JP4559055B2 - ドアのラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ドアレバーのロック機構を有するドアのラッチ装置に関するものである。
従来、この種のラッチ装置としては、摘み体を回動操作させることによってケーシング内のロックカム片をロック解除位置からロック位置まで移動させてラッチ部材の出退動作ができないようにラッチ部材をロックするロック機構を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第2935989号公報
従来のラッチ装置では、ラッチ部材は後退不能な状態でロックされているので、例えば
、ドアが開いた状態でラッチ部材をロックし、このままドアを閉めようとするとラッチがドアの受座に衝突してしまい、損傷するおそれがあった。
そこで、本発明は、ドアレバーがロックされた状態でも、ラッチ部材を後退可能に構成して、この後退によってロック解除できるようにしたドアのラッチ装置を提供することを目的とする。
本発明は上記の課題を解決するために以下の技術的手段を講じた。
すなわち、ドアレバーを回動させることでラッチ部材を出退自在に移動させるラッチ操作機構と、このラッチ操作機構をロック・ロック解除するロック機構をケーシング内に備えたドアのラッチ装置において、前記ラッチ部材は、前記ケーシングから出退するラッチ頭部と、このラッチ頭部が出退自在となるようにケーシング内で支持されたラッチ軸部とからなり、前記ロック機構はロック解除位置からロック位置の間をスライド移動させてラッチ操作機構をロック・ロック解除するロック部材と、このロック部材をロック解除位置からロック位置まで移動させる操作部材とを有しており、
前記ロック部材がロック位置にある時に前記ラッチ部材が後退して前記ラッチ軸部が当接することによって前記ロック部材を前記ロック解除位置へスライド移動させる傾斜部が前記ロック部材に設けられていることである。
また、記ロック部材はケーシング内の上部のロック解除位置から下降してロック位置まで移動するように構成されており、ラッチ部材が後退するときにラッチ軸部が前記傾斜部に当接することによりロック部材を押し上げてロック位置からロック解除位置に移動させるように構成され、
前記ロック部材の上部には鉤状部が形成され、前記撮み部材には該摘み部材を操作することによりロック部材を上げ下げすべく前記鉤状部に係合する突起部が形成されていることである。
本発明によれば、ドアレバーがロックされた状態で、ラッチ部材が後退したときに、ロックを解除できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1乃至図4は、本発明のドアのラッチ装置1を示している。
このラッチ装置1は、ラッチ部材2を出退させるラッチ操作機構3と、ドアレバー4のロック機構5を有している。ラッチ操作機構3は、ドアレバー4の操作によってラッチ部材2をケーシング6の内外に出退させるものであり、ロック機構5は、ラッチ操作機構3をロック・ロック解除してドアレバー4の動作をロック・ロック解除するものである。ラッチ操作機構3、ロック機構5は、ケーシング6内に収容されている。
なお、以下、ラッチ部材2が出退する方向を前後方向といい、この前後方向に直交する図1乃至図4の紙面貫通方向を左右方向、そして前後方向に直交する図1乃至図4の紙面に沿った方向を上下方向という。また、図1乃至図4は、ケーシング6の左右側壁の一方を取りはずした状態を示している。
ラッチ部材2は、ラッチ頭部2aとラッチ軸部2bを備えており、ラッチ軸部2bは、ケーシング6の左右側壁の少なくとも一方に支持されている。
前記ケーシング6の左右側壁の一方には、前記ラッチ軸部2bを支持する支持部7が設けられている。この支持部7は、左右一方の側壁内面から内方に突出した板形状とされている。この支持部7には前後貫通状の孔が形成されており、この孔の周縁にはブシュ8が取り付けられている。ラッチ軸部2bはブシュ8に形成されたラッチ軸部2bの挿通孔に挿通されている。これにより、支持部7はブシュ8を介してラッチ部材2を前後移動自在に支持している。
ラッチ頭部2aと前記支持部7との間には、ラッチ部材2を出退方向に付勢するばね部材9が設けられている。このばね部材9はコイルばねからなり、その中心部にラッチ軸部2bが挿通されている。また、ばね部材9は、一端が前記支持部7の前面に当接し、他端がラッチ頭部2aの後部に当接した状態で、ラッチ部材2を前方に付勢している。
