JP4566297B2 - 情報処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体に関し、特に、例えば、2次元バーコードから識別情報を取得し、その識別情報に対応した画像を表示することができるようにした情報処理装置および画像処理方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
図13は、図14に示すように、コンピュータの表示部の最下位の階層(ディスクトップ)に表示される画像(以下、壁紙と称する)を設定する場合に用いられるGUI(Graphical User Interface)を表している。このGUIは、リスト部A、表示部B、および設定ボタンCより構成され、リスト部Aには、壁紙として設定することができる4つの画像のそれぞれの名前N−1乃至N−4(以下、個々に区別する必要がない場合、単に、名前Nと記載する)が表示されている。表示部Bには、セレクタによりセレクトされている名前N−1の画像が縮小されて表示されている。
【0003】
ユーザは、例えば、ポインティングデバイスを操作し、セレクタを移動させ、リスト部Aに表示される各名前Nをセレクトし、各名前Nの画像(縮小された画像)を表示部Bに表示させ、壁紙としてのイメージを得て、壁紙にすべき画像を選び出す。このようにして壁紙にすべき画像を選び出した後、ユーザは、例えば、選び出した画像が表示部Bに表示されている状態で(画像の名前Nがセレクタによりセレクトされている状態で)、設定ボタンCを操作して、その画像を壁紙に設定する。これにより、設定された壁紙は、図14に示したように、表示部のディスクトップに表示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようにして、ユーザは、所定の画像を選択し、それを壁紙として表示部に表示させることができるが、GUIを利用した従来の方法では、上述したように、壁紙のイメージを得るための操作(表示部Bに画像を表示させるための操作)や、壁紙を設定するための操作(設定ボタンCの操作)など各種の操作を、ユーザが行わなければならず、手間がかかる課題があった。
【0005】
また、表示部Bには、縮小された画像が表示されるため、正確に壁紙としてのイメージを得ることができない課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、壁紙とする画像を容易に見つけ出せるようにし、壁紙として表示させることができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報処理装置は、所定のコードの識別情報に対応させて、基準画像を記憶する記憶手段と、所定のコードと、所定のコードの識別情報に対応する基準画像のサンプル画像とが同一面上に設けられた画像カードを撮像することにより、画像カードの画像データを取り込む取り込み手段と、取り込み手段により取り込まれた画像データから、所定のコードの識別情報を取得する取得手段と、取得手段により取得された識別情報に対応して記憶手段に記憶されている基準画像の表示を制御する表示制御手段とを備え、所定のコードは、方形のセルが2次元的にパターン化されて配置されたものであることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の画像処理方法は、所定のコードの識別情報に対応させて、基準画像を記憶する記憶ステップと、所定のコードと、所定のコードの識別情報に対応する基準画像のサンプル画像とが同一面上に設けられた画像カードを撮像することにより、画像カードの画像データを取り込む取り込みステップと、取り込みステップで取り込まれた画像データから、所定のコードの識別情報を取得する取得ステップと、取得ステップで取得された識別情報に対応して記憶ステップで記憶された基準画像の表示を制御する表示制御ステップとを含み、所定のコードは、方形のセルが2次元的にパターン化されて配置されたものであることを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の記録媒体は、方形のセルが2次元的にパターン化されて配置されている所定のコードの識別情報に対応させて、基準画像を記憶する記憶ステップと、所定のコードと、所定のコードの識別情報に対応する基準画像のサンプル画像とが同一面上に設けられた画像カードを撮像することにより、画像カードの画像データを取り込む取り込みステップと、取り込みステップで取り込まれた画像データから、所定のコードの識別情報を取得する取得ステップと、取得ステップで取得された識別情報に対応して記憶ステップで記憶された基準画像の表示を制御する表示制御ステップとを含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供することを特徴とする。
