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本考案は、衣服の開閉部、例えば、作業用ズボンの前開き部開閉用の、衣服用スライドファスナーに関する。
本考案の衣服用スライドファスナーは、作業用上着の前開き部、スカートやスラックスの開閉スリット部など、一般的に、衣服の開閉部の開閉に用いられる。
例えば、ズボンの前開き部に設けられる衣服用スライドファスナーは、スライドファスナーを構成するファスナーエレメントが前開き布によって覆われて、目立つことがないようにされている。
スライドファスナーを構成するファスナーエレメント及びスライダーが目立つことがないようにしたスライドファスナーとしては、下記特許文献1又は2に示される隠しスライドファスナーがある。
また、スライドファスナーは、その左右のファスナーエレメントの上端部が、上止めによってテープに止められているが、下記特許文献2には、隠しスライドファスナーの上止めとして、樹脂製の上止めが示されている。
特許文献1又は2の隠しスライドファスナーは、スライドファスナーを構成する左右のテープ内縁部の折り返し内側となるテープの表面に、プラスチックコイルよりなるファスナーエレメントを逢着している。また、スライドにより左右のファスナーエレメントを開閉させるスライダーの引手を、左右のテープの外側に突出させて、左右のテープの外側から開閉作動させるようにしている。
特許文献1又は2に示される従来の隠しスライドファスナーは、そのテープ内縁部が折り返し状とされており、厚みが大きい。また、使用するスライダーも厚みのあるテープの折り返し内縁部から引手を外方に突出させる必要から、引手取付け部を高く形成している。
このため、上記従来の隠しスライドファスナーを衣服用スライドファスナーとして用いる時には、そのテープ内縁部のファスナーエレメントやスライダーの引手の存在がかえって目立つことになり、クリーニングやアイロンがけに手間がかかるという問題がある。
さらに、下記特許文献2に示される樹脂製の上止めは、ブロック状で形状が大きく目立つ形状である。また、上止めが取り付けられるテープやファスナーエレメントと、色彩を一致させるデザイン上の要請から、テープに合わせた色彩とすることが求められ、部品点数が多くなるという問題がある。
特許第3580337号公報 特開2004−195046号公報
本考案は、以上の課題を解決するものであり、衣服用スライドファスナーとして用いて、全体として薄形であり、ファスナーエレメントやスライダーの引手の存在が目立つことがなく、その取付けも強固で、クリーニングアイロンがけも容易である衣服用スライドファスナーを提供することを目的とする。
また、本考案は、上止めの存在が目立たず、デザイン的にも改良された衣服用スライドファスナーを提供することを目的とする。
前記目的を達成するための手段を、図の実施形態を参照して説明する。
請求項1に記載の本考案は、
衣服の開閉部を開閉する衣服用スライドファスナーにおいて、
左右のテープ2,2と、
左右テープ2,2の裏面に直接、その内縁部に沿って頭部3aを噛み合い状態として縫着されて設けられた、プラスチックコイルよりなる左右のファスナーエレメント3,3と、
左右のファスナーエレメント3,3を左右のテープ2,2に縫着させた左右の縫着糸列5であって、該縫着糸列は、二重環縫いを形成する下糸5a(ルーパー糸)と糸5b(ニードル糸)の絡み部5cが、テープ2の裏面において、ファスナーエレメント3を構成する螺旋環部の間に嵌入し、上糸5bはテープ2の表面に直接長手方向に点線状に表れる縫着糸列5と、
噛み合い状態が分離された左右のファスナーエレメント3,3の夫々の一端部を、左右のテープ2,2の夫々に固定する左右の上止め6,6と、
左右のファスナーエレメント3,3を内包し、左右のファスナーエレメント3,3に沿ってスライドさせることにより、左右のファスナーエレメント3,3の一端部側は左右に分離し、左右のファスナーエレメント3,3の他端部側は噛み合い状態とされるように開閉作動するスライダー7であって、スライダー本体8の上部に回動自在に設けられた引手9を引くことにより、スライダー本体8内部に設けられたバネ係止片10の係止先端部10aが左右のファスナーエレメント3,3の噛み合い状態とされた頭部3aより引き上げられて、開閉方向にスライド自在となり、引手9を下ろすことにより、係止先端部10aが噛み合い状態とされた頭部3a内に係合して、スライド不自由となるようにしたスライダー7と、を具備し、ている。
