JP4563355B2 - 調節金具及び調節金具を用いた衣服 - Google Patents

調節金具及び調節金具を用いた衣服 Download PDF

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本発明は、ズボン、スカート等のウエストサイズの調節を可能とする調節金具及び調節金具を用いた衣服に関するものである。
従来から、ズボン或いはスカート等の衣服のウエストサイズを調整可能とする構成が知られている。(例えば、特許文献1参照)
特許文献1の発明には、ボタン部をスライド移動させて例えば厚手の生地で成型されたズボンやスカートのウエストサイズを調整できるとともに、衣料への配設が容易となる掛止具、この掛止具を備えた衣料、および、この掛止具の配設方法が開示されている。
また、スライド手段は、ボタン首部の端部が取り付けられるとともにベース部の収納空間内でスライド移動可能なスライダ部を備え、ベース部は、ボタン部が取り付けられた状態のスライダ部を収納空間に出し入れ可能として、スライダ部とともにボタン部を交換することができ、利用者の好みに合わせてボタン部のデザインを替えることができることが開示されている。
また、ボタン部とスライダ部とは別体であっても、一体であってもよいことが開示されている。
更には、ボタン頭部とボタン首部とは一体であってもよく、別体であってもよいことも開示されている。
特開2005−273021号公報
特許文献1のような構成では、スライダ部とともにボタン部を交換することができ、利用者の好みに合わせてボタン部のデザインを替えることができるが、種々の異なるボタン部とスライダ部を組み合わせたユニットを用意しておかなければ、ボタン部を交換することができない構成であり、従来からあるリング部を備えたボタンを実際には利用者の好みに合わせてボタン部のみの交換ができないおそれがある。
また、ボタン部とスライダ部とは別体である場合、スライダ部と組み合わせることができるボタン部でなければ、実際には利用者の好みに合わせてボタン部のみの交換ができないおそれがある。
また、ボタン頭部とボタン首部とは別体であっても、取付筒部を介してボタン頭部とボタン首部を嵌挿することになり、返って部品点数も増えることになり、更には利用者の好みに合わせて従来からあるリング部を備えたボタン部のみの交換ができないおそれがある。
よって、いずれにおいても、特許文献1のような構成では、利用者の好みに合わせて従来からあるリング部を備えたボタン部のみの交換ができないおそれがある。
そこで、本発明はこのような問題点を解決するものであって、ズボン、スカート等のウエストサイズの調節を可能とする調節金具において、利用者の好みに合わせて従来からあるリング部を備えたボタン部を交換可能とし、ズボン、スカート等のデザインのバリエーションを拡げることができる調節金具及び調節金具を用いた衣服を提供することを課題とする。
前記問題点を解決するために、本発明の請求項1に記載の発明の調節金具は、ズボン、スカート等のウエスト部に取付けてウエストサイズの調節を可能とし、上生地に設けられた上生地部ボタン穴にボタンを掛け外し可能に掛止して、上生地と下生地を留め合わせるよう下生地に設けられ、上面部に長孔を有する本体ケースと、該本体ケースの底部に嵌合されるベースと、該ベースの内側に収納される、可動金具及びバネを備え、本体ケース内の可動金具がバネに付勢されスライド可能となる構成とし、可動金具に取付けられるボタンが長孔に沿ってスライド可能となるケース状の調節金具において、本体ケースの両端部に取付部を備え、可動金具は、金属板を折曲して前記バネの一端部に嵌設されるバネ持設部と、可動金具上面部と、該可動金具上面部上に開口部を有して略U字状に折曲したボタン掛止部を備え、ボタン掛止部は前記長孔より突出し、本体ケースの上面部上に配置したボタン掛止部の開口部に対してボタンのリング部を着脱可能として取着したことを特徴とするウエストサイズの調節金具を特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の発明の調節金具は、請求項1記載のウエストサイズの調節金具における本体ケースの両端部に設けた取付部と、樹脂板とを固着した構成としたことを特徴とするウエストサイズの調節金具である。
