JP5941307B2 - 灯体制御装置 - Google Patents
灯体制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5941307B2 JP5941307B2 JP2012068388A JP2012068388A JP5941307B2 JP 5941307 B2 JP5941307 B2 JP 5941307B2 JP 2012068388 A JP2012068388 A JP 2012068388A JP 2012068388 A JP2012068388 A JP 2012068388A JP 5941307 B2 JP5941307 B2 JP 5941307B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- level
- turn signal
- signal
- resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
Description
運転者がスイッチユニット23におけるターンシグナルスイッチ(図1において不図示)を投入することにより、左右のターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bのいずれか一方を点滅表示、つまりターンシグナル表示(T/S表示)させ、自動二輪車11の進行方向を他車等に知らせることができる。
また、運転者がスイッチユニット23におけるハザードスイッチ(図1において不図示)を投入することにより、左右のターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bを同時に点滅表示、つまりハザード表示させることにより、故障等により路上に非常停止することを他車等に知らせることができる。
さらに、後述するように、制御ユニット(図1において不図示)によりターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bの断線が検出されると、点滅表示(断線表示)の周期が早められ、これにより運転者に灯体の断線が通知される。
図1に示す自動二輪車11には、灯体15a,15b(ターンシグナルランプ15a、ターンシグナルランプ15b)の表示状態を制御するために、車両用灯体制御装置21(灯体制御装置)が設けられている。車両用灯体制御装置21は、自動二輪車11の方向指示器を兼ねており、図2に示すように、制御ユニット22とSW(T/S,HAZ)23(スイッチユニット23)とを有している。
ここで、図示する場合では、メインスイッチ29はイグニッションスイッチを兼ねており、運転者が、このメインスイッチ29を投入することにより自動二輪車11の図示しないエンジンを始動させることができる。また、運転者が、メインスイッチ29を投入、つまりオンすると、バッテリ27から制御用電源端子IGに制御用電流が供給される。この制御用電流は、ダイオードDA11を介してスイッチング素子24(FET;電界効果トランジスタ)のゲート端子に供給される。スイッチング素子24は、メインスイッチ29の投入により通電状態に切り替えられ駆動用電源端子Bを介して、集積回路IC1(第1の制御回路)、及び集積回路IC2(第2の制御回路)へ、動作のための制御電流を供給する。
ターンシグナルスイッチ34、及びハザードスイッチ35は、駆動用出力端子Lとターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bとの間に互いに並列に接続されている。
なお、図2〜図4において、端子としてのピン、内部の回路部、及び手段を示す符号は、その末尾に集積回路IC1では「a」の符号を、集積回路IC2では「b」の符号を、それぞれ付加して示している。例えば、1番ピンを、集積回路IC1では1番ピン41aと、集積回路IC2では1番ピン41bとして示している。
集積回路IC1は、負荷検出部50a、及び駆動部60aを含んで構成される。
負荷検出部50aは、負荷検出手段51a、及び閾値切替手段52aを含んで構成され、駆動部60aは、充放電電位検出手段61a、パルス生成手段(リレー駆動手段)62a、負荷電位検出手段63a、及び充放電切替手段64aを含んで構成される。
集積回路IC1の2番ピン42a、及び6番ピン46aは動作電圧入力用であり、それぞれ駆動用電源端子Bに接続され、バッテリ27から電源電圧が供給される。同様に、集積回路IC2の2番ピン42b、及び6番ピン46bは動作電圧入力用であり、それぞれ駆動用電源端子Bに接続され、バッテリ27から電源電圧が供給される。集積回路IC1、及び集積回路IC2の内部回路は、それぞれ、これらの動作電圧入力用ピンに接続され、動作のための電圧を駆動用電源端子Bから供給されて動作する。