さらに、請求項1の考案は、前記左右のテープ2,2は、前記衣服Wの開閉部内に設けられ、前記左右のファスナーエレメント3,3は、衣服Wの開閉部内となる左右のテープ2,2の裏面に設けられ、前記スライダー7は、その前記引手9が、左右のテープ2,2の表面から外部に突出するように設けられるとともに、衣服Wの開閉部内となる左右のテープ2,2の表面の内縁部どおしは、噛み合い状態とされた左右のファスナーエレメント3,3の頭部3aを略覆うように近接して設けられていることを特徴とする衣服用スライドファスナー1にある。
上記請求項1の衣服用スライドファスナーでは、左右テープ2,2の裏面に直接、左右のファスナーエレメント3,3が縫着されて設けられ、衣服Wの開閉部内となる左右のテープ2,2の表面の内縁部どおしが左右のファスナーエレメント3,3の頭部3aを略覆うように近接して設けられ、前記スライダー7は、その前記引手9が、左右のテープ2,2の表面から外部に突出するように設けられているところから、外部からファスナーエレメント3,3や引手が目立つことがなく、薄形であって、クリーニングやアイロンがけも容易となる。
請求項に記載の本考案では、上記の構成において、前記左右の上止め6は、透明な熱可塑性樹脂により形成され、前記ファスナーエレメント3の一端部であって、ファスナーエレメント3の前記縫着糸列5の内側に位置する複数の前記頭部3aを内包して縫着糸列5は内包せず、該頭部3aが透視されるようにテープ2に溶着されて設けられていることを特徴としている。
上記請求項の衣服用スライドファスナーでは、上止め6の内部にファスナーエレメント3の頭部3a及び溶着されるテープ2が透視され、ファスナーエレメント3及びテープ2の色彩に合わせた色彩の上止め材料を用意する必要がなく製造が容易であり、また、上止め6が目立つということがない。
請求項に記載の本考案は、前記縫着糸列5は、前記左右のファスナーエレメント3,3を、該ファスナーエレメント3,3を構成するプラスチックコイルの内部に長手方向に全通して設けられた芯紐4を通して、ミシン掛けによる二重環縫いにより左右二列づつ縫着し、二重環縫いを形成する下糸5aと上糸5bの絡み部5cが、前記テープ2の裏面において、ファスナーエレメントを構成する螺旋環部の間に嵌入するように形成したことを特徴とする請求項1に記載の衣服用スライドファスナーにある。
上記請求項に記載の衣服用スライドファスナーでは、左右のファスナーエレメント3,3が、芯紐4を通して、二重環縫いにより左右二列づつ縫着されていることから、その縫着状態が強固であり、二重環縫いを形成する下糸5aと上糸5bの絡み部5cが、ファスナーエレメントを構成する螺旋環部の間に嵌入するように形成されていることから薄形であって強固に形成される。
請求項に記載の本考案は、前記スライダー7は、その前記スライダー本体8の上面に、前記引手9を回動自在に保持させる、略アーチ形の引手取付け部11が設けられ、該引手取付け部11は、スライダー本体8上面の前後に立設される前後取付柱11a,11bを有し、前後取付柱11a,11bの対向部の空間には、略倒U形をなすバネ板材よりなる前記バネ係止片10が設けられ、バネ係止片10の上片の後取付柱11b内の空間に突出する上先端部分は下方に折り曲げ状とされた折り曲げ部10bとされ、バネ係止片10の上片の大径とされた中間部分は、前後取付柱11a,11bの開放上面間に固定される金属薄板よりなる上板片11cとされ、バネ係止片10の下片の下先端部分は、凸状の先細形状とされて、前記スライダー本体8内部のファスナーエレメント通過空間内に突出する前記係止先端部10aとされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の衣服用スライドファスナーにある。
上記請求項に記載の衣服用スライドファスナーに用いるスライダー7では、バネ板材よりなるバネ係止片10の一部である中間部分が、前後取付柱11a,11bの開放上面間に固定される略アーチ形引手取付け部11の上板片11cとされているところから、上記特許文献1に記載されるスライドファスナー用スライダーに比較し、スライダー7の引手取付け部11の突出高さを低く形成させることができ、外部から目立つことがなく、その構成も簡単で、組み立ても容易である。
請求項に記載の本考案は、前記左右のファスナーエレメント3,3は、その噛み合い状態とされた前記頭部3a,3a同志の噛み合い幅が広狭移動自在であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の衣服用スライドファスナーにある。
