JP4565539B2 - 吸着冷凍機の運転方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、化学反応を利用して、高温熱源から熱を吸収し、低温の熱を生成するか又は低温熱源から熱を吸収し高温の熱を発生させる吸着冷凍機の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
まず、図4を参照して、従来の吸着冷凍機について説明すると、図示の吸着冷凍機は、反応器11を有しており、この反応器11は第1及び第2の反応部11a及び11bを備え、各反応部11a及び11bには吸着剤(例えば、シリカゲル)12が充填されている。第1及び第2の反応部11a及び11bにはそれぞれ吸着剤12を加熱・冷却する第1及び第2の熱交換器13及び14が備えられている。
【0003】
そして、反応器11には凝縮器15及び蒸発器16が連結されている。つまり、凝縮器15はそれぞれ弁17a及び17bを介して第1及び第2の反応部11a及び11bに接続され、蒸発器16はそれぞれ弁18a及び18bを介して第1及び第2の反応部11a及び11bに接続されている。
【0004】
ここで、図5を参照すると、図5は、吸着冷凍機の作動原理を示す図であり、説明の便宜上、反応器11には一つの反応部のみを示している(つまり、反応器11は第1の反応部11aのみを有する状態を示している)。
【0005】
図5(a)に示すように、再生工程においては、第1の熱交換器13に、例えば、温排水が流され、これによって、吸着剤12から脱着(脱気)が行われる。凝縮器15には熱交換器15aが備えられ、この熱交換器15aには冷却水が流されて、反応器14からの脱気によって輸送される冷媒蒸気(水蒸気)が凝縮器15(つまり、熱交換器15a)によって凝縮・液化して凝縮器15内に冷媒液(水)として溜まる。
【0006】
このようにして、温排水の熱駆動によって反応器11において脱気を行うにつれて、吸着剤12中の冷媒液が冷媒蒸気として凝縮器15に輸送されて、吸着剤12は乾燥することになる。この際、凝縮器15を流れる冷却水は冷媒蒸気から熱を吸収して温められることになる。
【0007】
一方、吸着工程においては、図5(b)に示すように、第1の熱交換器13に、例えば、冷却水が流される。蒸発器16には熱交換器16aが備えられるとともにポンプ16bが備えられ、熱交換器16aには冷水が流される。ポンプ16bによって蒸発器16に溜まった冷媒液が、蒸発器16の上部から熱交換器16aにシャワー状に降り注がれて、熱交換器16aによって、冷媒液(水)が蒸発して、冷媒蒸気となって反応器11に輸送される。
【0008】
この際、つまり、蒸発の際、熱交換器16aを流れる冷水は冷やされることになる。そして、蒸発器16から輸送された冷媒蒸気は吸着剤12に吸着される。そして、水分の吸収に伴って、吸着剤12が発熱するため、第1の熱交換器13を流れる冷却水によって吸着熱が除去される(冷やされる)。
【0009】
再び、図4を参照して、図示の吸着冷凍機では、第1及び第2の反応部11a及び11bで交互に前述の再生工程及び吸着工程が行われる。つまり、第1の反応部11aが再生工程にある際には、第2の反応部11bは吸着工程にあり、第1の反応部11aが吸着工程にある際には、第2の反応部11bは再生工程にある。
【0010】
いま、第1の反応部11aが再生工程にあり、第2の反応部11bが吸着工程にあるものとする。この際には、弁17a及び17bはそれぞれ開状態及び閉状態とされ、弁18a及び18bはそれぞれ閉状態及び開状態とされる。つまり、凝縮器15は第1の反応部11aと連通し、蒸発器16は第2の反応部11bと連通した状態となって、図5(a)及び(b)で説明したように、第1及び第2の反応部11a及び11bでそれぞれ再生工程及び吸着工程が行われることになる。
【0011】
そして、第1及び第2の反応部11a及び11bをそれぞれ吸着工程及び再生工程に移行させる前に、第1の反応部11aの吸着剤12を冷し、第2の反応部11bの吸着剤12を温めるために、熱回収工程が行われる。この熱回収工程においては、図6に示すように、第1及び第2の熱交換器13及び14が連結されて、第1及び第2の熱交換器13及び14間で冷水が循環されて熱回収が行われる。
