JP4563967B2 - ヘリサート工具及びヘリサート修正工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ヘリサートをめねじ部にセットする作業に用いるヘリサート工具の改良と、ねじ部から外れたヘリサートの先端をめねじ部に戻す作業に用いるヘリサート修正工具に関する。
アルミニウムなどの軟質材料で製作された部材に設けたタップ穴に、炭素鋼などの硬質材料で製作されたボルトを締め付ける場合、ボルトの着脱の繰り返し又はボルトの締め付け過ぎによって、タップ穴のめねじ部は変形又は破損を起こすことがある。これではタップ穴にボルトを円滑に締め付けることができない。
前述のめねじ部の変形又は破損を防止するため、ヘリサートと呼ばれるめねじ補強部品が使用される。このヘリサートはコイルばねのように成形され、断面が菱形形状に形成されたものである。また、先端にはタングと呼ばれる直線部が形成され、タングの基部には切り込みが入っている。ヘリサートはタングを専用工具で挟み込み、めねじ部に沿うように専用工具でねじ込むことで、めねじ部にセットされる。
セット後、ヘリサートに連結されたタングは不要なので、除去作業が必要になる。これに用いられるツールとして、タングを折り取る工具が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−156751号公報(図3、図5、図6)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図12は従来の技術の基本構成を説明する図であり、(a)において、タング折取り具100は、取付部材101の上面にセットするスリーブ102と、このスリーブ102の下側に設けた閉塞端面部103の摺動孔からスリーブ102に挿入するシャフト104と、このシャフト104の上端部に連結すると共にスリーブ102の軸線方向に沿うように形成した長孔を貫通して設けるハンドル105と、シャフト104の下端部にピン106によって回転するように取り付けるフック107とからなる。
(b)において、ハンドル(図(a)符号105)を操作してシャフト104をインサートコイル(ヘリサートと同じ部品)108内に挿入していくと、フック107はタング109に当たるが、回転することでタング109を避ける。
(c)において、フック107がタング109を完全に通過した時点で、フック107は重力作用で水平状態に戻る。この状態でシャフト104を上昇させると、フック107がタング109に引っ掛かる。更にフック107を上昇させると、タング109は根元付近のノッチ部分で破断する。これでインサートコイル108からタング109を折り取ることができる。
図13は従来の技術によるタング破断後のインサートコイルの断面図であり、インサートコイル108の第1巻目111は、想像線で示すようにタング破断時の反作用によって、めねじ部112から外れることがあった。このようなインサートコイル108にボルトを締め込むことは難しいため、その都度インサートコイル108を新品に交換していた。これでは、ヘリサートの購入費用が膨大になる。また、交換作業は手間が掛かるため作業効率が悪くなる。
このため、インサートコイル(ヘリサート)購入費用を低減させることができ、且つ作業効率を向上させることができるヘリサート工具の開発が求められる。
本発明は、ヘリサート購入費用を低減させることができ、且つ作業効率を向上させることができるヘリサート工具を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ヘリサートを、めねじ部にセットする作業に用いるヘリサート工具において、このヘリサート工具は、棒状の工具軸と、この工具軸の一端に設けられ前記ヘリサートに付属しているタングを把持するタング把持部と、前記工具軸に設けられ前記ヘリサートの先端に掛けるヘリサート係合部と、前記工具軸の他端に取り付けたハンドルとからなることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、工具軸に軸方向移動可能に筒型のウエイトを取り付け、このウエイトの移動を制限するために前記工具軸にストッパを設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明では、ヘリサート係合部は、工具軸に切り込み形成した溝であることを特徴とする。
請求項4に係る発明では、ヘリサート係合部は、工具軸から径外方へ突出形成した舌片であることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、ねじ部から外れたヘリサートの先端を、前記めねじ部に戻す作業に用いるヘリサート修正工具であって、このヘリサート修正工具は、棒状の工具軸と、この工具軸に設けられ前記ヘリサートの先端に掛けるヘリサート係合部とからなることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、工具軸に軸方向移動可能に筒型のウエイトを取り付け、このウエイトの移動を制限するために前記工具軸にストッパを設けたことを特徴とする。
請求項7に係る発明では、ヘリサート係合部は、工具軸から径外方へ突出形成した舌片であることを特徴とする。
請求項8に係る発明では、ヘリサート係合部は、小径のヘリサートに適用する小型係合部と、大径のヘリサートに適用する大型係合部との2つで構成し、一方を工具軸の一端に、他方を前記工具軸の他端に配置したことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、ヘリサート工具は、棒状の工具軸、タング把持部、ヘリサート係合部、ハンドルで構成したので、ヘリサートのねじ込み、タングの切断、ヘリサートの先端をめねじ部へ戻す作業(以下、ヘリサート戻しと記す。)、の3つの作業を1個の工具で行うことができる。これにより、工具を作業毎に交換する必要がないため、作業時間を短縮することができる。よって、ヘリサート工具を用いた作業の効率を向上させることができる。
また、ヘリサート係合部をめねじ部から外れたヘリサートの先端に掛けて、ヘリサートの先端をめねじ部へ戻すことができるので、一度ねじ込んだヘリサートは交換せずにそのまま使用することができる。このため、ヘリサートの購入費用を低減させることができる。
以上から請求項1によれば、ヘリサート購入費用を低減させることができ、且つ作業効率を向上させることができるヘリサート工具を提供することができる。
請求項2に係る発明では、ヘリサート工具は、工具軸に筒型のウエイトとストッパを取り付けた。ウエイトをストッパに衝突させることで、ストッパは衝撃を受けて移動し、このストッパに一体のヘリサート係合部も移動する。衝突前にヘリサート係合部をめねじ部から外れたヘリサートの先端に掛けておくことで、ヘリサートの先端をめねじ部へ簡単に戻すことができる。これにより、ヘリサート戻しの作業時間を短縮することができるため、ヘリサート工具を用いた作業の効率をより一層向上させることができる。
請求項3に係る発明では、ヘリサート係合部は、工具軸に切り込み形成した溝である。このため、溝をめねじ部から外れたヘリサートの先端に掛けることは簡単になるので、ヘリサート工具の操作性を向上させることができる。
また、溝を形成するために新たな材料を準備する必要がないので、ヘリサート工具の低価格化を実現することができる。
請求項4に係る発明では、ヘリサート係合部は、工具軸から径外方へ突出形成した舌片であるため、この舌片をめねじ部から外れたヘリサートの先端に掛ける際、ヘリサートの先端の位置をタップ穴の上方から確認することができる。これにより、ヘリサート係合部をヘリサートの先端に掛けることが容易になるため、作業性の優れたヘリサート工具を提供することができる。
請求項5に係る発明では、ヘリサート修正工具は、棒状の工具軸とヘリサート係合部とで構成したので、構造が簡単になる。このため、ヘリサート修正工具の低価格化を実現することができる。
請求項6に係る発明では、ヘリサート修正工具は、工具軸に筒型のウエイトとストッパを取り付けた。ウエイトをストッパに衝突させることで、ストッパは衝撃を受けて移動し、このストッパに一体のヘリサート係合部も移動する。衝突前にヘリサート係合部をめねじ部から外れたヘリサートの先端に掛けることで、ヘリサートの先端をめねじ部へ簡単に戻すことができる。これにより、ヘリサート戻しの作業時間を短縮することができるため、ヘリサート修正工具を用いた作業の効率を向上させることができる。
請求項7に係る発明では、ヘリサート係合部は、工具軸から径外方へ突出形成した舌片であるため、この舌片をめねじ部から外れたヘリサートの先端に掛ける際、ヘリサートの先端の位置をタップ穴の上方から確認することができる。これにより、ヘリサート係合部をヘリサートの先端に掛けることが容易になる。すなわち、ヘリサート修正工具の操作性を向上させることができる。
請求項8に係る発明では、ヘリサート係合部は、小型係合部と大型係合部の2つで構成した。このため、小径と大径の2つのめねじ部があり、両方のめねじ部からヘリサートの先端が外れている場合であっても、1個のヘリサート修正工具で対応することができる。よって、多機能を持つヘリサート修正工具を実現することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、請求項1及び請求項3に係る発明は主として図1で説明し、請求項2に係る発明は主として図6で説明し、請求項4に係る発明は主として図5で説明し、請求項5及び請求項7に係る発明は主として図8で説明し、請求項6に係る発明は主として図10で説明し、請求項8に係る発明は主として図11で説明する。