ラッチ操作機構3は、ラッチ部材2を前後に出退移動させる押動部材10有している。この押動部材10は、連結部材11を介してドアレバー4と連結されている。
押動部材10は、金属製で長尺の板部材からなる。この押動部材10の一端部(上端部)はケーシング6の左右側壁の一方に枢支されており、これによって前後揺動自在となっている。押動部材10を枢支する枢支部12は、ケーシング6内の前後方向の略中央の上部に配置されている。この押動部材10の下端部は側面視で鉤形状となっている。
一方、ラッチ軸部2bの後部には、前記押動部材10と当接する当接部13が形成されている。この当接部13は鍔状に形成されており、ラッチ軸部2bと一体とされている。そして、押動部材10は、その後面の下部が前記当接部13と当接している。押動部材10の後面下部は、後方に向かって膨出状の曲面形状とされている。
上記の構成により、前記押動部材10は、後方に揺動することによって、ラッチ部材2が後退するべく前記当接部13を後方に押すように構成されている。前記押動部材10が当接部13を後方に押す場合、この押動部材10の後面下部と前記当接部13とは互いに摺動することになるが、前記後面下部は上述のように曲面形状であるので、当接部13との接触面積が小さく、摺動する際に極力抵抗がかからないようになっている。
前記連結部材11は、金属製で長尺の板部材からなる。連結部材11の長手方向中途部には、円柱状のボス部14が形成されており、ボス部14は、ケーシング6の左右側壁に回動自在に支持されている。また、このボス部14にはその軸心方向に沿った孔が形成されている。この孔にはドアレバー4の軸部が挿通されている。ドアレバー4の軸部は四角柱状に形成されており、ボス部14の孔は、この軸部が挿通されるように側面視で四角形状とされている。このような構成から、連結部材11は、ドアレバー4の回動動作に連動して、そしてボス部14を中心として前後に回動することになる。
連結部材11の一端部(上部)は前記押動部材10に枢着されている。連結部材11の一端部が枢着された枢着部15は、前記枢支部12の下方に配置されている。また、この枢着部15は、上下方向において、押動部材10が枢支されている枢支部12と、押動部材10が前記当接部13と接触している接触部との間に配置されている。
また、連結部材11は一端(上部)から他端(下部)に向かって前後幅が徐々に幅広となるように形成されている。
ケーシング6内にはドアレバー4を水平状に保持する保持手段17が設けられている。この保持手段17は、ケーシング6の底壁内面に設けられたばね部材18にキャップ体19を被せ、このキャップ体19を連結部材11に当接させ、ばね部材18の付勢力で、キャップ体19が常時この連結部材11を押圧するように構成されている。キャップ体19は連結部材11の前下部と当接している。また、キャップ体19は、ケーシング6の左右側壁の一方または両方によって前後スライド自在に支持されている。
図1に示すように、ドアレバー4は、不使用時(平時)には、水平状に保持されている。この状態からドアレバー4を手で押し下げると、連結部材11がボス部14を中心に回動する。この回動において、連結部材11の上部は後方に後退し、これによって、連結部材11と連結されている押動部材10は、その枢支部12を中心として反時計方向に回動する。この際、押動部材10の後下部がラッチ軸部2bの当接部13を後方に押すことになり、これによって、ラッチ部材2がケーシング6内に後退し、ラッチ頭部2aがケーシング6内に収容されることによってドアが開閉自在となる。押し下げていたドアレバー4から手を離すと、連結部材11は前記保持手段17によって後方に押され、これによってドアレバー4は再び水平状態に保持される。なお、このとき、連結部材11の後下部がケーシング6の後壁内面に当接し、連結部材11の下部は、前記保持手段17と前記後壁内面によって挟まれた状態となる。
ドアレバー4の回動角度は、約9度に設定されており、このような小角度で回動させることによってラッチ部材2の出退操作が可能であるので、高齢者等が操作する場合に僅かな動作で楽にドアを開閉できるようになり、非常に便利なものになっている。
一方、押動部材10は、ドアレバー4が約9度下方に回動したときに約22度後方に回動するように設定されている。
前記ドアレバー4の回動角度は、連結部材11と押動部材10との枢着部15と押動部材10の枢支部12との距離によって設定される。
すなわち、前記枢着部15を枢支部12により接近して配置すると、ドアレバー4の回動角度をより小さくすることができ、枢着部15を枢支部12からより離して配置するとドアレバー4の回動角度を大きくすることができるのである。したがって、このラッチ装置1は、枢着部15と枢支部12の距離を変更することによって、ドアレバー4の回動角度を9度よりも小さく設定することも9度より大きく設定することも可能である。
また、ラッチ装置1は、押動部材10、連結部材11の2つの部材でラッチ部材2を出退自在に移動させるラッチ操作機構3を採用していることから、部品点数が少なく簡単な構成にでき、製作が容易でかつ製造コストの低減やメンテナンスの容易化という点で有用なものである。
前記ロック機構5は、前記連結部材11と当接・離反することで連結部材11を回動不能・回動可能に切り換えるためのロック部材20を有している。このロック部材20は、摘み部材21の操作によって上下に移動することによって連結部材11に対して当接・離反できるように構成されている。
ロック部材20は、樹脂製であり、その上部に鉤状部22が形成されている。また、ロック部材20の下部には下方突出状の突起部23が形成されている。前記鉤状部22と突起部23の間の胴部は前方に膨出した形状とされている。この胴部には長孔24が形成されており、この長孔24にはケーシング6の左右側壁の一方に内方突出状に形成されたガイド突起25が挿通されている。このロック部材20の後部は直線状とされており、ケーシング6の後壁内面に接触している。このロック部材20の後部は前記長孔24の長手方向と略平行に形成されている。このように、ロック部材20の後部がケーシング6の後壁内面に接触することで、ロック部材20は、前記ガイド突起25を介して前記長孔24の長手方向に沿ってスライド自在となっている。また、ロック部材20は、長孔24の長手方向が上下方向と一致するように配置されており、これによって、ケーシング後上部のロック解除位置から下方のロック位置までの間で上下スライド(昇降)自在となっている。
ロック部材20の胴部の頂部には直線状とされた第1直線部27が形成されている。この第1直線部27は、前記長孔24の長手方向、またはロック部材20の後部と略平行に形成されている。すなわち、この第1直線部27は上下方向に沿って形成されている。この第1直線部27の下側には切欠部28が形成されており、この切欠部28には第2直線部29が形成されている。この第2直線部29は上下方向に対して交差するように、やや傾斜状に形成されている。前記切欠部28は、ドアレバー4の回動に連動して連結部材11の上部が後方に移動したときに前記ロック部材20と当接しないようにするぬすみ部となっている。前記第2直線部29は、ロック解除状態において、ラッチ部材2が後退するようにドアレバー4を操作(約9度の回動)して連結部材11の枢着部15を後方に移動させたときに、連結部材11の後上部が当接する当たり部(当接部)になっている。これによって、連結部材11の上部は、ドアレバー4が9度よりも大きく下方に回動しないように、その後方移動(回動)が規制されることになる。すなわち、前記切欠部28は、連結部材11の回動の邪魔にならないようなぬすみ部と、ドアレバー4が必要以上に回動しないように連結部材11の移動(回動)を規制する規制部とを兼ねているのである。
摘み部材21を操作することによって、ロック解除位置からロック位置に移動するが、ロック位置ではロック部材20の第1直線部27は、連結部材11に形成されている突起部35に当接する。連結部材11の突起部35には前記第1直線部27と略平行な直線部が形成されており、ロック状態では、第1直線部27と前記突起部35の直線部と当接した状態となる。したがって、連結部材11は、ロック部材20によって後方に回動しないように固定され、これによってドアレバー4がロックされるのである。
前記摘み部材21には、いわゆるサムターン式のものを採用しており、円柱状の胴部30がケーシング6の左右側壁に回動自在に支持されることで、ケーシング6外に出ている摘み部を指等で回動できるようになっている。この摘み部材21は、ロック解除状態(解放状態)から約90度時計回りに回動させることによって、ロック部材20をケーシング6内後上部のロック解除位置から下方のロック位置に移動させるようになっている。
摘み部材21の胴部30には、前記ロック部材20を移動させるための突起部31が形成されている。突起部31は、主としてロック解除状態でロック部材20を保持する第1突起部31aと、主としてロック状態でロック部材20を保持する第2突起部31bからなる。
第1突起部31aは、ロック解除状態では、略水平方向を向くように設定されており、したがって、摘み部材21を約90度回動させることによって、第1突起部31aはロック状態では、鉛直下方を向いた姿勢になる。
図1、図2に示すように、前記第1突起部31aは、ロック解除状態で、ロック部材20の上部の鉤状部22に係合しており、この状態でこのロック部材20をケーシング6内の上部位置で保持している。この第1突起部31aの先端部には左右方向に突出した軸部33が形成されている。
前記第1突起部31aの軸部33と前記ガイド突起25とは、ばね部材32によって連結されている。このばね部材32は、第1突起部31aの軸部33をガイド突起25から離れるように付勢している。ロック解除位置では、前記軸部33はガイド突起25の上方に位置しており、これによってばね部材32は、第1突起部31aをロック部材20の鉤状部22を上方に押圧するように付勢することになる。なお、この場合、ばね部材32の付勢力によって摘み部材21には反時計回りのモーメントが作用している。
一方、摘み部材21を回動させてロック状態にすると、第2突起部31bがロック部材20の鉤状部22の上面を下方に押圧することによってロック部材20を保持することになる。
この場合は、第1突起部31aは下方を向いた状態で、その軸部33がばね部材32によって前方に付勢されており、これによって摘み部材21の胴部には時計回りのモーメントが作用して、この作用によって第2突起部31bがロック位置にあるロック部材20の鉤状部22の上面を下方に押圧するようになっている。
上述したように、第1突起部31aがばね部材32によって付勢されることによって、ロック解除状態では、摘み部材21の胴部30に時計回りのモーメントが作用し、ロック状態ではこの胴部30に反時計回りのモーメントが作用する。
このように、ロック解除状態とロック状態とでは摘み部材21の胴部30に作用するモーメントが逆転する。これを換言すると、ロック解除状態ではロック部材20を上方に押圧する押圧力が作用し、ロック状態ではロック部材20を下方に押圧する押圧力が作用しているが、この押圧力の作用する方向もロック解除状態とロック状態とで逆転するのである。
すなわち、このロック機構5には、ロック部材20がロック位置(ロック状態)にある場合にロック部材20を上方に押圧する押圧力と、ロック解除位置(ロック解除状態)にあるロック部材20を下方に押圧する押圧力とを切換可能な押圧手段が設けられている。この押圧手段は、1つのばね部材を用いて前記押圧力を切換可能としていることから、ロック機構5を部品点数が少なく簡単な構成にでき、これによって製造コストを低減でき、この点で有利である。
摘み部材21をロック解除状態からロック状態となるように時計回りに回動させていくと、ロック部材20の鉤状部22に係合していた第1突起部31aがロック部材20を下方に押し下げるように下方に移動する。なお、ロック部材20には、この第1突起部31aの先端部の回動軌跡と略同様な曲線によって形成された湾曲部34が形成されており、第1突起部31aは、水平状態から鉛直下方に移動するときに、前記湾曲部34と接触して摺動しながらロック部材20を下方に押し下げるように移動する。この第1突起部31aは、下方に向かう途中でロック部材20から離反し、この離反と略同時または離反した後に、第2突起部31bがロック部材20の鉤状部22の上面に当接し、ロック部材20を押し下げる。第1突起部31aは、その回動の過程において、前記胴部30の軸心と前記ガイド突起25とを結んだ直線と平行となった位置から、更に胴部30を時計方向に回動させた時点で前記湾曲部34から離反する。
ラッチ装置1は、また、ドアレバー4(ラッチ操作機構3)がロックされた状態において、ラッチ部材2が後退することによってロックを解除するロック解除手段36を有している。このロック解除手段36は、ラッチ部材2とロック部材20との間に設けられている。このロック解除手段36によれば、例えば、ドアが開状態でドアレバー4がロックされており、この状態からこのドアを閉めた場合に、自動的にロックが解除されるので、ドアが閉められたときに不意にロックされてしまうということを回避でき、この点で有用なものである。
前記ロック解除手段36は、ラッチ部材2が後退したときに、ラッチ軸部2bがロック位置にあるロック部材20をロック解除位置まで押し上げることによって、ロック解除するものである。
ロック解除手段36の構成、作用を説明する。ロック部材20の下部には、ラッチ軸部2bが当接する傾斜部38が形成されている。この傾斜部38は直線状に形成されている。前記ラッチ軸部2bの軸方向と前記傾斜部38の傾斜方向との交差角は約30度である。また、この傾斜部38はロック部材20の長孔24の長手方向に対して約60度の角度で傾斜して形成されている。
図3に示すように、ドアレバー4がロックされた状態では、ラッチ軸部2bの先端部が前記ロック部材20の傾斜部38の前側で当接している。この状態からラッチ部材2が後退させられると、ラッチ軸部2bの先端部が前記傾斜部38に対して摺動しながら後方に移動する。ロック部材20は、このラッチ軸部2bの移動によって、上方に押し上げられ、前記ロック部材11の第1直線部27が連結部材11の突起部35から離反して、ロックが解除される。このままラッチ部材2が後退し、ラッチ頭部2aがケーシング6内に収容されたときに、ロック部材20は、ラッチ軸部2bによってロック解除位置に押し上げられ、これに伴って摘み部材21は反時計方向に90度回動してすることになる。このとき、ラッチ軸部2bの先端部は、ロック部材20の下端部の突起部23の前面に当接した状態となる。
上述のように、ロック解除手段36は、ラッチ軸部2bが後退にすることよって前記傾斜部38と当接し、ラッチ軸部2bと傾斜部38との相対的な摺動することでロック部材をロック位置(図4において2点鎖線で示す位置)からロック解除位置にロック部材を押し上げてロック解除を行うのである。
なお、本発明は上記の実施の形態に限らず、以下のように変更・変形が可能である。
摘み部材21は、サムターン式を採用しているが、他の方式のものを用いても良い。ドアレバー4に代えて、ハンドル等の他の方式のものを用いるようにしてもよい。傾斜部38の傾斜角度は、ロック部材20の大きさ等に応じて、長孔24の長手方向に対する角度を約60度以外に設定してもよい。
なお、各部材の回動方向の説明として時計方向、反時計方向の語を用いたが、これはラッチ装置1を一方の側面からみた場合の方向を便宜的に説明したものであり、ラッチ装置1を他方の側面からみた場合には、各部材の回動方向は上述の場合と逆になる。
本発明のラッチ装置の平時の状態を示す側面図である。 ドアレバーを回動させてラッチを操作したときの状態を示す側面図である。 ドアレバーがロックされた状態を示す側面図である。 ロック解除手段によってロックが解除される作用を示す側面図である。
1 ラッチ装置
2 ラッチ部材
3 ラッチ操作機構
4 ドアレバー
5 ロック機構
6 ケーシング
10 押動部材
11 連結部材
12 枢支部
20 ロック部材
21 摘み部材
36 ロック解除手段

Claims (2)

  1. ドアレバーを回動させることでラッチ部材を出退自在に移動させるラッチ操作機構と、このラッチ操作機構をロック・ロック解除するロック機構をケーシング内に備えたドアのラッチ装置において、
    前記ラッチ部材は、前記ケーシングから出退するラッチ頭部と、このラッチ頭部が出退自在となるようにケーシング内で支持されたラッチ軸部とからなり、前記ロック機構は、ロック解除位置からロック位置の間をスライド移動してラッチ操作機構をロック・ロック解除するロック部材と、このロック部材を移動させるための摘み部材とを有し、
    前記ロック部材がロック位置にある時に前記ラッチ部材が後退して前記ラッチ軸部が当接することによって前記ロック部材を前記ロック解除位置へスライド移動させる傾斜部が前記ロック部材に設けられていることを特徴とするドアのラッチ装置。
  2. 記ロック部材はケーシング内の上部のロック解除位置から下降してロック位置まで移動するように構成されており、ラッチ部材が後退するときにラッチ軸部が前記傾斜部に当接することによりロック部材を押し上げてロック位置からロック解除位置に移動させるように構成され、
    前記ロック部材の上部には鉤状部が形成され、前記撮み部材には該摘み部材を操作することによりロック部材を上げ下げすべく前記鉤状部に係合する突起部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドアのラッチ装置。
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