JP7209393B1 - タング折り取り工具及びタング折り取り方法 - Google Patents

タング折り取り工具及びタング折り取り方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タップ穴に挿入されたインサートにおけるタングの向きがどのような向きであったとしても、タングを折り取るに当たって常に作業者の手元に移動部材が配置されることで、作業効率の向上を図ることができるタング折り取り工具及びタング折り取り方法を提供する。【解決手段】タップ穴に挿入されたタング付きインサートのタングに引っかかるフック231を有する挿入部材2と、タップ穴の延伸方向に挿入部材2をその内部に貫通させる規定部材3と、タング付きインサートからタングを折り取るよう、タップ穴の奥側から手前側へ延伸方向に対して斜めに交差する斜め方向に挿入部材2を移動させる移動部材4と、を備え、挿入部材2は移動部材2に対して、延伸方向を回転軸として回転可能とされている。【選択図】図1

Description

本発明の実施の形態は、タング折り取り工具及びタング折り取り方法に関する。
通常、雌ネジの耐久性が要求される場合や強い締め付けが必要となる場合など、強硬な雌ネジが求められる場合には、例えばコイルインサートやネジインサートなどと呼ばれるインサートが用いられる。インサートは、ステンレスなどの線材がコイル状に巻かれて形成されており、インサート挿入工具により樹脂やアルミ合金などの被加工物のタップ穴(ネジ穴)にねじ込まれて挿入される(埋め込まれる)。
そして当該インサートの端部には、コイルの直径方向に折り曲げられたタングが形成されている。このタング付きインサートをタップ穴に挿入する場合には、ユーザがインサート挿入工具を用い、インサート挿入工具の先端部でタングを挟み、あるいは、インサート挿入工具の先端部をタングに引っかけ、タングを介してインサートを回転させてタップ穴にねじ込む。
このようにタングは、タップ穴へのインサート挿入時に用いられるものであり、インサート挿入後には不要であり、残っていると雄ネジの締め込みの際にその進入を阻害しかねない。そこでインサート挿入後にタングを折り取って除去するために、タングの根元周辺には、タング折り取り用のノッチが形成されている。
ユーザは、タップ穴へのインサート挿入後、鋼棒などのピンをタングに当て、ピンの頭部をハンマーで叩いてタングを折り取る(折り取り作業)。但し、インサートから折り取られたタングはタップ穴に残るため、ユーザは、ピンセットなどの工具を用いて、タップ穴からタングを回収する(回収作業)。
このようにタングを除去するためには、折り取り作業及び回収作業の両方を行う必要があり、また、作業途中での工具の交換が必要になり作業が中断されるため、作業効率が低下する。さらに、タングを折り取る作業において、タングにインサートの挿入方向に大きな力が加わるため、被加工物の山とインサートの山とがずれる、いわゆるピッチ飛びが発生する可能性がある。
ピッチ飛びが発生すると雄ネジをねじ込むことができなくなるため、該当するインサートを一旦被加工物から抜き取った上で改めて新しいインサートを被加工物に挿入する必要がある。そこで本出願人は、これらの不都合を解消するために、以下の特許文献1に記載のタング折り取り工具を開発した。
特許第6879581号公報
上記特許公報に記載のタング折り取り工具は、これまでの鋼棒等を用いた折り取り作業によるインサートのピッチ飛びが生ずることを劇的に解消するとともに、折り取ったタングをタップ穴に残すことなく回収することができるため作業効率の著しい向上を図ることができる。一方で、以下の点について不都合が生ずる場合が散見された。
すなわち、上述したように、タング付きインサートはインサート挿入工具によって当該タングが挟み込まれてタップ穴に挿入されるが、タップ穴の中でタングがどの方向を向いているかはそれぞれのタップ穴において異なる。また、挿入後のタングの向きを管理することは困難である。
さらに、上述したタング折り取り工具を使用する場合であっても、タングを折り取るためにその先端にタングを引っかけるに当たっては、タングの向きに合わせてタング折り取り工具を回転させる必要がある。
これは、タング折り取り工具においてタングを引っかける先端部の向きが固定されていることに起因するものであるが、タップ穴におけるタングの向きがまちまちであることとも相まって、先端部をタングに引っかけた状態において、タングを折り取るために作業者が握るプライヤのグリップが作業者から離れた位置に配置されてしまうことが生ずる。
その結果、作業者がグリップを握るために体の向きを都度変えたり、或いは、グリップを握りやすい向きにするために、インサートが挿入されたタップ穴を有する被加工物自体の向きを変えたり、という工程が増えてしまい、作業効率が低下することにもなりかねない。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、タップ穴に挿入されたインサートにおけるタングの向きがどのような向きであったとしても、タングを折り取るに当たって常に作業者の手元に移動部材が配置されることで、作業効率の向上を図ることができるタング折り取り工具及びタング折り取り方法を提供することにある。
本発明の実施の形態におけるタング折り取り工具は、タング付きインサートからタングを折り取るよう、タップ穴の奥側から手前側へタップ穴の延伸方向に対して斜めに交差する斜め方向に挿入部材を移動させる移動部材と、延伸方向に挿入部材をその内部に貫通させて収容する収容孔と、移動部材が接触する被把持部と、を有する規定部材と、備え、規定部材は、被把持部に移動部材の規定部材把持部が嵌め込まれることによって把持され、挿入部材は移動部材に対して、延伸方向を回転軸として回転可能とされていることを特徴とする。
また、タング折り取り工具を構成する挿入部材は、本体部と、本体部の一端部と連結され、移動部材の挿入部材保持部と連結される連結部と、本体部の一端部と反対側の端部である他端部に設けられ、フックを有するフック部材とを備えている。
さらに当該フック部材は、本体部から取り外し可能に形成されている。また、フック部材は、その一端側に本体部と連結可能な嵌合部を備え、他端側にはタングを引っかけるフックを備えている。
当該フックは、タングに引っかかる引っかかり面を有しており、引っかかり面の長手方向がタングの延伸方向に直交する状態でタングに引っかかるように形成されているとともに、当該フックは、タップ穴に挿入された後、挿入部材が回転することでタングを引っかける。
タング折り取り工具は、さらにフックを回転させる駆動部を備えている。
当該移動部材は、規定部材把持部の他、挿入部材に回転可能に接触する挿入部材保持部を備え、フックがタングに引っかかって斜め方向にタングを引き上げ、タング付きインサートからタングを折り取るよう、フック部材を移動させる。
タング折り取り工具は、さらに、タング付きインサートから折り取られ、フックに引っかけられたタングを保持する保持部材を備えている。
本発明の実施の形態におけるタング折り取り方法は、タップ穴に挿入されたタング付きインサートのタングに引っかかるフックを有する挿入部材と、挿入部材を移動させる移動部材と、タップ穴の延伸方向に挿入部材をその内部に貫通させて収容する収容孔と、移動部材が接触する被把持部と、を有する規定部材と、を備え、規定部材は、被把持部に移動部材の規定部材把持部が嵌め込まれることによって把持され、挿入部材は移動部材に対して、延伸方向を回転軸として回転可能とされているタング折り取り工具を用いて、タップ穴に挿入されたタング付きインサートのタングに、挿入部材の連結部、或いは、本体部を回転させてフックを引っかける工程と、タング付きインサートからタングを折り取るよう、移動部材によりタップ穴の奥側から手前側へタップ穴の延伸方向に対して斜めに交差する斜め方向に挿入部材を移動させる工程と、を備える。
このような本発明の実施の形態におけるタング折り取り工具、或いは、タング折り取り方法であれば、タップ穴に挿入されたインサートにおけるタングの向きがどのような向きであったとしても、タングを折り取るに当たって常に作業者の手元に移動部材が配置されることになり、作業効率の向上を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るタング折り取り工具の全体を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るタング折り取り工具の全体を示す左側面図である。 本発明の実施の形態に係る挿入部材と規定部材の構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態に係るタング折り取り工具の移動部材の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、実施の形態において、上下左右の方向は図面に基づくものである。
また、以下に説明する実施の形態は、本発明の一例を示したものである。また、本実施の形態には種々の変更又は改良を加えることが可能であり、その様な変更又は改良を加えた形態も本発明に含まれ得る。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
(基本構成)
まず図1は、本発明の実施の形態に係るタング折り取り工具1の全体を示す斜視図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係るタング折り取り工具1の全体を示す左側面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態に係るタング折り取り工具1は、挿入部材2と、規定部材3と、移動部材4とを備えている。このタング折り取り工具1は、図示しない被加工物のタップ穴に挿入された(埋め込まれた)タング付きインサート(以下、適宜「インサート」と表す)からタングを折り取って回収するために用いられる。
図1及び図2に示すように、タング折り取り工具1は、移動部材4の先端部から突出するように設けられている挿入部材保持部44と規定部材把持部45とに、それぞれ挿入部材2と規定部材3とが連結されている。また、挿入部材2は規定部材3の内部を貫通するように配置される。
ここで、図3は、本発明の実施の形態に係る挿入部材2と規定部材3の構成を示す分解斜視図である。図3に示す部材のうち、上3つが挿入部材2の構成物であり、下の1つが規定部材3である。
挿入部材2は、被加工物のタップ穴に挿入されたインサート内に挿入されて、タングを折り取る際にタングに接触する。図3に示す挿入部材2は、3つの部材から構成されており、本体部21、連結部22、及びフック部材23である。
本体部21は、円柱状に形成されており、挿入部材2のいわば胴体となる部分である。そしてその上側である一端部には、連結部22が嵌め込まれる。連結部22は図1や図2に示すように、移動部材4の挿入部材保持部44と連結され、タング折り取り工具1の一部を構成する。
連結部22は、挿入部材保持部44と連結される接触部221と、その上端部に形成される回転部222と、その下端部に形成される挿入部223とから構成される。接触部221は、後述する挿入部材保持部44の形状から、接触部221の外周面において挿入部材保持部44に接触しつつ嵌め合わせられ、この挿入部材2全体を回転可能としている。
回転部222は、挿入部材2がタップ穴に挿入された後に、後述するフック部材23を折り取る対象であるタングに引っかけるために、挿入部材2を回転させるために用いられる。
すなわち上述したように、タップ穴にねじ込まれたヘリサートのタングは、その向きがまちまちである。そのため、単に挿入部材2をタップ穴に挿入しただけでは、フック部材23がタングを引っかけることができない場合も考えられる。そこで、タップ穴に挿入された挿入部材2を確実にフック部材23でタングを引っかけるために回転部222を用いて挿入部材2を回転させる。
なお、回転部222の直径は接触部221の直径よりも大きくなるように形成されている。これは後述する挿入部材保持部44の貫通孔441に接触部221が嵌め合わされた際に、接触部221の回転部222側の面が挿入部材保持部44に接触することで、挿入部材2全体が挿入部材保持部44によって保持されるようにするためである。
また、挿入部223は連結部22を本体部21に連結するために用いられる。すなわち、挿入部223が本体部21の上端部に連結される。なお、連結部22と本体部21とが一体に回転することができるように両者が連結できるのであれば、挿入部223を本体部21に嵌め合わせる構造であっても、挿入部223に雄ねじが切られていて本体部21の上端部には雌ねじが切られていることによって両者が連結される構造であっても良い。
挿入部材2を回転させる場合には、例えば作業者が回転部222をつまんで指で回す。このように手動で挿入部材2を回転させる方法の他、例えば連結部22に図示しない駆動部を設けて、駆動部によって連結部22を回転させるようにしても良い。或いは、ここでは回転部222を回転させることとしているが、例えば、本体部21を回転させることで挿入部材2を回転させることとしても良い。
なお、本発明の実施の形態における回転部222は、本体部21の形状と合わせて円柱状に形成されているが、作業者が挿入部材2を回転させる際の作業のし易さを考慮して円柱状ではなく、例えば角柱状や多角形の形状が採用されていても良い。
フック部材23は、円柱状に形成されており、このフック部材23の下端部には、フック(引っかかり部)231が形成されている。フック231は、タップ穴に挿入されたインサートのタングに引っかかるようにL字形状に形成されている。フック部材23は、図1及び図2に示すように、移動部材4の一部に連結されており、移動部材4により上方へ移動可能に構成されている(詳しくは後述する)。
ここで、挿入部材2は、フック231側からタップ穴に挿入され、そのタップ穴の奥に移動していく。このとき、フック231がタングに当接してもそのタングを折り取ることはない。タングを折り取る場合には、例えば、作業者が回転部222をつまんで挿入部材2を回転させて、タングがL字状に形成されているフック231の引っかかり面M1と当該引っかかり面M1に対向する面との間に接して挟み込まれるようにする。そしてこのようにフック231にタングが挟み込まれた状態で挿入部材2が移動部材4により上方に移動されることによって、タングが折り取られることになる。
フック部材23の上端部には、嵌合部232が設けられている。この嵌合部232は、本体部21の下端部に設けられている固定部211と連結可能とされており、本体部21の下端部にフック部材23を固定する。嵌合部232の構成については、本体部21に連結した際に抜け落ちることなく固定され、挿入部材2が回転した場合には併せて回転することができるようにされていれば、様々な構成を採用することができる。
規定部材3は、円筒状(スリーブ状)に形成されており、その長手方向に貫通孔として形成されている収容孔31を有している。収容孔31は、フック部材23(挿入部材2)の移動及び収容を可能にする大きさに形成されている。
また、規定部材3の下端部には、被加工物に接触する被加工物接触部32が設けられている。被加工物接触部32は、タング折り取り工具1を介してタップ穴に埋め込まれたインサートのタングを折り取る際に被加工物に直接接触して、被加工物に向けて力を掛けることによって、タングを折り取り易くする。
なお、被加工物接触部32には、例えば、樹脂材で形成されるガードが装着されていても良い。当該ガードは、円環状に形成されており、規定部材3が被加工物の表面に当接するときの衝撃を和らげる緩衝材として機能する。
規定部材3は、タップ穴に挿入されたインサートからタングを折り取るとき、被加工物接触部32を介して被加工物の表面に当接し、タップ穴と移動部材4との離間距離、すなわち被加工物の表面と移動部材4との離間距離(例えば、垂直離間距離)を定める(詳しくは後述する)。
被把持部33は、規定部材3の上部外周において全周が凹部となるように形成されている。このような形状に形成されることによって、当該被把持部33に後述する規定部材把持部45が嵌め込まれ、移動部材4によって規定部材3が把持される。
また、規定部材3の中央部には、くり抜き部34が形成されている。このくり抜き部34は、規定部材3の外周から収容孔31に向けてその表面を削り、その一部分は挿入部材2の貫通方向に直交する方向にくり抜かれている。
このように規定部材3にくり抜き部34を形成することによって、収容孔31を貫通する挿入部材2を当該くり抜き部34において回転させることができる。すなわち、タップ穴の内部においてタングにフック231を引っかける際には、挿入部材2を回転させることになるが、回転させる場合には上述したように回転部222を用いることができる。
但し、タング折り取り工具1を用いてタングを折り取る作業を行う作業者によっては、回転部222を用いて挿入部材2を回転することがやりにくい場合も考えられる。そこで、回転部222を用いずに挿入部材2を回転させることができるように規定部材3にくり抜き部34を設けている。
例えば作業者が親指と人差し指を当該くり抜き部34を挟むように規定部材3に手を添えることによって、親指と人差し指が挿入部材の本体部21に接触することになる。そのため、作業者は親指と人差し指を用いて挿入部材2を回転させることができる。
なお、当該くり抜き部34の形成に当たって、くり抜く領域を、例えば図3に示すような領域だけではなく、挿入部材2が収容孔31が貫通する方向下側に広げることも考えられる。
しかしながら、あまりくり抜き部34の領域を被加工物接触部32に近づくように形成してしまうと、挿入部材2によって引き上げられる際に、折り取られたタングが当該くり抜き部34から外側に落ちてしまうことが考えられる。このように折り取られたタングが引き上げられる過程で落ちてしまうと、他のタップ穴に落下してしまう等の不都合を招来しかねない。
そこで、本発明の実施の形態における規定部材3では、最低限挿入部材2を回転させるために作業者がくり抜き部34を介して挿入部材2に接触することができる程度に、くり抜き部34の領域を設定している。
なお、本発明の実施の形態に係る規定部材3においては、このようにくり抜き部34を形成しているが、そもそも当該くり抜き部34を形成せずに規定部材3が円筒形状となるように形成されていても良い。
移動部材4は、図1、図2、或いは、図4に示すように、本発明の実施の形態においてはプライヤである。この移動部材4は、タップ穴に挿入されたインサートからタングを折り取るとき、プライヤによりフック部材23をタップ穴の奥側から手前側(下側から上側)へタップ穴の延伸方向に対して斜めに交差する方向、すなわち斜め方向に移動させる(詳しくは後述する)。
図4は、本発明の実施の形態に係るタング折り取り工具1の移動部材4の構成を示す斜視図である。移動部材4(プライヤ)は、第1のステー41と、第2のステー42とを有している。これらの第1のステー41及び第2のステー42は、それらの端部同士が近づいたり離れたりするようにピボット(回転軸)43で結合されており、端部同士を自由に開閉できるペンチ構造になっている。
第1のステー41の一端部には、上述した挿入部材保持部44が連結されている。挿入部材保持部44の第1のステー41と連結される一端側と反対側となる他端側は、円形の形状を備える貫通孔441を有する。当該貫通孔441には挿入部材2の連結部22における接触部221が貫通して配置される。
そして上述したように、接触部221の直径よりも回転部222の直径の方が大きくなるように連結部22が形成されていることから、連結部22が本体部21及びフック部材23とそれぞれ連結されて1つの挿入部材2として形成された場合に、挿入部材2は挿入部材保持部44を介して移動部材4に保持されることになる。
但し貫通孔441の直径は、接触部221の直径よりも大きくなるように形成されていることから、挿入部材2は挿入部材保持部44に保持されつつ、回転させることが可能とされている。
第2のステー42の一端部には、規定部材把持部45が連結されている。規定部材把持部45の第2のステー42と連結される一端側と反対側となる他端側は、規定部材3を保持することができるように互いに離間して形成される突出形状を備えるフォーク451が形成されている。そして図1及び図2に示されているように、当該フォーク451が被把持部33に当接することによって、規定部材3は移動部材4に把持される。
なおこのように、規定部材3は規定部材把持部45が被把持部33に接触することによって把持されるが、規定部材3と規定部材把持部45とが互いに回転可能に構成されていても良い。或いは、規定部材3は規定部材把持部45に把持されることによって回転不可能とされていても良い。
第1のステー41の他端部、第2のステー42の他端部は、それぞれユーザが持つグリップ部411,421となるように形成されている。第1のステー41及び第2のステー42は、互いの一端部である、挿入部材保持部44と規定部材把持部45が近づく方向(閉じる方向)に付勢部材46により付勢されている。付勢部材46としては、例えば、コイルスプリングなどのバネが用いられる。
(タング折り取り動作)
次に、前述のタング折り取り工具1を用いたタング折り取り動作について説明する。
インサートは、断面が菱形形状の線材(例えば、ステンレスなどの金属)がコイル状に巻かれて形成されている。インサートの外周面が外側ネジとして機能し、インサートの内周面が内側ネジとして機能する。このインサートの一端部には、コイルの直径方向に折り曲げられたタングが形成されている。そしてインサートにおけるタングの根元周辺には、タング折り取り用のノッチが形成されている。
ノッチは、インサートから折り取られたタングの小片が「レ」の字(V字)形状になるようにインサートに形成されている。ノッチは、コイルの軸を中心とする回転角度が、タングの根元からそのタングにつながるコイルの円周方向に、例えば10度から90度の範囲内(タングの延伸方向を0度とする)に形成されている。インサートがインサート挿入工具によりタップ穴に挿入されると、タングはタップ穴の奥側に位置することになる。
このタングを折り取るタング折り取り動作では、まず、移動部材(プライヤ)4の他端部であるグリップ部411,421が作業者により持たれ、挿入部材2、すなわちフック部材23がタップ穴の上方からタップ穴内に挿入されていく。なお、この状態では作業者によってグリップ部411,421は握られていない。またこの際、規定部材3は被加工物に接触していない。
挿入されたフック部材23がフック231を先頭に徐々に下降していく中で、フック231がタングに接触し、或いは、接触せずにフック231がタングの配置されている位置まで到達する。
挿入されたフック231がタングに接触しない場合には、フック231の引っかかり面M1の向きがタングを引っかけることができる向きに向いているかどうかは分からないものの、引っかかり面M1をタングに引っかけることができる位置にフック231が配置される。
そこで次に、作業者によって挿入部材2が回転され、引っかかり面M1及びその対向面との間で挟むようにタングを引っかける。上述したように挿入部材2がタップ穴に挿入された時点ではタングの向きが分からないので、引っかかり面M1をタングに引っかけることができるかは不明である。そこで、挿入部材2を回転させることによってフック231をタングに接触させて引っかかり面M1にタングを引っかける。