【0012】
熱回収工程が終了すると、弁17a及び17bがそれぞれ閉状態及び開状態とされるとともに、弁18a及び18bはそれぞれ開状態及び閉状態とされる。つまり、凝縮器15は第2の反応部11bと連通し、蒸発器16は第1の反応部11aと連通した状態となって、図5(a)及び(b)で説明したように、第1及び第2の反応部11a及び11bでそれぞれ吸着工程及び再生工程が行われることになる。
【0013】
その後、再び前述の熱回収工程が行われた後、前述のようにして、第1及び第2の反応部11a及び11bでそれぞれ再生工程及び吸着工程が行われ、以後この動作が繰り返される。
【0014】
一方、特許文献1(特開平11−37596号公報)に開示されているように、上述のような吸着冷凍機において、反応器11(図4参照)と凝縮器15(図4参照)とを連結する配管に吸ポンプを配置して、反応器で吐き出された冷媒蒸気を吸ポンプによって吸引して、加速した状態で凝縮器に送り込むようにして、より多くの冷媒蒸気を反応器から吐き出させ、これによって、熱効率を向上させるようにしたものがある。
【0015】
【特許文献1】
特開平11−37596号公報(段落(0041)〜(0066)、第1図)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、第1及び第2の反応部において再生工程と吸着工程とを切り換える際、凝縮器と第1及び第2の反応部との間に配置された弁(バルブ)を一旦わずかの時間(数秒程度)二つとも全閉する必要がある。ところが、これらのバルブを全閉すると、吸入ポンプの吸入側に配置されたバルブが閉じられることになって、吸入圧力が急激に低下してしまい、吐出圧力と吸入圧力との差圧が極めて大きくなってしまう。
【0017】
この結果、例えば、図7に示すように、吸入ポンプの動力(kW)が、周期的に2〜2.5倍程度まで跳ね上がってしまい、吸入ポンプに大きな負荷が掛かり、吸入ポンプに悪影響を与えてしまうことになる。さらに、熱回収運転においては、1分程冷水供給が行われず、冷水供給を行わないにもかかわらず、吸入ポンプが運転される結果、動力が無駄となってしまう。
【0018】
本発明の目的は、凝縮器と反応器との間に配置される吸入ポンプ等の気体輸送手段に悪影響を与えることなく、効率的に再生工程及び吸着工程の切り換えを行うことのできる吸着冷凍機の運転方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、吸着剤が充填された第1及び第2の反応部と、該第1及び該第2の反応部にそれぞれ第1及び第2のバルブを介して連結された凝縮器と、前記第1及び前記第2の反応部にそれぞれ第3及び第4のバルブを介して連結された蒸発器と、前記第1及び前記第2のバルブと前記凝縮器との間に配置され冷媒蒸気を前記凝縮器に輸送するメカニカルブースタポンプとを有し、前記第1及び前記第2の反応部にはそれぞれ第1及び第2の熱交換器が配置されて、前記第1〜第4のバルブを制御装置によって開閉制御して前記第1及び前記第2の反応部で選択的に前記吸着剤から冷媒の脱着を行う再生工程を行うとともに前記吸着剤に前記冷媒の吸着を行う吸着工程を行い、前記第1及び前記第2の反応部で交互に前記再生工程及び前記吸着工程を行うようにした吸着冷凍機の運転方法において、
前記メカニカルブースタポンプを常時運転した状態で、
前記第1の熱交換器に流体として冷却水を流すとともに前記第2の熱交換器に流体として温水を流す第1のステップと、
前記第2及び前記第3のバルブを開状態とし、前記第1及び前記第4のバルブを閉状態として、前記凝縮器及び前記蒸発器をそれぞれ前記第2及び前記第1の反応部と連通して前記第1及び前記第2の反応部でそれぞれ吸着工程及び再生工程を行う第2のステップと、
前記第1及び前記第2の反応部でそれぞれ前記吸着工程及び前記再生工程が終了すると、温水冷却水切り換え制御を行って該温水冷却水切り換え制御が完了するまで前記第1及び前記第2のバルブを開状態とするとともに前記第3及び前記第4のバルブを閉状態として前記第1及び前記第2の反応部を、前記運転が維持されているメカニカルブースタポンプを介して前記凝縮器に連通させる第3のステップと、