請求項の構成では、スライドファスナーを閉じた状態で、左右のテープ2,2を横に引っ張ると、頭部3a,3a同志の噛み合い幅が広狭移動して、左右のファスナーエレメント3,3同志の間隔が広くなる。これにより、スライドファスナーを曲げたときに頭部同志の噛み合いが解けるパンク現象が防止される。従来のスライドファスナーでは、頭部3a,3a同志の噛み合い幅に余裕がなく、スライドファスナーを曲げたときに頭部同志の噛み合いが解けるパンク現象が生じることがあるが、本考案ではパンク現象が防止され改良されている。
上述したように、本考案に係る請求項1の衣服用スライドファスナーでは、左右テープ2,2の裏面に直接、左右のファスナーエレメント3,3が縫着されて設けられ、衣服Wの開閉部内となる左右のテープ2,2の表面の内縁部どおしが左右のファスナーエレメント3,3の頭部3aを略覆うように近接して設けられ、前記スライダー7は、その前記引手9が、左右のテープ2,2の表面側から外部に突出するように設けられているところから、この種隠しスライドファスナーの構成が全体として薄形であって、外部からファスナーエレメント3,3や引手が目立つことがなく、クリーニングやアイロンがけも容易となる。
請求項の衣服用スライドファスナーでは、上止め6の内部にファスナーエレメント3の頭部3a及び溶着されるテープ2が透視され、ファスナーエレメント3及びテープ2の色彩に合わせた色彩の上止め材料を用意する必要がなく、製造も容易であり、また、上止めが目立つということがなく、デザイン的にも改良されている。
請求項に記載の衣服用スライドファスナーでは、左右のファスナーエレメント3,3が、芯紐4を通して、二重環縫いにより左右二列づつ縫着されていることから、その縫着状態が強固であり、二重環縫いを形成する下糸5aと上糸5bの絡み部5cが、ファスナーエレメントを構成する螺旋環部の間に嵌入するように形成されていることから薄形であって強固に形成され、クリーニングやアイロンがけも容易となる。
請求項に記載の衣服用スライドファスナーに用いるスライダー7では、バネ板材よりなるバネ係止片10の一部である中間部分が、前後取付柱11a,11bの開放上面間に固定される略アーチ形引手取付け部11の上板片11cとされているところから、上記特許文献1に記載される隠しスライドファスナー用スライダーに比較し、スライダー7の引手取付け部11の突出高さを低く形成させることができ、目立つことがなく、その構成も簡単で、組み立ても容易である。
請求項に記載の衣服用スライドファスナーでは、スライドファスナーを閉じた状態で、左右のテープ2,2を横に引っ張ると、頭部3a,3a同志の噛み合い幅が広狭移動して、左右のファスナーエレメント3,3同志の間隔が広くなる。これにより、スライドファスナーを曲げたときに頭部同志の噛み合いが解けるパンク現象が防止される。従来のスライドファスナーでは、頭部3a,3a同志の噛み合い幅に余裕がなく、スライドファスナーを曲げたときに頭部同志の噛み合いが解けるパンク現象が生じることがあるが、本考案ではパンク現象が防止され、改良されている。
本考案にかかる衣服用スライドファスナーの衣服への取付け状態を示す正面図である。 同衣服用スライドファスナーの正面図(A),及び背面図(B)である。 同衣服用スライドファスナーの縫着部分の拡大横断面図である。 同衣服用スライドファスナーの一部の核だ背面図である。 同衣服用スライドファスナーに用いる引手の側面図(A),正面図(B),背面図(C),バネ係止片の斜視図(D)である。
以下、本考案を適用した実施の形態例を図1〜図5を参照して説明する。
実施の形態例に係る衣服用スライドファスナー1は、衣服Wとしての作業用ズボンの前立て部の開閉に用いられている。
この衣服用スライドファスナー1は、図1及び図2に示すように、左右のテープ2,2と、左右テープ2,2の裏面に直接、その内縁部に沿って頭部3aを噛み合い状態として縫着されて設けられた、プラスチックコイルよりなる左右のファスナーエレメント3,3と、左右のファスナーエレメント3,3を左右のテープ2,2に縫着させた左右の縫着糸列5と、噛み合い状態が分離された左右のファスナーエレメント3,3の夫々の一端部を、左右のテープ2,2の夫々に固定する左右の上止め6,6と、左右のファスナーエレメント3,3を内包し、引手9を持って、左右のファスナーエレメント3,3に沿ってスライドさせることにより、左右のファスナーエレメント3,3の一端部側は左右に分離し、左右のファスナーエレメント3,3の他端部側は噛み合い状態とされるように開閉作動するスライダー7と、を具備し、ている。左右のファスナーエレメント3,3の噛み合い状態とされた下端部同志は、下止め12金具により結合されている。
