JP4559383B2 - グロープラグ制御装置 - Google Patents

グロープラグ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4559383B2
JP4559383B2 JP2006146916A JP2006146916A JP4559383B2 JP 4559383 B2 JP4559383 B2 JP 4559383B2 JP 2006146916 A JP2006146916 A JP 2006146916A JP 2006146916 A JP2006146916 A JP 2006146916A JP 4559383 B2 JP4559383 B2 JP 4559383B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
plug
glow
battery
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006146916A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007315322A (ja
Inventor
裕紀男 本多
貴史 三崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2006146916A priority Critical patent/JP4559383B2/ja
Publication of JP2007315322A publication Critical patent/JP2007315322A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4559383B2 publication Critical patent/JP4559383B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

本発明は、グロープラグ制御装置に関する。
従来より、ディーゼル自動車に用いるグロープラグの通電制御を行う制御装置が提供されている。例えば、特許文献1の技術では、各グロープラグへ電力を供給する複数の電力供給ラインにそれぞれFETを設け、各FETをPWM信号により制御する技術が開示されている。
特開2000−249034公報
ところで、上記のように複数のグロープラグの通電制御を行う場合、その複数のグロープラグへ供給される総電流量は、バッテリの状態によって制限されてしまうことがある。例えば、バッテリが劣化したり、一時的或いは長時間にわたり電圧レベルが低下すると、複数のグロープラグ全体に対して供給可能となる電力が低下するため、各グロープラグへの電流が抑制され、その結果、エンジンの始動性が低下するという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいてなされたものであって、複数のグロープラグを制御する制御装置において、各グロープラグへの電力供給をバッテリの状態に応じて適切に制御できる構成を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、バッテリから複数のグロープラグに電力を供給する複数の電力供給ラインにそれぞれ設けられ、前記グロープラグの通電及び非通電を切り替える複数のスイッチ手段と、
前記バッテリの状態を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された前記バッテリの状態に応じて各スイッチ手段の通電タイミングを制御する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記バッテリの状態が予め定められた所定状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
前記制御手段は、前記判断手段により前記所定状態でない通常時と判断された場合には、全グロープラグのうちの少なくとも複数のグロープラグからなるグロープラグ群の始動タイミングが互いに同一となるように前記複数のスイッチ手段を制御する一方、前記判断手段により前記所定状態と判断された場合には、前記始動タイミングが同一とされるグロープラグ群のうちの少なくとも1つのグロープラグの始動タイミングを異ならせるように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする。
請求項2の発明は、前記検出手段が、前記バッテリの状態として前記バッテリの充電状態を検出することを特徴とする。
請求項3の発明は、前記検出手段が、前記バッテリの状態として前記バッテリの電圧レベルを検出することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のグロープラグ制御装置において、
前記制御手段は、前記所定状態であると判断した場合と、前記所定状態でないと判断した場合とにおいて前記複数のスイッチ手段を制御する電圧波形は前記始動タイミングのみ異なる等しい電圧波形であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のグロープラグ制御装置において、
前記制御手段は、前記判断手段により前記所定状態と判断された場合、前記グロープラグ群における全てのグロープラグの始動タイミングを異ならせるように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載のグロープラグ制御装置において、
前記複数のグロープラグの全グロープラグによって前記グロープラグ群が構成され、
前記制御手段は、前記所定状態でない場合、前記全グロープラグの始動タイミングを同タイミングとするように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のグロープラグ制御装置において、
前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記バッテリの状態が予め定められた所定状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
前記制御手段は、
各スイッチ手段に対してオン信号とオフ信号とを交互に繰り返すPWM信号を出力する構成をなし、
前記判断手段により前記バッテリが前記所定状態であると判断された場合、各グロープラグの前記オン信号によるオン時間全体にわたり、そのオン時間とされるグロープラグ以外の少なくともいずれかのグロープラグが前記オフ信号によるオフ時間となるように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のグロープラグ制御装置において、
