JP2982770B2 - タング折取り具 - Google Patents

タング折取り具

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JP2982770B2
JP2982770B2 JP9321774A JP32177497A JP2982770B2 JP 2982770 B2 JP2982770 B2 JP 2982770B2 JP 9321774 A JP9321774 A JP 9321774A JP 32177497 A JP32177497 A JP 32177497A JP 2982770 B2 JP2982770 B2 JP 2982770B2
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JP
Japan
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tongue
shaft
hook
insert coil
insert
Prior art date
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JP9321774A
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JPH11156751A (ja
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雄二 松野
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タング折取り具に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、めねじの耐久性の向上、疲れ限
度の増大及びめねじ不良の際の補修を目的とする場合に
は、取付部材11にねじ下穴14を形成して、このねじ
下穴14にインサートコイル15をねじ込んで装着す
る。
【0003】このインサートコイル15は、図7の
(1)、(2)に示すように線材15aをコイル状に巻
回して構成してあって、この線材15aより成るコイル
線の端末にはタング16が形成してあり、このタング1
6の根元付近には、折取り用のノッチ17が形成してあ
る。
【0004】そして、インサートコイル15を取付部材
11のねじ下穴14にねじ込む場合には、ねじ込み工具
(図示せず)を用いて、このねじ込み工具の回転部分で
タング16を挟み、この回転部分を回転させてタング1
6を介してインサートコイル15を回転させ、このイン
サートコイル15をねじ孔14にねじ込む。
【0005】このようにタング16は、インサートコイ
ル15のねじ下穴14への挿入時に用いられるが、挿入
後は不要と成るために除去する必要がある。
【0006】上記したようにインサートコイル15をね
じ下穴14に挿入した後に、タング16を除去するに
は、図8に示すようにインサートコイル15の内径に合
せた直径を有するピン18を用意して、このピン18を
インサートコイル15内に挿入して、ピン18の先端面
18aをタング16に当てがい、ピン18をハンマー1
9で叩いて、タング16を、その根元のノッチ17部分
で折取るようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ねじ下
穴14が止まりねじ穴であって、しかも、ねじ下穴14
の深さが浅い場合には、タング折取り時に、タング16
の先端がねじ下穴14の底部14aに当たり、このタン
グ16を、そのノッチ17部分で破断することができ
ず、除去できない場合が多い。また、図9に示すように
ねじ下穴14の底厚tが薄い場合には、タング16を折
り取ると、ピン18の先端面18aがねじ下穴14の底
部14aに当たり、この底部14aを変形させるという
問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであって、その目的とするところは、ねじ下穴が
浅い場合でも、タングを容易に折り取り除去でき、ま
た、ねじ下穴の底厚tが薄い場合において、従来では、
ピンがねじ下穴の底部に当たり、この底部を変形させる
等の不具合が発生する場合があったが、このような不具
合を生じさせることなく作業を行うことができるタング
折取り具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明に係るタング折取り具は、インサ
ートコイルが装着されたねじ下穴内に挿入されるシャフ
トの先端部に、前記インサートコイルのタングを折取る
フックを設け、前記フックが、前記ねじ下穴のインサー
