JPH09290684A - 小型車両のヘッドランプ点灯制御装置 - Google Patents

小型車両のヘッドランプ点灯制御装置

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JPH09290684A
JPH09290684A JP10991496A JP10991496A JPH09290684A JP H09290684 A JPH09290684 A JP H09290684A JP 10991496 A JP10991496 A JP 10991496A JP 10991496 A JP10991496 A JP 10991496A JP H09290684 A JPH09290684 A JP H09290684A
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headlamp
engine
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battery
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JP10991496A
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Akinori Honma
章徳 本間
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イグニッションスイッチの切り忘れを防止し
て、ヘッドランプの切り忘れによるバッテリーの過放電
を防止することができる小型車両のヘッドランプ点灯制
御装置を提供すること。 【解決手段】 エンジンに駆動される発電機によって充
電されるバッテリーからの給電を制御して、前記エンジ
ンが始動した後にヘッドランプを点灯状態に保持する小
型車両のヘッドランプ点灯制御装置であって、前記エン
ジンが停止し且つ前記ヘッドランプが前記点灯状態を保
持していることを条件に警報を発する警報手段を備え、
エンジンが停止して発電機が発電状態にない場合に、ヘ
ッドランプが点灯することによるバッテリーの過放電を
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ式自動二
輪車などの小型車両のヘッドランプ点灯制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、スクータ式自動二輪車などの小型
車両のヘッドランプは、夜間走行時に走行路を照射する
ためだけでなく、他人による小型車両の視認を容易にし
て、一般の車両と共に路上を走行する小型車両の安全性
の一層の向上を図るため、日中時においても点灯される
ことが法的にも社会的にも要請されつつある。一般に、
小型車両のヘッドランプは、手動で点灯および消灯が行
われるが、上述の要請を配慮して、昼夜を問わずヘッド
ランプが自動的に点灯する所謂常時点灯方式のヘッドラ
ンプ点灯制御装置が採用されているものがある。
【0003】この常時点灯方式のヘッドランプ点灯制御
装置は、イグニッションスイッチの投入に関連づけてヘ
ッドランプの点灯を制御するものとなっており、原則と
してイグニッションスイッチをオフ状態としない限り、
ヘッドランプが点灯状態に維持される。従って、この装
置を備えた小型車両が、例えば停車状態のようにエンジ
ンが低回転となる状態を長時間にわたって継続すると、
バッテリーが過放電状態となり、バッテリーの寿命を縮
める一因となる。
【0004】また、一般にスクータ式自動二輪車などの
小型車両では、ミッションをニュートラル状態にする機
能がなく、スロットルの開度に応じてエンジンの出力が
駆動輪に伝達されるものとなっている。このため、サイ
ドスタンド使用時の誤発進の防止を目的として、サイド
スタンドを起立させると同時にイグナイターを停止させ
てエンジンを停止させる機能を備えたものがある。
【0005】このようにサイドスタンド起立時にエンジ
ンを停止させる機能を有する小型車両に上述の常時点灯
方式のヘッドランプ点灯制御装置を適用した場合、サイ
ドスタンド起立時には、エンジンが停止した状態でヘッ
ドランプの点灯が維持されることとなるので、バッテリ
ーの負担はさらに増大する。
【0006】そこで、従来、特開平5−69867号公
報、特開平6−52472号公報に開示されているよう
に、エンジンの回転が低下するサイドスタンドの使用時
に、ヘッドランプを消灯または減光制御することによ
り、サイドスタンド使用時におけるバッテリーの負担の
軽減を図ったヘッドランプ点灯制御装置が提案されてい
る。
【0007】すなわち、特開平5−69867号公報に
開示された装置は、サイドスタンドが使用状態にある場
合に、ヘッドランプに対する給電を停止して、ヘッドラ
ンプを消灯状態に制御する。また、特開平6−5247