【0010】
請求項1に記載の情報処理装置、請求項3に記載の画像処理方法、および請求項5に記載の記録媒体においては、所定のコードの識別情報に対応させて、基準画像が記憶され、所定のコードと、所定のコードの識別情報に対応する基準画像のサンプル画像とが同一面上に設けられた画像カードを撮像することにより、画像カードの画像データが取り込まれ、取り込まれた画像データから、所定のコードの識別情報が取得され、取得された識別情報に対応して記憶されている基準画像の表示が制御され、所定のコードは、方形のセルが2次元的にパターン化されて配置されたものとされる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定することを意味するものではない。
【0012】
図1は、本発明を適用したパーソナルコンピュータ1の使用例を表している。
M枚の壁紙画像カード100−1乃至100−M(以下、壁紙画像カード100−1乃至100−Mを、個々に区別する必要がない場合、単に壁紙画像カード100と記述する。他の場合においても同様である)は、名刺状のカードである。
壁紙画像カード100−1の左側には、2次元バーコード101−1が貼付(印刷を含む)され、右側には、壁紙画像サンプル102−1として、風景や人物の画像が描かれている。壁紙画像カード100−2乃至100−Mのそれぞれにも、壁紙画像カード100−1と同様に、2Dコード101−2乃至101−Mのそれぞれが貼付され、壁紙画像サンプル102−2乃至102−Mのそれぞれが描かれている。
【0013】
2Dコード101には、図2に示すように、1ブロックを1単位とし、縦方向が9.5ブロック分の長さで、横方向が7ブロック分の長さの長方形の範囲内に、セル部Aとロゴ部Bが1ブロック分離して配置されている。セル部Aには、縦方向と横方向が共に、7ブロック分の長さの正方形の範囲内に、方形のセルが2次元的にパターン化され、配置されている。すなわち、ここには、2Dコード101の識別情報(以下、2DコードIDと称する)がコード化されている。ロゴ部Bには、縦方向が1.5ブロック分の長さで、横方向が7ブロック分の長さの大きな長方形のセルが配置され、そこは、例えば、壁紙画像サンプル102のタイトルが記載される。
【0014】
パーソナルコンピュータ1は、ノート型パーソナルコンピュータで、シャッタボタン10の操作に従って、撮像を開始するCCDビデオカメラ23が表示部3に設けられている。パーソナルコンピュータ1は、壁紙画像カード100の2Dコード101に対応した所定の画像(壁紙画像サンプル102のを、そのままディスクトップに壁紙として表示させる動作を実行する。
【0015】
次に、パーソナルコンピュータ1の表示部3に表示されている壁紙Aを、図3に示す壁紙Bに変更する場合の動作の概略を説明する。ユーザAは、壁紙画像カード100−1乃至100−Mの壁紙画像サンプル102−1乃至102−Mのそれぞれを参照し、図3に示した壁紙Bの壁紙画像サンプル102−1が貼付されている壁紙画像カード100−1を取り出す。
【0016】
ユーザAが、取り出した壁紙画像カード100−1をCCDビデオカメラ23に提示し、シャッタボタン10を操作して、その画像をCCDビデオカメラ23により、パーソナルコンピュータ1に取り込ませる。これにより、パーソナルコンピュータ1において、取り込まれた画像データから、壁紙画像カード100−1の2Dコード101−1が認識され、それに対応して予め記憶されている画像、すなわち、壁紙画像サンプル102−1の画像が読み出される。これにより、図3に示した壁紙Bが、壁紙Aに代わりパーソナルコンピュータ1の表示部3に表示される。
【0017】
次に、図4乃至図9を参照して、本発明を適用した携帯型パーソナルコンピュータの構成例を説明する。このパーソナルコンピュータ1は、ミニノート型のパーソナルコンピュータとされ、基本的に、本体2と、本体2に対して開閉自在とされている表示部3により構成されている。図4は、表示部3を本体2に対して開いた状態を示す外観斜視図、図5は、図4の平面図、図6は、表示部3を本体2に対して閉塞した状態を示す左側側面図、図7は、表示部3を本体2に対して180度開いた状態を示す右側側面図、図8は、図6の正面図、図9は、図7の底面図である。
【0018】
本体2には、各種の文字や記号などを入力するとき操作されるキーボード4、マウスカーソルを移動させるときなどに操作されるトラックポイント(商標)5が、その上面に設けられている。また、本体2の上面には、音を出力するスピーカ8と、表示部3に設けられているCCDビデオカメラ23で撮像するとき操作されるシャッタボタン10がさらに設けられている。
【0019】
