JP4564807B2 - 分電盤の母線配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は,分電盤の母線配置構造に関し,特に母線の片側だけに分岐開閉器が配置されて構成される分電盤の母線配置構造に関するものである。
従来,分電盤の母線配置構造の例としては,図13(特許文献1の図3)に示したように,分岐ブレーカ15または分岐ブレーカ14の電源負荷側方向に対して,母線である第一の電圧相の導体11と中性相の導体12と第二の電圧相の導体13の部材の板厚方向が,直交するように各相の導体を並べて配置していた。即ち,母線の幅方向(特許文献1の図3において,母線の板厚方向と直交し分岐開閉器の電源負荷側方向における母線の部材の幅の大きさ)に,各相母線が並べられるように配置されていた。各相の導体は,図14(特許文献1の図11−a)に示したように,第一の電圧相の導体11と,中性相の導体12と,第二の電圧相の導体13とは,絶縁ブロック部材21を設置台24に取り付ける方向からみて,互いに重なり合わないように,所定の間隔をもって配置される。
また,各相の導体の配置は,中性相の導体12が,第一の電圧相の導体11と第二の電圧相の導体13に挟まれる形で配置されるようになっているものであった。
また,図13(特許文献1の図3)において,各母線の分岐ブレーカとの接続部については,1101は第一の電圧相の導体11から延出する接続部で,分岐ブレーカ14の端子1402に接続される。16の送り板は,接続部1601と長孔1602を有し,接続部1601は分岐ブレーカ14の端子1401に接続される。1202と1303は中性相導体と第二の電圧相導体のU字状切欠部で,それぞれに1201と1302のように筒状導体接続面部を含み,送り板16の長孔1602の端と端にそれぞれU字切欠部のU字の開口が内向きとなるよう配置されている。ねじ17と雌ねじ部材19は,送り板16とU字状切欠部1202または1303の間に筒状導体子18を選択して圧接状に締めつける。1202を選択した場合は,分岐ブレーカ14には,第一の電圧相の導体11と中性相の導体12から電圧が供給されて100Vとなる。また1303を選択した場合は第一の電圧相の導体11と第二の電圧相の導体13から電圧が供給されて200Vとなる。15の分岐ブレーカについても接続部1301と2001から電圧が供給され,電圧の切替えは14のブレーカの場合と同様であるように構成されている。
特開2002−135912号公報 (第0019項)
母線の片側だけに複数の分岐開閉器を配置して構成するような分電盤にあっては,分電盤の分岐開閉器の電源負荷側方向(分電盤取付時における天地方向)の長さを短くしたコンパクトな分電盤を提供することが求められる。分電盤の天地方向の長さを短く構成するための要素としては種々考えられるが,電線の配線作業を行うガター部分を確保しながらも作業性は犠牲にせずコンパクト化を図るための効果的な要素として,母線を設置する設置台部分の分岐開閉器の電源負荷側方向の長さを短くすることが挙げられる。
母線の片側だけに複数の分岐開閉器を配置して構成するには,背景技術に例示したような各相の母線の配置において,まず,各相の母線と分岐開閉器との接続部を母線の分岐開閉器が配置される片側に導き出し,かつ,電圧の切り替えが可能であるように構成する必要がある。
図15(特許文献1の図10を基にして追記した図)に基づいて説明すれば,仮に,図中中性相の導体12(N相という)からみて第二の電圧相の導体13(L2相という)の方向に分岐開閉器を設置する場合,第一の電圧相の導体11(L1相という)からの分岐開閉器との接続部は,N相をまたぐようにしてL2相の側まで延出させて,L2a1,L2a2の位置に設けることが適切である。また,図16(特許文献1の図11−b)に示したようにL1相の電圧切り替え部1106はL1相側に立ち上げて,L1b1,L1b2の位置に設けることが適切である。