上記左右のテープ2,2は、上記衣服Wの前立て部の開閉部内の開閉縁部の裏面に沿って設けられ、上記左右のファスナーエレメント3,3は、衣服Wの開閉部内となる左右のテープ2,2の裏面に設けられ、上記スライダー7は、その前記引手9が、左右のテープ2,2の内縁部から外部に突出して、衣服Wの開閉縁部から衣服Wの外部に突出するように設けられるとともに、衣服Wの開閉部内となる左右のテープ2,2の表面の内縁部どおしは、噛み合い状態とされた左右のファスナーエレメント3,3の頭部3aを略覆うように近接して設けられている。
上記縫着糸列5は、二重環縫いを形成する下糸5a(ルーパー糸)と上糸5b(ニードル糸)の絡み部5cが、テープ2の裏面において、ファスナーエレメント3を構成する螺旋環部の間に嵌入し、図2(A)に示すように、上糸5bはテープ2の表面に直接長手方向に点線状に表れる。図3及び図4に示されるように、縫着糸列5は、上記左右のファスナーエレメント3,3を、該ファスナーエレメント3,3を構成するプラスチックコイルの内部に長手方向に全通して設けられた芯紐4を通して、ミシン掛けによる二重環縫いにより左右二列づつ縫着し、二重環縫いを形成する下糸5aと上糸5bの絡み部5cが、前記テープ2の裏面において、ファスナーエレメントを構成する螺旋環部の間に嵌入するように形成されている。
上記左右の上止め6は、図4に示されるように、透明な熱可塑性樹脂により形成され、上記ファスナーエレメント3の一端部であって、ファスナーエレメント3の上記縫着糸列5の内側に位置する複数の上記頭部3aを内包して縫着糸列5は内包せず、該頭部3aが透視されるようにテープ2に溶着されて設けられている。
上記スライダー7は、図5に示されるように、その上記スライダー本体8の上面に、上記引手9を回動自在に保持させる、略アーチ形の引手取付け部11が設けられる。引手取付け部11は、スライダー本体8上面の前後に立設される前後取付柱11a,11bを有し、前後取付柱11a,11bの対向部の空間には、略倒U形をなすバネ板材よりなる上記バネ係止片10が設けられ、バネ係止片10の上片の後取付柱11b内の空間に突出する上先端部分は下方に折り曲げ状とされた折り曲げ部10bとされ、バネ係止片10の上片の大径とされた中間部分は、前後取付柱11a,11bの開放上面間に固定される金属薄板よりなる上板片11cとされ、バネ係止片10の下片の下先端部分は、凸状の先細形状とされて、前記スライダー本体8内部のファスナーエレメント通過空間内に突出する上記係止先端部10aとされている。
スライダー7は、そのスライダー本体8を構成する上板と下板の対向前部が案内柱によっ結合され、上板と下板の間に、前後方向に略Y形の開閉溝が設けられている。スライダー本体8の上板の上面には上記引手取付け部11が突設され、上板の下面は、平坦であって、上記テープ2の表面及び点線状の上糸5bに接する。スライダー本体8の下板の上面には、上記ファスナーエレメント3を内包する略Y形の開閉溝が設けられている
引手9を引き上げることにより、引手9基部の軸部が、スライダー本体8内部に設けられたバネ係止片10の下片の係止先端部10aを、上記開閉溝内にあるファスナーエレメント3,3の噛み合い状態とされた頭部3aより引き上げて、スライダー7は開閉方向にスライド自在となる。また、引手9を下ろすことにより、係止先端部10aが噛み合い状態とされた頭部3a内に係合して、スライダー7はスライド不自由となる。
上記左右のファスナーエレメント3,3は、その噛み合い状態とされた上記頭部3a,3a同志の噛み合い幅が広狭移動自在であって、図2(B)に示すように、左右のファスナーエレメント3,3の幅(x)が、頭部3a,3a同志の噛み合い状態において、広狭自在とされている。
このように、スライドファスナーを閉じた状態で、左右のテープ2,2を横に引っ張ると、頭部3a,3a同志の噛み合い幅が広狭移動して、左右のファスナーエレメント3,3同志の間隔が広くなる。これにより、スライドファスナーを曲げたときに頭部同志の噛み合いが解けるパンク現象が防止される。
本考案に係る衣服用スライドファスナーは、左右のファスナーエレメント3,3同志の下端部を下止め12によって結合した上記クローズタイプのみならず、オープンタイプのスライドファスナーに用いることができる。オープンタイプのスライドファスナーでは、ファスナーエレメントの一方の下端部に壺が設けられ、ファスナーエレメントの他方の下端部には、該壺に抜き差し自在となる解離嵌挿棒が設けられる。
1 スライドファスナー
2 テープ
3 ファスナーエレメント,3a 頭部,3b 基部
4 芯紐
5 縫着糸列,5a 下糸,5b 上糸,5c 絡み部
6 上止め
7 スライダー
8 スライダー本体
9 引手
10 バネ係止片,10a 係止先端部,10b 折り曲げ部
11 引手取付け部,11a,11b 前後取付柱,11c 上板片
12 下止め

Claims (4)

  1. 衣服の開閉部を開閉する衣服用スライドファスナーにおいて、
    左右のテープ(2,2)と、
    左右テープ(2,2)の裏面に直接、その内縁部に沿って頭部(3a)を噛み合い状態として縫着されて設けられた、プラスチックコイルよりなる左右のファスナーエレメント(3,3)と、
    左右のファスナーエレメント(3,3)を左右のテープ(2,2)に縫着させた左右の縫着糸列(5)であって、該縫着糸列は、二重環縫いを形成する下糸(5a)と上糸(5b)の絡み部(5c)が、テープ(2)の裏面において、ファスナーエレメント(3)を構成する螺旋環部の間に嵌入し、上糸(5b)はテープ(2)の表面に直接長手方向に点線状に表れる縫着糸列(5)と、
    噛み合い状態が分離された左右のファスナーエレメント(3,3)の夫々の一端部を、左右のテープ(2,2)の夫々に固定する左右の上止め(6,6)と、
    左右のファスナーエレメント(3,3)を内包し、左右のファスナーエレメント(3,3)に沿ってスライドさせることにより、左右のファスナーエレメント(3,3)の一端部側は左右に分離し、左右のファスナーエレメント(3,3)の他端部側は噛み合い状態とされるように開閉作動するスライダー(7)であって、スライダー本体(8)の上部に回動自在に設けられた引手(9)を引くことにより、スライダー本体(8)内部に設けられたバネ係止片(10)の係止先端部(10a)が左右のファスナーエレメント(3,3)の噛み合い状態とされた頭部(3a)より引き上げられて、開閉方向にスライド自在となり、引手(9)を下ろすことにより、係止先端部(10a)が噛み合い状態とされた頭部(3a)内に係合して、スライド不自由となるようにしたスライダー(7)と、
    を具備し、
    前記左右のテープ(2,2)は、前記衣服(W)の開閉部内に設けられ、前記左右のファスナーエレメント(3,3)は、衣服(W)の開閉部内となる左右のテープ(2,2)の裏面に設けられ、前記スライダー(7)は、その前記引手(9)が、左右テープ(2,2)の表面から外部に突出するように前記スライダー本体(8)に設けられるとともに、左右のテープ(2,2)の表面の内縁部どおしは、噛み合い状態とされた左右のファスナーエレメント(3,3)の頭部(3a)を略覆うように近接して設けられ
    前記左右の上止め(6)は、透明な熱可塑性樹脂により形成され、前記ファスナーエレメント(3)の一端部であって、ファスナーエレメント(3)の前記縫着糸列(5)の内側に位置する前記頭部(3a)を内包して縫着糸列(5)は内包せず、該頭部(3a)が透視されるように溶着されて設けられていることを特徴とする衣服用スライドファスナー。
  2. 前記縫着糸列(5)は、前記左右のファスナーエレメント(3,3)を、該ファスナーエレメント(3,3)を構成するプラスチックコイルの内部に長手方向に全通して設けられた芯紐(4)を通して、ミシン掛けによる二重環縫いにより左右二列づつ縫着し、二重環縫いを形成する下糸(5a)と上糸(5b)の絡み部(5c)が、前記テープ(2)の裏面において、ファスナーエレメントを構成する螺旋環部の間に嵌入するように形成したことを特徴とする請求項に記載の衣服用スライドファスナー。
  3. 前記スライダー(7)は、その前記スライダー本体(8)の上面に、前記引手(9)を回動自在に保持させる、略アーチ形の引手取付け部(11)が設けられ、該引手取付け部(11)は、スライダー本体(8)上面の前後に立設される前後取付柱(11a,11b)を有し、前後取付柱(11a,11b)の対向部の空間には、略倒U形をなすバネ板材よりなる前記バネ係止片(10)が設けられ、バネ係止片(10)の上片の大径とされた中間部分は、前後取付柱(11a,11b)の開放上面間に固定される金属薄板よりなる上板片(11c)とされ、バネ係止片(10)の下片の下先端部分は、先細形状とされて、前記スライダー本体(8)内部のファスナーエレメント通過空間内に突出する前記係止先端部(10a)とされていることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の衣服用スライドファスナー。
  4. 前記左右のファスナーエレメント(3,3)は、その噛み合い状態とされた前記頭部(3a,3a)同志の噛み合い幅が広狭移動自在であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の衣服用スライドファスナー。
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