JP4567307B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤 Download PDF

Info

Publication number
JP4567307B2
JP4567307B2 JP2003299533A JP2003299533A JP4567307B2 JP 4567307 B2 JP4567307 B2 JP 4567307B2 JP 2003299533 A JP2003299533 A JP 2003299533A JP 2003299533 A JP2003299533 A JP 2003299533A JP 4567307 B2 JP4567307 B2 JP 4567307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
hydroxyproline
proline
kinetin
see patent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003299533A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005068070A (ja
Inventor
一朗 園田
尚志 橘
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noevir Co Ltd
Original Assignee
Noevir Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noevir Co Ltd filed Critical Noevir Co Ltd
Priority to JP2003299533A priority Critical patent/JP4567307B2/ja
Publication of JP2005068070A publication Critical patent/JP2005068070A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4567307B2 publication Critical patent/JP4567307B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Description

本発明は、真皮線維芽細胞,表皮細胞の両方に作用して、シワやハリの低下といった皮膚の老化症状の予防,改善効果、表皮水分量の増加効果、表皮状態の改善効果に優れた皮膚外用剤に関する。
従来、加齢,紫外線曝露等によリ、皮膚の角質層及び表皮細胞,真皮細胞がダメージを受け、表皮の細胞数が減少、表皮細胞の代謝が低下して皮膚のターンオーバー速度が遅くなり、真皮においてはヒアルロン酸の減少、コラーゲンやエラスチンなどの変性が起こり、しわの形成や弾性の低下といった皮膚の老化や肌荒れ症状の原因となることが知られている。これらの進行を防止あるいは改善するため、多くの皮膚外用剤が提案されてきた。最近では自然志向及び植物志向を反映してか、植物抽出成分において、真皮マトリックスの構成成分であるコラーゲンやエラスチン,ヒアルロン酸等の分解を抑制したり、これらの産生を促進したりする成分、表皮細胞や真皮線維芽細胞を賦活化する成分の検索が盛んに行われている。
たとえば、表皮細胞を賦活化する成分としては、パセリ抽出物とブナの木抽出物の併用(特許文献1参照)等が開示されている。また、線維芽細胞の賦活或いは増殖促進剤としては、ビワ抽出物(特許文献2参照),α-ヒドロキシ酢酸(特許文献3参照),α-ヒドロキシ酸のステロールエステル(特許文献4参照),6-ベンジルアミノプリン(特許文献5参照),特定のリボヌクレアーゼ(特許文献6参照),L-リシル-L-グリシル-L-ヒスチジン(特許文献7参照),乳汁由来線維芽細胞増殖因子(特許文献8参照),酸化型コエンザイムA(特許文献9参照)、アーモンド、セイヨウタンポポ、セイヨウニワトコ、センキュウ、センブリ、ソウハクヒ、トウニン、ニンジン、ホップ、ムクゲ、ヨクイニン(特許文献10参照)等が、コラーゲン代謝改善剤としてはケイ酸関連物質(特許文献11参照)が、コラーゲン合成促進剤としてはグリシン,プロリン,アラニン併用系(特許文献12参照)が、ヒアルロン酸産生促進剤としては、牛血清の分子量5,000以下の低分子量画分(特許文献13参照),酵母エキス(特許文献14参照)等が開示されている。
