JP2007210087A - １本でまかなえるスパナ - Google Patents

Abstract

【課題】ボルト、ナットの径ごとに準備しなくては、ならなかった数種類（数本）のスパナ（工具）を１本でまかなうことができることによって、現場での作業効率を高める等の効果を図ったスパナの提供。
【解決手段】１．ボルト、ナットの径に合わせた、数種類の取替えパーツを製作する。２．１．のパーツをスパナのヘッド部に装着する際、そのパーツが堅固に固定され、作業時、脱落しない様な構造にする。３．スパナの柄の部分に取替えパーツを必要数、常時、収容しておけるものとし、使用時取り外しやすい構造にする。以上の構成よりなる、１本でまかなえるスパナ。
【選択図】図１

Description

〔発明の詳細な説明〕

本発明は、ボルト、ナットの径ごとに準備しなくては、ならなかった数種類（数本）のスパナ（工具）を１本でまかなうことができることによって、現場での作業効率を高める等の効果を図ったスパナです。

従来、ボルト、ナットを締めこむ際、スパナをボルト、ナットの径ごとに準備しなくては、ならない為、スパナの本数が増える分、作業者に負担がかかっていた。
又、足らないスパナを作業箱に取りに帰る等の時間的ロスも発生していた。
同じ目的のスパナは、すでに製品化されているが、ボルト、ナットの径に合わせる調整部が構造的に弱く、繰り返し使用される状況下では、耐久性が低いと思われる。

発明が解決しようとする課題

１ ボルト、ナットの径ごとにスパナを数種類（数本）準備し、使い分けることによって、作業性が悪かった。
２ 上記１のことにより、重量がかさんで作業者に負担がかかったり、忘れたり、足らないスパナを作業箱に取りに帰ったりの時間的ロス等が発生していた。
３ 上記１，２を解決する為に、同目的のスパナは、製品化されているが、耐久性の高い仕様、構造のものでは、なかった。
本発明は、以上の様な欠点をなくす為になされたものである。
〔課題を解決する為の手段〕

１ ボルト、ナットの径に合わせた、数種類の取替えパーツを製作する。
２ １のパーツをスパナのヘッド部に装着する際、そのパーツが堅固に固定され作業時、脱落しない様な構造にする。
３ スパナの柄の部分に取替えパーツを必要数、常時、収納しておけるものとし、使用時、取り外しやすい構造にする。
本発明は、以上の構成よりなる、１本でまかなえるスパナである。

本発明は、
・ 又、パーツをスパナのヘッド部に装着する際、そのパーツが堅固に固定され作業時、脱落しない様、戻り止め等を組み込む。（図９）
・ 主要構造部素材を強度、耐久性に配慮して、金属製とし、現場作業性に配慮して、取替えパーツを本体柄の部分にパレット等で収納できるものとする。（図２）
利用方法を下記に記す。
・ ３を引き上げる。（▲１▼）
・ ２を取り出し１にはめこみ固定する。（▲２▼）
・ ３を元の位置にもどす。（▲３▼）
・ ３にフェンス等の柱を突っ込みロで固定する。
〔符号の説明〕
１は、スパナのヘッド部分。
２は、取替えパーツ。
３は、２を収納する為のパレット。
４は、スパナ本体柄の部分。
５は、２を１に固定させ脱落させない為の戻り止め。
▲１▼、▲２▼、▲３▼は、利用工程の順番。

このようにすれば、ボルト、ナットの径が変化しても、数種類あるいは、数本のスパナを準備することなく、作業者の負担が軽減でき、作業効率も向上する効果を得られる。

本発明の利用前、正面図である。 本発明の利用工程を記す正面図である。 本発明の取替えパーツ装着後の正面図である。 本発明、図３の背面図である。 本発明の利用前、平面図である。 本発明の取替えパーツ装着後の平面図である。 本本発明の図６の背面図である。 本発明の符号１、２部の装着方法の断面図である。 本発明、図８の工程を経た装着後の断面図である。 本発明の符号２、３部の装着方法の断面図である。 本発明、図１０の工程を経た装着後の断面図である。

Claims (3)

1. ボルト、ナットの径ごとに準備しなくては、ならなかった数種類（数本）のスパナ（工具）を１本でまかなえるスパナ。
2. ボルト、ナットの径に合わせて、取替えパーツをスパナ本体ヘッド部に脱落しない様、装着する為の戻り止め構造。
3. 使用しない取替えパーツを本体柄の部分に収納しておく為のパレット等を含む構造。

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