前記温水冷却水切り換え制御の完了によって、前記第1の熱交換器に流体として温水を流し、前記第2の熱交換器に流体として冷却水を流す第4のステップと、
前記第1及び前記第4のバルブを開状態とし、前記第2及び前記第3のバルブを閉状態として、前記凝縮器及び前記蒸発器をそれぞれ前記第1及び前記第2の反応部と連通して前記第1及び前記第2の反応部でそれぞれ再生工程及び吸着工程を行う第5のステップと、
前記第1及び前記第2の反応部でそれぞれ前記再生工程及び前記吸着工程が終了すると、前記温水冷却水切り換え制御を行って、該温水冷却水切り換え制御が完了するまで前記第1及び前記第2のバルブを開状態とするとともに前記第3及び前記第4のバルブを閉状態として前記第1及び前記第2の反応部を、前記運転が維持されているメカニカルブースタポンプを介して前記凝縮器に連通させる第6のステップを有し、
前記第6のステップにおける温水冷却水切り換え制御の完了によって、前記メカニカルブースタポンプの運転を維持した状態で前記第1のステップを行うようにしたことを特徴とする吸着冷凍機の運転方法が得られる。
【0020】
そして、第1及び第2の反応部がそれぞれ吸着工程及び再生工程にある際、上述のような運転制御を行って、第1及び第2の反応部をそれぞれ再生工程及び吸着工程に移行させれば、輸送手段における吸入側圧力と吐出側圧力との差圧が大きくなることがなく、熱回収を行う際、輸送手段が過酷な運転を強いられることがない。従って、輸送手段に悪影響を与えることなく、効率的に再生工程及び吸着工程を行うことができることになる。
【0022】
そして、第1及び第2の反応部がそれぞれ再生工程及び吸着工程にある際、上述のような運転制御を行って、第1及び第2の反応部をそれぞれ吸着工程及び再生工程に移行させれば、輸送手段における吸入側圧力と吐出側圧力との差圧が大きくなることがなく、熱回収を行う際、輸送手段が過酷な運転を強いられることがない。従って、輸送手段に悪影響を与えることなく、効率的に再生工程及び吸着工程を行うことができることになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を参照して説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その他相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎり、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0024】
図1を参照して、図示の吸着冷凍機において、図4に示す吸着冷凍機と同一の構成要素については同一の参照番号を付し説明を省略する。図示の例では、弁17a及び17bと凝縮器15との間に気体輸送手段であるメカニカルブースターポンプ(以下MBPという)21が配置されており、このMBP21によって、再生工程の際第1又は第2の反応部11a又は11bから冷媒蒸気が強制的に凝縮器15に輸送され、これによって、熱効率を向上させる。
【0025】
なお、弁17a,17b,18a,18bは図示しない制御装置によって開閉制御され、さらに、この制御装置は後述するようにして、第1及び第2の熱交換器13及び14に流す温排水及び冷却水の切換制御を行う(なお、弁17a、弁17b、弁18a、及び弁18bは、それぞれ第1のバルブ、第2のバルブ、第3のバルブ、及び第4のバルブである)。
【0026】
ここで、図2も参照して、まず、第1の熱交換器13に冷却水が流され、第2の熱交換器14に温排水が流される(ステップS1)。その後、制御装置は、弁17b及び18aを開状態とし、弁17a及び18bを閉状態とする(ステップS2)。つまり、凝縮器15は第2の反応部11bと連通し、蒸発器16は第1の反応部11aと連通した状態となって、第1及び第2の反応部11a及び11bでそれぞれ吸着工程及び再生工程が行われることになる。なお、以下の運転制御においてMBP21は常時運転されている(制御装置の制御下で常時運転されている)。
