JP2002115641A - グロープラグの異常検出装置 - Google Patents

グロープラグの異常検出装置

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JP2002115641A
JP2002115641A JP2000311861A JP2000311861A JP2002115641A JP 2002115641 A JP2002115641 A JP 2002115641A JP 2000311861 A JP2000311861 A JP 2000311861A JP 2000311861 A JP2000311861 A JP 2000311861A JP 2002115641 A JP2002115641 A JP 2002115641A
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    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P19/00Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition
    • F02P19/02Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition electric, e.g. layout of circuits of apparatus having glowing plugs
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Abstract

(57)【要約】 【課題】異常検出のための特別な回路や素子を設けるこ
となく、ディーゼルエンジンにおけるグロープラグの断
線等の異常を検出する装置の提供。 【解決手段】グローオフからグローオンに切り替えた場
合に(S460)、前後のディーゼルエンジンの運転状
態(オルタネータのコントローラにおける制御デューテ
ィDFおよび最終基本噴射量指令値QFINC)の差に
基づいて(S490,S500)、グロープラグの異常
有無判定を行っている(S510,S520)。グロー
プラグの異常はエネルギー供給源であるディーゼルエン
ジンの運転状態に現れる。したがってグロープラグへの
給電前後においてディーゼルエンジンの運転状態の差に
基づいてグロープラグの断線やグローリレーの給電異常
等の異常有無判定を行うことができる。こうして課題を
解決でき、製造コストの増加を防止し、信頼性や搭載性
の悪化のおそれをなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディーゼルエンジン
に設けられたグロープラグの異常を検出する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ディーゼルエンジンには、冷間時
の始動性を向上させるためにグロープラグが設けられて
いる。すなわち冷間時のディーゼルエンジンの始動に際
しては、予めグロープラグに給電することによりディー
ゼルエンジンを予熱した後、スタータにて始動するよう
にされている。
【0003】このようなグロープラグには通電発熱体が
設けられているが、この通電発熱体自体の断線あるいは
この通電発熱体への電力供給ラインに断線が生じた場合
には、冷間時の始動性に問題を生じる。このためグロー
プラグの断線検出装置を設けることにより、グロープラ
グの異常を検出する装置が提案されている(特開平11
−182400号公報、特開昭57−26275号公
報、特開昭58−113581号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では、グロープラグの断線を検出するための電圧検出回
路等の特別な回路や素子を設けていたため、製造コスト
が悪化するばかりか部品点数増加により信頼性・搭載性
も悪化するおそれがある。本発明は、異常検出のための
特別な回路や素子を設けることなく、グロープラグの断
線等の異常を検出する装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段およびその作用効果について記載する。請
求項1記載のグロープラグの異常検出装置は、ディーゼ
ルエンジンに設けられたグロープラグの異常を検出する
異常検出装置であって、グロープラグへの給電状態を変
化させる給電制御手段と、前記給電制御手段にて給電状
態を変化させた場合に該変化前後のディーゼルエンジン
の運転状態の差に基づいてグロープラグの異常有無判定
を行う異常判定手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】異常判定手段は、特別な回路や素子にて直
接グロープラグの異常を検出するのではなく、給電制御
手段にて給電状態を変化させた場合に、この変化前後の
ディーゼルエンジンの運転状態の差に基づいてグロープ
ラグの異常有無判定を行っている。グロープラグは発熱
するためのエネルギーを直接的あるいは間接的にディー
ゼルエンジンから得ている。このため、グロープラグで
のエネルギーの消費に現れたグロープラグの異常は、エ
ネルギー供給源であるディーゼルエンジンの運転状態に
現れることとなる。
【0007】したがって、グロープラグへの給電状態変
化前後において、ディーゼルエンジンの運転状態の差に
基づいてグロープラグの断線等の異常有無判定を行うこ
とができる。このため、直接グロープラグの断線等の異
常を検出するための特別な回路や素子を設ける必要が無
くなるので、製造コストの増加を防止し、信頼性や搭載
性の悪化のおそれをなくすことができる。
【0008】請求項2記載のグロープラグの異常検出装
置では、請求項1記載の構成において、前記給電制御手
段は、グロープラグへの給電オンと給電オフとを切り替
えるものであることを特徴とする。
【0009】給電制御手段がグロープラグへの給電オン
と給電オフとを切り替えるように構成されていることに
より、異常判定手段では、給電オン−オフ切り替え前後
のディーゼルエンジンの運転状態の差に基づいてグロー
プラグの異常有無判定を行うことができる。
【0010】請求項3記載のグロープラグの異常検出装
置では、請求項1または2記載の構成において、前記給
電制御手段は、電力消費の増減が高感度にディーゼルエ
ンジンの運転状態に影響する状態にある場合に、グロー
プラグへの給電オンと給電オフとを強制的に切り替える
ものであることを特徴とする。
【0011】例えば、暖機後のエンジン運転状態、バッ
テリ電圧が基準電圧以上の状態、あるいはディーゼルエ
ンジンにより駆動されるエアコンがオフの状態などで
は、ディーゼルエンジンは低負荷状態で駆動しているた
め、電力消費の増減が高感度にディーゼルエンジンの運
転状態に影響する。このような電力消費の増減が高感度
にディーゼルエンジンの運転状態に影響する状態にある
場合に、給電制御手段がグロープラグへの給電状態を変
化させると、グロープラグの異常有無が変化前後のディ
ーゼルエンジンの運転状態の差に大きく影響する。
【0012】したがって、このように高感度に反応する
運転状態の差に基づいて正確にグロープラグの異常有無
の判定を行うことができる。請求項4記載のグロープラ
