JP4560197B2 - 単相3線式分電盤の電圧切替装置 - Google Patents

単相3線式分電盤の電圧切替装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は単相3線式分電盤に関し,特に,その分岐ブレーカの電圧切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1は従来の電圧切替装置の例である。図において,1,2,3は分電盤の電気接続導体で,1は第一の電圧相の導体,2は中性相の導体,3は第二の電圧相の導体である。4と5は分岐ブレーカで,401と402,501と502は導体接続端子である。101と301は第一の電圧相の導体1と第二の電圧相の導体3から延出する接続部で,それぞれ端子401と501に接続される。6と6’は送り板で接続部601,601’が端子402,502に接続される。7はねじ,8は切替片であり,4と5に示す二つのブレーカの電圧切替装置を示している。
【0003】
図2は,図1におけるブレーカ4の電圧切替装置の分解説明図であり,特に切替片8の詳細を示している。切替片8は,図2のように,切替導体801とホルダー802で構成されている。ねじ7は送り板6の長孔602と切替片8とを貫通し,図2に示す中性相導体2のねじ孔201,もしくは第二の電圧相導体3のねじ孔302に選択的に螺着される。図1はねじ孔201に螺着された状態を示しており,ブレーカ4は,第一の電圧相の導体1と中性相の導体2から電圧を供給されていて,100Vの電圧が供給されている。
【0004】
ここで,ブレーカ4への供給電圧を200Vに変更したい場合は,ねじ7をねじ孔201から外して切替片8と一緒に長孔602内をねじ孔302側に移動させて螺着することによりおこなわれる。ブレーカ4には第一の電圧相の導体1と第二の電圧相の導体3から200Vの電圧が供給される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の単相3線式分電盤の電圧切替装置は,電圧切替えに当たって部品を取りかえることなく,ねじを緩めて部品の位置を移動するのみで作業が完了し,非常に便利であった。
【0006】
しかしながら,相隣合う送り板6と6’間の絶縁は空間でおこなわれているために一定の距離が必要で,相隣合う送り板6と6’の設置間隔を狭めることはできなかった。このことは,図の4と5の分岐ブレーカを並べてたくさん配列する場合の分岐ブレーカの配列ピッチは,送り板6と6’の間の空間を含む配列ピッチの2倍以下にはできないことを意味しており,分岐ブレーカの前記端子間方向の外形寸法がいくら小さくできても,すなわち薄型のブレーカを用いても,相応して電圧切替装置の配列ピッチを小さくできないということを意味している。
【0007】
また,ねじ7は,ねじ孔から完全に離脱させなければ他方のねじ孔に移動できず,ねじ孔からねじを離脱させ切替片から完全に引きぬいた場合は,ねじが脱落して紛失しやすいという問題点を有していた。
【0008】
本発明は,上述のように分岐ブレーカの配列方向の巾寸法が小さい,すなわち薄型の分岐ブレーカを使用しても送り板間の絶縁が確保できて電圧切替装置を相応に小型化でき,また電圧切替作業にあたって,ねじを紛失する虞がない単相3線式分電盤の電圧切替装置を提供することを課題とし,特に電圧切替装置の絶縁物を工夫し,さらに該絶縁物を利用して電圧切替作業を改善することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1における単相3線式分電盤の電圧切替装置その基本構成が,主幹ブレーカと,複数の2極分岐ブレーカと,該主幹ブレーカと複数の2極分岐ブレーカを電気的に接続する導体装置を含む単相3線式分電盤の,分岐ブレーカの片方の極に接続する導体相を中性相と電圧相に切替えて分岐ブレーカへの供給電圧を切替える電圧切替装置において,該電圧切替装置は,前記分岐ブレーカの片方の極の端子に接続され長孔を有する送り板と,中性相と電圧相の導体と,筒状導体子と,前記送り板の長孔と筒状導体子を貫通し,筒状導体子を中性相もしくは電圧相の導体の接続部に選択的に接続するねじを含む電圧切替部と,相隣合う電圧切替部間の絶縁隔壁を含む絶縁部材からなるものである。
【0010】
それにより,隣合う電圧切替部同士の絶縁は,絶縁部材で行うので,隣合う電圧切替部同士の間には絶縁部材の厚み分の間隔があればよく,薄型の分岐ブレーカを用いても電圧切替装置を相応に小型化できる。