表示部3の上端部には、ツメ13が設けられており、図6に示すように、表示部3を本体2に対して閉塞した状態において、ツメ13に対向する位置における本体2には、ツメ13が嵌合する孔部6が設けられている。本体2の前面には、スライドレバー7が前面に平行に移動可能に設けられており、スライドレバー7は孔部6に嵌合したツメ13と係合してロックし、またロック解除することができるようになっている。ロックを解除することにより、表示部3を本体2に対して回動することができる。ツメ13の隣りには、マイクロホン24が取り付けられている。このマイクロホン24は、図9にも示すように、背面からの音も収音できるようになされている。
【0020】
本体2の正面にはまた、プログラマブルパワーキー(PPK)9が設けられている。本体2の右側面には、図7に示すように、排気孔11が設けられており、本体2の前面下部には、図8に示すように、吸気孔14が設けられている。さらに、排気孔11の右側には、PCMCIA(Personal Comuputer Memory Card International Association)カード(PCカード)を挿入するためのスロット12が設けられている。
【0021】
表示部3の正面には、画像を表示するLCD(Liquid Crystal Display)21が設けられており、その上端部には、撮像部22が、表示部3に対して回動自在に設けられている。すなわち、この撮像部22は、LCD21と同一の方向と、その逆の方向(背面の方向)との間の180度の範囲の任意の位置に回動することができるようになされている。撮像部22には、CCDビデオカメラ23が取り付けられている。
【0022】
表示部3の下側の本体側には、電源ランプPL、電池ランプBL、メッセージランプML、その他のLEDよりなるランプが設けられている。なお、図6に示す符号40は、本体2の左側面に設けられた電源スイッチであり、図8に示す符号25は、CCDビデオカメラ23のフォーカスを調整する調整リングである。さらに、図9に示す符号26は、本体2内に増設メモリを取り付けるための開口部を被覆する蓋であり、符号41は、蓋26のロックツメを外すためのピンを挿入する小孔である。
【0023】
図10は、パーソナルコンピュータ1の内部の構成例を表している。内部バス51には、CPU(Central Processing Unit)52、必要に応じて挿入されるPCカード53、RAM(Random Access Memory)54、およびグラフィックチップ81が接続されている。この内部バス51は、外部バス55に接続されており、外部バス55には、ハードディスクドライブ(HDD)56、I/O(入出力)コントローラ57、キーボードコントローラ58、トラックポイントコントローラ59、サウンドチップ60、LCDコントローラ83、モデム50等が接続されている。
【0024】
CPU52は、各機能を統括するコントローラであり、PCカード53は、オプションの機能を付加するとき適宜装着される。
【0025】
グラフィックチップ81には、CCDビデオカメラ23で取り込んだ画像データが、処理部82で処理された後、入力されるようになされている。グラフィックチップ81は、処理部82を介してCCDビデオカメラ23より入力されたビデオデータを、内蔵するVRAM81Aに記憶したり、壁紙画像データベース56Fに記憶されている画像データを、さらに内蔵するVRAM81Bに記憶し、適宜、これを読み出して、LCDコントローラ83に出力する。LCDコントローラ83は、グラフィックチップ81より供給された画像データをLCD21に出力し、表示させる。バックライト84は、LCD21を後方から照明するようになされている。
【0026】
RAM54の中には、起動が完了した時点において、電子メールプログラム(アプリケーションプログラム)54A、オートパイロットプログラム(アプリケーションプログラム)54B、そしてOS(基本プログラム)54CがHDD56から転送され、記憶される。
【0027】
電子メールプログラム54Aは、電話回線のような通信回線等からネットワーク経由で通信文を授受するプログラムである。電子メールプログラム54Aは、特定機能としての着信メール取得機能を有している。この着信メール取得機能は、メールサーバ93に対してそのメールボックス93A内に自分(利用者)宛のメールが着信しているかどうかを確認して、自分宛のメールがあれば取得する処理を実行する。
【0028】
オートパイロットプログラム54Bは、予め設定された複数の処理(またはプログラム)等を、予め設定された順序で順次起動して、処理するプログラムである。
【0029】
OS(基本プログラムソフトウェア)54Cは、Windows95(商標)に代表される、コンピュータの基本的な動作を制御するものである。
【0030】