前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記バッテリの状態が予め定められた所定状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
前記制御手段は、
各スイッチ手段に対してオン信号とオフ信号とを交互に繰り返すPWM信号を出力する構成をなし、
前記判断手段により前記バッテリが前記所定状態であると判断された場合、各グロープラグの前記オン信号によるオン時間全体にわたり、そのオン時間とされるグロープラグ以外のグロープラグの全てが前記オフ信号によるオフ時間となるように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のグロープラグ制御装置において、
前記複数のグロープラグは、少なくとも、第1のプラグ群と、その第1のプラグ群とは異なる第2のプラグ群とに分けられており、
前記制御手段は、
前記検出手段によって検出された前記バッテリの状態が予め定められた所定状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
前記第1のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとし、前記第2のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとするように各スイッチ手段に対してオン信号とオフ信号とを交互に繰り返すPWM信号を出力する構成をなし、
かつ、前記バッテリが前記所定状態でない通常時には前記第1のプラグ群のオン時間と前記第2のプラグ群のオン時間とが同一とされ、
前記判断手段により前記バッテリが前記所定状態であると判断された場合、前記第1のプラグ群のオフ時間の少なくとも一部の時間が、前記第2のプラグ群のオン時間に重なり、前記第2のプラグ群のオフ時間の少なくとも一部の時間が、前記第1のプラグ群のオン時間に重なるように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする。
請求項10の発明は、請求項9に記載のグロープラグ制御装置において、
前記制御手段は、前記判断手段により前記所定状態と判断された場合、前記バッテリの状態に応じて、前記第1のプラグ群のオフ時間と前記第2のプラグ群のオン時間との第1の重なり時間、及び前記第2のプラグ群のオフ時間と前記第1のプラグ群のオン時間との第2の重なり時間を変更するように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする。
請求項11の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のグロープラグ制御装置において、
前記複数のグロープラグは、少なくとも、第1のプラグ群と、その第1のプラグ群とは異なる第2のプラグ群とに分けられており、
前記制御手段は、
前記検出手段によって検出された前記バッテリの状態が予め定められた所定状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
前記第1のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとし、前記第2のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとするように各スイッチ手段に対してオン信号とオフ信号とを交互に繰り返すPWM信号を出力する構成をなし、
かつ、前記バッテリが前記所定状態でない通常時には前記第1のプラグ群のオン時間と前記第2のプラグ群のオン時間とが同一とされ、
前記判断手段により前記バッテリが前記所定状態であると判断された場合、前記第1のプラグ群のオフ時間内に前記第2のプラグ群のオン時間が設定され、前記第2のプラグ群のオフ時間内に、前記第1のプラグ群のオン時間が設定されるように記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする。
請求項12の発明は、請求項11に記載のグロープラグ制御装置において、
前記制御手段は、少なくとも前記判断手段により前記バッテリが前記所定状態であると判断された場合、前記PWM信号のデューティー比を50%とすることを特徴とする。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、バッテリの状態を検出する検出手段と、検出手段により検出されたバッテリの状態に応じて各スイッチ手段の通電タイミングを制御する制御手段とが設けられているため、各グロープラグへの電力供給をバッテリの状態に応じて適切に制御できるようになる。
また、バッテリの状態が所定状態である場合、通常時の始動タイミングが互いに同一とされるグロープラグ群のうちの少なくとも1つのグロープラグの始動タイミングが、そのグロープラグ群における他のグロープラグの始動タイミングと異なるようになる。従って、仮にそのグロープラグ群に対する総電流量が減少したとしても、他のグロープラグは、始動時に同時に通電されるグロープラグが減少又は無くなるため、電流が適切に確保されるようになる。一方、所定状態でない場合には、グロープラグ群が同時に始動されるため、より迅速な昇温が可能となる。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、バッテリの充電状態に応じて各グロープラグへの電力供給を適切に制御できるようになる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、バッテリの電圧レベルに応じて各グロープラグへの電力供給を適切に制御できるようになる。
<請求項5の発明>
請求項5の発明によれば、バッテリの状態が所定状態である場合、通常時に同一タイミングで始動されるグロープラグ群において全てのグロープラグの始動タイミングが異なるようになる。従って、そのグロープラグ群の各グロープラグにそれぞれ大きな突入電流が流れたとしても、それ以外のグロープラグには影響が及びにくく、総電流量に制約があっても各グロープラグの突入電流が制限されにくくなる。一方、所定状態でない場合には、グロープラグ群が同時に始動されるため、より迅速な昇温が可能となる。
<請求項6の発明>
請求項6の発明によれば、全グロープラグによってグロープラグ群が構成され、所定状態でない場合、全グロープラグの始動タイミングが同タイミングとされる。従って、通常時には各グロープラグの始動タイミングを遅らせずにより迅速な昇温を実現でき、所定状態である場合には、制限される範囲内で効率的な昇温を実現できる。
<請求項7の発明>
請求項7の発明によれば、バッテリが所定状態である場合、各グロープラグのオン時間全体にわたり、そのオン時間とされるグロープラグ以外の少なくともいずれかのグロープラグがオフ時間となるように調整される。従って、各グロープラグのオン時間が全て重なる場合と比較して総電流量が効果的に抑制されることとなる。
<請求項8の発明>
請求項8の発明によれば、バッテリが所定状態である場合、各グロープラグのオン時間全体にわたり、それ以外のグロープラグが全てオフ時間となるように調整される。従って、全てのグロープラグにおいてオン時間が重ならないようになり、各グロープラグの通電を、それ以外のグロープラグの影響をあまり受けずに行うことができる。
<請求項9の発明>
請求項9の発明によれば、複数のグロープラグが、第1のプラグ群と、その第1のプラグ群とは異なる第2のプラグ群とに分けられ、第1のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとし、第2のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとするように調整される。従って、グロープラグの数が多い場合であっても、効率的なタイミング制御が行えることとなる。また、バッテリが所定状態である場合、第1のプラグ群のオフ時間の少なくとも一部の時間が、第2のプラグ群のオン時間に重なり、第2のプラグ群のオフ時間の少なくとも一部の時間が、第1のプラグ群のオン時間に重なるように調整される。即ち、バッテリが所定状態となった場合には第1のプラグ群のオン時間と第2のプラグ群のオン時間とが少なくとも一部の時間において重ならないようになるため、バッテリの制約が課せられた条件下で各プラグ群を効率的に通電できるようになる。
<請求項10の発明>
請求項10の発明によれば、バッテリが所定状態である場合に、バッテリの状態に応じて、第1のプラグ群のオフ時間と第2のプラグ群のオン時間との第1の重なり時間と、及び第2のプラグ群のオフ時間と第1のプラグ群のオン時間との第2の重なり時間とを変更できるようになる。従って、バッテリの状態をより適切に反映した一層効率的な制御が可能となる。
<請求項11の発明>
請求項11の発明によれば、複数のグロープラグが、第1のプラグ群と、その第1のプラグ群とは異なる第2のプラグ群とに分けられ、第1のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとし、第2のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとするように調整される。従って、グロープラグの数が多い場合であっても、効率的なタイミング制御が行えることとなる。また、バッテリが所定状態である場合、第1のプラグ群のオフ時間内に第2のプラグ群のオン時間が設定され、第2のプラグ群のオフ時間内に、第1のプラグ群のオン時間が設定されるようになる。即ち、バッテリが所定状態となった場合には第1のプラグ群のオン時間と第2のプラグ群のオン時間とが重ならないようになるため、各プラグ群は他のプラグ群の通電の影響を受けにくくなり、バッテリの制約が課せられた条件下で各プラグ群を効率的に通電できるようになる。
<請求項12の発明>
請求項12の発明によれば、少なくともバッテリが所定状態である場合、PWM信号のデューティー比が50%とされるため、第1のプラグ群のオン時間と第2のプラグ群のオン時間とを重ならないようにしつつ、いずれのプラグ群も通電されない空白期間を無くすことができ、より効率的な通電が可能となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1について図面を参照しつつ説明する。
本発明の実施形態1に係るグロープラグ制御装置1を概念的に例示するブロック図である。図2は、グロープラグ制御装置1による制御の流れを例示するフローチャートである。また、図3は、第1モードに用いる設定データを概念的に例示する説明図であり、図4は、第2モードに用いる設定データを概念的に例示する説明図である。
グロープラグ制御装置1は、直流電源として構成されるバッテリ3から複数のグロープラグ31,32,33,34に電力を供給する複数の電力供給ライン41,42,43,44にそれぞれ設けられ、これらグロープラグ31,32,33,34の通電及び非通電を切り替える複数のFET21,22,23,24(FET21,22,23,24は、スイッチ手段の一例に相当する)と、各FET21,22,23,24の通電タイミングを制御する制御装置10とを備えている(制御装置10は、制御手段の一例に相当する)。
本実施形態では、各FET21〜24は、直流電源であるバッテリ3と各グロープラグ31〜34との間に介在して、FET21〜24をそれぞれ開閉することにより、バッテリ3からグロープラグ31〜34へ電流を通電・遮断することができるようになっている。具体的には、FET21〜24の制御信号入力端子である各ゲート端子G1,G2,G3,G4は、それぞれ制御装置10の出力端子P1,P2,P3,P4に接続しており、制御装置10からの各ゲート端子G1,G2,G3,G4へのオン信号(本実施形態ではハイレベルの信号)に応じて各FET21〜24がオン状態となるように構成されている。
更に本実施形態では、バッテリ3の状態を検出する検出手段としてセンサ5が設けられている。このセンサ5は、バッテリ3の状態としてバッテリ3の充電状態を検出する公知のSOC(State of Charge)センサとして構成されており、バッテリ3の充電状態としてSOC(State of Charge)を検出してその充電状態に応じたアナログ検出信号としてA/D変換器50に出力する構成をなしている。
A/D変換器50は、センサ5からのバッテリ3のSOCに対応したアナログ検出信号を取得し、これを変換してバッテリ3のSOCに対応したデジタル検出信号として制御装置10に出力する。
制御装置10は、A/D変換器50からのデジタル検出信号を取得し、センサ5により検出されたバッテリ3の状態(即ち、バッテリ3のSOC)に応じて各FET21,22,23,24の通電タイミングを制御する構成をなしている。具体的には、制御装置10では、センサ5によって検出されたバッテリの状態、即ちバッテリ3のSOCが予め定められた所定状態であるか否かを判断し、所定状態と判断された場合、少なくともいずれかのグロープラグの通電タイミングを、通常の通電タイミングと異ならせるように複数のFET21〜24を制御する。なお、詳細な制御方法は後述する。
次に、図2を参照してグロープラグ制御装置1による制御の流れを説明する。
図2に示すフローチャートに係るプログラムは、例えば、制御装置10のROM12などの記憶手段に記憶されており、CPU11はこのプログラムに従って各種制御を行う。