【0011】
また,前記絶縁部材は,複数の電圧切替部を1ブロックとしてブロック毎に絶縁ブロック部材として一体化したものであり,該絶縁ブロック部材は複数の絶縁隔壁と該絶縁隔壁間を保持する連結部で構成され,前記絶縁隔壁と連結部で構成される1区画にひとつの電圧切替部を配したものであり,ブロックの一端に位置する区画の外側面には絶縁隔壁がなく,該絶縁隔壁がない部分は隣合う絶縁ブロック部材の絶縁隔壁またはエンドプレートで覆われるものである。
【0012】
それにより,ブロックを連結して設置したとき,異なるブロックに含まれ隣合う分岐ブレーカの配列ピッチを同じブロック内の隣合う分岐ブレーカの配列ピッチと同一とでき,複数のブロックを連結した場合でも,連結による寸法ロスをなくすることができる。
【0013】
また,前記絶縁部材は,前記分岐ブレーカに接続された送り板により,分岐ブレーカの取付板側に向けて保持されるものである。
【0014】
それにより,絶縁部材の組み立て作業が簡素化され,脱落することがない。
【0015】
そして,前記電圧切替部の中性相と電圧相の導体の筒状導体子への接続部は,接続面部を含むU字状切欠部であり,送り板と筒状導体子とU字状切欠部は前記ねじと雌ねじ部材で積層圧接され,一組の電圧切替部内の中性相導体と電圧相導体のU字状切欠部は,送り板の長孔の端と端に位置して互いにU字の開口側が内向きに配されているものであり,前記絶縁部材には,絶縁隔壁に中性相導体のU字状切欠部と電圧相導体のU字状切欠部のU字切欠内縁を長孔状に連続させる第一のリブと,雌ねじ部材の脱落を防止する第二のリブを設けたことを特徴とするものである。
【0016】
それにより,電圧切替え作業中にねじが脱落する虞がない。
【0017】
請求項は,前記絶縁部材の第一のリブとU字状切欠部が当接する部分の第一のリブ側もしくはU字状切欠部側もしくは両側に傾斜部またはR部を設けたことを特徴とする請求項記載の単相3線式分電盤の電圧切替装置を提供したものである。
【0018】
それにより,電圧切替え作業において,ねじと筒状導体子と雌ねじ部材を片方のU字切欠部から他方のU字状切欠部へ移動させるとき筒状導体子と雌ねじ部材が前記当接部で引っ掛かることがない。
【0019】
【発明の実施の形態】
この発明の第1の実施例について図面を用いて以下に説明する。図3は,本件第一実施例の発明の絶縁部材を省略した電圧切替部の説明図である。図3において,11は第一の電圧相の導体,12は中性相の導体,13は第二の電圧相の導体である。14,15は分岐ブレーカ,16,20は送り板,17はねじ,18は筒状導体子,19は雌ねじ部材である。
【0020】
1101は第一の電圧相の導体11から延出する接続部で,分岐ブレーカ14の端子1402に接続される。なお,図の分岐ブレーカの端子は,導体を弾性による挟み込みで接続するプラグイン状のものを想定している。16の送り板は,接続部1601と長孔1602を有し,接続部1601は分岐ブレーカ14の端子1401に接続される。1202と1303は中性相導体と第二の電圧相導体のU字状切欠部で,それぞれに1201と1302のように筒状導体接続面部を含み,送り板16の長孔1602の端と端にそれぞれU字切欠部のU字の開口が内向きとなるよう配置されている。ねじ17と雌ねじ部材19は,送り板16とU字状切欠部1202または1303の間に筒状導体子18を選択して圧接状に締めつける。1202を選択した場合は,分岐ブレーカ14には,第一の電圧相の導体11と中性相の導体12から電圧が供給されて100Vとなる。また1303を選択した場合は第一の電圧相の導体11と第二の電圧相の導体13から電圧が供給されて200Vとなる。15の分岐ブレーカについても接続部1301と2001から電圧が供給され,電圧の切替えは14のブレーカの場合と同様である。
【0021】
以上の説明において,ひとつのねじと送り板と筒状導体子と雌ねじ部材と中性相と電圧相の一組のU字状切欠部で一組の電圧切替部を構成している。
【0022】
以上の図3に示す電圧切替部は,分岐ブレーカ14と15が図に示すように配列する巾方向に薄型の場合,送り板や筒状導体子や雌ねじ部材の間隔がせまくなり,夫々の筒状導体子が接続される導体の相によっては異極電圧に充電されるため絶縁距離が不足する。また,筒状導体子18と雌ねじ部材19は廻り止めや,脱落防止の措置がとられておらず,そのままではねじの締めつけや切替え作業に支障がある。