一方、集積回路IC2の3番ピン43bは、駆動信号出力用となっており、タイマ回路26に接続される。IC2に内蔵された後述するパルス生成手段62bが、ハザード表示状態において、集積回路IC1におけるパルス生成手段62aが出力する駆動信号に同期した周期的な駆動信号を、3番ピン43bを介してタイマ回路26に供給する。タイマ回路26は、3番ピン43bを介して入力される駆動信号に応じて、スイッチング素子24の通電状態を維持する擬似IGN信号(制御用電流)を、ダイオードDA12を介してスイッチング素子24に供給する。
タイマ駆動回路262におけるNPN型バイポーラトランジスタQ2において、ベース端子は抵抗R19を介して集積回路IC2の3番ピン43bに接続され、コレクタ端子は抵抗R17を介して容量C8の他端に接続され、エミッタ端子はスイッチング素子24に接続される。
一方、HAZ保持タイマ回路261において、容量C8の一端は駆動用電源端子Bに接続され、他端は抵抗R17を介してNPN型バイポーラトランジスタQ2のコレクタ端子に接続される。IC2に内蔵されたパルス生成手段62bが周期的な駆動信号をNPN型バイポーラトランジスタQ2のベース端子に供給することにより、タイマ駆動回路262は容量C8の他端を所定電圧レベル(ここではLレベルとする)と電源電圧レベル(ここではHレベルとする)との間で駆動し、容量C8を充放電する。
容量C8が充電されたとき、つまり容量C8の他端がLレベルとなったとき、PNP型バイポーラトランジスタQ1のベース端子の電圧レベルは、Lレベル(PNP型バイポーラトランジスタQ1が十分オンする電圧レベル)となる。一方、容量C8が放電されたとき、つまり容量C8の他端がHレベルとなったとき、PNP型バイポーラトランジスタQ1のベース端子の電圧レベルは、Hレベルとなるが、このレベルは、抵抗R15、及び抵抗R16により、上記のLレベルより高い電圧レベルであるが、PNP型バイポーラトランジスタQ1がオンする電圧レベルに設定される。つまり、容量C8が充放電動作を繰り返す期間、PNP型バイポーラトランジスタQ1は、通電状態つまりオン状態に移行する。
つまり、集積回路IC2に内蔵された後述するパルス生成手段62bが、ハザード表示状態において、集積回路IC1におけるパルス生成手段62aが出力する駆動信号に同期した周期的な駆動信号を供給する(詳細後述)。これにより、タイマ回路26は、3番ピン43bを介して入力される駆動信号に応じて、スイッチング素子24の通電状態を維持する擬似IGN信号を、駆動用電源端子Bから、ダイオードDA12を介してスイッチング素子24に供給する。
また、抵抗R13、及び抵抗R14は、ツェナーダイオードZD3のカソード端子とアノード端子の間に直列接続されて分圧回路を構成し、この分圧回路の出力が4番ピン44bに接続される。定電圧発生手段28は、スイッチング素子24が通電状態にある場合、ツェナーダイオードZD3のカソード端子とアノード端子との間に定電圧を発生し、その定電圧を抵抗R13及び抵抗R14により分圧し、分圧後の電圧レベル(バッテリ27の電圧レベルより所定電圧レベルだけ降下した定電圧レベル)を4番ピン44bに対して出力する。この分圧後の電圧レベルは、灯体(ターンシグナルランプ)がハザード表示状態において点灯している期間を他の期間から区別するために設定される。4番ピン44bは、充放電電位検出手段61bに接続される。充放電電位検出手段61bは、4番ピン44bの電圧レベル(定電圧発生手段28が発生する固定された電圧レベル)と、負荷検出部50bの検出結果(出力信号C50b)との比較判定結果(出力信号C61b)を、パルス生成手段62bに対して出力する。なお、図4に示す充放電切替手段64bは、充放電切替手段64aと同様、その出力端子は5番ピン45bに接続されるが、5番ピン45bは集積回路IC1の5番ピン45aと相違して使用されない。
負荷検出手段51aは、図3に示すように、コンパレータK1により構成される。コンパレータK1において、反転入力端子が7番ピン47aを介して抵抗RCSの他端に接続されて、バッテリ27の電源電圧(電源電圧Vccとする)の電圧レベルを抵抗RCS(第1の抵抗)により降下した電圧レベルの信号(第1の電圧降下信号)が入力される。一方、非反転入力端子(以下、正転入力端子とよぶ)には、バッテリ27の電源電圧Vccから所定電圧レベル降下させた電圧レベル(図示する例では電源電圧Vccから49mV降下させた電圧レベル)が基準電圧レベルとして入力される。
いずれのコンパレータK1も、反転入力端子に入力される電圧レベルが正転入力端子に入力される電圧レベルより高い場合、Lレベルの出力信号を、反転入力端子に入力される電圧レベルが正転入力端子に入力される電圧レベルより低い場合、Hレベルの出力信号を出力する。反転入力端子に入力される電圧レベルは、灯体の表示状態、さらに点灯期間にあるか消灯期間にあるかにより異なるように、抵抗RCSの抵抗値、抵抗R11の抵抗値、及び抵抗R12の抵抗値を設定することにより決定される。
抵抗R11,及び抵抗R12の抵抗値を上記のように設定したことにより、ハザード表示状態の点灯期間において、コンパレータK1の反転入力端子の電圧レベルは、正転入力端子の電圧レベルより低くなる。従って、この期間では、コンパレータK1は、Hレベルの出力信号を出力端子から出力する。一方、ハザード表示状態の消灯期間、T/S表示状態の点灯期間、T/S表示状態の消灯期間、断線表示状態の点灯期間、及び断線表示状態の消灯期間において、コンパレータK1の反転入力端子の電圧レベルは、正転入力端子の電圧レベルより高くなる。従って、これらの期間では、コンパレータK1は、Lレベルの出力信号を出力端子から出力する。
抵抗R63a3の一端は6番ピン46aを介して駆動用電源端子Bに接続され、他端はコンパレータK2の正転入力端子、及び抵抗R63a4の一端に接続される。抵抗R63a4の他端は、コンパレータK3の反転入力端子、及び抵抗R63a5の一端に接続される。抵抗R63a5の他端は、1番ピン41aに接続される。
すなわち、コンパレータK2は、基準電圧レベルVref2≧入力電圧レベルVinのときHレベルの出力信号を出力し、基準電圧レベルVref2<入力電圧レベルVinとなるとLレベルの出力信号を出力する。一方、コンパレータK3は、入力電圧レベルVin>基準電圧レベルVref3のときHレベルの出力信号を出力し、入力電圧レベルVin≦基準電圧レベルVref3となるとLレベルの出力信号を出力する。
負荷電位検出手段63aは、コンパレータK2、及びコンパレータK3の出力信号から否定的論理和を演算し、演算結果である出力信号N63aをパルス生成手段62aに対して出力する。
充放電切替手段64aの出力は5番ピン45aに接続され、この出力信号N63aに応じて、5番ピン45aを駆動する。
ターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bのうち少なくとも一方が点灯期間に入ると、コンパレータK2において基準電圧レベルVref2<入力電圧レベルVinとなるので、コンパレータK2はLレベルの出力信号を出力する。これに応じて、負荷電位検出手段63aはHレベルの出力信号I63aを出力する。充放電切替手段64aは、5番ピン45aを駆動する。これにより、充放電回路25における容量C1が、抵抗R1、及び充放電切替手段64aを介して充電され、4番ピン44aの電圧レベルがHレベルからLレベルへ変化する。
一方、ターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bのうち少なくとも一方が消灯期間に入ると、コンパレータK2において基準電圧レベルVref2>入力電圧レベルVinとなる。コンパレータK2はHレベルの出力信号を出力し、これに応じて負荷電位検出手段63aはLレベルの出力信号I63aを出力する。充放電切替手段64aは、5番ピン45aを駆動する。これにより、充放電回路25における容量C1が、抵抗R1、及び充放電切替手段64aを介して放電され、4番ピン44aの電圧レベルがLレベルからHレベルへ変化する。
ハザード表示における点灯期間の場合、充放電電位検出手段61bの出力信号C61bはLレベルであり(詳細後述)、パルス生成手段62bにおけるバッファ回路B62bはHレベルの出力信号を出力して、NPN型バイポーラトランジスタQ2をオンする。これにより、タイマ回路26は、容量C8の充電に応じてPNP型バイポーラトランジスタQ1をオンさせ、擬似IGN信号を出力し、スイッチング素子24を通電状態にする。
閾値切替手段52aは、負荷検出手段51aの出力信号のレベルに応じて閾値切替手段52aの出力信号C50aを、2通りに切り替える。例えば、閾値切替手段52aは、出力信号C50aのレベルを、HレベルとLレベルとの間で切り替えることにより、駆動部60aにおける充放電電位検出手段61aが入力レベルを判定させる際の閾値電圧レベルを切り替える。
つまり、充放電電位検出手段61aは、その出力信号がHレベル(電圧レベルVOHとする)からLレベル(電圧レベルVOLとする)に遷移する際の閾値電圧レベルVthHと、VOLからVOHに遷移する際の閾値電圧レベルVthLが異なる、いわゆるヒステリシス特性を有する。
集積回路IC2では、抵抗R11,及び抵抗R12(第2の抵抗)の抵抗値を、ハザード表示状態の点灯期間において、集積回路IC2のコンパレータK1の反転入力端子の電圧レベルが、正転入力端子の電圧レベルより低くなるように設定している。従って、ハザード表示状態の点灯期間は、コンパレータK1は、Hレベルの出力信号を出力端子から出力し、閾値切替手段52bは、Lレベルの出力信号C50bを充放電電位検出手段61bに対して出力する。
一方、抵抗R11,及び抵抗R12(第2の抵抗)の抵抗値を、ハザード表示状態の消灯期間、T/S表示状態の点灯期間、T/S表示状態の消灯期間、断線表示状態の点灯期間、及び断線表示状態の消灯期間において、コンパレータK1の反転入力端子の電圧レベルが、正転入力端子の電圧レベルより高くなるに設定している。従って、これらの期間では、コンパレータK1は、Lレベルの出力信号を出力端子から出力し、閾値切替手段52bは、Hレベルの出力信号C50bを充放電電位検出手段61bに対して出力する。
[T/S表示動作]
まず、メインスイッチ29がオフされているときには、制御用電源端子IGに制御用電流は供給されず、スイッチング素子24は非通電状態にあり、集積回路IC1、及び集積回路IC2は動作しない。そのため、ターンシグナルスイッチ34またはハザードスイッチ35のいずれか一方がオンされても、ターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bのいずれも点滅表示しない。したがって、メインスイッチを切っておけば、この自動二輪車11の駐車中に悪戯等により、ターンシグナルスイッチ34またはハザードスイッチ35が操作されても、ターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bのいずれも表示状態に移行することはない。なお、メインスイッチ29は、その操作に専用のキー等が必要な構造とされており、これによりメインスイッチ29の悪戯等による操作が防止される。
これにより、集積回路IC1の負荷電位検出手段63aにおいて、コンパレータK3がLレベルの出力信号を出力し、負荷電位検出手段63aはHレベルの出力信号N63aを出力する。このとき、集積回路IC1の4番ピン44aは、バッテリ27の電圧レベルと同じレベル(Hレベル)にあり、集積回路IC1のおける充放電電位検出手段61aは、入力端子に入力される入力電圧レベルVin>「C1放電→充電切替閾値」であり、Lレベルの出力信号C61a(比較判定結果)を出力する。これにより、集積回路IC1のパルス生成手段62aにおいて、バッファ回路B62aはHレベルの出力信号を出力し、リレーRL1のリレーコイルに電流を供給する。リレーRL1において、ウインカスイッチがオンし、右側あるいは左側のいずれか一方のターンシグナルランプ(ターンシグナルランプ15a、ターンシグナルランプ15bのうちのいずれか一方)は、バッテリ27から電流が供給され、点灯する(点灯期間へ移行する)。
上述の様に、メインスイッチ29がオンされた状態のもとでターンシグナルスイッチ34がオンされると、上述した右側あるいは左側のターンシグナルランプ15a、ターンシグナルランプ15bを、周期的に点滅表示させるターンシグナル点滅表示動作を行う。このとき、オンさせた側のターンシグナルランプ15aまたはターンシグナルランプ15bのいずれか一方の2つのターンシグナルランプのうちの1つに断線がある(一灯断線がある)場合、残りの断線のない方のターンシグナルランプの点滅周期を早めて点滅表示(一灯断線表示)させることができる。
この場合、点灯期間において、負荷検出手段51a(コンパレータK1)の正転入力端子の電圧レベル<反転入力端子の電圧レベルとなるように、7番ピン47aに接続された抵抗RCS(負荷検出抵抗1)の抵抗値が設定されている。そのため、負荷検出手段51aは、Lレベルの出力信号を出力している。これにより、閾値切替手段52aは、充放電電位検出手段61aの閾値電圧レベルを「一灯断線時容量C1充電→放電切替閾値」に設定している。図5の時刻t2において、集積回路IC1の充放電切替手段64aが、充放電回路25における容量C1を放電し、5番ピン45aの電圧レベルはHレベルからLレベルへと遷移する。これにより、4番ピン44aの電圧レベルは、HレベルからLレベルへと遷移する。4番ピン44aの電圧レベルがこの閾値電圧レベルまで下降すると、充放電電位検出手段61aは出力信号C61aをLレベルからHレベルへと遷移させる。これにより、集積回路IC1のパルス生成手段62aは、リレーRL1のリレーコイルへの電流供給を停止する。リレーRL1において、ウインカスイッチがオフし、右側あるいは左側のいずれか一方のターンシグナルランプ(ターンシグナルランプ15a、ターンシグナルランプ15bのいずれか一方)のうちの断線のない方のターンシグナルランプは、バッテリ27からの電流供給が停止され、消灯する(消灯期間へ移行する)。
ハザード表示における点滅周期は、上述したT/S表示における点滅周期と同じである。これは抵抗RCSの抵抗値が、負荷検出手段51aが一灯断線表示における点灯期間を検出するように設定されているためである。そのため、ハザード表示における回路動作は、上述したT/S表示における回路動作と同じであり、その詳細な説明は省略する。
ハザード表示では、メインスイッチ29がオンされた状態のもとでハザードスイッチ35がオンされると、左右のターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bがハザードスイッチ35を介して駆動用出力端子Lに接続される。また、ハザードスイッチ35がオンされたことが集積回路IC1により検出されて発振回路(駆動部60a)が起動し、リレーRL1の開閉動作が開始される。これにより、左右両方のターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bは、断続的に駆動電流が供給されて点滅表示する。この点滅周期(発振回路の周期に等しい)は、充放電回路25の充放電周期、すなわち、4番ピン44aの電圧レベルが「ターンシグナル時容量C1充電→放電切替閾値」と「C1放電→充電切替閾値」との間を繰り返す周期に一致する。このように、ハザードスイッチ35をオンすることにより、左右両方のターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bを、周期的に点滅表示(ハザード表示)させて、たとえば非常停車することを他車や通行人等に知らせることができる。
つまり、ハザード表示状態の点灯期間において、抵抗R11及び抵抗R12(負荷検出抵抗2)からなる分圧回路の出力が接続された負荷検出手段51b(コンパレータK1)の反転入力端子には、T/S表示状態の点灯期間における負荷検出手段51aの反転入力端子に抵抗RCS(負荷検出抵抗1)から入力される信号(第1の電圧降下信号)と同じ電圧レベルの出力信号(第2の電圧降下信号)が入力される。これにより、ハザード表示状態の点灯期間においてのみ、コンパレータK1は、正転入力端子の電圧レベル>反転入力端子の電圧レベルとなり、Hレベルの出力信号を出力する。集積回路IC2の閾値切替手段52bは、充放電電位検出手段61bの閾値電圧レベルを、「ターンシグナル時容量C1充電→放電切替閾値」に設定する。充放電電位検出手段61bでは、定電圧発生手段28が充放電電位検出手段61bの入力端子の電圧レベルVinを、「ターンシグナル時容量C1充電→放電切替閾値」より高いレベルに固定している。そのため、充放電電位検出手段61bはLレベルの出力信号C61b(比較結果)を出力する。パルス生成手段62aは、点灯期間の開始時に負荷電位検出手段63bからHレベルの出力信号C61bが入力されるので、3番ピン43bからHレベルの駆動信号をタイマ回路26へ出力する。
この場合、T/S表示状態の点灯期間において、抵抗R11及び抵抗R12(負荷検出抵抗2)からなる分圧回路の出力が接続された負荷検出手段51b(コンパレータK1)の反転入力端子には、断線表示状態の点灯期間における負荷検出手段51aの反転入力端子に抵抗RCS(負荷検出抵抗1)から入力される信号(第1の電圧降下信号)と同じ電圧レベルの信号(第2の電圧降下信号)が入力される。これにより、T/S表示状態の点灯期間において、コンパレータK1は、正転入力端子の電圧レベル<反転入力端子の電圧レベルとなり、Lレベルの出力信号を出力する。集積回路IC2の閾値切替手段52bは、充放電電位検出手段61bの閾値電圧レベルを、「一灯断線時容量C1充電→放電切替閾値」に設定する。充放電電位検出手段61bでは、定電圧発生手段28が充放電電位検出手段61bの入力端子の電圧レベルVinを、「一灯断線時容量C1充電→放電切替閾値」より低いレベルに固定している。そのため、充放電電位検出手段61bはHレベルの出力信号C61b(比較結果)を出力する。パルス生成手段62aは、点灯期間の開始時に負荷電位検出手段63bからHレベルの出力信号C61bが入力されるので、3番ピン43bからLレベルの駆動信号をタイマ回路26へ出力する。
このように、集積回路IC2は3番ピン43bからLレベルの駆動信号を出力し、Hレベルの駆動信号を出力しない。そのため、タイマ回路26は動作しないので、スイッチング素子24はオフされ、集積回路IC1、及び集積回路IC2はスイッチング素子24を介して制御電流が供給されず、ターンシグナルランプ15a、及びターンシグナルランプ15bのうちいずれか一方のターンシグナルランプの点滅表示は停止される。
本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせ、ないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であれば成し得る各種変形、修正を含むことは勿論である。
Claims (2)
- 車両に設けられる灯体と、
電源から前記灯体へ流れる電流を制御するリレーと、
前記リレーと前記灯体との間に接続される表示スイッチと、
前記電源と前記リレーとの間に接続され、前記灯体の表示状態を検出する第1の抵抗と、
前記第1の抵抗と並列に接続される第2の抵抗と、
前記電源の電圧レベルを前記第1の抵抗により降下した第1の電圧降下信号が入力される第1の制御回路と、
前記第1の電圧降下信号を前記第2の抵抗により分圧した第2の電圧降下信号が入力される第2の制御回路と、
車両を始動させるメインスイッチの投入により通電状態に切り替えられるスイッチング素子であって、前記第1の制御回路、及び前記第2の制御回路へ制御電流を供給するスイッチング素子と、
を備え、前記表示スイッチが操作されると前記灯体を点灯期間と消灯期間とを繰り返す点滅表示させるように制御する灯体制御装置であって、
前記第1の制御回路は、
前記第1の電圧降下信号に基づいて、前記灯体に断線がある際の前記灯体の表示状態が点灯期間にあるか否かを検出する第1の負荷検出部と、
前記第1の負荷検出部の検出結果と、前記灯体の点灯期間に充電され、消灯期間において放電される充放電手段の電圧レベルの変化との比較判定結果に応じて、前記リレーのオンまたはオフの周期を切り替える駆動信号を出力する第1の駆動部と、を有し、
前記第2の制御回路は、
前記第2の電圧降下信号に基づいて、前記表示スイッチの投入により指定される前記灯体の表示状態が点灯期間にあるか否かを検出する第2の負荷検出部と、
前記第2の負荷検出部の検出結果と、点灯期間における前記表示スイッチの投入により指定される前記灯体の表示状態に対応して設定された電圧レベルとの比較判定結果に応じて、前記スイッチング素子の通電状態を維持する駆動信号を出力する第2の駆動部と、を有することを特徴とする灯体制御装置。 - 前記灯体は前記車両に設けられる右側のターンシグナルランプと左側のターンシグナルランプであり、
前記表示スイッチは、前記右側のターンシグナルランプと前記左側のターンシグナルランプとのいずれか一方を前記第1の制御回路により点滅表示させる第1の表示状態と、前記右側のターンシグナルランプと前記左側のターンシグナルランプとの両方を前記第1の制御回路により同時に点滅表示させる第2の表示状態とを指定するスイッチであり、
前記第2の抵抗は、
前記表示スイッチの投入により前記第1の表示状態を指定する場合、点灯期間における前記第2の電圧降下信号のレベルが、前記灯体に断線がある際の前記灯体の表示状態が点灯期間にあるときの前記第1の電圧降下信号のレベルとなり、
前記表示スイッチの投入により前記第2の表示状態を指定する場合、点灯期間における前記第2の電圧降下信号のレベルが、前記第1の表示状態が点灯期間にあるときの前記第1の電圧降下信号のレベルとなる
ように設定されることを特徴とする請求項1記載の灯体制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012068388A JP5941307B2 (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 灯体制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012068388A JP5941307B2 (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 灯体制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013199186A JP2013199186A (ja) | 2013-10-03 |
JP5941307B2 true JP5941307B2 (ja) | 2016-06-29 |
Family
ID=49519768
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012068388A Active JP5941307B2 (ja) | 2012-03-23 | 2012-03-23 | 灯体制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5941307B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2919351C (en) | 2015-01-14 | 2017-09-12 | Isao Ohki | Direction indicator system and direction indicator device |
CN109070792B (zh) * | 2016-06-01 | 2021-11-16 | 株式会社美姿把 | 灯具控制装置及灯具点亮系统 |
JP6799389B2 (ja) * | 2016-06-01 | 2020-12-16 | 株式会社ミツバ | 灯体制御装置及び灯体点灯システム |
JP6400045B2 (ja) * | 2016-06-01 | 2018-10-03 | 株式会社ミツバ | 灯体制御装置及び灯体点灯システム |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08207652A (ja) * | 1995-02-08 | 1996-08-13 | Nippondenso Co Ltd | 電源回路 |
JP4567526B2 (ja) * | 2005-05-18 | 2010-10-20 | 株式会社ミツバ | 表示装置 |
JP4397877B2 (ja) * | 2005-10-31 | 2010-01-13 | 本田技研工業株式会社 | 車両のハザード保持機能付きウインカ装置 |
-
2012
- 2012-03-23 JP JP2012068388A patent/JP5941307B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013199186A (ja) | 2013-10-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103380027B (zh) | 车辆用led照明装置 | |
JP5941307B2 (ja) | 灯体制御装置 | |
EP2881286B1 (en) | Direction-indication device | |
US20060071548A1 (en) | Method and system for early detecting the defects of an electrically controlled brake system | |
CN108749709B (zh) | 一种能够匹配不同光源的转向灯控制系统及方法 | |
JP5335643B2 (ja) | 車両用灯具 | |
CN211364410U (zh) | 一种汽车车灯的控制装置 | |
JP4567526B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2003327061A (ja) | 車両用蓄電池の状態判別装置およびそれを備えた車両用蓄電池 | |
JP3160211B2 (ja) | センサライト | |
CN103716950B (zh) | 鞍骑型车辆中的点亮控制装置 | |
JPS6341241Y2 (ja) | ||
JP2000198477A (ja) | 自転車用照明点灯制御装置 | |
JPH09290684A (ja) | 小型車両のヘッドランプ点灯制御装置 | |
JP2004228385A (ja) | 車両計器用照明回路 | |
WO2023228524A1 (ja) | 点灯制御装置 | |
KR940006539B1 (ko) | 차량용 헤드업(head-up)표시 제어방법 | |
CN1696633A (zh) | 监控引擎性能和电池状态的设备 | |
KR19980050217U (ko) | 차량용 배터리의 저전압표시기능이 구비된 카오디오 | |
KR200231293Y1 (ko) | 차량의 전조등 자동제어장치 | |
KR0168104B1 (ko) | 전기자동차용 배터리 충전상태 감지장치 | |
KR100545470B1 (ko) | 자동차의 경고등 구동 회로 | |
KR100251541B1 (ko) | 자동차용 지시등 제어장치 | |
KR20020068850A (ko) | 차량의 전조등 자동제어장치 및 그 방법 | |
JPH07325983A (ja) | 点滅表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150916 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150924 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151110 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160520 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5941307 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |