JP2860446B2 - 衣服用腰回りサイズ調節装置 - Google Patents

衣服用腰回りサイズ調節装置

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JP2860446B2 JP16509294A JP16509294A JP2860446B2 JP 2860446 B2 JP2860446 B2 JP 2860446B2 JP 16509294 A JP16509294 A JP 16509294A JP 16509294 A JP16509294 A JP 16509294A JP 2860446 B2 JP2860446 B2 JP 2860446B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着用する衣服の腰回
り、胴回り等の重複部を調節可能に連結する衣服用腰回
りサイズ調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベルトレスズボン、スカート等の
衣服の側面に設けるポケットを上端まで切開して、重複
する外側腰回り部と内側腰回り部とからなる打ち合わせ
部を形成し、突起を列設したガイド用レールを内側腰回
り部の外側面に、これと係合して腰回りを調節可能にす
るサイズ調節用スライダーを外側腰回り部に、それぞれ
取付けるようにした衣服の腰回りサイズ調節装置が、実
開平1−62309号公報、同1−177228号公報
等において公知になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしいずれも、構成
が複雑であって部品点数が多く、組み立てが煩雑となる
だけでなく、厚みが大となって腰回りに違和感を与え、
また調節操作が厚み方向に押圧する構成であるために、
調節操作においては、ウェスト部分に指先を差し込んで
厚み方向に摘む厄介な操作が必要であり、円滑な調節操
作がやりにくい点に解決すべき課題があった。
【0004】本発明は、構成が簡単であって部品点数が
少なく、組み立てが容易となるだけでなく、厚みが薄く
なって腰回りに違和感を与えず、また調節操作において
は、指先を差し込むことなく単に上下方向に摘む簡単な
操作で円滑な調節操作ができる衣服用腰回りサイズ調節
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、腰回りサイズ
が可変となるように、ベルトレスズボン、スカートの腰
部に形成される打ち合わせ部の内側腰回り部Cの外面
に、長手方向に等間隔で係止歯1を列設したガイド用テ
ープTを、その係止歯1を前記内側腰回り部Cの外面に
向けて重ね長手方向両端を縫着するとともに、前記打ち
合わせ部の外側腰回り部Bに、前記ガイド用テープTに
沿って左右にスライドするとともにガイド用テープTの
係止歯1に、調節用操作体11に設けた係合突起7がバ
ネ10の付勢力で互い噛み合い、調節用操作体11の押
圧操作片9をバネ10に抗して押せば、係止歯1から係
合突起7が外れて調節ができるようにし、前記サイズ調
節用スライダーSを、外側腰回り部Bの外面から貫通さ
せる、止め金具13の刺し脚18で装着した衣服用腰回
りサイズ調節装置において、 前記ガイド用テープの構成
を、合成樹脂製であって片面の長手方向に断面四角形の
係止歯1を二列にしかも等間隔で列設したものとし、
たサイズ調節用スライダーSの構成を、扁平筒形の金具
本体6と、該金具本体6に支持され且つバネ10に抗し
上下方向に押圧操作される調節用操作体11との結合構
成とするについて、 その金具本体6は、スライド方向左
右にレール挿通口3とスライド方向上下に操作体用上支
持孔4と操作体用下支持孔5とを形成する輪郭形状に打
ち抜くとともに、後記止め金具13の刺し脚18が外側
腰回り部Bを貫通して折曲進入する外面位置に結合部1
9を隆起させた、一枚の金属板を折曲して扁平筒形にし
た構成とし、 調節用操作体11は、一枚の金属板を打ち
抜き折曲して、前記ガイド用テープTの係止歯1に係脱
させるための係合突起7を形成した基板の上部中央に前
記操作体用上支持孔4に支持される、基板よりも幅狭の
押圧操作片9を、また下部中央に前記操作体用下支持孔
5に支持される、基板よりも幅狭の支持脚8を形成した
構成とし、 金具本体6の内面と調節用操作体11の基板
の下部との間にバネ10を介装支持したことを特徴とす
る衣服用腰回りサイズ調節装置である。
【0006】
【作用】上記のように構成した衣服用腰回りサイズ調節
装置は、通常の状態においては調節用操作体の係合突起
とガイド用テープに列設した係合歯とが噛み合っている
が、腰回りサイズを調節する場合には、サイズ調節用ス
ライダーの押圧操作片をバネに抗して押し下げれば、前
記係合突起と係合歯の噛み合いが解除されて、サイズ調
節用スライダーは、ガイド用テープに沿ってスライドす
るようになり、また適宜の位置で押圧力を解除すれば、
バネによる復帰によって調節用操作体の係合突起とガイ
ド用テープに列設した係合歯とが噛み合い、調節位置を
確保できるように作用するのである。
【0007】
【実施例】本発明に係る衣服用腰回りサイズ調節装置を
実施例により説明すると、図1はサイズ調節用スライダ
ーの正面板を除去した状態で示した断面図、図2はサイ
ズ調節用スライダーの右側面図、図3はガイド用テープ
の部分平面図、図4は他の実施例であって、サイズ調節
用スライダーの正面板を除去した状態で示した断面図、
図5は同サイズ調節用スライダーの一部を破断した右側
面図、図6は衣服用腰回りサイズ調節装置の組立状態を
示すものであって、図7に示す使用例説明図のAーA線
に相当する位置に装着した場合を示した断面図、図7は
使用例の説明図である。
【0008】本発明の衣服用腰回りサイズ調節装置はガ
イド用テープTとサイズ調節用スライダーSとからな
る。
【0009】ガイド用テープTは合成樹脂製であって、
片面の長手方向に二列の係止歯1が等間隔で列設されて
おり、他の片面に生地2(図6参照)を重ねて縫着一体
化されている。
【0010】サイズ調節用スライダーSは、金具本体6
と調節用操作体11とヘヤピン形のバネ10と前記金具
本体11を外側腰回り部Bに固定するための止め金具1
3とから構成されている。
【0011】金具本体6は、スライド方向左右にレール
挿通口3を有するとともに、スライド方向上下に操作体
用上支持孔4と操作体用下支持孔5を有し、下部には、
調節用操作体11の上下移動ラインより落ち込んだバネ
収容室14が形成された扁平筒形となっており、その前
面中央部には止め金具13の刺し脚18が外側腰回り部
Bを貫通して折曲進入する結合部19が形成されてい
る。
【0012】調節用操作体11は、前記ガイド用テープ
Tの係止歯1に係脱可能に形成した係合突起7を有し、
下部中央には支持脚8と該支持客に隣接して前記バネ収
容室14へ曲げられたバネ支持片15が、また上部中央
には押圧操作片9が延設されている。
【0013】そして前記金具本体6の前面を開いた状態
において、バネ収容室14にヘヤピン形のバネ10を納
め、さらに、支持脚8を操作体用下支持孔5に、また押
圧操作片9を操作体用上支持孔4に支持させるように調
節用操作体11を内装するとともに、バネ10の一端部
をバネ支持片15に係合させた後、開いている前面を閉
じてガイド用テープTが挿通される挿通空間16を残存
させた形態の扁平筒形に形成する。
【0014】なお上記実施例においては、金具本体6に
バネ収容室14を形成してヘヤピン形のバネ10を配設
するようにした場合を説明したが、バネ収容室14を形
成することなく、図4、図5に示すように、調節用操作
体11の下部両側もしくは一方に、ガイド用テープTが
挿通される挿通空間16の下方へL形に屈曲形成した支
持片17を形成してコイル形のバネ10を配設しても良
い。
【0015】以上のように構成されたガイド用テープ
T、サイズ調節用スライダーS、止め金具13は、図
6、図7に示すように、ガイド用テープTをサイズ調節
用スライダーSに挿通した後、ベルトレスズボン、スカ
ートの腰部に形成される打ち合わせ部の内側腰回り部C
の外面に、係止歯1が内面となるよう両端を縫着固定す
るとともに、サイズ調節用スライダーSを、前記打ち合
わせ部の外側腰回り部Bの内側に当てがい、外側腰回り
部Bの外面から止め金具13の刺し脚18を刺し込んで
結合部19に固定することにより結合される。
【0016】上記のように構成した衣服用腰回りサイズ
調節装置は、通常の状態においては調節用操作体11の
係合突起7とガイド用テープTに列設した係合歯1とが
噛み合っているが、腰回りサイズを調節する場合には、
サイズ調節用スライダーSの押圧操作片9をバネ10に
抗して押し下げれば、前記係合突起7と係合歯1の噛み
合いが解除されて、サイズ調節用スライダーSは、ガイ
ド用テープTに沿ってスライド自在となり、また適宜の
調節位置で押圧力を解除すれば、バネ10による復帰に
よって調節用操作体11の係合突起7とガイド用テープ
Tの係合歯1とが噛み合い、調節位置を確保できる。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る衣服用腰回りサイズ調節装
置によれば、外側腰回り部に装着されて前記ガイド用テ
ープに沿って左右にスライドし、係止歯に係脱自在に係
合するように結合したサイズ調節用スライダーを、スラ
イド方向左右にレール挿通口を有するとともにスライド
方向上下に操作体用上支持孔と操作体用下支持孔を有す
る扁平筒形の金具本体と、前記ガイド用テープの係止歯
に係合する係合突起を有し下部には支持脚がまた上部に