L2相においては,分岐開閉器との接続部は,L2相側に立ち上げてL2a1,L2a2の位置に設けることが適切である。L2相の電圧切り替え部については,L2相からN相をまたぐようにしてL2b1,L2b2の位置に設けることが必要であるが,この場合,L2相からL2b1に至るまでにはN相の電圧切り替え部1206があるため,まっすぐに延出させることはできず,該N相の電圧切り替え部1206を迂回するように配置させることが必要である。しかしながら,迂回させる場合においても,延出させようとする導体の両側にはL2a1及びL1a2の接続部が位置するためそれらの間を縫うようにして延出させることは現実的に困難であり,また絶縁距離についても確保することが困難であるため,背景技術に例示したような各相の母線の配置においては,各相の母線と分岐開閉器との接続部を母線の分岐開閉器が配置される片側に導き出し,かつ,電圧の切り替えが可能であるような構成を行うことは可能ではなかった。
さらに,各相の母線が幅方向(特許文献1の図3において,母線の板厚方向と直交し分岐開閉器の電源負荷側方向における母線の部材の大きさ。以下幅方向という)に並ぶように配置されるため,設置台24の第一の電圧相の導体11と第二の電圧相の導体13を結ぶ方向の大きさをこれ以上コンパクトにできず,分電盤の天地方向の長さを短くしたコンパクト化が困難であるという課題があった。
そこで本件の発明は,各相の母線と分岐開閉器との接続部の分岐線を母線の分岐開閉器が配置される片側に導き出し,かつ,電圧の切り替えが可能であるような母線の配置構造を提供するとともに,母線を設置する設置台部分の分岐開閉器の電源負荷側方向の長さを短く構成でき,それにより電線の配線作業を行うガター部分を確保しながらも作業性は犠牲にせず,分電盤の天地方向を短く構成できる分電盤の母線配置構造を提供することを目的とするものである。
以上のような課題を解決するために,第一の課題解決手段においては,キャビネットの内部に,主開閉器と,該主開閉器に接続された母線と,該母線を介して接続され分岐回路に電力を供給する一列に並設された分岐開閉器とを備え,前記母線は,第一の電圧相導体と,第二の電圧相導体と,中性相導体とから構成され,前記一列に並設された分岐開閉器の片側に分岐開閉器の電源負荷側方向において,中性相導体の片側に第一の電圧相導体と第二の電圧相導体とが相隣り合うよう,中性相導体,第一の電圧相導体及び第二の電圧相導体を夫々の導体の板厚方向に立てて配設されるとともに,第一の電圧相と中性相を選択的に接続する第一の電圧切替部,また,第二の電圧相と中性相を選択的に接続する第二の電圧切替部を構成する分岐線を備え,分岐開閉器の並設方向において,前記第一の電圧切替部と該第一の電圧切替部を構成しない電圧相の分岐線,並びに前記第二の電圧切替部と該第二の電圧切替部を構成しない電圧相の分岐線を夫々一対として,夫々の分岐線が,分岐開閉器側に交互に延出するように設けられて分岐開閉器と接続されることを特徴として分電盤の母線配置構造を提供したものである。これにより,母線の片側だけに複数の分岐開閉器を配置して構成するような分電盤にあっては,分岐開閉器に電力を供給するにあたり,分岐開閉器と母線とを,中性相と第一の電圧相,もしくは中性相と第二の電圧相とに接続を行うよう設けるため,第一及び第二の電圧相導体を,中性相導体を挟んで分岐開閉器とは反対の側に設けた場合,電圧相からの分岐線は中性相導体をまたぐようにして延出させて設けるとよく,背景技術に例示したように複雑な分岐線を形成しなくとも,容易に分岐線を形成して分岐開閉器に電力を供給することができる。
また,各相の導体の幅方向に導体を並設する場合と比べて,板厚と絶縁距離分のスペースがあれば導体を並設することができるため,分岐開閉器の電源負荷側方向における母線部分の幅を短く構成できる。
また,分電盤において各相のバランスを保った電力の供給が可能である。

本発明によれば,各相の母線と分岐開閉器との接続部を母線の片側に導き出し,かつ,電圧の切り替えが可能であるような母線の配置構造を提供するとともに,母線を設置する設置台の分岐開閉器の電源負荷側方向の長さを短く構成でき,それにより電線の配線作業を行うガター部分を確保しながら作業性は犠牲にせず,分電盤の天地方向を短く構成できる分電盤の母線配置構造を提供することができる。
次に,本発明に係る分電盤の母線構造の実施の形態について図面を用いて説明する。
図1には本発明に係る第一の実施例として,母線の片側だけに複数の分岐開閉器を配置して構成した分電盤の概略構成図を示している。分電盤100は,キャビネット110の内部に主開閉器120と,該主開閉器120に電気的に接続された母線140と,該母線140を介して接続され,分岐回路に電力を供給する複数の並設された分岐開閉器130とを備えて構成されている。