ヒドロキシプロリン若しくはそのアシル化誘導体又はその塩を化粧料については、その老化抑制,肌質改善効果(特許文献15参照)、及び水溶性ビタミン,油溶性ビタミン,高分子ペプチド,高分子多糖,スフィンゴ脂質及び海草エキスとの併用(特許文献16参照)が既に知られている。
一方、カイネチンは、植物ホルモンとして知られており、皮膚外用剤に配合した場合の保湿効果(特許文献17参照)、皮膚老化防止効果(特許文献18参照)、育毛効果(特許文献19参照)、美白効果(特許文献20参照)等が知られている。
特開平11−335257号公報 特公平5−17206号公報 特開平5−112422号公報 特開平8−104632号公報 特開平7−233037号公報 特開平7−309778号公報 特開平7−316192号公報 特開平8−119867号公報 特開平8−175961号公報 特開平10−36279号公報 特開平7−188036号公報 特開平7−194375号公報 特開平8−239404号公報 特開平8−163983号公報 WO00/51561号公報 特開2002−80321号公報 特開昭48−39646号公報 特表平10−510240号公報 特開平6−211632号公報 特開2001−31549号公報
しかしながら、上記した細胞賦活効果を有する成分等の中には、作用効果が不十分であったり、安定性が悪かったりして、皮膚外用剤基剤中に含有させた場合、有効な効果を得るにはかなりの量を含有させなければならないものも存在していた。また、好ましくない副作用や刺激性等を有していたり、製剤安定性に悪影響を及ぼすものや、臭いや色の点で外用剤に配合しにくいもの、一定の作用,品質を維持することの困難なものも多かった。
そこで本発明においては、真皮線維芽細胞,表皮細胞の両方に作用して、シワやハリの低下といった皮膚の老化症状の予防,改善効果、表皮水分量の増加効果、表皮状態の改善効果に優れた皮膚外用剤を得ることを目的とした。
上記課題を解決するべく種々検討したところ、ヒドロキシプロリン又はヒドロキシプロリンのアシル化誘導体若しくはその塩と、カイネチンとを併用して皮膚外用剤に配合することにより、真皮線維芽細胞,表皮細胞の両方に作用して、シワやハリの低下といった皮膚の老化症状の予防,改善効果、表皮水分量の増加効果、表皮状態の改善効果を発揮することを見いだし、本発明を完成するに至った。
本発明により、真皮線維芽細胞,表皮細胞の両方に作用して、シワやハリの低下といった皮膚の老化症状の予防,改善効果、表皮水分量の増加効果、表皮状態の改善効果に優れた皮膚外用剤を得ることができた。
ヒドロキシプロリンは、コラーゲン中の主要構成アミノ酸成分として、また、エラスチンの構成アミノ酸成分として自然界に広く存在する。天然に存在するヒドロキシプロリンとしては、プロリンがD体かL体か、水酸基の位置が3位か4位か、およびその立体異性体がシス体かトランス体かによって、8種類の立体異性体が知られている。通常は、トランス−4−ヒドロキシ−L−プロリンが一般的であり、他の立体異性体の存在は自然界では極めて限定されている。
本発明で用いるヒドロキシプロリンは、その基原を問わず、豚や牛等の動物由来のコラーゲンより精製したものや、微生物を用いて製造したものを用いることができる。ここで、動物由来のヒドロキシプロリンを用いる場合は、動物由来のウイルスや、狂牛病の原因タンパク質であるプリオン等の混入に充分注意する必要がある。そこで、本発明においては、微生物を用いて製造したものを用いることが好ましい。
微生物としては、アミコラトプシス(Amycolatopsis)属、ダクチロスポランジウム(Dactylosporangium)属、及びストレプトマイセス(Streptomyces)属から選ばれる属に属する微生物由来のプロリン3位水酸化酵素またはプロリン4位水酸化酵素遺伝子を導入された微生物等を用いることができる。アミコラトプシス属、ダクチロスポランジウム属およびストレプトマイセス属から選ばれる属に属する微生物由来のプロリン3位水酸化酵素またはプロリン4位水酸化酵素遺伝子を微生物へ導入することにより行う方法は,文献公知である。