【0023】
図4には絶縁ブロック部材21を示しており,複数の絶縁隔壁2101〜2108を第一の連結部2111〜2118と第二の連結部2121〜2128で等間隔に連続して一体的に配置した形状をしており,各絶縁隔壁間のスペースを1区画として,各区画にひとつの電圧切替部を配するようになっている。
【0024】
なお,図4において,絶縁隔壁2108,第一の連結部2118,第二の連結部2128で構成される区画は,2108に対抗する隔壁が2160の位置にないが,その部分は絶縁ブロック部材を連続して設置する場合を考慮して,隣合う絶縁ブロック部材の隔壁2101に該当する部分,もしくは絶縁ブロック部材を連続して設置しない場合はエンドプレート22で覆われて区画を構成するようにしてある。そのため,第一の連結部2118と第二の連結部2128には,連結用係合爪部2150が,絶縁ブロック部材の隔壁2101には,連結用係合受部2170が設けられている。また,各隔壁には,第一のリブ2130と第二のリブ2140が隔壁の両面に配置してある。エンドプレート22は,絶縁隔壁1枚とした構成で,絶縁ブロック部材の絶縁隔壁2101と同様に連結用系合受部2270と第一のリブ2230および第二のリブ2240を片面に有している。
【0025】
図5は,図4に示す絶縁ブロック部材を図3に示す電圧切替部と一体化し主幹ブレーカや分岐ブレーカを配した外観図であり,23は主幹ブレーカ,24は導体11,12,13の設置台,25は分岐ブレーカの取付板であり,その他は図3と図4でそれぞれ説明した符号をそのまま用いている。図5は,絶縁ブロック部材21がひとつで,エンドプレート22を用いているが,エンドプレートを取り去り,図の右方にさらに絶縁ブロック部材を連結して,分岐ブレーカ数を増やしていくことができる。
【0026】
絶縁ブロック部材を連結して分岐ブレーカ数を増やした場合,本件発明では,異なるブロックに含まれ隣合う分岐ブレーカの電圧切替部間には,絶縁隔壁がひとつ入るのみでよいこととなるので,異なるブロックに含まれ隣合う分岐ブレーカ間の配列ピッチは,同一ブロック内の分岐ブレーカの配列ピッチと同一とでき,連結部による寸法ロスがない。
【0027】
次に,図4に示す絶縁ブロック部材21に図3に示す電圧切替部の各部品を組み付けていく手順と,部品間の形状関係を図6から図11を用いて詳細に説明する。
【0028】
まず,絶縁ブロック部材21には,図6の(a)に示すように,中性相導体12を組み合わせる。中性相導体12からは絶縁ブロック部材21の区画数に応じてU字状切欠部1202と1204を有する足部1205と1206が延出している。足部1205と1206の巾は,U字状切欠部1202と1204の巾方向の両側端から第二のリブ2140の高さh分狭くしてある。したがって,各区画内の第一のリブ2130と第二のリブ1240の間にU字状切欠部1202と1204を図の矢印のように横方向から適当な位置まで挿入し,その後,絶縁ブロック部材21の隔壁2101,2103,2105・・の底部に導体12が当たるまで絶縁ブロック部材を導体12に被せる。そのときの,U字状切欠部1202と第一のリブ2130,足部1205と第二のリブ2140の位置関係は図6の(b)のようになっている。図6(b)の手前にも絶縁隔壁があり,該絶縁隔壁から足部1205向きに第一のリブと第二のリブが配置されることはいうまでもない。絶縁ブロック部材21と導体12の組み合わせを完了した状態を図7に示す。
【0029】
次に,図7の状態に対し,送り板と筒状導体子と雌ねじ部材とねじを組み付ける。図8(a)はすでに16に示す半数の送り板は組みたてられており,図9に示す20側の送り板を組み付けるための雌ねじ部材19を挿入するところの図である。各雌ねじ部材が該当する絶縁ブロック部材の各区画の第一のリブ2130と第二のリブ2140の間から雌ねじ部材19を図では絶縁ブロック部材21に隠れて見えない足部1206に当たるまで挿入する。図8(b)は,雌ねじ部材を挿入した状態の第一のリブ2130,第二のリブ2140,足部1206,U字切欠部1204の関係を示した断面説明図であり,図6(b)と同様に図の手前側には絶縁隔壁があり,該絶縁隔壁から奥向きに第一のリブと第二のリブが配置される。
【0030】
