JP4564266B2 - 走査型レーザ顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、医学、生物学などの分野において生物組織などの状態を観察するために利用される走査型レーザ顕微鏡で利用される技術に関し、特に、走査時のスキャン速度に拘わらず一定な輝度の維持されている画像を得る技術に関する。
図8について説明する。同図は、従来の走査型レーザ顕微鏡における光電信号処理回路の構成例を示しており、特許文献1に開示されているものである。
この光電信号処理回路は、光電子増倍管101、高速前置増幅器102、パルス整形回路103、入力セレクタ104、アナログ積算器105、電圧比較器(A)106、電圧比較器(B)107、オーバー警告発生器(A)108、オーバー警告発生器(B)109、演算制御回路110、操作ユニット111、ゲイン設定部112、高圧電圧発生器113を備えて構成されており、光電子増倍管101から出力される光電信号の処理を行う。
光電子増倍管101からの出力電流は高速前置増幅器102によって電流電圧変換されて所定の電圧レベルとされる。高速前置増幅器102の出力は、その一部が直接に、また一部がパルス整形回路103を経由して、それぞれ入力セレクタ104へ入力される。
入力セレクタ104は、高速前置増幅器102からの出力信号波形の形状に基づいて出力を切り替える。より具体的には、光電子増倍管101への入射光量が極めて小さいためにその出力信号波形が独立パルス状の波形、すなわちパルス列の集合の様なランダムな波形の場合にはパルス整形回路103を経由した信号を出力し、一方、光電子増倍菅101への入射光量が大きいのでその出力信号波形が連続的で滑らかな波形の場合にはパルス整形回路103を経由しない信号を出力する。
入力セレクタ104から出力された信号は、アナログ積算器105へ入力され、演算制御回路110によってゲイン設定部112に対して予め設定された積分ゲインに従って積算された信号が光電信号として出力される。
この光電信号は、その後A/D変換されてからビデオフレームメモリに記憶される。このデータを所定のビデオレートでビデオフレームメモリから読み出してD/A変換し、ビデオ信号としてモニタ上に入力することによって、標本の画像がモニタ上に表示される。
一方、高速前置増幅器102の出力信号、すなわち光電子増倍管101からの出力電流が電流電圧変換されて所定の電圧レベルとされた信号は、LPF(ローパスフィルタ)を入力段に有する電圧比較器(A)106と、そのようなLPFを有していない電圧比較器(B)107へも入力される。
電圧比較器(A)106の入力段のLPFは、高速前置増幅器102から出力信号の定常成分を抽出する。この定常成分は電圧比較器(A)106によって電圧Vrefaと比較され、定常成分がVrefaを超えるとオーバー警告発生器(A)108にオーバー警告Aを発生させる。電圧比較器(A)106の比較結果を監視している演算制御回路110は、光電子増倍管101を機能させるための電圧を発生させている高圧電圧発生器113の出力電圧をこのとき直ちに低下させて光電子増倍管101を保護する。
電圧比較器(B)107は、高速前置増幅器102の出力信号における独立したパルス波形のクリッピングを検出するためのものであり、そのため入力段にはLPFが設けられていない。電圧比較器(B)107は、前述した電圧Vrefaよりも高い電圧Vrefbと比較することで高速前置増幅器102からの出力信号に含まれる過渡成分を検出する。ここで、高速前置増幅器102の出力信号が電圧Vrefbを超えるとオーバー警告発生器(B)109にオーバー警告Bを発生させる。電圧比較器(B)107の比較結果を監視している演算制御回路110は、このとき直ちに高圧電圧発生器113の出力電圧を制限し、光電子増倍管101からの出力電流に対応する高速前置増幅器102からの出力電圧の上限をクリップさせて電圧Vrefb以下となるようにする。これにより、高速前置増幅器102の出力信号におけるパルスレベルがクリップするような高い電圧の光電子増倍管101への印加が防止される。
なお、操作ユニット111の操作パネルには、高圧電圧発生器113が光電子増倍管101へ印加する電圧を調整するために操作される“HV”ツマミや、ゲイン設定部112がアナログ積算器105へ設定するゲイン(利得)を調整するために操作される“GAIN”ツマミが設けられている。これらのツマミに対する回転操作は不図示のロータリーエンコーダに伝えられ、このときロータリーエンコーダから出力されるパルスが演算制御回路110へ入力されて処理される。これらのツマミを操作して行う調整では、まず、“HV”ツマミを操作してパルスレベルが上記のようにクリップする直前のクランプレベルまで光電子増倍管101に印加する電圧を上昇させ、このときに“GAIN”ツマミを操作してアナログ積算器105のゲインを上昇させて、その積算出力である光電信号がホワイトレベルに達するようにする。
このように、図8に示した光電信号処理回路では、高速前置増幅器102から出力される光電子増倍管101による光電信号出力の定常成分を検出する電圧比較器(A)106に加え、その光電信号出力のパルス電圧を検出する電圧比較器(B)107を設けるようにし、このパルスの高さがクリップレベルに近づいたことをこの電圧比較器(B)107が検知するとユーザへ注意を与えるための警告を発生させると共に、光電子増倍管101への印加電圧を変化させる操作ツマミを昇圧の方向に回す操作を行っても、その印加電圧を所定値でクリップさせてそれ以上は上がらないようにしている。
このようにしたことにより、フォトンパルスのクリップが防止されて非直線性歪みの発生が回避できると共に、パルス高さのレベルをクリップレベル近くで制限できるので、その結果、光電子増倍管101からの光電信号をパルス的に処理する場合における光電子増倍管101への印加電圧の調整が適正にかつ容易に行えるようになり、フォトンパルス処理がより正確に実行できるようになると共に調整時の操作性が向上する。
特開平5−142476号公報
ところで、ここでレーザ光を走査して次の位置での光電子増倍管101からのデータ収集を行う場合には、レーザ光を走査するために光学系の軸の角度を変更する駆動部が必要である。従って、標本を二次元の面として観察する場合には駆動部による移動時間が必要となるため、完全なリアルタイムでの光電子増倍管101からのデータ収集は行うことができず、有限の時間間隔でデータ収集(サンプリング)がされることとなる。このサンプリングの時間間隔をサンプリングクロックとすると、アナログ積算器105での積算動作もサンプリングクロック毎にリセットしながら積算する動作を繰り返すようにする。つまり、この場合における光電子増倍管101からのデータ収集のためには、光電信号処理回路の構成としてサンプリングクロックに同期して各部が動作する構成を採ることが一般的である。
このような、サンプリングクロックに同期させる回路構成を採用した場合には、ある位置で収集された1つのデータが標本画像における1ピクセルのデータに相当するようになり、レーザ光の走査と連動させてデータ収集のサンプリングを行うこととなる。従って、この場合、サンプリングクロックの周波数はレーザ光を走査させるときのスキャン(走査)速度から一義的に決定される。そのため、標本を走査するスキャン速度を変更するためには、アナログ積算器105に予め設定されている積分ゲインも変更する必要があり、この変更を行わないと光電信号が変化してしまうためにモニタ上に表示される画像の輝度が変化してしまう。
この現象を防止するために、スキャン速度を変更する度に、操作ユニット111の“GAIN”ツマミをユーザが調整してから標本の走査を行うようにすることも考えられるが、標本を走査する範囲の変更のためにスキャン速度を変更する作業は頻繁に行われるため、このような標本観察条件を変える度に調整を行う方式では、観察の手間が煩雑になってしまう。また、スキャン速度が一定ではない走査を行って画像を取得することが必要となる場合もあるが、上述した方式ではこのような場合に得られる画像は輝度の不均一なものとなってしまうため、正しい観察ができなくなってしまう。
このように、従来の走査型レーザ顕微鏡に備えられていた、光電子増倍管からの光電信号を処理する光電信号処理回路では、走査時のスキャン速度を変更した場合に適正な画像を得ることが困難であるという問題を抱えていた。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、走査時のスキャン速度に拘わらず一定の輝度の保たれた標本画像を得ることである。
本発明に係る走査型レーザ顕微鏡は、標本へ照射するレーザ光を当該標本上で走査させる走査手段と、当該レーザ光の照射に応じて当該標本から到来する光であって当該標本における当該レーザ光の照射面に対して共役な位置に配置されている共焦点ピンホールを通過した当該光の光電変換を行うフォトマルチプライヤと、当該フォトマルチプライヤの出力から生成される生成信号のサンプリングを当該レーザ光の走査の速度に応じた周期で行って当該生成信号の大きさを表すデジタルデータに変換して出力するA/D変換回路と、当該デジタルデータで表されている当該生成信号の大きさに基づいて画素の輝度が決定されてなる当該標本の画像を生成する画像生成手段と、当該レーザ光の走査の速度の変更に応じ、当該生成信号の制御を行う制御手段と、を有し、当該レーザ光の走査の速度を速くする変更をしたときには、当該A/D変換回路は、当該周期を短くして当該生成信号のサンプリングを行い、当該制御手段は、当該レーザ光の走査の速度の変更に応じて当該生成信号の大きさを制御して、当該A/D変換回路が出力するデジタルデータが、当該レーザ光の走査の速度の変更の前後で変化しないようにすることを特徴とするものである。
この構成によれば、レーザ光の走査の速度の変更がなされると、光電変換手段の出力から生成される生成信号であって、その大きさが標本画像における各画素の輝度の決定の基礎となる当該生成信号を制御手段が制御する。従って、レーザ光の走査の速度を速くする変更がされた場合には制御手段が生成信号を大きくする制御を行い、レーザ光の走査の速度を遅くする変更がされた場合には制御手段が生成信号を小さくする制御を行うことにより、レーザ光の走査の速度の変更前後における標本画像の輝度の均一化が図られる。この結果、走査時のスキャン速度に拘わらず一定の輝度の保たれた標本画像が得られるようになる。
なお、上述した本発明に係る走査型レーザ顕微鏡において、上述した制御手段は、当該フォトマルチプライヤへ印加される電圧を上述の走査の速度に基づいて変化させて上述の生成信号の大きさの制御を行うようにしてもよい。
ここで、この制御手段は、上述のフォトマルチプライヤについて予め得られている、当該フォトマルチプライヤへ印加する電圧と当該フォトマルチプライヤの電子増倍率との関係に基づいて上述の制御を行うようにしてもよい。
また、前述した本発明に係る走査型レーザ顕微鏡において、前述した生成信号は、前述のフォトマルチプライヤの出力の積算結果に所定の係数が乗じられて生成され、前述した制御手段は、当該所定の係数を前述の走査の速度に基づいて変化させて当該生成信号の大きさの制御を行うようにしてもよい。
また、前述した本発明に係る走査型レーザ顕微鏡において、前述した制御手段は、前述のレーザ光の強度を前述の走査の速度に基づいて変化させて前述の生成信号の大きさの制御を行うようにしてもよい。
また、前述した本発明に係る走査型レーザ顕微鏡において、前述した制御手段は、前述の共焦点ピンホールの開口径を前述の走査の速度に基づいて変化させて前述の生成信号の大きさの制御を行うようにしてもよい。
以上のように、本発明によれば、走査時のスキャン速度に拘わらず一定の輝度の保たれた標本画像を得ることができるようになるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず図1について説明する。同図は本発明を実施する走査型レーザ顕微鏡の第一の例の構成を示している。
レーザ光源1で発生させたレーザビーム(照明光)は、ビームエキスパンダ2を通過した後に、ビームスプリッタやダイクロイックミラー等の光路分割素子3で反射し、ガルバノミラー等などを用いて構成されているX方向スキャナ4及びY方向スキャナ5に順次入射して二次元走査するように偏向させられる。Y方向スキャナ5を出射したレーザビームは瞳投影レンズ6及び結像レンズ7を経て対物レンズ8に入射し、標本9の上で二次元走査される。
このレーザビームの照射に対する標本9からの蛍光(または反射光)は、レーザビームと同じ光路を辿って光路分割素子3まで戻るが、光路分割素子3は透過し、更に、標本9における当該レーザビームの照射面に対して共役な位置に配置されており、開口径の変更が開口径制御器12で可能な共焦点ピンホール11を有する共焦点光学系10を透過した後、ダイクロイックミラーや干渉フィルタ等の波長選択素子13を経てフォトマルチプライヤ(光電子増倍管)14で受光される。なお、ここでは、簡単のため、フォトマルチプライヤ14が1つだけ設けられている場合を示しているが、波長選択素子13とフォトマルチプライヤ14と複数設けて異なる蛍光波長の測定を可能としてもよい。
フォトマルチプライヤ14は光電変換部であり、波長選択素子13を介して受光した標本9からの蛍光(または反射光)を光電変換して標本9におけるそのときのレーザ光の照射位置の輝度情報を示す電流値とするものである。この電流値である輝度情報は電流電圧変換回路15により電圧値へと変換された後にアナログ積算器16を経てA/D変換回路17に入力されてデジタルデータに変換され、その後は標本9についての検出信号としてデータ処理装置20に入力される。
ここで、アナログ積算器16は、入力信号に対して任意の積分時定数で積分した信号を出力するものであり、ここでは入力された輝度情報を積分して積分輝度情報として出力する。
データ処理装置20は、A/D変換回路17から送られてきたデジタルデータを処理し、上述した積分輝度情報に基づいて画素の輝度が決定されてなる画像、すなわち標本9の画像を生成してCRT(Cathode Ray Tube)モニタ21に表示させる他、この走査型レーザ顕微鏡の各部に指示を与えて全体の動作を制御する。このデータ処理装置20は、例えば、CPU(中央演算装置)を用い、予め用意しておいた制御プログラムをこのCPUに実行させるようにして構成することができる。
走査駆動回路23はX方向スキャナ4を駆動させるものであり、走査駆動回路24はY方向スキャナ5を駆動させるものである。つまり、X方向スキャナ4及びY方向スキャナ5と走査駆動回路23及び24とで走査部を構成する。
高圧電圧発生器18は、A/D変換回路17によってデジタルデータにされた積分輝度情報と、観察前に予め行われる調整で得られる固有値パラメータとに基づいてフォトマルチプライヤ14へ印加する電圧値を演算により求め、求められた電圧値を発生させてフォトマルチプライヤ14へ印加する。メモリ19には、観察前の調整によって得られる固有値パラメータが調整直後に格納され、この固有値パラメータが上述した電圧値の演算を行う際に読み出される。
走査制御装置22は、A/D変換回路17によってデジタルデータにされた積分輝度情報と、必要に応じてはデータ処理装置20が収集した情報とに基づいて、X方向スキャナ4及びY方向スキャナ5の移動位置や移動速度等を制御するための制御信号を走査駆動回路23及び24へ出力する。
なお、ビームエキスパンダ2、光路分割素子3、X方向スキャナ4、Y方向スキャナ5、瞳投影レンズ6、結像レンズ7、対物レンズ8、走査制御装置22、走査駆動回路23、及び走査駆動回路24で照射部を構成する。また、共焦点光学系10は、開口径を変更可能な共焦点ピンホール11、共焦点ピンホール11の開口径を制御する開口径制御器12、及び結像レンズ等からなる。また、アナログ積算器16は積算部を構成し、A/D変換回路17、データ処理装置20、及びCRTモニタ21で、表示部を構成する。
なお、共焦点ピンホール11としては例えば単一のピンホールの径が拡大または縮小するものや、回転円板上に配設された径の異なる複数のピンホールが選択的に光路に挿入されるもの等を用いて構成することができる。ここで、開口径制御器12による制御の手法はこの共焦点ピンホール11の構成に応じて選択される。
次に図2について説明する。同図は図1に示した走査型レーザ顕微鏡の各部の動作タイミングの関係を示すタイミングチャートである。
図2に示されている各信号波形を説明する。
「サンプリングクロックタイミング」はサンプリングクロックを示しており、その途中でクロック周期、すなわちスキャン速度が変更されていることを示している。より具体的には、スキャン速度faが「タイミング」tcにおいてfaよりも速いスキャン速度fbへ切り替わることが示されている。
「フォトマルチプライヤ14出力」は、検出された蛍光の輝度に対応する電流値を示しており、ここでは簡単のため、高圧電圧発生器18の出力が一定の場合には一定量の輝度を検出しているものとして示している。
「アナログ積算器16リセット」は、アナログ積算器16の積算動作においてリセットの掛けられるタイミングを示しており、サンプリングクロックの立ち上がりのエッジのタイミングで信号レベルが“L”レベルから“H”レベルとなってアナログ積算器16にリセットが掛けられていることを示している。
「アナログ積算器16出力」は、「アナログ積算器16リセット」が“H”レベルの場合には0Vを出力し、「アナログ積算器16リセット」が“L”レベルの場合には「アナログ積算器16リセット」が“H”レベルとなってから後の「フォトマルチプライヤ14出力」の積算結果を出力している。
「A/D変換回路17サンプリングタイミング」は、「アナログ積算器16リセット」が“H”レベルになる直前に「アナログ積算器16出力」のA/D変換を実行することを示している。
「A/D変換回路17出力」は、「アナログ積算器16出力」をA/D変換して10bit(1024値)のデジタルデータとして出力し、その値が「A/D変換回路17サンプリングタイミング」のパルスに従って更新されることを示している。
「高圧電圧発生器18出力」は、スキャン速度をfaからfbへ変更したときに高圧電圧発生器18の出力を変化させていることを示している。
ここで「タイミング」に注目すると、ta及びtbにおいては遅いスキャン速度faでの動作時における各信号状態を示しており、tc及びtdではスキャン速度faから速いスキャン速度fbに変更した場合の各信号状態を示しており、te、tf、及びtgではスキャン速度faから速いスキャン速度fbに変更したが本発明を適用しなかった場合の各信号状態を示している。
次に、図1に示した走査型レーザ顕微鏡の動作を、図2を用いて説明する。
図2において「タイミング」tb、tc、及びtdに着目する。
データ処理装置20が遅いスキャン速度faから速いスキャン速度fbへのスキャン速度の変更をする場合、データ処理装置20はこのスキャン速度の変更を走査制御装置22へ通知すると共に、高圧電圧発生器18を制御して発生させる電圧をそのスキャン速度fbに応じて変化させる。このようにして、高圧電圧発生器18で発生させる電圧値を高くすることにより、フォトマルチプライヤ14では光電変換の電子増倍率が上昇するので、フォトマルチプライヤ14の電流出力は増加する。
フォトマルチプライヤ14の電子増倍率μと印加する電圧HVとの関係は一般に、
Figure 0004564266
である。なお、[数1]式において、α及びβはフォトマルチプライヤ14固有の定数である。
標本画像の観察前に予め行われる調整時には、一定の光量を標本9へ照射しながらフォトマルチプライヤ14へ印加する電圧を変化させたときに得られるA/D変換回路17のデジタル出力から、フォトマルチプライヤ14に固有であるこの定数α及びβをデータ処理装置20が算出してメモリ19に記憶させるようにする。
この状態で、スキャン速度をfaからfbへ変更すると、データ処理装置20は、取得する標本画像で一定の輝度を保つために必要とされるフォトマルチプライヤ14の電流出力と、定数α及びβとに基づいて印加電圧HVを算出し、算出された電圧を高圧電圧発生器18に出力させる。
ここで、スキャン速度を速くしたことによって「アナログ積算器16リセット」の周期が短くなってしまうが、この周期短縮による影響は、印加電圧を上昇させたことによるフォトマルチプライヤ14の電流出力の増大分で相殺される結果、「A/D変換回路17サンプリングタイミング」のパルスが発生する時点における「アナログ積算器16出力」の大きさはスキャン速度の変更前後で変化しない。従って、「A/D変換回路17出力」もスキャン速度の変更前後で変化しない。
このデジタルデータの輝度情報である「A/D変換回路17出力」がデータ処理装置20で処理されることにより、スキャン速度の変更前後で明るさが不変の標本画像がCRTモニタ21に表示される。
なお、ここで、スキャン速度をfaからfbへと速くしたにも拘わらずフォトマルチプライヤ14への印加電圧を高くしなかったとすれば、「タイミング」tfの部分で示されているように、「高圧電圧発生器18出力」が「タイミング」tb時と同じレベルであるために、フォトマルチプライヤ14の電流出力もタイミングtb時と同じレベルに留まってしまうこととなり、「アナログ積算器16出力」における積算動作の傾きは変化しない。ところが、その一方で、「A/D変換回路17サンプリングタイミング」はその周期が短くなってしまうため、「A/D変換回路17出力」の値は小さくなってしまう。すると、結果として、スキャン速度を上げた後には暗い画像がCRTモニタ21へ表示されることとなってしまう。
以上のように、スキャン速度に応じてフォトマルチプライヤ14へ印加する電圧値を変化させることにより、明るさが一定に保たれている画像の観察を継続することができるようになる。また、調整時にフォトマルチプライヤ14の電子増倍率特性の固有パラメータα及びβの値をメモリ19へ格納しておき、観察動作時にはメモリ19から読み出した値に基づいてフォトマルチプライヤ14へ印加する電圧値を算出するようにすることにより、フォトマルチプライヤ14個々の電子増倍率特性のバラツキに影響されない輝度情報の検出が可能となる。
次に図3について説明する。同図は本発明を実施する走査型レーザ顕微鏡の第二の例の構成を示している。
図3に示す第二の例は、図1に示した第一の例におけるアナログ積算器16に代えて、積分ゲインをデータ処理装置20で適宜変更可能であるアナログ積算器25とした点においてのみ第一の例と相違しており、その他は同様の構成であって既に説明を行っているので、ここでは詳細な説明を省略する。
次に図4について説明する。同図は図3に示した走査型レーザ顕微鏡の各部の動作タイミングの関係を示すタイミングチャートである。
図4において、「サンプリングクロックタイミング」、「フォトマルチプライヤ14出力」、「アナログ績算器25リセット」、「アナログ積算器25出力」、「A/D変換回路17サンプリングタイミング」、「A/D変換回路17出力」の各信号波形は、アナログ積算器16がアナログ積算器25とされている点を除けば図2に示したものと同様のものであって既に説明を行っているので、ここでは詳細な説明を省略する。
「高圧電圧発生器18出力」は、スキャン速度をfaからfbへ変更しても高圧電圧発生器18の出力を変化させていないことを示している。
図3に示した走査型レーザ顕微鏡の動作を、図4を用いて説明する。
図4における「タイミング」tb、tc、及びtdに着目する。
データ処理装置20が遅いスキャン速度faから速いスキャン速度fbへのスキャナ速度の変更をする場合、データ処理装置20はスキャン速度の変更を走査制御装置22へ通知すると共に、アナログ積算器25での積算動作における積分ゲイン(積算結果に乗じられる係数)を、その変更前後のスキャン速度に応じ、変更前の積分ゲインに対してfb/fa倍にする。このように積分ゲインを大きくすることにより、フォトマルチプライヤ14の電流出力を前述した第一の例のようにして増加させなくても、「アナログ積算器25出力」の傾きが急峻となり、その値が短時間で大きくなる。
ここで、スキャン速度を速くしたことによって「アナログ積算器25リセット」の周期が短くなってしまうが、この周期短縮による影響が「アナログ積算器25出力」の傾きを急峻にしたことによって相殺される結果、「A/D変換回路17サンプリングタイミング」のパルスが発生する時点における「アナログ積算器25出力」の大きさはスキャン速度の変更前後で変化しない。従って、「A/D変換回路17出力」もスキャン速度の変更前後で変化しない。
このデジタルデータの輝度情報である「A/D変換回路17出力」がデータ処理装置20で処理されることにより、スキャン速度の変更前後で明るさが不変の標本画像がCRTモニタ21に表示される。
なお、ここで、スキャン速度をfaからfbへと速くしたにも拘わらずアナログ積算器25での積算動作における積分ゲインを大きくしなかったとすれば、「タイミング」tfの部分で示されているように、「アナログ積算値16出力」はその傾きが当然変化しない。ところが、その一方で、「A/D変換回路17のサンプリングタイミング」はその周期が短くなってしまうため、「A/D変換回路17出力」の値が小さくなってしまう。すると、結果として、スキャン速度を上げた後には暗い画像がCRTモニタ21へ表示されることとなってしまう。
以上のように、スキャン速度に応じてアナログ積算器25の積分ゲインを変更することにより、明るさが一定に保たれている画像の観察を継続することができるようになる。
次に図5について説明する。同図は本発明を実施する走査型レーザ顕微鏡の第三の例の構成を示している。
図5に示す第三の例は、レーザ光源1の出力パワー(レーザ光源1で発生させるレーザ光の強度)をデータ処理装置20で制御可能とするレーザパワー制御器26を追加した点を除けば、図1に示した第一の例と同様の構成であって既に説明を行っているので、ここでは詳細な説明を省略する。
次に図6について説明する。同図は図5に示した走査型レーザ顕微鏡の各部の動作タイミングの関係を示すタイミングチャートである。
図6において、「サンプリングクロックタイミング」、「フォトマルチプライヤ14出力」、「アナログ績算器16リセット」、「アナログ積算器16出力」、「A/D変換回路17サンプリングタイミング」、「A/D変換回路17出力」の各信号波形は図2に示したものと同様のものであって既に説明を行っているので、ここでは詳細な説明を省略する。
「高圧電圧発生器18出力」は、スキャン速度をfaからfbへ変更しても高圧電圧発生器18の出力を変化させていないことを示している。
「レーザ光源1出力」は、スキャン速度をfaからfbへ変更してその速度を速めた場合にはレーザ出力を高めることを示している。
図5に示した走査型レーザ顕微鏡の動作を、図6を用いて説明する。
図6における「タイミング」tb、tc、及びtdに着目する。
データ処理装置20が遅いスキャン速度faから速いスキャン速度fbへのスキャナ速度の変更をする場合、データ処理装置20はスキャン速度の変更を走査制御装置22へ通知すると共に、レーザパワー制御器26に指示を与え、レーザ光源1のレーザ出力パワーを、その変更前後のスキャン速度に応じ、変更前のレーザ出力パワーに対してfb/faとする。このようにレーザ出力パワーを高くすることにより、前述した第一の例にようにすることなくフォトマルチプライヤ14の電流出力が増加する。
ここで、スキャン速度を速くしたことによって「アナログ積算器16リセット」の周期が短くなってしまうが、この周期短縮による影響は、レーザ出力パワーを高くしたことによるフォトマルチプライヤ14の電流出力の増大分で相殺される結果、「A/D変換回路17サンプリングタイミング」のパルスが発生する時点における「アナログ積算器16出力」の大きさはスキャン速度の変更前後で変化しない。従って、「A/D変換回路17出力」もスキャン速度の変更前後で変化しない。
このデジタルデータの輝度情報である「A/D変換回路17出力」がデータ処理装置20で処理されることにより、スキャン速度の変更前後で明るさが不変の標本画像がCRTモニタ21に表示される。
なお、ここで、スキャン速度をfaからfbへと速くしたにも拘わらずレーザ光源1のレーザ出力パワーを高くしなかったとすれば、「タイミング」tfの部分で示されているように、「高圧電圧発生器18出力」が「タイミング」tb時と同じレベルであるために、フォトマルチプライヤ14の電流出力もタイミングtb時と同じレベルに留まってしまうこととなり、「アナログ積算器16出力」における積算動作の傾きは変化しない。ところが、その一方で、「A/D変換回路17サンプリングタイミング」はその周期が短くなってしまうため、「A/D変換回路17出力」の値は小さくなってしまう。すると、結果として、スキャン速度を上げた後には暗い画像がCRTモニタ21へ表示されることとなってしまう。
以上のように、スキャン速度に応じたレーザ光源1のレーザ出力パワーの変更をレーザパワー制御器26に行わせることにより、明るさが一定に保たれている画像の観察を継続することができるようになる。
次に、本発明を実施する走査型レーザ顕微鏡の第四の例について説明する。
この第四の例における走査型レーザ顕微鏡の構成は、図1に示した第一の例の構成と同様のものであるので、その説明を省略する。
この第四の例は、スキャン速度の変更に応じて開口径制御器12が共焦点ピンホール11の開口径を制御するというものである。
ここで図7について説明する。同図は本発明を実施する走査型レーザ顕微鏡の第四の例における走査型レーザ顕微鏡の各部の動作タイミングの関係を示すタイミングチャートである。
図7において、「サンプリングクロックタイミング」、「フォトマルチプライヤ14出力」、「アナログ績算器16リセット」、「アナログ積算器16出力」、「A/D変換回路17サンプリングタイミング」、「A/D変換回路17出力」の各信号波形は図2に示したものと同様のものであって既に説明を行っているので、ここでは詳細な説明を省略する。
「高圧電圧発生器18出力」は、スキャン速度をfaからfbへ変更しても高圧電圧発生器18の出力を変化させていないことを示している。
「共焦点ピンホール11開口径」は、スキャン速度をfaからfbへ変更してその速度を速めた場合には共焦点ピンホール11の開口径を大きくすることを示している。
第四の例における図1に示した走査型レーザ顕微鏡の動作を、図7を用いて説明する。
図7における「タイミング」tb、tc、及びtdに着目する。
データ処理装置20が遅いスキャン速度faから速いスキャン速度fbへのスキャナ速度の変更をする場合、データ処理装置20はスキャン速度の変更を走査制御装置22へ通知すると共に、開口径制御器12に指示を与え、共焦点ピンホール11の開口径を変更後のスキャン速度の速さに応じて大きくする。共焦点ピンホール11の開口径を大きくするとフォトマルチプライヤ14での受光光量が大きくなるので、前述した第一の例のようにすることなくフォトマルチプライヤ14の電流出力が増加する。
ここで、スキャン速度を速くしたことによって「アナログ積算器16リセット」の周期が短くなってしまうが、この周期短縮による影響は、共焦点ピンホール11の開口径を大きくしたことによるフォトマルチプライヤ14の電流出力の増大分で相殺される結果、「A/D変換回路17サンプリングタイミング」のパルスが発生する時点における「アナログ積算器16出力」の大きさはスキャン速度の変更前後で変化しない。従って、「A/D変換回路17出力」もスキャン速度の変更前後で変化しない。
このデジタルデータの輝度情報である「A/D変換回路17出力」がデータ処理装置20で処理されることにより、スキャン速度の変更前後で明るさが不変の標本画像がCRTモニタ21に表示される。
なお、ここで、スキャン速度をfaからfbへと速くしたにも拘わらず共焦点ピンホール11の開口径を大きくしなかったとすれば、「タイミング」tfの部分で示されているように、「高圧電圧発生器18出力」が「タイミング」tb時と同じレベルであるために、フォトマルチプライヤ14の電流出力もタイミングtb時と同じレベルに留まってしまうこととなり、「アナログ積算器16出力」における積算動作の傾きは変化しない。ところが、その一方で、「A/D変換回路17サンプリングタイミング」はその周期が短くなってしまうため、「A/D変換回路17出力」の値は小さくなってしまう。すると、結果として、スキャン速度を上げた後には暗い画像がCRTモニタ21へ表示されることとなってしまう。
以上のように、スキャン速度に応じた共焦点ピンホール11の開口径の変更を開口径制御器12に行わせることにより、明るさが一定に保たれている画像の観察を継続することができるようになる。
その他、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
例えば、上述した第一の例から第四の例にかけての手法を組み合わせて明るさに寄与する要因を組合せながら制御することにより、検出のダイナミックレンジ拡大と高分解能とを両立させることも可能である。
以上のように、本発明によれば、フォトマルチプライヤヘの印加電圧、フォトマルチプライヤからの出力信号を積算する際における積分ゲイン、標本へ照射するレーザ光の強度、若しくは今日焦点ピンホールの開口径といった、画像の輝度に影響を及ぼすパラメータを、レーザ光を走査するスキャン速度に応じて制御することにより、表示画像の輝度がスキャン速度に対する依存性を低下させることができるようになり、標本画像の観察における違和感が和らぐ。
また、レーザ光の走査中でもスキャン速度を変更することができるので、標本の観察領域として長方形領域だけでなく様々な形状の領域を設定しても走査することが可能となり、この結果、走査時間の短縮や不要な領域へのレーザ照射が低減される。
本発明を実施する走査型レーザ顕微鏡の第一の例の構成を示す図である。 図1に示した走査型レーザ顕微鏡の各部の動作タイミングの関係を示すタイミングチャートである。 本発明を実施する走査型レーザ顕微鏡の第二の例の構成を示す図である。 図3に示した走査型レーザ顕微鏡の各部の動作タイミングの関係を示すタイミングチャートである。 本発明を実施する走査型レーザ顕微鏡の第三の例の構成を示す図である。 図5に示した走査型レーザ顕微鏡の各部の動作タイミングの関係を示すタイミングチャートである。 本発明を実施する走査型レーザ顕微鏡の第四の例における、走査型レーザ顕微鏡の各部の動作タイミングの関係を示すタイミングチャートである。 従来の走査型レーザ顕微鏡における光電処理回路の構成例を示す図である。
符号の説明
1 レーザ光源
2 ビームエキスパンダ
3 光路分割素子
4 X方向スキャナ
5 Y方向スキャナ
6 瞳投影レンズ
7 結像レンズ
8 対物レンズ
9 標本
10 共焦点光学系
11 共焦点ピンホール
12 開口径制御器
13 波長選択素子
14 フォトマルチプライヤ
15 電流変換回路
16、25 アナログ積算器
17 A/D変換回路
18 高圧電圧発生器
19 メモリ
20 データ処理装置
21 CRTモニタ
22 走査制御装置
23、24 走査駆動回路
26 レーザパワー制御器
101 光電子増幅管
102 高速前置増幅器
103 パルス整形回路
104 入力セレクタ
105 アナログ積算器
106 電圧比較器(A)
107 電圧比較器(B)
108 オーバー警告発生器(A)
109 オーバー警告発生器(B)
110 演算制御回路
111 操作ユニット
112 ゲイン設定部
113 高圧電圧発生器

Claims (6)

  1. 標本へ照射するレーザ光を当該標本上で走査させる走査手段と、
    前記レーザ光の照射に応じて前記標本から到来する光であって当該標本における当該レーザ光の照射面に対して共役な位置に配置されている共焦点ピンホールを通過した当該光の光電変換を行うフォトマルチプライヤと、
    前記フォトマルチプライヤの出力から生成される生成信号のサンプリングを前記レーザ光の走査の速度に応じた周期で行って当該生成信号の大きさを表すデジタルデータに変換して出力するA/D変換回路と、
    前記デジタルデータで表されている前記生成信号の大きさに基づいて画素の輝度が決定されてなる前記標本の画像を生成する画像生成手段と、
    前記レーザ光の走査の速度の変更に応じ、前記生成信号の制御を行う制御手段と、を有し、
    前記レーザ光の走査の速度を速くする変更をしたときには、前記A/D変換回路は、前記周期を短くして前記生成信号のサンプリングを行い、
    前記制御手段は、前記レーザ光の走査の速度の変更に応じて前記生成信号の大きさを制御して、前記A/D変換回路が出力するデジタルデータが、前記レーザ光の走査の速度の変更の前後で変化しないようにする
    ことを特徴とする走査型レーザ顕微鏡。
  2. 前記制御手段は、前記フォトマルチプライヤへ印加される電圧を前記走査の速度に基づいて変化させて前記生成信号の大きさの制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  3. 前記制御手段は、前記フォトマルチプライヤについて予め得られている、当該フォトマルチプライヤへ印加する電圧と当該フォトマルチプライヤの電子増倍率との関係に基づいて前記電圧を変化させる制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  4. 前記生成信号は、前記フォトマルチプライヤの出力の積算結果に所定の係数が乗じられて生成され、
    前記制御手段は、前記所定の係数を前記走査の速度に基づいて変化させて前記生成信号の大きさの制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  5. 前記制御手段は、前記レーザ光の強度を前記走査の速度に基づいて変化させて前記生成信号の大きさの制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡。
  6. 前記制御手段は、前記共焦点ピンホールの開口径を前記走査の速度に基づいて変化させて前記生成信号の大きさの制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ顕微鏡。
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