JPH10280754A - 入室管理システム - Google Patents

入室管理システム

Info

Publication number
JPH10280754A
JPH10280754A JP8524697A JP8524697A JPH10280754A JP H10280754 A JPH10280754 A JP H10280754A JP 8524697 A JP8524697 A JP 8524697A JP 8524697 A JP8524697 A JP 8524697A JP H10280754 A JPH10280754 A JP H10280754A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
expiration date
identification
date
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8524697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Takagi
一圭 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8524697A priority Critical patent/JPH10280754A/ja
Publication of JPH10280754A publication Critical patent/JPH10280754A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】セキュリティ性を向上させるとともに、システ
ムの負担を軽減できる入室管理システム及び入室管理方
法を提供することを目的とする。 【解決手段】利用申請用コンピュータ60により施設へ
の入室を申請すると、ホストコンピュータ30では、利
用を申請した個人の識別データ、個人が使用できる使用
可能開始データ及び使用可能終了データからなる使用期
間データなどが入力装置32を介して登録される。登録
されたデータは、メモリに記憶される。利用申請した個
人が施設へ出向いた時にデータ読取装置10により、I
Cカードに記憶されているデータが読み出される。デー
タ読取装置10は、ホストコンピュータ30のメモリ3
4に記憶されているデータを参照して個人の入室が正当
であるか否かを判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入室管理システ
ム及び入室管理方法に係り、特に、使用期間を限定する
期間限定機能付きの入室管理システム及びこの入室管理
システムに適用される入室管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】企業や銀行、官庁等の建物では、セキュ
リティを目的として人間の入出を管理するために、ID
番号等の個人データが記録されたICカードや磁気カー
ドなどのIDカードを利用した入室管理システムが実用
化されている。
【0003】この入室管理システムは、IDカードに記
録されている個人データ等を読み出して、そのIDカー
ドを有する所有者の入室の正当性を判断するものであ
り、例えば複数の扉毎に設けられた端末機としてのデー
タ読取装置、これらの複数のデータ読取装置を管理する
ホストコンピュータなどによって構成されている。
【0004】一般に、このようなIDカードを利用した
入室管理システムでは、カード側に有効期限データが記
録されており、端末機にてその日の日付と比較され、有
効か、無効かが判断される。カードに記録されている有
効期限データは、カード自体の有効期限であり、この期
限の範囲内では基本的にどの端末機においても通行可能
である。
【0005】一方、端末機側に通行可能な通行期限を設
定することも可能である。このような場合、通行期限に
対応する通行許可データが端末機に登録された時点か
ら、所定の通行可能な期限までカードの利用が可能とな
る。
【0006】このため、使用想定日以前にカードを配布
する場合には、できるだけカードの使用を開始する直
前、例えば使用想定日の前日に通行許可データを端末機
に登録する必要がある。
【0007】また、特定の部屋の使用を制限する場合、
例えば会議室の使用を予約するような場合には、該当す
る会議室の端末機にのみ、毎日その日の分の有効な、つ
まり通行可能なカードデータや個人データを登録し、許
可者以外の使用を禁止するといった制御も可能である。
このような場合、毎日、端末機毎にデータを登録する必
要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、端末
機側に通行可能な通行期限を設定する場合、カードを発
行し、各個人にそのカードを配布した後、データを各端
末機毎に設定、登録した時点から、設定された端末機の
扉において、通行可能となる。したがって、システムの
管理者側が施設の使用を許可したくない日であっても、
一端データが端末機に設定されてしまうと、該当するカ
ードを所有するカード所有者の通行が許可されてしまう
こととなる。このため、セキュリティ性に欠けるといっ
た問題がある。
【0009】また、端末機にデータを設定した時点で通
行可能となるため、カードを配布した後に、設定条件を
変更した場合には、通行許可データの登録、削除を端末
機毎に行わなければならない。したがって、システム管
理者側は、端末機毎に設定を変更する必要があり、端末
機へのデータの登録に時間を要するといった問題があ
る。また、システムの規模が大きくなる、すなわち発行
カード数、及び端末機の数が多くなると、その分、管理
者側への負担が大きくなるといった問題も発生する。
【0010】従って、この発明の目的は、上述したよう
な事情に鑑み成されたものであって、セキュリティ性を
向上させるとともに、システムの負担を軽減できる入室
管理システム及びこのシステムに適用される入室管理方
法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、請求項1によれば、区画領域の入口に
設けられたドアの施錠及び解錠を管理する入室管理シス
テムであって、固有の識別情報及び有効期限情報を記憶
している情報識別媒体と、前記情報識別媒体に記憶され
ている識別情報及び有効期限情報を読取る読取手段と、
前記情報識別媒体の固有識別情報及び有効期限情報と、
前記情報識別媒体の使用期間を規定する使用期間情報と
を設定する設定手段と、前記ドアに設けられ、ドアを施
錠及び解錠する錠手段と、前記読取手段によって読取ら
れた前記識別情報及び有効期限情報が前記設定手段によ
って設定されているか否かを判断するとともに、前記識
別情報及び有効期限情報が設定されていた場合には、前
記情報識別媒体の情報を読取った時点が前記設定手段に
設定されている前記使用期間内である場合に前記錠手段
を解錠するように制御する制御手段と、を備えたことを
特徴とする入室管理システムが提供される。
【0012】請求項2によれば、区画領域の入口に設け
られたドアの施錠及び解錠を管理する入室管理システム
であって、固有の識別情報及び有効期限情報を記憶して
いる情報識別媒体と、前記情報識別媒体に記憶されてい
る識別情報及び有効期限情報を読取る読取手段と、前記
情報識別媒体の固有識別情報及び有効期限情報と、前記
情報識別媒体の使用期間を規定する使用開始情報及び使
用終了情報とを設定する設定手段と、前記ドアに設けら
れ、ドアを施錠及び解錠する錠手段と、前記読取手段に
よって読取られた前記識別情報及び有効期限情報が前記
設定手段によって設定されているか否かを判断するとと
もに、前記識別情報及び有効期限情報が設定されていた
場合には、前記情報識別媒体の情報を読取った時点が前
記使用開始情報と使用終了情報とで規定される使用期間
内である場合に前記錠手段を解錠するように制御する制
御手段と、を備えたことを特徴とする入室管理システム
が提供される。
【0013】請求項3によれば、区画領域の入口に設け
られたドアの施錠及び解錠を管理する入室管理システム
であって、固有の識別情報及び有効期限情報を記憶して
いる情報識別媒体と、前記情報識別媒体に記憶されてい
る識別情報及び有効期限情報を読取る読取手段と、前記
情報識別媒体の固有識別情報及び有効期限情報と、前記
情報識別媒体の使用期間を規定する使用開始情報及び使
用終了情報と入力する入力手段と、前記入力手段によっ
て入力された前記固有識別情報、有効期限情報、使用開
始情報、及び使用終了情報を記憶する記憶手段と、前記
ドアに設けられ、ドアを施錠及び解錠する錠手段と、前
記読取手段によって読取られた前記識別情報及び有効期
限情報と、前記記憶手段に記憶されている前記情報とを
照合するとともに、前記識別情報及び有効期限情報が前
記記憶手段に記憶されていた場合には、前記情報識別媒
体の情報を読取った時点が前記記憶手段に記憶されてい
る使用開始情報と使用終了情報とで規定される使用期間
内である場合に前記錠手段を解錠するように制御する制
御手段と、を備えたことを特徴とする入室管理システム
が提供される。
【0014】請求項4によれば、固有の識別情報及び有
効期限情報を記憶している情報識別媒体と、区画領域の
入口に設けられたドアの施錠及び解錠を管理する管理手
段とを備えた入室管理システムであって、前記管理手段
は、前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有
効期限情報を読取る読取手段と、前記情報識別媒体の固
有識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体の使
用期間を規定する使用開始日時情報及び使用終了日時情
報と入力する入力手段と、前記入力手段によって入力さ
れた前記固有識別情報、有効期限情報、使用開始日時情
報、及び使用終了日時情報を記憶する記憶手段と、前記
ドアに設けられ、ドアを施錠及び解錠する錠手段と、前
記読取手段によって前記情報識別媒体の情報が読取られ
た日時に対応した日時情報を出力する出力手段と、前記
読取手段によって読取られた前記識別情報及び有効期限
情報と、前記記憶手段に記憶されている前記情報とを照
合するとともに、前記識別情報及び有効期限情報が前記
記憶手段に記憶されていた場合には、前記出力手段によ
って出力された日時情報が前記記憶手段に記憶されてい
る使用開始日時情報と使用終了日時情報とで規定される
使用期間内である場合に前記錠手段を解錠するように制
御する制御手段と、を備えたことを特徴とする入室管理
システムが提供される。
【0015】請求項5によれば、固有の識別情報及び有
効期限情報を記憶している情報識別媒体と、区画領域の
入口に設けられたドアの施錠及び解錠を管理する管理手
段と、前記区画領域の使用を申請する申請手段と、を備
えた入室管理システムであって、前記申請手段は、前記
区画領域を使用する日時に対応した日時情報、及び前記
情報識別媒体の固有の識別情報を登録する登録手段と、
前記登録手段によって登録された前記情報を前記管理手
段に転送する転送手段と、を備え、前記管理手段は、前
記申請手段における前記転送手段から転送された前記情
報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信し
た情報に基づいて、前記区画領域の使用を許可した場合
には、前記情報識別媒体の固有識別情報及び有効期限情
報と、前記情報識別媒体の使用期間を規定する使用開始
日時情報及び使用終了日時情報と入力する入力手段と、
前記入力手段によって入力された前記固有識別情報、有
効期限情報、使用開始日時情報、及び使用終了日時情報
を記憶する記憶手段と、前記情報識別媒体に記憶されて
いる識別情報及び有効期限情報を読取る読取手段と、前
記ドアに設けられ、ドアを施錠及び解錠する錠手段と、
前記読取手段によって読取られた前記識別情報及び有効
期限情報と、前記記憶手段に記憶されている前記情報と
を照合するとともに、前記識別情報及び有効期限情報が
前記記憶手段に記憶されていた場合には、前記読取手段
によって前記情報識別媒体の情報を読取った時点が前記
記憶手段に記憶されている使用開始日時情報と使用終了
日時情報とで規定される使用期間内である場合に前記錠
手段を解錠するように制御する制御手段と、を備えたこ
とを特徴とする入室管理システムが提供される。
【0016】請求項6によれば、固有の識別情報及び有
効期限情報を記憶している情報識別媒体と、区画領域の
入口に設けられたドアの施錠及び解錠を管理する管理手
段と、前記区画領域の使用を申請する申請手段と、を備
えた入室管理システムであって、前記申請手段は、前記
区画領域を使用する日時に対応した日時情報、及び前記
情報識別媒体の固有の識別情報を登録する登録手段と、
前記登録手段によって登録された前記情報を前記管理手
段に転送する転送手段と、を備え、前記管理手段は、前
記申請手段における前記転送手段から転送された前記情
報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信し
た情報を表示する表示手段と、前記表示手段によって表
示される情報に基づいて、前記区画領域の使用を許可し
た場合には、前記情報識別媒体の固有識別情報及び有効
期限情報と、前記情報識別媒体の使用期間を規定する使
用開始日時情報及び使用終了日時情報と入力する入力手
段と、前記入力手段によって入力された前記固有識別情
報、有効期限情報、使用開始日時情報、及び使用終了日
時情報を記憶する記憶手段と、前記情報識別媒体に記憶
されている識別情報及び有効期限情報を読取る読取手段
と、前記ドアに設けられ、ドアを施錠及び解錠する錠手
段と、前記読取手段によって前記情報識別媒体の情報が
読取られた日時に対応した日時情報を出力する出力手段
と、前記読取手段によって読取られた前記識別情報及び
有効期限情報と、前記記憶手段に記憶されている前記情
報とを照合するとともに、前記識別情報及び有効期限情
報が前記記憶手段に記憶されていた場合には、前記出力
手段によって出力された日時情報が前記記憶手段に記憶
されている使用開始日時情報と使用終了日時情報とで規
定される使用期間内である場合に前記錠手段を解錠する
ように制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする
入室管理システムが提供される。
【0017】請求項7によれば、固有の識別情報及び有
効期限情報を記憶している情報識別媒体と、区画領域の
入口に設けられたドアの施錠及び解錠を管理する管理手
段とを備えた入室管理システムに適用される入室管理方
法であって、前記管理手段において、前記情報識別媒体
の固有識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体
の使用期間を規定する使用期間情報とを設定する設定工
程と、前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び
有効期限情報を読取る読取工程と、前記読取工程で読取
られた前記識別情報及び有効期限情報が前記設定工程に
おいて設定されているか否かを判断する第1判断工程
と、前記第1判断工程において、前記識別情報及び有効
期限情報が設定されていた場合には、前記情報識別媒体
の情報を読取った時点が前記設定工程で設定されている
か否かを判断する第2判断工程と、前記第2判断工程に
おいて、前記使用期間内である場合には、前記ドアを解
錠する解錠工程と、を備えたことを特徴とする入室管理
方法が提供される。
【0018】請求項8によれば、固有の識別情報及び有
効期限情報を記憶している情報識別媒体と、区画領域の
入口に設けられたドアの施錠及び解錠を管理する管理手
段とを備えた入室管理システムに適用される入室管理方
法であって、前記管理手段において、前記情報識別媒体
の固有識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体
の使用期間を規定する使用開始情報及び使用終了情報と
を設定する設定工程と、前記情報識別媒体に記憶されて
いる識別情報及び有効期限情報を読取る読取工程と、前
記読取工程で読取られた前記識別情報及び有効期限情報
が前記設定工程において設定されているか否かを判断す
る第1判断工程と、前記第1判断工程において、前記識
別情報及び有効期限情報が設定されていた場合には、前
記情報識別媒体の情報を読取った時点が前記設定工程で
設定された前記使用開始情報と使用終了情報とで規定さ
れる使用期間内であるか否かを判断する第2判断工程
と、前記第2判断工程において、前記使用期間内である
場合には、前記ドアを解錠する解錠工程と、を備えたこ
とを特徴とする入室管理方法が提供される。
【0019】請求項9によれば、固有の識別情報及び有
効期限情報を記憶している情報識別媒体と、区画領域の
入口に設けられたドアの施錠及び解錠を管理する管理手
段とを備えた入室管理システムに適用される入室管理方
法であって、前記管理手段において、前記情報識別媒体
の固有識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体
の使用期間を規定する使用開始情報及び使用終了情報と
を入力する入力工程と、前記入力工程で入力された前記
固有識別情報、有効期限情報、使用開始情報、及び使用
終了情報を記憶する記憶工程と、前記情報識別媒体に記
憶されている識別情報及び有効期限情報を読取る読取工
程と、前記読取工程で読取られた前記識別情報及び有効
期限情報が前記記憶工程において記憶されているか否か
を判断する第1判断工程と、前記第1判断工程におい
て、前記識別情報及び有効期限情報が記憶されていた場
合には、前記情報識別媒体の情報を読取った時点が前記
使用開始情報と使用終了情報とで規定される使用期間内
であるか否かを判断する第2判断工程と、前記第2判断
工程において、前記使用期間内である場合には、前記ド
アを解錠する解錠工程と、を備えたことを特徴とする入
室管理方法が提供される。
【0020】請求項10によれば、固有の識別情報及び
有効期限情報を記憶している情報識別媒体と、区画領域
の入口に設けられたドアの施錠及び解錠を管理する管理
手段とを備えた入室管理システムに適用される入室管理
方法であって、前記管理手段において、前記情報識別媒
体の固有識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒
体の使用期間を規定する使用開始日時情報及び使用終了
日時情報とを入力する入力工程と、前記入力工程で入力
された前記固有識別情報、有効期限情報、使用開始日時
情報、及び使用終了日時情報を記憶する記憶工程と、前
記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期限
情報を読取る読取工程と、前記読取工程によって前記情
報識別媒体の情報が読取られた日時に対応した日時情報
を出力する出力工程と、前記読取工程で読取られた前記
識別情報及び有効期限情報が前記記憶工程において記憶
されているか否かを判断する第1判断工程と、前記第1
判断工程において、前記識別情報及び有効期限情報が記
憶されていた場合には、前記出力工程おいて出力された
日時情報が前記使用開始情報と使用終了情報とで規定さ
れる使用期間内であるか否かを判断する第2判断工程
と、前記第2判断工程において、前記使用期間内である
場合には、前記ドアを解錠する解錠工程と、を備えたこ
とを特徴とする入室管理方法が提供される。
【0021】請求項11によれば、固有の識別情報及び
有効期限情報を記憶している情報識別媒体と、区画領域
の入口に設けられたドアの施錠及び解錠を管理する管理
手段と、前記区画領域の使用を申請する申請手段と、を
備えた入室管理システムに適用される入室管理方法であ
って、前記区画領域を使用する日時に対応した日時情
報、及び前記情報識別媒体の固有の識別情報を登録する
登録工程と、前記登録工程において登録された前記情報
を前記管理手段に転送する転送工程と、前記転送工程に
おいて転送された前記情報を受信する受信工程と、前記
受信工程において受信した情報に基づいて、前記区画領
域の使用を許可した場合には、前記情報識別媒体の固有
識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体の使用
期間を規定する使用開始日時情報及び使用終了日時情報
と入力する入力工程と、前記入力工程において入力され
た前記固有識別情報、有効期限情報、使用開始日時情
報、及び使用終了日時情報を記憶する記憶工程と、前記
情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期限情
報を読取る読取工程と、前記読取工程で読取られた前記
識別情報及び有効期限情報が前記記憶工程において記憶
されているか否かを判断する第1判断工程と、前記第1
判断工程において、前記識別情報及び有効期限情報が記
憶されていた場合には、前記読取工程において前記情報
識別媒体の情報が読取られた時点が前記使用開始情報と
使用終了情報とで規定される使用期間内であるか否かを
判断する第2判断工程と、前記第2判断工程において、
前記使用期間内である場合には、前記ドアを解錠する解
錠工程と、を備えたことを特徴とする入室管理方法が提
供される。
【0022】請求項12によれば、固有の識別情報及び
有効期限情報を記憶している情報識別媒体と、区画領域
の入口に設けられたドアの施錠及び解錠を管理する管理
手段と、前記区画領域の使用を申請する申請手段と、を
備えた入室管理システムに適用される入室管理方法であ
って、前記区画領域を使用する日時に対応した日時情
報、及び前記情報識別媒体の固有の識別情報を登録する
登録工程と、前記登録工程において登録された前記情報
を前記管理手段に転送する転送工程と、前記転送工程に
おいて転送された前記情報を受信する受信工程と、前記
受信工程において受信した情報を表示する表示工程と、
前記表示工程において表示された情報に基づいて、前記
区画領域の使用を許可した場合には、前記情報識別媒体
の固有識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体
の使用期間を規定する使用開始日時情報及び使用終了日
時情報と入力する入力工程と、前記入力工程において入
力された前記固有識別情報、有効期限情報、使用開始日
時情報、及び使用終了日時情報を記憶する記憶工程と、
前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
限情報を読取る読取工程と、前記読取工程によって前記
情報識別媒体の情報が読取られた日時に対応した日時情
報を出力する出力工程と、前記読取工程で読取られた前
記識別情報及び有効期限情報が前記記憶工程において記
憶されているか否かを判断する第1判断工程と、前記第
1判断工程において、前記識別情報及び有効期限情報が
記憶されていた場合には、前記出力工程おいて出力され
た日時情報が前記使用開始情報と使用終了情報とで規定
される使用期間内であるか否かを判断する第2判断工程
と、前記第2判断工程において、前記使用期間内である
場合には、前記ドアを解錠する解錠工程と、を備えたこ
とを特徴とする入室管理方法が提供される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
入室管理システム及びこのシステムに適用される入室管
理方法の実施の形態について詳細に説明する。この入室
管理システムの入室とは、施設や建物への入場、施設及
び建物の中の部屋などの区画領域への入室などを含むも
のであり、この入室管理システムは、それぞれの区画領
域の入り口付近に設置されたデータ読取装置、これらの
データ読取装置を統括するホストコンピュータ、所定の
識別情報が予め記録された情報識別媒体などから構成さ
れている。
【0024】ここで、情報識別媒体としては、ICカー
ドや磁気カード等に代表されるIDカードがあり、情報
識別媒体に記憶されているデータを読取る読取手段とし
てのデータ読取装置としては、接触式、または非接触式
すなわち無線式のものがあるが、この実施の形態では、
無線式のICカードとデータ読取装置とを利用した入室
管理システムを例にとって説明する。
【0025】図1には、IDカードを利用した入室管理
システムの概略的な構成が示されている。図2には、図
1に示した入室管理システムを構成するデータ読取装置
10及びICカード50の概略的な構成が示されてい
る。
【0026】図1に示したように、この入室管理システ
ムは、情報識別媒体としてのICカード50に記録され
ているデータを読み出して各区画領域、例えば部屋の入
り口のドアに設けられた電気錠を制御する読取手段とし
てのデータ読取装置10、複数のデータ読取装置10を
統括するシステムネットワークコントローラ(以下、S
NWCと称する)20、及びこのSNWC20に接続さ
れて、各部屋におけるICカード50の所有者の入室を
管理するホストコンピュータ30などを有している。
【0027】また、ホストコンピュータ30には、所有
者の個人識別データやカードの有効期限データなどを記
憶させてICカード50を発行する発行装置40、及び
各部屋の利用を申請するための利用申請用コンピュータ
60が接続されている。
【0028】複数のデータ読取装置10とSNWC20
との間、及びSNWC20とホストコンピュータ30と
の間は、それぞれインターフェイスRS−422Aを介
して接続されている。また、ホストコンピュータ30と
発行装置40との間は、インターフェイスRS−232
Cを介して接続されている。さらに、ホストコンピュー
タ30と利用申請用コンピュータ60との間は、インタ
ーフェイスを介して接続されている。
【0029】図2に示したように、このICカード50
は、制御部として機能するCPU51、電源部52、記
憶部として機能するメモリ部53、及びデータを送受信
する送受信部54を備えている。
【0030】電源部52には、電池が備えられ、この電
池により、ICカード50を駆動するための電源が確保
されている。メモリ部53には、発行装置40により、
ICカード50の所有者が各部屋に入室可能であるか否
かを判定するために必要なデータ、例えば所有者名、所
有者ID番号などの所有者の個人識別データ、カードの
再発行情報を示す発行データ、カードが使用可能なシス
テムを識別するためのシステム識別データ、及びカード
の有効期限に対応した有効期限データなどが予め記憶さ
れている。
【0031】送受信部54は、データ読取装置10から
送信される所定周波数の無線電波を受信すると共にメモ
リ部53に記憶されているデータを無線電波に変換して
データ読取装置10側に送信する。
【0032】CPU51では、データ読取装置10から
送信された無線電波を送受信部54で受信することによ
り、メモリ部53に記憶されているデータをデータ読取
装置10側に送信すべきか否か、また、記憶されている
どのデータを送信すべきかが判断され、この判断結果に
基づいて送受信部54を制御する。
【0033】データ読取装置10は、電源部12、アン
テナ部16、入室判定部14、及び錠手段として機能す
る電気錠18を備え、各部屋のドアに設置されている電
源部12は、外部電源に接続され、この外部電源からデ
ータ読取装置10を駆動するための駆動電源が供給され
ている。
【0034】アンテナ部16は、例えばドアノブの近傍
に設置されている。データ読取装置10をドアに設置す
ることが困難な場合には、少なくともアンテナ部16が
ドアに設置されていればよい。
【0035】このアンテナ部16は、図2に示すよう
に、アンテナ配線16a及び表示部16bを含んでい
る。アンテナ部16のアンテナ配線16aは、例えば矩
形型の渦巻状の配線パターンに形成され、ドア内に埋設
されている。このアンテナ配線16aからは、ICカー
ド50に記録されているデータを読み出すために、短
波、中波などの無線電波が送信される。また、このアン
テナ配線16aでは、ICカード50側から送信された
データに対応する無線電波が受信される。アンテナ配線
16aから送信される無線電波は、設置されている場
所、すなわちドアノブの上部付近の所定領域内で常に発
生されていてもよいし、また、必要とされる時間だけ発
生されてもよい。
【0036】アンテナ部16の表示部16bには、デー
タ読取装置10に駆動電源が供給されている時に点灯す
る電源ランプ、データ読取装置10が故障した場合、或
いはドアが開放された状態に放置されている場合に点灯
する異常ランプ、ICカード所有者が入室できる場合に
点灯するOKランプ、ICカード所有者が入室できない
場合に点灯するNGランプ、及びカード所有者が暗証番
号を入力するためのキーボードなどが備えられている。
【0037】入室判定部14は、アンテナ部16及びホ
ストコンピュータ30に接続され、アンテナ部16で受
信されたICカード50に記録されているデータと、ホ
ストコンピュータ30で予め設定されたデータとを比較
して、そのICカード50の所有者が入室可能であるか
否かを判定する。
【0038】すなわち、入室可能なICカード所有者
は、予めホストコンピュータ30によって設定され、こ
の設定された所有者データ内に、ICカード50から読
み出された所有者データが存在する場合には、入室可能
であると判定する。一方、設定されている所有者データ
内に読み出された所有者データが存在しない場合には、
入室不可能であると判定する。
【0039】また、この入室判定部14は、データ読取
装置10が設置されているドアの電気錠18に対して、
判定結果に応じた電気錠制御出力を発生し、電気錠18
に転送する。
【0040】電気錠18は、通常は、施錠された状態で
あるが、入室判定部14から出力される電気錠制御出力
に基づいて解錠される。すなわち、入室判定部14でI
Cカード50の所有者が入室可能であると判定された場
合には、この入室判定部14から電気錠18に対して解
錠するような電気錠制御出力が出力される。そして、こ
の出力信号に基づいて、電気錠18は解錠され、カード
所有者がドアを開けることが可能となる。つまり、カー
ド所有者の入室が許可されたこととなる。
【0041】一方、入室判定部14により、ICカード
所有者が入室不可能であると判定された場合には、電気
錠18は、施錠状態に維持される。つまり、カード所有
者の入室が許可されなかったこととなる。
【0042】SNWC20は、複数のデータ読取装置1
0を統括するために備えられている。このSNWC20
は、例えば各フロア毎に設置され、1フロアの各部屋に
設置されたデータ読取装置10を統括する。
【0043】データ管理手段として機能するホストコン
ピュータ30は、図1に示すように制御手段として機能
するCPU31、データを入力する入力手段として機能
する入力装置32、入力されたデータなどを表示させる
表示手段として機能する表示装置33、及び入力された
データを記憶する記憶手段として機能するメモリ34を
有している。
【0044】図3は、ホストコンピュータに備えられた
メモリに確保されるデータ領域の構成を示す図である。
ホストコンピュータ30に備えられたメモリ34は、図
3に示したように、システムに共通したデータを記憶す
る共通データ領域34a、及び各データ読取装置10に
それぞれ対応して設けられ、各データ読取装置毎に設定
されたデータを記憶するデータ領域34bを有してい
る。
【0045】共通データ領域34aには、図4に示した
ように、カードが使用可能なシステムであるか否かを識
別するためのシステム識別データ、盗難または紛失した
カードの使用を無効にするための使用停止データ、及び
現在の日付及び時間を示す日時データなどが記憶されて
いる。
【0046】データ領域34bにおける各データ領域3
4−1、34−2、34−3…は、各部屋や施設などの
区画領域毎のドアにそれぞれ設けられた各データ読取装
置10に対応している。例えば、データ領域34−1
は、第1のデータ読取装置に対応して設けられ、第1の
データ読取装置が設けられた区画領域への入室を許可す
る個人のデータなどが記憶されている。
【0047】すなわち、図5に示したように、それぞれ
のデータ領域には、管理者側が入室を許可した利用申請
者、すなわち部屋の利用者が保持するカードの再発行情
報などを示すカード発行データ、利用者が本人であるか
否かを確認するためのカード毎に設定された暗証番号に
対応する暗証番号データ、利用者の通行可否、すなわち
利用申請者の入室の可否を判断するための個人通行可否
データ、及び利用者が利用を申請して入室を許可された
部屋や施設の利用可能時間帯を設定するための使用可能
開始データ及び使用可能終了データの使用期間データな
どが記憶されている。
【0048】ここで、申請者が利用を申請した日のみを
制限するように設定したい場合には、使用期間データ
は、日付データのみであってもよいし、管理者側がより
細かい入室管理設定を行いたい場合には、使用期間デー
タとして日付データとともに時間データを加えることが
可能である。この場合、申請者が部屋や施設を利用可能
となるのは、申請した日の特定の時間帯のみとなり、セ
キュリティ性を向上させることが可能となる。
【0049】ホストコンピュータ30では、オペレータ
により入室可能なICカード50の所有者データが設定
される。即ち、オペレータにより入力装置32を利用し
て各部屋に設置されたデータ読取装置10に対してその
部屋に入室可能なICカード50の所有者データ、例え
ば所有者の個人識別データ、使用可能開始データ及び使
用可能終了データの使用期間データなどが設定される。
【0050】ここで、各部屋ごとに設定された所有者デ
ータは、メモリ34のデータ領域34bにおける各デー
タ読取装置毎に割り当てられたデータ領域34−1,3
4−2…に記憶される。なお、メモリ34に記憶された
データは、ICカード50の所有者が所定の部屋に入退
室する期間だけ一時的にメモリ34に保存されるように
してもよい。
【0051】このメモリ34におけるデータ領域34b
毎に記憶された各部屋ごとのデータは、データ読取装置
10からの要求に対してそれぞれSNWC20を介して
対応する各部屋のデータ読取装置10の入室判定部14
に転送される。この転送されたデータは、各部屋におけ
るICカード所有者の入室の正当性、すなわち通行の可
否を判定するために利用される。
【0052】情報識別媒体発行手段として機能する発行
装置40には、図1に示すように、CPU41、ICカ
ード50に記憶させる必要な個人識別データや有効期限
データなどが入力される入力部42、入力部42で入力
されたデータなどが表示される表示部43、及び入力さ
れたデータをICカード側のメモリ部53に記憶させて
ICカード50を発行する発行部44が備えられてい
る。
【0053】この発行装置40では、まず、オペレータ
により入力部42を利用してICカード50の所有者
名、所有者ID番号などの個人識別データ、及び有効期
限データなどが入力される。この入力データは、表示部
43に表示され、オペレータがこの表示内容を確認した
後、表示内容が正確であれば入力部で入力されたデータ
が記憶されたICカード50の発行を指示する。
【0054】発行部44では、入力されたデータをIC
カード50のメモリ部53に記憶させ、この記憶内容が
正確であることを確認してICカード50が発行され
る。なお、この発行装置40における入力部42、及び
表示部43は、ホストコンピュータ30の入力装置3
2、及び表示装置33と同一であってもよい。
【0055】利用申請用コンピュータ60は、ホストコ
ンピュータ30に対して通信回線を介して接続され、ホ
ストコンピュータ30を管理している管理者側に対し
て、利用者が特定の部屋や施設を利用したい場合に入室
を申請するためのものである。この利用者申請用コンピ
ュータ60は、ネットワーク上で接続された別のコンピ
ュータを利用することも可能であり、例えば、部署単
位、あるいは外部の特定の顧客毎に設置されたコンピュ
ータを利用してもよい。
【0056】この利用申請用コンピュータ60では、ま
ず、利用申請者が申請用コンピュータ60を操作して、
申請者の個人識別データや利用したい施設または部屋、
及びこれらを利用したい日時データを入力して申請す
る。そして、この入力したデータをネットワークを介し
て、管理者側のホストコンピュータ30に転送する。
【0057】ホストコンピュータ30に転送されたデー
タは、管理者側で確認され、申請者の利用を許可すれ
ば、オペレータがホストコンピュータ30を操作して申
請者が利用したい施設、部屋などの利用許可データ、す
なわち申請者の個人識別データや使用期間データなどを
入力装置32を介して入力し、メモリ34の所定のデー
タ領域に登録する。
【0058】次に、図6に示したフローチャートを参照
して、入室管理システムの動作について詳細に説明す
る。まず、無線式のICカード50を所有する所有者
が、利用申請していた部屋または施設に出向き、例え
ば、ドアノブ60の近傍に設けられたデータ読取装置1
0のアンテナ部16にICカードを近づけると、ICカ
ード50の送受信部54では、データ読取装置10のア
ンテナ配線部16aから送信されている無線電波が受信
される。
【0059】そして、ICカード50のCPU51は、
送受信部54で受信した無線電波に基づいてメモリ部5
3に記憶されているデータを送信するべきか否かを判別
し、送信する場合には、メモリ部53に記憶されている
個人識別データ、システム識別データ、発行データ、及
び有効期限データを読み出して、送受信部54からデー
タ読取装置10側に送信するように制御する。この時、
送受信部54では、送信すべきデータを無線電波に変換
した後、送受信部54からこの無線電波が送信される。
【0060】ICカード50の送受信部54から送信さ
れた無線電波は、データ読取装置10のアンテナ配線1
6aで受信されることにより、受信された無線電波に基
づいてICカード50に記憶されているデータが読み取
られる(ST1)。
【0061】次に、入室判定部14において、まず、読
み出されたデータに基づいて、データを読み出したカー
ドが自システムのカードであるか否かが判断される(S
T2)。
【0062】すなわち、データ読取装置10の入室判定
部14は、ホストコンピュータ30に対して、ホストコ
ンピュータ30のメモリ34における共通データ領域に
記憶されている共通データを転送するように要求する。
【0063】ホストコンピュータ30では、オペレータ
により予め共通データ領域34aに設定された、システ
ム識別データ、使用停止データ、日時データなどの共通
データをメモリ34から呼び出し、必要なデータを要求
のあったデータ読取装置に転送する。
【0064】そして、カード側から読み出されたシステ
ム識別データが、メモリ34の共通データ領域34aに
記憶されているシステム識別データに一致するか否かが
判断される。
【0065】そして、ICカード50から読み出された
システム識別データに基づいて、自システムのデータで
はないと判断した場合、すなわちICカード50から読
み出したシステム識別データがホストコンピュータ30
側の共通データ領域34aに記憶されているシステム識
別データに該当しない場合には(ST2、N0)、入室
判定部14は、ICカード所有者の入室が不可能である
と判定し(ST12)、部屋への入室、すなわち通行を
許可しない。
【0066】そして、入室判定部14は、アンテナ部1
6の表示部16bにおける、NGランプを点灯させる。
また、このように入室が不可能であると判定された場合
には、電気錠18は、施錠された状態に維持されてい
る。
【0067】ICカード50から読み出されたシステム
識別データにより、ICカード50が自システムのもの
であると判断された場合には(ST2、YES)、続い
て、ICカード50の所有者の個人識別情報に対応した
個人識別データ、及び共通データ領域に記憶されている
必要な共通データが読み出される(ST3)。
【0068】すなわち、データ読取装置10の入室判定
部14は、ホストコンピュータ30に対して、そのデー
タ読取装置10が設置されている部屋に入室可能なIC
カード所有者の個人識別データ、及び必要な共通データ
を転送するように要求する。
【0069】ホストコンピュータ30では、オペレータ
により予め各部屋ごとの入室可能なICカード所有者の
個人識別データ、個人通行可否データ、及び使用期間デ
ータなどが設定されている。この設定された個人識別デ
ータは、ホストコンピュータ30のメモリ部34におけ
る各データ読取装置に対応して割り当てられたデータ領
域34b毎に個別に記憶されている。
【0070】また、メモリ部34における共通データ領
域には、先に参照したシステム識別データの他に、使用
停止データ、及び日時データが記憶されている。ホスト
コンピュータ30に対して各部屋の入室判定部14から
データの転送が要求された場合には、ホストコンピュー
タ30のCPU31は、メモリ部34に保存されている
データ内から該当するデータ領域を検索し、ホストコン
ピュータ30に対して要求したデータ読取装置、すなわ
ちカード所有者が出向いている部屋のドアに設けられた
データ読取装置の入室判定部14に、該当するデータを
転送する。
【0071】入室判定部14では、ホストコンピュータ
30から転送されたデータと、ICカード50から読み
出された個人データとを比較する。まず、ICカード5
0側から送信された発行データと、ホストコンピュータ
30側のメモリ34における所定のデータ領域34bに
記憶されているカード発行データとを比較する(ST
4)。
【0072】ICカード50の発行データとデータ領域
34bに記憶されているカード発行データとが同一であ
れば(ST4,YES)、続いて、ICカード50の有
効期限がチェックされる(ST5)。
【0073】ICカード50に記憶されている有効期限
データが共通データ領域34aの日時データを含んでい
れば、すなわち現在の日時がICカード50の有効期限
内であれば(ST5,YES)、続いて、ICカード5
0が使用停止であるか否かが判断される(ST6)。
【0074】すなわち、ICカード50が盗難もしくは
紛失などにより、使用停止の設定が成されている場合、
つまり共通データ領域34aの使用停止データに該当す
るICカード50の情報が含まれていれば、そのICカ
ード50の使用が停止されていることとなる。
【0075】ICカードが使用停止でなければ(ST
6,YES)、続いて、カード所有者の通行を許可する
か否かが判断される(ST7)。すなわち、データ領域
34bの個人通行可否データとして、管理者側が通行を
許可した個人のみを予め登録している。したがって、カ
ード所有者のデータが個人通行可否データに登録されて
いるか否かによって、カード所有者の通行を許可するか
否かが判断される。
【0076】そして、カード所有者の通行が可能と判断
された場合には(ST7,YES)、管理者側が通行を
許可している日時が判断される(ST8)。すなわち、
データ領域34bの使用期間データとして、使用可能開
始データ及び使用可能終了データが、管理者側によって
予め設定されている。この使用期間データは、管理者側
がたとえ通行を許可したカード所有者であっても、特定
の部屋への入室を許可する日時及び時間を制限するため
に設定するものである。したがって、ST7において、
カード所有者の通行が許可されても、管理者側は、カー
ド所有者の特定の時間帯以外の入室を制限することが可
能となる。
【0077】そして、カード所有者が所定の部屋に出向
いてICカード50による入室判定をしている日時が、
データ領域に記憶されている使用可能開始データ及び使
用可能終了データで設定される使用期間内であると判断
された場合には(ST8,YES)、データ読取装置1
0の入室判定部14は、カード所有者に対して暗証番号
の入力を要求する(ST9)。
【0078】そして、入室判定部14は、カード所有者
によって入力された暗証番号が正しいか否かを判断する
(ST10)。すなわち、カード所有者によって入力さ
れた暗証番号が、データ領域に予め記憶されている暗証
番号データに一致するか否かが判断される。そして、暗
証番号が正しいと判断された場合には(ST11)、カ
ード所有者の通行が許可される。
【0079】そして、入室判定部14からは、ドアに設
けられた電気錠18に対して解錠を指示する制御信号が
出力され、電気錠18が解錠される。そして、アンテナ
部16の表示部16bにおけるOKランプを点灯させ
る。
【0080】一方、ST5乃至ST8、及びST10の
いずれかの条件を満たしていない場合、すなわちカード
所有者の通行を許可せずに部屋への入室が不可能である
と判断された場合には、アンテナ部16の表示部16b
における、NGランプを点灯させる。また、このように
入室が不可能であると判定された場合には、電気錠18
は、施錠された状態に維持されている。
【0081】上述したような入室管理システムの動作に
より、ドアに設けられた電気錠18の施錠/解錠が自動
的に実行される。すなわち、ICカード所有者がICカ
ードをドアノブ60の近傍のアンテナ部16にかざした
時点で、図6に示したようなフローチャートに基づいて
データ読取装置14において、電気錠18の施錠状態を
維持するか、または解錠が可能であるかが判定されてい
る。解錠と判定された場合には、電気錠18が解錠さ
れ、ドアノブ60を回したときにドアを開けることがで
きる。一方、施錠と判定された場合には、電気錠18の
施錠が維持され、ICカード所有者がドアノブ60を回
してもドアを開けることができない。
【0082】また、管理者側の都合により、または申請
者の都合により、利用申請している時間帯を変更したい
場合には、オペレータは、ホストコンピュータ30を操
作して、該当する申請者のデータのうちの使用期間デー
タ、すなわち使用可能開始データ及び使用可能終了デー
タのみを変更するだけでよい。
【0083】以上説明したように、この入室管理システ
ム及びこのシステムに適用される入室管理方法によれ
ば、まず、施設や部屋などを利用したい利用希望者が、
これらを管理している管理者側に利用を申請した場合、
管理者側により、利用希望者の利用、すなわち入室を許
可するか否かが判断される。
【0084】そして、管理者側がホストコンピュータを
操作して、利用希望者の個人識別データ、利用希望者が
所有するIDカードの識別データ、及び利用希望者が申
請したまたは管理者側が許可した利用日または利用時間
帯を規定するための使用期間データ、すなわち使用可能
開始データ及び使用可能終了データを設定し、メモリに
おいて施設や部屋毎に割り当てられた所定のデータ領域
にこれらのデータを記憶させる。
【0085】そして、利用申請していた当日に申請者が
利用したい施設や部屋に出向き、IDカードを利用して
入室判定処理を実行する。この入室判定処理により、申
請者の入室の可否が判定される。
【0086】つまり、カードを所有する所有者の通行可
能にする日時データについて、個人毎にデータを対応さ
せることとし、その使用開始データ及び終了データを個
人毎に設定し、ホストコンピュータに登録することによ
り、使用可能日以前にカードを発行し、データをホスト
コンピュータに登録しても、使用可能日にならない限
り、カード所有者の通行を許可しないシステムを構築す
ることができる。
【0087】この場合、利用可能日以前に一度登録して
おけば、使用可能データで規定される期限が切れた時点
で、端末機としてのデータ読取装置側で入室を阻止でい
る。すなわち、カード所有者の通行を不可とすることが
できる。再度、使用したい場合には、あるいは設定を変
更したい場合には、日時データを変更して登録すること
により、従来のように毎日データを更新する必要がな
く、システムに与える負荷、及びこのシステムを管理し
ている管理者側の負担を軽減することが可能となる。
【0088】このように、この発明では、従来、鍵とし
て渡していたIDカードが期限内、すなわち端末機に通
行可能な情報を登録した時点から、常に有効であるのと
は異なり、管理者側が許可した期間のみ鍵として使用可
能となる。
【0089】このような設定をカードの有効期限内に、
申請者からの利用申請があった場合のみ行うことによ
り、有効期限内の不正な利用に対してより高いセキュリ
ティレベルをシステムに大きな負担をかけることなく実
現することができる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、セキュリティ性を向上させるとともに、システムの
負担を軽減できる入室管理システム及びこのシステムに
適用される入室管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明に係る入室管理システムの全
体的な構成を概略的に示すブロック図である。
【図2】図2は、図1に示した入室管理システムにおけ
るデータ読取装置及びICカードの構成を概略的に示す
ブロック図である。
【図3】図3は、図1に示したホストコンピュータに含
まれるメモリのデータ領域を概略的に示す図である。
【図4】図4は、図3に示したメモリのうちの共通デー
タ領域に記憶されるデータの一例を示す図である。
【図5】図5は、図3に示したメモリのうちのデータ領
域に記憶されるデータの一例を示す図である。
【図6】図6は、この発明の入室管理システムにおける
解錠/施錠動作のフローチャートである。
【符号の説明】
10…データ読取装置 14…入室判定部 18…電気錠 20…システムネットワークコントローラ 30…ホストコンピュータ 31…CPU 32…入力装置 33…表示装置 34…メモリ 34a…共通データ領域 34b…データ領域 40…発行装置 50…ICカード 51…CPU 52…電源部 53…メモリ部 54…送受信部 60…利用申請用コンピュータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】区画領域の入口に設けられたドアの施錠及
    び解錠を管理する入室管理システムであって、 固有の識別情報及び有効期限情報を記憶している情報識
    別媒体と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取手段と、 前記情報識別媒体の固有識別情報及び有効期限情報と、
    前記情報識別媒体の使用期間を規定する使用期間情報と
    を設定する設定手段と、 前記ドアに設けられ、ドアを施錠及び解錠する錠手段
    と、 前記読取手段によって読取られた前記識別情報及び有効
    期限情報が前記設定手段によって設定されているか否か
    を判断するとともに、前記識別情報及び有効期限情報が
    設定されていた場合には、前記情報識別媒体の情報を読
    取った時点が前記設定手段に設定されている前記使用期
    間内である場合に前記錠手段を解錠するように制御する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする入室管理システム。
  2. 【請求項2】区画領域の入口に設けられたドアの施錠及
    び解錠を管理する入室管理システムであって、 固有の識別情報及び有効期限情報を記憶している情報識
    別媒体と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取手段と、 前記情報識別媒体の固有識別情報及び有効期限情報と、
    前記情報識別媒体の使用期間を規定する使用開始情報及
    び使用終了情報とを設定する設定手段と、 前記ドアに設けられ、ドアを施錠及び解錠する錠手段
    と、 前記読取手段によって読取られた前記識別情報及び有効
    期限情報が前記設定手段によって設定されているか否か
    を判断するとともに、前記識別情報及び有効期限情報が
    設定されていた場合には、前記情報識別媒体の情報を読
    取った時点が前記使用開始情報と使用終了情報とで規定
    される使用期間内である場合に前記錠手段を解錠するよ
    うに制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする入室管理システム。
  3. 【請求項3】区画領域の入口に設けられたドアの施錠及
    び解錠を管理する入室管理システムであって、 固有の識別情報及び有効期限情報を記憶している情報識
    別媒体と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取手段と、 前記情報識別媒体の固有識別情報及び有効期限情報と、
    前記情報識別媒体の使用期間を規定する使用開始情報及
    び使用終了情報と入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記固有識別情報、有
    効期限情報、使用開始情報、及び使用終了情報を記憶す
    る記憶手段と、 前記ドアに設けられ、ドアを施錠及び解錠する錠手段
    と、 前記読取手段によって読取られた前記識別情報及び有効
    期限情報と、前記記憶手段に記憶されている前記情報と
    を照合するとともに、前記識別情報及び有効期限情報が
    前記記憶手段に記憶されていた場合には、前記情報識別
    媒体の情報を読取った時点が前記記憶手段に記憶されて
    いる使用開始情報と使用終了情報とで規定される使用期
    間内である場合に前記錠手段を解錠するように制御する
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする入室管理システム。
  4. 【請求項4】固有の識別情報及び有効期限情報を記憶し
    ている情報識別媒体と、区画領域の入口に設けられたド
    アの施錠及び解錠を管理する管理手段とを備えた入室管
    理システムであって、 前記管理手段は、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取手段と、 前記情報識別媒体の固有識別情報及び有効期限情報と、
    前記情報識別媒体の使用期間を規定する使用開始日時情
    報及び使用終了日時情報と入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記固有識別情報、有
    効期限情報、使用開始日時情報、及び使用終了日時情報
    を記憶する記憶手段と、 前記ドアに設けられ、ドアを施錠及び解錠する錠手段
    と、 前記読取手段によって前記情報識別媒体の情報が読取ら
    れた日時に対応した日時情報を出力する出力手段と、 前記読取手段によって読取られた前記識別情報及び有効
    期限情報と、前記記憶手段に記憶されている前記情報と
    を照合するとともに、前記識別情報及び有効期限情報が
    前記記憶手段に記憶されていた場合には、前記出力手段
    によって出力された日時情報が前記記憶手段に記憶され
    ている使用開始日時情報と使用終了日時情報とで規定さ
    れる使用期間内である場合に前記錠手段を解錠するよう
    に制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする入室管理システム。
  5. 【請求項5】固有の識別情報及び有効期限情報を記憶し
    ている情報識別媒体と、区画領域の入口に設けられたド
    アの施錠及び解錠を管理する管理手段と、前記区画領域
    の使用を申請する申請手段と、を備えた入室管理システ
    ムであって、 前記申請手段は、 前記区画領域を使用する日時に対応した日時情報、及び
    前記情報識別媒体の固有の識別情報を登録する登録手段
    と、 前記登録手段によって登録された前記情報を前記管理手
    段に転送する転送手段と、を備え、 前記管理手段は、 前記申請手段における前記転送手段から転送された前記
    情報を受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信した情報に基づいて、前記区
    画領域の使用を許可した場合には、前記情報識別媒体の
    固有識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体の
    使用期間を規定する使用開始日時情報及び使用終了日時
    情報と入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記固有識別情報、有
    効期限情報、使用開始日時情報、及び使用終了日時情報
    を記憶する記憶手段と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取手段と、 前記ドアに設けられ、ドアを施錠及び解錠する錠手段
    と、 前記読取手段によって読取られた前記識別情報及び有効
    期限情報と、前記記憶手段に記憶されている前記情報と
    を照合するとともに、前記識別情報及び有効期限情報が
    前記記憶手段に記憶されていた場合には、前記読取手段
    によって前記情報識別媒体の情報を読取った時点が前記
    記憶手段に記憶されている使用開始日時情報と使用終了
    日時情報とで規定される使用期間内である場合に前記錠
    手段を解錠するように制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする入室管理システム。
  6. 【請求項6】固有の識別情報及び有効期限情報を記憶し
    ている情報識別媒体と、区画領域の入口に設けられたド
    アの施錠及び解錠を管理する管理手段と、前記区画領域
    の使用を申請する申請手段と、を備えた入室管理システ
    ムであって、 前記申請手段は、 前記区画領域を使用する日時に対応した日時情報、及び
    前記情報識別媒体の固有の識別情報を登録する登録手段
    と、 前記登録手段によって登録された前記情報を前記管理手
    段に転送する転送手段と、を備え、 前記管理手段は、 前記申請手段における前記転送手段から転送された前記
    情報を受信する受信手段と、 前記受信手段によって受信した情報を表示する表示手段
    と、 前記表示手段によって表示される情報に基づいて、前記
    区画領域の使用を許可した場合には、前記情報識別媒体
    の固有識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体
    の使用期間を規定する使用開始日時情報及び使用終了日
    時情報と入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力された前記固有識別情報、有
    効期限情報、使用開始日時情報、及び使用終了日時情報
    を記憶する記憶手段と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取手段と、 前記ドアに設けられ、ドアを施錠及び解錠する錠手段
    と、 前記読取手段によって前記情報識別媒体の情報が読取ら
    れた日時に対応した日時情報を出力する出力手段と、 前記読取手段によって読取られた前記識別情報及び有効
    期限情報と、前記記憶手段に記憶されている前記情報と
    を照合するとともに、前記識別情報及び有効期限情報が
    前記記憶手段に記憶されていた場合には、前記出力手段
    によって出力された日時情報が前記記憶手段に記憶され
    ている使用開始日時情報と使用終了日時情報とで規定さ
    れる使用期間内である場合に前記錠手段を解錠するよう
    に制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする入室管理システム。
  7. 【請求項7】固有の識別情報及び有効期限情報を記憶し
    ている情報識別媒体と、区画領域の入口に設けられたド
    アの施錠及び解錠を管理する管理手段とを備えた入室管
    理システムに適用される入室管理方法であって、 前記管理手段において、前記情報識別媒体の固有識別情
    報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体の使用期間を
    規定する使用期間情報とを設定する設定工程と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取工程と、 前記読取工程で読取られた前記識別情報及び有効期限情
    報が前記設定工程において設定されているか否かを判断
    する第1判断工程と、 前記第1判断工程において、前記識別情報及び有効期限
    情報が設定されていた場合には、前記情報識別媒体の情
    報を読取った時点が前記設定工程で設定されているか否
    かを判断する第2判断工程と、 前記第2判断工程において、前記使用期間内である場合
    には、前記ドアを解錠する解錠工程と、 を備えたことを特徴とする入室管理方法。
  8. 【請求項8】固有の識別情報及び有効期限情報を記憶し
    ている情報識別媒体と、区画領域の入口に設けられたド
    アの施錠及び解錠を管理する管理手段とを備えた入室管
    理システムに適用される入室管理方法であって、 前記管理手段において、前記情報識別媒体の固有識別情
    報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体の使用期間を
    規定する使用開始情報及び使用終了情報とを設定する設
    定工程と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取工程と、 前記読取工程で読取られた前記識別情報及び有効期限情
    報が前記設定工程において設定されているか否かを判断
    する第1判断工程と、 前記第1判断工程において、前記識別情報及び有効期限
    情報が設定されていた場合には、前記情報識別媒体の情
    報を読取った時点が前記設定工程で設定された前記使用
    開始情報と使用終了情報とで規定される使用期間内であ
    るか否かを判断する第2判断工程と、 前記第2判断工程において、前記使用期間内である場合
    には、前記ドアを解錠する解錠工程と、 を備えたことを特徴とする入室管理方法。
  9. 【請求項9】固有の識別情報及び有効期限情報を記憶し
    ている情報識別媒体と、区画領域の入口に設けられたド
    アの施錠及び解錠を管理する管理手段とを備えた入室管
    理システムに適用される入室管理方法であって、 前記管理手段において、前記情報識別媒体の固有識別情
    報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体の使用期間を
    規定する使用開始情報及び使用終了情報とを入力する入
    力工程と、 前記入力工程で入力された前記固有識別情報、有効期限
    情報、使用開始情報、及び使用終了情報を記憶する記憶
    工程と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取工程と、 前記読取工程で読取られた前記識別情報及び有効期限情
    報が前記記憶工程において記憶されているか否かを判断
    する第1判断工程と、 前記第1判断工程において、前記識別情報及び有効期限
    情報が記憶されていた場合には、前記情報識別媒体の情
    報を読取った時点が前記使用開始情報と使用終了情報と
    で規定される使用期間内であるか否かを判断する第2判
    断工程と、 前記第2判断工程において、前記使用期間内である場合
    には、前記ドアを解錠する解錠工程と、 を備えたことを特徴とする入室管理方法。
  10. 【請求項10】固有の識別情報及び有効期限情報を記憶
    している情報識別媒体と、区画領域の入口に設けられた
    ドアの施錠及び解錠を管理する管理手段とを備えた入室
    管理システムに適用される入室管理方法であって、 前記管理手段において、前記情報識別媒体の固有識別情
    報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体の使用期間を
    規定する使用開始日時情報及び使用終了日時情報とを入
    力する入力工程と、 前記入力工程で入力された前記固有識別情報、有効期限
    情報、使用開始日時情報、及び使用終了日時情報を記憶
    する記憶工程と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取工程と、 前記読取工程によって前記情報識別媒体の情報が読取ら
    れた日時に対応した日時情報を出力する出力工程と、 前記読取工程で読取られた前記識別情報及び有効期限情
    報が前記記憶工程において記憶されているか否かを判断
    する第1判断工程と、 前記第1判断工程において、前記識別情報及び有効期限
    情報が記憶されていた場合には、前記出力工程おいて出
    力された日時情報が前記使用開始情報と使用終了情報と
    で規定される使用期間内であるか否かを判断する第2判
    断工程と、 前記第2判断工程において、前記使用期間内である場合
    には、前記ドアを解錠する解錠工程と、 を備えたことを特徴とする入室管理方法。
  11. 【請求項11】固有の識別情報及び有効期限情報を記憶
    している情報識別媒体と、区画領域の入口に設けられた
    ドアの施錠及び解錠を管理する管理手段と、前記区画領
    域の使用を申請する申請手段と、を備えた入室管理シス
    テムに適用される入室管理方法であって、 前記区画領域を使用する日時に対応した日時情報、及び
    前記情報識別媒体の固有の識別情報を登録する登録工程
    と、 前記登録工程において登録された前記情報を前記管理手
    段に転送する転送工程と、 前記転送工程において転送された前記情報を受信する受
    信工程と、 前記受信工程において受信した情報に基づいて、前記区
    画領域の使用を許可した場合には、前記情報識別媒体の
    固有識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体の
    使用期間を規定する使用開始日時情報及び使用終了日時
    情報と入力する入力工程と、 前記入力工程において入力された前記固有識別情報、有
    効期限情報、使用開始日時情報、及び使用終了日時情報
    を記憶する記憶工程と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取工程と、 前記読取工程で読取られた前記識別情報及び有効期限情
    報が前記記憶工程において記憶されているか否かを判断
    する第1判断工程と、 前記第1判断工程において、前記識別情報及び有効期限
    情報が記憶されていた場合には、前記読取工程において
    前記情報識別媒体の情報が読取られた時点が前記使用開
    始情報と使用終了情報とで規定される使用期間内である
    か否かを判断する第2判断工程と、 前記第2判断工程において、前記使用期間内である場合
    には、前記ドアを解錠する解錠工程と、 を備えたことを特徴とする入室管理方法。
  12. 【請求項12】固有の識別情報及び有効期限情報を記憶
    している情報識別媒体と、区画領域の入口に設けられた
    ドアの施錠及び解錠を管理する管理手段と、前記区画領
    域の使用を申請する申請手段と、を備えた入室管理シス
    テムに適用される入室管理方法であって、 前記区画領域を使用する日時に対応した日時情報、及び
    前記情報識別媒体の固有の識別情報を登録する登録工程
    と、 前記登録工程において登録された前記情報を前記管理手
    段に転送する転送工程と、 前記転送工程において転送された前記情報を受信する受
    信工程と、 前記受信工程において受信した情報を表示する表示工程
    と、 前記表示工程において表示された情報に基づいて、前記
    区画領域の使用を許可した場合には、前記情報識別媒体
    の固有識別情報及び有効期限情報と、前記情報識別媒体
    の使用期間を規定する使用開始日時情報及び使用終了日
    時情報と入力する入力工程と、 前記入力工程において入力された前記固有識別情報、有
    効期限情報、使用開始日時情報、及び使用終了日時情報
    を記憶する記憶工程と、 前記情報識別媒体に記憶されている識別情報及び有効期
    限情報を読取る読取工程と、 前記読取工程によって前記情報識別媒体の情報が読取ら
    れた日時に対応した日時情報を出力する出力工程と、 前記読取工程で読取られた前記識別情報及び有効期限情
    報が前記記憶工程において記憶されているか否かを判断
    する第1判断工程と、 前記第1判断工程において、前記識別情報及び有効期限
    情報が記憶されていた場合には、前記出力工程おいて出
    力された日時情報が前記使用開始情報と使用終了情報と
    で規定される使用期間内であるか否かを判断する第2判
    断工程と、 前記第2判断工程において、前記使用期間内である場合
    には、前記ドアを解錠する解錠工程と、 を備えたことを特徴とする入室管理方法。
JP8524697A 1997-04-03 1997-04-03 入室管理システム Pending JPH10280754A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8524697A JPH10280754A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 入室管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8524697A JPH10280754A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 入室管理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10280754A true JPH10280754A (ja) 1998-10-20

Family

ID=13853222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8524697A Pending JPH10280754A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 入室管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10280754A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002201837A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 個人識別装置
JP2004190451A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Token Corp 電子錠
JP2005056192A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Seiko Precision Inc 携帯端末を組合せて用いた多機能スキャナシステム
JP2006089915A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Itoki Corp 金庫システム及び認証キー
JP2006139596A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Kddi Corp 情報伝達システムおよび情報管理装置
JP2006161344A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Nissan Motor Co Ltd 立入管理装置および立入管理方法
JP2007500885A (ja) * 2003-07-18 2007-01-18 コアストリート、 リミテッド 所定の区域へのアクセスの制御
US7337469B2 (en) 2000-08-31 2008-02-26 Alpha Corporation Method and system for unlocking doorway
JP2008242514A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Yamatake Corp 入退室管理装置および方法
JP2016004511A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 株式会社イトーキ 会議室予約システム

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7337469B2 (en) 2000-08-31 2008-02-26 Alpha Corporation Method and system for unlocking doorway
JP2002201837A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 個人識別装置
JP2004190451A (ja) * 2002-12-13 2004-07-08 Token Corp 電子錠
JP2007500885A (ja) * 2003-07-18 2007-01-18 コアストリート、 リミテッド 所定の区域へのアクセスの制御
JP2005056192A (ja) * 2003-08-05 2005-03-03 Seiko Precision Inc 携帯端末を組合せて用いた多機能スキャナシステム
JP4563007B2 (ja) * 2003-08-05 2010-10-13 セイコープレシジョン株式会社 携帯端末を組合せて用いた多機能スキャナシステム
JP2006089915A (ja) * 2004-09-21 2006-04-06 Itoki Corp 金庫システム及び認証キー
JP4519590B2 (ja) * 2004-09-21 2010-08-04 株式会社イトーキ 金庫システム及び認証キー
JP2006139596A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Kddi Corp 情報伝達システムおよび情報管理装置
JP4597639B2 (ja) * 2004-11-12 2010-12-15 Kddi株式会社 情報伝達システム
JP2006161344A (ja) * 2004-12-06 2006-06-22 Nissan Motor Co Ltd 立入管理装置および立入管理方法
JP2008242514A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Yamatake Corp 入退室管理装置および方法
JP2016004511A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 株式会社イトーキ 会議室予約システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100384948B1 (ko) 지문인식 전자카드키, 도어개폐장치와 전자카드키 관리시스템 및 그를 이용한 출입통제방법
KR102085975B1 (ko) 도어락 정보 관리 시스템 및 그 구동방법
JP2004528655A (ja) 周波数方式
JP2003343133A (ja) デジタル鍵システムと装置
JPH10246043A (ja) 建造物の錠装置
JPH10280754A (ja) 入室管理システム
JP2004355318A (ja) コンピュータ利用管理システム、コンピュータ利用管理方法、視聴覚機器利用管理システムおよび視聴覚機器利用管理方法
JP2019085761A (ja) 開閉制御システム
JPH1054166A (ja) 鍵管理方式
JP2005139644A (ja) 鍵情報配信システム
JP2002123588A (ja) 施設予約利用システム
JPH08110923A (ja) Icカードを用いた施設利用管理システム
JP2003064917A (ja) 施錠管理システム
US20060088192A1 (en) Identification system
JP4795165B2 (ja) 鍵管理機用サーバ、鍵管理機、及び鍵管理システム
JP4024540B2 (ja) 入退室管理装置
JPH04238979A (ja) 入退出管理装置
JP4546292B2 (ja) カードロックシステム
JP2001175905A (ja) 入退室システムに用いられる入室方法と退室方法
JP2004070542A (ja) 入退場管理システムおよび方法
JP3802378B2 (ja) ワイヤレス照合システムおよびワイヤレス照合方法
US20050047599A1 (en) Electronic key information system
JP5215007B2 (ja) 出入管理システム
JP4532961B2 (ja) 出入管理システム
US20230072114A1 (en) Access control system and a method therein for handling access to an access-restricted physical resource