【0027】
第1の反応部11aにおける吸着工程及び第2の反応部11bにおける再生工程が終了すると(ステップS3)、制御装置では、温排水・冷却水の切り換え制御を行う(ステップS4)。そして、温排水・冷却水の切り換え制御が完了しないと(つまり、温排水・冷却水の切り換え制御が完了するまで)、制御装置は、弁17bを開状態とするとともに、弁18bを閉状態とする。つまり、弁17a及び17bが開状態となり、弁18a及び弁18bが閉状態となる(ステップS5)。この結果、凝縮器15は第1及び第2の反応部11a及び11bと連通した状態となる。そして、温排水・冷却水の切り換え制御が完了すると、制御装置では、第1の熱交換器13に冷却水に代えて温排水を流し、第2の熱交換器14に温排水に代えて冷却水を流す(ステップS6)。
【0028】
その後、制御装置は、弁17bを閉状態とし、弁18bを開状態とする。つまり、弁17a及び18bが開状態となり、弁17b及び18aが閉状態となる(ステップS7)。この結果、凝縮器15は第1の反応部11aと連通し、蒸発器16は第2の反応部11bと連通した状態となって、第1及び第2の反応部11a及び11bでそれぞれ再生工程及び吸着工程が行われることになる。
【0029】
第1の反応部11aにおける再生工程及び第2の反応部11bにおける吸着工程が終了すると(ステップS8)、制御装置では、温排水・冷却水の切り換え制御を行う(ステップS9)。そして、温排水・冷却水の切り換え制御が完了しないと(つまり、温排水・冷却水の切り換え制御が完了するまで)、制御装置は、弁17bを開状態とするとともに、弁18bを閉状態とする。つまり、弁17a及び17bが開状態となり、弁18a及び弁18bが閉状態となる(ステップS10)。この結果、凝縮器15は第1及び第2の反応部11a及び11bと連通した状態となる。そして、温排水・冷却水の切り換え制御が完了すると、制御装置はステップS1を行い、以降前述したようにステップが繰り返されることになる。
【0030】
上述のような制御を行うと、凝縮器15と反応器11との間に配置された弁17a及び17bのうち少なくとも一方が開いた状態であるから、MBP21の吸入側圧力と吐出側圧力との差圧が大きくなることがなく、図3に示すように、図7のように従来見られたMBP21の動力が大きくなることがほとんどなくなる。
【0031】
なお、前述のように、第1及び第2の反応部11a及び11bで再生工程と吸着工程とを切り換える前に、温排水と冷却水とを切り換えて第1及び第2の熱交換器13及び14に流すようにしているから、熱回収を行う際、MBP21を停止しなくてもよく(つまり、MBP21を発停しなくてもよく)、例えば、図3に見るように、MBP21が過酷な運転を強いられることがなくなる(つまり、MBP21は劣悪な環境下で運転されることがない)。
【0032】
このように、図1で説明した吸着冷凍機では、凝縮器と反応器との間に配置されるMBP等の気体輸送手段に悪影響を与えることなく、効率的に再生工程及び吸着工程を行うことができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、第1の熱交換器に流体として冷却水を流すとともに第2の熱交換器に流体として温水を流して、第2及び第3のバルブを開状態とし、第1の及び第4のバルブを閉状態として、凝縮器及び蒸発器をそれぞれ第2及び第1の反応部と連通して第1及び第2の反応部でそれぞれ吸着工程及び再生工程を行った後、温水冷却水切り換え制御の際、第1及び第2のバルブを開状態とするとともに第3及び第4のバルブを閉状態として、第1及び第2の反応部を凝縮器に連通させ、第1の熱交換器に流れる流体として温水を流し、第2の熱交換器に流れる流体として冷却水を流して、第1及び第4のバルブを開状態とし、第2及び第3のバルブを閉状態として、凝縮器及び蒸発器をそれぞれ第1及び第2の反応部と連通して第1及び第2の反応部でそれぞれ再生工程及び吸着工程を行うようにしたから、第1及び第2の反応部で交互に再生工程及び吸着工程を移行させる際、輸送手段(MBP)における吸入側圧力と吐出側圧力との差圧が大きくなることがなく、熱回収を行う際、輸送手段が過酷な運転を強いられることがない。この結果、輸送手段に悪影響を与えることなく、効率的に再生工程及び吸着工程の切り換えを行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による吸着冷凍機の一例を示す図である。
【図2】 図1に示す吸着冷凍機の制御の一例を説明するためのフローチャートである。
【図3】 図1に示すMBPの動力変化を示す図である。
【図4】 従来の吸着冷凍機の一例を示す図である。
【図5】 吸着冷凍機における再生工程及び吸着工程を説明するための図であり、(a)は再生工程を示す図、(b)は吸着工程を示す図である。
【図6】 図4に示す吸着冷凍機における熱回収工程を説明するための図である。
【図7】 図4に示す吸着冷凍機に吸引ポンプを備えた際の吸引ポンプの動力変化を示す図である。
【符号の説明】
11 反応器
11a 第1の反応部
11b 第2の反応部
12 吸着剤
13 第1の熱交換器
14 第2の熱交換器
15 凝縮器
16 蒸発器
17a,17b,18a,18b 弁(バルブ)
21 メカニカルブースターポンプ(MBP)

Claims (1)

  1. 吸着剤が充填された第1及び第2の反応部と、該第1及び該第2の反応部にそれぞれ第1及び第2のバルブを介して連結された凝縮器と、前記第1及び前記第2の反応部にそれぞれ第3及び第4のバルブを介して連結された蒸発器と、前記第1及び前記第2のバルブと前記凝縮器との間に配置され冷媒蒸気を前記凝縮器に輸送するメカニカルブースタポンプとを有し、前記第1及び前記第2の反応部にはそれぞれ第1及び第2の熱交換器が配置されて、前記第1〜第4のバルブを制御装置によって開閉制御して前記第1及び前記第2の反応部で選択的に前記吸着剤から冷媒の脱着を行う再生工程を行うとともに前記吸着剤に前記冷媒の吸着を行う吸着工程を行い、前記第1及び前記第2の反応部で交互に前記再生工程及び前記吸着工程を行うようにした吸着冷凍機の運転方法において、
    前記メカニカルブースタポンプを常時運転した状態で、
    前記第1の熱交換器に流体として冷却水を流すとともに前記第2の熱交換器に流体として温水を流す第1のステップと、
    前記第2及び前記第3のバルブを開状態とし、前記第1及び前記第4のバルブを閉状態として、前記凝縮器及び前記蒸発器をそれぞれ前記第2及び前記第1の反応部と連通して前記第1及び前記第2の反応部でそれぞれ吸着工程及び再生工程を行う第2のステップと、
    前記第1及び前記第2の反応部でそれぞれ前記吸着工程及び前記再生工程が終了すると、温水冷却水切り換え制御を行って該温水冷却水切り換え制御が完了するまで前記第1及び前記第2のバルブを開状態とするとともに前記第3及び前記第4のバルブを閉状態として前記第1及び前記第2の反応部を、前記運転が維持されているメカニカルブースタポンプを介して前記凝縮器に連通させる第3のステップと、
    前記温水冷却水切り換え制御の完了によって、前記第1の熱交換器に流体として温水を流し、前記第2の熱交換器に流体として冷却水を流す第4のステップと、
    前記第1及び前記第4のバルブを開状態とし、前記第2及び前記第3のバルブを閉状態として、前記凝縮器及び前記蒸発器をそれぞれ前記第1及び前記第2の反応部と連通して前記第1及び前記第2の反応部でそれぞれ再生工程及び吸着工程を行う第5のステップと、
    前記第1及び前記第2の反応部でそれぞれ前記再生工程及び前記吸着工程が終了すると、前記温水冷却水切り換え制御を行って、該温水冷却水切り換え制御が完了するまで前記第1及び前記第2のバルブを開状態とするとともに前記第3及び前記第4のバルブを閉状態として前記第1及び前記第2の反応部を、前記運転が維持されているメカニカルブースタポンプを介して前記凝縮器に連通させる第6のステップを有し、
    前記第6のステップにおける温水冷却水切り換え制御の完了によって、前記メカニカルブースタポンプの運転を維持した状態で前記第1のステップを行うようにしたことを特徴とする吸着冷凍機の運転方法。
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