例えば、トランス−4−ヒドロキシ−L−プロリンは、アミコラトプシス属またはダクチロスポランジウム属より単離したプロリン4位水酸化酵素(特開平7−313179号公報)を用い製造することができ、また、シス−3−ヒドロキシ−L−プロリンは、ストレプトマイセス属より単離したプロリン3位水酸化酵素(特開平7−322885号公報)を用い製造することもできる〔バイオインダストリー, 14, 31 (1997)〕。
本発明で用いるヒドロキシプロリンのアシル化誘導体のアシル部分としては、例えば、炭素数2〜23の直鎖または分岐状のアシルがあげられ、より具体的には、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、ヘキサノイル、ヘプタノイル、オクタノイル、デカノイル、エイコサノイル、ラウロイル等があげられるが、中でも、アセチル、プロピオニルが好ましい。
ヒドロキシプロリンのアシル化誘導体は、公知の方法により製造することができる。例えば、炭素数1〜22のアルキル基を有する脂肪酸の活性誘導体(酸無水物、酸塩化物等)を用い、ヒドロキシプロリンを水性媒体中または有機溶媒中でアシル化することにより調製することができる。得られたヒドロキシプロリンのアシル化誘導体は、そのままでも、また結晶化、クロマトグラフィー等の通常の精製法を用いて精製したものを用いてもよい。
ヒドロキシプロリンもしくはヒドロキシプロリンのアシル化誘導体の塩における塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム、テトラメチルアンモニウム等のアンモニウム塩、モルホリン、ピペリジン等の付加した有機アミン付加塩等があげられる。
本発明の皮膚外用剤において、シス/トランス−4−ヒドロキシ−L/D−プロリン、シス/トランス−3−ヒドロキシ−L/D−プロリン等のヒドロキシプロリンもしくはヒドロキシプロリンのアシル化誘導体またはその塩は、単独または混合して用いることができる。
これらヒドロキシプロリン又はヒドロキシプロリンのアシル化誘導体若しくはその塩の皮膚外用剤中の配合量は、目的とする効果に応じて特に限定されないが、全重量に対し、好ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、さらに好ましくは0.5〜3重量%配合することができる。5重量%以上配合しても、本発明の効果の向上は認められない。
本発明で用いるカイネチンは、プリンの誘導体で、6−フルフリルアミノプリンとも呼ばれるものである。本発明のカイネチンは、化学的に合成され、例えば、アデニンとフルフリルクロライドとの反応、6−メチルメルカプトプリンとフルフリルアミンとの反応などによって得られる。また、カイネチンは、例えば、ニシンの精子などのDNAを多量に含む天然物を高圧加熱することによっても得ることができる。このように本発明のカイネチンは、化学合成法により合成されたものやDNAを多量に含む天然物の高圧加熱物のいずれでも使用可能である。
カイネチンの皮膚外用剤中の配合量は、目的とする効果に応じて特に限定されないが、全重量に対し、好ましくは0.01〜5重量%、より好ましくは0.1〜5重量%、さらに好ましくは0.5〜3重量%配合することができる。5重量%以上配合しても、本発明の効果の向上は認められない。
本発明に係る皮膚外用剤は、ローション剤,乳剤,ゲル剤,クリーム剤,軟膏剤,粉末剤,顆粒剤等、種々の剤型で提供することができる。また、化粧水,乳液,クリーム,美容液,パック等の皮膚化粧料、メイクアップベースローション,メイクアップベースクリーム等の下地化粧料、乳液状,油性,固形状等の各剤型のファンデーション,アイカラー,チークカラー等のメイクアップ化粧料、クレンジングクリーム,クレンジングローション,クレンジングフォーム,洗顔石鹸,ボディシャンプー等の皮膚洗浄料、ヘアーシャンプー,ヘアーリンス,ヘアートリートメント等の毛髪用化粧料等としても提供することができる。
なお、本発明に係る皮膚外用剤には、ヒドロキシプロリン又はヒドロキシプロリンのアシル化誘導体若しくはその塩と、カイネチンのほかに、油性成分,界面活性剤,保湿剤,顔料,紫外線吸収剤,抗酸化剤,香料,防菌防黴剤等の一般的な医薬品及び化粧料用原料や、抗炎症剤,美白剤等の生理活性成分を含有させることができる。
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。実施例の説明に先立ち本発明で用いた効果試験方法について説明する。
[使用試験]
本発明の実施例1〜実施例4について使用試験を行い、(1)皮膚老化症状改善効果、(2)水分量改善効果、(3)表皮肌質改善効果を評価した。同時に、実施例1に於いて配合したカイネチン若しくはヒドロキシ-L-プロリンをそれぞれ精製水に代替して乳剤を調製し、それぞれ比較例1,比較例2として、使用試験を行った。使用試験は、各試料について30〜60才代の男女計20名を一群としてブラインドにて1カ月間使用させ、使用前後の皮膚状態の変化を観察して評価した。
(1)老化症状改善効果
皮膚の老化症状の指標として、皮膚のしわ,きめ,はりの3項目を選び、しわ,きめについては写真撮影により観察し、改善状況を評価した。皮膚のはりについては、皮膚弾性の測定により評価した。改善状況は、「改善」,「やや改善」,「変化なし」の三段階で評価し、表1に各評価を得たパネラー数にて示した。
(2)表皮水分量改善効果
被験者のうち10名に対し使用試験開始前後の塗布部位の水分量を測定し、水分量の差の平均値比較することにより評価した。水分量は、スキコン−200(アイ・ビー・エス社製)を用い、プローブを被検部位に垂直にあてて肌伝導度(=水分含量)を測定した。測定値が高いほど水分含量が高いことを示す。被検部位の肌の伝導度変化(相対伝導度)は、無処理部位の伝導度変化に対する相対値として、下記式に従って相対伝導度(%)を算出し平均点を水分量とした。
相対伝導度(%)=(被検部位の1ヵ月後の伝導度/被検部位の試験前の伝導度)/(無処理部位の1ヵ月後の伝導度/無処理部位の試験前の伝導度)×100
(3)表皮肌質改善効果
水分量の測定を行わなかった被験者10名に対し使用試験開始前後の塗布部位のシリコンレプリカ〔商品名「スキンキャスト」使用、山田粧業社製〕を作製し、下記基準により肌状態のスコアを求め肌質改善効果を評価し、平均値を算出した。
肌状態スコア:
スコア1:肌の皮溝が不鮮明であり、はがれた角質が認められる。
スコア2:肌の皮溝がやや不鮮明であるかまたは一方向性が強い。
スコア3:肌の皮溝は認められるが、浅いかまたは一方向性が強い。
スコア4:肌の皮溝が認められるかまたはやや網目状である。
スコア5:肌の皮溝がはっきり認められるかまたはきれいな網目状である。
[実施例1] 乳剤
(1)(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸) 0.50(重量%)
ジペンタエリスリチル
(2)トリイソステアリン酸グリセリル 20.00
(3)スクワラン 8.00
(4)ジステアリン酸デカグリセリル 4.00
(5)ミツロウ 1.00
(6)水素添加大豆リン脂質 0.50
(7)ベヘニルアルコール 0.20
(8)グリセリン 10.00
(9)トリ(大豆由来脂肪酸)グリセリル 2.00
(10)ヤシ油 6.00
(11)カイネチン 0.10
(12)1,3-ブチレングリコール 5.50
(13)水酸化カリウム(10重量%水溶液) 2.00
(14)精製水 39.90
(15)カルボキシビニルポリマー 0.20
(16)パラオキシ安息香酸エステル 0.10
(17)N-ステアロイル-L-グルタミン酸ナトリウム 0.20
(18)ポリアクリル酸ナトリウム(0.25重量%水溶液) 0.50
(19)グリチルリチン酸ジカリウム 0.05
(20)ヒドロキシ-L-プロリン 0.50
製法:(1)〜(11)の油相成分を混合し、加熱溶解して75℃とする。一方、(12)〜(18)の水相成分を混合,溶解して75℃とする。これに前記油相を加えてホモミキサーにて均一に乳化し、冷却後40℃で(19),(20)を添加し、混合する。
[実施例2] ローション剤
(1)エタノール 20.00(重量%)
(2)ポリオキシエチレン(60EO)硬化ヒマシ油 1.00
(3)パラオキシ安息香酸メチル 0.10
(4)ジプロピレングリコール 5.00