母線140は,中性相導体12と,第一の電圧相導体11と,第二の電圧相導体13とからなり,各々の導体には分岐開閉器130との間を接続する電気導体である分岐線が設けられている。該分岐線が設けられている部分には絶縁ブロック部材150が母線及び各分岐線を絶縁するように設けられている。
母線140は主開閉器120の負荷側端子とは,接続導体を介して電気的に接続されている。第一の電圧相接続導体1022はその両端が,主開閉器120の第一の電圧相と,第一の電圧相導体11と接続される。以降第一の電圧相をL1相とよぶ。第二の電圧相接続導体1023はその両端が,主開閉器120の第二の電圧相と,第二の電圧相導体13と接続される。以降第二の電圧相をL2相とよぶ。中性相接続導体1021はその両端が,主開閉器120の中性相と,中性相導体12と接続される。以降中性相をN相とよぶ。
図2は絶縁ブロック部材150を省略した母線部分の説明図である。また,図3は,ねじ17,送り板16,筒状導体子18,雌ねじ部材19を省略し,真上から見た図を示している。
12は中性相導体でN相,11は第一の電圧相導体でL1相,13は第二の電圧相導体でL2相を示し,分岐開閉器131が配置される側から中性相導体12,第一の電圧相導体11,第二の電圧相導体13という順に,N相の片側にL1相及びL2相の電圧相が並んで配置されている。131は分岐開閉器,16は送り板,17はねじ,18は筒状導体子,19は雌ねじ部材である。
中性相導体12には,略U字状切欠部1201〜1208が分岐開閉器の並設方向に,該分岐開閉器の数に応じて並べて設けられている。これらの略U字状切欠部1202〜1208には,それぞれに筒状導体子接続面部が設けられており,筒状導体子18を介して送り板16がねじ17と雌ねじ部材19で挟まれるように取り付けられる。送り板16は,接続部1601と長孔1602を有し,接続部1601は分岐開閉器131の端子部1311に接続される。
さて,第一の電圧相導体11については,分岐開閉器の並設方向に,該第一の電圧相導体11から延出する接続部1101,1103,1105,1107と,略U字状切欠部1102,1104,1106,1108が交互に設けられている。
例えば接続部1101は第一の分岐開閉器131の端子部1312(図2)に接続され,接続部1103は第三の分岐開閉器133の端子部に接続され,接続部1105は第五の分岐開閉器135の端子部に接続され,接続部1107は第七の分岐開閉器137の端子部に接続され,というように,ひとつ置きに分岐開閉器に接続される。
また,第一の電圧相導体11の略U字状切欠部は,それぞれが中性相導体12に設けられた略U字状切欠部と互いに向き合うよう,即ち1202と1102,1204と1104,1206と1106,1208と1108というように,ひとつ置きにそのU字の開口が互いに向き合うように配置されている。
第二の電圧相導体13については,分岐開閉器の並設方向に,該第二の電圧相導体13から延出する略U字状切欠部1301,1303,1305,1307と,接続部1302,1304,1306,1308が交互に設けられている。
図3において例えば接続部1302は第二の分岐開閉器132の端子部に接続され,接続部1304は第四の分岐開閉器134の端子部に接続され,接続部1306は第六の分岐開閉器136の端子部に接続され,接続部1308は第八の分岐開閉器138の端子部に接続され,というように,ひとつ置きに分岐開閉器に接続される。
また,第二の電圧相導体13の略U字状切欠部は,それぞれが中性相導体12に設けられた略U字状切欠部において互いに向き合うよう,即ち1201と1301,1203と1303,1205と1305,1207と1307というように,ひとつ置きにそのU字の開口が互いに向き合うように配置されている。
これらの,中性相導体12,第一の電圧相導体11,第二の電圧相導体13のそれぞれ向き合うように配置される略U字状切欠部の間隔は,図3に送り板16を投影した場合に,送り板16の長孔1602の端と端にそれぞれU字状切欠部のU字の円弧状の部分が位置するような間隔で設けられている。
このように,送り板16の接続部1601と第一の電圧相導体11の接続部1101は第一の分岐開閉器131に接続され,その隣の送り板の接続部と第二の電圧相導体13の接続部1302は第二の分岐開閉器132に接続され,というように,送り板と各相の電圧相導体の接続部とが対になり分岐開閉器に電力を供給する。