グの異常検出装置では、請求項1〜3のいずれか記載の
構成において、前記異常判定手段は、前記給電制御手段
にて給電状態が変化された場合に、該変化前後のディー
ゼルエンジンの運転状態の差が基準値よりも小さい場合
にグロープラグが断線していると判定することを特徴と
する。
【0013】グロープラグが断線している場合は、給電
制御手段にて給電状態を変化させても、変化前後で給電
状態では差がない。このため異常判定手段は、変化前後
のディーゼルエンジンの運転状態の差が基準値よりも小
さい場合にグロープラグが断線していると判定すること
ができる。このように、直接グロープラグの断線異常を
検出するための特別な回路や素子を設けなくてもグロー
プラグの断線等が検出でき、製造コストの増加を防止
し、信頼性や搭載性の悪化のおそれをなくすことができ
る。
【0014】請求項5記載のグロープラグの異常検出装
置では、請求項1〜4のいずれか記載の構成に対して、
ディーゼルエンジンのアイドル時にエンジン回転数がア
イドル目標回転数となるようにディーゼルエンジンの燃
料噴射量を調整するアイドル回転数制御手段を備えると
共に、前記異常判定手段は、アイドル時において前記給
電制御手段にて給電状態を変化させた場合に該変化前後
のディーゼルエンジンの燃料噴射量の差に基づいてグロ
ープラグの異常有無判定を行うことを特徴とする。
【0015】このようにディーゼルエンジンの運転状態
の差を求めるために利用する制御としてアイドル回転数
制御を挙げることができる。グロープラグに正常に電流
が流れる場合には、給電制御手段により電力を供給した
場合あるいは電力を遮断した場合には、ディーゼルエン
ジンの電気負荷が変化する。このため、給電制御手段の
処理はアイドル目標回転数を維持するための燃料噴射量
には影響する。しかし、グロープラグに異常があり、例
えば断線異常があり、グロープラグに全く電流が流れな
い場合は、給電制御手段により電力を供給してもあるい
は電力を遮断してもディーゼルエンジンの電気負荷は変
化しない。このため、給電制御手段の処理は、アイドル
目標回転数を維持するための燃料噴射量には影響しなく
なる。
【0016】したがって、ディーゼルエンジンの燃料噴
射量の差に基づいてグロープラグの異常有無判定を行う
ことができる。このように、直接グロープラグの断線異
常を検出するための特別な回路や素子を設けなくてもグ
ロープラグの断線等が検出でき、製造コストの増加を防
止し、信頼性や搭載性の悪化のおそれをなくすことがで
きる。
【0017】請求項6記載のグロープラグの異常検出装
置では、請求項1〜4のいずれか記載の構成に対して、
バッテリ電圧に応じて出力を調整する発電手段を備える
と共に、前記異常判定手段は、前記給電制御手段にて給
電状態を変化させた場合に該変化前後の前記発電手段の
出力の差に基づいてグロープラグの異常有無判定を行う
ことを特徴とする。
【0018】このようにディーゼルエンジンの運転状態
の差を求めるために利用する制御装置として、バッテリ
電圧に応じて出力を調整する発電手段を挙げることがで
きる。グロープラグに正常に電流が流れる場合には、給
電制御手段により電力を供給したり遮断したりするとバ
ッテリの電力消費量に変化を生じる。このため発電手段
は出力を変更することになる。しかし、グロープラグに
異常があり、例えば断線異常があり、グロープラグに全
く電流が流れない場合は、給電制御手段により電流量を
供給しても遮断してもバッテリの電力消費量に変化はな
い。このため発電手段は出力を変更しない。
【0019】したがって、発電手段の出力の差に基づい
てグロープラグの異常有無判定を行うことができる。こ
のように直接グロープラグの断線異常を検出するための
特別な回路や素子を設けなくてもグロープラグの断線等
が検出でき、製造コストの増加を防止し、信頼性や搭載
性の悪化のおそれをなくすことができる。
【0020】請求項7記載のグロープラグの異常検出装
置では、請求項1〜4のいずれか記載の構成において、
前記ディーゼルエンジンの運転状態の差は、ディーゼル
エンジンの燃料噴射量が一定である場合のエンジン回転
数の差であることを特徴とする。
【0021】なお、ディーゼルエンジンの燃料噴射量が
一定である場合にはエンジン回転数の差をディーゼルエ
ンジンの運転状態の差として用いても良い。ディーゼル
エンジンの燃料噴射量が一定であると、グロープラグが
正常であれば、給電制御手段により電力を供給した場合
には、その電気エネルギー負荷が発生するのでエンジン
回転数は低下し、電力を遮断した場合はエンジン回転数
は上昇する。一方、グロープラグに異常があり、例えば
断線異常があり、グロープラグに全く電流が流れない場
合は、給電制御手段により電力を供給しても電気エネル
ギー負荷が発生せずエンジン回転数は低下しないし、電
力を遮断した場合もエンジン回転数は上昇しない。した
がって、ディーゼルエンジンの燃料噴射量が一定である
場合にはエンジン回転数の差に基づいてグロープラグの
異常有無判定を行うことができる。このように直接グロ
ープラグの断線等の異常を検出するための特別な回路や
素子を設けなくてもグロープラグの断線等の異常が検出
でき、製造コストの増加を防止し、信頼性や搭載性の悪
化のおそれをなくすことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1は、実施の
形態1としての蓄圧式ディーゼルエンジン(コモンレー
ル型ディーゼルエンジン)2とその制御系統を示す概略
構成図である。本蓄圧式ディーゼルエンジン2は自動車
用エンジンとして車両に搭載されているものである。
【0023】ディーゼルエンジン2には、複数の気筒
(本実施の形態では4気筒であるが、1気筒のみ図示し
ている)♯1,#2,#3,♯4が設けられており、各
気筒♯1〜♯4の燃焼室に対してインジェクタ4がそれ
ぞれ設けられている。インジェクタ4からディーゼルエ
ンジン2の各気筒♯1〜♯4への燃料噴射は、噴射制御
用の電磁弁4aのオン・オフにより制御される。
【0024】インジェクタ4は、各気筒共通の蓄圧配管
としてのコモンレール6に接続されており、前記噴射制
御用の電磁弁4aが開いている間、コモンレール6内の
燃料がインジェクタ4より各気筒♯1〜♯4に噴射され
るようになっている。前記コモンレール6には、燃料噴
射圧に相当する比較的高い圧力が蓄積されている。この
蓄圧を実現するために、コモンレール6は供給配管8を
介してサプライポンプ10の吐出ポート10aに接続さ
れている。また、供給配管8の途中には、逆止弁8aが
設けられている。この逆止弁8aの存在により、サプラ
イポンプ10からコモンレール6への燃料の供給が許容
され、かつ、コモンレール6からサプライポンプ10へ
の燃料の逆流が阻止されている。
【0025】サプライポンプ10は、吸入ポート10b
を介して燃料タンク12に接続されており、その途中に
はフィルタ14が設けられている。サプライポンプ10
は、燃料タンク12からフィルタ14を介して燃料を吸
入する。また、これとともに、サプライポンプ10は、
ディーゼルエンジン2の回転に同期する図示しないカム
によってプランジャを往復運動させて、燃料圧力を要求
される所定圧にまで高めて、高圧燃料をコモンレール6
に供給している。
【0026】さらに、サプライポンプ10の吐出ポート
10a近傍には、圧力制御弁10cが設けられている。
この圧力制御弁10cは、吐出ポート10aからコモン
レール6の方へ吐出される燃料圧力を制御するためのも
のである。この圧力制御弁10cが開かれることによ
り、吐出ポート10aから吐出されない分の余剰燃料
が、サプライポンプ10に設けられたリターンポート1
0dからリターン配管16を経て燃料タンク12へと戻
されるようになっている。
【0027】ディーゼルエンジン2の燃焼室には、吸気
通路18および排気通路20がそれぞれ接続されてい
る。吸気通路18には図示しないスロットルバルブが設
けられており、このスロットルバルブをディーゼルエン
ジン2の運転状態により開度調整することにより、燃焼
室内に導入される吸入空気の流量が調整される。
【0028】また、ディーゼルエンジン2の燃焼室内に
は、グロープラグ22が配設されている。このグロープ
ラグ22は、ディーゼルエンジン2の始動直前にグロー
リレー22aにて電流が流されることにより赤熱し、こ
れに燃料噴霧の一部が吹きつけられることで着火・燃焼
が促進される始動補助装置である。このグロープラグ2
2は後述するごとくの処理により断線等の異常検出がな
される。
【0029】ディーゼルエンジン2には、以下の各種セ
ンサ等が設けられており、これらは、本実施の形態1に
おいて、ディーゼルエンジン2の運転状態を検出する。
すなわち、図1に示すように、アクセルペダル24の近
傍には、アクセル開度ACCPFを検出するためのアク
セルセンサ26が設けられ、更にアクセルセンサ26の
近傍には、アクセルペダル24の踏込量がゼロの場合に
全閉信号(オン)を出力する全閉スイッチ28が設けら
れている。また、ディーゼルエンジン2には、ディーゼ
ルエンジン2を始動させるためのスタータ30が設けら
れている。このスタータ30には、その作動状態を検知
するスタータスイッチ30aが設けられている。ディー
ゼルエンジン2のシリンダブロックには、その冷却水の
温度(冷却水温THW)を検出するための水温センサ3
2が設けられている。更にオイルパン(図示略)にはエ
ンジンオイルの温度THOを検出する油温センサ34が
設けられている。また前記リターン配管16には、燃料
温度THFを検出するための燃温センサ36が設けられ
ている。また、前記コモンレール6にはコモンレール6
内の燃料の圧力を検出するために燃圧センサ38が設け
られている。ディーゼルエンジン2のクランクシャフト
(図示略)に設けられたパルサ(図示略)の近傍には、
NEセンサ40が設けられている。更にクランクシャフ
トの回転は、吸気弁18aおよび排気弁20aを開閉動
作させるためのカムシャフト(図示略)にタイミングベ
ルト等を介して伝達される。このカムシャフトは、クラ
ンクシャフトの1/2回転の回転速度で回転するよう設
定されている。このカムシャフトに設けられたパルサ
(図示略)の近傍には、気筒判別センサ42が設けられ
ている。そして、本実施の形態1ではこれら両センサ4
0,42から出力されるパルス信号により、エンジン回
転数NE、クランク角CA、第1気筒♯1の吸気上死点
(TDC)が算出されている。トランスミッション44
には、シフトポジションセンサ46が設けられて、トラ
ンスミッション44のシフト状態を検出している。また
トランスミッション44の出力軸側には、出力軸の回転
数から車速SPDを検出する車速センサ48が設けられ
ている。またディーゼルエンジン2の出力により駆動す
るエアコン装置(図示略)が設けられると共に、このエ
アコン装置の駆動を指示するためのエアコンスイッチ5
0が設けられている。
【0030】本実施の形態1においては、ディーゼルエ
ンジン2の各種制御を司るための電子制御装置(EC
U)52が設けられており、このECU52により、後
述する燃料噴射量制御やグロー制御等のディーゼルエン
ジン2を制御するための処理が行われる。ECU52
は、中央処理制御装置(CPU)、各種プログラムやマ
ップ等を予め記憶した読出専用メモリ(ROM)、CP
Uの演算結果等を一時記憶するランダムアクセスメモリ
(RAM)、演算結果や予め記憶されたデータ等を保存
するバックアップRAM、タイマカウンタ、入力インタ
ーフェース、出力インターフェース等を備えたマイクロ
コンピュータを中心として構成されている。前述したア
クセルセンサ26、水温センサ32、油温センサ34、
燃温センサ36、燃圧センサ38等は、それぞれバッフ
ァ、マルチプレクサ、A/D変換器(いずれも図示せ
ず)を介してECU52の入力インターフェースに接続
されている。また、NEセンサ40、気筒判別センサ4
2、車速センサ48等は、波形整形回路(図示せず)を
介してECU52の入力インターフェースに接続されて
いる。さらに、全閉スイッチ28、スタータスイッチ3
0a、シフトポジションセンサ46、エアコンスイッチ
50等はECU52の入力インターフェースに直接接続
されている。これ以外にバッテリ電圧Vbおよびオルタ
ネータの制御デューティDF等がECU52に入力され
て、その値が読み込まれている。CPUは、上記各セン
サやスイッチ類の信号を入力インターフェースを介して
読み込む。また電磁弁4a、圧力制御弁10c、グロー
リレー22a等は、それぞれ駆動回路を介してECU5
2の出力インターフェースに接続されている。CPU
は、入力インターフェースを介して読み込んだ入力値に
基づき制御演算を行い、出力インターフェースを介して
前記電磁弁4a、圧力制御弁10c、グローリレー22
a等を好適に制御する。
【0031】ここで、図2の電力供給系統図に示すごと
く、オルタネータ54およびエアコン用コンプレッサ5
6は、ディーゼルエンジン2のクランクシャフト2aか
らベルト2bを介して回転駆動される。オルタネータ5
4内部には電圧レギュレータ54aが備えられている。
この電圧レギュレータ54aはオルタネータ用コントロ
ーラ58からのデューティ信号に応じた電圧がオルタネ
ータ54から出力されるようにしている。コントローラ
58はバッテリ60の電圧Vbを検出し、バッテリ60
の充電状態を適切な状態に維持するように、電圧レギュ
レータ54aに対してデューティ制御を実行している。
グロープラグ22は、ECU52によりグローリレー2
2aがオンされている場合に、オルタネータ54および
バッテリ60から電力を供給されることにより発熱する
ことができる。
【0032】次に、本実施の形態において、ECU52
により実行される制御のうち、燃料噴射量制御処理およ
びグロー制御処理について説明する。図3および図4は
燃料噴射量制御処理を示している。本処理は一定クラン
ク角毎(爆発行程毎)の割り込みで実行される。なお個
々の処理に対応するフローチャート中のステップを「S
〜」で表す。
【0033】燃料噴射量制御処理が開始されると、ま
ず、NEセンサ40の信号により検出されているエンジ
ン回転数NE、アクセルセンサ26の信号により検出さ
れているアクセル開度ACCPF、シフトポジションセ
ンサ46の信号により検出されているシフトポジション
SFTおよび車速センサ48の信号により検出されてい
る車速SPD等の制御に必要なデータがECU52のR
AM内の作業領域に読み込まれる(S110)。
【0034】次に、エンジン回転数NEおよびアクセル
開度ACCPFに基づいて、エンジン回転数NEおよび
アクセル開度ACCPFをパラメータとするアイドル時
ガバナ噴射量指令値マップからアイドル時ガバナ噴射量
指令値QGOV1を算出する(S120)。このマップ
は、予めアイドル時用に実験的に定められてECU52
のROM内に記憶されているものである。なお、このマ
ップでは離散的に数値が配置されているので、パラメー
タとして一致する値が存在しない場合には、補間計算に
より求めることになる。このようなマップの設定および
補間による算出は、他のマップにおいても同様である。
【0035】次に、エンジン回転数NEおよびアクセル
開度ACCPFに基づいて、エンジン回転数NEおよび
アクセル開度ACCPFをパラメータとするアイドル以
外用ガバナ噴射量指令値マップからアイドル以外用ガバ
ナ噴射量指令値QGOV2を算出する(S130)。更
にアイドル以外用ガバナ噴射量指令値QGOV2に対す
る補助的な特性を与える補助ガバナ噴射量指令値QGO
V3を、エンジン回転数NEおよびアクセル開度ACC
PFに基づいて、エンジン回転数NEおよびアクセル開
度ACCPFをパラメータとする補助ガバナ噴射量指令
値マップから算出する(S140)。
【0036】次に、アイドル以外か否かが判定される
(S150)。例えば、暖機完了後において、車速SP
Dがほぼ0km/hであり、全閉スイッチ28が「O
N」である場合には、アイドル状態にあるものと判定さ
れる。アイドル状態であれば(S150で「NO」)、
次に、次式1に示すごとく、アイドル時の目標回転数N
TRGと実際の回転数NEとの回転数偏差NEDLが算
出される(S160)。
【0037】
【数1】 NEDL ← NTRG − NE … [式1] 次に回転数偏差NEDLに応じた噴射量補正値QIID
Lを、回転数偏差NEDLをパラメータとするマップか
ら求める。このマップの代わりに、回転数偏差NEDL
をパラメータとする関数から噴射量補正値QIIDLを
求めても良い。
【0038】次に、次式2のごとく、噴射量補正値QI
IDLの値に基づいて、アイドル噴射量補正値QIIを
算出する(S180)。
【0039】
【数2】 QII ← QII ± QIIDL … [式2] ここで、右辺のQIIは前回の制御周期時に求められた
アイドル噴射量補正値QIIである。また「± QII
DL」は、NTRG≧NEの場合は「+ QIIDL」
を意味し、NTRG<NEの場合は「− QIIDL」
を意味する。
【0040】ステップS180の次に次式3により、ガ
バナ噴射量指令値QGOVが算出される(S190)。
なお、ステップS150にてアイドル以外であると判定
された場合(S150で「YES」)は、直接、ガバナ
噴射量指令値QGOVの算出処理(S190)に移る。
【0041】
【数3】 QGOV ← MAX(QGOV1+QII+QIP, MAX(QGOV2,QGOV3)+QIPB) … [式3] ここで、QIPはアイドル時にエアコンなどの負荷が生
じている場合のオフセット値であり、QIPBはアイド
ル以外の場合にエアコンなどの負荷が生じている場合の
オフセット値である。また、MAX()は、括弧内の値
の内の最大値を抽出する演算子である。
【0042】次に、加減速時か否かが判定される(S2
00)。この判定は、例えば、ガバナ噴射量指令値QG
OVが、前回の制御周期時に算出されている基本噴射量
指令値QBASEOLに比較して大きくあるいは小さく
なっているか否かにより判定される。
【0043】加減速時であれば(S200で「YE
S」)、次にガバナ噴射量指令値QGOVの増減抑制処
理がなされる。これはガバナ噴射量指令値QGOVが急
速に変化する場合に生じるショックを防止するために行
われるものである。したがって基本噴射量指令値QBA
SEOLに比較して大きく変化したガバナ噴射量指令値
QGOVがステップS190にて算出された場合には、
ガバナ噴射量指令値QGOVの値はショックが生じない
ように補正される。
【0044】次に基本噴射量指令値QBASEとしてガ
バナ噴射量指令値QGOVの値が設定される(S22
0)。なおステップS200にて加減速時でないと判定
された場合(S200で「NO」)は、直接、ステップ
S220の処理に移る。
【0045】そして、この基本噴射量指令値QBASE
を、次式4に表すごとく最大噴射量指令値QFULLに
てガード処理して最終基本噴射量指令値QFINCを算
出する(S230)。
【0046】
【数4】 QFINC ← MIN(QBASE,QFULL) … [式4] ここで、MIN()は、括弧内の値の内の最小値を抽出
する演算子である。
【0047】次に、次式5に示すごとく、最終基本噴射
量指令値QFINCからパイロット噴射量指令値QPL
が減算されて、メイン噴射量指令値QFPLが算出され
る(S240)。
【0048】
【数5】 QFPL ← QFINC − QPL … [式5] 次に、メイン噴射量指令値QFPLの値に基づいて、マ
ップあるいは関数fqによりメイン噴射期間TQFPL
が算出される(S250)。更に、パイロット噴射量指
令値QPLの値に基づいて、マップあるいは関数fpに
よりパイロット噴射期間TQPLが算出される(S26
0)。そして、前回基本噴射量指令値QBASEOL
に、今回算出された基本噴射量指令値QBASEを設定
する(S270)。こうして燃料噴射量制御処理を一旦
終了する。
【0049】次に図5および図6に示すグロー制御処理
について説明する。本処理は時間周期で繰り返し実行さ
れる処理である。本処理が開始されると、まず、コント
ローラ58による制御デューティDF、バッテリ60の
電圧Vb、各センサの検出結果などのディーゼルエンジ
ン2の運転状態が読み込まれる(S300)。
【0050】次にフリクションの影響が小さい状態を判
定するために、ステップS310とステップS320と
の判定が行われる。これはフリクションが大きい状態よ
りも小さい状態の方が電気負荷変化が高感度にディーゼ
ルエンジン2の運転状態に現れるのでグローリレー22
aの異常を検出しやすいためである。ここでは冷却水温
THWが暖機判定温度Athwより高いか否かの判定
(S310)とエンジン油温THOが暖機判定温度Bt
hoより高いか否かの判定(S320)とが行われる。
THW>AthwとTHO>Bthoとの両方が満足さ
れていなければ(S310で「NO」またはS320で
「NO」)、通常のグロー制御が実行される(S36
0)。すなわち、ディーゼルエンジン2の運転状態に応
じて、グローリレー22aをオンとしてグロープラグ2
2を加熱して着火・燃焼を促進する始動補助処理が実行
される。
【0051】THW>AthwとTHO>Bthoとの
両方が満足されていれば(S310で「YES」および
S320で「YES」)、暖機後でありフリクションが
小さい状態であると判定できるので、次に現在、通常の
グロー制御においてグローリレー22aのオフ条件が成
立しているか否かが判定される(S330)。グローリ
レー22aのオン条件が成立している場合(S330で
「NO」)では、通常のグロー制御によりグロープラグ
22に給電されているのでグロープラグ22異常判定が
できない。したがって通常のグロー制御が実行される
(S360)。
【0052】通常のグロー制御においてグローリレー2
2aのオフ条件が成立していれば(S330で「YE
S」)、エアコンがオフか否かがエアコンスイッチ50
の状態により判定される(S340)。これはエアコン
がオン状態よりもオフ状態の方が電気負荷変化が高感度
にディーゼルエンジン2の運転状態に現れるのでグロー
リレー22aの異常を検出し易いためである。したがっ
てエアコンがオン状態の場合は(S340で「N
O」)、通常のグロー制御が実行される(S360)。
【0053】エアコンがオフ状態の場合は(S340で
「YES」)、次にバッテリ60の電圧Vbが、ある程
度充電されている状態を示す基準電圧Cvbより大きい
か否かが判定される(S350)。充電不足でバッテリ
60の電圧が低すぎるとコントローラ58による制御デ
ューティDFの値に、電気負荷変化が高感度に現れ難く
なる。このためVb≦Cvbでは(S350で「N
O」)、通常のグロー制御が実行される(S360)。
【0054】Vb>Cvbでは(S350で「YE
S」)、次にアイドル安定状態にあるか否かが判定され
る(S370)。例えば、アクセルセンサ26の全閉ス
イッチ28がオンであり、かつエンジン回転数NEの変
動が安定性を示す基準値よりも小さい場合にアイドル安
定状態にあるものとする。アイドル安定状態にない場合
には(S370で「NO」)、グローリレー22aの異
常を正確に判定できないので、次にグローリレー22a
をオフ状態に維持し、異常検出中フラグFinを「OF
F」に設定し、ONカウンタConをクリアする(S3
80)。なお、異常検出中フラグFinはECU52の
電源オン時においてもFin=「OFF」に初期化され
ている。
【0055】アイドルが安定状態にある場合には(S3
70で「YES」)、次に検出完了フラグFendが
「OFF」か否かが判定される(S390)。検出完了
フラグFendはECU52の電源オン時に「OFF」
に初期化されているが、後述するグローオン時異常検出
処理にて検出が完了していればFend=「ON」であ
るので(S390で「NO」)、グローリレー22aを
オフ状態に維持し、異常検出中フラグFinを「OF
F」に設定し、ONカウンタConをクリアする(S3
80)。
【0056】Fend=「OFF」であれば(S390
で「YES」)、次にグローオン時異常検出処理が実行
される(S400)。このグローオン時異常検出処理で
は、図6のフローチャートに示す処理が実行される。ま
ず、異常検出中フラグFin=「OFF」か否かが判定
される(S410)。本処理が最初に行われる時には、
Fin=「OFF」であることから(S410で「YE
S」)、次に異常検出中フラグFinに「ON」が設定
され(S420)、ONカウンタConに「0」が設定
される(S430)。次にコントローラ58における現
在の制御デューティDFが制御デューティ保持値DFx
に設定され(S440)、前述した燃料噴射量制御処理
にて算出されている最終基本噴射量指令値QFINCが
最終基本噴射量保持値Qxに設定される(S450)。
【0057】次にグローオンが実行される(S46
0)。すなわち、通常のグロー制御ではグローオフ条件
であるが強制的にグローリレー22aをオンすることに
より、グロープラグ22に給電する。そしてONカウン
タConをインクリメントし(S470)、このONカ
ウンタConの値が経過基準値Dconを越えているか
否かが判定される(S480)。Con≦Dconであ
れば(S480で「NO」)、このままグローオン時異
常検出処理を出てグロー制御処理を一旦終了する。
【0058】以後、ステップS310〜S350,S3
70,S390で「YES」と判定される状態が継続す
ると、グローオン時異常検出処理(図6)ではステップ
S410にて「NO」と判定されて、ステップS46
0,S470の処理が繰り返される。
【0059】ステップS470のインクリメントが繰り
返された結果、Con>Dconとなると(S480で
「YES」)、次に現在の制御デューティDFが、前述
のごとく設定された制御デューティ保持値DFxに対し
て次式6に示す関係にあるか否かが判定される(S49
0)。
【0060】
【数6】 DF > DFx + Edf … [式6] ここでDF増加判定値Edfは、グローオフからグロー
オンに切り替えた時に正常にグロープラグ22に給電が
なされた場合に、コントローラ58により調整される制
御デューティDFの増加があったことを判定する値であ
る。このDF増加判定値Edfは、固定値であっても良
く、また予め実験にて設定した冷却水温THWとエンジ
ン油温THOとの2次元マップから求めても良い。
【0061】前記式6が満足されれば(S490で「Y
ES」)、グロープラグ22には正常に給電がなされて
おり、この給電によりバッテリ60の電圧低下が生じ、
この電圧低下に基づいてコントローラ58により制御デ
ューティDFが必要量増加されたことが判る。したがっ
てグローオン時正常フラグFnrに「ON」が設定され
る(S510)。そして検出完了フラグFendに「O
N」が設定される(S530)。こうしてグローオン時
異常検出処理を出てグロー制御処理を一旦終了する。な
お、グローオン時正常フラグFnrはECU52の電源
オン時に「OFF」に初期化されている。
【0062】前記式6が満足されていない場合には(S
490で「NO」)、現在の最終基本噴射量指令値QF
INCが、前述のごとく設定された最終基本噴射量保持
値Qxに対して次式7に示す関係にあるか否かが判定さ
れる(S500)。
【0063】
【数7】 QFINC > Qx + Fqfinc … [式7] ここで燃料増加判定値Fqfincは、グローオフから
グローオンに切り替えた時に正常にグロープラグ22に
給電がなされた場合に、エンジン回転数NEをアイドル
目標回転数NTRGに維持するために前述した燃料噴射
量制御処理(図3,4)にて算出される最終基本噴射量
指令値QFINCの増加があったことを判定する値であ
る。この燃料増加判定値Fqfincは、固定値であっ
ても良く、また予め実験にて設定した冷却水温THWと
エンジン油温THOとの2次元マップから求めても良
い。
【0064】前記式7が満足されれば(S500で「Y
ES」)、グロープラグ22には正常に給電がなされて
おり、この給電による電気負荷増加によりエンジン回転
数が低下しようとするのをアイドル目標回転数制御(S
160〜S190)により燃料噴射量の増加にて対処し
ていることが判る。したがってグローオン時正常フラグ
Fnrに「ON」が設定される(S510)。そして検
出完了フラグFendに「ON」が設定される(S53
0)。こうしてグローオン時異常検出処理を出てグロー
制御処理を一旦終了する。
【0065】前記式7が満足されていない場合には(S
500で「NO」)、グローオン時異常フラグFabに
「ON」が設定される(S520)。そして検出完了フ
ラグFendに「ON」が設定される(S530)。こ
うしてグローオン時異常検出処理を出てグロー制御処理
を一旦終了する。なおグローオン時異常フラグFabは
ECU52の電源オン時に「OFF」に初期化されてい
る。
【0066】本実施の形態における制御の一例を図7お
よび図8のタイミングチャートに示す。図7は正常なグ
ロープラグ22の例を示している。ここでは時刻t1で
ステップS310〜S350,S370,S390にて
「YES」と判定されて、グローオン時異常検出処理
(図6)が開始された場合を示している。時刻t1以
後、制御デューティDFおよび最終基本噴射量指令値Q
FINCが上昇する。そしてONカウンタConが経過
基準値Dconを越えた場合に(時刻t2:S480で
「YES」)、前記式6または前記式7が満足されてお
り(図7では両式6,7が満足されている)を満足する
ことから(S490またはS500で「YES」)、グ
ローオン時正常フラグFnrに「ON」が設定される
(S510)。更にこの時に検出完了フラグFendが
「ON」に設定され(S530)、このため次の制御周
期ではグロー制御処理(図5)のステップS390では
「NO」と判定されてグローオフされる(S380)。
以後、グロー制御処理(図5)のステップS390では
「NO」と判定され続け、グローオン時異常検出処理
(図6)は、今回のディーゼルエンジン2の運転が継続
する限り、再度実行されることはない。
【0067】図8の例では断線やグローリレー22aの
異常により、ECU52が給電処理を行っても、グロー
プラグ22に電流が流れなかったり電力が供給されない
グロープラグ22の例を示している。ステップS310
〜S350,S370,S390にて「YES」と判定
された時刻t11以後、グローリレー22aに対してオ
ン制御を行っても、制御デューティDFおよび最終基本
噴射量指令値QFINCの上昇はない。そしてONカウ
ンタConが経過基準値Dconを越えた場合に(時刻
t12:S480で「YES」)、前記式6および前記
式7のいずれも満足されていないことから(S490お
よびS500で「NO」)、グローオン時異常フラグF
abに「ON」が設定される(S520)。更にこの時
に検出完了フラグFendが「ON」に設定され(S5
30)、次の制御周期ではグロー制御処理(図5)のス
テップS390では「NO」と判定されて、グローオフ
される(S380)。
【0068】上述した構成において、ステップS31
0,S320,S340,S350,S460が給電制
御手段としての処理に、ステップS430〜S450,
S470〜S520が異常判定手段としての処理に、ス
テップS150〜S190がアイドル回転数制御手段と
しての処理に相当する。またオルタネータ54およびコ
ントローラ58が発電手段に相当する。
【0069】以上説明した本実施の形態1によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).グローオン時異常検出処理(図6)では、直
接、グロープラグ22の異常を検出するのではなく、給
電状態の変化、ここではグローオフからグローオンに切
り替えた場合に、この変化前後のディーゼルエンジン2
の運転状態(コントローラ58の制御デューティDFお
よび最終基本噴射量指令値QFINC)の差に基づいて
グロープラグ22の異常有無判定を行っている。グロー
プラグ22は発熱エネルギーを、ディーゼルエンジン2
の出力から電気エネルギーとして得ている。このためグ
ロープラグ22の異常は、グロープラグ22でのエネル
ギーの消費に現れることになり、この結果、グロープラ
グ22の異常はエネルギー供給源であるディーゼルエン
ジン2の運転状態に現れることとなる。
【0070】したがって、グロープラグ22への給電前
後におけるディーゼルエンジン2の運転状態の差に基づ
いてグロープラグ22の断線やグローリレー22aの給
電異常等の異常有無判定を行うことができる。このた
め、直接グロープラグ22の断線等の異常を検出するた
めの特別な回路や素子を設ける必要が無くなる。したが
って製造コストの増加を防止し、信頼性や搭載性の悪化
のおそれをなくすことができる。
【0071】(ロ).本実施の形態では、ステップS3
10およびS320により暖機後のエンジン運転状態、
ステップS340によりディーゼルエンジン2により駆
動されるエアコンがオフの状態、およびステップS35
0によりバッテリ電圧Vbが基準電圧Cvbより高い状
態をすべて満足している場合には、ディーゼルエンジン
2は低負荷状態で駆動している。そして、このような場
合にグロープラグ22への給電状態を変化させている。
このためグロープラグの異常有無に対するディーゼルエ
ンジン2の運転状態の差が高感度になる。したがって正
確にグロープラグ22の異常有無の判定を行うことがで
きる。
【0072】[実施の形態2]本実施の形態2では、前
記実施の形態1のグロー制御処理の代わりに図9に示す
グロー制御処理が実行される点が異なる。これ以外の構
成は特に説明しない限り前記実施の形態1と同じであ
る。
【0073】グロー制御処理(図9)においては、ステ
ップS1300〜S1400の処理は前記実施の形態1
のグロー制御処理(図5)およびこの一部であるグロー
オン時異常検出処理(図6)と同じ処理である。異なる
点は、検出完了フラグFend=「ON」となった場合
(S1390にて「NO」)である。この場合には、ま
ず、グローオフが実行されて(S1410)、グローリ
レー22aに対してグロープラグ22への給電の停止信
号が出力される。そして次にグローオフ時異常検出処理
が実行される(S1420)。
【0074】このグローオフ時異常検出処理の詳細を図
10に示す。本処理が開始されると、まず、グローオフ
時検出完了フラグKendに「OFF」が設定されてい
るか否かが判定される(S1510)。Kend=「O
N」であれば(S1510で「NO」)、このままグロ
ーオフ時異常検出処理を出てグロー制御処理(図9)を
一旦終了する。ただしグローオフ時検出完了フラグKe
ndはECU52の電源オン時に「OFF」に初期設定
されている。したがって、最初はKend=「OFF」
であり(S1510で「YES」)、次に検出完了フラ
グFendが「OFF」から「ON」に設定された直後
であるか否かが判定される(S1520)。直前の制御
周期のグローオン時異常検出処理(S1400:図6と
同じ処理)において、Fend=「ON」(S530)
が実行されていれば(S1520で「YES」)、次に
OFFカウンタCoffに「0」が設定される(S15
30)。次にコントローラ58における現在の制御デュ
ーティDFが制御デューティ保持値DFyに設定され
(S1540)、前述した燃料噴射量制御処理(図3,
4)にて算出されている最終基本噴射量指令値QFIN
Cが最終基本噴射量保持値Qyに設定される(S155
0)。
【0075】次にOFFカウンタCoffをインクリメ
ントし(S1560)、このOFFカウンタCoffの
値が経過基準値Dcoffを越えているか否かを判定す
る(S1570)。Coff≦Dcoffであれば(S
1570で「NO」)、このままグローオフ時異常検出
処理を出てグロー制御処理を一旦終了する。
【0076】以後、グロー制御処理のステップS131
0〜S1350,S1370で「YES」およびS13
90で「NO」と判定される状態が継続すると、グロー
オフ時異常検出処理(図10)ではステップS1510
にて「YES」、ステップS1520で「NO」と判定
されて、ステップS1560の処理が繰り返される。こ
のOFFカウンタCoffのインクリメントの結果、C
off>Dcoffとなると(S1570で「YE
S」)、次に現在の制御デューティDFが、前述のごと
く設定された制御デューティ保持値DFyに対して次式
8に示す関係にあるか否かが判定される(S158
0)。
【0077】
【数8】 DF < DFy − Gdf … [式8] ここでDF減少判定値Gdfは、グローオンからグロー
オフに切り替えた時に正常にグロープラグ22への給電
が停止された場合に、コントローラ58により調整され
る制御デューティDFの減少があったことを判定する値
である。このDF減少判定値Gdfは固定値であっても
良く、また予め実験にて設定した冷却水温THWとエン
ジン油温THOとの2次元マップから求めても良い。
【0078】前記式8が満足されれば(S1580で
「YES」)、グロープラグ22に対して正常に給電停
止がなされており、この給電停止によりバッテリ60の
電圧上昇が生じ、この電圧上昇に基づいてコントローラ
58により制御デューティDFが必要量減少されたこと
が判る。したがってグローオフ時正常フラグKnrに
「ON」が設定される(S1600)。そしてグローオ
フ時検出完了フラグKendに「ON」が設定される
(S1620)。こうしてグローオフ時異常検出処理を
出てグロー制御処理(図9)を一旦終了する。なお、グ
ローオフ時正常フラグKnrはECU52の電源オン時
に「OFF」に初期化されている。
【0079】前記式8が満足されていない場合には(S
1580で「NO」)、現在の最終基本噴射量指令値Q
FINCが、前述したごとく設定された最終基本噴射量
保持値Qyに対して次式9に示す関係にあるかが判定さ
れる(S1590)。
【0080】
【数9】 QFINC < Qy − Hqfinc … [式9] ここで燃料減少判定値Hqfincは、グローオンから
グローオフに切り替えた時に正常にグロープラグ22へ
の給電が停止された場合に、エンジン回転数NEをアイ
ドル目標回転数NTRGに維持するために前述した燃料
噴射量制御処理(図3,4)にて算出される最終基本噴
射量指令値QFINCの減少があったことを判定する値
である。この燃料減少判定値Hqfincは固定値であ
っても良く、また予め実験にて設定した冷却水温THW
とエンジン油温THOとの2次元マップから求めても良
い。
【0081】前記式9が満足されれば(S1590で
「YES」)、グロープラグ22には正常に給電停止が
なされており、この給電停止による電気負荷減少により
エンジン回転数NEが上昇しようとするのを、アイドル
目標回転数制御(S160〜S190)により燃料噴射
量の減少にて対処していることが判る。したがってグロ
ーオフ時正常フラグKnrに「ON」が設定される(S
1600)。そしてグローオフ時検出完了フラグKen
dに「ON」が設定される(S1620)。こうしてグ
ローオフ時異常検出処理を出てグロー制御処理(図9)
を一旦終了する。
【0082】前記式9が満足されていない場合には(S
1590で「NO」)、グローオフ時異常フラグKab
に「ON」が設定される(S1610)。そしてグロー
オフ時検出完了フラグKendに「ON」が設定される
(S1620)。こうしてグローオフ時異常検出処理を
出てグロー制御処理(図9)を一旦終了する。なおグロ
ーオフ時異常フラグKabはECU52の電源オン時に
「OFF」に初期化されている。
【0083】本実施の形態2では、上述したごとく強制
的にグローオンを実行した場合には、グローオフとグロ
ーオンとの間で生じる運転状態の差からグローオン時の
異常を検出すると共に、この後、グローオフに戻す際に
もグローオンとグローオフとの間で生じる運転状態の差
からグローオフ時の異常を検出している。
【0084】このようにして得られたグローオン時正常
フラグFnr、グローオン時異常フラグFab、グロー
オフ時正常フラグKnrおよびグローオフ時異常フラグ
Kabにもとづいてグロープラグ22やグローリレー2
2aの異常状態を検出することになる。例えば、図11
のタイミングチャートに示したごとく、グローオン時正
常フラグFnrとグローオフ時正常フラグKnrとが共
に「ON」に設定された(時刻t22,t23)場合に
は、正常であることが確実であると判断できる。また図
12のタイミングチャートに示したごとくグローオン時
正常フラグFnrは「ON」であったが(時刻t3
2)、グローオフ時異常フラグKabが「ON」であっ
た場合(時刻t33)には、グローリレー22aのオフ
駆動に何らかの障害が生じていることが推定できる。ま
た、グローオン時異常フラグFabとグローオフ時異常
フラグKabとが共に「ON」であればグロープラグ2
2の断線あるいはグローリレー22aのオン駆動異常で
あることが確実であると判断できる。
【0085】上述した構成において、ステップS131
0,S1320,S1340,S1350,S460,
S1410が給電制御手段としての処理に、ステップS
430〜S450,S470〜S520,S1530〜
S1610が異常判定手段としての処理に、ステップS
150〜S190がアイドル回転数制御手段としての処
理に相当する。またオルタネータ54およびコントロー
ラ58が発電手段に相当する。
【0086】以上説明した本実施の形態2によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).前記実施の形態1の(イ)および(ロ)の効果
を生じる。 (ロ).グローオフからグローオン時の異常のみでな
く、グローオンからグローオフ時の異常も検出している
ことから、グロープラグ22およびグローリレー22a
の詳細な状態が一層確実に判明する。
【0087】[その他の実施の形態] ・前記実施の形態1では、グローオフからグローオンに
した場合において、その前後におけるコントローラ58
の制御デューティDFの低下および最終基本噴射量指令
値QFINCの低下により異常を判定したが、この代わ
りに、グローオンからグローオフに戻した場合のみにお
いて、その前後におけるコントローラ58の制御デュー
ティDFの低下および最終基本噴射量指令値QFINC
の低下により異常を判定しても良い。
【0088】・前記実施の形態1,2において、最終基
本噴射量指令値QFINCの変動を検出する代わりに、
燃料噴射量制御処理(図3)のステップS180で求め
ているアイドル噴射量補正値QIIの変動を検出しても
良い。
【0089】・前記実施の形態1,2においては、アイ
ドル時に異常判定を実行していたことから最終基本噴射
量指令値QFINC(あるいはアイドル噴射量補正値Q
II)の変動を判定したが、これに代えて次のようにし
ても良い。すなわち、グローオン時異常検出処理(S4
00,S1400)およびグローオフ時異常検出処理
(S1420)を実行する際に、アイドル目標回転数制
御(S160〜S180)を停止してアイドル噴射量補
正値QIIを固定する。そして、グローオン時異常検出
処理(S400,S1400)およびグローオフ時異常
検出処理(S1420)では最終基本噴射量指令値QF
INCの変動の代わりに、エンジン回転数NEの変動に
より異常判定を行う。グロープラグ22へ正常に給電が
なされる場合にはディーゼルエンジン2の電気負荷が増
加することから、固定された燃料噴射量ではエンジン回
転数NEが低下し、逆にグロープラグ22への給電が停
止されればディーゼルエンジン2の電気負荷が減少する
ことから、固定された燃料噴射量ではエンジン回転数N
Eが上昇する。そしてグロープラグ22への給電が正常
にできない場合には、グローオンとグローオフとを切り
替えても、正常時のようにエンジン回転数NEが変動す
ることはない。このことからエンジン回転数NEの変動
に基づいて異常判定を実行することができる。
【0090】・前記各実施の形態において、DF増加判
定値Edf、燃料増加判定値Fqfinc、DF減少判
定値Gdfおよび燃料減少判定値Hqfincは、固定
値あるいは予め実験にて設定した冷却水温THWとエン
ジン油温THOとの2次元マップから求めたものであっ
たが、エンジン油温THOの代用として、始動時の冷却
水温THWと積算噴射量(始動時からの積算した燃料噴
射量)との2次元マップからエンジン温度を求めて用い
ても良い。
【0091】・前記各実施の形態では暖機後に異常判定
を実行したが、冷間時においてもSN比が十分に高けれ
ば異常判定を実行しても良い。この場合はフリクション
が次第に小さくなることを考慮して、例えば、DF増加
判定値Edf、燃料増加判定値Fqfinc、DF減少
判定値Gdfおよび燃料減少判定値Hqfincの値を
経過時間、冷却水温THWあるいはエンジン油温THO
等に応じて補正する。
【0092】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明の実施の形態には、次のような形態を含む
ものであることを付記しておく。 (1).請求項3記載の構成において、電力消費の増減
が高感度にディーゼルエンジンの運転状態に影響する状
態とは、暖機後のエンジン運転状態、バッテリ電圧が基
準電圧以上の状態およびディーゼルエンジンにより駆動
されるエアコンがオフの状態の内の1つまたは複数の状
態であることを特徴とするグロープラグの異常検出装
置。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の蓄圧式ディーゼルエンジンとそ
の制御系統を示す概略構成図。
【図2】実施の形態1のグロープラグへの電力供給系統
図。
【図3】実施の形態1にてECUが実行する燃料噴射量
制御処理のフローチャート。
【図4】同じく燃料噴射量制御処理のフローチャート。
【図5】同じくグロー制御処理のフローチャート。
【図6】同じくグローオン時異常検出処理のフローチャ
ート。
【図7】実施の形態1の正常時における一例を示すタイ
ミングチャート。
【図8】実施の形態1の異常時における一例を示すタイ
ミングチャート。
【図9】実施の形態2にてECUが実行するグロー制御
処理のフローチャート。
【図10】同じくグローオフ時異常検出処理のフローチ
ャート。
【図11】実施の形態2の正常時における一例を示すタ
イミングチャート。
【図12】実施の形態2の異常時における一例を示すタ
イミングチャート。
【符号の説明】
2…ディーゼルエンジン、2a…クランクシャフト、2
b…ベルト、4…インジェクタ、4a…電磁弁、6…コ
モンレール、8…供給配管、8a…逆止弁、10…サプ
ライポンプ、10a…吐出ポート、10b…吸入ポー
ト、10c…圧力制御弁、10d…リターンポート、1
2…燃料タンク、14…フィルタ、16…リターン配
管、18…吸気通路、18a…吸気弁、20…排気通
路、20a…排気弁、22… グロープラグ、22a…
グローリレー、24…アクセルペダル、26…アクセル
センサ、28…全閉スイッチ、30…スタータ、30a
…スタータスイッチ、32…水温センサ、34… 油温
センサ、36…燃温センサ、38…燃圧センサ、40…
NEセンサ、42…気筒判別センサ、44…トランス
ミッション、46…シフトポジションセンサ、48…車
速センサ、50…エアコンスイッチ、52…電子制御装
置(ECU)、54…オルタネータ、54a…電圧レギ
ュレータ、56…エアコン用コンプレッサ、58…コン
トローラ、60…バッテリ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディーゼルエンジンに設けられたグロープ
    ラグの異常を検出する異常検出装置であって、 グロープラグへの給電状態を変化させる給電制御手段
    と、 前記給電制御手段にて給電状態を変化させた場合に該変
    化前後のディーゼルエンジンの運転状態の差に基づいて
    グロープラグの異常有無判定を行う異常判定手段と、 を備えたことを特徴とするグロープラグの異常検出装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の構成において、前記給電制
    御手段は、グロープラグへの給電オンと給電オフとを切
    り替えるものであることを特徴とするグロープラグの異
    常検出装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の構成において、前
    記給電制御手段は、電力消費の増減が高感度にディーゼ
    ルエンジンの運転状態に影響する状態にある場合に、グ
    ロープラグへの給電オンと給電オフとを強制的に切り替
    えるものであることを特徴とするグロープラグの異常検
    出装置。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか記載の構成におい
    て、前記異常判定手段は、前記給電制御手段にて給電状
    態が変化された場合に、該変化前後のディーゼルエンジ
    ンの運転状態の差が基準値よりも小さい場合にグロープ
    ラグが断線していると判定することを特徴とするグロー
    プラグの異常検出装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか記載の構成に対し
    て、ディーゼルエンジンのアイドル時にエンジン回転数
    がアイドル目標回転数となるようにディーゼルエンジン
    の燃料噴射量を調整するアイドル回転数制御手段を備え
    ると共に、 前記異常判定手段は、アイドル時において前記給電制御
    手段にて給電状態を変化させた場合に該変化前後のディ
    ーゼルエンジンの燃料噴射量の差に基づいてグロープラ
    グの異常有無判定を行うことを特徴とするグロープラグ
    の異常検出装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか記載の構成に対し
    て、バッテリ電圧に応じて出力を調整する発電手段を備
    えると共に、 前記異常判定手段は、前記給電制御手段にて給電状態を
    変化させた場合に該変化前後の前記発電手段の出力の差
    に基づいてグロープラグの異常有無判定を行うことを特
    徴とするグロープラグの異常検出装置。
  7. 【請求項7】請求項1〜4のいずれか記載の構成におい
    て、前記ディーゼルエンジンの運転状態の差は、ディー
    ゼルエンジンの燃料噴射量が一定である場合のエンジン
    回転数の差であることを特徴とするグロープラグの異常
    検出装置。
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