(5)1,3-ブチレングリコール 10.00
(6)精製水 62.70
(7)グリセリン 0.52
(8)1,3-ブチレングリコール 0.20
(9)カイネチン 0.01
(10)水酸化ナトリウム(10重量%水溶液) 2.00
(11)クエン酸(10重量%水溶液) 2.80
(12)精製水 0.25
(13)カルボキシビニルポリマー 0.01
(14)モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン 0.01
(15)ヒドロキシ-L-プロリン 0.20
製法:(6)に(1)〜(5)及び(7)〜(15)を順次添加して混合,溶解する。
[実施例3] 水中油型クリーム剤
(1)ミツロウ 6.00(重量%)
(2)セタノール 5.00
(3)還元ラノリン 8.00
(4)スクワラン 27.50
(5)グリセリル脂肪酸エステル 4.00
(6)親油型グリセリルモノステアリン酸エステル 2.00
(7)ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン 5.00
モノラウリン酸エステル
(8)プロピレングリコール 5.00
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.10
(10)精製水 36.20
(11)グリセリン 0.52
(12)1,3-ブチレングリコール 0.20
(13)精製水 0.25
(14)カルボキシビニルポリマー 0.01
(15)モノラウリン酸ポリオキシエチレン(20EO)ソルビタン 0.01
(16)カイネチン 0.01
(17)ヒドロキシ-L-プロリン 0.20
製法:(1)〜(7)の油相成分を混合,溶解して75℃とする。一方、(8)〜(10)を混合,溶解し、75℃に加熱する。次いで、この水相成分に前記油相成分を添加して予備乳化した後、ホモミキサーにて均一に乳化する。撹拌しながら冷却し、40℃にて予め混合しておいた(11)〜(17)の成分を添加して、混合する。
[実施例4] 油中水型エモリエントクリーム
(1)流動パラフィン 30.00(重量%)
(2)マイクロクリスタリンワックス 2.00
(3)ワセリン 5.00
(4)ジグリセリルジオレイン酸エステル 5.00
(5)L-グルタミン酸ナトリウム 1.60
(6)L-セリン 0.40
(7)ヒドロキシ-L-プロリン 0.50
(8)プロピレングリコール 3.00
(9)パラオキシ安息香酸メチル 0.10
(10)精製水 51.30
(11)香料 0.10
(12)イソステアリン酸ソルビタン 0.50
(13)パルミチン酸オクチル 0.29
(14)トリベヘン酸グリセリル 0.20
(15)カイネチン 0.01
製法:(5),(6)を(10)の一部に溶解して50℃とし、あらかじめ50℃に加温した(4)に撹拌しながら徐々に添加する。これをあらかじめ混合し、70℃に加熱溶解した(1)〜(3)に均一に分散する。これに、(7)〜(9)を(10)の残部に添加し、70℃に加熱したものを撹拌しながら加え、ホモミキサーにて乳化する。冷却後、40℃にて予め混合しておいた(11)〜(15)の成分を添加して、混合する。
老化症状改善効果の評価結果を表1に示す。表1から明らかなように、ヒドロキシプロリン若しくはカイネチンを単独で配合した比較例使用群のそれぞれにおいても、ある程度のしわ及び皮膚弾性の改善傾向が認められていたが、両成分を併用して配合した実施例使用群においては、比較例使用群に比べて、明確な改善を認めた被験者の数が多くなっていた。
Figure 0004567307
水分量改善効果及び表皮肌質改善効果の測定結果は、表2に示した通り、ヒドロキシプロリン若しくはカイネチンを単独で配合した比較例使用群のそれぞれにおいても、ある程度の水分量の増加傾向及び肌質改善傾向が認められていたが、両成分を併用して配合した実施例使用群においては、比較例使用群に比べて、明確な水分量の増加ならびに肌質改善が認められた。
Figure 0004567307
なお実施例1〜実施例4については、25℃で6カ月間保存した場合において状態の変化は全く認められず、男性被験者30名による48時間の背部閉塞貼付試験においても、問題となる皮膚刺激性反応は認められなかった。

Claims (1)

  1. ヒドロキシプロリン又はヒドロキシプロリンのアシル化誘導体若しくはその塩と、カイネチンとを含有して成る、化粧料、皮膚のしわ、きめ及び/又ははりを改善するための皮膚外用剤並びに表皮水分量を増加するための皮膚外用剤
JP2003299533A 2003-08-25 2003-08-25 皮膚外用剤 Expired - Fee Related JP4567307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003299533A JP4567307B2 (ja) 2003-08-25 2003-08-25 皮膚外用剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003299533A JP4567307B2 (ja) 2003-08-25 2003-08-25 皮膚外用剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005068070A JP2005068070A (ja) 2005-03-17
JP4567307B2 true JP4567307B2 (ja) 2010-10-20

Family

ID=34404716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003299533A Expired - Fee Related JP4567307B2 (ja) 2003-08-25 2003-08-25 皮膚外用剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4567307B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101217999A (zh) * 2005-07-08 2008-07-09 宝洁公司 用于哺乳动物皮肤和毛发美化的个人护理组合物及方法
DE102006010870A1 (de) * 2006-03-07 2007-09-13 Henkel Kgaa Kosmetische Mittel mit Purin und/oder Purinderivaten I
JP7019338B2 (ja) * 2017-08-02 2022-02-15 株式会社 資生堂 幹細胞性維持及び賦活化剤、並びにそれを含有する皮膚外用剤及び化粧品

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10510240A (ja) * 1991-05-16 1998-10-06 セネテック・ピーエルシー 老化の不都合な影響を改善するための方法および組成物
WO2000051561A1 (fr) * 1999-03-02 2000-09-08 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Produits cosmetiques
JP2001031549A (ja) * 1999-07-14 2001-02-06 Pola Chem Ind Inc 真皮コラーゲン線維束再構築剤及びそれを含有する化粧料
WO2002006225A1 (fr) * 2000-07-19 2002-01-24 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Agents de prevention ou de traitement de la dermite atopique
JP2002047169A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Nihon Nosan Kogyo Kk 植物由来の美白化粧料
JP2002080321A (ja) * 2000-06-20 2002-03-19 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 化粧料

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4839646A (ja) * 1971-09-21 1973-06-11
FR2619711B1 (fr) * 1987-09-02 1991-01-11 Givaudan La Virotte Cie Ets Application cosmetique de derives de la proline, de l'hydroxyproline et/ou du melange d'acides amines resultant de l'hydrolyse du collagene

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10510240A (ja) * 1991-05-16 1998-10-06 セネテック・ピーエルシー 老化の不都合な影響を改善するための方法および組成物
WO2000051561A1 (fr) * 1999-03-02 2000-09-08 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Produits cosmetiques
JP2001031549A (ja) * 1999-07-14 2001-02-06 Pola Chem Ind Inc 真皮コラーゲン線維束再構築剤及びそれを含有する化粧料
JP2002080321A (ja) * 2000-06-20 2002-03-19 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd 化粧料
WO2002006225A1 (fr) * 2000-07-19 2002-01-24 Kyowa Hakko Kogyo Co., Ltd. Agents de prevention ou de traitement de la dermite atopique
JP2002047169A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Nihon Nosan Kogyo Kk 植物由来の美白化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005068070A (ja) 2005-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002083087A1 (fr) Promoteurs d'apport de sucre
JP4714071B2 (ja) 化粧料
JP5669436B2 (ja) 組成物
JPH07194375A (ja) コラーゲン合成促進剤およびコラーゲン代謝賦活剤
JPH0665049A (ja) 皮膚外用剤
JP4567307B2 (ja) 皮膚外用剤
JP2011241164A5 (ja)
JP2003137716A (ja) 皮膚の外用剤
JPH08325131A (ja) 化粧料
JP2005289873A (ja) シワ改善用皮膚外用剤
JP2009256269A (ja) プロフィラグリン及び/又はフィラグリン産生促進剤
JP2004043366A (ja) 皮膚外用剤
JP5420848B2 (ja) 美白剤及び美白用皮膚外用剤
JPH06279231A (ja) 化粧料
JPH09295915A (ja) 皮膚化粧料
JP3643690B2 (ja) 皮膚外用剤
JP5552741B2 (ja) 亜鉛を有効成分として含有する美白剤
JPH11292752A (ja) 美白剤及び皮膚外用組成物
JP2013133303A (ja) アドバンスド・グリケーション・エンド・プロダクツ産生抑制剤
JP6741014B2 (ja) 保湿剤及びこれを含む化粧料
JPS62129212A (ja) 化粧料
JPH05301814A (ja) 化粧料
JP2929305B2 (ja) 美白用皮膚外用剤
JP2001322925A (ja) 皮膚外用剤
JP3382146B2 (ja) 皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060821

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20060821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100803

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4567307

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees