JP4889358B2 - 電源管理システム及び電源管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電源管理システム及び電源管理方法に関する。
一般的な車載電源システムでは、オルタネータとバッテリとによって電装品(負荷)が駆動される。このような車載電源システムを管理する従来の電源管理システムとして、下記特許文献1には、バッテリに対する充放電電流値を電流センサによって検出し、バッテリの端子電圧値を電圧センサによって検出し、電流センサ及び電圧センサの各検出値に基づいてバッテリの状態を監視する技術が開示されている。
特開2005−263068号公報
しかしながら、電流センサは高価であるため、コスト削減の観点からは、電流センサを用いずに電源管理システムを構築できれば望ましい。
また、オルタネータで発電された電流だけで負荷電流を賄えなくなると、バッテリから電流が供給されることとなり、バッテリの残容量が低下する。従って、バッテリからの電流供給を伴わずにオルタネータからの電流供給のみによる負荷駆動の余裕度を予め把握すべく、オルタネータの発電余力を知ることができれば望ましい。
本発明はかかる事情に鑑みて成されたものであり、電流センサを用いずに、バッテリの放電電流値及びオルタネータの発電余力を導出できる、電源管理システム及び電源管理方法を得ることを目的とする。
第1の発明に係る電源管理システムは、オルタネータとバッテリとを含む電源によって複数の負荷を駆動する電源システムを管理する電源管理システムであって、前記電源と前記複数の負荷との間にそれぞれ介挿された複数のスイッチング手段と、前記電源と前記複数のスイッチング手段との間の電源経路上の電圧値を検出する電圧センサと、前記複数の負荷の各々毎の負荷電流値に関する情報を予め記憶する記憶部と、前記電圧センサによって検出された第1の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかを判定した後、前記複数のスイッチング手段の各々の導通状態又は遮断状態を一時的に切り換えて元に戻し、一時的に状態が切り換えられている期間内に前記電圧センサによって検出された第2の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかをさらに判定し、前記第2の電圧値に基づき判定された状態が前記第1の電圧値に基づき判定された状態と異なる場合に、一時的に状態が切り換えられた前記スイッチング手段に接続された負荷に対応する前記記憶部の負荷電流値に基づいて、前記バッテリの放電電流値及び/又は前記オルタネータの発電余力を求める制御処理手段とを備えるものである。第2の発明に係る電源管理システムは、第1の発明に係る電源管理システムにおいて、前記制御処理手段は、前記第2の電圧値に基づき判定された状態が前記第1の電圧値に基づき判定された状態と異なる状態へ転じるまで、前記スイッチング手段の状態の変化により削減又は追加される前記記憶部の情報に基づく負荷電流の合計値が順に大きくなる順序で、前記複数のスイッチング手段の導通状態又は遮断状態を一時的に切り換える処理と前記第2の電圧値に基づく前記バッテリの状態の判定処理とを繰り返す。
の発明に係る電源管理システムは、第1又は第2の発明に係る電源管理システムにおいて特に、前記制御処理手段は、前記オルタネータの出力電圧が安定している状態で前記電圧センサによって検出された前記第1の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかを判定し、放電状態であると判定された場合、前記複数のスイッチング手段のうち導通状態にある一又は複数のスイッチング手段に対して複数のパターンで遮断制御を行い、パターン毎に前記電圧センサによって検出された前記第2の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかをさらに判定し、前記バッテリが放電状態から充電状態に移行した際に前記遮断制御がなされている一又は複数のスイッチング手段に接続された一又は複数の負荷の負荷電流値に基づいて、前記放電電流値を求めることを特徴とするものである。
の発明に係る電源管理システムは、第1又は第2の発明に係る電源管理システムにおいて特に、前記制御処理手段は、前記オルタネータの出力電圧が安定している状態で前記電圧センサによって検出された前記第1の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかを判定し、充電状態であると判定された場合、前記複数のスイッチング手段のうち遮断状態にある一又は複数のスイッチング手段に対して複数のパターンで導通制御を行い、パターン毎に前記電圧センサによって検出された前記第2の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかをさらに判定し、前記バッテリが充電状態から放電状態に移行した際に前記導通制御がなされている一又は複数のスイッチング手段に接続された一又は複数の負荷の負荷電流値に基づいて、前記発電余力を求めることを特徴とするものである。
の発明に係る電源管理方法は、オルタネータとバッテリとを含む電源と、前記電源と複数の負荷との間にそれぞれ介挿された複数のスイッチング手段と、前記電源と前記複数のスイッチング手段との間の電源経路上の電圧値を検出する電圧センサと、を備え、前記電源によって前記複数の負荷を駆動するシステム、を管理する電源管理方法であって、(a)前記電圧センサにより検出された第1の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかを判定するステップと、(b)前記複数のスイッチング手段の各々の導通状態又は遮断状態を、一時的に切り換えて元に戻すステップと、(c)前記ステップ(b)で状態が一時的に切り換えられている期間内に前記電圧センサにより検出された第2の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかを判定するステップと、(d)前記ステップ(c)で判定された状態が前記ステップ(a)で判定された状態と異なる場合に、前記ステップ(b)において一時的に状態が切り換えられた前記スイッチング手段に接続された負荷に対応する負荷電流値に関する予め記憶部に記憶された情報に基づいて、前記バッテリの放電電流値及び/又は前記オルタネータの発電余力を求めるステップとを備えるものである。
第1の発明に係る電源管理システムによれば、制御処理手段は、複数のスイッチング手段の各々の導通状態又は遮断状態を切り換え、状態が切り換えられる前後に電圧センサによって検出された電圧値と、予め記憶部に記憶された、複数の負荷の各々毎の負荷電流値に関する情報とに基づいて、バッテリの放電電流値及び/又はオルタネータの発電余力を求める。従って、電流センサを用いずにバッテリの放電電流値を導出できるため、コストの削減を図ることができる。また、オルタネータの発電余力を導出できるため、オルタネータからの電流供給のみによる負荷駆動の余裕度を求めることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電源管理システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る電源管理システムの管理対象である車載電源システムは、オルタネータ1及びバッテリ2を含む電源3と、電源3によって駆動される複数(図1に示した例では4個)の負荷5a〜5dとを備えている。一例として、オルタネータ1の出力電圧値は14V程度であり、バッテリ2の出力電圧値は12V程度である。負荷5a〜5dは、任意の電装品であるが、望ましくは、デフォッガー、ミラーヒーター、シートヒーター、エアコン等の、動作の時定数が比較的長く、短時間の強制的なオン/オフが搭乗者に気付かれにくい電装品である。
本実施の形態に係る電源管理システムは、スイッチング手段4a〜4dと、電圧センサ7と、ECU8と、記憶部11とを備えて構成されている。スイッチング手段4a〜4dは、例えば半導体リレーによって構成されており、電源3と負荷5a〜5dとの間にそれぞれ介挿されている。電圧センサ7は、電源3とスイッチング手段4a〜4dとの間の電源経路6上の電圧値V0を検出する。ECU8は、処理部9と制御部10とを有している。処理部9は、電圧センサ7及び記憶部11に接続されている。制御部10は、各スイッチング手段4a〜4dの導通状態/遮断状態を強制的に切り換え可能である。記憶部11は、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリである。なお、スイッチング手段4a〜4d、ECU8、及び記憶部11は、マイコン機能が搭載されたパワーディストリビュータとしてまとめて構成することもできる。
各負荷5a〜5dの負荷電流値は既知であり、各負荷5a〜5d毎の負荷電流値に関する情報が記述されたデータテーブルDTが予め作成されて、記憶部11に記憶されている。以下では、一例として、負荷5a,5b,5c,5dの各負荷電流値がそれぞれ20A,15A,10A,5Aであるものとする。また、オルタネータ1の出力電圧値よりも小さく、バッテリ2の出力電圧値よりも大きい電圧値が、判定しきい値電圧値Vthとして設定されて、記憶部11に記憶されている。この例では、オルタネータ1の出力電圧値が14V程度であり、バッテリ2の出力電圧値が12V程度であるため、例えば、両出力電圧値の中間値である13Vが、判定しきい値電圧値Vthとして設定される。
図2〜4は、本実施の形態に係る電源管理システムによって実現される電源管理方法の流れを示すフローチャートである。
図2を参照して、まずステップS11において、ECU8は、エンジン回転中の任意の時点において、エンジンの回転数が安定している状態であるか否かを判定する。エンジンの回転数が安定していることは、オルタネータ1の出力電圧が安定していることに等しい。
エンジンの回転数が安定していない状態である場合(つまり、ステップS11における判定の結果が「NO」である場合)は、次にステップS12において所定時間だけ待機した後、再びステップS11において安定状態であるか否かの判定を行う。
エンジンの回転数が安定している状態である場合(つまり、ステップS11における判定の結果が「YES」である場合)は、次にステップS13において、電圧センサ7によって電源経路6上の電圧値V0(第1の電圧値)を検出する。検出された電圧値V0は、処理部9に入力される。
次にステップS14において、処理部9は、電圧センサ7から入力された電圧値V0と、記憶部11から読み出した判定しきい値電圧値Vthとを比較することにより、電圧値V0が判定しきい値電圧値Vth以上であるか否かを判定する。
電圧値V0が判定しきい値電圧値Vthよりも小さいということは、バッテリ2の出力電圧が電圧値V0として表れているということであり、これは、バッテリ2が放電状態(バッテリ2から放電電流が流れ出ている状態)であることを意味する。電圧値V0が判定しきい値電圧値Vthよりも小さい場合(つまり、ステップS14における判定の結果が「NO」である場合)は、図3に示す放電電流値導出処理に進む。
電圧値V0が判定しきい値電圧値Vthよりも大きいということは、オルタネータ1の出力電圧が電圧値V0として表れているということであり、これは、バッテリ2が充電状態(バッテリ2に充電電流が流れ込んでいる状態)であることを意味する。電圧値V0が判定しきい値電圧値Vth以上である場合(つまり、ステップS14における判定の結果が「YES」である場合)は、図4に示す発電余力導出処理に進む。
図3を参照して、放電電流値導出処理について説明する。まずステップS21において、制御部10は、スイッチング手段4a〜4dのうち現在導通状態にあるものを割り出す。ここでは、一例として、スイッチング手段4a,4b,4dが導通状態にあるものとする。また、処理部9は、記憶部11から読み出したデータテーブルDTに基づき、スイッチング手段4a,4b,4dの中で最も負荷電流が小さいスイッチング手段として、スイッチング手段4d(負荷電流5A)を割り出す。そして、制御部10は、数秒程度の所定期間だけ、スイッチング手段4dを強制的に遮断状態に切り換える。
次にステップS22において、スイッチング手段4dが遮断状態に切り換えられている期間内に、電圧センサ7によって電源経路6の電圧値V0(第2の電圧値)を検出する。検出された電圧値V0は、処理部9に入力される。スイッチング手段4dは、上記所定期間の経過後、再び導通状態に復帰する。なお、徐励機能を有するレギュレータ(図示しない)によってオルタネータ1の動作が制御されている場合には、ステップS21でスイッチング手段4dが遮断状態に切り換えられても、その後1〜2秒間は徐励の影響で電源経路6の電圧値V0は変化しない。従って、この場合は、徐励の影響が無くなるまで3秒程度待機した後、スイッチング手段4dが導通状態に復帰するよりも前に、電圧センサ7によって電圧値V0を検出する必要がある。
次にステップS23において、処理部9は、ステップS22で電圧センサ7から入力された電圧値V0と、判定しきい値電圧値Vthとを比較することにより、電圧値V0が判定しきい値電圧値Vth以上であるか否かを判定する。
電圧値V0が判定しきい値電圧値Vth以上である場合(つまり、ステップS23における判定の結果が「YES」である場合)は、放電状態であったバッテリ2が、スイッチング手段4dを遮断状態にして5Aの負荷電流を削減したことにより、充電状態に転じたということである。従って、この場合は次にステップS24において、処理部9は、バッテリ2の放電電流値を、「5A以下」と導出する。
一方、電圧値V0が判定しきい値電圧値Vth未満である場合(つまり、ステップS23における判定の結果が「NO」である場合)は、放電状態であったバッテリ2が、スイッチング手段4dを遮断状態にして5Aの負荷電流を削減しても、放電状態のままであるということである。従って、この場合はステップS21に戻り、一時的に遮断すべきスイッチング素子を変更して、その後、バッテリ2が充電状態に転じるまで(つまり、ステップS23における判定の結果が「YES」となるまで)、ステップS21〜S23の処理を繰り返す。
一時的に遮断すべきスイッチング素子の変更の方法としては、例えば、削減される負荷電流の合計値が順に大きくなるように、スイッチング素子4b(15A)→スイッチング素子4a(20A)→スイッチング素子4a+4d(25A)→スイッチング素子4a+4b(35A)→スイッチング素子4a+4b+4d(40A)の順序とする。但し、これに限らず他の方法を採用してもよい。
ステップS23における判定の結果が「YES」となると、次にステップS24において、処理部9は、バッテリ2の放電電流値の導出を行う。例えばスイッチング素子4a+4dに変更した段階でバッテリ2が充電状態に転じた場合は、処理部9は、バッテリ2の放電電流値を、「20Aより大きく25A以下」と導出する。
バッテリ2の放電電流値が求まると、ECU8は、バッテリ2の残容量が低下することを防止すべく、バッテリ2の放電状態が解消されるように負荷制御を行うことができる。例えば、負荷5a〜5dの優先度が同等である場合、25Aの放電電流値を解消するために、スイッチング手段4a,4dを遮断する。
図4を参照して、発電余力導出処理について説明する。まずステップS31において、制御部10は、スイッチング手段4a〜4dのうち現在遮断状態にあるものを割り出す。ここでは、一例として、スイッチング手段4a,4c,4dが遮断状態にあるものとする。また、処理部9は、データテーブルDTに基づき、スイッチング手段4a,4c,4dの中で最も負荷電流が小さいスイッチング手段として、スイッチング手段4d(負荷電流5A)を割り出す。そして、制御部10は、数秒程度の所定期間だけ、スイッチング手段4dを強制的に導通状態に切り換える。
次にステップS32において、スイッチング手段4dが導通状態に切り換えられている期間内に、電圧センサ7によって電源経路6の電圧値V0(第2の電圧値)を検出する。検出された電圧値V0は、処理部9に入力される。スイッチング手段4dは、上記所定期間の経過後、再び遮断状態に復帰する。なお、上記と同様に、徐励機能を有するレギュレータによってオルタネータ1の動作が制御されている場合には、徐励の影響が無くなるまで待機した後、スイッチング手段4dが遮断状態に復帰するよりも前に、電圧センサ7によって電圧値V0を検出する必要がある。
次にステップS33において、処理部9は、ステップS32で電圧センサ7から入力された電圧値V0と、判定しきい値電圧値Vthとを比較することにより、電圧値V0が判定しきい値電圧値Vth以上であるか否かを判定する。
電圧値V0が判定しきい値電圧値Vth未満である場合(つまり、ステップS33における判定の結果が「NO」である場合)は、充電状態であったバッテリ2が、スイッチング手段4dを導通状態にして5Aの負荷電流を追加したことにより、放電状態に転じたということである。従って、この場合は次にステップS34において、処理部9は、オルタネータ1の発電余力を、「5A未満」と導出する。
一方、電圧値V0が判定しきい値電圧値Vth以上である場合(つまり、ステップS33における判定の結果が「YES」である場合)は、充電状態であったバッテリ2が、スイッチング手段4dを導通状態にして5Aの負荷電流を追加しても、充電状態のままであるということである。従って、この場合はステップS31に戻り、一時的に導通させるべきスイッチング素子を変更して、その後、バッテリ2が放電状態に転じるまで(つまり、ステップS33における判定の結果が「YES」となるまで)、ステップS31〜S33の処理を繰り返す。
一時的に導通させるべきスイッチング素子の変更の方法としては、例えば、追加される負荷電流の合計値が順に大きくなるように、スイッチング素子4c(10A)→スイッチング素子4c+4d(15A)→スイッチング素子4a(20A)→スイッチング素子4a+4d(25A)→スイッチング素子4a+4c(30A)→スイッチング素子4a+4c+4c(35A)の順序とする。但し、これに限らず他の方法を採用してもよい。
ステップS33における判定の結果が「NO」となると、次にステップS34において、処理部9は、オルタネータ1の発電余力の導出を行う。例えばスイッチング素子4a+4cに変更した段階でバッテリ2が放電状態に転じた場合は、処理部9は、オルタネータ1の発電余力を、「25A以上30A未満」と導出する。
なお、以上の説明では、複数の負荷5a〜5dと複数のスイッチング手段4a〜4cとを用い、各スイッチング手段4a〜4dを導通制御又は遮断制御することによって、負荷電流値の大きさを変更した。他の方法として、PWM制御を行い、負荷駆動パルスのパルス幅を調整することで、負荷電流値の大きさを変更してもよい。
このように本実施の形態に係る電源管理システムによれば、ECU8は、各スイッチング手段4a〜4dの導通状態又は遮断状態を複数のパターンで切り換え、各パターン毎に電圧センサ7によって検出された電圧値V0と、予め準備された、各負荷5a〜5d毎の負荷電流値に関するデータテーブルDTとに基づいて、バッテリ2の放電電流値及び/又はオルタネータ1の発電余力を求める。従って、電流センサを用いずにバッテリ2の放電電流値を導出できるため、コストの削減を図ることができる。また、オルタネータ1の発電余力を導出できるため、バッテリ2からの電流供給を伴わずにオルタネータ1からの電流供給のみによる負荷駆動の余裕度を求めることができる。
また、ECU8は、オルタネータ1の出力電圧が安定している状態で電圧センサ7によって検出された電圧値V0に基づいて、バッテリ2が充電状態であるか放電状態であるかを判定する。そして、放電状態であると判定された場合は、スイッチング手段4a〜4dのうち導通状態にあるものに対して複数のパターンで遮断制御を行い、バッテリ2が放電状態から充電状態に移行した際に遮断制御がなされているスイッチング手段に接続された負荷の負荷電流値に基づいて、バッテリ2の放電電流値を求める。一方、充電状態であると判定された場合は、スイッチング手段4a〜4dのうち遮断状態にあるものに対して複数のパターンで導通制御を行い、バッテリ2が充電状態から放電状態に移行した際に導通制御がなされているスイッチング手段に接続された負荷の負荷電流値に基づいて、オルタネータ1の発電余力を求める。これにより、バッテリ2の放電電流値及びオルタネータ1の発電余力を、比較的簡易な方法によって求めることができる。
本発明の実施の形態に係る電源管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る電源管理システムによって実現される電源管理方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る電源管理システムによって実現される電源管理方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る電源管理システムによって実現される電源管理方法の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 オルタネータ
2 バッテリ
3 電源
4a〜4d スイッチング手段
5a〜5d 負荷
6 電源経路
7 電圧センサ
8 ECU
9 処理部
10 制御部
11 記憶部

Claims (5)

  1. オルタネータとバッテリとを含む電源によって複数の負荷を駆動する電源システムを管理する電源管理システムであって、
    前記電源と前記複数の負荷との間にそれぞれ介挿された複数のスイッチング手段と、
    前記電源と前記複数のスイッチング手段との間の電源経路上の電圧値を検出する電圧センサと、
    前記複数の負荷の各々毎の負荷電流値に関する情報を予め記憶する記憶部と、
    前記電圧センサによって検出された第1の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかを判定した後、前記複数のスイッチング手段の各々の導通状態又は遮断状態を一時的に切り換えて元に戻し、一時的に状態が切り換えられている期間内に前記電圧センサによって検出された第2の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかをさらに判定し、前記第2の電圧値に基づき判定された状態が前記第1の電圧値に基づき判定された状態と異なる場合に、一時的に状態が切り換えられた前記スイッチング手段に接続された負荷に対応する前記記憶部の負荷電流値に基づいて、前記バッテリの放電電流値及び/又は前記オルタネータの発電余力を求める制御処理手段と
    を備える、電源管理システム。
  2. 前記制御処理手段は、
    前記第2の電圧値に基づき判定された状態が前記第1の電圧値に基づき判定された状態と異なる状態へ転じるまで、前記スイッチング手段の状態の変化により削減又は追加される前記記憶部の情報に基づく負荷電流の合計値が順に大きくなる順序で、前記複数のスイッチング手段の導通状態又は遮断状態を一時的に切り換える処理と前記第2の電圧値に基づく前記バッテリの状態の判定処理とを繰り返す、請求項1に記載の電源管理システム。
  3. 前記制御処理手段は、
    前記オルタネータの出力電圧が安定している状態で前記電圧センサによって検出された前記第1の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかを判定し、
    放電状態であると判定された場合、前記複数のスイッチング手段のうち導通状態にある一又は複数のスイッチング手段に対して複数のパターンで遮断制御を行い、パターン毎に前記電圧センサによって検出された前記第2の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかをさらに判定し、前記バッテリが放電状態から充電状態に移行した際に前記遮断制御がなされている一又は複数のスイッチング手段に接続された一又は複数の負荷の負荷電流値に基づいて、前記放電電流値を求める、請求項1又は請求項2に記載の電源管理システム。
  4. 前記制御処理手段は、
    前記オルタネータの出力電圧が安定している状態で前記電圧センサによって検出された前記第1の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかを判定し、
    充電状態であると判定された場合、前記複数のスイッチング手段のうち遮断状態にある一又は複数のスイッチング手段に対して複数のパターンで導通制御を行い、パターン毎に前記電圧センサによって検出された前記第2の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかをさらに判定し、前記バッテリが充電状態から放電状態に移行した際に前記導通制御がなされている一又は複数のスイッチング手段に接続された一又は複数の負荷の負荷電流値に基づいて、前記発電余力を求める、請求項1又は請求項2に記載の電源管理システム。
  5. オルタネータとバッテリとを含む電源と、前記電源と複数の負荷との間にそれぞれ介挿された複数のスイッチング手段と、前記電源と前記複数のスイッチング手段との間の電源経路上の電圧値を検出する電圧センサと、を備え、前記電源によって前記複数の負荷を駆動するシステム、を管理する電源管理方法であって、
    (a)前記電圧センサにより検出された第1の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかを判定するステップと、
    (b)前記複数のスイッチング手段の各々の導通状態又は遮断状態を、一時的に切り換えて元に戻すステップと、
    (c)前記ステップ(b)で状態が一時的に切り換えられている期間内に前記電圧センサにより検出された第2の電圧値に基づいて、前記バッテリが充電状態であるか放電状態であるかを判定するステップと、
    (d)前記ステップ(c)で判定された状態が前記ステップ(a)で判定された状態と異なる場合に、前記ステップ(b)において一時的に状態が切り換えられた前記スイッチング手段に接続された負荷に対応する負荷電流値に関する予め記憶部に記憶された情報に基づいて、前記バッテリの放電電流値及び/又は前記オルタネータの発電余力を求めるステップと
    を備える、電源管理方法。
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