JP4559294B2 - 薬剤拡散装置 - Google Patents

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Description

本発明は薬剤拡散装置に関するものである。本発明の薬剤拡散装置は室内に置かれるものであり、防虫剤等を室内に拡散させる用途に適するものである。
防虫剤を室内に拡散させる薬剤拡散装置が知られている。初期型の薬剤拡散装置は、例えば特許文献1の様にヒータを備えたものであり、液状の薬剤や、マットに含浸させた薬剤を加熱して蒸散させるものであった。
これに対して、近年、常温で揮発させて所定の防虫効果が得られる薬剤が開発され、当該薬剤に対しては、加熱することなく薬剤を拡散させる薬剤拡散装置が使用される。この種の薬剤拡散装置は、例えば特許文献2,3の様に内部に送風機を備え、薬剤保持部材に通風して薬剤を拡散させるものである。
特開平5−244853号公報 特開2002−209500号公報 登録実用新案第3071760号公報
特許文献1に開示された初期型の薬剤拡散装置は、外形形状が四角柱状である。また特許文献2,3に開示された常温揮散性の薬剤を使用する薬剤拡散装置は、箱型である。
薬剤拡散装置は、室内の床面等に置いて使用するが、外形形状が四角柱状や箱型であるから転倒させてしまうおそれがあった。
薬剤拡散装置が転倒すると、吸気口や排気口が床面向きとなり、十分に吸気や排気を行うことができなくなってしまう。
これに対して薬剤拡散装置の重量を大きくしたり、底面積を広く設計すると転倒の危険性は減少するが、室内に置いたときに邪魔になるという問題がある。重量を重くすると、住人がけつまずいて痛い思いをすることがある。さらに住人が誤って薬剤拡散装置を蹴飛ばしてしまう場合もあり、転倒する危険性を完全に排除できない。
そこで本発明は、従来技術の上記した問題点に注目し、邪魔にならず、且つ転倒の危険性が極めて低い薬剤拡散装置の開発を課題とするものである。
そして上記した課題を解決するための請求項1に記載の発明は、ケース部材を備え、当該ケース部材内に送風手段と薬剤保持部材が内蔵され、外部の空気をケース部材内に吸入し、薬剤を含有する空気をケース部材から排出する薬剤拡散装置において、薬剤拡散装置は部屋のコーナに概ね合致可能な2面の立壁を有し、前記2面の立壁の間に正面壁が設けられ、正面壁には傾斜面があり、前記正面壁には複数の開口が設けられ、前記開口には、専ら外部の空気を吸入する吸入用開口と、専ら薬剤を含有する空気を排出する排出用開口があり、排出用開口は吸入用開口に比べて突出した位置にあることを特徴とする薬剤拡散装置である。
本発明の薬剤拡散装置は、部屋のコーナに置くことを前提としたものである。即ち本発明の薬剤拡散装置は、床と二面の壁によって囲まれた三角の角の位置に設置されることを前提としている。
本発明の薬剤拡散装置のケース部材は、部屋のコーナに概ね合致可能な2面の立壁を有する。
また本発明の薬剤拡散装置のケース部材は、二方向の立壁が部屋のコーナの二面の壁に沿っているから、当該面に使用者がけつまずくことは無い。
さらに本発明の薬剤拡散装置のケース部材は、正面壁に傾斜面があるから、正面壁に物が当たったり使用者が踏みつけたり蹴飛ばしても転倒しない。即ち本発明の薬剤拡散装置では、ケース部材の正面壁には傾斜面があるから、外部から力を受けると傾斜面に対して垂直方向の分力が生じる。この分力は、部屋のコーナ側(床と二面の壁によって囲まれた三角の角)を向くから薬剤拡散装置を部屋のコーナに押しつけることとなり、薬剤拡散装置の姿勢を安定させる。そのため例え使用者が本発明の薬剤拡散装置を蹴飛ばす様なことがあっても薬剤拡散装置は転倒しない。
本発明の薬剤拡散装置は、排出された空気の再吸入を防止する作用がある。即ち薬剤拡散装置は、外部から空気を導入してケース部材内で薬剤と接触させ、薬剤を含有する空気を外部に排出させるものである。従ってケース部材内において薬剤と接する空気は、薬剤の含有量が少ない方が望ましい。そこで本発明の薬剤拡散装置は、排出用開口を吸入用開口に比べて突出した位置に設け、排出された空気が排出直後に再吸入されることを防いだ。
請求項2に記載の発明は、ケース部材を備え、当該ケース部材内に送風手段と薬剤保持部材が内蔵され、外部の空気をケース部材内に吸入し、薬剤を含有する空気をケース部材から排出する薬剤拡散装置において、前記ケース部材は2面の直立壁を有し、前記2面の直立壁は互いに垂直であり、前記2面の直立壁の間に正面壁が設けられ、正面壁には傾斜面があり、前記正面壁には複数の開口が設けられ、前記開口には、専ら外部の空気を吸入する吸入用開口と、専ら薬剤を含有する空気を排出する排出用開口があり、排出用開口は吸入用開口に比べて突出した位置にあることを特徴とする薬剤拡散装置である。
本発明の薬剤拡散装置についても先の発明と同様に、部屋のコーナに置くことを前提としたものである。
本発明の薬剤拡散装置のケース部材は、2面の直立壁を有し、前記2面の直立壁は互いに垂直である。従ってケース部材の2面の直立壁は部屋のコーナの二面の壁に沿い、本発明の薬剤拡散装置は部屋のコーナに納まる。
また本発明の薬剤拡散装置のケース部材は、二方向の直立壁が部屋のコーナの二面の壁に沿っているから、当該面に使用者がけつまずくことは無い。
さらに本発明の薬剤拡散装置のケース部材は、正面壁に傾斜面があるから、正面壁に物が当たったり使用者が踏みつけたり蹴飛ばしても転倒しない。即ち本発明の薬剤拡散装置では、ケース部材の正面壁には傾斜面があるから、外部から力を受けると傾斜面に対して垂直方向の分力が生じる。この分力は、部屋のコーナ側(床と二面の壁によって囲まれた三角の角)を向くから薬剤拡散装置を部屋のコーナに押しつけることとなり、薬剤拡散装置の姿勢を安定させる。そのため例え使用者が本発明の薬剤拡散装置を蹴飛ばす様なことがあっても薬剤拡散装置は転倒しない。
本発明の薬剤拡散装置は、排出された空気の再吸入を防止する作用がある。即ち薬剤拡散装置は、外部から空気を導入してケース部材内で薬剤と接触させ、薬剤を含有する空気を外部に排出させるものである。従ってケース部材内において薬剤と接する空気は、薬剤の含有量が少ない方が望ましい。そこで本発明の薬剤拡散装置は、排出用開口を吸入用開口に比べて突出した位置に設け、排出された空気が排出直後に再吸入されることを防いだ。
また請求項3に記載の発明は、開口は傾斜面に複数設けられ、外部の空気の吸入及び薬剤を含有する空気の排出の双方が前記傾斜面に設けられた開口を介して行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤拡散装置である。
本発明の薬剤拡散装置では、傾斜面に開口が設けられているから、開口面積を大きく設計することができる。そのため外気の吸入や空気の排出に十分な大きさの開口面積を確保することができる。
また請求項4に記載の発明は、排出用開口は吸入用開口よりも幅が広いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の薬剤拡散装置である。
本発明の薬剤拡散装置では、排出された空気が吸い込み側に回り込み難い。
請求項5に記載の発明は、正面壁はその全体が傾斜面であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の薬剤拡散装置である。
また請求項6に記載の発明は、正面壁は全高の70%以上が傾斜面であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の薬剤拡散装置である。
請求項5,6に記載の薬剤拡散装置は、正面壁における傾斜面の占める割合が大きい。そのため外力を受けた時にコーナ側に向かう分力が大きく、より転倒しにくい。
また正面壁は平面であっても、正面側に膨出した曲面であってもよい(請求項7,8)。
請求項9に記載の発明は、正面壁の傾斜面は2面の直立壁の双方と接するものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の薬剤拡散装置である。
本発明の薬剤拡散装置は、傾斜面が2面の直立壁の双方と接するので、傾斜壁と直立壁との間に他の直立壁が無い。そのため使用者の邪魔になりにくい。
請求項10に記載の発明は、排出用開口は吸入用開口に比べて下側の位置にあることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の薬剤拡散装置である。
本発明の薬剤拡散装置は、排出用開口は吸入用開口に比べて下側の位置にあるから、排出用開口は必然的に吸入用開口よりも突出した位置となり、排出された空気の再吸入を防止する作用がある。
本発明の薬剤拡散装置は、転倒しにくく、使用者に安心感を与えることができる効果が有る。また本発明の薬剤拡散装置は、室内に置いても邪魔にならない。
以下さらに本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第一実施形態の薬剤拡散装置を部屋のコーナに設置した状態を示す斜視図である。図2は、図1の薬剤拡散装置の前蓋を外した状態の斜視図である。図3は、図1の薬剤拡散装置の正面図、左右側面図、平面図及び底面図である。
本実施形態の薬剤拡散装置1は、外形形状が四面体である。即ち薬剤拡散装置1は、ケース部材2を持つ。そしてケース部材2は、図1,3の様に2面の直立壁(側壁)3,5と、正面傾斜壁(正面壁)6及び底面壁8によって構成される四面体である。
前記した2枚の直立壁3,5は、図の様に同一形状の直角三角形である。また底面壁8は直角二等辺三角形である。正面傾斜壁6は二等辺三角形である。
正面傾斜壁6には、図の様に複数のスリット10〜20が設けられている。各スリットは、いずれも正面傾斜壁6の底辺21に対して平行であり、その長さは底辺21からの高さに反比例している。また各スリット10〜20は、いずれもわずかに一方側に偏った位置に設けられている。
ケース部材2は、前記した様に2枚の直立壁(側壁)3,5と、正面傾斜壁6及び底面壁8によって構成されるが、これを立体的に観察したとき、2枚の直立壁3,5はいずれも垂直に立設され、さらに2枚の直立壁3,5同士は、互いに垂直である。即ちケース部材2の直立壁3,5は直角三角形であり、斜辺30と底辺31と高さ方向辺32によって構成され、2枚の直立壁3,5の高さ方向辺32同士が接している。また直立壁3,5の底辺31は。いずれも底面壁8の90°の角を挟角とするものである。そのためケース部材2を立体的に観察したとき、2枚の直立壁3,5が垂直に立設する。また薬剤拡散装置1を上から見たとき、2枚の直立壁3,5同士は互いに垂直である。
正面傾斜壁6は、直角三角形たる直立壁3,5の斜辺及び底面壁8の斜辺と接している。そのため正面傾斜壁6は、全体が傾斜姿勢となり、底辺側が図1の様に前方側に位置し、高くなるに連れて奥側に位置する様な姿勢となる。
なお右側面側の直立壁5には、図3に示す様にスイッチ9が設けられている。
ケース部材2の内部には、薬剤保持部材41と送風機40とが内蔵されている。またケース部材2の内部には、一連の送風流路が形成されている。
即ちケース部材2の内部は、図2の様に2段の棚板33,35が設けられ、内部が水平に3室に仕切られている。そして最も下部の仕切り室36内に乾電池37とパイロットランプ(発光ダイオード)39が配置されている。第二仕切り室38には送風機40が配置されている。そして棚33の部位に薬剤保持部材41が設置されている。
図4は、送風機40と薬剤保持部材41の周辺部分を示す分解斜視図である。図5は薬剤保持部材の分解斜視図である。
薬剤保持部材41は、薬剤含浸網46とこれを保持する枠体50によって構成されている。
本実施形態では、枠体50は外側枠47と内側枠48によって構成され、両者の間で薬剤含浸網46を挟み込む構造となっている。即ち外側枠47は、円環状の外周壁51を持ち、外周壁51の一方の端面に保持桟53が形成されたものである。保持桟53は、中心部に円部55を持ち、当該円部55から複数の保持桟53が放射状に延びている。
内側枠48は、前記した外側枠47と相似形であり、外側枠47よりも僅かに小さく、外側枠47の外周壁51内に内側枠48の外周壁56が嵌まり込む。即ち内側枠48は、外側枠47と同様に円環状の外周壁56を持ち、外周壁56の一方の端面に保持桟57が形成されたものであり、内側枠48の外周壁56の外径は外側枠47の外周壁51の内径に相当し、外側枠47の外周壁51内に内側枠48の外周壁56が嵌まり込む。そして外側枠47の保持桟53と内側枠48の保持桟57の間で薬剤含浸網46を挟む。
薬剤含浸網46には防虫薬剤が含浸されている。ここで防虫薬剤とは殺虫剤と忌避剤との両方を含む概念である。本発明において防虫薬剤とは、常温で揮散性を有する有効成分を含有するものであり、該有効成分としてはピレスロイド系化合物、並びにその他の殺虫性化合物及び忌避性化合物を挙げることができる。
ピレスロイド系化合物としては例えば、2,3,5,6−テトラフルオロベンジル(1R)−トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(一般名:トランスフルスリン)、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル(1R)−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル(1R)−トランス−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル(1R)−トランス−3−(1−プロペニル(E/Z=1/8))−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メトキシメチルベンジル3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、2,3,5,6−テトラフルオロ−4−メチルベンジル3−(1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル3−(2−クロロ−2−フルオロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル(1R)−3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート(一般名:エンペントリン)、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル3−(2−メチル−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラート、1−エチニル−2−メチル−2−ペンテニル3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシラートを挙げることができる。
その他の殺虫性化合物及び忌避性化合物としては、例えば2,2−ジクロロビニルジメチルホスフェート等の有機リン化合物、N,N−ジエチル−m−トルアミド、カラン−3,4−ジオール等を挙げることができる。
防除できる害虫の例としては、具体的には各種の有害昆虫を挙げることができ、特に有害飛翔性害虫、例えばアカイエカ、ネッタイイエカ、チカイエカ、コダカアカイエカ等のイエカ類、ヒトスジシマカ、ネッタイシマカ、オオクロヤブカ等のヤブカ類、シナハマダラカ、コガタハマダラカ、ガンビアハマダラカ等のハマダラカ類、サシバエ類、ヌカカ類、ユスリカ類、イエバエ、オオイエバエ等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、タネバエ、ヒメイエバエ、タマネギバエ等のハナバエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ類、ブユ類、アブ類等の双翅目害虫、スズメバチ類、アリガタバチ類、カブラハバチ等のハバチ類等の膜翅目害虫が挙げられる。
なお、薬剤含浸網46には、防虫薬剤と共に、常温で揮散性を有する有効成分を含有する芳香剤を保持させてもよい。芳香剤の含有量は任意であるが、芳香剤が有効に揮散し得る期間を防虫薬剤の有効成分が有効に揮散し得る期間に合わせると、芳香剤の芳香の強さを指標として防虫薬剤の有効成分の残量を確認することができる。
なお本発明の薬剤保持部材は、上記した実施形態に限定されるものではなく、薬剤含浸網46に代わってハニカム構造や、線状、格子状構造を採用してもよい。さらに薬剤保持部材は、液溜部と芯を有して液溜部に溜められた薬液を毛細管現象によって吸い上げて空気と触れさせる構成や、薬剤を固形化してその表面から薬剤を昇華させるものであってもよい。
ケース部材2の内部構造の説明に戻ると、前記した様にケース部材2の第二仕切り室38の送風機40の配置部位には、図2、図4の様に縦仕切り60が設けられており、当該仕切り60によって送風機40のハウジング61が構成されている。即ちハウジング61は第二仕切り室38の棚板35によって底面が封鎖されている。またハウジング61は、仕切り60によって正面側を除く周面が封鎖されている。ハウジング61の上面側は開放されており、薬剤保持部材の収容室62となっている。ただしハウジング61の上面側は全面的に開放されている訳ではなく、図4のように開口67が設けられた構造となっている。
薬剤保持部材の収容室62は、図4の様に低い直立壁63によって覆われたものであり、上面側と正面側が開口している。また上面側の開口端には内向きフランジ65が設けられている。
送風機40は、図2,4の様にハウジング61に羽根部材43とモータ45が配置されて構成されている。即ち送風機40は、羽根部材43とモータ45及びハウジング61によって構成されている。羽根部材43は、シロッコファンやターボファンの様な回転軸を中心とする円周上に多数の小羽根44が配されたものである。モータ45は、羽根部材43の小羽根44に囲まれた位置に配置されている。
また送風機40の上部にある薬剤保持部材の収容室62に、薬剤保持部材41が装着されている。薬剤保持部材41は、下部が開口67の縁によって保持され、上部は内向きフランジ65によって保持されている。
送風機40の羽根部材43は、前記した様に回転軸を中心とする円周上に多数の小羽根44が配されたものであるため、空気は羽根部材43の中心側から吸い込まれ、周方向に排出される。本実施形態では、羽根部材43の上部に薬剤保持部材41が重なっているため、吸入の際に空気が薬剤保持部材41を通過する。
また送風機40と、正面傾斜壁6との関係を説明すると、送風機40が設置された第二仕切り室38の高さは、正面傾斜壁6の下から二番目のスリット19の高さに相当する。
従って送風機40から排出される空気は、下から二番目のスリット19から外部に排出される。一方、空気は、上部側のスリットから吸入される。即ち本実施形態では、下から二番目のスリット19が排出用開口として機能し、他のスリットは吸入用開口として機能する。
本実施形態では、正面傾斜壁6は全体的に傾斜しており、その傾斜方向は、底辺側が前方側に位置し、高くなるに連れて奥側に位置する様な姿勢である。そして排出用開口として機能するスリット19は、吸入用開口として機能するスリットよりも下部に位置するから、排出用開口として機能するスリット19は、吸入用開口として機能するスリットよりも前面側に突出している。
次に本実施形態の薬剤拡散装置1の使用方法について説明する。
薬剤拡散装置1は側面に設けられたスイッチ9をオンすることにより、パイロットランプ39が点灯すると共に内部の送風機40が回転する。その結果、室内の空気が上部側のスリットから吸入され、薬剤拡散装置1の内部に入る。そしてさらに空気は、送風機40に吸い込まれる際に薬剤保持部材41と接し、当該空気に気化した薬剤が混合される。そして薬剤を含む空気が下から二番目のスリット19から外部に排出される。
本実施形態の薬剤拡散装置1は、図1に示す様に部屋のコーナに設置される。より具体的には、部屋の床100と二面の壁101,102によって囲まれた三角の角の位置に設置される。
ここで本実施形態の薬剤拡散装置1は四面体であり、2枚の直立壁3,5が垂直に立設し、2枚の直立壁3,5同士が互いに垂直であるから、2枚の直立壁3,5が部屋のコーナの壁101,102と接する。
従って薬剤拡散装置1が露出する面は、正面傾斜壁6だけである。
ここで正面傾斜壁6は、文字通り傾斜しており、角となる部位が存在しないから、人の足や物が当たることは無い。また例え人の足や掃除機の角等の物が衝突しても薬剤拡散装置1は転倒しない。即ち薬剤拡散装置1では外部に露出する面は、正面傾斜壁6だけであるから、人の足や掃除機の角等の物が衝突するのは正面傾斜壁6に限られる。しかしながら、足や物が正面傾斜壁6に衝突すると、正面傾斜壁6の傾斜面に対して垂直方向の分力が生じ、この分力は、部屋のコーナ側(床と二面の壁によって囲まれた三角の角)を向くから薬剤拡散装置1を部屋のコーナに押しつけることとなり、薬剤拡散装置1の姿勢を安定させる。そのため例え使用者が本発明の薬剤拡散装置1を蹴飛ばす様なことがあっても薬剤拡散装置1は転倒しない。
また本実施形態の薬剤拡散装置1は、部屋のコーナに設置されるものであるが、部屋のコーナ部分は、3方が床100や壁101,102によって遮られ、空気が淀み易い。そのため従来の防虫具を部屋のコーナに設置すると、従来の防虫具から排出された空気が再吸入されるという問題があった。これに対して本実施形態の薬剤拡散装置1は、従来の防虫具に比べて排出された空気の再吸入が少ないという作用がある。
即ち本実施形態の薬剤拡散装置1では、前記した様に排出用開口として機能するスリット19は、吸入用開口として機能するスリットよりも前面側に突出している。そのため本実施形態では、排出された空気が吸入用開口の部位に近づき難く、排出された空気が吸い込み側に回り込み難い。従って薬剤拡散装置1に吸い込まれる空気は薬剤の濃度が低く、薬剤拡散装置1の内部でより多くの薬剤を含有させることができる。そのため室内の薬剤濃度を一定以上に維持し易い。
また部屋のコーナには電気コンセント105が設けられている場合が多いが、本実施形態の薬剤拡散装置1は、壁102と接する面が三角形であるから電気コンセント105を塞がない。
次に本発明の他の実施形態について説明する。図6は、本発明の第二実施形態の薬剤拡散装置を部屋のコーナに設置した状態を示す斜視図である。図7は、図6の薬剤拡散装置の前蓋を外した状態の斜視図である。図8は、図6の薬剤拡散装置の正面図、左右側面図、平面図及び底面図である。
前記した実施形態の薬剤拡散装置1は、各壁が平面であったのに対し、本実施形態の薬剤拡散装置70は、正面壁の一部に曲面が取り入れられている。
即ち本実施形態の薬剤拡散装置70は、正面壁71が丸みを帯び、正面側に膨出している。また正面壁71は、大部分が傾斜面76であるが、下部側に一部垂直部分77がある。垂直部分77は主にデザイン上の要請によって形成されたものであり、機能的には垂直部分77が占める割合は小さいほうがよい。この点から、正面壁71は全高の70%以上が傾斜面76であることが望ましい。
なお本実施形態では、図8の様に、正面壁71が二つの部材によって形成され、前記した傾斜面76を構成する部材と垂直部分77を構成する部分は別部材である。
また本実施形態の薬剤拡散装置70は、天面に平坦部分72を有する。
正面壁71の傾斜面76には複数のスリット81〜88が設けられている。そして最も下部に設けられたスリット88は他よりも幅が広い。本実施形態では、最も下部のスリット88が排出用開口として機能し、他のスリット81〜87は吸入用開口として機能する。従って本実施形態の薬剤拡散装置70についても、排出開口として機能するスリット88が、吸入開口として機能するスリット81〜87よりも前面側に突出しており、排出された空気が吸い込み側に回り込み難い。
本実施形態の薬剤拡散装置70においても、ケース部材74は、2面の直立壁73,75を持ち、両者は互いに垂直である。
薬剤拡散装置70のケース部材の内部には、図8の様に送風機と薬剤保持部材が内蔵されている。
また電池は、正面の直立壁の内部に内蔵されている(図示せず)。
本実施形態で採用する送風機及び薬剤保持部材は、前記した実施形態と略同一である。即ち図8の様に縦仕切り60が設けられており、当該仕切り60によって送風機40のハウジング61が構成されている。ハウジング61は、仕切り60によって正面側を除く周面が封鎖されている。ハウジング61の上面側は開放されており、薬剤保持部材41の収容室62となっている。
薬剤保持部材41の収容室62は、図8の様に低い直立壁63によって覆われたものであり、上面側と正面側が開口している。また上面側の開口端には内向きフランジ65が設けられている。
送風機40は、ハウジング61に羽根部材43とモータ45が配置されて構成されている。また送風機40の上部に設けられた収容室62に、薬剤保持部材41が装着されている。薬剤保持部材41は、下部が開口67の縁によって保持され、上部は内向きフランジ65によって保持されている。
また先の実施形態では、装置の動作を示すパイロットランプが設けられていたが、本実施形態の薬剤拡散装置70ではより工夫が凝らされたものとなっている。
即ち本実施形態では、ハウジングの内部に透明な樹脂板90が水平に配置されている。そしてその樹脂板の最も奥の位置に発光ダイオード91が設置されている。そのため発光ダイオード91が発光すると、光が樹脂板90に入光される。入光された光は、樹脂内を伝播して他方の端面に至り、正面側の端面92が光る。即ち入光された光は、樹脂の板の内面で反射するので、板面側に洩れる光量は少なく、光の多くは正面側の端面92に伝播され、端面92が幻想的に光る。
本実施形態の薬剤拡散装置70についても部屋のコーナに設置されるので、転倒の危険性は低い。
以上説明した第一の実施形態は、側面の直立壁が三角形であった。また第二実施形態では、側面の直立壁は、厳密には5角形であるが、三角形に近いものであると言える。二つの実施形態に共通する構成として、ケース部材の奥側の垂直ラインがケース部材の全高に渡って直線であるという点である。しかしながら実際の設計上、例えば框を避けるために奥の角の部分96が欠落した様な形状とすることも考えられる。図9は、本発明のさらに他の実施形態の薬剤拡散装置95の正面図、左右側面図、平面図及び底面図であり、奥の角の部分96が欠落した形状である。
また第一実施形態及び第二実施形態では、側面の二枚の直立壁同士が直接的に接しているが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、両者の間に他の壁が存在していてもよい。
以上説明した実施形態では、薬剤拡散装置は、部屋のコーナの二面の壁101,102と接する様に装置の側壁が直立しており、さらに2枚の側壁同士が互いに垂直である。この様に側壁が直立しており、さらに2枚の側壁同士が互いに垂直である構成は、最も推奨されるものではあるが、側壁は多少傾斜していてもよい。また側壁同士の角度は、厳密に90°でなくてもよい。要するに、薬剤拡散装置の側壁は、部屋のコーナに概ね合致可能であればよい。
本発明の第一実施形態の薬剤拡散装置を部屋のコーナに設置した状態を示す斜視図である。 図1の薬剤拡散装置の前蓋を外した状態の斜視図である。 図1の薬剤拡散装置の正面図、左右側面図、平面図及び底面図である。 送風機と薬剤保持部材の周辺部分を示す分解斜視図である。 薬剤保持部材の分解斜視図である。 本発明の第二実施形態の薬剤拡散装置を部屋のコーナに設置した状態を示す斜視図である。 図6の薬剤拡散装置の前蓋を外した状態の斜視図である。 図6の薬剤拡散装置の正面図、左右側面図、平面図及び底面図である。 本発明のさらに他の実施形態の薬剤拡散装置の正面図、左右側面図、平面図及び底面図である。
1 薬剤拡散装置
2 ケース部材
3,5 直立壁(側壁)
6 正面傾斜壁(正面壁)
10〜18,20 スリット(吸入用開口)
19 スリット(排出用開口)
40 送風機
41 薬剤保持部材
70 薬剤拡散装置
71 正面壁
73,75 直立壁(側壁)
74 ケース部材
81〜87 スリット(吸入用開口)
88 スリット(排出用開口)
95 薬剤拡散装置

Claims (10)

  1. ケース部材を備え、当該ケース部材内に送風手段と薬剤保持部材が内蔵され、外部の空気をケース部材内に吸入し、薬剤を含有する空気をケース部材から排出する薬剤拡散装置において、薬剤拡散装置は部屋のコーナに概ね合致可能な2面の立壁を有し、前記2面の立壁の間に正面壁が設けられ、正面壁には傾斜面があり、前記正面壁には複数の開口が設けられ、前記開口には、専ら外部の空気を吸入する吸入用開口と、専ら薬剤を含有する空気を排出する排出用開口があり、排出用開口は吸入用開口に比べて突出した位置にあることを特徴とする薬剤拡散装置。
  2. ケース部材を備え、当該ケース部材内に送風手段と薬剤保持部材が内蔵され、外部の空気をケース部材内に吸入し、薬剤を含有する空気をケース部材から排出する薬剤拡散装置において、前記ケース部材は2面の直立壁を有し、前記2面の直立壁は互いに垂直であり、前記2面の直立壁の間に正面壁が設けられ、正面壁には傾斜面があり、前記正面壁には複数の開口が設けられ、前記開口には、専ら外部の空気を吸入する吸入用開口と、専ら薬剤を含有する空気を排出する排出用開口があり、排出用開口は吸入用開口に比べて突出した位置にあることを特徴とする薬剤拡散装置。
  3. 開口は傾斜面に複数設けられ、外部の空気の吸入及び薬剤を含有する空気の排出の双方が前記傾斜面に設けられた開口を介して行われることを特徴とする請求項1又は2に記載の薬剤拡散装置。
  4. 排出用開口は吸入用開口よりも幅が広いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の薬剤拡散装置。
  5. 正面壁はその全体が傾斜面であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の薬剤拡散装置。
  6. 正面壁は全高の70%以上が傾斜面であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の薬剤拡散装置。
  7. 正面壁は平面であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の薬剤拡散装置。
  8. 正面壁は正面側に膨出した曲面であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の薬剤拡散装置。
  9. 正面壁の傾斜面は2面の直立壁の双方と接するものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の薬剤拡散装置。
  10. 排出用開口は吸入用開口に比べて下側の位置にあることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の薬剤拡散装置。
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