なお、挿入部材2を回転させるに当たっては、作業者が主導で挿入部材2を回転させる方法の他、上述したように、例えば連結部22に駆動部からの駆動力が伝えられることによって挿入部材2を回転させることも可能である。
また、作業者による挿入部材2の回転方法としては、挿入部材2の回転部222を回転させる方法の他、規定部材3のくり抜き部34から指を挿入部材2の本体部21に接触させて回転させる方法もあることは、上述した通りである。
挿入部材2が回転することでフック231の引っかかり面M1がタングと接触しその対向面との間にタングを挟み込む。タングが引っかかり面M1に挟み込まれたか否かは、挿入部材2がこれ以上回転しない状態になることで把握することができる。このような抵抗を感じて、作業者はタングが引っかかり面M1に挟まれたことを認識し、移動部材4のグリップ部411,421を握っても良いことを把握する。
この状態で、移動部材4のグリップ部411,421が作業者により握られる。これに応じて、移動部材4の第1のステー41、第2のステー42は、それらの一端部に設けられている挿入部材保持部44と規定部材把持部45が離れる方向(開く方向)に移動する。
この際、第1のステー41の一端部に設けられている挿入部材保持部44は、貫通孔441において挿入部材2の連結部22の接触部221と接していることから、第1のステー41の挿入部材保持部44が上方に移動するのに伴い、挿入部材2自体も上方へと移動する。
一方、第1のステー41と第2のステー42とが互いに離間する方向に移動することによって、第2のステー42の一端部に設けられている規定部材3の被加工物接触部32は、収容孔31が折り取りの対象となるタングを有するインサートが挿入されているタップ穴の周囲に接するように、被加工物の表面に接触する。
このように規定部材3の被加工物接触部32が被加工物の表面に接触することによって、被加工物の表面と移動部材4との垂直離間距離が固定され、第2のステー42の一端部に設けられている規定部材把持部45がこれ以上下方へ移動することが制限される。このため、規定部材把持部45が下方に移動しなくなるとともに、下向きの力が被加工物に掛かることになる。
これに対して、第1のステー41の一端部に設けられている挿入部材保持部44は上方に移動し続ける。すなわち、挿入部材保持部44は引き続き挿入部材2を上方へと引き上げ、この挿入部材2の動きによってフック231に挟み込まれたタングも上方へと移動する。
フック部材23が上昇すると、タングに引っかかっているフック部材23のフック231が引き上げられる。上述したようにフック231は、引っかかり面M1の長手方向がタングの延伸方向と直交する状態でタングに引っかかっている。
次いで、フック231がタングに引っかかった状態のフック部材23は、タップ穴の延伸方向に対して鋭角の所定角度(例えば、7度から8度の角度範囲の所定角度)だけ傾けた斜め方向に上昇していき、移動部材4のグリップ部411,421(図1及び図2参照)が閉じると、第1のステー41の一端部である挿入部材保持部44の上方への移動が停止し、フック部材23の移動も停止する。
このフック部材23の上昇途中で、インサートからタングが折り取られ、折り取られたタングはフック231によって保持される。その後、タング折り取り工具1が作業者により被加工物から上方に上げられ、フック部材23がタップ穴から取り出されるとともに、タングは、作業者によりフック231から取り除かれる。
このようなタング折り取り動作によれば、作業者が移動部材4のグリップ部411,421を持って挿入部材2をフック231側からタップ穴内のインサートに挿入し、フック231がタングを挟み込むように挿入部材2を回転させる。フック231がタングを挟み込んだら、作業者は移動部材4のグリップ部411,421を握ることで挿入部材2が上方に移動し、インサートからタングが折り取られる。
これにより、折り取られたタングはタング折り取り工具1によって回収されることになる。従って従来のように、ピンセットなどの工具を用いて、折り取られたタングをタップ穴から回収する作業を不要とすることが可能になるので、作業効率を向上させることができる。また、タップ穴の中にあるインサートのタングの向きがどのような向きであっても挿入部材2を回転させることによってフック231で挟み込むことができるため、確実にタングを折り取ることができる。
また、フック231がタングに引っかけられてタップ穴の奥側から手前側へタップ穴の延伸方向に対して斜めに交差する斜め方向に引き上げられるため、フック231がタングに引っかけられてタップ穴の奥側から手前側へタップ穴の延伸方向に平行に引き上げられる場合に比べ、タングを確実に折り取ることができる。
なお、フック231をタップ穴の延伸方向に平行に引き上げても折り取ることができなかったタングを、フック231を斜め方向に引き上げることで折り取ることができることは、実験的に多数のタングにおいて確認されている。
上述した斜め方向の傾斜角度は、例えば、タップ穴の延伸方向に対して7度から8度の角度範囲内の鋭角の所定角度である。フック231がタングに引っかかると、その所定角度の方向にタングに力がかかることになる。
当該所定角度は、インサートの直径や高さ(タップ穴の延伸方向に平行な長さ)などに応じて設定されるが、例えば、タングの折り取りを容易にするためには、20度以内であることが好ましく、また、タングの折り取りを容易にすることに加え、規定部材3を小型化するためには、10度以内であることがより好ましい。
ここで、フック231がタングに引っかかっていない状態において、作業者により移動部材4が操作されると、フック部材23は、ピボット43を中心とする円、すなわち曲線に沿うように移動するが、フック231も曲線に沿うように移動する。移動部材4は、フック部材23をタップ穴に挿入していない状態で、フック231がタップ穴の延伸方向及びタングの延伸方向に平行な面に交差する(例えば、直交する)ピボット43を回転軸として回転するようにフック部材23を移動させる。
また、挿入部材2及び規定部材3は、移動部材4に対して着脱可能に形成されている。これにより、挿入部材2及び規定部材3の取り外しが可能になるので、数種の規定部材又は数種の挿入部材を用意しておき、例えばインサートの直径や高さなどに応じて、挿入部材2または規定部材3を種類が異なる他の規定部材又は他の挿入部材に交換することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るタング折り取り工具1によれば、タップ穴に挿入されたインサートのタングに引っかけられたフック231を有するフック部材23が、タップ穴の奥側から手前側へタップ穴の延伸方向に対して斜めに交差する斜め方向に移動部材4により移動し、タップ穴に挿入されたインサートからタングが折り取られる。
なお、上述したようにフック部材23のフック231は、挟み込むことによって折り取られたタングを保持している。但し、このような形態ではなく、例えば、フック231に保持部材が設けられていても良い。
すなわち保持部材は、フック231においてタングが当接する箇所の近傍、例えば、フック231の引っかかり面M1の近傍に位置付けられて配置されている。この保持部材としては、例えば、タングを吸着する磁石(一例として、永久磁石)が用いられる。また、保持部材ではなく、例えば、フック部材23自体、或いは、フック231自体を磁化することで折り取られたタングを吸着して保持することとしても良い。
このような保持部材を設ける、或いは、フック部材23等を磁化することによって、
インサートから折り取れられたタングが保持部材等により保持される。このため、折り取られたタングをタング折り取り工具1によって回収することができ、従来のように、ピンセットなどの工具を用いて、折り取られたタングをタップ穴から回収する回収作業を不要とすることが可能になるので、作業効率を向上させることができる。また、工具の交換も不要とすることが可能になり、工具の交換により作業が中断されることも無くなるので、作業効率を向上させることができる。
また、フック231の形状については、タングを挟み込んで折り取ることができるように形成されていれば、どのような形状であっても良い。
さらに上述した挿入部材2については、図3にも示す通り本体部21、連結部22及びフック部材23の3つの部材から構成されている。但し、挿入部材2についてはこのような構成ではなく、例えば、本体部21とフック部材23とが一体に1つの部材として構成されていても良い。また或いは、挿入部材2として全体が1つの部材として構成されていても良い。
1・・・タング折り取り工具
2・・・挿入部材
21・・・本体部
211・・・固定部
22・・・連結部
221・・・接触部
222・・・回転部
223・・・挿入部
23・・・フック部材
231・・・フック
232・・・嵌合部
3・・・規定部材
31・・・収容孔
32・・・被加工物接触部
33・・・被把持部
34・・・くり抜き部
4・・・移動部材(プライヤ)
41・・・第1のステー
411・・・グリップ部
42・・・第2のステー
421・・・グリップ部
43・・・ピボット
44・・・挿入部材保持部
45・・・規定部材把持部
441・・・貫通孔
451・・・フォーク
M1・・・引っかかり面

Claims (11)

  1. タップ穴に挿入されたタング付きインサートのタングに引っかかるフックを有する挿入部材と、
    前記タング付きインサートから前記タングを折り取るよう、前記タップ穴の奥側から手前側へ前記タップ穴の延伸方向に対して斜めに交差する斜め方向に前記挿入部材を移動させる移動部材と、
    前記延伸方向に前記挿入部材をその内部に貫通させて収容する収容孔と、前記移動部材が接触する被把持部と、を有する規定部材と、
    を備え、
    前記規定部材は、前記被把持部に前記移動部材の規定部材把持部が嵌め込まれることによって把持され、前記挿入部材は前記移動部材に対して、前記延伸方向を回転軸として回転可能とされていることを特徴とするタング折り取り工具。
  2. 前記挿入部材は、
    本体部と、
    前記本体部の一端部と連結され、前記移動部材と連結される連結部と、
    前記本体部の前記一端部と反対側の端部である他端部に設けられ、前記フックを有するフック部材と、
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載のタング折り取り工具。
  3. 前記フック部材は、前記本体部から取り外し可能に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のタング折り取り工具。
  4. 前記フック部材は、その一端側に前記本体部と連結可能な嵌合部を備え、他端側には前記タングを引っかける前記フックを備えていることを特徴とする請求項3に記載のタング折り取り工具。
  5. 前記フックは、前記タングに引っかかる引っかかり面を有しており、前記引っかかり面の長手方向が前記タングの延伸方向に直交する状態で前記タングに引っかかるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のタング折り取り工具。
  6. 前記フックは、前記タップ穴に挿入された後、前記挿入部材が回転することで前記タングを引っかけることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のタング折り取り工具。
  7. 前記タング折り取り工具は、さらに前記フックを回転させる駆動部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のタング折り取り工具。
  8. 前記移動部材は、前記規定部材把持部の他、
    前記挿入部材に回転可能に接触する挿入部材保持部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のタング折り取り工具。
  9. 前記移動部材は、前記フックが前記タングに引っかかって前記斜め方向に前記タングを引き上げ、前記タング付きインサートから前記タングを折り取るように、フック部材を移動させることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のタング折り取り工具。
  10. 前記タング折り取り工具は、さらに、前記タング付きインサートから折り取られ、前記フックに引っかけられた前記タングを保持する保持部材を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに記載のタング折り取り工具。
  11. タップ穴に挿入されたタング付きインサートのタングに引っかかるフックを有する挿入部材と、
    前記挿入部材を移動させる移動部材と、
    前記タップ穴の延伸方向に前記挿入部材をその内部に貫通させて収容する収容孔と、前記移動部材が接触する被把持部と、を有する規定部材と、を備え、
    前記規定部材は、前記被把持部に前記移動部材の規定部材把持部が嵌め込まれることによって把持され、前記挿入部材は前記移動部材に対して、前記延伸方向を回転軸として回転可能とされているタング折り取り工具を用いて、
    前記タップ穴に挿入された前記タング付きインサートのタングに、前記挿入部材の連結部、或いは、本体部を回転させて前記フックを引っかける工程と、
    前記タング付きインサートから前記タングを折り取るよう、前記移動部材により前記タップ穴の奥側から手前側へ前記タップ穴の延伸方向に対して斜めに交差する斜め方向に前記挿入部材を移動させる工程と、
    を備えることを特徴とするタング折り取り方法。
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