2号公報に開示された装置は、サイドスタンドが使用状
態にある場合に、消費電力の少ないランプに切り替えて
減光することにより、点灯状態を維持しながらバッテリ
ーの負担の軽減を図る。また、この装置は、サイドスタ
ンドを起立させた場合に警報を発してヘッドランプの切
り忘れを警告する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の装置によれば以下のような問題があった。すな
わち、特開平5−69867号公報に開示された装置に
よれば、サイドスタンドを起立させた状態でヘッドラン
プが消灯されるので、一見してイグニッションスイッチ
を切った状態と同様の状態となる。このため、イグニッ
ションスイッチの切り忘れを誘発し、盗難の対象にもな
りやすいという問題がある。
【0009】また、特開平6−52472号公報に開示
された装置によれば、バッテリーの負担軽減と共に、警
報によりヘッドランプの切り忘れまたはイグニッション
スイッチの切り忘れを防止することができるものの、サ
イドスタンドを使用しない場合にはこれら効果を得るこ
とができないという問題がある。
【0010】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、常時点灯型の小型車両のヘッドランプ点
灯制御装置において、イグニッションスイッチの切り忘
れを有効に防止することができると共に、エンジン停止
状態でヘッドランプが点灯することによるバッテリーの
過放電を防止することができる小型車両のヘッドランプ
点灯制御装置を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決達成するため、以下の構成を有する。請求項1記載の
発明にかかる小型車両のヘッドランプの点灯制御装置
は、エンジンに駆動される発電機によって充電されるバ
ッテリーからの給電を制御して、前記エンジンが始動し
た後にヘッドランプを点灯状態に維持する小型車両のヘ
ッドランプ点灯制御装置であって、前記エンジンが停止
し且つ前記ヘッドランプが前記点灯状態を保持している
ことを条件に警報を発する警報手段を備えたことを特徴
とする小型車両のヘッドランプ点灯制御装置の構成を有
する。
【0012】請求項2記載の発明にかかる小型車両のヘ
ッドランプの点灯制御装置は、エンジンに駆動される発
電機の出力に基づきバッテリーからヘッドランプへの給
電を制御するスイッチ手段と、前記発電機の出力及び前
記ヘッドランプへの給電に基づき警報を発する警報手段
とを備えたことを特徴とする小型車両のヘッドランプ点
灯制御装置の構成を有する。
【0013】請求項1記載の発明にかかる小型車両のヘ
ッドランプ点灯制御装置によれば、一旦エンジンが始動
すると、イグニッションスイッチを切らない限り、ヘッ
ドランプは点灯状態に維持される。そして、エンジンが
始動してヘッドランプが一旦点灯状態に維持された後
に、イグニッションスイッチによらずに例えばエンジン
ストップなどによりエンジンが停止して、発電機が発電
を停止した状態でバッテリーがヘッドランプに給電して
いる場合に、警報手段が警報を発する。
【0014】請求項2記載の発明にかかる小型車両のヘ
ッドランプ点灯制御装置によれば、スイッチ手段は、発
電機の出力に基づいてエンジンが始動した後にヘッドラ
ンプを点灯させる。また、警報手段は、発電機の出力と
前記スイッチ手段からヘッドランプへの給電状態とに基
づいて警報を発する。従って例えば、エンジンストップ
して発電機が発電を停止した状態にあり、且つバッテリ
ーがヘッドランプに給電している場合に、警報手段が警
報を発する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。ここで、図1は本発明の第
1の実施形態のヘッドランプ点灯制御装置を適用したヘ
ッドランプシステムを説明するための回路図、図2は本
発明の第2の実施形態の装置を説明するための回路ブロ
ック図、図3は第2の実施形態の装置の動作の流れを説
明するためのフローチャートである。
【0016】以下に詳細に説明する本発明の第1及び第
2の実施形態の装置は、本発明の装置が適用される小型
車両のエンジンにより駆動される発電機の出力状態と、
イグニッションスイッチの投入状態とに基づいて、バッ
テリーからヘッドランプへの給電を制御することによ
り、エンジンが始動した後にヘッドランプを点灯状態に
維持すると共に、この点灯状態が維持された状態でエン
ジンが停止した場合に警報を発するように構成されてい
る。
【0017】先ず、図1を用いて本発明の第1の実施形
態のヘッドランプ点灯制御装置を適用したヘッドランプ
システムについて説明する。図1に示すヘッドランプシ
ステムは、本発明にかかる第1の実施形態に係るヘッド
ランプ点灯制御装置1と、図示しないエンジンにより駆
