JP4562799B2 - 現場状況検査システム、これに用いる携帯情報端末・印刷装置、及び印刷装置 - Google Patents

現場状況検査システム、これに用いる携帯情報端末・印刷装置、及び印刷装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、各種建築構造物の出来栄え検査及び仕上がり検査等の竣工検査情報を協力業者にネットワークを介して送信して是正工事等を行わせるための現場状況検査システム、これに用いる情報携帯端末・印刷装置、及び印刷装置に関するものである。
従来の竣工検査は、建設施工現場において完成した建物が計画どおりに施工されているかどうか、更には、建て主及び顧客等の施主に引き渡す前に技術的にも見た目にも満足のいくものであるかどうかを検査するために行うものである。即ち、工事の施工者及び設計管理者が、設計図書施工マニュアル、事業者仕様書、販売用パンフレット、建築基準法及び消防団法等に合った出来栄えであるかを人為的に検査確認している。
この場合、竣工検査の際に、被検査対象物を目視にて検査し、不具合位置(箇所)を発見すると、その不具合位置を指摘するためにマスキングテープを不具合位置の部位近傍に貼り付け、後日、是正担当業者が不具合位置の是正工事を行うときに、その不具合位置を速やかに識別できるようにしている。
また、不具合位置を指摘するためのマスキングテープは、例えば、ハンドラベラー(後述の特許文献1を参照)や電子式ハンドラベラー(後述の特許文献2を参照)によって作製することができる。
また、検査現場に持参した検査シートに、対象となる部屋名、部位名及び不具合位置の状況等の情報を記入し、全住戸及び全部屋の検査が終了した後に、現場事務所に持ち帰った検査シートの情報を職種別(例えば、壁又はクロス毎)に整理し、更に、業者リストから是正工事担当業者を選別して、書面にて各担当業者に是正工事を依頼している。
各担当業者は、是正工事の依頼を受けた後に、現場の不具合位置の是正工事を行い、その工事の結果を工事施工者及び設計管理者が再度検査して是正工事の終了を確認し、最終的な顧客(施主及び発注者等)の検査に備えている。
しかしながら、これらの一連の検査業務は、過去長年に亘って依然として上記した方法で行われており、全て手作業で(人為的に)行われているために、多大の労力と時間とを要しているのが実情である。このため、以下に述べる主に(a)〜(g)の欠点を解消することができない。
(a)検査方法が全て手作業であるために、作業に内容的及び時間的な個人差が生じ易い。
(b)是正工事が必要な不具合位置の部位近傍に貼り付けるマスキングテープ(検査シール)は、是正すべき不具合箇所のある位置を担当業者等の他者に認識させる機能は有するが、不具合位置を特定すること以外の情報を表示することができない。従って、このマスキングテープだけでは、不具合位置をどのように是正すべきかについての情報を他者に明確に伝えることができない。
(c)このマスキングテープに代えて、是正情報をある程度表示できる紙片等を用いる場合でも、現場において是正情報をペン等により紙片に記入する必要がある。そして、紙片に是正情報を印刷して表示する際には、例えば、是正情報を入力したパーソナルコンピューターを用いて、その是正情報をプリンターで打ち出すことが考えられるが、現場から離れた場所に配したパーソナルコンピューターを用いる必要があるので、現場で不具合位置を見つけた時にその場で即座に紙片(検査シート)を貼り付けることができない。
(d)不具合位置の是正内容の伝達は、一般に、是正内容を検査担当者が記入した検査シートを介して行われるが、この検査シートの記入に個人差やばらつき等が生じ易く、記入事項が不鮮明となり、判読に苦労することがある。このため、是正内容情報が他者に正確に伝わり難いだけでなく、誤って伝わるおそれもある。
(e)ほとんどの場合、現場における検査シートへの記入作業は、筆記板の上に載せた検査シートに検査員が立ったままの姿勢で行われるが、現場においては足場が悪くて不安定であることが多い。このため、検査シートへの記入はそれ程容易ではなく、多くの時間を要している。
(f)検査シールと検査シートとは関連性がないので、検査後に対応させようとしても不具合位置を速やかに特定するのが難しい。
(g)是正を依頼された業者は、1度現場に赴いて不具合位置を目視してから、是正に必要な材料等を準備して再び現場に戻り、是正工事を行うことになるので、是正工事に手間や時間がかかってしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、現場情報を他者に的確かつ速やかに伝達でき、是正工事等の適格化、的確化及び迅速化を実現できる現場状況検査システム、これに用いる情報携帯端末・印刷装置、及び印刷装置を提供することにある。
即ち、本発明は、現場状況の検査データの入力及びこの入力された検査データの送信が可能な携帯情報端末と、前記携帯情報端末からの前記検査データを印刷する印刷手段と、前記携帯情報端末から送信される前記検査データを受信して前記現場状況に応じた情報に編集する第1のコンピューターと、この第1のコンピューターからの前記編集情報を受信する第2のコンピューターとを有し、前記携帯情報端末と前記第1のコンピューターとが、及び前記第1のコンピューターと前記第2のコンピューターとがそれぞれ通信回線を介して相互に送受信可能に構成され、前記第2のコンピューターでの前記編集情報に対応して前記現場状況の是正が行われる現場状況検査システムであって、
前記携帯情報端末と前記印刷手段とが、互いに分離して配置されると共に相互に接続 されてなる携帯情報端末・印刷装置を具備する
現場状況検査システム(以下、本発明の現場状況検査システムと称する。)に係わるものである。
本発明はまた、本発明の現場状況検査システムに用いられ、前記携帯情報端末と前記印刷手段とが、互いに分離して配置されると共に相互に接続されてなる携帯情報端末・印刷装置に係わるものである。
本発明はまた、本発明の現場状況検査システムに用いられ、
前記携帯情報端末に対し分離して配置されると共に相互に接続され、
前記印刷手段に内蔵のプリンターの内蔵位置より後方位置において前記印刷手段に把 持部を有し、前記印刷手段の前端位置において前記印刷手段からの印刷物を被押圧面に 押圧しながら分離・移行させるように構成し、前記把持部による前方への押圧力作用位 置が、前記被押圧面に対する前記印刷手段の押圧位置又はその近傍に存在するように、 前記把持部による押圧方向と前記被押圧面とがほぼ直交している
印刷装置も提供するものである。
本発明によれば、前記携帯情報端末と、前記印刷手段と、前記第1のコンピューターと、前記第2のコンピューターとを有し、前記携帯情報端末と前記第1のコンピューターとが、及び前記第1のコンピューターと前記第2のコンピューターとがそれぞれ通信回線を介して相互に送受信可能に構成され、前記第2のコンピューターでの前記編集情報に対応して前記現場状況の是正が行われる現場状況検査システムを用いているので、以下に示す主に(A)〜(F)の作用効果を奏することができる。
(A)現場での検査結果をデータ入力及びコンピューター処理しているので、その検査を画一的に行うことができ、検査作業において内容的及び時間的な個人差が生じ難くなる。従って、検査結果に客観性があると共に、是正作業における費用の削減をはじめ、工期の短縮化、迅速化及び的確化を実現することができる。特に、検査結果に基づいて、是正に使う資材の数量、見積、スタッフの手配等や、工程、スケジュールの計画、立案を速やかに行うことができる。
(B)前記携帯情報端末からの検査データを前記印刷手段によって印刷しているので、この印刷物は情報伝達機能を有することになり、不具合箇所のある位置の近傍に貼り付ければ、詳しい検査内容を現場において明確かつ速やかに把握することができる。
(C)マスキングテープや検査シートを検査現場に持参して不安定な環境下でテープの切断や貼り付け及び検査シートへの記入を行う必要がないために、検査作業とその結果の表示を容易かつ安定して行うことができる。
(D)前記印刷物に検査情報を印刷してこれを不具合位置の近傍に貼り付けると、上述した検査シールと検査シートの両機能を兼用させること(即ち、これらの情報源を同一にすること)ができるため、情報の食い違いが生じ難い。従って、是正工事の際に是正指摘箇所の発見及び是正内容の確認が容易かつ正確になり、また、他者へ伝達すべき是正内容が前記通信回線(ネットワーク)を介して相互に送受信でき、共有できるように構成しているので、情報の伝達を的確かつ迅速にリアルタイムで行うことができる。このため、是正業者は現場での検査情報に即座に対応して是正工事を行うことができる。
(E)前記携帯情報端末と前記印刷手段とが互いに分離した状態で相互に接続されているために、前記携帯情報端末及び前記印刷手段を作業者自身(例えば腕部や腰部)に取り付けて用いることができ、作業が容易になると共に、故障時等においても良品との交換を容易に行うことができる。
(F)前記印刷装置において、前記プリンターの内蔵位置より後方位置において前記印刷手段に把持部を有し、この把持部による前方への押圧力作用位置が、前記印刷手段による被押圧面に対する押圧位置又はその近傍に存在するように、押圧方向と被押圧面とをほぼ直交させているために、押圧時の前記印刷手段の姿勢が安定となって被押圧面に対する印刷物の貼り付け作業を容易かつ確実に行うことができる。
本発明の実施の形態による現場状況検査システムの要部の概略構成図である。 同、携帯情報端末の印刷装置(ラベラー)の平面図(a)及び一部断面側面図(b)である。 同、ネットワークシステムの構成図である。 同、ネットワークシステムの送受信関係を示す図である。 同、ホストコンピューターの機能ブロック図(a)、検査員側の携帯情報端末の機能ブロック図(b)及び協力業者側のコンピューターの機能ブロック図(c)である。 同、携帯情報端末の使用状況の一例を示す斜視図である。 同、携帯情報端末の表示部を例示する正面図である。 同、印刷装置の動作を示すフローチャートである。 同、印刷装置の動作を行うブロック回路図である。
本発明においては、前記携帯情報端末又は前記印刷手段を故障等の理由で個別に交換する必要が生じた場合に、その交換作業を容易にするためには、前記携帯情報端末と前記印刷手段とが着脱可能なケーブルによって接続されているのが望ましい。
また、不具合位置(箇所)の詳しい検査内容を現場において速やかに把握し、それを通信回線を介して送信するためには、前記携帯情報端末・印刷装置が、前記現場状況の検査データを図面情報として表示可能な表示手段と、前記表示手段が表示する前記図面情報内において、前記現場の不具合位置を特定する位置特定情報、及び前記不具合位置に対応する是正内容を示す是正内容情報を入力する情報入力手段と、この情報入力手段から入力された前記是正内容情報に基づいて前記是正内容を印刷する前記印刷手段と、前記位置特定情報及び前記是正内容情報を前記図面情報と関連付けて記憶するための記憶手段と、情報送信手段と、情報処理手段とを有し、この情報処理手段においては、前記情報入力手段から入力された位置特定情報に基づいて前記図面情報が更新されると共に前記図面情報内に前記不具合位置が前記表示手段によって表示され、かつ前記印刷手段によって印刷が実行され、前記情報送信手段によって、更新された前記図面情報が前記第1のコンピューターに送信されるように構成されているのが望ましい。