図8のように,雌ねじ部材19挿入後,図9のように筒状導体子18,送り板20をねじ17で,図8(b)に示した各区画のU字切欠部1204の下に挿入した雌ねじ部材19に締めつけていく。雌ねじ部材19は四角ナット状をしており,両側面を絶縁隔壁でゆるく保持されるので,雌ねじ部材が空回りすることはない。このときねじ17と雌ねじ部材19により,送り板20,筒状導体子18,U字状切欠部1204が圧接固定される。図10は,図9に示す組み立てが終了した図である。この段階で,中性相導体に対し,筒状導体子と送り板がねじ止めされるとともに絶縁ブロックは送り板と中性相導体間に挟持されるので,一体化されている。
【0031】
図11(a)は,さらに第一と第二の電圧相導体と組み合わせる際の図である。24は,各相導体の設置台で,設置台24に図10の状態まで組んだ中性相導体12を取り付け,その後,第一の電圧相の導体11と第二の電圧相の導体13を組み込む。図11(b)は,絶縁ブロック部材21内の一つの区画内の部品配置を説明した図である。図のように,ねじ17と雌ねじ部材19によって,中性相導体のU字状切欠部1204と筒状導体子18と送り板20が圧接固定されている。前述のように,雌ねじ部材19は四角ナット状であって,図の手前と奥側の側面に絶縁隔壁が配され,ねじ17を緩めたり締め付けたりする際の廻り止めとして機能している。ねじ17を緩めた場合,送り板20と筒状導体子18と雌ねじ部材19を圧接する力は解放されるが,図5のように分岐ブレーカが取付板25に取り付けられた場合は,送り板が分岐ブレーカの端子に固定され,絶縁ブロック部材を含む電圧切替装置と中性相導体は送り板と分岐ブレーカ取付板上に配された設置台24間で挟持されるので,絶縁ブロック部材と中性相および電圧相導体のU字状切欠部の位置関係は変わらない。
【0032】
したがって,筒状導体子18は,送り板20と絶縁隔壁と第一の連結部と第二の連結部と中性相導体12のU字状切欠部1204と第一の電圧相導体11のU字状切欠部1102と第一のリブ2130で仕切られる空間内から脱出できない。また雌ねじ部材19も,第一のリブ2130とU字状切欠部1204と1102と足部1106と1206と第二のリブ2140で仕切られる空間内から脱出できない。ねじ17を完全に雌ねじ部材19と筒状導体子18から離脱させた場合,前記空間内で筒状導体子と雌ねじ部材19はお互いに関係なく移動可能であるが,ねじ17の先端が雌ねじ部材19に少しでも螺合していれば,ねじ17移動に合わせて前記空間内で筒状導体子18と雌ねじ部材19も移動する。図の左方一杯(図の点線の位置)まで移動し終わった箇所でねじ17を再び締めつければ,送り板20は第一の接続導体11に電気的に接続されたこととなる。
【0033】
なお,前記第一のリブ2130とU字状切欠部のU字内縁は長孔状に連続するよう構成されており,該長孔内をねじ17は移動する。
【0034】
図12は,図11(b)のU字状切欠部1204と第一のリブ2130の端部の突き合わせの状況を拡大した図である。突き合わせ部の端部は図のようにC1からC3のように,傾斜部やR部が設けてあり,(a)のように図の左から右に(b)のように図の右から左に雌ねじ部材19と筒状導体子18が移動する際に突き合せの段差に引っ掛かって移動が阻害されないよう配慮してある。
【0035】
以上の説明のように,各電圧切替部間に絶縁隔壁を有する絶縁部材を設けたので,電圧切替部間に絶縁用の空間が不要となり,電圧切替部間の配列ピッチを小さくできるから,薄型の分岐ブレーカを使用しても,相応に電圧切替装置を小さくできる。もちろん絶縁隔壁を有する請求項1の絶縁部材と請求項2の絶縁ブロック部材は,図1から図2に示す従来の電圧切替装置にも適用できる。この場合,絶縁隔壁に設ける第二のリブは不要であり,且つ第一のリブもU字状切欠部のU字内縁と連続して長孔状に構成する必要はない。また第4の請求項の発明によれば,ねじ16を雌ねじ部材19に締めつけるようにして,中性相導体と電圧相導体の筒状導体子との接続部はU字状切欠部として,且つ第一のリブを該U字状切欠部のU字内縁と連続して長孔状となるようにし,第二のリブを設けて雌ねじ部材の脱落防止をおこなったので,ねじ16は雌ねじ部材から完全に離脱させることなく筒状導体子を中性相導体と電圧相導体の何れかの位置に移動できるので,ねじ16を紛失する虞がない。
【0036】
【効果】
