JP2010085449A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装置本体の対して挿脱可能な定着ユニットを、挿入方向の逆方向へ移動するのを阻止するために設けられている定着係止部材が、上記定着ユニットに作用する上記挿入方向と逆方向の反力を受ける面の断面構造として、反力の作用方向での断面係数を大きくして定着ユニットを係止する係止面での変形や破損を防止する剛性を備えた断面構造とされていることを特徴としている。
【選択図】図10
Description
ガイド部101,102には、定着ユニット120側に設けられている位置決め基準部材121,122が嵌合するようになっており、嵌合した状態で挿脱方向に定着ユニット120をガイドするようになっている。
定着ユニット120を装置外部に引き出す場合には、係止機構に用いられている揺動部材123を後側基準部材122との衝止を解除する方向に揺動させる(図11中、二点鎖線で示す状態)。
しかし、この圧接関係を常時維持することは、紙詰まりを起こした転写紙を定着ユニットから排除する場合の抵抗となり、好ましくない。
また、加圧ローラを離すことは、近年、定着温度の立ち上がり向上のために用いられる構成の一つである、電磁誘導加熱機構(IH加熱機構)を用いることにも影響している。具体的には、定着ローラ表面に設けられている誘導加熱部としての金属膜が継続的な加圧状態に置かれると金属膜の変形や破損を招く虞があるので、これを回避するうえで重要な機能となる。
従動ギヤ128が、定着ユニット120の外部に位置する駆動モータ129の出力軸に設けてある駆動ギヤ130に噛み合っていることにより揺動カム127が回転できるようになっている。
揺動カム127は回転すると揺動レバー126側に設けてあるカムフォロワを介して揺動レバー126を揺動させて加圧ローラ125を定着ローラ124に対して接離させる。
このような理由により、定着係止部材123が破損してしまうと、装置本体内に挿入された定着ユニットの位置決めができないことにより、転写紙の搬送路の一部を構成することができなくなることや、定着に必要な挟持圧力(ニップ圧力)が得られなくなるという不具合を招く。
(1)画像形成処理部において形成された画像を転写される記録シートの搬送路の一部を構成し、該搬送路を通過する記録シートに担持されているトナー画像の定着を行う定着装置を備え、該定着装置が装置本体に対して挿脱可能に設けられている画像形成装置において、
上記定着装置は、上記装置本体側で挿脱方向に平行して設けられているガイド部を摺動可能な定着ユニットを備え、
上記定着ユニットは、該定着ユニットの挿入方向前側および後側にそれぞれ上記ガイド部に嵌合可能な位置決め用の基準部材が設けられ、該基準部材が上記ガイド部の前端側に衝止されることで挿入位置に位置決めされ、
上記位置決め用の基準部材のうちで、上記挿入方向の後側に位置する基準部材は、上記ガイド部近傍に設けられている係止部材に係止されることにより挿入方向と逆方向への移動を阻止されることを特徴とする画像形成装置。
(2)上記定着ユニットは、上記トナー画像に対する加熱側に位置する定着部材と、該定着部材に対して接離可能に設けられている加圧部材とを備え、定着部材に対して加圧部材を当接させた際に上記挿入方向と逆方向の反力が作用する構成であることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
(3)上記係止部材は、上記装置本体のガイド部近傍に設けられている支軸を支点とする揺動部材で構成され、上記定着ユニットが挿入方向と逆方向に移動するのを阻止する係止面を有した凹部が揺動端側に設けられていることを特徴とする(1)または(2)に記載の画像形成装置。
(4)上記係止部材は、上記係止面の断面構造として、上記挿入方向と逆方方向の反力以上の荷重に対して変形を阻止可能な形状であることを特徴とする(1)または(3)に記載の画像形成装置。
(5)上記係止部材の係止面は、上記挿入方向と逆方方向の反力以上の許容応力を持つ材質が用いられていることを特徴とする(4)に記載の画像形成装置。
(6)上記係止部材の係止面は、上記定着ユニットの挿脱方向と平行する方向の断面長さをこの方向と直角な方向の断面長さよりも大きくした断面形状とされていることを特徴とする(3)乃至(5)のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)上記定着ユニットに装備されている定着部材として、電磁誘導加熱コイルを用いた熱源を表面に備えた定着ローラが用いられることを特徴とする(1)に記載の画像形成装置。
特に、後側の位置決めに用いる基準部材を係止する係止部材が、基準部材に対する係止面の構造として、上記反力による変形を阻止可能な断面構造とされていることにより、反力が継続的に作用した場合でも変形や破損を阻止されて定着装置の位置決め状態を維持することができる。
光書込ユニット3には、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備えられ、画像データに基づいて各感光体ドラム11Y、11C、11M、11Kの表面にレーザー光を走査しながら照射するようになっている。
転写搬送ベルト60は複数のローラに掛け回され、展張面の一つが上記各画像形成ユニットにおける感光体に当接して移動するようになっており、外周面には、ブラシローラとクリーニングブレードから構成されたクリーニング装置61が接触するように配置されている。なお、転写部材としては上記のベルトに限らず、ドラムを用いることも可能である。
このクリーニング装置61により転写搬送ベルト60上に付着したトナー等の異物が除去される。
現像ローラ12は、外側の回転自在のスリーブと内側に固定された磁石から構成されている。現像装置では、トナー濃度センサの出力に応じて、トナー補給装置よりトナーが補給されるようになっている。
感光体ユニット2Y、2C、2M、2K(図2において符号2で示す部材)の画像形成動作タイミングで転写搬送ベルト60上に、各感光体ドラム11上のトナー像を順次転写していく。このトナー像の転写は、転写搬送ベルト60を挟んで各感光体ドラム11Y、11C、11M、11Kと対向配置されている一次転写ローラ67Y、67C、67M、67Kから、図示しない電源より感光体ドラム11上のトナーの極性と逆の極性の電圧が印加されることで行われる。
収容部1002A,1003Aには、図11において説明したガイド部101,102が設けられている。
ガイド部101,102は、図5および図6に示すように、定着ユニット120の挿入方向に平行する溝部で構成されており、図7に示す構成からなる定着ユニット120に設けられている位置決め用の基準部材121,122が嵌合する部分として用いられる。
本実施形態の特徴は、定着係止部材1230の構成にある。つまり、定着係止部材1230は、図10に示すように、装置本体側に支持されている支軸1230Aを支点(図10中、符号S1で示す位置)として揺動可能な部材であり、定着ユニット120が挿入方向と逆方向に移動するのを阻止するための係止面1230Bを有した凹部が形成されている。
ただし、σ:応力(せん断応力)、A:図10において符号Dで示す領域の断面積
上記の式から明らかなように、定着係止部材1230における係止面1230Bでの反力作用方向での断面積(領域Dでの断面積)が反力の大きさと比例する関係にあるので、断面積を大きくすることにより、強い反力に耐えうるといえる。
このことは、図13に示した断面構造における、符号D’で示す領域での断面積が本実施形態の場合と違って小さくなっている場合と違って、反力を受ける方向での断面係数が大きくなっていることからも明らかである。
これにより、係止面1230Bを構成する断面形状において反力に耐えうる形状とすることができる。
これにより、定着ユニット120の位置決め精度を経時的に維持することが可能となる。
120 定着ユニット
121 前側位置決め用の基準部材
122 後側位置決め用の基準部材
124 定着ローラ
125 加圧ローラ
127 接離用の偏心カム
1230 定着係止部材
1230A 支軸
1230B 係止面
P 反力
D 反力の作用方向に沿った断面積を有する領域
x 反力の作用方向に沿った断面長さ
y 断面長さxと直角な方向の断面長さ
Claims (7)
- 画像形成処理部において形成された画像を転写される記録シートの搬送路の一部を構成し、該搬送路を通過する記録シートに担持されているトナー画像の定着を行う定着装置を備え、該定着装置が装置本体に対して挿脱可能に設けられている画像形成装置において、
上記定着装置は、上記装置本体側で挿脱方向に平行して設けられているガイド部を摺動可能な定着ユニットを備え、
上記定着ユニットは、該定着ユニットの挿入方向前側および後側にそれぞれ上記ガイド部に嵌合可能な位置決め用の基準部材が設けられ、該基準部材が上記ガイド部の前端側に衝止されることで挿入位置に位置決めされ、
上記位置決め用の基準部材のうちで、上記挿入方向の後側に位置する基準部材は、上記ガイド部近傍に設けられている係止部材に係止されることにより挿入方向と逆方向への移動を阻止されることを特徴とする画像形成装置。 - 上記定着ユニットは、上記トナー画像に対する加熱側に位置する定着部材と、該定着部材に対して接離可能に設けられている加圧部材とを備え、定着部材に対して加圧部材を当接させた際に上記挿入方向と逆方向の反力が作用する構成であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 上記係止部材は、上記装置本体のガイド部近傍に設けられている支軸を支点とする揺動部材で構成され、上記定着ユニットが挿入方向と逆方向に移動するのを阻止する係止面を有した凹部が揺動端側に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 上記係止部材は、上記係止面の断面構造として、上記挿入方向と逆方方向の反力以上の荷重に対して変形を阻止可能な形状であることを特徴とする請求項1または3に記載の画像形成装置。
- 上記係止部材の係止面は、上記挿入方向と逆方方向の反力以上の許容応力を持つ材質が用いられていることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 上記係止部材の係止面は、上記定着ユニットの挿脱方向と平行する方向の断面長さをこの方向と直角な方向の断面長さよりも大きくした断面形状とされていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 上記定着ユニットに装備されている定着部材として、電磁誘導加熱コイルを用いた熱源を表面に備えた定着ローラが用いられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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2008
- 2008-09-29 JP JP2008251283A patent/JP2010085449A/ja active Pending
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