動されて交流電力を発電する発電機2と、該発電機2が
発電した交流電力を全波整流して直流電力に変換する充
電整流器3と、該充電整流器3により得られた直流電力
を蓄電するバッテリー4と、前記ヘッドランプ点灯制御
装置1により前記バッテリー4からの給電が制御されて
点灯及び消灯が制御されるヘッドランプ5とから構成さ
れている。
【0018】また、図1に示すヘッドランプ点灯制御装
置1は、陽極制御端子TC11及び陰極制御端子TC12並び
に入力端子T11及び出力端子T12を有して陽極制御端子
C11から陰極制御端子TC12に向かって流れる電流が所
定閾値を越えた場合に入力端子T11と出力端子T12との
間が導通する電磁リレー回路R1と、バッテリー4から
前記入力端子T11への給電を制御すると共に、このシス
テムを搭載する小型車両の電気系統全体の能動状態を制
御するイグニッションスイッチSと、発電機2の出力を
整流して前記電磁リレー回路R1の陽極制御端子TC11
に与えるダイーオードD1と、前記電磁リレー回路R1
の入力端子T11と出力端子T12との間が導通した場合に
イグニッションスイッチSを介して出力端子T12に供給
されるバッテリー4からの電力を前記陽極制御端子T
C11に帰還させるダイーオードD2と、陽極制御端子T
C21及び陰極制御端子TC22並びに入力端子T21及び出力
端子T22を有して陽極制御端子TC21から陰極制御端子
C22に向かって流れる電流が前記所定閾値以下となっ
た場合に入力端子T21と出力端子T22との間が導通する
電磁リレー回路R2と、前記電磁リレー回路R1の出力
端子T12と電磁リレー回路R2の入力端子T21との間に
介挿されて前記電磁リレー回路R2の導通状態に応じて
作動状態が制御されるブザーBZとから構成されてい
る。なお、電磁リレー回路R1の陰極制御端子TC12
び電磁リレー回路R2の陰極制御端子TC22並びに出力
端子T22は接地されており、電磁リレー回路R2の陽極
制御端子TC21は前記発電機2の出力に接続されてい
る。
【0019】ここで、図1に示す電磁リレー回路R1は
可動接点M1及び励磁コイルL1を備え、入力端子T11
出力端子T12との間の導通制御は、励磁コイルL1が発
生する磁界により可動接点M1の位置を制御することに
よりなされ、この可動接点M1の位置は、本質的には励
磁コイルL1を流れる電流により制御される。しかし、
励磁コイルL1が一定の直流抵抗成分を有するものとす
れば、電流は印加される電圧(陽極制御端子TC11と陰
極制御端子TC12との間の電位差)に比例するので、前
述の電流の所定閾値に代えて励磁コイルL1に印加され
る電圧の閾値(以下、「制御閾値」と記す)を定義する
ことができる。即ち、この制御閾値は、入力端子T11
出力端子T12との間が導通するか否かの境界における陰
極制御端子TC11と陽極制御端子TC12との間の電位差を
表す。以下、電磁リレー回路R1の導通を説明する場合
には、電圧量である制御閾値を用いる。また、電磁リレ
ー回路R2は可動接点M2及び励磁コイルL2を備えて、
上述の電磁リレー回路R1と同様の原理に基づいて動作
するが、陰極制御端子TC22と陽極制御端子TC21との間
の電位差が制御閾値以下となった場合に導通するように
構成されている点が異なる。
【0020】次に、このように構成された本実施形態の
装置の動作について説明する。先ず最初に、イグニッシ
ョンスイッチSがオフ状態にあり、ヘッドランプ5が消
灯状態にあるものとする。この状態からイグニッション
スイッチSの投入に続いて図示しないスタータースイッ
チを投入すると、図示しないエンジンがクランキングを
開始し、このエンジンにより駆動される発電機2が交流
電力の発電を開始する。
【0021】この交流電力は、ダイーオードD1により
整流されて電磁リレー回路R1の陽極制御端子TC11
与えられる。一方、この交流電力は、充電整流器3によ
り整流されてバッテリー4に蓄電され、発電機2がバッ
テリー4を充電する。やがて、エンジンが始動して発電
機2の出力が大幅に上昇すると、電磁リレー回路R1の
陽極制御端子TC11と陰極制御端子TC12との間には制御
閾値を越える電位差が生じ、この電磁リレー回路R1の
入力端子T11と出力端子T12との間は可動接点M1によ
り短絡される。この結果、電磁リレー回路R1が導通し
て、ヘッドランプ5がバッテリー4から給電されて点灯
する。この間、電磁リレー回路R2の入力端子T21と出
力端子T22との間は解放され、ブザーBZは作動しな
い。
【0022】次に、エンジンが始動してヘッドランプ5
が点灯した後に、イグニッションスイッチSによらずに
エンジンストップ(エンジン停止)すると、発電機2が
発電を停止して発電出力が低下する。このとき、電磁リ
レー回路R1の陽極制御端子TC11の電位は、励磁コイ
ルL1を介してグランド電位側に引かれて低下するが、
陽極制御端子TC11の電位が出力端子T12の電位より低
下すると、ダイオードD2が導通する。
【0023】この結果、バッテリー4→イグニッション
スイッチS→入力端子T11→可動接点M1→出力端子T
12→ダイオードD2→陽極制御端子TC11→励磁コイルL
1→陰極制御端子TC12→グランドの電流経路が形成さ
れ、電磁リレー回路R1の陽極制御端子TC11にはバッ
テリー4の起電力が供給される。この電流経路が形成さ
れることにより、エンジンストップした後も、電磁リレ
ー回路R1の陽極制御端子TC11と陰極制御端子TC12
の間には制御閾値を越える電位差が維持され、励磁コイ
ルL1により可動接点M1が入力端子T11と出力端子T12
との間の短絡状態を維持する。従って、エンジンストッ
プして発電機2が発電を停止した後も、ヘッドランプ5
は、イグニッションスイッチS及び電磁リレー回路R1
を介してバッテリー4から給電されて点灯状態を維持す
る。
【0024】また、エンジンストップして発電機2の出
力が制御閾値以下に低下して、電磁リレー回路R2の陽
極制御端子TC21と陰極制御端子TC22との間の電位差が
制御閾値以下になると、この電磁リレー回路R2の入力
端子T21と出力端子T22との間が導通する。一方、上述
のように電磁リレー回路R1も導通状態が維持されてい
る。この結果、バッテリー4→イグニッションスイッチ
S→入力端子T11→可動接点M1→出力端子T12→ブザ
ーBZ→入力端子T21→可動接点M2→出力端子T22
グランドの電流経路が形成され、ブザーBZが作動す
る。即ち、発電機2が発電を停止してバッテリー4を充
電していない状態で、且つバッテリー4がヘッドランプ
5に給電する場合に、ブザーBZが警報を発する。
【0025】次に、運転者がエンジンを再始動させ、発
電機2の出力が再び上昇すると、電磁リレー回路R1の
陽極制御端子TC11と陰極制御端子TC12との間には、制
御閾値を越える電位差が発電機2により与えられて、ヘ
ッドランプ5の点灯が継続される。そして、運転者がこ
の小型車両の運転を終えて、エンジンを停止させるため
にイグニッションスイッチSをオフ状態にすると、バッ
テリー4からヘッドランプ5への給電経路が断たれてヘ
ッドランプ5が消灯する。
【0026】このように、本実施形態の装置は、エンジ
ンが一旦始動した後、イグニッションスイッチによらず
にエンジンストップした場合、バッテリー4により電磁
リレー回路R1の陽極制御端子TC11と陰極制御端子T
C12との間の電位差を制御閾値以上に保持して、ヘッド
ランプの点灯状態を維持するように制御する一方、ブザ
ーBZを作動させて警報を発し、運転者に対してバッテ
リー4の過放電を警告する。
【0027】次に、本発明の第2の実施形態の装置につ
いて、図2及び図3を参照して説明する。図2に示す装
置は、図1に示すヘッドランプ点灯制御装置1をコント
ローラ20を用いて実現したものである。即ち、このコ
ントローラ20は、予め定められた処理プログラムに従
って、発電機2の出力状態及びイグニッションスイッチ
Sの投入状態を制御情報として入力して情報処理し、こ
の処理結果に基づいてヘッドランプ5及びブザーBZの
状態を制御するものであって、例えば中央演算処理装置
(CPU)及びその周辺装置から構成される。
【0028】以下、図3に示すフローチャートに沿っ
て、図2に示すコントローラ20の制御動作を説明す
る。先ず、図2において、ヘッドランプ5が消灯してい
てブザーBZがオフの状態から、運転者がイグニッショ
ンスイッチSをオン状態にすると(ステップS01)、
コントローラ20は、ヘッドランプ5の消灯状態を維持
すると共に、ブザーBZのオフ状態を維持する(ステッ
プS02)。
【0029】続いて、コントローラ20は、発電機2の
出力が所定値(制御閾値)を越えたか否かを判断する
(ステップS03)。ここで、前記ステップS02の
後、運転者がエンジンの始動に成功した場合、発電機2
の出力は所定値を越える。この場合、コントローラ20
は、発電機2の出力が所定値を越えていると判断して
(ステップS03:YES)、ブザーBZをオフ状態に
維持したまま、ヘッドランプ5を点灯状態に制御する
(ステップS04)。
【0030】そして、コントローラ20は、発電機2の
出力が所定値以下に低下していないかどうかを随時モニ
タする(ステップS05:NO〜ステップS05)。発
電機2の出力が所定値以下になると(ステップS05:
YES)、続いてイグニッションスイッチSがオン状態
にあるかどうかを判断する(ステップS06)。ここ
で、イグニッションスイッチSがオン状態にあると判断
した場合(ステップS06:YES)、ブザーBZをオ
ン状態として作動させる(ステップS07)。即ち、ス
テップS06においてイグニッションスイッチSがオン
状態にあると判断した場合のヘッドランプ5の状態は、
発電機2が発電を停止した状態で点灯している状態であ
り、この場合にブザーBZを作動させて警報する。そし
て、ステップS03に戻って、ステップS03からステ
ップS07の動作を繰り返す。
【0031】なお、ステップS03において、発電機2
の出力が所定値を越えていないと判断した場合には(ス
テップS03:NO)、ステップS04にジャンプす
る。このステップS03は、エンジン始動時の発電機2
の出力を判断するものであり、これに対して、ステップ
S05は、エンジンが一旦始動したあとの発電機2の出
力を判断するものである。即ち、本実施形態の装置によ
れば、エンジン始動時またはエンジン始動後にイグニッ
ションスイッチSによらずにエンジンストップした場合
にブザーBZが作動する。
【0032】なお、ステップS03において、発電機2
の出力が所定値以下の場合(ステップS03:NO)の
分岐先をステップS03の前に戻せば、エンジン始動時
のブザーBZの作動を停止することができ、エンジンが
始動して発電機2の出力が一旦所定値を越えた後に低下
した場合(ステップS05:YES)にのみブザーBZ
を作動させることができる。
【0033】次に、運転者が、運転を終了するために、
イグニッションスイッチSをオフ状態にすると(ステッ
プS06:NO)、コントローラ20は、ヘッドランプ
5を消灯すると共にブザーBZをオフ状態として(ステ
ップS08)、一連のコントローラ20の制御動作が終
了する(END)。
【0034】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、エン
ジンに駆動される発電機の出力状態及びヘッドランプの
点灯状態に基づきブザー(警報手段)の作動を制御して
警報するように構成したので、一旦エンジンが始動した
後、ヘッドランプは、イグニッションスイッチがオフ状
態にされるまでは点灯状態を維持すると共に、運転者
は、発電機が発電を停止し且つヘッドランプが点灯して
いる状態を視覚によらずに容易に認識することができ
る。
【0035】これにより、イグニッションスイッチの切
り忘れを防止することができると共に、イグニッション
スイッチによらずにエンジンストップした場合にヘッド
ランプを点灯状態に維持するように制御しても、イグニ
ッションスイッチの切り忘れによるバッテリーの過放電
を有効に防止することができる。また、サイドスタンド
の使用に関係なくバッテリーの過放電を防止することが
できる。さらに、エンジン始動時にブザーの作動を停止
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の小型車両のヘッドラ
ンプ点灯制御装置が適用されたヘッドランプシステムの
回路図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の小型車両のヘッドラ
ンプ点灯制御装置が適用されたヘッドランプシステムの
ブロック回路図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の小型車両のヘッドラ
ンプ点灯制御装置の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 ヘッドランプ点灯制御装置 2 発電機 3 充電整流器 4 バッテリー 5 ヘッドランプ BZ ブザー D1,D2 ダイオード R1,R2 電磁リレー回路 S イグニッションスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60Q 1/04 B60R 16/02 645Z B60R 16/02 645 B62J 6/02 A B62J 6/02 B60Q 1/04 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンに駆動される発電機によって充
    電されるバッテリーからの給電を制御して、前記エンジ
    ンが始動した後にヘッドランプを点灯状態に維持する小
    型車両のヘッドランプ点灯制御装置であって、 前記エンジンが停止し且つ前記ヘッドランプが前記点灯
    状態を保持していることを条件に警報を発する警報手段
    を備えたことを特徴とする小型車両のヘッドランプ点灯
    制御装置。
  2. 【請求項2】 エンジンに駆動される発電機の出力に基
    づきバッテリーからヘッドランプへの給電を制御するス
    イッチ手段と、前記発電機の出力及び前記ヘッドランプ
    への給電に基づき警報を発する警報手段とを備えたこと
    を特徴とする小型車両のヘッドランプ点灯制御装置。
JP10991496A 1996-04-30 1996-04-30 小型車両のヘッドランプ点灯制御装置 Pending JPH09290684A (ja)

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