また、本発明の請求項3に記載の発明は、ズボン、スカート等のウエスト部に取付けられ、上生地に設けられた上生地部ボタン穴にボタンを掛け外し可能に掛止して、上生地と下生地を留め合わせるよう下生地に設けられるウエストサイズの調節を可能とする調節金具を具備した衣服において、請求項1又は請求項2に記載の調節金具を、取付手段により、下生地に取着したことを特徴とする衣服を特徴とするものである。
(作用)
請求項1記載の調節金具に係る発明では、ズボン、スカート等のウエスト部に取付けられ、上生地に設けられた上生地部ボタン穴にボタンを掛け外し可能に掛止して、上生地と下生地を留め合わせるよう下生地に設けられるウエストサイズの調節を可能とする調節金具において、可動金具は、金属板を折曲して、前記バネの一端部に嵌設されるバネ持設部と、可動金具上面部と、該可動金具上面部上に開口部を有して略U字状に折曲したボタン掛止部を備えるため、従来からあるリング部を備えたボタンのみの交換を行うことができる。
請求項2記載の調節金具に係る発明は、請求項1と同様に、ズボン、スカート等のウエスト部に取付けられ、上生地に設けられた上生地部ボタン穴にボタンを掛け外し可能に掛止して、上生地と下生地を留め合わせるよう下生地に設けられるウエストサイズの調節を可能とする調節金具において、可動金具は、金属板を折曲して、前記バネの一端部に嵌設されるバネ持設部と、可動金具上面部と、該可動金具上面部上に開口部を有して略U字状に折曲したボタン掛止部を備えるため、従来からあるリング部を備えたボタンのみの交換を行うことができる。また、調節金具における本体ケースの両端部に設けた取付部と、樹脂板とを固着した構成としたから、これにより衣服への取り付け操作が容易に行えるようになる。
請求項3記載の衣服に係る発明では、上生地に設けられた上生地部ボタン穴にボタンを掛け外し可能に掛止して、上生地と下生地を留め合わせるよう下生地に設けられるウエストサイズの調節を可能とする調節金具をウエスト部に備え、前記可動金具は、金属板を折曲して、前記バネの一端部に嵌設されるバネ持設部と、可動金具上面部と、該可動金具上面部上に開口部を有して略U字状に折曲したボタン掛止部を備えるため、従来からあるリング部を備えたボタンのみの交換を行うことができる。
請求項1の発明によれば、ズボン、スカート等のウエスト部に取付けてウエストサイズの調節を可能とし、上生地に設けられた上生地部ボタン穴にボタンを掛け外し可能に掛止して、上生地と下生地を留め合わせるよう下生地に設けられ、上面部に長孔を有する本体ケースと、該本体ケースの底部に嵌合されるベースと、該ベースの内側に収納される、可動金具及びバネを備え、本体ケース内の可動金具がバネに付勢されスライド可能となる構成とし、可動金具に取付けられるボタンが長孔に沿ってスライド可能となるケース状の調節金具において、本体ケースの両端部に取付部を備え、可動金具は、金属板を折曲して前記バネの一端部に嵌設されるバネ持設部と、可動金具上面部と、該可動金具上面部上に開口部を有して略U字状に折曲したボタン掛止部を備え、ボタン掛止部は前記長孔より突出し、本体ケースの上面部上に配置したボタン掛止部の開口部に対してボタンのリング部を着脱可能として取着したことから、従来からあるリング部を備えたボタンのみの交換を行うことができる。これにより、前記調節金具を用いた衣服において、利用者の好みに合わせてボタン部を交換可能とし、ズボン、スカート等のデザインのバリエーションを拡げることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1記載のウエストサイズの調節金具における本体ケースの両端部に設けた取付部と、樹脂板とを固着した構成としたことを特徴とするウエストサイズの調節金具としたから、従来からあるリング部を備えたボタンのみの交換を行うことができる。これにより、前記調節金具を用いた衣服において、利用者の好みに合わせてボタン部を交換可能とし、ズボン、スカート等のデザインのバリエーションを拡げることができる。また、樹脂板を有していることから、衣服への取り付け操作が容易に行えるようになるとともに、前記樹脂板はズボンのウエスト部に沿わすことができる。
請求項3の発明によれば、ズボン、スカート等のウエスト部に取付けられ、上生地に設けられた上生地部ボタン穴にボタンを掛け外し可能に掛止して、上生地と下生地を留め合わせるよう下生地に設けられるウエストサイズの調節を可能とする調節金具を具備した衣服において、
請求項1又は請求項2に記載の調節金具を、取付手段により、下生地に取着したことを特徴とする衣服としたから、従来からあるリング部を備えたボタンのみの交換を行うことができる。これにより、利用者の好みに合わせてボタン部を交換可能とし、ズボン、スカート等のデザインのバリエーションを拡げることができる。また、ボタンは前記ボタン掛止部に可動自在に取付けられており、通常市販品のボタンを掛けるように、容易に嵌めることができるようになる。
また、樹脂板を有していることから、衣服への取り付け操作が容易に行えるようになるとともに、前記樹脂板はズボンのウエスト部に沿わすことができるようにしたものである為、ズボン等の着用時の着装感は損なわれることはない。
以下、本発明の実施の形態における調節金具を図面に基づいて説明する。
本発明の調節金具7の実施例1における調節金具7aについて図1乃至図9に基づいて説明する。図2、図3(a)及び(b)に示すように、本体ケース2は、所定の板厚の金属板を折曲することにより形成され、上面部2a、側面部2b及び端面部2cから成るケース状のものである。前記上面部2aは中央部から前記端面部2cにかけて下方に緩やかな曲面を有するもので、中央部より前記端面部2cの一端面よりに所定の幅と長さを有する長孔2dが設けられている。また前記側面部2bは、側面底部2eと略台形の側面脚部2gを設けるよう切欠部2f及び切欠部2hにより切欠されている。また、前記端面部2cには、端面底部2kから所定寸法だけ上方位置の中央部に端面直線部2iが設けられ、前記端面底部2kの端部及び前記端面直線部2iより、垂直下方へ向けて先端部が針状になるよう、取付部となる端面脚部2jが夫々2箇所設けられている。前記端面脚部2j間の隙間は、前記端面脚部2jの中央部が最も狭くなるよう形成されており、前記端面直線部2iと前記端面脚部2jの交点の角部には、ベース5の脚部嵌合部5aが嵌合する為の、溝部2lが設けられている。
可動金具3は、所定の板厚の金属板を折曲することにより形成され、ボタン掛止部3a、バネ持設部3b、可動金具側面部3c、可動金具上面部3d及び可動金具端面部3eから成る。前記ボタン掛止部3aは、後に取付けられるボタン6のリング部6aが外れない程度に上に凸になるよう、開口部3gを有して略U字状に折曲されていればよく、円弧状とすることもできるし、逆V字形状とすることもできる。また、その幅は前記長孔2dの短手方向より小さければよい。また、前記バネ持設部3bは前記可動金具上面部3dより所定の段差を設けた後に折曲されている。このとき、前記可動金具側面部3cの底面との段差は、後に取付けられるバネ4の線形より大きく設けてあれば、前記バネ4を取付けることができる。
バネ4は、所定の線形でバネ幅4a、バネ長4b及びバネ高4cから成り、外形が略直方体になるよう形成されている。
ベース5は、所定の板厚の長方形の金属板に脚部嵌合部5a、底部嵌合部5b、切欠嵌合部5c及び側面脚部嵌合部5dを設け、前記ベース5の中央部に一端面から他端面に向けてリブ5eが凸設するよう形成されたもので、前記本体ケース2の前記上面部2aと同様にして中央部から両端部にかけて下方に緩やかな曲面を有するものである。
次に、実施例1における調節金具7aの組立方法の一例について説明する。
まず、前記可動金具3の前記バネ持設部3bを前記バネ4の一端部のバネ幅4aの内形に嵌設させる。この状態で、前記可動金具3の前記ボタン掛止部3aの上方に前記本体ケース2の前記長孔2dが位置するよう、前記本体ケースを配置した後、前記可動金具3及び前記バネ4を前記本体ケース2の下側より挿設させる。このとき同時に、前記可動金具3のボタン掛止部3aは前記本体ケース2の長孔2dより突出されることになる。また、挿設時に前記可動金具3と前記バネ4の全体寸法が前記本体ケース2の長手寸法よりも大きい場合には、前記バネ4の嵌設されていない端部より前記バネ4を押縮させることで、前記本体ケース2に挿設可能となる。
次に、前記ベース5を前記本体ケース2の下側から嵌合させる。このとき、前記本体ケース2の前記端面直線部2iに前記ベース5の前記脚部嵌合部5a、前記切欠部2fに前記切欠嵌合部5c、前記側面脚部2gの外側に前記側面脚部嵌合部5dが夫々嵌合され、前記端面脚部2j間の中央部の隙間は、前記脚部嵌合部5aの外形より僅かに小さく形成されており、前記端面直線部2iと前記端面脚部2jの交点の角部の前記溝部2lに挿設される。また、前記切欠部2fは前記切欠嵌合部5cの外形より僅かに大きく形成されることで、前記ベース5は前記本体ケース2に嵌合されるようになる。
次に、図4及び図5に示すように、前記実施例1における調節金具7aは所定の樹脂板8に取付けられた後、ズボン等へと取付けられる。以下、図8を参照にしてズボンへの取付けについて簡便に説明する。
図4に示す前記ボタン6、前記実施例1における調節金具7a及び前記樹脂板8において、前記本体ケースに設けられた先端部が針状の前記端面脚部2jを前記樹脂板8の所定箇所に刺衝するか又は前記樹脂板8の所定箇所に設けられた孔(図示しない)に嵌め込むことによって、前記樹脂板8に嵌め込んだ後に、前記端面脚部2jの根元より、それぞれ前記本体ケース2の長手方向に対して本体ケース2内側に折曲させることで、前記樹脂板8に取付けられる。このとき、図5に示すように、前記ボタン6のリング部6aを前記実施例1における調整金具7aの前記ボタン掛止部3aの前記開口部3gより取付けることもできる。
また、前記樹脂板8は前記実施例1における調節金具7aを前記ズボン1への取付けを容易にするために設けられており、前記ズボン1の着用時における着装感を損なわないよう、前記ズボン1の前記ウエスト部1aに沿わすことができるようにする為のもので、薄く軟質製のものが好ましい。また、前記樹脂板8に限らず、合板、金属板、厚手の生地及び堅い生地等も使用することができる。
このようにして、前記ボタン6、前記実施例1における調節金具7a及び前記樹脂板8から構成される樹脂板付調節金具9が前記ズボン1へ取付けられる際は、図8(a)に示すように前記ズボン1の下生地1cの表地1fに前記樹脂板付調節金具9を合わせ、図8(b)に示すように、下生地ボタン穴1eから前記ボタン6を突出させた後、前記ズボン1の前記表地1fに裏地1gを縫着させる際に、前記樹脂板付調節金具9に設けられた前記樹脂板8の縁側も同時に縫着させることで、前記樹脂板付調節金具9は前記ズボン1に取付けられる。これにより、前記樹脂板付調節金具9は縁側が縫着されているので前記ズボン1の前記下生地1c内において、前後左右へとずれることはない。
本実施例によれば、図1に示すように、前記樹脂板付調節金具9が取付けられた前記ズボン1は、利用者(着衣者)が着衣して、前記ボタン6を前記上生地1bの前記上生地部ボタン穴1dに掛ける。このとき、前記ボタン6は、前記バネ4の付勢力によって前記樹脂板付調節金具9の他端側、すなわち、ウエスト引き締め方向に付勢されている。これにより、利用者の体型あるいは腹圧にあわせて前記ズボン1のウエストサイズが利用者のウエストサイズに適合するサイズとなる。
一方、利用者が起立姿勢から着座姿勢に移ったり、食事により空腹から満腹になったりすると、利用者のウエストサイズが増大する。このとき、前記ズボン1のウエストサイズを増大させる方向、すなわち、前記ズボン1の前記上生地1bと前記下生地1cとを離隔する方向へ前記ズボン1のウエスト部1aに力がかかり、前記上生地1bの前記上生地部ボタン穴1dが前記ボタン6を一端側に引っ張ることとなる。
前記ボタン6が一端側に引かれると、前記ボタン6が取付けられている前記可動金具3も同時に一端側に引かれる。前記可動金具3は、前記バネ4の付勢力に抗して引かれることにより、一端側にスライド移動する。よって、前記可動金具3のスライドにより前記ボタン6が一端側に移動され、前記ズボン1のウエストサイズが増大される。これにより、前記ズボン1のウエストサイズが利用者のウエストサイズに適合するサイズに調節されることになる。
また、図9(a)乃至(c)に示すように、前記ボタン掛止部3aに取付けてある前記ボタン6を取り外すこともできる。前記ボタン6は、前記リング部6aを前記ボタン掛止部3aの前記開口部3gより嵌脱自在にして取り付けたものである。図9(b)に示すように、前記ボタン6の前記リング部6aを前記開口部3gより抜脱させることにより、図9(c)のように、前記ボタン6は前記ボタン掛止部3aより取り外すことができる。また、別のボタンを取り付ける際には、前記開口部3gより、別ボタンのリング部を押入させることで取り付けることができ、ボタンの交換が可能となる。これにより、利用者の好みに合わせてボタン部を交換可能とし、ズボン、スカート等のデザインのバリエーションを拡げることができるようになる。
また、前記可動金具3の前記ボタン掛止部3aに取付けられている前記ボタン6は、前記ボタン6部の前記リング部6aを介して取付けられている為、前記リング部6aを支点として一定範囲内において前記ボタン6は可動することができる。これにより、利用者(着衣者)が着衣して、前記ボタン6を前記上生地1bの前記上生地部ボタン穴1dに掛ける際には、通常市販品のズボンのボタンを掛けるように、容易に嵌めることができるようになる。
本実施例によれば、ズボン、スカート等のウエストサイズの調節を可能とする調節金具において、利用者の好みに合わせて従来からあるリング部を備えたボタン部を交換可能とし、ズボン、スカート等のデザインのバリエーションを拡げることができる。また、ボタンは前記ボタン掛止部に可動自在に取付けられており、通常市販品のボタンを掛けるように、容易に嵌めることができるようになる。
また、樹脂板を有していることから、衣服への取り付け操作が容易に行えるようになるとともに、前記樹脂板はズボンのウエスト部に沿わすことができるようにしたものである為、ズボン等の着用時の着装感は損なわれることはない。
また、本実施例の前記本体ケース2は、図10に示すように、次の仕様とすることもできる。
所定の板厚の金属板を折曲することにより形成され、上面部2a、側面部2b及び端面部2cから成るケース状のものである。前記上面部2aは中央部から前記端面部2cにかけて下方に緩やかな曲面を有するもので、中央部より前記端面部2cの一端面よりに所定の幅と長さを有する長孔2dが設けられている。また前記側面部2bは、側面底部2eと略台形の側面脚部2gを設けるよう切欠部2f及び切欠部2hにより切欠されている。また、前記端面部2cは、前記側面底部2eと同位置により前記本体ケース2の長手方向に折曲され、形成された略楕円形状の取付部となる縫着面部2mを有している。前記縫着面部2mには、前記本体ケース2の短手方向に沿って、二箇所の略楕円形状の縫着貫通穴2nが設けられている。また、前記端面部2cと前記縫着面部2mの折曲部の中央には、ベース5の脚部嵌合部5aが嵌合する為の嵌合穴2oが設けられている。
このように形成された本実施例の別仕様における本体ケース2を用いた樹脂板付調節金具は、本実施例と同様にして組み立てられ、図11に示すように、前記縫着貫通穴2nを使用し、縫着糸15により前記樹脂板8に縫着される。この場合においても、前記樹脂板8に限らず、合板、金属板、厚手の生地及び堅い生地等も使用することができる。
また、ウエストサイズを調節する際に、前記実施例1における調節金具7aの前記可動金具3における前記ボタン掛止部3aが、前記ズボン1における前記下生地1cの前記下生地部ボタン穴1e等との摩擦により、生地が損傷するおそれがある。
生地の損傷を防止することを目的として、図22(a)に示すように、実施例1における前記ボタン掛止部3aと前記下生地部ボタン穴1e等が摩擦する箇所に、軟質系の樹脂、テープ等を被覆して、実施例1における樹脂被覆ボタン掛止部3fとすることができる。また、軟質系の樹脂等に限らず、生地の損傷を防止することができるものであればよいものとする。
また、前記調節金具7の前記ズボン1への取り付け方法においては、カシメ、糸付け及びホットメルト接着剤を用いる等、多種に亘るものであり、限定されるものではない。
また、実施例1における調節金具7aにおける構成部品(バネ4を除く)においては、金属を用いずに樹脂を用いることもできる。
また、本願発明は上記実施例に限られず、各種のズボン、スカート等のウエスト部を有する衣服においても採用することができるものである。
本発明の実施例1における調節金具をズボンへ取り付けた際の部分説明図である。 本発明の実施例1における調節金具の各部品の斜視図である。 本発明の実施例1における調節金具の部品である本体ケースの(a)側面図、及び(b)正面図である。 本発明の実施例1における調節金具、ボタン及び樹脂板の斜視図である。 本発明の実施例1における樹脂板付調節金具の斜視図である。 本発明の実施例1における樹脂板付調節金具の(a)正面図、及び(b)底面図である。 本発明の実施例1における樹脂板付調節金具の(a)正面垂直断面図、及び(b)ボタン掛止部に樹脂を被覆させた時の正面垂直断面図である。 本発明の実施例1における樹脂板付調節金具をズボンへ取り付ける際、ズボンの裏側から見た部分図であり、(a)樹脂板付調節金具装着前図、及び(b)樹脂板付調節金具装着後図である。 本発明の実施例1における樹脂板付調節金具の(a)ボタン装着時部分図、(b)ボタン脱着途中部分図、及び(c)ボタン脱着後部分図である。 本発明の実施例1における別仕様の調節金具の各部品の斜視図である。 本発明の実施例1における別仕様の樹脂板付調節金具の斜視図である。 (もとの図22→図12) 本発明の(a)実施例1における樹脂板付調節金具の樹脂被覆ボタン掛止部拡大断面図である。
1 ズボン
1a ウエスト部
1b 上生地
1c 下生地
1d 上生地部ボタン穴
1e 下生地部ボタン穴
1f 表地
1g 裏地
2 本体ケース
2a 上面部
2b 側面部
2c 端面部
2d 長孔
2e 底部
2f 切欠部
2g 側面脚部
2h 切欠部
2i 端面直線部
2j 端面脚部
2k 端面底部
2l 溝部
2m 縫着面部
2n 縫着貫通穴
2o 嵌合穴
3 可動金具
3a ボタン掛止部
3b バネ持設部
3c 側面部
3d 上面部
3e 端面部
3f 樹脂被覆ボタン掛止部
3g 開口部
4 バネ
4a バネ幅
4b バネ長
4c バネ高
5 ベース
5a 脚部嵌合部
5b 底部嵌合部
5c 切欠嵌合部
5d 側面脚部嵌合部
5e リブ
6 ボタン
6a リング部
7 調節金具
7a 実施例1における調節金具
8 樹脂板
9 樹脂板付調節金具
15 縫着糸

Claims (3)

  1. ズボン、スカート等のウエスト部に取付けてウエストサイズの調節を可能とし、上生地に設けられた上生地部ボタン穴にボタンを掛け外し可能に掛止して、上生地と下生地を留め合わせるよう下生地に設けられ、上面部に長孔を有する本体ケースと、該本体ケースの底部に嵌合されるベースと、該ベースの内側に収納される、可動金具及びバネを備え、本体ケース内の可動金具がバネに付勢されスライド可能となる構成とし、可動金具に取付けられるボタンが長孔に沿ってスライド可能となるケース状の調節金具において、
    本体ケースの両端部に取付部を備え、
    可動金具は、金属板を折曲して、前記バネの一端部に嵌設されるバネ持設部と、可動金具上面部と、該可動金具上面部上に開口部を有して略U字状に折曲したボタン掛止部を備え、ボタン掛止部は前記長孔より突出し、本体ケースの上面部上に配置したボタン掛止部の開口部に対してボタンのリング部を着脱可能として取着したことを特徴とする調節金具。
  2. 本体ケースの両端部に設けた取付部と、樹脂板とを固着した構成としたことを特徴とする請求項1記載の調節金具。
  3. ズボン、スカート等のウエスト部に取付けられ、上生地に設けられた上生地部ボタン穴にボタンを掛け外し可能に掛止して、上生地と下生地を留め合わせるよう下生地に設けられるウエストサイズの調節を可能とする調節金具を具備した衣服において、
    請求項1又は請求項2に記載の調節金具を、取付手段により、下生地に取着したことを特徴とする衣服。
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