図2に示すプログラムは、イグニッションスイッチIG(以下、スイッチIGとも称する)のオンにより起動されるものであり、スイッチIGをオンにすると、まず、S1にてバッテリの状態を検出する。具体的にはセンサ3からの検出信号(SOC信号)を取得する。その後、S2にて、センサ5によって検出されたバッテリ3の状態が予め定められた所定状態であるか否か、具体的にはバッテリ3のSOCが予め定められた閾値を超えているか否かを判断する。この判断は、S2に基づきCPU11によってて行われるようになっており、CPU11は、判断手段に相当している。
そして、S2にてバッテリ3のSOCが閾値を超えていると判断される場合には、S2にてYesに進み、S3にて制御モードを第1モードに設定する。一方、S2にてバッテリ3のSOCが閾値以下であると判断される場合にはS2にてNoに進み、S4にて制御モードを第2モードに設定する。そして、設定されたモードに従い、S5にて通電制御を行うこととなる。なお、通電制御は、図5、図6のようなタイミングで行われることとなるが、これについては後述する。
S3、S4にて設定される制御モードは、グロープラグ31〜34の通電制御をどのように行うかを特定するモードである。第1モードの設定データは、図3にて概念的に示すように各グロープラグ31〜34の通電開始タイミングを全て同一タイミングとするものであり、S3にて第1モードに設定される場合にはこのような設定データが採用される。なお、図3に示す時間A1は、ここでは所定の基準時間からの経過時間であり、第1モードでは基準時間からA1経過したタイミングで全てのFET21〜24に同一の制御信号が送信されるようになっている。なお、ここでは基準時間を設け、その基準時間から始動までのタイミングA1を全グロープラグ31〜34に対して設定することにより、全グロープラグ31〜34の始動タイミングを同一とする例を示したが、全グロープラグ31〜34の始動タイミングを同一としうる構成であればタイミング設定方法はこれに限定されない。
図5は、バッテリ3のSOCが閾値を超える場合にFET21〜24に与える制御信号を示すタイミングチャートである。制御装置10は、バッテリ3のSOCが閾値を超えている場合(即ち、バッテリ3が所定状態でない場合)、図5のように制御信号を出力し、全グロープラグ31〜34(グロープラグ31〜34はグロープラグ群に相当する)の始動タイミングが同タイミングとなるようにFET21〜24を制御することとなる。
一方、第2モードの場合、いずれかのグロープラグの通電タイミングを、図5のような通常時(即ち、バッテリ3が所定状態(SOCが閾値以下)でない場合)の通電タイミングと異ならせるようにすれば全グロープラグに流れる総電流量を調整できるようになる。例えば、本実施形態のグロープラグ31〜34(グロープラグ群)のように、通常時の始動タイミングが互いに同一とされるような構成においては、バッテリ3が所定状態(SOCが閾値以下)となった場合にそのグロープラグ31〜34(グロープラグ群)のうちの少なくとも1つのグロープラグの始動タイミングを、当該グロープラグ群(グロープラグ31〜34)の他のグロープラグの始動タイミングと異ならせるようにFET21〜24を制御すれば電流が集中する始動時の総電流量を効果的に抑制できるようになる。
図4、図6では、その具体例を示しており、ここでは、通常時に始動タイミングが同一とされるグロープラグ群(グロープラグ31〜34)において、バッテリ3のSOCが閾値以下の場合、全てのグロープラグ31〜34の始動タイミングを異ならせるようにしている。即ち、1気筒目のグロープラグ31の始動タイミングがB1の場合、2気筒目のグロープラグ32の始動タイミングはそのB1よりも遅れた時間B2とされ、3気筒目のグロープラグ33の始動タイミングは、それらB1、B2より遅れたB3とされている。また、4気筒目のグロープラグ34の始動タイミングは、B1,B2,B3よりも遅れたB4とされている。なお、ここでのB1〜B4は、基準時間からの経過時間を示すものであり、例えばスイッチIGのオン時などを基準時間とすることができる。また、ここでは基準時間を設けてその基準時間からの遅れ時間を設定することにより各グロープラグ31〜34の始動タイミングを設定する例を示したが、各グロープラグ31〜34の始動タイミングを異ならせうる構成であればタイミングの設定方法はこれに限定されない。
図6は、バッテリ3のSOCが閾値以下の場合にFET21〜24に与える制御信号を示すタイミングチャートである。制御装置10は、CPU11によりバッテリ3のSOCが閾値以下(即ち、バッテリ3が所定状態である)と判断された場合、図4のような第2モード用の設定データに従い、通常時の始動タイミングが互いに同一とされるグロープラグ31〜34(グロープラグ群)のうちの少なくとも1つのグロープラグの始動タイミングを、当該グロープラグ群の他のグロープラグの始動タイミングと異ならせるようにFET21〜24を制御する。本実施形態では、図6のように、グロープラグ群(グロープラグ31〜34)における全てのグロープラグの始動タイミングを異ならせる例を示しており、この方法によれば始動時の総電流量を効果的に抑制できる。
また、図6に示すように、制御装置10は、各FET21〜24に対し、始動後一定期間出力されるプリグロー信号P1〜P4の後に、オン信号S1とオフ信号S2とを交互に繰り返すPWM信号を出力する構成をなしており、バッテリ3のSOCが閾値以下(所定状態)の場合、各グロープラグのオン信号S1によるオン時間T1において、そのオン時間とされるグロープラグ以外のいずれかのグロープラグがオフ信号S2によるオフ時間T2となるようにFET21〜24を制御している。即ち、通常時には、図5のように全てグロープラグ31〜34のオン時間T1が重なるようにされていたが、バッテリ3のSOCが低下しているときには、図6のように、各グロープラグのオン時間T1全体にわたり、少なくともいずれかのグロープラグがオフ時間T2となるように調整されている。図6の例では、1気筒目或いは3気筒目のオン時間T1全体に亘って、2気筒目及び4気筒目がオフ時間T2となっており、同様に、2気筒目或いは4気筒目のオン時間T1全体に亘って2気筒目及び4気筒目がオフ時間T2となっている。これにより、PWM制御の際にも総電流量が抑制されることとなる。
バッテリ3のSOCが閾値以下となる所定状態において上記のような制御がなされると、図7のように、突入電流が大きい時間帯(各グロープラグの始動直後)が各グロープラグごとずらされ、通常時(即ち、図5のように各グロープラグ31〜34を同時に始動させる場合)に図8の破線のような変化をなしていた全グロープラグ31〜34の総電流量が、図8の実線のように変化することとなる。また、予熱期間後のPWM制御の際にも総電流量が効果的に抑えられることとなる。
なお、バッテリ3のSOCが閾値以下(所定状態)の場合、図6の方法に代えて、図9のようにしてもよい。図9の例では、各グロープラグのオン信号S1によるオン時間T1全体にわたり、そのオン時間とされるグロープラグ以外のグロープラグの全てがオフ信号S2によるオフ時間T2となるようにFET21〜24を制御している。このようにすると、オン時間T2が全てのグロープラグにおいて重ならないようになり、各グロープラグの通電を、それ以外のグロープラグの影響をあまり受けずに行うことができる。
また、所定状態を更に細分化してもよい。例えば、バッテリ3の状態が第1の状態である場合、各グロープラグのオン信号S1によるオン時間T1において、そのオン時間とされるグロープラグ以外のいずれかのグロープラグがオフ信号S2によるオフ時間T2となるように各スイッチ手段(FET21〜24)を制御し、バッテリ3の状態が第2の状態である場合に、各グロープラグのオン信号S1によるオン時間T1全体にわたり、そのオン時間とされるグロープラグ以外のグロープラグの全てがオフ信号S2によるオフ時間T2となるように各スイッチ手段(FET21〜24)を制御するようにしてもよい。
具体的には、バッテリ3のSOCが予め定められた第1のSOC範囲(例えば50%〜70%)である場合、図6のような制御方法、即ち、各グロープラグのオン信号S1によるオン時間T1において、そのオン時間とされるグロープラグ以外のいずれかのグロープラグがオフ信号S2によるオフ時間T2となるように各スイッチ手段(FET21〜24)を制御し、バッテリ3のSOCが第1の範囲よりも低い第2のSOC範囲(例えば50%未満)である場合に、図9のような制御方法、即ち、各グロープラグのオン信号S1によるオン時間T1全体にわたり、そのオン時間とされるグロープラグ以外のグロープラグの全てがオフ信号S2によるオフ時間T2となるように各スイッチ手段(FET21〜24)を制御するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の構成によれば、バッテリ3の状態を検出するセンサ5と、センサ5により検出されたバッテリ3の状態に応じて各FET21〜24の通電タイミングを制御する制御装置10とが設けられているため、各グロープラグ31〜34への電力供給をバッテリ3の状態に応じて適切に制御できるようになる。
また、検出手段がバッテリ3の充電状態を検出する構成をなしているため、バッテリ3の充電状態に応じて各グロープラグ31〜34への電力供給を適切に制御できるようになる。特に、バッテリ劣化時などSOCが低下した際に効率的に制御できることとなる。
また、バッテリ3の状態が所定状態である場合、通常時の始動タイミングが互いに同一とされるグロープラグ群のうちの少なくとも1つのグロープラグの始動タイミングが、そのグロープラグ群における他のグロープラグの始動タイミングと異なるように制御される。従って、仮にそのグロープラグ群に対する総電流量が減少したとしても、他のグロープラグは、始動時に同時に通電されるグロープラグが減少又は無くなるため、電流が適切に確保されるようになる。一方、所定状態でない場合には、グロープラグ群が同時に始動されるため、より迅速な昇温が可能となる。
具体的には、バッテリ3の状態が所定状態である場合、通常時に同一タイミングで始動されるグロープラグ群における全てのグロープラグの始動タイミングが異なるように制御される。従って、そのグロープラグ群の各グロープラグにそれぞれ大きな突入電流が流れたとしても、それ以外のグロープラグには影響が及びにくく、総電流量に制約があっても各グロープラグの突入電流が制限されにくくなる。一方、所定状態でない場合には、グロープラグ群が同時に始動されるため、より迅速な昇温が可能となる。
また、グロープラグ群(即ち、通常時に同一タイミングで始動されるグロープラグからなる群)は全グロープラグによって構成され、所定状態でない通常時には、全グロープラグの始動タイミングが同タイミングとされる。従って、通常時には各グロープラグの始動タイミングを遅らせずにより迅速な昇温を実現でき、所定状態の場合には、制限される範囲内で効率的な昇温を実現できる。
<実施形態2>
次に、実施形態2について説明する。なお、実施形態2は、各グロープラグのタイミングの制御のみが実施形態1と異なり、全体構成及びフローチャートは図1及び図2と同一のものを採用している。よって、全体構成及びフローチャートについては図1、図2を参照して説明することとする。なお、実施形態2では、実施形態1と同様に、センサ5が検出手段として機能しており、制御装置10が制御手段として機能している。また、実施形態1と同様に、CPU11が判断手段の一例に相当しており、FET21,22,23,24がスイッチ手段の一例に相当している。
実施形態2では、図1に示すグロープラグ31〜34が、グロープラグ31,33からなる第1のプラグ群と、その第1のプラグ群とは異なるグロープラグ32,34からなる第2のプラグ群とに分けられている。
制御装置10は、第1のプラグ群における各グロープラグ31,33のオン時間を互いに同一のタイミングとし、第2のプラグ群における各グロープラグ32,34のオン時間を互いに同一のタイミングとするようにFET21〜24に対してオン信号S1とオフ信号S2とを交互に繰り返すPWM信号を出力する。このPWM信号は、バッテリ3のSOCが閾値を超える場合(バッテリ3が所定状態でない通常時)には、図5と同様に、グロープラグ31,33からなる第1のプラグ群のオン時間とグロープラグ32,34からなる第2のプラグ群のオン時間とが同一とされる。
一方、CPU11によりバッテリ3のSOCが閾値以下の場合(バッテリ3が所定状態の場合)、グロープラグ31,33からなる第1のプラグ群のオフ時間T2の少なくとも一部の時間が、第2のプラグ群38のオン時間T1に重なり、グロープラグ32,34からなる第2のプラグ群のオフ時間T2の少なくとも一部の時間が、第1のプラグ群37のオン時間T1に重なるようにFET21〜24を制御する。
この構成によれば、グロープラグの数が多い場合であっても、効率的なタイミング制御が行えることとなる。また、バッテリが所定状態である場合、第1のプラグ群のオン時間と第2のプラグ群のオン時間とが少なくとも一部の時間において重ならないようになり、バッテリの制約が課せられた条件下で各プラグ群を効率的に通電できるようになる。
制御装置10は、CPU11により所定状態と判断された場合、バッテリ3の状態に応じて、第1のプラグ群のオフ時間と第2のプラグ群のオン時間との第1の重なり時間T3、及び第2のプラグ群のオフ時間と第1のプラグ群のオン時間との第2の重なり時間T4を変更するようにFET21〜24を制御するようにしてもよい。例えば、バッテリ3のSOCが予め定められた第1のSOC範囲(例えば50%〜70%)である場合、第1の重なり時間T3及び第2の重なり時間がそれぞれ第1の所定時間及び第2の所定時間となるように各スイッチ手段(FET21〜24)を制御し、バッテリ3のSOCが第1の範囲よりも低い第2のSOC範囲(例えば50%未満)である場合に、第1の重なり時間T3が第1の所定時間よりも長く、第2の重なり時間T4が第2の所定時間よりも長くなるように調整するようにしてもよい。
このようにすれば、バッテリが所定状態である場合に、バッテリの状態に応じて、第1の重なり時間T3及び第2の重なり時間T4を変更できるようになるため、バッテリの状態をより適切に反映した一層効率的な制御が可能となる。
また、図11のようにしてもよい。図11は、図10と同様に、グロープラグ31〜34が、グロープラグ31,33からなる第1のプラグ群と、その第1のプラグ群とは異なるグロープラグ32,34からなる第2のプラグ群とに分けられている。また、図10と同様に、制御装置10は、第1のプラグ群における各グロープラグ31,33のオン時間を互いに同一のタイミングとし、第2のプラグ群における各グロープラグ32,34のオン時間を互いに同一のタイミングとするようにFET21〜24に対してオン信号S1とオフ信号S2とを交互に繰り返すPWM信号を出力するように構成されている。
このPWM信号は、バッテリ3のSOCが閾値を超える場合(バッテリ3が所定状態でない通常時)には、図5のように、グロープラグ31,33からなる第1のプラグ群のオン時間とグロープラグ32,34からなる第2のプラグ群のオン時間とが同一とされる。
一方、CPU11によりバッテリ3のSOCが閾値以下と判断された場合(バッテリ3が所定状態の場合)、グロープラグ31,33からなる第1のプラグ群のオフ時間T2のオフ時間内にグロープラグ32,34からなる第2のプラグ群のオン時間T1が設定され、グロープラグ32,34からなる第2のプラグ群のオフ時間内に、グロープラグ31,33からなる第1のプラグ群のオン時間T1が設定されるように記FET21〜24を制御する。
この構成の場合、バッテリ3が所定状態となった場合には第1のプラグ群のオン時間と第2のプラグ群のオン時間とが重ならないようになるため、各プラグ群は他のプラグ群の通電の影響を受けにくくなり、バッテリの制約が課せられた条件下で各プラグ群を効率的に通電できるようになる。また、図11に示すように、制御装置10は、少なくともCPU11によりバッテリ3が所定状態であると判断された場合、PWM信号のデューティー比を50%とするようにしている。このようにすれば、バッテリ3が所定状態である場合に第1のプラグ群のオン時間と第2のプラグ群のオン時間とを重ならないようにしつつ、いずれのプラグ群も通電されない空白期間を無くすことができ、より効率的な通電が可能となる。なお、本実施形態では、通常時もバッテリ3が所定状態である場合でもデューティ比を50%としているが、通常時は50%を超える値、或いは50%に満たない値としておき、バッテリ3が所定状態である場合にデューティー比を50%に設定するようにしてもよい。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1、2では、センサ5により、バッテリの状態としてバッテリの充電状態を検出していたが、センサ5をバッテリ3の電圧を検出する電圧センサ(例えば公知の直流電圧計等)として構成してもよい。この構成によれば、バッテリの電圧に応じて各グロープラグへの電力供給を適切に制御できるようになる。なお、バッテリの充電状態を検出するセンサと、バッテリの電圧を検出するセンサとを共に設け、充電状態及び電圧に基づいてバッテリの状態を総合的に判断するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、センサ5としてSOCセンサを例示したが、バッテリの劣化状態を検出するSOH(State of Health)センサによって検出手段を構成してもよい。
(3)上記実施形態では、主としてデューティー比が一定である例を示したが、上記構成に加え、バッテリが所定状態の場合に、デューティー比を変更するようにしてもよい。このように、バッテリの状態に応じてデューティー比を変更する構成は上記いずれの実施形態でも採用できる。例えば、バッテリが所定状態(SOCが閾値以下となった場合等)となったときには、デューティ比を通用時よりも低く設定するようにしてもよい。このようにすれば、総電流量を効果的に抑えることができる。また、バッテリの状態に応じてデューティ比を段階的に変更するようにしてもよい。例えば、バッテリ3のSOCが予め定められた第1のSOC範囲(例えば60%〜80%)よりも大きい場合(例えば、SOC80%を超える値)の場合、第1のデューティ比(例えば50%)とし、SOCが第1のSOC範囲(例えば50%〜70%)である場合、デューティー比を第2のデューティ比(例えば40%)とし、バッテリ3のSOCが第1の範囲よりも低い第2のSOC範囲(例えば60%未満)である場合には、デューティー比を第3のデューティー比とするようにしてもよい。このようにすれば、SOCが低下するにつれ段階的に総電流量を抑制できるようになる。
本発明の実施形態1に係るグロープラグ制御装置を概念的に例示するブロック図 実施形態1におけるグロープラグの通電制御の流れを例示するフローチャート 第1モードに用いる設定データを概念的に例示する説明図 第2モードに用いる設定データを概念的に例示する説明図 通常時にFET21〜24に出力する信号を例示するタイミングチャート バッテリの状態が所定状態のときにFET21〜24に出力する信号を例示するタイミングチャート バッテリが所定状態のときの各グロープラグの電流の変化を説明する説明図 バッテリが所定状態のときの総電流の変化を説明する説明図 バッテリの状態が所定状態のときにFET21〜24に出力する信号について、図6とは異なる例を示すタイミングチャート 実施形態2において、バッテリの状態が所定状態のときにFET21〜24に出力する信号を例示するタイミングチャート 図10の別例を示すタイミングチャート
符号の説明
1…グロープラグ制御装置
3…バッテリ
5…センサ(検出手段)
10…制御装置(制御手段)
11…CPU(判断手段)
21,22,23,24…FET(スイッチ手段)
31,32,33,34…グロープラグ
41,42,43,44…電力供給ライン
T1…オン時間
T2…オフ時間
T3…第1の重なり時間
T4…第2の重なり時間

Claims (12)

  1. バッテリから複数のグロープラグに電力を供給する複数の電力供給ラインにそれぞれ設けられ、前記グロープラグの通電及び非通電を切り替える複数のスイッチ手段と、
    前記バッテリの状態を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された前記バッテリの状態に応じて各スイッチ手段の通電タイミングを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記バッテリの状態が予め定められた所定状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
    前記制御手段は、前記判断手段により前記所定状態でない通常時と判断された場合には、全グロープラグのうちの少なくとも複数のグロープラグからなるグロープラグ群の始動タイミングが互いに同一となるように前記複数のスイッチ手段を制御する一方、前記判断手段により前記所定状態と判断された場合には、前記始動タイミングが同一とされるグロープラグ群のうちの少なくとも1つのグロープラグの始動タイミングを異ならせるように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とするグロープラグ制御装置。
  2. 前記検出手段は、前記バッテリの状態として前記バッテリの充電状態を検出することを特徴とする請求項1に記載のグロープラグ制御装置。
  3. 前記検出手段は、前記バッテリの状態として前記バッテリの電圧レベルを検出することを特徴とする請求項1に記載のグロープラグ制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記所定状態であると判断した場合と、前記所定状態でないと判断した場合とにおいて前記複数のスイッチ手段を制御する電圧波形は前記始動タイミングのみ異なる等しい電圧波形であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のグロープラグ制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記判断手段により前記所定状態と判断された場合、前記グロープラグ群における全てのグロープラグの始動タイミングを異ならせるように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする請求項4に記載のグロープラグ制御装置。
  6. 前記複数のグロープラグの全グロープラグによって前記グロープラグ群が構成され、
    前記制御手段は、前記所定状態でない場合、前記全グロープラグの始動タイミングを同タイミングとするように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のグロープラグ制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記バッテリの状態が予め定められた所定状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
    前記制御手段は、
    各スイッチ手段に対してオン信号とオフ信号とを交互に繰り返すPWM信号を出力する構成をなし、
    前記判断手段により前記バッテリが前記所定状態であると判断された場合、各グロープラグの前記オン信号によるオン時間全体にわたり、そのオン時間とされるグロープラグ以外の少なくともいずれかのグロープラグが前記オフ信号によるオフ時間となるように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のグロープラグ制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記検出手段によって検出された前記バッテリの状態が予め定められた所定状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
    前記制御手段は、
    各スイッチ手段に対してオン信号とオフ信号とを交互に繰り返すPWM信号を出力する構成をなし、
    前記判断手段により前記バッテリが前記所定状態であると判断された場合、各グロープラグの前記オン信号によるオン時間全体にわたり、そのオン時間とされるグロープラグ以外のグロープラグの全てが前記オフ信号によるオフ時間となるように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のグロープラグ制御装置。
  9. 前記複数のグロープラグは、少なくとも、第1のプラグ群と、その第1のプラグ群とは異なる第2のプラグ群とに分けられており、
    前記制御手段は、
    前記検出手段によって検出された前記バッテリの状態が予め定められた所定状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
    前記第1のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとし、前記第2のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとするように各スイッチ手段に対してオン信号とオフ信号とを交互に繰り返すPWM信号を出力する構成をなし、
    かつ、前記バッテリが前記所定状態でない通常時には前記第1のプラグ群のオン時間と前記第2のプラグ群のオン時間とが同一とされ、
    前記判断手段により前記バッテリが前記所定状態であると判断された場合、前記第1のプラグ群のオフ時間の少なくとも一部の時間が、前記第2のプラグ群のオン時間に重なり、前記第2のプラグ群のオフ時間の少なくとも一部の時間が、前記第1のプラグ群のオン時間に重なるように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のグロープラグ制御装置。
  10. 前記制御手段は、前記判断手段により前記所定状態と判断された場合、前記バッテリの状態に応じて、前記第1のプラグ群のオフ時間と前記第2のプラグ群のオン時間との第1の重なり時間、及び前記第2のプラグ群のオフ時間と前記第1のプラグ群のオン時間との第2の重なり時間を変更するように前記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする請求項9に記載のグロープラグ制御装置。
  11. 前記複数のグロープラグは、少なくとも、第1のプラグ群と、その第1のプラグ群とは異なる第2のプラグ群とに分けられており、
    前記制御手段は、
    前記検出手段によって検出された前記バッテリの状態が予め定められた所定状態であるか否かを判断する判断手段を備え、
    前記第1のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとし、前記第2のプラグ群における各グロープラグのオン時間を互いに同一のタイミングとするように各スイッチ手段に対してオン信号とオフ信号とを交互に繰り返すPWM信号を出力する構成をなし、
    かつ、前記バッテリが前記所定状態でない通常時には前記第1のプラグ群のオン時間と前記第2のプラグ群のオン時間とが同一とされ、
    前記判断手段により前記バッテリが前記所定状態であると判断された場合、前記第1のプラグ群のオフ時間内に前記第2のプラグ群のオン時間が設定され、前記第2のプラグ群のオフ時間内に、前記第1のプラグ群のオン時間が設定されるように記複数のスイッチ手段を制御することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のグロープラグ制御装置。
  12. 前記制御手段は、少なくとも前記判断手段により前記バッテリが前記所定状態であると判断された場合、前記PWM信号のデューティー比を50%とすることを特徴とする請求項11に記載のグロープラグ制御装置。
JP2006146916A 2006-05-26 2006-05-26 グロープラグ制御装置 Expired - Fee Related JP4559383B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146916A JP4559383B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 グロープラグ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006146916A JP4559383B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 グロープラグ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007315322A JP2007315322A (ja) 2007-12-06
JP4559383B2 true JP4559383B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=38849409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006146916A Expired - Fee Related JP4559383B2 (ja) 2006-05-26 2006-05-26 グロープラグ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4559383B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4864814B2 (ja) * 2007-05-29 2012-02-01 富士重工業株式会社 グロープラグの故障診断装置
JP5349195B2 (ja) * 2009-08-03 2013-11-20 株式会社デンソー グロープラグ通電制御装置
FR2991003B1 (fr) * 2012-05-22 2015-11-13 Peugeot Citroen Automobiles Sa Procede de commande de bougies de prechauffage d'un moteur thermique et dispositif de commande associe
DE102014204901B4 (de) * 2014-03-17 2017-11-30 Robert Bosch Gmbh Verfahren zur Begrenzung einer Stromaufnahme eines Glühzeitsteuergerätes und ein Glühzeitsteuergerät

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6143273A (ja) * 1984-08-03 1986-03-01 ローベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 内燃機関の制御方法
JP2002115641A (ja) * 2000-10-12 2002-04-19 Toyota Motor Corp グロープラグの異常検出装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6143273A (ja) * 1984-08-03 1986-03-01 ローベルト・ボツシユ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 内燃機関の制御方法
JP2002115641A (ja) * 2000-10-12 2002-04-19 Toyota Motor Corp グロープラグの異常検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007315322A (ja) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4565574B2 (ja) 異常検出装置
EP3076007A1 (en) Ignition device
US20070181110A1 (en) Multiple discharge ignition control apparatus and method for internal combustion engines
JP4559383B2 (ja) グロープラグ制御装置
JP5510048B2 (ja) 電源回路
JP2009024662A (ja) 電磁負荷の制御装置
JP6803278B2 (ja) 点火装置
JP5035037B2 (ja) 内燃機関の点火制御装置
JP5843886B2 (ja) グロープラグ駆動制御装置
JP5792192B2 (ja) グロープラグ駆動制御方法及びグロープラグ駆動制御装置
JP6724726B2 (ja) 電力供給装置
JP2006010501A (ja) バッテリ状態管理装置
JP2011017312A (ja) 通電制御システム
JP6252796B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008121457A (ja) 回路異常検出装置
JP2008118812A (ja) 車両用オルタネータの制御装置
JP2014041064A (ja) 負荷駆動装置
JP2006046241A (ja) エンジン点火装置
JP5184263B2 (ja) 車両用電源装置
JP2007225560A (ja) ガスセンサのヒータ制御装置
JP4889358B2 (ja) 電源管理システム及び電源管理方法
JP6669020B2 (ja) 電子制御装置
CN109075701B (zh) 电源装置
JP2010090800A (ja) グロープラグ制御装置
JP2001250660A (ja) ヒータ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081119

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090910

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100720

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees