JP2006113625A - 建築物の是正指示管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 施工業者が現場監督者からの是正指示を、施工現場において明確に把握することができ、是正指示及び報告を容易且つ迅速に行うことができる手段を提供する。
【解決手段】 本是正指示管理方法によれば、現場監督者が、携帯端末を用いて是正指示データを2次元コード化して印刷した是正シールを是正箇所に貼り付けるようにしたので、施工業者は平面図でなく現実の是正部位を容易に確認することができる。また、施工業者は、該2次元コードを携帯端末で読み出すことにより、容易且つ迅速に是正方法の指示等を取得することができ、さらに、識別番号及び是正指示番号とともに修復後の写真を携帯端末から管理コンピュータへ送信することにより、管理コンピュータで修復前後の写真を容易に対比させることが可能となる。また、現場監督者は、管理コンピュータにより是正終了や修復の状況を確認できるので、施工現場に出向く必要がないという利点がある。
【選択図】 図2

Description

本発明は、携帯端末を利用して、建築物の内装や外装等の施工不良の是正を各施工業者に指示する方法及びその是正を管理する方法に関する。
住宅等の建築物の施工において、その品質を維持するために所定の工程が完了する毎に施工検査を行うことが一般的である。例えば、戸建て住宅やマンション等における内装の施工は、クロス等の各種内装の施工業者が請け負って行うが、この施工業者が施工を終了した後に、現場監督者が施工検査を行って、不具合箇所を是正するよう指示し、施工業者は、その是正指示に基づいて不具合箇所の手直しを行う。
従来、このような現場監督者から施工業者への是正指示は、不具合がある部位及び不具合の内容等が記載された是正指示書と、不具合がある部位を示した建築物の平面図とで行われていた。また、手直し終了後の施工業者から現場監督者への報告書も、同様の書面を用いて行われていた。しかし、このような手作業による是正指示及び管理は人手と時間を要し、また、正確さ、迅速さに欠けるという問題があった。一方、施工検査に関する検査データをコンピュータネットワークで共有し、検査作業の容易化と迅速化を図ることが考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−21327号公報
コンピュータネットワークを利用することにより、現場監督者及び施工業者で検査データを共有でき、検査データの交換が容易且つ迅速に行えるようになったとしても、現場監督者から施工業者への是正指示は、是正指示書及び平面図がディスプレイに表示されるのであるから、例えば階段部のように複雑に部材が組み合わされている場合には、垂直方向の位置関係や細部が伝わり難いという問題がある。
また、是正前後において、是正部位の写真をデジタルカメラ等で撮影し、その画像を並べて報告書に掲載するという報告形式を採用して、現場監督者が是正後の施工現場に出向くことなく、是正の管理を行うことも考えられるが、是正部位が多数ある場合に、多数の画像データを管理して、是正前後が対比可能なように並べる処理は、コンピュータ等を用いて手作業で行われていたので、手間がかかるという問題もあった。
本発明は、これらの点に鑑みてなされたものであり、施工業者が現場監督者からの是正指示を、施工現場において明確に把握することができ、是正指示及び報告を容易且つ迅速に行うことができる手段を提供することを目的とする。
本発明に係る建築物の是正指示管理方法は、現場監督者が、管理コンピュータの建築物情報データベースに、施工している建築物の施主及び施工業者を含む建築物データを建築物毎に識別番号を付して記録するステップと、現場監督者が建築物の施工状況を検査して、携帯端末を用いて、是正すべき箇所の写真を撮影し、少なくとも該写真、是正部位、不具合状況、是正方法の指示、前記識別番号、及び是正指示番号を含む是正指示データを管理コンピュータに送信し、管理コンピュータが該是正データを識別番号に基づいて前記建築物情報データベースに記録するステップと、現場監督者が、携帯端末を用いて前記是正指示データを2次元コード化して印刷した是正シールを是正箇所に貼り付けるステップと、施工業者が、是正箇所において是正シールに印刷された2次元コードを携帯端末で読み出して、是正方法の指示に基づいて該箇所を修復し、修復後の是正箇所の写真を撮影するとともに、該写真、識別番号、及び是正指示番号を含む是正済みデータを携帯端末から管理コンピュータへ送信し、管理コンピュータが該是正済みデータを識別番号及び是正指示番号に基づいて前記建築物情報データベースに記録するステップと、現場監督者が、管理コンピュータの建築物情報データベースに記録された是正指示データ及び是正済みデータを閲覧することにより、是正終了を確認するステップと、を含むことを特徴とするものである。
また、本発明は、前記是正指示管理方法において、前記2次元コードがマトリックス方式の2次元コードであることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記是正指示管理方法において、前記是正シールを、是正を行う施工業者毎に色分けすることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記是正指示管理方法において、前記管理コンピュータが、建築物情報データベースに記録された是正指示データ及び是正済みデータに基づいて検査報告書を作成することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記是正指示管理方法において、前記管理コンピュータの施工マニュアルデータベースに、建築物の施工マニュアルデータが建築物の部位毎に部位識別番号を付して記録されており、前記是正指示データに、是正部位に対応した部位識別番号が含まれており、施工業者が、前記携帯端末から部位識別番号に基づいて前記施工マニュアルデータを取得することを特徴とするものである。
また、本発明は、前記是正指示管理方法において、前記是正指示データに、修正期限が含まれており、前記管理コンピュータが、建築物情報データベースに記録された是正指示データの修正期限が過ぎており、且つ是正済みデータが記録されていない場合に、警告表示をすることを特徴とするものである。
また、本発明は、前記是正指示管理方法において、前記管理コンピュータが、建築物情報データベースに記録された是正指示データに基づいて、施工業者毎の是正指示回数をカウントすることを特徴とするものである。
本発明に係る建築物の是正指示管理方法によれば、現場監督者が、携帯端末を用いて是正指示データを2次元コード化して印刷した是正シールを是正箇所に貼り付けるようにしたので、施工業者は平面図でなく現実の是正部位を容易に確認することができる。これにより、現場監督者から施工業者への是正部位の指示が容易且つ適切になされる。また、施工業者は、是正シールに印刷された2次元コードを携帯端末で読み出すことにより、容易且つ迅速に是正方法の指示等を取得することができ、さらに、2次元コード化された識別番号及び是正指示番号とともに修復後の写真を携帯端末から管理コンピュータへ送信することにより、管理コンピュータで修復前後の写真を容易に対比させることが可能となる。これにより、施工業者の報告が容易になるとともに是正管理も容易となる。また、現場監督者は、管理コンピュータの建築物情報データベースに記録された是正指示データ及び是正済みデータを閲覧することにより、是正終了や修復の状況を確認できるので、施工現場に出向く必要がないという利点がある。
また、本発明によれば、2次元コードとしてマトリックス方式の2次元コードを用いたので、コード化できる情報量が多いという利点がある。
また、本発明によれば、是正シールを是正を行う施工業者毎に色分けしたので、同時期に複数の施工業者が是正を行う場合に、各施工業者が是正すべき箇所が簡易に判別できるという利点がある。
また、本発明によれば、管理コンピュータが、建築物情報データベースに記録された是正指示データ及び是正済みデータに基づいて検査報告書を作成するので、現場監督者の是正管理業務が容易となる。
また、本発明によれば、施工業者が、携帯端末から部位識別番号に基づいて管理コンピュータの施工マニュアルデータを取得できるようにしたので、現場に施工マニュアルを常備する必要がなく、各施工業者が是正に必要な施工マニュアルデータを任意且つ容易に取得することができる。
また、本発明によれば、管理コンピュータが、建築物情報データベースに記録された是正指示データの修正期限が過ぎており、且つ是正済みデータが記録されていない場合に、警告表示をするので、現場監督者の期限管理業務が容易となる。
また、本発明は、管理コンピュータが、建築物情報データベースに記録された是正指示データに基づいて、施工業者毎の是正指示回数をカウントするので、施工不良の多い施工業者を容易に判別することができ、施工業者の指導や選別に資することが期待できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は本発明の一実施態様に過ぎず、本発明が以下の実施形態に限定されるものでないことは当然である。
図1は、本実施形態における建築物の是正指示管理方法を実現するシステム構成の概要を示す図である。
住宅メーカーの本社又は支店には管理コンピュータ1が設置されている。該管理コンピュータ1は、演算手段としてCPU、記憶手段としてROM、RAM、HD等を備え、更に、インターネットに接続するためのインターフェイス、入力のためのキーボード及びマウス、表示のためのディスプレイ等を適宜備えた所謂汎用コンピュータである。
また、管理コンピュータ1は、建築物情報データベース10及び施工マニュアルデータベース11の2種類のデータベースを具備する。施工情報データベース10には、施工している建築物の施主、建築物の仕様、各施工業者、施工担当者等の施工情報が建築物毎に識別番号を付して格納されている。一方、施工マニュアルデータベース11には、住宅メーカーが供給する各種建築物の施工マニュアルが施工部位毎に部位識別番号を付して格納されている。このような施工マニュアルは、例えば、床、内壁、天井等の部位毎に部位認識番号が付されており、各部位における施工方法がテキストデータ及び画像データで示されるようになっている。
現場監督者及び各施工業者は、カメラ機能を有する携帯端末2,3を夫々所持している。該携帯端末2,3は、カメラ機能、2次元コードを処理できる機能、各種情報を画面に表示できる機能、及びインターネットを介してデータを送受信できる機能を有するものであれば特に限定されず、例えば、PDAと呼ばれる携帯情報端末やタブレットパソコンやノートパソコンと呼ばれる携帯型コンピュータを用いることができる。また、カメラ機能やインターネットとの接続機能は、必ずしも携帯端末2に内蔵されている必要はなく、例えば、携帯端末2にデジタルカメラを接続して、撮影した画像データを取り込めるようにしたり、携帯電話やPHS等を介してインターネットに接続する構成としてもよい。
さらに、携帯端末2,3には、2次元コードを作成・解析するためのソフトウェアがインストールされている。このようなソフトウェアは、例えばQRコード生成ソフトウェアとして市販されているものを利用できる。また、現場監督者は、携帯端末2の他に携帯型プリンタ4を所持している。該携帯型プリンタ4は、後述する是正シールを印刷するためのものであり、携帯端末2と接続されて、該携帯端末2が生成した2次元コードや文字情報を印字する。このような携帯型プリンタ4も汎用のものを利用することができ、是正シールの印刷にのみ用いるのであれば名刺程度の大きさが印刷できれば十分であり、A4サイズやB5サイズまで印刷できる必要はなく、携帯の利便性を考慮した小型のものを用いればよい。また、携帯型プリンタ4の印字方式も特に限定されず、例えば感熱式であってもインクジェット式であってもよい。
以下、本システムを用いた建築物の是正指示管理方法について説明する。
図2は是正指示の概要を示したものであるが、図に示すように、現場監督者、又は本社若しくは支店のオペレータが、管理コンピュータ1の建築物情報データベース10に、現在施工している建築物の施主、建築物の仕様、各施工業者、施工担当者等の施工情報が建築物毎に識別番号を付して入力する。同様に、施工マニュアルデータベース11に、各種建築物の施工マニュアルを施工部位毎に部位識別番号を付して入力する。
つぎに、現場監督者は、建築物の施工状況を検査する。例えば、内装後の検査であれば、クロスやフローリングの傷、隙間、汚れ、扉のガタツキ等の施工不良をチェックするが、このような検査項目は予め品質規格として決定されており、各検査項目及び基準が印刷された検査シート等を用いることが一般的である。建築物に施工不良があり施工業者に是正させるべきと判断すれば、現場監督者は、携帯端末2のカメラ機能を用いて、是正すべき箇所の写真を撮影する。そして、是正部位、不具合の状況、是正方法の指示、識別番号、是正指示番号を携帯端末2に入力する。例えば、壁クロスの破れであれば、是正部位として「洋室壁」、不具合状況として「破れ」、是正方法として「貼り直し」を入力し、その建築物の識別番号と、是正箇所毎に順次連番で付した是正指示番号と、部位識別番号とを入力する。
そして、携帯端末2をインターネットに接続して、前記写真、是正部位、不具合状況、是正方法の指示、前記識別番号、是正指示番号、及び部位識別番号を含む是正指示データを管理コンピュータ1へ送信する。携帯端末2から管理コンピュータ1へアクセスする際には、管理コンピュータ1が現場監督者のID及びパスワードを確認する画面を提示し、携帯端末2から入力されたID及びパスワードが予め登録されたID及びパスワードと一致する場合にアクセスを許可するようになっている。管理コンピュータ1は前記是正指示データを受けて、その識別番号に基づいて前記建築物情報データベース10に是正指示データを記録する。
また、現場監督者は、携帯端末2及び携帯型プリンタ4を用いて前記是正指示データを2次元コード化して印刷した是正シール5を是正箇所に貼り付ける。図3に示すように、是正シール5は、名刺程度の大きさの横長矩形のものであり、裏面の一部に粘着層を有している。該粘着層は所謂養生テープのように剥がした際に跡が残らないものが好適である。是正シール5の表面には、携帯型プリンタ4により是正指示データの一部と2次元コード50が印刷されている。是正指示データの一部は文字情報であり、施工業者が目視により是正すべき部位と内容の概略が読解できれば、是正指示データの中のどの情報を印字するかは任意であるが、例えば、是正部位、不具合状況、是正方法の指示等を是正シール5の大きさに合わせた文字で適宜印刷すればよい。
前記2次元コード50は、縦方向及び横方向の二方向に情報をもつマトリックス方式のものであり、代表的なものとして、QRコード、PDF417、DataMatrix等がある。この2次元コード50は、バーコードのような一方向にのみ情報をもつコードと比べて記録できる情報量が多く、数字であれば、約3000〜7000字程度、漢字であれば約500〜1800字程度の記録が可能である。この2次元コード50に前記是正指示データがコード化されて記録されている。
また、例えば内装後の検査において、壁クロスの施工業者やフローリングの施工業者等のように複数の施工業者に是正指示を行う場合には、予め施工業者毎に振り分けた色を前記是正シール5に印刷して是正シール5を色分けすると、建築物内において各施工業者が是正すべき箇所が一目瞭然に認識でき、同時期に複数の施工業者が是正を行う場合に、各施工業者が是正すべき箇所が簡易に判別できるという利点がある。このような是正シール5の色分けは、例えば、前記携帯型プリンタ4をカラープリンタとして、是正指示データの一部及び2次元コード50とともに是正シール5の表面の一部に印刷してもよいし、携帯型プリンタ4とは別にマーカーペン等を用いて是正シール5に色を付したり、是正シール5自体を色付きの紙としてもよい。
このようにして、現場監督者は、施工不良箇所に是正シール5を貼り付けながら検査を行う。そして、検査終了後、是正指示がある施工業者に不具合の手直しを行うように連絡する。この際、現場監督者は、各施工業者に検査報告書を送信するが、該検査報告書の送信形式は任意であり、例えば、現場監督者が管理コンピュータ1又は携帯端末2から各施工業者にEメール等で検査が終了した旨及び検査報告書のデータの格納場所のURLを連絡し、各施工業者が携帯端末3から管理コンピュータ1にアクセスして、検査報告書のデータを閲覧可能としてもよいし、前記Eメールに検査報告書のデータを添付して送信しても、紙に印刷したもの送付してもよい。
図4に示すように、各施工業者は、現場監督者からの連絡を受けて是正指示のある建築物に出向き、該建築物内において、前記検査報告書に基づいて自己が手直しをすべき不具合箇所の付近へ行って、是正シール5を見つける。前述したように是正シール5が色分けしてあれば、同様の箇所に複数の是正シール5が貼り付けてある場合等に、自己が担当すべき是正部位を示した是正シール5の判別が容易である。施工業者は、是正箇所において是正シール5に印刷された2次元コード50を携帯端末3のカメラ機能で撮影し、予めインストールされたソフトウェアによって該2次元コード50を復元して読み出す。これにより、施工業者は、是正に必要な是正指示データを携帯端末3に取得することができる。このように、現場監督者が、是正指示データを2次元コード50として印刷した是正シール5を是正箇所に貼り付けるようにしたので、施工業者は平面図でなく現実の是正部位を容易に確認することができる。これにより、現場監督者から施工業者への是正部位の指示が容易且つ適切になされる。また、施工業者は、是正シール5に印刷された2次元コード50を携帯端末3で読み出すことにより、容易且つ迅速に是正方法の指示等を取得することができ、
施工業者は、携帯端末3に取得した是正指示データに基づいて不具合箇所を修復し、修復後の是正箇所の写真を携帯端末3のカメラ機能で撮影する。その写真と、取得した是正指示データに含まれている識別番号及び是正指示番号とを是正済みデータとして、携帯端末3から管理コンピュータ1へ送信する。携帯端末3から管理コンピュータ1へのアクセスも、前記携帯端末2と同様に、管理コンピュータ1が施工業者のID及びパスワードを確認する画面を提示し、携帯端末3から入力されたID及びパスワードが予め登録されたID及びパスワードと一致する場合にアクセスを許可するようになっている。管理コンピュータ1は前記是正済みデータを受けて、その識別番号に基づいて前記建築物情報データベース10に是正済みデータを記録する。これにより、建築物情報データベース10に是正指示データ及び是正済みデータが識別番号で関連付けられて格納される。
また、施工業者は、不具合箇所を修正する際に施工マニュアルが必要な場合は、管理コンピュータ1の施工マニュアルデータベース11から携帯端末3に取得することができる。詳細には、施工業者は、前述したようにして携帯端末3から管理コンピュータ1へアクセスして、是正シール5から取得した是正指示データの部位識別番号に基づいて、施工マニュアルデータベース11から必要な施工マニュアルデータを取得することができる。したがって、現場に施工マニュアルを常備する必要がなく、各施工業者が是正に必要な施工マニュアルデータを任意且つ容易に取得できるという利点がある。
現場監督者は、検査終了から所定期間が経過した後、本社又は支店において、管理コンピュータ1の建築物情報データベース10に記録された是正指示データ及び是正済みデータを閲覧することにより、各施工業者の是正が済んでいること、是正指示データに含まれる是正箇所の写真と是正済みデータに含まれる修復後の写真とを比較して、是正指示通りに是正されていることを順次確認して、建築物の是正終了を確認する。また、必要であれば、建築物情報データベース10に記録された是正指示データ及び是正済みデータに基づいて検査報告書を作成する。前述したように、施工業者の携帯端末3からは、識別番号及び是正指示番号とともに修復後の写真が管理コンピュータ1へ送信されているので、管理コンピュータ1で修復前後の写真を容易に対比させることができる。これにより、施工業者の報告が容易になるとともに、現場監督者の是正管理も容易となる。また、現場監督者は、施工現場に出向くことなく、本社又は支店において是正終了や修復の状況を確認できる。
また、現場監督者は、是正指示データに修正期限を含めて建築物情報データベース10に入力しておき、管理コンピュータ1に、該建築物情報データベース10に識別番号毎に記録された修正期限に現在到達しているか否か、及び是正済みデータが記録されているか否かを周期的に判断させ、修正期限が過ぎており、且つ是正済みデータが記録されていない識別番号を検出した場合には、警告表示をさせるようにしてもよい。該警告表示は、管理コンピュータ1のディスプレイに該当する識別番号を抽出して警告画面に一覧表示したり、建築物情報データベース10に記録されている情報を識別番号で一覧表示する画面において、該当する識別番号を反転して点滅させたり、該当する識別番号に「!」マークを付する等の周知且つ任意の警告表示を用いることができる。これにより、現場監督者の期限管理業務を容易とすることができる。
また、管理コンピュータ1に、建築物情報データベース10に記録された是正指示データに基づいて、施工業者毎の是正指示回数をカウントし、施工業者毎の是正指示回数を一覧表としてディスプレイに表示させるようにしてもよい。これにより、現場監督者は、施工不良の多い施工業者を容易に判別することができ、施工業者の指導や品質の良い施工業者の選別に資することが期待できる。
本発明の実施の形態に係る建築物の是正指示方法を実現するシステム構成の一例を示す図である。 現場監督者の是正指示方法を主に示す図である。 是正シール5を示す図である。 施工業者の是正方法を主に示す図である。
符号の説明
1 管理コンピュータ
2,3 携帯端末
4 携帯型プリンタ
5 是正シール
10 建築物情報データベース
11 施工マニュアルデータベース
50 2次元コード

Claims (7)

  1. 現場監督者が、管理コンピュータの建築物情報データベースに、施工している建築物の施主及び施工業者を含む建築物データを建築物毎に識別番号を付して記録するステップと、
    現場監督者が建築物の施工状況を検査して、携帯端末を用いて、是正すべき箇所の写真を撮影し、少なくとも該写真、是正部位、不具合状況、是正方法の指示、前記識別番号、及び是正指示番号を含む是正指示データを管理コンピュータに送信し、管理コンピュータが該是正データを識別番号に基づいて前記建築物情報データベースに記録するステップと、
    現場監督者が、携帯端末を用いて前記是正指示データを2次元コード化して印刷した是正シールを是正箇所に貼り付けるステップと、
    施工業者が、是正箇所において是正シールに印刷された2次元コードを携帯端末で読み出して、是正方法の指示に基づいて該箇所を修復し、修復後の是正箇所の写真を撮影するとともに、該写真、識別番号、及び是正指示番号を含む是正済みデータを携帯端末から管理コンピュータへ送信し、管理コンピュータが該是正済みデータを識別番号及び是正指示番号に基づいて前記建築物情報データベースに記録するステップと、
    現場監督者が、管理コンピュータの建築物情報データベースに記録された是正指示データ及び是正済みデータを閲覧することにより、是正終了を確認するステップと、を含むことを特徴とする建築物の是正指示管理方法。
  2. 前記2次元コードがマトリックス方式の2次元コードであることを特徴とする請求項1記載の建築物の是正指示管理方法。
  3. 前記是正シールを、是正を行う施工業者毎に色分けすることを特徴とする請求項1又は2記載の建築物の是正指示管理方法。
  4. 前記管理コンピュータが、建築物情報データベースに記録された是正指示データ及び是正済みデータに基づいて検査報告書を作成することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の建築物の是正指示管理方法。
  5. 前記管理コンピュータの施工マニュアルデータベースに、建築物の施工マニュアルデータが建築物の部位毎に部位識別番号を付して記録されており、前記是正指示データに、是正部位に対応した部位識別番号が含まれており、施工業者が、前記携帯端末から部位識別番号に基づいて前記施工マニュアルデータを取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の建築物の是正指示管理方法。
  6. 前記是正指示データに、修正期限が含まれており、前記管理コンピュータが、建築物情報データベースに記録された是正指示データの修正期限が過ぎており、且つ是正済みデータが記録されていない場合に、警告表示をすることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の建築物の是正指示管理方法。
  7. 前記管理コンピュータが、建築物情報データベースに記録された是正指示データに基づいて、施工業者毎の是正指示回数をカウントすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の建築物の是正指示管理方法。
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