JP4559266B2 - 構造体及び画像形成装置 - Google Patents

構造体及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4559266B2
JP4559266B2 JP2005074015A JP2005074015A JP4559266B2 JP 4559266 B2 JP4559266 B2 JP 4559266B2 JP 2005074015 A JP2005074015 A JP 2005074015A JP 2005074015 A JP2005074015 A JP 2005074015A JP 4559266 B2 JP4559266 B2 JP 4559266B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
fixing guide
unit
image forming
guide member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005074015A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006258998A (ja
Inventor
正彦 山田
孝昌 白木
康太 竹中
一茂 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005074015A priority Critical patent/JP4559266B2/ja
Publication of JP2006258998A publication Critical patent/JP2006258998A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4559266B2 publication Critical patent/JP4559266B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関するものであり、より詳しくは、画像形成装置において定着ユニットを保持する定着ガイド部材を備えた構造体、及び、その構造体を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、複写機、プリンタ、プロッタ、ファクシミリや、これらの複合機などとして広く応用されているが、この種の画像形成装置においては、像担持体である感光体を帯電装置で帯電した後、光書込装置等による露光により感光体に潜像を形成し、該潜像を現像装置の現像剤で現像して顕像化した後、該顕像を転写装置でシート状の記録材に転写し、記録材に転写された画像を定着装置で定着して画像を形成している。
また、このような画像形成装置では、装置本体は、鋼板製の前後の側板とベース部材及びステーやフレーム部材で構成される構造体と、その構造体の外周を覆う外装で構成されており、構造体内に上記の像担持体や帯電装置、光書込装置、現像装置、転写装置、定着装置、給紙部等を収納している。
このような画像形成装置では、給紙部から給紙・搬送されてきたシート状の記録材に転写装置で画像を転写した後、定着装置で加熱・加圧して画像を定着するが、この際に記録材の給紙、搬送経路や、転写部、定着部などで紙詰まりが発生することがある。そこで外装の一部に開閉自在な扉を設けて、紙詰まりの除去等をし易くしているが、定着装置内で紙詰まりが発生した場合には、外装の扉を開けただけでは、紙詰まりを除去しにくい。そこで、定着装置を固定した構造体部分を分割して開閉可能に設けたり、あるいは定着装置をユニット化して、構造体の収納部に対して定着ユニットを着脱自在に設けたりしている。
特開2004−13167号公報
着脱自在な定着ユニットを持つ画像形成装置において、通常、構造体の前後の側板間寸法は、用紙幅よりも若干広めの寸法に設定するのに対し、定着ユニットの収納部は、ヒータハーネスや駆動伝達部があることから側板内に入りきらないため、定着ガイド部のみ別体とすることがある。特に鋼板製の構造体では、定着ユニットの支持部を別部品とし鋼板製を用いることにより、構造体の強度を出している。
しかしながら、定着ユニットの支持部を別部品として鋼板製で作ると、部分的に隙間が出来易くなり密閉性が悪くなる。特に定着ユニット周囲の気流制御を行うためには、密閉性を上げたほうが効果を得られるのだが、そのためには鋼板同士を溶接するか、隙間をウレタンフォーム等で塞ぐ必要が出てきてしまう。
また、定着ユニットを支持する部材の形状は、装置本体に対して位置精度を出す必要あるため、定着ユニットの主基準と従基準を設けるが、主基準と従基準の上下方向の間隔が狭いと、鋼板で作るには、一部品では絞り形状が複雑になるため、数点の部品で形成して組み付けることになり、コストアップになってしまう。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、構造体の一部として強固に組み付けることができ、限られた空間内に必要以上に部品を追加することなく、定着ユニットを精度良く支持しながら、高強度の構造体にすることができる定着ガイド部材を用いた構造体を提供することを目的とする。さらには、その構造体を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では以下のような手段を採っている。
本発明の第の手段は、画像形成装置の構造体であって、鋼板製の前後の側板と、ベース部材、ステーなどで構成される構造体において、定着ユニットを保持する定着ガイド部材を備え、該定着ガイド部材は繊維強化樹脂を用いた樹脂成型により形成され、前記構造体の一部を兼ねており、前記定着ユニットの位置決めを行う基準部や、前記定着ユニットの装脱時のガイド部が、樹脂成型により一体に形成されており、前記鋼板製の前後の側板に切り欠き部を設け、該切り欠き部に前記定着ガイド部材を固定し、前記前後の側板の切り欠き部の縁には、前記定着ガイド部材の外周部と係合する折り返し部を設けたことを特徴とする(請求項)。
さらに本発明の第の手段は、第の手段の構造体において、前記定着ガイド部材には、定着ユニットの主基準及び従基準となる基準部を設けたことを特徴とする(請求項)。
本発明の第の手段は、第または第の手段の構造体において、前記定着ガイド部材には、定着ユニットの装脱時に該定着ユニットをガイドするレール形状の定着ガイド部が設けられていることを特徴とする(請求項)。
また、本発明の第の手段は、第の手段の構造体において、前記レール形状の定着ガイド部は、入り口側から奥側に向けて略水平方向に延びており、その最奥に前記主基準を有することを特徴とする(請求項)。
本発明の第の手段は、第または第4の手段の構造体において、前記レール形状の定着ガイド部は、段差を有することを特徴とする(請求項)。
また、本発明の第の手段は、第の手段の構造体において、前記レール形状の定着ガイド部の段差は、入り口側が高く、奥側が低くなっており、その中間部がなだらかな斜面になっていることを特徴とする(請求項)。
本発明の第の手段は、第乃至第のいずれか一つの手段の構造体において、前側側板に固定した定着ガイド部材は、定着ガイド部の入り口にテーパを設けたことを特徴とする(請求項)。
また、本発明の第の手段は、第乃至第のいずれか一つの手段の構造体において、前記定着ガイド部材の従基準の近傍には、定着ユニットの従基準に掛合する揺動式の定着ロックレバーを設けたことを特徴とする(請求項)。
本発明の第の手段は、装置本体の骨格部を構成する構造体と、該構造体の外周を覆う外装を有する画像形成装置において、前記構造体として、第乃至第8のいずれか一つの手段の構造体を備えたことを特徴とする(請求項)。
また、本発明の第10の手段は、第の手段の画像形成装置において、前記構造体内に、画像形成部と給紙部及び定着ユニットを備えたことを特徴とする(請求項10)
本発明の構造体に用いられる定着ガイド部材は、繊維強化樹脂を用いた樹脂成型により形成され、構造体の一部を兼ねることにより、定着ユニットを精度良く支持しながら、高強度の構造体にすることができる
すなわち、定着ガイド部材を構造体の一部として、繊維強化樹脂等を使用して高強度化させ、強固に組み付けることにより、限られた空間内に必要以上に部品を追加することなく、定着ユニットを精度良く支持しながら、高強度の構造体にすることができる。
本発明によれば、密閉性も高く、設計自由度の高い、樹脂製の定着ガイド部材を持つ高剛性の構造体を実現することができる。
また、本発明によれば、主基準/従基準の高さや位置関係が近くても、部品を追加することなく、高精度に支持することができ、定着ユニットを確実に支持することができる構造体を実現することができる。
さらに本発明によれば、定着ユニットの近傍に部品があっても、定着ガイド部の段差形状を工夫することにより、定着ユニットをスムーズにセットすることができる。
また、本発明によれば、定着ユニットの位置決めを容易に且つ確実に行うことができ、しかも高強度な構造体を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の構成、動作及び作用を、図示の実施例に基いて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例を示す画像形成装置の外観斜視図である。この画像形成装置21は原稿読取部と画像形成部を備えた複写機の一例であるが、LANケーブルや電話回線と接続することにより、プリンタ、スキャナ、ファクシミリとしても用いることができる。
この画像形成装置21では、本体の略中央部に画像形成部(プリンタ部)22が配置され、その画像形成部22の直下に2段の給紙部23が配置されている。また、画像形成部22の上部には胴内排紙型と呼ばれる排紙部24が設けられており、その上方に原稿読取部(スキャナ)25が配置されている。また、この原稿読取部25の正面側には、画像形成装置の複数の機能を操作するための入力手段(スタートキー、テンキー、機能設定キー、リセットキー、クリア/ストップキー等の各種キー)と、各種入力情報や装置の状態を表示する表示手段(液晶表示パネル、あるいは入力手段を兼ねた液晶タッチパネル等)とを有する操作部26が設けられている。
図1に示す画像形成装置21では、画像形成部22と給紙部23が設置される装置本体には、外装の内部に例えば図2に示すような構造からなる構造体を備えている。なお、図1、図2において、図中の矢印Aの側が装置前側、矢印Bの側が装置後側、矢印Cの側が装置左側、矢印Dの側が装置右側である。
この装置本体の構造体は、金属製のベース3や鋼板製の前後の側板1,2、ステー7、フレーム、締結部材(ネジ、ボルト、ナット、等)などで構成されている。また、装置の外装は、外装カバーや開閉扉27,28等の部材で構成されており、外装カバーや開閉扉27,28等の部材は、プラスチックを用いた樹脂成型によって形成されている。この外装の前側開閉扉27は開閉自在に設けられ、トナーボトルの交換や画像形成部の保守、メンテンナンス時に作業がし易くなっている。また、外装の右側の開閉扉28は、定着ユニットの装脱や、記録用紙の紙詰まり時の除去処理等の作業がし易いように設けられている。なお、右側の開閉扉28には、手差し用の給紙テーブル29が開閉自在に設けられている。
次に以上のような構成の画像形成装置における構造体及び定着ガイド部材の実施例について説明する。
図2は本発明による画像形成装置の構造体を示したものであり、この構造体は鋼板製の前後の側板1,2に樹脂製の定着ガイド部材4,5を備えている。また、図3、図4は構造体の定着ガイド部材4,5にセットされる定着ユニット9の外観を示したものである。
図5、図6は、構造体の前側板1への定着ガイド部材4の取付け形態、図7、図8は、後側板2への定着ガイド部材5の取付け形態を示したものである。
本発明では、構造体の前側板1、後側板2ともに、定着ユニット9の入る部分を切り欠き、そこに繊維強化樹脂等を使用して樹脂成型により形成した樹脂製の前側定着ガイド部材4と後側定着ガイド部材5を取り付けて、ねじ締めしたものであり、このように、定着ガイド部材4,5を樹脂成型で形成した後、構造体の切り欠き部に固定することにより、高剛性の構造体にすることができる。また、図6や図7に示すように、前側板1と後側板2の切り欠き部の縁には、定着ガイド部材4,5の外周部4a,5aと係合する折り返し部1a,2aが設けてあるので、定着ガイド部材4,5の固定部の剛性をより強化することができるともに、定着ガイド部材4,5の外周部の密閉性も高くすることができる。
構造体に固定した前側定着ガイド部材4と後側定着ガイド部材5には、定着ユニット9側の定着前主基準10と定着後主基準12の位置決めを行うための主基準14,16と、定着ユニット9の定着前従基準11と定着後従基準13の位置決めを行うための従基準15,17が設けてあるとともに、揺動式の定着ロックレバー6が定着ガイド部材4,5の従基準15,17の近傍に取り付けられるようになっている。従って、定着ガイド部材内の形状で、定着ユニット9の位置決めと固定を行えるため、定着ユニット9を精度よく支持することができる。さらに、定着ガイド部材4,5には、定着ユニット9の装脱時に定着ユニット9をガイドする、レール形状の定着ガイド部(以下、定着ガイドレールと言う)18,19が設けてあり、この定着ガイドレール18,19は、定着ガイド部材4,5の入り口側から奥側に向けて略水平方向に延びている。そして、定着ガイドレール18,19の最奥に上記の主基準14,16が設けられている。
本発明では、定着ガイド部材4,5を樹脂成型で形成しているので、定着ガイドレール18,19になだらかな段差形状を形成することが容易である。この定着ガイドレール18,19の段差形状は、定着ユニット9の挿入方向で入り口側18a,19aが高く、奥側18b,19bが低くなっており、その中間の段差部はなだらかな斜面になっている。
また、前側の定着ガイド部材4の定着ガイドレール18の入り口には、テーパ18cが設けられている。
図9〜図11は、構造体の定着ガイド部材4,5に定着ユニット9を挿入し、図示の左方に移動させてセットする際の過程を示したものである。図9〜11では、後側板2に固定した定着ガイド部材5に対する定着ユニット9の位置を示しているが、前側の定着ガイド部材4に対しても同様の位置関係となる。
まず、図9では,定着ユニット9側の主基準10,12を、定着ガイド部材4,5の定着ガイドレール18,19の入り口側18a,19aの一段高い段差部に挿入した状態を示しているが、この状態では、定着ユニット9を所定位置よりも一段高い位置で受けているので、定着ユニット9を傾けた状態でセットしても、定着ユニット9の外形が下方にある定着下ステー7の端面に当たらないようにしてある。すなわち、定着ユニット9を前後の定着ガイド部材4,5の定着ガイドレール18,19に挿入する際には、後側の挿入位置が見えにくいため、定着ユニット9を若干傾けた状態で、後側の主基準12を先に後側の定着ガイド部材5の定着ガイドレール19の入り口側19aに挿入し、続いて前側の主基準10を前側定着ガイド部材4の定着ガイドレール18の入り口側18aに挿入する。この際、前側定着ガイド部材4の定着ガイドレール18の入り口には、テーパ18cが設けてあるので、テーパに沿って定着ユニット前側の主基準10を挿入することにより、定着ガイドレール18の入り口側18aの段部に容易に載せることができる。
次に定着ユニット9を左方に移動させ、定着ユニット9の主基準10,12が定着下ステー7の端面を超える位置で定着ガイドレール18,19のなだらかな段差部を通過させ、図10に示すように、定着ユニット9の主基準10,12を定着ガイドレール18,19の段差より奥側18b,19bの低い位置に下げる。さらに定着ユニット9を左方に移動させて、図11に示すように定着ガイドレール18,19の最奥の位置まで来ると、定着ガイドレール18,19側の主基準14,16に定着ユニット9の主基準10,12が当接するとともに、定着ガイド部材4,5の従基準15,17に定着ユニット9の従基準11,13が係合して、定着ユニット9のセット状態になる。このセット状態で、定着ロックレバー6を定着ユニット9の従基準11,13に掛止することにより、定着ユニット9を確実に固定することができる。
このように、本発明では、定着ガイド部材4,5を樹脂成型で形成し、定着ガイドレール18,19に段差を設けることにより、定着ユニット9の近傍に定着下ステー7等の部品があっても、定着ガイドレール18,19の段差を利用して定着ユニット9を上下に動かすことにより、スムーズにセットすることができる。
以上のように、本発明によれば、密閉性も高く、設計自由度の高い、樹脂製の定着ガイド部材4,5を持つ高剛性の構造体を実現することができる。
また、本発明によれば、主基準/従基準の高さや位置関係が近くても、部品を追加することなく、高精度に支持することができ、定着ユニット9を確実に支持・固定することができる。
さらに本発明によれば、定着ユニット9の近傍にステー7等の部品があっても、定着ガイドレール18,19の段差形状を利用して、定着ユニット9をスムーズにセットすることができる。
なお、定着ガイド部材を鋼板で作った場合には、レール部を設けることができても、レール部になだらかな段差を設けることは困難であるので、上記のような効果を得ることができない。
以上、本発明に係る画像形成装置の定着ガイド部材とそれを用いた構造体の実施例について説明したが、次に画像形成装置の内部構成の一例を図12に基づいて説明する。図12は画像形成装置の内部構成の概要を示す概略全体構成図である。
画像形成装置の本体の上部には原稿読取部(スキャナ部)25が配置されており、この原稿読取部(スキャナ部)25は、原稿が載置される原稿台(コンタクトガラス)25aと、原稿を照明する照明光源25bと、原稿からの反射光を反射する第1ミラー25c、第2ミラー25d、第3ミラー25cと、原稿からの反射光を結像する結像レンズ25fと、その結像位置に配置され原稿画像を読み取る読取手段(CCD等のイメージセンサ)25gを備えている。この原稿読取部25の上には、原稿台(コンタクトガラス)25aに載置された原稿を押さえる圧板、あるいは原稿台(コンタクトガラス)25aに原稿を自動給紙する図示しない自動原稿給紙装置(ADF)などが設けられる。
装置本体の中央部には画像形成部22が設けられており、この画像形成部22には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(B)の各色の画像を形成するための4つの画像形成ユニットと、無端ベルト状の中間転写体(以下、中間転写ベルトと言う)37aを有する中間転写ベルトユニット37が配置されており、4つの画像形成ユニットの下側には光書込装置33が設置されている。
各画像形成ユニットの構成は同じであり、像担持体としての感光体ドラム31Y,31C,31M,31Bをそれぞれ有し、その回りにはそれぞれ専用の帯電装置32Y,32C,32M,32B、現像装置34Y,34C,34M,34B、一次転写ローラ35Y,35C,35M,35B、クリーニング装置36Y,36C,36M,36Bが配置されている。
光書込装置33は4つの画像形成ユニットに対して配置され、中央に1つの偏向器を有し、4つの光源からの光束を一つの偏向器で4系統に振り分けて偏向走査し、4つの感光体ドラム31Y,31C,31M,31Bに潜像を書込むものであり、各色毎に用意されたレーザダイオード(LD)方式の4つの光源と、光源から出射されたレーザ光束をコリメートする光学系と、ポリゴンミラー(回転多面鏡)とポリゴンモータから構成される1つの偏向器(ポリゴンスキャナ)と、各光源の光路に配置されたfθレンズ等の走査・結像用のレンズや補正用レンズ、ミラー等からなる光学系とで構成されている。そして、各色の画像情報に応じてレーザダイオードから射出されたレーザ光はポリゴンスキャナにより偏向走査され、各色の感光体ドラム31Y,31C,31M,31Bに照射される。
また、画像形成部22と胴内排紙部24の間には、各画像形成ユニットの現像装置34Y,34C,34M,34Bにトナーを補給するためのトナーボトル52Y,52C,52M,52Bが設けられている。各トナーボトル52Y,52C,52M,52Bには、図中左からイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(B)のトナーが充填されており、ここから図示しない搬送経路によって、所定の補給量だけ各色の現像装置34Y,34C,34M,34Bに各色のトナーが補給される。
中間転写ユニット37の中間転写ベルト37aは、駆動ローラと従動ローラ及び一次転写ローラに支持されており、図中の矢印の向きに回動される。この中間転写ベルト37aの右側には二次転写ローラ42が設けられている。また、中間転写ベルト37aの左側には、中間転写ベルトクリーニング装置38が設けられている。
装置本体下部の給紙部23には、記録材としての記録用紙Sが収納された2段の給紙カセット23a,23bが設置されており、いずれか一方の給紙カセットから給紙装置39a,39bにより記録用紙Sが給紙され、搬送ローラ40a,40bを介してレジストローラ41に向けて給紙されるようになっている。また、レジストローラ41に給紙された記録用紙Sは、所定のタイミングで二次転写ローラ41に向けて送り出される。
二次転写ローラ41の上方には、定着ユニット9が設置されている。この定着ユニット9内には、例えば定着ローラ9aと加熱ローラ9bに支持された定着ベルト9cと、該定着ベルト9cに圧接する加圧ローラ9dが設けられている。また、定着ユニット9の上方には、胴内排紙部24へ向けて用紙を搬送し排紙する搬送ローラ43や排紙ローラ44が設けられており、さらにその上には、両面プリント時に搬送路を切換える切換え爪45や、スイッチバック式に用紙の向きを反転するための反転搬送ローラ46及び反転搬送路47が設けられている。この反転搬送路47に一時的にスタックされた用紙は、反転搬送ローラ46で向きを反転されて、両面用搬送路を搬送ローラ48,49により搬送され、レジストローラ41に再給紙される。
次にこの画像形成装置の動作について説明する。コピーを行うときは、圧版を開いて原稿読取部25の原稿載置台(コンタクトガラス)25a上に原稿をセットするか、あるいは図示しないADFの原稿台に原稿をセットする。
そして、操作部26のスタートスイッチを押すと、ADFに原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス25a上へと移動した後に原稿読取部25を駆動し、他方、コンタクトガラス25a上に原稿をセットしたときは、直ちに原稿読取部25を駆動して、光源25bと第1ミラー25cを有する第1走行体、および第2ミラー25dと第3ミラー25eを保持する第2走行体を走行する。そして、光源25bから光を放射し、原稿面からの反射光を第1ミラー25cで反射して第2走行体に向け、第2走行体の第2、第3のミラー25d,25eで反射して結像レンズ25fを通して読取手段であるCCD等のイメージセンサ25gに入れ、イメージセンサ25gで原稿内容を読み取る。その後、操作部26でのモード設定、あるいは操作部で自動モード選択が設定されている場合には原稿の読み取り結果に従い、フルカラーモードまたは白黒モードで画像形成動作を開始する。
画像形成部22では、まず、帯電装置32Y,32C,32M,32Bkによって各感光体ドラム31Y,31C,31M,31Bが一様に帯電された後、感光体ドラム31Y,31C,31M,31Bは、4つのレーザ光源と共通の偏向器と4系統の走査光学系を有する光書込装置33によりレーザ光にて露光走査され、感光体ドラム31Y,31C,31M,31B上に静電潜像が作られる。
各静電潜像は、それぞれ各色の現像装置34Y,34C,34M,34Bにより現像され、感光体ドラム31Y,31C,31M,31Bの表面にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのトナー像がそれぞれ形成される。
次に一次転写ローラ35Y,35C,35M,35Bに一次転写電圧が印加され、感光体ドラム31Y,31C,31M,31B上のトナーが、中間転写ベルト37a上に順次転写されていく。この時、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト37aの同じ位置に重ねて転写されるように、上流側から下流側に向けてタイミングをずらして実行される。
上記の一次転写動作にタイミングを合わせて、給紙部23のいずれかの給紙カセット23a,23bから記録材としての記録用紙Sが給紙装置39a,39bで給紙され(または、手差し用テーブル28から給紙ローラ50で給紙され)、記録用紙Sの先端がレジストローラ41まで到達すると図示しなセンサによって検知され、この検出信号でタイミングを取りながら、レジストローラ41によって記録用紙Sが二次転写ローラ42と中間転写ベルト37aの間の2次転写ニップ部に搬送される。
そして中間転写ベルト37a上に形成された画像は、二次転写ローラ42の位置まで搬送され、記録用紙Sに一括して二次転写される。画像が転写された記録用紙Sは、定着ユニット9に搬送されて熱と圧力により画像が定着され、搬送ローラ43で胴内排紙部24に向けて搬送され、排紙ローラ44で排紙される。これにより記録用紙上にカラー画像を得ることができる。
また、操作部26で両面モードが選択され、両面コピーを行うときには、切換え爪45で搬送路を切換え、定着済みの記録用紙Sを反転搬送路47に一時的にスタックした後、反転搬送ローラ46でスイッチバック式に進行方向を反転し、画像形成動作にタイミングを合わせて、両面用搬送路を搬送ローラ48,49により搬送し、レジストローラ41に再給紙する。そして、レジストローラ41で再び二次転写部に給紙し、記録用紙Sの裏面側に画像を転写する。裏面側にも画像が転写された記録用紙Sは、定着ユニット9に搬送されて熱と圧力により画像が定着され、搬送ローラ43で胴内排紙部24に向けて搬送され、排紙ローラ44で排紙される。これにより記録用紙Sの両面にカラー画像を得ることができる。
なお、感光体ドラム31Y,31C,31M,31B上の残留トナーは、それぞれのクリーニング装置36Y,36C,36M,36Bでクリーニングされ、その後、直流に交流成分のバイアスが重畳印加された帯電装置32Y,32C,32M,32Bによって除電と同時に帯電され、次の作像に備える。
また、中間転写ベルト37a上の残留トナーは、中間転写ベルトクリーニング装置38によってクリーニングされ、次の作像工程に備える。
以上、画像形成装置の内部構成の一例を示したが、本発明に係る画像形成装置は上記の構成に限るものではない。すなわち、図12の例ではタンデム方式の画像形成部を示したが、これに代えて、1つの感光体と複数の現像装置及び中間転写体を備える構成(所謂1ドラム−中間転写方式)のカラー画像形成部としてもよく、また、単色画像のみを形成するモノクロ式の画像形成部としてもよい。
また、図1では原稿読取部25を備えた構成を例示したが、原稿読取部25を外せば、プリンタの構成となる。
本発明の一実施例を示す画像形成装置の外観斜視図である。 図1に示す画像形成装置の構造体の一例を示す斜視図である。 定着ユニットの外観の一例を示す斜視図である。 定着ユニットの外観の一例を示す斜視図である。 構造体の前側板への定着ガイド部材の取付け形態を示す要部斜視図である。 構造体の前側板への定着ガイド部材の取付け形態を示す要部斜視図である。 構造体の後側板への定着ガイド部材の取付け形態を示す要部斜視図である。 構造体の後側板への定着ガイド部材の取付け形態を示す要部斜視図である。 構造体の定着ガイド部材に定着ユニットを挿入し、図示の左方に移動させてセットする際の過程を示す図である。 構造体の定着ガイド部材に定着ユニットを挿入し、図示の左方に移動させてセットする際の過程を示す図である。 構造体の定着ガイド部材に定着ユニットをセットした状態を示す図である。 画像形成装置の内部構成の一例を示す概略全体構成である。
符号の説明
1:前側板
2:後側板
3:ベース
4:前側定着ガイド部材
5:後側定着ガイド部材
6:定着ロックレバー
7:定着下ステー
8:定着ドロア
9:定着ユニット
10:定着ユニットの前側主基準
11:定着ユニットの前側従基準
12:定着ユニットの後側主基準
13:定着ユニットの後側従基準
14:前側定着ガイド部材の主基準
15:前側定着ガイド部材の従基準
16:後側定着ガイド部材の主基準
17:後側定着ガイド部材の従基準
18:前側定着ガイド部材の定着ガイドレール
19:後側定着ガイド部材の定着ガイドレール
21:画像形成装置
22:画像形成部
23:給紙部
24:胴内排紙部
25:原稿読取部
26:操作部

Claims (10)

  1. 画像形成装置の構造体であって、鋼板製の前後の側板と、ベース部材、ステーなどで構成される構造体において
    定着ユニットを保持する定着ガイド部材を備え、該定着ガイド部材は繊維強化樹脂を用いた樹脂成型により形成され、前記構造体の一部を兼ねており、前記定着ユニットの位置決めを行う基準部や、前記定着ユニットの装脱時のガイド部が、樹脂成型により一体に形成されており、
    前記鋼板製の前後の側板には切り欠き部を設け、該切り欠き部に前記定着ガイド部材を固定し、
    前記前後の側板の切り欠き部の縁には、前記定着ガイド部材の外周部と係合する折り返し部を設けたことを特徴とする構造体
  2. 請求項1記載の構造体において、
    前記定着ガイド部材には、定着ユニットの主基準及び従基準となる基準部を設けたことを特徴とする構造体
  3. 請求項1または2記載の構造体において、
    前記定着ガイド部材には、定着ユニットの装脱時に該定着ユニットをガイドするレール形状の定着ガイド部が設けられていることを特徴とする構造体。
  4. 請求項3記載の構造体において、
    前記レール形状の定着ガイド部は、入り口側から奥側に向けて略水平方向に延びており、その最奥に前記主基準を有することを特徴とする構造体。
  5. 請求項3または4記載の構造体において、
    前記レール形状の定着ガイド部は、段差を有することを特徴とする構造体。
  6. 請求項記載の構造体において、
    前記レール形状の定着ガイド部の段差は、入り口側が高く、奥側が低くなっており、その中間部がなだらかな斜面になっていることを特徴とする構造体。
  7. 請求項3乃至6のいずれか一つに記載の構造体において、
    前側側板に固定した定着ガイド部材は、定着ガイド部の入り口にテーパを設けたことを特徴とする構造体。
  8. 請求項2乃至7のいずれか一つに記載の構造体において、
    前記定着ガイド部材の従基準の近傍には、前記定着ユニットの従基準に掛合する揺動式の定着ロックレバーを設けたことを特徴とする構造体。
  9. 装置本体の骨格部を構成する構造体と、該構造体の外周を覆う外装を有する画像形成装置において、
    前記構造体として、請求項1乃至8のいずれか一つに記載の構造体を備えたことを特徴とする画像形成装置
  10. 請求項記載の画像形成装置において、
    前記構造体内に、画像形成部と給紙部及び定着ユニットを備えたことを特徴とする画像形成装置
JP2005074015A 2005-03-15 2005-03-15 構造体及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4559266B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005074015A JP4559266B2 (ja) 2005-03-15 2005-03-15 構造体及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005074015A JP4559266B2 (ja) 2005-03-15 2005-03-15 構造体及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006258998A JP2006258998A (ja) 2006-09-28
JP4559266B2 true JP4559266B2 (ja) 2010-10-06

Family

ID=37098366

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005074015A Expired - Fee Related JP4559266B2 (ja) 2005-03-15 2005-03-15 構造体及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4559266B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4586788B2 (ja) * 2006-10-03 2010-11-24 富士ゼロックス株式会社 被搬送物搬送装置及び画像形成装置
JP2008096879A (ja) * 2006-10-16 2008-04-24 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2008176188A (ja) * 2007-01-22 2008-07-31 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
US7720415B2 (en) 2007-03-28 2010-05-18 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including fixing unit, and fixing unit support method and fixing unit position adjustment method therefor
JP5053130B2 (ja) * 2007-03-28 2012-10-17 株式会社リコー 画像形成装置
JP5063272B2 (ja) * 2007-09-19 2012-10-31 株式会社リコー 着脱ユニット保持装置、および画像形成装置
JP5099841B2 (ja) 2008-04-18 2012-12-19 株式会社リコー 画像形成装置
JP2010085449A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP5561098B2 (ja) * 2010-10-25 2014-07-30 富士ゼロックス株式会社 筐体ユニット及び画像形成装置
JP6589414B2 (ja) * 2015-06-30 2019-10-16 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04247466A (ja) * 1991-02-01 1992-09-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH086471A (ja) * 1994-06-16 1996-01-12 Canon Inc 画像形成装置
JP2001100473A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Canon Inc 画像形成装置
JP2002287447A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04247466A (ja) * 1991-02-01 1992-09-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JPH086471A (ja) * 1994-06-16 1996-01-12 Canon Inc 画像形成装置
JP2001100473A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Canon Inc 画像形成装置
JP2002287447A (ja) * 2001-03-23 2002-10-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006258998A (ja) 2006-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4559266B2 (ja) 構造体及び画像形成装置
JP4639131B2 (ja) 画像形成装置、ユニット位置調整方法
JP4701125B2 (ja) 収納ケース及び画像形成装置
JP4820696B2 (ja) 大量給紙装置及び画像形成システム
JP5135371B2 (ja) 画像形成装置及び中継ユニット
KR101360156B1 (ko) 화상 형성 장치
JP4298363B2 (ja) 画像形成装置
US8849180B2 (en) Image forming apparatus
JP4852303B2 (ja) 感光体駆動装置、及び画像形成装置
JP2007293216A (ja) 画像形成装置のスキャナ支持構造、画像形成装置、および画像形成装置のスキャナ支持方法
US10067459B2 (en) Image forming apparatus
JP2010078805A (ja) 画像形成装置
JP5053130B2 (ja) 画像形成装置
JP5795996B2 (ja) 画像形成装置
JP5954618B2 (ja) 電装基板の取り付け構造および画像形成装置。
JP5843096B2 (ja) 画像形成装置
JP2000238320A (ja) 画像出力装置
JP3556511B2 (ja) 画像形成装置における光走査装置の位置調整方法
JP5595352B2 (ja) 画像形成装置
JP5504043B2 (ja) 画像読取装置及びこれを備えた画像形成装置
JP5256959B2 (ja) 画像形成ユニットおよび画像形成装置
JP4737603B2 (ja) 画像形成装置
JP5391736B2 (ja) 構造体およびこれを備えた画像形成装置
JP2020011830A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2007101978A (ja) ユニット着脱機構及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100713

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4559266

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130730

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees