JP2002135912A - 単相3線式分電盤の電圧切替装置 - Google Patents
単相3線式分電盤の電圧切替装置Info
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Abstract
ブレーカの取り付けピッチを狭くしても導体間の絶縁が
確保でき,また電圧切替作業にあたって,ねじを紛失す
る虞がない単相3線式分電盤の電圧切替装置を提供する
ことを目的としている。 【構成】 主幹ブレーカと,複数の2極分岐ブレーカ
と,該主幹ブレーカと複数の2極分岐ブレーカを電気的
に接続する導体装置を含む単相3線式分電盤の,該分岐
ブレーカの片方の極に接続する導体相を中性相と電圧相
に切替えて分岐ブレーカへの供給電圧を切替える電圧切
替装置において,該電圧切替装置は,前記分岐ブレーカ
の片方の極の端子に接続され長孔を有する送り板と,中
性相と電圧相の導体と,筒状導体子と,前記送り板の長
孔と筒状導体子を貫通し,筒状導体子を中性相もしくは
電圧相の導体の接続部に選択的に接続するねじを含む電
圧切替部と,相隣合う電圧切替部間を絶縁する絶縁部材
からなることを特徴としている。
Description
に関し,特に,その分岐ブレーカの電圧切替装置に関す
るものである。
図において,1,2,3は分電盤の電気接続導体で,1
は第一の電圧相の導体,2は中性相の導体,3は第二の
電圧相の導体である。4と5は分岐ブレーカで,401
と402,501と502は導体接続端子である。10
1と301は第一の電圧相の導体1と第二の電圧相の導
体3から延出する接続部で,それぞれ端子401と50
1に接続される。6と6’は送り板で接続部601,6
01’が端子402,502に接続される。7はねじ,
8は切替片であり,4と5に示す二つのブレーカの電圧
切替装置を示している。
替装置の分解説明図であり,特に切替片8の詳細を示し
ている。切替片8は,図2のように,切替導体801と
ホルダー802で構成されている。ねじ7は送り板6の
長孔602と切替片8とを貫通し,図2に示す中性相導
体2のねじ孔201,もしくは第二の電圧相導体3のね
じ孔302に選択的に螺着される。図1はねじ孔201
に螺着された状態を示しており,ブレーカ4は,第一の
電圧相の導体1と中性相の導体2から電圧を供給されて
いて,100Vの電圧が供給されている。
Vに変更したい場合は,ねじ7をねじ孔201から外し
て切替片8と一緒に長孔602内をねじ孔302側に移
動させて螺着することによりおこなわれる。ブレーカ4
には第一の電圧相の導体1と第二の電圧相の導体3から
200Vの電圧が供給される。
相3線式分電盤の電圧切替装置は,電圧切替えに当たっ
て部品を取りかえることなく,ねじを緩めて部品の位置
を移動するのみで作業が完了し,非常に便利であった。
の絶縁は空間でおこなわれているために一定の距離が必
要で,相隣合う送り板6と6’の設置間隔を狭めること
はできなかった。このことは,図の4と5の分岐ブレー
カを並べてたくさん配列する場合の分岐ブレーカの配列
ピッチは,送り板6と6’の間の空間を含む配列ピッチ
の2倍以下にはできないことを意味しており,分岐ブレ
ーカの前記端子間方向の外形寸法がいくら小さくできて
も,すなわち薄型のブレーカを用いても,相応して電圧
切替装置の配列ピッチを小さくできないということを意
味している。
せなければ他方のねじ孔に移動できず,ねじ孔からねじ
を離脱させ切替片から完全に引きぬいた場合は,ねじが
脱落して紛失しやすいという問題点を有していた。
列方向の巾寸法が小さい,すなわち薄型の分岐ブレーカ
を使用しても送り板間の絶縁が確保できて電圧切替装置
を相応に小型化でき,また電圧切替作業にあたって,ね
じを紛失する虞がない単相3線式分電盤の電圧切替装置
を提供することを課題とし,特に電圧切替装置の絶縁物
を工夫し,さらに該絶縁物を利用して電圧切替作業を改
善することを課題としている。
カと,複数の2極分岐ブレーカと,該主幹ブレーカと複
数の2極分岐ブレーカを電気的に接続する導体装置を含
む単相3線式分電盤の,分岐ブレーカの片方の極に接続
する導体相を中性相と電圧相に切替えて分岐ブレーカへ
の供給電圧を切替える電圧切替装置において,該電圧切
替装置は,前記分岐ブレーカの片方の極の端子に接続さ
れ長孔を有する送り板と,中性相と電圧相の導体と,筒
状導体子と,前記送り板の長孔と筒状導体子を貫通し,
筒状導体子を中性相もしくは電圧相の導体の接続部に選
択的に接続するねじを含む電圧切替部と,相隣合う電圧
切替部間の絶縁隔壁を含む絶縁部材からなることを特徴
とした単相3線式分電盤の電圧切替装置を提供したもの
である。
は,絶縁部材で行うので,隣合う電圧切替部同士の間に
は絶縁部材の厚み分の間隔があればよく,薄型の分岐ブ
レーカを用いても電圧切替装置を相応に小型化できる。
切替部を1ブロックとしてブロック毎に絶縁ブロック部
材として一体化したものであり,該絶縁ブロック部材は
複数の絶縁隔壁と該絶縁隔壁間を保持する連結部で構成
され,前記絶縁隔壁と連結部で構成される1区画にひと
つの電圧切替部を配したものであり,ブロックの一端に
位置する区画の外側面には絶縁隔壁がなく,該絶縁隔壁
がない部分は隣合う絶縁ブロック部材の絶縁隔壁または
エンドプレートで覆われることを特徴とする請求項1の
単相3線式分電盤の電圧切替装置を提供したものであ
る。
とき,異なるブロックに含まれ隣合う分岐ブレーカの配
列ピッチを同じブロック内の隣合う分岐ブレーカの配列
ピッチと同一とでき,複数のブロックを連結した場合で
も,連結による寸法ロスをなくすることができる。
レーカに接続された送り板により,分岐ブレーカの取付
板側に向けて保持されることを特徴とする請求項1また
は請求項2の単相3線式分電盤の電圧切替装置を提供し
たものである。
素化され,脱落することがない。
圧相の導体の筒状導体子への接続部は,接続面部を含む
U字状切欠部であり,送り板と筒状導体子とU字状切欠
部は前記ねじと雌ねじ部材で積層圧接され,一組の電圧
切替部内の中性相導体と電圧相導体のU字状切欠部は,
送り板の長孔の端と端に位置して互いにU字の開口側が
内向きに配されているものであり,前記絶縁部材には,
絶縁隔壁に中性相導体のU字状切欠部と電圧相導体のU
字状切欠部のU字切欠内縁を長孔状に連続させる第一の
リブと,雌ねじ部材の脱落を防止する第二のリブを設け
たことを特徴とする前記請求項1から4のいずれかに記
載の単相3線式分電盤の電圧切替装置を提供したもので
ある。
落する虞がない。
U字状切欠部が当接する部分の第一のリブ側もしくはU
字状切欠部側もしくは両側に傾斜部またはR部を設けた
ことを特徴とする請求項4記載の単相3線式分電盤の電
圧切替装置を提供したものである。
じと筒状導体子と雌ねじ部材を片方のU字切欠部から他
方のU字状切欠部へ移動させるとき筒状導体子と雌ねじ
部材が前記当接部で引っ掛かることがない。
図面を用いて以下に説明する。図3は,本件第一実施例
の発明の絶縁部材を省略した電圧切替部の説明図であ
る。図3において,11は第一の電圧相の導体,12は
中性相の導体,13は第二の電圧相の導体である。1
4,15は分岐ブレーカ,16,20は送り板,17は
ねじ,18は筒状導体子,19は雌ねじ部材である。
出する接続部で,分岐ブレーカ14の端子1402に接
続される。なお,図の分岐ブレーカの端子は,導体を弾
性による挟み込みで接続するプラグイン状のものを想定
している。16の送り板は,接続部1601と長孔16
02を有し,接続部1601は分岐ブレーカ14の端子
1401に接続される。1202と1303は中性相導
体と第二の電圧相導体のU字状切欠部で,それぞれに1
201と1302のように筒状導体接続面部を含み,送
り板16の長孔1602の端と端にそれぞれU字切欠部
のU字の開口が内向きとなるよう配置されている。ねじ
17と雌ねじ部材19は,送り板16とU字状切欠部1
202または1303の間に筒状導体子18を選択して
圧接状に締めつける。1202を選択した場合は,分岐
ブレーカ14には,第一の電圧相の導体11と中性相の
導体12から電圧が供給されて100Vとなる。また1
303を選択した場合は第一の電圧相の導体11と第二
の電圧相の導体13から電圧が供給されて200Vとな
る。15の分岐ブレーカについても接続部1301と2
001から電圧が供給され,電圧の切替えは14のブレ
ーカの場合と同様である。
板と筒状導体子と雌ねじ部材と中性相と電圧相の一組の
U字状切欠部で一組の電圧切替部を構成している。
ーカ14と15が図に示すように配列する巾方向に薄型
の場合,送り板や筒状導体子や雌ねじ部材の間隔がせま
くなり,夫々の筒状導体子が接続される導体の相によっ
ては異極電圧に充電されるため絶縁距離が不足する。ま
た,筒状導体子18と雌ねじ部材19は廻り止めや,脱
落防止の措置がとられておらず,そのままではねじの締
めつけや切替え作業に支障がある。
り,複数の絶縁隔壁2101〜2108を第一の連結部
2111〜2118と第二の連結部2121〜2128
で等間隔に連続して一体的に配置した形状をしており,
各絶縁隔壁間のスペースを1区画として,各区画にひと
つの電圧切替部を配するようになっている。
第一の連結部2118,第二の連結部2128で構成さ
れる区画は,2108に対抗する隔壁が2160の位置
にないが,その部分は絶縁ブロック部材を連続して設置
する場合を考慮して,隣合う絶縁ブロック部材の隔壁2
101に該当する部分,もしくは絶縁ブロック部材を連
続して設置しない場合はエンドプレート22で覆われて
区画を構成するようにしてある。そのため,第一の連結
部2118と第二の連結部2128には,連結用係合爪
部2150が,絶縁ブロック部材の隔壁2101には,
連結用係合受部2170が設けられている。また,各隔
壁には,第一のリブ2130と第二のリブ2140が隔
壁の両面に配置してある。エンドプレート22は,絶縁
隔壁1枚とした構成で,絶縁ブロック部材の絶縁隔壁2
101と同様に連結用系合受部2270と第一のリブ2
230および第二のリブ2240を片面に有している。
3に示す電圧切替部と一体化し主幹ブレーカや分岐ブレ
ーカを配した外観図であり,23は主幹ブレーカ,24
は導体11,12,13の設置台,25は分岐ブレーカ
の取付板であり,その他は図3と図4でそれぞれ説明し
た符号をそのまま用いている。図5は,絶縁ブロック部
材21がひとつで,エンドプレート22を用いている
が,エンドプレートを取り去り,図の右方にさらに絶縁
ブロック部材を連結して,分岐ブレーカ数を増やしてい
くことができる。
数を増やした場合,本件発明では,異なるブロックに含
まれ隣合う分岐ブレーカの電圧切替部間には,絶縁隔壁
がひとつ入るのみでよいこととなるので,異なるブロッ
クに含まれ隣合う分岐ブレーカ間の配列ピッチは,同一
ブロック内の分岐ブレーカの配列ピッチと同一とでき,
連結部による寸法ロスがない。
図3に示す電圧切替部の各部品を組み付けていく手順
と,部品間の形状関係を図6から図11を用いて詳細に
説明する。
(a)に示すように,中性相導体12を組み合わせる。
中性相導体12からは絶縁ブロック部材21の区画数に
応じてU字状切欠部1202と1204を有する足部1
205と1206が延出している。足部1205と12
06の巾は,U字状切欠部1202と1204の巾方向
の両側端から第二のリブ2140の高さh分狭くしてあ
る。したがって,各区画内の第一のリブ2130と第二
のリブ1240の間にU字状切欠部1202と1204
を図の矢印のように横方向から適当な位置まで挿入し,
その後,絶縁ブロック部材21の隔壁2101,210
3,2105・・の底部に導体12が当たるまで絶縁ブ
ロック部材を導体12に被せる。そのときの,U字状切
欠部1202と第一のリブ2130,足部1205と第
二のリブ2140の位置関係は図6の(b)のようにな
っている。図6(b)の手前にも絶縁隔壁があり,該絶
縁隔壁から足部1205向きに第一のリブと第二のリブ
が配置されることはいうまでもない。絶縁ブロック部材
21と導体12の組み合わせを完了した状態を図7に示
す。
体子と雌ねじ部材とねじを組み付ける。図8(a)はす
でに16に示す半数の送り板は組みたてられており,図
9に示す20側の送り板を組み付けるための雌ねじ部材
19を挿入するところの図である。各雌ねじ部材が該当
する絶縁ブロック部材の各区画の第一のリブ2130と
第二のリブ2140の間から雌ねじ部材19を図では絶
縁ブロック部材21に隠れて見えない足部1206に当
たるまで挿入する。図8(b)は,雌ねじ部材を挿入し
た状態の第一のリブ2130,第二のリブ2140,足
部1206,U字切欠部1204の関係を示した断面説
明図であり,図6(b)と同様に図の手前側には絶縁隔
壁があり,該絶縁隔壁から奥向きに第一のリブと第二の
リブが配置される。
9のように筒状導体子18,送り板20をねじ17で,
図8(b)に示した各区画のU字切欠部1204の下に
挿入した雌ねじ部材19に締めつけていく。雌ねじ部材
19は四角ナット状をしており,両側面を絶縁隔壁でゆ
るく保持されるので,雌ねじ部材が空回りすることはな
い。このときねじ17と雌ねじ部材19により,送り板
20,筒状導体子18,U字状切欠部1204が圧接固
定される。図10は,図9に示す組み立てが終了した図
である。この段階で,中性相導体に対し,筒状導体子と
送り板がねじ止めされるとともに絶縁ブロックは送り板
と中性相導体間に挟持されるので,一体化されている。
相導体と組み合わせる際の図である。24は,各相導体
の設置台で,設置台24に図10の状態まで組んだ中性
相導体12を取り付け,その後,第一の電圧相の導体1
1と第二の電圧相の導体13を組み込む。図11(b)
は,絶縁ブロック部材21内の一つの区画内の部品配置
を説明した図である。図のように,ねじ17と雌ねじ部
材19によって,中性相導体のU字状切欠部1204と
筒状導体子18と送り板20が圧接固定されている。前
述のように,雌ねじ部材19は四角ナット状であって,
図の手前と奥側の側面に絶縁隔壁が配され,ねじ17を
緩めたり締め付けたりする際の廻り止めとして機能して
いる。ねじ17を緩めた場合,送り板20と筒状導体子
18と雌ねじ部材19を圧接する力は解放されるが,図
5のように分岐ブレーカが取付板25に取り付けられた
場合は,送り板が分岐ブレーカの端子に固定され,絶縁
ブロック部材を含む電圧切替装置と中性相導体は送り板
と分岐ブレーカ取付板上に配された設置台24間で挟持
されるので,絶縁ブロック部材と中性相および電圧相導
体のU字状切欠部の位置関係は変わらない。
0と絶縁隔壁と第一の連結部と第二の連結部と中性相導
体12のU字状切欠部1204と第一の電圧相導体11
のU字状切欠部1102と第一のリブ2130で仕切ら
れる空間内から脱出できない。また雌ねじ部材19も,
第一のリブ2130とU字状切欠部1204と1102
と足部1106と1206と第二のリブ2140で仕切
られる空間内から脱出できない。ねじ17を完全に雌ね
じ部材19と筒状導体子18から離脱させた場合,前記
空間内で筒状導体子と雌ねじ部材19はお互いに関係な
く移動可能であるが,ねじ17の先端が雌ねじ部材19
に少しでも螺合していれば,ねじ17移動に合わせて前
記空間内で筒状導体子18と雌ねじ部材19も移動す
る。図の左方一杯(図の点線の位置)まで移動し終わっ
た箇所でねじ17を再び締めつければ,送り板20は第
一の接続導体11に電気的に接続されたこととなる。
欠部のU字内縁は長孔状に連続するよう構成されてお
り,該長孔内をねじ17は移動する。
204と第一のリブ2130の端部の突き合わせの状況
を拡大した図である。突き合わせ部の端部は図のように
C1からC3のように,傾斜部やR部が設けてあり,
(a)のように図の左から右に(b)のように図の右か
ら左に雌ねじ部材19と筒状導体子18が移動する際に
突き合せの段差に引っ掛かって移動が阻害されないよう
配慮してある。
縁隔壁を有する絶縁部材を設けたので,電圧切替部間に
絶縁用の空間が不要となり,電圧切替部間の配列ピッチ
を小さくできるから,薄型の分岐ブレーカを使用して
も,相応に電圧切替装置を小さくできる。もちろん絶縁
隔壁を有する請求項1の絶縁部材と請求項2の絶縁ブロ
ック部材は,図1から図2に示す従来の電圧切替装置に
も適用できる。この場合,絶縁隔壁に設ける第二のリブ
は不要であり,且つ第一のリブもU字状切欠部のU字内
縁と連続して長孔状に構成する必要はない。また第4の
請求項の発明によれば,ねじ16を雌ねじ部材19に締
めつけるようにして,中性相導体と電圧相導体の筒状導
体子との接続部はU字状切欠部として,且つ第一のリブ
を該U字状切欠部のU字内縁と連続して長孔状となるよ
うにし,第二のリブを設けて雌ねじ部材の脱落防止をお
こなったので,ねじ16は雌ねじ部材から完全に離脱さ
せることなく筒状導体子を中性相導体と電圧相導体の何
れかの位置に移動できるので,ねじ16を紛失する虞が
ない。
ーカを使用しても送り板間の絶縁が確保できて電圧切替
装置を相応に小型化でき,また電圧切替作業にあたっ
て,ねじを紛失する虞がない単相3線式分電盤の電圧切
替装置を提供することができる。
図。
図。
明図1a。
明図1b。
2。
明図3a。
明図3b。
4。
図5。
説明図6a。
説明図6b。
説明図7a。
説明図7b。
Claims (5)
- 【請求項1】主幹ブレーカと,複数の2極分岐ブレーカ
と,該主幹ブレーカと複数の2極分岐ブレーカを電気的
に接続する導体装置を含む単相3線式分電盤の,分岐ブ
レーカの片方の極に接続する導体相を中性相と電圧相に
切替えて分岐ブレーカへの供給電圧を切替える電圧切替
装置において,該電圧切替装置は,前記分岐ブレーカの
片方の極の端子に接続され長孔を有する送り板と,中性
相と電圧相の導体と,筒状導体子と,前記送り板の長孔
と筒状導体子を貫通し,筒状導体子を中性相もしくは電
圧相の導体の接続部に選択的に接続するねじを含む電圧
切替部と,相隣合う電圧切替部間の絶縁隔壁を含む絶縁
部材からなることを特徴とした単相3線式分電盤の電圧
切替装置。 - 【請求項2】前記絶縁部材は,複数の電圧切替部を1ブ
ロックとしてブロック毎に絶縁ブロック部材として一体
化したものであり,該絶縁ブロック部材は複数の絶縁隔
壁と該絶縁隔壁間を保持する連結部で構成され,前記絶
縁隔壁と連結部で構成される1区画にひとつの電圧切替
部を配したものであり,ブロックの一端に位置する区画
の外側面には絶縁隔壁がなく,該絶縁隔壁がない部分は
隣合う絶縁ブロック部材の絶縁隔壁またはエンドプレー
トで覆われることを特徴とする請求項1の単相3線式分
電盤の電圧切替装置。 - 【請求項3】前記絶縁部材は,前記分岐ブレーカに接続
された送り板により,分岐ブレーカの取付板側に向けて
保持されることを特徴とする請求項1または請求項2の
単相3線式分電盤の電圧切替装置。 - 【請求項4】前記電圧切替部の中性相と電圧相の導体の
筒状導体子への接続部は,接続面部を含むU字状切欠部
であり,送り板と筒状導体子とU字状切欠部は前記ねじ
と雌ねじ部材で積層圧接され,一組の電圧切替部内の中
性相導体と電圧相導体のU字状切欠部は,送り板の長孔
の端と端に位置して互いにU字の開口側が内向きに配さ
れているものであり,前記絶縁部材には,絶縁隔壁に中
性相導体のU字状切欠部と電圧相導体のU字状切欠部の
U字切欠内縁を長孔状に連続させる第一のリブと,雌ね
じ部材の脱落を防止する第二のリブを設けたことを特徴
とする前記請求項1から4のいずれかに記載の単相3線
式分電盤の電圧切替装置。 - 【請求項5】前記絶縁部材の第一のリブとU字状切欠部
が当接する部分の第一のリブ側もしくはU字状切欠部側
もしくは両側に傾斜部またはR部を設けたことを特徴と
する請求項4記載の単相3線式分電盤の電圧切替装置。
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