されているときにメインスイッチ29が開かれても、ターンシグナルランプ15a,15bがハザード表示状態に維持されるようになっている。つまり、ハザードスイッチ35がオンされてハザード表示される左右のターンシグナルランプ15a,15bが同時に点灯しているときには表示状態検出回路61のコンパレータ63からL信号が出力されて集積回路43にはトランジスタ71を介して制御電流が供給され、ハザード表示される左右のターンシグナルランプ15a,15bが同時に滅状態となったときにはRCタイマ回路72によりトランジスタ71が通電状態に維持されて集積回路43にはトランジスタ71を介して制御電流が供給されるので、メインスイッチ29をオフしても集積回路43に制御電流が供給され、ターンシグナルランプ15a,15bのハザード表示が維持される。
一方、ターンシグナルスイッチ34がオンされて左右のいずれか一方のターンシグナルランプ15a,15bが点滅表示されているときにメインスイッチ29がオフされた場合には、コンパレータ63はL信号を出力しないのでトランジスタ71はオフされ、集積回路43への制御電流の供給が成されず、ターンシグナルランプ15a,15bの点滅表示は停止される。
このように、この表示装置21では、ターンシグナルランプ15a,15bがハザード表示状態のときには、メインスイッチ29と並列に設けられた制御電流維持回路62を介して集積回路43に制御電流が供給されるので、ターンシグナルランプ15a,15bがハザード表示状態のときにメインスイッチ29が開かれてもターンシグナルランプ15a,15bをハザード表示状態に維持することができる。一方、メインスイッチ29が開かれた状態のもとでは、ハザードスイッチ35がオンされても集積回路43は作動しないので、ハザードスイッチ35を外部から操作可能に配置しても、悪戯等によりハザードスイッチ35が操作されてターンシグナルランプ15a,15bが不要に表示されることを防止することができる。さらに、表示状態検出回路61によりターンシグナルランプ15a,15bの表示状態を検出して制御電流維持回路62を作動させる構造としたので、汎用性が高く、本発明を他の表示装置に容易に適用することができる。
また、この表示装置21では、ターンシグナルランプ15a,15bの断線を検出する断線検出用の抵抗51の電圧値に基づいてターンシグナルランプ15a,15bの表示状態を検出するようにしたので、この表示装置21の部品点数を減らしてコストを低減させることができる。
さらに、この表示装置21では、ハザード表示されるターンシグナルランプ15a,15bが滅状態となったときにはコンパレータ63の作動を停止させるようにしたので、表示状態検出回路61の消費電力を抑制してバッテリ27の負担を低減させることができる。
図3は図2に示す表示装置の変形例を示す回路図であり、図2に示す表示装置21では表示状態検出回路61はコンパレータ63によりターンシグナルランプ15a,15bの表示状態を検出して制御電流維持回路62のトランジスタ71をオンさせるようにしているが、図3に示す表示装置91に用いられる表示状態検出回路92ではNPN型のトランジスタ93を用いて制御電流維持回路62のトランジスタ71をオンさせるようにしている。つまり、制御ユニット22のケース24にはハザードスイッチ35の右側接点35bと右側のターンシグナルランプ15aとの間に接続される検出用端子94が設けられており、トランジスタ93のベースは2つの抵抗96,97を介して検出用端子94に接続されている。また、トランジスタ93のエミッタは接地用端子45に接続され、また、トランジスタ93のベースとエミッタとの間には抵抗102が接続され、トランジスタ93のエミッタと抵抗96,97の接続ノードとの間にはコンデンサ103が接続されている。さらに、トランジスタ93のコレクタは抵抗73を介して制御電流維持回路62のトランジスタ71のベースに接続されている。さらに、ハザードスイッチ35と検出用端子94との接続ノードとターンシグナルランプ15aとの間には逆流防止用のダイオード104が接続される。
メインスイッチ29がオンされた状態のもとでハザードスイッチ35がオンされ、左右のターンシグナルランプ15a,15bがハザード表示されると、駆動用出力端子26からハザードスイッチ35を介して検出用端子94に駆動電流が供給され、この駆動電流によりトランジスタ71のベースに電圧が負荷されてトランジスタ71は通電状態に切り替えられ、これによりトランジスタ93が通電状態に切り替えられて集積回路43に制御電流が供給される。また、トランジスタ71は通電状態のときにはRCタイマ回路72のコンデンサ103は充電され、ターンシグナルランプ15a,15bが滅状態になったときには、コンデンサ103の放電によりトランジスタ93は通電状態に維持される。したがって、ハザードスイッチ35がオンされて左右のターンシグナルランプ15a,15bがハザード表示されているときにメインスイッチ29がオフされても、制御電流維持回路62により集積回路43に対する制御電流の供給が維持され、ターンシグナルランプ15a,15bのハザード表示は維持される。
なお、図3においては、前述した部材に対応する部材には同一の符号が付されている。