送り板16と略U字状切欠部とは前述したように,筒状導体子18を介してねじ17と雌ねじ部材19で挟まれるように取り付けられるため,例えば送り板16と略U字状切欠部1201または1301の間に筒状導体子18を選択して圧接状に締め付けることが可能である。1201を選択した場合には,分岐開閉器131には,第一の電圧相導体11と中性相導体12から電圧が供給されて100Vとなる。また1301を選択した場合には第一の電圧相導体11と第二の電圧相導体13から電圧が供給されて200Vとなる。第二の分岐開閉器132についても1202を選択した場合には送り板16の隣の送り板の接続部と第二の電圧相導体13の接続部1302から電圧が供給されて100Vとなる。1102を選択した場合には第一の電圧相導体11と第二の電圧相導体13から電圧が供給されて200Vとなる。その他の分岐開閉器についても同様に第一の電圧相導体11と第二の電圧相導体13から交互に電圧が供給され,送り板を固定する略U字状切欠部を選択することで電圧を切り替えることができる。また,各相を交互に分岐開閉器に接続するため,電圧の相バランスを確保できる。
また,各電圧相の導体からは,分岐開閉器の側に向けて直線的に延出した接続部と,中性相導体の略U字状切欠部に対向して略U字状切欠部を設ければよく,背景技術で例示したような他相の接続部を迂回させて接続部を設けるといった複雑な構造は不要である。
図4,図5には,母線を絶縁ブロック部材150に取り付けた図を示している。絶縁ブロック部材150は樹脂材料で形成されており,各相母線における略U字状切欠部と送り板と筒状導体子とねじと雌ねじ部材とからなる電圧切り替え部を収容する電圧切り替え収容部と,各相を絶縁するための絶縁隔壁とが設けられている。図4中2001〜2008が電圧切り替え収容部で,2101〜2117が絶縁隔壁である。
電圧切り替え収容部のうち,2001,2003,2005,2007が中性相導体12と第二の電圧相導体13の略U字状切欠部が収容される部分で,2002,2004,2006,2008が中性相導体12と第一の電圧相導体11の略U字状切欠部が収容される部分である。このように各電圧相がひとつ置きに配置されるようになっている。
次に絶縁ブロック部材150に各相の母線や電圧切り替えの各部品を組みつけていく手順について説明を行う。
まず,図6には中性相導体の方向から臨んだ図を示しているが,中性相導体12を図4中矢印aの方向から差し込むように装着する。次に,図7に示したように,雌ねじ部材19を雌ねじ部材挿入部2201〜2208から挿入する。それぞれの雌ねじ部材挿入部には図8に断面を示しているが,第一のリブ2201a〜2208a及び第二のリブ2201b〜2208bが設けられており,これらのリブがガイドとなって雌ねじ部材が挿入されやすくなっている。
図8において,略U字状切欠部の部分に雌ねじ部材が位置し,後述するねじと組みつけられる。
次に,図9に示したように,筒状導体子18と送り板16を各電圧切り替え収容部に配設した後,ねじ17を雌ねじ部材19に締め付けていき,略U字状切欠部と筒状導体子18と送り板16とを締め付け固定する。雌ねじ部材19は四角ナット形状をしており,両側面を絶縁隔壁でゆるく保持されるので,雌ねじ部材19が空回りすることはない。この段階で,中性相導体12に対して,筒状導体子18と送り板16がねじ止めされるとともに,絶縁ブロック部材は送り板と中性相導体間に挟持されるので一体化される(図10)。
次に,図11に示したように,まず,第一の電圧相導体11を図4中矢印bの方向から差し込むように装着し,続いて第二の電圧相導体13を同じく矢印bの方向から差し込むように装着する。この段階で,図5に示したように中性相導体12と,各電圧相導体の略U字状切欠部の開口部が,互いに向き合うように配置される。
次に,図12に示したように,母線等が組みつけられた絶縁ブロック部材を,設置台に嵌め込むようにして取り付ける。設置台24には,母線を嵌め込む溝部2401と,絶縁ブロック部材の周囲を略包囲するように支えるとともに充電部の絶縁を行う柵状の嵌め込み部2402が設けられている。また,主開閉器120と各母線とを接続する接続導体をねじ止め固定するためのナット収容部2403が設けられている。以上で母線部分の組立てが完了する。
さて,設置台24において,絶縁ブロック部材を嵌め込む部分に着目すると,設置台の分岐開閉器の電源負荷側方向の大きさは,絶縁ブロック部材における分岐開閉器の電源負荷側方向の大きさと同一である。背景技術で例示した母線の構造は,絶縁ブロックと中性相導体が重なるように配置され,さらにその両側に第一の電圧相導体及び第二の電圧相導体が配置される構造であるため,本発明の設置台の大きさと比べて,約2倍強の大きさを必要とする。即ち,本発明の母線配置構造によれば,設置台の大きさを従来の半分以下に構成することができる。したがって,母線の片側だけに複数の分岐開閉器を配置して構成するような分電盤の設計において,分電盤の取付時における天地方向の長さを短くできるように構成できる。
なお,第二の電圧相導体13と第二の電圧相接続導体1023とをねじ止めするためのナット収容部が絶縁ブロック部材の幅からはみ出て形成されているが,分岐開閉器が設置される側とは反対側であり,またこちら側においては電線の接続が行われないために,配線作業の妨げになるなどの影響はない。
以上のように母線配置を行ったことにより,各相の母線と分岐開閉器との接続部の分岐線を母線の分岐開閉器が配置される片側に導き出し,かつ,電圧の切り替えが可能であるような母線の配置構造を提供するとともに,母線を設置する設置台部分の分岐開閉器の電源負荷側方向の長さを短く構成でき,それにより電線の配線作業を行うガター部分を確保しながらも作業性は犠牲にせず,分電盤の天地方向を短く構成できる分電盤の母線配置構造を提供することができる。
本発明によれば,母線を設置する設置台部分の分岐開閉器の電源負荷側方向の長さを短く構成できるため,実施例に示したような住宅用分電盤への適用以外に,制御盤など大型の盤に適用することで,盤の大きさを小さく構成でき,省スペース化が図れる可能性がある。
第一の実施例を適用した分電盤の概略図。 絶縁ブロック部材150を省略した母線部分の説明図。 母線部分の説明図。 母線を絶縁ブロック部材150に取り付けた図。 母線を絶縁ブロック部材150に取り付けた図。 絶縁ブロックに中性相導体を取付ける説明図。 雌ねじ部材の取付説明図。 雌ねじ部材と中性相導体の位置関係を示した断面図。 送り板などの取付説明図。 中性相導体と雌ねじ部材の取付後の説明図。 電圧極導体を差込む説明図。 絶縁ブロック部材を設置台に差込む説明図。 従来の母線配置構造の例。 従来の母線配置構造の例。 従来の母線配置構造を用いた説明図。 従来の母線配置構造を用いた説明図。
符号の説明
100 分電盤
110 キャビネット
120 主開閉器
130 分岐開閉器
140 母線
150 絶縁ブロック部材
151 電圧の切り替え部
11 第一の電圧相導体
12 中性相導体
13 第二の電圧相導体
1021 中性相接続導体
1022 第一の電圧相接続導体
1023 第二の電圧相接続導体
16 送り板
17 ねじ
18 筒状導体子
19 雌ねじ部材
2001 電圧切り替え収容部
1201 筒状導体接続面部
1202 略U字状切欠部
2201 雌ねじ部材挿入部
2201a 第一のリブ
2202b 第二のリブ
24 設置台
2401 溝部
2402 柵状の嵌め込み部
2403 ナット収容部


Claims (1)

  1. キャビネットの内部に,主開閉器と,該主開閉器に接続された母線と,該母線を介して接続され分岐回路に電力を供給する一列に並設された分岐開閉器とを備え,
    前記母線は,第一の電圧相導体と,第二の電圧相導体と,中性相導体とから構成され,
    前記一列に並設された分岐開閉器の片側に分岐開閉器の電源負荷側方向において,中性相導体の片側に第一の電圧相導体と第二の電圧相導体とが相隣り合うよう,中性相導体,第一の電圧相導体及び第二の電圧相導体を夫々の導体の板厚方向に立てて配設されるとともに,
    第一の電圧相と中性相を選択的に接続する第一の電圧切替部,また,第二の電圧相と中性相を選択的に接続する第二の電圧切替部を構成する分岐線を備え,
    分岐開閉器の並設方向において,
    前記第一の電圧切替部と該第一の電圧切替部を構成しない電圧相の分岐線,並びに
    前記第二の電圧切替部と該第二の電圧切替部を構成しない電圧相の分岐線を夫々一対として,
    夫々の分岐線が,
    分岐開閉器側に交互に延出するように設けられて分岐開閉器と接続されることを特徴とする分電盤の母線配置構造。
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