は押圧操作片が延設されて前記操作体用上支持孔と操作
体用下支持孔に支持され且つ下方向にバネに抗して押圧
されるように金具本体内に装着された調節用操作体と、
金具本体を外側腰回り部Bに固定するための止め金具と
から構成したから、構成が簡単であって部品点数が少な
く、組み立てが容易となるだけでなく、厚みが薄くなっ
て腰回りに違和感を与えず、また調節操作においては、
指先を差し込むことなく単に上下方向に摘む簡単な操作
で円滑な調節操作ができる衣服用腰回りサイズ調節装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のサイズ調節用スライダーの正面板
を除去した状態で示した断面図である。
【図2】本発明装置のサイズ調節用スライダーの右側面
図である。
【図3】本発明装置のガイド用テープの部分平面図であ
る。
【図4】本発明装置の他の実施例であって、サイズ調節
用スライダーの正面板を除去した状態で示した断面図で
ある。
【図5】図4に示したサイズ調節用スライダーの一部を
破断した右側面図である。
【図6】本発明装置の使用状態であって、図7のA−A
線に相当する位置に装着した場合を示した断面図であ
る。
【図7】本発明装置の使用状態説明図である。
【符号の説明】
T ガイド用テープ S サイズ調
節用スライダー 1 係止歯 2 生地 3 テープ挿通口 4 操作体用
上支持孔 5 操作体用下支持孔 6 金具本体 7 係合突起 8 支持脚 9 押圧操作片 10 バネ 11 調節用操作体 13 止め金
具 14 バネ収容室 15 バネ支
持片 16 挿通空間 17 支持片 18 刺し脚 19 結合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A44B 11/00 - 11/28 A41F 9/02 A41D 1/06 A41D 1/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 腰回りサイズが可変となるように、ベル
    トレスズボン、スカートの腰部に形成される打ち合わせ
    部の内側腰回り部Cの外面に、長手方向に等間隔で係止
    歯1を列設したガイド用テープTを、その係止歯1を前
    記内側腰回り部Cの外面に向けて重ね長手方向両端を縫
    着するとともに、前記打ち合わせ部の外側腰回り部B
    に、前記ガイド用テープTに沿って左右にスライドする
    とともにガイド用テープTの係止歯1に、調節用操作体
    11に設けた係合突起7がバネ10の付勢力で互い噛み
    合い、調節用操作体11の押圧操作片9をバネ10に抗
    して押せば、係止歯1から係合突起7が外れて調節がで
    きるようにし、前記サイズ調節用スライダーSを、外側
    腰回り部Bの外面から貫通させる、止め金具13の刺し
    脚18で装着した衣服用腰回りサイズ調節装置におい
    て、 前記ガイド用テープの構成を、合成樹脂製であって片面
    の長手方向に係止歯1を二列にしかも等間隔で列設した
    ものとし、 またサイズ調節用スライダーSの構成を、扁平筒形の金
    具本体6と、該金具本体6に支持され且つバネ10に抗
    し上下方向に押圧操作される調節用操作体11との結合
    構成とするについて、 その金具本体6は、スライド方向左右にレール挿通口3
    とスライド方向上下に操作体用上支持孔4と操作体用下
    支持孔5とを形成する輪郭形状に打ち抜くとともに、後
    記止め金具13の刺し脚18が外側腰回り部Bを貫通し
    て折曲進入する外面位置に結合部19を隆起させた、一
    枚の金属板を折曲して扁平筒形にした構成とし、 調節用操作体11は、一枚の金属板を打ち抜き折曲し
    て、前記ガイド用テープTの係止歯1に係脱させるため
    の係合突起7を形成した基板の上部中央に前記操作体用
    上支持孔4に支持される、基板よりも幅狭の押圧操作片
    9を、また下部中央に前記操作体用下支持孔5に支持さ
    れる、基板よりも幅狭の支持脚8を形成した構成とし、 金具本体6の内面と調節用操作体11の基板の下部との
    間にバネ10を介装支持した ことを特徴とする衣服用腰
    回りサイズ調節装置。
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DE60010194T2 (de) * 1999-08-31 2005-05-04 Ykk Corp. Taillenbandverstellvorrichtung
KR101384879B1 (ko) * 2012-10-08 2014-04-29 박해오 허리둘레 조절장치

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