また、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るヘリサート工具の斜視図であり、ヘリサート工具10は、丸棒状に形成された工具軸11と、この工具軸11の下端に設けたタング溝12を有するタング把持部13と、このタング把持部13より上方の工具軸11上に設けたヘリサート係合部14と、工具軸11の上端に取り付けたハンドル15とからなる。
16はハンドル軸、17・・・(・・・は複数を示す。以下同様)はナット、18はハンドルグリップである。
加えて、ヘリサート係合部14はヘリサート溝19を備え、このヘリサート溝19は工具軸11の軸方向に直交するように切り込み形成した溝であることを特徴とする。
以上の構成からなるヘリサート工具10の作用を次に説明する。
図2は本発明に係るヘリサート工具によるねじ込み作業の作用説明図であり、(a)において、ヘリサート21の先端に付属しているタング22を、ヘリサート工具10のタング溝12に嵌めた状態で、ヘリサート工具10を矢印(1)のようにめねじ部23を備えたワーク24に向けて降下させる。このとき、ヘリサート21は作業者の手で支える。ヘリサート21がワーク24の上に載った状態でねじ込み準備完了となる。
(b)において、ハンドルグリップ18を握って矢印(2)のように工具軸11を回転させることで、めねじ部23に沿ってヘリサート21をねじ込む。ねじ込み作業はこのまま継続する。
図3は本発明に係るヘリサート工具によるタング切断作業の作用説明図であり、(a)において、ヘリサート21はねじ込みが完了し、想像線で示すハンマー25で矢印(3)のように工具軸11の上端を叩く。これにより、タング22に垂直荷重が作用する。
(b)において、タング22が切断され、切断時の反作用でヘリサート21の第1巻目26はめねじ部23から外れる。この外れた第1巻目26をめねじ部23へ戻すために工具軸11を矢印(4)のように回転させる。続けて工具軸11を矢印(5)のように上昇させ、ヘリサート溝19を第1巻目26に向ける。
図4は本発明に係るヘリサート工具のヘリサート戻し作業の作用説明図であり、ヘリサート溝19を、第1巻目26に掛ける。続いて工具軸11を図上側へ移動させることで、第1巻目26を想像線で示すようにめねじ部23へ戻す。
以上のとおり、ヘリサート工具10は、丸棒状の工具軸11、タング把持部13、ヘリサート係合部14、ハンドルで構成したので、ヘリサートのねじ込み、タングの切断、ヘリサート戻しの3つの作業を1個の工具で行うことができる。これにより、工具を作業毎に交換する必要がないため、作業時間を短縮することができる。よって、ヘリサート工具を用いた作業の効率を向上させることができる。
また、ヘリサート係合部14をめねじ部23から外れたヘリサート21の先端の第1巻目26に掛けて、この第1巻目26をめねじ部23へ戻すことができるので、一度ねじ込んだヘリサート21は交換せずにそのまま使用することができる。このため、ヘリサートの購入費用を低減させることができる。
よって、ヘリサート工具10は、ヘリサート購入費用を低減させることができ、且つ作業効率を向上させることができるヘリサート工具を提供することができる。
加えて、ヘリサート係合部14は、ヘリサート溝19を備え、このヘリサート溝19は工具軸11の軸方向に直交するように切り込み形成した溝である。このため、溝をめねじ部23から外れたヘリサート21の先端に掛けることは簡単になるので、ヘリサート工具の操作性を向上させることができる。
また、溝を形成するために新たな材料を準備する必要がないので、ヘリサート工具の低価格化を実現することができる。
図5は図1の変更実施例を示す説明図であり、(a)において、ヘリサート工具10Bのヘリサート係合部31は、ヘリサート舌片32を備え、このヘリサート舌片32は工具軸11から径外方(図右方向)へ突出形成した工具軸11に一体の舌片であることを特徴とする。
(b)は(a)のb−b線断面図であり、ヘリサート舌片32は、先端が円弧状に形成され、上面33が平面で形成される。この上面33でヘリサートの先端を受けることになる。
ヘリサート工具10Bの作用は、ヘリサート工具10の作用と同様であるため、符号を流用して説明を省略する。
ヘリサート工具10Bにおいて、ヘリサート係合部31は、ヘリサート舌片32を備え、このヘリサート舌片32は、工具軸11から径外方へ突出形成した工具軸11に一体の舌片である。このため、舌片をめねじ部から外れたヘリサートの先端に掛ける際、ヘリサートの先端の位置をタップ穴の上方から確認することができる。これにより、ヘリサート係合部をヘリサートの先端に掛けることが容易になるため、作業性の優れたヘリサート工具を提供することができる。
図6は本発明に係る別のヘリサート工具の斜視図であり、図1と共通部分については、符号を流用して説明を省略する。
ヘリサート工具40は、工具軸11に軸方向移動可能に円筒型のウエイト41を取り付け、このウエイト41の移動を制限するために工具軸11の上部にストッパ42を設けたことを特徴とする。
図7は図6のヘリサート工具の作用説明図であり、ヘリサート溝19を、ヘリサート21の第1巻目26に掛ける。ここからウエイト41を矢印のようにストッパ42に衝突させ、この衝撃で、工具軸11を図上側へ移動させることで、第1巻目26を、矢印のようにめねじ部23へ戻す。
ヘリサート工具40は、工具軸11に円筒型のウエイト41とストッパ42を取り付けた。ウエイト41をストッパ42に衝突させることで、ストッパ42は衝撃を受けて移動し、このストッパ42に一体のヘリサート係合部14も移動する。衝突前にヘリサート係合部14に設けたヘリサート溝19をめねじ部23から外れたヘリサート21の先端の第1巻目26に掛けておくことで、この第1巻目26をめねじ部へ簡単に戻すことができる。これにより、ヘリサート戻しの作業時間を短縮することができるため、ヘリサート工具を用いた作業の効率をより一層向上させることができる。
次に、ヘリサート修正工具について説明する。
図8は本発明に係るヘリサート修正工具の斜視図であり、ヘリサート修正工具50は、丸棒状に形成された工具軸51と、この工具軸51の下端に設けたヘリサート係合部52とからなることを特徴とする。
加えて、ヘリサート係合部52は、ヘリサート舌片53を備え、このヘリサート舌片53は、工具軸51から径外方へ突出形成した工具軸51に後付けの舌片であることを特徴とする。
図9は図8のヘリサート修正工具の作用説明図であり、ヘリサート修正工具50のヘリサート舌片53を、ヘリサート54の第1巻目56に掛ける。続いて工具軸51を図上側へ移動させることで、第1巻目56をめねじ部55に戻す。
ヘリサート修正工具50は、丸棒状の工具軸51とヘリサート係合部52とで構成したので、構造が簡単になる。このため、ヘリサート修正工具の低価格化を実現することができる。
加えて、ヘリサート係合部52はヘリサート舌片53を備え、このヘリサート舌片53は、工具軸51から径外方へ突出形成した工具軸51に後付けの舌片である。このため、舌片をめねじ部55から外れたヘリサート54の先端の第1巻目56に掛ける際、この第1巻目56の位置をタップ穴の上方から確認することができる。これにより、ヘリサート舌片53を第1巻目56に掛けることが容易になる。すなわち、ヘリサート修正工具の操作性を向上させることができる。
図10は図8の変更実施例を示す斜視図であり、ヘリサート修正工具50Bは、工具軸51に軸方向移動可能に円筒型のウエイト57を取り付け、このウエイト57の移動を制限するために工具軸51の上部にストッパ58を設けたことを特徴とする。
ヘリサート修正工具50Bは、工具軸51に円筒型のウエイト57とストッパ58を取り付けた。ウエイト57をストッパ58に衝突させることで、ストッパ58は衝撃を受けて移動し、このストッパ58に一体のヘリサート係合部52も移動する。衝突前にヘリサート係合部52のヘリサート舌片53をめねじ部から外れたヘリサートの先端に掛けることで、ヘリサートの先端をめねじ部へ簡単に戻すことができる。これにより、ヘリサート戻しの作業時間を短縮することができるため、ヘリサート修正工具を用いた作業の効率を向上させることができる。
図11は図8の更なる変更実施例を示す斜視図であり、ヘリサート修正工具50Cにおいて、ヘリサート係合部59は、小径のヘリサートに適用する小型係合部61と、大径のヘリサートに適用する大型係合部62との2つで構成し、小型係合部61を工具軸51よりも細い径を有する上部工具軸63の上端に、大型係合部62を工具軸51の下端に配置したことを特徴とする。
また、工具軸51の上側には、ウエイト57の上方移動を制限するためにストッパ58を取り付け、工具軸51の下側には、ウエイト57の下方移動を制限するために下側ストッパ64を取り付ける。
そして、小型係合部61には、小型ヘリサート舌片65を設け、大型係合部62には、大型ヘリサート舌片66を設ける。
ヘリサート修正工具50Cにおいて、ヘリサート係合部59は、小型係合部61と大型係合部62の2つで構成した。このため、小径と大径の2つのめねじ部があり、両方のめねじ部からヘリサートの先端が外れている場合であっても、1個のヘリサート修正工具で対応することができる。よって、多機能を持つヘリサート修正工具を実現することができる。
尚、本発明に用いる工具軸の形状は、実施の形態では丸棒で説明したが、角棒、六角棒を適用することができるため、他の形状に適用することは差し支えない。
また、本発明に用いるウエイトの形状は、実施の形態では円筒型で説明したが、角柱型、六角柱型を適用することができるため、他の形状に適用することは差し支えない。
そして、請求項4における舌片は、実施の形態では工具軸に一体の舌片として説明したが、舌片を工具軸に溶接又はボルトで固定して突出形成することでもよく、舌片を工具軸と一体にするか、後付けにするかを限定するものではない。
さらに、請求項7における舌片は、実施の形態では工具軸に後付けの舌片として説明したが、舌片を工具軸に一体形成することでもよく、舌片を工具軸に後付けするか、工具軸と一体形成するかを限定するものではない。
本発明のヘリサート工具及びヘリサート修正工具は、ヘリサート取付作業に好適である。
本発明に係るヘリサート工具の斜視図である。 本発明に係るヘリサート工具によるねじ込み作業の作用説明図である。 本発明に係るヘリサート工具によるタング切断作業の作用説明図である。 本発明に係るヘリサート工具のヘリサート戻し作業の作用説明図である。 図1の変更実施例を示す説明図である。 本発明に係る別のヘリサート工具の斜視図である。 図6のヘリサート工具の作用説明図である。 本発明に係るヘリサート修正工具の斜視図である。 図8のヘリサート修正工具の作用説明図である。 図8の変更実施例を示す斜視図である。 図8の更なる変更実施例を示す斜視図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。 従来の技術によるタング破断後のインサートコイルの断面図である。
符号の説明
10、10B、40…ヘリサート工具、11、51…工具軸、13…タング把持部、14、31、52、59…ヘリサート係合部、15…ハンドル、19…ヘリサート溝(溝)、21、54…ヘリサート、22…タング、23、55…めねじ部、26、56…第1巻目(ヘリサートの先端)32、53…ヘリサート舌片(舌片)、41、57…ウエイト、42、58…ストッパ、50、50B、50C…ヘリサート修正工具、61…小型係合部、62…大型係合部。

Claims (8)

  1. ヘリサートを、めねじ部にセットする作業に用いるヘリサート工具において、
    このヘリサート工具は、棒状の工具軸と、この工具軸の一端に設けられ前記ヘリサートに付属しているタングを把持するタング把持部と、前記工具軸に設けられ前記ヘリサートの先端に掛けるヘリサート係合部と、前記工具軸の他端に取り付けたハンドルとからなることを特徴とするヘリサート工具。
  2. 前記工具軸に軸方向移動可能に筒型のウエイトを取り付け、このウエイトの移動を制限するために前記工具軸にストッパを設けたことを特徴とする請求項1記載のヘリサート工具。
  3. 前記ヘリサート係合部は、前記工具軸に切り込み形成した溝であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヘリサート工具。
  4. 前記ヘリサート係合部は、前記工具軸から径外方へ突出形成した舌片であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヘリサート工具。
  5. ねじ部から外れたヘリサートの先端を、前記めねじ部に戻す作業に用いるヘリサート修正工具であって、
    このヘリサート修正工具は、棒状の工具軸と、この工具軸に設けられ前記ヘリサートの先端に掛けるヘリサート係合部とからなることを特徴とするヘリサート修正工具。
  6. 前記工具軸に軸方向移動可能に筒型のウエイトを取り付け、このウエイトの移動を制限するために前記工具軸にストッパを設けたことを特徴とする請求項5記載のヘリサート修正工具。
  7. 前記ヘリサート係合部は、前記工具軸から径外方へ突出形成した舌片であることを特徴とする請求項5又は請求項6記載のヘリサート修正工具。
  8. 前記ヘリサート係合部は、小径のヘリサートに適用する小型係合部と、大径のヘリサートに適用する大型係合部との2つで構成し、一方を前記工具軸の一端に、他方を前記工具軸の他端に配置したことを特徴とする請求項5又は請求項6記載のヘリサート修正工具。
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