トコイル内に挿入された際に、前記タングに接触すると
前記シャフト側に回転することで、前記フックが前記タ
ング部分を通過するようにすることを特徴とするタング
折取り具である。
【0010】かかる構成により、止まりねじ穴でのイン
サートコイルのタングの除去において、ねじ下穴が浅い
場合でも、容易にタングを折り取り除去でき、また、ね
じ下穴の底厚tが薄い場合においても、ピンがねじ下穴
の底部に当たってこの底部を変形させることないような
タングの折り取り除去を可能とし、その際、シャフトを
インサートコイル内に挿入していくと、フックがインサ
ートコイルのタングに当たるが、フックはタングとの接
触によりシャフト側に回転してタングを避けることがで
きる。
【0011】
【0012】
【0013】また、上記の目的を達成するために、請求
の発明に係るタング折取り具は、スリーブ本体の周
部に、このスリーブ本体の軸線方向に沿う長孔を一対相
対向するように形成したスリーブと、前記スリーブの相
対向する前記長孔を貫通して前記長孔内をスリーブ本体
の軸線方向に移動可能なハンドルと、前記スリーブ内へ
の挿入端が前記ハンドルに連結されたシャフトと、前記
シャフトの先端部に取り付けられて、ねじ下穴に装着さ
れたインサートコイルのタングとの接触により前記シャ
フト側に折り畳まれると共に、前記タングとの接触の解
除により前記シャフト側とは反対側に拡開して前記タン
グに引っ掛かるフックとを備えたことを特徴とする。
【0014】かかる構成により、ハンドルを操作してシ
ャフトをインサートコイル内に挿入していくと、フック
がインサートコイルのタングに当たるが、フックはタン
グとの接触によりシャフト側に折り畳まれてタングを避
ける。そして、フックがタングを完全に通過するまでシ
ャフトを挿入すると、フックがタングを完全に通過した
時点で、フックはシャフト側とは反対側に拡開してタン
グに引っ掛かる。この状態で、ハンドルに引いてシャフ
トを引き抜くことで、タングを、その根元付近で折り取
る。
【0015】したがって、止まりねじ穴でのインサート
コイルのタングの除去において、特に、ねじ下穴が浅い
場合でも、タングを容易に折り取り除去でき、また、ね
じ下穴の底厚tが薄い場合において、従来では、ピンが
ねじ下穴の底部に当たり、この底部を変形させる等の不
具合が発生する場合があったが、このような不具合を生
じさせることなく作業を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態は図面
を参照して説明する。
【0017】本発明の実施の実施例1を図1に示す。図
1は本発明に係るタング折取り具の正面図、図2は同タ
ング折取り具の側面図である。
【0018】本発明に係るタング折取り具Fはスリーブ
1を備えており、このスリーブ1のの筒状のスリーブ本
体1Aの周部には、このスリーブ本体1Aの軸線方向に
沿う長孔2が一対相対向するように形成してあり、ま
た、スリーブ本体1Aの両端部は閉塞してあって、下側
の閉塞端面部3の中心には摺動孔4が形成してある。
【0019】そして、スリーブ1には、その閉塞端面部
3の摺動孔4から、インサートコイルの内径より小径の
シャフト5の上部が挿入してあり、また、スリーブ1に
は、相対向する長孔2を貫通してハンドル6が設けてあ
り、このハンドル6の中央部にシャフト5の上端部が連
結してある。また、シャフト5の下端部にはフック7が
取り付けてある。この場合、フック7は水平状態イでス
トッパー(図示せず)に干渉していて、このフック7は
水平状態イから上方向にのみ回動するようにピン8によ
り取り付けてあり、下方向には回動しないものである。
例えば、捩じりばねでフック7を水平状態イに保持する
ようにしてもよい。
【0020】なお、インサートコイル15は、従来例で
述べたように線材15aをコイル状に巻回して構成して
あって、この線材15aより成るコイル線の端末にはタ
ング16が形成してあり、このタング16の根元付近に
は、折取り用のノッチ17が形成してある。そして、こ
のインサートコイル15は、取付部材11のねじ下穴1
4にねじ込まれている。
【0021】次に、上記のように構成されたタング折取
り具Fを用いてのタングの折取りを説明する。
【0022】図3に示すように、タング折取り具Fを取
付部材11にセットして、ハンドル6を操作してシャフ
ト5をインサートコイル15内に挿入する。シャフト5
を挿入していくと、フック7がインサートコイル15の
タング16に当たるが、図5に示すようにフック7は折
れ曲がることでタング16を避ける。そして、フック7
がタング16を完全に通過するまでシャフト5を挿入す
ると、フック7がタング16を完全に通過した時点で、
フック7は図6に示すような水平状態イに戻る。