以上のように本発明によれば,薄型の分岐ブレーカを使用しても送り板間の絶縁が確保できて電圧切替装置を相応に小型化でき,また電圧切替作業にあたって,ねじを紛失する虞がない単相3線式分電盤の電圧切替装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の分岐ブレーカの電圧切替装置の図。
【図2】従来の分岐ブレーカの電圧切替装置の分解斜視図。
【図3】本件発明による電圧切替装置の主要部分解斜視図。
【図4】絶縁ブロック部材の図。
【図5】本件発明による分岐電圧切替装置の外観図。
【図6−a】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図1a。
【図6−b】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図1b。
【図7】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図2。
【図8−a】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図3a。
【図8−b】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図3b。
【図9】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図4。
【図10】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図5。
【図11−a】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図6a。
【図11−b】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図6b。
【図12−a】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図7a。
【図12−b】本件発明の分岐電圧切替装置の組み立て説明図7b。
【符号の説明】
11 第一の電圧相の導体
12 中性相の導体
13 第二の電圧相の導体
16,20 送り板
17 ねじ
18 筒状導体子
19 雌ねじ部材
21 絶縁ブロック部材
22 エンドプレート

Claims (2)

  1. 主幹ブレーカと,複数の2極分岐ブレーカと,該主幹ブレーカと複数の2極分岐ブレーカを電気的に接続する導体装置を含む単相3線式分電盤の,分岐ブレーカの片方の極に接続する導体相を中性相と電圧相に切替えて分岐ブレーカへの供給電圧を切替える電圧切替装置において,該電圧切替装置は,前記分岐ブレーカの片方の極の端子に接続され長孔を有する送り板と,中性相と電圧相の導体と,筒状導体子と,前記送り板の長孔と筒状導体子を貫通し,筒状導体子を中性相もしくは電圧相の導体の接続部に選択的に接続するねじを含む電圧切替部と,相隣合う電圧切替部間の絶縁隔壁を含む絶縁部材からなり,
    前記絶縁部材は,複数の電圧切替部を1ブロックとしてブロック毎に絶縁ブロック部材として一体化したものであり,該絶縁ブロック部材は複数の絶縁隔壁と該絶縁隔壁間を保持する連結部で構成され,前記絶縁隔壁と連結部で構成される1区画にひとつの電圧切替部を配したものであり,ブロックの一端に位置する区画の外側面には絶縁隔壁がなく,該絶縁隔壁がない部分は隣合う絶縁ブロック部材の絶縁隔壁またはエンドプレートで覆われる一方,
    前記絶縁部材は,前記分岐ブレーカに接続された送り板により,分岐ブレーカの取付板側に向けて保持されるものであって,
    前記電圧切替部の中性相と電圧相の導体の筒状導体子への接続部は,接続面部を含むU字状切欠部であり,送り板と筒状導体子とU字状切欠部は前記ねじと雌ねじ部材で積層圧接され,一組の電圧切替部内の中性相導体と電圧相導体のU字状切欠部は,送り板の長孔の端と端に位置して互いにU字の開口側が内向きに配されているものであり,前記絶縁部材には,絶縁隔壁に中性相導体のU字状切欠部と電圧相導体のU字状切欠部のU字切欠内縁を長孔状に連続させる第一のリブと,雌ねじ部材の脱落を防止する第二のリブを設けたことを特徴とする単相3線式分電盤の電圧切替装置。
  2. 前記絶縁部材の第一のリブとU字状切欠部が当接する部分の第一のリブ側もしくはU字状切欠部側もしくは両側に傾斜部またはR部を設けたことを特徴とする請求項記載の単相3線式分電盤の電圧切替装置。
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