JP4563007B2 - 携帯端末を組合せて用いた多機能スキャナシステム - Google Patents

携帯端末を組合せて用いた多機能スキャナシステム Download PDF

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本発明は、入退室管理システム、プリペイドシステム、又は勤怠管理システムなどにおいて個人認証のために必要な非接触型又は接触型IDタグからIDデータを読み取るスキャナを備えたシステムにおいて、携帯端末を組合せて用いることで多機能に使用できる多機能スキャナシステムに関する。
従来の個人認証のために必要なIDタグを読み取るスキャナと携帯端末とを組合せた入退室管理システムとして、特許文献1に開示されるものがある。この特許文献1に開示される入退室管理システムは、IDタグとしてのIDカードを読み取るスキャナを備えて扉の開閉を制御するカードリーダと、そのカードリーダが読み取ったデータを処理するホストコンピュータと、個人識別番号を備えてこれを送信する携帯端末とを備えており、携帯端末から送信される個人識別番号を利用してカードリーダが読み取ったIDデータの認証をおこなっている。
特開2002−213125号公報
この特許文献1に開示されるものは、携帯端末がそれを持つ個人識別情報しか記憶しない構成であるため、入退室管理システムのカードリーダの扱う情報処理が大きくなるという問題点がある。例えば、1つの扉について10,000のIDが通過可能であるとすると、ホストコンピュータには10,000のIDを記憶する必要があり、そしてカードリーダでIDカードが読まれる度にカードリーダとホストコンピュータとの間で10,000のIDとの照合が必要である。また、仮にカードリーダにこのようにIDを記憶させる場合には、カードリーダにそれだけの記憶装置を設ける必要があり、カードリーダのコスト増となる。さらに、特許文献1に開示されるものは独立した入退室管理システムである。従来、同様なIDカードリーダ、すなわちスキャナを備えた勤怠管理システムやプリペイドシステムなども分離された独立のシステムとして構築されている。このため、システム毎に同じ機能を有するカードリーダ、すなわちスキャナをただ1つの目的にしか使用できない。特に、ユーザにサービスを提供する端末が多く設置されることが望まれる場合、1箇所に複数のスキャナが設置されるという問題がある。さらに、有線のネットワークでスキャナを備えたターミナルがホストコンピュータに接続されていると、パーテイションなどのレイアウト変更、工場でのライン変更の度にスキャナ、電源の再配置に加えて、ネットワークの配線も再配置しなくてはならない。更に、ネットワークの届かない場所へのスキャナの設置は不可能である。
本発明は上記した従来の問題を解決することを目的とする。
請求項1に記載された本発明は、IDタグからIDデータを読み取るためのスキャナと、該スキャナが読み取ったIDデータに関する認証処理を行なうためのデータベースを持つホストコンピュータと、上記スキャナ及び上記ホストコンピュータと通信により相互に接続可能で個人データ及び上記スキャナに関するデータ又はプログラムを記憶し上記スキャナを操作可能な携帯端末とを有する多機能スキャナシステムを提供する。
この請求項1に記載された多機能スキャナシステムによれば、携帯端末が個人データ及び上記スキャナに対応したデータを記憶しており、上記スキャナ及びホストコンピュータと無線又は有線通信により相互に接続可能である。このため、携帯端末に記憶された個人データを使用することによりスキャナが読み取ったIDデータの認証処理をより安全確実にできる。さらに、携帯端末に記憶されたスキャナに関するデータやプログラムを使用してスキャナを操作することにより、スキャナに多くのデータやプログラムを記憶する必要がない。例えば、スキャナをドアスキャナとして使用する場合、携帯端末にその携帯端末を持つ個人に許可された通過ドアの番号を記憶しておき、携帯端末に記憶された通過ドアの番号がそのドアスキャナのドア番号と一致した場合にのみドアを開くようにドアスキャナを操作すれば、ドアスキャナ又はホストコンピュータ側にそのドアの通過が許可された全てのIDデータを記憶しておいてIDデータを読み取る度に全てのIDデータと照合する必要がない。
請求項2に記載された本発明は、上記携帯端末が、所定の有効期間の間、上記IDタグからの上記IDデータを記憶することができる請求項1に記載の多機能スキャナシステムを提供する。
この請求項2に記載された多機能スキャナシステムによれば、携帯端末がIDタグのIDデータを所定の有効期間だけ記憶できるので、スキャナによるIDタグの読み取り操作をその有効期間だけ、携帯端末のみで多機能スキャナシステムを操作できる。しかも、有効期間後は携帯端末のみでの多機能スキャナシステムの操作はできないため、仮に使用者が携帯端末を紛失してもセキュリテイ上の問題を最小限度に抑えることができる。
請求項3に記載された本発明は、上記スキャナが、入退室管理用のドアスキャナ、プリペイドカード用のスキャナ、及び勤怠管理用システムのスキャナのいずれかとして使用されることを特徴とする請求項1又は2に記載の多機能スキャナシステムを提供する。
この請求項3に記載された多機能スキャナシステムによれば、携帯端末に記憶されたスキャナに関するプログラムを使用することにより、1つのスキャナを入退室管理用システムのドアスキャナ、プリペイドカード用システムのスキャナ、及び勤怠管理用システムのスキャナのいずれにも使用できる。このために、スキャナを同じ場所に機能毎に複数個設ける必要が無い。
請求項4に記載された本発明は、上記携帯端末が、上記スキャナと上記ホストコンピュータとの間のデータ通信の無線中継を行なうことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の多機能スキャナシステムを提供する。
この請求項4に記載された多機能スキャナシステムによれば、携帯端末が、ホストコンピュータとスキャナとの間の通信の無線中継を行なうため、スキャナが有線ネットワークに接続される必要がない。このため、ドアスキャナ等において、部屋等のレイアウトの変更が容易となる。また、ホストコンピュータから遠隔にあるネットワークには接続できないドアや門の入退管理等も可能となる。
請求項1に記載された本発明によれば、携帯端末に記憶された個人データを使用することによりスキャナが読み取ったIDデータの認証処理をより安全確実に高速にできる。さらに、携帯端末に記憶されたスキャナに関するデータやプログラムを使用してスキャナを操作することにより、スキャナに多くのデータやプログラムを記憶する必要なく、多機能スキャナを実現できるという効果がある。
請求項2に記載された本発明によれば、携帯端末がIDタグのIDデータを所定の有効期間だけ記憶できるので、携帯端末のみで多機能スキャナシステムを操作できる。しかも、有効期間後は携帯端末のみでの操作はできないため、仮に携帯端末が紛失してもセキュリテイ上の問題を最小限度に抑えることができる。
請求項3に記載された本発明によれば、携帯端末に記憶されたスキャナに関するデータ又はプログラムを使用することにより、1つのスキャナを入退室管理用のドアスキャナ、プリペイドカード用のスキャナ、及び勤怠管理用のスキャナのいずれにも使用できる。このために、スキャナを同じ場所に機能毎に複数個設ける必要が無い。
請求項4に記載された本発明によれば、携帯端末が、ホストコンピュータとスキャナとの間の通信の無線中継を行なうため、スキャナが有線ネットワークに接続される必要がない。このため、ドアスキャナ等において、部屋等のレイアウトの変更が容易となる。また、ホストコンピュータから遠隔にあるネットワークには接続できないドアや門の入退管理等も可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の多機能スキャナシステムを入退室管理システムに適用した実施の形態を示す概略図である。図1の入退室管理システムはスキャナとしての多機能ドアスキャナ1を有する。なお、本発明のスキャナはドアスキャナに限らず、後述するようにIDタグを使用する勤怠管理、プリペイドシステム等の様々なスキャナに応用できる。この多機能ドスキャナ1は入退室管理システムにより入退室が管理される部屋の電気錠ドア2を開閉駆動する。この多機能ドアスキャナ1は、携帯端末4から指示されてその携帯端末4を持つ通行人が身につけている非接触型IDタグ3(これ以降の説明では単に非接触IDタグと言う。)のデータを無線等により読み取り携帯端末4に送信する。携帯端末4はその非接触IDタグ3のデータが入退室が許可されたユーザ個人のものである場合は、多機能ドアスキャナ1を介して電気錠ドア2を開き、その他の場合は電気錠ドア2を閉じる操作を指示する。多機能ドアスキャナ1はホストコンピュータ5に無線又は有線ネットワーク6を介して接続されている。しかし、後で説明するように本発明ではネットワーク6を介して多機能ドアスキャナ1がホストコンピュータ5に接続される必要性はない。ホストコンピュータ5には認証用データのデータベースを格納した記憶装置57が設けられていて、ユーザ個人が持つ携帯端末4が電気錠ドア2を開閉制御するために使用される。
携帯端末4は、専用端末に限らず後述する本例の動作制御用のプログラムを組み込んだ汎用の携帯情報端末や携帯電話機であってもよく、無線通信機能と記憶機能を有する。携帯端末4はその無線通信機能により多機能ドアスキャナ1及びホストコンピュータ5と相互に通信できる。携帯端末4はその記憶機能により携帯端末を持つユーザ個人に関する個人データとその個人に許可された通過ドアのデータを記憶している。携帯端末4はこれらのデータをその無線通信機能によりホストコンピュータ5の記憶装置57に構築された認証用データのデータベースから取り出して携帯端末4の記憶機能に記憶させる。
図2は、図1に示された入退室管理システムの多機能ドアスキャナ1、携帯端末4及びホストコンピュータ5の機能ブロック図である。多機能ドアスキャナ1は、非接触IDタグ3を無線で読取り及び書込みをするためのアンテナ11と、非接触IDタグ3を読取り書込み操作をするスキャナ本体12と、ホストコンピュータ5と無線又は有線ネットワーク6を介して通信するための通信部13と、携帯端末4と無線で相互に通信するための対携帯端末通信部14と、データを一時記憶するための揮発性のメモリ15と、多機能ドアスキャナ1を制御する中央処理装置16と、電気錠ドア2の開閉を制御するためのドア制御部17と、多機能ドアスキャナ1が制御する電気錠ドア2のドア番号などの端末情報19及びその他の必要なデータ及びプログラムを記憶するための不揮発性の記憶装置18とを備えている。
携帯端末4は、ホストコンピュータ5と無線で相互にデータを通信するための通信部41と、多機能ドアスキャナ1と無線で相互に通信するための対多機能スキャナ通信部42と、データを一時的に記憶するための揮発性のメモリ43と、必要なデータ及び命令を入力するためのキー操作部44と、液晶画面からなる表示部45と、携帯端末4を制御するための中央処理装置46と、この携帯端末4を持つユーザ個人の識別番号等の個人情報49及びそのユーザ個人が通過することを許可されたドアを示すドア番号等の通過ドア情報48(図2では便宜上、通過ドア48と示す。)及びその他の必要なデータ及びプログラムを記憶するための不揮発性の記憶装置47とを備えている。
ホストコンピュータ5は、ホストコンピュータ5のデータ処理を制御するための中央処理装置51と、CRTディスプレイ等の表示部52と、オペレータ等によりデータや命令が入力されるキー操作部53と、データを一時記憶する揮発性のメモリ54と、多機能ドアスキャナ1及び携帯端末4と相互にデータ通信するための通信部55と、ユーザ個人の各々について通過が許されたドアのドア番号等の通過ドア情報48を対応付けた入室条件58と、ユーザ個人の各々について個人情報49等とそのユーザ個人の持つ非接触IDタグ3のデータを対応付けたID認識59とを含む認証用データ及びその他の必要な情報を記憶したデータベース及びプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置57とを備えている。すなわち、ホストコンピュータ5の記憶装置57中のID認識59と入室条件58のデータベースには、予め入退室管理システムのオペレータ等により、全てのユーザ個人の個人識別番号と、そのユーザ個人が持つ非接触IDタグ3のデータと、全ての多機能ドアスキャナ1により管理される電気錠ドア2についての各ユーザ個人の通過条件がそれぞれ記憶されている。
本実施の形態の入退室管理システムにおいて、携帯端末4を保有する者の個人情報49及び電気錠ドア2の通過の可否を判断するための情報である通過ドア情報48などの必要なデータがホストコンピュータ5から携帯端末4へ送信されて、その記憶装置47に記憶される。この際、ホストコンピュータ5は、ID認識59から携帯端末4のユーザ個人に対応する個人識別番号とその者のIDなどの個人情報49を検索して、そして入室条件58から携帯端末4のユーザ個人が通過できる電気錠ドア2の番号等のドア情報および条件を抽出して、その携帯端末4のユーザ個人に関する個人情報49とドア情報48のみを送信して、携帯端末4はその記憶装置47にホストコンピュータ5からの情報を通過ドア情報48及び個人情報49として記憶する。
本発明が、従来例と異なる点は次の通りである。従来例では、電気錠ドアの通過を判断するための情報は、予め、ホストコンピュータからドアスキャナへ送信されていた。このため、従来例では、例えば、電気錠ドアを通過できるユーザ個人のIDが10,000個あったとすると、ドアスキャナ或いはホストコンピュータは、10,000個のIDを記憶する記憶装置を備えて、IDが読まれる度に、10,000個のIDの認証処理を行う必要がある。従って、仮に、この認証処理をドアスキャナに行わせる場合、ドアスキャナの記憶装置の必要記憶容量とデータ処理負担が大きいかった。一方、この認証処理をホストコンピュータに行なわせる場合、ホストコンピュータは入退室管理システムにより管理されている全ての電気錠ドアについて認証操作をしなければならないから、ホストコンピュータの負荷は計り知れなかった。
本発明では、従来例とは異なり携帯端末4に認証処理を行わせる。携帯端末4の記憶装置47内に記憶される通過ドア情報48のデータとしては、その携帯端末4を持つユーザ個人が通過できるドアの情報(ドア番号)および条件(期間)をホストコンピュータ5から転送するだけでよく、ホストコンピュータ5から携帯端末4に転送されるデータ量を少なくすることができる。また、入退室管理システムが管理する電気錠ドア2の数は、多くても200程度であるから、多機能ドアスキャナ1の記憶装置18内に記憶される端末情報19内のドア番号のデータと携帯端末4内に記憶されたドア番号のデータとを比較する携帯端末4の許可判断の処理も、従来のものでドアスキャナがユーザ個人のIDを比較することに比べればデータ処理の負荷は著しく少なくなる。
次に、本実施の形態において、ホストコンピュータ5の記憶装置57内に登録されているID認識59及び入室条件58の情報は、例えば、次のようなフォーマットで登録されている。
Figure 0004563007
Figure 0004563007
ユーザ1(人名番号:0001)所有の携帯端末4へ送信される個人情報49、通過ドア情報48は、以下のようになる。
Figure 0004563007
Figure 0004563007
ユーザ2(人名番号:0002)所有の携帯端末4へ送信される個人情報49、通過ドア情報48は、以下のようになる。



Figure 0004563007
Figure 0004563007
多機能ドアスキャナ1の端末情報19に記憶される情報は、以下のようになる(実際には、ドア名称は必ずしも必要ない)。すなわち、以下のように多機能ドアスキャナ1が制御する電気錠ドア2のドア番号だけでよい。
Figure 0004563007
一方、従来例のホストコンピュータ及びドアスキャナを用いる場合においては以下のような情報を記憶しておく必要があった。例えば、玄関に設置されたドアスキャナへホストコンピュータから送信されてその記憶装置に記憶させるとすれば、その情報は、以下のようになる(実際には、人名番号、個人名は必ずしも必要ではない)。すなわち、以下のように通過可能な全ての個人ユーザIDの情報を送信してドアスキャナに記憶しておく必要があった。
Figure 0004563007
以上から理解されるようように、本実施の形態では携帯端末4と多機能ドアスキャナ1は、はるかに少ない情報量の記憶と処理で入退室管理を行なうことができる。
さらに本発明ではセキュリティの向上を図ることができる。すなわち、非接触IDタグ3と携帯端末4の2つのアイテムがないと電気錠ドア2の開閉操作ができず入退室できない。従って、上述の2つのアイテムの内の1つが、仮に盗難等により悪意の者の手に入っても、電気錠ドア2が開けられることを防止できる。
本実施の形態の入退室管理システムの操作においては、ユーザ個人が持つ携帯端末4を操作することによって、非接触IDタグ3を読み込む命令を多機能ドアスキャナ1へ送信する。携帯端末4からの命令を受信した多機能ドアスキャナ1は、非接触IDタグ3のIDデータを読み込み、読み込まれたIDデータと多機能ドアスキャナ1内の端末情報19のデータ(ドア番号)を携帯端末4へ送信する。なお、非接触IDタグ3は、以上の説明では、RFID等の無線タグをIDタグとして使用することとして述べたが、これに限らず固有のIDデータを持ったIDタグであれば、バーコードでもよく、また、接触型のICカードなどであってもよい。
携帯端末4は、多機能ドアスキャナ1から非接触IDタグのIDデータと端末情報19のデータ(ドア番号)を受信すると、IDデータと個人識別番号を記憶した個人情報49と通過ドア番号を記憶した通過ドア48などの情報から判断して、電気錠ドア2の通過を許可するかを判定する。
なお、携帯端末4が判定する電気錠ドア2の通過の条件は、非接触IDタグ3からのIDデータ及び端末情報19からのドア番号の照合だけでなく、期間、時刻、セキュリティレベルなどの条件を付加するものでも構わない。電気錠ドア2の通過が許可されていると判断すると、携帯端末4は、多機能ドアスキャナ1に電気錠ドア2の開錠を命令し、命令を受信した多機能ドアスキャナ1は、ドア制御部17を介して電気錠ドア2の開錠を制御する。電気錠ドア2は、電気錠による開閉戸であるが、自動ドアであってもよい。
携帯端末4を操作する際には、セキュリティ度を高めるために、操作のはじめに個人情報49による認証(例えば、ログイン)が必要な操作を加えても構わない。携帯端末4と多機能ドアスキャナ1の間の通信は、公開キーによる平易な暗号化でもかまわないので、暗号化を行い、非接触IDタグ3を読み込み、セキュリティ度の高い操作(例えば、電気錠ドア2の開錠などの操作)については、非接触IDタグ3のIDデータを暗号キーにして通信を行うことによって、より強固なセキュリティが実現できる。暗号キーには、非接触IDタグ3の中に暗号キーを記憶させておき、非接触IDタグ3のキーを読み出して暗号化を行う方法でも構わない。暗号キーは、ホストコンピュータ5で管理されて定期的に更新される方法を付加することによって、より一層セキュリティ度の高いシステムとすることができる。
次に、図3の流れ図を参照して、本実施の形態の入退室管理システムの操作を説明する。最初に、携帯端末4を持つ個人ユーザは、携帯端末4をログインする(S301)。携帯端末4は、ホストコンピュータ5と無線通信をして、ホストコンピュータ5の記憶装置57内のID認識59から携帯端末所有者登録された個人情報とその個人ユーザが持つ非接触IDタグのデータとの対応関係データを受信して携帯端末4の記憶装置47内の個人情報49として記憶する(S302)。携帯端末4はさらにホストコンピュータ5の入室条件58から携帯端末4を持つその個人ユーザに許可されたドア番号データを受信して携帯端末4の記憶装置47内の通過ドア情報48として記憶する(S303)。個人ユーザは入退室が管理された部屋のドアの前で携帯端末4を操作して多機能ドアスキャナ1に命令を出して非接触IDタグ3のデータを読み取る(S304)。多機能ドアスキャナ1は携帯端末4からの命令を受けると、ユーザ個人の非接触IDタグを読み取る(S305)。そして、多機能ドアスキャナ1は読み取ったユーザ個人の非接触IDタグのデータと端末情報19として記憶されているドア番号とを携帯端末4に返す。
携帯端末4は、多機能ドアスキャナ1からユーザ個人の非接触IDタグを読み取ったIDデータとドア番号を受信する(S306)。そして、受信したIDデータが携帯端末4を持つユーザ個人のものであるかどうかを個人情報49のデータと比較する。そして、受信したドア番号が携帯端末4を持つユーザ個人に通過が許可されたドア番号かどうかを通過ドア情報48のデータと比較する(S307)。もし、受信したIDデータが携帯端末4を持つユーザ個人のものであり、そして、受信したドア番号が許可されたドア番号であれば、ドア開錠命令を多機能ドアスキャナ1に出す(S308)。それ以外の場合は、通過拒否のログを記録装置47に記録する(S311)。多機能ドアスキャナ1は携帯端末4からドア開錠命令を受信すると、ドア制御部17を制御して電気錠ドア2を開錠かる。そして、携帯端末4は開錠のログを記録装置47に記録する(S310)。携帯端末4からログの送信が定期的に行なわれ(S312)、ホストコンピュータ5が受信してその記憶装置57内の結果ログ72に記憶する。ステップS304からS312までの操作が、入退室管理されたドアに設置された多機能ドアスキャナ1の前で繰り返されることになる。
このように、入退室が管理されたドア通過するためには、非接触IDタグ3と携帯端末4の組合せが必要となる。携帯端末4は個人単位で所有するため、複数機能の実現が可能である。非接触IDタグ3と携帯端末4のいずれかの紛失によりセキュリテイが破られる機会は激減する。また、携帯端末4の操作に認証が必要とすれば、更にセキュリティ度はアップできる。
次に、図4と図5を参照して、本発明の別の実施の形態について説明する。図4の実施の形態では、図2を参照して説明された入退室管理システムにおいて、電気錠ドア2を通過する度に携帯端末4と非接触IDタグ3の両方を一緒に使用しなくてもすむように、携帯端末4の記憶装置47中に一時的に非接触IDタグ3のIDデータをID情報82として記憶させておき、携帯端末4だけで電気錠ドア2の通過を行うことがてきるようにしたものである。しかし、携帯端末4に非接触IDタグ3のIDデータを常に記憶させてしまうと、携帯端末4のみを紛失した場合に他人が携帯端末4を拾得しただけで、電気錠ドア2の通過ができてしまう。そこで、ホストコンピュータ5で登録した入室条件58に、一時記憶したIDデータの有効な条件、例えば有効期間又は通過可能なドアの数等を登録しておき、予め携帯端末4に有効期限83として送信して携帯端末4の記憶装置47内に記憶しておく。有効期限83には、時間、回数、セキュリティレベルなどの条件および組み合わせによって、記憶されたIDデータの有効な条件を規定し、条件を満足しない時にIDデータは携帯端末4の記憶から消去される。
もし、有効期限83として、電気錠ドア2を通過後の経過時間を条件にするなら、例えば、外部の侵入者が入門口から重要な建物への侵入にかかる時間以下に有効期限83を設定するなどが考えられる。もし、有効期限83として、通過回数を条件にすれば、重要な建物までの経路上で必要な非接触IDタグ3による認証回数以下に設定するなど、建物、設備に応じた設定などを行えばよい。さらに、有効期限83には、玄関昼間開放、社員通用口の夜間利用などの時刻によるドア毎の制限も考えられる。この指定方法には、有効期限83を例えば10時00分〜17時00分などの指定で設定することが考えられるが、携帯端末4の時刻を変えれば、簡単に有効な時間帯が相対的に変更されてしまう。携帯端末4の時刻を常に正確に制御すること(時刻が変更されてもすぐにホストコンピュータと同期が取られるような、自動時刻同期の機能)が考えられる。しかし、ホストコンピュータ5の制御の効かないエリアでの使用を考慮すると十分ではない。そこで、12:00に入門したとすると、あと5時間という有効期限83の設定方法がより安全である。また、年月日指定についても同様に、残存期間の設定がより安全である。有効期限の改竄については、有効期限83のデータ自身を変更することも考えられ、その方策として暗号化、電子署名などの手法によって防御することができる。
図5は、この実施の形態の作用を説明する図である。図5(A)に示されるように、まず、個人ユーザは携帯端末4にホストコンピュータ5から有効期限83のデータを受け取り、携帯端末4の記憶装置47内に記憶する。ホストコンピュータで有効期限83が更新された場合は、その度に携帯端末4に送信されて携帯端末4の有効期限83が更新される。次に、個人ユーザは携帯端末4を使用して、多機能ドアスキャナ1を操作して個人ユーザの持った非接触型IDタグのIDデータを読み取り、携帯端末4の記憶装置47内にID情報82として記憶する。図5(B)及び(C)に示すように、個人ユーザが移動して以後の多機能ドアスキャナ1を操作する場合は、携帯端末4のみを使用して携帯端末4に記憶されたID情報と入退室が許可されたドア番号だけで多機能ドアスキャナ1を操作でき、電気錠ドア2を通過できる。次に、図5(D)に示すように、携帯端末4に記憶された有効期限83に予め設定された有効期間が経過した場合又は有効通過ゲート数が終了した場合、携帯端末4に記憶されいるID情報82は消去されて有効でなくなる。この結果、携帯端末4のみでは多機能ドアスキャナ1の操作はできなくなり、電気錠ドア2の通過はできなくなる。
次に、図6と図7を参照して本発明のさらに別の実施の形態について説明する。図6に示すように広い敷地の入出門7などでは無線有線に関わらず入退室管理システムのホストコンピュータ5と多機能ドアスキャナ1の間にネットワーク6環境が整備されていない場合が多々ある。このような場合でも、本発明の携帯端末4による制御方式では、携帯端末4とホスト5の間でデータの整合性が取れていれば、入出門7の電気錠ドア2の通常の運用については、上述したように携帯端末4に記憶された通過ドア情報48と個人情報49のデータと、非接触型IDタグ3のIDデータと、多機能ドアスキャナ1の端末情報19に記憶されたドア番号とで処理できるために、多機能ドアスキャナ1がネットワーク6を介してホストコンピュータ5に接続されていなくてもほとんど問題がない。問題となるとすれば、ドアの開閉や一括故障などの電気錠ドア2の状態を示すログデータ91をホストコンピュータ5に送信することだけである。ログデータ91の例としては、以下のようなものが考えられ。
ログデータ91の例
日時 ドア名称 個人名 状態 注
2002/10/10 10:22:12 1F社員専用 ユーザ1 不許可 (1)

2002/10/10 10:46:00 1F社員専用 ユーザ2 許可 (1)
2002/10/10 10:46:00 1F社員専用 開錠 (2)
2002/10/10 10:46:01 1F社員専用 開戸 (3)
2002/10/10 10:46:21 1F社員専用 開戸警報 (4)
2002/10/10 10:46:25 1F社員専用 閉戸 (3)

2002/10/10 11:20:15 1F社員専用 一括故障 (5)
注(1)通過ドアによる判定の結果。
注(2)電気錠を制御した内容。
注(3)ドアの状態が変化した。
注(4)ドアの開戸状態を監視して警報を発生させた。
注(5)電気錠の故障警報の信号を検知した。
もし、多機能ドアスキャナ1が無線又は有線ネットワーク6によりホストコンピュータ5に接続している場合、このログデータ91はホストコンピュータ5の記憶装置57中の結果ログ72に定期的に無線又は有線ネットワーク6を介して送信することができる。もし、広い敷地の入出門7など多機能ドアスキャナ1が無線又は有線ネットワーク6によりホストコンピュータ5に接続していない場合、携帯端末4によって多機能ドアスキャナ1が制御されると(図6(A))、多機能ドアスキャナ1は結果ログデータ91を携帯端末4に送信する。携帯端末4は、このログデータ91を携帯端末4自身で発生させたログと一緒に、結果ログ88として保存する。携帯端末4がホストコンピュータ5との通信が回復すると(図6(B))、結果ログ88をホストコンピュータ5へ送信する。ホストコンピュータ5は、受信したデータを他のデータと一緒にして、結果ログ72として保存する。携帯端末4は、ホストコンピュータ5に正確にデータが受け渡されると、受け渡したことが完了した内容を結果ログ88に記憶する。再び、携帯端末4がホストコンピュータ5に接続していない多機能ドアスキャナ1の制御を行うと(図6(C))、受け渡しが完了したデータの内容が多機能ドアスキャナ1へ送信される。携帯端末4からホストコンピュータ5への受け渡しが完了したデータを受信した多機能ドアスキャナ1は、結果ログ91から該当するログデータを削除する。
なお、入退室管理システムの個人ユーザが持つ全ての携帯端末4が多機能ドアスキャナ1のログデータ91をホストコンピュータ5の結果ログ72へ中継することも、あるいは、構内巡視員など定期的に巡回する者がいる場合は、その者が持つ携帯端末4にのみログデータ91を中継させることもできる。後者の場合は前者の場合と較べてログデータ91の中継の重複を少なくすることができる。
本発明では、ホストコンピュータ5から携帯端末4へ通過ドア情報48、個人情報49、ID情報82、有効期限83の外に、他の条件やデータやプログラムを送信して記憶させることにより、携帯端末4による多機能ドアスキャナ1の操作に様々な機能の追加や修正や変更や保守点検が可能である。
図8は、本発明のさらに別の実施の形態による多機能ドアスキャナ1、携帯端末4、及びホストコンピュータ5の機能ブロック図を示す。この実施の形態では、ホストコンピュータ5は、その記憶装置57の中に入退室管理システムのプログラムとそのデータベース75と、プリペイドカードとして非接触IDタグ3を使用するプリペイドシステムのプログラムとそのデータベース76と、出退勤管理システムのプログラムとそのデータベース77とを格納している。そして、ホストコンピュータ5から携帯端末4には入退室管理プログラム85と、プリペイドシステムのプログラム86と、出退勤管理プログラム87とが送信されて、その記憶装置47に記憶されている。
多機能ドアスキャナ1は、携帯端末4の記憶装置47に記憶されたプログラムによって制御されるので、例えば、入退室管理システムであれば、入退室管理プログラム85によって、多機能ドアスキャナ1が制御されることになる。
入退室管理プログラム85は、ホストコンピュータ5の入退室管理システム75によって管理され、携帯端末4がホストコンピュータ5にアクセスするタイミングでプログラムの更新の必要性を判断した場合は、携帯端末4にホストコンピュータ5から最新のプログラムをダウンロードする機能を持たせることによって、常に、最新のプログラムによって運用が保障される。入退室管理システム75で、制御条件、監視条件などが変更された場合も同様に、携帯端末4がホストコンピュータ5にアクセスしたタイミング、リアルタイム性が要求される場合には、変更操作が行われたタイミングで、携帯端末4に出力する。
図9には携帯端末4の表示部45の液晶画面が示されている。図9(A)は、携帯端末4の表示部45のメインのメニュー画面を示している。図9(B)は、入退室管理プログラム85を起動して、多機能ドアスキャナ1を操作して電気錠ドア2を開錠動作をした場合の携帯端末4の表示部45の液晶画面を示している。図9(C)は、多機能ドアスキャナ1が読み取った非接触型IDタグ3のIDデータを携帯端末4の記憶装置47内に一時記憶する動作した場合の携帯端末4の表示部45の液晶画面を示している。
携帯端末4をプリペイドシステム76の情報端末として使用する場合には、携帯端末4の記憶装置47に記憶されたプリペイドプログラム86を起動し、多機能ドアスキャナ1を制御しながら非接触型IDタグ3からIDデータを読み出し、そのIDデータを使用して、ホストコンピュータ5のプリペイドシステム76から残金、履歴などの情報を抽出して、携帯端末4の表示部42に表示することができる。
図10には、携帯端末4が1つの多機能ドアスキャナ1を操作して非接触型IDタグ3からIDデータを読み出し、そのIDデータを認証データとして使用して、プリペイドレジスタ91やプリペイド自動販売機92やプリペイド券売機93に接続されたホストコンピュータ5のプリペイドシステム76に残高照会を行なう操作例が示されている。
図9(D)は、ホストコンピュータ5のプリペイドシステム76に残高照会をした場合のデータを携帯端末4の表示部45の液晶画面に表示した例を示している。図9(E)は、ホストコンピュータ5のプリペイドシステム76にカード使用履歴照会をした場合のデータを携帯端末4の表示部45の液晶画面に表示した例を示している。
携帯端末4を出退勤システム77の情報端末として使用する場合には、携帯端末4の記憶装置47に記憶された出退勤管理プログラム87を起動して、多機能ドアスキャナ1を制御しながら非接触型IDタグ3からIDデータを読み出し、そのIDデータを使って、ホストコンピュータ5の出退勤管理システム77から出勤・退勤情報、休暇などの情報を抽出して、携帯端末4の表示部42に表示する。
図11には、携帯端末4が1つの多機能ドアスキャナ1を操作して非接触型IDタグ3からIDデータを読み出し、そのIDデータを認証データとして使用して、タイムレコーダ95に接続されたホストコンピュータ5の出退勤管理システム77に出退勤情報の照会を行なう操作例が示されている。
図9(F)は、ホストコンピュータ5の出退勤システム77に現在モード照会をした場合のデータを携帯端末4の表示部45の液晶画面に表示した例を示している。図9(G)は、ホストコンピュータ5の出退勤システム77に勤怠実績照会をした場合のデータを携帯端末4の表示部45の液晶画面に表示した例を示している。
上述したプリペイドシステム76、出退勤システム77の例で見るように、携帯端末4の記憶装置47に記憶された各システム毎のプログラム86及び87を記憶させ、オペレータによってキー操作部44を操作し、要求するシステムのプログラム86又は87を呼び出し、多機能ドアスキャナ1を制御して非接触型IDタグ3からIDデータを読み出し、そのIDデータによってホストコンピュータ5のシステム76又は77から情報を呼び出すような処理であれば、簡単にシステムに追加することが可能である。なお、図8のホストコンピュータ5のブロック図では、システム構成を簡単にする為に1つのホストコンピュータ5にすべてのシステム75、76、77を記述してあるが、システム毎にホストコンピュータ5が異なっていても構わない。むしろ異なっている方が一般的である。携帯端末4に格納されたプログラムが情報を呼び出すサービスであると、多機能ドアスキャナ1は、ローカルなホストだけでななく、インターネットなどに接続されたグローバルなホストと接続されることになっても構わない。
本発明によれば、ホストコンピュータ5から携帯端末4に各機能用のプログラムが直接的に送られて記憶される。そして、この携帯端末4が多機能ドアスキャナ1を制御して非接触型IDタグ3のIDデータの読み取りや電気錠ドア2の開錠動作又はその他の機能を行なうことができる。他方、従来例ではドアターミナルに入退室管理プログラムが記憶されており、通過条件としては通過許可されたIDを全て記憶していた。入退室管理プログラムが変更された場合には、ホストからダウンロードによって更新できればまだしも、現地に赴いて入退室管理プログラムを交換するしかなかった。通過条件についても、システムを構成するすべてのドアターミナルにデータの更新をかけなければならなかった。また、従来例では他のシステムの情報端末として使用する場合は、システムごとのプログラムをドアターミナルの記憶装置に記憶させる必要があり、システムの追加毎に変更作業が必要であった。
本発明の多機能スキャナシステムを入退室管理システムに適用した実施の形態を示す概略図。 図1の入退室管理システムの多機能ドアスキャナ、携帯端末及びホストコンピュータの機能ブロック図。 図1の入退室管理システムの作用を示す流れ図。 本発明の別の実施の形態による入退室管理システムの多機能ドアスキャナ、携帯端末及びホストコンピュータの機能ブロック図。 図1の入退室管理システムの作用を示す概略図。 本発明のさらに別の実施の形態による入退室管理システムの概略図。 図6の入退室管理システムの多機能ドアスキャナ、携帯端末及びホストコンピュータの機能ブロック図。 本発明のさらに別の実施の形態による入退室管理システムを他システムと連携させる場合の多機能ドアスキャナ、携帯端末及びホストコンピュータの機能ブロック図。 携帯端末の表示部の画面を示す図。 図8の入退室管理システムをプリペイドシステムと連携させた場合の概略図。 図8の入退室管理システムを出退勤管理システムと連携させた場合の概略図。
符号の説明
1 多機能ドアスキャナ
2 電気錠ドア
3 非接触型IDタグ
4 携帯端末
5 ホストコンピュータ

Claims (4)

  1. IDタグからIDデータを読み取るためのスキャナと、
    上記IDデータに関する認証処理を行なうためのデータベースを持つホストコンピュータと、
    上記スキャナ及び上記ホストコンピュータと通信により相互に接続可能であり、個人データ及び上記スキャナの固有データとを含む認証用データと、当該認証用データを認証するプログラムとを記憶し上記スキャナを操作可能な携帯端末とを有し、
    上記スキャナは、IDタグから読み取ったIDデータと該スキャナ自体の固有データとを携帯端末に送信するものであり、
    上記携帯端末は、目的の機能を実行させることが可能な上記スキャナの固有データと上記IDデータと上記固有データとの組み合わせを含む上記認証用データを上記ホストコンピュータのデータベースから取り出して記憶してあり、上記スキャナから受信したIDデータと上記スキャナの固有データと、記憶した上記認証用データとに基づいて、データ送信元の上記スキャナが目的の制御を実行させることが可能なものか否かの認証処理をおこない、実行可能と認証された上記スキャナに目的の制御を実行せしめるものである
    ことを特徴とする多機能スキャナシステム。
  2. 上記携帯端末が、所定の有効期間の間、上記IDタグからの上記IDデータを記憶することができる請求項1に記載の多機能スキャナシステム。
  3. 上記スキャナが、入退室管理用のドアスキャナ、プリペイドカード用のスキャナ、及び勤怠管理用システムのスキャナのいずれかとして使用されることを特徴とする請求項1又は2に記載の多機能スキャナシステム。
  4. 上記携帯端末が、上記スキャナと上記ホストコンピュータとの間のデータ通信の無線中継を行なうことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の多機能スキャナシステム。
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