図4は、図2における具体的実施構造において、制御電流維持回路として論理回路を用いた構造であって、図示する場合では、論理回路としてDラッチ回路104が用いられている。Dラッチ回路104は、ハザードスイッチ35がオンされることによりG(ゲート)端子にH信号が入力されるとともに、表示状態検出回路61からD(データ)端子に検出信号つまりH信号が入力されたときに通電状態に切り替えられ、Q端子からH信号を出力して集積回路43に制御電流を供給する。また、ハザードスイッチ35がオンされたままメインスイッチ29が開かれて、G端子への入力がL信号となり、D端子に信号が入力されないときには、Q端子は出力状態に保持され、これにより集積回路43への制御電流の供給は維持される。一方、ターンシグナルスイッチ34がオンされたときには、G端子とD端子にはそれぞれL信号が入力され、Q端子からはL信号が出力されて集積回路43には制御電流が供給されない。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、トランジスタ71,82,93については、それぞれNPN型やPNP型に限らず、FETなどの他のスイッチング素子を用いることも可能である。
さらに、本実施の形態においては、表示装置21には省電力回路81が設けられているが、これは設けられていなくても良い。
さらに、本実施の形態においては、本発明の表示装置21を自動二輪車11に適用しているが、他の車両に適用してもよく、特に、オープンカーなど、ハザードスイッチ35が外部から操作可能に配置される車両に適用するとよい。
さらに、本実施の形態においては、投光源はターンシグナルランプ15a,15bとされ、表示スイッチはハザードスイッチ35とされているが、他車や歩行者等に向けて表示される投光源とこれを作動させるスイッチであれば、これに限られない。
自動二輪車の概略を示す上面図である。 本発明の一実施の形態である表示装置を示す回路図である。 図2に示す表示装置の変形例を示す回路図である。 図2に示す表示装置の第2の変形例を示す回路図である。
符号の説明
11 自動二輪車
12 車体
12a 前輪
12b 後輪
13 座席
14 ハンドル
15a 右側のターンシグナルランプ
15b 左側のターンシグナルランプ
21 表示装置
22 制御ユニット
23 スイッチユニット
24 ケース
25 駆動用電源端子
26 駆動用出力端子
27 バッテリ
28 制御用電源端子
29 メインスイッチ
31〜33 フューズ
34 ターンシグナルスイッチ
34a 共通接点
34b 右側接点
34c 左側接点
35 ハザードスイッチ
35a 共通接点
35b 右側接点
35c 左側接点
36a 右側のパイロットランプ
36b 左側のパイロットランプ
41 点滅表示回路
42 ウインカリレー
42a リレースイッチ
42b リレーコイル
43 集積回路
43a〜43h ピン
44 抵抗
45 接地用端子
46 抵抗
47 コンデンサ
48 抵抗
51,52 抵抗
61 表示状態検出回路
62 制御電流維持回路
63 コンパレータ
63a 正相端子
63b 反転端子
63c 出力端子
64〜67 抵抗
71 トランジスタ
72 RCタイマ回路
73,74 抵抗
75 コンデンサ
76 抵抗
81 省電力回路
82 トランジスタ
83 抵抗
86 抵抗
91 表示装置
92 表示状態検出回路
93 トランジスタ
94 検出用端子
96,97 抵抗
102 抵抗
103 コンデンサ
104 Dラッチ回路

Claims (6)

  1. 車両に設けられる投光源を表示状態に維持する表示装置であって、
    前記車両を始動させるメインスイッチと、
    電源と前記投光源との間に接続される表示スイッチと、
    前記電源と前記投光源との間に接続されるとともに前記メインスイッチを介して前記電源から制御電流が供給され、前記表示スイッチが投入されたときに作動して前記投光源を点滅表示させる点滅表示回路と、
    前記電源と前記投光源との間に接続される前記投光源の断線検出用の抵抗と、
    前記抵抗の前後の電圧値に基づいて前記投光源の表示状態を検出する比較測定器を備え、前記電源と前記投光源との間に接続され前記投光源が表示状態となったことを検出する表示状態検出回路と、
    前記電源と前記点滅表示回路との間に前記メインスイッチと並列に接続され、前記表示状態検出回路により前記投光源が表示状態となったことが検出されたときに前記電源から前記点滅表示回路へ制御電流を供給する制御電流維持回路とを有し、
    前記投光源が表示状態のときに前記メインスイッチが開かれても前記投光源を表示状態に維持することを特徴とする表示装置。
  2. 請求項1記載の表示装置において、前記投光源は前記車両に設けられる右側のターンシグナルランプと左側のターンシグナルランプであり、前記右側のターンシグナルランプと前記左側のターンシグナルランプとを前記点滅表示回路により同時に点滅表示させることを特徴とする表示装置。
  3. 請求項1または2記載の表示装置において、前記制御電流維持回路は、前記電源と前記点滅表示回路との間に接続され前記表示状態検出回路からの検出信号により通電状態に切り替えられるスイッチング素子と、前記表示状態検出回路からの検出信号により充電されるコンデンサと前記コンデンサに並列に接続される抵抗とから構成されるRCタイマ回路を備えることを特徴とする表示装置。
  4. 請求項1または2記載の表示装置において、前記制御電流維持回路は、前記表示状態検出回路からの検出信号により通電状態に切り替えられる論理回路からなることを特徴とする表示装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置において、点滅表示される前記投光源が滅状態となったときに前記表示状態検出回路の作動を停止させる省電力回路を有することを特徴とする表示装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置において、前記車両の外部から操作可能に前記メインスイッチを配置することを特徴とする表示装置。
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