【0023】次に、ハンドル6に引くことによりシャフ
ト5を引き抜くことで、フック7がタング16に引っか
かり、更に引き抜くことでタング16は根元付近のノッ
チ17部分で折れ曲がり破断する。破断後は、タング折
取り具を取り外し、破断したタング16を除去する。
【0024】上記した実施の形態例によれば、止まりね
じ穴14でのインサートコイル15のタング16の除去
において、特に、ねじ下穴14が浅い場合でも、タング
16を破断し得て、タング16の除去が容易になる。
【0025】また、ねじ下穴14の底厚tが薄い場合に
おいて、従来では、ピン18がねじ下穴14底部14a
に当たり、この底部14aを変形させる等の不具合が発
生する場合があったが、このような不具合を生じさせる
ことなく作業を行うことができる。
【0026】なお、インサートコイル15のタング折り
取り作業において、シャフト5及びフック7の外形寸法
を変更することにより、すべてのインサートコイル15
のサイズに適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
止まりねじ穴でのインサートコイルのタングの除去にお
いて、特に、ねじ下穴が浅い場合でも、タングを容易に
折り取り除去でき、また、ねじ下穴の底厚tが薄い場
合、従来では、ピンがねじ下穴の底部に当たり、この底
部を変形させる等の不具合が発生する場合があったが、
このような不具合を生じさせることなく作業を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタング折取り具の正面図である。
【図2】同タング折取り具の側面図である。
【図3】同タング折取り具を取付部材にセットして、ハ
ンドルを操作してシャフトをインサートコイル内に挿入
した状態の説明図である。
【図4】インサートコイルのタングを折った状態の説明
図である。
【図5】同タング折取り具において、ハンドルを操作し
てシャフトをインサートコイル内に挿入してフックをタ
ングに接触させた状態の説明図である。
【図6】同フックがタングに引っ掛かった状態の説明図
である。
【図7】(1)はインサートコイルの正面図である。
(2)は同インサートコイルの下面図である。
【図8】従来のタング折取り具によりタングを折り取る
状態の説明図である。
【図9】従来のタング折取り具によりタングを折り取っ
た状態の説明図である。
【符号の説明】
1 スリーブ 1A スリーブ本体 2 長孔 5 シャフト 6 ハンドル 7 フック 14 ねじ下穴 15 インサートコイル 16 タング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インサートコイルが装着されたねじ下穴内
    に挿入されるシャフトの先端部に、前記インサートコイ
    ルのタングを折取るフックを設け、前記フックが、前記
    ねじ下穴のインサートコイル内に挿入された際に、前記
    タングに接触すると前記シャフト側に回転することで、
    前記フックが前記タング部分を通過することを特徴とす
    るタング折取り具。
  2. 【請求項2】 スリーブ本体の周部に、このスリーブ本
    体の軸線方向に沿う長孔を一対相対向するように形成し
    たスリーブと、 前記スリーブの相対向する前記長孔を貫通して前記長孔
    内を前記スリーブ本体の軸線方向に移動可能なハンドル
    と、 前記スリーブ内への挿入端が前記ハンドルに連結された
    シャフトと、 前記シャフトの先端部に取り付けられて、ねじ下穴に装
    着されたインサートコイルのタングとの接触により前記
    シャフト側に折り畳まれると共に、前記タングとの接触
    の解除により前記シャフト側とは反対側に拡開して前記
    タングに引っ掛かるフックとを備えたことを特徴とする
    タング折取り具。
JP9321774A 1997-11-21 1997-11-21 タング折取り具 Expired - Lifetime JP2982770B2 (ja)

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JPH11156751A JPH11156751A (ja) 1999-06-15
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TW419415B (en) * 1999-08-20 2001-01-21 Nippon Sprew Co Ltd Tang break-off tool
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