一方、外部バス55側のハードディスクドライブ(HDD)56には、図11に示すように、電子メールプログラム56A、オートパイロットプログラム56B、OS(基本プログラムソフトウェア)56C、2次元バーコードデータベース(以下、2Dコードデータベースと略称する)56D、ファインダアプリケーションプログラム(以下、FAプログラムと略称する)56E、壁紙画像データベース56F、およびエフェクト効果データベース56Gが記憶されている。
【0031】
2Dコードデータベース56Dには、予め登録された2次元バーコードの2DコードID、例えば、壁紙画像カード100に貼付されている2Dコード101の2DコードIDが記憶されている。
【0032】
FAプログラム56Eは、例えば、グラフィックチップ81のVRAM81Aに記憶されている画像データから2次元バーコードを抽出し、その2DコードIDを取得する処理を実行したり、また、所定の画像を壁紙として表示させる動作を実行する。
【0033】
壁紙画像データベース56Fには、壁紙画像カード100−1乃至100−Mのそれぞれに貼付されている2Dコード101−1乃至101−Mの2DコードIDが記憶されているとともに、2Dコード101−1乃至101−Mの2DコードIDのそれぞれに対応して、壁紙画像サンプル102−1乃至102−Mの画像データが記憶されている。
【0034】
ハードディスクドライブ56内のOS56C、オートパイロットプログラム56Bおよび電子メールプログラム56Aは、起動(ブートアップ)処理の過程で、RAM54内に順次転送され、格納される。
【0035】
図10に戻り、I/Oコントローラ57は、マイクロコントローラ61を有し、このマイクロコントローラ61にはI/Oインタフェース62が設けられている。このマイクロコントローラ61はI/Oインタフェース62、CPU63、RAM64、ROM69が相互に接続されて構成されている。このRAM64は、キー入力ステイタスレジスタ65、LED(発光ダイオード)制御レジスタ66、設定時刻レジスタ67、レジスタ68を有している。設定時刻レジスタ67は、ユーザが予め設定した時刻(起動条件)になると起動シーケンス制御部76の動作を開始させる際に利用される。レジスタ68は、予め設定された操作キーの組み合わせ(起動条件)と、起動すべきアプリケーションプログラムの対応を記憶するもので、その記憶された操作キーの組み合わせがユーザにより入力されると、その記憶されたアプリケーションプログラム(例えば電子メール)が起動されることになる。
【0036】
キー入力ステイタスレジスタ65は、ワンタッチ操作用のプログラマブルパワーキー(PPK)9が押されると、操作キーフラグが格納されるようになっている。LED制御レジスタ66は、レジスタ68に記憶されたアプリケーションプログラム(電子メール)の立上げ状態を表示するメッセージランプMLの点灯を制御するものである。設定時刻レジスタ67は、所定の時刻を任意に設定することができるものである。
【0037】
なお、このマイクロコントローラ61にはバックアップ用のバッテリ74が接続されており、各レジスタ65,66,67の値は、本体2の電源がオフとされている状態においても保持されるようになっている。
【0038】
マイクロコントローラ61内のROM69の中には、ウェイクアッププログラム70、キー入力監視プログラム71、LED制御プログラム72が予め格納されている。このROM69は、例えばEEPROM(electrically erasable and programmable read only memory)で構成されている。このEEPROMはフラッシュメモリとも呼ばれている。さらにマイクロコントローラ61には、常時現在時刻をカウントするRTC(Real-Time Clock)75が接続されている。
【0039】
ROM69の中のウェイクアッププログラム70は、RTC75から供給される現在時刻データに基づいて、設定時刻レジスタ67に予め設定された時刻になったかどうかをチェックして、設定された時刻になると、所定の処理(またはプログラム)等の起動をするプログラムである。キー入力監視プログラム71は、PPK9が利用者により押されたかどうかを常時監視するプログラムである。LED制御プログラム72は、メッセージランプMLの点灯を制御するプログラムである。
【0040】
ROM69には、さらにBIOS(Basic Input/Output System)73が書き込まれている。このBIOSとは、基本入出力システムのことをいい、OSやアプリケーションソフトウェアと周辺機器(ディスプレイ、キーボード、ハードディスクドライブ等)の間でのデータの受け渡し(入出力)を制御するソフトウェアプログラムである。
【0041】
外部バス55に接続されているキーボードコントローラ58は、キーボード4からの入力をコントロールする。トラックポイントコントローラ59はトラックポイント5の入力を制御する。
【0042】
サウンドチップ60は、マイクロホン24からの入力を取り込み、あるいは内蔵スピーカ8に対して音声信号を供給する。
【0043】
モデム50は、公衆電話回線90、インターネットサービスプロバイダ91を介して、インターネット等の通信ネットワーク92やメールサーバ93等に接続することができる。
【0044】
電源スイッチ40は、電源をオンまたはオフするとき操作される。半押しスイッチ85は、シャッタボタン10が半押し状態にされたときオンされ、全押しスイッチ86は、シャッタボタン10が全押し状態にされたときオンされる。反転スイッチ87は、撮像部22が180度回転されたとき(CCDビデオカメラ23がLCD21の反対側を撮像する方向に回転されたとき)、オンされるようになされている。
【0045】
次に、壁紙を変更する場合のFAプログラム56Eの処理手順を、図12のフローチャートを参照して説明する。
【0046】
ステップS1において、FAプログラム56E(CPU52)は、シャッタボタン10が操作されるまで、すなわち、CCDビデオカメラ23により撮像され、その結果得られた画像データが、処理部82において処理され、グラフィックチップ81のVRAM81Aに記憶されるまで待機する。
【0047】
ステップS1でCCDビデオカメラ23により画像データが取り込まれ、VRAM81Aに画像データが記憶されると、ステップS2において、FAプログラム56Eは、VRAM81Aに記憶されている画像データから、2Dコードを抽出し、その2DコードIDを取得する処理を実行する。2DコードIDが取得された場合、ステップS3に進む。
【0048】
ステップS3において、FAプログラム56Eは、2Dコードデータベース56Dを検索し、ステップS2で取得した2DコードIDが、壁紙画像カード100に貼付されている2Dコード101の2DコードIDであるか否かを判定し、壁紙画像カード100の2Dコード101の2DコードIDであると判定した場合、ステップS4に進む。
【0049】
ステップS4において、FAプログラム56Eは、壁紙画像データベース56Fから、2Dコード101の2DコードIDに対応する画像データ、すなわち、壁紙画像サンプル102の画像データを読み出し、ステップS5において、LCDコントローラ83を制御し、表示部3のLCD21のディスクトップに表示させる。これにより、壁紙がステップS2で取得された2DコードIDに対応する画像に変更される。
【0050】
ステップS5の処理により、2DコードIDに対応する画像が表示部3のLCD21に壁紙として表示されたとき、ステップS2で、取り込まれた画像データから、2DコードIDが抽出されなかったとき、またはステップS3で、2Dコード101の2DコードIDではないと判定されたとき、ステップS1に戻り、FAプログラム56Eは、シャッタボタン10が再度操作されるまで待機する。
【0051】
なお、以上においては、予め用意された壁紙カード100を利用して、壁紙を変更する場合を例として説明したが、ユーザが、例えば、写真で撮った画像を2Dコード101(2DコードID)と対応させて、壁紙画像データベース56Fに記憶させておくことより、その2Dコード101の画像をパーソナルコンピュータ1に取り込ませることで、写真で撮った画像を壁紙にすることもできる。
【0052】
また、壁紙が変更される場合、壁紙が変更されることをユーザに示すために、効果音(所定の効果音、または、壁紙の画像に対応する効果音)や所定の画像を出力するようにすることもできる
【0053】
なお、上記したような処理を行うコンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
【0054】
【発明の効果】
請求項1に記載の画像処理装置、請求項3に記載の画像処理方法、および請求項5に記載の記録媒体によれば、コードの識別情報に対応して基準画像を記憶し、所定のコードと、所定のコードの識別情報に対応する基準画像のサンプル画像とが同一面上に設けられた画像カードを撮像することにより、取り込まれた画像カードの画像データからコードの識別情報を取得し、コードの識別情報に対応した基準画像の表示を制御するようにしたので、容易に、かつ、適切に基準画像を選択し、表示部の最下位の階層に表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパーソナルコンピュータ1の使用例を表す図である。
【図2】2次元バーコードの仕様を説明する図である。
【図3】壁紙Bを表す図である。
【図4】本発明を適用した携帯型パーソナルコンピュータの構成例の表示部を本体に対して開いた状態を示す外観斜視図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図4の表示部を本体に対して閉塞した状態を示す左側側面図である。
【図7】図4の表示部を本体に対して180度開いた状態を示す右側側面図である。
【図8】図6の正面図である。
【図9】図7の底面図である。
【図10】図4のパーソナルコンピュータ1の内部構成を示す図である。
【図11】図9のHDD56の構成を示す図である。
【図12】画像合成処理2Dを実行する場合のFAプログラム56Eの処理手順を説明するフローチャートである。
【図13】壁紙を設定するためのGUIの表示例を表す図である。
【図14】壁紙の例を表す図である。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 3 表示部, 21 LCD, 23 CCDビデオカメラ, 52 CPU, 56 HDD, 81 グラフィックチップ, 83 LCDコントローラ, 100 壁紙画像カード, 101 2次元バーコード, 102 壁紙画像サンプル
Claims (6)
- 表示部と本体により構成され、前記表示部の最下位の階層に基準画像が表示される情報処理装置において、
所定のコードの識別情報に対応させて、前記基準画像を記憶する記憶手段と、
前記所定のコードと、前記所定のコードの前記識別情報に対応する前記基準画像のサンプル画像とが同一面上に設けられた画像カードを撮像することにより、前記画像カードの画像データを取り込む取り込み手段と、
前記取り込み手段により取り込まれた前記画像データから、前記所定のコードの前記識別情報を取得する取得手段と、
前記取得手段により取得された前記識別情報に対応して前記記憶手段に記憶されている前記基準画像の表示を制御する表示制御手段と
を備え、
前記所定のコードは、方形のセルが2次元的にパターン化されて配置されたものである
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記表示部に表示される前記基準画像が変更された場合に、その変更をユーザに通知する通知手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 表示部と本体により構成され、前記表示部の最下位の階層に基準画像が表示される情報処理装置の画像処理方法において、
所定のコードの識別情報に対応させて、前記基準画像を記憶する記憶ステップと、
前記所定のコードと、前記所定のコードの前記識別情報に対応する前記基準画像のサンプル画像とが同一面上に設けられた画像カードを撮像することにより、前記画像カードの画像データを取り込む取り込みステップと、
前記取り込みステップで取り込まれた前記画像データから、前記所定のコードの前記識別情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得された前記識別情報に対応して前記記憶ステップで記憶された前記基準画像の表示を制御する表示制御ステップと
を含み、
前記所定のコードは、方形のセルが2次元的にパターン化されて配置されたものである
ことを特徴とする画像処理方法。 - 前記表示部に表示される前記基準画像が変更された場合に、その変更をユーザに通知する通知ステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理方法。 - 表示部と本体により構成され、前記表示部の最下位の階層に基準画像が表示される情報処理装置に、
方形のセルが2次元的にパターン化されて配置されている所定のコードの識別情報に対応させて、前記基準画像を記憶する記憶ステップと、
前記所定のコードと、前記所定のコードの前記識別情報に対応する前記基準画像のサンプル画像とが同一面上に設けられた画像カードを撮像することにより、前記画像カードの画像データを取り込む取り込みステップと、
前記取り込みステップで取り込まれた前記画像データから、前記所定のコードの前記識別情報を取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得された前記識別情報に対応して前記記憶ステップで記憶された前記基準画像の表示を制御する表示制御ステップと
を含む処理を実行させるコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されていることを特徴とする記録媒体。 - 前記表示部に表示される前記基準画像が変更された場合に、その変更をユーザに通知する通知ステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項5に記載の記録媒体。
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