この場合に、前記第1のコンピューターが、情報受信手段と、情報送信手段と、情報表示手段と、情報入力手段と、情報編集手段と、情報処理手段とを有し、この情報処理手段においては、前記情報受信手段が受信した前記図面情報が前記情報表示手段に表示され、前記情報入力手段によって入力された業者別振り分け情報に基づいて、前記図面情報に基づく是正箇所の是正を行う担当業者が編集手段によって選択され、選択された各業者宛てに、前記是正位置を示す前記是正内容情報が、前記図面情報と共に前記送信手段を介して前記第2のコンピューターに送信されるが望ましい。
また、前記第2のコンピューターが、情報受信手段と、情報送信手段と、情報表示手段と、情報入力手段と、情報処理手段とを有し、この情報処理手段においては、前記情報受信手段が受信した前記図面情報が前記情報表示手段に表示され、前記情報入力手段から入力された前記是正位置での是正完了報告情報が前記情報送信手段を介して前記第1のコンピューターに送信されるのが望ましい。
また、前記図面情報に不具合位置の画像情報を加えるためには、前記携帯情報端末にデジタルカメラが接続可能に構成され、前記デジタルカメラからの入力された画像データが少なくとも前記画面情報に含まれるのが望ましい。
また、不具合位置の詳しい検査内容を速やかに把握するためには、検査対象の現場にて不具合位置が発見された後に、前記携帯情報端末にキーボード又はタッチパネル等によって予め入力されていた部屋情報に検査結果が入力され、それと同時に、前記印刷手段に内蔵のプリンターによって検査結果が印刷されて検査シールが作製され、この検査シールが不具合位置の近傍に貼られ、前記検査結果が前記第1のコンピューターとしてのホストコンピューターにおいて編集されることにより、住戸別及び職種別の是正指示内容が作成され、この是正指示内容が担当業者にネットワークを介して送信されるのが望ましい。
この場合に、前記検査結果として、例えば検査対象が集合住宅の場合に、住戸タイプ、部屋番号、部屋名、検査部位、その状況、検査年月日及び検査員名が入力されるのが望ましい。
また、現場において是正内容を速やかに把握するには、前記印刷手段として、前記是正内容情報に基づく是正内容を粘着性テープに印刷するラベラーを用いるのが望ましい。
以下、本発明の好ましい実施の形態を図面参照下に具体的かつ詳細に説明する。
[実施の形態]
図1は、本実施の形態による現場状況検査システム18の要部を示すものである。
この現場状況検査システム18は、現場状況の検査データの入力及びこの入力された検査データの送信が可能な携帯情報端末(PDA)7と、携帯情報端末7からの検査データをQRコード(二次元バーコード)付きラベル6として印刷するラベラー(印刷手段)4と、携帯情報端末7から送信される検査データを受信して現場状況に応じた情報に編集する後述のホストコンピューター(第1のコンピューター:ここでは図示せず)と、このホストコンピューターからの編集情報を受信する業者側の後述の携帯情報端末(第2のコンピューター:ここでは図示せず)とを有している。そして、後述するように、携帯情報端末7とホストコンピューターとの間、及びこのホストコンピューターと業者側の携帯情報端末とは、それぞれ通信回線を介して相互に送受信可能に構成され、業者側の携帯情報端末に送信された編集情報に対応して担当業者による不具合位置の是正工事が行われる。
即ち、まず検査対象の現場、例えば壁部8において、検査員1が目視によって汚れ等の不具合位置9を発見して確認した後に、腕部2に取り付けた携帯情報端末7の表示部3において、予め入力されていた部屋情報に加えてキーボード又はタッチパネルによって検査結果を入力する。そして、その入力情報をラベラー4にケーブル(Bluetooth)によって伝達し、ラベラー4に内蔵のサーマルプリンターによって検査結果がQRコードとして印刷され、QRコード付きラベル6を作製する。
このQRコード付きラベル6は、例えば検査員1の腰部に取り付けたラベラー4を手に持った状態で繰り出され、壁部8の不具合位置9の近傍に貼り付けられると共に、同じ検査結果の情報が携帯情報端末7からホストコンピューターに送信され、ここで編集されることにより、例えば、集合住宅における住戸別及び職種別の是正指示内容が作成され、この是正指示内容が担当業者にホストコンピューター−携帯情報端末間のネットワークを介して送信される。
携帯情報端末7の構成及び機能については、例えば、キーボードや表示部3を具備し、検査結果、検査部位、部屋名、住戸番号及び通し番号等が入力される。また、表示部3はタッチパネル、液晶等の表示画面及び入力表示機能を有し、また、撮影写真像を入力するためのデジタルカメラを接続するためのデジタルカメラ接続端子、及び、携帯情報端末7に入力された検査結果のデータ(検査データ)をホストコンピューターに送信するための送受信機能等を有する。この場合、表示画面のサイズは、例えば、単面方式であれば7インチ〜12インチとすることができ、2面方式であれば5.5インチとすることができる。
また、携帯情報端末7とプリンター内蔵のラベラー4とが互いに分離されていて着脱可能なケーブル(Bluetooth)5を介して相互に接続されることにより、携帯情報端末・印刷装置19を構成する。
ここで、検査結果のデータは、キーボード入力以外にも、マイク20を介して検査員1の音声にて携帯情報端末7に入力することが可能である。このような音声入力の場合、検査員の両手が空くことになるので、作業し易くなる。この意味で、音声入力方式で入力すれば、有利である。また、不具合位置9の状態をデジタルカメラで撮影し、携帯情報端末7を通して検査結果データの一部としてホストコンピューターに送信することもできる。
図2は、ラベラー4の構造を示すものであって、図2(a)はラベラー4の平面図、図2(b)はラベラー4の内部を透視して示す一部断面側面図である。
図2(a)に示すように、ラベラー4の上部には、通信操作基板23、パワースイッチ24、ケーブル5の端子を着脱可能に接続するためのコネクター25及びプリンターの操作状況を表示するための発光ダイオード(LED)26が配置されている。
また、図2(b)に示すように、ラベラー4は、後部において、検査員の手17によって把持される把持部10を有し、内部には、印刷動作指令を出すCPU基板21、QRコードを例えばインクの感熱転写で印字するためのサーマルプリンター14、サーマルプリンター14等に駆動力を供給する例えばリチウムイオン電池13、QRコードを印字するラベル6に対し剥離可能に接合されている台紙15を切断するための台紙カッター16、ラベル6をガイドするための各ガイドローラー12、及び台紙15付きのラベル6をロール状に巻回した巻き出しロール11等を有し、更に前端には、印刷動作を開始させるためのセンサースイッチ22を有している。
検査対象の現場にて不具合位置(箇所)9が発見された際、上記した携帯情報端末7に対し、検査員によって、予め入力されていた部屋情報に加えて音声、キーボード又はタッチパネルによって検査結果(検査データ)が入力される。
そして、この検査データが上記したケーブル5を介してラベラー4に伝達され、しかる後に、センサースイッチ22が壁部9に押し当てられてセンサースイッチ22がオンすると、サーマルプリンター14によって巻き出しロール11から繰り出されるラベル6に検査データに対応したQRコードが印刷され、検査シールとしてのQRコード付きラベル6が作製される。このQRコード付きラベル6は、台紙15と分離された後に不具合位置9の近傍に貼り付けることができる。ラベル6には、個々の各片に分離するためのミシン目を入れておいてよいし、或いは予め各片毎に分けて台紙15にのり付けしてもよい。
こうして得られたQRコード付きラベル6には、例えば、検査対象が集合住宅である場合に、住戸タイプ、部屋番号、部屋名、検査部位、その状況、検査年月日及び検査員名等の情報がQRコードとして印刷されている。
本実施の形態によるラベラー4は、サーマルプリンター14の内蔵位置より後方位置において把持部10を有し、この把持部10を握った検査員の片方の手による前方への押圧力作用位置(矢印dにて図示)が、ラベル貼り付け面(壁面8又は被押圧面)に対する押圧位置又はその近傍に存在するように、押圧方向と被押圧面とをほぼ直交させている。これによって、センサースイッチ22が壁面に当接した状態で又はその直後にQRコード付きラベル6を壁部8に対し安定して貼り付けることができる。
ここで、比較的重量のあるリチウムイオン電池13をラベラー4の底部側に配置しているために、ラベラー4の重心Gの位置を上記押圧位置と水平方向での同一位置又はその近傍に配置でき、これによって壁部8に対してラベラー4を水平方向にほぼ垂直に押圧するだけで、位置ずれを生じることなしにラベラー4を安定して押圧することができ、QRコード付きラベル6を不具合位置9の近傍に容易かつ安定に貼り付けることができる。
こうして貼り付けられたQRコード付きラベル6は検査データの情報伝達機能を有するために、従来のように検査員が書き入れたりする必要がなく、作業負担を軽減することができると共に、不具合位置9についての詳しい検査内容を是正工事の担当業者が現場で視認可能な情報に再生して正確かつ速やかに把握することができる。
従って、マスキングテープや検査シートを検査現場に持参して足場の不安定な環境下でテープの切断や貼り付け及び検査シートへの記入を行う必要がないために、検査作業とその結果の表示を容易かつ安定して行うことができる。
また、QRコード付きラベル6に表示された情報は、検査シールと検査シートの両機能を有し、これらの情報源が同じことになるので、情報の食い違いが生じ難い。従って、是正工事の際に不具合位置9の発見及び是正内容の確認が容易かつ正確になり、また、他者へ伝達すべき是正内容が検査後に速やかに通信回線を介して相互に送受信できるように構成されているので、情報の伝達を的確かつ迅速に行うことができ、工期の短縮及び工費の削減が可能となる。この場合、QRコードを例えば蛍光色で発光するようにしておけば、暗所において判別し易くなり、作業性が向上する。
そして、上記した携帯情報端末7とラベラー4とが互いに分離した状態でケーブル5によって相互に接続されているために、携帯情報端末7及びラベラー4を作業者自身(例えば腕部や腰部)に取り付けて用いることができ、作業が容易になると共に、故障時等においても良品との交換を容易に行うことができる。
次に、図3について、現場状況検査システム18に用いるネットワークシステムを説明する。
このネットワークシステムは、現場状況の検査データの入力及びこの入力された検査データの送信が可能な上記した携帯情報端末7と、この携帯情報端末7から送信される検査データを受信して現場状況に応じた情報に編集するホストコンピューター30(パーソナルコンピューター又は携帯情報端末であってよい。)と、このホストコンピューターからの編集情報を受信するサーバー31と、このサーバーから送信される編集情報を受信する業者側の複数の携帯情報端末32とが、通信回線を介して相互に送受信可能に構成されたものである。
ここでは、携帯情報端末32を各々1台ずつ配置しているが、必要に応じて各々複数台設けることを妨げない。更に、事務所(管理者)側のホストコンピューター30や、携帯情報端末32としての業者側のコンピューターをそれぞれ、複数個設け、例えば、通信用のものとデータ保存用のものとに役割分担することもできる。
事務所側のホストコンピューター30に設けられた入力用キーボードは、検査員の携帯情報端末又は協力業者のコンピューターからネットワークを介して送信された検査結果を、データベース(検査シート、是正確認書、是正指示書、英数、ひらがな、記号及び符号からなる言語テキスト、デジタルカメラ処理並びに図面)に基づいて編集し、登録する機能を有している。また、入力用キーボードに加えて、表示画面(モニター)としてのCRTによる表示機能、CPU(中央処理装置)、プリンター、イメージスキャナー、リーダー、ライター及びハードディスク等を具備する。
業者側の端末22は、表示画面(モニター)、情報入力用キーボード(是正工事内容、デジタルカメラ写真等の入力)、CPU(検査結果編集、データベース登録及びデジタルカメラ処理機能)、送受信機能(検査結果、是正指示及び是正工事完了報告をネットワークを介して送受信する)、プリンター(是正指示書の印刷用)、ハードディスク、リーダー及びライター(是正指示書の読み取り用)等を具備する。
また、サーバー31は、ホストコンピューター30から受信した現場情報等を業者側の携帯情報端末32に送信すると共に、各携帯情報端末32からの情報を受信する機能を有する。
図4は、携帯情報端末(検査員)、ホストコンピューター(管理者)及び協力業者端末の全体構成図(フローチャート)である。なお、特記しない限り、入力は音声入力をメインとしてよく、タッチ入力を使用又は併用してもよい。
まず、携帯情報端末(検査員)において、スタート(初期メニュー)として、ホストコンピューター側からメモリー登録(検査シート是正指示書、是正確認書等のデータベース、ひらがな、図面、記号、英数等のテキスト)を送信入力し、品質検査対象、検査対象図面、部屋平面図及び検査リストを順次それぞれ設定する。
次いで、現場状況の検査を行い、検査結果を検査リストに入力し、またその検査結果のプリント工程、QRコード付きのラベル化工程及びこれを指摘箇所に貼る工程を順次行い、そしてこのラベルをデジタルカメラで撮影する。検査リストの情報は、撮影情報と共にホストコンピューター(管理者)の検査シート編集工程へ送信する。この場合、情報の処理に関するデモ・ソフトを参考に添付することができる。
ホストコンピューター(管理者)側では、メモリー登録によって検査シート表示を設定し、検査員側からの検査データを送信入力し、これに基づいて検査シート編集、是正指示を行い、その登録及び印刷と共に、是正指示内容の協力業者側への送信入力を行う。
協力業者側では、ホストコンピューターからの是正指示に基づいて是正指示書印刷、現場での是正工事を行い、この是正工事終了報告をホストコンピューターに送信入力すると共に、これを登録し、デジタルカメラによる是正状態の撮影情報を是正工事終了報告と共に送信する。
そして、ホストコンピューターにおいて、協力業者からの是正工事終了報告を送信入力し、是正確認(再検査)指示を検査員の側へ送信入力し、これを受けて是正検査及び是正工事確認報告をホストコンピューター(管理者)へ伝達する。また、デジタルカメラ撮影情報も是正工事確認報告に入力する。
この是正工事確認報告を請けて、検査シート編集及び再是正工事指示を行い、再是正工事指示内容を協力業者の端末へ送信入力する。業者は、再是正工事を行い、再是正工事終了報告をホストコンピューターへ送信入力し、またその登録とデジタルカメラによる撮影を行う。そして、再是正工事確認(再々検査)指示を携帯情報端末(検査員)に対して行い、これを受けて検査員は是正検査を行い、再是正工事確認終了報告をホストコンピューターの検査シートへ送信入力し、再是正工事確認終了報告を編集し、登録する。
図5は、管理者のホストコンピューター、検査員の携帯情報端末及び協力業者の携帯情報端末の各機能ブロック図である。
ホストコンピューターの機能ブロック(a)は、キーボード、イメージスキャナー、携帯情報端末、検査結果編集機能、協力業者との送受信機能、デジタルカメラ入出力部、プリンター及びCRTから構成されている。
このホストコンピューターは例えば建設現場の管理事務所内に設置され、ホストコンピューター内に既に作成されている被検査対象の平面図に、編集機能によって、例えば、検査項目リスト、検査シート、是正指示書(住戸別及び職種別)並びに是正報告書を読み込み、ハードディスク内に検査対象の入力画面の画像データを作成し、蓄積する。
また、キーボード操作等により、ハードディスクのファイルから呼び出して検査シートの画面に入力される文字データ及び数字等を登録する。更に、検査データ(検査項目及び検査結果)を検査シートに編集する。即ち、検査項目、検査の結果の確認、是正工事、是正方法、是正結果の入力、検査記録のファイル登録、図面データや種々のメニュー画面及びデータやデータ処理を実行する制御プログラム等を登録するメモリーを有する。
また、携帯情報端末に送信するための画像データや文字データ等を書き込み、携帯情報端末から送信される検査結果データを読み込むためのリーダー及びライターが接続されている。
検査員の携帯情報端末の機能ブロック(b)は、デジタルカメラ入出力部、キーボード、送受信機能、プリンター、検査結果編集機能及び例えばタッチパネル式の入出力部から構成されている。
この携帯情報端末は、例えば、施工現場の被検査対象において、タッチパネル内の平面図上の該当位置にペン等で触れることにより表示画面図上に入力されたデータを、内蔵されたCPUからなるデータ処理装置に入力させる形式のタッチパネル式携帯情報端末である。また、データ処理を実行させる制御プログラムを記憶させるRAM(ランダムアクセスメモリー)を備える。また、ICカードを内部に装着させることができる。
協力業者端末の機能ブロック(c)は、送受信機能、CRT、ハードディスク、キーボード、CPU、メモリー、デジタルカメラ入出力部、プリンター、リーダー及びライターから構成されている。
図6には、携帯情報端末7の使用状態を例示する。例えば、検査員の左腕部2に、取付けベルト17によって、表示部3を有する携帯情報端末7を取付ければ、検査員の手は自由に動かすことができる。
この場合、検査員の手をより自由に動かせるようにするには、携帯情報端末7の取付け位置を検査員の上腕部や腰部等とすることができるが、これは音声入力方式であれば十分実現できる。また、表示部3は、1画面方式だけでなく、必要ならば図示のように2画面方式であってよい。
図7は、携帯情報端末7における表示部3の情報表示例を示す。
この表示例では、1つの表示面に全ての情報が表示される形式であり、例えば、集合住宅の一室の検査結果について、表示面の上部に建物情報や部屋情報等が表示され、表示面の下左側には各部屋の平面図が表示され、下右側には不具合位置が文字によって表示されるようになっている。
不具合位置が検査によって確認されるたびに、表示面に表示された平面図に不具合位置をマークしてそれぞれに通し番号を振ることができる。それに対応して、表示面の右側においては、それぞれの通し番号に対応する位置、部位及び不具合状況を文字で入力することができる。この場合、それぞれの不具合位置の状況に応じて文字入力部分の背景色を、例えば、青色、黄色及び赤色と色分けして表示したり、色の濃淡で表わすことにより、破損等の不具合の種類や程度を視覚的に認識し易くすることもできる。また、音声入力による場合、音声入力の認識度が色合によって表示されるのがよく、例えば、音声認識メーターが赤色:初期化中、薄緑色:準備完了、青色:入力中、黄色:音声認識中、無色:OFFのように表示することができる。
次に、図8について、上記した携帯情報端末・印刷装置19の作動シーケンスのフローチャートを説明する。この図の左側にQRコードの印刷工程を示し、右側に割り込み処理の工程を示す。
QRコードの印刷を行うには、まず、「メインプログラム」をスタートさせ、「メインプログラムスタート?」がイエスであれば「プリントするQRコードある?」へ進み、ノーであれば「メインプログラムスタート?」へ戻る。
次いで、「プリントするQRコードある?」がイエスであれば「QRコード生成」へ進み、ノーであれば「プリントするQRコードある?」へ戻る。
次いで、「QRコード生成」から「プリンター出力」を経て「プリント終了?」へ進む。そして、「プリント終了?」がイエスであれば「センサースイッチ押された?」へ進み、ノーであれば「プリント終了?」へ戻る。
次いで、「センサースイッチ押された?」がイエスであれば「プリントするQRコードある?」へ進み、ノーであれば「センサースイッチ押された?」へ戻る。
割り込み処理(INTERRUPUT)を行うには、まず、「割り込み処理」から「パワースイッチONした?」へ進み、「パワースイッチONした?」がイエスであれば「メインプログラムスタート」へ進み、ノーであれば「パワースイッチONした?」へ戻る。
次いで、「メインプログラムスタート」及び「プリンター状況表示用のLED点灯」を順次経て、「Bluetooth通信ある?」へ進む。
次いで、「Bluetooth通信ある?」がイエスであれば「QRコードをRAMに書き込む」へ進み、ノーであれば「パワースイッチOFFした?」へ進む。また、「QRコードをRAMに書き込む」から「パワースイッチOFFした?」へ進む。
次いで、「パワースイッチOFFした?」がイエスであれば「プリンター状況表示用のLED消灯」へ進み、ノーであれば「プリンター状況表示用のLED点灯」へ戻る。
次いで、「プリンター状況表示用のLED消灯」から「メインプログラムストップ・プログラムカウンターリセット」へ進み、更に「パワースイッチONした?」へ戻る。
次に、図9について、上記したラベラー4の動作ブロック回路を説明する。
まず、通信操作基板23において、パワースイッチがONされると、携帯情報端末7からの検査情報をBluetooth通信ポートに受け入れ、またプリンター状況表示用のLEDはLEDドライバーによって制御される。
そして、携帯情報端末7からの入力情報がCPUへと伝達される。この入力情報はRAM(ランダムアクセスメモリー)に書き込まれ、ROM(リードオンリーメモリー)に記憶されている動作プログラムに従って動作するが、これらはCPUによって制御される。
センサースイッチが作動すると、上記の動作プログラムに従って検査データが入出力ポートからサーマルプリンターに送られ、QRコードのラベル紙への印刷及び台紙カッターの駆動等が行われる。
本発明は、上記に例示して説明したように、現場の検査を画一的に行うことができ、検査における内容的及び時間的な個人差が生じ難くなる。従って、検査結果に客観性があり、是正作業の迅速化と的確化を実現することができる。特に、検査結果に基づいて、是正に使う資材の数量、見積、スタッフの手配等や、工程、スケジュールの計画、立案を速やかに行うことができる。
また、ラベラー4によって印刷されたQRコード付きラベル6が情報伝達機能を有するために、不具合位置9の詳しい検査内容を現場において速やかに把握することができる。
また、マスキングテープや検査シートを検査現場に持参して不安定な環境下でテープの切断や貼り付け及び検査シートへの記入を行う必要がないために、検査作業を均一かつ簡易に行うことができる。
また、是正工事の際に是正指摘箇所である不具合位置9の発見及び是正内容の確認が容易になり、しかも他者への是正内容の伝達が通信回線を介してなされ、相互に情報が送受信でき、共有できるように構成されているために、情報の伝達を的確かつ迅速にリアルタイムで行うことができ、工期の短縮及び工費の削減を実現し易くなる。
また、携帯情報端末7とラベラー4とが互いに分離した状態で相互に接続されているために、携帯情報端末7及びラベラー4を作業者自身(例えば腕部や腰部)に取り付けて用いることができ、作業が容易になると共に、故障時等においても良品との交換を容易に行うことができる。
更に、ラベラー4において、プリンターの内蔵位置より後方位置において把持部10を有し、この把持部による前方への押圧力作用位置が、ラベラー4による被押圧面に対する押圧位置又はその近傍に存在するように、押圧方向と被押圧面とをほぼ直交させているために、押圧時のラベラー4の姿勢が安定となって被押圧面に対するQRコード付きラベル6の貼り付け作業を容易かつ確実に行うことができる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて例示して説明したが、この例は本発明を何ら限定するものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述のラベルとして、QRコード付きラベル6の台紙15がないもの(例えば感熱紙タイプ)を用いてもよい。印刷する情報はQRコードに限定されず、通常の文字等を印刷してもよい。
また、ラベラーは、感熱転写方式に代えてインクジェット方式等によって印刷を行ってもよい。ラベラーを押圧してラベルを貼り付ける対象は、壁部以外の種々の箇所であってよいことは勿論である。
また、携帯情報端末7からホストコンピューターへの情報送信については、無線方式だけでなく、有線方式を採用することもできる。その他、上述したシステムに用いる各部の構成、材質、形状、動作手順等は種々に採用又は変更してよい。
また、上述した実施の形態は、建築時の竣工検査以外に、例えば、災害時における被災建物の被害状況報告、災害時における被災者の怪我の状況報告、重要文化財等の文化財の管理、食品又は工業製品等の生産現場における品質検査及び管理、各種車両、航空機及び遊具の品質検査並びに整備報告、店舗、問屋及び各種倉庫における商品等の在庫報告並びに管理報告、医療で用いるカルテの記載、個人情報の管理、並びに偵察行動等による偵察報告等に適用することができる。
本発明による現場状況検査システム、これに用いる携帯情報端末・印刷装置及び印刷装置は、離れた場所に居る他者に現状を即座かつ正確に知らせなければならないとき、特に各種建築施設の竣工時に行われる検査と是正工事の際の情報伝達にとって非常に有用である。
1…検査員、2…腕部、3…表示部、4…ラベラー、
5…ケーブル(Bluetooth)、6…QRコード付きラベル、
7…携帯情報端末(PDA)、8…壁部、9…不具合位置、10…把持部、
11…巻き出しロール、12…ガイドローラー、13…リチウムイオン電池、
14…サーマルプリンター、15…台紙、16…台紙カッター、17…取付け部、
18…現場状況検査システム、19…携帯情報端末・印刷装置、20…マイク、
21…CPU基板、22…センサースイッチ、23…通信操作基板、
24…パワースイッチ、25…コネクター、26…プリンター状況表示用のLED、
G…重心、d…押圧力作用位置(方向)
特許第3332983号公報(第3頁、図1) 特許第2551410号公報(第3頁、第1図)

Claims (9)

  1. 現場状況の検査データの入力及びこの入力された検査データの送信が可能な携帯情報端末と、前記携帯情報端末からの前記検査データを印刷する印刷手段と、前記携帯情報端末から送信される前記検査データを受信して前記現場状況に応じた情報に編集する第1のコンピューターと、この第1のコンピューターからの前記編集情報を受信する第2のコンピューターとを有し、前記携帯情報端末と前記第1のコンピューターとが、及び前記第1のコンピューターと前記第2のコンピューターとがそれぞれ通信回線を介して相互に送受信可能に構成され、前記第2のコンピューターでの前記編集情報に対応して前記現場状況の是正が行われる現場状況検査システムであって、
    前記携帯情報端末と前記印刷手段とが、互いに分離して配置されると共に着脱可能な ケーブルによって相互に接続されてなる携帯情報端末・印刷装置を具備し、
    前記印刷手段に内蔵のプリンターの内蔵位置より後方位置において前記印刷手段に把 持部を有し、前記印刷手段の前端位置において前記印刷手段からの印刷物を被押圧面に 押圧しながら分離・移行させるように構成し、前記把持部による前方への押圧力作用位 置が、前記被押圧面に対する前記印刷手段の押圧位置又はその近傍に存在するように、 前記把持部による押圧方向と前記被押圧面とがほぼ直交しており、
    前記携帯情報端末・印刷装置が、前記現場状況の検査データを図面情報として表示可 能な表示手段と、前記表示手段が表示する前記図面情報内において、前記現場の不具合 位置を特定する位置特定情報、及び前記不具合位置に対応する是正内容を示す是正内容 情報を入力する情報入力手段と、この情報入力手段から入力された前記是正内容情報に 基づいて前記是正内容を印刷する前記印刷手段と、前記位置特定情報及び前記是正内容 情報を前記図面情報と関連付けて記憶するための記憶手段と、情報送信手段と、情報処 理手段とを有し、この情報処理手段においては、前記情報入力手段から入力された位置 特定情報に基づいて前記図面情報が更新されると共に前記図面情報内に前記不具合位置 が前記表示手段によって表示され、かつ前記印刷手段によって印刷が実行され、前記情 報送信手段によって、更新された前記図面情報が前記第1のコンピューターに送信され 、
    前記第1のコンピューターが、情報受信手段と、情報送信手段と、情報表示手段と、 情報入力手段と、情報編集手段と、情報処理手段とを有し、この情報処理手段において は、前記情報受信手段が受信した前記図面情報が前記情報表示手段に表示され、前記情 報入力手段によって入力された業者別振り分け情報に基づいて、前記図面情報に基づく 是正箇所の是正を行う担当業者が前記情報編集手段によって選択され、選択された各業 者宛てに、前記是正位置を示す前記是正内容情報が、前記図面情報と共に前記情報送信 手段を介して前記第2のコンピューターに送信され、
    前記第2のコンピューターが受信した前記第1のコンピューターからの前記是正内容 情報に基づいて、前記の選択された業者が、前記是正に必要な資材の数量、見積、スタ ッフの手配、工程、スケジュールの計画、立案を行った上で前記是正を行う
    ように構成されている現場状況検査システム。
  2. 前記第2のコンピューターが、情報受信手段と、情報送信手段と、情報表示手段と、情報入力手段と、情報処理手段とを有し、この情報処理手段においては、前記情報受信手段が受信した前記図面情報が前記情報表示手段に表示され、前記情報入力手段から入力された前記是正位置での是正完了報告情報が前記情報送信手段を介して前記第1のコンピューターに送信される、請求項に記載した現場状況検査システム。
  3. 前記携帯情報端末にデジタルカメラが接続可能に構成され、前記デジタルカメラからの入力された画像データが少なくとも前記画面情報に含まれる、請求項に記載した現場状況検査システム。
  4. 検査対象の現場にて不具合位置が発見された後に、前記携帯情報端末に予め入力されていた部屋情報に検査結果が入力され、それと同時に、前記印刷手段に内蔵のプリンターによって検査結果が印刷されて検査シールが作製され、この検査シールが不具合位置の近傍に貼られ、前記検査結果が前記第1のコンピューターとしてのホストコンピューターにおいて編集されることにより、住戸別及び職種別の是正指示内容が作成され、この是正指示内容が担当業者にネットワークを介して送信される、請求項に記載した現場状況検査システム。
  5. 前記検査結果として、住戸タイプ、部屋番号、部屋名、検査部位、その状況、検査年月日及び検査員名が入力される、請求項に記載した現場状況検査システム。
  6. 前記印刷手段が、前記是正内容情報に基づく是正内容を粘着性テープに印刷するラベラーである、請求項に記載した現場状況検査システム。
  7. 前記印刷手段の底部側に駆動用の電池が配置されると共に、前記印刷手段の前端には、前記被押圧面に当接して印刷動作を開始させるためのセンサースイッチが設けられている、請求項1に記載した現場状況検査システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載した現場状況検査システムに用いられ、
    前記携帯情報端末と前記印刷手段とが、互いに分離して配置されると共に着脱可能な ケーブルによって相互に接続されてなり、
    前記印刷手段に内蔵のプリンターの内蔵位置より後方位置において前記印刷手段に把 持部を有し、前記印刷手段の前端位置において前記印刷手段からの印刷物を被押圧面に 押圧しながら分離・移行させるように構成し、前記把持部による前方への押圧力作用位 置が、前記被押圧面に対する前記印刷手段の押圧位置又はその近傍に存在するように、 前記把持部による押圧方向と前記被押圧面とがほぼ直交してい
    携帯情報端末・印刷装置。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載した現場状況検査システムに用いられ、
    前記携帯情報端末に対し前記印刷手段が、互いに分離して配置されると共に着脱可能 なケーブルによって相互に接続され、
    前記印刷手段に内蔵のプリンターの内蔵位置より後方位置において前記印刷手段に把 持部を有し、前記印刷手段の前端位置において前記印刷手段からの印刷物を被押圧面に 押圧しながら分離・移行させるように構成し、前記把持部による前方への押圧力作用位 置が、前記被押圧面に対する前記印刷手段の押圧位置又はその近傍に存在するように、 前記把持部による押圧方向と前記被押圧面とがほぼ直交している
    印刷装置。
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